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JP2003214962A - 荷重センサー - Google Patents

荷重センサー

Info

Publication number
JP2003214962A
JP2003214962A JP2002009469A JP2002009469A JP2003214962A JP 2003214962 A JP2003214962 A JP 2003214962A JP 2002009469 A JP2002009469 A JP 2002009469A JP 2002009469 A JP2002009469 A JP 2002009469A JP 2003214962 A JP2003214962 A JP 2003214962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
load
load sensor
detection element
same
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002009469A
Other languages
English (en)
Inventor
Kaori Fujita
かおり 藤田
Toshiharu Mikami
俊春 三上
Kiyotaka Kinoshita
清隆 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
Priority to JP2002009469A priority Critical patent/JP2003214962A/ja
Priority to EP03001021A priority patent/EP1329701A1/en
Priority to US10/347,460 priority patent/US6862937B2/en
Publication of JP2003214962A publication Critical patent/JP2003214962A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L1/00Measuring force or stress, in general
    • G01L1/20Measuring force or stress, in general by measuring variations in ohmic resistance of solid materials or of electrically-conductive fluids; by making use of electrokinetic cells, i.e. liquid-containing cells wherein an electrical potential is produced or varied upon the application of stress
    • G01L1/22Measuring force or stress, in general by measuring variations in ohmic resistance of solid materials or of electrically-conductive fluids; by making use of electrokinetic cells, i.e. liquid-containing cells wherein an electrical potential is produced or varied upon the application of stress using resistance strain gauges
    • G01L1/2268Arrangements for correcting or for compensating unwanted effects
    • G01L1/2281Arrangements for correcting or for compensating unwanted effects for temperature variations

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Measurement Of Force In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧力によりオーム抵抗が変化する荷重センサ
ーにおいて、温度特性の補償が確実にでき、温度に影響
されない正確な荷重信号を出力できる荷重センサーを提
供する。 【解決手段】 セラミックスで形成されたサンドイッチ
構造の荷重センサー60の素材に、幅狭の溝65、66
を形成することにより、絶縁部64からなる基台を共通
として、荷重検出素子61と同じ温度特性を持つ温度検
出素子62、63を形成する。温度検出素子62、63
