[go: up one dir, main page]

JP2003162358A - キーボード - Google Patents

キーボード

Info

Publication number
JP2003162358A
JP2003162358A JP2002330495A JP2002330495A JP2003162358A JP 2003162358 A JP2003162358 A JP 2003162358A JP 2002330495 A JP2002330495 A JP 2002330495A JP 2002330495 A JP2002330495 A JP 2002330495A JP 2003162358 A JP2003162358 A JP 2003162358A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
link
key top
holder member
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002330495A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyuki Takagi
猛行 高木
Yoshitsugu Sato
吉嗣 佐藤
Makoto Watanabe
渡辺  誠
Isao Mochizuki
勲 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2002330495A priority Critical patent/JP2003162358A/ja
Publication of JP2003162358A publication Critical patent/JP2003162358A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Input From Keyboards Or The Like (AREA)
  • Push-Button Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キーステム構成を不要として、キーボードの
薄型化に対応しつつ、キーストロークを大きく維持する
ことができる、しかも、簡単な構成によりキー入力の操
作性が良好で、確実なキー入力を可能としたキーボード
を提供する。 【解決手段】 案内支持部材3を構成する第1リンク4
と第2リンク5とを中途交叉部で回動自在に連結し、第
1リンク4及び第2リンク5の各上ピン部11a,11
b,13a,13bをキートップ2の下面の係止部1
5,16に装着し、下ピン部12a,12b,14a,
14bをホルダ部材7における取付け孔7aの側に設け
た係止部27,28に装着する。ラバースプリング6は
取付け孔7aに取り付けられ、その近傍には係止部2
7,28が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ワードプロセッ
サ、パーソナルコンピュータ等の入力装置等として用い
られるキーボードに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、この種のキーボードに使用される
キースイッチ装置としては、キーステムを一体に有する
キートップをホルダプレートに形成されたホルダ部に挿
通して案内支持するとともに、キーステムの下方にスイ
ッチング部材を配設したキースイッチ装置が一般に用い
られている。かかるキースイッチ装置は、キーステムの
上下動をホルダ部を介して摺動案内し、キーステムの下
部によりスイッチング部材を押下して、スイッチング動
作を行わせるものである。 【0003】また、スペースキーやリターンキー等の大
型のキートップを使用するキースイッチ装置としては、
キートップの押下時に、そのキートップが傾いた状態で
押下されるのを防止すべく、特開昭60−62017号
公報、特開昭64−7441号公報に記載されたキース
イッチ装置が知られている。 【0004】特開昭60−62017号公報に記載され
たキースイッチ装置は、軸によりはさみ状に交叉してな
る2つのはさみ状部材にキートップを支持するととも
に、キートップの中心部から離れた位置にスイッチング
部材を配置している。そして、キートップの押下時に
は、各はさみ状部材の端部に形成された複数個のピンを
水平方向に摺動案内するとともに、キートップの裏面に
配設されたキーステムをホルダ部を介して上下に摺動案
内しつつ、そのキーステムによりスイッチング部材を押
下するようにしたものである。また、特開昭64−74
41号公報に記載されたキースイッチ装置は、特開昭6
0−62017号公報に記載されたキースイッチ装置と
基本的構成を同じくするものであり、はさみ状部材に対
するキートップの着脱を容易にする点に特徴を有してい
る。 【0005】これら各公報に記載されたキースイッチ装
