JP2003185005A - 自動変速装置 - Google Patents
自動変速装置Info
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- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 発進時のドライバの負担を軽減できる自動変
速装置を提供する。 【解決手段】 車両の発進段として、2速以上に設定さ
れた通常発進段と、その通常発進段に換えて選択可能な
選択発進段とを備えた自動変速装置であって、上記通常
発進段よりも低速段の選択発進段で車両が発進された
後、所定のギヤ段以上にシフトアップされたならば、発
進段を上記通常発進段に自動復帰させるものである。
速装置を提供する。 【解決手段】 車両の発進段として、2速以上に設定さ
れた通常発進段と、その通常発進段に換えて選択可能な
選択発進段とを備えた自動変速装置であって、上記通常
発進段よりも低速段の選択発進段で車両が発進された
後、所定のギヤ段以上にシフトアップされたならば、発
進段を上記通常発進段に自動復帰させるものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発進時のドライバ
の負担軽減を図った自動変速装置に関するものである。
の負担軽減を図った自動変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】トラックやトラクタ等の積載車両などで
は、通常の発進時には予め設定された2速以上のギヤ段
で発進することが一般的である。そして、急勾配の坂道
発進を行うときなど、特殊な状況下において通常発進時
に使用するギヤ段よりも低速段で発進する。自動変速装
置を備えた車両では一般的に、予め2速以上に設定・記
憶された通常発進段(デフォルト段とも言う)を備え、
通常時には通常発進段で発進を行い、車両が特殊な状況
下に置かれた場合にはドライバが通常発進段よりも低速
段を発進段として選択して発進するようにしている。
は、通常の発進時には予め設定された2速以上のギヤ段
で発進することが一般的である。そして、急勾配の坂道
発進を行うときなど、特殊な状況下において通常発進時
に使用するギヤ段よりも低速段で発進する。自動変速装
置を備えた車両では一般的に、予め2速以上に設定・記
憶された通常発進段(デフォルト段とも言う)を備え、
通常時には通常発進段で発進を行い、車両が特殊な状況
下に置かれた場合にはドライバが通常発進段よりも低速
段を発進段として選択して発進するようにしている。
【0003】例えば、特公平6−63559号の公報に
記載されている自動変速装置は、ドライバが1速選択用
のスイッチを押したときのみ1速で発進を行い、ドライ
バがスイッチを押さない場合には2速(通常発進段)で
発進するものである。
記載されている自動変速装置は、ドライバが1速選択用
のスイッチを押したときのみ1速で発進を行い、ドライ
バがスイッチを押さない場合には2速(通常発進段)で
発進するものである。
【0004】しかしながら、このような従来の自動変速
装置では通常発進段よりも低速段で発進した後、車両の
置かれている状況が変化して通常発進段で発進する必要
が生じた場合、ドライバがその状況を感知・判断して通
常発進段への変更操作(上記例では1速選択用スイッチ
の解除)を行うことが必要となり、これがドライバの負
担となっていた。
装置では通常発進段よりも低速段で発進した後、車両の
置かれている状況が変化して通常発進段で発進する必要
が生じた場合、ドライバがその状況を感知・判断して通
常発進段への変更操作(上記例では1速選択用スイッチ
の解除)を行うことが必要となり、これがドライバの負
担となっていた。
【0005】また、本出願人が特願2000−7636
8に記載した自動変速装置は、ドライバがギヤ段を選択
してそのギヤ段を発進段として学習させることによっ
て、次回以降その選択ギヤ段で発進を行うようにしたも
のである。この自動変速装置では、ドライバが車両の状
態(積荷状態など)や車両の置かれている状況に最適な
ギヤ段を選択して学習させることで、少なくともその状
況下では最適なギヤ段で発進することができる。
8に記載した自動変速装置は、ドライバがギヤ段を選択
してそのギヤ段を発進段として学習させることによっ
て、次回以降その選択ギヤ段で発進を行うようにしたも
のである。この自動変速装置では、ドライバが車両の状
態(積荷状態など)や車両の置かれている状況に最適な
ギヤ段を選択して学習させることで、少なくともその状
況下では最適なギヤ段で発進することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動変速装置であっても、通常の発進に適したギヤ段より
も低速段を発進段として学習させて発進した後、車両の
置かれている状況が変化して通常発進段で発進する必要
が生じた場合、ドライバはその必要性を感知・判断して
通常発進に適したギヤ段の学習操作を行う必要があり、
発進時のドライバの負担は依然として存在していた。
動変速装置であっても、通常の発進に適したギヤ段より
も低速段を発進段として学習させて発進した後、車両の
置かれている状況が変化して通常発進段で発進する必要
が生じた場合、ドライバはその必要性を感知・判断して
通常発進に適したギヤ段の学習操作を行う必要があり、
発進時のドライバの負担は依然として存在していた。
【0007】要するに、通常発進段よりも低速段での発
進は上記のように特殊な状況下でのみ必要であり、特殊
な状況を脱したら発進段を通常発進段へと戻す必要が生
じるのであるが、従来の自動変速機では車両が特殊な状
況を脱したことをドライバ自身が判断して通常発進段へ
と戻す操作を行う必要があったのである。
進は上記のように特殊な状況下でのみ必要であり、特殊
な状況を脱したら発進段を通常発進段へと戻す必要が生
じるのであるが、従来の自動変速機では車両が特殊な状
況を脱したことをドライバ自身が判断して通常発進段へ
と戻す操作を行う必要があったのである。
【0008】そこで、本発明の目的は、発進時のドライ
バの負担を軽減できる自動変速装置を提供することにあ
る。
バの負担を軽減できる自動変速装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、車両の発進段として、2速以上に設定され
た通常発進段と、その通常発進段に換えて選択可能な選
択発進段とを備えた自動変速装置であって、上記通常発
進段よりも低速段の選択発進段で車両が発進された後、
所定のギヤ段以上にシフトアップされたならば、発進段
を上記通常発進段に自動復帰させるものである。
に本発明は、車両の発進段として、2速以上に設定され
た通常発進段と、その通常発進段に換えて選択可能な選
択発進段とを備えた自動変速装置であって、上記通常発
進段よりも低速段の選択発進段で車両が発進された後、
所定のギヤ段以上にシフトアップされたならば、発進段
を上記通常発進段に自動復帰させるものである。
【0010】ここで、上記所定のギヤ段は通常発進段で
あっても良い。
あっても良い。
【0011】また本発明は、車両の発進段として、2速
以上に設定された通常発進段と、その通常発進段に換え
て選択可能な選択発進段とを備えた自動変速装置であっ
て、上記通常発進段よりも低速段の選択発進段で車両が
発進された後、所定車速以上になったならば、発進段を
上記通常発進段に自動復帰させるものである。
以上に設定された通常発進段と、その通常発進段に換え
て選択可能な選択発進段とを備えた自動変速装置であっ
て、上記通常発進段よりも低速段の選択発進段で車両が
発進された後、所定車速以上になったならば、発進段を
上記通常発進段に自動復帰させるものである。
【0012】ここで、上記車両が、後部にトレーラを連
結可能なトラクタであり、そのトラクタの連結・非連結
を検出する検出手段を備え、上記通常発進段は、上記ト
ラクタの連結時と、非連結時とで異なる値が設定され、
上記検出手段の検出結果に応じて通常発進段を自動的に
選択するようにしても良い。
結可能なトラクタであり、そのトラクタの連結・非連結
を検出する検出手段を備え、上記通常発進段は、上記ト
ラクタの連結時と、非連結時とで異なる値が設定され、
上記検出手段の検出結果に応じて通常発進段を自動的に
選択するようにしても良い。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
を添付図面に基づいて詳述する。
【0014】本実施形態は、本出願人が特願2000−
76368に記載した発進段学習機能を有する自動変速
装置に適用したものであり、まず、自動変速装置の概要
を説明する。
76368に記載した発進段学習機能を有する自動変速
装置に適用したものであり、まず、自動変速装置の概要
を説明する。
【0015】図1に本実施形態に係る車両の自動変速装
置を示す。ここでは車両がトレーラを後部に連結可能な
トラクタであり、エンジン1が電子ガバナ1dを備えた
ディーゼルエンジンとなっている。図示するように、エ
