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JP2003176199A - 単結晶引上げ装置および引上げ方法 - Google Patents

単結晶引上げ装置および引上げ方法

Info

Publication number
JP2003176199A
JP2003176199A JP2001372905A JP2001372905A JP2003176199A JP 2003176199 A JP2003176199 A JP 2003176199A JP 2001372905 A JP2001372905 A JP 2001372905A JP 2001372905 A JP2001372905 A JP 2001372905A JP 2003176199 A JP2003176199 A JP 2003176199A
Authority
JP
Japan
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single crystal
pulling
diameter
crystal
controlled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001372905A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Iwata
康幸 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Coorstek KK
Original Assignee
Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Ceramics Co Ltd filed Critical Toshiba Ceramics Co Ltd
Priority to JP2001372905A priority Critical patent/JP2003176199A/ja
Publication of JP2003176199A publication Critical patent/JP2003176199A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】測定値を補正することにより正確に単結晶の重
量を測定して、所望の形状のテール部を育成することが
できる単結晶引上げ装置および引上げ方法を提供するも
のである。 【解決手段】チョクラルスキー法に用いる単結晶引上げ
装置において、単結晶の直胴部までの結晶直径制御は、
二次元カメラからの結晶直径画像信号に基づき制御装置
により引上げ速度を制御して行ない、テール部の結晶直
径制御は、ロードセルからの結晶重量信号に基づいて制
御装置により引上げ速度を制御して行う単結晶引上げ装
置。また、これを用いた引上げ方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は単結晶引上げ装置お
よび引上げ方法に係わり、特にチョクラルスキー法を用
い、ロードセルにより測定された単結晶重量値を補正し
て用いて結晶直径を制御する単結晶引上げ装置および引
上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスに用いられるシリコンウ
ェーハは、チョクラルスキー法(CZ法)により引上げ
られたシリコン単結晶をスライスして製造される。この
単結晶引上げ時、結晶の形状制御は、引上げ装置の本体
に設けられたカメラポートを通して結晶成長領域を二次
元カメラ等で撮像し、その直径信号に基づいて、ヒータ
への供給電力や単結晶引上げ速度などをパラメータとす
る引上げ条件を調整することにより行われている。
【0003】単結晶の引上げを終了するにあたっては、
熱歪による有位転化を防ぐ意味から、結晶径を漸次減少
させていくテール絞りと呼ばれる工程が必要とされる
が、二次元カメラを用いた光学系の条件調整では、大口
径化された単結晶の逆円錐形状をなすテール部の絞り工
程における結晶成長領域を確実に撮像することができ
ず、結晶重量を測定することで引上げ条件の調整が行わ
れている。
【0004】従来のシリコン単結晶の重量計測は、特開
昭62−72589号公報に記載された単結晶引上げ装
置のように、回転する引上げ軸を介してロードセルによ
り重量として捉え、引上げ条件を調整するのに利用して
いる。
【0005】しかしながら、この公報記載の重量データ
の利用方法は、単なるモニターに過ぎず、正確に単結晶
の重量を測定して、所望の形状のテール部を育成するこ
とができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、測定値を補正
することにより正確に単結晶の重量を測定して、所望の
形状のテール部を育成することができる単結晶引上げ装
置および引上げ方法が要望されていた。本発明は上述し
