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JP2003167445A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JP2003167445A
JP2003167445A JP2001366380A JP2001366380A JP2003167445A JP 2003167445 A JP2003167445 A JP 2003167445A JP 2001366380 A JP2001366380 A JP 2001366380A JP 2001366380 A JP2001366380 A JP 2001366380A JP 2003167445 A JP2003167445 A JP 2003167445A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
image forming
image
forming apparatus
transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001366380A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Miho
広晃 三保
Satoshi Nishida
聡 西田
Shigetaka Kurosu
重隆 黒須
Masashi Saito
正志 齊藤
Hiroshi Morimoto
浩史 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2001366380A priority Critical patent/JP2003167445A/ja
Priority to US10/303,126 priority patent/US7184694B2/en
Publication of JP2003167445A publication Critical patent/JP2003167445A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G15/01Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for producing multicoloured copies
    • G03G15/0105Details of unit
    • G03G15/0131Details of unit for transferring a pattern to a second base
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2215/0103Plural electrographic recording members
    • G03G2215/0119Linear arrangement adjacent plural transfer points

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間に亘ってトナーの転写効率を高く保つ
ことに加え、新たに転写材に転写すべきトナー像は高転
写率でなされ、既に転写されているトナーは像形成体に
再転写されない条件を見出すと共に、像形成体や中間転
写体の表面に傷等を付けない、トナーフィルミング等を
発生させない画像形成装置を提供する。 【解決手段】 像形成体と該像形成体上の潜像をトナー
現像する現像手段と、像形成体上に形成されたトナー像
を中間転写体に転写する1次転写手段と、中間転写体上
のトナー像を画像支持体に転写する2次転写手段とを有
する画像形成装置において、1次転写手段は導電性又は
半導電性で、かつバイアス電位を与える電源装置を備え
ており、前記トナーは形状係数の変動係数が16%以下
であり、個数粒度分布の変動係数が27%以下であるこ
とを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等に用いる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、高速で高画質を要求される画像形
成装置には、殆どの場合、電子写真方式を中心とする静
電潜像方式の画像形成方法が採用されている。
【0003】その理由は、高画質画像が、高速かつ安定
的に得られる他、カラー画像やデジタル画像形成へも適
用可能であることが挙げられよう。従って、今後も静電
潜像方式の画像形成方法は、大きな地歩を占めていくと
考えられる。
【0004】しかしながら、市場からの画像形成技術に
対する性能要求レベルは高く、しかも年々上昇してい
る。このため静電潜像方式においても更なる性能向上が
求められている。
【0005】その要求の中で、最も大きなものはいうま
でもなく更なる画質の向上であり、その対応策として
は、トナーを小粒径化し、また粒径分布や粒子形状を揃
えることが有効である。しかし、トナーの小粒径化や粒
子分布、粒子形状を揃えることは、他の問題を引き起こ
すことも多く、これらの対策なしには実用化は困難であ
る。
【0006】従来から画像欠陥を伴わず、転写率を上げ
るには限界があったが、小粒径トナーや粒径分布、粒子
形状の揃ったトナーを用いるとその傾向は更に強くな
る。特に、カラー複写機やカラープリンタにおいて、通
常、複数の感光体を用い、それぞれの感光体で形成した
単色カラー画像を順次転写して重ね合わせカラー画像を
作製する。この様な場合に転写率が低下すると、画像濃
度の低下ばかりでなくカラーバランスの崩れとなって現
れるため大きな問題となる。又、カラー画像形成には中
間転写体を用い、中間転写体への1次転写と、中間転写
体から画像支持体への2次転写と2度の転写を経る態様
が多い。この場合は、さらに転写率の影響が大きくな
る。
【0007】上記の如き問題を起こさないためには、小
粒径トナーで粒径分布、粒子形状の揃ったトナーで作っ
たトナー画像を複数回の転写を行って重ね合わせカラー
画像を作っても、またそれらを一括転写しても充分な転
写率が得られる方法を見出す必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、更に実際にタンデム型のカラー画像形成装置
