JP2003161823A - カラーフィルター用顔料分散レジストおよびカラーフィルター - Google Patents
カラーフィルター用顔料分散レジストおよびカラーフィルターInfo
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 緑色画素部に、色純度と色濃度が高く、
かつ透明性と耐熱性に優れた硬化塗膜層が得られるカラ
ーフィルター用顔料分散レジストと、この顔料分散レジ
ストの硬化塗膜層を有するカラーフィルターを提供する
こと。 【解決手段】 特定のハロゲン化フタロシアニン(a)
を必須成分として含有する顔料(A)、2−オキソ−
1,3−ジオキソラン−4−イル基および酸性基を有す
る重合体(B)、および、分子中に少なくとも2個のエ
チレン性不飽和二重結合を有する化合物(C)を含有す
るカラーフィルター用顔料分散レジスト、および、この
顔料分散レジストの硬化塗膜層を基板上に有するカラー
フィルター。
かつ透明性と耐熱性に優れた硬化塗膜層が得られるカラ
ーフィルター用顔料分散レジストと、この顔料分散レジ
ストの硬化塗膜層を有するカラーフィルターを提供する
こと。 【解決手段】 特定のハロゲン化フタロシアニン(a)
を必須成分として含有する顔料(A)、2−オキソ−
1,3−ジオキソラン−4−イル基および酸性基を有す
る重合体(B)、および、分子中に少なくとも2個のエ
チレン性不飽和二重結合を有する化合物(C)を含有す
るカラーフィルター用顔料分散レジスト、および、この
顔料分散レジストの硬化塗膜層を基板上に有するカラー
フィルター。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラーフィルター
用顔料分散レジストおよび基板上に該カラーフィルター
用顔料分散レジストの硬化塗膜層を有するカラーフィル
ターに関する。
用顔料分散レジストおよび基板上に該カラーフィルター
用顔料分散レジストの硬化塗膜層を有するカラーフィル
ターに関する。
【0002】
【従来の技術】カラーフィルターは、基板上に設けたブ
ラックマトリックスと呼ばれる網目状の遮光薄膜層の各
網目の中に、各色に相当する着色組成物の硬化塗膜層
(以下、「画素」という。)を形成し、配列させたもの
である。
ラックマトリックスと呼ばれる網目状の遮光薄膜層の各
網目の中に、各色に相当する着色組成物の硬化塗膜層
(以下、「画素」という。)を形成し、配列させたもの
である。
【0003】カラーフィルターの着色画素の作成方法と
しては、バインダー樹脂中に顔料を分散させた着色組成
物に、光重合性モノマー、光重合開始剤を添加した顔料
分散レジストを基材上に塗布して乾燥させ、フォトマス
クを通して露光した後、現像して得られる着色パターン
を固着するフォトリソグラフィー法が一般的に広く行わ
れている。例えば、特開2001−100413号公報
には、バインダー樹脂に2−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル基を導入しカルボキシル基と反応させて
最終的に不要なカルボン酸を消費させ、さらに該反応に
より生じる架橋構造を導入させ、耐熱性や耐溶剤性の向
上を図ったカラーフィルター用感光性レジストが提案さ
れており、耐熱性、耐水性、耐溶剤性、耐薬品性などに
優れた塗膜が得られている。
しては、バインダー樹脂中に顔料を分散させた着色組成
物に、光重合性モノマー、光重合開始剤を添加した顔料
分散レジストを基材上に塗布して乾燥させ、フォトマス
クを通して露光した後、現像して得られる着色パターン
を固着するフォトリソグラフィー法が一般的に広く行わ
れている。例えば、特開2001−100413号公報
には、バインダー樹脂に2−オキソ−1,3−ジオキソ
ラン−4−イル基を導入しカルボキシル基と反応させて
最終的に不要なカルボン酸を消費させ、さらに該反応に
より生じる架橋構造を導入させ、耐熱性や耐溶剤性の向
上を図ったカラーフィルター用感光性レジストが提案さ
れており、耐熱性、耐水性、耐溶剤性、耐薬品性などに
優れた塗膜が得られている。
【0004】しかし、この感光性レジストに用いられる
緑色着色剤としては、従来のハロゲン化銅フタロシアニ
ン着色剤である。この従来型ハロゲン化銅フタロシアニ
ン着色剤は、ハロゲンとして臭素を使用し、臭素化率が
高いほど黄味の強い緑色が得られることが知られている
が、この場合は赤味が強くなってしまうなど色味が不安
定である上に、透明度が低下するなどの課題があった。
緑色着色剤としては、従来のハロゲン化銅フタロシアニ
ン着色剤である。この従来型ハロゲン化銅フタロシアニ
ン着色剤は、ハロゲンとして臭素を使用し、臭素化率が
高いほど黄味の強い緑色が得られることが知られている
が、この場合は赤味が強くなってしまうなど色味が不安
定である上に、透明度が低下するなどの課題があった。
【0005】最近、カラーフィルターの最大の用途であ
るカラー液晶ディスプレイが、カラーモニターやカラー
テレビに用いられるようになり、カラー液晶ディスプレ
イにも従来の要求特性に加えて「色再現性」が強く求め
らている。そのため、カラーフィルターに使用する着色
剤にも、色純度および色濃度が高く、透明性の高いもの
が要求されている。しかし、発色が不安定なハロゲン化
銅フタロシアニンを用いた場合、着色画素の耐熱性を改
良するのに有効な架橋構造の導入だけでは、これらの要
求を満足することは困難であった。
るカラー液晶ディスプレイが、カラーモニターやカラー
テレビに用いられるようになり、カラー液晶ディスプレ
イにも従来の要求特性に加えて「色再現性」が強く求め
らている。そのため、カラーフィルターに使用する着色
剤にも、色純度および色濃度が高く、透明性の高いもの
が要求されている。しかし、発色が不安定なハロゲン化
銅フタロシアニンを用いた場合、着色画素の耐熱性を改
良するのに有効な架橋構造の導入だけでは、これらの要
求を満足することは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、緑色
画素部に、色純度と色濃度が高く、かつ透明性と耐熱性
に優れた硬化塗膜層が得られるカラーフィルター用顔料
分散レジストと、この顔料分散レジストの硬化塗膜層を
有するカラーフィルターを提供することである。
画素部に、色純度と色濃度が高く、かつ透明性と耐熱性
に優れた硬化塗膜層が得られるカラーフィルター用顔料
分散レジストと、この顔料分散レジストの硬化塗膜層を
有するカラーフィルターを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
を解決するため鋭意検討した結果、下記一般式(1)で
表されるハロゲン化フタロシアニン(a)を必須成分と
して含有する顔料(A)、2−オキソ−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル基および酸性基を有する重合体
(B)、および、分子中に少なくとも2個のエチレン性
不飽和二重結合を有する化合物(C)を含有する感光性
着色樹脂組成物は、カラーフィルター用顔料分散レジス
トとして好適で、これを用いることにより、緑色画素部
に、色純度と色濃度が高く、かつ透明性と耐熱性に優れ
た硬化塗膜層を有するカラーフィルターが得られること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
を解決するため鋭意検討した結果、下記一般式(1)で
表されるハロゲン化フタロシアニン(a)を必須成分と
して含有する顔料(A)、2−オキソ−1,3−ジオキ
ソラン−4−イル基および酸性基を有する重合体
(B)、および、分子中に少なくとも2個のエチレン性
不飽和二重結合を有する化合物(C)を含有する感光性
着色樹脂組成物は、カラーフィルター用顔料分散レジス
トとして好適で、これを用いることにより、緑色画素部
に、色純度と色濃度が高く、かつ透明性と耐熱性に優れ
た硬化塗膜層を有するカラーフィルターが得られること
を見い出し、本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、下記一般式(1)で表さ
れるハロゲン化フタロシアニン(a)を必須成分として
含有する顔料(A)、2−オキソ−1,3−ジオキソラ
ン−4−イル基および酸性基を有する重合体(B)、お
よび、分子中に少なくとも2個のエチレン性不飽和二重
結合を有する化合物(C)を含有することを特徴とす
る、カラーフィルター用顔料分散レジストを提供するも
のである。
れるハロゲン化フタロシアニン(a)を必須成分として
含有する顔料(A)、2−オキソ−1,3−ジオキソラ
ン−4−イル基および酸性基を有する重合体(B)、お
よび、分子中に少なくとも2個のエチレン性不飽和二重
結合を有する化合物(C)を含有することを特徴とす
る、カラーフィルター用顔料分散レジストを提供するも
のである。
【化2】
(式中、MはAl、Si、Sc、Ti、V、Fe、C
o、Ni、Zn、Ga、Ge、Y、Zr、Nb、In、
Sn、Pbまたは2個の水素原子を表す。X1〜X16
は水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨ
ウ素原子を表し、これらハロゲン原子の総和は8〜16
の整数である。Yはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子、酸素原子または水酸基を表し、mは0〜2
の整数を表す。)
o、Ni、Zn、Ga、Ge、Y、Zr、Nb、In、
Sn、Pbまたは2個の水素原子を表す。X1〜X16
は水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨ
ウ素原子を表し、これらハロゲン原子の総和は8〜16
の整数である。Yはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子、酸素原子または水酸基を表し、mは0〜2
の整数を表す。)
【0009】また、本発明は、基板上に、前記カラーフ
イルター用顔料分散レジストの硬化塗膜層を有すること
を特徴とする、カラーフィルターを提供するものであ
る。
イルター用顔料分散レジストの硬化塗膜層を有すること
を特徴とする、カラーフィルターを提供するものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明をさらに詳細に説明
するが、「前記一般式(1)で表されるハロゲン化フタ
ロシアニン(a)」のことを「フタロシアニン(a)」
と、「前記一般式(1)で表されるハロゲン化フタロシ
アニン(a)を必須成分として含有する顔料(A)」の
ことを「顔料(A)」と、「2−オキソ−1,3−ジオ
キソラン−4−イル基および酸性基を有する重合体
(B)」のことを「重合体(B)」と、「分子中に少な
くとも2個のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物
(C)」のことを「化合物(C)」と、また「カラーフ
ィルター用顔料分散レジスト」のことを「顔料分散レジ
スト」と、それぞれ略記する。
するが、「前記一般式(1)で表されるハロゲン化フタ
ロシアニン(a)」のことを「フタロシアニン(a)」
と、「前記一般式(1)で表されるハロゲン化フタロシ
アニン(a)を必須成分として含有する顔料(A)」の
