JP2003228909A - 光ディスク記録再生システム、ドライブ装置、記録再生方法及び光ディスク - Google Patents
光ディスク記録再生システム、ドライブ装置、記録再生方法及び光ディスクInfo
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- JP2003228909A JP2003228909A JP2002021089A JP2002021089A JP2003228909A JP 2003228909 A JP2003228909 A JP 2003228909A JP 2002021089 A JP2002021089 A JP 2002021089A JP 2002021089 A JP2002021089 A JP 2002021089A JP 2003228909 A JP2003228909 A JP 2003228909A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 書換え可能な光ディスク記録再生システムに
おいて、記録したディスクが勝手に持ち出された場合、
ディスクの情報の秘匿、改ざんを防止する。 【解決手段】 記録したディスクに対してホストからの
保護コマンドにより、ディスクのユーザエリア外の記録
エリアのディスク識別コードを暗号化し、保護解除コマ
ンドにより暗号化を解除する光ディスク記録再生システ
ムを提供する。
おいて、記録したディスクが勝手に持ち出された場合、
ディスクの情報の秘匿、改ざんを防止する。 【解決手段】 記録したディスクに対してホストからの
保護コマンドにより、ディスクのユーザエリア外の記録
エリアのディスク識別コードを暗号化し、保護解除コマ
ンドにより暗号化を解除する光ディスク記録再生システ
ムを提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスクに記録さ
れた情報の秘匿および書換え防止のための記録再生シス
テムに係り、特に、光ディスク媒体に記録された情報の
記録再生に保護をかける記録再生保護技術システムに関
する。
れた情報の秘匿および書換え防止のための記録再生シス
テムに係り、特に、光ディスク媒体に記録された情報の
記録再生に保護をかける記録再生保護技術システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】書き換え可能な光ディスク媒体として、
例えば、CDに対してはCD−RWが、DVDに対して
はDVD−RAMまたはDVD−RWが大容量記録媒体
として市場に出回っており、今後さまざまな用途に利用
されようとしている。このような書換え可能媒体である
光ディスクは、その可般性という特徴を生かして複数の
PC間でのデータの移動だけでなくAV製品であるディ
スクプレイヤーやレコーダーに対しても相互にデータの
授受がなされようとしてきている。
例えば、CDに対してはCD−RWが、DVDに対して
はDVD−RAMまたはDVD−RWが大容量記録媒体
として市場に出回っており、今後さまざまな用途に利用
されようとしている。このような書換え可能媒体である
光ディスクは、その可般性という特徴を生かして複数の
PC間でのデータの移動だけでなくAV製品であるディ
スクプレイヤーやレコーダーに対しても相互にデータの
授受がなされようとしてきている。
【0003】このような大容量の光ディスク記録再生シ
ステムにおける情報の受け渡しには、著作権保護のため
コピー防止を行う再生専用ディスクにおけるCPPM
(Content Protection for P
re−recorded Media)や記録可能ディ
スクにおけるCPRM(Content Protec
tion for Recordable Medi
a)などのコンテンツ保護方式が採用されており、この
機能が付加されたディスクにおいてはディスクの情報を
コピーしてもマスタと同等の再生はできないことになっ
ていた。
ステムにおける情報の受け渡しには、著作権保護のため
コピー防止を行う再生専用ディスクにおけるCPPM
(Content Protection for P
re−recorded Media)や記録可能ディ
スクにおけるCPRM(Content Protec
tion for Recordable Medi
a)などのコンテンツ保護方式が採用されており、この
機能が付加されたディスクにおいてはディスクの情報を
コピーしてもマスタと同等の再生はできないことになっ
ていた。
【0004】例えば、書換え可能な媒体の一つであるD
VD−Rディスクにおいては、映像や音声などのデータ
情報はCSS(Contents Scramblin
gSystem)と呼ぶコンテンツ固有の識別情報で主
データを暗号化するシステムを採用しており、データは
暗号化されて主情報領域に記録される。
VD−Rディスクにおいては、映像や音声などのデータ
情報はCSS(Contents Scramblin
gSystem)と呼ぶコンテンツ固有の識別情報で主
データを暗号化するシステムを採用しており、データは
暗号化されて主情報領域に記録される。
【0005】一方、この主情報領域の暗号を解くための
鍵情報を含む物理フォーマット情報及びディスク製造情
報はDVD−Rの内周部側のリードイン領域にあるコン
トロールデータ領域に記録されており、DVDディスク
の再生はシステム制御回路の指示に基づき光ピックアッ
プをDVDディスクの内周部側の部位に移動して光ピッ
クアップによって読み取る。読み取られた信号がコント
ロールデータ領域の鍵情報の場合は、フロントエンドプ
ロセッサで増幅された後にディジタル化して復調されて
システム制御回路に送られ、鍵情報でない場合は光ピッ
クアップをDVDディスクの更に内周部側の部位に移動
させ、DVDディスクの鍵情報を探す。このような動作
を繰り返えすことにより、DVDディスクの内周部側の
部位に位置するコントロールデータ領域に記録されてい
る鍵情報が探し出される。
鍵情報を含む物理フォーマット情報及びディスク製造情
報はDVD−Rの内周部側のリードイン領域にあるコン
トロールデータ領域に記録されており、DVDディスク
の再生はシステム制御回路の指示に基づき光ピックアッ
プをDVDディスクの内周部側の部位に移動して光ピッ
クアップによって読み取る。読み取られた信号がコント
ロールデータ領域の鍵情報の場合は、フロントエンドプ
ロセッサで増幅された後にディジタル化して復調されて
システム制御回路に送られ、鍵情報でない場合は光ピッ
クアップをDVDディスクの更に内周部側の部位に移動
させ、DVDディスクの鍵情報を探す。このような動作
を繰り返えすことにより、DVDディスクの内周部側の
部位に位置するコントロールデータ領域に記録されてい
る鍵情報が探し出される。
【0006】そして、この鍵情報を検知すると、システ
ム制御回路は光ピックアップをDVDディスクの外周部
側の部位に移動させ、光ピックアップは、DVDディス
クの主情報領域に記録されているデータ情報を読み出
す。
ム制御回路は光ピックアップをDVDディスクの外周部
側の部位に移動させ、光ピックアップは、DVDディス
クの主情報領域に記録されているデータ情報を読み出
す。
【0007】このデータ情報は暗号化されているので、
先に読み出されたコントロールデータ領域に記録されて
いた鍵情報を用いて主情報領域のデータ情報の暗号を解
き、元の正常な映像や音声データを再構築する。コピー
保護に対しては暗号化された主情報領域はコピーできる
が、コントロールデータ領域の鍵情報はコピーできない
ため同一ディスクの複製は不可能となる。
先に読み出されたコントロールデータ領域に記録されて
いた鍵情報を用いて主情報領域のデータ情報の暗号を解
き、元の正常な映像や音声データを再構築する。コピー
保護に対しては暗号化された主情報領域はコピーできる
が、コントロールデータ領域の鍵情報はコピーできない
ため同一ディスクの複製は不可能となる。
【0008】また、特開平11−213538号公報に
は、所定の設定指示に基づき、記憶媒体の所定形式で所
定領域に記録した記憶媒体の管理情報を別の形式に変
換、又は別の領域に変更する書き込み制御手段を有し、
更に、記憶媒体に記録された第一の識別記号と、記憶媒
体が装着された情報記憶装置の識別記号である第二の識
別記号が対応する場合、別の形式に変換された管理情報
を所定形式に復元、又は、管理情報を別の領域から読み
出す読み出し制御手段を設けることが示されている。
は、所定の設定指示に基づき、記憶媒体の所定形式で所
定領域に記録した記憶媒体の管理情報を別の形式に変
換、又は別の領域に変更する書き込み制御手段を有し、
更に、記憶媒体に記録された第一の識別記号と、記憶媒
体が装着された情報記憶装置の識別記号である第二の識
別記号が対応する場合、別の形式に変換された管理情報
を所定形式に復元、又は、管理情報を別の領域から読み
出す読み出し制御手段を設けることが示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなコ
ピー保護方式が採用されたディスクにおいては、ディス
クに記録されたコンテンツのコピーは無効にできるもの
の、ディスク自体が盗用された場合にはディスクの情報
はそのままアクセス可能であり情報の取得は可能であっ
た。
ピー保護方式が採用されたディスクにおいては、ディス
クに記録されたコンテンツのコピーは無効にできるもの
の、ディスク自体が盗用された場合にはディスクの情報
はそのままアクセス可能であり情報の取得は可能であっ
た。
【0010】即ち、CSS(Content Scra
mble System)のようなコピープロテクトシ
ステムは、その情報自体の守秘に関しては有効なシステ
ムとは言えず、たとえば自前で作成した重要な記録デー
タが勝手に持ち出された場合などは、そのデータに再生
専用のDVD同様のコピーガードをかけられていても、
情報はそのまま盗み見られたり悪意により改ざんされた
りする状況にあった。
mble System)のようなコピープロテクトシ
ステムは、その情報自体の守秘に関しては有効なシステ
ムとは言えず、たとえば自前で作成した重要な記録デー
タが勝手に持ち出された場合などは、そのデータに再生
専用のDVD同様のコピーガードをかけられていても、
情報はそのまま盗み見られたり悪意により改ざんされた
りする状況にあった。
【0011】これはDVD−Rに限らず、追記または書
換え可能なCD−R/RWやDVD−RWまたはDVD
−RAM媒体においても同様な状態にあり、書換え可能
なリムーバブル媒体需要の伸びとともに、ディスクのコ
ピー防止ばかりでなく、ディスクそのものの情報取得を
防止する、あるいは、書換え防止を実現するディスク情
報保護システムの必要性が高まりつつある。
換え可能なCD−R/RWやDVD−RWまたはDVD
−RAM媒体においても同様な状態にあり、書換え可能
なリムーバブル媒体需要の伸びとともに、ディスクのコ
ピー防止ばかりでなく、ディスクそのものの情報取得を
防止する、あるいは、書換え防止を実現するディスク情
報保護システムの必要性が高まりつつある。
【0012】このような不正なディスクコピーおよび情
報の漏洩を禁止するデータ記録方法として、例えば特開
2001−195827号公報には、光ディスクにディ
ジタルデータを記録する際に、ディジタルデータの記録
毎にそれぞれ独立の記録識別情報を生成し、この生成さ
れた記録識別情報を用いて入力データを暗号化し、か
つ、この記録識別情報を上記光ディスク固有の記録媒体
識別情報を用いて暗号化して光ディスクに記録すること
により、この記録識別情報が不明である限りデータが有
効にならずコピー抑止を可能としている。
報の漏洩を禁止するデータ記録方法として、例えば特開
2001−195827号公報には、光ディスクにディ
ジタルデータを記録する際に、ディジタルデータの記録
毎にそれぞれ独立の記録識別情報を生成し、この生成さ
れた記録識別情報を用いて入力データを暗号化し、か
つ、この記録識別情報を上記光ディスク固有の記録媒体
識別情報を用いて暗号化して光ディスクに記録すること
により、この記録識別情報が不明である限りデータが有
効にならずコピー抑止を可能としている。
【0013】しかし、この従来技術におけるデータ記録
再生では、ディスクへのデータ記録ごとに記録識別情報
で記録データを暗号化し、またディスクからのデータ再
生ごとに記録識別情報で暗号化データを解く必要があ
り、この暗号化処理および暗号解除処理に要する手続き
および処理に多くの時間を必要とし、データ転送レート
を低下させることなくデータ記録再生と並行して暗号化
処理および暗号解除処理を実現するには高速回路部を必
要とするという欠点があった。
再生では、ディスクへのデータ記録ごとに記録識別情報
で記録データを暗号化し、またディスクからのデータ再
生ごとに記録識別情報で暗号化データを解く必要があ
り、この暗号化処理および暗号解除処理に要する手続き
および処理に多くの時間を必要とし、データ転送レート
を低下させることなくデータ記録再生と並行して暗号化
処理および暗号解除処理を実現するには高速回路部を必
要とするという欠点があった。
【0014】また、前述の特開平11−213548号
公報記載の技術においては、情報保護のために、記録媒
体の管理情報の形式を変更し、管理情報の形式変更に対
応する識別符号を記憶媒体に記憶しておき、ディスクロ
ーディングの際に、この識別符号と記憶装置が有する識
別符号が一致した場合にのみ記録媒体のユーザエリアへ
のアクセスを有効にしており、機密保護が充分とは言え
ない。また、識別符号が一致しない場合にはローディン
グ不可となり記録媒体へのアクセスが禁止されるため、
記録媒体そのものの使用が不可能になるが、記録媒体に
記録されている機密情報へのアクセスを禁止し、この記
憶媒体そのものは使用できるようにすべきである。
公報記載の技術においては、情報保護のために、記録媒
体の管理情報の形式を変更し、管理情報の形式変更に対
応する識別符号を記憶媒体に記憶しておき、ディスクロ