等を開発する上では無視できない下記の問題を解決する
ためになされた。
【0009】タンデム型のカラー画像形成装置等では、
中間転写体或いは画像支持体(これらを双方含めて転写
材ということがある)上に、複数のトナー画像を重ね合
わせて転写する必要があるが、既に転写材上にトナー像
が転写されていて、その上に更にトナー画像を転写する
ときには、新たに転写材に転写すべきトナー像は高転写
率でなされ、既に転写されているトナーは感光体に再転
写されない条件を選ばなければならない。また、像形成
体や中間転写体に傷が付くとそこにトナーが付着しやす
くなって、次第にその範囲を広げトナーフィルミングと
なるので、これら傷付きを起こさないことも重要であ
る。
【0010】又、トナー像を転写するための転写手段に
は、転写ローラ等を用いこれにバイアス電圧をかけて転
写することが多い。最近の如く高速で画像形成する場合
には、転写材の搬送速度(移動速度)も速くなり転写時
間が短くなるから、単位時間当たりの転写電流値は高く
なりがちである。転写に必要な転写ローラに印加される
電圧も高くなって、像形成体が転写材から離れるときに
剥離放電が発生し、転写ムラや転写ハジキを起こしやす
い。従って、転写時間が短くなっても出来るだけ時間当
たりの転写電流値を抑える必要がある。
【0011】更に、転写ローラはトナー飛散や画像支持
体のジャム等により、トナーが付着することがあり、ク
リーニングを行う必要がある。その方法として転写時と
は逆バイアスをかけて、トナーを一旦中間転写体若しく
は像形成体に戻して、其れをクリーニング手段で回収す
ると転写ローラにはクリーニング手段が不用になり、コ
スト、スペースセービング上好ましい。しかし、そのた
めにはトナーの特性を改善して逆転写が充分行われる様
にしなければならない。
【0012】即ち、本発明の目的は、長期間に亘ってト
ナーの転写効率を高く保つことに加え、下記の課題を解
決する方策を見出すことにある。
【0013】第1に、既に転写材上にトナー像が転写さ
れていて、その上に更にトナー画像を転写するときに
は、新たに転写材に転写すべきトナー像は高転写率でな
され、既に転写されているトナーは像形成体に再転写さ
れない条件を見出すと共に、像形成体や中間転写体の表
面に傷等を付けず、このためクリーニング不良やトナー
フィルミング等を発生させない画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0014】本発明の第2の目的としては、トナー像を
転写する時のプロセス速度が高く、剥離放電を防止する
ためローラに印加する電流値を下げた場合でも高い転写
効率を得ることが出来る画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0015】本発明の第3の目的としては、転写手段の
クリーニングのため逆バイアスをかけて像担持体又は中
間転写体にトナーを戻し、これを確実にクリーニングす
ることが出来る画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、本発明の目的は下記構成の何れかを採ること
により達成されることがわかった。
【0017】〔1〕 像形成体と該像形成体上の潜像を
トナーにより現像する現像手段と、像形成体上に形成さ
れたトナー像を中間転写体に転写する1次転写手段と、
中間転写体上のトナー像を画像支持体に転写する2次転
写手段とを有する画像形成装置において、1次転写手段
は導電性又は半導電性で、かつバイアス電位を与える電
源装置を備えており、前記トナーは形状係数の変動係数
が16%以下であり、個数粒度分布の変動係数が27%
以下であることを特徴とする画像形成装置。
【0018】〔2〕 前記トナーの個数平均粒径が2〜
7μmであることを特徴とする〔1〕記載の画像形成装
置。
【0019】〔3〕 前記中間転写体の体積抵抗率が1
3〜1013Ω・cmであることを特徴とする〔1〕記
載の画像形成装置。
【0020】〔4〕 前記中間転写体上に複数色のトナ
ー像を重ね合わせて転写することを特徴とする〔1〕記
載の画像形成装置。
【0021】〔5〕 前記現像手段は二成分現像器であ
り、トナーとキャリアを混合した二成分現像剤を用いて
現像することを特徴とする〔1〕記載の画像形成装置。
【0022】〔6〕 前記1次転写手段は、芯金に弾性
体を付した弾性ローラであり、バイアス電圧を印加され
ていることを特徴とする〔1〕記載の画像形成装置。
【0023】〔7〕 複数の像形成体を有し、それぞれ
の像形成体上の潜像を対応する現像手段によりトナーに
て現像して形成されたトナー像を、同一の中間転写体に
順次重ね合わせて転写する複数の1次転写手段と、中間
転写体上のトナー像を画像支持体に一括転写する2次転
写手段とを有する画像形成装置において、該1次転写時
の中間転写体の搬送速度が200mm/s以上であり、
前記トナーの数平均粒径は何れも2〜7μmで、かつ変
動係数が27%以下であることを特徴とする画像形成装
置。
【0024】〔8〕 前記トナーの粒径をD(μm)と
するとき、自然対数InDを横軸にとり、この横軸を
0.23間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布
を示すヒストグラムにおける、最頻度階級に含まれるト
ナー粒子の相対度数(m1)と、最頻度階級の次に頻度
の高い階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)と
の和(M)が70%以上であることを特徴とする〔7〕
記載の画像形成装置。
【0025】
〔9〕 前記トナーの形状係数が1.2〜
1.6の範囲にあるトナー粒子の割合が65個数%以上
であり、形状係数の変動係数が16%以下であることを
特徴とする〔7〕記載の画像形成装置。
【0026】〔10〕 イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色毎の像形
成体と、それぞれの像形成体上に形成された潜像を対応
する各色トナーにより現像する現像手段を有し、像形成
体上に形成された各色トナー像を同一の中間転写体に順
