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JP2003192808A - 異方性重合体フィルム - Google Patents

異方性重合体フィルム

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JP2003192808A
JP2003192808A JP2002278822A JP2002278822A JP2003192808A JP 2003192808 A JP2003192808 A JP 2003192808A JP 2002278822 A JP2002278822 A JP 2002278822A JP 2002278822 A JP2002278822 A JP 2002278822A JP 2003192808 A JP2003192808 A JP 2003192808A
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chiral compound
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compound
liquid crystal
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、熱、化学溶剤、または機械応力の
ような外からの影響に対して安定であり、容易に製造す
ることができ、特に偽造防止セキュリティマークとして
適する、隠れたパターンを有する重合体フィルム、およ
びそのようなフィルムの調製方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 らせん軸がフィルムの平面にほぼ垂直に
配向された、らせん状にねじれた構造の重合キラル液晶
材料を含み、他の少なくとも1つの区域と異なるらせん
ねじれ方向を有する少なくとも1つの区域を含む異方性
重合体フィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、らせんねじれ方向
の異なる区域を有する、らせん状にねじれた構造の重合
キラル液晶材料を含む異方性重合体フィルムに関する。
本発明はさらに、そのようなフィルムの調製方法、およ
びそれを装飾またはセキュリティの適用分野で使用する
ことに関する。
【0002】
【従来の技術】キラル液晶を使用して視角カラー依存性
を示す着色フィルムを得ることが、先行技術で開示され
ている。通常、そのようなフィルムは、重合可能なコレ
ステリック液晶混合物を基板に被覆して重合させて調製
される。そのフィルムの性質は、らせん状にねじれた構
造を示し、特定の波帯の円偏光を反射することである。
反射される光は、らせんのピッチに依存する波長と、液
晶フィルムのらせん構造のねじれ方向に依存する偏光の
「旋光性(右旋性・左旋性)」を有する。
【0003】着色フィルムの調製に使用されているキラ
ル液晶材料は、通常、液晶ホスト混合物、およびホスト
混合物中で所定のねじれ方向のらせんねじれを誘発する
1種または複数のキラルドープ剤を含む。大抵の実際的
な適用分野には十分な、第1近似での分子らせんのピッ
チpは、次の方程式(1): p=(1/HTP)・(1/c) (1) に従って液晶ホスト混合物中のキラルドープ剤の濃度c
に反比例する。
【0004】比例定数は、キラルドープ剤のらせんねじ
れ力(HTP)である。
【0005】上述の技術を使用して、2段階プロセスを
行い、反射される光の反射波長のみが異なる2種の異な
る液晶混合物を印刷または被覆し、反射色の異なる区域
を有するパターン化した重合体フィルムを形成すること
が可能である。これらのフィルムは、光学素子として、
あるいは装飾またはセキュリティの適用分野に有用であ
り、その分野では、模造されにくい可視パターンを示す
セキュリティマークとして使用することができる。
【0006】しかし、異なる混合物を使用し、2度の被
覆ステップを利用すると、そうしたフィルムの製造が複
雑になる。
【0007】パターン化したフィルムを得る別の方法
は、照射によってその構造が変化し、化合物のHTPに
変化を引き起こし、それにより、キラル混合物のらせん
ピッチおよび反射色に変化を引き起こすキラル化合物を
含む重合可能なキラル混合物を使用することによるもの
である。2段階の照射および重合プロセスと従来のフォ
トマスク技術とを組み合わせて、反射色の異なる区域を
有する、パターン化したフィルムを形成することができ
る。これは、たとえば、WO00/034808号(特
許文献1)に記載されている。さらに、米国特許第5,
668,614号(特許文献2)は、光異性化の可能な
化合物を、反射波長の異なる区域を有する多色コレステ
リックディスプレイに使用することを記載しているが、
これはパターン化した重合体フィルムに関するものでは
ない。
【0008】しかし、いくつかの適用分野、特に、セキ
ュリティの分野では、特別な手段によって、たとえば、
偏光子を通して見ることによって認識できる隠れたパタ
ーンまたはイメージが現れるフィルムが必要とされてい
る。
【0009】
【特許文献1】国際公開第00/034808号
【特許文献2】米国特許第5,668,614号
【特許文献3】国際公開第98/57223号
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一目的は、
熱、化学溶剤、または機械応力のような外からの影響に
対して安定であり、容易に製造することができ、特に偽
造防止セキュリティマークとして適する、隠れたパター
ンを有する重合体フィルムを提供することである。もう
一つの目的は、そのようなフィルムを調製する方法を提
供することである。
【0011】WO98/57223(特許文献3)は、
異なるねじれ方向を有する異なる区域(旋光性)をもつ
マルチドメイン液晶ディスプレイを作製するための光異
性化の可能なキラル化合物の使用を開示している。しか
し、この開示は、被覆した重合体フィルムに言及してい
ない。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、らせん軸
がフィルムの平面にほぼ垂直に配向された、らせんねじ
れ構造の重合キラル液晶材料を含み、円偏光を反射する
異方性重合体フィルムであって、さらに、異なるねじれ
方向を有する異なる区域のパターンを示し、反射光の異
なる偏光状態(「旋光性(右旋性・左旋性)」)をもた
らすフィルムを提供することにより、これらの目的が達
成できることを発見した。このキラル液晶材料は、対称
性の異なる区域が同じ反射色をもち、パターンが、肉眼
では見えないが、円偏光子を通して見たときにだけ見え
るように選択することができる。
【0013】本発明は、らせん状にねじれた構造の重合
キラル液晶材料を含む異方性重合体フィルムであって、
少なくとも他の1つ区域とは異なるらせんねじれ方向を
有する少なくとも1つの区域を含み、らせん軸がフィル
ムの平面にほぼ垂直に配向されたフィルムに関する。
【0014】本発明はさらに、 −キラル材料中で所定所定のねじれ方向のらせんねじれ
を誘発し、異なるねじれ力を有する少なくとも2つの状
態の間で変換可能な少なくとも1種の第1のキラル化合
物であって、そのキラル化合物の変換が光照射で誘発で
きるキラル化合物と −キラル材料中で前記第1のキラル化合物と逆のねじれ
