JP2003226619A - 頭髪用化粧料 - Google Patents
頭髪用化粧料Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 整髪を目的とした整髪料において、適度なセ
ット力で頭髪を整髪できるとともに、べたつきが無く、
頭髪に艶を付与し、しかも付与した艶の保持力にも優れ
る頭髪用化粧料を提供することを課題とする。 【解決手段】 少なくとも、多価アルコール及び/又は
その誘導体、好ましくは、ポリグリセリン、ポリアルキ
レングリコール、ポリオキシアルキレングリセリルエー
テル、ポリオキシプロピレンソルビットのうちから選ば
れる1種以上の20〜80重量%と、ポリエーテル変性
シリコーン、好ましくは、ポリオキシエチレン・メチル
ポリシロキサン共重合体とを含有することを特徴とする
頭髪用化粧料とする。また、更に増粘性高分子を含有す
ることを特徴とする頭髪用化粧料とする。
ット力で頭髪を整髪できるとともに、べたつきが無く、
頭髪に艶を付与し、しかも付与した艶の保持力にも優れ
る頭髪用化粧料を提供することを課題とする。 【解決手段】 少なくとも、多価アルコール及び/又は
その誘導体、好ましくは、ポリグリセリン、ポリアルキ
レングリコール、ポリオキシアルキレングリセリルエー
テル、ポリオキシプロピレンソルビットのうちから選ば
れる1種以上の20〜80重量%と、ポリエーテル変性
シリコーン、好ましくは、ポリオキシエチレン・メチル
ポリシロキサン共重合体とを含有することを特徴とする
頭髪用化粧料とする。また、更に増粘性高分子を含有す
ることを特徴とする頭髪用化粧料とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭髪用化粧料に関
する。詳しくは、整髪を目的とした整髪料において、適
度なセット力で頭髪を整髪できるとともに、べたつきが
無く、頭髪に艶を付与し、しかも付与した艶の保持力に
も優れる頭髪用化粧料に関する。
する。詳しくは、整髪を目的とした整髪料において、適
度なセット力で頭髪を整髪できるとともに、べたつきが
無く、頭髪に艶を付与し、しかも付与した艶の保持力に
も優れる頭髪用化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より頭髪を整髪するために整髪料が
用いられている。整髪料には、セット後の頭髪に艶を付
与するために、一般に炭化水素、エステル等の油状成分
が配合されている。しかし、セット力を付与するために
油状成分の有効な量を配合すると、頭髪にべたつきが生
じるといった欠点を有していた。
用いられている。整髪料には、セット後の頭髪に艶を付
与するために、一般に炭化水素、エステル等の油状成分
が配合されている。しかし、セット力を付与するために
油状成分の有効な量を配合すると、頭髪にべたつきが生
じるといった欠点を有していた。
【0003】一方、油状成分に替えて多価アルコールを
配合することで、頭髪に艶を付与することも行われてい
る。しかし、多価アルコールの配合により艶を付与する
ことができたとしても、セット力に劣るといった欠点を
有していた。また、配合量が増加すると、べたつきが生
じるといった欠点も有していた。
配合することで、頭髪に艶を付与することも行われてい
る。しかし、多価アルコールの配合により艶を付与する
ことができたとしても、セット力に劣るといった欠点を
有していた。また、配合量が増加すると、べたつきが生
じるといった欠点も有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、適度なセッ
ト力で頭髪を整髪できるとともに、べたつきが無く、毛
髪に艶を付与し、しかも付与した艶の保持力にも優れる
頭髪用化粧料を提供することを課題とする。
ト力で頭髪を整髪できるとともに、べたつきが無く、毛
髪に艶を付与し、しかも付与した艶の保持力にも優れる
頭髪用化粧料を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1に係
る発明は、少なくとも、多価アルコール及び/又はその
誘導体の20〜80重量%と、ポリエーテル変性シリコ
ーンとを含有することを特徴とする頭髪用化粧料に関す
る。請求項2に係る発明は、前記多価アルコール及び/
又はその誘導体が、ポリグリセリン、ポリアルキレング
リコール、ポリオキシアルキレングリセリルエーテル、
ポリオキシプロピレンソルビットのうちから選ばれる1
種又は2種以上であることを特徴とする請求項1に記載
の頭髪用化粧料に関する。請求項3に係る発明は、前記
多価アルコール及び/又はその誘導体が、ジグリセリ
ン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオ
キシプロピレンソルビットのうちから選ばれる1種又は
2種以上であることを特徴とする請求項1に記載の頭髪
用化粧料に関する。請求項4に係る発明は、前記ポリエ
ーテル変性シリコーンが、ポリオキシエチレン・メチル
ポリシロキサン共重合体であることを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載の頭髪用化粧料に関する。請求
項5に係る発明は、更に、増粘性高分子を含有すること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の頭髪用化