次重ね合わせて転写する各色毎の1次転写手段と、中間
転写体上に形成された重ね合わせトナー像を画像支持体
に一括転写する2次転写手段とを有する画像形成装置に
おいて、前記各色トナーの数平均粒径がいずれも2〜7
μmで、かつその変動係数が27%以下であり、2次転
写手段は転写ローラを用い、該ローラのクリーニングに
は電界により中間転写体にトナーを再転写するクリーニ
ング方式を用いていることを特徴とする画像形成装置。
【0027】〔11〕 イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色毎の像形
成体と、それぞれの像形成体上に形成された潜像を対応
する各色トナーにより現像する現像手段を有し、像形成
体上に形成された各色トナー像を画像支持体に順次重ね
合わせて転写する各色毎の転写手段を有する画像形成装
置において、前記各色トナーの数平均粒径がいずれも2
〜7μmで、かつその変動係数が27%以下であり、転
写手段として転写ローラを用い、該ローラのクリーニン
グには電界により像形成体にトナーを再転写するクリー
ニング方式を用いていることを特徴とする画像形成装
置。
【0028】〔12〕 前記トナーの粒径をD(μm)
とするとき、自然対数InDを横軸にとり、この横軸を
0.23間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布
を示すヒストグラムにおける、最頻度階級に含まれるト
ナー粒子の相対度数(m1)と、最頻度階級の次に頻度
の高い階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)と
の和(M)が70%以上であることを特徴とする〔1
0〕又は〔11〕記載の画像形成装置。
【0029】〔13〕 前記トナーの形状係数が1.2
〜1.6の範囲にあるトナー粒子の割合が65個数%以
上であり、形状係数の変動係数が16%以下であること
を特徴とする〔10〕又は〔11〕記載の画像形成装
置。
【0030】尚、上記〔1〕〜〔6〕の発明と、〔7〕
〔9〕の発明及び〔10〕〜〔13〕の発明は、構成
がやや異なることから、〔1〕〜〔6〕の構成を持つ発
明を第1の発明、〔7〕〜
〔9〕の構成を持つ発明を第
2の発明、〔10〕〜〔13〕の構成を持つ発明を第3
の発明ということがある。
【0031】又、中間転写体とはトナー現像により形成
されたトナー像を一旦担持させるものであり、通常、中
間転写体はポリイミド樹脂、又はシリコーンゴム或いは
これを伸縮しない樹脂フィルムに塗布したもの等が用い
られる。その体積抵抗率は103〜1013Ω・cmであ
ることが好ましい。
【0032】画像支持体とは最終画像の担持体であり、
通常は普通紙、加工紙等である。なお、これら中間転写
体及び画像支持体を総称して転写材ということがある。
又、像形成体とは後述するが代表的には電子写真感光体
である。
【0033】本発明において転写手段としては、第1転
写手段、第2転写手段共にトナー像へ転写材を圧接する
方式のものであり、その代表的なものは転写ローラであ
る。
【0034】転写ローラはローラ軸である芯金の周りに
弾性のあるゴム又は樹脂を巻き付けたものが一般的であ
り、更にその上に薄層の樹脂被覆を被せたもの等があ
る。無論、ローラ軸は強度等性能的に問題がなければ、
樹脂でも良く、その周囲に巻き付けるものの材質等も特
に限定はない。しかし、バイアス電圧を印加する場合
は、導電性若しくは半導電性であることが必要であり、
好ましくは体積抵抗率が103〜1013Ω・cmであ
る。転写手段にバイアス電位を与える為の電源とは高圧
電源であり、直流に交流を重畳したバイアス電源である
場合もある。
【0035】他の事項については後段で説明する。
【0036】
【発明の実施の形態】先ず、本発明を具体的に説明する
ため、本発明のいずれの発明にも用いられる代表的な画
像形成装置の機構を示す。
【0037】図1は、本発明の実施の形態に係る画像形
成装置の一例であるカラー複写機の構成を説明するため
の断面図である。
【0038】図1に示す画像形成装置本体GHは、タン
デム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組
の画像形成部10Y、10M、10C、10Kと、ベル
ト状の中間転写体6と給紙搬送手段及び定着装置24と
を有する。
【0039】イエロー色の画像を形成する画像形成部1
0Yは、像形成体としての感光体1Yの周囲に配置され
た帯電手段2Y、像露光手段3Y、トナーによる現像手
段4Y、及びクリーニング手段8Yを有する。マゼンタ
色の画像を形成する画像形成部10Mは、像形成体とし
ての感光体1M、帯電手段2M、像露光手段3M、トナ
ー現像手段4M、及びクリーニング手段8Mを有する。
シアン色の画像を形成する画像形成部10C、及び黒色
画像を形成する画像形成部10Kも同様な構成である。
【0040】帯電手段2Yと像露光手段3Y、帯電手段
2Mと像露光手段3M、帯電手段2Cと像露光手段3C
及び帯電手段2Kと像露光手段3Kとは、潜像形成手段
を構成する。
【0041】中間転写体6は、無端状のベルトであり、
複数のローラにより張架され、回動可能に支持されてい
る。
【0042】画像形成部10Y、10M、10C及び1
0Kにより形成された各色のカラー画像は、回動する中
間転写体6上に転写手段(転写ローラ)7Y、7M、7
C及び7Kにより逐次転写されて1次転写が完了し、重
ね合されたカラー画像が形成される。
【0043】給紙カセット20内に収容された画像支持
体Pは、給紙手段21により給紙され、給紙ローラ22
A、22B、22C、レジストローラ23等を経て、転
写手段7Aに搬送され、画像支持体P上に重ね合わせカ
ラー画像が転写される(2次転写)。カラー画像が転写
された画像支持体Pは、定着装置24により定着処理さ
れ、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26
上に載置される。
【0044】一方、転写手段7Aにより画像支持体Pに
カラー画像を転写した後、画像支持体Pを分離した中間
転写体6は、クリーニング手段8Aにより残留トナーが
除去される。
【0045】尚、5Y、5M、5C、5Kは、トナー現