ことを「顔料(A)」と、「2−オキソ−1,3−ジオ
キソラン−4−イル基および酸性基を有する重合体
(B)」のことを「重合体(B)」と、「分子中に少な
くとも2個のエチレン性不飽和二重結合を有する化合物
(C)」のことを「化合物(C)」と、また「カラーフ
ィルター用顔料分散レジスト」のことを「顔料分散レジ
スト」と、それぞれ略記する。
【0011】本発明に用いるフタロシアニン(a)は、
Al、Si、Sc、Ti、V、Fe、Co、Ni、Z
n、Ga、Ge、Y、Zr、Nb、In、SnまたはP
bを中心金属(M)として有するハロゲン化金属フタロ
シアニン、または、中心金属(M)の代わりに2個の水
素原子を有するハロゲン化無金属フタロシアニンであ
る。なかでも、特にAl、Fe、NiまたはZnを中心
金属(M)として有するフタロシアニンが好ましく、Z
nまたはNiを中心金属(M)として有するフタロシア
ニンを使用した本発明の顔料分散レジストの硬化塗膜
は、色純度、色濃度、透明性および耐熱性に優れている
ことから、特に好ましい。なお、中心金属(M)として
Alを有するフタロシアニンを使用した本発明の顔料分
散レジストの硬化塗膜は、透明性に優れる点で好まし
い。
Al、Si、Sc、Ti、V、Fe、Co、Ni、Z
n、Ga、Ge、Y、Zr、Nb、In、SnまたはP
bを中心金属(M)として有するハロゲン化金属フタロ
シアニン、または、中心金属(M)の代わりに2個の水
素原子を有するハロゲン化無金属フタロシアニンであ
る。なかでも、特にAl、Fe、NiまたはZnを中心
金属(M)として有するフタロシアニンが好ましく、Z
nまたはNiを中心金属(M)として有するフタロシア
ニンを使用した本発明の顔料分散レジストの硬化塗膜
は、色純度、色濃度、透明性および耐熱性に優れている
ことから、特に好ましい。なお、中心金属(M)として
Alを有するフタロシアニンを使用した本発明の顔料分
散レジストの硬化塗膜は、透明性に優れる点で好まし
い。
【0012】前記、一般式(1)において、(M)が2
個の水素原子の場合(無金属フタロシアニンの場合)お
よび(M)が原子価が2価の金属の場合、mは0であ
り、配位子Yは無い。(M)が原子価が3価以上の金属
の場合は、(M)に配位子Yが配位する。すなわち、
(M)が原子価が3価の金属の場合は、原子価が1価の
配位子Y1個が、(M)が原子価が4価の金属の場合
は、原子価が1価の配位子2個、または、原子価が2価
の配位子1個が配位する。例えば、(M)がAlの場
合、AlClとなる。
個の水素原子の場合(無金属フタロシアニンの場合)お
よび(M)が原子価が2価の金属の場合、mは0であ
り、配位子Yは無い。(M)が原子価が3価以上の金属
の場合は、(M)に配位子Yが配位する。すなわち、
(M)が原子価が3価の金属の場合は、原子価が1価の
配位子Y1個が、(M)が原子価が4価の金属の場合
は、原子価が1価の配位子2個、または、原子価が2価
の配位子1個が配位する。例えば、(M)がAlの場
合、AlClとなる。
【0013】配位子Yとして、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子、酸素原子または水酸基が例示で
きる。配位子Yが水酸基の場合、脱水反応は進行して、
2量体や多量体を形成することもある。本発明で用いる
フタロシアニン(a)をXnPcMYmと簡略化して記
載したとき、(M)が原子価が3価の金属の場合、下記
一般式(2)の反応が進行して、XnPcMOMPCX
nで表される2量体を形成することもある。 2XnPcMOH → XnPcMOMPCXn + H2O (2)
臭素原子、ヨウ素原子、酸素原子または水酸基が例示で
きる。配位子Yが水酸基の場合、脱水反応は進行して、
2量体や多量体を形成することもある。本発明で用いる
フタロシアニン(a)をXnPcMYmと簡略化して記
載したとき、(M)が原子価が3価の金属の場合、下記
一般式(2)の反応が進行して、XnPcMOMPCX
nで表される2量体を形成することもある。 2XnPcMOH → XnPcMOMPCXn + H2O (2)
【0014】また、(M)が原子価が4価以上の金属の
場合、下記一般式(3)の反応が進行して、HOXnP
cMO(XnPcMO)z−2XnPcMOHで表され
る多量体を形成することもある。 zXnPcM(OH)2 → HOXnPcMO(XnPcMO)z−2XnP cMOH + (z−2)/2・H2O (3) を形成することもある。
場合、下記一般式(3)の反応が進行して、HOXnP
cMO(XnPcMO)z−2XnPcMOHで表され
る多量体を形成することもある。 zXnPcM(OH)2 → HOXnPcMO(XnPcMO)z−2XnP cMOH + (z−2)/2・H2O (3) を形成することもある。
【0015】更に、(M)が原子価が4価以上の金属
で、配位子Yが水酸基の場合、下記一般式(4)の脱水
反応が進行してμ−オキソ体を形成する場合が多い。 XnPcM(OH)2 → XnPcM=O + H2O (4)
で、配位子Yが水酸基の場合、下記一般式(4)の脱水
反応が進行してμ−オキソ体を形成する場合が多い。 XnPcM(OH)2 → XnPcM=O + H2O (4)
【0016】本発明においては、前記(M)が原子価が
3価または4価の金属である場合には、製造方法が簡便
で入手しやすいことから、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子または酸素原子を配位子とするフタロ
シアニンを使用する。例えば、(M)がAlの場合、A
lClを使用する。
3価または4価の金属である場合には、製造方法が簡便
で入手しやすいことから、フッ素原子、塩素原子、臭素
原子、ヨウ素原子または酸素原子を配位子とするフタロ
シアニンを使用する。例えば、(M)がAlの場合、A
lClを使用する。
【0017】本発明においては、緑色の顔料分散レジス
ト硬化塗膜層の膜厚を一定にした場合、CIE発色系色
度(Y、x、y値)のy値が大きいものを「色純度が高
い」という。また、x、y値が一定の値となるように顔
料分散レジスト硬化塗膜の膜厚を決めた場合、膜厚が薄
いものを「色濃度が高い」といい、Y値が大きいものを
「透明性が高い」という。
ト硬化塗膜層の膜厚を一定にした場合、CIE発色系色
度(Y、x、y値)のy値が大きいものを「色純度が高
い」という。また、x、y値が一定の値となるように顔
料分散レジスト硬化塗膜の膜厚を決めた場合、膜厚が薄
いものを「色濃度が高い」といい、Y値が大きいものを
「透明性が高い」という。
【0018】フタロシアニン(a)は、芳香環に置換さ
れたハロゲン原子として、8〜16個のフッ素、塩素、
臭素、またはヨウ素原子を有する。置換されたハロゲン
原子は全て同一でもよく、異なっていてもよいが、臭素
原子を8個以上、かつ塩素原子を1個以上有することが
好ましく、なかでも臭素原子を12個以上、かつ塩素原
子を2個以上有するものは、透明性の高い緑色を有し、
カラーフィルター用の緑色着色剤に適している。
れたハロゲン原子として、8〜16個のフッ素、塩素、
臭素、またはヨウ素原子を有する。置換されたハロゲン
原子は全て同一でもよく、異なっていてもよいが、臭素
原子を8個以上、かつ塩素原子を1個以上有することが
好ましく、なかでも臭素原子を12個以上、かつ塩素原
子を2個以上有するものは、透明性の高い緑色を有し、
カラーフィルター用の緑色着色剤に適している。
【0019】本発明で用いるフタロシアニン(a)は、
従来のハロゲン化銅フタロシアニンよりも分光透過スペ
クトルの半値幅が狭く、かつその最大透過率の値も大き
い。このことは、フタロシアニン(a)が、従来のハロ
ゲン化銅フタロシアニンよりも、色純度および色濃度が
高く、透明性の高い緑色を呈することを示している。具
体的には、必須の顔料としてフタロシアニン(a)を使
用することにより、従来のハロゲン化銅フタロシアニン
では達成できなかった、380〜780nmにおける分
光透過スペクトルの透過率が最大となる波長(Tmax)
が520〜590nmであり、Tmaxにおける透過率が
70%以上、かつ、波長650〜700nmにおける分
光透過スペクトルの透過率が20%以下である緑色画素
を有するカラーフィルターを、簡便に、かつ安価に得る
ことができる。
従来のハロゲン化銅フタロシアニンよりも分光透過スペ
クトルの半値幅が狭く、かつその最大透過率の値も大き
い。このことは、フタロシアニン(a)が、従来のハロ
ゲン化銅フタロシアニンよりも、色純度および色濃度が
高く、透明性の高い緑色を呈することを示している。具
体的には、必須の顔料としてフタロシアニン(a)を使
用することにより、従来のハロゲン化銅フタロシアニン
では達成できなかった、380〜780nmにおける分
光透過スペクトルの透過率が最大となる波長(Tmax)
が520〜590nmであり、Tmaxにおける透過率が
70%以上、かつ、波長650〜700nmにおける分
光透過スペクトルの透過率が20%以下である緑色画素
を有するカラーフィルターを、簡便に、かつ安価に得る
ことができる。
【0020】フタロシアニン(a)は、ハロゲン化金属
フタロシアニンの公知の製造方法、たとえば、クロルス
ルホン酸法、ハロゲン化フタロニトリル法などによって
製造することができる。
フタロシアニンの公知の製造方法、たとえば、クロルス
ルホン酸法、ハロゲン化フタロニトリル法などによって
製造することができる。
【0021】本発明の顔料分散レジストにおいては、顔
料(A)としてフタロシアニン(a)以外に、黄色顔料
を混合して使用することができる。フタロシアニン
(a)と黄色顔料とを、用途に応じて両者の混合比率を
変えることによって、所望の色相に調色することができ
る。
料(A)としてフタロシアニン(a)以外に、黄色顔料
を混合して使用することができる。フタロシアニン
(a)と黄色顔料とを、用途に応じて両者の混合比率を
変えることによって、所望の色相に調色することができ
る。
【0022】本発明で使用できる黄色顔料としては、例
えば、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグ
メントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー1
38、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピ
グメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー
180、C.I.ピグメントイエロー185等の黄色有
機顔料が挙げられる。
えば、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグ
メントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー1
38、C.I.ピグメントイエロー139、C.I.ピ
グメントイエロー150、C.I.ピグメントイエロー
180、C.I.ピグメントイエロー185等の黄色有
機顔料が挙げられる。
【0023】これらの黄色顔料は、単独で用いることも
でき、2種以上を混合して用いることもできる。上記顔
料の中でもC.I.ピグメントイエロー83、C.I.
ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロ
ー139、C.I.ピグメントイエロー150、C.
I.ピグメントイエロー185が色純度と透明性に優れ
ており、特に好ましい。
でき、2種以上を混合して用いることもできる。上記顔
料の中でもC.I.ピグメントイエロー83、C.I.
ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロ
ー139、C.I.ピグメントイエロー150、C.
I.ピグメントイエロー185が色純度と透明性に優れ
ており、特に好ましい。
【0024】黄色顔料の配合率は、用途に応じて適宜選
択することができるが、一般にカラーフィルターに使用
する場合は、フタロシアニン(a)と黄色顔料の合計に
対して10〜70重量%の範囲内とするのが好ましく、
より好ましくは30〜60重量%の範囲である。
択することができるが、一般にカラーフィルターに使用
する場合は、フタロシアニン(a)と黄色顔料の合計に
対して10〜70重量%の範囲内とするのが好ましく、
より好ましくは30〜60重量%の範囲である。
【0025】一般に、顔料分散レジストに使用する顔料
は、分散状態におけるその粒子径が小さいほど、これを
使用して得られるカラーフィルター画素部の透明性が高
くなるが、あまりに小さい場合は、顔料分散組成物の粘
度が経時的に上昇したり、チキソトロピーが強く現れた
りするほか、顔料が凝集して粒子径の大きい二次粒子を
形成することがあり、この場合もカラーフィルター画素
部の透明性が低下する原因となる。このため、本発明で
用いる顔料(A)の一次粒子径は、10〜100nmの
範囲が好ましく、30〜50nmの範囲が特に好まし
い。
は、分散状態におけるその粒子径が小さいほど、これを
使用して得られるカラーフィルター画素部の透明性が高
くなるが、あまりに小さい場合は、顔料分散組成物の粘
度が経時的に上昇したり、チキソトロピーが強く現れた
りするほか、顔料が凝集して粒子径の大きい二次粒子を
形成することがあり、この場合もカラーフィルター画素
部の透明性が低下する原因となる。このため、本発明で
用いる顔料(A)の一次粒子径は、10〜100nmの
範囲が好ましく、30〜50nmの範囲が特に好まし
い。
【0026】本発明で用いる顔料(A)は、例えば、こ
れに顔料分散剤(D)、溶剤(E)、更に必要に応じ
て、各種添加剤等を、ボールミル、サンドミル、ビーズ
ミル、3本ロールミル、ペイントコンディショナー、ア
トライター、分散攪拌機、超音波分散機等の混合装置に
より混合して顔料分散組成物とした後、この顔料分散組
成物と、重合体(B)、化合物(C)、更に必要によ
り、溶剤(E)、光重合開始剤(F)、その他の成分等
との配合を行って顔料分散レジストを調製することがで
きる。なお、ここで顔料分散組成物の調製に用いる溶剤
と、顔料分散レジストの調製に必要に応じて用いる溶剤
は、その種類が同一であっても、異なっていても良い。
れに顔料分散剤(D)、溶剤(E)、更に必要に応じ
て、各種添加剤等を、ボールミル、サンドミル、ビーズ
ミル、3本ロールミル、ペイントコンディショナー、ア
トライター、分散攪拌機、超音波分散機等の混合装置に
より混合して顔料分散組成物とした後、この顔料分散組
成物と、重合体(B)、化合物(C)、更に必要によ
り、溶剤(E)、光重合開始剤(F)、その他の成分等
との配合を行って顔料分散レジストを調製することがで
きる。なお、ここで顔料分散組成物の調製に用いる溶剤
と、顔料分散レジストの調製に必要に応じて用いる溶剤
は、その種類が同一であっても、異なっていても良い。
【0027】前記顔料分散組成物の製造で用いる顔料分
散剤(D)としては、各種の顔料分散剤を使用すること
ができ、特に限定されるものではないが、例を挙げれ
ば、界面活性剤;顔料の中間体もしくは誘導体、染料の
中間体もしくは誘導体;ポリアミド系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂などの
樹脂型分散剤等が挙げられる。これら顔料分散剤(D)
の中でも、特に、主鎖または側鎖にN,N−ジ置換アミ
ノ基および酸性基を有するアクリル系重合体を含有する
顔料分散剤を使用することが好ましい。樹脂型分散剤の
市販品には、例えば、ビックケミー社製の「BYK−1
60」、「BYK−161」、「BYK−2001」、
エフカーケミカルズ社製の「エフカ46」、味の素社製
の「アジスパーPB−814」などがある。これらの分
散剤(D)は、1種単独でも、あるいは、2種以上を組
み合わせて使用することもできる。
散剤(D)としては、各種の顔料分散剤を使用すること
ができ、特に限定されるものではないが、例を挙げれ
ば、界面活性剤;顔料の中間体もしくは誘導体、染料の
中間体もしくは誘導体;ポリアミド系樹脂、ポリウレタ
ン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂などの
樹脂型分散剤等が挙げられる。これら顔料分散剤(D)
の中でも、特に、主鎖または側鎖にN,N−ジ置換アミ
ノ基および酸性基を有するアクリル系重合体を含有する
顔料分散剤を使用することが好ましい。樹脂型分散剤の
市販品には、例えば、ビックケミー社製の「BYK−1
60」、「BYK−161」、「BYK−2001」、
エフカーケミカルズ社製の「エフカ46」、味の素社製
の「アジスパーPB−814」などがある。これらの分
散剤(D)は、1種単独でも、あるいは、2種以上を組
み合わせて使用することもできる。
【0028】また、前記顔料分散組成物の製造で用いる
溶剤(E)としては、前記重合体(B)、化合物
(C)、顔料分散剤(D)、および、更に必要により配
合されるその他の成分を溶解し、顔料(A)を安定的に
分散させることができる溶剤を使用することが好まし
い。このような溶剤としては、例えば、プロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリ
コールモノエチルエーテルアセテートなどの酢酸エステ
ル系溶剤、エトキシプロピオネートなどのプロピオネー
ト系溶剤、トルエン、キシレン、メトキシベンゼンなど
の芳香族系溶剤、ブチルセロソルブ、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールエチル
エーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテルなど
のエーテル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、ヘ
キサンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、N,N−ジメチル
ホルムアミド、γ−ブチロラクタム、N−メチル−2−
ピロリドンなどの窒素化合物系溶剤、γ−ブチロラクト
ンなどのラクトン系溶剤、カルバミン酸エステルなどが
挙げられる。これらの溶剤は、1種単独でも、あるいは
2種以上を組み合わせて使用することもできる。
溶剤(E)としては、前記重合体(B)、化合物
(C)、顔料分散剤(D)、および、更に必要により配
合されるその他の成分を溶解し、顔料(A)を安定的に
分散させることができる溶剤を使用することが好まし
い。このような溶剤としては、例えば、プロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリ
コールモノエチルエーテルアセテートなどの酢酸エステ
ル系溶剤、エトキシプロピオネートなどのプロピオネー
ト系溶剤、トルエン、キシレン、メトキシベンゼンなど
の芳香族系溶剤、ブチルセロソルブ、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールエチル
エーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテルなど
のエーテル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、シクロヘキサノンなどのケトン系溶剤、ヘ
キサンなどの脂肪族炭化水素系溶剤、N,N−ジメチル
ホルムアミド、γ−ブチロラクタム、N−メチル−2−
ピロリドンなどの窒素化合物系溶剤、γ−ブチロラクト
ンなどのラクトン系溶剤、カルバミン酸エステルなどが
挙げられる。これらの溶剤は、1種単独でも、あるいは
2種以上を組み合わせて使用することもできる。
【0029】前記顔料分散組成物中の不揮発分の含有率
は、10〜35重量%の範囲にあるのが好ましい。ま
た、該不揮発分中に含有される顔料(A)の含有率は8
〜23重量%の範囲にあることが好ましく、該不揮発分
中に含有される顔料分散剤(D)の含有率は2〜15重
量%の範囲にあることが好ましい。
は、10〜35重量%の範囲にあるのが好ましい。ま
た、該不揮発分中に含有される顔料(A)の含有率は8
〜23重量%の範囲にあることが好ましく、該不揮発分
中に含有される顔料分散剤(D)の含有率は2〜15重
量%の範囲にあることが好ましい。
【0030】次に、本発明で用いる重合体(B)は、2
−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル基(以下、
シクロカーボネート基という。)および酸性基を有する
重合体であり、シクロカーボネート基とは、下記の一般
式(5)で示されるものである。
−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル基(以下、
シクロカーボネート基という。)および酸性基を有する
重合体であり、シクロカーボネート基とは、下記の一般
式(5)で示されるものである。
【化3】
(但し、式中のR1、R2およびR3 は、それぞれ同
一であっても異なっていても良い、水素原子または炭素
原子数1〜4のアルキル基を表す。)
一であっても異なっていても良い、水素原子または炭素
原子数1〜4のアルキル基を表す。)
【0031】重合体(B)は、例えば、分子中に少なく
とも1個のシクロカーボネート基及びエチレン性不飽和
二重結合を有する単量体(以下、シクロカーボネート基
含有単量体という。)と、分子中に少なくとも1個の酸
性基およびエチレン性不飽和二重結合を有する単量体
(以下、酸性基含有単量体という。)とを必須成分とし
て、更に必要により、これらの単量体と共重合可能な他
のエチレン性不飽和二重結合を有する単量体(以下、共
重合可能な単量体という。)を共重合させることにより
得られる。
とも1個のシクロカーボネート基及びエチレン性不飽和
二重結合を有する単量体(以下、シクロカーボネート基
含有単量体という。)と、分子中に少なくとも1個の酸
性基およびエチレン性不飽和二重結合を有する単量体
(以下、酸性基含有単量体という。)とを必須成分とし
て、更に必要により、これらの単量体と共重合可能な他
のエチレン性不飽和二重結合を有する単量体(以下、共
重合可能な単量体という。)を共重合させることにより
得られる。
【0032】シクロカーボネート基含有単量体として
は、例えば、下記の一般式(6)で示されるような化合
物が挙げられる。