方向のらせんねじれを誘発し、かつ前記第1のキラル化
合物と同じ条件下では、異なるねじれ力を有する少なく
とも2つの状態の間での変換ができない少なくとも1種
の第2のキラル化合物とを含む重合可能なキラル液晶材
料の層を用意し、その層の選択した領域を、前記第1キ
ラル化合物のキラリティの程度を変化させる光線で照射
し、前記選択した領域を重合させることによって、上述
し、以下でも述べる異方性重合体フィルムを調製する方
法に関する。
【0015】本発明はさらに、上述し、以下でも述べる
異方性重合体フィルムを、光学素子、装飾、またはセキ
ュリティの適用分野で使用することに関する。
【0016】本発明はさらに、上述し、以下でも述べる
異方性重合体フィルムを含む、セキュリティ、認証、識
別用のマークまたはデバイスに関する。
【0017】本発明はさらに、上述のセキュリティ、認
証、または識別のマークまたはデバイスを含む、有価証
券(銀行券を含む)、価値のある書類に関する。
【0018】
【発明の実施の形態】用語の定義 本出願で使用する用語「フィルム」は、多かれ少なかれ
著しい機械安定性および可撓性を示す、自立性の、すな
わち、支えなしで立つフィルム、ならびに支持基板上ま
たは2枚の基板間の被覆または層を含む。
【0019】用語「液晶またはメソゲン材料」または
「液晶またはメソゲン化合物」は、1種または複数の棒
状、板状、または円盤状メソゲン基、すなわち液晶相の
挙動を誘発する能力を有する基を含む材料または化合物
を意味するものである。メソゲン基を含む化合物または
材料は、必ずしもそれ自体が液晶相を示す必要はない。
またこれらが、他の化合物との混合物中で、あるいはメ
ソゲン化合物、メソゲン材料、またはその混合物が重合
されたときにだけ液晶相の挙動を示すこともあり得る。
【0020】用語「らせんねじれ構造(helically twis
ted structure)」は、1つまたは複数の液晶材料の層
を含むフィルムに関するものであって、その中で、メソ
ゲンが、分子のサブ層内において、その主分子軸を好ま
しい方向に向けて配向しており、その際、異なるサブ層
におけるこの好ましい配向方向が、実質的にフィルム面
に垂直(即ち、フィルム垂線に対して実質的に平行)な
ヘリックス軸の周りにねじれているものである。この定
義は、へリックス軸の配向がフィルム平面に対して、7
5〜90°、好ましくは80〜90°、非常に好ましく
は85〜90°、最も好ましくは88〜90°であるも
のを含む。 発明の詳細な説明本発明による異方性重合
体フィルムは、キラルな重合可能液晶(LC)材料の薄
層で基板を被覆し、分子らせんの軸が層平面にほぼ垂直
に配向されるように材料を配列し、層の選択した部分の
キラリティを光照射で変化させ、重合によってキラル構
造を固定してパターン化した重合体フィルムを得ること
により調製するのが好ましい。
【0021】重合可能なキラル液晶(LC)材料は、ね
じれ方向の異なる少なくとも2種のキラル化合物を含ん
でいる。第1のキラル化合物は、たとえば、所定の波長
での光照射または所定の波長および強度での光照射で異
性化されることによりそのHTPが変化する光異性化可
能なキラル化合物である。第2のキラル化合物では、そ
のHTPが第1の化合物と同じ条件下で変化しない。た
とえば、第2のキラル化合物は、光照射に曝されたとき
にそのHTPが少しも変化しない異性化不能な化合物と
することができる。また第2のキラル化合物を、第1の
キラル化合物に使用するものと異なる波長および/また
は強度の光照射のもとで、そのHTPが変化する光異性
化可能なキラル化合物とすることも可能である。
【0022】上記のように第1の化合物が光異性化可能
なキラル化合物であり、第2の化合物が異性化不能なキ
ラル化合物である、少なくとも2種のキラル化合物を含
んだ重合可能なキラルLC材料から得られる異方性重合
体フィルムが特に好ましい。
【0023】重合可能なキラルLC材料の選択した部分
において、全体のねじれを変化させることは、第1およ
び第2のキラル化合物の量およびねじれ力を適切に選択
することにより、今では実現可能である。たとえば、適
切なキラルLC材料は、光異性化可能なキラル化合物お
よび異性化不能なキラル化合物を含み、その一方が左旋
性であり、他方が右旋性である。異性化不能な化合物に
比較して、異性化可能な化合物の絶対ねじれ力がより強
いか、および/またはその量が余分に多く存在すると、
キラルLC材料の正味のねじれ方向は、第1のキラル化
合物のねじれ方向と同じになる。光異性化可能なキラル
化合物を、キラルLC材料の選択した部分への光照射で
異なるHTPを有する形に変換する際、たとえば、キラ
ル材料を、部分的にまたは完全にHTPのより弱いキラ
ル材料に変換することによりそのねじれ力を低下させ、
一方で異性化不能なキラル化合物は、そのHTPが変化
しない。その結果、キラルLC材料の選択された部分で
の正味のねじれ方向は逆になる。
【0024】さらに、第1および第2のキラル化合物の
量およびキラリティを選択して、キラルLC材料の正味
のねじれが光照射光照射の前後で異なり、キラルLC材
料の選択した部分の反射波長が光照射光照射の前でも後
でもほぼ同じままとなるようにすることができる。これ
により、ねじれ方向の異なる区域がほぼ同じ反射色の光
を反射する異方性重合体フィルムの調製が可能となる。
そのようなフィルムは、特に好ましい。そうしたフィル
ムは、偏光されていない光のもとで見ると一様な反射色
を呈し、円偏光を通して見たときにだけ見えるようにな
る、ねじれ方向の異なる区域の隠れたパターンをさらに
含んでいる。
【0025】本発明による異方性重合体フィルムでは、
ねじれ方向の異なる区域が、異なる反射色を有すること
もあり得る。
【0026】上述のように、重合可能なキラルLC材料
の選択した部分でキラリティを変化させた後、材料をi
n situで重合させて、選択した部分またはLC材
料全体のキラル構造を永久的に固定する。重合は、たと
えば、光重合または熱重合によって実施することができ
る。光重合が好ましい。LC材料での重合は、前記第1
のキラル化合物のキラリティを変化させたのと同じ光照
射で開始することが特に好ましい。
【0027】本発明の特に好ましい実施形態は、酸素の
存在下で重合しない、またはゆっくりとしか重合しない
重合可能なキラルLC材料から調製された異方性重合体
フィルムに関する。この実施形態に適するキラルLC材
料は、たとえば、酸素の存在下で反応しない、またはよ
く反応しない適切な光開始剤を選択することにより調製
することができる。このフィルムは、酸素の存在下で、
重合可能な材料の選択した領域を、前記第1のキラル化
合物のHTPを変化させる光を照射して、重合を妨げま
たは抑制し、酸素不在下で、選択した領域または材料全
体をその後重合させることにより調製する。
【0028】この実施形態による重合可能なキラルLC
材料の重合は、第1キラル化合物の異性化より時間がか
からずに、光重合の間、LC材料の重合していない部分
のキラリティが変化しない、または少なくとも実質的に
は変化しないことが好ましい。
【0029】また、たとえば、選択した領域には強度の
弱い放射を使用して重合させ、次いで強度の強い照射を
用いて材料全体を重合させたり、あるいは異性化および
重合を開始するのに異なる波長を利用することにより、
キラル材料中で、異性化なしで重合を実現することも可
