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JP2003188018A - 巻線型コモンモードチョークコイル - Google Patents

巻線型コモンモードチョークコイル

Info

Publication number
JP2003188018A
JP2003188018A JP2001382754A JP2001382754A JP2003188018A JP 2003188018 A JP2003188018 A JP 2003188018A JP 2001382754 A JP2001382754 A JP 2001382754A JP 2001382754 A JP2001382754 A JP 2001382754A JP 2003188018 A JP2003188018 A JP 2003188018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
winding
input
ferrite core
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001382754A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Yoshida
明央 吉田
Koji Aida
幸治 會田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minebea Co Ltd
Original Assignee
Minebea Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minebea Co Ltd filed Critical Minebea Co Ltd
Priority to JP2001382754A priority Critical patent/JP2003188018A/ja
Publication of JP2003188018A publication Critical patent/JP2003188018A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路基板への実装を安定して行うことができ
る巻線型コモンモードチョークコイルを提供する。 【解決手段】 本発明の巻線型コモンモードチョークコ
イルは、中央に巻線11が巻かれ形成された巻線部11
Mと、底面側の一方の端部に形成された脚部16a、1
6bに設けられた入力電極12、13と、底面側の他方
の端部に形成された脚部16c、16dに設けられた出
力電極14、15とを有し、入力電極12、13と出力
電極14、15とは段差の形成によりそれぞれ段差電極
部12b、13b、14b、15bが設けられ、巻線1
1の一方の端末が段差電極部12b、13bに巻線11
の他方の端末が段差電極部14b、15bに固定される
磁界形成フェライトコア10を備えた構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路基板への実装
を安定して行うことができる巻線型コモンモードチョー
クコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の巻線型コモンモードチョ
ークコイルの斜視図であり、図5(a)は巻線型コモン
モードチョークコイルを構成する磁界形成フェライトコ
ア50と閉磁路形成フェライトコア60とを組み立てた
ときの斜視図であり、図5(b)は磁界形成フェライト
コア50を底面側から見たときの斜視図である。
【0003】図5(a)に示すように、この従来の巻線
型コモンモードチョークコイルは、磁界形成フェライト
コア50と、閉磁路形成フェライトコア60とで構成さ
れ、磁界形成フェライトコア50と閉磁路形成フェライ
トコア60とは接合されて組み立てられ閉磁路が形成さ
れている。閉磁路形成フェライトコア60は、平面が矩
形形状になっており、磁界形成フェライトコア50の底
面側とは反対側の上面側に固定される。
【0004】図5(b)に示すように、磁界形成フェラ
イトコア50は、側面がH形状になっており、中央には
巻線51が巻かれ巻線部51Mが形成されている。
【0005】底面側の端部のコーナーには脚部56a、
56b、56c、56dが形成され、対応して入力電極