粧料に関する。
る発明は、少なくとも、多価アルコール及び/又はその
誘導体の20〜80重量%と、ポリエーテル変性シリコ
ーンとを含有することを特徴とする頭髪用化粧料に関す
る。請求項2に係る発明は、前記多価アルコール及び/
又はその誘導体が、ポリグリセリン、ポリアルキレング
リコール、ポリオキシアルキレングリセリルエーテル、
ポリオキシプロピレンソルビットのうちから選ばれる1
種又は2種以上であることを特徴とする請求項1に記載
の頭髪用化粧料に関する。請求項3に係る発明は、前記
多価アルコール及び/又はその誘導体が、ジグリセリ
ン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリセリルエーテル、ポリオ
キシプロピレンソルビットのうちから選ばれる1種又は
2種以上であることを特徴とする請求項1に記載の頭髪
用化粧料に関する。請求項4に係る発明は、前記ポリエ
ーテル変性シリコーンが、ポリオキシエチレン・メチル
ポリシロキサン共重合体であることを特徴とする請求項
1〜3のいずれかに記載の頭髪用化粧料に関する。請求
項5に係る発明は、更に、増粘性高分子を含有すること
を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の頭髪用化
粧料に関する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に係る頭髪用化粧料には、
少なくとも、多価アルコール及び/又はその誘導体の2
0〜80重量%と、ポリエーテル変性シリコーンとが含
有されてなる。かかる構成を有することで、適度なセッ
ト力で頭髪を整髪することができるとともに、べたつき
が無く、毛髪に艶を付与することができ、しかも付与し
た艶の保持力にも優れるといった効果を奏する。
少なくとも、多価アルコール及び/又はその誘導体の2
0〜80重量%と、ポリエーテル変性シリコーンとが含
有されてなる。かかる構成を有することで、適度なセッ
ト力で頭髪を整髪することができるとともに、べたつき
が無く、毛髪に艶を付与することができ、しかも付与し
た艶の保持力にも優れるといった効果を奏する。
【0007】本発明に係る頭髪用化粧料の第1の必須成
分は、多価アルコール及び/又はその誘導体である。用
いられる多価アルコールとしては、例えば、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール等のアルキレングリコール;ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレン
グリコール;グリセリン;ジグリセリン、トリグリセリ
ン、ペンタグリセリン、デカグセリン等のポリグリセリ
ン;グルコース、マルトース、マルチトール、スクロー
ル、マンニトール、ソルビトール、トレハロース等の糖
類などが例示でき、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール等のポリアルキレングリコールやジグ
リセリン、トリグリセリン、ペンタグリセリン、デカグ
セリン等のポリグリセリンを用いるのが好ましい。なか
でも、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ジグリセリンを用いるのが特に好ましい。
分は、多価アルコール及び/又はその誘導体である。用
いられる多価アルコールとしては、例えば、エチレング
リコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレング
リコール等のアルキレングリコール;ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレン
グリコール;グリセリン;ジグリセリン、トリグリセリ
ン、ペンタグリセリン、デカグセリン等のポリグリセリ
ン;グルコース、マルトース、マルチトール、スクロー
ル、マンニトール、ソルビトール、トレハロース等の糖
類などが例示でき、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール等のポリアルキレングリコールやジグ
リセリン、トリグリセリン、ペンタグリセリン、デカグ
セリン等のポリグリセリンを用いるのが好ましい。なか
でも、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ジグリセリンを用いるのが特に好ましい。
【0008】多価アルコール誘導体としては、上記した
多価アルコールの誘導体であればいずれであってもよい
が、グリセリンや糖類のポリアルキレン付加物を用いる
のが好ましい。具体的には、ポリオキシエチレングリセ
リン、ポリオキシプロピレングリセリエーテル、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル
等のポリオキシアルキレングリセリルエーテルやポリオ
キシプロピレンソルビット等が挙げられる。なかでも、
ポリオキシプロピレングリセリエーテル、ポリオキシプ
ロピレンソルビットを用いるのが特に好ましい。
多価アルコールの誘導体であればいずれであってもよい
が、グリセリンや糖類のポリアルキレン付加物を用いる
のが好ましい。具体的には、ポリオキシエチレングリセ