た事情を考慮してなされたもので、測定値を補正するこ
とにより正確に単結晶の重量を測定して、所望の形状の
テール部を育成することができる単結晶引上げ装置およ
び引上げ方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の1つの態様によれば、チョクラルスキー法
を用いて単結晶の引上げを行う単結晶引上げ装置におい
て、シリコン融液と成長単結晶との境界部分を撮像する
二次元カメラと、単結晶引上げ用のワイヤーを介して単
結晶の重量を測定するロードセルと、このロードセルお
よび前記二次元カメラからの結晶情報信号を受信し単結
晶引上げ速度を制御する制御装置を有し、単結晶の直胴
部までの結晶直径制御は、二次元カメラからの結晶直径
画像信号に基づき前記制御装置により引上げ速度を制御
して行ない、テール部の結晶直径制御は、ロードセルか
らの結晶重量信号に基づいて前記制御装置により引上げ
速度を制御して行うことを特徴とする単結晶引上げ装置
が提供される。これにより、正確に単結晶の重量が測定
されて、所望の形状のテール部が育成され、単結晶全体
も所望の形状に育成される。
【0008】好適な一例では、上記テール部の直径制御
は、制御装置に設けられたロードセル演算処理手段によ
り、ロードセルが計測した重量値から固液界面の表面張
力を減算した結晶重量データに基づき引上げ速度を制御
して行う。これにより、正確な重量値を用いることが可
能となり、所望のテール部が育成される。
【0009】また、他の好適な一例では、上記テール部
の直径制御は、重量データよりテール直径を算出し、予
め設定されているテールの直径変化を参照して引上げ速
度を制御して行う。これにより、所望のテール部が育成
される。
【0010】また、本発明の他の態様によれば、チョク
ラルスキー法を用いた単結晶引上げ方法において、単結
晶の直径制御はロードセルが計測した重量値から固液界
面の表面張力を減算した結晶重量データに基づき引上げ
速度を制御して行うことを特徴とする単結晶引上げ方法
が提供される。これにより、単結晶の直径制御は正確に
行われる。
【0011】好適な一例では、上記単結晶の直径制御
は、単結晶のテール部の直径制御である。これにより、
テール部の直径の制御は正確に行われる。
【0012】さらに、本発明の他の態様によれば、チョ
クラルスキー法を用いた単結晶引上げ方法において、単
結晶の直胴部までの直径制御は、二次元カメラからの結
晶直径画像信号に基づき引上げ速度を制御して行ない、
テール部の直径制御は、ロードセルからの結晶重量信号
に基づいて行うことを特徴とする単結晶引上げ方法が提
供される。これにより、正確に単結晶の重量が測定され
て、所望の形状のテール部が育成され、単結晶全体も所
望の形状に育成される。
【0013】好適な一例では、上記テール部の直径制御
は、所定の形状に対して予め計測された計測重量値を参
照して引上げ速度を制御して行う。これにより、所望の
テール部が育成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる単結晶引上
げ装置の実施の形態について添付図面を参照して説明す
る。
【0015】図1は本発明に係わる単結晶引上げ装置の
概念図である。
【0016】図1に示すように、本発明に係わる単結晶
引上げ装置1は、水冷された炉体2と、この炉体2に収
納され原料であるポリシリコンを溶融し溶融シリコンM
にする石英ルツボ3と、この石英ルツボ3を保持する黒
鉛ルツボ4と、この黒鉛ルツボ4を囲繞するヒータ5と
を有している。この黒鉛ルツボ4は炉体2を貫通し、ル
ツボ回転モータ6に結合されて回転され、かつ昇降装置
7によって昇降されるルツボ回転軸8に取り付けられて
いる。
【0017】また、石英ルツボ3の上方には、単結晶引
上げのためのシード9を保持するシードチャック10が
取り付けられた引上げ用のワイヤー11が設けられてお
り、このワイヤー11は、炉体2外上部に設けられモー
タ(図示せず)により回転され単結晶Igを回転させな
がら引上げるワイヤー巻取装置12により巻取られるよ
うになっている。
【0018】さらに、炉体2のショルダー2a外壁に
は、透孔を耐熱ガラスにより塞ぎ透光可能なカメラポー
ト13が設けられている。このカメラポート13を貫通
する光軸を有する二次元カメラ14が炉体2外に設けら
れており、その焦点は単結晶成長領域に合わされて設置
されている。
【0019】この二次元カメラ14はAD変換回路15
に接続され、二次元カメラ14からの結晶直径信号がA
D変換回路15に送信されるようになっている。このA
D変換回路15により結晶直径信号は2値化され、画像
処理装置16に送信され、画像処理装置16により画像
処理されて結晶直径データとして切換スイッチ17を介
して選択的に制御装置18に出力される。
【0020】また、ワイヤー巻取装置12にはロードセ
ル19が設けられており、このロードセル19は、その
出力である結晶重量信号を増幅するアンプ20に接続さ
