JP2003179377A - シールドケースおよびこれを有する無線通信装置 - Google Patents
シールドケースおよびこれを有する無線通信装置Info
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Abstract
シールドケース、ならびに取り扱いが容易であり、かつ
設計・評価を簡単に行うことができる無線通信装置を提
供する。 【解決手段】 シールドケース1は、プリント基板2の
上面側に立設された枠体6と、プリント基板2の上面側
を遮蔽する上部カバー3と、プリント基板の下面側を遮
蔽する下部カバー4とを有する。枠体6の外寸はプリン
ト基板2の外寸より小さく、プリント基板2の周縁より
所定の幅だけ内側の上面に立設される。上部カバー3を
取り付けた状態では、上部カバー3の凸部3aが枠体6
の凸部6aに圧接係合し、下部カバー4を取り付けた状
態では、下部カバー4の凸部4aがプリント基板2の周
縁を乗り越えて上部カバー3の凹部3bと圧接係合す
る。この状態では、下部カバー4はプリント基板2の下
面側からプリント基板2を包容している。
Description
ント基板を電磁遮蔽するシールドケースに関し、さらに
詳細には、プリント基板への取り付けや取り外しが容易
でしかも小型なシールドケースの構造に関する。また、
本発明は無線通信装置に関し、さらに詳細には、シール
ドケースを有する無線通信装置に関する。
しては、例えば実開平2-52497号公報に開示されている
ようなものがある。図11および図12は従来のシール
ドケースの構造を示す断面図である。図11に示すシー
ルドケースは、プリント基板13の周縁を包囲する枠体
14の上下面を上部カバー15、下部カバー16で覆っ
た略直方体形状のものである。枠体14は4側面を有す
る枠状のもので、その外周面の上端部と下端部とに凸部
14a,14bが設けられている。その凸部に上部カバ
ー15、下部カバー16の縁部に設けられた舌片状部1
5a,16aが係合するように、側板を屈曲形成してあ
る。このシールドケースは、図示のように凸部14a,
14bに舌片状部15a,16aの屈曲形成された部分
が弾性的に圧接係合しており、枠体14に対して上部カ
バー15、下部カバー16が着脱可能である。また図1
2に示すシールドケースは図11に示したシールドケー
スの改良であり、枠体17には凸部を設けておらず、上
部カバー18と下部カバー19とを同一形状とし、上部
カバー18と下部カバー19の圧接片18a、19aが
互いに係合するようにしたものである。
および図12に示したいずれのシールドケースも、枠体
がプリント基板の周縁に外嵌された構造であり、しかも
その外側にさらに上部カバーまたは下部カバーの圧接片
が位置するため、シールドケース全体としての外形が大
型化するという問題があった。特に圧接片を屈曲すれば
するほどケース幅が広がることになる。
しているため、前記枠体をグランドに接続することが困
難であるばかりか、半田付け等によってプリント基板に
強固に固定することが困難であり、また強固に固定する
場合の仮止めも困難である。
つプリント基板への装着が容易なシールドケースを提供
することである。
あり、かつ設計・評価を簡単に行うことができる無線通
信装置を提供することである。
プリント基板の周縁より内側に立設される枠体と、前記
プリント基板の片面側を遮蔽する第1のカバーと、前記
プリント基板の他面側を遮蔽する第2のカバーとを有す
ることを特徴とするシールドケースによって達成され
る。本発明によれば、枠体がプリント基板の周縁より内
側に立設されるので、シールドケースを小型化すること
ができ、また枠体をプリント基板に対して簡易かつ強固
に固定することができる。
記第1のカバーは、前記枠体に対し着脱自在に係合し、
前記第2のカバーは、前記第1のカバーに対し着脱自在
に係合する。本発明の好ましい実施態様によれば、枠
体、第1のカバー、第2のカバーがそれぞれ互いに重な
り合って係合するのでプリント基板をより強固に固定・
保持でき、プリント基板上に搭載された主回路を保護す
ることが可能となる。またプリント基板を包容している
のでシールド性が高まる。
は、前記枠体は、複数の側面を有する枠状の金属体であ
って、その外周面に係合部を有し、前記第1のカバー
は、天板と複数の側板を一体成形したものであって、前
記枠体の係合部に圧接係合するように前記側板の内側に
形成された第1係合部と、前記側板の外側に形成された
第2係合部とを有し、前記第2のカバーは、天板と複数
の側板を一体成形したものであって、前記第1のカバー
の第2係合部に圧接係合するように前記側板の外側に形
