JP2003229811A - 無線通信システム、基地局および無線通信端末 - Google Patents
無線通信システム、基地局および無線通信端末Info
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- JP2003229811A JP2003229811A JP2002029405A JP2002029405A JP2003229811A JP 2003229811 A JP2003229811 A JP 2003229811A JP 2002029405 A JP2002029405 A JP 2002029405A JP 2002029405 A JP2002029405 A JP 2002029405A JP 2003229811 A JP2003229811 A JP 2003229811A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】移動局の間歇受信の間隔を適切に設定すること
ができる無線通信システム、基地局および無線通信端末
を提供する。 【解決手段】移動局MT#1,MT#2は、基地局AP
からの送信信号を間歇的に受信する機能を有し、受信を
行っていない期間は特定の内部回路の電源を遮断または
動作周波数を低下させる。基地局APは、各移動局の間
歇的に受信する間隔を、他の移動局の通信の状況に基づ
いて動的に変更する機能を有する。例えば、移動局MT
#1の間歇受信間隔41は、MT#2によるトラフィッ
クの使用に応じて、より長い間歇受信間隔43へ変更さ
れる。
ができる無線通信システム、基地局および無線通信端末
を提供する。 【解決手段】移動局MT#1,MT#2は、基地局AP
からの送信信号を間歇的に受信する機能を有し、受信を
行っていない期間は特定の内部回路の電源を遮断または
動作周波数を低下させる。基地局APは、各移動局の間
歇的に受信する間隔を、他の移動局の通信の状況に基づ
いて動的に変更する機能を有する。例えば、移動局MT
#1の間歇受信間隔41は、MT#2によるトラフィッ
クの使用に応じて、より長い間歇受信間隔43へ変更さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、無線L
AN等の無線通信システムに関する。
AN等の無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】既存の無線通信システムでは、ユーザデ
ータの送受信を行うためのトラフィックチャネルと、こ
のトラフィックチャネルの資源を各移動局に割り当てる
ためのシグナリングチャネルが存在している。移動局
は、アイドル状態ではシグナリングチャネルを受信し、
基地局からの呼び出し(ページング)に備えている。
ータの送受信を行うためのトラフィックチャネルと、こ
のトラフィックチャネルの資源を各移動局に割り当てる
ためのシグナリングチャネルが存在している。移動局
は、アイドル状態ではシグナリングチャネルを受信し、
基地局からの呼び出し(ページング)に備えている。
【0003】ページングでは、移動局が受信するシグナ
リングチャネルに、当該移動局へのページングの有無、
また、ページングが有る場合、この移動局に割り当てら
れるトラフィックチャネルのリソース(FDMAのシス
テムであれば周波数チャネル、TDMAのシステムであ
ればタイムスロット、CDMAのシステムであれば符
号、等の移動局に割り当てられる資源)が書き込まれて
いる。
リングチャネルに、当該移動局へのページングの有無、
また、ページングが有る場合、この移動局に割り当てら
れるトラフィックチャネルのリソース(FDMAのシス
テムであれば周波数チャネル、TDMAのシステムであ
ればタイムスロット、CDMAのシステムであれば符
号、等の移動局に割り当てられる資源)が書き込まれて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】既存の無線通信システ
ムの中には、移動局の消費電力を抑えるために、シグナ
リングチャネルを間歇的に受信する機構を有しているも
のがある。既存の無線通信システムでの間歇受信の間隔
は、あらかじめ端末に記憶されている値に固定されてい
るか、あるいはシステムのページング周期に従って端末
の位置登録の際に基地局からある決められた値を指定さ
れる様になっている。
ムの中には、移動局の消費電力を抑えるために、シグナ
リングチャネルを間歇的に受信する機構を有しているも
のがある。既存の無線通信システムでの間歇受信の間隔
は、あらかじめ端末に記憶されている値に固定されてい
るか、あるいはシステムのページング周期に従って端末
の位置登録の際に基地局からある決められた値を指定さ
れる様になっている。
【0005】このようなシステムにおいては、トラフィ
ックチャネルのリソースが他の移動局によってすべて使
い尽くされている場合でも、移動局はある一定周期で間
歇受信動作を行ってしまう。しかしこの状況下では、端
末が周期的にシグナリングチャネルを(間歇)受信した
としても、自端末に割り当て可能なリソースが存在せず
トラフィックチャネルでの通信ができないため、周期的
にシグナリングチャネルの受信を行うことは意味がな
い。それどころか、この周期的に受信動作を行うこと
で、移動局の消費電力を増大させるという欠点がある。
ックチャネルのリソースが他の移動局によってすべて使
い尽くされている場合でも、移動局はある一定周期で間
歇受信動作を行ってしまう。しかしこの状況下では、端
末が周期的にシグナリングチャネルを(間歇)受信した
としても、自端末に割り当て可能なリソースが存在せず
トラフィックチャネルでの通信ができないため、周期的
にシグナリングチャネルの受信を行うことは意味がな
い。それどころか、この周期的に受信動作を行うこと
で、移動局の消費電力を増大させるという欠点がある。
【0006】本発明は、このような背景においてなされ
たものであり、移動局の間歇受信の間隔を適切に設定す
ることができる無線通信システム、基地局および無線通
信端末を提供することを目的とする。
たものであり、移動局の間歇受信の間隔を適切に設定す
ることができる無線通信システム、基地局および無線通
信端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による無線通信システムは、少なくとも1つ
の基地局と複数の移動局とから構成される無線通信シス
テムであって、移動局は、基地局からの送信信号を間歇
的に受信する機能、受信を行っていない期間は特定の内
部回路の電源を遮断または動作周波数を低下させる機
能、および、間歇受信間隔情報を基地局から逐次受信し
この情報に基づいて間歇受信間隔を動的に変更する機能
を有し、基地局は、各移動局の間歇受信間隔を、他の移
