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JP2003190171A - 内視鏡的血管採取システム - Google Patents

内視鏡的血管採取システム

Info

Publication number
JP2003190171A
JP2003190171A JP2001398464A JP2001398464A JP2003190171A JP 2003190171 A JP2003190171 A JP 2003190171A JP 2001398464 A JP2001398464 A JP 2001398464A JP 2001398464 A JP2001398464 A JP 2001398464A JP 2003190171 A JP2003190171 A JP 2003190171A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood vessel
sheath
endoscope
treatment
wiper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001398464A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemoto Kasahara
秀元 笠原
Takahiro Ogasaka
高宏 小賀坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Olympus Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp, Olympus Optical Co Ltd filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2001398464A priority Critical patent/JP2003190171A/ja
Priority to AT02028642T priority patent/ATE423511T1/de
Priority to EP08022270A priority patent/EP2047806B1/en
Priority to EP02028642A priority patent/EP1323382B1/en
Priority to DE60231283T priority patent/DE60231283D1/de
Priority to AT08022270T priority patent/ATE526883T1/de
Priority to US10/329,822 priority patent/US7981127B2/en
Publication of JP2003190171A publication Critical patent/JP2003190171A/ja
Priority to US11/564,763 priority patent/US8097010B2/en
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】術者はシースを把持した状態で、複数の操作部
を手指によって操作でき、術者が片手で操作することが
できる内視鏡的血管採取システムを提供することにあ
る。 【解決手段】皮切部より腔内69に挿入可能な処置シー
ス2と、この処置シース2に挿入される硬性鏡4と、前
記処置シースに挿入されるバイポーラカッター18及び
血管保持子21とからなり、前記腔内69の採取対象血
管61を採取する内視鏡的血管採取システムであって、
前記処置シース2にバイポーラカッター18及び血管保
持子21を処置シース2の軸方向に移動自在に組み込む
とともに、バイポーラカッター18及び血管保持子21
を操作する操作部19,22を処置シース2の近位端に
集中して設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、例えば内視鏡的
に大伏在静脈等の皮下血管を採取する内視鏡的血管採取
システムに関する。 【0002】 【従来の技術】内視鏡的に大伏在静脈等の皮下血管を牽
引して採取する際に使用されるカニューレ及び外科方法
は、例えば、PCT/US99/31242や特開20
00−37389号公報で知られている。前記カニュー
レは、内部に器具挿通路を有する真っ直ぐな管状体で、
その近位端に操作部が設けられている。カニューレの器
具挿通路には操作部側から牽引子、硬性鏡及び切開鉗子
が挿脱自在に挿通されている。牽引子はその遠位端にカ
ニューレの先端部から突出してカニューレの軸方向に対
して角度のあるループ部を有している。 【0003】前記カニューレを用いて内視鏡的に大伏在
静脈等の皮下血管を採取する際には次の外科方法を採用
している。すなわち、図32に示す、100は下肢を示
