JP2003169130A - 携帯電話装置 - Google Patents
携帯電話装置Info
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- JP2003169130A JP2003169130A JP2001364283A JP2001364283A JP2003169130A JP 2003169130 A JP2003169130 A JP 2003169130A JP 2001364283 A JP2001364283 A JP 2001364283A JP 2001364283 A JP2001364283 A JP 2001364283A JP 2003169130 A JP2003169130 A JP 2003169130A
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
- 210000005069 ears Anatomy 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000035515 penetration Effects 0.000 description 1
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- Telephone Set Structure (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な構造により、十分なエコーキャンセル
効果を得ることのできる携帯電話装置を提供する。 【解決手段】 携帯電話ケース2のレシーバ1の近傍で
ある側面2bには、開口面積が、約4平方ミリメートル
の貫通孔200bが設けられ、さらに、携帯電話ケース
2のレシーバ1の近傍である背面2cにも、約4平方ミ
リメートルの貫通孔200cが設けられている。
効果を得ることのできる携帯電話装置を提供する。 【解決手段】 携帯電話ケース2のレシーバ1の近傍で
ある側面2bには、開口面積が、約4平方ミリメートル
の貫通孔200bが設けられ、さらに、携帯電話ケース
2のレシーバ1の近傍である背面2cにも、約4平方ミ
リメートルの貫通孔200cが設けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、携帯電話装置に
関し、より特定的には、エコーを低減することのできる
構造を有する携帯電話装置に関する。
関し、より特定的には、エコーを低減することのできる
構造を有する携帯電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の携帯電話装置は、ケースの内部
で、レシーバから漏れる音がマイクに入ることにより生
じるエコーを低減するために、エコーキャンセラー回路
を備えている。たとえば、エコーキャンセラー回路を備
える携帯電話装置を開示したものとしては、特開平7−
115978号公報、特開平10−84287号公報、
特開2001−61004号公報、特開平8−9005
号公報等が挙げられる。また、「ローアコースティック
インピーダンス仕様」として、レシーバ近傍のケース前
面に、耳の孔の範囲内に貫通孔を設けている携帯電話装
置も存在する。
で、レシーバから漏れる音がマイクに入ることにより生
じるエコーを低減するために、エコーキャンセラー回路
を備えている。たとえば、エコーキャンセラー回路を備
える携帯電話装置を開示したものとしては、特開平7−
115978号公報、特開平10−84287号公報、
特開2001−61004号公報、特開平8−9005
号公報等が挙げられる。また、「ローアコースティック
インピーダンス仕様」として、レシーバ近傍のケース前
面に、耳の孔の範囲内に貫通孔を設けている携帯電話装
置も存在する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記携帯電話
装置において、エコーキャンセラー回路を備える場合に
は、専用回路素子が必要となり、携帯電話装置の重量の
増加、信号処理の利得による限界から、全てのエコーを
取り除けず、顧客からの苦情があるなどの問題点があっ
た。また、携帯電話装置の規格3GPP(3rd Ge
nerationPartnership Proje
ct)にあっては、エコーキャンセラーを取り除いた状
態でのエコーロスを測定し、規格内に入っていないと製
造販売できない。
装置において、エコーキャンセラー回路を備える場合に
は、専用回路素子が必要となり、携帯電話装置の重量の
増加、信号処理の利得による限界から、全てのエコーを
取り除けず、顧客からの苦情があるなどの問題点があっ
た。また、携帯電話装置の規格3GPP(3rd Ge
nerationPartnership Proje
ct)にあっては、エコーキャンセラーを取り除いた状
態でのエコーロスを測定し、規格内に入っていないと製
造販売できない。
【0004】また、「ローアコースティックインピーダ
ンス仕様」を採用した携帯電話装置の場合、ケースに設
けられるレシーバ手段用の孔と、耳の穴の面積の範囲に
入る孔とにより、耳に聞こえる音圧の周波数特性を制御
している。しかし、これらの孔の仕様は、音圧の周波数
特性の制御を目的とし、孔の位置が固定されたものであ
るため、エコーを十分にキャンセルすることはできな
い。
ンス仕様」を採用した携帯電話装置の場合、ケースに設
けられるレシーバ手段用の孔と、耳の穴の面積の範囲に
入る孔とにより、耳に聞こえる音圧の周波数特性を制御
している。しかし、これらの孔の仕様は、音圧の周波数
