JP2003191862A - 車体前部構造 - Google Patents
車体前部構造Info
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- JP2003191862A JP2003191862A JP2002122800A JP2002122800A JP2003191862A JP 2003191862 A JP2003191862 A JP 2003191862A JP 2002122800 A JP2002122800 A JP 2002122800A JP 2002122800 A JP2002122800 A JP 2002122800A JP 2003191862 A JP2003191862 A JP 2003191862A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダッシュクロスメンバとの接合部の後端部に
おけるフロントサイドメンバ自体の衝突荷重に対する曲
げ耐力を向上する。 【解決手段】 ダッシュクロスメンバ18の車幅方向両
端部18Aがフロントサイドメンバ10の傾斜部14に
おける車両後側面14Aに連結されており、ダッシュク
ロスメンバ18の車幅方向両端部18Aの車両後方側
を、フロントサイドメンバ10において車両上方に突出
形成された断面拡大部36によって支持している。この
結果、フロントサイドメンバ10におけるダッシュクロ
スメンバ18との接合部の後端部において、断面高さH
が、従来技術のように急激に小さくならない。
おけるフロントサイドメンバ自体の衝突荷重に対する曲
げ耐力を向上する。 【解決手段】 ダッシュクロスメンバ18の車幅方向両
端部18Aがフロントサイドメンバ10の傾斜部14に
おける車両後側面14Aに連結されており、ダッシュク
ロスメンバ18の車幅方向両端部18Aの車両後方側
を、フロントサイドメンバ10において車両上方に突出
形成された断面拡大部36によって支持している。この
結果、フロントサイドメンバ10におけるダッシュクロ
スメンバ18との接合部の後端部において、断面高さH
が、従来技術のように急激に小さくならない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体前部構造に係
り、特に、フロントサイドメンバとダッシュクロスメン
バとを備えた自動車等の車両の車体前部構造に関する。
り、特に、フロントサイドメンバとダッシュクロスメン
バとを備えた自動車等の車両の車体前部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロントサイドメンバとダッシュ
クロスメンバとを備えた自動車等の車両の車体前部構造
においては、その一例が特開平6−32247号に示さ
れている。
クロスメンバとを備えた自動車等の車両の車体前部構造
においては、その一例が特開平6−32247号に示さ
れている。
【0003】図8に示される如く、この車体前部構造で
は、左右のフロントサイドメンバ100と、ダッシュロ
アクロスメンバ102と、左右のロッカ104(サイド
シルともいう)と、リヤフロアクロスメンバ106と、
左右リヤサイドメンバ108と、リヤクロスメンバ11
0とを備えており、フロントサイドメンバ100の後方
にダッシュロアクロスメンバ102とリヤフロアクロス
メンバ106とを連結する左右のエクステンションメン
バ112を設け、車幅方向略中央位置にダッシュロアク
ロスメンバ102とリヤフロアクロスメンバ106とを
連結するトンネルメンバ114を設け、リヤフロアクロ
スメンバ106とリヤクロスメンバ110間に複数のバ
ッテリメンバ116からなるバッテリ取付フレーム11
8を設けている。
は、左右のフロントサイドメンバ100と、ダッシュロ
アクロスメンバ102と、左右のロッカ104(サイド
シルともいう)と、リヤフロアクロスメンバ106と、
左右リヤサイドメンバ108と、リヤクロスメンバ11
0とを備えており、フロントサイドメンバ100の後方
にダッシュロアクロスメンバ102とリヤフロアクロス
メンバ106とを連結する左右のエクステンションメン
バ112を設け、車幅方向略中央位置にダッシュロアク
ロスメンバ102とリヤフロアクロスメンバ106とを
連結するトンネルメンバ114を設け、リヤフロアクロ
スメンバ106とリヤクロスメンバ110間に複数のバ
ッテリメンバ116からなるバッテリ取付フレーム11
8を設けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
体前部構造においては、図9に示される如く、フロント
サイドメンバ100における、ダッシュロアクロスメン
バ102との接合部100A及びその後方の断面高さH
1が、フロントサイドメンバ100の前部100Bにお
ける断面高さHの3分の1程度になっており、ダッシュ
ロアクロスメンバ102の断面高さH2が、フロントサ
イドメンバ100の前部100Bにおける断面高さHの
3分の2程度になっている。この結果、フロントサイド
メンバ100とダッシュロアクロスメンバ102との接
合部100Aの後端部100Bにおいて、断面高さが急
激に小さくなっている。このため、ダッシュロアクロス
メンバ102との接合部100Aの後端部100Bにお
けるフロントサイドメンバ100自体の衝突荷重に対す
る曲げ耐力が低下している。
体前部構造においては、図9に示される如く、フロント
サイドメンバ100における、ダッシュロアクロスメン
バ102との接合部100A及びその後方の断面高さH
1が、フロントサイドメンバ100の前部100Bにお
ける断面高さHの3分の1程度になっており、ダッシュ
ロアクロスメンバ102の断面高さH2が、フロントサ
イドメンバ100の前部100Bにおける断面高さHの
3分の2程度になっている。この結果、フロントサイド
メンバ100とダッシュロアクロスメンバ102との接
合部100Aの後端部100Bにおいて、断面高さが急
激に小さくなっている。このため、ダッシュロアクロス
メンバ102との接合部100Aの後端部100Bにお
けるフロントサイドメンバ100自体の衝突荷重に対す
る曲げ耐力が低下している。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、ダッシュクロ
スメンバとの接合部の後端部におけるフロントサイドメ
ンバ自体の衝突荷重に対する曲げ耐力を向上できる車体
前部構造を得ることが目的である。
スメンバとの接合部の後端部におけるフロントサイドメ
ンバ自体の衝突荷重に対する曲げ耐力を向上できる車体
前部構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
おける車体前部構造は、車両前部の車幅方向両端下部近
傍に車両前後方向に沿って左右一対配置されたフロント
サイドメンバと、該フロントサイドメンバにおけるトー
ボード部に対応する部位に形成された傾斜部と、車幅方
向両端部が前記フロントサイドメンバの傾斜部における
車両後側面に連結されたダッシュクロスメンバと、前記
フロントサイドメンバにおいて車両上方に突出形成さ
