JP2003239805A - スターリング機関用熱交換器及びその製造方法 - Google Patents
スターリング機関用熱交換器及びその製造方法Info
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Abstract
部の内面にぴったりと密着したスターリング機関用熱交
換器及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 円筒の本体4の内面に環状のコルゲート
フィン2を圧着するスターリング機関用熱交換器1の製
造方法であって、前記本体4の一端4x部の内面に前記
コルゲートフィン2を保持しておき、このコルゲートフ
ィン2の内側から延性に富む材料から成るリング3を同
心的に挿入し、そのリング3の内面から径方向に均一な
力を加えて塑性変形させることにより、前記コルゲート
フィン2を前記本体4の内面に圧着させることを特徴と
するスターリング機関用熱交換器1およびその製造方
法。
Description
に用いられる熱交換器及びその製造方法に関するもので
ある。
ング機関用熱交換器の製造方法について図15を参照し
て説明する。まず、円筒の本体4の一端4x部の内面に
環状のコルゲートフィン2を挿入して保持しておく。そ
して、このコルゲートフィン2の内側に、コルゲートフ
ィン2の内径よりもわずかに大きな外径を有するリング
3を嵌めることにより、コルゲートフィン2を内側から
本体4の内面に圧着して固定する。
側に嵌めるには、伸縮性を有する治具16を利用する。
すなわち、先細になった円柱の治具16にリング3を嵌
め、コルゲートフィン2の内側に圧入していき、コルゲ
ートフィン2(したがって、本体4)とリング3の一端
面同士が揃ったら、治具16を径方向へ圧縮し、すぼめ
て引き抜く。これにより、簡単に熱交換器1を製造でき
る。
3の挿入時に、コルゲートフィン2を本体4の一端4x
部の内面に保持しておく必要がある。従来の熱交換器1
では、本体4の内面は、その軸方向の一端4xから他端
4yまで内径は等しく、滑りやすくなっていた。そのた
め、リング3の挿入方向の力がコルゲートフィン2の内
側から加わり、本体4の一端4x部に保持していたコル
ゲートフィン2が奥に入り、その位置がずれてしまうこ
ともあった。この場合、引っ込んだコルゲートフィン2
を元に戻さねばならず、非常に手間が掛かるという問題
があった。
の本体の一端部の内面にぴったりと密着できるスターリ
ング機関用熱交換器及びその製造方法を提供することを
目的とする。
本発明は、円筒の本体の内面に環状のコルゲートフィン
を圧着するスターリング機関用熱交換器の製造方法であ
って、前記本体の一端部の内面に前記コルゲートフィン
を保持しておき、このコルゲートフィンの内側から延性
に富む材料から成るリングを同心的に挿入し、そのリン
グの内面から径方向に均一な力を加えて塑性変形させる
ことにより、前記コルゲートフィンを前記本体の内面に
圧着させることを特徴としている。この方法によると、
保持しているコルゲートフィンの軸方向ではなく、径方
向に内側から力が加わることになるため、コルゲートフ
ィンがずれて本体の奥に入ってしまう心配がない。した
がって、補正の手間も省け、熱交換器の生産性が向上す
る。
トフィンを圧着して成るスターリング機関用熱交換器で
あって、コルゲートフィンの内側にこのコルゲートフィ
ンの内径よりわずかに大きな外径を有するリングを同心
的に嵌めることにより、前記コルゲートフィンを前記本
体の内面に圧着させて成り、前記本体の一端部に前記コ
ルゲートフィンを挿入・保持する溝を設けたことを特徴
としている。この熱交換器によると、コルゲートフィン
を溝に挿入・保持するため、その保持が容易になる。
接合して構成することにより、その内径の大きな管材の
内面と内径の小さな管材の一端面で前記溝を形成するこ
とができるため、溝を形成するための本体の加工が容易
になる。
ンを圧着するスターリング機関用熱交換器の製造方法で
あって、前記本体の一端部の内面に前記コルゲートフィ
ンをリング外側に保持した部品を保持しておき、そのリ
ングの内面から径方向に均一な力を加えて塑性変形させ
ることにより、前記コルゲートフィンを前記本体の内面