を荷重検出素子61の温度補償素子として使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力によりオーム
抵抗が変化する材料を用いた荷重センサーに関し、特
に、その温度補償機能を備えた荷重センサーに関する。
【0002】
【従来の技術】圧力によりオーム抵抗が変化する材料と
してシリコン等の半導体や機能性セラミックスが知られ
ている。これらの材料を荷重センサーとして用いる場
合、オーム抵抗が、加えられた荷重によるものだけでは
なく、温度によっても変化する。このため何らかの温度
特性補償が必要である。その対策として、第1に荷重に
よる抵抗変化に比べて温度による抵抗変化が少ない検出
素子を用いる、第2にサーミスタ等の温度センサーを用
いて温度を検出し補償アンプ回路等により出力を補正す
る、第3に検出素子と似た温度特性を持つ素子を用いて
検出素子の特性を補正することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の方法は、検出素子の材料によってはそのように温度
特性の小さな材料が見つからなかったり、仮に温度特性
の小さな良い材料があったとしても外気温度の変動の大
きなところでは誤差が大きくなるという問題点があっ
た。上記第2の方法は、検出素子の温度特性が線形の場
合は比較的うまく行くが非線形の場合は誤差が大きくな
る温度範囲が存在するという問題点があった。上記第3
の方法は、そのような温度特性のあった素子が見つかる
か否かという問題、仮にそのような素子が見つかったと
しても検出素子と取り付け場所や形が余りに違うと温度
差が生じ誤差が生ずるという問題点があった。
【0004】また、特開平5−118932号公報に
は、非晶質磁性合金を用いた荷重センサーであるが、荷
重によって変形する部分に巻いた非晶質磁性合金と荷重
によって変化しない部分に巻いた非晶質磁性合金との透
磁率の変化をそれぞれのコイルで検出し、2つのコイル
の検出する透磁率の差により非晶質磁性合金の透磁率の
温度特性を相殺したものが開示されている。
【0005】そこで、本発明は、圧力によりオーム抵抗
が変化する材料を用いた荷重センサーにおいて温度特性
の補償が確実にでき、温度に影響されない出力信号を出
力することができる荷重センサーを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のうち第1の実施態様の発明は、圧力により
オーム抵抗が変化する材料を用いた荷重センサーであっ
て、オーム抵抗変化材料で構成され荷重が負荷される検
出素子部と、前記検出素子部と同じオーム抵抗変化材料
で構成され荷重が負荷されない補償素子部と、前記補償
素子部が、前記検出素子部と同一若しくは相似形の単数
の素子部またはその同一若しくは相似形のものを複数に
分割した複数の素子部からなることと、前記補償素子部
が、前記検出素子部の近傍に配置され一体の素子とされ
ていることと、を備えることを特徴とする。
【0007】このように形成すると、検出素子部と補償
素子部とは同じ材料を用いているから同じ比抵抗値(Ω
cm)を有し、その比抵抗値は非線形部分も含めて同じ
温度特性を有する。同じ比抵抗値を有するから検出素子
部と同一の形状をした補償素子部は当然に検出素子部と
同じ温度特性を持つ抵抗値を有する。また、検出素子部
と相似形の補償素子部も比抵抗値が同じだから検出素子
部と同じ抵抗値を有する。さらに、検出素子部と同一若
しくは相似形のものを複数に分割したものは、その分割
の仕方に応じて分割した部分を電気的に結線すれば検出
素子部と同じ抵抗値を示すようにできる。
【0008】そして、補償素子部は検出素子部の近傍に
配置され一体の素子とされているから両者はほぼ同じ温
度となる。したがって、検出素子部の抵抗値から補償素
子部の抵抗値を引いた値の出力信号となるように回路構
成すれば、検出素子が外気温度変動の影響を受けても補
償素子の抵抗値の変化によりその温度特性を相殺し荷重
信号のみを出力することができる。
【0009】ここで、第2の実施態様の発明のように、
前記検出素子部と前記補償素子部との間隙が、1mm未
満に形成されていることを特徴とすることができる。こ
のように形成すると、検出素子と補償素子とが非常に近
接して設けられるので両者の温度差が非常に小さくな
り、より正確な温度補償ができ、より正確な荷重信号を
得ることができる。両者の間隙は0.2mm程度とする
ことがより好適である。間隙が1mm以上に広がると両
者に温度差が出る場合がある。
【0010】ここで、第3の実施態様の発明のように、
前記検出素子部と前記補償素子部とが、一つの材料片に
溝を掘ることにより基台を共通として形成されているこ
とを特徴とすることができる。このように形成すると、
一つの材料片から作られれるから、検出素子部と補償素
子部との間隙が狭いものをより容易にばらつきを抑えて
安定して作成することができ、品質の安定とコストダウ
ンを達成することができる。
【0011】ここで、第4の実施態様の発明のように、