れ、前記ダッシュクロスメンバの車両後方側を支持する
断面拡大部と、を有することを特徴とする。
おける車体前部構造は、車両前部の車幅方向両端下部近
傍に車両前後方向に沿って左右一対配置されたフロント
サイドメンバと、該フロントサイドメンバにおけるトー
ボード部に対応する部位に形成された傾斜部と、車幅方
向両端部が前記フロントサイドメンバの傾斜部における
車両後側面に連結されたダッシュクロスメンバと、前記
フロントサイドメンバにおいて車両上方に突出形成さ
れ、前記ダッシュクロスメンバの車両後方側を支持する
断面拡大部と、を有することを特徴とする。
【0007】従って、ダッシュクロスメンバの車幅方向
両端部がフロントサイドメンバの傾斜部における車両後
側面に連結されており、ダッシュクロスメンバの車幅方
向両端部の車両後方側を、フロントサイドメンバにおい
て車両上方に突出形成された断面拡大部によって支持し
ている。この結果、フロントサイドメンバにおけるダッ
シュクロスメンバとの接合部の後端部において、従来技
術のように断面高さが急激に小さくな部位がなくなる。
このため、ダッシュクロスメンバとの接合部の後端部に
おけるフロントサイドメンバ自体の衝突荷重に対する曲
げ耐力を向上できる。また、衝突時にダッシュクロスメ
ンバの車幅方向両端部がフロントサイドメンバから後方
へ引き離されるのを断面拡大部によって防止できる。
両端部がフロントサイドメンバの傾斜部における車両後
側面に連結されており、ダッシュクロスメンバの車幅方
向両端部の車両後方側を、フロントサイドメンバにおい
て車両上方に突出形成された断面拡大部によって支持し
ている。この結果、フロントサイドメンバにおけるダッ
シュクロスメンバとの接合部の後端部において、従来技
術のように断面高さが急激に小さくな部位がなくなる。
このため、ダッシュクロスメンバとの接合部の後端部に
おけるフロントサイドメンバ自体の衝突荷重に対する曲
げ耐力を向上できる。また、衝突時にダッシュクロスメ
ンバの車幅方向両端部がフロントサイドメンバから後方
へ引き離されるのを断面拡大部によって防止できる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の車体前部構造において、前記ダッシュクロスメンバ
は、車幅方向に沿った直線形状であることを特徴とす
る。
の車体前部構造において、前記ダッシュクロスメンバ
は、車幅方向に沿った直線形状であることを特徴とす
る。
【0009】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
ダッシュクロスメンバを車幅方向に沿った直線形状とす
ることで、フロントサイドメンバからダッシュクロスメ
ンバに入力する衝突荷重によって、ダッシュクロスメン
バが車幅方向に移動することが無く、フロントサイドメ
ンバからダッシュクロスメンバに入力する衝突荷重をダ
ッシュクロスメンバの曲げ耐力で確実に受けることがで
きる。
ダッシュクロスメンバを車幅方向に沿った直線形状とす
ることで、フロントサイドメンバからダッシュクロスメ
ンバに入力する衝突荷重によって、ダッシュクロスメン
バが車幅方向に移動することが無く、フロントサイドメ
ンバからダッシュクロスメンバに入力する衝突荷重をダ
ッシュクロスメンバの曲げ耐力で確実に受けることがで
きる。
【0010】請求項3記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の車体前部構造において、前記ダッシュク
ロスメンバの後方に車幅方向に沿って配置されたフロア
クロスメンバと、側面視において水平に配設され、車幅
方向中央部において前記ダッシュクロスメンバと前記フ
ロアクロスメンバとを連結するトンネルメンバと、を有
することを特徴とする。
何れかに記載の車体前部構造において、前記ダッシュク
ロスメンバの後方に車幅方向に沿って配置されたフロア
クロスメンバと、側面視において水平に配設され、車幅
方向中央部において前記ダッシュクロスメンバと前記フ
ロアクロスメンバとを連結するトンネルメンバと、を有
することを特徴とする。
【0011】従って、請求項1、2の何れかに記載の内
容に加えて、車幅方向中央部においてダッシュクロスメ
ンバとフロアクロスメンバとを連結するトンネルメンバ
が側面視において水平に配設されている。この結果、ダ
ッシュクロスメンバからトンネルメンバに入力した衝撃
荷重によって、トンネルメンバに上下方向の曲げモーメ
ントが発生するのを抑制できる。このため、ダッシュク
ロスメンバからトンネルメンバに入力した衝撃荷重をフ
ロアクロスメンバに効果的に伝達できる。
容に加えて、車幅方向中央部においてダッシュクロスメ
ンバとフロアクロスメンバとを連結するトンネルメンバ
が側面視において水平に配設されている。この結果、ダ
ッシュクロスメンバからトンネルメンバに入力した衝撃
荷重によって、トンネルメンバに上下方向の曲げモーメ
ントが発生するのを抑制できる。このため、ダッシュク
ロスメンバからトンネルメンバに入力した衝撃荷重をフ
ロアクロスメンバに効果的に伝達できる。
【0012】請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3
の何れかに記載の車体前部構造において、前記ダッシュ
クロスメンバは複数の閉断面部を有する押出し材であ
り、ステアリングシャフトを挿通させる貫通孔を有し、
該貫通孔の上方に前記複数の閉断面部の少なくとも一つ
が残っていることを特徴とする。
の何れかに記載の車体前部構造において、前記ダッシュ
クロスメンバは複数の閉断面部を有する押出し材であ
り、ステアリングシャフトを挿通させる貫通孔を有し、
該貫通孔の上方に前記複数の閉断面部の少なくとも一つ
が残っていることを特徴とする。
【0013】従って、請求項1乃至3の何れかに記載の
内容に加えて、ダッシュクロスメンバを複数の閉断面部
を有する押出し材としたため、ステアリングシャフトを
挿通させる貫通孔を形成したことによるダッシュ部の剛
性低下を防止できる。また、貫通孔の上方に少なくとも
一つの閉断面部が残っているため、貫通孔の上方の剛性
低下を防止でき、衝突時にダッシュ部が車両前方から押
圧された場合のダッシュ部の変形量を低減できる。
内容に加えて、ダッシュクロスメンバを複数の閉断面部
を有する押出し材としたため、ステアリングシャフトを
挿通させる貫通孔を形成したことによるダッシュ部の剛
性低下を防止できる。また、貫通孔の上方に少なくとも
一つの閉断面部が残っているため、貫通孔の上方の剛性
低下を防止でき、衝突時にダッシュ部が車両前方から押
圧された場合のダッシュ部の変形量を低減できる。
【0014】請求項5記載の本発明は、車両前部の車幅
方向両端下部近傍に車両前後方向に沿って左右一対配設
されたフロントサイドメンバと、該フロントサイドメン
バにおけるトーボード部に対する部位に形成された傾斜
部と、車幅方向両端部が前記フロントサイドメンバの傾
斜部における車両後側面に連結されたダッシュクロスメ
ンバと、前部が、平面視において、前記フロントサイド
メンバの傾斜部と、前記ダッシュクロスメンバの車幅方