は、例えば、下記の一般式(6)で示されるような化合
物が挙げられる。
【化4】
(但し、式中のRは水素原子またはメチル基を表し、R
1、R2およびR3 は、それぞれ同一であっても異な
っていても良い、水素原子または炭素原子数1〜4のア
ルキル基を表す。また、aは1〜6の整数である。)
1、R2およびR3 は、それぞれ同一であっても異な
っていても良い、水素原子または炭素原子数1〜4のア
ルキル基を表す。また、aは1〜6の整数である。)
【0033】これらの具体例としては、2,3−カーボ
ネートプロピル(メタ)アクリレート、2−メチル−
2,3−カーボネートプロピル(メタ)アクリレート、
3,4−カーボネートブチル(メタ)アクリレート、3
−メチル−3,4−カーボネートブチル(メタ)アクリ
レート、4−メチル−3,4−カーボネートブチル(メ
タ)アクリレート、3−メチル−3,4−カーボネート
ブチル(メタ)アクリレート、6,7−カーボネートヘ
キシル(メタ)アクリレート、5−エチル−5,6−カ
ーボネートヘキシル(メタ)アクリレート、7,8−カ
ーボネートオクチル(メタ)アクリレートの如き(メ
タ)アクリレート類;2,3−カーボネートプロピルビ
ニルエーテル、メチル−2,3−カーボネートプロピル
マレート、メチル−2,3−カーボネートプロピルクロ
トネート等が挙げられる。これらのシクロカーボネート
基含有単量体は、1種又は2種以上を組み合わせて使用
することができる。
ネートプロピル(メタ)アクリレート、2−メチル−
2,3−カーボネートプロピル(メタ)アクリレート、
3,4−カーボネートブチル(メタ)アクリレート、3
−メチル−3,4−カーボネートブチル(メタ)アクリ
レート、4−メチル−3,4−カーボネートブチル(メ
タ)アクリレート、3−メチル−3,4−カーボネート
ブチル(メタ)アクリレート、6,7−カーボネートヘ
キシル(メタ)アクリレート、5−エチル−5,6−カ
ーボネートヘキシル(メタ)アクリレート、7,8−カ
ーボネートオクチル(メタ)アクリレートの如き(メ
タ)アクリレート類;2,3−カーボネートプロピルビ
ニルエーテル、メチル−2,3−カーボネートプロピル
マレート、メチル−2,3−カーボネートプロピルクロ
トネート等が挙げられる。これらのシクロカーボネート
基含有単量体は、1種又は2種以上を組み合わせて使用
することができる。
【0034】また、酸性基含有単量体としては、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、クマロン酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸等のエチレン性不飽和モノ−
またはジ−カルボン酸類;マレイン酸モノアルキルエス
テル、フマル酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノ
アルキルエステル;水酸基含有化合物に無水フタル酸、
無水コハク酸、無水トリメリット酸等の酸無水物を付加
させて得られるもの;p−スチレンカルボン酸、p−ス
チレンスルホン酸、p−ヒドロキシスチレン、2−(メ
タ)アクリロイルオキシエチルホスフェート等が挙げら
れる。なかでも、カルボキシル基またはフェノール性水
酸基を有する単量体を使用するのが好ましく、カルボキ
シル基を有する単量体が特に好ましい。
ば、アクリル酸、メタクリル酸、クマロン酸、イタコン
酸、マレイン酸、フマル酸等のエチレン性不飽和モノ−
またはジ−カルボン酸類;マレイン酸モノアルキルエス
テル、フマル酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノ
アルキルエステル;水酸基含有化合物に無水フタル酸、
無水コハク酸、無水トリメリット酸等の酸無水物を付加
させて得られるもの;p−スチレンカルボン酸、p−ス
チレンスルホン酸、p−ヒドロキシスチレン、2−(メ
タ)アクリロイルオキシエチルホスフェート等が挙げら
れる。なかでも、カルボキシル基またはフェノール性水
酸基を有する単量体を使用するのが好ましく、カルボキ
シル基を有する単量体が特に好ましい。
【0035】共重合可能な単量体としては、例えば、
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリ
ル酸ヘプシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)
アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ステアリルな
どの炭素原子数1〜22のアルキル基を持つ(メタ)ア
クリル酸エステル;(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸イソボロニル、(メタ)アクリ
ル酸ジシクロペンタニル、(メタ)アクリル酸ジシクロ
ペンテニルオキシエチル等の脂環式のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸エステル;テトラヒドロフルフリ
ルアルコールとεーカプロラクトン付加物の(メタ)ア
クリル酸エステル;
(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸
ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリ
ル酸ヘプシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)
アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸ステアリルな
どの炭素原子数1〜22のアルキル基を持つ(メタ)ア
クリル酸エステル;(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸イソボロニル、(メタ)アクリ
ル酸ジシクロペンタニル、(メタ)アクリル酸ジシクロ
ペンテニルオキシエチル等の脂環式のアルキル基を有す
る(メタ)アクリル酸エステル;テトラヒドロフルフリ
ルアルコールとεーカプロラクトン付加物の(メタ)ア
クリル酸エステル;
【0036】(メタ)アクリル酸ベンゾイルオキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸
フェニルエチル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸フェノキシジエチレングリコー
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキ
シプロピル等の芳香環を有する(メタ)アクリル酸エス
テル;(メタ)アクリル酸ヒドロキエチル、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸グリ
セロールなどのヒドロキシアルキル基を有する(メタ)
アクリル酸エステル;ラクトン変性(メタ)アクリル酸
ヒドロキシエチル;
ル、(メタ)アクリル酸ベンジル、(メタ)アクリル酸
フェニルエチル、(メタ)アクリル酸フェノキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸フェノキシジエチレングリコー
ル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ−3−フェノキ
シプロピル等の芳香環を有する(メタ)アクリル酸エス
テル;(メタ)アクリル酸ヒドロキエチル、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸グリ
セロールなどのヒドロキシアルキル基を有する(メタ)
アクリル酸エステル;ラクトン変性(メタ)アクリル酸
ヒドロキシエチル;
【0037】アクリルアミド、そのアルキド置換アミ
ド;フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジ
ブチル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジブチル、フ
マル酸メチルエチル、フマル酸メチルブチル、イタコン
酸メチルエチルなどの不飽和ジカルボン酸エステル;ス
チレン、α−メチルスチレン、クロロスチレンなどのス
チレン誘導体等が挙げられる。これら共重合可能な単量
体は、1種又は2種以上を組み合わせて使用することが
できる。
ド;フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル酸ジ
ブチル、イタコン酸ジメチル、イタコン酸ジブチル、フ
マル酸メチルエチル、フマル酸メチルブチル、イタコン
酸メチルエチルなどの不飽和ジカルボン酸エステル;ス
チレン、α−メチルスチレン、クロロスチレンなどのス
チレン誘導体等が挙げられる。これら共重合可能な単量
体は、1種又は2種以上を組み合わせて使用することが
できる。
【0038】前記共重合可能な単量体のうち、顔料の分
散性に優れる重合体(B)が得られることから、芳香環
を有する(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、(メ
タ)アクリル酸ベンジルが特に好ましい。
散性に優れる重合体(B)が得られることから、芳香環
を有する(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、(メ
タ)アクリル酸ベンジルが特に好ましい。
【0039】また、前記重合体(B)としては、耐熱
性、耐光性、透明性等に優れることから、シクロカーボ
ネート基含有単量体、酸性基含有単量体、および、必要
に応じて併用する共重合可能な単量体としてビニル系単
量体を主成分として用いて得られるビニル系重合体であ
ることが好ましく、なかでも、アクリル系単量体を主成
分として用いて得られるアクリル系重合体が、耐熱性、
耐光性、透明性等に優れることから、好ましい。
性、耐光性、透明性等に優れることから、シクロカーボ
ネート基含有単量体、酸性基含有単量体、および、必要
に応じて併用する共重合可能な単量体としてビニル系単
量体を主成分として用いて得られるビニル系重合体であ
ることが好ましく、なかでも、アクリル系単量体を主成
分として用いて得られるアクリル系重合体が、耐熱性、
耐光性、透明性等に優れることから、好ましい。
【0040】前記重合体(B)を製造する際の共重合の
形態は、特に制限されないが、例えば、触媒(重合開始
剤)の存在下に、ラジカル重合法により製造することが
できる。共重合の方法は塊状重合法、溶液重合法、懸濁
重合法、乳化重合法等の公知の方法を使用することがで
きる。得られる重合体(B)は、ランダム共重合体、ブ
ロック共重合体、グラフト共重合体等のいずれでもよ
い。
形態は、特に制限されないが、例えば、触媒(重合開始
剤)の存在下に、ラジカル重合法により製造することが
できる。共重合の方法は塊状重合法、溶液重合法、懸濁
重合法、乳化重合法等の公知の方法を使用することがで
きる。得られる重合体(B)は、ランダム共重合体、ブ
ロック共重合体、グラフト共重合体等のいずれでもよ
い。
【0041】ここで、溶液重合法等に用いることができ