成された係合部を有する。本発明のさらに好ましい実施
態様によれば、枠体、第1のカバーおよび第2のカバー
が内側から順に重なり合ってオーバーラップする構造と
なり、また第2のカバーがプリント基板を包容している
のでシールド性が一層高まる。
は、前記第1のカバーまたは前記第2のカバーのいずれ
か一方が、その側板の少なくとも一部を低背化した補助
側板を有する。
ば、前記第2のカバーの側板と同様にプリント基板の他
面側をシールドしながら、前記第2のカバーの取り付け
時に前記第1のカバーに対する適切な係合位置となるよ
うにその押入を規制することができる。
は、前記枠体は少なくとも一部を突出した爪部を有し、
前記プリント基板は、前記爪部と係合する貫通孔を備え
た。
ば、枠体をプリント基板の片面側に半田付けによって強
固に立設する場合に、枠体の下端と基板面との隙間を極
力小さくした状態で仮止めしておくことができる。
るプリント基板と、前記プリント基板を電磁遮蔽するシ
ールドケースと、前記主回路に接続された平板状のアン
テナとを備える無線通信装置であって、前記アンテナ
が、前記シールドケースの表面に固定されていることを
特徴とする無線通信装置によって達成される。
アンテナとがカバーと共に一体化していることから、取
り扱いが容易であるとともに、設計・評価を簡単に行う
ことができる。
記シールドケースは、請求項1ないし5のいずれか1つ
の請求項を含んでいる。
が基板の片面側に立設されることから、シールドケース
を小型化することができ、もって無線通信装置を小型化
することができる。また枠体をプリント基板に対して簡
易かつ強固に固定することができる。
本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
るシールドケースの外観斜視図であり、プリント基板に
装着された状態を示している。図1に示されるように、
シールドケース1は、プリント基板2の片面(図におい
ては上面)側に立設された枠体6と、プリント基板2の
上面側を遮蔽する第1のカバーである上部カバー3と、
プリント基板の他面(図においては下面)側を遮蔽する
第2のカバーである下部カバー4とを有するものであ
る。プリント基板2の各角部には、シールドケース1に
収容された状態のプリント基板2を外装用筐体(図示せ
ず)にネジ止め固定するためにネジを貫通させるネジ穴
5が形成されている。上部カバー3および下部カバー4
は、上面あるいは底面を形成する天板と、この天板から
略垂直にプリント基板方向へ折曲した四方の側板を備え
ており、ともに金属平板からプレス成形したものであ
る。上部カバー3および下部カバー4は、ネジ穴5を露
出させるように各角部を切り欠いており、これにより略
十字状の天板の周囲を所定の高さの側板で包囲する形状
となっている。
基板2に設けられた回路は無線通信装置における主回路
を構成し、上部カバー3および下部カバー4の表面に絶
縁部材21を介してそれぞれ固定された平板状のアンテ
ナ20とともに、無線LAN(ローカル・エリア・ネッ
トワーク)におけるアクセスポイントとして機能する。
このような無線通信装置は、「ゲートウェイ装置」と呼
ばれることがある。主回路とアンテナ20とは配線によ
って電気的に接続されているが、図1では、かかる配線
の図示は省略している。
長手方向におけるA−A断面図である。図2に示されるよ
うに、枠体6は、四側面を有する枠状の金属体である。
枠体6の外寸はプリント基板2の外寸より小さく、プリ
ント基板2の周縁より所定の幅だけ内側の上面に立設さ
れる。枠体6の外周面には係合部としての凸部6aが屈
曲形成されている。上部カバー3の側板の内周面には第
1係合部としての凸部3aが屈曲形成されており、これ
にともなって上部カバー3の側板の外周面には第2係合
部としての凹部3bも形成される。上部カバー3を取り
付けた状態では、上部カバー3の凸部3aが枠体6の凸
部6aに圧接係合するようになっている。下部カバー4
の外寸は、プリント基板2の外寸よりやや大きい。下部
カバー4の側板の内周面には係合部としての凸部4aが
屈曲形成されている。下部カバー4を取り付けた状態で
は、下部カバー4の凸部4aがプリント基板2の周縁を
乗り越えて上部カバー3の凹部3bと圧接係合するよう
になっている。この状態では、下部カバー4はプリント
基板2の下面側からプリント基板2を包容している。
る状態を示す外観斜視図である。図3に示されるよう
に、枠体6には、その下端の一部より突出した爪部7を
有している。一方、プリント基板2にはこれらの爪部7
を貫通させる貫通孔8が形成されており、さらにプリン
ト基板2の上面側における枠体6の立設位置には、グラ
ンド電極9が形成されている。このグランド電極9はネ