置は、スペースキー等の大型キーであっても、キートッ
プのどの部分を押下しても、キートップの水平状態を保
持しつつ、その上下動を案内できるものである。このよ
うに、前記したキースイッチ装置は、いずれにおいて
も、スイッチング部材を押下するためのキーステムをホ
ルダ部を介して上下に摺動案内しつつ、そのキーステム
でスイッチング部材を押下する点で共通している。 【0006】これに対し、実開平2−5236号公報に
は、上下方向に摺動案内されるキーステムおよびホルダ
部を備えないキースイッチ装置が記載されている。この
キースイッチ装置は、矩形状の2つの枠体を備え、その
2つの枠体をX字状に交叉させて、キートップの支持部
材としている。キートップの下面中央部には、下方へ突
出する突起が設けられ、その突起により、スイッチング
部材であるラバースプリングを押圧するように構成され
ている。このキースイッチ装置においても、前記したキ
ースイッチ装置と同様に、キートップのどの部分を押下
しても、キートップを傾けてしまうことなく、キートッ
プを水平に保持したまま下降させることができる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年ワ
ードプロセッサやパーソナルコンピュータ等における小
型化、薄型化に伴い、これらに付設されるキーボードも
小型化、薄型化が指向されてきている。一方では、キー
入力の操作性を向上させるとともにキー入力の確実性を
担保すべく大きなストロークが要求されている。このよ
うな状況下において、前記した一般に使用されているキ
ースイッチ装置では十分なキーストロークを得ることが
できないという問題点があった。 【0008】かかる一般に使用されているキースイッチ
装置において、キーボードの薄型化を実現しようとすれ
ば、ホルダ部により摺動案内されるキーステムの部分が
減少し、これに伴うキートップの傾動に起因してキース
テムとホルダ部との間でこじれが生じてしまう。逆に、
これを防止するためキーステムがホルダ部により摺動案
内される部分を大きくすると、キーストロークが減少し
てしまうというジレンマがある。 【0009】ここに、キートップの押下時にキーステム
とホルダ部との間でこじれが生じると、これが摺動ノイ
ズ発生の原因となりキーの操作性を著しく損なうことに
なる。また、キーステムとホルダ部との間で生じるこじ
れは、常にキートップの中央部を押下している場合には
キーステムが垂直に押下されることとなるので発生しに
くいものである。よって、かかるこじれの発生を防止す
べく、キーの操作面積を小さくして常にキートップの中
央部が押下されるようにすることも考えられるが、この
場合もキーの操作性を著しく損なう点では前記のものと
変わるところがない。 【0010】また、前記各公報に記載されたキースイッ
チ装置は特にキーボードの薄型化を指向するものではな
い。即ち、特開昭60−62017号公報、特開昭64
−7441号公報に記載されたキースイッチ装置は、従
来より存在するキーステム構造に他ならず、キーの高さ
は、スイッチング部材を押下するための押下部材の長さ
に依存し、本来的にキーの高さを低くして薄型化を図る
ことが困難なものである。更に、キートップの裏面に押
下部材を形成する必要からキースイッチ装置の構造が複
雑化して、コストアップの原因となるとともに、その組
立が困難になるという問題があった。 【0011】そして、実開平2−5236号公報に記載
されたキースイッチ装置は、X字状に交叉させた2つの
矩形状枠体を上下に折り畳もうとしても、2つの矩形状
枠体の各脚部が上下に重なってしまい、相互に折り畳む
ことができないので、キートップのストローク最下点を
低くすることができず、結果として、キースイッチ装置
をより薄型化することができない。 【0012】本発明は、上述した問題点を解消するため
になされたものであり、キーステム構造を不要として、
薄型化に対応しつつ、キーストロークを大きく維持する
ことができ、しかも簡単な構成によりキー入力の操作性
が良好で、確実なキー入力を可能とするキーボードを提
供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るキーボードは、ホルダ部材の上方に配
置した複数のキートップと、第1リンク部材と第2リン
ク部材とを可動自在に配置し、各キートップの下面とそ
の下方のホルダ部材とに連結係止して、キートップの上
下動を案内支持する案内支持手段と、キートップを上方
に付勢するとともに、キートップの上下動に伴ってスイ
ッチング動作を行うラバースプリングとを有するキーボ
ードであって、ホルダ部材におけるキートップの下方中
央部にそれぞれ設けられたラバースプリングを配置する
配置孔と、該各配置孔の近傍のホルダ部材に、キートッ
プ毎にそれぞれ設けられた第1リンク部材及び第2リン
ク部材の各下側端部を可動的に係止する係止部とを備え
