JP2003200066A - 穀物調製装置 - Google Patents
穀物調製装置Info
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Abstract
境負荷化を図る。 【解決手段】 穀物調製装置10では、籾摺部18、風
力選別部34、粒径選別部56、石抜選別部76、精米
部102、砕米選別部146及び色彩選別部162を相
互に隣接させて上下左右前後に配置した状態で1つの機
枠12に設置して、省スペース化を図る。風力選別部3
4と粒径選別部56との間、粒径選別部56と石抜選別
部76との間、石抜選別部76と精米部102及び色彩
選別部162との間、砕米選別部146と色彩選別部1
62との間を、それぞれ自然流下式の風選搬送樋54、
粒選搬送樋74、石抜搬送樋90及び切換部92、砕選
搬送樋160で連結して、揚穀機132を1つにし、穀
物調製装置10の小型化さらには設備費用の低減及び省
電力化による低コスト化を図る。機枠12をカバー14
で覆い、低騒音化及び高衛生化による低環境負荷化を図
る。
Description
上げるための穀物調製装置に関する。
ば籾摺機、風力選別機、粒径選別機、石抜選別機、精米
機、砕米選別機及び色彩選別機など多数の各種機械が必
要である。これらの多数の各種機械は、例えば共同乾燥
貯蔵調製施設等に設置されている。
まま大中規模農家に設置することは、次の理由により不
可能である。
面上に別々に独立して設置しなければならないため、広
い設置面積が必要となって、設置スペースが大きくな
る。
物(玄米または白米)の搬送は、バケット式エレベータ
やベルトコンベヤ等の多数の搬送機により行われること
になるため、全体が大型化するのみならず、高額の設備
費用を要すると共に大電力を消費してコスト高(イニシ
ャルコスト高及びランニングコスト高)になる。
を行うのは困難であり、これにより、騒音が大きくなっ
たり、多くの塵埃が飛び交って衛生的でなくなり、高環
境負荷となる。
するモード(白米処理モード)と色彩選別機で玄米を処
理するモード(玄米処理モード)とに切り換えることが
できれば、利便性を向上できる。
慮し、省スペース化、小型化、低コスト化及び低環境負
荷化を図ることができる穀物調製装置または利便性を向
上できる穀物調製装置を得ることが目的である。
製装置は、籾を摺って玄米にする籾摺部と、玄米から籾
殻を除去する風力選別部と、玄米から屑米を除去する粒
径選別部と、玄米から小石を除去する石抜選別部と、玄
米を精米して白米にする精米部と、白米から砕米を除去
する砕米選別部と、白米から着色米を除去する色彩選別
部と、を備え、前記籾摺部、風力選別部、粒径選別部、
石抜選別部、精米部、砕米選別部及び色彩選別部を相互
に隣接させて上下左右前後に配置した状態で1つの機枠
に設置すると共に、前記籾摺部、風力選別部、粒径選別
部、石抜選別部、精米部、砕米選別部及び色彩選別部の
間の3つ以上を自然流下式の穀物搬送樋で連結し、か
つ、前記機枠をカバーで覆って一体化した、ことを特徴
としている。
部で籾を摺って玄米にし、風力選別部で玄米から籾殻を
除去し、粒径選別部で玄米から屑米を除去し、石抜選別
部で玄米から小石を除去し、精米部で玄米を精米して白
米にし、砕米選別部で白米から砕米を除去し、色彩選別
部で白米から着色米を除去することで、籾を精選白米に
仕上げる。
部、石抜選別部、精米部、砕米選別部及び色彩選別部が
相互に隣接されて上下左右前後に配置された状態で1つ
の機枠に設置されている。このため、設置面積を狭くす
ることができ、省スペース化を図ることができる。
部、石抜選別部、精米部、砕米選別部及び色彩選別部
(各処理部)の間の3つ(各処理部の数の約半分)以上
が自然流下式の穀物搬送樋で連結されている。このた
め、穀物(玄米または白米)を搬送する搬送機を少なく
することができ、穀物調製装置の小型化を図ることがで
きるのみならず、設備費用の低減及び省電力化を実現で
きて低コスト化(低イニシャルコスト化及び低ランニン
グコスト化)を図ることができる。
送樋で連結する態様としては、処理部間を穀物搬送樋で
直結する場合は勿論のこと、途中にタンクや別種の機器
を介在させて連結する場合も含まれる。また、穀物搬送
樋を短くしてその先端から次の処理部へ穀物(穀粒)を
自然落下させる場合も含まれる。
ているため、低騒音化及び高衛生化(例えば少塵埃化)
を実現でき、低環境負荷化を図ることができる。換言す
れば、穀物調製装置の機枠を小型にすることができるの
で、カバーで覆って一体化することが容易にでき、低環
境負荷化を図ることが可能となる。
って玄米にする籾摺部と、前記籾摺部の後工程に設けら
れ、玄米から籾殻を除去する風力選別部と、前記風力選
別部の後工程に設けられ、玄米から屑米を除去する粒径
選別部と、前記粒径選別部の後工程に設けられ、玄米か
ら小石を除去する石抜選別部と、前記石抜選別部の後工
程に設けられ、玄米を精米して白米にする精米部と、前
記精米部の後工程に設けられ、白米から砕米を除去する
砕米選別部と、前記砕米選別部の後工程に設けられ、白
米から着色米を除去する色彩選別部と、前記精米部の前
工程に設けられ、玄米を前記精米部と前記色彩選別部と
に切り換えて搬送する切換部と、を備えている。
部で籾を摺って玄米にし、籾摺部の後工程の風力選別部
で玄米から籾殻を除去し、風力選別部の後工程の粒径選
別部で玄米から屑米を除去し、粒径選別部の後工程の石
抜選別部で玄米から小石を除去し、石抜選別部の後工程
の精米部で玄米を精米して白米にし、精米部の後工程の
砕米選別部で白米から砕米を除去し、砕米選別部の後工
程の色彩選別部で白米から着色米を除去することで、籾
を精選白米に仕上げる。
部が、玄米を精米部と色彩選別部とに切り換えて搬送す
る。このため、色彩選別部で白米を処理するモード(白
米処理モード)と色彩選別部で玄米を処理するモード
(玄米処理モード)とに切り換えることができ、利便性
を向上できる。
1または請求項2に記載の穀物調製装置において、高さ
を2.8m以下とした、ことを特徴としている。
ックの荷台への最大積載高さが法律で地面から3.8m
とされており、穀物調製装置を積載できる例えば1トン
積み以上のトラックにおいては、最も低い荷台の高さは
1mである。
は、高さが2.8m以下とされているため、穀物調製装
置をトラックの荷台へ分解せずに積載でき、穀物調製装
置を容易に運搬することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る穀物調製装置10が展
開された状態の模式図で示されており、図2には、穀物
調製装置10が斜視図にて示されている。
枠12を備えており、機枠12の底部には所定数(本実
施の形態では4つ)のキャスタ(図示省略)が設けられ
ると共に、機枠12の全体(少なくとも上面及び全側
面)はカバー14によって覆われている。機枠12内に
は、上下方向中央部分において仕切枠16が架設されて
おり、仕切枠16によって機枠12が上段と下段とに仕
切られている。
式(衝撃式)の籾摺部18が設けられている。籾摺部1
8は、上面が開口する籾摺ホッパ20を備えており、籾
摺ホッパ20には、穀物調製装置10と併設された穀物
乾燥機(図示省略)よって乾燥された籾Mが、傾斜され
た籾搬送樋22を介して自然流下されて搬送される。ま
た、籾摺ホッパ20の上部には籾搬送樋22の下端が挿
入されており、このため、籾Mの詰まりや籾Mの過搬送
等により籾摺ホッパ20内に籾Mが略満杯になった際で
も、籾摺ホッパ20への籾Mの搬送が停止または抑制さ
れて籾摺ホッパ20から籾Mが溢れることが防止され
る。
繰出弁26が設けられると共に、籾摺ホッパ20の下端
は外周ケース24の中心部に連結されており、籾摺ホッ
パ20へ搬送された籾Mが、籾摺繰出弁26の回転によ
って繰り出されて、外周ケース24内の中心部に流入す
る。
(一種のブロア)が放射状に設けられており、複数の回
転翼28は、高速で回転することで、外周ケース24内
の中心部に流入した籾Mに遠心力を付与して、この籾M
を放射状に放出する。外周ケース24の内周にはライニ
ング板30が設けられており、前記放射状に放出された
籾Mがライニング板30に衝突しその際の衝撃力によっ
て脱ぷ処理(所謂、籾摺り)される。また、以下このよ
うに脱ぷ処理された籾Mを摺出米Sという。この摺出米
Sには、脱ぷされた多量の玄米Gの他、粃T(未熟粒で
あり、殻ばかりで実の殆どない籾)、籾殻D及び粉塵C
等が混在している。なお、遠心脱ぷ式の籾摺部18の脱
ぷ率(約98%)は、ロール式の籾摺部の脱ぷ率(約9
0%)より良好であり、この籾摺部18で脱ぷしきれな
い籾Mは極僅かである。
内筒32が立設されており、複数の回転翼28の回転に
より移動する摺出米Sが案内筒32によって上方へ案内
される。
8の上方において唐箕式の風力選別部34が設けられて
いる。風力選別部34は、風選室36を備えており、風
選室36の上部には案内筒32の上端部が連結されてい
る。これにより、案内筒32により案内された摺出米S
が風選室36内の上部へ搬送される。
て風選路40、42、44、46が設けられており、風
選路40の上端開口は風選路42の上端開口より上位に
位置し、風選路42の上端開口は風選路44の上端開口
より上位に位置し、風選路44の上端開口は風選路46
の上端開口より上位に位置している。
転翼28と同軸上に併設された下方の籾殻排出ブロワ4
8に連通しており、籾殻排出ブロワ48は籾殻排出管5
0を介して機枠12外へ連絡されている。これにより、
摺出米S中最も比重が小さい粉塵C及び粉塵Cの次に比
重が小さい籾殻Dが籾殻排出ブロワ48によってそれぞ
れ風選路40、42に吸い上げ流入され、籾殻排出ブロ
ワ48及び籾殻排出管50を経て機枠12外へ排出され
る。
を介して機枠12外へ連絡されており、摺出米S中籾殻
Dの次に比重が小さい粃Tが籾殻排出ブロワ48によっ
て風選路44に吸い上げ流入され、パイプを経て機枠1
2外へ排出される。
傾斜された風選搬送樋54に連通しており、摺出米S中
最も比重が大きい玄米Gが籾殻排出ブロワ48によって
吸い上げられずに風選路46に流入されて、風選搬送樋
54内を自然流下して搬送される。