ジ穴5の周縁部より延在するものである。枠体6は、そ
の爪部7がそれぞれ対応する貫通孔8に上面側から嵌挿
された後、プリント基板2の下面側より突出した爪部7
の先端が折り曲げられることによってプリント基板2の
上面側に仮止め固定される。
体6が固定された状態を示す略側面断面図である。図4
に示されるように、爪部7を折り曲げることによって仮
止め固定された枠体6の下端部とプリント基板2の上面
側にあるグランド電極9とが半田9Xによって半田付け
されることにより、枠体6はプリント基板2の上面側に
強固に固定される。
基板2に上部カバー3を取り付ける状態を示す外観斜視
図である。図5に示されるように、上部カバー3を枠体
6の上方すなわち開口側から冠着すると、上部カバー3
の各側板3Yに設けられた凸部3aが枠体6に設けられ
た凸部6aを乗り越えた後、圧接係合する。このとき上
部カバー3の天板3Xが枠体6の上端に当接あるいは近
接しているので、上部カバー3をさらに奥へ押し込もう
としても阻止され、適切な係合位置で留まる。以上のよ
うに上部カバー3を取り付けることにより上部カバー3
と枠体6とが係合し、プリント基板2の上面側は遮蔽さ
れる。
設された枠体6と上部カバー3との係合状態を示す略側
面断面図である。図6に示されるように、上部カバー3
を取り付けた状態では、プリント基板2の上面側に立設
された枠体6の凸部6aと上部カバー3の凸部3aとが
係合した状態にある。この係合状態では、上部カバー3
の天板3Xが枠体6の先端6Yと当接あるいは近接して
いる。ここでマイナスドライバーを差し込むなどして上
部カバー3の凸部3aを凸部6aより上方に持ち上げれ
ば係合状態が解除されるので、上部カバー3を枠体6か
ら簡単に取り外すことができる。すなわち上部カバー3
は枠体6に対し着脱自在である。
リント基板2に下部カバー4を取り付ける状態を示す略
外観斜視図である。図7に示されるように、下部カバー
4の各角部に設けられた切り欠き部には、下部カバー4
の通常の側板よりも低背かつ凸部の形成されていない補
助側板11が天板と一体的に設けられている。この補助
側板11は、通常の側板と同様にシールドとしての役割
のほか、下部カバー4を取り付けたときに上部カバー3
に対する適切な係合位置となるようにその押入を規制す
る役割を果たすものである。下部カバー4をプリント基
板2の下面側から冠着すると、下部カバー4の各側板に
設けられた凸部4aがプリント基板2の周縁を乗り越え
た後、上部カバー3の凹部3bと圧接係合する。このと
き下部カバー3の切り欠き部に形成された補助側板11
の先端がプリント基板2の下面側に近接あるいは当接し
ているので、もし下部カバー4を適切な係合位置よりさ
らに奥へ押し込もうとしても阻止され、適切な係合位置
で留まる。以上のように下部カバー4を取り付けること
により下部カバー4と上部カバー3とが係合し、プリン
ト基板2の下面側は遮蔽される。
れた状態の上部カバー3と下部カバー4との係合状態を
示す略側面断面図である。図8に示されるように、下部
カバー4を取り付けた状態では、上部カバー3の凹部3
bと下部カバー4の凸部4aとが係合した状態にある。
またこの係合状態では補助側板11の先端11Yとプリ
ント基板2の下面側とが近接あるいは当接している。こ
こでマイナスドライバーを差し込むなどして下部カバー
4の凸部4aを凹部3bより上に持ち上げれば係合状態
が解除されるので、下部カバー4を上部カバー3から簡
単に取り外すことができる。すなわち下部カバー4は上
部カバーに対し着脱自在である。なお第1の係合部3の
外側に第2の係合部4が位置し、枠体6、上部カバー3
および下部カバー4が内側から順に重なり合っているの
で、下部カバー4を取り外した状態でなければ上部カバ
ー3を取り外すことはできない。以上説明したように、
本実施態様によれば、枠体6、上部カバー3および下部
カバー4を取り付けた状態ではプリント基板2が両面側
ともシールドされ、シールドケースの外寸は、プリント
基板2の外寸に下部カバー4の側板の板厚を加えた程度
である。すなわちプリント基板2の外寸よりわずかに広
がったに過ぎず、従来のシールドケースに比べて大幅に
小型化されるものである。また本実施態様によれば、枠
体6、上部カバー3および下部カバー4が内側から順に
重なり合ってオーバーラップする構造であるから、枠体
6複数の係合部を設ける必要がなく、しかもプリント基
板をより強固に固定・保持でき、プリント基板上に搭載
された主回路を保護することが可能となる。またプリン
ト基板を包容しているのでシールド性が高まる。また本
実施態様によれば、半田付けによって枠体6をプリント
基板2の上面側に強固に立設することができ、同時にプ