能である。
【0030】この好ましい実施形態による異方性重合体
フィルムは、酸素の存在下、たとえば、空気雰囲気中
で、重合可能なキラルLC材料を基板に被覆し、被覆の
選択した区域を光照射に曝すことにより調製することが
できる。これはたとえば、フォトマスクを介して照射す
ることにより実現される。あるいは、たとえばレーザの
ような精密に焦点を合わせた放射源によって、選択した
区域で照射を実施することができる。この光照射は、上
述のようなLC材料の選択された領域のキラリティに変
化をもたらすが、選択されていない領域でのキラリティ
は変化しないままである。被覆物全体の重合は、酸素が
存在すると妨げられる。のちに、酸素の不在下で、被覆
全体を、たとえば、熱重合または光重合によって重合さ
せ、選択された領域および選択されていない領域のキラ
ル構造を固定する。これはたとえば、不活性ガス雰囲気
中で重合させる、あるいは被覆を、たとえばPETフィ
ルムのような酸素遮断層で覆うことによって行う。その
結果、選択された領域と選択されていない領域で異なる
キラリティを有する、パターン化されたフィルムが得ら
れる。
【0031】別法として、この好ましい実施形態による
異方性重合体フィルムを、酸素の存在下で実施する以下
のステップ、すなわち、 A)酸素の存在下で重合せず、上述のような第1および
第2のキラル化合物を含む、光重合可能なキラルLC材
料の層を設けるステップと、 B)1)その層の選択した区域を基板で覆い、光でその
層を照射して前記第1キラル化合物のねじれ力を変化さ
せ、キラルな重合可能材料の重合を開始するステップで
あって、その基板が酸素遮断層の特性を有し、光照射に
対して透過性であるステップと、 2)前のステップで基板を覆わなかった層の少なくとも
1つの区域で、ステップB1の手順を1または複数回繰
り返すステップとを含む方法により調製することができ
る。
【0032】ステップB1では、キラルLC材料を、光
照射に対して透過性であり、重合を抑制する可能性のあ
る酸素を排除する基板で覆った領域の層でのみ重合させ
る。重合は、異性化よりも時間がかからないので、覆わ
れた領域のキラル構造は、その大体が変化する前に永久
的に固定される。覆われていない領域では、酸素の存在
によって重合が抑制され、異性化およびそれに伴うキラ
リティの変化を起こすことができる。ステップB2で
は、予め覆わなかった部分で変化したキラル構造を、透
明な酸素遮断基板の下で重合により固定する。
【0033】その結果、ステップB1で覆われた領域と
覆われていない領域で異なるキラリティを有するパター
ン化されたフィルムが得られる。
【0034】ステップB1での照射は、覆われていない
領域の第1のキラル化合物が完全に異性化するのに十分
に強い強度かつ/または長い期間で実施し、それにより
キラリティの変化を完了させることが好ましい。ステッ
プB2では、次いで予め覆われていない領域をすべて重
合させる。すなわち、ステップB2は1度だけ実施す
る。
【0035】しかし、ステップB1での照射を、覆われ
ていない領域のキラリティがある程度までだけ変化する
ように、たとえば弱い放射強度または短い放射時間を採
用することにより実施することも可能である。最初のス
テップB2では、ステップB1で予め覆われていない一
部の区域だけを、酸素遮断基板を介して照射して、変化
させた構造を重合および固定させる。一方、まだ覆われ
ていない区域ではさらに異性化が起こり得るが、2回目
または後続のステップB2で次にそれを固定する。こう
して、反射色の異なる2つより多い異なる区域を有する
パターン化されたフィルムが調製できる。
【0036】酸素の存在下で重合しない材料を用いる上
述の特に好ましい実施形態の代替形態として、空気中で
重合するキラルな重合可能LC材料を使用すること、な
らびに強度の弱い照射を利用して材料の選択した領域を
異性化させ、強度の強い照射を利用して材料を重合させ
ることも可能である。
【0037】本発明による異方性重合体フィルムの調製
に使用する重合可能なキラルLC材料は、キラルなスメ
クチック液晶またはキラルネマチック(コレステリッ
ク)液晶材料であることが好ましい。コレステリック液
晶材料が特に好ましい。
【0038】重合可能なキラルLC材料は、有機溶剤に
溶解または分散させ、溶剤を蒸発させた後または蒸発さ
せる間に重合または架橋させることが好ましい。
【0039】重合可能なキラルLC材料は、 −所定のねじれ方向を有し、光照射でそのHTPが変化
する少なくとも1種の第1のキラル化合物と、 −前記第1のキラル化合物と逆のねじれ方向を有し、前
記第1キラル化合物のHTPを変化させる光照射に曝し
たときにはそのHTPが変化しない、少なくとも1種の
第2のキラル化合物とを含み、少なくとも1種の重合可
能な基を有する少なくとも1種の重合可能な化合物をさ
らに含むことが好ましい。
【0040】その重合可能な化合物は、前記第1および
/または第2のキラル化合物でよい。あるいは、重合可
能な化合物は、追加の重合可能な化合物であってもよ
く、それは好ましくは液晶化合物またはメソゲン化合物
である。
【0041】キラルな重合可能LC材料は、 a1)所定のねじれ方向を有し、光照射でそのキラリテ
ィが変化し、その上に、重合性および/またはメソゲン
性であってもよい、少なくとも1種の第1のキラル化合
物、 a2)前記第1のキラル化合物と逆のねじれ方向を有
し、前記第1キラル化合物のキラリティを変化させる光
照射に曝したときにはそのキラリティが変化せず、その
上に重合性および/またはメソゲン性であってよい、少
なくとも1種の第2のキラル化合物、 b)少なくとも1つの重合可能な基を有する少なくとも
1種の重合性メソゲン化合物と、 c)重合開始剤とを含むことが非常に好ましい。
【0042】第1および第2のキラル化合物として使用
するのに特に好ましい化合物は、らせんねじれ力(HT
P)が強く、そのため材料中のキラル化合物の量を減ら
すことができるものである。
【0043】本発明で使用できる、光照射でキラリティ
が変化するキラル化合物は、専門家に知られている。た
とえば、光照射によってE−Zまたはシス−トランス異
性化を示し、そのためHTPの異なる形に変換される光
異性化可能なキラル材料を使用することができ、これに
よって液晶材料のピッチが異なる程度に決定される。さ
らに適切なのは、光照射によって、キラル中心の光脱離
または光開裂によりそのキラリティが破壊されるため
に、キラルからアキラルまたはラセミ混合物に変化す
る、光分解または(光)同調可能なキラル材料(TC
M)である。
【0044】たとえば、適切な光異性化可能なキラル材
料は、P.van de Witte等のLiq.Cr
yst.24(1998年)、819〜27ページ;
J.Mat.Chem.9(1999年)、2087〜
94ページ;およびLiq.Cryst.27(200
0年)、929〜33ページ;ならびにA.Bobro
vski等のLiq.Cryst.25(1998
年)、679〜687ページに記載されているように、
メントン誘導体、カンファー誘導体、ノピノン(nop
inone)誘導体、またはキラルスチルベンを含むも
のである。キラル中心に結合している光開裂可能なカル
ボン酸基または芳香族ケト基を含む適切なTCMが、米
国特許第5,668,614号で開示されている。さら
に、F.Vicentini、J.Cho、およびL.