ーディングの際に、この識別符号と記憶装置が有する識
別符号が一致した場合にのみ記録媒体のユーザエリアへ
のアクセスを有効にしており、機密保護が充分とは言え
ない。また、識別符号が一致しない場合にはローディン
グ不可となり記録媒体へのアクセスが禁止されるため、
記録媒体そのものの使用が不可能になるが、記録媒体に
記録されている機密情報へのアクセスを禁止し、この記
憶媒体そのものは使用できるようにすべきである。
【0015】本発明の目的は上記の課題を解決するもの
であり、コピーガードをかけるだけでなく、情報の取得
を不可能にして情報秘匿することにより、ディスク上に
記録された情報が第3者等により不正に持ち出されたと
してもデータの改ざん防止を可能とする記録再生技術を
提供することにある。また、本発明の目的はデータ転送
レートの制約のあるディスクに対するデータ記録再生時
の暗号化処理あるいは暗号解除処理に高速回路部を必要
としない光ディスク記録再生技術を提供することにあ
る。
であり、コピーガードをかけるだけでなく、情報の取得
を不可能にして情報秘匿することにより、ディスク上に
記録された情報が第3者等により不正に持ち出されたと
してもデータの改ざん防止を可能とする記録再生技術を
提供することにある。また、本発明の目的はデータ転送
レートの制約のあるディスクに対するデータ記録再生時
の暗号化処理あるいは暗号解除処理に高速回路部を必要
としない光ディスク記録再生技術を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、第1の発明では、光ディスク記録再生システム
は、ディスクのユーザ使用領域以外に書換え可能領域を
有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領域にディ
スクフォーマット有無を定義する識別コード領域を備え
た光ディスクと、該光ディスクに光ピックアップにて記
録再生する光ディスクドライブ装置と、該光ディスクと
該光ディスクドライブ装置を制御するホストコンピュー
タとを備え、該光ディスクドライブ装置に情報保護及び
解除処理部を設け、該ホストコンピュータが発行する保
護識別情報を有する保護コマンドに基づいて、該情報保
護及び解除処理部にて該光ディスクの識別コード領域に
該保護識別情報を書き込んで該光ディスクに記録し、あ
るいは、該ホストコンピュータが発行する保護識別情報
を有する保護解除コマンドに基づいて、該保護解除コマ
ンドの保護識別情報と該光ディスクドライブ装置に挿入
されている該光ディスクの識別コードとを該情報保護及
び解除処理部に格納して一致判別を行い、一致した場合
のみ該識別コードをフォーマット済の符号に書換え、該
光ピックアップにて該光ディスクに記録する。
ために、第1の発明では、光ディスク記録再生システム
は、ディスクのユーザ使用領域以外に書換え可能領域を
有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領域にディ
スクフォーマット有無を定義する識別コード領域を備え
た光ディスクと、該光ディスクに光ピックアップにて記
録再生する光ディスクドライブ装置と、該光ディスクと
該光ディスクドライブ装置を制御するホストコンピュー
タとを備え、該光ディスクドライブ装置に情報保護及び
解除処理部を設け、該ホストコンピュータが発行する保
護識別情報を有する保護コマンドに基づいて、該情報保
護及び解除処理部にて該光ディスクの識別コード領域に
該保護識別情報を書き込んで該光ディスクに記録し、あ
るいは、該ホストコンピュータが発行する保護識別情報
を有する保護解除コマンドに基づいて、該保護解除コマ
ンドの保護識別情報と該光ディスクドライブ装置に挿入
されている該光ディスクの識別コードとを該情報保護及
び解除処理部に格納して一致判別を行い、一致した場合
のみ該識別コードをフォーマット済の符号に書換え、該
光ピックアップにて該光ディスクに記録する。
【0017】第2の発明では、光ディスク記録再生シス
テムは、ディスクのユーザ使用領域以外に書換え可能領
域を有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領域に
ディスクフォーマット有無を定義する識別コード領域と
リザーブエリアを備えた光ディスクと、光ピックアップ
にて該光ディスクに記録再生する光ディスクドライブ装
置と、該光ディスクと該光ディスクドライブ装置を制御
するホストコンピュータとを備え、該光ディスクドライ
ブ装置に情報保護及び解除処理部を設け、該ホストコン
ピュータが発行するパスワードを有する保護コマンドに
基づいて、該情報保護及び解除処理部にて、該識別コー
ド領域に保護識別情報を、リザーブエリアに該パスワー
ドを書き込んで該光ディスクに記録し、あるいは、該ホ
ストコンピュータが発行するパスワードを有する保護解
除コマンドに基づいて、該保護解除コマンドのパスワー
ドと該光ディスクドライブ装置に装着されている光ディ
スクのリザーブエリアに記載されたパスワードを該情報
保護及び解除処理部に格納して一致判別を行い、一致し
た場合のみ該識別コード領域に記録されている識別コー
ドの符号をフォーマット済の符号に書換え、該光ピック
アップにて該光ディスクに記録する。
テムは、ディスクのユーザ使用領域以外に書換え可能領
域を有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領域に
ディスクフォーマット有無を定義する識別コード領域と
リザーブエリアを備えた光ディスクと、光ピックアップ
にて該光ディスクに記録再生する光ディスクドライブ装
置と、該光ディスクと該光ディスクドライブ装置を制御
するホストコンピュータとを備え、該光ディスクドライ
ブ装置に情報保護及び解除処理部を設け、該ホストコン
ピュータが発行するパスワードを有する保護コマンドに
基づいて、該情報保護及び解除処理部にて、該識別コー
ド領域に保護識別情報を、リザーブエリアに該パスワー
ドを書き込んで該光ディスクに記録し、あるいは、該ホ
ストコンピュータが発行するパスワードを有する保護解
除コマンドに基づいて、該保護解除コマンドのパスワー
ドと該光ディスクドライブ装置に装着されている光ディ
スクのリザーブエリアに記載されたパスワードを該情報
保護及び解除処理部に格納して一致判別を行い、一致し
た場合のみ該識別コード領域に記録されている識別コー
ドの符号をフォーマット済の符号に書換え、該光ピック
アップにて該光ディスクに記録する。
【0018】第3の発明では、第2の発明において、該
光ディスクドライブ装置に暗号及び復号化処理回路を設
け、該ホストコンピュータが発行するパスワードを有す
る保護コマンドに基づいて、該情報保護及び解除処理部
にて識別コードに保護識別情報を書き込むとともにリザ
ーブエリアに該パスワードを書き込み、該暗号及び復号
化処理回路にて該光ディスクの書換え可能領域の暗号化
処理を行い、光ピックアップにて該光ディスクに記録す
る、あるいは、該ホストコンピュータが発行するパスワ
ードを有する保護解除コマンドに基づいて、該保護解除
コマンドのパスワードと該光ディスクドライブ装置に装
着されている光ディスクのリザーブエリアに記録されて
いるパスワードを情報保護及び解除処理部に格納して一
致判別を行い、一致した場合のみ識別コードをフォーマ
ット済の符号に書換え、該暗号・復号化処理回路にて該
光ディスク書換え可能領域の暗号化された情報の復号化
処理を行い、光ピックアップにて該光ディスクに記録す
る。
光ディスクドライブ装置に暗号及び復号化処理回路を設
け、該ホストコンピュータが発行するパスワードを有す
る保護コマンドに基づいて、該情報保護及び解除処理部
にて識別コードに保護識別情報を書き込むとともにリザ
ーブエリアに該パスワードを書き込み、該暗号及び復号
化処理回路にて該光ディスクの書換え可能領域の暗号化
処理を行い、光ピックアップにて該光ディスクに記録す
る、あるいは、該ホストコンピュータが発行するパスワ
ードを有する保護解除コマンドに基づいて、該保護解除
コマンドのパスワードと該光ディスクドライブ装置に装
着されている光ディスクのリザーブエリアに記録されて
いるパスワードを情報保護及び解除処理部に格納して一
致判別を行い、一致した場合のみ識別コードをフォーマ
ット済の符号に書換え、該暗号・復号化処理回路にて該
光ディスク書換え可能領域の暗号化された情報の復号化
処理を行い、光ピックアップにて該光ディスクに記録す
る。
【0019】第4の発明では、光ディスク記録再生シス
テムは、ディスクのユーザ使用領域以外に書換え可能領
域を有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領域に
ディスクフォーマット有無を定義する識別コード領域を
備えた光ディスクと、該光ディスクに記録再生する光デ
ィスクドライブ装置と、該光ディスクと該光ディスクド
ライブ装置を制御するホストコンピュータとを備え、該
光ディスクドライブ装置に情報保護及び解除処理部と光
ディスクドライブ固有情報を格納するドライブ固有情報
記録部を設け、該ホストコンピュータが発行する保護コ
マンドに基づいて、該情報保護及び解除処理部にて該デ
ィスクの該識別コード領域に該光ディスクドライブ固有
情報を鍵情報とする保護識別情報を書き込んで該光ディ
スクに記録する、あるいは、該ホストコンピュータが発
行する保護解除コマンドに基づいて、該ドライブ固有情
報記録部の光ディスクドライブ固有情報を鍵情報とする
情報保護識別符号と該光ディスクドライブ装置に装着さ
れている光ディスクの識別コードを該情報保護及び解除
処理部に格納して一致判別を行い、一致する場合のみ該
識別コードをフォーマット済の符号に書換えるととも
に、光ピックアップにて該光ディスクに記録する。
テムは、ディスクのユーザ使用領域以外に書換え可能領
域を有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領域に
ディスクフォーマット有無を定義する識別コード領域を
備えた光ディスクと、該光ディスクに記録再生する光デ
ィスクドライブ装置と、該光ディスクと該光ディスクド
ライブ装置を制御するホストコンピュータとを備え、該
光ディスクドライブ装置に情報保護及び解除処理部と光
ディスクドライブ固有情報を格納するドライブ固有情報
記録部を設け、該ホストコンピュータが発行する保護コ
マンドに基づいて、該情報保護及び解除処理部にて該デ
ィスクの該識別コード領域に該光ディスクドライブ固有
情報を鍵情報とする保護識別情報を書き込んで該光ディ
スクに記録する、あるいは、該ホストコンピュータが発
行する保護解除コマンドに基づいて、該ドライブ固有情
報記録部の光ディスクドライブ固有情報を鍵情報とする
情報保護識別符号と該光ディスクドライブ装置に装着さ
れている光ディスクの識別コードを該情報保護及び解除
処理部に格納して一致判別を行い、一致する場合のみ該
識別コードをフォーマット済の符号に書換えるととも
に、光ピックアップにて該光ディスクに記録する。
【0020】第5の発明では、光ディスクドライブ装置
は、光ピックアップと、情報保護及び解除処理部と、ホ
ストコンピュータが発行する保護識別情報を有する保護
コマンドに基づいて、該情報保護及び解除処理部にて該
光ディスクの識別コード領域に該保護識別情報を記録す
る手段とを備え、該ホストコンピュータが発行する保護
識別情報を有する保護解除コマンドに基づいて、該保護
解除コマンドの保護識別情報と該光ディスクから再生さ
れた識別コードとを該情報保護及び解除処理部に格納し
て一致判別を行い、一致した場合のみ該光ディスクの書
き換え可能領域に書き込まれている該識別コードをフォ
ーマット済の符号に書換えて、該光ピックアップにて該
光ディスクに記録する。
は、光ピックアップと、情報保護及び解除処理部と、ホ
ストコンピュータが発行する保護識別情報を有する保護
コマンドに基づいて、該情報保護及び解除処理部にて該
光ディスクの識別コード領域に該保護識別情報を記録す
る手段とを備え、該ホストコンピュータが発行する保護
識別情報を有する保護解除コマンドに基づいて、該保護
解除コマンドの保護識別情報と該光ディスクから再生さ
れた識別コードとを該情報保護及び解除処理部に格納し
て一致判別を行い、一致した場合のみ該光ディスクの書
き換え可能領域に書き込まれている該識別コードをフォ
ーマット済の符号に書換えて、該光ピックアップにて該
光ディスクに記録する。
【0021】第6の発明では、光ディスクドライブ装置
は、光ピックアップと、情報保護及び解除処理部と、ホ
ストコンピュータが発行するパスワードを有する保護コ
マンドに基づいて、該情報保護及び解除処理部にて、光
ディスクの識別コード領域に保護識別情報を書き込み、
該光ディスクのリザーブエリアに該パスワードを記録す
る手段とを備え、該ホストコンピュータが発行するパス
ワードを有する保護解除コマンドと該光ディスクのリザ
ーブエリアに記載されたパスワードを該情報保護及び解
除処理部に格納して一致判別を行い、一致した場合のみ
該光ディスクの識別コード領域に記録されている識別コ
ードの符号をフォーマット済の符号に書換えて、該光ピ
ックアップで該光ディスクに記録する。
は、光ピックアップと、情報保護及び解除処理部と、ホ
ストコンピュータが発行するパスワードを有する保護コ
マンドに基づいて、該情報保護及び解除処理部にて、光
ディスクの識別コード領域に保護識別情報を書き込み、
該光ディスクのリザーブエリアに該パスワードを記録す
る手段とを備え、該ホストコンピュータが発行するパス
ワードを有する保護解除コマンドと該光ディスクのリザ
ーブエリアに記載されたパスワードを該情報保護及び解
除処理部に格納して一致判別を行い、一致した場合のみ
該光ディスクの識別コード領域に記録されている識別コ
ードの符号をフォーマット済の符号に書換えて、該光ピ
ックアップで該光ディスクに記録する。
【0022】第7の発明では、第6の発明において、暗
号及び復号化処理回路を設け、該暗号及び復号化処理回
路にて該光ディスクの書換え可能領域の暗号化処理を行