向両端部と、に重なり合うアンダリインフォースメント
と、を有することを特徴とする。
方向両端下部近傍に車両前後方向に沿って左右一対配設
されたフロントサイドメンバと、該フロントサイドメン
バにおけるトーボード部に対する部位に形成された傾斜
部と、車幅方向両端部が前記フロントサイドメンバの傾
斜部における車両後側面に連結されたダッシュクロスメ
ンバと、前部が、平面視において、前記フロントサイド
メンバの傾斜部と、前記ダッシュクロスメンバの車幅方
向両端部と、に重なり合うアンダリインフォースメント
と、を有することを特徴とする。
【0015】従って、ダッシュクロスメンバの車幅方向
両端部がフロントサイドメンバの傾斜部における車両後
側面に連結されており、アンダリインフォースメントの
前部が、平面視において、フロントサイドメンバのトー
ボード部と、ダッシュクロスメンバの車幅方向両端部
と、に重なり合っている。この結果、フロントサイドメ
ンバの傾斜部(キック部)にかかる荷重をダッシュクロ
スメンバに分散させることができる。即ち、フロントサ
イドメンバのキック部の耐力を、フロントサイドメンバ
の耐力と、アンダリインフォースメントの上下曲げ耐力
と、ダッシュクロスメンバの前後曲げ耐力とに分散する
ことができる。このため、フロントサイドメンバのキッ
ク部自体の分担耐力を減らすことができ、ダッシュクロ
スメンバとの接合部の後端部におけるフロントサイドメ
ンバ自体の衝突荷重に対する曲げ耐力を向上できる。
両端部がフロントサイドメンバの傾斜部における車両後
側面に連結されており、アンダリインフォースメントの
前部が、平面視において、フロントサイドメンバのトー
ボード部と、ダッシュクロスメンバの車幅方向両端部
と、に重なり合っている。この結果、フロントサイドメ
ンバの傾斜部(キック部)にかかる荷重をダッシュクロ
スメンバに分散させることができる。即ち、フロントサ
イドメンバのキック部の耐力を、フロントサイドメンバ
の耐力と、アンダリインフォースメントの上下曲げ耐力
と、ダッシュクロスメンバの前後曲げ耐力とに分散する
ことができる。このため、フロントサイドメンバのキッ
ク部自体の分担耐力を減らすことができ、ダッシュクロ
スメンバとの接合部の後端部におけるフロントサイドメ
ンバ自体の衝突荷重に対する曲げ耐力を向上できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明における車体前部構造の一
実施形態を図1〜図5に従って説明する。
実施形態を図1〜図5に従って説明する。
【0017】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
印UPは車両上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0018】図3に示される如く、本実施形態のフロン
トサイドメンバ10は、車両前部の車幅方向両端下部近
傍に車両前後方向に沿って左右一対(車両左側のフロン
トサイドメンバは図示省略)配設されており、アルミ等
の軽金属で構成されている。また、フロントサイドメン
バ10の前部12は、エンジンルーム内に配設されてお
り、フロントサイドメンバ10におけるトーボード部
(図5の矢印Wで示す部位)に対応する部位には、車両
前方上側から車両後方下側へ向かって傾斜した傾斜部1
4が形成されており、傾斜部14の後端からは車両後方
へ向けて延設部16が延設されている。
トサイドメンバ10は、車両前部の車幅方向両端下部近
傍に車両前後方向に沿って左右一対(車両左側のフロン
トサイドメンバは図示省略)配設されており、アルミ等
の軽金属で構成されている。また、フロントサイドメン
バ10の前部12は、エンジンルーム内に配設されてお
り、フロントサイドメンバ10におけるトーボード部
(図5の矢印Wで示す部位)に対応する部位には、車両
前方上側から車両後方下側へ向かって傾斜した傾斜部1
4が形成されており、傾斜部14の後端からは車両後方
へ向けて延設部16が延設されている。
【0019】フロントサイドメンバ10の傾斜部14に
おける車両後側面14Aには、車幅方向に沿って配設さ
れたダッシュクロスメンバ18の車幅方向両端部18A
が連結されている。また、ダッシュクロスメンバ18の
車幅方向両端部18Aは、接合プレート17によって覆
われており、この接合プレート17は、フロントサイド
メンバ10の傾斜部14における車両後側面14Aに接
合されている。
おける車両後側面14Aには、車幅方向に沿って配設さ
れたダッシュクロスメンバ18の車幅方向両端部18A
が連結されている。また、ダッシュクロスメンバ18の
車幅方向両端部18Aは、接合プレート17によって覆
われており、この接合プレート17は、フロントサイド
メンバ10の傾斜部14における車両後側面14Aに接
合されている。
【0020】図2に示される如く、ダッシュクロスメン
バ18は、平面視において車幅方向に沿った直線形状と
なっている。また、図示を省略したがダッシュクロスメ
ンバ18は、正面視においても車幅方向に沿った直線形
状となっている。
バ18は、平面視において車幅方向に沿った直線形状と
なっている。また、図示を省略したがダッシュクロスメ
ンバ18は、正面視においても車幅方向に沿った直線形
状となっている。
【0021】図1に示される如く、ダッシュクロスメン
バ18は、車両前後方向に延びる複数の水平リブ19に
よって、上下方向に分割された複数の閉断面部20、2
2、24、26、28、30、32を有する上下方向に
幅広とされたアルミ等の軽金属からなる押出し材で構成
されており、下部には車両後方に膨出した断面拡大部3
4が形成されている。また、ダッシュクロスメンバ18
における上壁、下壁及び断面拡大部34の上壁の各壁部
18Bは水平に設定されている。
バ18は、車両前後方向に延びる複数の水平リブ19に
よって、上下方向に分割された複数の閉断面部20、2
2、24、26、28、30、32を有する上下方向に
幅広とされたアルミ等の軽金属からなる押出し材で構成
されており、下部には車両後方に膨出した断面拡大部3
4が形成されている。また、ダッシュクロスメンバ18
における上壁、下壁及び断面拡大部34の上壁の各壁部
18Bは水平に設定されている。
【0022】一方、フロントサイドメンバ10の傾斜部
14には、車両上方に向かって断面拡大部36が突出形
成されており、この断面拡大部36が、ダッシュクロス
メンバ18の断面拡大部34における後壁部34Aの下
部を後方から支持している。
14には、車両上方に向かって断面拡大部36が突出形
成されており、この断面拡大部36が、ダッシュクロス
メンバ18の断面拡大部34における後壁部34Aの下
部を後方から支持している。
【0023】従って、本実施形態では、フロントサイド
メンバ10とダッシュクロスメンバ18との連結部の後
端部において、断面高さHが図9に示される従来技術の
ように急激に小さくなっておらず、この部位において、
フロントサイドメンバ10自体の衝突荷重に対する曲げ
耐力が低下しないようになっている。また、フロントサ
イドメンバ10の傾斜部14と延設部16には、後方か