ChienのLiq.Cryst.24(1998
年)、483〜488ページでは、TCMとしてのビナ
フトール誘導体およびその多色コレステリックディスプ
レイでの使用が開示されている。
【0045】特に好ましいのは、P.van de W
itte等のLiq.Cryst.24(1998
年)、819〜27ページ、J.Mat.Chem.9
(1999年)、2087〜94ページ、およびLi
q.Cryst.27(2000年)、929〜33ペ
ージ、ならびにA.Bobrovski等のLiq.C
ryst.25(1998年)、679〜687ページ
で開示されているように、メントン誘導体、カンファー
誘導体、ノピノン誘導体、またはキラルスチルベンを含
む重合および光異性化の可能なキラル材料である。
【0046】さらに好ましいのは、WO02/4061
4号で開示されているような、重合可能な光異性化可能
キラル化合物である。そのような化合物は、好ましくは
次式Iのものが選択される。
【0047】
【化1】
【0048】[式中、X1、X2、X3、X4、X5、およ
びX6は、互いに独立に、H;1個または複数のCH2
が、−O−、−S−、−CO−、−NR0−、−CH=
CH−、または−C≡C−で、Oおよび/またはS原子
が互いに直接結合しない形で置換されていてもよく、1
種または複数のH原子がFまたはClで置換されていて
もよい、1〜20個のC原子を有する直鎖アルキルまた
は分枝アルキル;または縮合したかつ/または置換され
た環を含んでいてもよい3〜65個のC原子を有する脂
肪族または芳香族の炭素環式基または複素環式基を表
し、あるいはX1、X2、X3、X4、X5、およびX6のう
ちの2つが一緒になって最高で40個のC原子を有する
環状の基を形成していてもよく、また、X1、X2
3、X4、X5、およびX6は、重合性基を含んでいても
よく、ただし、X1≠X2≠X3かつX4≠X5≠X6であ
り、化合物は、少なくとも1種の光異性化可能な基およ
び少なくとも1種のメソゲン基、または光異性化可能か
つメソゲンである少なくとも1つの基を含む。]X1
2、X3、X4、X5、およびX6は、好ましくは、 a)H;または1個または複数のCH2基が、−O−、
−S−、−CO−、−NR0−、−CH=CH−、−C
≡C−で、Oおよび/またはS原子が互いに直接結合し
ない形で置換されていてもよく、1つまたは複数のH原
子がFまたはClで置換されていてもよい、1〜20個
のC原子を有する直鎖もしくは分岐アルキル、 b)−B−(Sp)n−G、および c)−B−(Sp)n−(M1−Z1i−(PI)k
(Z2−M2l−Rから選択され、X1、X2、X3
4、X5、およびX6のうちの2つが一緒になって、1
種または複数の基Rで任意選択で置換された、最高で4
0個のC原子を有する環状の基を形成していてもよく、
1≠X2≠X3かつX4≠X5≠X6であり、R0は、H、
または1〜4個のC原子を有するアルキルであり、G
は、縮合環を含んでもよく、そして1個または複数の基
Rで置換されていてもよい、3〜40個のC原子を有す
る脂肪族または芳香族の炭素環式基または複素環式基で
あり、Rは、H、ハロゲン、NO2、CN、SCN、S
5;または1個または複数のCH2基が、−O−、−S
−、−CO−、−NR0−、−CH=CH−、−C≡C
−で、Oおよび/またはS原子が互いに直接結合しない
形で置換されていてもよく、1つまたは複数のH原子が
F、Cl、もしくはP−(Sp)n−で置換されていて
もよい、1〜25個のC原子を有する直鎖、分枝、もし
くは環状アルキルであり、Pは、重合可能な基であり、
Spは、1〜20個のC原子を有するスペーサー基であ
り、nは、0または1であり、Bは、−O−、−S−、
−NR0−、−O−CO−、−NR0−CO−、−O−C
OO−、−OCH2−、−S−CO−、−S−COO
−、または単結合であり、PIは、メソゲンでもよい光
異性化可能な基であり、M1およびM2は、互いに独立
に、メソゲン基であり、i、k、およびlは、互いに独
立に、0または1であり、Z1およびZ2は、互いに独立
に、−O−、−S−、−CO−、−COO−、−OCO
−、−CO−NR0−、−NR0−CO−、−CH2CH2
−、−CF2CF2−、−CH2CF2−、−OCH2−、
−CH2O−、−SCH2−、−CH2S−、−CF2
−、−OCF2−、−CH=CH−、−CF=CF−、
−CH=CF−、−(CH24−、−CH=CH−CO
O−、−OCO−CH=CH−、−C≡C−、または単
結合であり、X1、X2、X3、X4、X5、およびX6のう
ちの少なくとも1つが−B−Sp−(M1−Z1i
(PI)k−(Z2−M21−Gであり、これらの基の少
なくとも1つにおけるkが1である。
【0049】メソゲン基M1およびM2は、次式IIであ
ることが好ましい。
【0050】−(A1−Z)m−A2− II [式中、A1およびA2は、互いに独立に、 A)1個または複数のCH基がNで置換されていてもよ
い1,4−フェニレン、 B)1個または2個の隣接していないCH2基がOおよ
び/またはSで置換されていてもよい1,4−シクロヘ
キシレン、 C)1,3−ジオキソラン−4,5−ジイル、1,4−
シクロヘキセニレン、ピペリジン−1,4−ジイル、
1,4−ビシクロ−(2,2,2)−オクチレン、ナフ
タレン−2,6−ジイル、デカヒドロ−ナフタレン−
2,6−ジイル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタ
レン−2,6−ジイル、またはインダン−2,5−ジイ
ルから選択され、これらのすべての基が、非置換であ
る、またはLで一置換もしくは多数置換されていること
も可能であり、Lは、ハロゲン、CN、SCN、N
2、SF5、または1個または複数のH原子がFもしく
はClで置換されていてもよい、1〜4個のC原子を有
するアルキル、アルコキシ、アルキルカルボニル、もし
くはアルコキシカルボニル基であり、Zは、どの場合も
それぞれ独立に、式IにおけるZ1の意味の1つであ
り、mは、0、1、2、または3である。]。
【0051】光異性化可能な基PIは、次式IIIであ
るのが好ましい。
【0052】−C1−D1=D2−C2− III [式中、D1およびD2は、互いに独立に、CHもしくは
N、または炭素環式もしくは複素環式の五員環もしくは
六員環中の飽和C原子であり、C1およびC2は、互いに
独立に、縮合環を含んでいてもよい、3〜40個のC原
子を有する2価の脂肪族または芳香族の炭素環式基また
は複素環式基であり、あるいはC1またはC2は、隣接す
る基D1またはD2のそれぞれが環状基中のC原子である
場合には単結合を表していてもよい。] 好ましくは、C1およびC2は、互いに独立に、式IIで
定義したM1の意味の1つであり、特に好ましくはA2
あり;D1およびD2は、互いに独立に、CHまたはNで
あることが好ましい。
【0053】D1およびD2は、CHを表していることが
非常に好ましい。さらに好ましいのは、D1およびD2
Nを表している化合物である。
【0054】PIは、以下の式から選択されることが特
に好ましい。
【0055】
【化2】
【0056】[式中、D1およびD2は、CHまたはNで
あり、Lは、式IIの意味であり、rは、0、1、2、
3または4である。] さらに好ましいのは、PIが式IIIのものであり、C