ンジン1にクラッチ2を介して変速機3が取り付けら
れ、変速機3の出力軸4(図2参照)がプロペラシャフ
ト(図示せず)等を介して駆動輪に連結される。エンジ
ン1はエンジンコントロールユニット(ECU)6によ
って電子制御される。即ち、ECU6は、主にエンジン
回転センサ7とアクセル開度センサ8とによって検知さ
れるエンジン回転数とアクセル開度との値に基づいて燃
料噴射ポンプ1aの電子ガバナ1dを制御する。
置を示す。ここでは車両がトレーラを後部に連結可能な
トラクタであり、エンジン1が電子ガバナ1dを備えた
ディーゼルエンジンとなっている。図示するように、エ
ンジン1にクラッチ2を介して変速機3が取り付けら
れ、変速機3の出力軸4(図2参照)がプロペラシャフ
ト(図示せず)等を介して駆動輪に連結される。エンジ
ン1はエンジンコントロールユニット(ECU)6によ
って電子制御される。即ち、ECU6は、主にエンジン
回転センサ7とアクセル開度センサ8とによって検知さ
れるエンジン回転数とアクセル開度との値に基づいて燃
料噴射ポンプ1aの電子ガバナ1dを制御する。
【0016】図2に示すように、エンジンのクランク軸
にフライホイール1bが取り付けられ、フライホイール
1bの外周にリングギヤ1cが形成され、リングギヤ1
cの歯が通過する度にエンジン回転センサ7がパルスを
出力し、ECU6が単位時間当たりのパルス数をカウン
トしてエンジン回転数を算出する。
にフライホイール1bが取り付けられ、フライホイール
1bの外周にリングギヤ1cが形成され、リングギヤ1
cの歯が通過する度にエンジン回転センサ7がパルスを
出力し、ECU6が単位時間当たりのパルス数をカウン
トしてエンジン回転数を算出する。
【0017】図1に示すように、ここではクラッチ2と
変速機3とがトランスミッションコントロールユニット
(TMCU)9の制御信号に基づいて自動制御される。
ECU6とTMCU9とは互いにバスケーブル等を介し
て接続され、相互に連絡可能である。
変速機3とがトランスミッションコントロールユニット
(TMCU)9の制御信号に基づいて自動制御される。
ECU6とTMCU9とは互いにバスケーブル等を介し
て接続され、相互に連絡可能である。
【0018】図1、図2、図3に示すように、クラッチ
2は機械式摩擦クラッチであり、入力側をなすフライホ
イール1b、出力側をなすドリブンプレート2a、及び
ドリブンプレート2aをフライホイール1aに押圧接触
又は離反させるプレッシャプレート2bから構成され
る。そしてクラッチ2は、クラッチブースタ(クラッチ
アクチュエータ)10によりプレッシャプレート2bを
軸方向に操作し、基本的には自動断接され、ドライバの
負担を軽減し得るものとなっている。一方、微低速バッ
クに際しての微妙なクラッチワークや、非常時のクラッ
チ急断を可能とするためにクラッチペダル11による手
動断接も可能となっている。所謂セレクティブオートク
ラッチの構成である。クラッチ自体のストローク(即ち
プレッシャプレート2bの位置)を検知するクラッチス
トロークセンサ14と、クラッチペダル11の踏込みス
トロークを検知するクラッチペダルストロークセンサ1
6とが設けられ、それぞれTMCU9に接続される。
2は機械式摩擦クラッチであり、入力側をなすフライホ
イール1b、出力側をなすドリブンプレート2a、及び
ドリブンプレート2aをフライホイール1aに押圧接触
又は離反させるプレッシャプレート2bから構成され
る。そしてクラッチ2は、クラッチブースタ(クラッチ
アクチュエータ)10によりプレッシャプレート2bを
軸方向に操作し、基本的には自動断接され、ドライバの
負担を軽減し得るものとなっている。一方、微低速バッ
クに際しての微妙なクラッチワークや、非常時のクラッ
チ急断を可能とするためにクラッチペダル11による手
動断接も可能となっている。所謂セレクティブオートク
ラッチの構成である。クラッチ自体のストローク(即ち
プレッシャプレート2bの位置)を検知するクラッチス
トロークセンサ14と、クラッチペダル11の踏込みス
トロークを検知するクラッチペダルストロークセンサ1
6とが設けられ、それぞれTMCU9に接続される。
【0019】図3に示すように、クラッチブースタ10
は実線で示す二系統の空圧通路a,bを通じてエアタン
ク5に接続され、エアタンク5から供給される空圧で作
動する。一方の通路aがクラッチ自動断接用、他方の通
路bがクラッチ手動断接用である。一方の通路aが二股
状に分岐され、そのうちの一方に自動断接用の電磁弁M
VC1,MVC2が直列に設けられ、他方に非常用の電
磁弁MVCEが設けられる。分岐合流部にダブルチェッ
クバルブDCV1が設けられる。他方の通路bに、クラ
ッチブースタ10に付設される油圧作動弁12が設けら
れる。両通路a,bの合流部にもダブルチェックバルブ
DCV2が設けられる。ダブルチェックバルブDCV
1,DCV2は差圧作動型の三方弁である。
は実線で示す二系統の空圧通路a,bを通じてエアタン
ク5に接続され、エアタンク5から供給される空圧で作
動する。一方の通路aがクラッチ自動断接用、他方の通
路bがクラッチ手動断接用である。一方の通路aが二股
状に分岐され、そのうちの一方に自動断接用の電磁弁M
VC1,MVC2が直列に設けられ、他方に非常用の電
磁弁MVCEが設けられる。分岐合流部にダブルチェッ
クバルブDCV1が設けられる。他方の通路bに、クラ
ッチブースタ10に付設される油圧作動弁12が設けら
れる。両通路a,bの合流部にもダブルチェックバルブ
DCV2が設けられる。ダブルチェックバルブDCV
1,DCV2は差圧作動型の三方弁である。
【0020】上記電磁弁MVC1,MVC2,MVCE
はTMCU9によりON/OFF制御され、ONのとき
上流側を下流側に連通し、OFFのとき上流側を遮断し
て下流側を大気開放する。まず自動側を説明すると、電
磁弁MVC1は単にイグニッションキーのON/OFF
に合わせてON/OFFされるだけである。イグニッシ
ョンキーOFF、つまり停車中はOFFとなり、エアタ
ンク5からの空圧を遮断する。電磁弁MVC2は比例制
御弁で、供給又は排出エア量を自由にコントロールでき
る。これはクラッチの断接速度制御を行うためである。
電磁弁MVC1,MVC2がともにONだとエアタンク
5の空圧がダブルチェックバルブDCV1,DCV2を
それぞれ切り換えてクラッチブースタ10に供給され
る。これによりクラッチが分断される。クラッチを接続
するときはMVC2のみがOFFされ、これによりクラ
ッチブースタ10の空圧がMVC2から排出されてクラ
ッチが接続される。
はTMCU9によりON/OFF制御され、ONのとき
上流側を下流側に連通し、OFFのとき上流側を遮断し
て下流側を大気開放する。まず自動側を説明すると、電
磁弁MVC1は単にイグニッションキーのON/OFF
に合わせてON/OFFされるだけである。イグニッシ
ョンキーOFF、つまり停車中はOFFとなり、エアタ
ンク5からの空圧を遮断する。電磁弁MVC2は比例制
御弁で、供給又は排出エア量を自由にコントロールでき
る。これはクラッチの断接速度制御を行うためである。
電磁弁MVC1,MVC2がともにONだとエアタンク
5の空圧がダブルチェックバルブDCV1,DCV2を
それぞれ切り換えてクラッチブースタ10に供給され
る。これによりクラッチが分断される。クラッチを接続
するときはMVC2のみがOFFされ、これによりクラ
ッチブースタ10の空圧がMVC2から排出されてクラ
ッチが接続される。
【0021】ところでもし仮にクラッチ分断中に電磁弁
MVC1又はMVC2に異常が生じ、いずれかがOFF
となると、ドライバの意思に反してクラッチが急接され
てしまう。そこでこのような異常がTMCU9の異常診
断回路で検知されたら、即座に電磁弁MVCEをONす
る。すると電磁弁MVCEを通過した空圧がダブルチェ
ックバルブDCV1を逆に切り換えてクラッチブースタ
10に供給され、クラッチ分断状態が維持され、クラッ
チ急接が防止される。
MVC1又はMVC2に異常が生じ、いずれかがOFF
となると、ドライバの意思に反してクラッチが急接され
てしまう。そこでこのような異常がTMCU9の異常診
断回路で検知されたら、即座に電磁弁MVCEをONす
る。すると電磁弁MVCEを通過した空圧がダブルチェ
ックバルブDCV1を逆に切り換えてクラッチブースタ
10に供給され、クラッチ分断状態が維持され、クラッ
チ急接が防止される。
【0022】次に手動側を説明する。クラッチペダル1
1の踏込み・戻し操作に応じてマスタシリンダ13から
油圧が給排され、この油圧が破線で示す油圧通路13a
を介して油圧作動弁12に供給される。これによって油
圧作動弁12が開閉され、クラッチブースタ10への空
圧の給排が行われ、クラッチ2の手動断接が実行され
る。油圧作動弁12が開くと、これを通過した空圧がダ
ブルチェックバルブDCV2を切り換えてクラッチブー
スタ10に至る。なお、クラッチの自動断接と手動断接
とが干渉した場合は手動断接を優先させるようになって
いる。
1の踏込み・戻し操作に応じてマスタシリンダ13から