動局の通信の状況に基づいて動的に変更する機能、およ
び、この変更された間歇受信間隔の情報を当該移動局へ
通知する機能を有することを特徴とする。
に、本発明による無線通信システムは、少なくとも1つ
の基地局と複数の移動局とから構成される無線通信シス
テムであって、移動局は、基地局からの送信信号を間歇
的に受信する機能、受信を行っていない期間は特定の内
部回路の電源を遮断または動作周波数を低下させる機
能、および、間歇受信間隔情報を基地局から逐次受信し
この情報に基づいて間歇受信間隔を動的に変更する機能
を有し、基地局は、各移動局の間歇受信間隔を、他の移
動局の通信の状況に基づいて動的に変更する機能、およ
び、この変更された間歇受信間隔の情報を当該移動局へ
通知する機能を有することを特徴とする。
【0008】これにより、基地局は各移動局の間歇受信
間隔を決定するために、他の移動局の通信の状況を監視
し、この結果に基づいて、当該間歇受信間隔を逐次、適
切な長さに更新することができる。したがって、他の移
動局の通信によって自移動局への通信用資源が確保でき
ないような場合に基地局からの送信信号の受信頻度を低
減することが可能となる。その結果、移動局としての無
線通信端末の不要な消費電力の低減が図れる。
間隔を決定するために、他の移動局の通信の状況を監視
し、この結果に基づいて、当該間歇受信間隔を逐次、適
切な長さに更新することができる。したがって、他の移
動局の通信によって自移動局への通信用資源が確保でき
ないような場合に基地局からの送信信号の受信頻度を低
減することが可能となる。その結果、移動局としての無
線通信端末の不要な消費電力の低減が図れる。
【0009】前記他の移動局の通信の状況は、例えば、
前記基地局が当該他の移動局に割り当てた通信用資源の
多寡に関する情報を含む。あるいは、前記基地局が当該
他の移動局に割り当てたダウンリンクおよびアップリン
クの少なくとも一方のトラフィックチャネルの占有率、
および/または、当該他の移動局に割り当てたトラフィ
ックの種別もしくは状況を含みうる。
前記基地局が当該他の移動局に割り当てた通信用資源の
多寡に関する情報を含む。あるいは、前記基地局が当該
他の移動局に割り当てたダウンリンクおよびアップリン
クの少なくとも一方のトラフィックチャネルの占有率、
および/または、当該他の移動局に割り当てたトラフィ
ックの種別もしくは状況を含みうる。
【0010】前記基地局からは常時の間歇受信間隔の指
定を行う必要は必ずしも無く、指定を行わない場合は、
各移動局はあらかじめ決められた間隔で間歇受信動作を
行うようにしてもよい。
定を行う必要は必ずしも無く、指定を行わない場合は、
各移動局はあらかじめ決められた間隔で間歇受信動作を
行うようにしてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。
て、図面を参照して詳細に説明する。
【0012】図1に本システムの概略構成を示す。本図
では、基地局1に対し2つの移動局が接続される無線通
信システム(移動体通信システム)を示している。この
システムは、少なくとも2つの移動局11,12と1つ
の基地局13とにより構成される。基地局13は、移動
局に割り当てるべきリソースを蓄えるデータベースであ
るリソースデータベース14を有している。本システム
では、基地局と移動局は明確に分離されており、移動局
から基地局への送信をアップリンクと呼び、基地局から
移動局への送信をダウンリンクと呼ぶ。
では、基地局1に対し2つの移動局が接続される無線通
信システム(移動体通信システム)を示している。この
システムは、少なくとも2つの移動局11,12と1つ
の基地局13とにより構成される。基地局13は、移動
局に割り当てるべきリソースを蓄えるデータベースであ
るリソースデータベース14を有している。本システム
では、基地局と移動局は明確に分離されており、移動局
から基地局への送信をアップリンクと呼び、基地局から
移動局への送信をダウンリンクと呼ぶ。
【0013】図2に、移動局としての無線通信端末の構
成例を示す。移動局の全体の動作を制御するのが制御部
125であり、その内部に、図示しないが、後述する間
歇受信のためのタイマと、各ブロックの電源制御を行う
ブロックを有している。基地局からのフレームコントロ
ールチャネルFCH(移動局呼び出しメッセージ、およ
び間歇受信間隔の設定メッセージを含む)の信号は、ア
ンテナ111から共用器112を経てRF受信部11
3、復調部114および復号部115で示される各受信
ブロックで処理され、プロトコル処理部116に渡され
る。ここで、受信したメッセージから所定の情報(例え
ば基地局によって指定された間歇受信間隔設定情報)を
取り出し、制御線126を介し制御部125に伝達す
る。基地局への信号は、符号部121、変調部120お
よびRF送信部119で示される各送信ブロックで処理
され、共用器112およびアンテナ111を介して発信
される。受信される音声信号は音声処理部122で処理
され、スピーカ124から音声として出力される。マイ
ク123から入力される音声は音声処理部122で処理
され、符号部121へ音声信号として入力される。プロ
トコル処理部116と接続されたユーザーインターフェ
イス部117は操作キーやディスプレイを含む操作部1
18に接続され、ユーザとのインターフェイスを司る。
成例を示す。移動局の全体の動作を制御するのが制御部
125であり、その内部に、図示しないが、後述する間
歇受信のためのタイマと、各ブロックの電源制御を行う
ブロックを有している。基地局からのフレームコントロ
ールチャネルFCH(移動局呼び出しメッセージ、およ
び間歇受信間隔の設定メッセージを含む)の信号は、ア
ンテナ111から共用器112を経てRF受信部11
3、復調部114および復号部115で示される各受信
ブロックで処理され、プロトコル処理部116に渡され
る。ここで、受信したメッセージから所定の情報(例え
ば基地局によって指定された間歇受信間隔設定情報)を
取り出し、制御線126を介し制御部125に伝達す
る。基地局への信号は、符号部121、変調部120お
よびRF送信部119で示される各送信ブロックで処理
され、共用器112およびアンテナ111を介して発信
される。受信される音声信号は音声処理部122で処理
され、スピーカ124から音声として出力される。マイ
ク123から入力される音声は音声処理部122で処理
され、符号部121へ音声信号として入力される。プロ
トコル処理部116と接続されたユーザーインターフェ
イス部117は操作キーやディスプレイを含む操作部1
18に接続され、ユーザとのインターフェイスを司る。
【0014】制御部125は、基地局から指定された値
に従って、間歇受信間隔タイマ値を設定し、点線で示さ
れる制御線127を用いて各ブロックの電源を遮断す