像手段4Y、4M、4C、4Kにそれぞれ新規トナーを
補給するトナー補給手段である。
【0046】画像形成装置本体GHの上部には、自動原
稿送り装置201と原稿画像走査露光装置202から成
る画像読取装置YSが設置されている。自動原稿送り装
置201の原稿台上に載置された原稿dは搬送手段によ
り搬送され、原稿画像走査露光装置202の光学系によ
り原稿の片面又は両面の画像が走査露光され、ラインイ
メージセンサCCDに読み込まれる。
【0047】ラインイメージセンサCCDにより光電変
換されたアナログ信号は、画像処理部において、アナロ
グ処理、A/D変換、シェーディング補正、画像圧縮処
理等を行った後、画像書き込み部(像露光手段)3Y、
3M、3C、3Kに信号を送る。
【0048】自動原稿送り装置201は自動両面原稿搬
送手段を備えている。この自動原稿送り装置201は原
稿載置台上から給送される多数枚の原稿dの内容を、連
続して一挙に読み取り、記憶手段に蓄積する事が可能で
あるから(電子RDH機能)、複写機能により多数枚の
原稿内容を複写する場合、或いはファクシミリ機能によ
り多数枚の原稿dを送信する場合等に便利に使用され
る。
【0049】次に、本発明に用いれられるトナーとその
形状或いはその他の要件につき、次に説明する。
【0050】1.像形成体 本発明における像形成体の代表的なものは、電子写真感
光体(単に感光体ということがある)である。いわゆる
電子写真感光体であれば、有機、無機何れの感光体でも
よく特に限定はない。しかしながら、近年最も広く用い
られているのは有機感光体(OPC)である。
【0051】有機感光体は、通常は、電荷発生物質とし
て、フタロシアニン顔料、ペリレン顔料等を用い、これ
ら顔料の微粒子を樹脂中に分散後塗布して電荷発生層と
し、トリメチルアミン系化合物等を電荷輸送物質として
用い樹脂と共に塗布して電荷輸送層となした積層型のも
のが用いられる。
【0052】2.帯電手段、像露光手段、現像手段 電子写真方式の画像形成装置に通常用いられるものが本
発明でも用いられる。
【0053】即ち、帯電手段(この場合は感光体の一様
帯電手段)としては、コロトロン、スコロトロン型のコ
ロナ帯電器、ローラ帯電器、ブラシ帯電器等がある。
【0054】像露光手段としては、半導体レーザー光
源、LED光源等を用い、これらをビーム状やスポット
状にして均一帯電された感光体面を像様に露光し潜像形
成を行う。
【0055】現像手段は、一成分、二成分何れの現像方
式によるものでもよく、これらは、後に述べる現像剤を
用いることが出来る現像器であればよい。
【0056】3.本発明に用いられるトナー 本発明は、小粒径で粒度分布が狭く、形状が均一なトナ
ーを用いて、転写効率が良く、転写時の画像形成装置に
発生する前記の問題を解決するためのものである。
【0057】用いられるトナーの粒径が小さいとは、具
体的には数平均粒径が2〜7μmのものであり、本発明
の第2及び第3の発明では必須の要件であり、第1の発
明においてもこの範囲のものが好ましい。より好ましく
は3〜6μmがよい。2μm未満では帯電が充分に行わ
れずトナー飛散により、画質劣化や人体への悪影響が起
こる可能性があり、生産効率上からも不利である。また
7μmを超えると前記した転写工程における問題を解決
できない若しくはその可能性がある。
【0058】次に本発明のトナーの形状について詳細に
説明する。本発明の第1の発明で用いられるトナーは、
その形状係数の変動係数が16%以下であり、個数粒度
分布における個数変動係数が27%以下であるトナー粒
子から構成される。また、第2及び第3の発明において
は、個数粒度分布における個数変動係数が27%以下で
あるトナー粒子から構成される。
【0059】この範囲であれば、トナー表面における外
添剤の存在状態が均一になり、帯電量分布がシャープに
なるとともに高い流動性が得られる。その結果、画像形
成のプロセス速度を上げて、画像形成体、中間転写体、
画像支持体、転写ローラの搬送速度が上がり、転写時間
が短縮されても、転写効率良く確実に行われる。さらに
転写時にトナーの突起部分に電荷が集中して感光体や中
間転写体との間の微少空間における絶縁破壊等が起こる
ことも防止できる。その意味からも感光体や中間転写体
が傷つきにくくなる。
【0060】又、本発明の第2及び第3の発明では、ト
ナーを特定の形状としてその形状を揃えた場合にも、外
添剤の埋没が発生せず、且つ帯電量分布がシャープとな
り、好影響があることが判明した。すなわち、形状係数
が1.2〜1.6の範囲にあるトナー粒子の割合が65
個数%以上であり、形状係数の変動係数が16%以下で
あるトナーを使用することでも、高速画像形成における
転写不良への対応、転写ローラ等の逆バイアス転写での
クリーニング時の特性がより向上することを見出した。
【0061】ここで、本発明のトナーの個数粒度分布お
よび個数変動係数について説明する。本発明のトナーの
個数粒度分布および個数変動係数とは、コールターカウ
ンターTA−IIあるいはコールターマルチサイザー(い
ずれもコールター社製)で測定されるものである。本発
明においてはコールターマルチサイザーを用い、粒度分
布を出力するインターフェイス(日科機社製)、パーソ
ナルコンピューターを接続して使用した。前記コールタ
ーマルチサイザーにおいて使用するアパーチャーとして
は100μmのものを用いて個数粒径を測定して粒度分
布および平均粒径を算出した。個数粒度分布とは、粒子
径に対するトナー粒子の相対度数を表すものであり、個
数平均粒径とは、個数粒度分布における累積50%の
径、すなわちDn50を表すものである。
【0062】トナーの個数粒度分布における個数変動係
数は下記式から算出される。 個数変動係数=(S/Dn)×100(%) (式中、Sは個数粒度分布における標準偏差を示し、D
nは個数平均粒径(μm)を示す。) 本発明のトナーの個数変動係数は27%以下であり、好
ましくは25%以下である。個数変動係数が27%以下
であることにより、転写されたトナー層の空隙が減少し
て、帯電量分布がシャープとなり、転写効率が高くな
る。
【0063】次に、本発明のトナーの形状係数について
説明する。本発明のトナーは、形状係数が1.2〜1.
