JP2003240911A - マイクロレンズの製造方法、マイクロレンズ、光学膜、プロジェクション用スクリーン、及びプロジェクターシステム - Google Patents
マイクロレンズの製造方法、マイクロレンズ、光学膜、プロジェクション用スクリーン、及びプロジェクターシステムInfo
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Abstract
ができ、しかも形状を任意に制御し得るマイクロレンズ
の製造方法及びマイクロレンズ、さらにはこのマイクロ
レンズを備えた光学膜、プロジェクション用スクリー
ン、プロジェクターシステムを提供することにある。 【解決手段】 光透過性を有する基板2上に光透過性樹
脂を液滴吐出ヘッドを用いて塗布し、これを硬化させて
凸形状のマイクロレンズを形成するマイクロレンズの製
造方法である。光透過性を有する基板2上の略同一箇所
に、一つあるいは複数の液滴吐出ヘッド1から複数個の
液滴22を吐出してこれを塗布し、マイクロレンズ6の
形状を制御する。
Description
製造方法とこれによって得られたマイクロレンズ、及び
このマイクロレンズを備えた光学膜とこの光学膜を備え
たプロジェクション用スクリーン、プロジェクターシス
テムに関し、特にマイクロレンズの大きさや形状を任意
に制御できるようにしたものに関する。
ンズを多数配置した、光学素子が提供されている。この
ような光学素子としては、例えば液晶プロジェクターシ
ステムのスクリーン表面に形成されて像を明るくするも
の、光ファイバの光インタコネクションやレーザー用の
集光素子、さらには固体撮像素子において入射光を集め
るためのものなどがある。
マイクロレンズは、従来では金型を用いた成形法や、フ
ォトリソグラフィー法によって成形されていた。また、
近年では、プリンタなどに用いられているインクジェッ
ト法を応用し、微細パターンであるマイクロレンズを形
成するといった提案もなされている。
用いた成形法やフォトリソグラフィー法では、マイクロ
レンズ形成のために金型や複雑な製造工程を必要とする
ことから、その分コストが高くなってしまい、また、任
意の形状のマイクロレンズを任意の位置に形成するのが
困難であるといった不満があった。また、インクジェッ
ト法を応用した技術によれば、マイクロレンズを任意の
位置に形成するのは容易であるものの、その形状を所望
する形状に制御するのが困難であった。
で、その目的とするところは、金型などを不要にしてコ
ストを低減することができ、しかも形状を任意に制御し
得るマイクロレンズの製造方法及びマイクロレンズ、さ
らにはこのマイクロレンズを備えた光学膜、プロジェク
ション用スクリーン、プロジェクターシステムを提供す
ることにある。
本発明のマイクロレンズの製造方法では、光透過性を有
する基板上に光透過性樹脂を塗布し、これを硬化させて
凸形状のマイクロレンズを形成するに際し、光透過性を
有する基板上の略同一箇所に、一つあるいは複数の液滴
吐出ヘッドから複数個の液滴を吐出してこれを塗布し、
マイクロレンズの形状を制御することを特徴としてい
る。このマイクロレンズの製造方法によれば、液滴吐出
ヘッドを用いて光透過性樹脂からなる凸形状のマイクロ
レンズを形成するので、金型成形法やフォトリソグラフ
ィー法を用いた場合のように成形金型や複雑な製造工程
を必要とすることがなくなり、したがって製造コストの
低減化を図ることができる。また、光透過性を有する基
板上の略同一箇所に、一つあるいは複数の液滴吐出ヘッ
ドから複数個の液滴を吐出するので、この液滴の吐出個
数などによって形成するマイクロレンズの大きさや形状
を任意に決定し得るよう制御することができる。
いては、予め光透過性を有する基板表面に撥液パターン
と親液パターンとを形成しておき、その親液パターン上
の略同一箇所に、一つあるいは複数の液滴吐出ヘッドか
ら複数個の液滴を吐出してこれを塗布するのが好まし
い。このようにすれば、親液パターン上に吐出され塗布
された光透過性樹脂が、親液パターン上で接触角が小さ
く広がった状態となるので、比較的径の大きい凸形状の
ものとなり、したがって径が大きいマイクロレンズを形
成することができる。
いては、予め光透過性を有する基板表面に撥液パターン
と親液パターンとを形成しておき、その撥液パターン上
の略同一箇所に、一つあるいは複数の液滴吐出ヘッドか
ら複数個の液滴を吐出してこれを塗布するのが好まし
い。このようにすれば、撥液パターン上に吐出され塗布
された光透過性樹脂が、撥液パターン上で接触角が大き
く広がらずに高い状態となるので、比較的径が小さく厚