53a、53bと出力電極54a、54bとが設けられ
ている。入力電極53a、53bと出力電極54a、5
4bとは、磁界形成フェライトコア50のフェライト材
の半田濡れ性が悪いことから、Ag焼成と、Niメッキ
と、Snメッキとの3層構造で形成され、磁界形成フェ
ライトコア50は半田溶融により回路基板に実装され
る。
【0006】巻線51は、2本のマグネットワイヤー5
1a、51bがバイファイラ巻きにされ、一方の端末を
それぞれ対応した入力電極53a、53b上に、他方の
端末をそれぞれ対応した出力電極54a、54b上に熱
圧着にて固定されているが、熱圧着されたマグネットワ
イヤー51a、51bの端末は、入力電極53a、53
bと出力電極54a、54bの面より突出しておりその
突出量もまちまちとなる恐れがあるため、回路基板への
実装が不安定となるという不具合を生じていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記に鑑み
てなされたものであって、回路基板への実装を安定して
行うことができる巻線型コモンモードチョークコイルを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の巻線型コモンモ
ードチョークコイルは、中央に巻線が巻かれ形成された
巻線部と、底面側の一方の端部に形成された脚部に設け
られた入力電極と、前記底面側の他方の端部に形成され
た脚部に設けられた出力電極とを有し、前記入力電極と
出力電極とは段差の形成によりそれぞれ段差電極部が設
けられ、前記巻線の一方の端末が前記入力電極の前記段
差電極部に、前記巻線の他方の端末が前記出力電極の前
記段差電極部に固定される磁界形成フェライトコアを備
えた構成とした。
【0009】また、前記入力電極と出力電極は、矩形形
状に形成されたそれぞれの前記段差電極部をそれぞれ中
央側に向け配置することとした。
【0010】また、前記入力電極と出力電極は、矩形形
状に形成されたそれぞれの前記段差電極部をそれぞれ前
記巻線部の巻き線方向と直交する内側方向に向け配置す
ることとした。
【0011】また、前記入力電極は、矩形形状に形成さ
れた一方の前記入力電極の前記段差電極部を前記巻線部
の巻き線方向と直交する外側方向に向け配置し、他方の
前記入力電極の前記段差電極部を前記巻線部の巻き線方
向と直交する内側方向に向け配置し、前記出力電極は、
矩形形状に形成された一方の前記出力電極の前記段差電
極部を前記内側方向に向け配置し、他方の前記出力電極
の前記段差電極部を前記外側方向に向け配置することと
した。
【0012】さらに、前記入力電極と出力電極は、前記
段差電極部を三角形状に形成することとした。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0014】図1は、本発明に関わる第1実施態様の巻
線型コモンモードチョークコイルを構成する磁界形成用
の磁界形成フェライトコア10を底面側から見たときの
斜視図である。
【0015】この第1実施態様の巻線型コモンモードチ
ョークコイルは、磁界形成フェライトコア10と、閉磁
路形成フェライトコア(図示せず)とで構成され、磁界
形成フェライトコア10と閉磁路形成フェライトコアと
は接合されて組み立てられ閉磁路が形成される。
【0016】図1に示すように、磁界形成フェライトコ
ア10は、底面側に巻線部形成溝17aが、上面側に巻
線部形成溝17bが形成されたフェライトコア本体10
Aを有し、フェライトコア本体10Aには、一方の端部
のコーナーに2個の脚部16a、16bが形成され、他
方の端部のコーナーに2個の脚部16c、16dが形成
されている。
【0017】脚部16a、16bには対応して2個の入
力電極12、13が設けられ、脚部16c、16dには
対応して2個の出力電極14、15が設けられている。
【0018】入力電極12は、段差が形成され、回路基
板にハンダ接合される表面電極部12aと、表面電極部
12aに対し少なくともマグネットワイヤー11a、1
1bの径よりも大きい段差を有する矩形形状の段差電極
部12bとが設けられている。また、同様に、入力電極
13は表面電極部13aと段差電極部13bとが設けら
れ、出力電極14は表面電極部14aと段差電極部14
bとが設けられ、出力電極15は表面電極部15aと段
差電極部15bとが設けられている。矩形形状の段差電
極部12b、13b、14b、15bはそれぞれ中央側