リント基板2のグランド電極9をシールドケースに接地
することができる。さらに枠体6の爪部7によって、枠
体6の下端と基板面との隙間を極力小さくした状態で仮
止めしておくことができる。
よって、前記下部カバー4の側板と同様にプリント基板
2の下面側をシールドしながら、前記下部カバーの取り
付け時に前記上部カバーに対する適切な係合位置となる
ようにその押入を規制することができる。さらに、本実
施態様によれば、平板状のアンテナ20が上部カバー3
および下部カバー4の表面に固定されることにより、無
線通信装置の主回路とアンテナとがカバーと共に一体化
していることから、取り扱いが容易であるとともに、設
計・評価を簡単に行うことが可能となる。すなわち、一
般的な無線通信装置のように、主回路とアンテナとが別
部品である場合には、これらを実際に所定の筐体内に収
容した状態で設計・評価を行う必要があるところ、本実
施態様においてはこれらが一体的であるため、実際に筐
体内に収容することなく、単体での設計・評価が可能と
なり、設計コスト等を削減することが可能となる。図9
は、本発明の他の実施態様にかかるシールドケースの側
面断面図であり、図2に示したシールドケースと同一の
構成要素には同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、シールドケース1は、プリント
基板2の上面側に立設された枠体6の外周面に係合部と
しての複数の凹凸部6bが形成され、上部カバー3およ
び下部カバー4がそれぞれ枠体6と直接係合するもので
ある。上部カバー3の側板の内周面には係合部としての
凸部3aが屈曲形成されている。上部カバー3を取り付
けた状態では、枠体6の凹凸部6bに圧接係合するよう
になっている。下部カバー4の外寸は、プリント基板2
の外寸よりやや大きい。下部カバー4の側板の内周面に
は係合部としての凸部4aが屈曲形成されている。下部
カバー4を取り付けた状態では、下部カバー4の凸部4
aがプリント基板2の周縁を乗り越えて枠体6の凹凸部
6bと圧接係合するようになっている。この状態では、
下部カバー4はプリント基板2の下面側からプリント基
板2を包容している。以上説明したように、本実施態様
によれば、枠体6、上部カバー3および下部カバー4が
内側から順に重なり合ってオーバーラップした状態にな
いので、下部カバー4を取り外すことなく上部カバーを
独立して取り外すこともできる。また本実施態様によれ
ば、枠体6、上部カバー3および下部カバー4を取り付
けた状態ではプリント基板2が両面側ともシールドさ
れ、シールドケースの外寸は、プリント基板2の外寸に
下部カバー4の側板の板厚を加えた程度である。すなわ
ちプリント基板2の外寸よりわずかに広がったに過ぎ
ず、前記実施態様と同様にシールドケースが小型化され
るものである。またプリント基板を包容しているのでシ
ールド性も高まる。また本実施態様によれば、半田付け
によって枠体6をプリント基板2の上面側に強固に立設
することができ、同時にプリント基板2のグランド電極
9をシールドケースに接地することができる。さらに枠
体6の爪部7によって、枠体6の下端と基板面との隙間
を極力小さくした状態で仮止めしておくことができる。
図10は、本発明の他の実施態様にかかるシールドケー
スの側面断面図であり、図2に示したシールドケースと
同一の構成要素には同一の符号を付してその説明を省略
する。図10に示されるように、シールドケース1は、
プリント基板2の上面側に立設された枠体6の外周面に
係合部としての凹部6cが形成され、枠体6と下部カバ
ー4とが係合し、さらに下部カバー4の外側から上部カ
バー3が係合するものである。下部カバー4の外寸は、
プリント基板2の外寸よりやや大きい。下部カバー4の
側板の内周面には係合部としての凸部4aが屈曲形成さ
れている。下部カバー4を取り付けた状態では、下部カ
バー4の凸部4aがプリント基板2の周縁を乗り越えて
枠体6の凹部6cと圧接係合するようになっている。こ
の状態では、下部カバー4はプリント基板2の下面側か
らプリント基板2を包容している。上部カバー3の側板
の内周面には凸部3aが屈曲形成されている。上部カバ
ー3を取り付けた状態では、上部カバー3の凸部3aが
下部カバー4の凹部4bに圧接係合するようになってい
る。以上説明したように、本実施態様によれば、枠体
6、下部カバー4および上部カバー3が内側から順に重
なり合ってオーバーラップする構造であるから、枠体6
に複数の係合部を設ける必要がなく、しかもプリント基
板をより強固に固定・保持でき、プリント基板上に搭載
された主回路を保護することが可能となる。またプリン