油圧が給排され、この油圧が破線で示す油圧通路13a
を介して油圧作動弁12に供給される。これによって油
圧作動弁12が開閉され、クラッチブースタ10への空
圧の給排が行われ、クラッチ2の手動断接が実行され
る。油圧作動弁12が開くと、これを通過した空圧がダ
ブルチェックバルブDCV2を切り換えてクラッチブー
スタ10に至る。なお、クラッチの自動断接と手動断接
とが干渉した場合は手動断接を優先させるようになって
いる。
【0023】図2に詳細に示すように、変速機3は基本
的に常時噛み合い式のいわゆる多段変速機となってお
り、前進16段、後進2段に変速可能である。また変速
機3自体は手動変速機と同様の構成をなす。変速機3は
入力側と出力側とにそれぞれ副変速機としてのスプリッ
タ17及びレンジギヤ19を備え、これらの間にメイン
ギヤ段18を備えている。そして、入力軸15に伝達さ
れてきたエンジン動力をスプリッタ17、メインギヤ段
18、レンジギヤ19へと順に送って出力軸4に出力す
る。
的に常時噛み合い式のいわゆる多段変速機となってお
り、前進16段、後進2段に変速可能である。また変速
機3自体は手動変速機と同様の構成をなす。変速機3は
入力側と出力側とにそれぞれ副変速機としてのスプリッ
タ17及びレンジギヤ19を備え、これらの間にメイン
ギヤ段18を備えている。そして、入力軸15に伝達さ
れてきたエンジン動力をスプリッタ17、メインギヤ段
18、レンジギヤ19へと順に送って出力軸4に出力す
る。
【0024】変速機3を自動変速すべくギヤシフトユニ
ットGSUが設けられ、これはスプリッタ17、メイン
ギヤ段18、レンジギヤ19それぞれの変速を担当する
スプリッタアクチュエータ20、メインアクチュエータ
21及びレンジアクチュエータ22から構成される。こ
れらアクチュエータもクラッチブースタ10同様空圧作
動され、TMCU9によって制御される。変速機3の現
ギヤ段はギヤポジションスイッチ23(図1参照)によ
って検知される。カウンタシャフト32の回転速度がカ
ウンタシャフト回転センサ26で検知され、出力軸4の
回転速度が出力軸回転センサ28で検知される。これら
検知信号はTMCU9に送られる。
ットGSUが設けられ、これはスプリッタ17、メイン
ギヤ段18、レンジギヤ19それぞれの変速を担当する
スプリッタアクチュエータ20、メインアクチュエータ
21及びレンジアクチュエータ22から構成される。こ
れらアクチュエータもクラッチブースタ10同様空圧作
動され、TMCU9によって制御される。変速機3の現
ギヤ段はギヤポジションスイッチ23(図1参照)によ
って検知される。カウンタシャフト32の回転速度がカ
ウンタシャフト回転センサ26で検知され、出力軸4の
回転速度が出力軸回転センサ28で検知される。これら
検知信号はTMCU9に送られる。
【0025】この自動変速機ではマニュアルモードが設
定され、ドライバのシフトチェンジ操作に基づくマニュ
アル変速も可能となっている。この場合、図1に示すよ
うに、クラッチ2の断接制御及び変速機3の変速制御は
運転席に設けられたシフトレバー装置29からの信号を
合図に行われる。即ち、シフトレバー装置29には、シ
フトレバー29aのマニュアル操作に応じて信号を出力
するシフトスイッチ(図示せず)が内蔵されており、ド
ライバがシフトレバー29aをシフト操作すると、信号
がTMCU9に送られ、これを基にTMCU9はクラッ
チブースタ10、スプリッタアクチュエータ20、メイ
ンアクチュエータ21及びレンジアクチュエータ22を
適宜作動させ、一連の変速操作を実行する。なおTMC
U9は現ギヤ段をモニター31に表示する。このように
マニュアルモードに限って言えば、かかる自動変速機
は、シフトスイッチの出力信号に基づいてTMCU9に
より変速制御される遠隔操作型の手動変速機となってい
る。つまりシフトケーブル等機械的連結手段を介すこと
なく、アクチュエータにより、ドライバの指示段に手動
変速機を自動変速するものとなっている。
定され、ドライバのシフトチェンジ操作に基づくマニュ
アル変速も可能となっている。この場合、図1に示すよ
うに、クラッチ2の断接制御及び変速機3の変速制御は
運転席に設けられたシフトレバー装置29からの信号を
合図に行われる。即ち、シフトレバー装置29には、シ
フトレバー29aのマニュアル操作に応じて信号を出力
するシフトスイッチ(図示せず)が内蔵されており、ド
ライバがシフトレバー29aをシフト操作すると、信号
がTMCU9に送られ、これを基にTMCU9はクラッ
チブースタ10、スプリッタアクチュエータ20、メイ
ンアクチュエータ21及びレンジアクチュエータ22を
適宜作動させ、一連の変速操作を実行する。なおTMC
U9は現ギヤ段をモニター31に表示する。このように
マニュアルモードに限って言えば、かかる自動変速機
は、シフトスイッチの出力信号に基づいてTMCU9に
より変速制御される遠隔操作型の手動変速機となってい
る。つまりシフトケーブル等機械的連結手段を介すこと
なく、アクチュエータにより、ドライバの指示段に手動
変速機を自動変速するものとなっている。
【0026】図1に示すシフトレバー装置29におい
て、Rはリバース、Nはニュートラル、Dはドライブ、
UPはシフトアップ、DOWNはシフトダウンをそれぞ
れ意味し、各ポジションにシフトレバー29aが操作さ
れると、それらポジションに応じた信号が出力される。
また運転席に、変速モードを自動とマニュアルとに切り
換えるモードスイッチ24と、変速を1段ずつ行うか1
段飛ばしで行うかを切り換えるスキップスイッチ25と
が設けられる。
て、Rはリバース、Nはニュートラル、Dはドライブ、
UPはシフトアップ、DOWNはシフトダウンをそれぞ
れ意味し、各ポジションにシフトレバー29aが操作さ
れると、それらポジションに応じた信号が出力される。
また運転席に、変速モードを自動とマニュアルとに切り
換えるモードスイッチ24と、変速を1段ずつ行うか1
段飛ばしで行うかを切り換えるスキップスイッチ25と
が設けられる。
【0027】自動変速モードのとき、シフトレバー29
aをDレンジに入れておけば車速等に応じて自動的に変
速が行われる。またこの自動変速モードでも、ドライバ
がシフトレバー29aをUP又はDOWNに操作すれ
ば、マニュアルでのシフトアップ又はシフトダウンが可
能である。この自動変速モードにおいて、スキップスイ
ッチ25がOFF(通常モード)なら変速は1段ずつ行
われる。これはトレーラ牽引時等、積載荷重が比較的大
きいときに有効である。またスキップスイッチ25がO
N(スキップモード)なら変速は1段飛ばしで行われ
る。これはトレーラを牽引してないときや荷が軽いとき
などに有効である。
aをDレンジに入れておけば車速等に応じて自動的に変
速が行われる。またこの自動変速モードでも、ドライバ
がシフトレバー29aをUP又はDOWNに操作すれ
ば、マニュアルでのシフトアップ又はシフトダウンが可
能である。この自動変速モードにおいて、スキップスイ
ッチ25がOFF(通常モード)なら変速は1段ずつ行
われる。これはトレーラ牽引時等、積載荷重が比較的大
きいときに有効である。またスキップスイッチ25がO
N(スキップモード)なら変速は1段飛ばしで行われ
る。これはトレーラを牽引してないときや荷が軽いとき
などに有効である。
【0028】一方、マニュアル変速モードのときは、変
速は完全にドライバの意思に従う。シフトレバー29a
がDレンジのときは変速は行われず、現在ギヤが保持さ
れ、ドライバの積極的な意思でシフトレバー29aをU
P又はDOWNに操作したときのみ、シフトアップ又は
シフトダウンがなされる。このときも前記同様、スキッ
プスイッチ25がOFFなら変速は1段ずつ行われ、ス
キップスイッチ25がONなら変速は1段飛ばしで行わ
れる。
速は完全にドライバの意思に従う。シフトレバー29a
がDレンジのときは変速は行われず、現在ギヤが保持さ
れ、ドライバの積極的な意思でシフトレバー29aをU
P又はDOWNに操作したときのみ、シフトアップ又は
シフトダウンがなされる。このときも前記同様、スキッ
プスイッチ25がOFFなら変速は1段ずつ行われ、ス
キップスイッチ25がONなら変速は1段飛ばしで行わ
れる。
【0029】なお、運転席に非常用変速スイッチ27が
設けられ、GSUの電磁弁等が故障したときはスイッチ
27の手動切換により変速できるようになっている。
設けられ、GSUの電磁弁等が故障したときはスイッチ
27の手動切換により変速できるようになっている。
【0030】図2に示すように、変速機3にあっては、
入力軸15、メインシャフト33及び出力軸4が同軸上
に配置され、カウンタシャフト32がそれらの下方に平
行配置される。入力軸15がクラッチ2のドリブンプレ
ート2aに接続され、入力軸15とメインシャフト33
とが相対回転可能に支持される。
入力軸15、メインシャフト33及び出力軸4が同軸上
に配置され、カウンタシャフト32がそれらの下方に平
行配置される。入力軸15がクラッチ2のドリブンプレ
ート2aに接続され、入力軸15とメインシャフト33