れ、さらに、このアンプ20はその出力をデジタル化す
るAD変換回路21に接続され、結晶重量データとして
切換スイッチ17を介して選択的に制御装置18に出力
される。
【0021】二次元カメラ14から得られた結晶直径画
像信号は、図3に示す引上げ工程中のネック部N、クラ
ウン部C、および直胴部Bの引上げ時に制御装置18に
出力され、テール部Tの育成時には、切換スイッチ17
により切り換わって、ロードセル19から得られた結晶
重量信号は制御装置18に出力される。この制御装置1
8に出力される結晶直径画像信号から、結晶重量信号へ
の切り換は、事前に制御装置18にプログラムされ、テ
ール部Tの育成工程の開始時に制御装置18からスイッ
チ制御器17cに切換え信号を送信することで行われ
る。
【0022】制御装置18は、一般的なコンピュータが
用いられ、二次元カメラ14からの結晶直径データを処
理する二次元カメラ演算処理部50aと、ロードセル1
9からの結晶重量データを処理するロードセル演算部1
8bと、テーブルメモリ18cが設けられたメモリ18
dと、二次元カメラ演算部18a、ロードセル演算部1
8bおよび後述する各制御器を制御する制御手段18を
有し、テーブルメモリ18cには、シリコンの密度情
報、結晶の形状情報、その形状にするのに必要な引上げ
速度、ヒータ入力、ルツボ回転数、ルツボ上昇速度の最
適な条件を予め設定し記憶させてある。この最適な引上
げ条件の各種のデータ等は、理論上からあるいは過去の
経験や実験等によって、種々の結晶形状に対応してそれ
ぞれ求められた最適な値で構成されたものである。
【0023】これらを実際に制御するために制御系とし
て、制御装置18には、切換スイッチ17を制御する切
換スイッチ制御器17c、シリコン融液の温度を制御す
るヒータ5の供給電力量を制御するヒータ制御器5c、
石英ルツボ3の回転数を制御するモータ制御器6c、石
英ルツボ3の高さを制御する昇降装置制御器7c、結晶
の引上げ速度と回転数を制御するワイヤー巻取装置制御
器12cなどが接続されている。これら各制御器6c、
7c、12cなどを制御して、引上げ条件を変更し、結
晶の直径を制御する。
【0024】次に本発明に係わる単結晶引上げ装置を用
いたシリコン単結晶の引上げ方法について説明する。
【0025】ポリシリコンを石英ルツボ3に入れ、プロ
グラム化された引上げ工程により引上げが自動的に行わ
れる。このとき二次元カメラ14は、ネック成長領域A
n、例えば、石英ルツボ3の中心から3mm外側に偏位
した位置に焦点を合わせ、かつ引上げの開始時点から撮
像可能な電源ONの状態にしておく。
【0026】引上げ準備完了後、例えばアルゴンガスを
炉体2の上方より炉体2内に流入させ、ヒータ5に通電
して石英ルツボ3を加熱し、ルツボ回転モータ6に通電
してこのルツボ回転モータ6に結合されたルツボ回転軸
8を回転させて石英ルツボ3を回転させる。
【0027】一定時間が経過した後、ワイヤー11を下
ろし、シード9をシリコン融液Mの液面に接触させなじ
ませる。
【0028】しかる後、引上げを開始し、図3(a)の
ように二次元カメラ14でネック成長領域Anをモニタ
する。
【0029】図1に示すように、この二次元カメラ14
の結晶直径画像情報はAD変換回路15に送信されて2
値化され、画像処理装置16により画像処理され、切換
スイッチ20を介して結晶直径画像データとして図2に
示す制御装置18に送られ、この制御装置18の通常用
いられる二次元カメラ演算部18aにより、直径の正味
値が算出され、直径の変化分が算出され、テーブルメモ
リ18cに記憶された直径変化分との比較が行われ、制
御部18eにより、ヒータ制御器5c、モータ制御器6
c、昇降装置制御器7c、およびワイヤー巻取装置制御
器12cを制御し、ネックNが一定の長さ、例えば、3
00mmまで引上げが継続される。
【0030】ネックNが300mmになった時点でメモ
リ18dに組み込まれた工程用のプログラムにより制御
装置18を介してヒータ制御器5c、モータ制御器6
c、昇降装置制御器7c、およびワイヤー巻取装置制御
器12cを制御し、単結晶の引上げは、図3(b)に示
すクラウンCの育成工程に入る。
【0031】引続き、二次元カメラ14でクラウン成長
領域Aをモニタし、上記同様に図1に示すように、二
次元カメラ14からの画像信号はAD変換回路15、切
換スイッチ20、画像処理装置16を介して制御装置1
8に送られる。二次元カメラ演算制御手段50aによ
り、同様の演算処理が行われ、制御手段20dからの出
力によりヒータ制御器5c、モータ制御器6c、昇降装
置制御器7c、およびワイヤー巻取装置制御器12cを
制御し、成長する結晶の直径が順次大きくなり、クラウ
ンCを形成するように引上げ条件を制御する。
【0032】さらに引上げを継続し、クラウンCを成長
させ、クラウンCの直径が、例えば、310mmになっ
た時点で、二次元カメラ14からの結晶直径画像情報に