る。これにより、間歇受信時には制御部125のみが動
作していることとなり、移動局全体の低消費電力化を図
ることができる。このとき、電源を遮断するのではな
く、制御線127を使って、各ブロックの動作周波数を
低減することで低消費電力化を図ることも可能である。
これは例えばRF送信部119、RF受信部113のよ
うに、電源遮断状態から電源投入した場合の立ち上がり
に長時間を要するようなブロックに対して有効である。
電源を遮断するブロックと低消費電力化を行うブロック
とが混在してもよい。
に従って、間歇受信間隔タイマ値を設定し、点線で示さ
れる制御線127を用いて各ブロックの電源を遮断す
る。これにより、間歇受信時には制御部125のみが動
作していることとなり、移動局全体の低消費電力化を図
ることができる。このとき、電源を遮断するのではな
く、制御線127を使って、各ブロックの動作周波数を
低減することで低消費電力化を図ることも可能である。
これは例えばRF送信部119、RF受信部113のよ
うに、電源遮断状態から電源投入した場合の立ち上がり
に長時間を要するようなブロックに対して有効である。
電源を遮断するブロックと低消費電力化を行うブロック
とが混在してもよい。
【0015】なお、基地局の構成は、一部不要な要素も
あるが、基本的には移動局(無線通信端末)の構成と同
じであり、図示省略する。
あるが、基本的には移動局(無線通信端末)の構成と同
じであり、図示省略する。
【0016】図3に本システムで使用される無線チャネ
ルのフォーマットを示す。本実施の形態のシステムでは
時分割復信(Time Division Duplex:TDD)方式を採
用しており、一つの無線周波数チャネルを基地局から移
動局へのダウンリンクと、移動局から基地局へのアップ
リンクとで時分割で共用する。以下に各論理チャネルの
概要を示す。
ルのフォーマットを示す。本実施の形態のシステムでは
時分割復信(Time Division Duplex:TDD)方式を採
用しており、一つの無線周波数チャネルを基地局から移
動局へのダウンリンクと、移動局から基地局へのアップ
リンクとで時分割で共用する。以下に各論理チャネルの
概要を示す。
【0017】図3中、ブロードキャストチャネル(BC
H)21は、本システムに属するすべての移動局が受信
しなければならないチャネルである。本チャネルには、
同期情報、および基地局を識別するための識別子が含ま
れる。前述したフレームコントロールチャネル(FC
H)22にはページング情報が格納される。このページ
ング情報としては、自移動局が受信すべきダウンリンク
トラフィックチャネルの開始位置が格納されている。ア
クセスフィードバックチャネル(ACH)23には、後
述するランダムアクセスチャネル(RCH)26に対す
る基地局からの応答が格納されている。ダウンリンクト
ラフィックチャネル24には、基地局から移動局への送
信データが格納されている。複数の移動局がある場合に
は、ダウンリンクトラフィックチャネルはそれぞれ移動
局#1用のトラフィックチャネル、移動局#2用のトラ
フィックチャネル、というように時間的に分割される。
アップリンクトラフィックチャネル25には、移動局か
ら基地局への送信データが格納されている。アップリン
クトラフィックチャネル25は、ダウンリンクトラフィ
ックチャネル24と同様に、複数の移動局がある場合、
時間軸で複数の移動局に分割される。ランダムアクセス
チャネル(RCH)26は、トラフィックチャネルの割
り当てを受けたい移動局が基地局に割り当て要求を行う
ために用いるチャネルである。本例では、フレーム内の
アップリンクとダウンリンクの境界が可変である場合を
想定しているが、固定であってもよい。
H)21は、本システムに属するすべての移動局が受信
しなければならないチャネルである。本チャネルには、
同期情報、および基地局を識別するための識別子が含ま
れる。前述したフレームコントロールチャネル(FC
H)22にはページング情報が格納される。このページ
ング情報としては、自移動局が受信すべきダウンリンク
トラフィックチャネルの開始位置が格納されている。ア
クセスフィードバックチャネル(ACH)23には、後
述するランダムアクセスチャネル(RCH)26に対す
る基地局からの応答が格納されている。ダウンリンクト
ラフィックチャネル24には、基地局から移動局への送
信データが格納されている。複数の移動局がある場合に
は、ダウンリンクトラフィックチャネルはそれぞれ移動
局#1用のトラフィックチャネル、移動局#2用のトラ
フィックチャネル、というように時間的に分割される。
アップリンクトラフィックチャネル25には、移動局か
ら基地局への送信データが格納されている。アップリン
クトラフィックチャネル25は、ダウンリンクトラフィ
ックチャネル24と同様に、複数の移動局がある場合、
時間軸で複数の移動局に分割される。ランダムアクセス
チャネル(RCH)26は、トラフィックチャネルの割
り当てを受けたい移動局が基地局に割り当て要求を行う
ために用いるチャネルである。本例では、フレーム内の
アップリンクとダウンリンクの境界が可変である場合を
想定しているが、固定であってもよい。
【0018】図4に、フレームコントロールチャネル
(FCH)22のフォーマットの一例を示す。FCH
は、それぞれ固定長の複数の情報要素IE(Informatio
n Elements)ブロック(IE Block)より構成される。各
IEブロックには8オクテット(octet)のIEが
3個と、24ビットの誤り訂正符号CRCが含まれてい
る。このCRCは、CRCに先立つ3つのIEに対し算
出されている。従って、FCH全体の長さは、27オク
テット(=IE*3 + CRC)の倍数となる。
(FCH)22のフォーマットの一例を示す。FCH
は、それぞれ固定長の複数の情報要素IE(Informatio
n Elements)ブロック(IE Block)より構成される。各
IEブロックには8オクテット(octet)のIEが
3個と、24ビットの誤り訂正符号CRCが含まれてい
る。このCRCは、CRCに先立つ3つのIEに対し算
出されている。従って、FCH全体の長さは、27オク
テット(=IE*3 + CRC)の倍数となる。
【0019】IEブロック中のIEは、それぞれが一つ
のDUC(DLCC User Connection)に対応している。D
UCとは、後に詳述するが、基地局と移動局の通信にお
ける接続の単位であると考えてよい。各IEは、IEフ
ラグ(IE Flag)、IEタイプ(IE Type)、IE情報(IE I
nfo)からなる。
のDUC(DLCC User Connection)に対応している。D
UCとは、後に詳述するが、基地局と移動局の通信にお
ける接続の単位であると考えてよい。各IEは、IEフ