たものである。 【0014】前記構成を有する本発明に係るキーボード
によれば、キートップの非押下の状態において、キート
ップは、ラバースプリングにより上方に付勢される。か
かる状態からキートップが押下されると、キートップは
ラバースプリングの付勢力に抗して下方へ移動される。
かかるキートップの移動動作は、第1リンク部材と第2
リンク部材とを可動状態に配置してなる案内支持手段に
より案内される。このように、キートップが下方へ移動
されるに伴って、ラバースプリングはスイッチング動作
を行う。 【0015】一方、キートップの押下が解除されると、
ラバースプリングの付勢力により、キートップは上方に
移動案内されて元の位置に復帰する。 【0016】 【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施例
について図面を参照して説明する。 【0017】図1はキーボードに多数配列されたうちの
一つのキースイッチ1の側断面図を示し、キースイッチ
1はキートップ2と、第1リンク4と第2リンク5とを
側面視X字状に配置した案内支持手段3と、該案内支持
手段3にて押圧されるキャップ状のラバースプリング6
と、案内支持手段3を支持するための合成樹脂製のホル
ダ部材7と、該ホルダ部材7に穿設された取付け孔7a
にスイッチング部29,29(図7参照)が臨むように
ホルダ部材7の下面に張設するフレキシブルな印刷基板
9と、その下面側に張設した補強板10とからなる。 【0018】図1及び図6に示すように、ラバースプリ
ング6は、印刷基板9におけるスイッチング部(電気接
点部)29,29(図7参照)の上方を覆うように、ホ
ルダ部材7の貫通した取付け孔7a(貫通孔)内に嵌挿
配置する。ラバースプリング6は、電気絶縁性のシリコ
ーンゴム或いはEPDM(エチレンプロピレンジエンメ
チレン)等で構成され、平面視略円板状の厚い頭部と、
該頭部の周囲から下向きに延びる截頭円錐状のドーム部
と、該ドーム部の外周に略水平に半径外向きに延びる厚
肉の鍔部とからなる下向き開放のキャップ状に一体成形
されている。 【0019】キートップの押下時に、第1リンク4と第
2リンク5との連結交叉部の下面の押圧部26にて押圧
されるラバースプリング6の頭部の下面には、スイッチ
ング部29,29の接点部に当接して両スイッチング部
を電気的にON・OFFするための導電性を有する導電
ゴムからなる可動接点部30を固着する。なお、ラバー
スプリング6全体を、シリコーンゴムにカーボンブラッ
ク等の導電性粒子を分散充填させて導電性を備えるよう
に形成しても良い。 【0020】ABS樹脂等の合成樹脂にて成形されたキ
ートップ2は、その上面(表面)に数字、英字等の文字
が刻印または印刷等により付されている。キートップ2
の下面には、後述する第1リンク4における上自由端側
のピン部11a,11bを略水平方向でキートップ2の
前後方向に摺動可能に係止するための前後長手溝状の摺
動係止部16,16と、第2リンク5における上自由端
のピン部13a,13bを回動のみ可能に係止するため
の孔状の回動係止部15,15とを一体的に備えた前後
長手の左右一対の係止部材17,17を一体成形或いは
接着剤等により接着させて突設させる(図5参照)。 【0021】図1及び図4(a)、(b)を参照して、
ガラス繊維強化合成樹脂など合成樹脂製の第1リンク4
及び第2リンク5を詳細に説明する。図4(a)は第1
リンク4の平面図、図4(b)は第2リンク5の平面図
である。第1リンク4は基部18と上下自由端部19,
20とにより平面視で実質上略H状に一体成形したもの
で、基部18の側面には、支持孔21を横向きに穿設
し、下自由端部20の左右両側端から延びるアーム部2
0a,20bの側面には、各々ピン部12a,12bを
横向きに突設し、上自由端部19の側面にはピン部11
a,11bを横向きに突設する。 【0022】第2リンク5も基部22と上下自由端部2
3,24とにより平面視で実質上略H状に一体成形す
る。基部22の一側面には横向きに枢支軸25を突設
し、該枢支軸25を第1リンク4における支持孔21に
回動可能に嵌挿する。 【0023】第2リンク5における下自由端部24の左
右両側端から延びるアーム部24a,24bの側面に
は、各々ピン部14a,14bを横向きに突設し、上自
由端部23の側面にはピン部13a,13bを横向きに
突設する。この実施例では側面視において、第1リンク
4における支持孔21の中心線から上下のピン部11
a,12aの中心線までの距離及び、第2リンク5にお
ける枢支軸25の中心線からピン部13a,14aまで
の距離がそれぞれ相等しくなるように形成する。このよ
うに構成すると、後述のように、第1リンク4の下自由
端側のピン部12a,12b箇所を中心にして案内支持
手段3が回動変位することにより、キートップ2はホル
ダ部材7の上面に対して平行状に昇降動することができ
る。 【0024】また、図示しないが、第1リンク4の基部