る溶剤としては、前述した顔料分散組成物を作成する際
に使用できる溶剤(E)を挙げることができる。
る溶剤としては、前述した顔料分散組成物を作成する際
に使用できる溶剤(E)を挙げることができる。
【0042】触媒は、公知のラジカル重合開始剤を使用
することができ、例えば、2,2′−アゾビスイソブチ
ロニトリル、2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチル
バレロニトリル)、2,2′−アゾビス−(4−メトキ
シ−2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合
物、ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペルオキシ
ド、t−ブチルペルオキシピバレート、1,1′−ビス
−(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、t−アミ
ルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ヘキシ
ルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート等の有機過酸
化物や、過酸化水素等を挙げることができる。
することができ、例えば、2,2′−アゾビスイソブチ
ロニトリル、2,2′−アゾビス−(2,4−ジメチル
バレロニトリル)、2,2′−アゾビス−(4−メトキ
シ−2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾ化合
物、ベンゾイルペルオキシド、ラウロイルペルオキシ
ド、t−ブチルペルオキシピバレート、1,1′−ビス
−(t−ブチルペルオキシ)シクロヘキサン、t−アミ
ルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート、t−ヘキシ
ルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート等の有機過酸
化物や、過酸化水素等を挙げることができる。
【0043】重合体(B)を製造する際に用いるシクロ
カーボネート基含有単量体の使用割合は、特に限定され
ないが、なかでも、耐熱性、溶剤に対する溶解性、およ
び、顔料の分散性に優れる顔料分散レジストが得られる
ことから、シクロカーボネート基含有単量体、酸性基含
有単量体、および、必要に応じて併用する共重合可能な
単量体の合計100重量%に対して、1〜50重量%と
なる範囲が好ましく、2〜40重量%となる範囲が特に
好ましい。
カーボネート基含有単量体の使用割合は、特に限定され
ないが、なかでも、耐熱性、溶剤に対する溶解性、およ
び、顔料の分散性に優れる顔料分散レジストが得られる
ことから、シクロカーボネート基含有単量体、酸性基含
有単量体、および、必要に応じて併用する共重合可能な
単量体の合計100重量%に対して、1〜50重量%と
なる範囲が好ましく、2〜40重量%となる範囲が特に
好ましい。
【0044】また、重合体(B)を製造する際に用いる
酸基含有単量体の使用割合は、特に限定されないが、な
かでも、アルカリ現像液への適度な溶解性を有し、塗膜
のパターン形成が容易な顔料分散レジストが得られるこ
とから、シクロカーボネート基含有単量体、酸性基含有
単量体、および、必要に応じて併用する共重合可能な単
量体の合計100重量%に対して、3〜40重量%とな
る範囲が好ましく、5〜35重量%となる範囲が特に好
ましい。
酸基含有単量体の使用割合は、特に限定されないが、な
かでも、アルカリ現像液への適度な溶解性を有し、塗膜
のパターン形成が容易な顔料分散レジストが得られるこ
とから、シクロカーボネート基含有単量体、酸性基含有
単量体、および、必要に応じて併用する共重合可能な単
量体の合計100重量%に対して、3〜40重量%とな
る範囲が好ましく、5〜35重量%となる範囲が特に好
ましい。
【0045】さらに、重合体(B)を製造する際に共重
合可能な単量体を併用する場合、その使用割合は、特に
限定されないが、なかでも、シクロカーボネート基含有
単量体、酸性基含有単量体、および、必要に応じて併用
する共重合可能な単量体の合計100重量%に対して、
10〜96重量%となる範囲が好ましく、30〜90重
量%となる範囲が特に好ましい。
合可能な単量体を併用する場合、その使用割合は、特に
限定されないが、なかでも、シクロカーボネート基含有
単量体、酸性基含有単量体、および、必要に応じて併用
する共重合可能な単量体の合計100重量%に対して、
10〜96重量%となる範囲が好ましく、30〜90重
量%となる範囲が特に好ましい。
【0046】重合体(B)の酸価は、アルカリ現像液に
より現像ができる限り、特に限定されるものではない
が、20〜250mgKOH/gが好ましく、50〜1
50mgKOH/gが特に好ましい。
より現像ができる限り、特に限定されるものではない
が、20〜250mgKOH/gが好ましく、50〜1
50mgKOH/gが特に好ましい。
【0047】さらに、重合体(B)の分子量は、特に限
定されないが、耐熱性、耐光性、耐薬品性等の塗膜性能
が維持できることから、ポリスチレン換算で数平均分子
量(以下、Mnという。)が2,000以上であること
が好ましく、なかでも、粘度が適当で塗装作業性に優
れ、均一で良好な塗膜性能を付与できる顔料分散レジス
トが得られることから、3,000〜30,000である
ことが特に好ましい。
定されないが、耐熱性、耐光性、耐薬品性等の塗膜性能
が維持できることから、ポリスチレン換算で数平均分子
量(以下、Mnという。)が2,000以上であること
が好ましく、なかでも、粘度が適当で塗装作業性に優
れ、均一で良好な塗膜性能を付与できる顔料分散レジス
トが得られることから、3,000〜30,000である
ことが特に好ましい。
【0048】重量平均分子量(以下、Mwという。)と
Mnとの割合(Mw/Mn:分子量分布)は特に制限さ
れないが、6.0以下であることが好ましく、なかで
も、粘度が適当で塗装作業性に優れ、均一で良好な塗膜
性能を付与でき、アルカリ現像液への溶解性にも優れる
顔料分散レジストが得られることから、5.0以下であ
ることが特に好ましい。
Mnとの割合(Mw/Mn:分子量分布)は特に制限さ
れないが、6.0以下であることが好ましく、なかで
も、粘度が適当で塗装作業性に優れ、均一で良好な塗膜
性能を付与でき、アルカリ現像液への溶解性にも優れる
顔料分散レジストが得られることから、5.0以下であ
ることが特に好ましい。
【0049】次に、化合物(C)について説明する。化
合物(C)としては、例えば、トリメチロールエタント
リアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパンジアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールペンタ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、トリ(アク
リロイルオキシエチル)イソシアヌレート、トリ(アク
リロイルオキシエチル)シアヌレート、グリセリントリ
(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレー
ト、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
合物(C)としては、例えば、トリメチロールエタント
リアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパンジアクリレート、ネオペ
ンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリ
スリトールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールペンタ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオール
ジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ
(アクリロイルオキシプロピル)エーテル、トリ(アク
リロイルオキシエチル)イソシアヌレート、トリ(アク
リロイルオキシエチル)シアヌレート、グリセリントリ
(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレー
ト、ウレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メ
タ)アクリレート等が挙げられる。
【0050】前記エポキシ(メタ)アクリレートとして
は、例えば、フェノール・ノボラック型エポキシ樹脂、
クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂と(メタ)アクリ
ル酸の反応物等が挙げられる。
は、例えば、フェノール・ノボラック型エポキシ樹脂、
クレゾール・ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂等のエポキシ樹脂と(メタ)アクリ
ル酸の反応物等が挙げられる。
【0051】また、前記ウレタン(メタ)アクリレート
としては、例えば、ポリオール類(例えば、エチレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェノ
ールAのポリエトキシジオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリブタジエンポリオール、ポリカーボネートポリ
オール等)と、有機ポリイソシアネート類(例えば、ト
リレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート等)と、水酸基含有(メタ)アクリレート
類(例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,
4-ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート等)との
反応物などが挙げられる。
としては、例えば、ポリオール類(例えば、エチレング
リコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコール、ポリテトラメチレングリコール、ビスフェノ
ールAのポリエトキシジオール、ポリエステルポリオー
ル、ポリブタジエンポリオール、ポリカーボネートポリ
オール等)と、有機ポリイソシアネート類(例えば、ト
リレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート等)と、水酸基含有(メタ)アクリレート
類(例えば、2-ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、2-ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、1,