リン、ポリオキシプロピレングリセリエーテル、ポリオ
キシエチレンポリオキシプロピレングリセリルエーテル
等のポリオキシアルキレングリセリルエーテルやポリオ
キシプロピレンソルビット等が挙げられる。なかでも、
ポリオキシプロピレングリセリエーテル、ポリオキシプ
ロピレンソルビットを用いるのが特に好ましい。
【0009】多価アルコール及び/又はその誘導体の配
合量は、化粧料中20〜80重量%とすることが好まし
く、25〜60重量%とするのがより好ましい。この理
由は、20重量%未満の配合量では、頭髪に付与された
艶の保持力が十分ではなく、また、80重量%を超えて
配合すると、べたつきが生じるために、いずれの場合に
も好ましくないからである。
合量は、化粧料中20〜80重量%とすることが好まし
く、25〜60重量%とするのがより好ましい。この理
由は、20重量%未満の配合量では、頭髪に付与された
艶の保持力が十分ではなく、また、80重量%を超えて
配合すると、べたつきが生じるために、いずれの場合に
も好ましくないからである。
【0010】本発明に係る第2の必須成分は、ポリエー
テル変性シリコーンである。用いられるポリエーテル変
性シリコーンは、特に限定されないが、例えば、ポリオ
キシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ
(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロ
キサン共重合体等を例示することができ、ポリオキシエ
チレン・メチルポリシロキサン共重合体を用いるのが好
ましい。
テル変性シリコーンである。用いられるポリエーテル変
性シリコーンは、特に限定されないが、例えば、ポリオ
キシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリ
(オキシエチレン・オキシプロピレン)メチルポリシロ
キサン共重合体等を例示することができ、ポリオキシエ
チレン・メチルポリシロキサン共重合体を用いるのが好
ましい。
【0011】ポリエーテル変性シリコーンの配合量は、
化粧料中0.1〜20重量%とすることが好ましく、
0.5〜10重量%とするのがより好ましい。この理由
は、0.1重量%未満の配合量の場合、頭髪に付与され
た艶の保持力に優れないために、また、20重量%を超
えて配合すると、べたつきを生じるために、いずれの場
合にも好ましくないからである。
化粧料中0.1〜20重量%とすることが好ましく、
0.5〜10重量%とするのがより好ましい。この理由
は、0.1重量%未満の配合量の場合、頭髪に付与され
た艶の保持力に優れないために、また、20重量%を超
えて配合すると、べたつきを生じるために、いずれの場
合にも好ましくないからである。
【0012】本発明の頭髪用化粧料には、頭髪に塗布し
た際に垂れ落ちを防止するために増粘性高分子を配合す
ることができる。配合できる増粘性高分子は、水溶性を
有する天然高分子、半合成高分子、合成高分子等を例示
することができる。具体的には、アラビアゴム、トラガ
ントガム、グアガム、ローカストビーンガム、カラヤガ
ム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラッ
ク、ロジン、カゼイン等の天然高分子;カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナ
トリウム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、結晶セルロース等の半合成高分
子;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、
ポリビニルメチルセルロース、ポリアミド樹脂等の合成
高分子等が挙げられる。これらのうち、カルボキシビニ
ルポリマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等を
用いるのが好ましい。
た際に垂れ落ちを防止するために増粘性高分子を配合す
ることができる。配合できる増粘性高分子は、水溶性を
有する天然高分子、半合成高分子、合成高分子等を例示
することができる。具体的には、アラビアゴム、トラガ
ントガム、グアガム、ローカストビーンガム、カラヤガ
ム、アイリスモス、クインスシード、ゼラチン、セラッ
ク、ロジン、カゼイン等の天然高分子;カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロー
ス、メチルセルロース、エチルセロース、アルギン酸ナ
トリウム、エステルガム、ニトロセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース、結晶セルロース等の半合成高分
子;ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、
ポリビニルメチルセルロース、ポリアミド樹脂等の合成
高分子等が挙げられる。これらのうち、カルボキシビニ
ルポリマー、ヒドロキシプロピルメチルセルロース等を
用いるのが好ましい。
【0013】増粘性高分子を配合する場合、その配合量
は特に限定されないが、化粧料中0.01〜5重量%と
するのが好ましく、0.05〜3重量%とするのがより
好ましい。この理由は、0.01重量%未満の配合量の