みのある凸形状のものとなり、したがって径が小さく高
さの高いマイクロレンズを形成することができる。
いては、液滴吐出ヘッドから複数個の液滴を吐出してこ
れを塗布する際に、これら液滴の吐出と吐出との間に硬
化処理を行うことなく、吐出する液滴の全量を塗布した
後、初めて硬化処理を行うのが好ましい。このようにす
れば、各液滴が吐出された後その自重によって光透過性
を有する基板上で広がることから、その後硬化処理する
ことにより、比較的径の大きいマイクロレンズを形成す
ることができる。
いては、液滴吐出ヘッドから複数個の液滴を吐出してこ
れを塗布する際に、これら液滴を少なくとも1回以上吐
出してから少なくとも一回硬化処理を行い、吐出する液
滴の全量を塗布した後、再度硬化処理を行うのが好まし
い。このようにすれば、液滴を少なくとも1回以上吐出
してから少なくとも一回硬化処理を行うことにより、液
滴がその自重で十分に広がる前に硬化処理し、さらにそ
の後これの上に吐出された液滴も十分に広がる前に硬化
処理することができ、したがって全体として径が小さく
高さの高いマイクロレンズを形成することができる。
によって製造されたことを特徴としている。このマイク
ロレンズによれば、前述したように成形金型を必要とし
ないことなどによって製造コストの低減化を図ることが
でき、また液滴の吐出個数によって形成するマイクロレ
ンズの大きさや形状が任意に決定できるよう制御されて
いるので、所望する大きさや形状のものとなることによ
り、設計通りの特性を発揮するものとなる。
る基板が光透過性シートあるいは光透過性フィルムから
なり、該光透過性シートあるいは光透過性フィルム上に
前記のマイクロレンズが形成されてなることを特徴とし
ている。この光学膜によれば、マイクロレンズが設計通
りの特性を発揮するものとなっていることにより、光学
膜としても所望の特性を有するものとなる。
は、フレネルンレンズとレンチキュラーシートとを備え
て構成されるプロジェクションスクリーンにおいて、レ
ンチキュラーシートとして前記の光学膜が用いられてな
ることを特徴としている。このプロジェクション用スク
リーンによれば、レンチキュラーシートとして前記の所
望特性を有する光学膜が用いられているので、このレン
チキュラーシートとなる光学膜が例えば良好な拡散性能
を有することにより、スクリーン上に投射される像の画
質を高めることができる。
源と、この光源から出射される光の光軸上に配置されて
該光源からの光を変調する光変調手段と、該光変調手段
により変調された光を結像する結像光学系と、該結像光
学系で結像された画像を写して投射像を形成するスクリ
ーンとを備えてなるプロジェクターシステムにおいて、
スクリーンとして、前記した本発明のプロジェクション
用スクリーンを用いてなることを特徴としている。この
プロジェクターシステムによれば、前記のプロジェクシ
ョン用スクリーンを用いているので、前述したように投
射される像の画質を高めることができ、これによりスク
リーン上への投射像形成を良好にすることができる。
まず、本発明のマイクロレンズの製造方法について説明
する。図1(a)〜(c)は本発明のマイクロレンズの
製造方法の第1の例を説明するための図であり、これら
の図において符号1は液滴吐出ヘッド、2は光透過性を
有する基板である。この第1の例では、まず、図1
(a)に示すように基板2の表面の、マイクロレンズの
非形成箇所に撥液パターン3を、またマイクロレンズの
形成箇所に親液パターン4を形成する。
ロレンズを例えばスクリーン用の光学膜などに適用する
場合、酢酸セルロースやプロピルセルロース等のセルロ
ース系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリエステルなどの透明樹脂(光透過性樹脂)
からなる光透過性シートあるいは光透過性フィルムが用
いられる。また、マイクロレンズをマイクロレンズアレ
イなどに適用する場合には、基板として、ガラス、ポリ
カーボネイト、ポリアリレート、ポリエーテルサルフォ
ン、アモルファスポリオレフィン、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリメチルメタクリレートなどの透明材料
(光透過性材料)からなる基板が使用される。
4との形成については、例えば以下のようなプラズマ重
合による手法が好適に採用される。まず、このプラズマ
重合による撥液処理について説明する。この処理では、
撥液処理のための原料液を用意する。原料液としては、
C4 F10やC8 F16などの直鎖状PFCからなる液体有
機物が好適に用いられる。このような原料液を用意した