って、該光ピックアップにて該光ディスクに記録し、該
ホストコンピュータが発行するパスワードを有する保護
解除コマンドに基づいて、該保護解除コマンドのパスワ
ードと該光ディスクの該リザーブエリアに記録されてい
るパスワードが一致した場合のみ、該暗号及び復号化処
理回路にて該光ディスク書換え可能領域の暗号化された
情報の復号化処理を行い、光ピックアップにて該光ディ
スクに記録する。
号及び復号化処理回路を設け、該暗号及び復号化処理回
路にて該光ディスクの書換え可能領域の暗号化処理を行
って、該光ピックアップにて該光ディスクに記録し、該
ホストコンピュータが発行するパスワードを有する保護
解除コマンドに基づいて、該保護解除コマンドのパスワ
ードと該光ディスクの該リザーブエリアに記録されてい
るパスワードが一致した場合のみ、該暗号及び復号化処
理回路にて該光ディスク書換え可能領域の暗号化された
情報の復号化処理を行い、光ピックアップにて該光ディ
スクに記録する。
【0023】第8の発明では、光ディスクドライブ装置
は、光ピックアップと、情報保護及び解除処理部と、ド
ライブ装置の固有情報を格納する固有情報記録部と、ホ
ストコンピュータが発行する保護コマンドに基づいて、
該情報保護及び解除処理部にて該光ディスクの該識別コ
ード領域に該固有情報を鍵情報とする保護識別情報を記
録する手段とを備え、該ホストコンピュータが発行する
保護解除コマンドに基づいて、該固有情報記録部の該固
有情報を鍵情報とする情報保護識別符号と該光ディスク
の識別コードを該情報保護及び解除処理部に格納して一
致判別を行い、一致する場合のみ該識別コードをフォー
マット済の符号に書換えるとともに、光ピックアップに
て該光ディスクに記録する。
は、光ピックアップと、情報保護及び解除処理部と、ド
ライブ装置の固有情報を格納する固有情報記録部と、ホ
ストコンピュータが発行する保護コマンドに基づいて、
該情報保護及び解除処理部にて該光ディスクの該識別コ
ード領域に該固有情報を鍵情報とする保護識別情報を記
録する手段とを備え、該ホストコンピュータが発行する
保護解除コマンドに基づいて、該固有情報記録部の該固
有情報を鍵情報とする情報保護識別符号と該光ディスク
の識別コードを該情報保護及び解除処理部に格納して一
致判別を行い、一致する場合のみ該識別コードをフォー
マット済の符号に書換えるとともに、光ピックアップに
て該光ディスクに記録する。
【0024】第9の発明では、記録再生方法は、ホスト
コンピュータが発行するパスワードを有する保護コマン
ドに基づいて、光ディスクの識別コード領域に保護識別
情報を記録し、該光ディスクのリザーブエリアに該パス
ワードを記録するステップと、該ホストコンピュータが
発行するパスワードを有する保護解除コマンドと該光デ
ィスクのリザーブエリアに記載されたパスワードの一致
を判別するステップと、一致した場合のみ該光ディスク
の識別コード領域に記録されている識別コードの符号を
フォーマット済の符号に書換えて、該光ディスクに記録
するステップとを備える。
コンピュータが発行するパスワードを有する保護コマン
ドに基づいて、光ディスクの識別コード領域に保護識別
情報を記録し、該光ディスクのリザーブエリアに該パス
ワードを記録するステップと、該ホストコンピュータが
発行するパスワードを有する保護解除コマンドと該光デ
ィスクのリザーブエリアに記載されたパスワードの一致
を判別するステップと、一致した場合のみ該光ディスク
の識別コード領域に記録されている識別コードの符号を
フォーマット済の符号に書換えて、該光ディスクに記録
するステップとを備える。
【0025】第10の発明では、第9の発明において、
該ホストコンピュータが発行するパスワードを有する保
護コマンドに基づいて、該光ディスクの書換え可能領域
の暗号化処理を行って該光ディスクに記録するステップ
と、該保護解除コマンドのパスワードと該光ディスクの
該リザーブエリアに記録されているパスワードが一致し
た場合のみ、該光ディスク書換え可能領域の暗号化され
た情報の復号化処理を行って該光ディスクに記録する。
該ホストコンピュータが発行するパスワードを有する保
護コマンドに基づいて、該光ディスクの書換え可能領域
の暗号化処理を行って該光ディスクに記録するステップ
と、該保護解除コマンドのパスワードと該光ディスクの
該リザーブエリアに記録されているパスワードが一致し
た場合のみ、該光ディスク書換え可能領域の暗号化され
た情報の復号化処理を行って該光ディスクに記録する。
【0026】第11の発明では、記録再生方法は、ホス
トコンピュータが発行する保護コマンドに基づいて、光
ディスクの該識別コード領域にドライブ装置の固有情報
を鍵情報とする保護識別情報を記録するステップと、該
ホストコンピュータが発行する保護解除コマンドに基づ
いて、該固有情報を鍵情報とする情報保護識別符号と該
光ディスクの識別コードの一致を判別するステップと、
一致する場合のみ該識別コードをフォーマット済の符号
に書換えるとともに、該光ディスクに記録するステップ
とを備える。
トコンピュータが発行する保護コマンドに基づいて、光
ディスクの該識別コード領域にドライブ装置の固有情報
を鍵情報とする保護識別情報を記録するステップと、該
ホストコンピュータが発行する保護解除コマンドに基づ
いて、該固有情報を鍵情報とする情報保護識別符号と該
光ディスクの識別コードの一致を判別するステップと、
一致する場合のみ該識別コードをフォーマット済の符号
に書換えるとともに、該光ディスクに記録するステップ
とを備える。
【0027】第12の発明では、書き換え可能な光ディ
スクは、ユーザ使用領域と、ユーザ使用領域以外の書換
え可能領域とを有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え
可能領域にディスクフォーマット有無を定義する識別コ
ード領域とリザーブエリアとを備え、該ホストコンピュ
ータが発行するパスワードを有する保護コマンドに基づ
いて、該識別コード領域には保護識別情報が記録され、
リザーブエリアには該パスワードが記録され、該ホスト
コンピュータが発行するパスワードを有する保護解除コ
マンドに基づいて、該保護解除コマンドのパスワードと
該リザーブエリアに記載されたパスワードが一致した場
合、該識別コード領域に記録されている識別コードの符
号はフォーマット済の符号に書き換えられる。
スクは、ユーザ使用領域と、ユーザ使用領域以外の書換
え可能領域とを有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え
可能領域にディスクフォーマット有無を定義する識別コ
ード領域とリザーブエリアとを備え、該ホストコンピュ
ータが発行するパスワードを有する保護コマンドに基づ
いて、該識別コード領域には保護識別情報が記録され、
リザーブエリアには該パスワードが記録され、該ホスト
コンピュータが発行するパスワードを有する保護解除コ
マンドに基づいて、該保護解除コマンドのパスワードと
該リザーブエリアに記載されたパスワードが一致した場
合、該識別コード領域に記録されている識別コードの符
号はフォーマット済の符号に書き換えられる。
【0028】第13の発明では、第12の発明におい
て、該書換え可能領域は暗号化処理され、該ホストコン
ピュータが発行するパスワードを有する保護解除コマン
ドに基づいて、該保護解除コマンドのパスワードと該光
ディスクの該リザーブエリアに記録されているパスワー
ドが一致した場合のみ、該光ディスク書換え可能領域は
復号化処理された情報が記録される。
て、該書換え可能領域は暗号化処理され、該ホストコン
ピュータが発行するパスワードを有する保護解除コマン
ドに基づいて、該保護解除コマンドのパスワードと該光
ディスクの該リザーブエリアに記録されているパスワー
ドが一致した場合のみ、該光ディスク書換え可能領域は
復号化処理された情報が記録される。
【0029】第14の発明では、書き換え可能な光ディ
スクは、ユーザ使用領域と、ユーザ使用領域以外の書換
え可能領域と、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領
域にディスクフォーマット有無を定義する識別コード領
域とを備え、ホストコンピュータが発行する保護コマン
ドに基づいて、該識別コード領域にはドライブ装置の固
有情報を鍵情報とする保護識別情報が記録され、該ホス
トコンピュータが発行する保護解除コマンドに基づい
て、該固有情報を鍵情報とする情報保護識別符号と識別
コードが一致する場合に、該識別コードはフォーマット
済の符号に書換える。
スクは、ユーザ使用領域と、ユーザ使用領域以外の書換
え可能領域と、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領
域にディスクフォーマット有無を定義する識別コード領
域とを備え、ホストコンピュータが発行する保護コマン
ドに基づいて、該識別コード領域にはドライブ装置の固
有情報を鍵情報とする保護識別情報が記録され、該ホス
トコンピュータが発行する保護解除コマンドに基づい
て、該固有情報を鍵情報とする情報保護識別符号と識別
コードが一致する場合に、該識別コードはフォーマット
済の符号に書換える。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、幾
つかの実施例を用い、図を参照して説明する。図1は本
発明による光ディスク記録再生システムにおける光ディ
スクの状態遷移の一実施例を遷移図である。図1におい
て、状態1はフォーマット前の光ディスクの状態を示
す。状態1のディスクをフォーマット化して状態2にす
る。よって、状態2はフォーマット後の光ディスクの状
態である。状態3はユーザにより情報が記録された光デ
ィスクの状態を示し、状態4は状態3のディスクに記録
された情報を保護した光ディスクの状態を示す。
つかの実施例を用い、図を参照して説明する。図1は本
発明による光ディスク記録再生システムにおける光ディ
スクの状態遷移の一実施例を遷移図である。図1におい
て、状態1はフォーマット前の光ディスクの状態を示
す。状態1のディスクをフォーマット化して状態2にす
る。よって、状態2はフォーマット後の光ディスクの状
態である。状態3はユーザにより情報が記録された光デ
ィスクの状態を示し、状態4は状態3のディスクに記録
された情報を保護した光ディスクの状態を示す。
【0031】ホストコンピュータからデータ記録を行う
場合、まず、状態1に示す初期状態のディスクにフォー
マットが実行される。フォーマットされたディスクは図
1に示す状態2となって記録再生可能になり、ホストコ
ンピュータからの記録コマンドとともに転送されるデー
タをディスクのユーザデータエリアに記録する。ユーザ
データエリアに記録されたディスクは図1に示す状態3
となり、ホストコンピュータからのリードコマンド指示
により、ディスクからのデータ再生が可能となる。ま
た、この状態3では状態2と同様にホストコンピュータ
からの記録コマンドにて追記および書換えが可能であ
る。
場合、まず、状態1に示す初期状態のディスクにフォー
マットが実行される。フォーマットされたディスクは図
1に示す状態2となって記録再生可能になり、ホストコ
ンピュータからの記録コマンドとともに転送されるデー
タをディスクのユーザデータエリアに記録する。ユーザ
データエリアに記録されたディスクは図1に示す状態3
となり、ホストコンピュータからのリードコマンド指示
により、ディスクからのデータ再生が可能となる。ま
た、この状態3では状態2と同様にホストコンピュータ
からの記録コマンドにて追記および書換えが可能であ
る。
【0032】図1の状態4は、本発明によってディスク
に対して秘匿またはデータ改ざん禁止措置を加えた状態
を示し、ホストコンピュータから入力した情報保護識別
符号を光ディスクのリードインエリアのフォーマット情
報に含まれるDDS識別コードを情報保護識別符号に書
換えることによって、改めて光ディスクをドライブ装置
に挿入した際に、通常にフォーマットされたディスクと
認識されず、データ再生および書換えが不可能とする。
これを解除するには、ホストコンピュータから再び情報
保護識別符号を入力して、光ディスクに記憶されている
情報保護識別符号との一致を確認する必要がある。
に対して秘匿またはデータ改ざん禁止措置を加えた状態
を示し、ホストコンピュータから入力した情報保護識別
符号を光ディスクのリードインエリアのフォーマット情
報に含まれるDDS識別コードを情報保護識別符号に書
換えることによって、改めて光ディスクをドライブ装置
に挿入した際に、通常にフォーマットされたディスクと
認識されず、データ再生および書換えが不可能とする。
これを解除するには、ホストコンピュータから再び情報
保護識別符号を入力して、光ディスクに記憶されている
情報保護識別符号との一致を確認する必要がある。
【0033】図2はDVD−RAMディスクの記録状態
を示す模式図である。書き換え型光ディスクのひとつで
あるDVD−RAMディスクは中心から外周にかけて、
リードインエリア201、ユーザデータエリア202、
リードアウトエリア203の3領域に分割されている。
リードインエリア201は書換え不可能なエンボスデー
タゾーン204と書換え可能なリライタブルデータゾー
ン205に分けられ、エンボスデータゾーン204はデ
ィスクの形状や媒体情報等の物理フォーマットを記録し
たコントロールデータを保存し、リライタブルデータゾ
ーン205にはディスクの欠陥により書換え使用できな
くなった部分を交替処理するための欠陥管理エリア(D
efect Management Area:以後D
MAエリアと略す)206、207が存在する。また、
リードアウトエリア203にもリライタブルデータゾー
ン208を有しDMAエリア209、210が存在して
いる。
を示す模式図である。書き換え型光ディスクのひとつで
あるDVD−RAMディスクは中心から外周にかけて、
リードインエリア201、ユーザデータエリア202、
リードアウトエリア203の3領域に分割されている。