し、大腿部の鼠頸部A上部から足首Bに亘る大伏在静脈
等の採取対象血管(以下、血管という)Cの全長に亘っ
て採取する場合、血管Cの直上で、例えば、鼠頸部A上
方又は膝D、足首Bの何れか一ヶ所にメス等によって皮
切部E1又はE2又はE3を設ける。 【0004】そして、各皮切部E1又はE2又はE3の
部位にてダイセクター等により血管Cを露出させる。さ
らに各皮切部E1又はE2又はE3より肉眼で観察可能
な距離について血管Cの直上組織を同様のダイセクター
等で剥離する。 【0005】図33は図32のX−X線に沿う断面図で
あり、101は表皮、102は皮下組織、103は血管
上結合組織であり、この血管上結合組織103の下部に
前記血管Cが存在する。まず、ダイセクターとしてカニ
ューレ先端にコニカルチップの付いた状態のカニューレ
を用い血管Cとその周囲組織とを剥離して腔Gを形成す
る。ここでは膝Dの皮切部E2と鼠頸部Aに向かって伸
びている血管Cの採取について述べる。カニューレ先端
からコニカルチップを取り除き、皮切部E2から腔Gの
内部に前記カニューレを挿入し、硬性鏡によって観察し
ながら膝Dの皮切部E1に向かって血管Cの上方に沿わ
せるようにして挿入する。 【0006】カニューレを腔Gに挿入する過程で、カニ
ューレの近位端の操作部を操作して牽引子を進退操作し
ながら、その遠位端のループ部で血管Cを保持して皮下
組織102と血管上結合組織103とから剥離させ、血
管Cの途中から分岐された複数本の側枝Fを切開鉗子に
よって切断する。この操作を繰り返すことにより、皮切
部E2から鼠頸部Aまでの間の血管Cを採取している。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したP
CT/US99/31242や特開2000−3738
9号公報のものは、カニューレの器具挿通路に牽引子、
硬性鏡及び切開鉗子が挿脱自在に挿通された構造であ
り、操作部の構造が複雑である。また、術者は片方の手
でカニューレの操作部を持ち、もう片方の手で牽引子を
進退操作して血管Cを保持する。この状態で、術者は牽
引子を持っている手を切開鉗子に持ち替え、この切開鉗
子を操作して側枝Fを切断するようにしている。従っ
て、術者は両手を使用しないと操作できないという問題
がある。 【0008】この発明は前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、伏在静脈等の血管を内
視鏡観察下で採取する際に、術者が片手の操作で行うこ
とができ、操作性に優れた内視鏡的血管採取システムを
提供することにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、皮切部より腔内に挿入可能なシースと、
このシースに挿入される内視鏡と、前記シースに挿入さ
れる複数の操作手段とからなり、前記腔内の採取対象血
管を採取する内視鏡的血管採取システムにおいて、前記
シースに少なくとも血管切断手段、血管保持手段等の操
作手段を、前記シースの軸方向に移動自在に組み込むと
ともに、前記血管切断手段及び血管保持手段等の操作手
段を操作する操作部を前記シースの近位端に集中して配
置したことを特徴とする。 【0010】前記構成によれば、シースの近位端に血管
切断手段及び血管保持手段等の操作手段を操作する操作
部を集中して配置したことにより、術者はシースを把持
した状態で、複数の操作部を手指によって操作でき、術者
が片手で操作することができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 【0012】図1は内視鏡的血管採取手術に使用する内
視鏡的血管採取装置を示し、これはトロッカー1と、処
置シース2と、拡張手段としてのダイセクター3及び内
視鏡としての硬性鏡4とから構成されている。 【0013】トロッカー1は、図2(a)(b)に示す
ように、合成樹脂材料等によって一体成形されており、
略円板状のフランジ5には円筒状の案内管6が斜めに貫
通して設けられている。案内管6の表面には挿入時の滑
りを良くするための潤滑コーティングが施されている。
この案内管6の先端部6aは鋭角にカットされており、
先端部6aの端面はフランジ5と略平行に形成されてい
る。 【0014】さらに、案内管6の基端部における内周面
には気密リング部7が一体に設けられ、中間部には送気
口金8が一体に設けられている。また、フランジ5の下
面には粘着テープ等の粘着層9が設けられ、トロッカー
1を表皮に対して粘着固定できるように構成されてい
る。 【0015】次に、処置シース2について説明すると、
図3及び図4に示すように構成されている。シース本体
10は合成樹脂材料等からなる真っ直ぐな円筒状で、表
面には挿入時の滑りを良くするための潤滑コーティング
が施されている。このシース本体10の近位端には把持