に圧着させることを特徴としている。この方法による
と、保持している部品の軸方向ではなく、径方向に内側
から力が加わることになるため、コルゲートフィンがず
れて本体の奥に入ってしまう心配がない。したがって、
補正の手間も省け、熱交換器の生産性が向上する。
ー面が内面に施された円筒の本体の前記テーパー面に環
状のコルゲートフィンを圧着して成るスターリング機関
用熱交換器を特徴としている。この熱交換器によると、
生産の観点では、一定の力でコルゲートフィンを挿入し
ている限り、コルゲートフィンが本体のテーパー面より
も奥に入ってしまう心配がない。したがって、補正の手
間も省け熱交換器の生産性が向上する。性能の観点で
は、作動媒体の流入側外径がテーパーにより拡大されて
いりので、流入抵抗が減少し熱交換効率が向上する。
配設するリングとして、その外面がテーパー面と平行な
斜面となるように加工されたものを使用することによ
り、コルゲートフィンをぴったりとテーパー面に圧着で
きるため、性能の安定した熱交換器を提供できる。
トフィンを圧着するスターリング機関用熱交換器の製造
方法であって、延性に富む材料から成る本体の一端部に
前記コルゲートフィンをリング外側に保持した部品を同
心的に挿入し、前記本体の外面から径方向に均一な力を
加えて塑性変形させることにより、前記コルゲートフィ
ンを前記本体の内面に圧着させることを特徴としてい
る。この方法によると、保持している部品の軸方向では
なく、径方向に外側から力が加わることになるため、コ
ルゲートフィンがずれて本体の奥に入ってしまう心配が
ない。したがって、補正の手間も省け、熱交換器の生産
性が向上する。
大となるように前記円筒の厚みを変化させた本体の一端
部に環状のコルゲートフィンを圧着するスターリング機
関用熱交換器の製造方法であって、前記コルゲートフィ
ンをリング外側に保持した部品を前記本体の他端から同
心的に挿入することにより、前記コルゲートフィンを前
記本体の一端部内面に圧着させることを特徴としてい
る。この方法によると、部品の挿入が終わった時点で熱
交換器が完成しており、その状態では本体とコルゲート
フィンの一端面同士が一致している。したがって、補正
の手間も省け、熱交換器の生産性が向上する。仮に、コ
ルゲートフィンが本体の一端よりも外に飛び出してしま
っても、少し押し込んで戻すだけで簡単にずれを補正で
きる。
の側面に突起を設けて段差を形成することにより、リン
グの段差にコルゲートフィンが支持または保持されるの
で、部品の段差側から挿入することにより挿入方向にコ
ルゲートフィンがずれる心配がない。又は挿入方向にも
その反対方向にもコルゲートフィンがずれる心配がな
い。
説明する。従来のスターリング機関用熱交換器と同一の
名称の部品には共通の符号を附している。図1は、本発
明の第1の実施形態に係るスターリング機関用熱交換器
の製造方法を示す図であり、図2は、この熱交換器の斜
視図である。
トフィン2を円筒の本体4の一端4x部の内面に保持し
ておく。コルゲートフィン2の外径Dfは、本体4の内
径Rbにほぼ等しい寸法であることが望ましい。次に、
図1(b)に示すように、コルゲートフィン2の内径R
fと同程度又はそれよりわずかに小さな外径Drを有す
るリング3をコルゲートフィン2の内側に同心的に挿入
し、さらにこのリング3の内側に拡管棒5を挿入する。
このリング3は、アルミ、銅、鉄系の延性に富む材料で
できており、外力により容易に塑性変形する。また、拡
管棒5は、拡管装置によって径(放射)方向に均一な力
を与えるものである。
拡管棒5によって、リング3の内側から径方向に力を加
え、径を拡大するようにリング3を塑性変形させ、コル
ゲートフィン2を内側から本体4の内面に圧着する。こ
れにより、図1(c)のように、コルゲートフィン2は
押し広げられて本体4の内面にぴったりと密着し、図2
のような熱交換器1が完成する。
トフィン2の軸方向ではなく、径方向に力が加わること
になるため、コルゲートフィン2がずれて本体4の奥に
入ってしまう心配がない。したがって、補正の手間も省
け、熱交換器1の生産性が向上する。
明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係るスター