に向け配置している。
【0019】フェライトコア本体10Aには、巻線部形
成溝17aと巻線部形成溝17bを挟み中央に巻線11
が巻かれ巻線部11Mが形成されている。巻線11は、
2本のマグネットワイヤー11a、11bが巻線部11
Mにバイファイラ巻きにされ、マグネットワイヤー11
a、11bの一方の端末はそれぞれ対応した入力電極1
2、13の段差電極部12b、13bに、マグネットワ
イヤー11a、11bの他方の端末はそれぞれ対応した
出力電極14、15の段差電極部14b、15bに熱圧
着により固定されている。熱圧着により、マグネットワ
イヤー11a、11bの絶縁皮膜は飛散し、段差電極部
12b、13b、14b、15bに電気的に接続する。
【0020】段差電極部12b、13b、14b、15
bは、矩形形状に形成され、それぞれ中央側に向け配置
しているため、マグネットワイヤー11a、11bの端
末を所定の固定強度で容易に固定することができる。
【0021】磁界形成フェライトコア10は、上面に閉
磁路形成フェライトコアが接合されて組み立てられ、回
路基板に実装を行うときには入力電極12、13と出力
電極14、15の各表面電極部12a、13a、14
a、15aが回路基板に形成された導体パターンにハン
ダ接合する。
【0022】以上、本発明に関わる第1実施態様の巻線
型コモンモードチョークコイルは、マグネットワイヤー
11a、11bの端末が段差電極部12b、13b、1
4b、15bに固定され、各表面電極部12a、13
a、14a、15aは平面で、マグネットワイヤー11
a、11bの熱圧着による突起は形成されないため、回
路基板への実装を安定して行うことができる。
【0023】図2は、本発明に関わる第2実施態様の巻
線型コモンモードチョークコイルを構成する磁界形成用
の磁界形成フェライトコア20を底面側から見たときの
斜視図である。
【0024】この第2実施態様の巻線型コモンモードチ
ョークコイルは、磁界形成フェライトコア20と、閉磁
路形成フェライトコア(図示せず)とで構成され、磁界
形成フェライトコア20と閉磁路形成フェライトコアと
は接合されて組み立てられ閉磁路が形成される。
【0025】図2に示すように、磁界形成フェライトコ
ア20は、2個の入力電極22、23と、2個の出力電
極24、25とが設けられ、その他の構成は第1実施態
様の巻線型コモンモードチョークコイルと同様である。
【0026】入力電極22は、段差が形成され、回路基
板にハンダ接合される表面電極部22aと、表面電極部
22aに対し少なくともマグネットワイヤー21a、2
1bの径よりも大きい段差を有する矩形形状の段差電極
部22bとが設けられている。また、同様に、入力電極
23は表面電極部23aと段差電極部23bとが設けら
れ、出力電極24は表面電極部24aと段差電極部24
bとが設けられ、出力電極25は表面電極部25aと段
差電極部25bとが設けられている。矩形形状の段差電
極部22b、23b、24b、25bはそれぞれ巻線部
21Mの矢印Lに示す巻き線方向と直交する内側方向に
向け配置している。
【0027】マグネットワイヤー21a、21bの一方
の端末はそれぞれ対応した入力電極22、23の段差電
極部22b、23bに、マグネットワイヤー21a、2
1bの他方の端末はそれぞれ対応した出力電極24、2
5の段差電極部24b、25bに熱圧着により固定され
ている。熱圧着により、マグネットワイヤー21a、2
1bの絶縁皮膜は飛散し、マグネットワイヤーは段差電
極部22b、23b、24b、25bに接合する。
【0028】段差電極部22b、23b、24b、25
bは、矩形形状に形成され、それぞれ矢印Lに示す巻き
線方向と直交する内側方向に向け配置しているため、マ
グネットワイヤー21a、21bの端末を所定の固定強
度で容易に固定することができる。
【0029】磁界形成フェライトコア20は、上面に閉
磁路形成フェライトコアが接合されて組み立てられ、回
路基板に実装を行うときには入力電極22、23と出力
電極24、25の各表面電極部22a、23a、24
a、25aが回路基板に形成された導体パターンにハン
ダ接合する。
【0030】以上、本発明に関わる第2実施態様の巻線
型コモンモードチョークコイルは、マグネットワイヤー
21a、21bの端末が段差電極部22b、23b、2
4b、25bに固定され、各表面電極部22a、23
a、24a、25aは平面で、マグネットワイヤー21