部34の側方において竪型回転式の粒径選別部56が設
けられている。粒径選別部56の下部には、上面が開口
する粒選ホッパ58が設けられており、風選搬送樋54
内を搬送された玄米Gが自然流下して粒選ホッパ58へ
搬送される。また、粒選ホッパ58の上部には風選搬送
樋54の下端が挿入されており、このため、玄米Gの詰
まりや玄米Gの過搬送等により粒選ホッパ58内に玄米
Gが略満杯になった際でも、粒選ホッパ58への玄米G
の搬送が停止または抑制されて粒選ホッパ58から玄米
Gが溢れることが防止される。
立設されており、屑受筒60の上面は閉鎖されると共
に、屑受筒60内には円筒状の粒選筒62が立設されて
いる。粒選筒62の下部は粒選ホッパ58の下部に連通
されており、粒選ホッパ58へ搬送された玄米Gが粒選
筒62内の下部に搬送される。
れており、揚穀ロール64の上端以外の外周には螺旋状
の揚穀螺旋66が設けられている。このため、揚穀ロー
ル64が回転されることで、粒選筒62内の下部に搬送
された玄米Gが揚穀螺旋66の回転によって遠心力を受
けつつ粒選筒62内を上昇する。
形成されると共に、粒選筒62と屑受筒60との間は屑
米室70とされている。これにより、上述の如く遠心力
を受けつつ粒選筒62内を上昇する玄米Gから屑米K
(未熟粒)が多数の粒選孔68を介して屑米室70へ移
動することで、玄米Gから粒の大きさにより屑米Kが除
去される。
を介して機枠12外へ連絡されており、屑米室70へ除
去された屑米Kがパイプを経て機枠12外へ排出され
る。
出羽根72が所定数設けられると共に、粒選筒62の上
端は、穀物搬送樋としての粒選搬送樋74の基端に連通
しており、粒選筒62の上端まで搬送されて屑米Kが除
去された玄米Gが、搬出羽根72の回転による遠心力に
よって粒選搬送樋74内を搬送される。
部56の側方において噴風揺動式の石抜選別部76が設
けられている。石抜選別部76は、筒状の石抜選別筒7
8を備えており、石抜選別筒78内には、傾斜された石
抜選別板80が設けられている。石抜選別板80の上方
には上記粒選搬送樋74の先端が配置されており、粒選
搬送樋74内を搬送された玄米Gが石抜選別板80上へ
自然流下して搬送される。
0の傾斜上側面が起立し傾斜下側面が緩傾斜した略半三
角錐状の多数の突起82が形成されており、突起82の
傾斜上側面は開口して通風孔84とされている。
器86が設けられており、送風器86の上面は、開口し
て石抜選別板80の突起82形成部位における裏面を包
囲している。送風器86内の下部には複数の翼板88が
設けられており、複数の翼板88が回転することで、石
抜選別板80の裏面側から通風孔84を介して風が吹き
上げられる。
動されると共に、石抜選別板80上に通風孔84を介し
て風が吹き上げられることで、石抜選別板80上へ搬送
された玄米G内に混入している比重の大きい小石Iは下
層へ沈下し、比重の小さい玄米Gは上層へ浮上する。さ
らに、下層の小石Iは、石抜選別板80の揺動に伴い突
起82に当接して傾斜上方へ次第に上昇し、石抜選別板
80の傾斜上端から落下する。一方、上層の玄米Gは、
突起82に当接せずに(または軽く当接しながら)傾斜
下方に滑り降り、石抜選別板80の傾斜下端から落下す
る。
省略)を介して機枠12外へ連絡されており、石抜選別
板80の傾斜上端から落下した小石Iがパイプを経て機
枠12外へ排出される。
0の傾斜下端に対応する位置に、穀物搬送樋としての傾
斜した石抜搬送樋90が設けられており、小石Iが除去
されて石抜選別板80の傾斜下端から落下する玄米G
が、石抜搬送樋90に受け止められて石抜搬送樋90内
を自然流下して搬送される。
米G排出側において、穀物搬送樋としての切換部92が
設けられている。切換部92には上面が開口した切換ホ
ッパ94が設けられており、切換ホッパ94には石抜搬
送樋90内を搬送された玄米Gが搬送される。また、切
換ホッパ94の上部には石抜搬送樋90の下端が挿入さ
れており、このため、玄米Gの詰まりや玄米Gの過搬送
等により切換ホッパ94内に玄米Gが略満杯になった際
でも、切換ホッパ94への玄米Gの搬送が停止または抑
制されて切換ホッパ94から玄米Gが溢れることが防止
される。
けられており、切換弁96にはそれぞれ傾斜した玄米樋
98と色選樋100とが連通されている。切換弁96
は、玄米樋98及び色選樋100の何れか一方を解放し
かつ何れか他方を閉鎖することで、切換ホッパ94へ搬
送された玄米Gの自然流下による搬送先を玄米樋98側
と色選樋100側とに切り換える。
2の玄米樋98側において、竪一軸研削摩擦式の精米部
102が設けられている。精米部102は、上面が開口
する玄米タンク104を備えており、玄米タンク104
には玄米樋98内を自然流下して搬送された玄米Gが搬
送される。また、玄米タンク104の上部には玄米樋9
8の下端が挿入されており、このため、玄米Gの詰まり
や玄米Gの過搬送等により玄米タンク104内に玄米G
が略満杯になった際でも、玄米タンク104への玄米G
の搬送が停止または抑制されて玄米タンク104から玄
米Gが溢れることが防止される。
6が立設されており、精米ケース106内の上部には、
略円筒状の保持筒108が立設されている。精米ケース
106の保持筒108直上における上面は玄米タンク1
04の下端に連結されると共に、玄米タンク104の下
部には羽根車状の精米繰出弁110が設けられており、
玄米タンク104へ搬送された玄米Gが、精米繰出弁1
10の回転によって繰り出されて、保持筒108内へ流
入する。
状の研削精米筒112が保持されており、研削精米筒1
12の内周面全体には砥粒(図示省略)が設けられてい
る。研削精米筒112内には円柱状の研削精米ロール1
14が立設されており、研削精米ロール114の外周面
には、縦断面球面状の送米螺旋116が螺旋状に形成さ
れている。これにより、研削精米ロール114が回転さ
れることで、保持筒108内へ流入した玄米Gが、研削
精米筒112と研削精米ロール114との間で送米螺旋
116の回転による遠心力及び下降力を受けつつ、研削
精米筒112内周面の砥粒によって研削されて研削精米
される。
状の摩擦精米筒118が立設されており、摩擦精米筒1
18内は研削精米筒112内に連通して研削精米筒11
2内の米Gが摩擦精米筒118内へ流下する。摩擦精米
筒118内には摩擦精米ロール120が立設されてお
り、摩擦精米ロール120は研削精米ロール114と同
一軸上に一体に連結されると共に、摩擦精米ロール12
0の外周面には所定数(本実施の形態では2つ)の平行
突条122が軸方向に沿って設けられている。これによ
り、研削精米ロール114と共に摩擦精米ロール120
が回転されることで、摩擦精米筒118内へ流下した玄
米Gが、摩擦精米筒118と摩擦精米ロール120との
間で平行突条122の回転によって攪拌され、玄米G相
互間で摩擦力が作用して摩擦精米される。
糠孔124が形成されており、摩擦精米筒118と精米
ケース106との間は除糠室126とされている。この
ため、玄米Gを研削精米及び摩擦精米して生じる糠Nが
多数の除糠孔124を介して除糠室126へ排出され
る。また、除糠室126の下部は、パイプ128を介し
て機枠12外へ連絡されており、除糠室126へ排出さ
れた糠Nがパイプ128を経て機枠12外へ排出され
る。
米搬送樋130に連通しており、摩擦精米筒118内の
下部まで流下して研削精米及び摩擦精米された玄米Gが
白米Hになって、精米搬送樋130内を自然流下して搬
送される。
G内に籾Mが混入する場合でも、この籾Mは研削精米及
び摩擦精米されて籾殻Dが剥離されることで白米Hにな
って精米搬送樋130内を搬送される一方、剥離された
籾殻Dは糠Nになって機枠12外へ排出される。
方において、スクリュー式の揚穀機132が設けられて
いる。揚穀機132は、上面が開口する揚穀ホッパ13
4を備えており、揚穀ホッパ134には精米搬送樋13
0内を搬送された白米H(穀物)が搬送される。また、
揚穀ホッパ134の上部には精米搬送樋130の下端が
挿入されており、このため、白米Hの詰まりや白米Hの
過搬送等により揚穀ホッパ134内に白米Hが略満杯に
なった際でも、揚穀ホッパ134への白米Hの搬送が停
止または抑制されて揚穀ホッパ134から白米Hが溢れ
ることが防止される。
えており、揚穀筒136は機枠12の下端から上端に亘
って立設されている。揚穀筒136の下部には揚穀ホッ
パ134の下部が連通されており、揚穀ホッパ134へ
搬送された白米Hが揚穀筒136内の下部へ自然流下し
て搬送される。
8が設けられており、揚穀スクリュー138の上端以外
の外周には、螺旋状の揚穀羽根140が設けられてい
る。このため、揚穀スクリュー138が回転されること
で、揚穀筒136内の下部に搬送された白米Hが揚穀羽
根140の回転によって揚穀筒136内を上昇される。
状の排出羽根142が所定数設けられると共に、揚穀筒
136の上端には、揚穀搬送樋144の基端が連通され
ており、揚穀筒136内を上昇されて揚穀筒136の上
端まで搬送された白米Hが、排出羽根142の回転によ
る遠心力によって揚穀搬送樋144内を搬送される。
32の側方において振動式の砕米選別部146が設けら
れている。砕米選別部146は、筒状の砕米選別筒14
8を備えており、砕米選別筒148内には、傾斜される
と共に多数の砕米孔152が形成された砕米選別網15
0が設けられている。砕米選別網150の傾斜上側上方
には揚穀搬送樋144の先端が配置されており、揚穀搬
送樋144内を搬送された白米Hが砕米選別網150上
へ自然流下して搬送される。
る箱状の砕米収容ケース154が設けられており、砕米
収容ケース154の上面には砕米選別網150が固定さ
れて、砕米収容ケース154は砕米選別網150と共に
傾斜されている。また、砕米収容ケース154の底面に
は、傾斜下部において砕米流下口156が形成されてい
る。
ース154が略傾斜方向へ揺動されることで、砕米選別
網150上へ搬送された白米H内の砕米J(精米等によ
る砕米)が砕米孔152を通過して砕米収容ケース15
4内に落下し、砕米収容ケース154底面を傾斜下方に
滑り降りて砕米流下口156から落下する。一方、砕米