ら、これの蒸気をプラズマ処理装置においてプラズマ化
する。すると、この直鎖状PFCの蒸気はプラズマ化さ
れたことにより、直鎖PFCの結合が一部切断されて活
性化する。このようにして結合の一部が切断され、活性
化したPFCが基板2の表面に到達すると、これらPF
Cは基板2上にて互いに重合し、撥液性を有するフッ素
樹脂重合膜となる。
カトリエンを用いることもできる。その場合、プラズマ
処理によって活性化させたCF4 または酸素を添加する
ことにより、得られる重合膜に撥液性を付与することが
でき、これによって撥液の重合膜を形成することができ
る。また、撥液処理の原料液としてはフルオロカーボン
を用いることもできる。その場合、プラズマ化によって
活性化したCF4 を添加することにより、プラズマ化に
よって原料液であるフルオロカーボン中のフッ素の一部
が離脱したとしても、前記の活性なフッ素が得られる重
合膜中に取り込まれるため、形成するフッ素樹脂重合膜
の撥液性を高めることができる。
して紫外線を照射すると、このフッ素樹脂重合膜が分解
して基板2表面から除去されることにより、照射部分を
親液性にすることができる。したがって、このような紫
外線照射処理によって親液処理を行うことができるので
ある。そして、このような紫外線照射を、予め所望のパ
ターニングがなされたマスクを用いて行うことにより、
撥液面に所望の親液パターンを容易に形成することがで
きるのである。
り、前述したように基板2表面に撥液パターン3と親液
パターン4とを形成する。具体的には、まず、基板2表
面をオゾン水等によって洗浄し、表面に付着している有
機物等を除去する。次に、この基板2表面、すなわち非
処理面となる上面の全面に、前述のプラズマ重合による
撥液処理を施し、基板2の表面を撥液面とする。
予め形成する親液パターン4に対応するマスクを用いて
紫外線照射を行い、図1(a)に示したように撥液面内
に多数の親液パターン4を形成する。ここで、これら親
液パターン4については、例えば直径が10μm程度の
円形状とし、縦横に多数整列配置して形成する。なお、
このように紫外線照射によって親液パターン4を形成す
ることにより、形成した親液パターン4以外の領域、す
なわち撥液処理がなされたままの領域は、そのまま撥液
パターン3となる。また、このようなマスクを用いるこ
とによる紫外線照射については、予め基板2にアライメ
ントマークを形成しておき、このアライメントマークを
基準にマスクを位置決めすることによって行う。
ーン4とを形成したら、図1(b)に示すように液滴吐
出ヘッド1より、その親液パターン4上の略同一箇所
に、光透過性樹脂からなる液滴複数個を吐出してこれを
塗布する。使用する液滴吐出ヘッド1としては、例えば
以下に示すような構造のものが用いられる。
すように例えばステンレス製のノズルプレート12と振
動板13とを備え、両者を仕切部材(リザーバプレー
ト)14を介して接合したものである。ノズルプレート
12と振動板13との間には、仕切部材14によって複
数の空間15と液溜まり16とが形成されている。各空
間15と液溜まり16の内部は光透過性樹脂を含む液状
材料で満たされており、各空間15と液溜まり16とは
供給口17を介して連通したものとなっている。また、
ノズルプレート12には、空間15から光透過性樹脂を
含む液状材料を噴射するためのノズル18が形成されて
いる。一方、振動板13には、液溜まり16に液状材料
を供給するための孔19が形成されている。
と反対側の面上には、図2(b)に示すように圧電素子
(ピエゾ素子)20が接合されている。この圧電素子2
0は、一対の電極21の間に位置し、通電するとこれが
外側に突出するようにして撓曲するよう構成されたもの
である。そして、このような構成のもとに圧電素子20
が接合されている振動板13は、圧電素子20と一体に
なって同時に外側へ撓曲するようになっており、これに
よって空間15の容積が増大するようになっている。し
たがって、空間15内に増大した容積分に相当する液状
材料が、液溜まり16から供給口17を介して流入す
る。また、このような状態から圧電素子20への通電を
解除すると、圧電素子20と振動板13はともに元の形
状に戻る。したがって、空間15も元の容積に戻ること
から、空間15内部の液状材料の圧力が上昇し、ノズル
18から基板に向けて光透過性樹脂を含む液滴22が吐
出される。なお、液滴吐出ヘッド1の吐出方式として
は、前記の圧電素子20を用いたピエゾジェットタイプ
以外の方式でもよく、例えば、エネルギー発生素子とし
て電気熱変換体を用いた方式を採用してもよい。
て、本例では図1(b)に示したように基板2表面の親