特性の制御を目的とし、孔の位置が固定されたものであ
るため、エコーを十分にキャンセルすることはできな
い。
【0005】したがって、この発明は、上記問題点を解
決するためになされたものであり、簡易な構造により、
十分なエコーキャンセル効果を得ることのできる携帯電
話装置を提供することを目的とする。
決するためになされたものであり、簡易な構造により、
十分なエコーキャンセル効果を得ることのできる携帯電
話装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に基づいた携帯
電話装置においては、送話系であるレシーバ手段と、受
話系であるマイク手段と、上記レシーバ手段および上記
マイク手段を収納するケースと、を備えた携帯電話装置
であって、上記レシーバ手段と上記マイク手段とは、上
記ケースの内部の上面側に配置され、上記ケースには、
上記レシーバ手段を収納した近傍領域に、エコー低減用
の貫通孔が設けられる。
電話装置においては、送話系であるレシーバ手段と、受
話系であるマイク手段と、上記レシーバ手段および上記
マイク手段を収納するケースと、を備えた携帯電話装置
であって、上記レシーバ手段と上記マイク手段とは、上
記ケースの内部の上面側に配置され、上記ケースには、
上記レシーバ手段を収納した近傍領域に、エコー低減用
の貫通孔が設けられる。
【0007】この構成により、エコー低減用の貫通孔か
ら、ケースの内部で発生するレシーバからの音を外部に
逃がすことが可能になる。その結果、ケースの内部にお
いてレシーバ手段からからマイク手段に到達する音量が
少なくなり、ケースの内部で増幅する音の量が減る結
果、エコー量を少なくすることが可能になる。
ら、ケースの内部で発生するレシーバからの音を外部に
逃がすことが可能になる。その結果、ケースの内部にお
いてレシーバ手段からからマイク手段に到達する音量が
少なくなり、ケースの内部で増幅する音の量が減る結
果、エコー量を少なくすることが可能になる。
【0008】また、上記発明において好ましくは、上記
貫通孔は、上記ケースの前面、側面または背面に設けら
れ、上記貫通孔と上記レシーバ手段との直線距離は、上
記貫通孔と上記マイク手段との直線距離よりも短い。
貫通孔は、上記ケースの前面、側面または背面に設けら
れ、上記貫通孔と上記レシーバ手段との直線距離は、上
記貫通孔と上記マイク手段との直線距離よりも短い。
【0009】この構成により、レシーバ手段から漏れる
音は、マイク手段に到達する前に、貫通孔から外部に逃
がすことが可能になるため、マイク手段に到達する音量
が少なくなり、効果的にエコー量を少なくすることが可
能になる。
音は、マイク手段に到達する前に、貫通孔から外部に逃
がすことが可能になるため、マイク手段に到達する音量
が少なくなり、効果的にエコー量を少なくすることが可
能になる。
【0010】また、上記発明において好ましくは、上記
ケースは平面形状が長方形形状を有し、上記貫通孔は、
上記ケースの前面側に設けられるとともに、上記レシー
バ手段の近傍に位置するコーナー部近傍に設けられ、上
記貫通孔と上記レシーバ手段との直線距離は、上記貫通
孔と上記マイク手段との直線距離よりも短い。
ケースは平面形状が長方形形状を有し、上記貫通孔は、
上記ケースの前面側に設けられるとともに、上記レシー
バ手段の近傍に位置するコーナー部近傍に設けられ、上
記貫通孔と上記レシーバ手段との直線距離は、上記貫通
孔と上記マイク手段との直線距離よりも短い。
【0011】この構成により、上記貫通孔は、ケースの
前面側のコーナー部近傍に設けられていることから、ケ
ースの内部においてレシーバ手段から漏れる音が耳に直
接入ることがないため、レシーバ手段の音質に影響を与
えず、エコー量を少なくすることが可能になる。
前面側のコーナー部近傍に設けられていることから、ケ
ースの内部においてレシーバ手段から漏れる音が耳に直
接入ることがないため、レシーバ手段の音質に影響を与
えず、エコー量を少なくすることが可能になる。
【0012】また、上記発明において好ましくは、上記
マイク手段の出力の周波数特性は、1000Hzを境に
して、1000Hz以上の周波数特性が、1000Hz
以下の周波数特性と同じか、または、1000Hz以下
の周波数特性よりも小さい。この構成により、上記各発
明において改善されるエコーの周波数範囲である100
0Hz以下のエコー量を効果的に少なくすることが可能
になる。
マイク手段の出力の周波数特性は、1000Hzを境に
して、1000Hz以上の周波数特性が、1000Hz
以下の周波数特性と同じか、または、1000Hz以下
の周波数特性よりも小さい。この構成により、上記各発
明において改善されるエコーの周波数範囲である100
0Hz以下のエコー量を効果的に少なくすることが可能
になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本願発明に基づいた各実施
の形態における携帯電話装置について、図を参照しなが
ら説明する。
の形態における携帯電話装置について、図を参照しなが
ら説明する。
【0014】(実施の形態1)図1を参照して、本実施
の形態1における携帯電話装置の構造について説明す
る。本実施の形態における携帯電話装置は、平面形状が
略長方形形状を有する携帯電話ケース2を有し、前面2
a側には、ディスプレイ10、操作ボタン11が設けら
れている。さらに、携帯電話ケース2内のディスプレイ
10の上方の位置には、レシーバ手段としてのレシーバ
1が内蔵配置され、携帯電話ケース2内の操作ボタン1
1の下方には、マイク手段としてのマイク3が内蔵配置
