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JP2003185344A - 熱処理炉 - Google Patents

熱処理炉

Info

Publication number
JP2003185344A
JP2003185344A JP2001382374A JP2001382374A JP2003185344A JP 2003185344 A JP2003185344 A JP 2003185344A JP 2001382374 A JP2001382374 A JP 2001382374A JP 2001382374 A JP2001382374 A JP 2001382374A JP 2003185344 A JP2003185344 A JP 2003185344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating chamber
heat treatment
processed
support base
supporting base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001382374A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Inuzuka
忍 犬塚
Satoru Hori
堀  哲
Noriyuki Matsumoto
則幸 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daido Steel Co Ltd
Original Assignee
Daido Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daido Steel Co Ltd filed Critical Daido Steel Co Ltd
Priority to JP2001382374A priority Critical patent/JP2003185344A/ja
Publication of JP2003185344A publication Critical patent/JP2003185344A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)
  • Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送ローラによって被処理物とともに搬送され
る支持基台を、加熱室の下壁の出入口を開閉する扉を兼
用させた場合において、その支持基台上面に被処理物か
ら発生する油脂類等の蒸気が付着し様々な悪影響を及ぼ
す問題を解決する。 【解決手段】加熱室14の下方に搬送ローラ38を設
け、被処理物Wを支持基台40ごと加熱室14の直下ま
で搬送したのち被処理物Wを加熱室14内に持ち上げて
加熱処理する真空焼結炉10において、支持基台40と
は別途に被処理物Wを受ける小形状の受台42を、支持
基台40と被処理物Wとの間に介挿するとともに、支持
基台40の受台42の直下の位置に貫通の挿通開口44
を設けて、挿通開口44を通じて昇降ロッド38により
被処理物Wを受台42ごと支持基台40と切り離して持
ち上げ、加熱室14内に挿入するようになす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は粉末の成形体を連
続して各種処理し焼結を行う焼結炉、特に真空式の焼結
炉に適用して好適な熱処理炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来粉末の焼結体は、粉末を所定形状に
成形して成る被処理物に対して各種の処理、例えば真空
の脱ガス室で被処理物に含まれているバインダを加熱下
で蒸発除去したり、その後に加熱処理を複数段階行った
りして得ており、そのための設備として連続式の真空焼
結炉(熱処理炉)が用いられている。
【0003】図8は従来用いられている連続式の真空焼
結炉の一例の要部を示したものである。同図において、
200は焼結炉202における炉体で内部に加熱室20
4が設けられている。加熱室204の内部は1000℃
以上の高温となるため、加熱室204の壁206は高耐
熱且つ高断熱性の材料で構成されている。通例この壁2
06はカーボン繊維を成形した比較的軟らかい材料で構
成されている。
【0004】加熱室204の前後には入口208,出口
210が設けられており、それらが扉212,214に
て開閉されるようになっている。ここで扉212,21
4は、それぞれ開閉装置216,218にて開閉作動さ
せられる。
【0005】この例の焼結炉202の場合、加熱室20
4の内部が被処理物Wの搬送空間も兼ねており、そのた