18及び第2リンク5の基部22の下面には、下向き凸
多角形状の押圧部をそれぞれ形成し、この両押圧部でラ
バースプリング6の頭部上面を押圧するようにしても良
い。 【0025】図6及び図7はガラス繊維強化合成樹脂製
等の合成樹脂のホルダ部材7の一部を示す図であり、こ
の実施例ではホルダ部材7は平面状である。該ホルダ部
材7にはキャップ状のラバースプリング6の下端の鍔部
が位置ずれ不能に嵌挿できる略矩形状の貫通した取付け
孔7aを穿設している。該取付け孔7aの左右両側縁に
は、左右一対の回動係止部27と、前後長手溝状の摺動
係止部28とを、その各係止部27,28が下方に開放
するように一体的に射出成形されている。 【0026】この場合、回動係止部27の下向きU字状
の係止溝27aと摺動係止部28における前後長手のU
字状の係止溝28とは、ホルダ部材7の裏面に対して法
線方向に開放するように形成すれば、合成樹脂の射出成
形後の型抜き作業はきわめて容易になり、また、スライ
ド型を用いる必要がない。 【0027】また、これにより、図1及び図4に示すよ
うに、ラバースプリング6の上部(頭部)は、ホルダ部
材7及び回動係止部27、摺動係止部28よりも上方に
突出しており、ラバースプリング6の頭部上面を第2リ
ンク5に形成された押圧部26と確実に当接させること
ができる。 【0028】そして、予め両リンク4,5を枢支軸25
及び支持孔21の箇所で側面視X字状に組み立て、次い
で、両リンク4,5の上側のピン部11a,11b,1
3a,13bをキートップ2における回動係止部15,
15と摺動係止部16,16とに嵌挿した後、両リンク
4,5の下端自由端部20,24の間隔を狭めた状態に
して、ピン部12a,12b,14a,14bを取付け
孔7aからホルダ部材7の裏面側に出るように挿入し、
その後、両リンク4,5の下自由端20,24の間隔を
拡げ、回動係止部27,27に対しては、その第1リン
ク4における下端側のピン部12a,12bを下側から
嵌挿し、摺動係止部28,28に対しては第2リンク5
における下端側のピン部14a,14bを下側から前後
摺動するように嵌挿したのち、ホルダ部材7の下面に印
刷基板9を張設固着すれば、両リンク4,5はホルダ部
材7から脱落することがない。このとき、ホルダ部材7
を裏面を上にして作業すると、より作業が容易となる。 【0029】また、ピン部11a,11b及び14a,
14b並びに摺動係止部16,28の形状寸法は、第1
リンク4、第2リンク5が図3における左右方向に対し
て略不動となり、且つピン部11a,14aの図1にお
ける左右方向の摺動を妨げないように決定される。具体
的には、本実施例においては、各ピン部先端が対応する
摺動係止部の外側側面と略接して摺動するようにしてい
る。このため、支持孔21より枢支軸25が抜け出るこ
とが防止される。 【0030】この構成により、キートップ2の押下時
に、ホルダ部材7の回動係止部27の箇所を中心として
第1リンク4が下向き回動(図1において右回り回動)
する一方、第2リンク5は枢支軸25の箇所を中心にし
て図1において左回り回動する。そうすると、両リンク
4,5の交叉連結部の近傍でかつ第2リンク5に形成さ
れた押圧部26にて、ラバースプリング6の頭部上面を
下向きに押圧し、その下面の可動接点30がスイッチン
グ部29,29に接触してスイッチング動作するのであ
る。 【0031】図8の第2実施例は、第2リンク5の枢支
軸25の先端に大径頭部25aを形成する一方、第1リ
ンク4の基部18の中途下面に下向き開放した側面視略
C字状の抱持体31を形成し、該抱持体31で枢支軸2
5をその軸線と交叉する方向から被嵌することにより、
一対のリンク4,5をX字状に組立てた後の外れ防止と
横ずれ(リンク4、5の間隔が拡がること)を防止とを
実現するものであり、このようにすれば、ホルダ部材7
の回動係止部27と摺動係止部28とへの両リンク4,
5のピン部の装着作業がさらに容易になる。 【0032】図9〜図12は、ホルダ部材7′を下向き
凸湾曲状に形成し、キーボードに多数配列するキースイ
ッチ1のキートップ2上面を下向き凸湾曲の包絡面35
に沿うように構成した第3実施例を示し、キーボードに
おける合成樹脂製の上ケース32の操作部孔33に前記
包絡面35と相似形の下向き凸湾曲状のホルダ部材7′
をねじ34にて取り付ける。 【0033】この実施例におけるキートップ2、第1リ
ンク4、第2リンク5、及びラバースプリング6の形状
及び構造は前記各実施例におけるものと同じであるの
で、詳細な説明は省略する。 【0034】従来、キートップの下面に下向き突設した
ステムをホルダ部材に形成されたステムガイド部に挿通
させて、キートップを上下動可能に案内支持するように
構成し、キートップの上下動移動方向を、前記包絡曲面
の法線方向とするため、ステムガイド部のガイド孔を前
記法線方向に挿通するようにホルダ部材と一体的に射出