6の範囲にあるトナー粒子の割合が65個数%以上であ
り、形状係数の変動係数が16%以下である。ここで、
本発明のトナーの形状係数は、下記式により示されるも
のであり、トナー粒子の丸さの度合いを示す。
【0064】 形状係数=((最大径/2)2×π)/投影面積 ここで、最大径とは、トナー粒子の平面上への投影像を
2本の平行線ではさんだとき、その平行線の間隔が最大
となる粒子の幅をいう。また、投影面積とは、トナー粒
子の平面上への投影像の面積をいう。
【0065】本発明では、この形状係数は、走査型電子
顕微鏡により2000倍にトナー粒子を拡大した写真を
撮影し、ついでこの写真に基づいて「SCANNING
IMAGE ANALYZER」(日本電子社製)を
使用して写真画像の解析を行うことにより測定した。こ
の際、100個のトナー粒子を使用して本発明の形状係
数を上記算出式にて測定したものである。
【0066】更に、本発明の第2及び第3の発明におけ
るトナーとしては、トナー粒子の粒径をD(μm)とす
るとき、自然対数lnDを横軸にとり、この横軸を0.
23間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示
すヒストグラムにおいて、最頻階級に含まれるトナー粒
子の相対度数(m1)と、前記最頻階級の次に頻度の高
い階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)との和
(M)が70%以上であるトナーであることが好まし
い。
【0067】相対度数(m1)と相対度数(m2)との
和(M)が70%以上であることにより、トナー粒子の
粒度分布の分散が狭くなるので、当該トナーを画像形成
工程に用いることにより選択現像の発生を確実に抑制す
ることができる。
【0068】本発明において、前記の個数基準の粒度分
布を示すヒストグラムは、自然対数lnD(D:個々の
トナー粒子の粒径)を0.23間隔で複数の階級(0〜
0.23:0.23〜0.46:0.46〜0.69:
0.69〜0.92:0.92〜1.15:1.15〜
1.38:1.38〜1.61:1.61〜1.84:
1.84〜2.07:2.07〜2.30:2.30〜
2.53:2.53〜2.76・・・)に分けた個数基
準の粒度分布を示すヒストグラムであり、このヒストグ
ラムは、下記の条件に従って、コールターマルチサイザ
ーにより測定されたサンプルの粒径データを、I/Oユ
ニットを介してコンピュータに転送し、当該コンピュー
タにおいて、粒度分布分析プログラムにより作成された
ものである。
【0069】(測定条件) 1:アパーチャー:100μm 2:サンプル調製法:電解液〔ISOTON II(コー
ルターサイエンティフィックジャパン社製)〕50〜1
00mlに界面活性剤(中性洗剤)を適量加えて攪拌
し、これに測定試料10〜20mgを加える。この系を
超音波分散機にて1分間分散処理することにより調製す
る。
【0070】4.トナーの製造方法 本発明に係るトナーの製造方法としては、特に限定はな
いが、いわゆる粉砕法の如く混練粉砕分級を行わず、ト
ナー粒子を重合反応時に造るいわゆる重合法によるのが
好ましい。小粒径で、粒度分布が狭く、粒子形状の揃っ
たものが造りやすいからである。
【0071】例えば、懸濁重合法や、必要な添加剤の乳
化液を加えた液中にて単量体を乳化重合し、微粒の重合
粒子を製造し、その後に、有機溶媒、凝集剤等を添加し
て会合する方法で製造することができる。会合の際にト
ナーの構成に必要な離型剤や着色剤などの分散液と混合
して会合させて調製する方法や、単量体中に離型剤や着
色剤などのトナー構成成分を分散した上で乳化重合する
方法などがあげられる。ここで会合とは樹脂粒子および
着色剤粒子が複数個融着することをいう。
【0072】懸濁重合法においては、この各種構成材料
が溶解あるいは分散された重合性単量体を分散安定剤を
含有した水系媒体中にホモミキサーやホモジナイザーな
どを使用しトナーとしての所望の大きさの油滴に分散さ
せる。その後、撹拌機構をもつ反応装置へ移し、加熱す
ることで重合反応を進行させる。反応終了後、分散安定
剤を除去し、濾過、洗浄し、さらに乾燥することで本発
明に係るトナーを調製する。
【0073】本発明に係るトナーを製造する方法とし
て、乳化重合等で作製した樹脂粒子を水系媒体中で会合
あるいは融着させて調製する方法も挙げられる。この方
法としては、特に限定されるものではないが、例えば、
特開平5−265252号公報や特開平6−32994
7号公報、特開平9−15904号公報に示す方法を挙
げることができる。
【0074】樹脂粒子と着色剤などの構成材料の分散粒
子、あるいは樹脂および着色剤等より構成される微粒子
を複数個会合させる方法、特に水中にてこれらを乳化剤
を用いて分散した後に、臨界凝集濃度以上の凝集剤を加
え塩析させると同時に、形成された重合体自体のガラス
転移点温度以上で加熱融着させて融着粒子を形成しつつ
徐々に粒径を成長させ、目的の粒径となったところで水
を多量に加えて粒径成長を停止し、さらに加熱、撹拌し
ながら粒子表面を平滑にして形状を制御し、その粒子を
含水状態のまま流動状態で加熱乾燥することにより、本
発明に係るトナーを形成することができる。なお、ここ
において凝集剤と同時に水に対して無限溶解する有機溶
媒を加えてもよい。
【0075】樹脂を構成する重合性単量体として使用さ
れるものは、スチレン、メタクリル酸エステル、アクリ
ル酸エステル、オレフィン類を単独あるいは組み合わせ
て使用することができる。
【0076】本発明に係るトナーは少なくとも樹脂と着
色剤を含有するものであるが、必要に応じて定着性改良
剤である離型剤や荷電制御剤等を含有することもでき
る。さらに、上記樹脂と着色剤を主成分とするトナー粒
子に対して無機微粒子や有機微粒子等で構成される外添
剤を添加したものであってもよい。
【0077】本発明に係るトナーに使用する着色剤とし
てはカーボンブラック、磁性体、染料、顔料等を任意に
使用することができ、カーボンブラックとしてはチャン
ネルブラック、ファーネスブラック、アセチレンブラッ
ク、サーマルブラック、ランプブラック等が使用され
る。磁性体としては鉄、ニッケル、コバルト等の強磁性
金属、これらの金属を含む合金、フェライト、マグネタ