されている。なお、携帯電話ケース2の前面2aには、
レシーバ1およびマイク3が対向する位置に、貫通孔1
a,3aが設けられている。
の形態1における携帯電話装置の構造について説明す
る。本実施の形態における携帯電話装置は、平面形状が
略長方形形状を有する携帯電話ケース2を有し、前面2
a側には、ディスプレイ10、操作ボタン11が設けら
れている。さらに、携帯電話ケース2内のディスプレイ
10の上方の位置には、レシーバ手段としてのレシーバ
1が内蔵配置され、携帯電話ケース2内の操作ボタン1
1の下方には、マイク手段としてのマイク3が内蔵配置
されている。なお、携帯電話ケース2の前面2aには、
レシーバ1およびマイク3が対向する位置に、貫通孔1
a,3aが設けられている。
【0015】なお、レシーバ1とは、人の耳近傍に位置
させて使用し、電話に送られてきた相手の声の電気信号
を音として発生させる送話系のセルを意味し、マイク3
とは、人の口近傍に位置させて使用し、自分の声を電気
信号に変換させる受話系のセルを意味する。
させて使用し、電話に送られてきた相手の声の電気信号
を音として発生させる送話系のセルを意味し、マイク3
とは、人の口近傍に位置させて使用し、自分の声を電気
信号に変換させる受話系のセルを意味する。
【0016】また、本実施の形態の特徴的構成として、
携帯電話ケース2のレシーバ1の近傍である側面2bに
は、開口面積が、約4平方ミリメートルの貫通孔200
bが設けられ、さらに、携帯電話ケース2のレシーバ1
の近傍である背面2cにも、約4平方ミリメートルの貫
通孔200cが設けられている。なお、貫通孔200b
および貫通孔200cは、少なくともいずれか一方の貫
通孔が設けられていれば良い。
携帯電話ケース2のレシーバ1の近傍である側面2bに
は、開口面積が、約4平方ミリメートルの貫通孔200
bが設けられ、さらに、携帯電話ケース2のレシーバ1
の近傍である背面2cにも、約4平方ミリメートルの貫
通孔200cが設けられている。なお、貫通孔200b
および貫通孔200cは、少なくともいずれか一方の貫
通孔が設けられていれば良い。
【0017】また、貫通孔200bおよび貫通孔200
cとレシーバ1との距離は、貫通孔200bおよび貫通
孔200cとマイク3との距離よりも短く設けられる。
cとレシーバ1との距離は、貫通孔200bおよび貫通
孔200cとマイク3との距離よりも短く設けられる。
【0018】(作用効果)以上、本実施の構造における
携帯電話装置によれば、携帯電話ケース2内で発生する
レシーバ1からの音を、貫通孔200bおよび貫通孔2
00cから外部に逃がすことが可能になる。その結果、
携帯電話ケース2内においてレシーバ1からマイク3に
到達する音量が少なくなり、携帯電話ケース2の内部で
増幅する音の量が減る結果、エコー量を少なくすること
が可能になる。
携帯電話装置によれば、携帯電話ケース2内で発生する
レシーバ1からの音を、貫通孔200bおよび貫通孔2
00cから外部に逃がすことが可能になる。その結果、
携帯電話ケース2内においてレシーバ1からマイク3に
到達する音量が少なくなり、携帯電話ケース2の内部で
増幅する音の量が減る結果、エコー量を少なくすること
が可能になる。
【0019】また、好ましい形態として、貫通孔200
bおよび貫通孔200cとレシーバ1との直線距離は、
貫通孔200bおよび貫通孔200cとマイク3との直
線距離よりも短く設けておくことで、レシーバ1から漏
れる音は、マイク3に到達する前に、貫通孔200bお
よび貫通孔200cから外部に逃がすことが可能になる
ため、マイク3に到達する音量が少なくなり、エコー量
を効果的に少なくすることが可能になる。
bおよび貫通孔200cとレシーバ1との直線距離は、
貫通孔200bおよび貫通孔200cとマイク3との直
線距離よりも短く設けておくことで、レシーバ1から漏
れる音は、マイク3に到達する前に、貫通孔200bお
よび貫通孔200cから外部に逃がすことが可能になる
ため、マイク3に到達する音量が少なくなり、エコー量
を効果的に少なくすることが可能になる。
【0020】ここで、図2に、レシーバ1から一定音を
発生させた場合の、貫通孔200bの有無(貫通孔20
0cは設けていない)、および貫通孔200bの開口面
積の大小による、マイク3の出力測定結果を示す。マイ
ク3で拾う音量、つまり、マイク3の電圧出力(dB)
が大きいほど、エコー量が大きいことを示す。図2を参
照した場合、貫通孔200bを設けることにより、マイ
ク3の出力が800Hz以下において「貫通孔」がない
ものに(太線)比べて、開口面積が1平方メートルの貫
通孔を設けているほう(中線)が、エコー量が小さくな
り、開口面積が4平方メートルの貫通孔を設けているほ
う(細線)が、さらに、エコー量が小さくなることがわ
かる。「貫通孔」がない場合と、開口面積が4平方メー
トルの貫通孔を設けた場合とを比較した場合、最大約4
dB程度マイク3の電圧出力(dB)が小さくなってい
る。
発生させた場合の、貫通孔200bの有無(貫通孔20
0cは設けていない)、および貫通孔200bの開口面
積の大小による、マイク3の出力測定結果を示す。マイ
ク3で拾う音量、つまり、マイク3の電圧出力(dB)
が大きいほど、エコー量が大きいことを示す。図2を参
照した場合、貫通孔200bを設けることにより、マイ
ク3の出力が800Hz以下において「貫通孔」がない
ものに(太線)比べて、開口面積が1平方メートルの貫
通孔を設けているほう(中線)が、エコー量が小さくな
り、開口面積が4平方メートルの貫通孔を設けているほ