前記補償素子部が、分割された複数の素子部からなり、
その分割された素子部が前記検出素子部を挟むように配
置されていることを特徴とすることができる。このよう
に形成すると、温度勾配のある場所に荷重センサーが設
置された場合に、分割された補償素子部の抵抗値の平均
値で補償することになるから、より検出素子部の温度に
近い補償をすることができる。
【0012】ここで、第5の実施態様の発明のように、
前記圧力によりオーム抵抗が変化する材料が、セラミッ
ク材料からなることを特徴とすることができるこのよう
に形成すると、セラミック材料はその比抵抗値の温度特
性が非線形特性を示し温度による抵抗変化が大きく、単
体で使用することが困難となる場合があり、本発明の特
徴がより生かされる、
【0013】ここで、第6の実施態様の発明のように、
前記圧力によりオーム抵抗が変化する材料が、セラミッ
ク原料を母材とする材料を焼成したセラミック材料から
なることを特徴とすることができるこのように形成する
と、上記のようなセラミック材料はゲージ率は高いが比
抵抗値の温度特性が非線形特性を示し、温度による抵抗
変化が大きい場合には、本発明の特徴により実用性を高
められる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照し説明する。図1は、第1の実施の形態の荷重セ
ンサー10を示す斜視図である。荷重センサー10は金
属からなる台座15の上に板状の荷重検出素子11と温
度検出素子12が並んで載置され貼着固定されている。
台座15としてはたとえばチタンが用いられる。荷重検
出素子11と温度検出素子12はセラミックスからなり
全く同じ大きさと構造をしたものである。荷重検出素子
11にのみに図面上下方向に検出荷重が負荷されるよう
に構成される。荷重検出素子11と温度検出素子12と
の間隙W1は1mm以下のたとえば0.8mmに設定さ
れる。
【0015】荷重検出素子11と温度検出素子12は共
にサンドイッチ構造をなし、中央に導電部11B,12
Bを有し、その導電部11B、12Bの上下を絶縁部1
1Aと11C、12Aと12Cで挟んだ構造となってい
る。絶縁部11A、11C、12A、12Cは窒化珪素
Si34に若干の焼結助剤を加えたものからなる。導電
部11B,12Bは窒化珪素Si34に炭化珪素SiC
を10wt%〜40wt%加え導電性を持たせたものか
らなる。導電部11B,12Bを絶縁部11Aと11
C、12Aと12Cで挟んで数10MPaで図面上下方
向に加圧し焼成して一体のセラミックスとする。
【0016】このようにホットプレスすることにより加
圧方向にゲージ率が高い素子11、12が得られる。こ
れを5mm角程度に切り出して荷重検出素子11と温度
検出素子12とにする。荷重検出素子11と温度検出素
子12の前側面と後側面の導電部11B,12Bの部分
に金属を蒸着して電極とし、各導電部11B,12Bの
抵抗値を測定できるようにする。荷重検出素子11の導
電部11Bが検出素子部を、温度検出素子12の導電部
12Bが補償素子部を構成する。このように構成する
と、荷重検出素子11と温度検出素子12は全く同じ素
材からなるから同じ温度抵抗特性を示す。そして温度検
出素子12は荷重検出素子11の近傍に配設されている
から同じ温度となり、荷重検出素子11の温度特性の補
償を確実にできるという利点がある。
【0017】図2は、第2の実施の形態の荷重センサー
20を示す斜視図である。この荷重センサー20では金
属製の台座が省略され、サンドイッチ構造のセラミック
スの絶縁部23が共通の基台の役割を果たす。第1の実
施の形態と同様にホットプレスにより導電部21B、2
2B(ホットプレスのときは連続している)を絶縁部2
1Aおよび22A(当初は連続している)と絶縁部23
で挟んだセラミックスを焼成し、これを5×10mm
角、厚さ1.5mmの切片に切り出して荷重センサー2
0の素材とする。各セラミックスの組成は第1の実施の
形態のものと同じである。
【0018】その長方形の素材の中央にダイヤモンドカ
ッターにより下の絶縁部23に達する幅W2=0.2m
mの溝24を形成し、左右の導電部21B、22Bを独
立させる。一方の素子が荷重検出素子21を、他方の素
子が温度検出素子22を構成する。そして、荷重検出素
子21の導電部21Bが検出素子部を、温度検出素子2
2の導電部22Bが補償素子部を構成する。この荷重セ
ンサー20は、溝24を切るだけで左右の荷重検出素子
21と温度検出素子22を分離して製作することができ
るから、荷重検出素子21と温度検出素子22を極近接
して配置し両者の温度差を極小にしたにもかかわらず、
安価で素子のばらつきが無く安定した製品を提供するこ
とができるという利点がある。
【0019】図3は、第3の実施の形態の荷重センサー
30を示す斜視図である。ここでは台座35の上に、セ
ラミックスで形成された、図1で示したものと同じ荷重
検出素子31と図1で示したものより小さな温度検出素
子32が載置貼着されている。荷重検出素子31と温度
検出素子32との間隙W3は1mm以下のたとえば0.