液パターン4上に、光透過性樹脂を含む液状材料、すな
わちレンズ材料となる光透過性樹脂の液滴22を複数個
吐出し、図1(c)に示すようにレンズ材料5を形成す
る。このとき、本例においては、各液滴の吐出と吐出と
の間に硬化処理を行うことなく全ての液滴を吐出し、塗
布するようにする。なお、液滴吐出ヘッド1から吐出さ
れる液滴22の一滴当たりの容量は、液滴吐出ヘッド1
や吐出する材料によっても異なるものの、通常は1pl
〜20pl程度とされる。また、吐出する液滴の個数に
ついては、形成するマイクロレンズの大きさ等に応じ
て、例えば3個、5個などのように予め設定しておく。
ポリメチルメタクリレート、ポリヒドロキシエチルメタ
クリレート、ポリシクロヘキシルメタクリレートなどの
アクリル系樹脂、ポリジエチレングリコールビスアリル
カーボネート、ポリカーボネートなどのアリル系樹脂、
メタクリル樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系
樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、
セルロース系樹脂、ポリアミド系樹脂、フッ素系樹脂、
ポリプロピレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂などの熱可
塑性または熱硬化性の樹脂が挙げられ、これらのうちの
一種が用いられ、あるいは複数種が混合されて用いられ
る。
系化合物などの光重合開始剤を配合することにより、使
用する光透過性樹脂を放射線照射硬化型のものとして用
いてもよい。すなわち、このような光重合開始剤を配合
することにより、前記光透過性樹脂に放射線照射硬化性
を付与することができるのである。ここで、放射線とは
可視光線、紫外線、遠紫外線、X線、電子線等の総称で
あり、特に紫外線が一般的に用いられる。
液滴を全て吐出すると、吐出された液滴からなるレンズ
材料5は、円形状の親液パターン4全体に濡れてこのパ
ターン上に載ると同時に、この親液パターン4から外れ
た撥液パターン3上からははじかれるようにして親液パ
ターン4側に戻されるため、結果として親液パターン4
上にて良好な凸レンズ形状、すなわち略半球状を形成す
る。
たレンズ材料5に対して、加熱処理、減圧処理、加熱減
圧処理などの乾燥処理、あるいは前述したように光透過
性樹脂が放射線照射硬化型である場合に、紫外線等の放
射線照射処理を行うことにより、これを硬化して本発明
のマイクロレンズ6とする。
あっては、親液パターン4上に吐出され塗布された光透
過性樹脂が、親液パターン4上で接触角が小さく広がっ
た状態となることにより、親液パターン4の大きさに対
応して比較的径の大きい良好な凸形状のものとなり、し
たがって硬化後得られるマイクロレンズ6を、径が大き
く良好な凸形状のものとすることができる。また、吐出
する全ての液滴22を塗布した後、初めて硬化処理を行
うようにしたので、各液滴22が吐出された後その自重
によって基板2の親液パターン4上に十分広がるように
なり、したがってこのことからも、得られるマイクロレ
ンズ6を比較的径が大きく良好な凸形状のものとするこ
とができる。また、成形金型を必要とせず、材料のロス
もほとんどなくなることから、製造コストの低減化を図
ることができる。
本発明のマイクロレンズ6は、比較的径が大きく良好な
凸形状のものとなることから、このような形状に応じた
良好な拡散性能、あるいは集光性能を有するものとな
る。また、このような大きさや形状が液滴の吐出個数に
よってさらに調整可能となっていることにより、設計通
りの特性を十分に発揮するものとなる。
ば親液パターン4上に最初の液滴22を吐出した後、全
部の液滴を塗布するまでの間(すなわち各液滴の吐出と
吐出との間)に、一度以上の硬化処理、例えば各液滴2
2の吐出毎に硬化処理を行うようにしてもよい。このよ
うにすれば、液滴22がその自重で十分に広がる前に硬
化処理され、さらにその後これの上に吐出された液滴も
十分に広がる前に硬化処理されることにより、広がりが
抑えられる分高さの高いマイクロレンズを形成すること
ができる。したがって、このような方法によれば、各液
滴22が吐出された直後に硬化させられることから、硬
化後得られるマイクロレンズを、親液パターン4の大き
さに対応して比較的径の大きいものにできると同時に、
高さの高い凸形状のものにすることができる。
出については、各液滴22間において液滴吐出ヘッド1
として同一のものを用いてもよく、またこれとは異なる
ものを用いてもよい。同一のものを用いた場合には、液