とが相対回転可能に支持される。
【0031】まずスプリッタ17とメインギヤ段18の
構成を説明する。入力軸15にスプリットハイギヤSH
が回転可能に取り付けられる。またメインシャフト33
にも前方から順にメインギヤM4,M3,M2,M1,
MRが回転可能に取り付けられる。MRを除くギヤS
H,M4,M3,M2,M1は、それぞれカウンタシャ
フト32に固設されたカウンタギヤCH,C4,C3,
C2,C1に常時噛合される。ギヤMRはアイドルリバ
ースギヤIRに常時噛合され、アイドルリバースギヤI
Rはカウンタシャフト32に固設されたカウンタギヤC
Rに常時噛合される。
構成を説明する。入力軸15にスプリットハイギヤSH
が回転可能に取り付けられる。またメインシャフト33
にも前方から順にメインギヤM4,M3,M2,M1,
MRが回転可能に取り付けられる。MRを除くギヤS
H,M4,M3,M2,M1は、それぞれカウンタシャ
フト32に固設されたカウンタギヤCH,C4,C3,
C2,C1に常時噛合される。ギヤMRはアイドルリバ
ースギヤIRに常時噛合され、アイドルリバースギヤI
Rはカウンタシャフト32に固設されたカウンタギヤC
Rに常時噛合される。
【0032】入力軸15及びメインシャフト33に取り
付けられた各ギヤSH,M4…に、当該ギヤを選択し得
るようスプライン36が一体的に設けられ、これらスプ
ライン36に隣接して入力軸15及びメインシャフト3
3に第1〜第4スプライン37〜40が固設される。第
1〜第4スプライン37〜40に常時係合して第1〜第
4スリーブ42〜45が前後(シフト方向)にスライド
可能に設けられる。第1〜第4スリーブ42〜45を適
宜選択してスライド移動させ、ギヤ側スプライン36と
係合・離脱させることによりギヤ入れ・ギヤ抜きを行え
る。第1スリーブ42の移動をスプリッタアクチュエー
タ20で行い、第2〜第4スリーブ43〜45の移動を
メインアクチュエータ21で行う。
付けられた各ギヤSH,M4…に、当該ギヤを選択し得
るようスプライン36が一体的に設けられ、これらスプ
ライン36に隣接して入力軸15及びメインシャフト3
3に第1〜第4スプライン37〜40が固設される。第
1〜第4スプライン37〜40に常時係合して第1〜第
4スリーブ42〜45が前後(シフト方向)にスライド
可能に設けられる。第1〜第4スリーブ42〜45を適
宜選択してスライド移動させ、ギヤ側スプライン36と
係合・離脱させることによりギヤ入れ・ギヤ抜きを行え
る。第1スリーブ42の移動をスプリッタアクチュエー
タ20で行い、第2〜第4スリーブ43〜45の移動を
メインアクチュエータ21で行う。
【0033】このように、スプリッタ17とメインギヤ
段18とは各アクチュエータ20,21によって自動変
速され得る常時噛み合い式の構成とされる。特に、スプ
リッタ17のスプライン部には通常の機械的なシンクロ
機構が存在するものの、メインギヤ段18のスプライン
部にはシンクロ機構が存在しない。このため、メインギ
ヤ段18の変速を行うときにはシンクロ制御なるものを
行ってエンジン回転とギヤ速度とを調速し、シンクロ機
構なしで同期できるようになっている。ここではメイン
ギヤ段18以外にスプリッタ17にもニュートラルポジ
ションが設けられ、所謂ガラ音対策がなされている(特
願平11-319915 号参照)。
段18とは各アクチュエータ20,21によって自動変
速され得る常時噛み合い式の構成とされる。特に、スプ
リッタ17のスプライン部には通常の機械的なシンクロ
機構が存在するものの、メインギヤ段18のスプライン
部にはシンクロ機構が存在しない。このため、メインギ
ヤ段18の変速を行うときにはシンクロ制御なるものを
行ってエンジン回転とギヤ速度とを調速し、シンクロ機
構なしで同期できるようになっている。ここではメイン
ギヤ段18以外にスプリッタ17にもニュートラルポジ
ションが設けられ、所謂ガラ音対策がなされている(特
願平11-319915 号参照)。
【0034】次にレンジギヤ19の構成を説明する。レ
ンジギヤ19は遊星歯車機構34を採用しており、ハイ
・ローいずれかのポジションに切り替えることができ
る。遊星歯車機構34は、メインシャフト33の最後端
に固設されたサンギヤ65と、その外周に噛合される複
数のプラネタリギヤ66と、プラネタリギヤ66の外周
に噛合される内歯を有したリングギヤ67とからなる。
各プラネタリギヤ66は共通のキャリア68に回転可能
に支持され、キャリア68は出力軸4に連結される。リ
ングギヤ67は管部69を一体的に有し、管部69は出
力軸4の外周に相対回転可能に嵌め込まれて出力軸4と
ともに二重軸を構成する。
ンジギヤ19は遊星歯車機構34を採用しており、ハイ
・ローいずれかのポジションに切り替えることができ
る。遊星歯車機構34は、メインシャフト33の最後端
に固設されたサンギヤ65と、その外周に噛合される複
数のプラネタリギヤ66と、プラネタリギヤ66の外周
に噛合される内歯を有したリングギヤ67とからなる。
各プラネタリギヤ66は共通のキャリア68に回転可能
に支持され、キャリア68は出力軸4に連結される。リ
ングギヤ67は管部69を一体的に有し、管部69は出
力軸4の外周に相対回転可能に嵌め込まれて出力軸4と
ともに二重軸を構成する。
【0035】第5スプライン41が管部69に一体的に
設けられる。また第5スプライン41の後方に隣接し
て、出力軸4に出力軸スプライン70が一体的に設けら
れる。第5スプライン41の前方に隣接して、ミッショ
ンケース側に固定された固定スプライン71が設けられ
る。第5スプライン41に常時係合して第5スリーブ4
6が前後スライド可能に設けられる。第5スリーブ46
の移動がレンジアクチュエータ22で行われる。レンジ
ギヤ19の各スプライン部にはシンクロ機構が存在す
る。
設けられる。また第5スプライン41の後方に隣接し
て、出力軸4に出力軸スプライン70が一体的に設けら
れる。第5スプライン41の前方に隣接して、ミッショ
ンケース側に固定された固定スプライン71が設けられ
る。第5スプライン41に常時係合して第5スリーブ4
6が前後スライド可能に設けられる。第5スリーブ46
の移動がレンジアクチュエータ22で行われる。レンジ
ギヤ19の各スプライン部にはシンクロ機構が存在す
る。
【0036】第5スリーブ46が前方に移動するとこれ
が固定スプライン71に係合し、第5スプライン41と
固定スプライン71とが連結される。これによりリング
ギヤ67がミッションケース側に固定され、出力軸4が
1より大きい減速比で回転駆動されるようになる。これ
がローのポジションである。
が固定スプライン71に係合し、第5スプライン41と
固定スプライン71とが連結される。これによりリング
ギヤ67がミッションケース側に固定され、出力軸4が
1より大きい減速比で回転駆動されるようになる。これ
がローのポジションである。
【0037】一方、第5スリーブ46が後方に移動する
とこれが出力軸スプライン70に係合し、第5スプライ
ン41と出力軸スプライン70とが連結される。これに
よりリングギヤ67とキャリア68とが互いに固定さ
れ、出力軸4が1の減速比で直結駆動されるようにな
る。これがハイのポジションである。
とこれが出力軸スプライン70に係合し、第5スプライ
ン41と出力軸スプライン70とが連結される。これに
よりリングギヤ67とキャリア68とが互いに固定さ
れ、出力軸4が1の減速比で直結駆動されるようにな
る。これがハイのポジションである。
【0038】このように、この変速機3では、前進側に
おいて、スプリッタ17でハイ・ローの2段、メインギ
ヤ段18で4段、レンジギヤ19でハイ・ローの2段に
変速可能であり、計2×4×2=16段に変速すること
ができる。また後進側では、スプリッタ17のみでハイ
・ローを切り替えて2段に変速することができる。
おいて、スプリッタ17でハイ・ローの2段、メインギ
ヤ段18で4段、レンジギヤ19でハイ・ローの2段に
変速可能であり、計2×4×2=16段に変速すること
ができる。また後進側では、スプリッタ17のみでハイ
・ローを切り替えて2段に変速することができる。
【0039】次に、各アクチュエータ20,21,22
について説明する。これらアクチュエータはエアタンク
5の空圧で作動する空圧シリンダと、空圧シリンダへの
空圧の給排を切り替える電磁弁とで構成される。そして
これら電磁弁がTMCU9で選択的に切り替えられ、空
圧シリンダを選択的に作動させるようになっている。ス
プリッタアクチュエータ20は、ダブルピストンを有し
た空圧シリンダ47と三つの電磁弁MVH,MVF,M
VGとで構成される。スプリッタ17をニュートラルに
するときはMVH/ON,MVF/OFF,MVG/O
Nとされる。スプリッタ17をハイにするときはMVH
/OFF,MVF/OFF,MVG/ONとされる。ス
プリッタ17をローにするときはMVH/OFF,MV
F/ON,MVG/OFFとされる。
について説明する。これらアクチュエータはエアタンク
5の空圧で作動する空圧シリンダと、空圧シリンダへの
空圧の給排を切り替える電磁弁とで構成される。そして