イト等の強磁性金属の化合物、強磁性金属を含まないが
熱処理する事により強磁性を示す合金、例えばマンガン
−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫等のホイスラー
合金と呼ばれる種類の合金、二酸化クロム等を用いる事
ができる。
【0078】染料としてはC.I.ソルベントレッド
1、同49、同52、同58、同63、同111、同1
22、C.I.ソルベントイエロー19、同44、同7
7、同79、同81、同82、同93、同98、同10
3、同104、同112、同162、C.I.ソルベン
トブルー25、同36、同60、同70、同93、同9
5等を用いる事ができ、またこれらの混合物も用いる事
ができる。顔料としてはC.I.ピグメントレッド5、
同48:1、同53:1、同57:1、同122、同1
39、同144、同149、同166、同177、同1
78、同222、C.I.ピグメントオレンジ31、同
43、C.I.ピグメントイエロー14、同17、同9
3、同94、同138、C.I.ピグメントグリーン
7、C.I.ピグメントブルー15:3、同60等を用
いる事ができ、これらの混合物も用いる事ができる。数
平均一次粒子径は種類により多様であるが、概ね10〜
200nm程度が好ましい。
【0079】5.現像剤及び現像条件 次に本発明に用いる現像剤及び現像条件について説明す
る。
【0080】本発明に用いられるトナーは、一成分現像
剤でも二成分現像剤として用いてもよいが、好ましくは
二成分現像剤としてである。
【0081】一成分現像剤として用いる場合は、非磁性
一成分現像剤として前記トナーをそのまま用いる方法も
あるが、通常はトナー粒子中に0.1〜5μm程度の磁
性粒子を含有させ磁性一成分現像剤として用いる。その
含有方法としては、着色剤と同様にして非球形粒子中に
含有させるのが普通である。
【0082】又、キャリアと混合して二成分現像剤とし
て好ましく用いることができる。この場合は、キャリア
の磁性粒子として、鉄、フェライト、マグネタイト等の
金属、それらの金属とアルミニウム、鉛等の金属との合
金等の従来から公知の材料を用いる。特にフェライト粒
子が好ましい。上記磁性粒子は、その体積平均粒径とし
ては15〜100μm、より好ましくは25〜60μm
のものがよい。
【0083】キャリアの体積平均粒径の測定は、代表的
には湿式分散機を備えたレーザ回折式粒度分布測定装置
「ヘロス(HELOS)」(シンパティック(SYMP
ATEC)社製)により測定することができる。
【0084】キャリアは、磁性粒子が更に樹脂により被
覆されているもの、或いは樹脂中に磁性粒子を分散させ
たいわゆる樹脂分散型キャリアが好ましい。コーティン
グ用の樹脂組成としては特に限定は無いが、例えばオレ
フィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系
樹脂、シリコーン系樹脂、エステル系樹脂或いはフッ素
含有重合体系樹脂等が用いられる。又、樹脂分散型キャ
リアを構成するための樹脂としては、特に限定されず公
知のものを使用することができ、例えば、スチレンアク
リル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、フェノー
ル樹脂等を使用することができる。
【0085】又、現像法は接触、非接触のどちらでも用
いることができる。非接触の現像法を採用する場合には
非接触での正規現像又は非接触での反転現像を行うこと
ができる。そのときの直流現像電界は絶対値で1×10
3〜1×105V/cm、好ましくは5×103〜1×1
4V/cmとされ、103V/cm未満だと現像が不足
し、十分な画像濃度が得られず、105V/cmを越え
ると画質が荒れ、かぶりが発生する。
【0086】交流バイアスは0.5〜4kV(p−
p)、好ましくは1〜3kV(p−p)とされ、又周波
数は0.1〜10kHz、好ましくは2〜8kHzとさ
れる。交流バイアスが0.5kV(p−p)未満の場
合、キャリアに付着したトナーが離脱せず、非接触現像
が不十分となり、画像濃度が不足する。又交流バイアス
が4kV(p−p)を越えると現像剤中のキャリアが飛
翔して感光体上にキャリア付着を生ずる。更に交流バイ
アスの周波数が0.1kHz未満ではキャリアからのト
ナーの脱離が不十分となり現像不足、画像濃度低下を招
く。又、交流バイアスの周波数が10kHzを越えると
トナーが電界の変動に追随できず、現像不良となり、画
像濃度が低下する。
【0087】6.その他の構成 本発明に使用される好適な定着方法としては、いわゆる
接触加熱方式をあげることができる。特に、接触加熱方
式として、熱圧定着方式、さらには熱ローラー定着方式
および固定配置された加熱体を内包した回動する加圧部
材により定着する圧接加熱定着方式をあげることができ
る。
【0088】本発明の画像形成装置は、複写機、レーザ
ープリンタ、LEDプリンタ、液晶シャッター式プリン
タ等の電子写真装置一般に適用し得るものであるが、更
には電子写真技術を応用したディスプレイ、記録、軽印
刷、製版、ファクシミリ等の装置にも広く適用し得るも
のである。
【0089】
【実施例】次に、本発明の具体的態様を示し、本発明の
構成と効果につきさらに説明するが、本発明の構成はこ
れにより限定されるものではない。
【0090】実施例1 図1に示すカラー複写機を用い下記の評価を行った。
【0091】各感光体は60mm径で、感光層にはフタ
ロシアニン顔料をポリカーボネートに分散させたものを
用い、電荷輸送層を含む全膜厚が25μmに塗布したも
のを用いた。何れの感光体も非露光部電位−600V、
露光部電位−50V以下に調整し、半導体レーザー光源
(300μW)を用いて像露光し、二成分現像方式にて
現像した。
【0092】トナーの数平均粒径はY、M、C、K色の
いずれも6μm、ただし変動係数については各色トナー
でやや異なり、形状係数の変動係数が12〜16%の範
囲で、その個数粒度分布における変動係数が20〜24
%の範囲のものを用いた。
【0093】中間転写体の搬送速度は180mm/sと
し、シームレスの半導電性樹脂ベルト(108Ω・c
m)を用いた。また、各感光体より中間転写体への転写
(一次転写)手段には、中間転写体背面に径が20mm