リング機関用熱交換器の製造方法の一例を示す図であ
る。
部の側面には、一対の突起31を設けることにより、段
差3xが形成されており、その突起31の分、リング3
の長さLrは、コルゲートフィン2の長さLfよりも長
くなっている。また、環状のコルゲートフィン2の内径
はリング3の外径にほぼ等しい寸法であることが望まし
い。
うにしてリング3にコルゲートフィン2を嵌めこむと、
コルゲートフィン2の一端が段差3xに支持される。
グ3外面に保持した部品を、図3(b)に示すように、
円筒の本体4に同心的に挿入し、本体4の一端4x部の
内面に保持しておく。リング3はアルミ、銅、鉄系の延
性に富む材料でできており、外力により容易に塑性変形
する。
のように、拡管棒5によってリング3の内側から径方向
に力を加えることにより、径が拡大するようにリング3
が塑性変形し、コルゲートフィン2を内側から本体4の
内面に圧着することができる。これにより、図3(c)
のように、コルゲートフィン2は本体4の内面にぴった
りと密着し熱交換器1が完成する。
トフィン2が軸方向ではなく、径方向に力が加わること
になるため、コルゲートフィン2がずれて本体4の奥に
入ってしまう心配がない。したがって、補正の手間も省
け、熱交換器1の生産性が向上する。
いてもよい。その場合は、重力の方向とは関係無く、コ
ルゲートフィン2はリング3とずれずに保持できるた
め、リング3をいかなる方向で組み立てても、コルゲー
トフィン2がずれて本体4の奥に入ってしまう心配がな
い。
明する。図4は、本発明の第3の実施形態に係るスター
リング機関用熱交換器の製造方法を示す図である。図4
に示すように、本体4の一端4x部の内面には、開口し
た一端4xの内径Rbが最大径となるテーパー面4aが
全周に施されている。コルゲートフィン2の内側には、
あらかじめその内径よりもわずかに大きな外径を有する
リング3を嵌めておく。これにより、コルゲートフィン
2は、内側からリング3に圧迫され、伸縮性により外径
Dfが少し広がる。
ートフィン2を本体4の一端4x側から一定の力で同心
的に挿入する。コルゲートフィン2は、前述のように外
径Dfが少し広がっているため、図4(b)のように、
本体4のテーパー面4aの根元に達して止まる。これに
より、コルゲートフィン2は押し広げられて本体4の内
面にぴったりと密着し、図2のような熱交換器1が完成
する。
フィン2を挿入している限り、コルゲートフィン2が本
体4のテーパー面4aよりも奥に入ってしまう心配がな
い。したがって、補正の手間も省け、熱交換器1の生産
性が向上する。
の外面3aがテーパー面4aと平行な斜面となるように
加工されたものを使用すると良い。この場合は、コルゲ
ートフィン2を一層ぴったりとテーパー面4aに圧着で
きるため、性能の安定した熱交換器1を提供できる。
る。図6は、本発明の第4の実施形態に係るスターリン
グ機関用熱交換器の製造方法の一例を示す図である。
トフィン2をリング3の外面に保持しておく。このと
き、コルゲートフィン2の内径はリング3の外径にほぼ
等しいか僅かに大きな寸法であることが望ましい。
グ3外面に保持した部品を、図6(b)に示すように、
コルゲートフィン2の外径と同程度またはわずかに大き
な内径を有する円筒の本体4に同心的に挿入し、本体4
の一端4x部の内面に保持しておく。この円筒の本体4
はアルミ、銅、鉄系の延性に富む材料でできており、外
力により容易に塑性変形する。
のように、治具6によって円筒の本体4の外側から径方
向に力を加え、径を縮小するように本体4を塑性変形さ
せ、本体4をコルゲートフィン2に圧着する。これによ
り、図6(c)のように、コルゲートフィン2は本体4
の内面にぴったりと密着し熱交換器1が完成する。
トフィン2が軸方向ではなく、径方向に力が加わること
になるため、コルゲートフィン2がずれて本体4の奥に
入ってしまう心配がない。したがって、補正の手間も省
け、熱交換器1の生産性が向上する。
明する。図7は、本発明の第5の実施形態に係るスター
リング機関用熱交換器の製造方法の一例を示す図であ
る。
部の側面には、一対の突起31を設けることにより、段
差3xが形成されており、その突起31の分、リング3
の長さLrは、コルゲートフィン2の長さLfよりも長