め加熱室204内部には被処理物Wを加熱するヒータ2
22と併せて、被処理物Wを載せて自身の回転により搬
送する搬送ローラ(搬送手段)220が並設されてい
る。
【0006】しかしながらこの焼結炉202の場合、搬
送ローラ220が加熱室204内部に配設されていて、
加熱室204内で加熱されてしまうため、搬送ローラ2
20を高耐熱の材料で構成しなければならず、必然的に
搬送ローラ220が高価なものとなってしまう。また搬
送ローラ220を通じて熱が外部に逃げるため、熱損失
が大きいといった問題もあった。
【0007】図9の焼結炉202はこれを改善すべく案
出されたもので(特公平5−17472)、ここでは搬
送空間226を加熱室204と分けてその下側に形成
し、そこに搬送ローラ220を並設している。
【0008】この例では、被処理物Wが3枚のプレート
230,232,236から成る支持基台234及びこ
れと一体に構成された受台238上に載せられた状態
で、搬送ローラ220により搬送空間226を搬送さ
れ、そして加熱室204の直下の位置から昇降ロッド2
40の上昇により、加熱室204の下壁に形成された出
入口228を通じて加熱室204内に挿入される。
【0009】ここで支持基台234におけるプレート2
36は蓋を兼ねており、被処理物Wを加熱室204内に
挿入した状態で出入口228を閉鎖する機能を有してい
る。そのためこの蓋を兼ねたプレート236は、加熱室
204の壁206と同種の材料で構成されている。
【0010】尚上記受台238もまた、蓋を兼ねたプレ
ート236と同じく高耐熱性が要求されるが、この受台
238は高耐熱性と併せて被処理物Wを支持する機能も
要求されるため、壁206の材料とは異なった耐熱材
料、例えばCCコンポジットが好適に用いられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この焼結炉202の場
合、図8に示す焼結炉202の上記問題は改善できるも
のの、この図9に示す焼結炉202の場合、蓋を兼ねた
プレート236の上面、即ち支持基台234上面が加熱
室204内部に露出した状態で、加熱室204内におけ
る加熱処理が行われることとなるため、バインダ等に由
来する油脂類等の蒸気が支持基台234上面に付着して
しまう問題が生ずる。
【0012】而して支持基台234上面にそのような蒸
気が付着すると、次の加熱室で被処理物Wを加熱処理す
る際、その付着した油脂類等が再び次の加熱室内で蒸発
して加熱室内を汚したり、或いは被処理物Wがその蒸気
によって汚染されてしまうといった問題が生ずる。以上
焼結炉を中心として説明したが同種の問題は他の用途の
熱処理炉においても共通して生じ得る問題である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の熱処理炉はこの
ような課題を解決するために案出されたものである。而
して請求項1のものは、被処理物を加熱する加熱室の下
方に該被処理物を搬送する搬送空間を設けて、該搬送空
間にローラ,チェーン等の搬送手段を設け、支持基台上
に載せた該被処理物を該支持基台ごと該搬送手段にて前
記加熱室の直下まで搬送したのち、昇降部材にて該被処
理物を該加熱室内に持ち上げて加熱処理し、その後搬送
空間に下降させて該搬送手段により該加熱室の直下から
次の工程に向けて搬送するようになした熱処理炉におい
て、前記支持基台とは別途に前記被処理物を受ける、該
支持基台よりも小形状の受台をそれら支持基台と被処理
物との間に介挿して該被処理物を搬送するようになすと
ともに、該支持基台には該受台の直下の位置に貫通の挿
通開口を設けて、該挿通開口を通じて前記昇降部材によ
り前記被処理物を該受台ごと前記支持基台と切り離して
持ち上げ、前記加熱室内に挿入するようになしたことを
特徴とする。
【0014】請求項2のものは、請求項1において、前
記加熱室は、下壁に前記被処理物を出し入れする出入口
が設けてあるとともに、該出入口を開閉する扉が前記支
持基台とは別途に設けてあることを特徴とする。
【0015】請求項3のものは、請求項2において、前
記扉は2つ若しくはそれ以上の複数に分割してあって、
各分割体が横方向に進退可能となしてあるとともに、該
扉には、上部が前記加熱室内に挿入された状態の前記昇
降部材に対して閉作動時に嵌り合う開口が形成してある
ことを特徴とする。
【0016】請求項4のものは、請求項1〜3の何れか
において、前記昇降部材と一体若しくは別体に昇降し、
前記被処理物を前記加熱室内で加熱処理中に、前記支持
基台を前記搬送手段から所定距離浮上げて保持する浮上
げ手段が設けてあることを特徴とする。
【0017】請求項5のものは、請求項1〜4の何れか
において、前記昇降部材は昇降ロッドから成っていて、
前記加熱室内に挿入される上部と下部とが別材料で構成
してあり、それら上部と下部との間に断熱材が介挿して