部を構成する円筒状の操作部カバー11が嵌着され、遠
位端には先端カバー12が嵌着されている。 【0016】シース本体10の軸心部には内視鏡チャン
ネル13が全長に亘って設けられている。内視鏡チャン
ネル13の近位端は操作部カバー11を貫通して手元側
に突出しており、遠位端にはシース本体10の前端面か
ら突出するフランジ部13aが設けられている。シース
本体10の内部で、内視鏡チャンネル13を挟んで上部
側に偏心した部位には第1の処置具チャンネル14が設
けられ、下部側に偏心した部位には第2の処置具チャン
ネル15が設けられている。従って、第1の処置具チャ
ンネル14と第2の処置具チャンネル15は内視鏡チャ
ンネル13を挟んで対称的に最も離れた位置に配置され
ている。 【0017】第1の処置具チャンネル14の近位端は操
作部カバー11の内部の第1のスライド操作部16に開
口しており、第2の処置具チャンネル15の近位端は操
作部カバー11の内部の第2のスライド操作部17に開
口している。第1の処置具チャンネル14には後述する
高周波処置具としてのバイポーラカッター18が軸方向
に進退自在に挿通され、この近位端には第1のスライド
操作部16の長孔16aの範囲内で軸方向にスライド自
在な処置具操作部19が設けられている。また、バイポ
ーラカッター18にはバイポーラケーブル20が接続さ
れ、このバイポーラケーブル20は長孔16aから外部
に導出されている。 【0018】第2の処置具チャンネル15には後述する
血管保持子21が軸方向に進退自在に挿通され、この近
位端には第2のスライド操作部17の長孔17aの範囲
内で軸方向にスライド自在な保持子操作部22が設けら
れている。 【0019】さらに、シース本体10の内部で、内視鏡
チャンネル13の一側部には軸方向に貫通穴23が設け
られている。この貫通穴23には後述するワイパー24
のワイパーロッド25が周方向に回転自在に挿通されて
いる。ワイパーロッド25の遠位端は略L字状に折曲さ
れ、その先端部にはワイパーゴム26が設けられてい
る。 【0020】ワイパーロッド25の近位端は操作部カバ
ー11の内部の回動操作部27まで延長し、操作部カバ
ー11の内壁に回転自在に支持されている。ワイパーロ
ッド25の近位端にはワイパー操作部28が固定され、
このワイパー操作部28は操作部カバー11の周方向の
長孔27aの範囲内で回動自在である。従って、操作部
カバー11を把持した状態で、その手の親指と人差指が
届く範囲内に処置具操作部19と保持子操作部22及び
ワイパー操作部28が配置されている。 【0021】さらに、回動操作部27の内部にはワイパ
ーロッド25に嵌合した状態でコイルスプリングからな
るトーションコイルばね29が設けられている。このト
ーションコイルばね29はシース本体10の端面とワイ
パー操作部28との間に圧縮状態で介装され、ワイパー
24をシース本体10の近位端方向に付勢している。そ
の上、トーションコイルばね29は、シース本体10の
端面とワイパー操作部28の側面にも係止されており、
ワイパーゴム26を硬性鏡4の対物レンズ4aの側方へ
退避する方向に付勢されている。また、操作部カバー1
1の手元側には内視鏡チャンネル13に固定した状態で
内視鏡保持部30が設けられている。内視鏡保持部3
0,39は前記硬性鏡4の接眼部31を収納するに十分
な内腔を有しており、周壁32の一部(上部)には接眼
部31に設けられたライトガイド口金33が挿入係合さ
れる切欠部34が設けられている。 【0022】従って、図5〜図7に示すように、硬性鏡
4の挿入部35を内視鏡チャンネル13に挿入し、ライ
トガイド口金33を切欠部34に挿入係合して接眼部3
1を内視鏡保持部30に保持すると、処置シース2に対
する硬性鏡4の回り止めがなされ、硬性鏡4の上下の姿
勢が設定されるようになっている。次に、前記ダイセク
ター3について説明すると、図8に示すように、真っ直
ぐな円筒状の挿入筒部36の軸心部には硬性鏡4の挿入
部35が挿通される挿通路37が設けられている。挿入
筒部36の表面には挿入時の滑りを良くするための潤滑
コーティングが施されている。この挿入筒部36の遠位
端には透明な合成樹脂材料によって円錐筒状に形成され
た剥離部材38が固定されている。挿入筒部36の近位
端には内視鏡保持部39が設けられ、硬性鏡4の接眼部
31を保持するようになっている。なお、この内視鏡保
持部39は処置シース2の内視鏡保持部30と同一の構
成をしているのが望ましい。次に、前記バイポーラカッ
ター18について説明すると、図9及び図10に示すよ
うに構成されている。すなわち、カッター本体40は合
成樹脂材料等の透明な絶縁部材からなり、シース本体1
0の円弧状の内周面に沿うように帯状板体の横断面を円
弧状に湾曲した形状で、遠位端にはV字状にカットした
V溝41が設けられている。 【0023】V溝41の底部における上部には体側電極
42が固定され、下部にはカット電極43が固定されて