くなっている。また、環状のコルゲートフィン2の内径
はリング3の外径にほぼ等しい寸法であることが望まし
い。
うにしてリング3にコルゲートフィン2を嵌めこむと、
コルゲートフィン2の一端面が段差3xに支持される。
グ3外面に保持した部品を、図7(b)に示すように、
円筒の本体4に同心的に挿入し、本体4の一端4x部の
内面に保持しておく。本体4はアルミ、銅、鉄系の延性
に富む材料でできており、外力により容易に塑性変形す
る。
のように、治具6によって円筒の本体4の外側から径方
向に力を加えることにより、径が縮小するように本体4
が塑性変形し、本体4をコルゲートフィン2に圧着する
ことができる。これにより、図7(c)のように、コル
ゲートフィン2は本体4の内面にぴったりと密着し熱交
換器1が完成する。
リング3とずれずに保持でき、保持している部品に軸方
向ではなく径方向に力が加わることになるため、コルゲ
ートフィン2がずれて本体4の奥に入ってしまう心配が
ない。したがって、補正の手間も省け、熱交換器1の生
産性が向上する。
明する。図8は、本発明の第6の実施形態に係るスター
リング機関用熱交換器の製造方法の一例を示す図であ
る。
部の側面には、一対の突起31,32を設けることによ
り、段差3x,3yがそれぞれ形成されており、その突
起31,32の分、コルゲートフィン2の長さLfより
も長くなっている。また、環状のコルゲートフィン2の
内径はリング3の外径にほぼ等しい寸法であることが望
ましい。
うにリング3を持ち、コルゲートフィン2を突起32の
外径よりも大きくなるように僅かに広げたのち、リング
3の外面において段差3x,3yに挟まれる位置に持っ
てくと、コルゲートフィン2の一端面,他端面と段差3
x,3yがそれぞれ接し、重力の方向とは関係無く、コ
ルゲートフィン2をリング3の外面にずれが生じない状
態で保持できる。
グ3外面に保持した部品を、図8(b)に示すように、
円筒の本体4に同心的に挿入し、本体4の一端4x部の
内面に保持しておく。本体4はアルミ、銅、鉄系の延性
に富む材料でできており、外力により容易に塑性変形す
る。
のように、治具6によって円筒の本体4の外側から径方
向に力を加えることにより、径が縮小するように本体4
が塑性変形し、本体4をコルゲートフィン2に圧着する
ことができる。これにより、図8(c)のように、コル
ゲートフィン2は本体4の内面にぴったりと密着し熱交
換器1が完成する。
は関係無くコルゲートフィン2はリング3とずれずに保
持でき、保持している部品に軸方向ではなく、径方向に
力が加わることになるため、コルゲートフィン2がずれ
て本体4の奥に入ってしまう心配がない。したがって、
補正の手間も省け、熱交換器1の生産性が向上する。
明する。図9は、本発明の第7の実施形態に係るスター
リング機関用熱交換器の製造方法を示す図である。本体
4の内面は、図9に示すように、一端4x部が肉厚の厚
い(したがって、内径Rbの小さな)装着面4bとなっ
ている。そして、他端4yから所定の長さで肉厚の薄い
(したがって、内径Rb'の大きな)定径面4cが伸
び、その末端から斜面4dとなって前記装着面4bに繋
がる形状をしている。この結果、本体4の内径は、一端
4xが最大で、他端4yが最小となる。コルゲートフィ
ン2の内側には、あらかじめその内径よりもわずかに大
きな外径を有するリング3を嵌めておく。これにより、
コルゲートフィン2は、内側からリング3に圧迫され、
伸縮性により外径Dfが少し広がる。
ートフィン2を本体4の他端4y側から一定の力で同心
的に挿入する。コルゲートフィン2は、前述のように外
径Dfが少し広がっているが、内径Rb'の比較的大き
な本体4の定径面4cはすり抜け、斜面4dに沿ってす
べりながら外側から圧迫される。そして、図9(b)に
示すように、本体4とコルゲートフィン2の一端面同士
が揃ったら、挿入を止める。これにより、コルゲートフ
ィン2は圧縮されて本体4の装着面4bにぴったりと密
着し、熱交換器1が完成する。
挿入が終わった時点で熱交換器1が完成しており、その
状態では本体4とコルゲートフィン2の一端面同士が一
致している。したがって、補正の手間も省け、熱交換器
1の生産性が向上する。仮に、コルゲートフィン2が本