1および/またはC2が式IIのメソゲン基M1またはM2
である、式Iの化合物である。このような化合物が追加
のメソゲン基M1またはM2を含む場合、そのメソゲン基
は、C1および/またはC2と同じでも異なっていてもよ
い。
【0057】特に好ましい式Iの化合物は、以下の式
(subformulae)のものである。
【0058】
【化3】
【0059】
【化4】
【0060】[式中、A1、A2、Z、C1、C2、D1
2、X1、X2、およびrは上述の意味の1つであり、
1およびB2は、互いに独立に、上述のBの意味の1つ
であり、R1、R2、R3、R4、R5、およびR6は、互い
に独立に、上述のRの意味の1つであり、X9は、1個
または複数のCH2基が、−O−、−S−、−CO−、
−NR0−、−CH=CH−、−C≡C−で、Oおよび
/またはS原子が互いに直接結合しない形で置換されて
いてもよく、1つまたは複数のH原子がFまたはClで
置換されていてもよい、1〜25個のC原子を有する直
鎖または分岐アルキルであるか、あるいはシクロアルキ
ル、フェニル、ベンジル、または式Iで定義したような
基RもしくはLの1つまたは複数でまたはP−(Sp)
nで置換されていてもよい、最高で25個のC原子を有
する縮合した炭素環式もしくは複素環式の、脂肪族基も
しくは芳香族基を表し、aは、0、1、2または3であ
り、bは、1または2であり、pは、0、1、2または
3であり、そしてsは、0、1、2、3、4または5で
ある。]重合可能なキラルLC材料は、第1のキラルド
ープ剤と同じ条件下でそのキラリティが変化しない第2
のキラル化合物をさらに含む。第2のキラル化合物は、
異性化不能な化合物であるのが好ましい。この化合物
は、重合可能でもそうでなくてもよく、メソゲン性でも
液晶性でもよい。
【0061】本発明で異性化不能なキラル化合物として
使用するのに特に好ましいのは、メソゲン基が結合した
キラルなソルビトール基を含む化合物、具体的には、W
O98/00428号で開示されている化合物である。
さらに適切なキラル化合物は、たとえば、市販のS10
11、R811、またはCB15(発売元:Merck
KGaA、ドイツ、Darmstadt)である。
【0062】非常に好ましいのは、図示しない(R、
S)、(S、R)、(R、R)、(S、S)鏡像異性体
を含めて、以下の式
【0063】
【化5】
【0064】から選択された化合物であって、式中、E
およびFは、それぞれ独立に、L1で任意にモノ、ジま
たはトリ置換されていてもよい1,4−フェニレン、ま
たは1,4−シクロヘキシレンであり、L1はH、F、
Cl、CNまたは炭素数1〜7のハロゲン化されていて
もよいアルキル、アルコキシ、アルキルカルボニル、ア
ルコキシカルボニルまたはアルコキシカルボニルオキシ
基であり、vは0または1であり、Z0は、−COO
−、−OCO−、−CH2CH2−、または単結合であ
り、R7は、炭素数1〜12個のアルキル、アルコキ
シ、カルボニル、カルボニルオキシである。
【0065】式IV−1の化合物は、WO98/004
28号に記載されており、式IV−2の化合物は、英国
特許第2,328,207号に記載されている。これら
の開示全体を参照により本出願に組み込む。
【0066】特に適切な、重合可能な異性化不能キラル
化合物は、以下のリストから選ぶことができる。
【0067】重合可能なLC材料は、これらのキラル化
合物に加えて、少なくとも1種の重合可能な官能基を有
する少なくとも1種のアキラルな重合可能メソゲン化合
物を含むことが好ましい。
【0068】好ましい実施形態では、重合可能なLC材
料は、2個以上の重合可能な官能基を有する少なくとも
1種のキラルまたはアキラルな重合可能メソゲン化合物
(二反応性(direactive)もしくは多反応性
(multireactive)または二官能性もしく
は多官能性の化合物)を含む。このような混合物を重合
させると、自立性であり、高い機械安定性および熱安定
性を示し、その物理特性および光学特性の温度依存性が
低い、三次元の重合体網目構造が形成される。多官能性
のメソゲン化合物または非メソゲン化合物の濃度を変化
させることにより、重合体フィルムの架橋密度を、した
がってその物理特性および化学特性、特に、光学特性の
温度依存性、熱安定性、機械安定性、および耐溶剤性を
容易に調整することができる。
【0069】重合可能な、キラルまたはアキラルな一反
応性(monoreactive)、二反応性、または
多反応性メソゲン化合物は、それ自体が知られている方
法によって調製することができ、その方法はたとえば、
Houben−Weyl著、「Methoden de
r organischen Chemie」、Thi
eme−Verlag、Stuttgartなど、有機
化学の標準の著作に記載されている。典型的な例が、た
とえば、WO93/22397号、欧州特許0261
712号、ドイツ特許第19504224号、ドイツ特
許第4408171号、およびドイツ特許第44053
16号に記載されている。これらの開示全体を参照によ
り本出願に組み込む。しかし、これらの文書に記載され
ている化合物は、例とみなすべきものにすぎず、本発明
の範囲を限定するものではない。
【0070】特に有用な、キラルな一反応性の重合性メ
ソゲン化合物およびアキラルな一反応性の重合性メソゲ
ン化合物を表す例を、以下の化合物リストに示す。しか
しこれは、実例として挙げるべきものにすぎず、本発明
を説明するものであって限定するものではない。
【0071】
【化6】
【0072】
【化7】
【0073】有用な、二反応性の、キラルな重合性メソ
ゲン化合物およびアキラルな重合性メソゲン化合物の例
を、以下の化合物リストに示す。しかしこれは、実例と
して挙げるべきものにすぎず、本発明を説明するもので
あって限定するものではない。
【0074】
【化8】
【0075】上記の式、Va〜Vp、VIa〜VIe
で、Pは、重合可能な基、好ましくは、アクリル、メタ
クリル、ビニル、ビニルオキシ、プロペニルエーテル、
エポキシ、またはスチリル基であり、xおよびyは、そ
れぞれ独立に、1〜12であり、Aは、任意にL1で一
置換、二置換、もしくは三置換されていてもよい1,4
−フェニレン、または1,4−シクロヘキシレンであ
り、vは0または1であり、Z0は、−COO−、−O
CO−、−CH2CH2−、または単結合であり、Yは極
性基であり、Terは、たとえば、メンチルのようなテ
ルペノイドラジカルであり、Cholは、コレステリル
基であり、R7は、非極性のアルキルまたはアルコキシ
基であり、L1およびL2は、それぞれ独立に、H、F、
Cl、CN、または任意にハロゲン化されていてもよい
炭素数1〜7のアルキル、アルコキシ、アルキルカルボ
ニル、アルコキシカルボニル、もしくはアルコキシカル
ボニルオキシ基である。
【0076】ここで、用語「極性基」は、F、Cl、C
N、NO2、OH、OCH3、OCN、SCN、フッ素化
されていてもよい炭素数4個までカルボニルもしくはカ
ルボキシル基、またはモノ−、オリゴ−またはポリ−フ
ッ素化されていてもよい炭素数1〜4個のアルキルもし
くはアルコキシ基から選択された基を意味する。用語
「非極性基」は、1個または複数、好ましくは1〜12
個の炭素原子を有するアルキル基、または2個以上、好
ましくは2〜12個の炭素原子を有するアルコキシ基を