いる。体側電極42及びカット電極43にはそれぞれリ
ード線44、45が接続されており、これらリード線4
4,45はカッター本体40の上面及び下面に沿って配
線され、前記バイポーラケーブル20に接続されてい
る。さらに、リード線44、45は絶縁皮膜46,47
によって覆われ、絶縁されている。 【0024】次に、前記血管保持子21について説明す
ると、図11に示すように構成されている。血管保持子
21は合成樹脂材料等によって平面視で、略三角形状に
形成され、上面は平坦面48に、下面は円弧凹面49に
形成されている。そして、血管保持子21の後端一側部
に偏った位置に操作ロッド50が連結され、操作ロッド
50は前記第2の処置具チャンネル15に進退自在に挿
通されている。 【0025】血管保持子21の先端部の組織を剥離する
剥離部51は鋭角で、左右対称的に第1のテーパ面52
a,52bが形成されている。さらに、剥離部51の上
下面には先端に向かって上下面が狭幅となるように斜面
53a,53bが形成されている。血管保持子21の操
作ロッド50との結合部と反対側の第1のテーパ面52
aの裾部は円弧状の第2のテーパ面54に形成され、こ
の第2のテーパ面54は血管保持子21の平坦面からな
る後端の血管を引っ掛ける引っ掛け部55に連続してい
る。次に、前記ワイパー24について説明すると、図1
2に示すように構成されている。すなわち、ワイパーロ
ッド25の遠位端に固定されたワイパーゴム26はワイ
パーロッド25のL字状の折曲部に接着又はインサート
成形等により固定されており、ワイパーロッド25の軸
方向に対して直角に設けられている。このワイパーゴム
26には断面が三角形状の柔軟性を有する掻き取り部2
6aを有しており、ワイパーゴム26の回動によって硬
性鏡4の対物レンズ面4aに付着した血液、粘膜、脂肪
等の異物を掻き取ることができるようになっている。こ
のとき、掻き取り部26aは柔軟性を有するため、シー
ス本体10の先端面と対物レンズ面4aとの間に段差が
生じていても、その段差を乗り越えて対物レンズ面4a
に摺擦できるようになっている。 【0026】前記ワイパー24のワイパーロッド25に
設けられたコイルスプリングからなるトーションコイル
ばね29は、図13に示すように、その一端部がシース
本体10の端面と当接し、他端部がワイパー操作部28
との間に圧縮状態で介装され、しかもワイパー操作部2
8の側面に係止されている。従って、トーションコイル
ばね29によってワイパーロッド25をその周方向のト
ルクTとシース本体10の近位端方向に付勢する力Fを
発生し、ワイパーゴム26が硬性鏡4の対物レンズ面4
aの側方へ退避する方向と対物レンズ面4aに対して接
触する方向に付勢されている。 【0027】図9(a)(b)は処置シース2の内視鏡
チャンネル13に対して硬性鏡4の挿入部35を装填し
た状態を示し、処置シース2の先端部からバイポーラカ
ッター18及び血管保持子21を突出している。バイポ
ーラケーブル20は高周波発生装置56に接続され、ラ
イトガイド口金33はライトガイドケーブル57が接続
されている。次に、前述のように構成された血管採取装
置を用いて下肢の大腿部の鼠頸部から足首に亘る大伏在
静脈等の採取対象血管(以下、血管という)の全長に亘
って採取する場合について説明する。図14は下肢60
を示し、61は血管である。まず、膝62と鼠頸部63
との間の血管61を採取する際には、血管61の直上で
膝62の一ヶ所にメス等によって皮切部64を設ける。 【0028】皮切部64にてダイセクター等により血管
61露出させる。さらに、皮切部64より肉眼で観察可
能な距離について血管61の真上組織を同様のダイセク
ター等で剥離する。次に、図15及び図16に示すよう
に、剥離部材38を通した状況は硬性鏡4の接眼部31
に接続されたTVカメラヘッド74を介してTVカメラ
75によって撮像され、モニター76にモニター画像と
して表示される。血管61に沿って剥離部材38を挿入
し、少し挿入したところで、トロッカー1の案内管6を
鼠頸部63に向かって斜め(血管61と略平行)に挿入
し、先端部6aを下向きにすると、フランジ5の下面の
粘着層9が表皮65に接着固定される。この状態で、送
気口金8に送気ポンプ66と接続されている送気チュー
ブ67を接続する。 【0029】挿入筒部36の外周面は気密リング7と密
着していることから、案内管6及び腔内69の内部は気
密状態となり、かつ案内管6と挿入筒部36との間には
送気通路68が確保される。 【0030】また、硬性鏡4のライトガイド口金33は
ライトガイドケーブル57により光源装置78に接続さ
れている。従って、硬性鏡4の先端部から照明光を照射
して腔内69を照明することができる。送気ポンプ66
を駆動すると、送気チューブ67、送気口金8及び送気
通路68を介して腔内69に送気され、腔内69が拡張
される。ここで、腔内69には表皮65の下層の皮下組