う(細線)が、さらに、エコー量が小さくなることがわ
かる。「貫通孔」がない場合と、開口面積が4平方メー
トルの貫通孔を設けた場合とを比較した場合、最大約4
dB程度マイク3の電圧出力(dB)が小さくなってい
る。
【0021】なお、本実施の形態では、貫通孔200b
の開口面積は4平方ミリメートルとしたが、図2から明
らかなように、貫通孔の面積が大きくなれば、エコー量
が少なくなるため、貫通孔の開口面積は、デザインその
他の理由で決定される最大の面積であればよい。また、
開口面積ではなく、貫通孔の数量で総開口面積を決定す
ることも可能である。
の開口面積は4平方ミリメートルとしたが、図2から明
らかなように、貫通孔の面積が大きくなれば、エコー量
が少なくなるため、貫通孔の開口面積は、デザインその
他の理由で決定される最大の面積であればよい。また、
開口面積ではなく、貫通孔の数量で総開口面積を決定す
ることも可能である。
【0022】また、貫通孔の位置は、上述したように、
携帯電話ケース2の側面2a、背面2cだけでなく、前
面や、上側の側面などに設けることも可能であり、貫通
孔とレシーバ2との距離が、貫通孔とマイク3との距離
より短く設けられていれば、本実施の形態と同様の作用
効果を得ることが可能である。
携帯電話ケース2の側面2a、背面2cだけでなく、前
面や、上側の側面などに設けることも可能であり、貫通
孔とレシーバ2との距離が、貫通孔とマイク3との距離
より短く設けられていれば、本実施の形態と同様の作用
効果を得ることが可能である。
【0023】(実施の形態2)次に、図3を参照して、
実施の形態2における携帯電話装置の構造について説明
する。なお、以下の説明において、上記実施の形態の携
帯電話装置と同一個所については同一の参照番号を付
し、詳細な説明は省略する。本実施の形態における携帯
電話装置の特徴的構造としては、携帯電話ケース2の前
面2aのレシーバ1付近のコーナー部近傍に、開口面積
が約4平方ミリメートルの貫通孔201を2箇所設けて
いる点にある。この貫通孔201は、人間の耳穴の範囲
外となるように設けられている。具体的には、レシーバ
1を中心とした場合、半径約13mmのラインよりも外
側の位置となるように設けている。なお、半径約13m
mのラインよりも外側としたのは、人間の耳穴の範囲外
とするためである。
実施の形態2における携帯電話装置の構造について説明
する。なお、以下の説明において、上記実施の形態の携
帯電話装置と同一個所については同一の参照番号を付
し、詳細な説明は省略する。本実施の形態における携帯
電話装置の特徴的構造としては、携帯電話ケース2の前
面2aのレシーバ1付近のコーナー部近傍に、開口面積
が約4平方ミリメートルの貫通孔201を2箇所設けて
いる点にある。この貫通孔201は、人間の耳穴の範囲
外となるように設けられている。具体的には、レシーバ
1を中心とした場合、半径約13mmのラインよりも外
側の位置となるように設けている。なお、半径約13m
mのラインよりも外側としたのは、人間の耳穴の範囲外
とするためである。
【0024】(作用効果)以上、本実施の構造における
携帯電話装置によれば、上記実施の形態1の場合と同様
に、携帯電話ケース2内で発生するレシーバ1からの音
を、2つの貫通孔201から外部に逃がすことが可能に
なる。その結果、携帯電話ケース2内においてレシーバ
1からマイク3に到達する音量が少なくなり、携帯電話
ケース2の内部で増幅する音の量が減る結果、エコー量
を少なくすることが可能になる。
携帯電話装置によれば、上記実施の形態1の場合と同様
に、携帯電話ケース2内で発生するレシーバ1からの音
を、2つの貫通孔201から外部に逃がすことが可能に
なる。その結果、携帯電話ケース2内においてレシーバ
1からマイク3に到達する音量が少なくなり、携帯電話
ケース2の内部で増幅する音の量が減る結果、エコー量
を少なくすることが可能になる。
【0025】また、好ましい形態として、貫通孔201
とレシーバ1との直線距離は、貫通孔201とマイク3
との直線距離よりも短く設けておくことで、レシーバ1
から漏れる音は、マイク3に到達する前に、貫通孔20
1から外部に逃がすことが可能になるため、マイク3に
到達する音量が少なくなり、エコー量を効果的に少なく
することが可能になる。
とレシーバ1との直線距離は、貫通孔201とマイク3
との直線距離よりも短く設けておくことで、レシーバ1
から漏れる音は、マイク3に到達する前に、貫通孔20
1から外部に逃がすことが可能になるため、マイク3に
到達する音量が少なくなり、エコー量を効果的に少なく
することが可能になる。
【0026】さらに、貫通孔201の位置を人間の耳穴
の範囲外となる位置に設けるようにしたことで、携帯電
話ケース2の内部においてレシーバ1から漏れる音が耳
に直接入ることがないため、レシーバ1の音質に影響を
与えず、エコー量を少なくすることが可能になる。
の範囲外となる位置に設けるようにしたことで、携帯電
話ケース2の内部においてレシーバ1から漏れる音が耳
に直接入ることがないため、レシーバ1の音質に影響を
与えず、エコー量を少なくすることが可能になる。
【0027】ここで、図4に、レシーバ1から一定音を
発生させた場合の、2つの貫通孔201の有無、および
貫通孔201の開口面積の大小による、マイク3の出力
測定結果を示す。マイク3で拾う音量、つまり、マイク
3の電圧出力(dB)が大きいほど、エコー量が大きい
ことを示す。図4を参照した場合、貫通孔201を設け
ることにより、マイク3の出力が800Hz以下におい
て「貫通孔」がないもの(太線)に比べて、開口面積が