これら電磁弁がTMCU9で選択的に切り替えられ、空
圧シリンダを選択的に作動させるようになっている。ス
プリッタアクチュエータ20は、ダブルピストンを有し
た空圧シリンダ47と三つの電磁弁MVH,MVF,M
VGとで構成される。スプリッタ17をニュートラルに
するときはMVH/ON,MVF/OFF,MVG/O
Nとされる。スプリッタ17をハイにするときはMVH
/OFF,MVF/OFF,MVG/ONとされる。ス
プリッタ17をローにするときはMVH/OFF,MV
F/ON,MVG/OFFとされる。
【0040】メインアクチュエータ21は、ダブルピス
トンを有しセレクト側の動作を担当する空圧シリンダ4
8と、シングルピストンを有しシフト側の動作を担当す
る空圧シリンダ49とを備える。空圧シリンダ48には
三つの電磁弁MVC,MVD,MVEが設けられ、空圧
シリンダ49には二つの電磁弁MVB,MVAが設けら
れる。
トンを有しセレクト側の動作を担当する空圧シリンダ4
8と、シングルピストンを有しシフト側の動作を担当す
る空圧シリンダ49とを備える。空圧シリンダ48には
三つの電磁弁MVC,MVD,MVEが設けられ、空圧
シリンダ49には二つの電磁弁MVB,MVAが設けら
れる。
【0041】セレクト側空圧シリンダ48は、MVC/
OFF,MVD/ON,MVE/OFFのとき図の下方
に移動し、メインギヤの3rd、4th又はN3を選択
可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,MVE/O
Nのとき図示の如き中立となり、メインギヤの1st、
2nd又はN2を選択可能とし、MVC/ON,MVD
/OFF,MVE/OFFのとき図の上方に移動し、メ
インギヤのRev又はN1を選択可能とする。
OFF,MVD/ON,MVE/OFFのとき図の下方
に移動し、メインギヤの3rd、4th又はN3を選択
可能とし、MVC/ON,MVD/OFF,MVE/O
Nのとき図示の如き中立となり、メインギヤの1st、
2nd又はN2を選択可能とし、MVC/ON,MVD
/OFF,MVE/OFFのとき図の上方に移動し、メ
インギヤのRev又はN1を選択可能とする。
【0042】シフト側空圧シリンダ49は、MVA/O
N,MVB/ONのとき中立となり、メインギヤのN
1、N2又はN3を選択可能とし、MVA/ON,MV
B/OFFのとき図の左側に移動し、メインギヤの2n
d,4th又はRevを選択可能とし、MVA/OF
F,MVB/ONのとき図の右側に移動し、メインギヤ
の1st又は3rdを選択可能とする。
N,MVB/ONのとき中立となり、メインギヤのN
1、N2又はN3を選択可能とし、MVA/ON,MV
B/OFFのとき図の左側に移動し、メインギヤの2n
d,4th又はRevを選択可能とし、MVA/OF
F,MVB/ONのとき図の右側に移動し、メインギヤ
の1st又は3rdを選択可能とする。
【0043】レンジアクチュエータ22は、シングルピ
ストンを有した空圧シリンダ50と二つの電磁弁MV
I,MVJとで構成される。空圧シリンダ50は、MV
I/ON,MVJ/OFFのとき図の右側に移動し、レ
ンジギヤをハイとし、MVI/OFF,MVJ/ONの
とき図の左側に移動し、レンジギヤをローとする。
ストンを有した空圧シリンダ50と二つの電磁弁MV
I,MVJとで構成される。空圧シリンダ50は、MV
I/ON,MVJ/OFFのとき図の右側に移動し、レ
ンジギヤをハイとし、MVI/OFF,MVJ/ONの
とき図の左側に移動し、レンジギヤをローとする。
【0044】ところで、上記シンクロ制御に際してカウ
ンタシャフト32を制動するため、カウンタシャフト3
2にはカウンタシャフトブレーキ27が設けられる。カ
ウンタシャフトブレーキ27は湿式多板ブレーキであっ
て、エアタンク5の空圧で作動する。この空圧の給排を
切り替えるため電磁弁MV BRKが設けられる。電磁
弁MV BRKがONのときカウンタシャフトブレーキ
27に空圧が供給され、カウンタシャフトブレーキ27
が作動状態となる。電磁弁MV BRKがOFFのとき
にはカウンタシャフトブレーキ27から空圧が排出さ
れ、カウンタシャフトブレーキ27が非作動となる。
ンタシャフト32を制動するため、カウンタシャフト3
2にはカウンタシャフトブレーキ27が設けられる。カ
ウンタシャフトブレーキ27は湿式多板ブレーキであっ
て、エアタンク5の空圧で作動する。この空圧の給排を
切り替えるため電磁弁MV BRKが設けられる。電磁
弁MV BRKがONのときカウンタシャフトブレーキ
27に空圧が供給され、カウンタシャフトブレーキ27
が作動状態となる。電磁弁MV BRKがOFFのとき
にはカウンタシャフトブレーキ27から空圧が排出さ
れ、カウンタシャフトブレーキ27が非作動となる。
【0045】次に、自動変速制御の内容を説明する。T
MCU9には図4に示すシフトアップマップと図5に示
すシフトダウンマップとがメモリされており、TMCU
9は、自動変速モードの場合において、これらマップに
従って自動変速を実行する。例えば図4のシフトアップ
マップにおいて、ギヤ段n(nは1から15までの整
数)からn+1へのシフトアップ線図がアクセル開度
(%)と出力軸(アウトプットシャフト)回転数(rpm
)との関数で決められている。そしてマップ上では現
在のアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm )とから
ただ1点が定まる。車両加速中は、駆動輪に連結された
出力軸4の回転数が次第に増加していく。そこで通常の
自動変速モードでは、現在の1点が各線図を越える度に
1段ずつシフトアップを行うこととなる。このときスキ
ップモードであれば線図を交互に1本ずつ飛ばして2段
ずつシフトアップを行う。
MCU9には図4に示すシフトアップマップと図5に示
すシフトダウンマップとがメモリされており、TMCU
9は、自動変速モードの場合において、これらマップに
従って自動変速を実行する。例えば図4のシフトアップ
マップにおいて、ギヤ段n(nは1から15までの整
数)からn+1へのシフトアップ線図がアクセル開度
(%)と出力軸(アウトプットシャフト)回転数(rpm
)との関数で決められている。そしてマップ上では現
在のアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm )とから
ただ1点が定まる。車両加速中は、駆動輪に連結された
出力軸4の回転数が次第に増加していく。そこで通常の
自動変速モードでは、現在の1点が各線図を越える度に
1段ずつシフトアップを行うこととなる。このときスキ
ップモードであれば線図を交互に1本ずつ飛ばして2段
ずつシフトアップを行う。
【0046】図5のシフトダウンマップにおいても同様
に、ギヤ段n+1(nは1から15までの整数)からn
へのシフトダウン線図がアクセル開度(%)と出力軸回
転数(rpm )との関数で決められている。そしてマップ
上では現在のアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm
)とからただ1点が定まる。車両減速中は出力軸4の
回転数が次第に減少していくので、通常の自動変速モー
ドでは、現在の1点が各線図を越える度に1段ずつシフ
トダウンを行う。スキップモードであれば線図を交互に
1本ずつ飛ばして2段ずつシフトダウンする。
に、ギヤ段n+1(nは1から15までの整数)からn
へのシフトダウン線図がアクセル開度(%)と出力軸回
転数(rpm )との関数で決められている。そしてマップ
上では現在のアクセル開度(%)と出力軸回転数(rpm
)とからただ1点が定まる。車両減速中は出力軸4の
回転数が次第に減少していくので、通常の自動変速モー
ドでは、現在の1点が各線図を越える度に1段ずつシフ
トダウンを行う。スキップモードであれば線図を交互に
1本ずつ飛ばして2段ずつシフトダウンする。
【0047】一方、マニュアルモードのときは、これら
マップと無関係にドライバが自由にシフトアップ・ダウ
ンを行える。通常モードなら1回のシフトチェンジ操作
で1段変速でき、スキップモードなら1回のシフトチェ
ンジ操作で2段変速できる。現在のアクセル開度はアク
セル開度センサ8により検知され、現在の出力軸回転数
は出力軸回転センサ28により検知される。特に、TM
CU9は、現在の出力軸回転数の値から現在の車速を換
算し、これをスピードメータに表示する。つまり車速が
出力軸回転数から間接的に検知され、出力軸回転数と車
速とは相互に対応している。
マップと無関係にドライバが自由にシフトアップ・ダウ
ンを行える。通常モードなら1回のシフトチェンジ操作
で1段変速でき、スキップモードなら1回のシフトチェ
ンジ操作で2段変速できる。現在のアクセル開度はアク
セル開度センサ8により検知され、現在の出力軸回転数
は出力軸回転センサ28により検知される。特に、TM
CU9は、現在の出力軸回転数の値から現在の車速を換
算し、これをスピードメータに表示する。つまり車速が
出力軸回転数から間接的に検知され、出力軸回転数と車