4-ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート等)との
反応物などが挙げられる。
【0052】さらに、ポリエステル(メタ)アクリレー
トとしては、例えば、多塩基酸化合物又はその無水物と
ポリオール類との反応物であるポリエステルポリオール
類と(メタ)アクリル酸との反応物などが挙げられる。
ここで用いる多塩基酸化合物又はその無水物としては、
例えば、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、イソフタ
ル酸、フタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル
酸、ヘキサヒドロフタル酸及びこれらの無水物等が挙げ
られ、ポリオール類としては、例えば、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、3-メチル-1,5-ペンタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6-ヘキサン
ジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール等が挙げられる。
トとしては、例えば、多塩基酸化合物又はその無水物と
ポリオール類との反応物であるポリエステルポリオール
類と(メタ)アクリル酸との反応物などが挙げられる。
ここで用いる多塩基酸化合物又はその無水物としては、
例えば、マレイン酸、コハク酸、アジピン酸、イソフタ
ル酸、フタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロフタル
酸、ヘキサヒドロフタル酸及びこれらの無水物等が挙げ
られ、ポリオール類としては、例えば、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、3-メチル-1,5-ペンタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6-ヘキサン
ジオール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリト
ール等が挙げられる。
【0053】本発明においては、上記化合物(C)の中
でも、(メタ)アクリロイル基を2〜8個有する化合物
が好ましく、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリ
レートが、光硬化の感度に優れる顔料分散レジストが得
られることから特に好ましい。これらの化合物(C)
は、単独で用いることも、2種以上を混合して使用する
こともできる。
でも、(メタ)アクリロイル基を2〜8個有する化合物
が好ましく、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリ
レート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリ
レートが、光硬化の感度に優れる顔料分散レジストが得
られることから特に好ましい。これらの化合物(C)
は、単独で用いることも、2種以上を混合して使用する
こともできる。
【0054】化合物(C)の配合率は、現像性が良好
で、光硬化性に優れる顔料分散レジストがえられること
から、重合体(B)100重量部に対して25〜150
重量部の範囲が好ましく、なかでも、50〜150重量
部の範囲が特に好ましい。化合物(C)そのものは、ア
ルカリに不溶であっても、これを顔料分散組成物ととも
に重合体(B)と混合し、さらに必要に応じて、溶剤
(E)、光重合開始剤(F)、その他の成分等を添加し
て顔料分散レジストを調製し、フォトリソグラフィー法
に使用した場合は、該顔料分散レジスト塗膜の紫外線や
可視光が照射された部分は、光硬化してアルカリ現像液
に不溶となるが、照射されなかった部分はアルカリ現像
液に溶解除去されて現像される。
で、光硬化性に優れる顔料分散レジストがえられること
から、重合体(B)100重量部に対して25〜150
重量部の範囲が好ましく、なかでも、50〜150重量
部の範囲が特に好ましい。化合物(C)そのものは、ア
ルカリに不溶であっても、これを顔料分散組成物ととも
に重合体(B)と混合し、さらに必要に応じて、溶剤
(E)、光重合開始剤(F)、その他の成分等を添加し
て顔料分散レジストを調製し、フォトリソグラフィー法
に使用した場合は、該顔料分散レジスト塗膜の紫外線や
可視光が照射された部分は、光硬化してアルカリ現像液
に不溶となるが、照射されなかった部分はアルカリ現像
液に溶解除去されて現像される。
【0055】光重合開始剤(F)としては、各種の光重
合開始剤が使用でき、例えば、ベンゾフェノン、4,
4′−ビスメチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーズケ
トン等のベンゾフェノ類;キサントン、チオキサントン
等のキサントン類;p−ジメチルアミノアセトフェノ
ン、ベンジル−4−ジメチルアミノベンゾエート、4−
ビス−トリクロロメチル−6−(4−エトキシ)フェニ
ル−S−トリアジン、2−アミルアントラキノン、β−
クロルアントラキノン、ビイミダゾールなどが挙げられ
る。
合開始剤が使用でき、例えば、ベンゾフェノン、4,
4′−ビスメチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーズケ
トン等のベンゾフェノ類;キサントン、チオキサントン
等のキサントン類;p−ジメチルアミノアセトフェノ
ン、ベンジル−4−ジメチルアミノベンゾエート、4−
ビス−トリクロロメチル−6−(4−エトキシ)フェニ
ル−S−トリアジン、2−アミルアントラキノン、β−
クロルアントラキノン、ビイミダゾールなどが挙げられ
る。
【0056】光重合開始剤(F)として市販されている
ものとしては、例えば、チバスペシャルティーケミカル
ズ社製「イルガキュア−184」、「イルガキュア−3
69」、「ダロキュア−1173」、BASF社製「ル
シリン−TPO」、日本化薬社製「カヤキュアーDET
X」、「カヤキュアーOA」、ストーファー社製「バイ
キュアー10」、「バイキュアー55」、アクゾー社製
「トリゴナールPI」、サンド社製「サンドレー100
0」、アップジョン社製「デープ」、黒金化成社製「ビ
イミダゾール」などが挙げられる。
ものとしては、例えば、チバスペシャルティーケミカル
ズ社製「イルガキュア−184」、「イルガキュア−3
69」、「ダロキュア−1173」、BASF社製「ル
シリン−TPO」、日本化薬社製「カヤキュアーDET
X」、「カヤキュアーOA」、ストーファー社製「バイ
キュアー10」、「バイキュアー55」、アクゾー社製
「トリゴナールPI」、サンド社製「サンドレー100
0」、アップジョン社製「デープ」、黒金化成社製「ビ
イミダゾール」などが挙げられる。
【0057】また、前記光重合開始剤(F)に各種の光
増感剤を併用することもできる。光増感剤としては、例
えば、アミン類、尿素類、硫黄原子を有する化合物、燐
原子を有する化合物、塩素原子を有する化合物、ニトリ
ル類、その他の窒素原子を有する化合物等が挙げられ
る。これらは、単独で用いることも、2種以上を組み合
わせて用いることもできる。
増感剤を併用することもできる。光増感剤としては、例
えば、アミン類、尿素類、硫黄原子を有する化合物、燐
原子を有する化合物、塩素原子を有する化合物、ニトリ
ル類、その他の窒素原子を有する化合物等が挙げられ
る。これらは、単独で用いることも、2種以上を組み合
わせて用いることもできる。
【0058】光重合開始剤(F)の配合率は、特に限定
されるものではないが、光硬化時の感光度が高く、顔料
分散レジストの塗膜を乾燥させたときの光重合開始剤
(F)の結晶の析出による塗膜物性の劣化を防止できる
ことから、化合物(C)100重量部に対して0.1〜
30重量部の範囲が好ましい。
されるものではないが、光硬化時の感光度が高く、顔料
分散レジストの塗膜を乾燥させたときの光重合開始剤
(F)の結晶の析出による塗膜物性の劣化を防止できる
ことから、化合物(C)100重量部に対して0.1〜
30重量部の範囲が好ましい。
【0059】また、本発明の顔料分散レジストには、シ
クロカーボネート基を開環し架橋反応を促進させるた
め、開環触媒を使用することができる。開環触媒として
は、各種のシクロカーボネート基開環触媒やエポキシ基
開環触媒が使用できる。
クロカーボネート基を開環し架橋反応を促進させるた
め、開環触媒を使用することができる。開環触媒として
は、各種のシクロカーボネート基開環触媒やエポキシ基
開環触媒が使用できる。
【0060】さらに、本発明の顔料分散レジストには、
必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、顔料
誘導体、染料、樹脂、カップリング剤、レベリング剤、
消泡剤、酸化防止剤、安定剤等、公知慣用の添加剤を添
加することができる。
必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で、顔料
誘導体、染料、樹脂、カップリング剤、レベリング剤、
消泡剤、酸化防止剤、安定剤等、公知慣用の添加剤を添
加することができる。
【0061】本発明の顔料分散レジストの配合として
は、顔料(A)と重合体(B)と化合物(C)と顔料分
散剤(D)と溶剤(E)と光重合開始剤(F)とを含有
してなり、かつ、顔料(A)の含有率が4〜12重量%
で、重合体(B)の含有率が3〜15重量%で、化合物
(C)の含有率が0.8〜23重量%で、しかも、不揮
発分の合計の含有率が20〜30重量%であるものが好
ましく、さらに、顔料分散剤(D)の含有率が0.8〜
9重量%で、光重合開始剤(F)の含有率が0.1〜7
重量%であるものが特に好ましい。
は、顔料(A)と重合体(B)と化合物(C)と顔料分
散剤(D)と溶剤(E)と光重合開始剤(F)とを含有
してなり、かつ、顔料(A)の含有率が4〜12重量%
で、重合体(B)の含有率が3〜15重量%で、化合物
(C)の含有率が0.8〜23重量%で、しかも、不揮
発分の合計の含有率が20〜30重量%であるものが好
ましく、さらに、顔料分散剤(D)の含有率が0.8〜
9重量%で、光重合開始剤(F)の含有率が0.1〜7
重量%であるものが特に好ましい。
【0062】一般に、カラーフィルターは以下の工程を
経て作成される。顔料分散レジストを、カラーフィルタ
ー用基板のブラックマトリックスを設けた側全面に塗
布、加熱乾燥(プリベーク)した後、フォトマスクを通
して紫外線あるいは可視光を照射し、現像することによ
って、画素部に顔料分散レジストの光硬化塗膜層を形成
する。その後必要に応じて、加熱処理(ポストベーク)
して該顔料分散レジストの光硬化塗膜層をさらに熱硬化
させることもできる。各色ごとに同様の操作を3回繰り
返して、所定の位置に赤色、緑色、青色(あるいは、シ
アン、マジェンタ、イエロー)の画素を有するカラーフ
ィルターを作成する。
経て作成される。顔料分散レジストを、カラーフィルタ
ー用基板のブラックマトリックスを設けた側全面に塗
布、加熱乾燥(プリベーク)した後、フォトマスクを通
