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JP2003218630A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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Publication number
JP2003218630A
JP2003218630A JP2002016764A JP2002016764A JP2003218630A JP 2003218630 A JP2003218630 A JP 2003218630A JP 2002016764 A JP2002016764 A JP 2002016764A JP 2002016764 A JP2002016764 A JP 2002016764A JP 2003218630 A JP2003218630 A JP 2003218630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radome
antenna device
reflecting mirror
electromagnetic field
adjusting member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002016764A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Okamoto
信治 岡本
Minoru Kawaguchi
穣 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2002016764A priority Critical patent/JP2003218630A/ja
Publication of JP2003218630A publication Critical patent/JP2003218630A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レドームに沿って伝搬する回折散乱波および
反射波を十分に低下させることが可能なアンテナ装置を
提供する。 【解決手段】 放射素子と反射鏡とレドームとを備えた
アンテナ装置において、レドームの傾斜部の外縁部に、
傾斜部と平行にシート状の放射電磁界調整部材を配置す
る。ここで、放射電磁界調整部材の内周が実質的に非円
状であることが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に無線通信に用
いられるアンテナ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放射素子と反射鏡とレドームとを備えた
アンテナ装置の基本構成の一例を図8に示す。図8にお
いて、1は一次放射器、2は一次放射器1から放射され
た電磁波の指向性を所望の方向とする反射鏡、3は一次
放射器1および反射鏡2を保護するレドームである。レ
ドーム3の面の向きは、反射鏡2により決定される電磁
波の指向性と約120°の角をなしている。
【0003】放射素子と反射鏡とレドームとを備えたア
ンテナ装置の基本構成の他の一例を図9および図10に
示す。図9および図10において、図8と異なる点は、
副反射鏡4を有する点である。この場合、反射鏡2は主
反射鏡と呼ばれる。
【0004】また、図9のように副反射鏡4が凸面鏡で
あるアンテナ装置はカセグレン型と呼ばれ、図10のよ
うに副反射鏡4が凹面鏡であるアンテナ装置はグレゴリ
アン型と呼ばれる。
【0005】図8ないし図10のアンテナ装置の基本構
成のみでは、一次放射器1から放射された電磁波のうち
反射鏡または主反射鏡2で反射されない電磁波成分およ
びレドーム3に沿って伝搬する回折散乱波がそのままレ
ドーム3から外部に放射され、広角指向性特性、特に主
要な指向性に対して後方となる側の指向性特性に悪影響
を及ぼすという問題点があった。
【0006】この問題点を解決するための手段は、例え
ば実開昭57−117810号に開示されている。その
具体例を図11に示す。
【0007】図11において、レドーム3は反射鏡2か
ら突出して設けられ、このレドーム3の突出部8内に電
波吸収体9が装荷されている。ここで、電波吸収体9が
装荷された部分は突出部8のみとなっている。
【0008】図11の構成により、一次放射器1から放
射された電磁波のうち反射鏡または主反射鏡2で反射さ
れない電磁波成分は電波吸収体9で吸収減衰させられ、
反射鏡または主反射鏡2の縁からの回折散乱波も減衰す
るとされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年電磁波
の利用が進み、電磁波の有効利用を図る観点から不要電
磁波の抑制の必要性が高まっている。しかし、図11の
アンテナ装置でも、不要電磁波の放射を、現在要求され
るレベル以下に低下させることは困難であり、新たな対
策が求められている。
【0010】そこで、本発明では、レドームに沿って伝
搬する回折散乱波および反射波を十分に低下させること
が可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
の発明は、放射素子と反射鏡とレドームとを備えたアン
テナ装置において、前記レドームの傾斜部の外縁部に、
前記傾斜部と平行にシート状の放射電磁界調整部材が配
置されてなることを特徴としている。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記放射電磁界調整部材の内周が実質的に非円状で
あることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を用
いて説明する。
【0014】図1は、本発明の第1の実施形態であるア
ンテナ装置の一部分の一例を示す断面図である。図1に
おいて、2は反射鏡または主反射鏡、3はレドーム、5
はレドーム3の傾斜部の外縁部に傾斜部と平行に設けら
れたシート状の放射電磁界調整部材、6はレドーム取付
部である。
【0015】図1の場合は、放射電磁界調整部材5が、
アンテナ装置を構成している状態でのレドーム3の外表
面に配置された例を示しているが、これに限られるもの