1平方メートルの貫通孔を設けているほう(中線)が、
エコー量が小さくなり、開口面積が4平方メートルの貫
通孔を設けているほう(細線)が、さらに、エコー量が
小さくなることがわかる。「貫通孔」がない場合と、開
口面積が4平方メートルの貫通孔を設けた場合とを比較
した場合、最大約4dB程度マイク3の電圧出力(d
B)が小さくなっている。
発生させた場合の、2つの貫通孔201の有無、および
貫通孔201の開口面積の大小による、マイク3の出力
測定結果を示す。マイク3で拾う音量、つまり、マイク
3の電圧出力(dB)が大きいほど、エコー量が大きい
ことを示す。図4を参照した場合、貫通孔201を設け
ることにより、マイク3の出力が800Hz以下におい
て「貫通孔」がないもの(太線)に比べて、開口面積が
1平方メートルの貫通孔を設けているほう(中線)が、
エコー量が小さくなり、開口面積が4平方メートルの貫
通孔を設けているほう(細線)が、さらに、エコー量が
小さくなることがわかる。「貫通孔」がない場合と、開
口面積が4平方メートルの貫通孔を設けた場合とを比較
した場合、最大約4dB程度マイク3の電圧出力(d
B)が小さくなっている。
【0028】なお、本実施の形態では、貫通孔201の
開口面積は4平方ミリメートルとしたが、図4から明ら
かなように、貫通孔201の面積が大きくなれば、エコ
ー量が少なくなるため、貫通孔201の開口面積は、デ
ザインその他の理由で決定される最大の面積であればよ
い。また、開口面積ではなく、貫通孔201の数量で総
開口面積を決定することも可能である。
開口面積は4平方ミリメートルとしたが、図4から明ら
かなように、貫通孔201の面積が大きくなれば、エコ
ー量が少なくなるため、貫通孔201の開口面積は、デ
ザインその他の理由で決定される最大の面積であればよ
い。また、開口面積ではなく、貫通孔201の数量で総
開口面積を決定することも可能である。
【0029】また、貫通孔201の位置は、上述したよ
うに、携帯電話ケース2の前面2aだけでなく、側面、
底面、上側の側面などに設けることも可能であり、貫通
孔201の位置を人間の耳穴の範囲外となる位置に設け
るとともに、貫通孔201とレシーバ2との距離が、貫
通孔201とマイク3との距離より短く設けられていれ
ば、本実施の形態と同様の作用効果を得ることが可能で
ある。
うに、携帯電話ケース2の前面2aだけでなく、側面、
底面、上側の側面などに設けることも可能であり、貫通
孔201の位置を人間の耳穴の範囲外となる位置に設け
るとともに、貫通孔201とレシーバ2との距離が、貫
通孔201とマイク3との距離より短く設けられていれ
ば、本実施の形態と同様の作用効果を得ることが可能で
ある。
【0030】(実施の形態3)次に、図5を参照して、
実施の形態3における携帯電話装置の構造について説明
する。なお、以下の説明において、上記各実施の形態の
携帯電話装置と同一個所については同一の参照番号を付
し、詳細な説明は省略する。本実施の形態における携帯
電話装置の特徴的構造としては、上記実施の形態1にお
いて示した条件下で設けた貫通孔200bと、上記実施
の形態2において示した条件下で設けた2つの貫通孔2
01とを併設するようにしたものである。
実施の形態3における携帯電話装置の構造について説明
する。なお、以下の説明において、上記各実施の形態の
携帯電話装置と同一個所については同一の参照番号を付
し、詳細な説明は省略する。本実施の形態における携帯
電話装置の特徴的構造としては、上記実施の形態1にお
いて示した条件下で設けた貫通孔200bと、上記実施
の形態2において示した条件下で設けた2つの貫通孔2
01とを併設するようにしたものである。
【0031】(作用効果)この、本実施の構造における
携帯電話装置によれば、上記実施の形態1および2の場
合と同様に、携帯電話ケース2内で発生するレシーバ1
からの音を、貫通孔200b、貫通孔201から外部に
逃がすことが可能になる。その結果、携帯電話ケース2
内においてレシーバ1からマイク3に到達する音量が少
なくなり、携帯電話ケース2の内部で増幅する音の量が
効果的に減る結果、エコー量をさらに少なくすることが
可能になる。
携帯電話装置によれば、上記実施の形態1および2の場
合と同様に、携帯電話ケース2内で発生するレシーバ1
からの音を、貫通孔200b、貫通孔201から外部に
逃がすことが可能になる。その結果、携帯電話ケース2
内においてレシーバ1からマイク3に到達する音量が少
なくなり、携帯電話ケース2の内部で増幅する音の量が
効果的に減る結果、エコー量をさらに少なくすることが
可能になる。
【0032】また、好ましい形態として、貫通孔200
bおよび貫通孔201とレシーバ1との直線距離は、貫
通孔200bおよび貫通孔201とマイク3との直線距
離よりも短く設けておくことで、レシーバ1から漏れる
音は、マイク3に到達する前に、貫通孔200bおよび
貫通孔201から外部に逃がすことが可能になるため、
マイク3に到達する音量がさらに少なくなり、エコー量
をさらに効果的に少なくすることが可能になる。
bおよび貫通孔201とレシーバ1との直線距離は、貫
通孔200bおよび貫通孔201とマイク3との直線距
離よりも短く設けておくことで、レシーバ1から漏れる
音は、マイク3に到達する前に、貫通孔200bおよび
貫通孔201から外部に逃がすことが可能になるため、
マイク3に到達する音量がさらに少なくなり、エコー量
をさらに効果的に少なくすることが可能になる。
【0033】また、貫通孔201の位置を人間の耳穴の
範囲外となる位置に設けるようにしたことで、携帯電話