リードインエリア201は書換え不可能なエンボスデー
タゾーン204と書換え可能なリライタブルデータゾー
ン205に分けられ、エンボスデータゾーン204はデ
ィスクの形状や媒体情報等の物理フォーマットを記録し
たコントロールデータを保存し、リライタブルデータゾ
ーン205にはディスクの欠陥により書換え使用できな
くなった部分を交替処理するための欠陥管理エリア(D
efect Management Area:以後D
MAエリアと略す)206、207が存在する。また、
リードアウトエリア203にもリライタブルデータゾー
ン208を有しDMAエリア209、210が存在して
いる。
【0034】このようにDMAエリア206、207、
209、210はリードインエリアに2箇所、リードア
ウトエリアに2箇所の計4箇所有り、欠陥保護のために
それぞれ同一のデータが4重に記録される。そして、そ
れぞれのDMAエリアは図2に示すように1ECCブロ
ック単位のPrimary Defect List
(以下PDLと略す)212、214とSeconda
ry Defect List(以下SDLと略す)2
13、215に分けられている。ここで、ECCブロッ
クとは、データ誤り訂正のためのError Corr
ection Codeが付加された32KB単位のブ
ロックを意味し、DVDにおけるデータ記録単位であ
り、2KBごと16個のセクタで1個のECCブロック
が構成されている。
209、210はリードインエリアに2箇所、リードア
ウトエリアに2箇所の計4箇所有り、欠陥保護のために
それぞれ同一のデータが4重に記録される。そして、そ
れぞれのDMAエリアは図2に示すように1ECCブロ
ック単位のPrimary Defect List
(以下PDLと略す)212、214とSeconda
ry Defect List(以下SDLと略す)2
13、215に分けられている。ここで、ECCブロッ
クとは、データ誤り訂正のためのError Corr
ection Codeが付加された32KB単位のブ
ロックを意味し、DVDにおけるデータ記録単位であ
り、2KBごと16個のセクタで1個のECCブロック
が構成されている。
【0035】PDL212、214は1次欠陥リストで
あり、ディスク出荷時やサーティファイ(欠陥を見つけ
るために全面に書き込みを行う)時にセクタ単位で登録
され、欠陥セクタはスリッピングされる。SDL21
3、215は2次欠陥リストであり、ディスク記録中に
ECCブロック単位で登録され、ユーザデータエリアに
おける欠陥ECCブロックは、ユーザエリアの両端に割
当てられた交替エリアに交替して割り付けられ、この割
り当てリストがSDLに登録される。
あり、ディスク出荷時やサーティファイ(欠陥を見つけ
るために全面に書き込みを行う)時にセクタ単位で登録
され、欠陥セクタはスリッピングされる。SDL21
3、215は2次欠陥リストであり、ディスク記録中に
ECCブロック単位で登録され、ユーザデータエリアに
おける欠陥ECCブロックは、ユーザエリアの両端に割
当てられた交替エリアに交替して割り付けられ、この割
り当てリストがSDLに登録される。
【0036】光ディスクのフォーマットはディスクの欠
陥部分に対する対応の仕方によって2種類に分けられ、
クイックフォーマットはSDL213、215を初期化
してディスクの記録再生で起きる欠陥部分の交替処理を
可能とし、フルフォーマットはユーザエリア全体の欠陥
をサーティファイしてPDL212、214に1次欠陥
登録を行う。また、PDL212、214の先頭にはD
isc Definition Structureセ
クタ(以下DDSセクタと略す)217が1セクタ割当
てられており、フォーマット済か否かを示すDDS識別
コード、欠陥セクタのスリッピングによって生じるディ
スクのゾーンごとの開始アドレス情報等が記録されてい
る。
陥部分に対する対応の仕方によって2種類に分けられ、
クイックフォーマットはSDL213、215を初期化
してディスクの記録再生で起きる欠陥部分の交替処理を
可能とし、フルフォーマットはユーザエリア全体の欠陥
をサーティファイしてPDL212、214に1次欠陥
登録を行う。また、PDL212、214の先頭にはD
isc Definition Structureセ
クタ(以下DDSセクタと略す)217が1セクタ割当
てられており、フォーマット済か否かを示すDDS識別
コード、欠陥セクタのスリッピングによって生じるディ
スクのゾーンごとの開始アドレス情報等が記録されてい
る。
【0037】本実施例においては、フォーマット済か否
かを示すDDS識別コードを情報保護識別符号に書き換
えることで、通常にフォーマットされたディスクとは認
識できなくすることができるので、ユーザデータエリア
202の情報の記録と再生を防止することができる。一
方、これを解除して図1に示すディスク状態3に戻すた
めには、ホストから再び同じ情報保護識別符号を有する
保護解除コマンドの発行が必要になる。また、保護を繰
り返し行うようにするには、改めて保護コマンドを発行
してディスク状態4にし、解除するには保護解除コマン
ドを発行してディスク状態3に戻すことでディスクの保
護と解除の繰り返しが可能になる。
かを示すDDS識別コードを情報保護識別符号に書き換
えることで、通常にフォーマットされたディスクとは認
識できなくすることができるので、ユーザデータエリア
202の情報の記録と再生を防止することができる。一
方、これを解除して図1に示すディスク状態3に戻すた
めには、ホストから再び同じ情報保護識別符号を有する
保護解除コマンドの発行が必要になる。また、保護を繰
り返し行うようにするには、改めて保護コマンドを発行
してディスク状態4にし、解除するには保護解除コマン
ドを発行してディスク状態3に戻すことでディスクの保
護と解除の繰り返しが可能になる。
【0038】図3は本発明による光ディスク記録再生シ
ステムの一実施例を示すブロック図である。図におい
て、1は記録再生可能な媒体であるDVD−RAMディ
スク、2は光ディスク1に対して情報の記録再生を行う
光ディスクドライブ装置、3はドライブ装置2を介して
光ディスク1に情報の記録再生を指示コントロールする
ホストコンピュータである。光ディスクドライブ装置2
において、21は光ピックアップであり、半導体レーザ
により光ディスク1に記録された情報を取り出して再生
信号に変換、あるいは、ホストコンピュータ3からのデ
ータを光ディスク1に記録する。22はフロントエンド
プロセッサであり、光ピックアップ21から取り出され
た再生信号をサーボ信号、クロック信号、データ信号に
振り分ける。23はサーボコントロール回路であり、サ
ーボ信号より光ピックアップ21のフォーカス、トラッ
キング、およびディスク回転のためのスピンドルモータ
の回転等を制御する。
ステムの一実施例を示すブロック図である。図におい
て、1は記録再生可能な媒体であるDVD−RAMディ
スク、2は光ディスク1に対して情報の記録再生を行う
光ディスクドライブ装置、3はドライブ装置2を介して
光ディスク1に情報の記録再生を指示コントロールする
ホストコンピュータである。光ディスクドライブ装置2
において、21は光ピックアップであり、半導体レーザ
により光ディスク1に記録された情報を取り出して再生
信号に変換、あるいは、ホストコンピュータ3からのデ
ータを光ディスク1に記録する。22はフロントエンド
プロセッサであり、光ピックアップ21から取り出され
た再生信号をサーボ信号、クロック信号、データ信号に
振り分ける。23はサーボコントロール回路であり、サ
ーボ信号より光ピックアップ21のフォーカス、トラッ
キング、およびディスク回転のためのスピンドルモータ
の回転等を制御する。
【0039】24はクロック再生信号処理回路であり、
記録再生のための同期信号のもとになるクロックを再生
する。25はレーザコントロール回路であり、エンコー
ドされた記録データに変調を加えてレーザを駆動する。
26はDVDエンコーダであり、記録データをDVD対
応のエンコードデータに変換する。27はDVDデコー
ダであり、再生データ信号をデコードして記録データの
復号を行う。28はシステムプロセッサであり、上記光
ディスクドライブ装置2の各部をマイクロプログラムに
より制御してディスク1に対するデータの記録再生を行
う。29はインタフェース回路であり、ATAPI(A
TA Packet Interface)、SCSI
(Small Computer System In
terface)あるいはUSB(Universal
Serial Bus)等のインタフェース規格によ
り光ディスクドライブ装置2と外部のホストコンピュー
タ3を結びつけている。30はディスク1の保護・解除
処理部であり、ディスク1に記録したユーザ情報を読み
書きできないように処理することと解除することを行っ
ており、システムプロセッサ28によって制御されてい
る。
記録再生のための同期信号のもとになるクロックを再生
する。25はレーザコントロール回路であり、エンコー
ドされた記録データに変調を加えてレーザを駆動する。
26はDVDエンコーダであり、記録データをDVD対
応のエンコードデータに変換する。27はDVDデコー
ダであり、再生データ信号をデコードして記録データの
復号を行う。28はシステムプロセッサであり、上記光
ディスクドライブ装置2の各部をマイクロプログラムに
より制御してディスク1に対するデータの記録再生を行
う。29はインタフェース回路であり、ATAPI(A
TA Packet Interface)、SCSI
(Small Computer System In
terface)あるいはUSB(Universal
Serial Bus)等のインタフェース規格によ
り光ディスクドライブ装置2と外部のホストコンピュー
タ3を結びつけている。30はディスク1の保護・解除
処理部であり、ディスク1に記録したユーザ情報を読み
書きできないように処理することと解除することを行っ
ており、システムプロセッサ28によって制御されてい
る。
【0040】次に、上記システムにおける再生及び書換
え動作について説明する。再生を行う場合は、光ディス
ク1が装着されると、ピックアップ21は光ディスク1
にレーザ光を照射して光信号を検出し、フロントエンド
プロセッサ22にて、この光検出信号からディスクのサ
ーボ制御に必要なフォーカス信号、トラッキング信号、
回転制御信号を生成し、サーボコントロール回路23で
ディスクからのデータ再生に必要なサーボ制御を行う。
え動作について説明する。再生を行う場合は、光ディス
ク1が装着されると、ピックアップ21は光ディスク1
にレーザ光を照射して光信号を検出し、フロントエンド
プロセッサ22にて、この光検出信号からディスクのサ
ーボ制御に必要なフォーカス信号、トラッキング信号、
回転制御信号を生成し、サーボコントロール回路23で
ディスクからのデータ再生に必要なサーボ制御を行う。
【0041】サーボがかけられると、ピックアップ21
は光ディスク1のリードインエリア201の書換え不可
領域から、媒体の規格名(DVD−RAM)、ディスク
サイズ、ディスク構造、記録密度、回転数、記録パワー
などのコントロール情報を入手し、更にリードインエリ
ア201の書換え可能領域からDDS識別コードを検出
して、フロントエンドプロセッサ22を介してドライブ
の保護・解除処理部30に格納し、ホストコンピュータ
3から入力された情報保護識別符号とDDS識別コード
を確認する。そして、2つの符号が一致した場合はDD
S識別コードを、フォーマット済を表す符号に書き換
え、その他のDMAデータと合成して1ブロック単位の
データを構成し、DVDエンコーダ26でECCを付加
して通常の記録データと同様の処理でディスクのDMA
206、207、209、210のエリアに記録する。
は光ディスク1のリードインエリア201の書換え不可
領域から、媒体の規格名(DVD−RAM)、ディスク
サイズ、ディスク構造、記録密度、回転数、記録パワー
などのコントロール情報を入手し、更にリードインエリ
ア201の書換え可能領域からDDS識別コードを検出
して、フロントエンドプロセッサ22を介してドライブ
の保護・解除処理部30に格納し、ホストコンピュータ
3から入力された情報保護識別符号とDDS識別コード
を確認する。そして、2つの符号が一致した場合はDD
S識別コードを、フォーマット済を表す符号に書き換
え、その他のDMAデータと合成して1ブロック単位の
データを構成し、DVDエンコーダ26でECCを付加
して通常の記録データと同様の処理でディスクのDMA
206、207、209、210のエリアに記録する。
【0042】これによって、ディスク1は通常どおりの
データ再生が可能となり、ピックアップ21はリードコ
マンドに付加される再生アドレスとブロック数に対応し
たデータを光ディスクのユーザデータエリア202から
読み取り、フロントエンドプロセッサ22にてディスク
再生信号を生成し、クロック再生信号処理部24で再生
されるクロックに同期してDVDデコーダ27で1EC
Cブロック単位にデータエラーを訂正した後、復調し、
再生データを、インタフェース部29を介してホストコ
ンピュータ3に転送する。
データ再生が可能となり、ピックアップ21はリードコ
マンドに付加される再生アドレスとブロック数に対応し
たデータを光ディスクのユーザデータエリア202から
読み取り、フロントエンドプロセッサ22にてディスク
再生信号を生成し、クロック再生信号処理部24で再生
されるクロックに同期してDVDデコーダ27で1EC
Cブロック単位にデータエラーを訂正した後、復調し、
再生データを、インタフェース部29を介してホストコ
ンピュータ3に転送する。
【0043】一方、書換えの場合も、再生の場合と同様
にホストコンピュータ3から入力された情報保護識別符
号と光ディスク1からDDS識別コードの一致確認を行
い、2つの符号が一致した場合はDDS識別コードを、
フォーマット済を表す符号に書き換えることで通常のフ
ォ−マット済のディスクに戻すことで書換え可能とす