速とは相互に対応している。
【0048】図1に示すように、この自動変速装置には
トラクタの後部にトレーラが連結されているかどうかを
検出するトレーラ検出器80が接続されている。トレー
ラ検出器80は、トラクタの後部に設けられ、トレーラ
の連結機構(図示せず)を嵌め込んでトレーラを連結す
るためのトラクタ側連結機構81と、そのトラクタ側連
結機構81に設けられ、トレーラの連結機構の嵌め込み
を検知する接点式または光学式の連結スイッチ82とを
備えている。連結スイッチ82は、トレーラの連結機構
が嵌め込まれているかどうか、即ち、トレーラが連結さ
れているかどうかを検出してその信号をTMCU9に出
力する。
トラクタの後部にトレーラが連結されているかどうかを
検出するトレーラ検出器80が接続されている。トレー
ラ検出器80は、トラクタの後部に設けられ、トレーラ
の連結機構(図示せず)を嵌め込んでトレーラを連結す
るためのトラクタ側連結機構81と、そのトラクタ側連
結機構81に設けられ、トレーラの連結機構の嵌め込み
を検知する接点式または光学式の連結スイッチ82とを
備えている。連結スイッチ82は、トレーラの連結機構
が嵌め込まれているかどうか、即ち、トレーラが連結さ
れているかどうかを検出してその信号をTMCU9に出
力する。
【0049】さて、本実施形態の自動変速装置の概略を
説明してきたが、以下、本発明の要旨である自動変速モ
ードにおける発進段について説明する。
説明してきたが、以下、本発明の要旨である自動変速モ
ードにおける発進段について説明する。
【0050】まず、TMCU9には、予め通常の発進時
に適したギヤ段、即ち、通常発進段が設定・記憶されて
いる。本実施形態では車両がトレーラを連結可能なトラ
クタであるので、トレーラ連結時と、非連結時に応じて
それぞれ設定されており、ここではトレーラ連結時の通
常発進段が4速、非連結時の通常発進段が9速に設定さ
れている。TMCU9はトレーラ検出器80の検出結果
に応じて、トレーラ連結時の通常発進段あるいは非連結
時の通常発進段を自動的に選択する。
に適したギヤ段、即ち、通常発進段が設定・記憶されて
いる。本実施形態では車両がトレーラを連結可能なトラ
クタであるので、トレーラ連結時と、非連結時に応じて
それぞれ設定されており、ここではトレーラ連結時の通
常発進段が4速、非連結時の通常発進段が9速に設定さ
れている。TMCU9はトレーラ検出器80の検出結果
に応じて、トレーラ連結時の通常発進段あるいは非連結
時の通常発進段を自動的に選択する。
【0051】そして、基本的にはこの通常発進段で発進
するのであるが、本実施形態の自動変速装置は更に、ド
ライバが車両の状態(積荷状態など)や車両の置かれて
いる状況に最適なギヤ段を選択して発進することを可能
とするために、発進段の学習機能を備えている。ドライ
バが発進段の学習操作を行った場合、通常発進段に拘わ
らず、次回以降、学習発進段(ドライバが自分の意志に
より選択する発進段であり、以下、選択発進段という)
で発進を行うのである。例えば、急勾配の坂道発進を行
う場合などでは、通常発進段よりも低速段を発進段とし
て選択・学習することで円滑な発進を行うことができ
る。
するのであるが、本実施形態の自動変速装置は更に、ド
ライバが車両の状態(積荷状態など)や車両の置かれて
いる状況に最適なギヤ段を選択して発進することを可能
とするために、発進段の学習機能を備えている。ドライ
バが発進段の学習操作を行った場合、通常発進段に拘わ
らず、次回以降、学習発進段(ドライバが自分の意志に
より選択する発進段であり、以下、選択発進段という)
で発進を行うのである。例えば、急勾配の坂道発進を行
う場合などでは、通常発進段よりも低速段を発進段とし
て選択・学習することで円滑な発進を行うことができ
る。
【0052】この選択発進段の学習制御を図6を用いて
説明する。
説明する。
【0053】まず、ステップS1において、出力軸回転
センサ28により検知された値に基づいて車速=0km
/hであるか、即ち車両が停止中かどうかを判定する。
車両が停止中でなければ、発進段を学習する必要はない
ので終了する。車両が停止中と判定された場合、ステッ
プS2に進みブレーキペダルが踏み込まれているかどう
かをブレーキペダルに設けられたブレーキスイッチ(図
示せず)からの信号により判定する。このブレーキペダ
ルの踏み込みは学習許可を判定するために設定したもの
であり、ブレーキペダルが踏み込まれていることはドラ
イバが発進段の学習を望んでいることを意味している。
従って、ブレーキペダルの踏み込みが検知されなければ
終了する。発進段学習許可の判定は、独立した学習スイ
ッチを設け、ドライバがその学習スイッチを押したとき
だけ学習を行うようにすることもできるが、ブレーキペ
ダルの踏み込みによって判定するようにすれば部品点数
が増えないというメリットがある。
センサ28により検知された値に基づいて車速=0km
/hであるか、即ち車両が停止中かどうかを判定する。
車両が停止中でなければ、発進段を学習する必要はない
ので終了する。車両が停止中と判定された場合、ステッ
プS2に進みブレーキペダルが踏み込まれているかどう
かをブレーキペダルに設けられたブレーキスイッチ(図
示せず)からの信号により判定する。このブレーキペダ
ルの踏み込みは学習許可を判定するために設定したもの
であり、ブレーキペダルが踏み込まれていることはドラ
イバが発進段の学習を望んでいることを意味している。
従って、ブレーキペダルの踏み込みが検知されなければ
終了する。発進段学習許可の判定は、独立した学習スイ
ッチを設け、ドライバがその学習スイッチを押したとき
だけ学習を行うようにすることもできるが、ブレーキペ
ダルの踏み込みによって判定するようにすれば部品点数
が増えないというメリットがある。
【0054】ブレーキペダルの踏み込みが検知された場
合、ステップS3に進んでアクセル開度が0%かどうか
を判定する。アクセル開度が0%でない、即ちアクセル
ペダルが踏み込まれていることは、平常でない運転状
況、例えば、坂道発進時の付勢中といった場合が考えら
れるので学習は行わず終了する。アクセルペダルが踏み
込まれていなければステップS4に進んで、車両の停止
時間が所定時間(例えば、1.5s)以上経過したかど
うかを判定する。これは、一時停止ラインや踏切等で一
時停止をしたときなどにおける不必要な学習を防止する
ためである。従って、車両が所定時間以上停止していな
ければ学習は行わない。車両が所定時間以上停止してい
ることが判定されたならば、ステップS5に進んで、現
在のギヤ段がニュートラルかどうかを判定する。ギヤ段
がニュートラルである場合は発進準備の制御状態ではな
いので学習は行わない。現在のギヤ段がニュートラルで
ない、即ち、1〜16速のいずれかのギヤ段にギヤイン
されている場合、ステップS6に進んで、トレーラ検出
器80から出力される信号によりトレーラが現在連結さ
れているかどうかを判定する。トレーラが連結されてい
ると判定された場合、ステップS7に進み、現在のギヤ
段をトレーラ連結時の選択発進段として記憶し、終了す
る。一方、トレーラが連結されていないと判定された場
合、ステップS8に進んで現在のギヤ段をトレーラ非連
結時の選択発進段として記憶して終了する。このように
選択発進段の学習がなされた後は、基本的にトレーラの
連結・非連結に応じた選択発進段を自動的に選択して発
進することになる。
合、ステップS3に進んでアクセル開度が0%かどうか
を判定する。アクセル開度が0%でない、即ちアクセル
ペダルが踏み込まれていることは、平常でない運転状
況、例えば、坂道発進時の付勢中といった場合が考えら
れるので学習は行わず終了する。アクセルペダルが踏み
込まれていなければステップS4に進んで、車両の停止
時間が所定時間(例えば、1.5s)以上経過したかど
うかを判定する。これは、一時停止ラインや踏切等で一
時停止をしたときなどにおける不必要な学習を防止する
ためである。従って、車両が所定時間以上停止していな
ければ学習は行わない。車両が所定時間以上停止してい
ることが判定されたならば、ステップS5に進んで、現
在のギヤ段がニュートラルかどうかを判定する。ギヤ段
がニュートラルである場合は発進準備の制御状態ではな
いので学習は行わない。現在のギヤ段がニュートラルで
ない、即ち、1〜16速のいずれかのギヤ段にギヤイン
されている場合、ステップS6に進んで、トレーラ検出
器80から出力される信号によりトレーラが現在連結さ
れているかどうかを判定する。トレーラが連結されてい
ると判定された場合、ステップS7に進み、現在のギヤ
段をトレーラ連結時の選択発進段として記憶し、終了す
る。一方、トレーラが連結されていないと判定された場
合、ステップS8に進んで現在のギヤ段をトレーラ非連
結時の選択発進段として記憶して終了する。このように
選択発進段の学習がなされた後は、基本的にトレーラの
連結・非連結に応じた選択発進段を自動的に選択して発
進することになる。
【0055】更に本実施形態では、ドライバが故意ある
いは不注意に極端な高速ギヤ段を選択して、発進時にク