織70、血管上結合組織71及び血管上結合組織71の
下部には血管61が存在し、血管61には複数本の側枝
72が分岐しており、側枝72の他端部は血管上結合組
織71に結合されている。また、血管上結合組織71に
は皮下脂肪73が付着している。次に、前記モニター画
像を確認すると、図17に示すように表示され、術者
は、モニター76によって血管61や側枝72を鮮明に
観察できる。図17において、38aはダイセクター3
の剥離部材38の先端部の画像である。従って、ダイセ
クター3の挿入に際しては、モニター76によって腔内
69を観察しながら血管61、側枝72に損傷を与えな
いように血管上結合組織71と血管61、側枝72とを
剥離部材38によって剥離しながら少し押し込み、また
少し戻すという操作により徐々に進める。このとき、ダ
イセクター3を上下・左右に振ってもトロッカー1は表
皮65に粘着層9によって固定されているため、トロッ
カー1が表皮65から外れることはない。そして、ダイ
セクター3を膝62から鼠頸部63に向かって血管61
に沿って貫通させる。 【0031】ダイセクター3によって剥離手技が完了す
ると、ダイセクター3をトロッカー1から抜き取り、図
16に示すように、トロッカー1の案内管6に硬性鏡4
を挿入した状態の処置シース2を挿入する。処置シース
2の操作部カバー11を術者が片手で把持したまま、例
えば親指で保持子操作部22を前進させると、血管保持
子21がシース本体10の先端カバー12から突出す
る。また、操作部カバー11を把持した片手の人差し指
でカッター操作部19を前進させると、先端カバー12
からバイポーラカッター18が突出する。すなわち、術
者は操作部カバー11を片手で把持したまま、血管保持
子21を進退させたり、バイポーラカッター18を進退
させることができる。従って、図18に示すように、腔内
69の血管上結合組織70に皮下脂肪73が大量に存在
した場合にはバイポーラカッター18を突出させた状態
で、処置シース2を押し進めて腔内69を押し広げるこ
とができる。このとき、血管保持子21は、その下面が円
弧凹面49に形成されているため、血管61の上面を滑
らせて前進させることができ、血管61に損傷を与える
ことがない。また、図19に示すように、皮下脂肪73に
側枝72が埋まっている場合があるが、この場合、血管
保持子21を処置シース2から突出させ、血管保持子21
の剥離部51を皮下脂肪73に突き刺して血管61から
剥離させたり、処置シース2の全体をトロッカー1の案
内管6内で周方向に回動することにより、血管保持子2
1を回動して側枝72から皮下脂肪73を剥離すること
ができる。このときの様子は、図20に示すようにモニ
ター76にモニター画像として表示されるため、術者は
モニター画像によって血管保持子21の姿勢を確認で
き、血管61及び側枝72に損傷を与えることがない。
腔内69の皮下脂肪73を排除しながら処置シース2を
腔内69に押し進め、目的とする側枝72に血管保持子
21をアプローチする。このときも血管保持子21の円
弧凹面49を血管61の上面に当て、血管61の上面を
滑らせて前進させることができ、血管61に損傷を与え
ることがない。また、図21(a)〜(c)は、血管保
持子21によって側枝72を保持する手技を示す。血管
保持子21は第1のテーパ面52aを有し、これと連続
して第2のテーパ面54に形成されているため、血管保
持子21を前進させると、まず、第1のテーパ面52aに
側枝72が接触する。 【0032】さらに血管保持子21を前進させると、第
1のテーパ面52aから第2のテーパ面52bに接触し
たのち、側枝72が引っ掛け部55に滑り落ちて引っ掛
かる。従って、血管保持子21の前進操作によって簡単に
側枝72を保持できる。側枝72の途中に血管保持子2
1の引っ掛け部55を引っ掛けて血管保持子21を手前
側に引くと、図22に示すように、側枝72にテンション
が加わる。図23は側枝72を血管保持子21の引っ掛
け部55に引っ掛けた状態のモニター画像であり、術者
はモニター画像によって側枝72を保持したことを確認
できる。次に、バイポーラカッター18を前進させ、血管
保持子21で保持した側枝72にバイポーラカッター1
8をアプローチする。このとき、図24のモニター画像
に示すように、バイポーラカッター18が血管61に接
触しないように血管保持子21によって血管61をバイ
ポーラカッター18から離れる方向に退避させることが
できる。 【0033】図25(a)〜(c)は、側枝72をバイ
ポーラカッター18によって切断する手技を示す。バイ
ポーラカッター18の先端部にはV溝41が設けられて
いるため、バイポーラカッター18を側枝72に向かっ
て前進させると、側枝72はV溝41によってその底部
方向に引き寄せられる。従って、図26(a)に示すよう
に、側枝72はカット電極43に接触し、血管上結合組
