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JP2003170047A - 排気ガス浄化用触媒、及びその触媒の製造方法 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒、及びその触媒の製造方法

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JP2003170047A
JP2003170047A JP2002276848A JP2002276848A JP2003170047A JP 2003170047 A JP2003170047 A JP 2003170047A JP 2002276848 A JP2002276848 A JP 2002276848A JP 2002276848 A JP2002276848 A JP 2002276848A JP 2003170047 A JP2003170047 A JP 2003170047A
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catalyst
supported
exhaust gas
composite oxide
amount
Prior art date
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JP2002276848A
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JP4397155B2 (ja
Inventor
Tadashi Tokuyama
正 徳山
Katsuyuki Fujita
克幸 藤田
Hideji Iwakuni
秀治 岩国
Masahiko Shigetsu
雅彦 重津
Akihide Takami
明秀 高見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Tokyo Roki Co Ltd
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Tokyo Roki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp, Tokyo Roki Co Ltd filed Critical Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】三元触媒8の耐熱性ないしは耐久性の向上を図
る。 【解決手段】担体11の表面に内側触媒層12と外側触
媒層13とを層状に形成し、内側触媒層12は、アルミ
ナにPdが担持されてなる成分と、セリア等の酸素吸蔵
物質とを含有し、外側触媒層13は、Ce・Zr・Nd複
合酸化物にRh及びBaが担持されてなる成分と、アル
ミナにPtが担持されてなる成分とを含有する構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排気ガス浄化用触
媒及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】火花点火式エンジンの排気ガスを浄化す
る触媒として三元触媒が知られている。これは、一般に
は活性金属としてのPt及びRhと、この活性金属を安
定化させガスとの接触面積を拡大して浄化性能を向上さ
せるサポート材としてのアルミナと、酸素吸蔵物質(O
SC)としてのセリア(助触媒)とによって構成するこ
とが多い。
【0003】一方、特許文献1には、Nd−Zr複合酸
化物にRhを担持させてなる成分と、アルミナやセリア
にPtを担持させてなる成分とを混合して担体にコーテ
ィングし、しかる後にそのコーティング層にBa溶液を
含浸させることにより、BaOを担体1L当たり20g
担持させることが記載されている。また、そのことによ
って、Rhの耐熱性が向上することが記載されている。
【0004】
【特許文献1】特開平09−141098号公報(段落