成形するとき、上下一対の成形金型のうち、一方の成形
金型に前記ガイド孔に相当するスライド金型を多数本摺
動自在に放射状に装着する。そして、上下一対の成形金
型にて形成されるキャビティ内に溶融合成樹脂を注入
し、樹脂が固化したのち、スライド金型をそれぞれ前記
法線方向に抜き出すという作業を実行しなければならな
い。 【0035】このように、ステムガイド部のガイド孔を
前記法線方向に挿通するように形成するには、成形金型
が複雑になると共に、スライド金型の装着、抜き出しと
いう工程が必要になるなど、キーボードの製作コストが
高騰するので問題であった。 【0036】本実施例では、合成樹脂製のホルダ部材
7′における取付け孔7′aの左右側縁に一体的に形成
する回動係止部27′及び摺動係止部28′は図10及
び図12に示すように、総ての係止部27′,28′に
おける下向きU字状の回動係止溝27a′や摺動係止溝
28′aの開放方向が平行となるように形成するもので
ある。 【0037】このように総ての係止部27′,28′に
おける下向きU字状の回動係止溝27a′や摺動係止溝
28′aの開放方向が平行となるように形成しても、こ
の各係止溝に嵌まるピン部12a,12b,14a,1
4bの高さ位置は前記包絡面35と相似の包絡面上に位
置することになり、従って、ホルダ部材7′上に配置す
る総てのキートップ2の上面も包絡面35に略沿うよう
に配列されることになるし、各キートップ2の上下動方
向は包絡面35の法線方向となる。この実施例において
も、ホルダ部材7′の下面(裏面)側を印刷基板9にて
覆うように張設し、その下面に補強板10を張設する。 【0038】ホルダ部材7′の成形方法の一実施例は、
例えば、図12に示す上下一対の成形金型36,37の
合わせ面間のキャビティ38内に溶融合成樹脂を注入し
て、前記ホルダ部材7′と回動係止部27′及び摺動係
止部28′とを一体的に成形するとき、回動係止溝27
a′や摺動係止溝28′aに相当する突起部39,40
を有する下金型36の抜き方向と、当該総ての突起部3
9,40の側面とが平行となるように設定するのであ
る。 【0039】このようにすれば、下金型36には突起部
39,40を一体的に形成することができ、且つ金型の
抜き方向が一方向でその作業を一挙できるから、ホルダ
部材7′の成形作業が至極容易となるし、金型製作費用
も廉価になる。 【0040】なお、キーボードの上ケース32とホルダ
部材7′とを一体的に成形する場合にも、本実施例を適
用できることはいうまでもない。 【0041】また、前述したホルダ部材を平面状或いは
下向き凸湾曲状に形成する実施例において、ホルダ部材
の材質をアルミ、鋼板等の薄金属板とし、これをプレス
加工により、前記取付け孔7aと回動係止部27,2
7′及び摺動係止部28,28′とを一挙に成形する場
合にも、前記と同様の成形金型とすることで、前記各実
施例の発明を適用することができる。 【0042】さらに、スイッチング部29を形成するフ
レキシブル印刷基板9に代えてメンブレンスイッチ回路
板等の基板であっても良く可変容量型キーボードにも適
用することができる。 【0043】 【発明の効果】以上説明した通り本発明に係るキーボー
ドによれば、キーステム構造を不要にして、キーストロ
ークの大きさを維持しつつ、薄型化を実現することがで
き、しかも簡単な構成によりキー入力の操作性が良好
で、確実なキー入力を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】キースイッチの側断面図である。 【図2】キートップの押下状態を示す側断面図である。 【図3】図1の III−III 矢視断面図である。 【図4】(a)は第1リンクの平面図、(b)は第2リ
ンクの平面図である。 【図5】キートップの下面図である。 【図6】ラバースプリング及び取付け孔の平面図であ
る。 【図7】ホルダ部材の取付け孔部分の斜視図である。 【図8】一対のリンクの連結手段の第2実施例の側面図
である。 【図9】キーボードの第3実施例の側断面図である。 【図10】図9の要部拡大側断面図である。 【図11】下向き凸湾曲状ホルダ部材の実施例を示す斜
視図である。 【図12】成形金型の断面図である。 【符号の説明】 1 キースイッチ 2 キートップ 3 案内支持手段 4 第1リンク 5 第2リンク 6 ラバースプリング 7,7′ ホルダ部材 7a,7′a 取付け孔 9 印刷基板 10 補強板 11a,11b,12a,12b ピン部 13a,13b,14a,14b ピン部 15,27,27′ 回動係止部 16,28,28′ 摺動係止部 27a,27′a 回動係止溝 28a,28′a 摺動係止溝 18,22 基部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 誠 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 (72)発明者 望月 勲 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内 Fターム(参考) 5B020 DD02 5G006 AA01 AA06 AB25 AC07 AZ01 AZ08 BA01 BA02 BB03 BC04 CB01 CD02 DD06 FB05 FB16 FB29 JA01 JF01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ホルダ部材の上方に配置した複数のキー