ラグ(IE Flag)、IEタイプ(IE Type)、IE情報(IE I
nfo)からなる。
【0020】移動局(ユーザ)が基地局と接続し、通信
しようとする場合、このIEにより帯域の割り当てを受
けることになる。一人のユーザが一つのコネクションの
みを張る場合には、IEが一つだけ用いられ、二人のユ
ーザがそれぞれ一つのコネクションを張る場合にはIE
が2つ用いられることになる。
しようとする場合、このIEにより帯域の割り当てを受
けることになる。一人のユーザが一つのコネクションの
みを張る場合には、IEが一つだけ用いられ、二人のユ
ーザがそれぞれ一つのコネクションを張る場合にはIE
が2つ用いられることになる。
【0021】図5にIEのフォーマットの一例を示す。
IEフラグには常に”1”が設定される。IEタイプ
は、当該IEの用途を示す。例えばダウンリンクの帯域
を割り当てる場合、IE Typeに”0000”を設
定するとともに、割り当ての為の情報をIE Info
に設定する。またアップリンクの帯域を割り当てる場
合、IE Typeに ”0001”を設定、割り当て
の為の情報をIE Infoに設定する。さらに、本実
施の形態では、予備(Future Use)として用意されてい
るIE Type(例えば”0110”)を移動局の間
歇受信の間隔の設定値の指示用として利用し、その設定
値情報をIE Infoに設定する。
IEフラグには常に”1”が設定される。IEタイプ
は、当該IEの用途を示す。例えばダウンリンクの帯域
を割り当てる場合、IE Typeに”0000”を設
定するとともに、割り当ての為の情報をIE Info
に設定する。またアップリンクの帯域を割り当てる場
合、IE Typeに ”0001”を設定、割り当て
の為の情報をIE Infoに設定する。さらに、本実
施の形態では、予備(Future Use)として用意されてい
るIE Type(例えば”0110”)を移動局の間
歇受信の間隔の設定値の指示用として利用し、その設定
値情報をIE Infoに設定する。
【0022】図6に、ダウンリンク帯域割り当ての場合
のIEの具体例を示す。図中でMAC IDは移動局の
識別子、DLCC IDは移動局と基地局間で通信にお
ける、データリンク層のコネクション識別子を示す。前
述したDUCは、MAC IDおよびDLCC IDで
識別されるユーザコネクションを示している。ここで
は、ダウンリンク帯域割り当ての場合のフォーマットを
示したが、アップリンクの場合も同様である。その場
合、IE Type フィールドが ”0001”に変
わるだけである。また、予備として用意されているフィ
ールドを、間歇受信の間隔の設定値用に用いている。
のIEの具体例を示す。図中でMAC IDは移動局の
識別子、DLCC IDは移動局と基地局間で通信にお
ける、データリンク層のコネクション識別子を示す。前
述したDUCは、MAC IDおよびDLCC IDで
識別されるユーザコネクションを示している。ここで
は、ダウンリンク帯域割り当ての場合のフォーマットを
示したが、アップリンクの場合も同様である。その場
合、IE Type フィールドが ”0001”に変
わるだけである。また、予備として用意されているフィ
ールドを、間歇受信の間隔の設定値用に用いている。
【0023】図7に、基地局と移動局の間歇受信におけ
る基地局(AP: Access Point)と移動局(MT: Mobi
le Terminal)の送受信動作タイミングの一例を示す。
る基地局(AP: Access Point)と移動局(MT: Mobi
le Terminal)の送受信動作タイミングの一例を示す。
【0024】最初、基地局(AP)には移動局#1(M
T#1)のみが接続されているとする。このとき、移動
局#1は間歇受信間隔41で間歇動作を行っている。こ
の状態で移動局#2(MT#2)が同基地局に接続され
たとする(42)。ここで、移動局#2が必要とするリ
ソース(本例では時間)は移動局#1に対してはるかに
多いものとする。この状況では、たとえ移動局#1が間
歇受信を行ない、トラフィックチャネルの割り当て要求
を行ったとしても、移動局#1に割り当てられるリソー
スは移動局#2がほとんど使い尽くしてしまっており、
割り当てに成功する可能性は非常に低くなる。そこでこ
の例では、基地局は移動局#1のスリープ期間である間
歇受信間隔(41)をそれより長い間歇受信間隔(4
3)に設定している。本実施の形態におけるスリープと
は、発信処理および着信処理を行っていない期間、移動
局の消費電力低減のため、特定の内部回路の電源の遮断
または動作周波数の低減を行う処理を意味している。
T#1)のみが接続されているとする。このとき、移動
局#1は間歇受信間隔41で間歇動作を行っている。こ
の状態で移動局#2(MT#2)が同基地局に接続され
たとする(42)。ここで、移動局#2が必要とするリ
ソース(本例では時間)は移動局#1に対してはるかに
多いものとする。この状況では、たとえ移動局#1が間
歇受信を行ない、トラフィックチャネルの割り当て要求
を行ったとしても、移動局#1に割り当てられるリソー
スは移動局#2がほとんど使い尽くしてしまっており、
割り当てに成功する可能性は非常に低くなる。そこでこ
の例では、基地局は移動局#1のスリープ期間である間
歇受信間隔(41)をそれより長い間歇受信間隔(4
3)に設定している。本実施の形態におけるスリープと
は、発信処理および着信処理を行っていない期間、移動
局の消費電力低減のため、特定の内部回路の電源の遮断
または動作周波数の低減を行う処理を意味している。
【0025】このようにすることで、移動局#1の不要
な受信を抑えることができ、結果的にその電力消費を抑
えることができる。
な受信を抑えることができ、結果的にその電力消費を抑
えることができる。
【0026】さて、図8に上述したような動作を実現す
るための移動局(端末)の動作フローの一例を示す。
るための移動局(端末)の動作フローの一例を示す。
【0027】移動局は電源投入後、初期化処理を行う
(S31)。次に、基地局に対し位置登録を行う(S3
2)。この処理はPDC/GSMといった携帯電話通信
におけるセルラー端末では位置登録として、また、GP
RS/HiperLAN/HiSWANaのような無線
LANにおけるデータ通信端末ではアソシエーションと
して知られている。この登録処理により、当該基地局と
移動局の間でトラフィックチャネルの送受信が可能とな
る。これは、移動局からの発信(発呼)が可能になるだ
けでなく、基地局からの移動局への呼び出し(ページン
グ)も可能となることを意味している。
(S31)。次に、基地局に対し位置登録を行う(S3
2)。この処理はPDC/GSMといった携帯電話通信
におけるセルラー端末では位置登録として、また、GP
RS/HiperLAN/HiSWANaのような無線