0020,0054,0060)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、セリアは一般
に耐熱性が低いという問題がある。このため、エンジン
の高負荷運転によって触媒が高温に晒されると、酸素吸
蔵能が低下して、触媒性能、特にHC(炭化水素)浄化
に関する低温活性が大きく低下する結果となる。また、
Rhは、少量でHC、CO、NOx(窒素酸化物)3成
分の浄化に活性を示し、特にNOxの浄化性能が優れて
おり、このRhをセリアに担持させると、その酸化劣化
が防止され、つまりその活性の維持に有利になる。しか
し、上述の如く、セリアの耐熱性が低いことから、触媒
が高温に晒された後は、Rhが不安定になり、シンタリ
ング等を生じて排気ガスの浄化に有効に利用されなくな
る、という問題がある。
【0006】また、エンジンオイルにP(リン)が含ま
れている場合、このPがガラス状の化合物を生成して触
媒表面を覆い、触媒内部へのガスの拡散を阻害して、そ
の浄化性能を低下させる、という問題がある。また、こ
のPは、アルミナやセリアと化合物を形成してそれらを
劣化させる、さらには活性成分であるPt等と化合して
これを劣化させる、という問題がある。
【0007】本発明は、以上のようなセリアの耐熱性の
問題、Rhのシンタリングの問題、P被毒の問題を解決
せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、Ce・Zr・Nd複合酸化物とBa
とを利用したものである。
【0009】まず、請求項1に係る発明は、Rh及びB
aを含有する排気ガス浄化用触媒において、さらに、C
e・Zr・Nd複合酸化物を含有し、上記Ce・Zr・Nd
複合酸化物に上記Rh及びBaが担持されていることを
特徴とする。
【0010】すなわち、Ce・Zr・Nd複合酸化物(複
酸化物又は混合酸化物)は、セリアと同様に酸素吸蔵物
質として働くが、セリアに比して耐熱性が高く、触媒が
高温に晒された後でも、結晶がそれほど粗大化しない。
このため、高い酸素吸蔵能が維持される。つまり、三元
触媒におけるHC、CO及びNOxを高効率で浄化可能
な空燃比のウィンドウが狭くならず、高い浄化性能が維
持される。同時に、このCe・Zr・Nd複合酸化物に担
持されているRhの活性も維持され、HC、CO及びN
Oxの浄化に有利になる。
【0011】また、本発明に係る触媒では、上記Ce・
Zr・Nd複合酸化物にRhと共にBaが担持されてい
るから、このBaによってRhのシンタリングが抑制さ
れる。しかも、このBaは排気ガス中のPと化合物を形
成して触媒のP被毒による性能低下を抑制する。すなわ
ち、BaはPと共にリン酸バリウムを生成するが、この
化合物はガスの拡散を妨げないから、触媒性能を低下さ
せない。そうして、BaがPと化合することにより、触
媒のP被毒量が相対的に少なくなり、触媒の活性の維持
に有利になる。
【0012】請求項2に係る発明は、請求項1に記載さ
れている排気ガス浄化用触媒において、上記Rh、Ba
及びCe・Zr・Nd複合酸化物は担体に担持されてい
て、該担体1L当たりのBa担持量が5〜30gである
ことを特徴とする。
【0013】すなわち、Baは少量でも上記Rhのシン
タリング抑制及びP被毒抑制に有効であるものの、その
量が少なくなり過ぎると、その効果はそれだけ低くな
る。一方、Ba担持量が多くなり過ぎると、Rhなど触
媒の貴金属成分を覆ってその活性を低下させる。また、
セラミック製担体にあっては、Baが該担体を攻撃して
これを脆くし、担体から触媒コーティング層が剥落し易
くなる。このため、Ba担持量は、5〜30g/L程度
とすることが好ましいものであり、さらに好ましいのは
10〜22g/L或いは10〜15g/Lである。
【0014】請求項3に係る発明は、請求項1又は請求
項2に記載されている排気ガス浄化用触媒において、さ
らに、Pt及びアルミナを含有し、上記Rh及びPt
は、前者が上記Ce・Zr・Nd複合酸化物に、後者が上
記アルミナに互いに分かれて担持され、上記Rhを担持
したCe・Zr・Nd複合酸化物と、上記Ptを担持した
アルミナとが混合した状態で含まれていることを特徴と
する。