    トップと、 第1リンク部材と第2リンク部材とを可動自在に配置
    し、前記各キートップの下面とその下方のホルダ部材と
    に連結係止して、キートップの上下動を案内支持する案
    内支持手段と、 前記キートップを上方に付勢するとともに、キートップ
    の上下動に伴ってスイッチング動作を行うラバースプリ
    ングとを有するキーボードであって、 前記ホルダ部材における前記キートップの下方中央部に
    それぞれ設けられた前記ラバースプリングを配置する配
    置孔と、 該各配置孔の近傍のホルダ部材に、キートップ毎にそれ
    ぞれ設けられた前記第1リンク部材及び第2リンク部材
    の各下側端部を可動的に係止する係止部と、を備えたこ
    とを特徴とするキーボード。
JP2002330495A 2002-11-14 2002-11-14 キーボード Pending JP2003162358A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002330495A JP2003162358A (ja) 2002-11-14 2002-11-14 キーボード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002330495A JP2003162358A (ja) 2002-11-14 2002-11-14 キーボード

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002315469A Division JP2003132759A (ja) 2002-10-30 2002-10-30 キースイッチ装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003368018A Division JP2004111403A (ja) 2003-10-28 2003-10-28 キーボード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003162358A true JP2003162358A (ja) 2003-06-06

Family

ID=19197698

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002330495A Pending JP2003162358A (ja) 2002-11-14 2002-11-14 キーボード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003162358A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2861684B2 (ja) キースイッチ装置
US5278372A (en) Keyboard having connecting parts with downward open recesses
JP2001028216A (ja) キースイッチ装置
JP2003162358A (ja) キーボード
JP3201373B2 (ja) キースイッチ装置
JP3286299B2 (ja) キースイッチ装置
JP2003132759A (ja) キースイッチ装置
JP3200915B2 (ja) キーボード
JP3352673B2 (ja) キースイッチ装置
JP3276952B2 (ja) キースイッチ装置及びその組立方法
JPH11144U (ja) キ―スイッチ
JP3286297B2 (ja) キースイッチ装置
JP2004111403A (ja) キーボード
JP2600991Y2 (ja) キースイッチ
JP3299535B2 (ja) キースイッチ装置
JPH11136U (ja) 入力装置
JP3392830B2 (ja) キースイッチ装置
JPH11143U (ja) キ―スイッチ
JP3318326B2 (ja) キースイッチ装置
JP2602421Y2 (ja) キースイッチ
JP2950418B2 (ja) キースイッチ装置
JP3211811B2 (ja) ノート型パーソナルコンピュータ
JP3316205B2 (ja) キースイッチ装置
JP3286303B2 (ja) キースイッチ
JP3201384B2 (ja) キースイッチ装置