a、21bの熱圧着による突起は形成されないため、回
路基板への実装を安定して行うことができる。
【0031】図3は、本発明に関わる第3実施態様の巻
線型コモンモードチョークコイルを構成する磁界形成用
の磁界形成フェライトコア30を底面側から見たときの
斜視図である。
【0032】この第3実施態様の巻線型コモンモードチ
ョークコイルは、磁界形成フェライトコア30と、閉磁
路形成フェライトコア(図示せず)とで構成され、磁界
形成フェライトコア30と閉磁路形成フェライトコアと
は接合されて組み立てられ閉磁路が形成される。
【0033】図3に示すように、磁界形成フェライトコ
ア30は、2個の入力電極32、33と、2個の出力電
極34、35とが設けられ、その他の構成は第1実施態
様の巻線型コモンモードチョークコイルと同様である。
【0034】入力電極32は、段差が形成され、回路基
板にハンダ接合される表面電極部32aと、表面電極部
32aに対し少なくともマグネットワイヤー31a、3
1bの径よりも大きい段差を有する矩形形状の段差電極
部32bとが設けられている。また、同様に、入力電極
33は表面電極部33aと段差電極部33bとが設けら
れ、出力電極34は表面電極部34aと段差電極部34
bとが設けられ、出力電極35は表面電極部35aと段
差電極部35bとが設けられている。矩形形状の段差電
極部33b、34bはそれぞれ巻線部31Mの矢印Lに
示す巻き線方向と直交する外側方向に向け配置し、矩形
形状の段差電極部32b、35bはそれぞれ巻き線方向
と直交する内側方向に向け配置している。
【0035】マグネットワイヤー31a、31bの一方
の端末はそれぞれ対応した入力電極32、33の段差電
極部32b、33bに、マグネットワイヤー31a、3
1bの他方の端末はそれぞれ対応した出力電極34、3
5の段差電極部34b、35bに熱圧着により固定され
ている。熱圧着により、マグネットワイヤー31a、3
1bの絶縁皮膜は飛散し、マグネットワイヤーは段差電
極部32b、33b、34b、35bに接合する。
【0036】段差電極部32b、33b、34b、35
bは、矩形形状に形成され、段差電極部33b、34b
はそれぞれ巻き線方向と直交する外側方向に向け配置
し、段差電極部32b、35bはそれぞれ巻き線方向と
直交する内側方向に向け配置しているため、マグネット
ワイヤー31a、31bの端末を固定するときの位置決
め機能も有し、マグネットワイヤー31a、31bを段
差の角部(角部KAを例示)に引っかけて位置決めし確
実に熱圧着により固定することができる。
【0037】磁界形成フェライトコア30は、上面に閉
磁路形成フェライトコアが接合されて組み立てられ、回
路基板に実装を行うときには入力電極32、33と出力
電極34、35の各表面電極部32a、33a、34
a、35aが回路基板に形成された導体パターンにハン
ダ接合する。
【0038】以上、本発明に関わる第3実施態様の巻線
型コモンモードチョークコイルは、マグネットワイヤー
31a、31bの端末が段差電極部32b、33b、3
4b、35bに固定され、各表面電極部32a、33
a、34a、35aは平面で、マグネットワイヤー31
a、31bの熱圧着による突起は形成されないため、回
路基板への実装を安定して行うことができる。
【0039】さらに、各表面電極部32b、33b、3
4b、35bが段差形状に形成されているため、マグネ
ットワイヤーを容易に固定できるので、マグネットワイ
ヤーの熱圧着位置精度を向上させて、巻線型コモンモー
ドチョークコイルの特性を安定化できる。
【0040】図4は、本発明に関わる第4実施態様の巻
線型コモンモードチョークコイルを構成する磁界形成用
の磁界形成フェライトコア40を底面側から見たときの
斜視図である。
【0041】この第4実施態様の巻線型コモンモードチ
ョークコイルは、磁界形成フェライトコア40と、閉磁
路形成フェライトコア(図示せず)とで構成され、磁界
形成フェライトコア40と閉磁路形成フェライトコアと
は接合されて組み立てられ閉磁路が形成される。
【0042】図4に示すように、磁界形成フェライトコ
ア40は、2個の入力電極42、43と、2個の出力電
極44、45とが設けられ、その他の構成は第1実施態
様の巻線型コモンモードチョークコイルと同様である。
【0043】入力電極42は、段差が形成され、回路基
板にハンダ接合される表面電極部42aと、表面電極部