【0015】すなわち、このようにRhとPtとをCe
・Zr・Nd複合酸化物とアルミナとに分けて担持するこ
とにより、この両者のシンタリングが防止され、Ce・
Zr・Nd複合酸化物及びBaによる触媒の耐熱性の向
上、並びにP被毒抑制に有利になる。また、Rhを担持
したCe・Zr・Nd複合酸化物と、Ptを担持したアル
ミナとが混合した状態になっているから、HC、CO及
びNOxを効率良く浄化する上で有利になる。
【0016】請求項4に係る発明は、担体に複数の触媒
層が層状に形成されていて、上記複数の触媒層のうち内
側に位置する触媒層は、アルミナにPdが担持されてな
る成分と、酸素吸蔵物質とを含有し、上記内側触媒層よ
りも外側に位置する触媒層は、Ce・Zr・Nd複合酸化
物にRh及びBaが担持されてなる成分を含有すること
を特徴とする排気ガス浄化用触媒である。
【0017】すなわち、Pdは、低温でのHC浄化に有
利であるが、熱劣化し易く、しかも鉛、硫黄等による被
毒を生じ易いことが知られている。これに対して、本発
明では、このPdを酸素吸蔵物質と共に内側触媒層に配
置し、これを外側触媒層で覆ったから、この外側触媒層
の障壁効果によってPdの熱劣化、被毒を避けながら、
触媒の低温活性の向上を図ることができる。そうして、
熱及び被毒の面で内側触媒層よりも厳しい環境になる外
側触媒層に、Ce・Zr・Nd複合酸化物にRh及びBa
が担持されてなる成分を配置したから、上述(請求項
1)の如く、触媒が高温に晒されても酸素吸蔵能の低下
やRhのシンタリングは抑えられ、また、P被毒も抑え
られ、長期間にわたって触媒性能を維持する上で有利に
なる。
【0018】請求項5に係る発明は、Rh、Ba及びC
e・Zr・Nd複合酸化物を含有する排気ガス浄化用触媒
の製造方法であって、上記Ce・Zr・Nd複合酸化物に
上記Rhを担持させて焼成し、上記Rhを担持したCe
・Zr・Nd複合酸化物に上記Baを担持させることを特
徴とする。
【0019】従って、これにより、Ce・Zr・Nd複合
酸化物にRh及びBaが担持されてなる触媒が得られ、
触媒が高温に晒されても酸素吸蔵能の低下やRhのシン
タリングが少なくなるとともに、P被毒も抑えられ、長
期間にわたって触媒性能を維持する上で有利になる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1に係る発明によ
れば、Ce・Zr・Nd複合酸化物にRh及びBaが担持
されているから、触媒が高温に晒されても酸素吸蔵能の
低下やRhのシンタリングが少なくなるとともに、P被
毒も抑えられ、触媒の耐熱性ないしは耐久性の向上に有
利になる。
【0021】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
記載されている排気ガス浄化用触媒において、担体1L
当たりのBa担持量が5〜30gであるから、Rhの活
性を妨げることなく、また、担体の劣化を招くことな
く、Rhのシンタリングを抑制し、また、触媒のP被毒
を抑制することができる。
【0022】請求項3に係る発明によれば、請求項1又
は請求項2に記載されている排気ガス浄化用触媒におい
て、さらに、Rh及びPtをCe・Zr・Nd複合酸化物
とアルミナに分けて担持し、このRhを担持したCe・
Zr・Nd複合酸化物と、Ptを担持したアルミナとを
混合した状態にしたから、Rh及びPtのシンタリング
を防止しながら、Ce・Zr・Nd複合酸化物及びBaに
よって触媒の耐熱性ないし耐久性を向上させることがで
き、また、HC、CO及びNOxを浄化にも有利にな
る。
【0023】請求項4に係る発明によれば、内側触媒層
は、アルミナにPdを担持してなる成分と、酸素吸蔵物
質とを含有し、外側触媒層は、Ce・Zr・Nd複合酸化
物にRh及びBaが担持されてなる成分を含有するか
ら、Pdの熱劣化、被毒を避けながら、触媒の低温活性
の向上を図ることができるとともに、触媒が高温に晒さ
れても酸素吸蔵能の低下やRhのシンタリングは抑えら
れ、また、P被毒も抑えられることになり、長期間にわ
たって触媒性能を維持する上で有利になる。
【0024】請求項5に係る発明によれば、Ce・Zr・