る。即ち、ホストコンピュータ3からのライトコマンド
によって、記録データをインタフェース部29を介して
DVDエンコーダ26で受信し、DVDフォーマットの
1ECCブロック単位にECCを付加した後、ディスク
記録データに変調してレーザコントロール回路25に供
給し、レーザコントロール回路25はピックアップ21
を用いてディスクのユーザデータエリア202にレーザ
光を照射して記録する。ディスクのユーザデータエリア
202に記録する記録アドレスとブロック数はホストか
らのライトコマンドに付加されており、システムプロセ
ッサはこの記録アドレスに対応したエリアに記録するよ
うに制御する。
にホストコンピュータ3から入力された情報保護識別符
号と光ディスク1からDDS識別コードの一致確認を行
い、2つの符号が一致した場合はDDS識別コードを、
フォーマット済を表す符号に書き換えることで通常のフ
ォ−マット済のディスクに戻すことで書換え可能とす
る。即ち、ホストコンピュータ3からのライトコマンド
によって、記録データをインタフェース部29を介して
DVDエンコーダ26で受信し、DVDフォーマットの
1ECCブロック単位にECCを付加した後、ディスク
記録データに変調してレーザコントロール回路25に供
給し、レーザコントロール回路25はピックアップ21
を用いてディスクのユーザデータエリア202にレーザ
光を照射して記録する。ディスクのユーザデータエリア
202に記録する記録アドレスとブロック数はホストか
らのライトコマンドに付加されており、システムプロセ
ッサはこの記録アドレスに対応したエリアに記録するよ
うに制御する。
【0044】このように、ホストコンピュータ3から送
られてくる情報保護識別符号と光ディスク1から受け取
ったDDS識別コードが一致した場合は、光ディスク1
に記録された情報は書換えあるいは再生可能となり、記
録した情報を取得できるようになるが、ホストコンピュ
ータ3から送られてくる情報保護識別符号と光ディスク
から受け取ったDDS識別コードが一致しない場合は上
記再生あるいは書換え動作を行なわれず、情報の保全が
行われる。
られてくる情報保護識別符号と光ディスク1から受け取
ったDDS識別コードが一致した場合は、光ディスク1
に記録された情報は書換えあるいは再生可能となり、記
録した情報を取得できるようになるが、ホストコンピュ
ータ3から送られてくる情報保護識別符号と光ディスク
から受け取ったDDS識別コードが一致しない場合は上
記再生あるいは書換え動作を行なわれず、情報の保全が
行われる。
【0045】本実施例において、ホストコンピュータ3
から発行されるディスク情報秘匿のための情報保護識別
符号に基づくコマンドはユーザの指示により発行される
ものであり、ホストコンピュータ上にインストールされ
るドライブ2のデバイスドライバソフト等により制御す
ることが可能であり、コスト負担を強いる必要がない。
から発行されるディスク情報秘匿のための情報保護識別
符号に基づくコマンドはユーザの指示により発行される
ものであり、ホストコンピュータ上にインストールされ
るドライブ2のデバイスドライバソフト等により制御す
ることが可能であり、コスト負担を強いる必要がない。
【0046】しかし、本実施例においてはユーザデータ
エリア202の情報は暗号化されておらず、この情報が
別の手段で読み取られる可能性がある為、ホストコンピ
ュータ3におけるパスワード入力により、光ディスク1
のDDS識別コードを情報保護識別符号に書換えて記録
再生を不可能とするとともに、ユーザデータの暗号化処
理を可能とする第2の実施例について説明する。図4は
DVD−RAMディスクのパスワード記録位置の一実施
例を示す模式図であり、情報保護光ディスク1のDDS
1セクタ217に、DDS識別コード等のエリア401
と各ゾーンの開始アドレス格納エリア403の他に、リ
ザーブエリア404とディスク再生保護に関する暗号化
情報エリア402を設ける構成例を示している。このデ
ィスク再生保護に関する暗号化情報エリア402にホス
トコンピュータ3が発行するパスワードを記録する。
エリア202の情報は暗号化されておらず、この情報が
別の手段で読み取られる可能性がある為、ホストコンピ
ュータ3におけるパスワード入力により、光ディスク1
のDDS識別コードを情報保護識別符号に書換えて記録
再生を不可能とするとともに、ユーザデータの暗号化処
理を可能とする第2の実施例について説明する。図4は
DVD−RAMディスクのパスワード記録位置の一実施
例を示す模式図であり、情報保護光ディスク1のDDS
1セクタ217に、DDS識別コード等のエリア401
と各ゾーンの開始アドレス格納エリア403の他に、リ
ザーブエリア404とディスク再生保護に関する暗号化
情報エリア402を設ける構成例を示している。このデ
ィスク再生保護に関する暗号化情報エリア402にホス
トコンピュータ3が発行するパスワードを記録する。
【0047】ホストコンピュータ3はパスワードを有す
る保護コマンドを発行し、保護・解除処理部30にて光
ディスク1のDDS1セクタ217から格納したパスワ
ードとホストコンピュータ3が発行したパスワードの一
致確認を行い、一致した場合はDDS識別コードとリザ
ーブエリア404にそれぞれフォーマット済の符号とパ
スワードを書き込み、光ピックアップ21にて光ディス
ク1に記録することにより通常の記録再生を可能とす
る。
る保護コマンドを発行し、保護・解除処理部30にて光
ディスク1のDDS1セクタ217から格納したパスワ
ードとホストコンピュータ3が発行したパスワードの一
致確認を行い、一致した場合はDDS識別コードとリザ
ーブエリア404にそれぞれフォーマット済の符号とパ
スワードを書き込み、光ピックアップ21にて光ディス
ク1に記録することにより通常の記録再生を可能とす
る。
【0048】一方、通常のフォ−マット済のディスク
を、パスワードを有する保護ディスクとするには、ホス
トコンピュータ3が発行するパスワードを伴った保護コ
マンドに基づき、保護・解除処理部30にてDDS識別
コードを、パスワードを鍵情報とする情報保護識別符号
とするとともにリザーブエリア404にパスワードを書
き込み、その他のDMAデータと合成して1ブロック単
位のデータを構成し、DVDエンコーダ26でECCを
付加して通常の記録データと同様の処理で光ディスクの
DMAエリアに記録することで行う。
を、パスワードを有する保護ディスクとするには、ホス
トコンピュータ3が発行するパスワードを伴った保護コ
マンドに基づき、保護・解除処理部30にてDDS識別
コードを、パスワードを鍵情報とする情報保護識別符号
とするとともにリザーブエリア404にパスワードを書
き込み、その他のDMAデータと合成して1ブロック単
位のデータを構成し、DVDエンコーダ26でECCを
付加して通常の記録データと同様の処理で光ディスクの
DMAエリアに記録することで行う。
【0049】図5は光ディスクのフォーマット、情報保
護識別符号、ユーザデータの通常の状態と暗号化された
状態を示す模式図である。図5(a)はフォーマット化
前のディスクの状態を示したもので、図1に示す状態1
に対応する。この状態は光ディスクには何も記録されて
いない状態であり、ホストコンピュータ3からフォーマ
ットされない限りはユーザデータエリアには記録再生で
きない。図5(b)はフォーマット後のディスクの状態
を示したもので、DMA1〜DMA4にDDS1〜DD
S4が設けられる。これは、図1に示す状態2に対応す
る。この状態はフォーマットが行われた状態であり、こ
の状態で初めて記録コマンドによりユーザデータエリア
に任意の情報を記録できるようになる。
護識別符号、ユーザデータの通常の状態と暗号化された
状態を示す模式図である。図5(a)はフォーマット化
前のディスクの状態を示したもので、図1に示す状態1
に対応する。この状態は光ディスクには何も記録されて
いない状態であり、ホストコンピュータ3からフォーマ
ットされない限りはユーザデータエリアには記録再生で
きない。図5(b)はフォーマット後のディスクの状態
を示したもので、DMA1〜DMA4にDDS1〜DD
S4が設けられる。これは、図1に示す状態2に対応す
る。この状態はフォーマットが行われた状態であり、こ
の状態で初めて記録コマンドによりユーザデータエリア
に任意の情報を記録できるようになる。
【0050】図5(c)はユーザデータエリア202に
情報が記録された状態であり、この状態でディスクから
の情報再生およびディスクへの書換えを含めた追加記録
が可能となり、図1に示す状態3に対応する。
情報が記録された状態であり、この状態でディスクから
の情報再生およびディスクへの書換えを含めた追加記録
が可能となり、図1に示す状態3に対応する。
【0051】図5(d)はDMAエリアのDDS1セク
タのDDS識別コードとリザーブエリアにそれぞれ情報
保護識別符号とパスワードを記録し、データの再生およ
び追加記録を含む書き換えが禁止された状態であり、こ
の状態ではホストからディスクの読み書きができなくな
り、図1に示す状態4に対応する。この状態に対して、
ホストコンピュータにてパスワードを有する保護解除コ
マンドを発行し、光ディスクのパスワードとの一致確認
を行うことによって、DDS1セクタのDDS識別コー
ドの情報保護識別符号をフォーマット済の符号と書き換
えられ、再び、光ディスクへのデータの記録再生が可能
となる図1の状態3に戻る。
タのDDS識別コードとリザーブエリアにそれぞれ情報
保護識別符号とパスワードを記録し、データの再生およ
び追加記録を含む書き換えが禁止された状態であり、こ
の状態ではホストからディスクの読み書きができなくな
り、図1に示す状態4に対応する。この状態に対して、
ホストコンピュータにてパスワードを有する保護解除コ
マンドを発行し、光ディスクのパスワードとの一致確認
を行うことによって、DDS1セクタのDDS識別コー
ドの情報保護識別符号をフォーマット済の符号と書き換
えられ、再び、光ディスクへのデータの記録再生が可能
となる図1の状態3に戻る。
【0052】図5(e)はDMAエリアのDDS1セク
タのDDS識別コードとリザーブエリア404にそれぞ
れ情報保護識別符号とパスワードを記録して情報秘匿保
護を行うだけでなく、ユーザデータエリア202の情報
を暗号化した状態を示す。ホストコンピュータ3が発行
するパスワードを有する保護コマンドにより、保護・解
除処理部30にてDDS識別コードとリザーブエリア4
04にそれぞれ情報保護識別符号とパスワードを書込
み、光ピックアップを用いて光ディスクのDMAエリア
に記録するとともに、光ピックアップを用いて光ディス
クのユーザデータエリア202の情報を読み出し、ドラ
イブ装置の暗号・復号化処理回路(図示せず)にて暗号
化処理を行ってディスクのユーザエリアに記録すること
で暗号化を実現している。
タのDDS識別コードとリザーブエリア404にそれぞ
れ情報保護識別符号とパスワードを記録して情報秘匿保
護を行うだけでなく、ユーザデータエリア202の情報
を暗号化した状態を示す。ホストコンピュータ3が発行
するパスワードを有する保護コマンドにより、保護・解
除処理部30にてDDS識別コードとリザーブエリア4
04にそれぞれ情報保護識別符号とパスワードを書込
み、光ピックアップを用いて光ディスクのDMAエリア
に記録するとともに、光ピックアップを用いて光ディス
クのユーザデータエリア202の情報を読み出し、ドラ
イブ装置の暗号・復号化処理回路(図示せず)にて暗号
化処理を行ってディスクのユーザエリアに記録すること
で暗号化を実現している。
【0053】一方、図5(e)のディスクに対してホス
トコンピュータ3から保護解除コマンドが発行された場
合は、ドライブ装置に挿入された光ディスクに記載され
ているパスワードと保護解除コマンドのパスワードを確
認し、一致した場合のみ保護・解除処理部30にてDD
S識別コードをフォーマット済の符号に書換え、光ピッ
クアップを用いて光ディスクに記録することで通常のフ
ォーマット済のディスクとしてユーザデータエリア20
2の情報を読み出し、ドライブ装置の暗号・復号化処理
回路にて復号化処理を行って、再びディスクのユーザエ
リアに記録することで図5(c)の状態に戻し、再び、
ディスクへのデータ記録再生を可能とする。
トコンピュータ3から保護解除コマンドが発行された場
合は、ドライブ装置に挿入された光ディスクに記載され
ているパスワードと保護解除コマンドのパスワードを確
認し、一致した場合のみ保護・解除処理部30にてDD
S識別コードをフォーマット済の符号に書換え、光ピッ
クアップを用いて光ディスクに記録することで通常のフ
ォーマット済のディスクとしてユーザデータエリア20
2の情報を読み出し、ドライブ装置の暗号・復号化処理
回路にて復号化処理を行って、再びディスクのユーザエ
リアに記録することで図5(c)の状態に戻し、再び、
ディスクへのデータ記録再生を可能とする。
【0054】この場合はフルフォーマットと同様の処理
時間がかかるが、情報秘匿レベルは向上する。また、暗
号化および復号化処理も、フォーマット処理のようにオ
フライン上の処理で対応しているので記録再生転送レー
ト等の時間的制約と直接関係せず、従来の暗号化処理で
必須であった暗号・復号化処理も高速処理が必要でな
く、ソフト処理でも対応できこの場合は回路削減などの
効果がある。
時間がかかるが、情報秘匿レベルは向上する。また、暗
号化および復号化処理も、フォーマット処理のようにオ
フライン上の処理で対応しているので記録再生転送レー
ト等の時間的制約と直接関係せず、従来の暗号化処理で
必須であった暗号・復号化処理も高速処理が必要でな
く、ソフト処理でも対応できこの場合は回路削減などの
効果がある。
【0055】図6はホストコンピュータからドライブ装
置に転送されるコマンドの一実施例を示す模式図であ
る。図6(a)はフォーマットコマンドを示す図であ
り、フォーマットを指示するCommand Desc
riptor Block(以下CDBと略す)601
aに続いてクイックまたはフル等のフォーマットモード