Jが除去された白米Hは砕米選別網150上を傾斜下方
に滑り降りて砕米選別網150の傾斜下端から落下す
る。
示省略)を介して機枠12外へ連絡されており、砕米収
容ケース154の砕米流下口156から落下した砕米J
がパイプを経て機枠12外へ排出される。
としての砕選搬送樋160の基端が連通されており、砕
米Jが除去されて砕米選別網150の傾斜下端から落下
する白米Hが、砕選搬送樋160に受け止められて砕選
搬送樋160内を自然流下して搬送される。
部146の白米H搬出側において、ベルト式の色彩選別
部162が設けられている。色彩選別部162は、上面
が開口する色選タンク164を備えており、色選タンク
164には砕選搬送樋160内を搬送された白米Hが自
然流下して搬送される。また、色選タンク164の上部
には砕選搬送樋160の下端が挿入されており、このた
め、白米Hの詰まりや白米Hの過搬送等により色選タン
ク164内に白米Hが略満杯になった際でも、色選タン
ク164への白米Hの搬送が停止または抑制されて色選
タンク164から白米Hが溢れることが防止される。
ース168内の上部に挿入されており、色選ケース16
8内には、ベルトコンベア170が水平に設けられてい
る。ベルトコンベア170には両端において色選ローラ
172が設けられており、一対の色選ローラ172には
色選ベルト174が巻き掛けられている。色選ベルト1
74の一端部直上には色選タンク164の下端が配置さ
れると共に、色選タンク164の下部には羽根車状の色
選繰出弁176が設けられており、色選タンク164へ
搬送された白米Hが、色選繰出弁176の回転によって
繰り出されて、上側の色選ベルト174上へ搬送され
る。また、各色選ローラ172の回転によって色選ベル
ト174が回動されることで、色選ベルト174上へ搬
送された白米Hが、搬送されて色選ベルト174の他端
から自由落下する。
カメラ178(例えばラインセンサカメラ)が米Hの自
由落下軌道を挟んで設置されており、一対のカメラ17
8によって白米Hが表裏二面から撮影される。これによ
り、撮影された白米Hが良米R(精米)であるか着色米
F(精米不良米)であるかが判定される。
自由落下軌道の側方においてエジェクタ180が設置さ
れている。エジェクタ180にはL字状の板バネ182
及びソレノイド184が設けられており、一対のカメラ
178によって撮影された白米Hが着色米Fと判定され
た際にはソレノイド184が瞬間的に板バネ182を叩
いて板バネ182が着色米Fを弾く一方、一対のカメラ
178によって撮影された白米Hが良米Rと判定された
際にはソレノイド184が作動せずに板バネ182が良
米Rを弾かない構成とされている。
由落下軌道に対応して良米用通路186が設けられてお
り、良米用通路186内には板バネ182に弾かれなか
った良米Rがそのままの軌道で落下する。良米用通路1
86の側方には着色米用通路188が設けられており、
着色米用通路188内には板バネ182に弾かれた着色
米Fが落下する。これにより、白米Hが良米Rと着色米
Fとに選別される。
186に連通する良米口190が設けられる一方、着色
米用通路188の下部はパイプ(図示省略)を介して機
枠12外へ連絡されており、良米用通路186内に落下
した良米Rが自然流下して良米口190から排出される
一方、着色米用通路188内に落下した着色米Fがパイ
プを経て機枠12外へ排出される。
玄米Gの搬送先が切換弁96によって色選樋100側へ
切り換えられた際には、玄米Gが色選樋100内を自然
流下して色選タンク164へ搬送される。また、色選タ
ンク164には色選樋100の下端が挿入されており、
このため、玄米Gの詰まりや玄米Gの過搬送等により色
選タンク164内に玄米Gが略満杯になった際でも、色
選タンク164への玄米Gの搬送が停止または抑制され
て色選タンク164から玄米Gが溢れることが防止され
る。
た玄米Gは、上記と同様に、良米R(玄米)であるか着
色米F(玄米G内に僅かに混入する籾Mや籾摺不良玄米
G)であるかを判定選別されて、良米Rが良米用通路1
86を経て良米口190から排出される一方、着色米F
が着色米用通路188及びパイプを経て機枠12外へ排
出される。
ネル式の操作部194が設けられている。操作部194
には、液晶のタッチパネル196が設けられており、タ
ッチパネル196が操作されることで、上記籾摺部1
8、風力選別部34、粒径選別部56、石抜選別部7
6、切換部92、精米部102、揚穀機132、砕米選
別部146及び色彩選別部162が制御される(始動停
止制御や運転制御等の他、切換弁96による玄米Gの搬
送先の選択制御を含む)。
2.3m、幅1.5m、奥行1.8mで、質量が約65
0Kgとされた構成である。
ず、操作部194のタッチパネル196を操作すること
で、籾摺部18、風力選別部34、粒径選別部56、石
抜選別部76、切換部92、精米部102、揚穀機13
2、砕米選別部146及び色彩選別部162を始動させ
ると共に、切換弁96による玄米Gの搬送先を選択す
る。
搬送樋22を介して籾摺部18の籾摺ホッパ20へ搬送
されると、籾摺繰出弁26の回転によって外周ケース2
4内の中心部に流入して、高速で回転する複数の回転翼
28によって放射状に放出されることで、ライニング板
30に衝突して脱ぷ処理される。
数の回転翼28の回転により案内筒32を介して風力選
別部34の風選室36内の上部へ案内される。風選室3
6内では、摺出米S内の粉塵C及び籾殻Dが、籾殻排出
ブロワ48によってそれぞれ風選路40、42に吸い上
げ流入されて籾殻排出ブロワ48及び籾殻排出管50を
経て機枠12外へ排出されると共に、摺出米S内の粃T
が、籾殻排出ブロワ48によって風選路44に吸い上げ
流入されてパイプを経て機枠12外へ排出される。さら
に、摺出米S内の玄米Gは、風選路46に流入されて風
選搬送樋54内を自然流下して搬送される。
粒径選別部56の粒選ホッパ58へ搬送されて、粒選筒
62内の下部へ搬送される。粒選筒62内では、玄米G
が回転する揚穀ロール64の揚穀螺旋66によって遠心
力を受けつつ上昇する。これにより、玄米G内の屑米K
が多数の粒選孔68を介して屑米室70へ除去され、パ
イプを経て機枠12外へ排出される。
64の搬出羽根72の回転による遠心力によって粒選搬
送樋74内を搬送され、石抜選別部76の石抜選別板8
0上へ自然流下して搬送される。ここで、石抜選別板8
0が略傾斜方向へ揺動されると共に、石抜選別板80上
に通風孔84を介して風が吹き上げられることで、玄米
G内の小石Iは下層へ沈下しかつ突起82に当接して石
抜選別板80の傾斜上端から落下する一方、玄米Gは上
層へ浮上しかつ滑り降りて石抜選別板80の傾斜下端か
ら落下する。その後、小石Iはパイプを経て機枠12外
へ排出される一方、小石Iが除去された玄米Gは石抜搬
送樋90内を自然流下して切換部92の切換ホッパ94
へ搬送される。
先は、切換弁96によって玄米樋98側と色選樋100
側とに切り換えられる。
弁96によって玄米樋98側へ搬送される際には、玄米
樋98からの玄米Gが精米部102の玄米タンク104
へ自然流下して搬送される。玄米タンク104へ搬送さ
れた玄米Gは、精米繰出弁110の回転によって保持筒
108内へ流入されることで、研削精米筒112と回転
する研削精米ロール114との間で送米螺旋116によ
って遠心力及び下降力を受けつつ研削精米筒112内周
面の砥粒によって研削されて研削精米された後、摩擦精
米筒118と回転する摩擦精米ロール120との間で平
行突条122によって攪拌されて摩擦精米される。玄米
Gを研削精米及び摩擦精米して生じる糠Nは、多数の除
糠孔124を介して除糠室126へ排出され、パイプ1
28を経て機枠12外へ排出される。また、研削精米及
び摩擦精米された玄米Gは白米Hになって、精米搬送樋
130内を自然流下して搬送される。
は、揚穀機132の揚穀ホッパ134へ自然流下して揚
穀筒136内の下部へ搬送され、揚穀スクリュー138
が回転されることで、揚穀羽根140の回転によって揚
穀筒136内を上昇される。揚穀筒136内を上昇して
揚穀筒136の上端まで搬送された白米Hは、排出羽根
142の回転による遠心力によって揚穀搬送樋144内
を搬送される。
は、砕米選別部146の砕米選別網150上へ自然流下
して搬送される。ここで、砕米選別網150及び砕米収
容ケース154が略傾斜方向へ揺動されることで、白米
H内の砕米Jが砕米孔152を通過しかつ砕米収容ケー
ス154底面を傾斜下方に滑り降りて砕米流下口156
から落下する一方、砕米Jが除去された白米Hは砕米選
別網150上を傾斜下方に滑り降りて砕米選別網150
の傾斜下端から落下する。その後、砕米Jはパイプを経
て機枠12外へ排出される一方、砕米Jが除去された白
米Hは砕選搬送樋160内を自然流下して、色彩選別部
162の色選タンク164へ搬送される。
は、色選繰出弁176の回転によって色選ベルト174
の一端部上へ搬送され、色選ベルト174が回動される
ことで搬送されて色選ベルト174の他端から自由落下
する。色選ベルト174の他端から自由落下した白米H
は、一対のカメラ178によって撮影されて良米Rであ
るか着色米Fであるかが判定された後、良米Rは良米用
通路186内にそのままの軌道で落下して良米口190
から排出される一方、着色米Fはエジェクタ180の板
バネ182によって弾かれることで着色米用通路188
内に落下してパイプを経て機枠12外へ排出される。
が切換弁96によって色選樋100側へ搬送される際に
は、玄米Gが色選樋100内を自然流下して色選タンク
164へ搬送され、上記と同様に、良米Rであるか着色
米Fであるかが判定選別されて、良米Rが良米用通路1
86を経て良米口190から排出される一方、着色米F
が着色米用通路188及びパイプを経て機枠12外へ排
出される。
部18で籾Mを摺って摺出米S(玄米Gを含む)にし、
籾摺部18の後工程の風力選別部34で摺出米Sから籾
殻D、粉塵C及び粃Tを除去して玄米Gを取り出し、風
力選別部34の後工程の粒径選別部56で玄米Gから屑
米Kを除去し、粒径選別部56の後工程の石抜選別部7
6で玄米Gから小石Iを除去し、石抜選別部76の後工