Nd複合酸化物にRhを担持させて焼成し、しかる後
に、このRhを担持したCe・Zr・Nd複合酸化物にB
aを担持させるようにしたから、触媒が高温に晒されて
も酸素吸蔵能の低下やRhのシンタリングが少なく、ま
た、P被毒も抑えられた耐久性の高い触媒が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0026】図1において、1は自動車の火花点火式エ
ンジンであり、2はその気筒、4はその燃焼室、5は点
火プラグ、6は吸気通路、7は排気通路である。この排
気通路7に三元触媒8が配置されている。
【0027】<三元触媒の構成>三元触媒8は、図2に
示すように、担体11の表面に内側触媒層12と外側触
媒層13とが層状に形成されてなる。
【0028】担体11は、コージェライト製のハニカム
担体である。内側触媒層12は、Pdをアルミナに担持
させてなるPd/アルミナ成分と、酸化セリウム(セリ
ア)と、Ce・Zr・Nd複合酸化物と、バインダとを含
有する。外側触媒層13は、Ptをアルミナに担持させ
てなるPt/アルミナ成分と、RhをCe・Zr・Nd複
合酸化物に担持させてなるRh/Ce・Zr・Nd成分
と、バインダとを含有する。
【0029】さらに、上記内側触媒層12及び外側触媒
層13にはBaが含浸法によって担持されている。従っ
て、外側触媒層13の上記Rh/Ce・Zr・Nd成分
は、Ce・Zr・Nd複合酸化物にRh及びBaが担持さ
れたものになっている。すなわち、(Rh+Ba)/C
e・Zr・Nd成分となっている。
【0030】上記酸化セリウム及びCe・Zr・Nd複合
酸化物は、いずれも酸素吸蔵物質として働く。上記アル
ミナには、その熱劣化を抑制するためにLaを少量(5
%)添加している。また、バインダとしては、耐熱性向
上のためにジルコニアを用いている。
【0031】<三元触媒8の製法>次に上記三元触媒8
の製法を説明する。
【0032】−内側触媒コート層の形成− Laを5質量%添加してなる活性アルミナ粉末に、硝酸
パラジウム水溶液を滴下し、500℃で乾燥・焼成する
ことにより、Pd/アルミナ触媒粉を得る。
【0033】上記触媒粉と酸化セリウムとCe・Zr・N
d複合酸化物とバインダ(硝酸ジルコニル)とを混合
し、これに水と硝酸とを加え、ディスパーサで混合撹拌
してスラリーを得る。このスラリーにコージェライト製
ハニカム担体11を浸し、引き上げて余分なスラリーを
エアブローで除去する操作を繰り返すことにより、所定
量のスラリーを当該担体にコーティングする。しかる
後、当該ハニカム担体を常温から500℃になるまで一
定の昇温速度で1.5時間をかけて昇温し、その温度に
2時間保持する(乾燥・焼成)ことにより、内側触媒コ
ート層を形成する。
【0034】−外側触媒コート層の形成− Laを5質量%添加してなる活性アルミナ粉末に、ジニ
トロジアミン白金硝酸塩の水溶液を滴下し、500℃で
乾燥・焼成することにより、Pt/アルミナ触媒粉を得
る。また、Ce・Zr・Nd複合酸化物に、硝酸ロジウム
水溶液を滴下し、500℃で乾燥・焼成することによ
り、Rh/Ce・Zr・Nd触媒粉を得る。
【0035】上記Pt/アルミナ触媒粉とRh/Ce・
Zr・Nd触媒粉とバインダ(硝酸ジルコニル)とを混
合し、これに水と硝酸とを加え、ディスパーサで混合撹
拌してスラリーを得る。このスラリーに上記内側触媒コ
ート層を形成したコージェライト製ハニカム担体11を
浸し、引き上げて余分なスラリーをエアブローで除去す
る操作を繰り返すことにより、所定量のスラリーを当該
担体にコーティングする。しかる後、当該ハニカム担体
を常温から500℃になるまで一定の昇温速度で1.5
時間をかけて昇温し、その温度に2時間保持する(乾燥
・焼成)ことにより、外側触媒コート層を形成する。
【0036】−Baの含浸担持− 以上のようにしてハニカム担体11に形成された内側触
媒コート層と外側触媒コート層に酢酸バリウムの水溶液
を含浸させる。しかる後、当該ハニカム担体を常温から
200℃まで略一定の昇温速度で1.5時間をかけて昇
温し、その温度に2時間保持し(乾燥)、200℃から