らアンダリインフォースメント40の前部40Aが挿入
され接合されており、アンダリインフォースメント40
の前部40Aは、ダッシュクロスメンバ18の下方に達
している。
メンバ10とダッシュクロスメンバ18との連結部の後
端部において、断面高さHが図9に示される従来技術の
ように急激に小さくなっておらず、この部位において、
フロントサイドメンバ10自体の衝突荷重に対する曲げ
耐力が低下しないようになっている。また、フロントサ
イドメンバ10の傾斜部14と延設部16には、後方か
らアンダリインフォースメント40の前部40Aが挿入
され接合されており、アンダリインフォースメント40
の前部40Aは、ダッシュクロスメンバ18の下方に達
している。
【0024】図2に示される如く、アンダリインフォー
スメント40の前部40Aと、フロントサイドメンバ1
0の傾斜部14と、ダッシュクロスメンバ18の車幅方
向両端部18Aとは、平面視において重なり合ってい
る。
スメント40の前部40Aと、フロントサイドメンバ1
0の傾斜部14と、ダッシュクロスメンバ18の車幅方
向両端部18Aとは、平面視において重なり合ってい
る。
【0025】図3に示される如く、アンダリインフォー
スメント40はアルミ等の軽金属の押出し材で断面矩形
状に形成されており、内部には車両上下方向に延びる複
数のリブ41が車両前後方向に沿って形成されている。
スメント40はアルミ等の軽金属の押出し材で断面矩形
状に形成されており、内部には車両上下方向に延びる複
数のリブ41が車両前後方向に沿って形成されている。
【0026】図2に示される如く、ダッシュクロスメン
バ18の後方には、車幅方向に沿ってフロアクロスメン
バ(シートクロスメンバともいう)42が配設されてお
り、アンダリインフォースメント40の後端部40B
が、フロアクロスメンバ42の前壁部42Aに接合され
ている。また、車幅方向中央部におけるダッシュクロス
メンバ18とフロアクロスメンバ42との間には、車両
前後方向に直線状に延びるトンネルメンバ44が配設さ
れており、トンネルメンバ44の後端部44Aは、フロ
アクロスメンバ42の前壁部42Aに接合されている。
バ18の後方には、車幅方向に沿ってフロアクロスメン
バ(シートクロスメンバともいう)42が配設されてお
り、アンダリインフォースメント40の後端部40B
が、フロアクロスメンバ42の前壁部42Aに接合され
ている。また、車幅方向中央部におけるダッシュクロス
メンバ18とフロアクロスメンバ42との間には、車両
前後方向に直線状に延びるトンネルメンバ44が配設さ
れており、トンネルメンバ44の後端部44Aは、フロ
アクロスメンバ42の前壁部42Aに接合されている。
【0027】図3に示される如く、トンネルメンバ44
はアルミ等の軽金属の押出し材で車幅方向に長い断面矩
形状に形成されており、内部には車両上下方向に延びる
複数のリブ45が車両前後方向に沿って形成されてい
る。
はアルミ等の軽金属の押出し材で車幅方向に長い断面矩
形状に形成されており、内部には車両上下方向に延びる
複数のリブ45が車両前後方向に沿って形成されてい
る。
【0028】図1に示される如く、トンネルメンバ44
は、側面視において水平に配設されており、トンネルメ
ンバ44の前端部44Bは、ダッシュクロスメンバ18
の断面拡大部34における後壁部34Aに接合されてい
る。
は、側面視において水平に配設されており、トンネルメ
ンバ44の前端部44Bは、ダッシュクロスメンバ18
の断面拡大部34における後壁部34Aに接合されてい
る。
【0029】図3に示される如く、フロントサイドメン
バ10の延設部16は、ダイキャスト等によって、車幅
方向外側へ膨出した箱型断面構造となっており、延設部
16の車幅方向外側縁部に形成したフランジ16Aが、
車両前後方向に沿って配設されたロッカ48の車幅方向
内側壁部48Aに接合されている。なお、ロッカ48は
アルミ等の軽金属の押出し材で形成されており、内部に
は車幅方向に延びる複数のリブ50が車両前後方向に沿
って形成されている。
バ10の延設部16は、ダイキャスト等によって、車幅
方向外側へ膨出した箱型断面構造となっており、延設部
16の車幅方向外側縁部に形成したフランジ16Aが、
車両前後方向に沿って配設されたロッカ48の車幅方向
内側壁部48Aに接合されている。なお、ロッカ48は
アルミ等の軽金属の押出し材で形成されており、内部に
は車幅方向に延びる複数のリブ50が車両前後方向に沿
って形成されている。
【0030】図2に示される如く、ロッカ48の車幅方
向内側壁部48Aには、フロアクロスメンバ42の車幅
方向外側縁部に形成したフランジ42Bが接合されてお
り、フロントサイドメンバ10の前部12の前端部に
は、バンパリインフォースメント51が連結されてい
る。
向内側壁部48Aには、フロアクロスメンバ42の車幅
方向外側縁部に形成したフランジ42Bが接合されてお
り、フロントサイドメンバ10の前部12の前端部に
は、バンパリインフォースメント51が連結されてい
る。
【0031】図4に示される如く、ダッシュクロスメン
バ18には、ステアリングシャフト60が挿通する貫通
孔62が形成されており、貫通孔62の上方には複数の
閉断面部20、22、24、26、28、30、32の
うちの少なくとも一つ、本実施形態では、閉断面部20
が残っている。また、ダッシュクロスメンバ18の前壁
部18Cは側面視で直線形状、即ち、曲げの無い平面形
状となっており、ダッシュクロスメンバ18の前壁部1
8Cには、貫通孔62をシールするためのコラムホール
カバー64における一方の端部64Aが取り付けられて
いる。
バ18には、ステアリングシャフト60が挿通する貫通
孔62が形成されており、貫通孔62の上方には複数の
閉断面部20、22、24、26、28、30、32の
うちの少なくとも一つ、本実施形態では、閉断面部20
が残っている。また、ダッシュクロスメンバ18の前壁
部18Cは側面視で直線形状、即ち、曲げの無い平面形
状となっており、ダッシュクロスメンバ18の前壁部1
8Cには、貫通孔62をシールするためのコラムホール
カバー64における一方の端部64Aが取り付けられて
いる。
【0032】ダッシュクロスメンバ18の上端前縁部に
は、上方に延設された上フランジ18Dと前方に延設さ
れた前フランジ18Eとが形成されており、これらのフ
ランジ18D、18Eが、ダッシュパネル66の下部6
6Aに接合されている。一方、ダッシュクロスメンバ1
8の下端後縁部には、斜め後側下方に延設されたフラン
ジ18Fが形成されており、このフランジ18Fが、フ
ロントサイドメンバ10と接合プレート17との間及び
フロアパネル21に接合されている。
は、上方に延設された上フランジ18Dと前方に延設さ
れた前フランジ18Eとが形成されており、これらのフ
ランジ18D、18Eが、ダッシュパネル66の下部6
6Aに接合されている。一方、ダッシュクロスメンバ1
8の下端後縁部には、斜め後側下方に延設されたフラン
ジ18Fが形成されており、このフランジ18Fが、フ
ロントサイドメンバ10と接合プレート17との間及び
フロアパネル21に接合されている。