ケース2の内部においてレシーバ1から漏れる音が耳に
直接入ることがないため、レシーバ1の音質に影響を与
えず、エコー量を少なくすることが可能になる。
範囲外となる位置に設けるようにしたことで、携帯電話
ケース2の内部においてレシーバ1から漏れる音が耳に
直接入ることがないため、レシーバ1の音質に影響を与
えず、エコー量を少なくすることが可能になる。
【0034】ここで、図6に、レシーバ1から一定音を
発生させた場合の、貫通孔200bおよび貫通孔201
の有無による、マイク3の出力測定結果を示す。マイク
3で拾う音量、つまり、マイク3の電圧出力(dB)が
大きいほど、エコー量が大きいことを示す。図6を参照
した場合、貫通孔200bおよび貫通孔201(各々の
開口面積は4平方メートル)を設けることにより、マイ
ク3の出力が800Hz以下において、最大約6dB程
度マイク3の電圧出力(dB)が小さくなっている。
発生させた場合の、貫通孔200bおよび貫通孔201
の有無による、マイク3の出力測定結果を示す。マイク
3で拾う音量、つまり、マイク3の電圧出力(dB)が
大きいほど、エコー量が大きいことを示す。図6を参照
した場合、貫通孔200bおよび貫通孔201(各々の
開口面積は4平方メートル)を設けることにより、マイ
ク3の出力が800Hz以下において、最大約6dB程
度マイク3の電圧出力(dB)が小さくなっている。
【0035】なお、本実施の形態では、貫通孔200b
および貫通孔201の開口面積は4平方ミリメートルと
したが、上記図2、図4および図6のデータから明らか
なように、貫通孔200bおよび貫通孔201の開口面
積が大きくなれば、エコー量が少なくなるため、貫通孔
200bおよび貫通孔201の開口面積は、デザインそ
の他の理由で決定される最大の面積であればよい。ま
た、開口面積ではなく、貫通孔200bおよび貫通孔2
01の数量で総開口面積を決定することも可能である。
および貫通孔201の開口面積は4平方ミリメートルと
したが、上記図2、図4および図6のデータから明らか
なように、貫通孔200bおよび貫通孔201の開口面
積が大きくなれば、エコー量が少なくなるため、貫通孔
200bおよび貫通孔201の開口面積は、デザインそ
の他の理由で決定される最大の面積であればよい。ま
た、開口面積ではなく、貫通孔200bおよび貫通孔2
01の数量で総開口面積を決定することも可能である。
【0036】また、貫通孔201の位置は、上述したよ
うに、携帯電話ケース2の前面2aおよび側面だけでな
く、底面、上側の側面などに設けることも可能であり、
貫通孔201の位置を人間の耳穴の範囲外となる位置に
設けるとともに、貫通孔200bおよび貫通孔201と
レシーバ2との距離が、貫通孔200bおよび貫通孔2
01とマイク3との距離より短く設けられていれば、本
実施の形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
うに、携帯電話ケース2の前面2aおよび側面だけでな
く、底面、上側の側面などに設けることも可能であり、
貫通孔201の位置を人間の耳穴の範囲外となる位置に
設けるとともに、貫通孔200bおよび貫通孔201と
レシーバ2との距離が、貫通孔200bおよび貫通孔2
01とマイク3との距離より短く設けられていれば、本
実施の形態と同様の作用効果を得ることが可能である。
【0037】(実施の形態4)次に、図7を参照して、
実施の形態4における携帯電話装置の構造について説明
する。図7は、本実施の形態における携帯電話装置のマ
イク3とマイク出力における回路を示すブロック図であ
る。図7において、マイク3にマイクアンプ4が接続さ
れ、このマイクアンプ4にイコライザー5が接続されて
いる。
実施の形態4における携帯電話装置の構造について説明
する。図7は、本実施の形態における携帯電話装置のマ
イク3とマイク出力における回路を示すブロック図であ
る。図7において、マイク3にマイクアンプ4が接続さ
れ、このマイクアンプ4にイコライザー5が接続されて
いる。
【0038】また、図8は、本実施の形態における携帯
電話装置のマイクの周波数特性を示す図であり、横軸は
周波数(Hz)を示し、縦軸はマイク3の電圧出力(d
B)を示す。図中、点線(ケース外)は全周波数帯域に
おいて、一定振幅の音圧を入力した場合の、携帯電話装
置に装着する前のマイク3の電圧出力を示し、太線(ケ
ース内)はマイク3を携帯電話ケース2に内装した場合
のマイク3の電圧出力を示し、実線(本発明(ケース
内))は、本実施の形態における携帯電話ケース2にマ
イク3を内装した場合のマイク3の電圧出力である。
電話装置のマイクの周波数特性を示す図であり、横軸は
周波数(Hz)を示し、縦軸はマイク3の電圧出力(d
B)を示す。図中、点線(ケース外)は全周波数帯域に
おいて、一定振幅の音圧を入力した場合の、携帯電話装
置に装着する前のマイク3の電圧出力を示し、太線(ケ
ース内)はマイク3を携帯電話ケース2に内装した場合
のマイク3の電圧出力を示し、実線(本発明(ケース
内))は、本実施の形態における携帯電話ケース2にマ
イク3を内装した場合のマイク3の電圧出力である。
【0039】通常、マイク3を携帯電話ケース2に内装
する場合、電子回路が組込まれ携帯電話ケース2に収納
される基盤と携帯電話ケースとの位置関係のため、マイ
ク3の前には小さな空洞が設けられ、ヘルムホルツ共鳴
が引き起こされる。この結果、図8に示すように、マイ
ク3単体の電圧出力(点線)と比べて、携帯電話ケース
2に内装されたマイク3の電圧出力(太線)は1000
Hz以上で大きくなることが多い。このマイク3の前に