滴吐出ヘッド1を含む装置構成を簡略化することができ
る。一方、異なるものを用いた場合には、これら異なる
液滴吐出ヘッド1から順次液滴を吐出することにより、
多数のマイクロレンズをむらなく均一に形成することが
できる。すなわち、例えば一つのマイクロレンズを3個
の液滴で形成するとした場合に、三つの液滴吐出ヘッド
1を用意し、これら液滴吐出ヘッドを1個目の液滴の吐
出用、2個目の液滴の吐出用、3個目の液滴の吐出用に
分ける。そして、これら三つの液滴吐出ヘッド1を連続
させて多数の親液パターン4上で順次吐出を行わせるこ
とにより、形成する多数のマイクロレンズ間において、
その各液滴22の吐出と吐出との時間間隔をほぼ同じに
することができる。したがって、形成する多数のマイク
ロレンズ間において、時間の経過に伴う各液滴の流動の
度合いをほぼ同一にすることができ、結果として硬化後
に得られるマイクロレンズの形状を、ほぼ同じに形成す
ることができる。
の第2の例を、図3(a)〜(d)を参照して説明す
る。この第2の例が図1(a)〜(c)に示した第1の
例と異なるところは、親液パターン上でなく、撥液パタ
ーン上に液滴を吐出し、ここにマイクロレンズを形成す
る点にある。すなわち、この第2の例ではまず、第1の
例と同様にして、基板2表面をオゾン水等によって洗浄
し、表面に付着している有機物等を除去する。続いて、
この基板2表面、すなわち非処理面となる上面の全面
に、前述のプラズマ重合による撥液処理を施し、基板2
の表面を撥液面とする。
予め形成する親液パターンに対応するマスクを用いて紫
外線照射を行い、図3(a)に示すように撥液面内に親
液パターン7を形成する。なお、このように紫外線照射
によって親液パターン7を形成することにより、形成し
たこれら親液パターン7以外の領域、すなわち撥液処理
がなされたままの領域をそのまま撥液パターン8とす
る。したがって、本例では、先の第1の例と異なり、撥
液パターン8上にマイクロレンズを形成することから、
第1の例とは逆に、これら撥液パターン8をそれぞれ円
形状のパターンとし、これらを縦横に多数整列配置して
形成する。ただし、その大きさについては、後述するよ
うに撥液パターン8はこの上に吐出された液滴(光透過
性樹脂)に対する濡れ性が悪く、これを広がらせない性
状を有することから、第1の例と同等の大きさのマイク
ロレンズを形成しようとする場合、第1の例の親液パタ
ーン4の大きさ(直径)より大きくする必要がある。
ーン7とを形成したら、図3(b)、(c)に示すよう
に液滴吐出ヘッド1より、その撥液パターン8上の略同
一箇所に、光透過性樹脂からなる液滴22複数個を吐出
してこれを塗布する。このとき、本例においては、各液
滴の吐出と吐出との間毎に硬化処理を行う。そして、全
ての液滴を吐出したら、最終的な硬化処理を行う。
すると、この液滴22は、図3(b)に示したように撥
液パターン8によって基板2の面方向への広がりが制限
される。すなわち、撥液パターン8は光透過性樹脂から
なる液滴22に対しての濡れ性が悪く、したがって液滴
22はその表面積をできるだけ小さくしようとするた
め、液滴22が撥液パターン8を濡らしてその面方向に
広がるのが抑えられるからである。しかも、本例におい
ては、液滴22の吐出後、次の吐出を行う前に基板2上
の液滴22を硬化処理するので、時間の経過によって液
滴22が面方向に広がってしまうことも抑えられてい
る。
た液滴22は、硬化した液滴22のほぼ直上に着弾され
ることから、この硬化後の液滴22が、当然新たに吐出
された液滴22に対しての濡れ性が良いことにより、新
たに吐出された液滴22は、撥液パターン8上にはみ出
して広がることがほとんどなく、図3(c)に示したよ
うに硬化した液滴22上に載るようになる。そして、こ
のようにして予め設定した個数分の液滴22の吐出が順
次繰り返されることにより、図3(d)に示すように高
さが十分に高いマイクロレンズ9が得られる。
あっては、撥液パターン8上に吐出され塗布された光透
過性樹脂が、撥液パターン8上で接触角が大きく広がら
ずに高い状態となることにより、比較的径が小さく厚み
(高さ)のある凸形状のものとなり、したがって径が小
さく高さの高いものとすることができる。また、各液滴
22の吐出と吐出との間毎に硬化処理を行うようにした
ので、液滴22がその自重で十分に広がる前に硬化処理
され、さらにその後これの上に吐出された液滴22も十
分に広がる前に硬化処理される。したがって、このこと
からも、全体として径が小さく高さの高いマイクロレン
ズ9を形成することができる。
本発明のマイクロレンズ9は、径が小さく高さの高いも
のとなることから、このような形状に応じた良好な拡散