ラッチ2等に多大な負担をかけてしまうことを防止する
ために、選択発進段の上限機能が設けられている。
いは不注意に極端な高速ギヤ段を選択して、発進時にク
ラッチ2等に多大な負担をかけてしまうことを防止する
ために、選択発進段の上限機能が設けられている。
【0056】これを図7を用いて説明すると、まずステ
ップS11において、出力軸回転センサ28により検知
された値に基づいて車速=0km/h(車両停止)であ
るかどうかを判定する。車両が停止中でなければ終了す
る。車両が停止中と判定された場合、ステップS12に
進んで、シフトレバー装置29のシフトスイッチからの
信号により変速要求があるかどうかを判定する。変速要
求が無い、即ち、ドライバがシフトレバー装置29を操
作していなければ終了する。変速要求があると判定され
た場合、ステップS13に進んで、トレーラ検出器80
からの信号によりトレーラが現在連結されているかどう
かを判定する。トレーラが連結されていると判定された
場合、ステップS14に進み、上限値として、予め設定
されたトレーラ連結時の上限値(本実施形態では6速)
を選択する。一方、トレーラが連結されていないと判定
された場合、ステップ15に進んで、上限値として、予
め設定されたトレーラ非連結時の上限値(本実施形態で
は11速)を選択する。次に、ステップS16に進ん
で、ドライバの変速要求による目標ギヤ段がステップ1
4又はステップ15で選択した上限値よりも高速段かど
うかを判定する。目標ギヤ段が上限値よりも高速段であ
る場合、選択発進段として不適切なギヤ段が選択されて
いることを意味しているので変速を禁止する。この場
合、ギヤ段は現在のギヤ段を維持するようにしてもよい
し、上限値よりも低速側のいずれかのギヤ段を選択する
ようにしても良い。目標ギヤ段が上限値以下であると判
定された場合は、選択発進段として問題のないギヤ段で
あるので変速を許可する。
ップS11において、出力軸回転センサ28により検知
された値に基づいて車速=0km/h(車両停止)であ
るかどうかを判定する。車両が停止中でなければ終了す
る。車両が停止中と判定された場合、ステップS12に
進んで、シフトレバー装置29のシフトスイッチからの
信号により変速要求があるかどうかを判定する。変速要
求が無い、即ち、ドライバがシフトレバー装置29を操
作していなければ終了する。変速要求があると判定され
た場合、ステップS13に進んで、トレーラ検出器80
からの信号によりトレーラが現在連結されているかどう
かを判定する。トレーラが連結されていると判定された
場合、ステップS14に進み、上限値として、予め設定
されたトレーラ連結時の上限値(本実施形態では6速)
を選択する。一方、トレーラが連結されていないと判定
された場合、ステップ15に進んで、上限値として、予
め設定されたトレーラ非連結時の上限値(本実施形態で
は11速)を選択する。次に、ステップS16に進ん
で、ドライバの変速要求による目標ギヤ段がステップ1
4又はステップ15で選択した上限値よりも高速段かど
うかを判定する。目標ギヤ段が上限値よりも高速段であ
る場合、選択発進段として不適切なギヤ段が選択されて
いることを意味しているので変速を禁止する。この場
合、ギヤ段は現在のギヤ段を維持するようにしてもよい
し、上限値よりも低速側のいずれかのギヤ段を選択する
ようにしても良い。目標ギヤ段が上限値以下であると判
定された場合は、選択発進段として問題のないギヤ段で
あるので変速を許可する。
【0057】このように、上限機能を設けたことによっ
て、選択発進段として不適切なギヤ段が選択・学習され
ることを防止できる。
て、選択発進段として不適切なギヤ段が選択・学習され
ることを防止できる。
【0058】本発明では、上述した選択発進段として通
常発進段より低速段が選択された場合、急勾配の坂道発
進など特殊な状況下での発進であると見なすことができ
るので、そのような選択発進段で発進した後に所定の条
件(特殊な状況を脱したと見なせるような条件)が成立
した場合、発進段を通常発進段に自動復帰させることに
よってドライバの負担軽減を図ったものである。
常発進段より低速段が選択された場合、急勾配の坂道発
進など特殊な状況下での発進であると見なすことができ
るので、そのような選択発進段で発進した後に所定の条
件(特殊な状況を脱したと見なせるような条件)が成立
した場合、発進段を通常発進段に自動復帰させることに
よってドライバの負担軽減を図ったものである。
【0059】以下、これについて図8を用いて説明す
る。図8はTMCU9による発進段自動復帰制御プログ
ラムを示すフロー図である。
る。図8はTMCU9による発進段自動復帰制御プログ
ラムを示すフロー図である。
【0060】まず、ステップ101において、トレーラ
検出器80からの信号によりトレーラが現在連結されて
いるかどうかを判定する。トレーラが連結されていると
判定された場合、ステップS102に進み、通常発進段
としてトレーラ連結時の値を選択する。即ち、本実施形
態では4速である。一方、トレーラが連結されていない
と判定された場合、ステップ103に進み、通常発進段
としてトレーラ非連結時の値を選択する。即ち、本実施
形態では9速である。
検出器80からの信号によりトレーラが現在連結されて
いるかどうかを判定する。トレーラが連結されていると
判定された場合、ステップS102に進み、通常発進段
としてトレーラ連結時の値を選択する。即ち、本実施形
態では4速である。一方、トレーラが連結されていない
と判定された場合、ステップ103に進み、通常発進段
としてトレーラ非連結時の値を選択する。即ち、本実施
形態では9速である。
【0061】次に、ステップ104に進み、現在の発進
ギヤ段が通常発進段よりも低速段かどうかを判定する。
本実施形態では、現在の発進ギヤ段≦通常発進段−2速
かどうかを判定する。現在の発進段が通常発進段である
場合にはこの条件が成立することはないので終了するこ
とになる。また、現在の発進段がドライバの学習操作に
よる選択発進段であり、その選択発進段>通常発進段−
2速である場合も終了する。一方、現在の発進段が選択
発進段であって、その選択発進段≦通常発進段−2速で
あると判定された場合、即ち、本実施形態であれば、ト
レーラ連結時では2速以下、トレーラ非連結時では7速
以下であると判定された場合、ステップS105に進
み、出力軸回転センサ28により検知された値に基づい
て車速≠0km/hであるかどうかを判定する。車速=
0km/hの場合、車両がまだ発進していないことを意
味しているので終了する。車速≠0km/hと判定され
たならばステップS106に進み、現ギヤ段が予め設定
されたギヤ段(本実施形態では、トレーラ連結時・非連
結時とも通常発進段である4速及び9速)より高速段か
どうかを判定する。即ち、このステップS106が、車
両が特殊な状況を脱したかどうかを判定するステップで
あり、現ギヤ段が設定値よりも低速段である場合、車両
が特殊な状態を脱したとは見なせないので終了する。従
って、この状態で車両が停止しようとすると選択発進段
まで自動シフトダウンされて、次回発進時も選択発進段
で発進することになる。
ギヤ段が通常発進段よりも低速段かどうかを判定する。
本実施形態では、現在の発進ギヤ段≦通常発進段−2速
かどうかを判定する。現在の発進段が通常発進段である
場合にはこの条件が成立することはないので終了するこ
とになる。また、現在の発進段がドライバの学習操作に
よる選択発進段であり、その選択発進段>通常発進段−
2速である場合も終了する。一方、現在の発進段が選択
発進段であって、その選択発進段≦通常発進段−2速で
あると判定された場合、即ち、本実施形態であれば、ト
レーラ連結時では2速以下、トレーラ非連結時では7速
以下であると判定された場合、ステップS105に進
み、出力軸回転センサ28により検知された値に基づい
て車速≠0km/hであるかどうかを判定する。車速=
0km/hの場合、車両がまだ発進していないことを意
味しているので終了する。車速≠0km/hと判定され
たならばステップS106に進み、現ギヤ段が予め設定
されたギヤ段(本実施形態では、トレーラ連結時・非連
結時とも通常発進段である4速及び9速)より高速段か
どうかを判定する。即ち、このステップS106が、車
両が特殊な状況を脱したかどうかを判定するステップで
あり、現ギヤ段が設定値よりも低速段である場合、車両
が特殊な状態を脱したとは見なせないので終了する。従
って、この状態で車両が停止しようとすると選択発進段
まで自動シフトダウンされて、次回発進時も選択発進段
で発進することになる。
【0062】一方、現ギヤ段が設定値より高速段と判定
された場合、即ち、本実施形態では、通常発進段以上に
シフトアップされたと判定された場合、車両が特殊な状
況を脱したと見なせるのでステップS107に進み、発
進段を通常発進段に自動復帰させる。従って、この状態
で車両が停止しようとすると通常発進段まで自動的に変
速されて、次回発進時はトレーラ連結・非連結に応じた
通常発進段で発進することになる。