500℃になるまで略一定の昇温速度で4時間をかけて
昇温し、その温度に2時間保持する(焼成)。
【0037】<実施例>上記製法によって次の構成の三
元触媒を得た。
【0038】−内側触媒層− Pd/アルミナ成分担持量;63.529g/L (Pd担持量;4.091g/L) 酸化セリウム担持量;4.770g/L Ce・Zr・Nd複合酸化物担持量;4.770g/L ジルコニアバインダ担持量;7.120g/L −外側触媒層− Pt/アルミナ成分担持量;25.583g/L (Pt担持量;0.136g/L) Rh/Ce・Zr・Nd成分担持量;56.119g/L (Rh担持量;0.273g/L) ジルコニアバインダ担持量;9.08g/L −Ba− Ba担持量;11.00g/L なお、担持量はハニカム担体1L当たりの量である。
【0039】<比較例>Ce・Zr・Nd複合酸化物に代
えて酸化セリウムを用いる他は上記実施例と同じ条件及
び方法で比較例触媒を調製した。
【0040】<評価テスト>上記実施例及び比較例の触
媒をエンジンの排気管に取り付け、ベンチエージングを
行なった後、FTPテストモード(トータル)でのH
C、CO及びNOx各々の排出量を測定した。ベンチエ
ージングは、触媒入口の排気ガス温度が660℃となる
低負荷運転と、同温度が880℃となる高負荷運転とを
1分間ずつ交互に繰り返すというサイクルを20時間行
ない、その間、Pを添加したエンジンオイルを吸気マニ
ホールドにポンプで供給し続ける、というものである。
触媒には数万km走行に相当するPが与えられるように
した。
【0041】結果は図3に示されている。同図のCe・
Zr・Nd複合酸化物は実施例に係るものであり、酸化
セリウムは比較例に係るものである。なお、HC排出量
は10倍に拡大している。同図によれば、HC、CO及
びNOxのいずれも実施例の方が比較例よりも少なくな
っている。これは、Ce・Zr・Nd複合酸化物の効果に
よると認められる。
【0042】すなわち、実施例の場合、Ce・Zr・Nd
複合酸化物は、酸化セリウムに比して耐熱性が高いこと
から、ベンチエージング後も高い酸素吸蔵能を維持し、
その結果、このCe・Zr・Nd複合酸化物に担持されて
いるRhの活性の低下も少ない、と考えられる。しか
も、BaによってRhのシンタリングが抑制されるとと
もに、触媒のP被毒量が少なくなる。このため、実施例
では、ベンチエージング後のHC、CO及びNOxの排
出量が比較例よりも少なくなっていると考えられる。
【0043】<Ba担持量について> −テスト1− 上記実施例に関し、そのBa担持量が0.72g/L、
11.1g/L、14.5g/L、及び19.3g/L
の各触媒を調製し、各々について先と同様のベンチエー
ジングを施した後、FTPテストモード(トータル)で
のHC及びNOx各々の排出量を測定した。結果は図4
に示されている。
【0044】同図によれば、Ba担持量の大小はHC排
出量にはそれほど影響を与えないが(なお、CO排出量
にもそれほど影響を与えないことを確認している)、N
Ox排出量には大きな影響を与えている。具体的には、
Ba担持量が10〜15g/L程度であるときのNOx
排出量が最も少なく、これよりもBa担持量が少なくな
る場合、並びに多くなる場合のいずれもNOx排出量が
多くなっている。
【0045】Ba担持量15g/L以下の範囲におい
て、Ba担持量が多くなるに従ってNOx排出量は少な
くなっているのは、Baによる触媒の耐P被毒性の向上
効果によると考えられる。これに対して、Ba担持量が
15g/Lを越えて多くなると、Baが貴金属、その他
の触媒成分を覆ってその活性を低下させるために、ある
いはハニカム担体11が脆くなって触媒層が剥落するた
めに、NOx排出量が多くなっているものと考えられ
る。
【0046】−テスト2− 上記実施例に関し、そのBa担持量が0g/L、11g
/L、22g/L、及び30g/Lの各触媒を調製し、
各々についてエンジンエージングを施した後、リグテス
トでHC、CO及びNOxの浄化に関するT50、C4
00及びC500を測定した。
【0047】エンジンエージングは、エンジンの排気管