性能、あるいは集光性能を有するものとなる。また、こ
のような大きさや形状が液滴の吐出個数によってさらに
調整可能となっていることにより、設計通りの特性を十
分に発揮するものとなる。
吐出と吐出との間毎に硬化処理を行うようにしたが、本
例の方法においては、全部の液滴を塗布するまでの間
(すなわち各液滴の吐出と吐出との間)に、少なくも一
度の硬化処理を行うようにすればよく、このようにして
も、液滴22がその自重で十分に広がる前に硬化処理さ
れることにより、広がりが抑えられる分高さの高いマイ
クロレンズを形成することができる。
出するまでの間には硬化処理を行わず、吐出する液滴の
全量を塗布した後、初めて硬化処理を行うようにしても
よい。このようにすれば、各液滴が吐出された後その自
重によって基板上で広がるものの、撥液パターン8上で
あることからその広がりが制限されることにより、比較
的径が小さく高さの高いマイクロレンズを形成すること
ができる。なお、本例における液滴22の吐出について
も、先の第1の例と同様に液滴吐出ヘッド1として同一
のものを用いても行ってもよく、これとは異なるものを
用いて行ってもよい。
では、光透過性樹脂からなる液滴22を親液パターン上
または撥液パターン上に吐出したが、このような親液ま
たは撥液の処理を行うことなく、液滴22を基板2上に
直接吐出するようにしてもよく、その場合にも、吐出す
る液滴の個数によって形成するマイクロレンズの大きさ
や形状を任意に決定し得るようこれを制御することがで
き、したがって求められる拡散性能あるいは集光性能を
備えたマイクロレンズを形成することができる。
性樹脂を二種類以上用意し、これら液滴をその光透過性
樹脂毎に分けて基板2上に吐出塗布することにより、異
なる光透過性樹脂が二層あるいは三層以上に積層されて
なるマイクロレンズを形成するようにしてもよい。この
ようにして形成すれば、得られたマイクロレンズは基板
とマイクロレンズとの間、及びマイクロレンズとこれの
外側環境との間で透過光に屈折を起こさせるだけでな
く、マイクロレンズ内においてもその層間で屈折を起こ
させることができ、したがってより高い拡散性能、ある
いは集光性能を発揮するものとなる。
前記のプラズマ重合法に限定されることなく、他の種々
の手法を採用することが可能である。例えば、特開平1
1−344804号公報に開示されたパターン形成方法
に用いられるような、塗れ性を変化させることによる撥
液処理あるいは親液処理も採用可能である。
ンを形成する方法であり、基材上に光触媒の作用により
塗れ性が変化する物質を含有した光触媒含有層を設けた
パターン形成体、基材上に形成した光触媒含有層上に光
触媒の作用により塗れ性が変化する物質の含有量を形成
したパターン形成体、基材上に光触媒含有層を有し光触
媒含有層上にパターンの露光によって光触媒の作用によ
り分解除去される層を有するパターン形成体、もしくは
基材上に、光触媒、パターンの露光によって光触媒の作
用により分解される物質、及び結着剤からなる組成物層
を形成したパターン形成体にパターンの露光をし、光触
媒の作用によって表面の塗れ性を変化させる方法であ
る。このような方法によっても、基板上に光触媒含有層
を形成し、光照射を行って光触媒を作用させ、表面の塗
れ性を変化させることにより、撥液処理、あるいは親液
処理を行うことができるのである。
たマイクロレンズ6(9)を光学膜に適用した場合の例
について説明する。この光学膜は、基板11として光透
過性シートまたは光透過性フィルムが用いられて形成さ
れたもので、図4(a)、(b)に示すようにこの基板
11上に多数のマイクロレンズ30(前記マイクロレン
ズ6、9によって構成されたもの)が縦横に配設された
ことにより、本発明の光学膜31a、31bに構成され
たものである。
は、マイクロレンズ30が縦横に密に、すなわち隣合う
マイクロレンズ30、30の間隔がこのマイクロレンズ
30の径(底面の外径)に比べて十分に小となるように
互いに近接した状態に配設されたもので、後述するよう
にスクリーンのレンチキュラーシートとして用いられる
ものであり、一方図4(b)に示した光学膜31bは、
前記光学膜31aに比べマイクロレンズ30が疎に、す
なわち前記光学膜31aに比べて単位面積あたりのマイ
クロレンズ30の密度が低く形成配置されたもので、後
述するようにスクリーンの散乱膜として用いられるもの
である。
は、前述したように良好な拡散効果を発揮する前記のマ
イクロレンズ30(6、9)が形成されて構成されてい
るので、良好な拡散性能を有する膜となる。特に、図4
(a)に示した光学膜31aでは、マイクロレンズ30