を示すパラメータ602が転送される。図6(b)はラ
イトコマンドを示す図であり、ライト指示のCDB60
1bに続いてライトデータ603が転送される。図6
(c)はリードコマンドを示す図であり、リード指示の
CDB601cが転送され、ドライブ装置はディスクか
らリードデータを受け取りホストに転送する。これら図
6(a)〜図6(c)に示すコマンドはすでに規格化さ
れている。
置に転送されるコマンドの一実施例を示す模式図であ
る。図6(a)はフォーマットコマンドを示す図であ
り、フォーマットを指示するCommand Desc
riptor Block(以下CDBと略す)601
aに続いてクイックまたはフル等のフォーマットモード
を示すパラメータ602が転送される。図6(b)はラ
イトコマンドを示す図であり、ライト指示のCDB60
1bに続いてライトデータ603が転送される。図6
(c)はリードコマンドを示す図であり、リード指示の
CDB601cが転送され、ドライブ装置はディスクか
らリードデータを受け取りホストに転送する。これら図
6(a)〜図6(c)に示すコマンドはすでに規格化さ
れている。
【0056】図6(d)はディスクの情報保護コマンド
の例であり、フォーマットコマンドと同様に情報保護を
指示するCDB601dに続いて鍵データ(パスワー
ド)604aが転送され、ドライブはこのコマンドを受
け取って上述したようにディスクのDMAエリアのDD
Sセクタの識別コードに情報秘匿保護を示す符号を記録
するとともに、DMAエリアのリザーブエリア404に
鍵データ604aを記録する。図6(e)はディスクの
情報保護解除コマンドの例を示す図であり、図6(d)
の情報保護コマンドと同様に情報保護解除を指示するC
DB601eに続いて鍵データ(パスワード)604b
が転送され、ドライブ装置はこのコマンドを受け取り、
ディスクのDMAエリアのDDSセクタに記録された鍵
データ604bと一致した場合に、上述したようにディ
スクのDMAエリアのDDSセクタの識別コードをフォ
ーマット済の符号に置き換える。
の例であり、フォーマットコマンドと同様に情報保護を
指示するCDB601dに続いて鍵データ(パスワー
ド)604aが転送され、ドライブはこのコマンドを受
け取って上述したようにディスクのDMAエリアのDD
Sセクタの識別コードに情報秘匿保護を示す符号を記録
するとともに、DMAエリアのリザーブエリア404に
鍵データ604aを記録する。図6(e)はディスクの
情報保護解除コマンドの例を示す図であり、図6(d)
の情報保護コマンドと同様に情報保護解除を指示するC
DB601eに続いて鍵データ(パスワード)604b
が転送され、ドライブ装置はこのコマンドを受け取り、
ディスクのDMAエリアのDDSセクタに記録された鍵
データ604bと一致した場合に、上述したようにディ
スクのDMAエリアのDDSセクタの識別コードをフォ
ーマット済の符号に置き換える。
【0057】図7は本発明の第2の実施例におけるディ
スクの情報保護および解除処理動作の一実施例を示すの
フローチャートである。図において、ステップ701
で、光ディスクが装着されたか否かを判定する。光ディ
スクが装着されていない場合には、元に戻る。ステップ
701で、ドライブ装置2に光ディスク1が装着される
と、ホストコンピュータ3は、ステップ702で、光デ
ィスク1のDDS識別コードを読み出し、ステップ70
3で、DDS識別コードの符号により光ディスクが保護
ディスクか非保護ディスクかを判断する。
スクの情報保護および解除処理動作の一実施例を示すの
フローチャートである。図において、ステップ701
で、光ディスクが装着されたか否かを判定する。光ディ
スクが装着されていない場合には、元に戻る。ステップ
701で、ドライブ装置2に光ディスク1が装着される
と、ホストコンピュータ3は、ステップ702で、光デ
ィスク1のDDS識別コードを読み出し、ステップ70
3で、DDS識別コードの符号により光ディスクが保護
ディスクか非保護ディスクかを判断する。
【0058】保護ディスクの場合(図1の状態4の場
合)、ステップ704で、ホストコンピュータ3は、ユ
ーザにパスワード等の入力を指示し、ステップ705
で、このパスワードをパラメータとした保護解除コマン
ドを発行し、ドライブ装置2は、ステップ706で、図
4に示すディスク上のDDSセクタに記録されたパスワ
ード情報と一致する場合は、ステップ707で、光ディ
スクのDDS識別コードを通常のフォーマット済の符号
に書換えるとともに、ステップ708で、光ディスク上
の暗号化された情報(ユーザエリアを含む)の暗号解除
を実行して暗号解除情報に書換える。よって、ステップ
709に移行して、これによりディスクへの記録再生が
可能になる(即ち図1の状態3になる)。記録又は再生
が終了した場合には、ステップ710でディスクが排出
される。ステップ706で、一致しない場合は、光ディ
スクのDDS識別コードはドライブ装置により書換えら
れず保護されたディスク(図1の状態4)のままとな
り、ディスク上の暗号化された情報(ユーザエリアを含
む)の暗号解除も実行されず、ステップ711で、ディ
スクへの記録再生は不可のままとなり、ステップ712
でディスクが排出される。
合)、ステップ704で、ホストコンピュータ3は、ユ
ーザにパスワード等の入力を指示し、ステップ705
で、このパスワードをパラメータとした保護解除コマン
ドを発行し、ドライブ装置2は、ステップ706で、図
4に示すディスク上のDDSセクタに記録されたパスワ
ード情報と一致する場合は、ステップ707で、光ディ
スクのDDS識別コードを通常のフォーマット済の符号
に書換えるとともに、ステップ708で、光ディスク上
の暗号化された情報(ユーザエリアを含む)の暗号解除
を実行して暗号解除情報に書換える。よって、ステップ
709に移行して、これによりディスクへの記録再生が
可能になる(即ち図1の状態3になる)。記録又は再生
が終了した場合には、ステップ710でディスクが排出
される。ステップ706で、一致しない場合は、光ディ
スクのDDS識別コードはドライブ装置により書換えら
れず保護されたディスク(図1の状態4)のままとな
り、ディスク上の暗号化された情報(ユーザエリアを含
む)の暗号解除も実行されず、ステップ711で、ディ
スクへの記録再生は不可のままとなり、ステップ712
でディスクが排出される。
【0059】一方、ステップ703で、保護ディスクで
ないと判断された場合、ステップ713で、通常のフォ
ーマットディスク(状態2または3)か否かを判断し、
通常のフォーマットディスクの場合は、ステップ714
で、ホストコンピュータ3は情報保護をするかどうかを
ユーザに指定させ、保護しない場合は、ステップ709
に移行して、そのまま記録再生可能となる。
ないと判断された場合、ステップ713で、通常のフォ
ーマットディスク(状態2または3)か否かを判断し、
通常のフォーマットディスクの場合は、ステップ714
で、ホストコンピュータ3は情報保護をするかどうかを
ユーザに指定させ、保護しない場合は、ステップ709
に移行して、そのまま記録再生可能となる。
【0060】ステップ714で保護するとの指示を出し
た場合は、ステップ715で、ホストコンピュータ3は
ユーザにパスワード等の入力を指示し、ステップ716
で、このパスワードをパラメータとした保護コマンドを
発行し、ステップ717で、ディスクのDDS識別コー
ドを保護ディスクであることを示す情報保護識別符号に
書換えるとともに、ステップ718で、ディスク上の情
報を暗号化した暗号化情報(ユーザエリアを含む)に書
換える。これによりディスクへの記録再生ができなくな
る。ステップ713で通常のフォーマットディスクでな
いと判定された場合(状態1)は、フォーマットされて
いないのでディスクへの記録再生は最初からできないこ
とになる。
た場合は、ステップ715で、ホストコンピュータ3は
ユーザにパスワード等の入力を指示し、ステップ716
で、このパスワードをパラメータとした保護コマンドを
発行し、ステップ717で、ディスクのDDS識別コー
ドを保護ディスクであることを示す情報保護識別符号に
書換えるとともに、ステップ718で、ディスク上の情
報を暗号化した暗号化情報(ユーザエリアを含む)に書
換える。これによりディスクへの記録再生ができなくな
る。ステップ713で通常のフォーマットディスクでな
いと判定された場合(状態1)は、フォーマットされて
いないのでディスクへの記録再生は最初からできないこ
とになる。
【0061】本実施例では、ディスクへの記録再生が可
能であるディスク状態およびディスクへの記録再生が不
可であるディスク状態はそれぞれの状態からディスクを
ドライブから排出して、また図7に示すスタートに戻る
ことによりディスクの保護および保護解除が繰返して実
行できる。
能であるディスク状態およびディスクへの記録再生が不
可であるディスク状態はそれぞれの状態からディスクを
ドライブから排出して、また図7に示すスタートに戻る
ことによりディスクの保護および保護解除が繰返して実
行できる。
【0062】以上述べたように、本発明の第2の実施例
では、DVD−RAMの光ディスクのユーザエリアに記
録した情報を暗号化して保護がかけられるので、保護が
かけられたディスクに対しては識別符号の鍵となるパス
ワードの入力がない限り情報の読み出しができなくな
り、勝手に持ち出されたとしてもパスワードを付加した
コマンドが発行されない限り、光ディスクのユーザエリ
アに記録した情報を暗号化の解除ができなくなるので、
データの読み出しや書換えができなくなり、これにより
貴重な情報が第3者に盗み見られたり、改ざんされたり
することができなくなる。またこの情報保護システムに
CPRMなどのコピープロテクトシステムを組み合わせ
れば、料金の支払いによって再生可能になったディスク
の複製はできないので、情報の開示はそのディスクのみ
に限られるという制限がかけられることになる。また、
パスワードと暗号化処理は必ずしも伴って行われるもの
ではなく、パスワードのみの保護、あるいは、第1の実
施例の情報保護識別符号と暗号化処理の組合せによる保
護も可能である。
では、DVD−RAMの光ディスクのユーザエリアに記
録した情報を暗号化して保護がかけられるので、保護が
かけられたディスクに対しては識別符号の鍵となるパス
ワードの入力がない限り情報の読み出しができなくな
り、勝手に持ち出されたとしてもパスワードを付加した
コマンドが発行されない限り、光ディスクのユーザエリ
アに記録した情報を暗号化の解除ができなくなるので、
データの読み出しや書換えができなくなり、これにより
貴重な情報が第3者に盗み見られたり、改ざんされたり
することができなくなる。またこの情報保護システムに
CPRMなどのコピープロテクトシステムを組み合わせ
れば、料金の支払いによって再生可能になったディスク
の複製はできないので、情報の開示はそのディスクのみ
に限られるという制限がかけられることになる。また、
パスワードと暗号化処理は必ずしも伴って行われるもの
ではなく、パスワードのみの保護、あるいは、第1の実
施例の情報保護識別符号と暗号化処理の組合せによる保
護も可能である。
【0063】次に、本発明の第3の実施例について説明
する。光ディスク1の保護および解除をホストコンピュ
ータ3からのパスワードと、ディスクドライブ装置2の
シリアル番号等のドライブ固有情報を鍵情報として光デ
ィスクの保護を行うことにより、情報秘匿保護されたデ
ィスクをそのドライブ以外では再生不可能とする。
する。光ディスク1の保護および解除をホストコンピュ
ータ3からのパスワードと、ディスクドライブ装置2の
シリアル番号等のドライブ固有情報を鍵情報として光デ
ィスクの保護を行うことにより、情報秘匿保護されたデ
ィスクをそのドライブ以外では再生不可能とする。
【0064】図8は本発明による光ディスク記録再生シ
ステムの他の実施例を示すブロック図であり、本実施例
では、ホストコンピュータ3からのパスワード等のユー
ザ入力のかわりにディスクドライブ装置のシリアル番号
等のドライブ固有情報を鍵情報として情報秘匿保護を可
能とする。図8において、図3と同じ構成要素には同一
の符号を付し、その説明を諸略する。図8では、新た
に、光ディスクドライブ装置2にシリアル番号記録部4
0が設けられる。例えばEEPROMのような不揮発メ
モリに光ディスクドライブ装置2の固有情報であるシリ
アル番号を記録したもので、システムプロセッサ28の
バス上に接続される。
ステムの他の実施例を示すブロック図であり、本実施例
では、ホストコンピュータ3からのパスワード等のユー
ザ入力のかわりにディスクドライブ装置のシリアル番号
等のドライブ固有情報を鍵情報として情報秘匿保護を可
能とする。図8において、図3と同じ構成要素には同一
の符号を付し、その説明を諸略する。図8では、新た
に、光ディスクドライブ装置2にシリアル番号記録部4
0が設けられる。例えばEEPROMのような不揮発メ
モリに光ディスクドライブ装置2の固有情報であるシリ
アル番号を記録したもので、システムプロセッサ28の
バス上に接続される。
【0065】図8に示す光ディスク記録再生システムの
ブロック構成におけるデータ記録再生動作は図3に示す
光ディスク記録再生システムのブロック構成のデータ記
録再生動作とほぼ同様であり、光ディスク1を装着する
と、ドライブ装置2のシステムプロセッサ28は、光デ
ィスク1のリードインエリアの書換え可能領域からフロ
ントエンドプロセッサ22を介してDDS識別コードを
保護・解除処理部30に格納し、ドライブ番号記録部4
0に記録されているドライブ装置の固有情報を鍵とした
情報保護識別符号との一致確認を行い、2つの情報保護
識別符号が一致した場合は、DDS識別コードの符号を
フォーマット済の符号に置き換え、その他のDMAデー
タと合成して1ブロック単位のデータを構成し、DVD
エンコーダ26でECCを付加して通常の記録データと
同様の処理でディスクのDMAエリアに記録し、通常の
フォーマット済の光ディスクとして使用することを可能