【0033】図3に示される如く、貫通孔62の上方近
傍となるダッシュパネル66における部位66Bのエン
ジンルーム側の面は、ブレーキブースターの取付部70
となっており、図示を省略したブレーキブースターが取
り付けられている。
傍となるダッシュパネル66における部位66Bのエン
ジンルーム側の面は、ブレーキブースターの取付部70
となっており、図示を省略したブレーキブースターが取
り付けられている。
【0034】図5に示される如く、ダッシュクロスメン
バ18の上部とダッシュパネル66との連結部には、ペ
ダルブラケット71が配設されており、このペダルブラ
ケット71には、アクセルペダル72が軸74を中心に
回転可能に軸支されている。また、アクセルペダル72
をフルストロークとした場合には、アクセルペダル72
の下端前部72Aが、ダッシュインシュレータ76とカ
ーペット78を介して、ダッシュクロスメンバ18の断
面拡大部34の後壁部34Aに当接するようになってい
る。なお、他の図面では、ダッシュインシュレータ76
とカーペット78の図示を省略した。
バ18の上部とダッシュパネル66との連結部には、ペ
ダルブラケット71が配設されており、このペダルブラ
ケット71には、アクセルペダル72が軸74を中心に
回転可能に軸支されている。また、アクセルペダル72
をフルストロークとした場合には、アクセルペダル72
の下端前部72Aが、ダッシュインシュレータ76とカ
ーペット78を介して、ダッシュクロスメンバ18の断
面拡大部34の後壁部34Aに当接するようになってい
る。なお、他の図面では、ダッシュインシュレータ76
とカーペット78の図示を省略した。
【0035】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0036】本実施形態では、図3に示される如く、ダ
ッシュクロスメンバ18の車幅方向両端部18Aがフロ
ントサイドメンバ10の傾斜部14における車両後側面
14Aに連結されており、図1に示される如く、ダッシ
ュクロスメンバ18の車幅方向両端部18Aの車両後方
部位を、フロントサイドメンバ10において車両上方に
突出形成された断面拡大部36によって支持している。
この結果、フロントサイドメンバ10におけるダッシュ
クロスメンバ18との接合部の後端部において、断面高
さHが、図9に示す従来技術のように急激に小さくなら
ない。このため、ダッシュクロスメンバ18との接合部
の後端部におけるフロントサイドメンバ10自体の衝突
荷重に対する曲げ耐力を向上できる。また、衝突時にダ
ッシュクロスメンバ18の車幅方向両端部18Aが、フ
ロントサイドメンバ10の傾斜部14から後方へ引き離
されるのを断面拡大部36によって防止できる。
ッシュクロスメンバ18の車幅方向両端部18Aがフロ
ントサイドメンバ10の傾斜部14における車両後側面
14Aに連結されており、図1に示される如く、ダッシ
ュクロスメンバ18の車幅方向両端部18Aの車両後方
部位を、フロントサイドメンバ10において車両上方に
突出形成された断面拡大部36によって支持している。
この結果、フロントサイドメンバ10におけるダッシュ
クロスメンバ18との接合部の後端部において、断面高
さHが、図9に示す従来技術のように急激に小さくなら
ない。このため、ダッシュクロスメンバ18との接合部
の後端部におけるフロントサイドメンバ10自体の衝突
荷重に対する曲げ耐力を向上できる。また、衝突時にダ
ッシュクロスメンバ18の車幅方向両端部18Aが、フ
ロントサイドメンバ10の傾斜部14から後方へ引き離
されるのを断面拡大部36によって防止できる。
【0037】更に、ダッシュクロスメンバ18の車幅方
向両端部18Aが接合プレート17によって覆われてお
り、接合プレート17がフロントサイドメンバ10の傾
斜部14における車両後側面14Aに接合されているた
め、衝突時にダッシュクロスメンバ18の車幅方向両端
部18Aが、フロントサイドメンバ10の傾斜部14か
ら後方へ引き離されるのをより確実に防止できる。
向両端部18Aが接合プレート17によって覆われてお
り、接合プレート17がフロントサイドメンバ10の傾
斜部14における車両後側面14Aに接合されているた
め、衝突時にダッシュクロスメンバ18の車幅方向両端
部18Aが、フロントサイドメンバ10の傾斜部14か
ら後方へ引き離されるのをより確実に防止できる。
【0038】また、本実施形態では、図2に示される如
く、アンダリインフォースメント40の前部40Aと、
フロントサイドメンバ10の傾斜部14と、ダッシュク
ロスメンバ18の車幅方向両端部18Aとが、平面視に
おいて重なり合っている。この結果、フロントサイドメ
ンバ10の傾斜部14(キック部)にかかる荷重を、ダ
ッシュクロスメンバ18に分散させることができる。
く、アンダリインフォースメント40の前部40Aと、
フロントサイドメンバ10の傾斜部14と、ダッシュク
ロスメンバ18の車幅方向両端部18Aとが、平面視に
おいて重なり合っている。この結果、フロントサイドメ
ンバ10の傾斜部14(キック部)にかかる荷重を、ダ
ッシュクロスメンバ18に分散させることができる。
【0039】即ち、フロントサイドメンバ10のキック
部の耐力を、フロントサイドメンバ10の耐力と、アン
ダリインフォースメント40の上下曲げ耐力と、ダッシ
ュクロスメンバ18の前後曲げ耐力とに、分散すること
ができる。このため、フロントサイドメンバ10のキッ
ク部自体の分担耐力を減らすことができ、ダッシュクロ
スメンバ18との接合部の後端部におけるフロントサイ
ドメンバ10自体の衝突荷重に対する曲げ耐力を向上で
きる。
部の耐力を、フロントサイドメンバ10の耐力と、アン
ダリインフォースメント40の上下曲げ耐力と、ダッシ
ュクロスメンバ18の前後曲げ耐力とに、分散すること
ができる。このため、フロントサイドメンバ10のキッ
ク部自体の分担耐力を減らすことができ、ダッシュクロ
スメンバ18との接合部の後端部におけるフロントサイ
ドメンバ10自体の衝突荷重に対する曲げ耐力を向上で
きる。
【0040】更に、フロントサイドメンバ10のキック
部自体の分担耐力を減らすことができ、フロントサイド
メンバ10のキック部自体の車幅方向または車両上下方
向への断面大型化を抑制できる。このため、フロントサ
イドメンバ10のキック部自体の車幅方向または車両上
下方向への断面大型化に伴う、車両の大型化または乗員
乗車位置の後方への移動を抑制できる。
部自体の分担耐力を減らすことができ、フロントサイド
メンバ10のキック部自体の車幅方向または車両上下方
向への断面大型化を抑制できる。このため、フロントサ
イドメンバ10のキック部自体の車幅方向または車両上
下方向への断面大型化に伴う、車両の大型化または乗員
乗車位置の後方への移動を抑制できる。
【0041】また、本実施形態では、ダッシュクロスメ
ンバ18の上下幅を拡大したことで、ダッシュクロスメ
ンバ18の車幅方向両端部18Aが接合されるフロント
サイドメンバ10の傾斜部14の上下幅も拡大し、この
部位における曲げ耐力が向上する。
ンバ18の上下幅を拡大したことで、ダッシュクロスメ