意味する。
【0077】重合可能なキラルLC材料の重合は、その
材料が熱放射または化学線に曝されることにより起こ
る。化学線は、UV光線、IR光線、可視光線のような
光線の照射、X線もしくはγ線の照射、またはイオンや
電子などの高エネルギー粒子の照射を意味する。重合
は、光照射、特にUV照射によって実施するのが好まし
い。化学線照射源として、たとえば、単一のUVランプ
または1組のUVランプを使用することができる。ラン
プの出力を強くして使用すると、硬化時間を縮小するこ
とができる。考えられる別の光照射源は、たとえば、U
Vレーザ、IRレーザ、または可視レーザのようなレー
ザである。重合に使用する光照射源は、重合可能なLC
材料のキラリティを変化させるために使用したのと同じ
波長のもの、特に同じ波長および強度のものであること
が好ましい。
【0078】重合は、化学線の波長で吸収を行う開始剤
の存在下で実施する。たとえば、UV光線で重合させる
場合、UV照射を受けると分解して、重合反応を開始さ
せる遊離基またはイオンを生じる光開始剤を使用するこ
とができる。アクリレート基またはメタクリレート基を
有する重合可能なメソゲンを硬化させる場合、ラジカル
光開始剤を使用することが好ましく、ビニル基およびエ
ポキシド基を有する重合可能なメソゲンを硬化させる場
合、カチオン光開始剤を使用することが好ましい。加熱
されると分解して、重合を開始させる遊離基またはイオ
ンを生じる重合開始剤を使用することも可能である。ラ
ジカル重合用の光開始剤として、たとえば、市販のイル
ガキュア(登録商標)651、イルガキュア(登録商
標)184、ダロキュア(登録商標)1173、または
ダロキュア(登録商標)4205(発売元:すべてCi
ba Geigy AG)を使用することができ、カチ
オン光重合の場合には、市販のUVI6974(Uni
on Carbide)を使用することができる。重合
可能なLC材料は、重合開始剤を、好ましくは0.01
〜10%、非常に好ましくは0.05〜5%、特に0.
1〜3%含む。UV光開始剤、特にラジカル系UV光開
始剤が好ましい。上述のように、光開始剤は、キラル材
料が酸素の存在下で重合しないまたはよく重合しないも
のを選択することもできる。たとえば、空気中での重合
が必要とされる場合は、イルガキュア(登録商標)90
7を使用することが好ましいが、空気中でよく重合しな
い材料にはイルガキュア(登録商標)369を使用す
る。
【0079】硬化時間はとりわけ、重合可能なメソゲン
材料の反応性、被覆された層の厚さ、重合開始剤のタイ
プ、およびUVランプの出力に依存する。本発明による
硬化時間は、好ましくは10分以下、特に好ましくは5
分以下、さらに特に好ましくは2分未満の長さである。
大量生産では、3分以下、非常に好ましくは1分以下、
特に30秒以下の硬化時間が好ましい。
【0080】本発明の重合可能な液晶混合物は、追加と
して、たとえば、触媒、増感剤、安定剤、連鎖移動剤、
抑制剤、共反応性モノマー(co−reacting
monomers)、界面活性化合物、潤滑剤、湿潤
剤、分散剤、疎水化剤、接着剤、流動性向上剤、消泡
剤、脱気剤、希釈剤、反応性希釈剤、補助剤、着色剤、
染料、または顔料など、1種または複数の他の適切な化
合物を含んでもよい。
【0081】重合体の架橋を増強させるために、二官能
性または多官能性の重合可能メソゲン化合物の代わり
に、またはそれに加えて、最高で20%の、2個以上の
重合可能な官能基を有する非メソゲン化合物を重合可能
なLC材料に加えて、重合体の架橋を増強させることも
可能である。二官能性の非メソゲン単量体の典型例は、
1〜20個のC原子のアルキル基を有するジアクリル酸
アルキルまたはジメタクリル酸アルキルである。2個を
超える重合可能な基を有する非メソゲン単量体の典型例
は、トリメチルプロパントリメタクリラートまたはペン
タエリトリトールテトラアクリラートである。
【0082】別の好ましい実施形態では、重合可能材料
の混合物は、70%までの、好ましくは3〜50%の、
1個の重合可能な官能基を有する非メソゲン化合物を含
む。一官能性の非メソゲン単量体の典型例は、アクリル
酸アルキルまたはメタクリル酸アルキルである。
【0083】この異方性重合体フィルムは、基板があっ
てもなくても使用することができる。基板として、たと
えば、ガラス基板、水晶基板、プラスチックフィルム、
プラスチックシート、または金属面のような、あらゆる
タイプの材料が使用できる。この異方性重合体フィルム
は、反射色の視認性を向上させるために、暗色または黒
色の基板に張り付けることが好ましい。
【0084】この異方性重合体フィルムは、所望の基板
上に直接設けることができ、あるいは、補助基板上に設
け、重合後にこれを取り外し、次いで所望の基板上に積
層することもできる。
【0085】この異方性重合体フィルムは、たとえば、
金属層、金属被覆した層、エンボスフィルム、ホログラ
ム箔、キネグラム箔、ホットスタンプ箔、真珠光沢顔
料、または干渉顔料のような、追加のセキュリティまた
は装飾の特徴を備えていてもよい、反射する表面または
基板に張り付けてもよく、透明な結合剤中に金属顔料、
金属被覆顔料、真珠光沢顔料、または干渉顔料を含む層
に張り付けてもよい。しかし、暗色の基板が好ましい。
【0086】この異方性重合体フィルムはまた、光学位
相シフト層または遅延層に積層して、フィルムで反射さ
れた光の位相シフトを引き起こすこともできる。たとえ
ば、フィルムを透過した波長のおよそ0.25倍の正味
の遅延を示す4分の1波長フィルムまたはホイル(QW
F)のようなものに積層することができる。QWFを利
用する場合、フィルムに反射された円偏光が直線偏光に
変換され、特定の適用分野により適したものにすること
ができる。この実施形態は、異なるねじれ方向を有する
領域が、互いに直交する方向に直線偏光し、それでも直
線偏光子を通して見たときに隠れたイメージをもたらす
特徴も有する。
【0087】遅延層として、たとえば、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)、ポリビニルアルコール(PV
A)、ポリカーボネート(PC)、ジアセチルセルロー
ス(DAC)、またはトリアセチルセルロース(TA
C)のような一軸または二軸延伸または圧縮した等方性
重合体フィルムを使用することが可能である。
【0088】ガラス化LC材料、重合LC材料、または
架橋LC材料を含む位相シフト層または位相遅延フィル
ムを使用することも可能である。たとえば、位相シフト
フィルムは、たとえばWO98/04651号に記載さ
れているように、平面配向の、すなわちそのメソゲン基
が層の平面に平行に配向された重合LC材料を含んで
も、たとえばWO98/12584号に記載されている
ように、傾斜配向の、すなわちそのメソゲン基が層の平
面に斜角で配向された重合LC材料を含んでもよい。両
方の文書の開示全体を、参照により本出願に組み込む。
遅延層は、光透過性結合剤中に分散した光遅延材料の小
板形微片を含んでもよい。
【0089】望むなら、本発明による異方性重合体フィ
ルムは、キラル液晶層の上層に円偏光子を含んでもよ
い。そうすると、ねじれ方向が異なり、反射色が同じで
ある異なる区域の隠れたパターンが、離れた偏光子を使
用せずに直接目に見える。