あることを特徴とする。
【0018】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、受台の
直下の位置において支持基台に貫通の挿通開口を設け、
その挿通開口を通じて昇降部材により被処理物を受台ご
と支持基台と切り離して持ち上げ、加熱室内に挿入する
ようになしたもので、この熱処理炉にあっては、加熱室
内で被処理物を加熱処理する際、被処理物から発生した
油脂類等の蒸気が支持基台上面に付着するといったこと
がなく、従って被処理物を支持基台ごと次の工程へ運ん
で、再び被処理物を加熱処理する際、前の加熱室で付着
した蒸気が再びそこで蒸発して次の加熱室を汚染したり
或いは被処理物自体を汚染したりするといった問題を解
決することができる。
【0019】請求項2のものは、加熱室の下壁に設け
た、被処理物の出し入れのため出入口を開閉する扉を上
記支持基台とは別途に設けたもので、このようになすこ
とで、加熱室を実質的に閉じた状態の下で被処理物に対
し加熱処理を施すことができる。
【0020】またこの扉は被処理物を支持する機能を持
たせる必要がないため、加熱室の壁を構成する材料と同
種の比較的軟らかい材料で構成しておくことができる。
【0021】一方受台は被処理物と一緒に加熱室内に挿
入され、そのまま再び次の加熱室へと搬入されることと
なるが、この受台は加熱室の扉を兼用させる必要がない
ため、CCコンポジット等蒸気が侵入し難い材料を用い
ることができる。従って受台に蒸気が付着して次の加熱
処理の際に悪影響を及ぼすといった問題は回避できる。
【0022】ここで上記扉は二つ若しくはそれ以上の複
数に分割した形態で構成し、各分割体を横方向に進退さ
せることで出入口を開閉するようになすことができる
(請求項3)。その際、扉には閉作動時に昇降部材に対
して嵌り合う開口を形成しておくことができる。このよ
うにすることで、昇降部材の上部を加熱室内に挿入した
状態の下で出入口を実質的に閉鎖することができる。
【0023】ところで、本発明に従って被処理物を受台
とともに支持基台から切り離して持ち上げるようにした
場合、加熱室での被処理物の加熱処理中に、支持基台が
ローラ等の搬送手段上に残ってしまうことになる。この
場合ローラ等搬送手段を停止しておけばよいが、但しそ
のようにすると加熱室から発生した蒸気等がローラ軸受
等に付着してローラが固着してしまい、次にローラを回
転させようとしたときにローラが円滑に回転しない不具
合の発生することが判明した。
【0024】ここにおいて請求項4のものは、加熱処理
中に支持基台を搬送手段から所定距離浮き上げて保持す
る浮上げ手段を、昇降部材と一体若しくは別体に昇降す
るように設けたもので、このようになしておくことで、
ローラ等の搬送手段の搬送動作を継続しながら、支持基
台が加熱処理中に移動してしまうのを防止することがで
きる。
【0025】次に請求項5のものは、昇降部材を昇降ロ
ッドにて構成し、そして加熱室内に挿入される上部と加
熱室外に位置する下部とを別材料で構成し且つそれらの
間に断熱材を介挿したもので、このようになしておけ
ば、高温に加熱された上部から低温状態の下部への熱の
伝達を良好に遮断することができ、熱ロスを少なく抑え
ることができる。
【0026】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1及び図2において、10は連続式の真空
焼結炉(熱処理炉)で、炉体12を有しており、その内
部に加熱室14が設けられている。またその加熱室14
の下側には搬送空間を成す下室16が形成されている。
【0027】加熱室14の内部には、ヒータ18がその
側周壁の内面に沿って実質的に全周に配設されている。
また加熱室14の壁15の下壁には、被処理物Wの出入
口20が設けられており、その出入口20が、扉22に
て開閉されるようになっている。ここで扉22は、図4
に示しているように2分割されており、それぞれの半体
22A,22Aに半円形状の凹所24が形成されてい
る。この凹所24,24は、半体22A,22Aを閉じ
合せたときに円形の開口を形成し、その開口において後
述の昇降ロッド46に所定の隙間をもって嵌り合うよう
になっている。
【0028】下室16には、入口26と出口28とが設
けられており、それぞれが扉30によって開閉されるよ
うになっている。ここで扉30は開閉装置32によって
開閉される。この開閉装置32は駆動シリンダ34を有
しており、そのロッド35に対し扉30が平行リンク3
6を介して連結されている。搬送室16には、搬送ロー
ラ38が所定間隔ごとに水平方向に並設されている。
【0029】上記被処理物Wは、この搬送ローラ38に
よって支持基台(この例ではプレート状)40とともに
図中左から右に向けて搬送される。この支持基台40と