ンバ18の車幅方向両端部18Aが接合されるフロント
サイドメンバ10の傾斜部14の上下幅も拡大し、この
部位における曲げ耐力が向上する。
【0042】また、本実施形態では、ダッシュクロスメ
ンバ18が上方へ延設されたことで、ダッシュパネル6
6の上下方向の寸法が短くなる。このため、ダッシュパ
ネル66の面剛性が向上し、車体のノイズ性能及び操安
性能が向上する。また、ダッシュパネル66におけるブ
レーキブースターの取付部70の面剛性が高くなるた
め、ブレーキペダルを踏んだ際に、ブレーキブースター
においてブレーキ油圧を効果的に発生できる。この結
果、制動力が確実にタイヤへ伝達されるのでブレーキ性
能が向上する。
ンバ18が上方へ延設されたことで、ダッシュパネル6
6の上下方向の寸法が短くなる。このため、ダッシュパ
ネル66の面剛性が向上し、車体のノイズ性能及び操安
性能が向上する。また、ダッシュパネル66におけるブ
レーキブースターの取付部70の面剛性が高くなるた
め、ブレーキペダルを踏んだ際に、ブレーキブースター
においてブレーキ油圧を効果的に発生できる。この結
果、制動力が確実にタイヤへ伝達されるのでブレーキ性
能が向上する。
【0043】また、本実施形態では、ダッシュクロスメ
ンバ18を平面視及び正面視において車幅方向に沿った
直線形状とすることで、フロントサイドメンバ10から
ダッシュクロスメンバ18に入力する衝突荷重(図2の
矢印F1)によって、ダッシュクロスメンバ18が車幅
方向(図2の矢印A方向)に移動することが無い。この
ため、フロントサイドメンバ10からダッシュクロスメ
ンバ18に入力する衝突荷重をダッシュクロスメンバ1
8の曲げ耐力で確実に受けることができる。更に、この
衝突荷重をダッシュクロスメンバ18の水平に設定した
各壁部18Bとリブ19とによってトンネルメンバ44
に確実に分散できる。また、ダッシュクロスメンバ18
を平面視及び正面視において車幅方向に沿った直線形状
とすることで、アルミ等の軽金属からなる押出し材をア
ーク溶接した際に発生する溶接後の車幅方向の溶接縮み
を抑制できるため生産性が向上する。
ンバ18を平面視及び正面視において車幅方向に沿った
直線形状とすることで、フロントサイドメンバ10から
ダッシュクロスメンバ18に入力する衝突荷重(図2の
矢印F1)によって、ダッシュクロスメンバ18が車幅
方向(図2の矢印A方向)に移動することが無い。この
ため、フロントサイドメンバ10からダッシュクロスメ
ンバ18に入力する衝突荷重をダッシュクロスメンバ1
8の曲げ耐力で確実に受けることができる。更に、この
衝突荷重をダッシュクロスメンバ18の水平に設定した
各壁部18Bとリブ19とによってトンネルメンバ44
に確実に分散できる。また、ダッシュクロスメンバ18
を平面視及び正面視において車幅方向に沿った直線形状
とすることで、アルミ等の軽金属からなる押出し材をア
ーク溶接した際に発生する溶接後の車幅方向の溶接縮み
を抑制できるため生産性が向上する。
【0044】また、本実施形態では、車幅方向中央部に
おいてダッシュクロスメンバ18とフロアクロスメンバ
42とを連結するトンネルメンバ44が、図1に示され
る如く、側面視において水平に配設されている。このた
め、ダッシュクロスメンバ18からトンネルメンバ44
に入力した衝撃荷重(図1の矢印F2)によって、トン
ネルメンバ44に上下方向の曲げモーメントが発生する
のを抑制できる。この結果、ダッシュクロスメンバ18
からトンネルメンバ44に入力した衝撃荷重をフロアク
ロスメンバ42に効果的に伝達できる。また、トンネル
メンバ44が、側面視において水平に配設されているた
め、トンネルメンバ44の上方に配設されるエアコン及
びこのエアコンを覆うインストルメントパネルの配設位
置を下方へ設定できるので車両前方の視界を拡大でき
る。
おいてダッシュクロスメンバ18とフロアクロスメンバ
42とを連結するトンネルメンバ44が、図1に示され
る如く、側面視において水平に配設されている。このた
め、ダッシュクロスメンバ18からトンネルメンバ44
に入力した衝撃荷重(図1の矢印F2)によって、トン
ネルメンバ44に上下方向の曲げモーメントが発生する
のを抑制できる。この結果、ダッシュクロスメンバ18
からトンネルメンバ44に入力した衝撃荷重をフロアク
ロスメンバ42に効果的に伝達できる。また、トンネル
メンバ44が、側面視において水平に配設されているた
め、トンネルメンバ44の上方に配設されるエアコン及
びこのエアコンを覆うインストルメントパネルの配設位
置を下方へ設定できるので車両前方の視界を拡大でき
る。
【0045】また、本実施形態では、ダッシュクロスメ
ンバ18を複数の閉断面部を有する押出し材としたた
め、ステアリングシャフト60を挿通させる貫通孔62
を形成したことによるダッシュ部の剛性低下を防止でき
る。また、貫通孔62の上方に少なくとも一つの閉断面
部20が残っているため、貫通孔62の上方の剛性低下
を防止できるため、衝突時にエンジンによりダッシュ部
が車両後方へ押圧された場合の、ダッシュ部の変形量を
低減できる。
ンバ18を複数の閉断面部を有する押出し材としたた
め、ステアリングシャフト60を挿通させる貫通孔62
を形成したことによるダッシュ部の剛性低下を防止でき
る。また、貫通孔62の上方に少なくとも一つの閉断面
部20が残っているため、貫通孔62の上方の剛性低下
を防止できるため、衝突時にエンジンによりダッシュ部
が車両後方へ押圧された場合の、ダッシュ部の変形量を
低減できる。
【0046】また、本実施形態では、ダッシュクロスメ
ンバ18の下部に断面拡大部34を形成したため、ダッ
シュクロスメンバ18の曲げ耐力が向上する。
ンバ18の下部に断面拡大部34を形成したため、ダッ
シュクロスメンバ18の曲げ耐力が向上する。
【0047】また、本実施形態では、フロントサイドメ
ンバ10の延設部16が、ダイキャスト等によって、車
幅方向外側へ膨出した箱型断面構造となっており、延設
部16の車幅方向外側縁部に形成したフランジ16A
が、車両前後方向に沿って配設されたロッカ48の車幅
方向内側壁部48Aに接合されている。この結果、オフ
セット衝突や斜突の場合、衝突側と車幅方向反対側に、
ダッシュクロスメンバ18がずれるのを抑制できる。こ
のため、衝突荷重をロッカ48へ確実に分散できる。ま
た、フロントサイドメンバ10の延設部16を、ダイキ
ャスト等によって、車幅方向外側へ膨出した箱型断面構
造としたため、延設部16の変形により側面衝突時のエ
ネルギ吸収性能も向上する。
ンバ10の延設部16が、ダイキャスト等によって、車
幅方向外側へ膨出した箱型断面構造となっており、延設
部16の車幅方向外側縁部に形成したフランジ16A
が、車両前後方向に沿って配設されたロッカ48の車幅
方向内側壁部48Aに接合されている。この結果、オフ
セット衝突や斜突の場合、衝突側と車幅方向反対側に、
ダッシュクロスメンバ18がずれるのを抑制できる。こ
のため、衝突荷重をロッカ48へ確実に分散できる。ま
た、フロントサイドメンバ10の延設部16を、ダイキ
ャスト等によって、車幅方向外側へ膨出した箱型断面構