基づき、AD変換回路15、画像処理装置16、切換ス
イッチ20を介して、結晶直径画像データを二次元カメ
ラ演算制御手段50aに入力し、演算処理し、制御手段
21を介してヒータ制御器5c、モータ制御器6c、昇
降装置制御器7c、およびワイヤー巻取装置制御器12
cを制御し、結晶の直径を一定にして、単結晶の引上げ
は、図3(c)に示す直胴部Dの育成工程に入る。二次
元カメラ14は直胴部成長領域Aをモニタし、直胴部
Dの育成条件を維持し、所定の長さの直胴部を形成させ
引上げは完了する。
【0033】直胴部を形成させ引上げが完了したら、テ
ール部Tの育成工程に入る。
【0034】テール部Tの育成工程は結晶直径を絞って
いく作業であるが、上記二次元カメラ24では、テール
部成長領域Aを撮像できない。そこでロードセル19
を利用し結晶重量の変化をデータとして用い、結晶直径
を制御してテール部Tを育成する。
【0035】従って、制御手段10により二次元カメラ
14をOFFにし、切換スイッチ制御器17cを制御し
て切換スイッチ17を切換え、ロードセル19によって
検知された結晶重量信号はアンプ20、AD変換回路2
1を介して結晶重量データとして制御装置18に出力さ
れる。引上速度をコントロールする制御方法としては、
PIDやファジー制御が好ましい。
【0036】制御装置18に出力された結晶重量データ
は、ロードセル演算処理手段20bによって次のように
処理される。
【0037】例えば、石英ルツボ2内に溶けているシリ
コン融液Mと固体となった単結晶Igの境界部b(固液
界面)では、融液Mの表面張力により吸引力が発生して
おり、実際の結晶重量値より大きい結晶重量値が、ロー
ドセル19から出力される。
【0038】このときの表面張力は次のようにして求め
ることができる。
【0039】図4に示すように、マニュアル操作により
引上げられた単結晶の、例えば10mm毎における各部
位の直径をノギス等により計測する。式(1)により各
部位(間隔)毎の重量値を算出する。
【0040】次に上記単結晶の引上げ時、ロードセルで
計測し記録した結晶重量値W(Tn から上記式(1)
で算出したW(n)を減算し、各部位(間隔)毎の表面
張力γ(Tn)を算出する。
【0041】上記のようにして求めた表面張力はテーブ
ルメモリ18cに記憶される。
【0042】このようにして記憶された表面表力を基に
テール部Tにおける正味重量を算出し、引上制御のフィ
ードバックを行う。
【0043】テールでの直径制御は、重量データを基に
結晶径を次に示す計算式を用いて計算し、予め設定して
おいたテール直径の変化と照らし合わせて、引上速度を
制御する。
【0044】テールでの結晶直径は、重量の計算式
(1)
【数1】 より、rをテール移行時の半径(アナライザ(カメ
ラ)による計測値の1/2の値)として、半径rを求
める。
【0045】
【数2】 テール部の成長に従い、式(2)から順次r、r
算出する。
【0046】図5はロードセル19を用いたテール部T
における直径制御のためのデータ処理の主なフローを示
し、この図5に沿って単結晶直径制御方法を説明する。
【0047】ロードセル19によりロードセル結晶重量
データW(Ln)を計測する(ST1)。
【0048】テール部重量の正味重量値W(Tn)を算
出する(ST2)。
【0049】この正味重量値W(Tn)は、次に示す式
(3)を用いて算出される。
【0050】
【数3】 この式(3)よりテール直径(D(Tn))を求める。
【0051】テール直径D(Tn)<設定値Dなら、
制御装置18が、ワイヤー巻取装置制御器12cを介し
て巻取装置20を制御して、引上げ速度を低下させる。
これに対して、テール直径D(Tn)>設定値D
ら、引上げ速度を増加させる。
【0052】このようなテール部Tの育成工程において
も、メモリ18dに組み込まれた工程用のプログラムに
より制御装置18、ワイヤー巻取装置制御器12cを介
して巻取装置20を制御して引上げ速度を制御し、さら
に、必要に応じてヒータ制御器5c、モータ制御器6
c、昇降装置制御器7cを介して、ヒータ5、ルツボ回
転モータ6、昇降装置7を制御してテール部Tの育成が
行われる。
【0053】上記のようなテール部の育成工程におい
て、引上げられる単結晶の重量を、表面張力を加味して
補正することにより正確な重量値を用いることが可能と
なり、所望のテール部を育成することができる。
【0054】なお、上記実施形態においては、単結晶の
直胴部までの直径制御は、二次元カメラからの結晶直径
画像信号に基づき引上げ速度を制御して行ない、テール
部の直径制御は、ロードセルからの結晶重量信号に基づ
いて行う例で説明したが、本発明に係わる単結晶引上げ
方法は、テール部の育成工程に限らず、必要に応じて、
単結晶引上げの育成工程においても用いることができ
る。二次元カメラを用いないで単結晶の直径を測定する
ことが可能になる。
【0055】
【発明の効果】本発明に係わる単結晶引上げ装置および
引上げ方法によれば、測定値を補正することにより正確