の発泡樹脂製ローラ(106Ω・cm)を設置し、20
μAに定電流制御した。
【0094】中間転写体から画像支持体(普通紙)への
転写(二次転写)手段としては、普通紙の背面から中間
転写体に半導体ローラを押し当て、80μAに定電流制
御した。
【0095】定着手段(装置)には内部にヒーターを配
置した熱ローラと加圧ローラを用いた。
【0096】実写テストを20万コピーまで実施した。
前半の0〜10万コピーは常温常湿(20℃、50%R
H)で行い、その後15万コピーまでは低温低湿(10
℃、20%RH)で行い、続いて20万コピーまで高温
高湿(30℃、80%RH)で行った。
【0097】画像最高濃度は、反射濃度計での絶対濃度
であり、転写率は像形成体上の単位面積当たりのトナー
が中間転写体へ転写した比率である。
【0098】結果 画質については、20万コピーまで安定していて、図2
に示す如く最高画像濃度は高くまた安定しており、画像
のにじみ、画像抜けの発生等がない画像が得られた。ま
た、転写率は図3に示す如く終始95%以上という好結
果が得られた。なお、最高の濃度、転写率が上下してい
るのは、そのコピー枚数で、画像形成装置を一旦止めた
ためである。
【0099】一方、トナーは数平均粒径が上記と同一で
も形状係数の変動係数が16%を超えるもの、或いは個
数粒度分布における変動係数が27%を超えるものを用
いた場合は、テスト初期から転写率が95%以下であっ
たが、コピーを重ねると更に転写率が低下した。また、
トナーの数平均粒径が8μmのものを用いた場合は、上
記6μmのトナーを用いた場合に比して画質が劣った。
【0100】実施例2 実施例1と同様の画像形成装置を用いたが、1次転写手
段として中間転写体背面に20mm径、106Ω・cm
の発泡ローラを設置し、2次転写手段としては図4に示
す如く芯金を有した弾性体樹脂ローラを中間転写体の面
に圧接させ電界(80μAの定電流制御)を印加した。
7Aは2次転写手段である転写ローラ、7bはステンレ
ス製の芯金、7cはウレタンゴム製弾性体であり、7d
は高圧バイアス電源である。また、前記した通りPは画
像支持体、6は中間転写体で、9は中間転写体を裏面よ
り2次転写手段7Aに押圧している対向ローラである。
【0101】中間転写体の搬送速度は210mm/sで
あり、トナーの数平均粒径は6.5μm、その変動係数
は21のものを用いた。
【0102】中間転写体の搬送速度を150mm/sに
したもの、トナーの数平均粒径を8μmにしたものを用
いた結果(比較例1、2及び3)と共に下記表1に示
す。
【0103】20万コピー後の画像形成装置を用い、一
次転写ムラは目視により判定した。
【0104】
【表1】
【0105】本発明内の実施例2だけが良好な特性を有
することがわかる。 実施例3 実施例2と同様の画像形成装置を用いたが、2次転写手
段の転写ローラのクリーニングは、これに印加した逆バ
イアス電界(30μAの定電流制御)によりトナーを中
間転写体に再転写して行う方式とした。
【0106】逆バイアス印加回数は、2次転写ローラ1
周に要する時間を単位としてプラスマイナス交番する電
界を計10回とした。なお、クリーニング前に2次転写
ローラに付着しているトナーは1.5mg/cm2であ
った。
【0107】中間転写体の搬送速度を150mm/sに
したもの、トナーの数平均粒径を8μmにしたものを用
いた結果(比較例4、5及び6)と共に下記表2に示
す。
【0108】20万コピー後の画像形成装置を用い、画
像支持体の裏面汚れは目視により判定した。
【0109】
【表2】
【0110】本発明内の実施例3だけが良好な特性を有
することがわかる。
【0111】
【発明の効果】本発明により、長期間に亘ってトナーの
転写効率を高く保つことに加え、下記の課題を解決する
方策を見出すことが出来る。
【0112】第1に、既に転写材上にトナー像が転写さ
れていて、その上に更にトナー画像を転写するときに
は、新たに転写材に転写すべきトナー像は高転写率でな
され、既に転写されているトナーは像形成体に再転写さ
れない条件を見出すと共に、像形成体や中間転写体の表
面に傷等を付けず、このためクリーニング不良やトナー
フィルミング等を発生させない画像形成装置を提供する
ことが出来る。
【0113】第2に、トナー像を転写する時のプロセス
速度が高く、剥離放電を防止するためローラに印加する
電流値を下げた場合でも高い転写効率を得ることが出来
る画像形成装置を提供することが出来る。
【0114】第3に、転写手段のクリーニングのため逆
バイアスをかけて像担持体又は中間転写体にトナーを戻
し、これを確実にクリーニングすることが出来る画像形
成装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例
であるカラー複写機の構成を説明するための断面図。
【図2】実施例1での20万コピーまでの最高画像濃度
を示す図。
【図3】実施例1での20万コピーまでの転写率を示す
図。
【図4】実施例2での2次転写ローラ部の概要図。
【符号の説明】
1Y、1M、1C、1K 感光体 2Y、2M、2C、2K 帯電手段 3Y、3M、3C、3K 像露光手段 4Y、4M、4C、4K 現像手段 6 中間転写体 7Y、7M、7C、7K 転写手段(1次) 7A 転写手段(2次) 10Y、10M、10C、10K 画像形成部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/01 114 G03G 9/08 361 (72)発明者 齊藤 正志 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 森本 浩史 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H005 AA21 EA05 EA10 2H030 AA03 AB02 AD01 AD16 BB42 BB54 BB63 2H200 FA08 FA16 FA20 GA12 GA16 GA23 GA34 GA47 GB12 GB25 HA12 HB03 HB12 JA02 JA25 JA26 JA28 JC04 JC12 JC15 JC16 LA19 LA40 LB18 MA04 MA08 MA20 MB06 MC01 NA02 NA08 NA16