造としたため、延設部16の変形により側面衝突時のエ
ネルギ吸収性能も向上する。
【0048】また、本実施形態では、トンネルメンバ4
4が車幅方向に長い断面矩形状に形成されているため、
トンネルメンバ44とダッシュクロスメンバ18やフロ
アクロスメンバ42との溶接長を長くでき、接合強度が
向上する。
4が車幅方向に長い断面矩形状に形成されているため、
トンネルメンバ44とダッシュクロスメンバ18やフロ
アクロスメンバ42との溶接長を長くでき、接合強度が
向上する。
【0049】また、本実施形態では、ダッシュクロスメ
ンバ18の前壁部18Cは側面視で直線形状、即ち、曲
げの無い平面形状となっている。この結果、衝突時に、
トンネルメンバ44によって支持されていないダッシュ
クロスメンバ18の上部が後方へ曲がり難いと共に、コ
ラムホールカバー64による貫通孔62のシール性能が
向上する。
ンバ18の前壁部18Cは側面視で直線形状、即ち、曲
げの無い平面形状となっている。この結果、衝突時に、
トンネルメンバ44によって支持されていないダッシュ
クロスメンバ18の上部が後方へ曲がり難いと共に、コ
ラムホールカバー64による貫通孔62のシール性能が
向上する。
【0050】また、本実施形態では、衝突時にトーボー
ド部(図5の矢印Wで示す部位)の車両後方への変形を
上記構成により抑制できるため、衝突時の乗員脚部80
の保護性能が向上する。
ド部(図5の矢印Wで示す部位)の車両後方への変形を
上記構成により抑制できるため、衝突時の乗員脚部80
の保護性能が向上する。
【0051】また、本実施形態では、乗員脚部80がア
クセルペダル72をフルストロークとした場合に、アク
セルペダル72の下端前部72Aが接合プレート17を
介して、ダッシュクロスメンバ18の断面拡大部34の
後壁部34Aに当接し、ダッシュクロスメンバ18の断
面拡大部34がストッパとして作用する。このため、ア
クセルペダル72及びアクセルペダル取付部の耐久性が
向上する。一方、助手席に着座した乗員が、ダッシュク
ロスメンバ18の断面拡大部34に踵を当てることで、
足の踏ん張りが可能になる。更に、ダッシュクロスメン
バ18の断面拡大部34がブレーキペダルにおける点検
時の寸法測定基準となるため、サービス性が向上する。
クセルペダル72をフルストロークとした場合に、アク
セルペダル72の下端前部72Aが接合プレート17を
介して、ダッシュクロスメンバ18の断面拡大部34の
後壁部34Aに当接し、ダッシュクロスメンバ18の断
面拡大部34がストッパとして作用する。このため、ア
クセルペダル72及びアクセルペダル取付部の耐久性が
向上する。一方、助手席に着座した乗員が、ダッシュク
ロスメンバ18の断面拡大部34に踵を当てることで、
足の踏ん張りが可能になる。更に、ダッシュクロスメン
バ18の断面拡大部34がブレーキペダルにおける点検
時の寸法測定基準となるため、サービス性が向上する。
【0052】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本発明の車体前部構造を適用する車両
が、軽重量車両の場合には、上記実施形態の構成におい
て、図6に示される如く、ダッシュクロスメンバ18の
側断面形状を小さくした構成としても良い。
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本発明の車体前部構造を適用する車両
が、軽重量車両の場合には、上記実施形態の構成におい
て、図6に示される如く、ダッシュクロスメンバ18の
側断面形状を小さくした構成としても良い。
【0053】また、図7に示される如く、ダッシュクロ
スメンバ18における複数の閉断面部20、22、2
4、26、28、30、32の一部又は全部の内側に、
トンネルメンバ44に向かって、車両上側前方から車両
下側後方へ延設された傾斜リブ82を追加し、衝突荷重
をトンネルメンバ44に更に効果的に分散できる構成と
しても良い。
スメンバ18における複数の閉断面部20、22、2
4、26、28、30、32の一部又は全部の内側に、
トンネルメンバ44に向かって、車両上側前方から車両
下側後方へ延設された傾斜リブ82を追加し、衝突荷重
をトンネルメンバ44に更に効果的に分散できる構成と
しても良い。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の本発明における車体前部
構造は、車両前部の車幅方向両端下部近傍に車両前後方
向に沿って左右一対配置されたフロントサイドメンバ
と、フロントサイドメンバにおけるトーボード部に対応
する部位に形成された傾斜部と、車幅方向両端部がフロ
ントサイドメンバの傾斜部における車両後側面に連結さ
れたダッシュクロスメンバと、フロントサイドメンバに
おいて車両上方に突出形成され、ダッシュクロスメンバ
の車両後方側を支持する断面拡大部と、を有するため、
ダッシュクロスメンバとの接合部の後端部におけるフロ
ントサイドメンバ自体の衝突荷重に対する曲げ耐力を向
上できると共に、衝突時にダッシュクロスメンバの車幅
方向両端部がフロントサイドメンバから後方へ引き離さ
れるのを防止できるという優れた効果を有する。
構造は、車両前部の車幅方向両端下部近傍に車両前後方
向に沿って左右一対配置されたフロントサイドメンバ
と、フロントサイドメンバにおけるトーボード部に対応
する部位に形成された傾斜部と、車幅方向両端部がフロ
ントサイドメンバの傾斜部における車両後側面に連結さ
れたダッシュクロスメンバと、フロントサイドメンバに
おいて車両上方に突出形成され、ダッシュクロスメンバ
の車両後方側を支持する断面拡大部と、を有するため、
ダッシュクロスメンバとの接合部の後端部におけるフロ
ントサイドメンバ自体の衝突荷重に対する曲げ耐力を向
上できると共に、衝突時にダッシュクロスメンバの車幅
方向両端部がフロントサイドメンバから後方へ引き離さ
れるのを防止できるという優れた効果を有する。
【0055】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の車体前部構造において、ダッシュクロスメンバは、車
幅方向に沿った直線形状であるため、請求項1に記載の
効果に加えて、フロントサイドメンバからダッシュクロ
スメンバに入力する衝突荷重をダッシュクロスメンバの
曲げ耐力で確実に受けることができるという優れた効果
を有する。
の車体前部構造において、ダッシュクロスメンバは、車
幅方向に沿った直線形状であるため、請求項1に記載の
効果に加えて、フロントサイドメンバからダッシュクロ
スメンバに入力する衝突荷重をダッシュクロスメンバの
曲げ耐力で確実に受けることができるという優れた効果
を有する。
【0056】請求項3記載の本発明は、請求項1、2の
何れかに記載の車体前部構造において、ダッシュクロス
メンバの後方に車幅方向に沿って配置されたフロアクロ
スメンバと、側面視において水平に配設され、車幅方向
中央部においてダッシュクロスメンバとフロアクロスメ
ンバとを連結するトンネルメンバと、を有するため、請
求項1、2の何れかに記載の効果に加えて、ダッシュク
ロスメンバからトンネルメンバに入力した衝撃荷重をフ