8mmに設定される。荷重検出素子31は絶縁部31A
および31Cと導電部31Bのサンドイッチ構造からな
り、温度検出素子32も同様に絶縁部32Aおよび32
Cと導電部32Bとのサンドイッチ構造をしている。各
セラミックスの組成は第1の実施の形態のものと同じで
ある。
【0020】ここで、温度検出素子32の導電部32B
の形状は荷重検出素子31の導電部31Bと相似形をし
ている。このため、同じ材料で同じ比抵抗値(Ωcm)
を有する2つの導電部31B、32Bは同じ抵抗値を持
つ。そして、荷重検出素子31の導電部31Bが検出素
子部を、温度検出素子32の導電部32Bが補償素子を
構成する。このように、温度検出素子32を小さくする
と、荷重センサー30が温度の過渡的変化中にあって
も、温度検出素子32が荷重検出素子31の温度に追随
することができ、過渡的な温度変化が出力に与える影響
を小さくすることができるという利点がある。また、荷
重センサー30を小さくすることができるという利点が
ある。
【0021】図4は、第4の実施の形態の荷重センサー
40を示す斜視図である。ここでは、上記第3の実施の
形態の荷重センサー30と等価のもので台座35を省い
たものが示される。サンドイッチ構造のセラミックスの
絶縁部43が荷重検出素子41と温度検出素子42の共
通の基台の役割を果たす。第1の実施の形態と同様にホ
ットプレスにより導電部41B、42Bを絶縁部41A
および42Aと絶縁部43で挟んだセラミックスを焼成
し、これを凸形状に切り出して荷重センサー40の素材
とする。各セラミックスの組成は第1の実施の形態のも
のと同じである。
【0022】その凸形状の素材にダイヤモンドカッター
により下の絶縁部43に達する幅W4=0.2mmの溝
44を形成し、左右の導電部41B、42Bを独立させ
る。一方の素子が荷重検出素子41を、他方の素子が温
度検出素子42を構成する。そして、荷重検出素子41
の導電部41Bが検出素子部を、温度検出素子42の導
電部42Bが補償素子部を構成する。この実施の形態の
荷重センサー40は、温度の追随性がよく、過渡的な温
度変化が出力に与える影響を小さくすることができると
共に、荷重センサー40を小さくすることができるとい
う利点がある。さらに、溝44を切るだけだから、より
容易にばらつき無く安価に荷重センサー40を製作する
ことができるという利点がある。
【0023】図5は、第5の実施の形態の荷重センサー
50を示す斜視図である。この荷重センサー50では、
荷重検出素子51には第1の実施の形態の荷重検出素子
11と同じものが用いられ、温度検出素子52、53に
は第1の実施の形態の温度検出素子12を2つに分割し
たものが用いられる。2つの温度検出素子52、53を
並列に接続すれば荷重検出素子51と同じ抵抗値および
温度特性が得られる。台座55の中央に5mm×5mm
の荷重検出素子51が配置され、その荷重検出素子51
の左右に2.5mm×5mmの温度検出素子52、53
が配置される。荷重検出素子51と温度検出素子52、
53との間隙W5は0.8mmにされる。
【0024】荷重検出素子51は中央の導電部51Bを
上下の絶縁部51Aおよび51Cで挟んだ構造のセラミ
ックスからなる。温度検出素子52、53も中央の導電
部52B、53Bを上下の絶縁部52A、52Cおよび
53A、53Cで挟んだ構造のセラミックスからなる。
各セラミックスの組成は第1の実施の形態と同じであ
る。そして、荷重検出素子51の導電部51Bが検出素
子部を、温度検出素子52、53の導電部52B、53
Bが補償素子部を構成する。この荷重センサー50は荷
重検出素子51の左右を温度検出素子52、53で挟む
構成になっているから、温度勾配のある場所に置かれて
も、左右の温度検出素子52、53の温度の平均値で荷
重検出素子51を補償することになる。したがって、温