ト基板を包容しているのでシールド性が高まる。また本
実施態様によれば、半田付けによって枠体6をプリント
基板2の上面側に強固に立設することができ、同時にプ
リント基板2のグランド電極9をシールドケースに接地
することができる。さらに枠体6の爪部7によって、枠
体6の下端と基板面との隙間を極力小さくした状態で仮
止めしておくことができる。本発明は、以上の実施態様
に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発
明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明
の範囲内に包含されるものであることはいうまでもな
い。例えば、前記実施態様においては、枠体、上部カバ
ーおよび下部カバーの側板は四面であるが、これに限定
されるものではなく、五面、六面等といったようにプリ
ント基板の形状等に合わせて複数面設けてもよい。また
例えば、前記実施態様においては、上部カバー3および
下部カバー4の各角部を切り欠いた形状としているが、
外装用筐体にネジ止め固定する必要がない場合にはその
ような切り欠き形状とする必要はなく、天板が略矩形状
の上部カバーおよび下部カバーとしてもよい。
アンテナ20を上部カバー3上に設けているが、下部カ
バー4上に設けることも可能である。さらには上部カバ
ー3および下部カバー4の双方に設けることも可能であ
り、これによれば受信範囲が増し、確実に信号を受信す
ることができる。
シールドケースを小型化することおよび枠体をプリント
基板へ簡易かつ強固に固定することが可能なシールドケ
ースを提供することができる。また、本発明によれば、
取り扱いが容易であり、かつ設計・評価を簡単に行うこ
とができる無線通信装置を提供することができる。
ケースの外観斜視図である。
けるA−A断面図である。
す外観斜視図である。
された状態を示す略側面断面図である。
部カバー3を取り付ける状態を示す外観斜視図である。
体6と上部カバー3との係合状態を示す略側面断面図で
ある。
2に下部カバー4を取り付ける状態を示す略外観斜視図
である。
上部カバー3と下部カバー4との係合状態を示す略側面
断面図である。
スの側面断面図である。
ースの側面断面図である。
面図である。
面断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 プリント基板の周縁より内側に立設され
る枠体と、前記プリント基板の片面側を遮蔽する第1の
カバーと、前記プリント基板の他面側を遮蔽する第2の
カバーとを有することを特徴とするシールドケース。 - 【請求項2】 前記第1のカバーは、前記枠体に対し着
脱自在に係合し、前記第2のカバーは、前記第1のカバ
ーに対し着脱自在に係合することを特徴とする請求項1
に記載のシールドケース。 - 【請求項3】 前記枠体は、複数の側面を有する枠状の
金属体であって、その外周面に係合部を有し、前記第1
のカバーは、天板と複数の側板を一体成形したものであ
って、前記枠体の係合部に圧接係合するように前記側板
の内側に形成された第1係合部と、前記側板の外側に形
成された第2係合部とを有し、前記第2のカバーは、天
板と複数の側板を一体成形したものであって、前記第1
のカバーの第2係合部に圧接係合するように前記側板の
外側に形成された係合部を有することを特徴とする請求
項1または2に記載のシールドケース。 - 【請求項4】 前記第1のカバーまたは前記第2のカバ
ーのいずれか一方が、その側板の少なくとも一部を低背
化した補助側板を有することを特徴とする請求項1ない
し3のいずれか1つの請求項に記載のシールドケース。 - 【請求項5】 前記枠体は少なくとも一部を突出した爪
部を有し、前記プリント基板は、前記爪部と係合する貫
通孔を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいず
れか1つの請求項に記載のシールドケース。 - 【請求項6】 主回路を構成するプリント基板と、前記
プリント基板を電磁遮蔽するシールドケースと、前記主
回路に接続された平板状のアンテナとを備える無線通信
装置であって、前記アンテナが、前記シールドケースの
表面に固定されていることを特徴とする無線通信装置。 - 【請求項7】 前記シールドケースは、請求項1ないし
5のいずれか1つの請求項を含んでいることを特徴とす
る請求項6に記載の無線通信装置。
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Cited By (8)
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