ロアクロスメンバに効果的に伝達できるという優れた効
果を有する。
何れかに記載の車体前部構造において、ダッシュクロス
メンバの後方に車幅方向に沿って配置されたフロアクロ
スメンバと、側面視において水平に配設され、車幅方向
中央部においてダッシュクロスメンバとフロアクロスメ
ンバとを連結するトンネルメンバと、を有するため、請
求項1、2の何れかに記載の効果に加えて、ダッシュク
ロスメンバからトンネルメンバに入力した衝撃荷重をフ
ロアクロスメンバに効果的に伝達できるという優れた効
果を有する。
【0057】請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3
の何れかに記載の車体前部構造において、ダッシュクロ
スメンバは複数の閉断面部を有する押出し材であり、ス
テアリングシャフトを挿通させる貫通孔を有し、貫通孔
の上方に複数の閉断面部の少なくとも一つが残っている
ため、請求項1乃至3の何れかに記載の効果に加えて、
ダッシュ部の剛性低下を防止できると共に衝突時のダッ
シュ部の変形量を低減できるという優れた効果を有す
る。
の何れかに記載の車体前部構造において、ダッシュクロ
スメンバは複数の閉断面部を有する押出し材であり、ス
テアリングシャフトを挿通させる貫通孔を有し、貫通孔
の上方に複数の閉断面部の少なくとも一つが残っている
ため、請求項1乃至3の何れかに記載の効果に加えて、
ダッシュ部の剛性低下を防止できると共に衝突時のダッ
シュ部の変形量を低減できるという優れた効果を有す
る。
【0058】請求項5記載の本発明は、車両前部の車幅
方向両端下部近傍に車両前後方向に沿って左右一対配設
されたフロントサイドメンバと、フロントサイドメンバ
におけるトーボード部に対する部位に形成された傾斜部
と、車幅方向両端部がフロントサイドメンバの傾斜部に
おける車両後側面に連結されたダッシュクロスメンバ
と、前部が、平面視において、フロントサイドメンバの
傾斜部と、ダッシュクロスメンバの車幅方向両端部と、
に重なり合うアンダリインフォースメントと、を有する
ため、ダッシュクロスメンバとの接合部の後端部におけ
るフロントサイドメンバ自体の衝突荷重に対する曲げ耐
力を向上できるという優れた効果を有する。
方向両端下部近傍に車両前後方向に沿って左右一対配設
されたフロントサイドメンバと、フロントサイドメンバ
におけるトーボード部に対する部位に形成された傾斜部
と、車幅方向両端部がフロントサイドメンバの傾斜部に
おける車両後側面に連結されたダッシュクロスメンバ
と、前部が、平面視において、フロントサイドメンバの
傾斜部と、ダッシュクロスメンバの車幅方向両端部と、
に重なり合うアンダリインフォースメントと、を有する
ため、ダッシュクロスメンバとの接合部の後端部におけ
るフロントサイドメンバ自体の衝突荷重に対する曲げ耐
力を向上できるという優れた効果を有する。
【図1】図2の1−1線の沿った拡大断面図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車体前部構造を示す
平面図である。
平面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車体前部構造を示す
車体斜め後方内側から見た斜視図である。
車体斜め後方内側から見た斜視図である。
【図4】図3の4−4線の沿った部位の拡大断面図であ
る。
る。
【図5】本発明の一実施形態に係る車体前部構造を示す
側断面図である。
側断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る車体前部構造を示
す図1に対応する側断面図である。
す図1に対応する側断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係る車体前部構造を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図8】従来技術の車体前部構造が適用された車体の一
部を示す斜視図である。
部を示す斜視図である。
【図9】従来技術の車体前部構造を示す側断面図であ
る。
る。
10 フロントサイドメンバ
12 フロントサイドメンバの前部
14 フロントサイドメンバの傾斜部
16 フロントサイドメンバの延設部
17 接合プレート
18 ダッシュクロスメンバ
18A ダッシュクロスメンバの車幅方向両端部
34 ダッシュクロスメンバの断面拡大部
36 フロントサイドメンバの断面拡大部
40 アンダリインフォースメント
40A アンダリインフォースメントの前部
42 フロアクロスメンバ
44 トンネルメンバ
60 ステアリングシャフト
62 貫通孔
66 ダッシュパネル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 鈴木 智子
愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動
車株式会社内
Fターム(参考) 3D003 AA01 AA05 BB02 CA09 CA18
Claims (5)
- 【請求項1】 車両前部の車幅方向両端下部近傍に車両
前後方向に沿って左右一対配置されたフロントサイドメ
ンバと、 該フロントサイドメンバにおけるトーボード部に対応す
る部位に形成された傾斜部と、 車幅方向両端部が前記フロントサイドメンバの傾斜部に
おける車両後側面に連結されたダッシュクロスメンバ
と、 前記フロントサイドメンバにおいて車両上方に突出形成
され、前記ダッシュクロスメンバの車両後方側を支持す
る断面拡大部と、 を有することを特徴とする車体前部構造。 - 【請求項2】 前記ダッシュクロスメンバは、車幅方向
に沿った直線形状であることを特徴とする請求項1に記
載の車体前部構造。 - 【請求項3】 前記ダッシュクロスメンバの後方に車幅
方向に沿って配置されたフロアクロスメンバと、 側面視において水平に配設され、車幅方向中央部におい
て前記ダッシュクロスメンバと前記フロアクロスメンバ
とを連結するトンネルメンバと、 を有することを特徴とする請求項1、2の何れかに記載
の車体前部構造。 - 【請求項4】 前記ダッシュクロスメンバは複数の閉断
面部を有する押出し材であり、ステアリングシャフトを
挿通させる貫通孔を有し、該貫通孔の上方に前記複数の
閉断面部の少なくとも一つが残っていることを特徴とす
る請求項1乃至3の何れかに記載の車体前部構造。 - 【請求項5】 車両前部の車幅方向両端下部近傍に車両
前後方向に沿って左右一対配設されたフロントサイドメ
ンバと、 該フロントサイドメンバにおけるトーボード部に対する
部位に形成された傾斜部と、 車幅方向両端部が前記フロントサイドメンバの傾斜部に
おける車両後側面に連結されたダッシュクロスメンバ
と、 前部が、平面視において、前記フロントサイドメンバの
傾斜部と、前記ダッシュクロスメンバの車幅方向両端部
と、に重なり合うアンダリインフォースメントと、 を有することを特徴とする車体前部構造。
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