程の精米部102で玄米Gを精米して白米Hにし、精米
部102の後工程の砕米選別部146で白米Hから砕米
Jを除去し、砕米選別部146の後工程の色彩選別部1
62で白米Hから着色米Fを除去することで、籾Mを精
選白米Hに仕上げる。
8、風力選別部34、粒径選別部56、石抜選別部7
6、精米部102、砕米選別部146及び色彩選別部1
62が相互に隣接されて上下左右前後に配置された状態
で1つの機枠12に設置されている。このため、設置面
積を狭くすることができ、省スペース化を図ることがで
きる。
いるため、籾摺部18は風力で摺出米Sを上方の風力選
別部34へ搬送することができる。しかも、風力選別部
34と粒径選別部56との間が自然流下式の風選搬送樋
54で連結され、粒径選別部56と石抜選別部76との
間が自然流下式の粒選搬送樋74で連結され、石抜選別
部76と精米部102及び色彩選別部162との間が自
然流下式の石抜搬送樋90及び切換部92で連結され、
砕米選別部146と色彩選別部162との間が自然流下
式の砕選搬送樋160で連結されている。このため、穀
物(玄米Gまたは白米H等)を搬送する搬送機を少なく
する(本実施の形態では1つの揚穀機132のみにす
る)ことができ、穀物調製装置10の小型化を図ること
ができるのみならず、設備費用の低減及び省電力化を実
現できて低コスト化(低イニシャルコスト化及び低ラン
ニングコスト化)を図ることができる。
た切換部92が、玄米Gを精米部102と色彩選別部1
62とに切り換えて搬送する。このため、色彩選別部1
62で白米Hを処理するモード(白米H処理モード)と
色彩選別部162で玄米Gを処理するモード(玄米G処
理モード)とに切り換えることができ、利便性を向上で
きる。
一体化されているため、低騒音化及び高衛生化(例えば
少塵埃化)を実現でき、低環境負荷化を図ることができ
る。
高さが法律で地面から3.8mとされており、穀物調製
装置10を積載できる例えば1トン積み以上のトラック
においては、最も低い荷台の高さは1mである。
2.3mとされているため、穀物調製装置10をトラッ
クの荷台へ分解せずに積載でき、穀物調製装置10を容
易に運搬することができる。
第2の実施の形態に係る穀物調製装置200が展開され
た状態の模式図で示されており、図4には、穀物調製装
置200が斜視図にて示されている。
は、第1の実施の形態と同様の機枠12、所定数のキャ
スタ、カバー14及び仕切枠16を備えており、穀物調
製装置10には第1の実施の形態と同様の穀物乾燥機が
併設されている。
式の粗選別部202が設けられている。粗選別部202
は、上面が開口する粗選ホッパ204を備えており、粗
選ホッパ204には、穀物乾燥機によって乾燥された籾
Mが、傾斜された籾搬送樋206を介して自然流下され
て搬送される。また、粗選ホッパ204の上部には籾搬
送樋206の下端が挿入されており、このため、籾Mの
詰まりや籾Mの過搬送等により粗選ホッパ204内に籾
Mが略満杯になった際でも、粗選ホッパ204への籾M
の搬送が停止または抑制されて粗選ホッパ204から籾
Mが溢れることが防止される。
を備えており、粗選別箱208の底面は傾斜されてい
る。粗選別箱208内には粗選別網210が設けられて
おり、粗選別網210は、傾斜されると共に多数の粗選
孔212が形成されている。粗選別箱208内の上部に
は粗選ホッパ204の下部が挿入されると共に、粗選ホ
ッパ204の下部は粗選別網210の傾斜上側上方に配
置されており、粗選ホッパ204内を搬送された籾Mが
粗選別網210上へ自然流下して搬送される。
動されることで、粗選別網210上へ搬送された籾M内
のわら屑Wが粗選孔212を通過せずに粗選別網210
上を傾斜下方に滑り降りて粗選別網210の傾斜下端か
ら落下する。また、籾Mは、粗選孔212を通過するこ
とでわら屑Wが除去されて、粗選別箱208の底面を傾
斜下方に滑り降りる。
ら屑搬送樋214が連通されており、籾Mから除去され
て粗選別網210の傾斜下端から落下するわら屑Wが、
わら屑搬送樋214に受け止められてわら屑搬送樋21
4内を自然流下して搬送される。わら屑搬送樋214の
下端は、パイプ(図示省略)を介して機枠12外へ連絡
されており、わら屑搬送樋214内を搬送されたわら屑
Wがパイプを経て機枠12外へ排出される。
16が連通されており、わら屑Wが除去されて粗選別箱
208底面を傾斜下方に滑り降りた籾Mが、粗選搬送樋
216内を自然流下して搬送される。
別部202の下方において、第1の実施の形態とほぼ同
様の籾摺部18が設けられている。籾摺部18の籾摺ホ
ッパ20には、粗選搬送樋216内を搬送された籾Mが
自然流下されて搬送される。また、籾摺ホッパ20の上
部には粗選搬送樋216の下端が挿入されており、この
ため、籾Mの詰まりや籾Mの過搬送等により籾摺ホッパ
20内に籾Mが略満杯になった際でも、籾摺ホッパ20
への籾Mの搬送が停止または抑制されて籾摺ホッパ20
から籾Mが溢れることが防止される。
式またはスクリュー式の定量供給装置218が設けられ
ており、定量供給装置218によって、籾摺ホッパ20
から外周ケース24内の中心部へ流入する籾Mの量が一
定とされる。
8の上方において第1の実施の形態と同様の風力選別部
34が設けられている。
力選別部34の側方において横型回転式の粒径選別部2
20が設けられている。粒径選別部220には、上面が
開口する粒選ホッパ222が設けられており、風力選別
部34の風選搬送樋54内を搬送された玄米Gが自然流
下して粒選ホッパ222へ搬送される。また、粒選ホッ
パ222の上部には風選搬送樋54の下端が挿入されて
おり、このため、籾Mの詰まりや籾Mの過搬送等により
粒選ホッパ222内に籾Mが略満杯になった際でも、粒
選ホッパ222への籾Mの搬送が停止または抑制されて
粒選ホッパ222から籾Mが溢れることが防止される。
が設けられており、粒選箱224内には円筒状の粒選筒
226が傾斜された状態で設けられている。粒選筒22
6内の傾斜上部には粒選ホッパ222の下端が挿入され
ており、粒選ホッパ222内を搬送された玄米Gが粒選
筒226内の傾斜上部に搬送される。ここで、粒選筒2
26が回転されることで、粒選筒226内の傾斜上部に
搬送された玄米Gが遠心力を受けつつ粒選筒226内を
下降する。
8が形成されており、上述の如く遠心力を受けつつ粒選
筒226内を下降する玄米Gから屑米K(未熟粒)が多
数の粒選孔228を介して粒選筒226外へ移動するこ
とで、玄米Gから粒の大きさにより屑米Kが除去される
と共に、屑米Kが除去された玄米Gが粒選筒226の傾
斜下端から落下する。
箱224の底部は、漏斗状の屑米搬送樋230とされて
おり、粒選筒226外へ移動した屑米Kが、粒選箱22
4内から屑米搬送樋230内を自然流下して搬送され
る。屑米搬送樋230の下端は、パイプ(図示省略)を
介して機枠12外へ連絡されており、屑米搬送樋230
内を搬送された屑米Kがパイプを経て機枠12外へ排出
される。
箱224の底部は、穀物搬送樋としての漏斗状の粒選搬
送樋232とされており、屑米Kが除去されて粒選筒2
26の傾斜下端から落下した玄米Gが、粒選搬送樋23
2内を自然流下して搬送される。
は、粒径選別部220の下方において振動式の籾選別部
234が設けられている。籾選別部234は、上面が開
口する籾選ホッパ236を備えており、籾選ホッパ23
6には、粒選搬送樋232内を搬送された玄米Gが搬送
される。また、籾選ホッパ236の上部には粒選搬送樋
232の下端が挿入されており、このため、玄米Gの詰
まりや玄米Gの過搬送等により籾選ホッパ236内に玄
米Gが略満杯になった際でも、籾選ホッパ236への玄
米Gの搬送が停止または抑制されて籾選ホッパ236か
ら玄米Gが溢れることが防止される。
を備えており、籾選別箱238内には、傾斜されると共
に多数の籾選孔240が形成された籾選別網242が設
けられている。籾選別箱238内の上部には籾選ホッパ
236の下部が挿入されると共に、籾選ホッパ236の
下部は籾選別網242の傾斜上側上方に配置されてお
り、籾選ホッパ236内を自然流下して搬送された玄米
Gが、籾選別網242上へ自然流下して搬送される。
箱状の玄米収容ケース244が設けられており、玄米収
容ケース244の上面には籾選別網242が固定され
て、玄米収容ケース244は籾選別網242と共に傾斜
されている。また、玄米収容ケース244の底面には、
傾斜下側において玄米流下口246が形成されている。
動されることで、籾選別網242上へ搬送された玄米G
内の籾Mが籾選孔240を通過せずに籾選別網242上
を傾斜下方に滑り降りて籾選別網242の傾斜下端から
落下する。また、玄米Gは、籾選孔240を通過するこ
とで籾Mが除去されて、玄米収容ケース244の底面を
傾斜下方に滑り降り、玄米流下口246から落下する。
搬出樋248が連通されており、玄米Gから除去されて
籾選別網242の傾斜下端から落下する籾Mが、籾搬出
樋248に受け止められる。籾搬出樋248の下端は、
ホース250を介して籾摺部18の外周ケース24中心
部に連通されており、籾搬出樋248に受け止められた
籾Mが、籾摺部18の複数の回転翼28の回転によっ
て、ホース250を経て外周ケース24内の中心部へ吸
引流入されて、再度脱ぷ処理される。
238の底部には、穀物搬送樋としての漏斗状の籾選搬
送樋252が連通されており、籾Mが除去されて玄米流
下口246から落下した玄米Gが、籾選搬送樋252内
を自然流下して搬送される。
は、籾選別部234の下方において、第1の実施の形態
とほぼ同様の石抜選別部76が設けられている。石抜選
別部76の石抜選別板80上方には上記籾選搬送樋25
2の下端が配置されており、籾選搬送樋252内を搬送
された玄米Gが石抜選別板80上へ自然流下して搬送さ
れる。
は、石抜選別板80の傾斜上端に対応する位置に、傾斜
した小石搬送樋254が設けられると共に、小石搬送樋
254の下端はパイプ(図示省略)を介して機枠12外
へ連絡されており、石抜選別板80の傾斜上端から落下
した小石Iが、小石搬送樋254に受け止められてパイ
プを経て機枠12外へ排出される。
の側方において、第1の実施の形態とほぼ同様の揚穀機
132が設けられている。揚穀機132の揚穀ホッパ1