LANにおけるデータ通信端末ではアソシエーションと
して知られている。この登録処理により、当該基地局と
移動局の間でトラフィックチャネルの送受信が可能とな
る。これは、移動局からの発信(発呼)が可能になるだ
けでなく、基地局からの移動局への呼び出し(ページン
グ)も可能となることを意味している。
【0028】以後、移動局は、基地局からの呼び出し
(ページング)チャネルを受信する(S33)。このペ
ージングチャネル中には、自移動局宛てのトラフィック
が存在するかどうかの情報が含まれている。また、前述
したように、間歇受信の間隔の設定値が含まれている場
合がある。
(ページング)チャネルを受信する(S33)。このペ
ージングチャネル中には、自移動局宛てのトラフィック
が存在するかどうかの情報が含まれている。また、前述
したように、間歇受信の間隔の設定値が含まれている場
合がある。
【0029】続くステップS34では、間歇受信の間隔
の設定値の指定があるかどうかをチェックする。間歇受
信の間隔の設定値が指定されている場合、移動局は間歇
受信のための端末スリープタイマの値に受信した間隔設
定値をセットする(S36)。間歇受信の間隔設定値が
含まれていないが過去に基地局からの間歇受信間隔値を
受信した場合(S35)、以前の間歇受信間隔を端末ス
リープタイマにセットする(S37)。過去に一度も基
地局からの間歇受信間隔値を受信しておらず、またFC
H中に間歇受信間隔値の指定が無い場合は、移動局にあ
らかじめ設定されている間歇受信間隔を端末スリープタ
イマの値にセットする(S38)。
の設定値の指定があるかどうかをチェックする。間歇受
信の間隔の設定値が指定されている場合、移動局は間歇
受信のための端末スリープタイマの値に受信した間隔設
定値をセットする(S36)。間歇受信の間隔設定値が
含まれていないが過去に基地局からの間歇受信間隔値を
受信した場合(S35)、以前の間歇受信間隔を端末ス
リープタイマにセットする(S37)。過去に一度も基
地局からの間歇受信間隔値を受信しておらず、またFC
H中に間歇受信間隔値の指定が無い場合は、移動局にあ
らかじめ設定されている間歇受信間隔を端末スリープタ
イマの値にセットする(S38)。
【0030】ついでステップS39で、FCH中の基地
局からの呼び出し(ページング)メッセージを処理す
る。基地局からの呼び出しメッセージがFCH中に含ま
れている場合は、移動局は着信(着呼)処理を行う(S
42)。着信処理は、FCHで指定されれたタイミング
で、自移動局宛てのダウンリンクトラフィックチャネル
を受信することで実現される。
局からの呼び出し(ページング)メッセージを処理す
る。基地局からの呼び出しメッセージがFCH中に含ま
れている場合は、移動局は着信(着呼)処理を行う(S
42)。着信処理は、FCHで指定されれたタイミング
で、自移動局宛てのダウンリンクトラフィックチャネル
を受信することで実現される。
【0031】基地局からの呼び出しが無い場合、移動局
からの発信したいメッセージがあれば(S40)、発信
処理を行う(S41)。ここで発信とは、ユーザが何ら
かの意図を持って基地局宛てにユーザデータを送出する
ことであり、例えばユーザが端末に備えられたキー(図
2の118)を押下するといった操作によって実行され
る。また、発信には、移動局がユーザの指示によらず自
発的に基地局に送信する場合も含む。
からの発信したいメッセージがあれば(S40)、発信
処理を行う(S41)。ここで発信とは、ユーザが何ら
かの意図を持って基地局宛てにユーザデータを送出する
ことであり、例えばユーザが端末に備えられたキー(図
2の118)を押下するといった操作によって実行され
る。また、発信には、移動局がユーザの指示によらず自
発的に基地局に送信する場合も含む。
【0032】その後、ステップS43で電源断の操作が
あるかどうか判断し、その操作がある場合、移動局終了
処理を行い電源を落とす(S45)。ここで電源断の操
作とは、例えばユーザが端末に備えら得た電源キー(図
2の118)を押下するといった操作を意味している。
あるかどうか判断し、その操作がある場合、移動局終了
処理を行い電源を落とす(S45)。ここで電源断の操
作とは、例えばユーザが端末に備えら得た電源キー(図
2の118)を押下するといった操作を意味している。
【0033】電源断の指示がない場合、間歇受信のため
のスリープ処理を行う(S44)。スリープ期間は、前
述したステップS36,S37,S38のいずれかで設
定されたタイマ値によって定まる。このスリープ期間は
タイマ値のカウントダウンにより監視され、スリープ期
間が経過した後、移動局はウェイクアップ処理を行う
(S46)。ウェイクアップ処理とは、スリープによっ
て遮断した内部回路の電源の復旧、または、低減した動
作周波数の増加を行う処理を意味している。ウェイクア
ップ後はステップS33のFCH(移動局呼び出しチャ
ネル)の受信処理へ戻り、上記の処理を繰り返す。
のスリープ処理を行う(S44)。スリープ期間は、前
述したステップS36,S37,S38のいずれかで設
定されたタイマ値によって定まる。このスリープ期間は
タイマ値のカウントダウンにより監視され、スリープ期
間が経過した後、移動局はウェイクアップ処理を行う
(S46)。ウェイクアップ処理とは、スリープによっ
て遮断した内部回路の電源の復旧、または、低減した動
作周波数の増加を行う処理を意味している。ウェイクア
ップ後はステップS33のFCH(移動局呼び出しチャ
ネル)の受信処理へ戻り、上記の処理を繰り返す。
【0034】このように、本実施の形態は、既存の移動
局が備える間歇受信機構に加え、基地局からの指示によ
り動的にスリープ期間を変更する機構を追加することで
実現される。
局が備える間歇受信機構に加え、基地局からの指示によ
り動的にスリープ期間を変更する機構を追加することで
実現される。
【0035】次に図9に、基地局の動作フローの一例を
示す。
示す。
【0036】基地局は電源投入後、初期化処理を行う
(S51)。これは、内部メモリの初期値設定といった
処理を意味している。続くステップS52以降の処理
は、自基地局が受け持つ移動局毎の処理である。
(S51)。これは、内部メモリの初期値設定といった
処理を意味している。続くステップS52以降の処理
は、自基地局が受け持つ移動局毎の処理である。
【0037】まず、ステップS52で、移動局からの位
置登録メッセージ待ち受ける。位置登録メッセージを受
信すると、基地局は、当該移動局を自基地局へのアクセ
スリストに追加することにより位置登録を行う(S5
3)。これにより、以後、当該移動局と自基地局とのト
ラフィックチャネルによるデータの送受信が可能とな
る。
置登録メッセージ待ち受ける。位置登録メッセージを受
信すると、基地局は、当該移動局を自基地局へのアクセ