とする。
ブロック構成におけるデータ記録再生動作は図3に示す
光ディスク記録再生システムのブロック構成のデータ記
録再生動作とほぼ同様であり、光ディスク1を装着する
と、ドライブ装置2のシステムプロセッサ28は、光デ
ィスク1のリードインエリアの書換え可能領域からフロ
ントエンドプロセッサ22を介してDDS識別コードを
保護・解除処理部30に格納し、ドライブ番号記録部4
0に記録されているドライブ装置の固有情報を鍵とした
情報保護識別符号との一致確認を行い、2つの情報保護
識別符号が一致した場合は、DDS識別コードの符号を
フォーマット済の符号に置き換え、その他のDMAデー
タと合成して1ブロック単位のデータを構成し、DVD
エンコーダ26でECCを付加して通常の記録データと
同様の処理でディスクのDMAエリアに記録し、通常の
フォーマット済の光ディスクとして使用することを可能
とする。
【0066】これによってディスク1から通常どおりの
データ再生が可能となり、ピックアップ21はリードコ
マンドに付加される再生アドレスとブロック数に対応し
たデータを光ディスクのユーザエリアから読み取り、フ
ロントエンドプロセッサ22にてディスク再生信号を生
成し、クロック再生信号処理部24で再生されるクロッ
クに同期してDVDデコーダ27で1ECCブロック単
位にデータエラーを訂正した後、復調し再生データをイ
ンタフェース部29を介してホストコンピュータ3に転
送する。ホストコンピュータ3からのライトコマンドに
よって、記録データをインタフェース部29を介してD
VDエンコーダ26で受信し、DVDフォーマットの1
ECCブロック単位にECCを付加した後、ディスク記
録データに変調してレーザコントロール25に供給し、
レーザコントロール25はピックアップ21を用いてデ
ィスクのユーザエリアにレーザ光を照射して記録する。
データ再生が可能となり、ピックアップ21はリードコ
マンドに付加される再生アドレスとブロック数に対応し
たデータを光ディスクのユーザエリアから読み取り、フ
ロントエンドプロセッサ22にてディスク再生信号を生
成し、クロック再生信号処理部24で再生されるクロッ
クに同期してDVDデコーダ27で1ECCブロック単
位にデータエラーを訂正した後、復調し再生データをイ
ンタフェース部29を介してホストコンピュータ3に転
送する。ホストコンピュータ3からのライトコマンドに
よって、記録データをインタフェース部29を介してD
VDエンコーダ26で受信し、DVDフォーマットの1
ECCブロック単位にECCを付加した後、ディスク記
録データに変調してレーザコントロール25に供給し、
レーザコントロール25はピックアップ21を用いてデ
ィスクのユーザエリアにレーザ光を照射して記録する。
【0067】一方、通常のフォーマット済の光ディスク
を保護ディスクとする場合は、ホストコンピュータ3に
て保護コマンドを発行することにより、保護・解除処理
部30にて識別コードにドライブ番号記録部40に記録
されているドライブ装置の固有情報を鍵とした情報保護
識別符号を記録して光ディスク1に記録することでユー
ザデータエリアの記録再生を不可能としている。
を保護ディスクとする場合は、ホストコンピュータ3に
て保護コマンドを発行することにより、保護・解除処理
部30にて識別コードにドライブ番号記録部40に記録
されているドライブ装置の固有情報を鍵とした情報保護
識別符号を記録して光ディスク1に記録することでユー
ザデータエリアの記録再生を不可能としている。
【0068】しかし、光ディスクドライブ装置2のシリ
アル番号記録部40に記録されたドライブ固有情報を鍵
情報として記録された情報保護識別符号と光ディスクか
ら受け取った情報保護識別符号が一致しない場合は上記
再生あるいは書換え動作を行なわれず、情報の保全が行
われる。また、上記第3の実施例に示す光ディスク記録
再生システムにおいて、ホストコンピュータが発行する
保護コマンドのパスワードによる情報保護を組み合わせ
ることも可能であり、更に暗号・復号化処理回路を設け
てユーザデータエリアの情報を暗号化して記録すること
も可能である。
アル番号記録部40に記録されたドライブ固有情報を鍵
情報として記録された情報保護識別符号と光ディスクか
ら受け取った情報保護識別符号が一致しない場合は上記
再生あるいは書換え動作を行なわれず、情報の保全が行
われる。また、上記第3の実施例に示す光ディスク記録
再生システムにおいて、ホストコンピュータが発行する
保護コマンドのパスワードによる情報保護を組み合わせ
ることも可能であり、更に暗号・復号化処理回路を設け
てユーザデータエリアの情報を暗号化して記録すること
も可能である。
【0069】更に、上記第3の実施例に示す光ディスク
記録再生システムのブロック構成においては、上記光デ
ィスクドライブ装置2のシリアル番号記録部40に記録
されたドライブ固有情報を鍵情報として記録された情報
保護識別符号のかわりにホストコンピュータ3から入力
されるパスワード等を鍵情報として記録された情報保護
識別符号が情報保護及び解除処理部30に転送されるこ
とが可能であり、図3に示す光ディスク記録再生システ
ムのブロック構成と同様の情報保護解除ができる。
記録再生システムのブロック構成においては、上記光デ
ィスクドライブ装置2のシリアル番号記録部40に記録
されたドライブ固有情報を鍵情報として記録された情報
保護識別符号のかわりにホストコンピュータ3から入力
されるパスワード等を鍵情報として記録された情報保護
識別符号が情報保護及び解除処理部30に転送されるこ
とが可能であり、図3に示す光ディスク記録再生システ
ムのブロック構成と同様の情報保護解除ができる。
【0070】第3の実施例においては、光ディスクのリ
ム―バブルという特徴に制限を加えてディスクに記録さ
れた情報はその情報を記録したドライブ装置以外は再生
できなくなるか、記録したドライブ装置のシリアル番号
等のドライブ固有情報をホストコンピュータから入力し
ない限り、そのディスクへの記録再生ができなり、ドラ
イブ装置固有の情報秘匿保管に優れた効果が期待でき
る。
ム―バブルという特徴に制限を加えてディスクに記録さ
れた情報はその情報を記録したドライブ装置以外は再生
できなくなるか、記録したドライブ装置のシリアル番号
等のドライブ固有情報をホストコンピュータから入力し
ない限り、そのディスクへの記録再生ができなり、ドラ
イブ装置固有の情報秘匿保管に優れた効果が期待でき
る。
【0071】以上述べたように、本発明の上記の3つの
実施例では、光ディスクはDVD−RAMディスクを対
象にしているが、これ以外のDVD−R/RWまたはD
VD+RWといった追記または書換え可能な光ディスク
を対象にしても適用可能である。また、DVD−Rのよ
うな追記型ディスクの場合は書換えるかわりに、前の記
録部分を無効にして残ったエリアに繰返し書き足してい
く方法により実現可能である。
実施例では、光ディスクはDVD−RAMディスクを対
象にしているが、これ以外のDVD−R/RWまたはD
VD+RWといった追記または書換え可能な光ディスク
を対象にしても適用可能である。また、DVD−Rのよ
うな追記型ディスクの場合は書換えるかわりに、前の記
録部分を無効にして残ったエリアに繰返し書き足してい
く方法により実現可能である。
【0072】以上述べた本発明の実施例によれば、書換
え可能な光ディスクに記録されたユーザ情報の秘匿保護
が可能となり、秘匿保護されたディスクが持ち出された
としてもパスワード等の鍵情報を入手しない限り情報取
得はできなくなり、重要な情報の漏洩を防止できる。
え可能な光ディスクに記録されたユーザ情報の秘匿保護
が可能となり、秘匿保護されたディスクが持ち出された
としてもパスワード等の鍵情報を入手しない限り情報取
得はできなくなり、重要な情報の漏洩を防止できる。
【0073】また、本発明の実施例では、ディスクのユ
ーザ使用領域以外の書換え領域を使用して、フォーマッ
トコマンドのように保護をかける特殊コマンドによって
すでに記録されているデータの読み書きを禁止解除する
ための情報識別符号を記録しているので、フォーマット
処理のようにオフライン上の処理で対応しているので、
記録再生転送レート等の時間的制約は関係せず、暗号化
および復号化処理も高速処理は不要で、ソフト処理でも
対応できる為、回路削減などのコスト低減が計れる。
ーザ使用領域以外の書換え領域を使用して、フォーマッ
トコマンドのように保護をかける特殊コマンドによって
すでに記録されているデータの読み書きを禁止解除する
ための情報識別符号を記録しているので、フォーマット
処理のようにオフライン上の処理で対応しているので、
記録再生転送レート等の時間的制約は関係せず、暗号化
および復号化処理も高速処理は不要で、ソフト処理でも
対応できる為、回路削減などのコスト低減が計れる。
【0074】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、D
VD−RAM等の通常の媒体を用いて、ホストコンピュ
ータからの保護コマンドによりディスク情報の保護を可
能とし、かつ、保護コマンドと暗号化処理を組み合わせ
て、第3者による不正持ち出し等によっても光ディスク
に記録された情報が読み取りを防止することができる。
また、光ディスク情報の再生を特定ドライブ装置に限定
することも可能であるので、他のドライブ装置からの情
報の読み取りを防止することができる。
VD−RAM等の通常の媒体を用いて、ホストコンピュ
ータからの保護コマンドによりディスク情報の保護を可
能とし、かつ、保護コマンドと暗号化処理を組み合わせ
て、第3者による不正持ち出し等によっても光ディスク
に記録された情報が読み取りを防止することができる。
また、光ディスク情報の再生を特定ドライブ装置に限定
することも可能であるので、他のドライブ装置からの情
報の読み取りを防止することができる。
【図1】本発明による光ディスク記録再生システムにお
ける光ディスクの状態遷移の一実施例を遷移図である。
ける光ディスクの状態遷移の一実施例を遷移図である。
【図2】DVD−RAMディスクの記録状態を示す模式
図である。
図である。
【図3】本発明による光ディスク記録再生システムの一
実施例を示すブロック図である。
実施例を示すブロック図である。
【図4】DVD−RAMディスクのパスワード記録位置
の一実施例を示す模式図である。
の一実施例を示す模式図である。
【図5】光ディスクのフォーマット、情報保護識別符
号、ユーザデータの通常の状態と暗号化された状態を示
す模式図である。
号、ユーザデータの通常の状態と暗号化された状態を示
す模式図である。
【図6】ホストコンピュータからドライブ装置に転送さ
れるコマンドの一実施例を示す模式図である。
れるコマンドの一実施例を示す模式図である。
【図7】本発明の第2の実施例におけるディスクの情報
保護および解除処理動作の一実施例を示すのフローチャ
ートである。
保護および解除処理動作の一実施例を示すのフローチャ
ートである。
【図8】本発明による光ディスク記録再生システムの他
の実施例を示すブロック図である。
の実施例を示すブロック図である。
1…光ディスク、2…光ディスクドライブ装置、3…ホ
ストコンピュータ、21…ピックアップ、22…フロン
トエンドプロセッサ、23…サーボコントロール、24
…クロック再生信号処理、25…レーザコントロール、
26…DVDエンコーダ、27…DVDデコーダ、28
…インタフェース、29…保護・解除処理部、30…ド
ライブ番号記録部。
ストコンピュータ、21…ピックアップ、22…フロン
トエンドプロセッサ、23…サーボコントロール、24
…クロック再生信号処理、25…レーザコントロール、
26…DVDエンコーダ、27…DVDデコーダ、28
…インタフェース、29…保護・解除処理部、30…ド
ライブ番号記録部。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G11B 20/12 G11B 20/12
H04N 5/91 H04N 5/91 P
(72)発明者 梅澤 芳樹
茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会
社日立製作所デジタルメディア製品事業部
内
Fターム(参考) 5B017 AA03 BA05 BA07 CA09 CA16
5C053 FA13 FA23 GB01 GB06 LA11
5D044 AB02 BC04 BC06 CC06 DE29
DE49 DE50 DE54 EF05 FG18
GK12 HL08
5D090 AA01 BB04 CC02 CC14 FF24
GG16 GG36
Claims (14)
- 【請求項1】ディスクのユーザ使用領域以外に書換え可
能領域を有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領
域にディスクフォーマット有無を定義する識別コード領
域を備えた光ディスクと、該光ディスクに光ピックアッ
プにて記録再生する光ディスクドライブ装置と、該光デ
ィスクと該光ディスクドライブ装置を制御するホストコ
ンピュータとを備え、該光ディスクドライブ装置に情報
保護及び解除処理部を設け、該ホストコンピュータが発
行する保護識別情報を有する保護コマンドに基づいて、
該情報保護及び解除処理部にて該光ディスクの識別コー
ド領域に該保護識別情報を書き込んで該光ディスクに記
録し、あるいは、該ホストコンピュータが発行する保護
識別情報を有する保護解除コマンドに基づいて、該保護
解除コマンドの保護識別情報と該光ディスクドライブ装
置に挿入されている該光ディスクの識別コードとを該情
報保護及び解除処理部に格納して一致判別を行い、一致
した場合のみ該識別コードをフォーマット済の符号に書
換え、該光ピックアップにて該光ディスクに記録するこ
とを可能とすることを特徴とする光ディスク記録再生シ
ステム。 - 【請求項2】ディスクのユーザ使用領域以外に書換え可
能領域を有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領