形成される空洞の寸法は、デザイン側の制約から変更で
きないことが多い。
する場合、電子回路が組込まれ携帯電話ケース2に収納
される基盤と携帯電話ケースとの位置関係のため、マイ
ク3の前には小さな空洞が設けられ、ヘルムホルツ共鳴
が引き起こされる。この結果、図8に示すように、マイ
ク3単体の電圧出力(点線)と比べて、携帯電話ケース
2に内装されたマイク3の電圧出力(太線)は1000
Hz以上で大きくなることが多い。このマイク3の前に
形成される空洞の寸法は、デザイン側の制約から変更で
きないことが多い。
【0040】一方、図2、4、6に示したとおり、本実
施の形態1、2、および、3においては、1000Hz
以下でエコーの影響を小さくすることを可能としてい
る。しかしながら、マイク3の電圧出力が1000Hz
以上で大きくなると、電圧出力のほとんどは1000H
z以上で決定されることになり、1000Hz以下でエ
コーを下げても、全体出力のエコー量はあまり変わらな
い。また、エコーの問題とは別に、図8の太線(ケース
内)に示す電圧出力の場合には、相手に聞こえる音は、
高音が強調された非常に聞きづらい音であるという欠点
が挙げられる。
施の形態1、2、および、3においては、1000Hz
以下でエコーの影響を小さくすることを可能としてい
る。しかしながら、マイク3の電圧出力が1000Hz
以上で大きくなると、電圧出力のほとんどは1000H
z以上で決定されることになり、1000Hz以下でエ
コーを下げても、全体出力のエコー量はあまり変わらな
い。また、エコーの問題とは別に、図8の太線(ケース
内)に示す電圧出力の場合には、相手に聞こえる音は、
高音が強調された非常に聞きづらい音であるという欠点
が挙げられる。
【0041】そこで、マイク3の電圧出力に対して、1
000Hz以下を小さくするローパスフィルター、バン
ドパスフィルター、イコライザー等その他のフィルター
手段を導入することで、マイク3の出力の周波数特性
が、1000Hzを境にして、1000Hz以上の周波
数特性が、1000Hz以下の周波数特性と同じか、ま
たは、1000Hz以下の周波数特性よりも小さくなる
ように、フィルター操作を行なう。これにより、図8の
実線に示すようなマイク3の電圧出力を実現することが
可能になり、上記実施の形態1から3におけるエコー低
減の効果をさらに大きく発揮することが可能となる。
000Hz以下を小さくするローパスフィルター、バン
ドパスフィルター、イコライザー等その他のフィルター
手段を導入することで、マイク3の出力の周波数特性
が、1000Hzを境にして、1000Hz以上の周波
数特性が、1000Hz以下の周波数特性と同じか、ま
たは、1000Hz以下の周波数特性よりも小さくなる
ように、フィルター操作を行なう。これにより、図8の
実線に示すようなマイク3の電圧出力を実現することが
可能になり、上記実施の形態1から3におけるエコー低
減の効果をさらに大きく発揮することが可能となる。
【0042】上記マイク手段の出力の周波数特性は、1
000Hzを境にして、1000Hz以上の周波数特性
が、1000Hz以下の周波数特性と同じか、または、
1000Hz以下の周波数特性よりも小さい。この構成
により、上記各発明において改善されるエコーの周波数
範囲である1000Hz以下のエコー量を効果的に少な
くすることが可能になる。
000Hzを境にして、1000Hz以上の周波数特性
が、1000Hz以下の周波数特性と同じか、または、
1000Hz以下の周波数特性よりも小さい。この構成
により、上記各発明において改善されるエコーの周波数
範囲である1000Hz以下のエコー量を効果的に少な
くすることが可能になる。
【0043】なお、携帯電話ケース2のデザイン変更が
可能で、マイク3前面の空洞をなくす等寸法変更を行な
い、マイク3を携帯電話ケース2に装着した場合のマイ
ク3の電圧出力が、もともと1000Hz以上の振幅
が、1000Hz以下にくらべて極端に大きくならない
場合は、このフィルター手段は不要である。
可能で、マイク3前面の空洞をなくす等寸法変更を行な
い、マイク3を携帯電話ケース2に装着した場合のマイ
ク3の電圧出力が、もともと1000Hz以上の振幅
が、1000Hz以下にくらべて極端に大きくならない
場合は、このフィルター手段は不要である。
【0044】以上、今回開示された実施の形態はすべて
の点で例示であって制限的なものではない。本発明の範
囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によ
って画定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲
内でのすべての変更が含まれる。
の点で例示であって制限的なものではない。本発明の範
囲は上記した実施の形態ではなくて特許請求の範囲によ
って画定され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲
内でのすべての変更が含まれる。
【0045】
【発明の効果】この発明に基づいた携帯電話装置によれ
ば、エコー低減用の貫通孔から、ケースの内部で発生す
るレシーバからの音を外部に逃がすことが可能になる。
その結果、ケースの内部においてレシーバ手段からから
マイク手段に到達する音量が少なくなり、ケースの内部
で増幅する音の量が減る結果、エコー量を少なくするこ
とが可能になる。
ば、エコー低減用の貫通孔から、ケースの内部で発生す
るレシーバからの音を外部に逃がすことが可能になる。
その結果、ケースの内部においてレシーバ手段からから