スリストに追加することにより位置登録を行う(S5
3)。これにより、以後、当該移動局と自基地局とのト
ラフィックチャネルによるデータの送受信が可能とな
る。
【0038】続くステップS54では、登録した移動局
毎に、間歇受信間隔の設定を行う。本実施の形態では、
最初は移動局に固有の初期設定値を間歇受信間隔として
採用する。当該間歇受信間隔のタイマをセットし、その
満了を待つ(S55)。
毎に、間歇受信間隔の設定を行う。本実施の形態では、
最初は移動局に固有の初期設定値を間歇受信間隔として
採用する。当該間歇受信間隔のタイマをセットし、その
満了を待つ(S55)。
【0039】この間歇受信間隔のタイマが満了すると、
次に移動局に設定する間歇受信間隔の再設定を行う(S
56)。この具体例を図10に示す。
次に移動局に設定する間歇受信間隔の再設定を行う(S
56)。この具体例を図10に示す。
【0040】間歇受信間隔は、その基地局における他の
移動局の通信の状況、例えばトラフィックチャネルの使
用状況等に応じて決定される(S71)。基本的には、
他の移動局(1台とは限らない)によってトラフィック
チャネルが占有され、当該移動局へのトラフィックチャ
ネルの割当が行えないような場合に当該移動局のスリー
プ期間を長くするように、間歇受信間隔を設定する。よ
り具体的には、例えば次のような判断要素に基づいて間
歇受信間隔を決定する。 x:自基地局の全ダウンリンクトラフィックチャネル
の、他の移動局による占有率 y:自基地局の全アップリンクトラフィックチャネル
の、他の移動局による占有率 z:他移動局のトラフィックの種別や状況
移動局の通信の状況、例えばトラフィックチャネルの使
用状況等に応じて決定される(S71)。基本的には、
他の移動局(1台とは限らない)によってトラフィック
チャネルが占有され、当該移動局へのトラフィックチャ
ネルの割当が行えないような場合に当該移動局のスリー
プ期間を長くするように、間歇受信間隔を設定する。よ
り具体的には、例えば次のような判断要素に基づいて間
歇受信間隔を決定する。 x:自基地局の全ダウンリンクトラフィックチャネル
の、他の移動局による占有率 y:自基地局の全アップリンクトラフィックチャネル
の、他の移動局による占有率 z:他移動局のトラフィックの種別や状況
【0041】要素x、yは、基地局が他の移動局に割り
当てた通信用資源(リソース)の多寡に関する情報であ
る。本実施の形態では、ダウンリンクトラフィックチャ
ネルとアップリンクトラフィックチャネルの占有率を個
別に判定しているが、両者のトータルの占有率、あるい
は、いずれか一方の占有率のみを判定するようにしても
よい。要素zの「他移動局のトラフィックの種別や状
況」とは、現在から将来に亘ってトラフィックの継続的
な占有が予想されるような事態に関連する事項であり、
例えば、ある移動局について数フレーム先までのトラフ
ィックチャネルの割当がなされている、あるトラフィッ
クチャネルのデータを他のトラフィックチャネルに対し
て優先的に処理することが要求されていることがQoS
(Quality of Service)パラメータから分かる、あるトラ
フィックチャネルのデータがストリーミングデータであ
る等の場合である。但し、これらの要素は必ずしも全て
を用いる必要はなく、それらの一部のみを使用すること
も可能である。
当てた通信用資源(リソース)の多寡に関する情報であ
る。本実施の形態では、ダウンリンクトラフィックチャ
ネルとアップリンクトラフィックチャネルの占有率を個
別に判定しているが、両者のトータルの占有率、あるい
は、いずれか一方の占有率のみを判定するようにしても
よい。要素zの「他移動局のトラフィックの種別や状
況」とは、現在から将来に亘ってトラフィックの継続的
な占有が予想されるような事態に関連する事項であり、
例えば、ある移動局について数フレーム先までのトラフ
ィックチャネルの割当がなされている、あるトラフィッ
クチャネルのデータを他のトラフィックチャネルに対し
て優先的に処理することが要求されていることがQoS
(Quality of Service)パラメータから分かる、あるトラ
フィックチャネルのデータがストリーミングデータであ
る等の場合である。但し、これらの要素は必ずしも全て
を用いる必要はなく、それらの一部のみを使用すること
も可能である。
【0042】一例として、次のような判断およびそれに
基づく措置が考えられる。基地局が他の移動局に割り当
てたリソース量がある閾値を超えた場合、(例えば総リ
ソースの80%を既に他の移動局に割り当てている、か
つ、この割り当てたリソースはストリーミングデータで
あり、時間的に継続して、当該リソースを占有しつづけ
ることが確定している等)、当該移動局に対し次に設定
される間歇受信間隔はその初期値に対し或る所定値だけ
長期間とする。間歇受信間隔の範囲は、例えばGSMシ
ステムの例では、2マルチフレーム(4.615ms×
51×2=470.8ms)から9マルチフレーム
(4.615ms×51×9=2118.5ms)に相
当する時間となる。「初期値」および「所定値」として
は、実際のシステムに応じて経験的または実験的に適切
な値を求めることができる。
基づく措置が考えられる。基地局が他の移動局に割り当
てたリソース量がある閾値を超えた場合、(例えば総リ
ソースの80%を既に他の移動局に割り当てている、か
つ、この割り当てたリソースはストリーミングデータで
あり、時間的に継続して、当該リソースを占有しつづけ
ることが確定している等)、当該移動局に対し次に設定
される間歇受信間隔はその初期値に対し或る所定値だけ
長期間とする。間歇受信間隔の範囲は、例えばGSMシ
ステムの例では、2マルチフレーム(4.615ms×
51×2=470.8ms)から9マルチフレーム
(4.615ms×51×9=2118.5ms)に相
当する時間となる。「初期値」および「所定値」として
は、実際のシステムに応じて経験的または実験的に適切
な値を求めることができる。
【0043】図9に戻り、ステップS57で、登録され
ている移動局に対する着信があると判断された場合に
は、当該移動局に対する呼び出しメッセージをFCHに
セットし(S63)、このFCHを移動局に送信する
(S64)。ついで、その端末への資源割り当てを行っ
た後(S65)、着呼処理を行い(S66)、その後、
当該資源を開放する(S67)。
ている移動局に対する着信があると判断された場合に
は、当該移動局に対する呼び出しメッセージをFCHに
セットし(S63)、このFCHを移動局に送信する
(S64)。ついで、その端末への資源割り当てを行っ
た後(S65)、着呼処理を行い(S66)、その後、
当該資源を開放する(S67)。
【0044】着信が無い場合は、通常のFCHを送信す
る(S58)。ここで、FCHにはステップS56で設
