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JPH0349452Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0349452Y2
JPH0349452Y2 JP19275886U JP19275886U JPH0349452Y2 JP H0349452 Y2 JPH0349452 Y2 JP H0349452Y2 JP 19275886 U JP19275886 U JP 19275886U JP 19275886 U JP19275886 U JP 19275886U JP H0349452 Y2 JPH0349452 Y2 JP H0349452Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflecting mirror
sub
focal point
antenna device
reflector
Prior art date
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Expired
Application number
JP19275886U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6397909U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19275886U priority Critical patent/JPH0349452Y2/ja
Publication of JPS6397909U publication Critical patent/JPS6397909U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0349452Y2 publication Critical patent/JPH0349452Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は主としてマイクロ波帯通信あるいは
レーダ等に用いられるアンテナ装置に関するもの
で、さらに詳しく言えば回転放物面鏡と回転だ円
面鏡を有するオフセツトグレゴリアンアンテナの
改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第10図は従来のアンテナ装置の構成を示す図
であり、図において、1はF2を焦点としA1A1a
回転軸とする回転放物面の主反射鏡、2はF1
F2を共やく焦点としA2A2aを回転軸とする回転だ
円面の一部の副反射鏡、3はたとえば円錐ホーン
の一次放射器で、この一次放射器3の放射電波位
相中心は副反射鏡2の焦点の1つF1と一致して
いる。4は電波放射方向、5は主反射鏡1を支え
る架台、6aは主反射鏡1に対する副反射鏡2の
相対位置を定める調整機構A、6bは副反射鏡2
に対する一次放射器3の相対位置を定める調整機
構Bである。
従来のアンテナ装置は上記のように構成され、
これを送信アンテナとして考えた場合、一次放射
器3より放射される電波は、この一次放射器の放
射電波位相中心、すなわち焦点F1を中心とする
球面波として投射され、副反射鏡2で反射され、
焦点F2を経由し、さらに主反射鏡1で反射され
て4の方向へ至る。この回転放物面鏡(主反射鏡
1)と回転だ円面鏡(副反射鏡2)を用いたアン
テナ形式(オフセツトグレゴリアン形式)は、一
次放射器3から電波放射方向4に至る間で電波が
ブロツクされることなく構成可能で、このブロツ
クによるサイドローブの劣化とアンテナ開口面積
の減少がないから本質的に高能率かつ低サイドロ
ーブであり、設計自由度の大きなアンテナとして
近年重要なものになつてきている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記従来のアンテナ装置において低
サイドローブを実現させる際には、副反射鏡2と
一次放射器3との関係に考慮すべき点がある。す
なわち、第11図は副反射鏡2と一次放射器3を
上方より見た図であるが、焦点F1を含み電波放
射方向4に平行な面内で、図中破線で挟まれる範
囲に放射される電波は副反射鏡2で反射し主反射
鏡1に向かうが、破線の外側の領域では一次放射
器3から放射される電波が直接空間に向かうの
で、いわゆるスピルオーバーによつてサイドロー
ブ特性が悪化する。第12図はこのスピルオーバ
ーによるサイドローブ特性悪化を示す一例であ
り、図中破線で示す希望の特性に対して、方位角
約24〜60度の範囲でこれを越える特性値となつて
いる。
このため低サイドローブを実現する手段とし
て、一次放射器の利得を増し副反射鏡の周囲にお
ける電波放射レベルを下げる、スピルオーバーが
無視できる範囲まで副反射鏡の周囲を延長する、
などの改善策がある。しかし、これらはいずれも
一次放射器あるいは副反射鏡の形状寸法の増大を
招き、また製作費も高くなるなどの問題点があ
り、特にアンテナとして利得最大かつ低サイドロ
ーブとするための障害となつていた。
この考案はかかる問題点を解決するためになさ
れたもので、形状寸法の増大なくして上記スピル
オーバーによるサイドローブ特性悪化を抑止し、
経済的なアンテナ装置を得ることを目的としてい
る。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るアンテナ装置は、副反射鏡の2
つの共やく焦点のそれぞれの近傍を頂点とし、副
反射鏡の周囲を導線にもつ2つの錐体の外包絡体
を内面とする遮蔽体を、一次放射器から副反射鏡
を経て主反射鏡の開口面に至る電波を遮蔽するこ
となく、一次放射器と副反射鏡の間に備えるもの
である。
〔作用〕
この考案においては、遮蔽体が一次放射器から
副反射鏡以外に放射される電波を遮断するから、
スピルオーバーによるサイドローブ特性の悪化を
抑止する。
〔実施図〕
第1図はこの考案の一実施例を示す全体図、第
2図は部分図、第3図は遮蔽体斜視図であり、1
〜6は上記従来装置と全く同一のものである。7
は遮蔽体で、副反射鏡2の共やく焦点のうち一方