42aに対し少なくともマグネットワイヤー41a、4
1bの径よりも大きい段差を有する三角形状の段差電極
部42bとが設けられている。また、同様に、入力電極
43は表面電極部43aと段差電極部43bとが設けら
れ、出力電極44は表面電極部44aと段差電極部44
bとが設けられ、出力電極45は表面電極部45aと段
差電極部45bとが設けられている。三角形状の段差電
極部43b、44bはそれぞれ巻線部41Mの矢印Lに
示す巻き線方向と直交する外側方向に向け配置し、三角
形状の段差電極部42b、45bはそれぞれ巻き線方向
と直交する内側方向に向け配置している。
【0044】マグネットワイヤー41a、41bの一方
の端末はそれぞれ対応した入力電極42、43の段差電
極部42b、43bに、マグネットワイヤー41a、4
1bの他方の端末はそれぞれ対応した出力電極44、4
5の段差電極部44b、45bに熱圧着により固定され
ている。熱圧着により、マグネットワイヤー41a、4
1bの絶縁皮膜は飛散し、マグネットワイヤーは段差電
極部42b、43b、44b、45bに接合する。
【0045】段差電極部42b、43b、44b、45
bは、三角形状に形成され、段差電極部43b、44b
はそれぞれ巻き線方向と直交する外側方向に向け配置
し、段差電極部42b、45bはそれぞれ巻き線方向と
直交する内側方向に向け配置しているため、マグネット
ワイヤー41a、41bの端末を固定するときの位置決
め機能も有し、マグネットワイヤー41a、41bを段
差の角部(角部KBを例示)に引っかけて位置決めし確
実に熱圧着により固定することができる。 また、段差
電極部42b、43b、44b、45bは、三角形状に
形成されているため、マグネットワイヤー41a、41
bの端末を長い距離で固定でき、より強固に固定するこ
ともできる。
【0046】磁界形成フェライトコア40は、上面に閉
磁路形成フェライトコアが接合されて組み立てられ、回
路基板に実装を行うときには入力電極42、43と出力
電極44、45の各表面電極部42a、43a、44
a、45aが回路基板に形成された導体パターンにハン
ダ接合する。
【0047】以上、本発明に関わる第4実施態様の巻線
型コモンモードチョークコイルは、マグネットワイヤー
41a、41bの端末が段差電極部42b、43b、4
4b、45bに固定され、各表面電極部42a、43
a、44a、45aは平面で、マグネットワイヤー41
a、41bの熱圧着による突起は形成されないため、回
路基板への実装を安定して行うことができる。
【0048】
【発明の効果】本発明の巻線型コモンモードチョークコ
イルは、中央に巻線が巻かれ形成された巻線部と、底面
側の一方の端部に形成された脚部に設けられた入力電極
と、前記底面側の他方の端部に形成された脚部に設けら
れた出力電極とを有し、前記入力電極と出力電極とは段
差の形成によりそれぞれ段差電極部が設けられ、前記巻
線の一方の端末が前記入力電極の前記段差電極部に前記
巻線の他方の端末が前記出力電極の前記段差電極部に固
定される磁界形成フェライトコアを備えた構成としたた
め、電極の外側表面に突起が形成されることはなく、回
路基板への実装を安定して行うことができる。
【0049】また、前記入力電極と出力電極は、矩形形
状に形成されたそれぞれの前記段差電極部をそれぞれ中
央側に向け配置することとしたため、巻線の端末を所定
の固定強度で容易に固定し、回路基板への実装を安定し
て行うことができる。
【0050】また、前記入力電極と出力電極は、矩形形
状に形成されたそれぞれの前記段差電極部をそれぞれ前
記巻線部の巻き線方向と直交する内側方向に向け配置す
ることとしたため、巻線の端末を所定の固定強度で容易
に固定し、回路基板への実装を安定して行うことができ
る。
【0051】また、前記入力電極は、矩形形状に形成さ
れた一方の前記入力電極の前記段差電極部を前記巻線部
の巻き線方向と直交する外側方向に向け配置し、他方の
前記入力電極の前記段差電極部を前記巻線部の巻き線方
向と直交する内側方向に向け配置し、前記出力電極は、
矩形形状に形成された一方の前記出力電極の前記段差電
極部を前記内側方向に向け配置し、他方の前記出力電極
の前記段差電極部を前記外側方向に向け配置することと
したため、巻線の端末を位置決めして確実に固定し、回
路基板への実装を安定して行うことができる。
【0052】さらに、前記入力電極と出力電極は、前記
段差電極部を三角形状に形成することとしたため、巻線