被処理物Wとの間には、支持基台40よりも小形状の受
台42が介挿されており、被処理物Wはこの受台42ご
と、後述する昇降ロッド46にて加熱室14内に持ち上
げられ挿入される。
【0030】ここで受台42は、被処理物Wを支持する
機能が要求されることから、また被処理物Wとともに加
熱室14内に挿入されることから高耐熱材料且つ比較的
硬い材料、ここではCCコンポジットにて構成されてい
る。
【0031】一方上記扉22は被処理物Wを支持する機
能が要求されず、加熱室14の壁15と同種の材料、こ
こではカーボン繊維の成形体にて構成されている。
【0032】上記支持基台40には受台42の直下の位
置において昇降ロッド46の大径の頭部54を通過させ
る貫通の挿通開口44が形成されている。被処理物W
は、この受台42とともに挿通開口44を挿通して上昇
する昇降ロッド46の大径の頭部54にて支持され、加
熱室14へと挿入される。
【0033】被処理物Wを昇降させる上記昇降ロッド
(昇降部材)46は、加熱室14内部に挿入される上部
48とその下側の下部50とが別々の材料で構成されて
いる。具体的には上部48が耐熱性のCCコンポジット
で、また下部50が金属にて構成されている。この金属
から成る下部50は水冷構造とされている。
【0034】而してこれら上部48と下部50との間に
は、図5に拡大して示すようにセラミック等から成る断
熱材52が介挿されており、上部48から下部50への
熱の伝達がここで遮断されるようになっている。尚上部
48の上端には、上記のように大径の頭部54が設けら
れている。昇降ロッド46にはまた、下部50において
支持基台40を搬送ローラ38から所定距離浮き上げる
ための大径の浮上げ部56が一体に形成されている。こ
の浮上げ部56の上面には、支持基台40の下面に当接
する突起58が複数箇所に設けられている。
【0035】図2において、60は昇降ロッド46を昇
降駆動する昇降装置で、駆動シリンダ62のロッド64
と昇降ロッド46とを連結する連結体66とを有してい
る。昇降ロッド46は、この駆動シリンダ62の伸縮動
作によって昇降作動させられる。
【0036】次に本例の焼結炉の作用を図1,図6及び
図7に基づいて説明する。被処理物Wは、受台42によ
り支持された状態で支持基台40とともに搬送ローラ3
8の回転により加熱室14の下側の下室16に搬送され
る。そして被処理物Wが加熱室14の直下に位置したと
ころで、図6に示すように昇降ロッド46が上昇作動
し、扉22の開作動により開放された出入口20を通じ
て被処理物Wが加熱室14内に挿入される。このとき、
昇降ロッド46は支持基台40の挿通開口44を挿通し
て被処理物Wを受台42ごと持ち上げ、加熱室14内部
に挿入する。その際、図7に示すように昇降ロッド50
に一体に設けられた浮上げ部56が支持基台40の下面
を搬送ローラ38より所定微小距離浮き上げ、回転を続
ける搬送ローラ38によって、被処理物W及び受台42
から分離された支持基台40が図1中前方へと送られ移
動してしまうのを防止する。
【0037】さて図7に示しているように被処理物Wが
加熱室14内に挿入されるとともに扉22が閉作動し、
この状態で被処理物Wは加熱室14内に所定時間保持さ
れてヒータ18による加熱を受ける。即ち被処理物Wは
加熱室14内で加熱処理される。尚このとき、加熱室1
4内部は真空状態に保持され、その真空下で加熱処理さ
れる。
【0038】所定時間の加熱処理を終えたところで、図
6に示しているように2分割形態の扉22が開作動し、
これとともに昇降ロッド46が下降運動して、加熱処理
後の被処理物Wを受台42ごと再び支持基台40上に載
せる。尚このとき浮上げ部56もまた下降しているた
め、支持基台40は再び搬送ローラ38の上に載った状
態となって、搬送ローラ38の継続回転に伴って図1中
右方に送られて行く。
【0039】以上のような本例の真空焼結炉10にあっ
ては、被処理物Wが支持基台40と切り離して持ち上げ
られ、更にまた加熱室14の出入口20を開閉する扉2
2が支持基台40とは別途に設けられているため、加熱
室14内で被処理物Wを加熱処理する際、被処理物Wか
ら発生した油脂類等の蒸気が支持基台40上面に付着す
るといったことがなく、従って被処理物Wを支持基台4
0ごと次の工程へ運んで再び被処理物Wを加熱処理する
際、前の加熱室14で付着した蒸気が再びそこで蒸発し
て次の加熱室を汚染したり或いは被処理物W自体を汚染
したりするといった問題を解決することができる。
【0040】また本例では加熱処理中に支持基台40を
搬送ローラ38から所定距離浮き上げて保持する浮上げ
部56が昇降ロッド46に設けてあるため、搬送ローラ
38の搬送動作を継続しながら、支持基台40が加熱処
理中に移動してしまうといった不都合を防止できる。
【0041】更に本例では昇降ロッドにおける上部48