して紫外線あるいは可視光を照射し、現像することによ
って、画素部に顔料分散レジストの光硬化塗膜層を形成
する。その後必要に応じて、加熱処理(ポストベーク)
して該顔料分散レジストの光硬化塗膜層をさらに熱硬化
させることもできる。各色ごとに同様の操作を3回繰り
返して、所定の位置に赤色、緑色、青色(あるいは、シ
アン、マジェンタ、イエロー)の画素を有するカラーフ
ィルターを作成する。
【0063】以下に、本発明のカラーフィルターの製造
方法を、上記一般的な製造方法を例として、工程順にさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
方法を、上記一般的な製造方法を例として、工程順にさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
【0064】本発明の顔料分散レジストをカラーフィル
ター用基板表面に塗布する方法については、特に限定は
ない。塗布方法としては、例えば、印刷法、スプレー
法、ロールコート法、バーコート法、カーテンコート
法、スピンコート法等の方法を用いることができる。
ター用基板表面に塗布する方法については、特に限定は
ない。塗布方法としては、例えば、印刷法、スプレー
法、ロールコート法、バーコート法、カーテンコート
法、スピンコート法等の方法を用いることができる。
【0065】カラーフィルター用基板に塗布した顔料分
散レジストの塗膜の乾燥条件は、各成分の種類、配合割
合等によっても異なるが、通常50〜150℃で、1〜
15分間程度である。
散レジストの塗膜の乾燥条件は、各成分の種類、配合割
合等によっても異なるが、通常50〜150℃で、1〜
15分間程度である。
【0066】顔料分散レジスト塗膜の光硬化に用いる光
としては、各種のエネルギー線が使用できるが、200
〜500nmの波長範囲の紫外線あるいは可視光を使用
するのが好ましい。なかでも、波長が短く、エネルギー
の高い紫外線を使用するのが特に好ましい。紫外線ある
いは可視光の光源としては、フォトファブリケーション
の分野で広く使用されているものを使用することがで
き、例えば、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧
水銀ランプ、メタルハライドランプ、ケミカルランプ、
ブラックライトランプ、水銀−キセノンランプ、エキシ
マーランプ、ショートアーク灯、ヘリウム・カドミウム
レーザー、アルゴンレーザー、Nd−YAGレーザーを
用いたTHGやFHG光レーザーなどが挙げられる。光
源としてレーザーを使用した場合は、フォトマスクを使
用しないで、顔料分散レジスト塗膜に直接画素パターン
を描画することができる。
としては、各種のエネルギー線が使用できるが、200
〜500nmの波長範囲の紫外線あるいは可視光を使用
するのが好ましい。なかでも、波長が短く、エネルギー
の高い紫外線を使用するのが特に好ましい。紫外線ある
いは可視光の光源としては、フォトファブリケーション
の分野で広く使用されているものを使用することがで
き、例えば、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高圧
水銀ランプ、メタルハライドランプ、ケミカルランプ、
ブラックライトランプ、水銀−キセノンランプ、エキシ
マーランプ、ショートアーク灯、ヘリウム・カドミウム
レーザー、アルゴンレーザー、Nd−YAGレーザーを
用いたTHGやFHG光レーザーなどが挙げられる。光
源としてレーザーを使用した場合は、フォトマスクを使
用しないで、顔料分散レジスト塗膜に直接画素パターン
を描画することができる。
【0067】本発明の顔料分散レジストは、上記の光だ
けではなく、電子線に対しても感度を有するので、レー
ザーと同様に、電子線で顔料分散レジスト塗膜に直接画
素パターンを描画することもできる。この場合は、前記
光硬化性組成物中に必ずしも光重合開始剤(F)を配合
する必要はない。
けではなく、電子線に対しても感度を有するので、レー
ザーと同様に、電子線で顔料分散レジスト塗膜に直接画
素パターンを描画することもできる。この場合は、前記
光硬化性組成物中に必ずしも光重合開始剤(F)を配合
する必要はない。
【0068】顔料分散レジストの塗膜に光照射して画素
パターンを焼き付けた後、現像する際に用いるアルカリ
現像液としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウム、トリメチルアンモニウムヒド
ロキシドなどの水溶液などを使用することができる。該
アルカリ現像液中に、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等の水溶性有機溶剤、界面活性剤を適当量添
加してもよい。
パターンを焼き付けた後、現像する際に用いるアルカリ
現像液としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸ナトリウム、トリメチルアンモニウムヒド
ロキシドなどの水溶液などを使用することができる。該
アルカリ現像液中に、メタノール、エタノール、イソプ
ロパノール等の水溶性有機溶剤、界面活性剤を適当量添
加してもよい。
【0069】現像方法は、液盛り法、ディッピング法、
スプレー法等のいずれでもよい。現像後は、水洗し、乾
燥させる。
スプレー法等のいずれでもよい。現像後は、水洗し、乾
燥させる。
【0070】本発明の顔料分散レジストは、緑色画素部
用であるが、一般には、得られた光硬化塗膜層を有する
基板を、ホットプレート、オーブン等の加熱装置によ
り、100〜280℃で、所定時間加熱処理(ポストベ
ーク)することによって、塗膜中の揮発性成分を除去す
ると同時に、顔料分散レジストの光硬化塗膜中に残存す
る未反応のエチレン性不飽和二重結合を熱硬化させ、各
色ごとに同様の操作を3回繰り返し、所定の位置の画素
部に、それぞれ赤色、緑色、青色の顔料分散レジストの
光硬化塗膜層を有するカラーフィルターを作成する。
用であるが、一般には、得られた光硬化塗膜層を有する
基板を、ホットプレート、オーブン等の加熱装置によ
り、100〜280℃で、所定時間加熱処理(ポストベ
ーク)することによって、塗膜中の揮発性成分を除去す
ると同時に、顔料分散レジストの光硬化塗膜中に残存す
る未反応のエチレン性不飽和二重結合を熱硬化させ、各
色ごとに同様の操作を3回繰り返し、所定の位置の画素
部に、それぞれ赤色、緑色、青色の顔料分散レジストの
光硬化塗膜層を有するカラーフィルターを作成する。
【0071】上記工程を経て得られる本発明のカラーフ
ィルターの緑色画素部は、透明性、色純度、色濃度に優
れている。
ィルターの緑色画素部は、透明性、色純度、色濃度に優
れている。
【0072】
【実施例】以下に、実施例および比較例を示して本発明
をさらに詳細に説明する。なお、「部」および「%」
は、特に断りがない限り、それぞれ「重量部」および
「重量%」を表す。
をさらに詳細に説明する。なお、「部」および「%」
は、特に断りがない限り、それぞれ「重量部」および
「重量%」を表す。
【0073】製造例1〔重合体(B)の調製〕
温度計、環流冷却管、撹拌機および窒素ガス導入口を備
えた四つ口フラスコに、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート(以下、PGMAcと略記す
る。)425.0部を仕込み、撹拌しながら90℃まで
昇温したのち、2,3−カーボネートプロピルメタクリ
レート(以下、CPMAと略記する。)82.0部、メ
タクリル酸38.0部、ベンジルメタクリレート(以
下、BZMAと略記する。)210.0部、PGMAc
97.0部およびt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサネート(以下、P−Oと略記する。)16.5部の
混合溶解物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、90
℃に2時間保持したのち、P−O1.7部を加え、さら
に同温度で7時間反応させて、樹脂固形分の酸価(試料
1g中に存在する酸分を規定の方法に基き、中和するの
に要した水酸化カリウムのミリグラム数)が75mgK
OH/gの重合体溶液(B−1)を得た。得られた重合
体溶液(B−1)の不揮発分(107.5℃、1時間乾
燥後の残留樹脂重量%)は40.7%、ガードナー粘度
はT〜Uで、ポリスチレン換算の数平均分子量は5,3
00、Mw/Mnは2.29であった。
えた四つ口フラスコに、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート(以下、PGMAcと略記す
る。)425.0部を仕込み、撹拌しながら90℃まで
昇温したのち、2,3−カーボネートプロピルメタクリ
レート(以下、CPMAと略記する。)82.0部、メ
タクリル酸38.0部、ベンジルメタクリレート(以
下、BZMAと略記する。)210.0部、PGMAc
97.0部およびt−ブチルパーオキシ−2−エチルヘ
キサネート(以下、P−Oと略記する。)16.5部の
混合溶解物を1時間かけて滴下した。滴下終了後、90
℃に2時間保持したのち、P−O1.7部を加え、さら
に同温度で7時間反応させて、樹脂固形分の酸価(試料
1g中に存在する酸分を規定の方法に基き、中和するの
に要した水酸化カリウムのミリグラム数)が75mgK
OH/gの重合体溶液(B−1)を得た。得られた重合
体溶液(B−1)の不揮発分(107.5℃、1時間乾
燥後の残留樹脂重量%)は40.7%、ガードナー粘度
はT〜Uで、ポリスチレン換算の数平均分子量は5,3
00、Mw/Mnは2.29であった。
【0074】比較製造例1(比較用共重合体の調製)
滴下する混合溶解物を、メタクリル酸38.0部、BZ
MA282.0部、PGMAc97.0部およびP−O
16.5部の混合溶解物に変更した以外は製造例1と同
様にして、樹脂固形分の酸価が75mgKOH/gの比
較用共重合体溶液(H−1)を得た。得られた共重合体
溶液の不揮発分は40.7%、ガードナー粘度がH、そ
して数平均分子量が4,800であり、Mw/Mnは
2.40であった。
MA282.0部、PGMAc97.0部およびP−O
16.5部の混合溶解物に変更した以外は製造例1と同
様にして、樹脂固形分の酸価が75mgKOH/gの比
較用共重合体溶液(H−1)を得た。得られた共重合体
溶液の不揮発分は40.7%、ガードナー粘度がH、そ
して数平均分子量が4,800であり、Mw/Mnは
2.40であった。
【0075】実施例1
直径0.5mmのジルコニアビーズを仕込んだ五十嵐機
械製造社製高速分散機「TSC−6H」に、平均一次粒
子径が40nmで、下記平均組成のハロゲン化亜鉛フタ
ロシアニン15部、ビックケミー社製アクリル系分散剤
「BYK−2001」4.5部およびPGMAc80.
5部を仕込み、毎分2000回転で8時間攪拌して、緑
色顔料分散組成物(G−1)を得た。
械製造社製高速分散機「TSC−6H」に、平均一次粒
子径が40nmで、下記平均組成のハロゲン化亜鉛フタ
ロシアニン15部、ビックケミー社製アクリル系分散剤
「BYK−2001」4.5部およびPGMAc80.