織71又は側枝72に体側電極42が接触する。術者が
モニター画像によって側枝72がカット電極43に接触
し、血管上結合組織71又は側枝72に体側電極42が
接触したことを確認した後、術者が高周波発生装置56
のフットスイッチ80を操作して高周波電流を通電す
る。すると、血管上結合組織71の体側電極42に接触
している領域は凝固され、側枝72はカット電極43に
よって切断される。従って、図26(b)に示すように、
血管61が側枝72によって血管上結合組織71に結合
されていた部分は側枝72の切断によって切り離され
る。側枝72を切断した後、図27に示すように、血管保
持子21を血管61の下側に通して持ち上げ、図28に
示すモニター画像によって側枝72が完全に切断処置さ
れているか否かを確認する。 【0034】さらに、腔内69をモニター画像によって
観察しながら次の側枝72に血管保持子21をアプロー
チし、バイポーラカッター18とともに再び前述と同様
の手技を繰り返し、側枝72を切断して血管61を血管
上結合組織71から切り離す。 【0035】このようにして側枝72を切断する手技を
繰り返すと、硬性鏡4の対物レンズ面4aに血液、粘膜
や皮下脂肪73等の付着物81が付着し、硬性鏡4によ
る視野が妨げられることがある。このような場合、操作
部カバー11を把持したまま、手指によってワイパー操
作部28をトーションコイルばね29の付勢力に抗して
回動させると、図29に示すように、ワイパーロッド25
を介してワイパー24が回動し、ワイパーゴム26の掻
き取り部26aによって対物レンズ面4aに付着してい
る血液、粘膜や皮下脂肪73等の付着物81を掻き取る
ことができる。 【0036】ワイパー24はトーションコイルばね29
によって付勢されているため、ワイパー操作部28から
手指を離すと、対物レンズ面4aから退避する方向に復
帰する。従って、前述した操作を数回繰り返すことによ
り、対物レンズ面4aにこびり付いて落ち難い皮下脂肪
73等の付着物81であってもきれいに掻き取ることが
できる。また、ワイパー操作部28から手指を離すと、
ワイパー24は対物レンズ面4aから退避する方向に復
帰するため、ワイパー24が硬性鏡4の視野を妨げるこ
とはない。また、バイポーラカッター18によって側枝
72を切断することを繰り返すと、図30に示すように、
バイポーラカッター18の内面にも粘膜や皮下脂肪73
等の付着物81が付着する。しかし、カッター操作部1
9によってバイポーラカッター18を後退させ、第1の
処置具チャンネル14に引き込むと、粘膜や皮下脂肪7
3はシース本体10の前端面によって掻き落とされる。
従って、バイポーラカッター18に付着した付着物81
を簡単に掻き落とすことができる。また、図31に示す
ように、掻き落とされた付着物81が硬性鏡4の対物レ
ンズ面4aに付着して視野が妨げられることがあるが、
この場合においても、前述のようにワイパー操作部28
を操作してワイパー24を回動することにより、対物レ
ンズ面4aに付着している付着物81を掻き取ることが
できる。 【0037】バイポーラカッター18に付着した付着物
81を掻き落としたり、対物レンズ面4aに付着した付
着物81を掻き落とす操作を繰り返しながら、側枝72
を切断して血管61を血管上結合組織71から切り離す
手技を繰り返し、鼠頸部63まで進んだところで、側枝7
2の切断を終了する。そして、血管61の真上の鼠頸部
63にメス等によって皮切部を形成し、この皮切部から
血管61を外部に引き出して血管61を切断し、血管6
1の両切断端末を糸によって結紮する。次に、膝62の皮
切部64から足首に向かう血管61の採取手技を行って
最終的に1本の血管(約60cm)を採取する。手技方
法は前述した膝62から鼠頸部63までの血管61を採
取する方法と基本的に同様であり、説明を省略する。前記
実施の形態によれば、側枝を切断する高周波処置具とし
てバイポーラカッターを用いたが、モノポーラカッター
でもよく、機械的に切断するカッターでもよい。図34及
び図35は第2の実施形態を示し、図34は超音波処置
具の斜視図、図35は同じく縦断側面図である。腔内に
挿入する処置具シース100の近位端にはフランジ状の
操作部101が装着され、遠位端には先端を斜めにカッ
トした先端フード102が装着されている。操作部10
1はグリップを兼ねたスコープホルダ103の嵌合受け
部104に回転自在に支持されており、スコープホルダ
103に対して処置具シース100が回転自在に構成さ
れている。 【0038】処置具シース100の操作部101及び嵌
合受け部104にはその軸方向にスコープ嵌合穴105
と処置具嵌合穴106が設けられている。スコープ嵌合
穴105には硬性鏡107の挿入部108が挿入され、
処置具嵌合穴106には超音波処置具109の外套管1
10が挿入されている。硬性鏡107の基端部には接眼
部111及びライトガイド口金112が設けられ、これ