と加熱室14外に位置する下部50とが別材料で構成さ
れ、そしてそれらの間に断熱材52が介挿されているた
め、高温に加熱された上部48から低温状態の下部50
への熱の伝達が良好に遮断されて熱ロスが少なく抑えら
れる。
【0042】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば本発明はバッチ式の熱処理
炉に適用することも可能であるし、或いはまた上例のよ
うな焼結炉以外の他の様々な目的の熱処理炉に適用する
ことも可能であるなど、その主旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である焼結炉の要部正面断面
図である。
【図2】同じ実施例の要部側面断面図である。
【図3】同実施例における被処理物Wを受台及び支持基
台にて支持した状態を示す図である。
【図4】同実施例における2分割式の扉の要部をその周
辺部とともに示す図である。
【図5】同実施例における昇降ロッドの要部を示す図で
ある。
【図6】同実施例の一作用状態を示す図である。
【図7】同実施例の図6とは異なる作用状態を示す図で
ある。
【図8】従来の熱処理炉の一例を示す図である。
【図9】従来の熱処理炉の図8とは異なる例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 真空焼結炉(熱処理炉) 14 加熱室 16 下室 20 出入口 22 扉 22A 半体 24 凹所 38 搬送ローラ 40 支持基台 42 受台 44 挿通開口 46 昇降ロッド 48 上部 50 下部 56 浮上げ部 58 突起 60 昇降装置 W 被処理物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 則幸 愛知県名古屋市熱田区六野一丁目2番5号 大同特殊鋼株式会社高蔵製作所内 Fターム(参考) 4K055 AA06 HA08 HA11 HA29 4K061 AA01 AA05 BA02 CA21 DA05 EA10 FA12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理物を加熱する加熱室の下方に該被
    処理物を搬送する搬送空間を設けて、該搬送空間にロー
    ラ,チェーン等の搬送手段を設け、支持基台上に載せた
    該被処理物を該支持基台ごと該搬送手段にて前記加熱室
    の直下まで搬送したのち、昇降部材にて該被処理物を該
    加熱室内に持ち上げて加熱処理し、その後搬送空間に下
    降させて該搬送手段により該加熱室の直下から次の工程
    に向けて搬送するようになした熱処理炉において、 前記支持基台とは別途に前記被処理物を受ける、該支持
    基台よりも小形状の受台をそれら支持基台と被処理物と
    の間に介挿して該被処理物を搬送するようになすととも
    に、該支持基台には該受台の直下の位置に貫通の挿通開
    口を設けて、該挿通開口を通じて前記昇降部材により前
    記被処理物を該受台ごと前記支持基台と切り離して持ち
    上げ、前記加熱室内に挿入するようになしたことを特徴
    とする熱処理炉。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記加熱室は、下壁
    に前記被処理物を出し入れする出入口が設けてあるとと
    もに、該出入口を開閉する扉が前記支持基台とは別途に
    設けてあることを特徴とする熱処理炉。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記扉は2つ若しく
    はそれ以上の複数に分割してあって、各分割体が横方向
    に進退可能となしてあるとともに、該扉には、上部が前
    記加熱室内に挿入された状態の前記昇降部材に対して閉
    作動時に嵌り合う開口が形成してあることを特徴とする
    熱処理炉。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れかにおいて、前記昇
    降部材と一体若しくは別体に昇降し、前記被処理物を前
    記加熱室内で加熱処理中に、前記支持基台を前記搬送手
    段から所定距離浮上げて保持する浮上げ手段が設けてあ
    ることを特徴とする熱処理炉。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかにおいて、前記昇
    降部材は昇降ロッドから成っていて、前記加熱室内に挿
    入される上部と下部とが別材料で構成してあり、それら
    上部と下部との間に断熱材が介挿してあることを特徴と
    する熱処理炉。
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