定した間歇受信間隔がセットされている。これにより、
移動局は本FCHで指定された値に従って、スリープ処
理を実行する。
る(S58)。ここで、FCHにはステップS56で設
定した間歇受信間隔がセットされている。これにより、
移動局は本FCHで指定された値に従って、スリープ処
理を実行する。
【0045】端末からの発信ありの場合には(S5
9)、その端末への資源割り当てを行った後(S6
0)、発呼処理を行い(S61)、その後、当該資源を
開放する(S62)。
9)、その端末への資源割り当てを行った後(S6
0)、発呼処理を行い(S61)、その後、当該資源を
開放する(S62)。
【0046】移動局への資源の割当時には図11(a)
に示すように、資源の割り当てとともに(S81)、そ
の資源のリソースデータベース14への保存が行われる
(S82)。また移動局からの資源開放時には図11
(b)に示すように、資源の開放とともに(S91)、
その資源のリソースデータベース14からの削除が行わ
れる(S92)。
に示すように、資源の割り当てとともに(S81)、そ
の資源のリソースデータベース14への保存が行われる
(S82)。また移動局からの資源開放時には図11
(b)に示すように、資源の開放とともに(S91)、
その資源のリソースデータベース14からの削除が行わ
れる(S92)。
【0047】再度図9に戻り、端末からの切断があれば
(S68)、端末の切断処理(自基地局へのアクセスリ
ストから当該移動局を削除)を行うが(S69)、それ
が無い場合は、ステップS55に戻って上記処理を繰り
返す。
(S68)、端末の切断処理(自基地局へのアクセスリ
ストから当該移動局を削除)を行うが(S69)、それ
が無い場合は、ステップS55に戻って上記処理を繰り
返す。
【0048】以上により、基地局は、各移動局に対する
発信着信処理を行い、その際に当該移動局に割り当てた
資源に関連する情報を管理することで、その情報を基に
した移動局の間歇受信間隔の設定を動的に実行すること
ができる。
発信着信処理を行い、その際に当該移動局に割り当てた
資源に関連する情報を管理することで、その情報を基に
した移動局の間歇受信間隔の設定を動的に実行すること
ができる。
【0049】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、種々の変形、変更が可能である。例えば、
上記実施の形態では時分割復信方式についてのみ詳述し
たが、本発明は時分割復信方式に限定されるものではな
く、他の復信方式に適用することも可能である。また、
上述した具体的なフォーマットはあくまで例示であり、
本発明はそれらに限定されるものではない。
説明したが、種々の変形、変更が可能である。例えば、
上記実施の形態では時分割復信方式についてのみ詳述し
たが、本発明は時分割復信方式に限定されるものではな
く、他の復信方式に適用することも可能である。また、
上述した具体的なフォーマットはあくまで例示であり、
本発明はそれらに限定されるものではない。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、基地局の混雑状況によ
って移動局の間歇受信頻度を平均的に下げることがで
き、結果的に移動局の消費電力を低減することが可能と
なる。従って、移動局である無線通信端末が充電池で動
作している場合には一度の充電で更に長い待受け時間を
実現できるようになる。
って移動局の間歇受信頻度を平均的に下げることがで
き、結果的に移動局の消費電力を低減することが可能と
なる。従って、移動局である無線通信端末が充電池で動
作している場合には一度の充電で更に長い待受け時間を
実現できるようになる。
【0051】また、本発明にて使用される間歇受信のた
めの機構自体は、充電池等で動作する移動局には標準的
に備わっている機構であり、本発明を実施したことによ
る回路規模の増大といった欠点は無い。
めの機構自体は、充電池等で動作する移動局には標準的
に備わっている機構であり、本発明を実施したことによ
る回路規模の増大といった欠点は無い。
【図1】本発明による無線通信システムの概略構成を示
す図である。
す図である。
【図2】図1のシステムにおける移動局としての無線通
信端末の構成例を示すブロック図である。
信端末の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のシステムで使用される無線チャネルのフ
ォーマットを示す図である。
ォーマットを示す図である。
【図4】図3に示したフレームコントロールチャネル
(FCH)のフォーマットの一例を示す図である。
(FCH)のフォーマットの一例を示す図である。
【図5】図4に示したIEのフォーマットの一例を示す
図である。
図である。
【図6】ダウンリンク帯域割り当ての場合のIEの具体
例を示す図である。
例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における基地局と移動局の
間歇受信における基地局(AP)と移動局(MT)の送
受信動作タイミングの一例を示す図である。
間歇受信における基地局(AP)と移動局(MT)の送
受信動作タイミングの一例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における移動局の動作フロ
ーの一例を示す図である。
ーの一例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における基地局の動作フロ
ーの一例を示す図である。
ーの一例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における移動局に設定す
る間歇受信間隔の再設定の具体例を示す図である。
る間歇受信間隔の再設定の具体例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態における移動局への資源
の割当時(a)、および、資源開放時(b)の動作フロ
ーの一例を示す図である。
の割当時(a)、および、資源開放時(b)の動作フロ
ーの一例を示す図である。
11,12…移動局(無線通信端末)、13…基地局、
14…データベース、125…制御部
14…データベース、125…制御部
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
Fターム(参考) 5K027 AA11 BB17 CC08 EE11 GG02
HH00
5K067 BB04 BB21 CC22 DD27 DD43
EE02 EE10 GG01 GG11 KK05
Claims (11)
- 【請求項1】少なくとも1つの基地局と複数の移動局と
から構成される無線通信システムであって、 移動局は、基地局からの送信信号を間歇的に受信する機