らはスコープホルダ103に支持されている。超音波処
置具109の外套管110の近位端には処置具操作部1
13が設けられ、この処置具操作部113には超音波振
動子114が固定されている。 【0039】超音波振動子114には超音波プローブ1
15の基端部が連結され、この超音波プローブ115は
外套管110に挿通されて外套管110の先端開口から
突出している。外套管110の先端部には超音波処置具
ジョー116が枢支ピン117を支点として回動自在に
支持され、超音波プローブ115の先端部との間で開閉
するようになっている。超音波処置具ジョー116には
操作ロッド118の一端部が連結され、この他端部は外
套管110の内部を通って処置具操作部113まで延長
している。処置具操作部113にはジョー開閉レバー1
19が枢支軸120を支点として回動自在に設けられて
いる。ジョー開閉レバー119の一端部は外套管110
の切欠部110aを介して操作ロッド118と連結さ
れ、他端部は処置具操作部113の外部に突出する指掛
け部121が設けられている。 【0040】また、超音波振動子114はケーブル12
2を介して電源装置123に接続され、電源装置123
にはフットスイッチ124が設けられている。 【0041】前述した超音波処置具によれば、処置具操
作部113を把持して進退操作することにより、超音波
プローブ115及び超音波処置具ジョー116を含む外
套管110が処置シース100の先端開口から突没す
る。 【0042】また、処置シース100の操作部101を
把持してその軸心を中心として回転操作することによ
り、超音波プローブ115及び超音波処置具ジョー11
6を任意の方向に向けることができる。従って、第1の
実施形態で示すように、血管61から分岐する側枝72
を切断する際には、硬性鏡107によって腔内69を観
察しながら処置具操作部113を把持して超音波プロー
ブ115及び超音波処置具ジョー116を進退操作する
とともに、処置シース100の操作部101を把持して
超音波プローブ115と超音波処置具ジョー116との
間に側枝72をアプローチする。そして、フットスイッ
チ124をオンして超音波振動子114を超音波振動さ
せ、さらにジョー開閉レバー119を操作して超音波処
置具ジョー116と超音波プローブ115とを閉じて側
枝72を挟むことにより、側枝72を切断することがで
きる。前述した構成によれば、次のような構成が得られ
る。 (付記1)皮切部より腔内に挿入可能なシースと、この
シースに挿入される内視鏡及び複数の操作手段とからな
り、前記腔内の採取対象血管を採取する内視鏡的血管採
取システムにおいて、前記シースに少なくとも血管切断
手段、血管保持手段等の操作手段を、前記シースの軸方
向に移動自在に組み込むとともに、前記血管切断手段及
び血管保持手段等の操作手段を操作する操作部を前記シ
ースの近位端に集中して配置したことを特徴とする内視
鏡的血管採取システム。 【0043】(付記2)前記シースの近位端に把持部を
備え、この把持部を把持した状態で、その手の親指と人差
指が届く範囲内に前記操作部を配置したことを特徴とす
る付記1記載の内視鏡的血管採取システム。 【0044】(付記3)前記シースには血管切断手段、
血管保持手段とともに、内視鏡の対物レンズ面を洗滌す
るための洗滌手段が組み込まれていることを特徴とする
付記1記載の内視鏡的血管採取システム。 【0045】(付記4)前記血管切断手段は、高周波処
置具であることを特徴とする付記1又は3記載の内視鏡
的血管採取システム。 【0046】(付記5)前記血管切断手段は、超音波処
置具であることを特徴とする付記1又は3記載の内視鏡
的血管採取システム。 【0047】(付記6)前記血管保持手段は、前記シー
スの先端部から突出自在な血管保持子であることを特徴
とする付記1又は3記載の内視鏡的血管採取システム。 【0048】(付記7)前記洗滌手段は、前記対物レン
ズ面を掻き取るワイパーであることを特徴とする付記1
又は3記載の内視鏡的血管採取システム。 【0049】(付記8)前記シースは、その軸心部に前
記内視鏡を挿通する内視鏡チャンネルを有していること
を特徴とする付記1記載の内視鏡的血管採取システム。 【0050】(付記9)表皮の一部に皮切部を形成し、
皮切部直下の採取対象血管を露出させる第1の段階と、
前記皮切部から腔内に内視鏡を含む拡張手段を挿入して
内視鏡観察下で腔内を拡張する第2の段階と、前記拡張
手段を抜去した後、内視鏡を含む複数の操作手段を備え
た処置シースを前記皮切部から腔内に挿入し、内視鏡観
察下で前記採取対象血管を周囲組織から切り離しながら
該採取対象血管に沿って押し進め前記採取対象血管を採
取する第3の段階とからなる内視鏡的血管採取方法。 (付記10)前記第3の段階の採取対象血管を周囲組織
から切り離す手段は、側枝を切断する方法である付記9