ではなく、図2のようにレドーム3の内表面に配置され
ていてもよく、図3のようにレドーム3内へ埋め込まれ
ていてもよいことはいうまでもない。さらに、図4のよ
うに、反射鏡または主反射鏡2とレドーム3との間に、
遮蔽板7を設けることも可能である。
【0016】また、放射電磁界調整部材5としては、電
波吸収体、または電波を反射する物体(以下、電波反射
体とする)などが適用可能である。電波吸収体としては
カーボンなどの導電体や磁性体などが好適に用いられ、
電波反射体としては導電体、高誘電率の誘電体、高透磁
率の磁性体などが好適に用いられる。
【0017】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。図5は、本発明の第2の実施形態であるアンテ
ナ装置の一部分の一例を示す正面図である。図5では、
放射電磁界調整部材5の内周が鋸歯状となっている例を
示している。
【0018】なお、放射電磁界調整部材5の内周の形状
は図5の形状に限られるものではなく、例えば図6のよ
うに波状となっていてもよい。また、図5や図6に示さ
れる放射電磁界調整部材5のレドーム3への配置は、前
述の第1の実施形態の説明のとおり、図1ないし図3に
例示される位置であればよい。
【0019】図5および図6のように、放射電磁界調整
部材5の内周が実質的に非円状であることで、レドーム
3の表面に沿って伝搬する回折散乱波および反射波が放
射電磁界調整部材5の内周で反射された場合、特定の方
向に反射されることがないため、広角指向性特性に対す
る影響を最小限にすることが可能となる。
【0020】ここで、本発明の第2の実施形態と従来技
術との比較を行う。なお、この比較において、使用周波
数は7.5GHz(波長約40cm)とし、アンテナ装
置の各要素を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】本発明の第2の実施形態に係る実施例で
は、図7に示されるように、広角指向性特性、特に後方
の指向性特性が優れており、遮蔽板のない従来例1の指
向性特性を示す図12に対して約10〜15dB、遮蔽
板があって放射電磁界調整部材がない従来例2の指向性
特性を示す図13に対して約5dBの改善がみられてい
る。
【0023】図7に示す特性図はあくまでも一例であっ
て、本発明の各実施形態に係るアンテナ装置では、図1
3の特性図と同等以上の広角指向性特性、特に主要な指
向性に対して後方の指向性が優れた指向性特性を得るこ
とが可能である。
【0024】なお、これらの実施形態以外にも本発明の
実施形態が存在し、特許請求の範囲に記載された発明の
範囲内で自由に実施形態を変更することが可能であるこ
とはいうまでもない。
【0025】このように、本発明のアンテナ装置は、レ
ドームの傾斜部の外縁部に、傾斜部と平行にシート状の
放射電磁界調整部材を配置しているため、広角指向性特
性、特に後方の指向性特性が優れたものとなる。
【0026】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、レドー
ムの傾斜部の外縁部に、傾斜部と平行にシート状の放射
電磁界調整部材を配置しているため、レドームに沿って
伝搬する回折散乱波および反射波を十分に低下させるこ
とが可能となる。
【0027】また、放射電磁界調整部材の内周を実質的
に非円状とすることにより、レドームに沿って伝搬する
回折散乱波および反射波が放射電磁界調整部材の内周で
反射された場合の広角指向性特性に対する影響を最小限
にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態であるアンテナ装置
の一部分の一例を示す断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態であるアンテナ装置
の一部分の他の一例を示す断面図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態であるアンテナ装置
の一部分のさらに他の一例を示す断面図である。
【図4】 本発明の第1の実施形態であるアンテナ装置
の一部分の一例を示す断面図であって、反射鏡または主
反射鏡とレドームとの間に遮蔽板を設けた例を示す図で
ある。
【図5】 本発明の第2の実施形態であるアンテナ装置
の一部分の一例を示す正面図である。
【図6】 本発明の第2の実施形態であるアンテナ装置
の一部分の他の一例を示す正面図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態であるアンテナ装置
の広角指向性特性図である。
【図8】 放射素子と反射鏡とレドームとを備えたアン
テナ装置の基本構成の一例を示す断面図である。
【図9】 放射素子と反射鏡とレドームとを備えたアン
テナ装置の基本構成の他の一例を示す断面図である。
【図10】 放射素子と反射鏡とレドームとを備えたア
ンテナ装置の基本構成の他の一例を示す断面図である。
【図11】 レドームの突出部に電波吸収体が装荷され
たアンテナ装置の一部分の一例を示す断面図である。
【図12】 図9に示されたアンテナ装置の広角指向性
特性の一例を示す特性図である。
【図13】 レドームの突出部に電波吸収体が装荷され
たアンテナ装置の広角指向性特性の一例を示す特性図で
ある。
【符号の説明】
1 一次放射器 2 反射鏡または主反射鏡 3 レドーム 4 副反射鏡 5 放射電磁界調整部材 6 レドーム取付部 7 遮蔽板 8 突出部 9 電波吸収体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射素子と反射鏡とレドームとを備えた
    アンテナ装置において、前記レドームの傾斜部の外縁部
    に、前記傾斜部と平行にシート状の放射電磁界調整部材
    が配置されてなることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 前記放射電磁界調整部材の内周が実質的
    に非円状であることを特徴とする、請求項1記載のアン
    テナ装置。
JP2002016764A 2002-01-25 2002-01-25 アンテナ装置 Pending JP2003218630A (ja)

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