能、受信を行っていない期間は特定の内部回路の電源を
遮断または動作周波数を低下させる機能、および、間歇
受信間隔情報を基地局から逐次受信しこの情報に基づい
て間歇受信間隔を動的に変更する機能を有し、 基地局は、各移動局の間歇受信間隔を、他の移動局の通
信の状況に基づいて動的に変更する機能、および、この
変更された間歇受信間隔の情報を当該移動局へ通知する
機能を有することを特徴とする無線通信システム。 - 【請求項2】前記他の移動局の通信の状況は、前記基地
局が当該他の移動局に割り当てた通信用資源の多寡に関
する情報を含むことを特徴とする請求項1記載の無線通
信システム。 - 【請求項3】前記他の移動局の通信の状況は、前記基地
局が当該他の移動局に割り当てたダウンリンクおよびア
ップリンクの少なくとも一方のトラフィックチャネルの
占有率、および/または、当該他の移動局に割り当てた
トラフィックの種別もしくは状況を含むことを特徴とす
る請求項1記載の無線通信システム。 - 【請求項4】前記基地局からの間歇受信間隔の指定が無
い場合は、各移動局はあらかじめ決められた間隔で間歇
受信動作を行うことを特徴とする請求項1,2または3
記載の無線通信システム。 - 【請求項5】複数の移動局との間で通信を行う基地局で
あって、 移動局が基地局からの送信信号を間歇的に受信するため
の間歇受信間隔を各移動局に対して設定する手段と、 この設定した間歇受信間隔を当該移動局に対して通知す
る手段と、 ある移動局に対する前記間歇受信間隔を、他の移動局の
通信の状況に基づいて動的に変更する手段と、 を備えたことを特徴とする基地局。 - 【請求項6】前記他の移動局の通信の状況は、前記基地
局が当該他の移動局に割り当てた通信用資源の多寡に関
する情報を含むことを特徴とする請求項5記載の基地
局。 - 【請求項7】前記他の移動局の通信の状況は、前記基地
局が当該他の移動局に割り当てられたダウンリンクおよ
びアップリンクの少なくとも一方のトラフィックチャネ
ルの占有率、および/または、当該他の移動局に割り当
てられたトラフィックの種別もしくは状況を含むことを
特徴とする請求項5記載の基地局。 - 【請求項8】基地局と通信を行う移動局としての無線通
信端末であって、 基地局からの送信信号を間歇的に受信する手段と、 受信を行っていない期間は特定の内部回路の電源を遮断
または動作周波数を低下させる手段と、 間歇受信間隔情報を基地局から逐次受信しこの情報に基
づいて間歇受信間隔を動的に変更する手段と、 を備えたことを特徴とする無線通信端末。 - 【請求項9】前記他の移動局の通信の状況は、前記基地
局が当該他の移動局に割り当てた通信用資源の多寡に関
する情報を含むことを特徴とする請求項8記載の無線通
信端末。 - 【請求項10】前記他の移動局の通信の状況は、前記基
地局が当該他の移動局に割り当てたダウンリンクおよび
アップリンクの少なくとも一方のトラフィックチャネル
の占有率、および/または、当該他の移動局に割り当て
たトラフィックの種別もしくは状況を含むことを特徴と
する請求項8記載の無線通信端末。 - 【請求項11】前記基地局からの間歇受信間隔の指定が
無い場合は、各移動局はあらかじめ決められた間隔で間
歇受信動作を行うことを特徴とする請求項8,9または
10記載の無線通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002029405A JP2003229811A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 無線通信システム、基地局および無線通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002029405A JP2003229811A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 無線通信システム、基地局および無線通信端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003229811A true JP2003229811A (ja) | 2003-08-15 |
Family
ID=27750134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002029405A Withdrawn JP2003229811A (ja) | 2002-02-06 | 2002-02-06 | 無線通信システム、基地局および無線通信端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003229811A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008507896A (ja) * | 2004-07-21 | 2008-03-13 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 通信システムのための共有シグナリングチャネル |
JP2009514457A (ja) * | 2005-10-27 | 2009-04-02 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 通信システムにおけるフレームインタレースを指定することによる節電する方法および装置 |
CN101529954A (zh) * | 2006-10-23 | 2009-09-09 | 夏普株式会社 | 移动体通讯系统、移动体通讯方法、基站装置及移动站装置 |
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-
2002
- 2002-02-06 JP JP2002029405A patent/JP2003229811A/ja not_active Withdrawn
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009514457A (ja) * | 2005-10-27 | 2009-04-02 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 通信システムにおけるフレームインタレースを指定することによる節電する方法および装置 |
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CN101529954A (zh) * | 2006-10-23 | 2009-09-09 | 夏普株式会社 | 移动体通讯系统、移动体通讯方法、基站装置及移动站装置 |
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