【0090】本発明による異方性重合体フィルムは、セ
キュリティマークおよびセキュリティ糸を調製するため
のホットスタンプ箔またはホログラム箔としての使用に
特に適している。ホログラム層の調製方法は、たとえ
ば、米国特許第4,588,664号に記載されてお
り、この開示全体を参照により本出願に組み込む。液晶
材料を含むホットスタンプ箔およびその調製方法は、未
公開の英国特許出願GB0029163号に記載されて
いる。
【0091】本発明による異方性重合体は、上述の特定
の製造プロセスのために、見る角度に依存的な一様な色
を呈し、さらに可視イメージもしくはパターン、および
/または任意選択で見えるようにすることができる隠れ
たイメージもしくはパターンを示す。これらは、たとえ
ば、パターン化した偏光子、偏光ビームスプリッター、
カラーフィルターのような光学素子として、あるいは装
飾またはセキュリティの用途では隠れたまたは可視のイ
メージまたはパターンとして使用することができる。
【0092】好ましい適用例は、認証し、かつ有価証券
の偽造を防止するためのセキュリティマーク、および/
または、たとえば、IDカード、クレジットカード、シ
ール、証紙、IDタグ、銀行券、免許状、株券、小切
手、チケット、関税書類、もしくは他の有価証券の隠れ
たイメージ、情報、もしくはパターンを識別するための
セキュリティマークである。本発明の異方性重合体フィ
ルムは、銀行券または有価証券の偽造防止セキュリティ
糸またはホログラムに、あるいはそれ自体として使用す
るのに特に適し、たとえば偏光を通して見たときにセキ
ュリティマークが現れ、それにより銀行券の認証が容易
になる。
【0093】さらに、異方性重合体フィルムは、消費者
製品もしくは家庭用品、ホイル類、包装材料、衣料、ま
たは織物に適用することも、プラスチックに組み込むこ
ともできる。
【0094】さらに詳述はしないが、これまでの記述を
行使する当分野の技術者には、本発明を最も完全な程度
まで活用することができると考える。したがって、以下
の実施例は、単に例示的なものにすぎず、いかなる形で
もこの開示の残りの部分を限定するものではないと解釈
すべきである。
【0095】これまでの記述および以下の実施例におい
て、別段の指示がない限り、温度はすべて補正なしで摂
氏で記載し、部および百分率はすべて重量で記載する。
【0096】
【実施例】実施例1 以下の重合可能な混合物を調製した。
【0097】 化合物(A) 3.99% 化合物(B) 6.82% 化合物(C) 1.00% 化合物(D) 0.98% 化合物(E) 3.96% TPO 1.45% トルエン 81.81%
【0098】
【化9】
【0099】化合物(A)および(B)は、英国特許第
2,280,445号に記載されている。化合物(C)
は、D.J.Broer等のMakromol.Che
m.、第190巻、3201〜3215ページ(198
9年)に記載の方法にしたがって、あるいはそれと同様
にして調製することができる。化合物(D)は、英国特
許第2,328,207号に記載されている。化合物
(E)は、van deWitte等のLiq.Cry
st.第24巻(1998年)、819〜27ページに
記載されている。TPO(2,4,6−トリメチルベン
ゾイル−ジフェニルホスフィンオキシド、商標ルシリン
(登録商標)TPO)は、市販の光開始剤(販売元:B
ASF AG)である。
【0100】溶液を金属被覆した黒いPET基板に被覆
して、厚さ24ミクロンの湿った被覆を形成した。溶媒
が蒸発しきるまで被覆を室温に放置して、厚さ4ミクロ
ンのフィルムを得た。このフィルムは、非偏光下でまた
は左回りの円偏光子を通して見ると光沢のある赤色を示
す。このフィルムを右回りの円偏光子を通して見ると、
色は見えない。
【0101】次いで、乾燥フィルムの選択した部分に、
12ミクロンの透明PETフィルムを張り付けた。PE
Tフィルムが酸素遮断材として働いて、フィルムの積層
部分での光重合を促進する。次いでそのフィルムを、水
銀灯を使用して、30mW/cm2の強度で20秒間照
射した。その時点で、積層の下ではフィルムが硬化した
が、保護されていない区域は、空気中の酸素によって重
合プロセスが妨げられるので硬化しなかった。
【0102】次いで、上述の透明PETフィルムを、予
め保護しなかった区域に張り付け、さらに上述のように
照射を行った。次いでPET層を取り外して、最終の被
覆フィルムを得た。
【0103】最終のフィルムは、一様な赤色である。右
回りの円偏光子を通して見ると、最初の照射ステップで
保護されなかった区域にだけ色が見える。左回りの円偏
光子を通して見ると、最初の照射ステップで保護された
区域にだけ色が見える。
【0104】この技術によって、コレステリック液晶フ
ィルムの単層被覆に、隠れた図案または字句を導入する
ことが可能である。
【0105】上述の実験は、本発明の代表例にすぎず、
本発明を限定するものではない。キラルドープ剤の濃度
を加減することにより、他の色も可能である。着色した
背景に着色した字句が示され、両方の色が異なる対象性
の偏光を反射する可能性もあり得る。
【0106】レーザを使用することにより、被覆した製
品に図案を導入し、次いで1枚のラミネート層をフィル
ム全体に張り付けてから照射することが可能である。
【0107】前述の実施例で使用したものに代えて、包
括的または具体的に記載した本発明の反応物および/ま
たは実施条件を使用することにより、前述の実施例を繰
り返し、同様の結果を得ることができる。
【0108】これまでの記述から、当分野の技術者は、
本発明の本質的な特質を容易に突き止めることができ、
その意図および範囲から逸脱することなく、本発明を様
々に変更および改良して、様々な用法および条件に適合
させることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 101:00 C08L 101:00 (71)出願人 591032596 Frankfurter Str. 250, D−64293 Darmstadt,Fed eral Republic of Ge rmany (72)発明者 ロバート ハモンド−スミス イギリス国 エスピー6 3エイチエー ハンプシャー ダマーハム ノース エン ド トリップス エンド (番地なし) (72)発明者 ジョン パトリック イギリス国 ビーエイチ20 4ディーエイ チ ドーセット プール ウェアハム サ ンドフォード ロード 2 (72)発明者 アリソン リンダ メイ イギリス国 ビーエイチ21 3エクスエフ ドーセット ウィムボーン コーフェ ムレン ハドリアン ウェイ 10 Fターム(参考) 2C005 HA02 HB01 HB10 HB13 HB20 JA18 JA19 JB08 JB09 JC06 KA57 2H049 BA18 BA42 BB03 BC01 BC05 BC10 BC21 4F071 AA04 AA33 AF29 AH19 BA02 BB12 BC01

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 らせん軸がフィルムの平面にほぼ垂直に
    配向された、らせんねじれ構造の重合キラル液晶材料を
    含み、他の少なくとも1つの区域と異なるらせんねじれ