体4の一端4xよりも外に飛び出してしまっても、少し
押し込んで戻すだけで簡単にずれを補正できる。
明する。図10は、本発明の第8の実施形態に係るスタ
ーリング機関用熱交換器の製造方法の一例を示す図であ
る。
31を設けることにより、段差3xが形成されており、
その突起31の分、リング3の長さLrは、コルゲート
フィン2の長さLfよりも長くなっている。また、環状
のコルゲートフィン2の内径はリング3の外径にほぼ等
しい寸法であることが望ましい。
うにしてリング3にコルゲートフィン2を嵌めこむと、
コルゲートフィン2の一端面と段差3xが接し、コルゲ
ートフィン2をリング3の外面にずれが生じない状態で
保持できる。
グ3外面に保持した部品を、図10(a)の矢印のよう
に、図9と同様な形状をした円筒の本体4の他端4yか
ら同心的に挿入することにより、コルゲートフィン2は
外側から圧迫されながらリング3とともに本体4に挿入
される。これにより、コルゲートフィン2は圧縮されて
本体4の装着面4bにぴったりと密着し、熱交換器1が
完成する。
リング3外面に保持した部品に軸方向より径方向に大き
な力が加わると共に段差3xによって軸方向のずれが規
制されるため、コルゲートフィン2がずれて本体4の奥
に入ってしまう心配がない。したがって、補正の手間も
省け、熱交換器1の生産性が向上する。
けると、コルゲートフィン2はリング3とずれずに保持
できるため、本体4の上下を逆さにして上方から挿入す
ることができる。
明する。図11は、本発明の第9の実施形態に係るスタ
ーリング機関用熱交換器の製造方法の一例を示す図であ
る。
4の一端4x部の内径を大きくして内面に溝41を設け
ることにより、本体4の内面の1箇所の全周に段差4z
を形成している。また、環状のコルゲートフィン2の外
径は溝41の内径より少し大きな寸法である。
4の溝41に挿入し、本体4の一端4x部の内面に保持
しておく。溝41の幅Wはコルゲートフィン2の長さに
ほぼ等しい寸法であるため、コルゲートフィン2と本体
4の端面同士が一致するとともに、コルゲートフィン2
の一端面の縁部と段差4zが接することになる。したが
って、段差4zを下側にすることにより、コルゲートフ
ィン2は本体4とずれずに保持できる。
グ3を一端4x側から、本体4と同心となるように、コ
ルゲートフィン2の内側に挿入する。このリング3の外
径はコルゲートフィン2の内径より少し大きな寸法に設
定されている。これにより、図11(b)に示すよう
に、コルゲートフィン2は本体4の内面にぴったりと密
着し熱交換器1が完成する。
め、リング3の外面角部のコルゲートフィン2と接する
部分にテーパーを設けると良い。
4の塑性変形や、第2の実施形態に記したようにリング
3の塑性変形によって、コルゲートフィン2を本体4の
内面にぴったりと密着させ熱交換器1を作製すると良
い。
段差4zに支えられて保持され、コルゲートフィン2が
軸方向にずれて本体4の奥に入ってしまう心配がない。
したがって、補正の手間も省け、熱交換器1の生産性が
向上する。
説明する。図12は、本発明の第10の実施形態に係る
スターリング機関用熱交換器の製造方法の一例を示す図
である。
4の一端4x近傍の内径を大きくして内面に溝41を設
けることにより、本体4の内面全周に2箇所の段差4z
を形成している。また、環状のコルゲートフィン2の外
径は溝41の内径にほぼ等しい寸法である。
4の一端4x部の開口径よりも小さくなるように僅かに
縮径させたのち、本体4の溝41に挿入する。ここで、
溝41の幅Wはコルゲートフィン2の長さにほぼ等しい
寸法である。そのため、コルゲートフィン2の両端面の
縁部が段差4z部で溝4と接することになり、重力の方
向とは関係無く、コルゲートフィン2は本体4と軸方向
にずれずに保持できる。
グ3を一端4x側から、本体4と同心となるように、コ
ルゲートフィン2の内側に挿入する。このリング3の外
径はコルゲートフィン2の内径より少し大きな寸法に設
定されている。これにより、図12(b)に示すように
コルゲートフィンは本体4の内面にぴったりと密着し熱
交換器1が完成する。
め、リング3の外面の最初にコルゲートフィン2と接す
る角部にテーパーを設けると良い。
4の塑性変形や、第2の実施形態に記したようにリング