34には、石抜選別部76の石抜搬送樋90内を搬送さ
れた玄米Gが搬送される。また、揚穀ホッパ134の上
部には石抜搬送樋90の下端が挿入されており、このた
め、玄米Gの詰まりや玄米Gの過搬送等により揚穀ホッ
パ134内に玄米Gが略満杯になった際でも、揚穀ホッ
パ134への玄米Gの搬送が停止または抑制されて揚穀
ホッパ134から玄米Gが溢れることが防止される。な
お、本実施の形態の揚穀機132には揚穀搬送樋144
が設けられていない。
及びその近傍において、切換部256が設けられてい
る。切換部256は精米切換弁258及び玄米切換弁2
60を備えており、精米切換弁258及び玄米切換弁2
60は、揚穀機132の揚穀筒136上端に配置されて
いる。
削ケース268が設けられており、精米切換弁258が
解放された際には、研削ケース268が揚穀筒136内
の上端に連通され、これにより、揚穀筒136内を上昇
されて揚穀筒136の上端まで搬送された玄米Gが、揚
穀機132の排出羽根142の回転による遠心力によっ
て研削ケース268へ搬送される。
262が設けられており、玄米切換弁260が解放され
た際には、玄米タンク262は揚穀筒136内の上端に
連通され、これにより、揚穀筒136の上端まで搬送さ
れた玄米Gが、排出羽根142の回転による遠心力によ
って玄米タンク262へ搬送される。玄米タンク262
の下端には、傾斜した色選樋264が連通されており、
玄米タンク262内を自然流下して搬送された玄米G
が、色選樋264内を自然流下して搬送される。
56の玄米切換弁260側において、精米部266が設
けられている。精米部266は、略円筒箱状の研削ケー
ス268を備えており、研削ケース268内には円柱状
の研削ロール270が立設されている。研削ロール27
0の外周全体には金属ブラシ272が植設されており、
研削ロール270が回転されることで、上述の如く研削
ケース268へ搬送された玄米Gが、研削ケース268
と研削ロール270との間で金属ブラシ272の回転に
よって研削精米されて(表面に軽い傷をつけられて)、
研削米Eにされる。
74の基端が連通されており、研削ケース268内から
の研削米Eが、金属ブラシ272の回転による遠心力に
よって研削搬送樋274内を搬送される。研削ケース2
68及び研削搬送樋274は研削米タンク276に連通
しており、研削米タンク276には、研削搬送樋274
内を搬送された研削米Eが自然流下して搬送される。
8が立設されている。摩擦ケース278の上部は、研削
米タンク276の下端に供給スクリュー280を介して
連通されており、研削米タンク276の下端から搬出さ
れた研削米Eが、供給スクリュー280の駆動により摩
擦ケース278内の上部へ搬送される。摩擦ケース27
8内には摩擦ロール282が立設されると共に、摩擦ロ
ール282の上部外周には下降螺旋284が螺旋状に設
けられており、摩擦ロール282が回転されることで、
摩擦ケース278内の上部へ搬送された研削米Eが、下
降螺旋284の回転により下降される。
角形筒状の摩擦筒286が立設されており、下降螺旋2
84の回転により下降される研削米Eが摩擦筒286内
へ流下されると共に、摩擦筒286内には摩擦ロール2
82の上部以外の部位が配置されている。摩擦ロール2
82の上部以外の外周には、所定数(本実施の形態では
2つ)の平行突条288が軸方向に沿って設けられてお
り、摩擦ロール282が回転されることで、摩擦筒28
6内へ流下した研削米Eが、摩擦筒286と摩擦ロール
282との間で平行突条288の回転によって攪拌さ
れ、研削米E相互間で摩擦力が作用して摩擦精米され
る。
290が形成されており、摩擦筒286と摩擦ケース2
78との間は除糠室292が形成されている。このた
め、玄米Gを研削精米及び摩擦精米して生じる糠Nが多
数の除糠孔290を介して除糠室292へ排出される。
また、除糠室292の下部は、糠搬送樋294及びパイ
プ(図示省略)を介して機枠12外へ連絡されており、
除糠室126へ排出された糠Nが、糠搬送樋294及び
パイプを経て機枠12外へ排出される。
ての傾斜した精米搬送樋296に連通しており、摩擦筒
286内の下部まで流下して研削精米及び摩擦精米が終
了した玄米Gが白米Hになって、精米搬送樋296内を
自然流下して搬送される。
部266の精米搬送樋296側において、斜型回転式の
砕米選別部298が設けられている。砕米選別部298
には、上面が開口する砕選ホッパ300が設けられてお
り、精米搬送樋296内を搬送された白米Hが自然流下
して砕選ホッパ300へ搬送される。また、砕選ホッパ
300の上部には精米搬送樋296の下端が挿入されて
おり、このため、白米Hの詰まりや白米Hの過搬送等に
より砕選ホッパ300内に白米Hが略満杯になった際で
も、砕選ホッパ300への白米Hの搬送が停止または抑
制されて砕選ホッパ300から白米Hが溢れることが防
止される。
2が傾斜されて設けられており、砕選箱302内には円
筒状の砕選筒304が傾斜された状態で設けられてい
る。砕選筒304内の傾斜下部には砕選ホッパ300の
下端が挿入されており、砕選ホッパ300内を搬送され
た白米Hが砕選筒304内の傾斜下部に搬送される。
設されており、揚穀ロール306の外周には螺旋状の揚
穀螺旋308が設けられている。このため、揚穀ロール
306が回転されることで、砕選筒304内の傾斜下部
に搬送された白米Hが揚穀螺旋308の回転によって遠
心力を受けつつ砕選筒304内を上昇する。
0が形成されており、上述の如く遠心力を受けつつ砕選
筒304内を上昇する白米Hから砕米J(精米等による
砕米)が多数の砕選孔310を介して砕選筒304外へ
移動することで、白米Hから砕米Jが除去されると共
に、砕米Jが除去された白米Hが砕選筒304の傾斜上
端から落下する。
搬送樋312が連通されており、砕選筒304外へ移動
した砕米Jが、砕選箱302内から砕米搬送樋312内
を自然流下して排出される。砕米搬送樋312の下端
は、パイプ(図示省略)を介して機枠12外へ連絡され
ており、砕米搬送樋312内を搬送された砕米Jがパイ
プを経て機枠12外へ排出される。
箱302の底部は、穀物搬送樋としての漏斗状の砕選搬
送樋314とされており、砕米Jが除去されて砕選筒3
04の傾斜上端から落下した白米Hが、砕選箱302内
を経て砕選搬送樋314内を自然流下して搬送される。
部298の白米H搬出側において、第1の実施の形態と
同様の色彩選別部162が設けられている。色彩選別部
162の色選タンク164には砕選搬送樋314内を搬
送された白米Hが搬送される。また、色選タンク164
の上部には砕選搬送樋314の下端が挿入されており、
このため、白米Hの詰まりや白米Hの過搬送等により色
選タンク164内に白米Hが略満杯になった際でも、色
選タンク164への白米Hの搬送が停止または抑制され
て色選タンク164から白米Hが溢れることが防止され
る。
た際には、玄米タンク262内及び色選樋264内を自
然流下して搬送された玄米Gが、色選タンク164へ搬
送される。また、色選タンク164には色選樋264の
下端が挿入されており、このため、玄米Gの詰まりや玄
米Gの過搬送等により色選タンク164内に玄米Gが略
満杯になった際でも、色選タンク164への玄米Gの搬
送が停止または抑制されて色選タンク164から玄米G
が溢れることが防止される。
1の実施の形態とほぼ同様の操作部194が設けられて
いる。操作部194のタッチパネル196が操作される
ことで、上記粗選別部202、籾摺部18、風力選別部
34、粒径選別部220、籾選別部234、石抜選別部
76、揚穀機132、切換部256、精米部266、砕
米選別部298及び色彩選別部162が制御される(始
動停止制御や運転制御等の他、切換部256による玄米
Gの搬送先の選択制御を含む)。
さ2.2m、幅1.9m、奥行1.1mで、質量が約7
00Kgとされた構成である。
ず、操作部194のタッチパネル196を操作すること
で、粗選別部202、籾摺部18、風力選別部34、粒
径選別部220、籾選別部234、石抜選別部76、揚
穀機132、切換部256、精米部266、砕米選別部
298及び色彩選別部162を始動させると共に、切換
部256の精米切換弁258または玄米切換弁260の
解放による玄米Gの搬送先を選択する。
搬送樋206を介して粗選別部202の粗選ホッパ20
4へ搬送されると、粗選別網210上へ搬送され、粗選
別網210が略傾斜方向へ揺動されることで、籾M内の
わら屑Wが粗選孔212を通過せずに粗選別網210上
を傾斜下方に滑り降りて粗選別網210の傾斜下端から
落下する一方、籾Mは、粗選孔212を通過することで
わら屑Wが除去されて、粗選別箱208の底面を傾斜下
方に滑り降りる。
下端から落下するわら屑Wは、わら屑搬送樋214内及
びパイプを経て機枠12外へ排出される。一方、わら屑
Wが除去されて粗選別箱208底面を傾斜下方に滑り降
りた籾Mは、粗選搬送樋216内を自然流下して搬送さ
れる。
第1の実施の形態とほぼ同様の籾摺部18の籾摺ホッパ
20へ搬送されて、脱ぷ処理される。
1の実施の形態と同様の風力選別部34へ搬送されて、
摺出米S内の粉塵C、籾殻D及び粃Tが機枠12外へ排
出されると共に、摺出米S内の玄米Gが風選搬送樋54
内を自然流下して搬送される。
粒径選別部220の粒選ホッパ222へ搬送されて、粒
選筒226内の傾斜上部へ搬送される。ここで、粒選筒
226が回転されることで、粒選筒226内の傾斜上部
に搬送された玄米Gが遠心力を受けつつ粒選筒226内
を下降し、玄米Gから屑米Kが多数の粒選孔228を介
して除去されると共に、屑米Kが除去された玄米Gが粒
選筒226の傾斜下端から落下する。
24内、屑米搬送樋230内及びパイプを経て機枠12
外へ排出される。一方、屑米Kが除去されて粒選筒22
6の傾斜下端から落下した玄米Gは、粒選搬送樋232
内を自然流下して搬送される。
は、籾選別部234の籾選ホッパ236を経て籾選別網
242上へ搬送され、籾選別網242が略傾斜方向へ揺
動されることで、玄米G内の籾Mが籾選孔240を通過
せずに籾選別網242上を傾斜下方に滑り降りて籾選別
網242の傾斜下端から落下する一方、玄米Gは、籾選