の焦点F1の近傍の点T1を頂点とし副反射鏡2の
周囲を導線とする錐体8と、もう一方の焦点F2
もしくはその近傍の点T2を頂点とし副反射鏡2
の周囲を導線とする錐体9とがなす外包絡体を内
面形状とし、一次放射器3から副反射鏡2を経て
主反射鏡1に至る電波を遮蔽することがないよう
に、錐体8の側には開口10、錐体9の側には開
口11を有するものである。第4図と第5図はこ
の遮蔽体7を構成する錐体8と錐体9を板金加工
で製造する場合の各々の展開図である。
上記のように構成されたアンテナ装置におい
て、一次放射器3から副反射鏡2へ放射される電
波は第2図中に矢印を付した線の通りに遮蔽体7
の内部を伝搬し、副反射鏡2で反射され焦点F2
を経て主反射鏡1に至る。しかし、一次放射器3
から副反射鏡2以外へ放射される電波、つまり従
来装置においてスピルオーバーとなつた電波は遮
蔽体7の錐体9あるいは錐体8で遮断され、第6
図に示すようにサイドローブ特性の悪化が抑止で
きる。これは主反射鏡1、副反射鏡2および一次
放射器3の設計自由度を大きくとれることにな
る。また、この遮蔽体7は上記実施例で示したよ
うに、板金加工など安価な方法で製造できるの
で、一次放射器あるいは副反射鏡の形状変更によ
る改善よりはるかに経済的である。
なお上記実施例では遮蔽体7でスピルオーバー
となる電波を遮断したが、第7図に示すように遮
蔽体7の内面に電波吸収体、たとえばNi−Zn系
フエライトの微粉末入ゴム板12を装着しても同
様の効果を期待できる。
さらに、第8図は遮蔽体7の一方の錐体9の開
口11に副反射鏡2の一方の焦点F2を中心とす
る誘電体の中空球冠13を設け、この中空球冠1
3の厚さを放射する電波の誘電体内波長の1/2と
したものであり、放射特性に影響を与えることな
く一次放射器3の内面と副反射鏡2を雪や異物の
付着に対して保護することができる。同様に第9
図は開口11に波長と較べて十分薄い誘電体薄膜
14を設けたものである。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したとおり、2つの錐体の
外包絡体を内面とする遮蔽体を一次放射器と副反
射鏡の間に取り付けるという簡単な構造により、
スピルオーバーによるサイドローブ特性の悪化を
抑止し、特性良好なアンテナ装置を安価に実現で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す全体図、第
2図は部分図、第3図は遮蔽体の斜視図、第4図
と第5図は遮蔽体の展開図、第6図は放射特性
図、第7図と第8図および第9図はこの考案のさ
らに他の実施例を示す部分図、第10図は従来の
アンテナ装置を示す全体図、第11図は部分上面
図、第12図は放射特性図である。 図において、1は主反射鏡、2は副反射鏡、3
は一次放射器、4は電波放射方向、5は架台、6
は調整機構、7は遮蔽体、8と9は錐体、10と
11は開口、12は電波吸収体、13は中空球
冠、14は誘電体薄膜である。なお、各図中同一
符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転放物面の主反射鏡と、この主反射鏡の焦
    点を共やく焦点の1つとする回転だ円面の一部
    の副反射鏡と、上記副反射鏡の他方の共やく焦
    点を電波位相中心とする一次放射器とを備えた
    アンテナ装置において、上記副反射鏡の2つの
    共やく焦点のそれぞれの近傍を頂点とし、上記
    副反射鏡の周囲を導線にもつ2つの錐体の外包
    絡体を内面とする遮蔽体を、上記一次放射器か
    ら上記副反射鏡を経て上記主反射鏡の開口面に
    至る電波を遮蔽することがないように備えたこ
    とを特徴とするアンテナ装置。 (2) 上記遮蔽体の内面に電波吸収体を装着したこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項
    記載のアンテナ装置。 (3) 上記遮蔽体に、上記副反射鏡の主反射鏡側の
    共やく焦点を中心とする誘電体の中空球冠を装
    着したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第(1)項または第(2)項記載のアンテナ装置。 (4) 上記遮蔽体の上記副反射鏡の主反射鏡側の共
    やく焦点の近傍に誘電体薄膜を装着したことを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項また
    は第(2)項記載のアンテナ装置。
JP19275886U 1986-12-15 1986-12-15 Expired JPH0349452Y2 (ja)

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JP19275886U JPH0349452Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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JP19275886U JPH0349452Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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Publication Number Publication Date
JPS6397909U JPS6397909U (ja) 1988-06-24
JPH0349452Y2 true JPH0349452Y2 (ja) 1991-10-22

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JP19275886U Expired JPH0349452Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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