の端末を位置決めしてより長く確実に固定し、回路基板
への実装を安定して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わる第1実施態様の巻線型コモンモ
ードチョークコイルを構成する磁界形成用の磁界形成フ
ェライトコアを底面側から見たときの斜視図である。
【図2】本発明に関わる第2実施態様の巻線型コモンモ
ードチョークコイルを構成する磁界形成用の磁界形成フ
ェライトコアを底面側から見たときの斜視図である。
【図3】本発明に関わる第3実施態様の巻線型コモンモ
ードチョークコイルを構成する磁界形成用の磁界形成フ
ェライトコアを底面側から見たときの斜視図である。
【図4】本発明に関わる第4実施態様の巻線型コモンモ
ードチョークコイルを構成する磁界形成用の磁界形成フ
ェライトコアを底面側から見たときの斜視図である。
【図5】従来の巻線型コモンモードチョークコイルの斜
視図であり、図5(a)は巻線型コモンモードチョーク
コイルを構成する磁界形成フェライトコアと閉磁路形成
フェライトコアとを組み立てたときの斜視図であり、図
5(b)は磁界形成フェライトコアを底面側から見たと
きの斜視図である。
【符号の説明】
10、20、30、40 磁界形成フェライトコア 10A、 フェライトコア本体 11、21、31、41 巻線 11M、21M、31M、41M 巻線部 12、13、22、23、32、33、42、43 入
力電極 12a、13a、14a、15a、22a、23a、2
4a、25a、32a、33a、34a、35a、42
a、43a、44a、45a 表面電極部 12b、13b、14b、15b、22b、23b、2
4b、25b、32b、33b、34b、35b、42
b、43b、44b、45b 段差電極部 14、15、24、25、34、35、44、45 出
力電極 16a、16b、16c、16d 脚部 60 閉磁路形成フェライトコア

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央に巻線が巻かれ形成された巻線部
    と、底面側の一方の端部に形成された脚部に設けられた
    入力電極と、前記底面側の他方の端部に形成された脚部
    に設けられた出力電極とを有し、前記入力電極と出力電
    極とは段差の形成によりそれぞれ段差電極部が設けら
    れ、前記巻線の一方の端末が前記入力電極の前記段差電
    極部に、前記巻線の他方の端末が前記出力電極の前記段
    差電極部に固定される磁界形成フェライトコアを備えた
    ことを特徴とする巻線型コモンモードチョークコイル。
  2. 【請求項2】 前記入力電極と出力電極は、矩形形状に
    形成されたそれぞれの前記段差電極部をそれぞれ中央側
    に向け配置することを特徴とする請求項1に記載の巻線
    型コモンモードチョークコイル。
  3. 【請求項3】 前記入力電極と出力電極は、矩形形状に
    形成されたそれぞれの前記段差電極部をそれぞれ前記巻
    線部の巻き線方向と直交する内側方向に向け配置するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の巻線型コモンモードチ
    ョークコイル。
  4. 【請求項4】 前記入力電極は、矩形形状に形成された
    一方の前記入力電極の前記段差電極部を前記巻線部の巻
    き線方向と直交する外側方向に向け配置し、他方の前記
    入力電極の前記段差電極部を前記巻線部の巻き線方向と
    直交する内側方向に向け配置し、前記出力電極は、矩形
    形状に形成された一方の前記出力電極の前記段差電極部
    を前記内側方向に向け配置し、他方の前記出力電極の前
    記段差電極部を前記外側方向に向け配置することを特徴
    とする請求項1に記載の巻線型コモンモードチョークコ
    イル。
  5. 【請求項5】 前記入力電極と出力電極は、前記段差電
    極部を三角形状に形成することを特徴とする請求項1に
    記載の巻線型コモンモードチョークコイル。
JP2001382754A 2001-12-17 2001-12-17 巻線型コモンモードチョークコイル Withdrawn JP2003188018A (ja)

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