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像形成体と該像形成体上の潜像をトナー
    により現像する現像手段と、像形成体上に形成されたト
    ナー像を中間転写体に転写する1次転写手段と、中間転
    写体上のトナー像を画像支持体に転写する2次転写手段
    とを有する画像形成装置において、1次転写手段は導電
    性又は半導電性で、かつバイアス電位を与える電源装置
    を備えており、前記トナーは形状係数の変動係数が16
    %以下であり、個数粒度分布の変動係数が27%以下で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記トナーの個数平均粒径が2〜7μm
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記中間転写体の体積抵抗率が103
    1013Ω・cmであることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記中間転写体上に複数色のトナー像を
    重ね合わせて転写することを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記現像手段は二成分現像器であり、ト
    ナーとキャリアを混合した二成分現像剤を用いて現像す
    ることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記1次転写手段は、芯金に弾性体を付
    した弾性ローラであり、バイアス電圧を印加されている
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 複数の像形成体を有し、それぞれの像形
    成体上の潜像を対応する現像手段によりトナーにて現像
    して形成されたトナー像を、同一の中間転写体に順次重
    ね合わせて転写する複数の1次転写手段と、中間転写体
    上のトナー像を画像支持体に一括転写する2次転写手段
    とを有する画像形成装置において、該1次転写時の中間
    転写体の搬送速度が200mm/s以上であり、前記ト
    ナーの数平均粒径は何れも2〜7μmで、かつ変動係数
    が27%以下であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記トナーの粒径をD(μm)とすると
    き、自然対数InDを横軸にとり、この横軸を0.23
    間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示すヒ
    ストグラムにおける、最頻度階級に含まれるトナー粒子
    の相対度数(m1)と、最頻度階級の次に頻度の高い階
    級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)との和
    (M)が70%以上であることを特徴とする請求項7記
    載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記トナーの形状係数が1.2〜1.6
    の範囲にあるトナー粒子の割合が65個数%以上であ
    り、形状係数の変動係数が16%以下であることを特徴
    とする請求項7記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
    アン(C)、ブラック(K)の各色毎の像形成体と、そ
    れぞれの像形成体上に形成された潜像を対応する各色ト
    ナーにより現像する現像手段を有し、像形成体上に形成
    された各色トナー像を同一の中間転写体に順次重ね合わ
    せて転写する各色毎の1次転写手段と、中間転写体上に
    形成された重ね合わせトナー像を画像支持体に一括転写
    する2次転写手段とを有する画像形成装置において、前
    記各色トナーの数平均粒径がいずれも2〜7μmで、か
    つその変動係数が27%以下であり、2次転写手段は転
    写ローラを用い、該ローラのクリーニングには電界によ
    り中間転写体にトナーを再転写するクリーニング方式を
    用いていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
    アン(C)、ブラック(K)の各色毎の像形成体と、そ
    れぞれの像形成体上に形成された潜像を対応する各色ト
    ナーにより現像する現像手段を有し、像形成体上に形成
    された各色トナー像を画像支持体に順次重ね合わせて転
    写する各色毎の転写手段を有する画像形成装置におい
    て、前記各色トナーの数平均粒径がいずれも2〜7μm
    で、かつその変動係数が27%以下であり、転写手段と
    して転写ローラを用い、該ローラのクリーニングには電
    界により像形成体にトナーを再転写するクリーニング方
    式を用いていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記トナーの粒径をD(μm)とする
    とき、自然対数InDを横軸にとり、この横軸を0.2
    3間隔で複数の階級に分けた個数基準の粒度分布を示す
    ヒストグラムにおける、最頻度階級に含まれるトナー粒
    子の相対度数(m1)と、最頻度階級の次に頻度の高い
    階級に含まれるトナー粒子の相対度数(m2)との和
    (M)が70%以上であることを特徴とする請求項10
    又は11記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記トナーの形状係数が1.2〜1.
    6の範囲にあるトナー粒子の割合が65個数%以上であ
    り、形状係数の変動係数が16%以下であることを特徴
    とする請求項10又は11記載の画像形成装置。
JP2001366380A 2001-11-30 2001-11-30 画像形成装置 Pending JP2003167445A (ja)

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