が縦横に密に配設されているので、より良好な拡散性能
を発揮するものとなり、スクリーンのレンチキュラーシ
ートとして極めて良好なものとなる。一方、図4(b)
に示した光学膜31bでは、マイクロレンズ30が縦横
に疎に配設されているので、特に一旦スクリーンに入射
した後の反射光を散乱させるための散乱膜とすれば、投
射側から入射する光についてはこれを過度に散乱させる
ことなく、反射光について良好に散乱させるものとな
る。
えたプロジェクター用スクリーンの一例を示す図であ
り、図5中符号40はプロジェクター用スクリーン(以
下、スクリーンと略称する)である。このスクリーン4
0は、フィルム基材41上に、粘着層42を介してレン
チキュラーシート43が貼設され、さらにその上にフレ
ネルレンズ44、散乱膜45がこの順に配設されて構成
されたものである。
に示した光学膜31aによって構成されたもので、光透
過性シート(基板11)上に多数のマイクロレンズ30
を密に配置して構成されたものである。また、散乱膜4
5は、図4(b)に示した光学膜31bによって構成さ
れたもので、前記のレンチキュラーシート43の場合に
比べ、光透過性シート(基板11)上にマイクロレンズ
30を疎に配置して構成されたものである。
ンチキュラーシート43として前記の光学膜31aを、
また散乱膜45として前記の光学膜31bを用いている
ことから、比較的安価なものとなる。また、レンチキュ
ラーシート43となる光学膜31aが良好な拡散性能を
有することにより、スクリーン40上に投射される像の
画質を高めることができ、さらに、散乱膜45となる光
学膜31bが良好な拡散性能を有することにより、スク
リーン40上に投射される像の視認性を高めることがで
きる。また、散乱膜は基本的にプロジェクターからの投
射光を透過させる必要があるが、この散乱膜45ではレ
ンチキュラーシートに比べ、単位面積あたりの個々の凸
形状のマイクロレンズの密度が低く形成されているの
で、後述するようにプロジェクターからの投射光の良好
な透過性を十分に確保することができる。
に示した例に限定されることなく、例えばレンチキュラ
ーシート43としてのみ前記の光学膜31aを用いても
よく、また散乱膜45としてのみ前記の光学膜31bを
用いるようにしてもよい。これらのスクリーンにあって
も、例えばレンチキュラーシート43として前記の光学
膜31aを用いることにより、このレンチキュラーシー
ト43が良好な拡散性能を有することから、スクリーン
上に投射される像の画質を高めることができる。また、
散乱膜45として前記の光学膜31bを用いることによ
り、この散乱膜45が良好な拡散性能を有することか
ら、この散乱膜45を透過した光が反射して再度この散
乱膜45に入射した(反射してきた)際、この入射光
(反射光)を散乱膜45で散乱させることによってこれ
の正反射を抑えることができ、したがってスクリーン上
に投射される像の視認性を高めることができる。
クリーン40を備えたプロジェクターシステムの一例を
示す図であり、図6中符号50はプロジェクターシステ
ムである。このプロジェクターシステム50は、プロジ
ェクター51と前記のスクリーン40とを備えて構成さ
れたものである。プロジェクター51は、光源52と、
この光源52から出射される光の光軸上に配置されて該
光源52からの光を変調する液晶ライトバルブ53と、
該液晶ライトバルブ53を透過した光の画像を結像する
結像レンズ(結像光学系)54とから構成されている。
ここで、液晶ライトバルブに限らず、光を変調する手段
であればよく、例えば微小な反射部材を駆動(反射角度
を制御)して光源からの光を変調する手段を用いても良
い。
は、スクリーンとして図5に示したプロジェクション用
スクリーン40を用いているので、前述したように投射
される像の視認性を高め、かつスクリーン40上に投射
される像の画質を高めることができ、さらには光学膜3
1bからなる散乱膜45により、プロジェクター51か
らの投射光の良好な透過性を十分に確保することができ
る。
おいても、使用するスクリーンとしては図5に示したス
クリーン40に限定されることなく、前述したようにレ
ンチキュラーシート43としてのみ前記の光学膜31a
を用いたものでもよく、また散乱膜45としてのみ前記
の光学膜31bを用いたものでもよい。
たような光学膜31a、31bにのみ適用されるのでな
く、他の種々の光学素子や光学部品に適用可能である。
例えば、光ファイバの光インタコネクションやレーザー
用の集光素子、さらには液晶装置や固体撮像素子におけ
る集光用のマイクロレンズなどとしても適用可能であ
る。