度勾配があってもより正確な温度補償をすることができ
るという利点がある。
【0025】図6は、第6の実施の形態の荷重センサー
60を示す斜視図である。この荷重センサー60では、
金属製の台座55が省略され、サンドイッチ構造のセラ
ミックスの絶縁部64が荷重検出素子61と温度検出素
子62、63との共通の基台の役割を果たす。第1の実
施の形態と同様にホットプレスにより導電部61B、6
2B、63B(ホットプレスの際には連続している)を
絶縁部61A,62A,63A(ホットプレスの際には
連続している)と絶縁部64で挟んだセラミックスを焼
成し、これを5×10mm角、厚さ1.5mmに切り出
して荷重センサー60の素材とする。各セラミックスの
組成は第1の実施の形態と同じである。
【0026】その長方形の素材にダイヤモンドカッター
により下の絶縁部64に達する幅W6=0.2mmの2
つの溝65、66を左右に形成し、3つの導電部61
B、62B、63Bを独立させる。中央の大きな素子が
荷重検出素子61を、左右の小さな素子が温度検出素子
62、63を構成する。そして、荷重検出素子61の導
電部61Bが検出素子部を、温度検出素子62、63の
導電部62B、63Bが補償素子部を構成する。この荷
重センサー60は、上記第5の実施の形態の荷重センサ
ー50の利点に加え、一体の素材から2本の溝65、6
6を切るだけで荷重検出素子61と左右の温度検出素子
62、63を分離して製作することができるから、製造
コストが安価で素子のばらつきが無く安定した製品を提
供することができるという利点がある。
【0027】図7は、上記第6の実施の形態の荷重セン
サー60を用いた荷重検出回路の回路図である。荷重検
出素子61の導電部61Bが抵抗R3をなし、その導電
部61Bが抵抗R1を経由して定電圧電源Vに接続され
ている。導電部61Bに現れる電圧をV1とする。温度
検出素子62、63の2つの導電部62B、63Bは並
列に接続されて合成抵抗R4をなし、抵抗R2を経由し
て定電圧電源Vに接続されている。2つの導電部62
B、63Bに現れる電圧をV2とする。荷重検出素子6
1の導電部61Bに現れる電圧V1と、温度検出素子6
2、63の導電部62B、63Bに現れる電圧V2との
差V1−V2が出力信号電圧Voutである。荷重検出
素子61の導電部61Bの抵抗値をR3、温度検出素子
62、63の2つの導電部62B、63Bの合成抵抗値
をR4とする。
【0028】図8は、温度補償する前の各素子の出力電
圧V1、V2と温度検出素子62、63で温度補償した
荷重センサー60の出力信号電圧Voutを示すグラフ
図である。荷重検出素子61の導電部61Bの抵抗R3
は負荷される荷重によって変化すると共に、温度により
非線形に変化する。したがって、荷重検出素子61の導
電部61Bに現れる電圧V1は図8の左図のような特性
を示す。一方、温度検出素子62、63の導電部62
B、63Bには荷重は掛からないから、その電圧V2は
温度特性のみとなる。その抵抗値R4は、温度検出素子
62、63が荷重検出素子61と同じ素材から切り出さ
れたものであるから、荷重検出素子61の無負荷のとき
の抵抗値と同じであり、同じ温度特性を示す。温度検出
素子62、63の導電部62B、63Bに現れる電圧V
2の温度特性を左図に破線で示す。
【0029】したがって、出力信号電圧Vout=V1
−V2は、図8右図に示すように、温度特性が完全に補
償され温度により変化しない、負荷された荷重のみを示
す電圧信号Voutになる。式で示すと次のようにな
る。
【0030】V1=R3*V/(R1+R3) V2=R4*V/(R2+R4) Vout=V1−V2 =〔R3/(R1+R2)−R4/(R2+R4)〕*
V ここで、温度をt、導電部の基準抵抗値がRとして、 R1=R2、R3=R4=(1+αt)*R、なので、 Vout=〔(1+αt)*R/(R1+(1+αt)