に単結晶の重量を測定して、所望の形状のテール部を育
成することができる単結晶引上げ装置および引上げ方法
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる単結晶引上げ装置の概念図。
【図2】本発明に係わる単結晶引上げ装置に用いられる
制御装置の概念図。
【図3】本発明に係わる単結晶引上げ方法における結晶
情報信号取得方法を示す概念図。
【図4】本発明に係わる単結晶引上げ方法における単結
晶の各部位(間隔)毎の重量値を算出する方法示す概念
図。
【図5】本発明に係わる単結晶引上げ方法におけるテー
ル部における直径制御のためのデータ処理の主なフロー
を示すフロー図。
【符号の説明】
1 単結晶引上げ装置 2 炉体 2a ショルダー 3 石英ルツボ 4 黒鉛ルツボ 5 ヒータ 5c ヒータ制御器 6 ルツボ回転モータ 6c モータ制御器 7 昇降装置 7c 昇降装置制御器 8 ルツボ回転軸 9 シード 10 シードチャック 11 ワイヤー 12 ワイヤー巻取装置 12c ワイヤー巻取装置制御器 13 カメラポート 14 二次元カメラ 15 AD変換回路 16 画像処理装置 17 切換スイッチ 17c 切換スイッチ制御器 18 制御装置 18a 二次元カメラ演算部 18b ロードセル演算部 18c テーブルメモリ 18d メモリ 18e 制御部 19 ロードセル 20 アンプ 21 AD変換回路 Ig 単結晶 M 溶融シリコン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チョクラルスキー法を用いて単結晶の引
    上げを行う単結晶引上げ装置において、シリコン融液と
    成長単結晶との境界部分を撮像する二次元カメラと、単
    結晶引上げ用のワイヤーを介して単結晶の重量を測定す
    るロードセルと、このロードセルおよび前記二次元カメ
    ラからの結晶情報信号を受信し単結晶引上げ速度を制御
    する制御装置を有し、単結晶の直胴部までの結晶直径制
    御は、二次元カメラからの結晶直径画像信号に基づき前
    記制御装置により引上げ速度を制御して行ない、テール
    部の結晶直径制御は、ロードセルからの結晶重量信号に
    基づいて前記制御装置により引上げ速度を制御して行う
    ことを特徴とする単結晶引上げ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の単結晶引上げ装置にお
    いて、上記テール部の直径制御は、制御装置に設けられ
    たロードセル演算処理手段により、ロードセルが計測し
    た重量値から固液界面の表面張力を減算した結晶重量デ
    ータに基づき引上げ速度を制御して行うことを特徴とす
    る単結晶引上げ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の単結晶引上げ装置にお
    いて、上記テール部の直径制御は、重量データよりテー
    ル直径を算出し、予め設定されているテールの直径変化
    を参照して引上げ速度を制御して行うことを特徴とする
    単結晶引上げ装置。
  4. 【請求項4】 チョクラルスキー法を用いた単結晶引上
    げ方法において、単結晶の直径制御は、ロードセルが計
    測した重量値から固液界面の表面張力を減算した結晶重
    量データに基づき引上げ速度を制御して行うことを特徴
    とする単結晶引上げ方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の単結晶引上げ方法にお
    いて、上記単結晶の直径制御は、単結晶のテール部の直
    径制御であることを特徴とする単結晶引上げ方法。
  6. 【請求項6】 チョクラルスキー法を用いた単結晶引上
    げ方法において、単結晶の直胴部までの直径制御は、二
    次元カメラからの結晶直径画像信号に基づき引上げ速度
    を制御して行ない、テール部の直径制御は、ロードセル
    からの結晶重量信号に基づいて行うことを特徴とする単
    結晶引上げ方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の単結晶引上げ方法にお
    いて、上記テール部の直径制御は、ロードセルが計測し
    た重量値から固液界面の表面張力を減算した結晶重量デ
    ータに基づき引上げ速度を制御して行うことを特徴とす
    る単結晶引上げ方法。
  8. 【請求項8】 請求項5ないし7のいずれか1項に記載
    の単結晶引上げ方法において、上記テール部の直径制御
    は、所定の形状に対して予め計測された計測重量値を参
    照して引上げ速度を制御して行うことを特徴とする単結
    晶引上げ方法。
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