3の塑性変形によって、コルゲートフィン2を本体4の
内面にぴったりと密着させ熱交換器1を作製すると更に
良い。
段差4zにより挟まれて保持されており、重力に関係無
く、コルゲートフィン2がずれて本体4の奥に入ってし
まう心配がない。したがって、補正の手間も省け、熱交
換器1の生産性が向上する。
説明する。図13は、本発明の第11の実施形態の一例
を示す図である。図13に示すように、本体4は、同種
の材料から成る円筒型部材42とリング型部材43の2
つの異なる管材を接合して構成されている。円筒型部材
42とリング型部材43の外径は等しいが、厚みは円筒
型部材42の方が厚く、その分、内径が小さくなってい
る。
に示す第9の実施形態の本体4と同様、リング型部材4
3の内面と円筒型部材42の一端面によって本体4の一
端4x部に溝41と段差4zが形成される。また、さら
に円筒型部材42と同内径のもう一つのリング型部材を
継ぎ足すことにより、図12に示す第10の実施形態と
同様な溝41を設けることもできる。
設けるための加工が不要となり、製造工程の自動化によ
り製造コストの低下につながる。
説明する。図14は、本発明の第12の実施形態に係る
スターリング機関用熱交換器の製造方法の一例を示す図
である。
4x部の内面に図11に示す第9の実施形態と同様の溝
41を設けるとともに、本体4の内面の1箇所の全周に
段差4zを形成している。
の突起31を設けることにより、段差3zが形成されて
いる。環状のコルゲートフィン2の外径は本体4の溝4
1より少し大きい寸法である。
のコルゲートフィン2を溝41に挿入して、本体4の一
端4x部の内面に保持しておく。このとき、コルゲート
フィン2の一端面の縁部が段差4z部で溝41と接して
いる。したがって、段差4zを下側にすることにより、
コルゲートフィン2は本体4とずれずに保持できる。
グ3を一端4x側から、本体4と同心となるように、コ
ルゲートフィン2の内側に挿入する。このリング3の円
柱部の外径はコルゲートフィン2の内径より少し大きな
寸法に設定されている。
内面に挿入していくと、段差3xがコルゲートフィン2
に当たり、リング3は奥にずれることなく所定の位置で
止まる。これにより、図14(b)に示すようにコルゲ
ートフィンは本体4の内面にぴったりと密着し熱交換器
1が完成する。
段差4zに支えられて保持され、コルゲートフィン2が
軸方向にずれて本体4の奥に入ってしまう心配がなく、
さらにリング3も所定の位置に設置することができる。
したがって、補正の手間も省け、熱交換器1の生産性が
向上する。
に、空洞の開口よりもわずかに内側に設けて、溝4zを
2箇所に形成し、コルゲートフィン2を上下の段差4z
により挟んで保持するようにしてもよい。この場合は、
本体4を逆さにしても熱交換器1が落下しないため、重
力の方向に関わらず、熱交換器1を容易に製造できる。
のように、コルゲートフィン2をリング3外面に保持し
た部品を、本体4の内面に同心的に挿入していく方法で
もよい。また、リング3の挿入をしやすくするため、リ
ング3の外面の最初にコルゲートフィン2と接するコー
ナ部分にテーパーを設けてもよい。
4の塑性変形や、第8の実施形態に記したようにリング
3の塑性変形によって、コルゲートフィン2を本体4の
内面にぴったりと密着させ熱交換器1を作製してもよ
い。
筒の本体の内面に環状のコルゲートフィンをぴったりと
密着できる。また、コルゲートフィンの位置が軸方向に
ずれる心配がないため、補正の手間が省け、熱交換器の
生産性が向上する。
機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、リング
挿入前の本体の断面図(a)、リングの挿入後の本体の
断面図(b)、コルゲートフィンを本体に圧着して完成
した熱交換器の断面図(c)をそれぞれ示している。
機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、リング
およびコルゲートフィンの一体物の挿入時の断面図
(a)、リングおよびコルゲートフィンの一体物の挿入
後の本体の断面図(b)、コルゲートフィンを本体に圧
着して完成した熱交換器の断面図(c)をそれぞれ示し
ている。