    方向を有する少なくとも1つの区域を含む異方性重合体
    フィルム。
  2. 【請求項2】 ねじれ方向の異なる区域が実質的に同じ
    反射波長を有する請求項1記載の異方性重合体フィル
    ム。
  3. 【請求項3】 キラル液晶材料がコレステリック液晶材
    料である請求項1または2記載の異方性重合体フィル
    ム。
  4. 【請求項4】 キラル材料中で所定のねじれ方向のらせ
    んねじれを誘発し、異なるねじれ力を有する少なくとも
    2つの状態の間で変換可能な少なくとも1種の第1のキ
    ラル化合物であって、そのキラル化合物の変換が光照射
    で誘発できるキラル化合物と、 キラル材料中で前記第1のキラル化合物と逆のねじれ方
    向のらせんねじれを誘発し、前記第1のキラル化合物と
    同じ条件下では、異なるねじれ力を有する少なくとも2
    つの状態の間の変換ができない少なくとも1種の第2の
    キラル化合物とを含む重合可能なキラル液晶材料の層を
    設け、 前記層の選択した領域を、前記第1キラル化合物のキラ
    リティの程度を変化させる光線で照射し、 そして前記選択した領域を重合させることによって得ら
    れる請求項1から3の少なくとも一項記載の異方性重合
    体フィルム。
  5. 【請求項5】 前記第1のキラル化合物が光異性化可能
    なキラル化合物であり、前記第2のキラル化合物が異性
    化不能なキラル化合物である請求項4記載の異方性重合
    体フィルム。
  6. 【請求項6】 キラル液晶材料の重合を前記第1のキラ
    ル化合物のねじれ力を変化させる光照射により開始する
    請求項4または5記載の異方性重合体フィルム。
  7. 【請求項7】 キラル液晶材料を熱重合によって重合さ
    せる請求項4または5記載の異方性重合体フィルム。
  8. 【請求項8】 重合可能なキラル液晶材料の重合は、酸
    素の存在下では、が妨げられるものであって、重合可能
    な材料の選択した領域が酸素の存在下にて第1のキラル
    化合物のキラリティを変化させる光線で照射され、その
    後、選択した領域または材料の全体が酸素不在下で重合
    させられる請求項4から7の少なくとも一項記載の異方
    性重合体フィルム。
  9. 【請求項9】 重合可能な材料の選択した領域の照射が
    フォトマスクを介して行われる請求項8記載の異方性重
    合体フィルム。
  10. 【請求項10】 重合可能な材料の選択した領域の照射
    が精密に焦点を合わせた放射源によって行われる請求項
    8記載の異方性重合体フィルム。
  11. 【請求項11】 酸素の存在下で実施する以下のステッ
    プ、すなわち、 A)酸素の存在下で重合せず、請求項4で定義した第1
    および第2のキラル化合物を含む光重合可能なキラル液
    晶材料の層を設けるステップと、 B)1)前記層の選択した区域を、酸素遮断性であって
    かつ光照射に対して透過性の基板で覆い、第1キラル化
    合物のねじれ力を変化させる光によりその層を照射し、
    キラルな重合可能材料の重合を開始するステップと、 2)前のステップで基板で覆わなかった層の少なくとも
    1つの区域で、ステップB1の手順を1または複数回繰
    り返すステップとを含む工程で得られる請求項4から8
    の少なくとも一項記載の異方性重合体フィルム。
  12. 【請求項12】 らせん状にねじれた構造を有し、他の
    少なくとも1つの区域と異なるらせんねじれ方向を有す
    る少なくとも1つの区域を含む異方性重合体フィルムの
    製造方法であって、 キラル材料中で所定のねじれ方向のらせんねじれを誘発
    し、異なるねじれ力を有する少なくとも2つの状態の間
    で変換可能な少なくとも1種の第1のキラル化合物であ
    って、そのキラル化合物の変換が光照射で誘発できるキ
    ラル化合物と、キラル材料中で前記第1のキラル化合物
    と逆のねじれ方向のらせんねじれを誘発し、前記第1の
    キラル化合物と同じ条件下では、異なるねじれ力を有す
    る少なくとも2つの状態の間の変換ができない少なくと
    も1種の第2のキラル化合物とを含む重合可能なキラル
    液晶材料の層を設ける工程と、 前記層の選択した領域を、前記第1キラル化合物のキラ
    リティの程度を変化させる光線で照射する工程と、 前記選択した領域を重合させる工程とを有する異方性重
    合体フィルムの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記第1のキラル化合物が光異性化可
    能なキラル化合物であり、前記第2のキラル化合物が異
    性化不能なキラル化合物である請求項12記載の製造方
    法。
  14. 【請求項14】 キラル液晶材料の重合を前記第1のキ
    ラル化合物のねじれ力を変化させる光照射により開始す
    る請求項12または13記載の製造方法。
  15. 【請求項15】 キラル液晶材料を熱重合によって重合
    させる請求項12または13記載の製造方法。
  16. 【請求項16】 重合可能なキラル液晶材料は、重合が
    酸素の存在下では、が妨げられるものであって、 重合可能な材料の選択した領域に、酸素の存在下にて第
    1のキラル化合物のキラリティを変化させる光線で照射
    し、 その後、選択した領域または材料の全体を酸素不在下で
    重合させる請求項12〜15の少なくとも一項記載の製
    造方法。
  17. 【請求項17】 重合可能な材料の選択した領域の照射
    を、フォトマスクを介して行う請求項16記載の製造方
    法。
  18. 【請求項18】 重合可能な材料の選択した領域の照射
    を、精密に焦点を合わせた放射源によって行う請求項1
    6記載の製造方法。
  19. 【請求項19】 酸素の存在下で、 A)酸素の存在下で重合せず、請求項4で定義した第1
    および第2のキラル化合物を含む光重合可能なキラル液
    晶材料の層を設けるステップと、 B)1)前記層の選択した区域を、酸素遮断性であって
    かつ光照射に対して透過性の基板で覆い、第1キラル化
    合物のねじれ力を変化させる光線によりその層を照射
    し、キラルな重合可能材料の重合を開始するステップ
    と、 2)前のステップで基板で覆わなかった層の少なくとも
    1つの区域で、ステップB1の手順を1または複数回繰
    り返すステップとを有する請求項12〜16のいずれか
    一項記載の製造方法。
  20. 【請求項20】 光学素子、装飾、またはセキュリティ
    の適用分野における、請求項1から11の少なくとも一
    項記載の異方性重合体フィルムの使用。
  21. 【請求項21】 請求項1から11の少なくとも一項記
    載の異方性重合体フィルムを含むセキュリティ、認証、
    または識別用のマークまたはデバイス。
  22. 【請求項22】 請求項21記載のセキュリティ、認
    証、または識別用のマークまたはデバイスを備える有価
    証券。
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