*R)−(1+αt) *R/R1+(1+αt)*R〕*V=0 したがって、Voutは温度特性を持たない。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は同じ材料
で構成された検出素子部と補償素子部とを近傍に配置し
一体の素子としたものであるから、検出素子部の非線形
な温度特性も正確に補償し、正確な信頼度の高い荷重信
号を出力することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の荷重センサーを示す斜視図
である。
【図2】第2の実施の形態の荷重センサーを示す斜視図
である。
【図3】第3の実施の形態の荷重センサーを示す斜視図
である。
【図4】第4の実施の形態の荷重センサーを示す斜視図
である。
【図5】第5の実施の形態の荷重センサーを示す斜視図
である。
【図6】第6の実施の形態の荷重センサーを示す斜視図
である。
【図7】第6の実施の形態の荷重センサーを用いた荷重
検出回路の回路図である。
【図8】温度補償する前の各素子の出力電圧と、温度検
出素子で温度補償した荷重センサーの出力信号電圧を示
すグラフ図である。
【符号の説明】
10 荷重センサー 11 荷重検出素子 11A 絶縁部 11B 導電部(検出素子部) 11C 絶縁部 12 温度検出素子 12A 絶縁部 12B 導電部(補償素子部) 12C 絶縁部 60 荷重センサー 61 荷重検出素子 61A 絶縁部 61B 導電部(検出素子部) 62 温度検出素子 62A 絶縁部 62B 導電部(補償素子部) 63 温度検出素子 63A 絶縁部 63B 導電部(補償素子部) 64 絶縁部(基台)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 清隆 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力によりオーム抵抗が変化する材料を
    用いた荷重センサーであって、 オーム抵抗変化材料で構成され荷重が負荷される検出素
    子部と、 前記検出素子部と同じオーム抵抗変化材料で構成され荷
    重が負荷されない補償素子部と、 前記補償素子部が、前記検出素子部と同一若しくは相似
    形の単数の素子部またはその同一若しくは相似形のもの
    を複数に分割した複数の素子部からなることと、 前記補償素子部が、前記検出素子部の近傍に配置され一
    体の素子とされていることと、を備えることを特徴とす
    る荷重センサー。
  2. 【請求項2】 前記検出素子部と前記補償素子部との間
    隙が、1mm未満に形成されていることを特徴とする請
    求項1記載の荷重センサー。
  3. 【請求項3】 前記検出素子部と前記補償素子部とが、
    一つの材料片に溝を掘ることにより基台を共通として形
    成されていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の荷重センサー。
  4. 【請求項4】 前記補償素子部が、分割された複数の素
    子部からなり、その分割された素子部が前記検出素子部
    を挟むように配置されていることを特徴とする請求項1
    乃至3に記載の荷重センサー。
  5. 【請求項5】 前記圧力によりオーム抵抗が変化する材
    料が、セラミック材料からなることを特徴とする請求項
    1乃至4に記載の荷重センサー。
  6. 【請求項6】 前記圧力によりオーム抵抗が変化する材
    料が、セラミック原料を母材とする材料を焼成したセラ
    ミック材料からなることを特徴とする請求項5記載の荷
    重センサー。
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