機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、コルゲ
ートフィンとリングの一体物の挿入前の本体の断面図
(a)、コルゲートフィンを本体に圧着して完成した熱
交換器の断面図(b)をそれぞれ示している。
機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、リング
およびコルゲートフィンの一体物の挿入時の断面図
(a)、リングおよびコルゲートフィンの一体物の挿入
後の本体の断面図(b)、コルゲートフィンを本体に圧
着して完成した熱交換器の断面図(c)をそれぞれ示し
ている。
機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、リング
およびコルゲートフィンの一体物の挿入時の断面図
(a)、リングおよびコルゲートフィンの一体物の挿入
後の本体の断面図(b)、コルゲートフィンを本体に圧
着して完成した熱交換器の断面図(c)をそれぞれ示し
ている。
機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、リング
およびコルゲートフィンの一体物の挿入時の断面図
(a)、リングおよびコルゲートフィンの一体物の挿入
後の本体の断面図(b)、コルゲートフィンを本体に圧
着して完成した熱交換器の断面図(c)をそれぞれ示し
ている。
機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、コルゲ
ートフィンとリングの一体物の挿入時の本体の断面図
(a)、コルゲートフィンを本体に圧着して完成した熱
交換器の断面図(b)をそれぞれ示している。
グ機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、リン
グおよびコルゲートフィンの一体物の挿入時の断面図
(a)、コルゲートフィンを本体に圧着して完成した熱
交換器の断面図(b)をそれぞれ示している。
グ機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、リン
グ挿入時の断面図(a)、コルゲートフィンを本体に圧
着して完成した熱交換器の断面図(b)をそれぞれ示し
ている。
ング機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、リ
ング挿入時の断面図(a)、コルゲートフィンを本体に
圧着して完成した熱交換器の断面図(b)をそれぞれ示
している。
部材よりなる本体の断面図である。
ング機関用熱交換器の製造方法を示す模式図であり、リ
ング挿入時の断面図(a)、コルゲートフィンを本体に
圧着して完成した熱交換器の断面図(b)をそれぞれ示
している。
方法を示す模式図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 円筒の本体の内面に環状のコルゲートフ
ィンを圧着するスターリング機関用熱交換器の製造方法
であって、前記本体の一端部の内面に前記コルゲートフ
ィンを保持しておき、このコルゲートフィンの内側から
延性に富む材料から成るリングを同心的に挿入し、その
リングの内面から径方向に均一な力を加えて塑性変形さ
せることにより、前記コルゲートフィンを前記本体の内
面に圧着させることを特徴とするスターリング機関用熱
交換器の製造方法。 - 【請求項2】 円筒の本体の内面に環状のコルゲートフ
ィンを圧着して成るスターリング機関用熱交換器であっ
て、コルゲートフィンの内側にこのコルゲートフィンの
内径よりわずかに大きな外径を有するリングを同心的に
嵌めることにより、前記コルゲートフィンを前記本体の
内面に圧着させて成り、前記本体の一端部に前記コルゲ
ートフィンを挿入・保持する溝を設けたことを特徴とす
るスターリング機関用熱交換器。 - 【請求項3】 前記本体を内径の異なる管材を接合して
構成し、その内径の大きな管材の内面と内径の小さな管
材の一端面とで前記溝を形成したことを特徴とする請求
項2に記載のスターリング機関用熱交換器。 - 【請求項4】 円筒の本体の内面に環状のコルゲートフ
ィンを圧着するスターリング機関用熱交換器の製造方法
であって、前記本体の一端部の内面に前記コルゲートフ