に触媒を装着し、該触媒の温度が900℃になるように
エンジンを100時間運転し、該運転期間中、Pを添加
したエンジンオイルを吸気マニホールドにポンプで供給
し続ける、というものである。
【0048】リグテストは、上記エンジンエージングを
施した触媒を排気管から取り外して直径2.54cm、
長さ5cmの円筒型に切り出し、これを固定床流通式反
応評価装置に取り付けて行なった。模擬排気ガスはA/
F=14.7±0.9とした。すなわち、A/F=1
4.7のメインストリームガスを定常的に流しつつ、所
定量の変動用ガスを1Hzでパルス状に添加することに
より、A/Fを±0.9の振幅で強制的に振動させた。
A/F=14.7のメインストリームガスの組成は次の
通りである。模擬排気ガスの触媒への流入量は25L/
分とした。 (メインストリームガス) CO2;13.9%,O2;0.6%,CO;0.6%,
2;0.2%,C36;0.056%,NO;0.1
%,H2O;10%,残りN2 上記変動用ガスとしては、A/Fをリーン側(A/F=
15.6)へ振らせる場合にはO2を用い、リッチ側
(A/F=13.9)へ振らせる場合にはH2及びCO
を用いた。
【0049】T50は、模擬排気ガス温度を漸次上昇さ
せていき、触媒下流で検出されるガスの当該成分(H
C、CO又はNOx)濃度が該触媒に流入するガスの当
該成分濃度の半分になった時点(浄化率が50%になっ
た時点)の触媒入口ガス温度(ライトオフ温度)であ
る。
【0050】C400は、触媒入口での模擬排気ガス温
度が400℃であるときの各成分の浄化率であり、C5
00は、触媒入口での模擬排気ガス温度が500℃であ
るときの各成分の浄化率である。
【0051】T50の結果は図5に示されている。より
厳しい耐久条件下では、HC、CO及びNOxのいずれ
についても、Ba担持量が22g/Lになるまでは該B
a担持量が多くなるに従ってT50が低下している。す
なわち、低温活性が向上している。これはBaによるP
被毒の抑制、並びにRhのシンタリング抑制効果による
ものと考えられる。Ba担持量が30g/Lになると、
T50が少し悪化している(高くなっている)のは、B
aが触媒金属(Pd、Pt、Rh)を覆ってそれらの活
性を若干低下させたためと考えられる。
【0052】C400の結果は図6に示され、C500
の結果は図7に示されている。C400及びC500に
関しても、T50と同様に、HC、CO及びNOxのい
ずれについても、Ba担持量が多くなるに従って浄化率
が高くなっている(高温活性が向上している)が、Ba
担持量が30g/Lになると、少し低下している。その
理由はT50の場合と同様と考えられる。
【0053】テスト1の場合、Ba担持量が19.3g
/Lであるときは、11.1g/LであるときよりもN
Ox浄化性能が低下しているのに対して、テスト2の場
合はBa担持量が22g/Lのときの方が11g/Lの
ときよりもHC、CO及びNOxの浄化性能が良くなっ
ている。この理由は、テスト2はテスト1よりもエージ
ング条件が厳しくなっているためと推察される。
【0054】すなわち、Baの添加は、触媒金属を覆っ
てその活性を低下させる、ハニカム担体を脆くして触媒
層の剥離を招き易くなる、という問題があるものの、エ
ージング条件が厳しくなると、P被毒及びRhのシンタ
リングの問題が大きくなるため、Ba担持量が多い方が
排気ガスの浄化性能の点では有利になっている、という
ことである。
【0055】上記テスト1,2の結果から、Ba担持量
は、少なすぎないように、また多すぎないように5〜3
0g/L程度とすることが好ましい、ということができ
る。また、テスト1の結果によれば、Ba担持量を10
〜15g/Lとすることが好ましい、ということができ
るが、P被毒及びRhのシンタリングの問題が強く懸念
される場合は、テスト2の結果から、Ba担持量を22
g/L程度まで高めることが好ましい、ということがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るエンジンの排気ガス浄
化装置を示す図。
【図2】同実施形態に係る触媒構造を示す断面図。