マイク手段に到達する音量が少なくなり、ケースの内部
で増幅する音の量が減る結果、エコー量を少なくするこ
とが可能になる。
【図1】 この発明に基づいた実施の形態1における携
帯電話装置の外観構造を示す斜視図である。
帯電話装置の外観構造を示す斜視図である。
【図2】 この発明に基づいた実施の形態1における携
帯電話装置の周波数とマイクの電圧出力との関係を示す
図である。
帯電話装置の周波数とマイクの電圧出力との関係を示す
図である。
【図3】 この発明に基づいた実施の形態2における携
帯電話装置の外観構造を示す斜視図である。
帯電話装置の外観構造を示す斜視図である。
【図4】 この発明に基づいた実施の形態2における携
帯電話装置の周波数とマイクの電圧出力との関係を示す
図である。
帯電話装置の周波数とマイクの電圧出力との関係を示す
図である。
【図5】 この発明に基づいた実施の形態3における携
帯電話装置の外観構造を示す斜視図である。
帯電話装置の外観構造を示す斜視図である。
【図6】 この発明に基づいた実施の形態3おける携帯
電話装置の周波数とマイクの電圧出力との関係を示す図
である。
電話装置の周波数とマイクの電圧出力との関係を示す図
である。
【図7】 この発明に基づいた実施の形態4における携
帯電話装置のマイク3とマイク出力における回路を示す
ブロック図である。
帯電話装置のマイク3とマイク出力における回路を示す
ブロック図である。
【図8】 この発明に基づいた実施の形態4における携
帯電話装置のマイクの周波数特性を示す図である。
帯電話装置のマイクの周波数特性を示す図である。
1 レシーバ、2 携帯電話ケース、2a 前面、2b
側面、2c 背面、3 マイク、4 マイクアンプ、
5 イコライザー、10 ディスプレイ、11操作ボタ
ン、200b,200c,201 貫通孔。
側面、2c 背面、3 マイク、4 マイクアンプ、
5 イコライザー、10 ディスプレイ、11操作ボタ
ン、200b,200c,201 貫通孔。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 丸橋 仁
東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三
菱電機株式会社内
Fターム(参考) 5K023 AA07 BB07 BB10 LL06
5K027 AA11 BB03 DD07 DD10
Claims (4)
- 【請求項1】 送話系であるレシーバ手段と、受話系で
あるマイク手段と、前記レシーバ手段および前記マイク
手段を収納するケースと、を備えた携帯電話装置であっ
て、 前記レシーバ手段と前記マイク手段とは、前記ケースの
内部の前面側に配置され、 前記ケースには、前記レシーバ手段を収納した近傍領域
に、エコー低減用の貫通孔が設けられる、携帯電話装
置。 - 【請求項2】 前記貫通孔は、前記ケースの前面、側面
または背面の少なくともいずれか一面に設けられ、前記
貫通孔と前記レシーバ手段との直線距離は、前記貫通孔
と前記マイク手段との直線距離よりも短い、請求項1に
記載の携帯電話装置。 - 【請求項3】 前記ケースは平面形状が略長方形形状を
有し、 前記貫通孔は、前記ケースの前面側に設けられるととも
に、前記レシーバ手段の近傍に位置するコーナー部近傍
に設けられ、 前記貫通孔と前記レシーバ手段との直線距離は、前記貫
通孔と前記マイク手段との直線距離よりも短い、請求項
1または2に記載の携帯電話装置。 - 【請求項4】 前記マイク手段の出力の周波数特性は、
1000Hzを境にして、1000Hz以上の周波数特
性が、1000Hz以下の周波数特性と同じか、また
は、1000Hz以下の周波数特性よりも小さい、請求
項1から3のいずれかに記載の携帯電話装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001364283A JP2003169130A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 携帯電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001364283A JP2003169130A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 携帯電話装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003169130A true JP2003169130A (ja) | 2003-06-13 |
Family
ID=19174500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001364283A Pending JP2003169130A (ja) | 2001-11-29 | 2001-11-29 | 携帯電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003169130A (ja) |
-
2001
- 2001-11-29 JP JP2001364283A patent/JP2003169130A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050310 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050322 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050712 |