域にディスクフォーマット有無を定義する識別コード領
域とリザーブエリアを備えた光ディスクと、光ピックア
ップにて該光ディスクに記録再生する光ディスクドライ
ブ装置と、該光ディスクと該光ディスクドライブ装置を
制御するホストコンピュータとを備え、該光ディスクド
ライブ装置に情報保護及び解除処理部を設け、該ホスト
コンピュータが発行するパスワードを有する保護コマン
ドに基づいて、該情報保護及び解除処理部にて、該識別
コード領域に保護識別情報を、リザーブエリアに該パス
ワードを書き込んで該光ディスクに記録し、あるいは、
該ホストコンピュータが発行するパスワードを有する保
護解除コマンドに基づいて、該保護解除コマンドのパス
ワードと該光ディスクドライブ装置に装着されている光
ディスクのリザーブエリアに記載されたパスワードを該
情報保護及び解除処理部に格納して一致判別を行い、一
致した場合のみ該識別コード領域に記録されている識別
コードの符号をフォーマット済の符号に書換え、該光ピ
ックアップにて該光ディスクに記録することを特徴とす
る光ディスク記録再生システム。 - 【請求項3】請求項2記載の光ディスク記録再生システ
ムにおいて、該光ディスクドライブ装置に暗号及び復号
化処理回路を設け、該ホストコンピュータが発行するパ
スワードを有する保護コマンドに基づいて、該情報保護
及び解除処理部にて識別コードに保護識別情報を書き込
むとともにリザーブエリアに該パスワードを書き込み、
該暗号及び復号化処理回路にて該光ディスクの書換え可
能領域の暗号化処理を行い、光ピックアップにて該光デ
ィスクに記録する、あるいは、該ホストコンピュータが
発行するパスワードを有する保護解除コマンドに基づい
て、該保護解除コマンドのパスワードと該光ディスクド
ライブ装置に装着されている光ディスクのリザーブエリ
アに記録されているパスワードを情報保護及び解除処理
部に格納して一致判別を行い、一致した場合のみ識別コ
ードをフォーマット済の符号に書換え、該暗号・復号化
処理回路にて該光ディスク書換え可能領域の暗号化され
た情報の復号化処理を行い、光ピックアップにて該光デ
ィスクに記録することを特徴とする光ディスク記録再生
システム。 - 【請求項4】ディスクのユーザ使用領域以外に書換え可
能領域を有し、前記ユーザ使用領域以外の書換え可能領
域にディスクフォーマット有無を定義する識別コード領
域を備えた光ディスクと、該光ディスクに記録再生する
光ディスクドライブ装置と、該光ディスクと該光ディス
クドライブ装置を制御するホストコンピュータとを備
え、該光ディスクドライブ装置に情報保護及び解除処理
部と光ディスクドライブ固有情報を格納するドライブ固
有情報記録部を設け、該ホストコンピュータが発行する
保護コマンドに基づいて、該情報保護及び解除処理部に
て該ディスクの該識別コード領域に該光ディスクドライ
ブ固有情報を鍵情報とする保護識別情報を書き込んで該
光ディスクに記録する、あるいは、該ホストコンピュー
タが発行する保護解除コマンドに基づいて、該ドライブ
固有情報記録部の光ディスクドライブ固有情報を鍵情報
とする情報保護識別符号と該光ディスクドライブ装置に
装着されている光ディスクの識別コードを該情報保護及
び解除処理部に格納して一致判別を行い、一致する場合
のみ該識別コードをフォーマット済の符号に書換えると
ともに、光ピックアップにて該光ディスクに記録するこ
とを特徴とする光ディスク記録再生システム。 - 【請求項5】光ピックアップと、情報保護及び解除処理
部と、ホストコンピュータが発行する保護識別情報を有
する保護コマンドに基づいて、該情報保護及び解除処理
部にて該光ディスクの識別コード領域に該保護識別情報
を記録する手段とを備え、該ホストコンピュータが発行
する保護識別情報を有する保護解除コマンドに基づい
て、該保護解除コマンドの保護識別情報と該光ディスク
から再生された識別コードとを該情報保護及び解除処理
部に格納して一致判別を行い、一致した場合のみ該光デ
ィスクの書き換え可能領域に書き込まれている該識別コ
ードをフォーマット済の符号に書換えて、該光ピックア
ップにて該光ディスクに記録することを特徴とする光デ
ィスクドライブ装置。 - 【請求項6】光ピックアップと、情報保護及び解除処理
部と、ホストコンピュータが発行するパスワードを有す
る保護コマンドに基づいて、該情報保護及び解除処理部
にて、光ディスクの識別コード領域に保護識別情報を書
き込み、該光ディスクのリザーブエリアに該パスワード
を記録する手段とを備え、該ホストコンピュータが発行
するパスワードを有する保護解除コマンドと該光ディス
クのリザーブエリアに記載されたパスワードを該情報保
護及び解除処理部に格納して一致判別を行い、一致した
場合のみ該光ディスクの識別コード領域に記録されてい
る識別コードの符号をフォーマット済の符号に書換え
て、該光ピックアップで該光ディスクに記録することを
特徴とする光ディスクドライブ装置。 - 【請求項7】請求項6記載の光ディスクドライブ装置に
おいて、暗号及び復号化処理回路を設け、該暗号及び復
号化処理回路にて該光ディスクの書換え可能領域の暗号
化処理を行って、該光ピックアップにて該光ディスクに
記録し、該ホストコンピュータが発行するパスワードを
有する保護解除コマンドに基づいて、該保護解除コマン
ドのパスワードと該光ディスクの該リザーブエリアに記
録されているパスワードが一致した場合のみ、該暗号及
び復号化処理回路にて該光ディスク書換え可能領域の暗
号化された情報の復号化処理を行い、光ピックアップに
て該光ディスクに記録することを特徴とする光ディスク
記録再生システム。 - 【請求項8】光ピックアップと、情報保護及び解除処理
部と、ドライブ装置の固有情報を格納する固有情報記録
部と、ホストコンピュータが発行する保護コマンドに基
づいて、該情報保護及び解除処理部にて該光ディスクの
該識別コード領域に該固有情報を鍵情報とする保護識別
情報を記録する手段とを備え、該ホストコンピュータが
発行する保護解除コマンドに基づいて、該固有情報記録
部の該固有情報を鍵情報とする情報保護識別符号と該光
ディスクの識別コードを該情報保護及び解除処理部に格
納して一致判別を行い、一致する場合のみ該識別コード
をフォーマット済の符号に書換えるとともに、光ピック
アップにて該光ディスクに記録することを特徴とする光
ディスクドライブ装置。 - 【請求項9】ホストコンピュータが発行するパスワード
を有する保護コマンドに基づいて、光ディスクの識別コ
ード領域に保護識別情報を記録し、該光ディスクのリザ
ーブエリアに該パスワードを記録するステップと、該ホ
ストコンピュータが発行するパスワードを有する保護解
除コマンドと該光ディスクのリザーブエリアに記載され
たパスワードの一致を判別するステップと、一致した場
合のみ該光ディスクの識別コード領域に記録されている
識別コードの符号をフォーマット済の符号に書換えて、
該光ディスクに記録するステップとを備えることを特徴
とする記録再生方法。 - 【請求項10】請求項9記載の記録再生方法において、
該ホストコンピュータが発行するパスワードを有する保
護コマンドに基づいて、該光ディスクの書換え可能領域
の暗号化処理を行って該光ディスクに記録するステップ
と、該保護解除コマンドのパスワードと該光ディスクの
該リザーブエリアに記録されているパスワードが一致し
た場合のみ、該光ディスク書換え可能領域の暗号化され
た情報の復号化処理を行なって該光ディスクに記録する
ステップとを備えることを特徴とする記録再生方法。 - 【請求項11】ホストコンピュータが発行する保護コマ
ンドに基づいて、光ディスクの該識別コード領域にドラ
イブ装置の固有情報を鍵情報とする保護識別情報を記録
するステップと、該ホストコンピュータが発行する保護
解除コマンドに基づいて、該固有情報を鍵情報とする情
報保護識別符号と該光ディスクの識別コードの一致を判
別するステップと、一致する場合のみ該識別コードをフ
ォーマット済の符号に書換えるとともに、該光ディスク
に記録するステップとを備えることを特徴とする記録再
生方法。 - 【請求項12】ユーザ使用領域と、ユーザ使用領域以外
の書換え可能領域とを有し、前記ユーザ使用領域以外の
書換え可能領域にディスクフォーマット有無を定義する
識別コード領域とリザーブエリアとを備え、該ホストコ
ンピュータが発行するパスワードを有する保護コマンド
に基づいて、該識別コード領域には保護識別情報が記録
され、リザーブエリアには該パスワードが記録され、該
ホストコンピュータが発行するパスワードを有する保護
解除コマンドに基づいて、該保護解除コマンドのパスワ
ードと該リザーブエリアに記載されたパスワードが一致
した場合、該識別コード領域に記録されている識別コー
ドの符号はフォーマット済の符号に書き換えられること
を特徴とする書き換え可能な光ディスク。 - 【請求項13】請求項12記載の書き換え可能な光ディ
スクにおいて、該書換え可能領域は暗号化処理され、該
ホストコンピュータが発行するパスワードを有する保護
解除コマンドに基づいて、該保護解除コマンドのパスワ
ードと該光ディスクの該リザーブエリアに記録されてい
るパスワードが一致した場合のみ、該光ディスク書換え
可能領域は復号化処理された情報が記録されることを特
徴とする書き換え可能な光ディスク。 - 【請求項14】ユーザ使用領域と、ユーザ使用領域以外
の書換え可能領域と、前記ユーザ使用領域以外の書換え
可能領域にディスクフォーマット有無を定義する識別コ
ード領域とを備え、ホストコンピュータが発行する保護
コマンドに基づいて、該識別コード領域にはドライブ装
置の固有情報を鍵情報とする保護識別情報が記録され、
該ホストコンピュータが発行する保護解除コマンドに基
づいて、該固有情報を鍵情報とする情報保護識別符号と
識別コードが一致する場合に、該識別コードはフォーマ
ット済の符号に書換えることを特徴とする書き換え可能
な光ディスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021089A JP2003228909A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 光ディスク記録再生システム、ドライブ装置、記録再生方法及び光ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002021089A JP2003228909A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 光ディスク記録再生システム、ドライブ装置、記録再生方法及び光ディスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003228909A true JP2003228909A (ja) | 2003-08-15 |
Family
ID=27744421
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002021089A Pending JP2003228909A (ja) | 2002-01-30 | 2002-01-30 | 光ディスク記録再生システム、ドライブ装置、記録再生方法及び光ディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003228909A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006080736A1 (en) * | 2004-10-22 | 2006-08-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Information storage medium and recording/reproducing apparatus and method using the same |
JP2007527579A (ja) * | 2004-02-23 | 2007-09-27 | レクサー・メディア・インコーポレーテッド | セキュリティで保護されたコンパクト・フラッシュ |
-
2002
- 2002-01-30 JP JP2002021089A patent/JP2003228909A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007527579A (ja) * | 2004-02-23 | 2007-09-27 | レクサー・メディア・インコーポレーテッド | セキュリティで保護されたコンパクト・フラッシュ |
WO2006080736A1 (en) * | 2004-10-22 | 2006-08-03 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Information storage medium and recording/reproducing apparatus and method using the same |
US8179759B2 (en) | 2004-10-22 | 2012-05-15 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Information storage medium and recording/reproducing apparatus and method using the same |
US8325575B2 (en) | 2004-10-22 | 2012-12-04 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Information storage medium and recording/reproducing apparatus and method using the same |
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