【図3】本発明の実施例と比較例のベンチエージング後
の排気ガス浄化性能を示すグラフ図。
【図4】本発明の実施例におけるBa担持量とHC及び
NOxの各排出量との関係を示すグラフ図。
【図5】本発明の実施例におけるBa担持量とHC、C
O及びNOxの浄化に関するT50との関係を示すグラ
フ図。
【図6】本発明の実施例におけるBa担持量とHC、C
O及びNOxのC400との関係を示すグラフ図。
【図7】本発明の実施例におけるBa担持量とHC、C
O及びNOxのC500との関係を示すグラフ図。
【符号の説明】
1 エンジン 7 排気通路 8 三元触媒 11 担体 12 内側触媒層 13 外側触媒層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤田 克幸 広島県高田郡向原町360番地 東京濾器株 式会社内 (72)発明者 岩国 秀治 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 重津 雅彦 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 高見 明秀 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 Fターム(参考) 4D048 AA06 AA13 AA18 AB05 BA03X BA08X BA15X BA18X BA19X BA30X BA31X BA33X BA41X BA42X BB02 BB16 EA04 4G069 AA03 AA08 BA01A BA01B BA13B BB06A BB06B BC13A BC13B BC43A BC43B BC44A BC44B BC51A BC51B BC71A BC71B BC72A BC72B BC75A BC75B CA03 CA09 EA19 EC28 EE06 FA02 FB14 FB19 FC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Rh及びBaを含有する排気ガス浄化用
    触媒において、 さらに、Ce・Zr・Nd複合酸化物を含有し、 上記Ce・Zr・Nd複合酸化物に上記Rh及びBaが担
    持されていることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されている排気ガス浄化
    用触媒において、 上記Rh、Ba及びCe・Zr・Nd複合酸化物は担体に
    担持されていて、該担体1L当たりのBa担持量が5〜
    30gであることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載されている
    排気ガス浄化用触媒において、 さらに、Pt及びアルミナを含有し、 上記Rh及びPtは、前者が上記Ce・Zr・Nd複合酸
    化物に、後者が上記アルミナに互いに分かれて担持さ
    れ、 上記Rhを担持したCe・Zr・Nd複合酸化物と、上記
    Ptを担持したアルミナとが混合した状態で含まれてい
    ることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  4. 【請求項4】 担体に複数の触媒層が層状に形成されて
    いて、 上記複数の触媒層のうち内側に位置する触媒層は、アル
    ミナにPdが担持されてなる成分と、酸素吸蔵物質とを
    含有し、 上記内側触媒層よりも外側に位置する触媒層は、Ce・
    Zr・Nd複合酸化物にRh及びBaが担持されてなる
    成分を含有することを特徴とする排気ガス浄化用触媒。
  5. 【請求項5】 Rh、Ba及びCe・Zr・Nd複合酸化
    物を含有する排気ガス浄化用触媒の製造方法であって、 上記Ce・Zr・Nd複合酸化物に上記Rhを担持させて
    焼成し、 上記Rhを担持したCe・Zr・Nd複合酸化物に上記B
    aを担持させることを特徴とする排気ガス浄化用触媒の
    製造方法。
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