記載の内視鏡的血管採取方法。 【0051】 【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、シースに少なくとも血管切断手段、血管保持手段等
の操作手段をシースの軸方向に移動自在に組み込むとと
もに、操作手段を操作する操作部をシースの近位端に集
中して配置したことにより、術者はシースを把持した状
態で、複数の操作部を手指によって操作でき、術者が片手
で操作することができる。従って、構造の簡素化と操作性
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の第1の実施形態の血管採取装置を示
す側面図。 【図2】同実施形態を示し、(a)はトロッカーの斜視
図、(b)は同じく縦断側面図。 【図3】同実施形態を示し、硬性鏡を抜き取った状態の
処置シースの縦断側面図。 【図4】同実施形態を示し、硬性鏡を抜き取った状態の
処置シースの縦断平面図。 【図5】同実施形態を示し、硬性鏡を挿通した状態の処
置シースの縦断側面図。 【図6】同実施形態を示し、硬性鏡を挿通した状態の処
置シースの縦断平面図。 【図7】同実施形態を示し、図5の矢印A方向から見た
図。 【図8】同実施形態を示し、ダイセクターの先端部の縦
断側面図。 【図9】同実施形態を示し、(a)は血管採取装置の処
置シースの斜視図、(b)は先端部の斜視図、(c)は先
端部の正面図。 【図10】同実施形態のバイポーラカッターを示し、
(a)は上面図、(b)は縦断側面図、(c)は下面図。 【図11】同実施形態の血管保持子を示し、(a)は上
面図、(b)は縦断側面図、(c)は正面図。 【図12】同実施形態のワイパーを示し、(a)は上面
図、(b)はB−B線に沿う断面図。 【図13】同実施形態のワイパー操作部の斜視図。 【図14】同実施形態を示し、下肢に皮切部を形成した
状態の図。 【図15】同実施形態を示し、下肢の皮切部にトロッカ
ーを装着し、トロッカーを案内として腔内にダイセクタ
ーを挿入した状態の断面図。 【図16】同実施形態を示し、トロッカーを案内として
腔内に処置シースを挿入した状態の全体構成図。 【図17】同実施形態のモニター画像を示す図。 【図18】同実施形態を示し、腔内に処置シースを挿入
した状態の断面図。 【図19】同実施形態を示し、腔内の処置状態の断面
図。 【図20】同実施形態のモニター画像を示す図。 【図21】同実施形態を示し、(a)〜(c)は血管保
持子の作用を示す斜視図。 【図22】同実施形態を示し、処置状態の腔内断面図。 【図23】同実施形態のモニター画像を示す図。 【図24】同実施形態のモニター画像を示す図。 【図25】同実施形態を示し、(a)〜(c)はバイポ
ーラカッターの作用を示す平面図。 【図26】同実施形態を示し、(a)(b)はバイポー
ラカッターの作用を示す腔内断面図。 【図27】同実施形態を示し、処置状態の腔内断面図。 【図28】同実施形態のモニター画像を示す図。 【図29】同実施形態を示し、処置シースの先端部の斜
視図。 【図30】同実施形態を示し、処置シースの先端部の斜
視図。 【図31】同実施形態を示し、処置シースの先端部の斜
視図。 【図32】下肢に皮切部を形成した状態の図。 【図33】図32のX−X線に沿う断面図。 【図34】この発明の第2の実施形態を示す超音波処置
具を用いた処置シースの斜視図。 【図35】同実施形態の超音波処置具を用いた処置シー
スの縦断側面図。 【符号の説明】 1…トロッカー 2…処置シース 4…硬性鏡 18…バイポーラカッター 19…カッター操作部 21…血管保持子 22…保持子操作部 24…ワイパー 28…ワイパー操作部 61…血管 72…側枝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小賀坂 高宏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C060 AA10 FF19 FF23 JJ12 KK03 KK04 KK06 KK09 KK10 KK12 4C061 AA22 DD01 GG15 HH56 JJ11

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 皮切部より腔内に挿入可能なシースと、
    このシースに挿入される内視鏡と、前記シースに挿入さ
    れる複数の操作手段とからなり、前記腔内の採取対象血
    管を採取する内視鏡的血管採取システムにおいて、 前記シースに少なくとも血管切断手段、血管保持手段等
    の操作手段を、前記シースの軸方向に移動自在に組み込
    むとともに、前記血管切断手段及び血管保持手段等の操
    作手段を操作する操作部を前記シースの近位端に集中し
    て配置したことを特徴とする内視鏡的血管採取システ
    ム。
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