孔240を通過することで籾Mが除去されて、玄米収容
ケース244の底面を傾斜下方に滑り降り、玄米流下口
246から落下する。
斜下端から落下する籾Mは、籾搬出樋248及びホース
250を経て外周ケース24内の中心部へ吸引流入され
て、再度脱ぷ処理される。籾Mが除去されて玄米流下口
246から落下した玄米Gは、籾選搬送樋252内を自
然流下して搬送される。
は、第1の実施の形態とほぼ同様の石抜選別部76へ搬
送されて、小石Iが小石搬送樋254及びパイプを経て
機枠12外へ排出される一方、小石Iが除去された玄米
Gが石抜搬送樋90内を搬送される。
第1の実施の形態とほぼ同様の揚穀機132へ搬送さ
れ、揚穀筒136内を上昇されて揚穀筒136の上端ま
で搬送される。
は、精米切換弁258が解放された際に精米部266の
研削ケース268へ搬送される一方、玄米切換弁260
が解放された際に玄米タンク262を経て色選樋264
内を搬送される。
れた玄米Gは、研削ロール270が回転されることで、
研削ケース268と研削ロール270との間で金属ブラ
シ272の回転によって研削精米されて研削米Eにさ
れ、研削搬送樋274内を経て研削米タンク276へ搬
送される。
は、供給スクリュー280の駆動により摩擦ケース27
8内の上部へ搬送され、摩擦ロール282が回転される
ことで、下降螺旋284の回転により摩擦筒286内へ
流下されて、摩擦筒286と摩擦ロール282との間で
平行突条288の回転によって摩擦精米される。
糠Nは、多数の除糠孔290、除糠室292、糠搬送樋
294及びパイプを経て機枠12外へ排出される。一
方、研削精米及び摩擦精米が終了した玄米Gは、白米H
になって、精米搬送樋296内を搬送される。
は、砕米選別部298の砕選ホッパ300を経て砕選筒
304内の傾斜下部に搬送され、揚穀ロール306が回
転されることで、揚穀螺旋308の回転によって遠心力
を受けつつ砕選筒304内を上昇する。これにより、白
米Hから砕米Jが多数の砕選孔310を介して除去され
ると共に、砕米Jが除去された白米Hが砕選筒304の
傾斜上端から落下する。
02内、砕米搬送樋312内及びパイプを経て機枠12
外へ排出される。一方、砕米Jが除去されて砕選筒30
4の傾斜上端から落下した白米Hは、砕選箱302内を
経て砕選搬送樋314内を搬送される。
は、第1の実施の形態と同様の色彩選別部162へ搬送
され、良米Rは良米口190から排出される一方、着色
米Fはパイプを経て機枠12外へ排出される。また、上
述の如く玄米切換弁260が解放されて玄米Gが色選樋
264内を搬送された際でも、良米Rは良米口190か
ら排出される一方、着色米Fはパイプを経て機枠12外
へ排出される。
選別部202で籾Mからわら屑Wを除去し、粗選別部2
02の後工程の籾摺部18で籾Mを摺って摺出米S(玄
米Gを含む)にし、籾摺部18の後工程の風力選別部3
4で摺出米Sから籾殻D、粉塵C及び粃Tを除去して玄
米Gを取り出し、風力選別部34の後工程の粒径選別部
220で玄米Gから屑米Kを除去し、粒径選別部220
の後工程の籾選別部234で玄米Gから籾Mを除去し、
籾選別部234の後工程の石抜選別部76で玄米Gから
小石Iを除去し、石抜選別部76の後工程の精米部26
6で玄米Gを精米して白米Hにし、精米部266の後工
程の砕米選別部298で白米Hから砕米Jを除去し、砕
米選別部298の後工程の色彩選別部162で白米Hか
ら着色米Fを除去することで、籾Mを精選白米Hに仕上
げる。
部202、籾摺部18、風力選別部34、粒径選別部2
20、籾選別部234、石抜選別部76、精米部26
6、砕米選別部298及び色彩選別部162が相互に隣
接されて上下左右前後に配置された状態で1つの機枠1
2に設置されている。このため、設置面積を狭くするこ
とができ、省スペース化を図ることができる。
いるため、籾摺部18は風力で摺出米Sを上方の風力選
別部34へ搬送することができる。しかも、粗選別部2
02と籾摺部18との間が自然流下式の粗選搬送樋21
6で連結され、風力選別部34と粒径選別部220との
間が自然流下式の風選搬送樋54で連結され、粒径選別
部220と籾選別部234との間が自然流下式の粒選搬
送樋232で連結され、籾選別部234と石抜選別部7
6との間が自然流下式の籾選搬送樋252で連結され、
精米部266と砕米選別部298との間が自然流下式の
精米搬送樋296で連結され、砕米選別部298と色彩
選別部162との間が自然流下式の砕選搬送樋314で
連結されている。このため、穀物(玄米Gまたは白米H
等)を搬送する搬送機を少なくする(本実施の形態では
1つの揚穀機132のみにする)ことができ、穀物調製
装置200の小型化を図ることができるのみならず、設
備費用の低減及び省電力化を実現できて低コスト化(低
イニシャルコスト化及び低ランニングコスト化)を図る
ことができる。
た切換部256が、玄米Gを精米部266と色彩選別部
162とに切り換えて搬送する。このため、色彩選別部
162で白米Hを処理するモード(白米H処理モード)
と色彩選別部162で玄米Gを処理するモード(玄米G
処理モード)とに切り換えることができ、利便性を向上
できる。
一体化されているため、低騒音化及び高衛生化(例えば
少塵埃化)を実現でき、低環境負荷化を図ることができ
る。
mとされているため、穀物調製装置200をトラックの
荷台へ分解せずに積載でき、穀物調製装置200を容易
に運搬することができる。
02及び籾選別部234の少なくとも一方を設けない構
成としてもよい。また、例えば籾選別部234を設けな
い場合でも、玄米G内に混入する籾Mは、精米部266
で研削精米及び摩擦精米されて籾殻Dが剥離されること
で白米Hになって精米搬送樋296内を搬送される一
方、剥離された籾殻Dは糠Nになって機枠12外へ排出
される。
第3の実施の形態に係る穀物調製装置400が展開され
た状態の模式図で示されており、図6には、穀物調製装
置400が斜視図にて示されている。
は、第1の実施の形態と同様の機枠12、所定数のキャ
スタ及びカバー14を備えると共に、第1の実施の形態
と同様の穀物乾燥機及び籾搬送樋22が併設されてい
る。
施の形態と同様の籾摺部18が設けられている。機枠1
2背面側の左部上側には、籾摺部18の上方において、
第1の実施の形態と同様の風力選別部34が設けられて
いる。
力選別部34の側方において横型回転式の粒径選別部4
02が設けられている。粒径選別部402には、上面が
開口する粒選ホッパ404が設けられており、風力選別
部34の風選搬送樋54内を搬送された玄米Gが自然流
下して粒選ホッパ404へ搬送される。また、粒選ホッ
パ404の上部には風選搬送樋54の下端が挿入されて
おり、このため、玄米Gの詰まりや玄米Gの過搬送等に
より粒選ホッパ404内に玄米Gが略満杯になった際で
も、粒選ホッパ404への玄米Gの搬送が停止または抑
制されて粒選ホッパ404から玄米Gが溢れることが防
止される。なお、粒選ホッパ404に搬送される玄米G
には、籾M、屑米K(未熟粒)及びわら屑W等が少し含
まれる。
が設けられており、粒選箱406内には円筒状の粒選筒
408が傾斜された状態で設けられている。粒選筒40
8内の傾斜上部には粒選ホッパ404の下端が挿入され
ており、粒選ホッパ404内を搬送された玄米Gが粒選
筒408内の傾斜上部に搬送される。ここで、粒選筒4
08が回転されることで、粒選筒408内の傾斜上部に
搬送された玄米Gが遠心力を受けつつ粒選筒408内を
下降する。
0が形成されており、粒選孔410は、粒選筒408の
傾斜上部で屑米Kは通過できるが玄米G、籾M及びわら
屑Wは通過できない大きさとされ、粒選筒408の傾斜
中部で玄米Gは通過できるが籾M及びわら屑Wは通過で
きない大きさとされ、粒選筒408の傾斜下部で籾Mは
通過できるがわら屑Wは通過できない大きさとされてい
る。このため、上述の如く遠心力を受けつつ粒選筒40
8内を玄米Gが下降すると、粒選筒408傾斜上部の粒
選孔410を介して屑米Kが粒選筒408外へ移動し、
粒選筒408傾斜中部の粒選孔410を介して玄米Gが
粒選筒408外へ移動し、粒選筒408傾斜下部の粒選
孔410を介して籾Mが粒選筒408外へ移動し、粒選
筒408の何れの粒選孔410も通過しないわら屑Wが
粒選筒408の傾斜下端から落下する。
箱406の底部は、漏斗状の屑米搬送樋412とされて
おり、粒選筒408外へ移動した屑米Kが、粒選箱40
6内から屑米搬送樋412内を自然流下して搬送され
る。屑米搬送樋412の下端は、パイプ(図示省略)を
介して機枠12外へ連絡されており、屑米搬送樋412
内を搬送された屑米Kがパイプを経て機枠12外へ排出
される。
箱406の底部は、穀物搬送樋としての漏斗状の粒選搬
送樋414とされており、粒選筒408外へ移動した玄
米Gが、粒選箱406内から粒選搬送樋414内を自然
流下して搬送される。粒選搬送樋414の下端は、上面
が開口した穀物搬送樋としての石抜ホッパ416に連通
されており、石抜ホッパ416には屑米搬送樋412内
を搬送された玄米Gが自然流下して搬送される。また、
石抜ホッパ416の上部には粒選搬送樋414の下端が
挿入されており、このため、玄米Gの詰まりや玄米Gの
過搬送等により石抜ホッパ416内に玄米Gが略満杯に
なった際でも、石抜ホッパ416への玄米Gの搬送が停
止または抑制されて石抜ホッパ416から玄米Gが溢れ
ることが防止される。
箱406の底部は、漏斗状の籾移送樋418とされてお
り、粒選筒408外へ移動した籾Mが、粒選箱406内
から籾移送樋418内を自然流下して搬送される。籾移
送樋418の下端は、籾摺部18の籾摺ホッパ20上部
に挿入されており、籾移送樋418内を搬送された籾M
が籾摺ホッパ20に搬送されて再度脱ぷ処理される。
箱406の底部は、漏斗状のわら屑搬送樋420とされ
ており、粒選筒408の傾斜下端から落下したわら屑W
が、粒選箱406内からわら屑搬送樋420内を自然流
下して搬送される。わら屑搬送樋420の下端は、パイ
プ(図示省略)を介して機枠12外へ連絡されており、
わら屑搬送樋420内を搬送されたわら屑Wがパイプを
経て機枠12外へ排出される。