場合には、配合による増粘効果が望めないために、ま
た、5重量%を超えて配合すると、化粧料の粘度が高く
なりすぎ使用性に劣るために、いずれの場合にも好まし
くないからである。
は特に限定されないが、化粧料中0.01〜5重量%と
するのが好ましく、0.05〜3重量%とするのがより
好ましい。この理由は、0.01重量%未満の配合量の
場合には、配合による増粘効果が望めないために、ま
た、5重量%を超えて配合すると、化粧料の粘度が高く
なりすぎ使用性に劣るために、いずれの場合にも好まし
くないからである。
【0014】本発明に係る頭髪用化粧料には、その安定
性を損なわない範囲であれば上記した成分の他、油脂、
ロウ類、炭化水素、脂肪酸、高級アルコール、界面活性
剤、紫外線吸収剤、香料、キレート剤、殺菌剤、防腐
剤、保湿剤、清涼剤、ビタミン類、動植物抽出液、pH
調整剤等を目的に応じて適宜配合しても良い。
性を損なわない範囲であれば上記した成分の他、油脂、
ロウ類、炭化水素、脂肪酸、高級アルコール、界面活性
剤、紫外線吸収剤、香料、キレート剤、殺菌剤、防腐
剤、保湿剤、清涼剤、ビタミン類、動植物抽出液、pH
調整剤等を目的に応じて適宜配合しても良い。
【0015】尚、本発明にかかる頭髪用化粧料は、ヘア
ローション、ヘアジェル、ヘワックス等の種々の剤型に
適用することができ、なかでも、頭髪に付与された艶の
保持及び適度な整髪力を有することから、ヘアジェルに
好適に用いることができる。
ローション、ヘアジェル、ヘワックス等の種々の剤型に
適用することができ、なかでも、頭髪に付与された艶の
保持及び適度な整髪力を有することから、ヘアジェルに
好適に用いることができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。尚、配合量は重量%である。
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。尚、配合量は重量%である。
【0017】(試料の調製)表1及び表2に記した組成
に従い、実施例1〜11及び比較例1〜8の各試料を定
法により調製した。尚、表1及び表2中のポリオキシエ
チレン・メチルポリシロキサン共重合体は、KF−60
11(商品名、信越化学工業社製)を用いた。
に従い、実施例1〜11及び比較例1〜8の各試料を定
法により調製した。尚、表1及び表2中のポリオキシエ
チレン・メチルポリシロキサン共重合体は、KF−60
11(商品名、信越化学工業社製)を用いた。
【0018】(試験例1;セット力の評価)実施例1〜
11及び比較例1〜8の各試料を、25℃の温度条件下
で、10cm、1gの毛束に各々0.1gづつ均一に塗布
し、棒状に整えて毛束の一端を固定して吊るした。この
ときの毛束の下端の形状を初期状態とし、2時間放置後
の毛束の下端の形状を下記評価基準に従い評価した。結
果を表1及び表2に示す。
11及び比較例1〜8の各試料を、25℃の温度条件下
で、10cm、1gの毛束に各々0.1gづつ均一に塗布
し、棒状に整えて毛束の一端を固定して吊るした。この
ときの毛束の下端の形状を初期状態とし、2時間放置後
の毛束の下端の形状を下記評価基準に従い評価した。結
果を表1及び表2に示す。
【0019】<評価基準>
○:初期状態の形状を保つ
△:初期状態の形状より開く
×:毛束が棒状を示さない
【0020】(試験例2;仕上がり感の評価)上記整髪
力の評価時の初期状態について、毛束の艶及びべたつき
を、また、2時間放置後の毛束の艶(艶の保持力)につ
いて、下記評価基準に従い専門パネラー5名により評価
した。結果を表1及び表2に示す。
力の評価時の初期状態について、毛束の艶及びべたつき
を、また、2時間放置後の毛束の艶(艶の保持力)につ
いて、下記評価基準に従い専門パネラー5名により評価
した。結果を表1及び表2に示す。
【0021】<艶の評価基準>
○:試料塗布前の毛束より艶がある
△:試料塗布前の毛束と同等の艶である
×:試料塗布前の毛束より艶がない
【0022】<べたつきの評価基準>
○:べたつきがない
△:ややべたつく
×:べたつく
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】表1及び表2の結果から、本発明に係る頭
髪用化粧料は、適度なセット力で頭髪を整髪できるとと
もに、べたつきが無く、頭髪に艶を付与し、しかも付与
した艶の保持力にも優れることが分かる。
髪用化粧料は、適度なセット力で頭髪を整髪できるとと
もに、べたつきが無く、頭髪に艶を付与し、しかも付与
した艶の保持力にも優れることが分かる。
【0026】以下、本発明に係る頭髪用化粧料の処方例
を示す。尚、配合量は重量%である。 (処方例1;ヘアジェル) ジグリセリン 25.0 ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(50E.O.) 0.5 EDTA 0.01 カルボキシビニルポリマー 0.5 水酸化ナトリウム 0.1 エタノール 6.0 香料 適量 精製水 100%に調製
を示す。尚、配合量は重量%である。 (処方例1;ヘアジェル) ジグリセリン 25.0 ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(50E.O.) 0.5 EDTA 0.01 カルボキシビニルポリマー 0.5 水酸化ナトリウム 0.1 エタノール 6.0 香料 適量 精製水 100%に調製