ィンを延性に富む材料から成るリング外側に保持した部
品を保持しておき、そのリングの内面から径方向に均一
な力を加えて塑性変形させることにより、前記コルゲー
トフィンを前記本体の内面に圧着させることを特徴とす
るスターリング機関用熱交換器の製造方法。 - 【請求項5】 内径が一端で大となるようなテーパー面
が内面に施された円筒の本体の前記テーパー面に環状の
コルゲートフィンを圧着して成るスターリング機関用熱
交換器。 - 【請求項6】 前記コルゲートフィンの内側に同心的に
配設するリングの外面は、前記本体のテーパー面と平行
な斜面となっていることを特徴とする請求項5に記載の
スターリング機関用熱交換器。 - 【請求項7】 円筒の本体の内面に環状のコルゲートフ
ィンを圧着するスターリング機関用熱交換器の製造方法
であって、延性に富む材料から成る本体の一端部に前記
コルゲートフィンをリング外側に保持した部品を同心的
に挿入し、前記本体の外面から径方向に均一な力を加え
て塑性変形させることにより、前記コルゲートフィンを
前記本体の内面に圧着させることを特徴とするスターリ
ング機関用熱交換器の製造方法。 - 【請求項8】 内径が円筒の一端で小となり他端で大と
なるように前記円筒の厚みを変化させた本体の一端部に
環状のコルゲートフィンを圧着するスターリング機関用
熱交換器の製造方法であって、前記コルゲートフィンを
リング外側に保持した部品を前記本体の他端から同心的
に挿入することにより、前記コルゲートフィンを前記本
体の一端部内面に圧着させることを特徴とするスターリ
ング機関用熱交換器の製造方法。 - 【請求項9】 請求項4,7,8のいずれかに記載の製
造方法によって製造されたスターリング機関用熱交換器
であって、前記リングの一端部または両端部の側面に突
起を設けて段差を形成したことを特徴とするスターリン
グ機関用熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002354713A JP2003239805A (ja) | 2001-12-11 | 2002-12-06 | スターリング機関用熱交換器及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001377291 | 2001-12-11 | ||
JP2001-377291 | 2001-12-11 | ||
JP2002354713A JP2003239805A (ja) | 2001-12-11 | 2002-12-06 | スターリング機関用熱交換器及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003239805A true JP2003239805A (ja) | 2003-08-27 |
JP2003239805A5 JP2003239805A5 (ja) | 2005-09-29 |
Family
ID=27790696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002354713A Pending JP2003239805A (ja) | 2001-12-11 | 2002-12-06 | スターリング機関用熱交換器及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003239805A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100556566B1 (ko) | 2005-12-09 | 2006-03-06 | 주식회사 신안테크 | 플라스틱 열교환기 제조장치 |
-
2002
- 2002-12-06 JP JP2002354713A patent/JP2003239805A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100556566B1 (ko) | 2005-12-09 | 2006-03-06 | 주식회사 신안테크 | 플라스틱 열교환기 제조장치 |
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