径選別部402の下方において、第2の実施の形態と同
様の石抜選別部76が設けられている。石抜選別部76
の石抜選別板80上方には上記石抜ホッパ416の下端
が配置されており、石抜ホッパ416内を搬送された玄
米Gが石抜選別板80上へ自然流下して搬送される。
の側方において、第1の実施の形態と同様の揚穀機13
2(以下「第1揚穀機132」という)が設けられてい
る。第1揚穀機132の揚穀ホッパ134には、石抜選
別部76の石抜搬送樋90内を搬送された玄米Gが搬送
される。また、揚穀ホッパ134の上部には石抜搬送樋
90の下端が挿入されており、このため、玄米Gの詰ま
りや玄米Gの過搬送等により揚穀ホッパ134内に玄米
Gが略満杯になった際でも、揚穀ホッパ134への玄米
Gの搬送が停止または抑制されて揚穀ホッパ134から
玄米Gが溢れることが防止される。
は、玄米タンク422が連通されており、玄米タンク4
22には揚穀搬送樋144内を自然流下して搬送される
玄米Gが搬送される。また、玄米タンク422の上部に
は揚穀搬送樋144の下端が挿入されており、このた
め、玄米Gの詰まりや玄米Gの過搬送等により玄米タン
ク422内に玄米Gが略満杯になった際でも、玄米タン
ク422への玄米Gの搬送が停止または抑制されて玄米
タンク422から玄米Gが溢れることが防止される。
4が設けられており、切換部424には玄米タンク42
2内を搬送された玄米Gが自然流下して搬送される。切
換部424には羽根車状の繰出切換弁426が設けられ
ると共に、繰出切換弁426の下方には精米樋428と
色選樋430とが連通されている。繰出切換弁426
は、玄米タンク422から切換部424へ搬送された玄
米Gを回転することで繰り出し、かつ、回転方向を変更
することで玄米Gの自然流下による搬送先を精米樋42
8側と色選樋430側とに切り換える。
424の下方において、竪一軸研削摩擦式の精米部43
2が設けられている。精米部432では、筒状の精米ケ
ース434が立設されており、精米ケース434内に
は、筒状の精米筒436が立設されている。精米ケース
434の精米筒436直上における上面は精米樋428
の下端に連結されており、精米樋428内を自然流下し
て搬送された玄米Gが精米筒436内へ搬送される。
り、精米筒436の上部以外の部位は略6〜8角形筒状
とされている。
438が立設されており、精米ロール438の上部には
砥粒(図示省略)が設けられている。これにより、精米
ロール438が回転されることで、精米筒436内へ搬
送された玄米Gが、精米筒436上部と精米ロール43
8上部との間で砥粒によって研削されて研削精米され
る。
る外周面には、所定数(本実施の形態では2つ)の平行
突条440が軸方向に沿って設けられている。これによ
り、精米ロール438が回転されることで、研削精米が
終了した後の玄米Gが、精米筒436の上部以外の部位
と精米ロール438の上部以外の部位との間で平行突条
440の回転によって攪拌され、玄米G相互間で摩擦力
が作用して摩擦精米される。
442が形成されており、精米筒436と精米ケース4
34との間は除糠室444とされている。このため、玄
米Gを研削精米及び摩擦精米して生じる糠Nが多数の除
糠孔442を介して除糠室444へ排出される。また、
除糠室444の下部は、パイプ(図示省略)を介して機
枠12外へ連絡されており、除糠室444へ排出された
糠Nがパイプを経て機枠12外へ排出される。
ての傾斜した精米搬送樋446に連通しており、精米筒
436内の下部まで流下して研削精米及び摩擦精米され
た玄米Gが白米Hになって、精米搬送樋446内を自然
流下して搬送される。精米搬送樋446の下端は、上面
が開口した穀物搬送樋としての砕選ホッパ448に連通
されており、砕選ホッパ448には精米搬送樋446内
を搬送された白米Hが自然流下して搬送される。また、
砕選ホッパ448の上部には精米搬送樋446の下端が
挿入されており、このため、白米Hの詰まりや白米Hの
過搬送等により砕選ホッパ448内に白米Hが略満杯に
なった際でも、砕選ホッパ448への白米Hの搬送が停
止または抑制されて砕選ホッパ448から白米Hが溢れ
ることが防止される。
G内に籾Mが混入する場合でも、この籾Mは研削精米及
び摩擦精米されて籾殻Dが剥離されることで白米Hにな
って精米搬送樋446内を搬送される一方、剥離された
籾殻Dは糠Nになって機枠12外へ排出される。
米部432の側方において、第1の実施の形態と同様の
砕米選別部146が設けられている。砕米選別部146
の砕米選別網150傾斜上側の上方には上記砕選ホッパ
448の下端が配置されており、砕選ホッパ448内を
搬送された白米Hが砕米選別網150上へ自然流下して
搬送される。
6の側方において、第1の実施の形態と同様の揚穀機1
32(以下「第2揚穀機132」という)が設けられて
いる。第2揚穀機132の揚穀ホッパ134には、砕米
選別部146の砕選搬送樋160内を搬送された白米H
が搬送される。また、揚穀ホッパ134の上部には砕選
搬送樋160の下端が挿入されており、このため、白米
Hの詰まりや白米Hの過搬送等により揚穀ホッパ134
内に白米Hが略満杯になった際でも、揚穀ホッパ134
への白米Hの搬送が停止または抑制されて揚穀ホッパ1
34から白米Hが溢れることが防止される。
側方において流下樋式の色彩選別部450が設けられて
いる。色彩選別部450は、上面が開口する色選タンク
452を備えており、色選タンク452には第2揚穀機
132の揚穀搬送樋144内を搬送された白米Hが搬送
される。また、色選タンク452の上部には揚穀搬送樋
144の下端が挿入されており、このため、白米Hの詰
まりや白米Hの過搬送等により色選タンク452内に白
米Hが略満杯になった際でも、色選タンク452への白
米Hの搬送が停止または抑制されて色選タンク452か
ら白米Hが溢れることが防止される。
ース454の上面に連通されており、色選ケース454
内には、流下樋456が傾斜されて設けられている。流
下樋456傾斜上端の直上には色選タンク452の下端
が配置されると共に、色選タンク452の下部には羽根
車状の色選繰出弁458が設けられており、色選タンク
452へ搬送された白米Hが、色選繰出弁458の回転
によって繰り出されて、流下樋456の傾斜上部上へ搬
送され、流下樋456上を流下した後に自由落下する。
60(例えばCCDカメラ等のラインセンサカメラ)が
米Hの自由落下軌道を挟んで設置されており、一対のカ
メラ460によって白米Hが表裏二面から撮影される。
これにより、撮影された白米Hが良米R(精米)である
か着色米F(精米不良米)であるかが判定される。
自由落下軌道の側方においてエアエジェクタ462が設
置されており、エアエジェクタ462は、一対のカメラ
460によって撮影された白米Hが着色米Fと判定され
た際には、噴風して着色米Fを吹き飛ばす一方、一対の
カメラ460によって撮影された白米Hが良米Rと判定
された際には噴風せずに良米Rを吹き飛ばさない構成と
されている。
が設けられており、エアエジェクタ462に吹き飛ばさ
れずにそのままの軌道で自由落下した良米Rが良米口4
64から排出される。また、色選ケース454内の下部
はパイプ(図示省略)を介して機枠12外へ連絡されて
おり、エアエジェクタ462に吹き飛ばされて自由落下
しなかった着色米Fがパイプを経て機枠12外へ排出さ
れる。
米Gの搬送先が繰出切換弁426によって色選樋430
側へ切り換えられた際には、玄米Gが、色選樋430内
を自然流下して第2揚穀機132の揚穀ホッパ134へ
搬送される。また、揚穀ホッパ134の上部には色選樋
430の下端が挿入されており、このため、玄米Gの詰
まりや玄米Gの過搬送等により揚穀ホッパ134内に玄
米Gが略満杯になった際でも、揚穀ホッパ134への玄
米Gの搬送が停止または抑制されて揚穀ホッパ134か
ら玄米Gが溢れることが防止される。
内へ搬送された玄米Gは、上記と同様に、良米R(玄
米)であるか着色米F(玄米G内に僅かに混入する籾M
や籾摺不良玄米G)であるかを判定選別されて、良米R
が良米口464から排出される一方、着色米Fがパイプ
を経て機枠12外へ排出される。
施の形態とほぼ同様の操作部194が設けられている。
操作部194のタッチパネル196が操作されること
で、上記籾摺部18、風力選別部34、粒径選別部40
2、石抜選別部76、第1揚穀機132、切換部42
4、精米部432、砕米選別部146、第2揚穀機13
2及び色彩選別部450が制御される(始動停止制御や
運転制御等の他、繰出切換弁426による玄米Gの搬送
先の選択制御を含む)。
さ2.4m、幅2.1m、奥行1.6mとされた構成で
ある。
ず、操作部194のタッチパネル196を操作すること
で、籾摺部18、風力選別部34、粒径選別部402、
石抜選別部76、第1揚穀機132、切換部424、精
米部432、砕米選別部146、第2揚穀機132及び
色彩選別部450を始動させると共に、繰出切換弁42
6による玄米Gの搬送先を選択する。
搬送樋22を介して第1の実施の形態と同様の籾摺部1
8の籾摺ホッパ20へ搬送されると、脱ぷ処理される。
1の実施の形態と同様の風力選別部34へ搬送されて、
摺出米S内の粉塵C、籾殻D及び粃Tが機枠12外へ排
出されると共に、摺出米S内の玄米Gが風選搬送樋54
内を自然流下して搬送される。
粒径選別部402の粒選ホッパ404を経て粒選筒40
8内の傾斜上部に搬送され、粒選筒408が回転される
ことで、遠心力を受けつつ粒選筒408内を下降する。
これにより、粒選筒408傾斜上部の粒選孔410を介
して屑米Kが粒選筒408外へ移動し、粒選筒408傾
斜中部の粒選孔410を介して玄米Gが粒選筒408外
へ移動し、粒選筒408傾斜下部の粒選孔410を介し
て籾Mが粒選筒408外へ移動し、わら屑Wが粒選筒4
08の傾斜下端から落下する。
箱406内、屑米搬送樋412内及びパイプを経て機枠
12外へ排出される。粒選筒408外へ移動した籾M
は、粒選箱406内及び籾移送樋418内を経て籾摺部
18の籾摺ホッパ20に搬送されて再度脱ぷ処理され
る。粒選筒408の傾斜下端から落下したわら屑Wは、
粒選箱406内、わら屑搬送樋420内及びパイプを経