【0027】
(処方例2;ヘアジェル)
ジグリセリン 10.0
ポリオキシプロピレングリセリルエーテル 15.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(50E.O.) 0.5
EDTA 0.01
カルボキシビニルポリマー 0.5
トリエタノールアミン 0.1
エタノール 6.0
香料 適量
精製水 100%に調製
【0028】
(処方例3;ヘアローション)
ポリエチレングリコール400 25.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(50E.O.) 0.5
エタノール 10.0
香料 適量
精製水 100%に調製
【0029】
(処方例4;ヘワックス)
ポリオキシプロピレンソルビット 25.0
ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体(50E.O.) 0.5
ポリビニルピロリドン 10.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.) 10.0
カルボキシビニルポリマー 0.5
水酸化ナトリウム 0.1
エタノール 10.0
香料 適量
精製水 100%に調製
【0030】以上詳述した如く、本発明に係る頭髪用化
粧料は、少なくとも、多価アルコール及び/又はその誘
導体の20〜80重量%と、ポリエーテル変性シリコー
ンとを含有してなるから、適度なセット力で頭髪を整髪
できるとともに、べたつきが無く、頭髪に艶を付与し、
しかも付与した艶の保持力にも優れる頭髪用化粧料を提
供することができる。
粧料は、少なくとも、多価アルコール及び/又はその誘
導体の20〜80重量%と、ポリエーテル変性シリコー
ンとを含有してなるから、適度なセット力で頭髪を整髪
できるとともに、べたつきが無く、頭髪に艶を付与し、
しかも付与した艶の保持力にも優れる頭髪用化粧料を提
供することができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも、多価アルコール及び/又は
その誘導体の20〜80重量%と、ポリエーテル変性シ
リコーンとを含有することを特徴とする頭髪用化粧料。 - 【請求項2】 前記多価アルコール及び/又はその誘導
体が、ポリグリセリン、ポリアルキレングリコール、ポ
リオキシアルキレングリセリルエーテル、ポリオキシプ
ロピレンソルビットのうちから選ばれる1種又は2種以
上であることを特徴とする請求項1に記載の頭髪用化粧
料。 - 【請求項3】 前記多価アルコール及び/又はその誘導
体が、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、ポリオキシプロピレングリセリル
エーテル、ポリオキシプロピレンソルビットのうちから
選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求
項1に記載の頭髪用化粧料。 - 【請求項4】 前記ポリエーテル変性シリコーンが、ポ
リオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体であ
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の頭
髪用化粧料。 - 【請求項5】 更に、増粘性高分子を含有することを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の頭髪用化粧
料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002022650A JP2003226619A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 頭髪用化粧料 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002022650A JP2003226619A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 頭髪用化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003226619A true JP2003226619A (ja) | 2003-08-12 |
Family
ID=27745593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002022650A Pending JP2003226619A (ja) | 2002-01-31 | 2002-01-31 | 頭髪用化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003226619A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005162672A (ja) * | 2003-12-03 | 2005-06-23 | Pola Chem Ind Inc | 毛髪用の化粧料 |
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