された場合、即ち、本実施形態では、通常発進段以上に
シフトアップされたと判定された場合、車両が特殊な状
況を脱したと見なせるのでステップS107に進み、発
進段を通常発進段に自動復帰させる。従って、この状態
で車両が停止しようとすると通常発進段まで自動的に変
速されて、次回発進時はトレーラ連結・非連結に応じた
通常発進段で発進することになる。
【0063】このように、本発明では特殊な状況下での
み使用するような選択発進段で発進した後、車両が特殊
な状況を脱したかどうかを自動的に判定し、特殊な状況
を脱したと判定したならば発進段を通常発進段へと自動
復帰させるため、ドライバが車両の置かれている状況を
判断する必要がなく、また、通常発進段へ戻す操作を行
う必要もない。従って、発進時におけるドライバの負担
を著しく低減できる。
み使用するような選択発進段で発進した後、車両が特殊
な状況を脱したかどうかを自動的に判定し、特殊な状況
を脱したと判定したならば発進段を通常発進段へと自動
復帰させるため、ドライバが車両の置かれている状況を
判断する必要がなく、また、通常発進段へ戻す操作を行
う必要もない。従って、発進時におけるドライバの負担
を著しく低減できる。
【0064】ここで、ステップS104の判定条件は、
発進ギヤ段≦通常発進段−2速として説明したが、本発
明はこの点において限定されない。即ち、発進ギヤ段が
通常発進段よりも低速段であれば特殊な状況下での発進
とみなせるので、発進段≦通常発進段、発進段≦通常発
進段−3速など様々な条件が設定可能である。
発進ギヤ段≦通常発進段−2速として説明したが、本発
明はこの点において限定されない。即ち、発進ギヤ段が
通常発進段よりも低速段であれば特殊な状況下での発進
とみなせるので、発進段≦通常発進段、発進段≦通常発
進段−3速など様々な条件が設定可能である。
【0065】また、通常発進段に自動復帰させるための
ステップS106の判定条件についても、本実施形態に
限定されるものではない。即ち、ギヤ段が少なくとも通
常発進段までシフトアップされれば特殊な状況を脱した
とみなせるので、現ギヤ段≧通常発進段+1速や、発進
後に所定段数シフトアップすることなど様々な条件が設
定可能である。
ステップS106の判定条件についても、本実施形態に
限定されるものではない。即ち、ギヤ段が少なくとも通
常発進段までシフトアップされれば特殊な状況を脱した
とみなせるので、現ギヤ段≧通常発進段+1速や、発進
後に所定段数シフトアップすることなど様々な条件が設
定可能である。
【0066】更に、通常発進段に自動復帰させるための
条件を車速により判定するようにしても良い。例えば、
車両が発進後、車速がある程度(例えば、50km/
h)まで上昇したならば、特殊な状況を脱したと見なす
ことができるのでこれをステップS106の条件として
も良い。また、この場合の車速設定は、図4のシフトア
ップマップにおいて、ギヤ段を条件とした場合における
設定ギヤ段(例えば、ステップS106の設定値=4
速,9速)がカバーする範囲の車速に設定すれば、ギヤ
段を条件とした場合と実質的に同一の条件とできる。
条件を車速により判定するようにしても良い。例えば、
車両が発進後、車速がある程度(例えば、50km/
h)まで上昇したならば、特殊な状況を脱したと見なす
ことができるのでこれをステップS106の条件として
も良い。また、この場合の車速設定は、図4のシフトア
ップマップにおいて、ギヤ段を条件とした場合における
設定ギヤ段(例えば、ステップS106の設定値=4
速,9速)がカバーする範囲の車速に設定すれば、ギヤ
段を条件とした場合と実質的に同一の条件とできる。
【0067】また、通常発進段を適宜設定変更できるよ
うにしても良い。
うにしても良い。
【0068】また、本発明は発進段学習機能を有する自
動変速装置に限定はされず、学習機能を備えていないタ
イプにも適用できることは勿論である。
動変速装置に限定はされず、学習機能を備えていないタ
イプにも適用できることは勿論である。
【0069】更に、本発明を適用する車両はトレーラを
連結可能なトラクタに限られない。
連結可能なトラクタに限られない。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、発進時のドライバの負
担を軽減できるという優れた効果が発揮される。
担を軽減できるという優れた効果が発揮される。
【図1】一実施形態に係る車両の自動変速装置を示す構
成図である。
成図である。
【図2】自動変速機を示す構成図である。
【図3】自動クラッチ装置を示す構成図である。
【図4】シフトアップマップである。
【図5】シフトダウンマップである。
【図6】発進段学習制御のフロー図である。
【図7】発進段選択の上限機能を説明するフロー図であ
る。
る。
【図8】発進段自動復帰制御のフロー図である。
2 クラッチ
3 変速機
6 ECU
9 TMCU
80 トレーラ検出器
81 トラクタ側連結機構
82 連結スイッチ
Claims (4)
- 【請求項1】 車両の発進段として、2速以上に設定さ
れた通常発進段と、 該通常発進段に換えて選択可能な選択発進段とを備えた
自動変速装置であって、 上記通常発進段よりも低速段の選択発進段で車両が発進
された後、所定のギヤ段以上にシフトアップされたなら
ば、発進段を上記通常発進段に自動復帰させることを特
徴とする自動変速装置。 - 【請求項2】 上記所定のギヤ段が通常発進段である請
求項1記載の自動変速装置。 - 【請求項3】 車両の発進段として、2速以上に設定さ
れた通常発進段と、該通常発進段に換えて選択可能な選
択発進段とを備えた自動変速装置であって、 上記通常発進段よりも低速段の選択発進段で車両が発進
された後、所定車速以上になったならば、発進段を上記
通常発進段に自動復帰させることを特徴とする自動変速
装置。 - 【請求項4】 上記車両が、後部にトレーラを連結可能
なトラクタであり、該トラクタの連結・非連結を検出す
る検出手段を備え、 上記通常発進段は、上記トラクタの連結時と、非連結時
とで異なる値が設定され、上記検出手段の検出結果に応
じて通常発進段を自動的に選択する請求項1〜3いずれ
かに記載の自動変速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001389391A JP2003185005A (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | 自動変速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001389391A JP2003185005A (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | 自動変速装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003185005A true JP2003185005A (ja) | 2003-07-03 |
Family
ID=27597619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001389391A Pending JP2003185005A (ja) | 2001-12-21 | 2001-12-21 | 自動変速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003185005A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010137689A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Ud Trucks Corp | トレーラの脱落防止装置 |
JP2012112434A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Daimler Ag | 車両発進制御装置 |
JP4956001B2 (ja) * | 2003-12-04 | 2012-06-20 | 株式会社小松製作所 | 建設機械 |
-
2001
- 2001-12-21 JP JP2001389391A patent/JP2003185005A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4956001B2 (ja) * | 2003-12-04 | 2012-06-20 | 株式会社小松製作所 | 建設機械 |
JP2010137689A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Ud Trucks Corp | トレーラの脱落防止装置 |
JP2012112434A (ja) * | 2010-11-24 | 2012-06-14 | Daimler Ag | 車両発進制御装置 |
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