て機枠12外へ排出される。粒選筒408外へ移動した
玄米Gは、粒選箱406内及び粒選搬送樋414内を経
て石抜ホッパ416に搬送される。
ホッパ416に搬送された玄米Gは、第1の実施の形態
とほぼ同様の石抜選別部76へ搬送されて、小石Iが小
石搬送樋254及びパイプを経て機枠12外へ排出され
る一方、小石Iが除去された玄米Gが石抜搬送樋90内
を搬送される。
第1の実施の形態の揚穀機132と同様の第1揚穀機1
32へ搬送され、揚穀筒136内を上昇されて揚穀搬送
樋144を経て玄米タンク422へ搬送される。
送先は、切換部424の繰出切換弁426によって精米
樋428側と色選樋430側とに切り換えられる。
出切換弁426によって精米樋428側へ搬送される際
には、精米樋428内を搬送された玄米Gが、精米部4
32の精米筒436内へ搬送され、精米ロール438が
回転されることで、精米筒436上部と精米ロール43
8上部との間で砥粒によって研削されて研削精米される
と共に、精米筒436の上部以外の部位と精米ロール4
38の上部以外の部位との間で平行突条440の回転に
よって攪拌されて摩擦精米される。
糠Nは、多数の除糠孔442、除糠室444パイプを経
て機枠12外へ排出される。一方、玄米Gが研削精米及
び摩擦精米された白米Hは、精米搬送樋446内及び砕
選ホッパ448内を自然流下して搬送される。
は、第1の実施の形態と同様の砕米選別部146に搬送
され、砕米Jはパイプを経て機枠12外へ排出される一
方、砕米Jが除去された白米Hは砕選搬送樋160内を
自然流下して搬送される。
は、第1の実施の形態の揚穀機132と同様の第2揚穀
機132へ搬送され、揚穀筒136内を上昇されて揚穀
搬送樋144を経て色彩選別部450の色選タンク45
2へ搬送される。
流下樋456の傾斜上部上へ搬送され、流下樋456上
を流下した後に自由落下し、一対のカメラ460によっ
て表裏二面から撮影されて良米Rであるか着色米Fであ
るかが判定される。白米Hが着色米Fと判定された際に
は、エアエジェクタ462が噴風して着色米Fを吹き飛
ばすことで着色米Fをパイプを経て機枠12外へ排出す
る一方、白米Hが良米Rと判定された際にはエアエジェ
クタ462が噴風せずに良米Rを吹き飛ばさないことで
良米Rを良米口464から排出する。
米Gの搬送先が繰出切換弁426によって色選樋430
側へ切り換えられた際には、第2揚穀機132を経て色
選タンク452内へ搬送された玄米Gは、上記と同様
に、良米R玄米であるか着色米Fであるかを判定選別さ
れて、良米Rが良米口464から排出される一方、着色
米Fがパイプを経て機枠12外へ排出される。
摺部18で籾Mを摺って摺出米S(玄米Gを含む)に
し、籾摺部18の後工程の風力選別部34で摺出米Sか
ら籾殻D、粉塵C及び粃Tを除去して玄米Gを取り出
し、風力選別部34の後工程の粒径選別部402で玄米
Gから屑米K、籾M及びわら屑Wを除去し、粒径選別部
402の後工程の石抜選別部76で玄米Gから小石Iを
除去し、石抜選別部76の後工程の精米部432で玄米
Gを精米して白米Hにし、精米部432の後工程の砕米
選別部146で白米Hから砕米Jを除去し、砕米選別部
146の後工程の色彩選別部450で白米Hから着色米
Fを除去することで、籾Mを精選白米Hに仕上げる。
18、風力選別部34、粒径選別部402、石抜選別部
76、精米部432、砕米選別部146及び色彩選別部
450が相互に隣接されて上下左右前後に配置された状
態で1つの機枠12に設置されている。このため、設置
面積を狭くすることができ、省スペース化を図ることが
できる。
いるため、籾摺部18は風力で摺出米Sを上方の風力選
別部34へ搬送することができる。しかも、風力選別部
34と粒径選別部402との間が自然流下式の風選搬送
樋54で連結され、粒径選別部402と石抜選別部76
との間が自然流下式の粒選搬送樋414及び石抜ホッパ
416で連結され、精米部432と砕米選別部146と
の間が自然流下式の精米搬送樋446及び砕選ホッパ4
48で連結されている。このため、穀物(玄米Gまたは
白米H等)を搬送する搬送機を少なくする(本実施の形
態では第1揚穀機132及び第2揚穀機132のみにす
る)ことができ、穀物調製装置400の小型化を図るこ
とができるのみならず、設備費用の低減及び省電力化を
実現できて低コスト化(低イニシャルコスト化及び低ラ
ンニングコスト化)を図ることができる。
た切換部424が、玄米Gを精米部432と色彩選別部
450とに切り換えて搬送する。このため、色彩選別部
450で白米Hを処理するモード(白米H処理モード)
と色彩選別部450で玄米Gを処理するモード(玄米G
処理モード)とに切り換えることができ、利便性を向上
できる。
一体化されているため、低騒音化及び高衛生化(例えば
少塵埃化)を実現でき、低環境負荷化を図ることができ
る。
2.4mとされているため、穀物調製装置400をトラ
ックの荷台へ分解せずに積載でき、穀物調製装置400
を容易に運搬することができる。
施の形態において、色彩選別部162、450の次工程
に、例えばオプションとして、良米R(白米H)を揚穀
する揚穀機や、良米Rを計量して所定量ずつの良米Rを
袋に詰める計量袋詰機を付設した構成としてもよい。
摺部、風力選別部、粒径選別部、石抜選別部、精米部、
砕米選別部及び色彩選別部が相互に隣接されて上下左右
前後に配置された状態で1つの機枠に設置されているた
め、設置面積を狭くすることができ、省スペース化を図
ることができる。
部、石抜選別部、精米部、砕米選別部及び色彩選別部の
間の3つ以上が自然流下式の穀物搬送樋で連結されてい
るため、穀物を搬送する搬送機を少なくすることがで
き、穀物調製装置の小型化を図ることができるのみなら
ず、設備費用の低減及び省電力化を実現できて低コスト
化を図ることができる。
ているため、低騒音化及び高衛生化を実現でき、低環境
負荷化を図ることができる。
部が玄米を精米部と色彩選別部とに切り換えて搬送する
ため、白米処理モードと玄米処理モードとに切り換える
ことができ、利便性を向上できる。
が2.8m以下とされているため、穀物調製装置をトラ
ックの荷台へ分解せずに積載でき、穀物調製装置を容易
に運搬することができる。
の展開した状態を示す模式図である。
を示す斜視図である。
の展開した状態を示す模式図である。
を示す斜視図である。
の展開した状態を示す模式図である。
を示す斜視図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 籾を摺って玄米にする籾摺部と、 玄米から籾殻を除去する風力選別部と、 玄米から屑米を除去する粒径選別部と、 玄米から小石を除去する石抜選別部と、 玄米を精米して白米にする精米部と、 白米から砕米を除去する砕米選別部と、 白米から着色米を除去する色彩選別部と、 を備え、前記籾摺部、風力選別部、粒径選別部、石抜選
別部、精米部、砕米選別部及び色彩選別部を相互に隣接
させて上下左右前後に配置した状態で1つの機枠に設置
すると共に、前記籾摺部、風力選別部、粒径選別部、石
抜選別部、精米部、砕米選別部及び色彩選別部の間の3
つ以上を自然流下式の穀物搬送樋で連結し、かつ、前記
機枠をカバーで覆って一体化した、 ことを特徴とする穀物調製装置。 - 【請求項2】 籾を摺って玄米にする籾摺部と、 前記籾摺部の後工程に設けられ、玄米から籾殻を除去す
る風力選別部と、 前記風力選別部の後工程に設けられ、玄米から屑米を除
去する粒径選別部と、 前記粒径選別部の後工程に設けられ、玄米から小石を除
去する石抜選別部と、 前記石抜選別部の後工程に設けられ、玄米を精米して白
米にする精米部と、 前記精米部の後工程に設けられ、白米から砕米を除去す
る砕米選別部と、 前記砕米選別部の後工程に設けられ、白米から着色米を
除去する色彩選別部と、 前記精米部の前工程に設けられ、玄米を前記精米部と前
記色彩選別部とに切り換えて搬送する切換部と、 を備えた穀物調製装置。 - 【請求項3】 高さを2.8m以下とした、ことを特徴
とする請求項1または請求項2記載の穀物調製装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003621A JP2003200066A (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | 穀物調製装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002003621A JP2003200066A (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | 穀物調製装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003200066A true JP2003200066A (ja) | 2003-07-15 |
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ID=27643168
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002003621A Pending JP2003200066A (ja) | 2002-01-10 | 2002-01-10 | 穀物調製装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003200066A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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- 2002-01-10 JP JP2002003621A patent/JP2003200066A/ja active Pending
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JPS63156580A (ja) | 回転式穀粒選別装置 |
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