ンズの製造方法によれば、製造コストの低減化を図るこ
ともでき、また、光透過性を有する基板上の略同一箇所
に、一つあるいは複数の液滴吐出ヘッドから複数個の液
滴を吐出するので、液滴の吐出個数によって形成するマ
イクロレンズの大きさや形状を任意に決定し得るよう制
御することができる。本発明のマイクロレンズによれ
ば、製造コストの低減化が図られたものとなり、また、
液滴の吐出個数によって形成するマイクロレンズの大き
さや形状が任意に決定できるよう制御されているので、
所望する大きさや形状のものとなることにより、設計通
りの特性を発揮するものとなる。
が設計通りの特性を発揮するものとなっていることによ
り、光学膜としても所望の特性を有するものとなる。本
発明のプロジェクション用スクリーンによれば、レンチ
キュラーシートとして前記の所望特性を有する光学膜が
用いられているので、このレンチキュラーシートとなる
光学膜が良好な拡散性能を有することにより、スクリー
ン上に投射される像の画質を高めることができる。本発
明のプロジェクターシステムによれば、前記のプロジェ
クション用スクリーンを用いているので、前述したよう
に投射される像の画質を高めることができ、これにより
スクリーン上への投射像形成を良好にすることができ
る。
製造方法の第1の例を工程順に説明するための図であ
り、(a)は要部平面図、(b)、(c)は要部側断面
図である。
図であり、(a)は要部斜視図、(b)は要部側断面図
である。
製造方法の第2の例を工程順に説明するための図であ
り、(a)は要部平面図、(b)〜(d)は要部側断面
図である。
例を示す要部斜視図である。
を示す要部側断面図である。
略構成を説明するための図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 光透過性を有する基板上に光透過性樹脂
を塗布し、これを硬化させて凸形状のマイクロレンズを
形成するに際し、光透過性を有する基板上の略同一箇所
に、一つあるいは複数の液滴吐出ヘッドから複数個の液
滴を吐出してこれを塗布し、マイクロレンズの形状を制
御することを特徴とするマイクロレンズの製造方法。 - 【請求項2】 予め光透過性を有する基板表面に撥液パ
ターンと親液パターンとを形成しておき、その親液パタ
ーン上の略同一箇所に、一つあるいは複数の液滴吐出ヘ
ッドから複数個の液滴を吐出してこれを塗布することを
特徴とする請求項1記載のマイクロレンズの製造方法。 - 【請求項3】 予め光透過性を有する基板表面に撥液パ
ターンと親液パターンとを形成しておき、その撥液パタ
ーン上の略同一箇所に、一つあるいは複数の液滴吐出ヘ
ッドから複数個の液滴を吐出してこれを塗布することを
特徴とする請求項1記載のマイクロレンズの製造方法。 - 【請求項4】 液滴吐出ヘッドから複数個の液滴を吐出
してこれを塗布する際に、これら液滴の吐出と吐出との
間に硬化処理を行うことなく、吐出する液滴の全量を塗
布した後、初めて硬化処理を行うことを特徴とする請求
項1記載のマイクロレンズの製造方法。 - 【請求項5】 液滴吐出ヘッドから複数個の液滴を吐出
してこれを塗布する際に、これら液滴を少なくとも1回
以上吐出してから少なくとも一回硬化処理を行い、吐出
する液滴の全量を塗布した後、再度硬化処理を行うこと
を特徴とする請求項1記載のマイクロレンズの製造方
法。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の方法に
より製造されたことを特徴とするマイクロレンズ。 - 【請求項7】 前記光透過性を有する基板が光透過性シ
ートあるいは光透過性フィルムからなり、該光透過性シ
ートあるいは光透過性フィルム上に請求項6記載のマイ
クロレンズが形成されてなることを特徴とする光学膜。 - 【請求項8】 フレネルンレンズとレンチキュラーシー
トとを備えて構成されるプロジェクションスクリーンに
おいて、前記レンチキュラーシートとして請求項7記載
の光学膜が用いられてなることを特徴とするプロジェク
ション用スクリーン。 - 【請求項9】 光源と、この光源から出射される光の光
軸上に配置されて該光源からの光を変調する光変調手段
と、該光変調手段により変調された光を結像する結像光
学系と、該結像光学系で結像された画像を写して投射像
を形成するスクリーンとを備えてなるプロジェクターシ
ステムにおいて、前記スクリーンとして、請求項8記載
のプロジェクション用スクリーンを用いてなることを特
徴とするプロジェクターシステム。
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