5部を仕込み、毎分2000回転で8時間攪拌して、緑
色顔料分散組成物(G−1)を得た。
【0076】<ハロゲン化亜鉛フタロシアニンの平均組
成>前記一般式(1)において、M、Y、Xおよびmが
以下のとおりである。 M:Zn Y:なし(n=0) X:臭素原子(置換数13)、塩素原子(置換数2) m:15
成>前記一般式(1)において、M、Y、Xおよびmが
以下のとおりである。 M:Zn Y:なし(n=0) X:臭素原子(置換数13)、塩素原子(置換数2) m:15
【0077】次いで、直径0.5mmのジルコニアビー
ズを仕込んだ高速分散機「TSC−6H」に、平均一次
粒子径が40nmのC.I.ピグメントイエロー150
15部、ビックケミー社製アクリル系分散剤「BYK
−2001」4.5部およびPGMAc80.5部を仕
込み、毎分2000回転で8時間攪拌して、黄色顔料分
散組成物(Y−1)を得た。
ズを仕込んだ高速分散機「TSC−6H」に、平均一次
粒子径が40nmのC.I.ピグメントイエロー150
15部、ビックケミー社製アクリル系分散剤「BYK
−2001」4.5部およびPGMAc80.5部を仕
込み、毎分2000回転で8時間攪拌して、黄色顔料分
散組成物(Y−1)を得た。
【0078】緑色顔料分散組成物(G−1)53部と黄
色顔料組成物(Y−1)47部を混合して、本発明で用
いるカラーフィルター用顔料分散組成物を得た。
色顔料組成物(Y−1)47部を混合して、本発明で用
いるカラーフィルター用顔料分散組成物を得た。
【0079】該カラーフィルター用顔料分散組成物10
0部、重合体溶液(B−1)31.3部、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレート(以下、DPHAと略記
する。)12.5部、チバスペシャルティーケミカルズ
社製光重合開始剤「イルガキュアー#369」0.3部
およびPGMAc17.1部を混合した後、孔径1.0
μmのフィルターを用いてろ過して、本発明のカラーフ
ィルター用顔料分散レジストを得た。
0部、重合体溶液(B−1)31.3部、ジペンタエリ
スリトールヘキサアクリレート(以下、DPHAと略記
する。)12.5部、チバスペシャルティーケミカルズ
社製光重合開始剤「イルガキュアー#369」0.3部
およびPGMAc17.1部を混合した後、孔径1.0
μmのフィルターを用いてろ過して、本発明のカラーフ
ィルター用顔料分散レジストを得た。
【0080】実施例2
ハロゲン化亜鉛フタロシアニン15部の代わりに、下記
平均組成のハロゲン化ニッケルフタロシアニン15部を
使用した以外は実施例1と同様にして、緑色顔料分散組
成物(G−2)およびを得た。
平均組成のハロゲン化ニッケルフタロシアニン15部を
使用した以外は実施例1と同様にして、緑色顔料分散組
成物(G−2)およびを得た。
【0081】<ハロゲン化ニッケルフタロシアニンの平
均組成>前記一般式(1)において、M、Y、Xおよび
mが以下のとおりである。 M:Ni Y:なし(n=0) X:臭素原子(置換数13)、塩素原子(置換数2) m:15
均組成>前記一般式(1)において、M、Y、Xおよび
mが以下のとおりである。 M:Ni Y:なし(n=0) X:臭素原子(置換数13)、塩素原子(置換数2) m:15
【0082】緑色顔料組成物(G−2)45部と、実施
例1で得た黄色顔料組成物(Y−1)55部を混合し
て、本発明に用いるカラーフィルター用顔料分散組成物
を得た。
例1で得た黄色顔料組成物(Y−1)55部を混合し
て、本発明に用いるカラーフィルター用顔料分散組成物
を得た。
【0083】次いで、該カラーフィルター用顔料分散組
成物100部、重合体溶液(B−1)31.3部、DP
HA12.5部、「イルガキュアー#369」0.3部
およびPGMAc17.1部を混合した後、孔径1.0
μmのフィルターを用いてろ過し、本発明のカラーフィ
ルター用顔料分散レジストを得た。
成物100部、重合体溶液(B−1)31.3部、DP
HA12.5部、「イルガキュアー#369」0.3部
およびPGMAc17.1部を混合した後、孔径1.0
μmのフィルターを用いてろ過し、本発明のカラーフィ
ルター用顔料分散レジストを得た。
【0084】比較例1
ハロゲン化亜鉛フタロシアニン15部の代わりに、下記
平均組成のハロゲン化銅フタロシアニン15部を使用し
た以外は実施例1と同様にして緑色顔料分散組成物(G
−3)を得た。
平均組成のハロゲン化銅フタロシアニン15部を使用し
た以外は実施例1と同様にして緑色顔料分散組成物(G
−3)を得た。
【0085】<ハロゲン化銅フタロシアニンの平均組成
>前記一般式(1)において、M、Y、Xおよびmが以
下のとおりである。 M:Cu Y:なし(n=0) X:臭素原子(置換数13)、塩素原子(置換数2) m:15
>前記一般式(1)において、M、Y、Xおよびmが以
下のとおりである。 M:Cu Y:なし(n=0) X:臭素原子(置換数13)、塩素原子(置換数2) m:15
【0086】次いで、緑色顔料分散組成物(G−3)6
0部、実施例1で得た黄色顔料分散組成物(Y−1)4
0部、大日本インキ化学工業社製カルボキシル基含有ア
ルカリ可溶性アクリル系樹脂「エクセディックLC−2
95」31.3部、DPHA12.5部、「イルガキュ
アー#369」0.3部およびPGMAc17.1部を
混合した後、孔径1.0μmのフィルターを用いてろ過
し、比較用の顔料分散レジストを得た。
0部、実施例1で得た黄色顔料分散組成物(Y−1)4
0部、大日本インキ化学工業社製カルボキシル基含有ア
ルカリ可溶性アクリル系樹脂「エクセディックLC−2
95」31.3部、DPHA12.5部、「イルガキュ
アー#369」0.3部およびPGMAc17.1部を
混合した後、孔径1.0μmのフィルターを用いてろ過
し、比較用の顔料分散レジストを得た。
【0087】比較例2
重合体溶液(B−1)の代わりに、共重合体溶液(H−
1)を使用した以外は実施例1と同様にして、比較用の
顔料分散レジストを得た。
1)を使用した以外は実施例1と同様にして、比較用の
顔料分散レジストを得た。
【0088】試験例1〜2および比較試験例1〜2
上記の実施例1、2で得た本発明のカラーフィルター用
顔料分散レジスト、および、比較例1、2で得た比較用
の顔料分散レジストについて、下記の試験を行い、結果
と評価を第1表および図1に示した。
顔料分散レジスト、および、比較例1、2で得た比較用
の顔料分散レジストについて、下記の試験を行い、結果
と評価を第1表および図1に示した。
【0089】<顔料分散レジスト硬化塗膜層の色濃度試
験>各顔料分散レジストをガラス板上に滴下し、スピン
コーターを用いて、ポストベーク後の顔料分散レジスト
硬化塗膜層のCIE発色系色度におけるx値およびy値
が、x=0.260およびy=0.630となるように
回転塗布した後、60℃で5分間予備乾燥、プリベーク
して、顔料分散レジスト塗膜層を形成した。得られた各
顔料分散レジスト塗膜層に、カラーフィルター用フォト
マスクを通して、高圧水銀灯を用いて0.1J/cm2
の光を照射した後、純水で30重量倍に希釈し、30
℃に保持したアイテス社製アルカリ現像液「IDI9A
I」(テトラメチルアンモニウムヒドロキシド系現像
液)中に浸漬して、未露光部の顔料分散レジスト塗膜を
容出させ、現像した。洗液が中性になるまで純水で洗浄
し、風乾し、その後さらに250℃で30分間ポストベ
ークして、顔料分散レジストの光硬化塗膜層中に残存す
る未反応のDPHAを熱硬化させて、色濃度試験用試料
を作製した。なお、顔料分散レジスト硬化塗膜層のCI
E発色系色度は、オリンパス社製顕微分光測光装置「O
SP−SP−200」を使用して測定した。
験>各顔料分散レジストをガラス板上に滴下し、スピン
コーターを用いて、ポストベーク後の顔料分散レジスト
硬化塗膜層のCIE発色系色度におけるx値およびy値
が、x=0.260およびy=0.630となるように
回転塗布した後、60℃で5分間予備乾燥、プリベーク
して、顔料分散レジスト塗膜層を形成した。得られた各
顔料分散レジスト塗膜層に、カラーフィルター用フォト
マスクを通して、高圧水銀灯を用いて0.1J/cm2
の光を照射した後、純水で30重量倍に希釈し、30
℃に保持したアイテス社製アルカリ現像液「IDI9A
I」(テトラメチルアンモニウムヒドロキシド系現像
液)中に浸漬して、未露光部の顔料分散レジスト塗膜を
容出させ、現像した。洗液が中性になるまで純水で洗浄
し、風乾し、その後さらに250℃で30分間ポストベ
ークして、顔料分散レジストの光硬化塗膜層中に残存す
る未反応のDPHAを熱硬化させて、色濃度試験用試料
を作製した。なお、顔料分散レジスト硬化塗膜層のCI
E発色系色度は、オリンパス社製顕微分光測光装置「O
SP−SP−200」を使用して測定した。
【0090】各色濃度試験用試料について、ポストベー
ク後の顔料分散レジスト硬化塗膜層の膜厚を、日本真空
技術社製表面形状測定装置「DEKTAK3」を使用し
て測定した。x=0.260、y=0.630となる膜
厚が薄いほど、色濃度が高いと評価した。結果を第1表
に示した。
ク後の顔料分散レジスト硬化塗膜層の膜厚を、日本真空
技術社製表面形状測定装置「DEKTAK3」を使用し
て測定した。x=0.260、y=0.630となる膜
厚が薄いほど、色濃度が高いと評価した。結果を第1表
に示した。
【0091】<顔料分散レジスト硬化塗膜層の透明性試
験>前記色濃度試験用試料の顔料分散レジスト硬化塗膜
層について、顕微分光測光装置「OSP−SP−20
0」を用いて、CIE発色系色度におけるY値を測定し
た。Y値が大きいほど、透明性が高いと評価した。結果
を第1表に示した。
験>前記色濃度試験用試料の顔料分散レジスト硬化塗膜
層について、顕微分光測光装置「OSP−SP−20
0」を用いて、CIE発色系色度におけるY値を測定し
た。Y値が大きいほど、透明性が高いと評価した。結果
を第1表に示した。
【0092】<顔料分散レジスト硬化塗膜層の色純度試
験>各顔料分散レジストをガラス板上に滴下し、スピン
コーターを用いて回転塗布し、以後の工程は、色濃度試
験用試料の作製方法と同様にして、ポストベーク後の顔
料分散レジスト硬化塗膜層の膜厚が、それぞれ2.0、
2.5、3.0μmの色純度試験用試料を作製した。
験>各顔料分散レジストをガラス板上に滴下し、スピン
コーターを用いて回転塗布し、以後の工程は、色濃度試
験用試料の作製方法と同様にして、ポストベーク後の顔
料分散レジスト硬化塗膜層の膜厚が、それぞれ2.0、
2.5、3.0μmの色純度試験用試料を作製した。
【0093】色純度試験用試料の顔料分散レジスト硬化
塗膜層について、顕微分光測光装置「OSP−SP−2
00」を用いてCIE発色系におけるy値を測定した。
結果を図1に示した。y値が高いほど、色純度が高いと
評価した。
塗膜層について、顕微分光測光装置「OSP−SP−2
00」を用いてCIE発色系におけるy値を測定した。
結果を図1に示した。y値が高いほど、色純度が高いと
評価した。
【0094】<顔料分散レジスト硬化塗膜層の耐熱性試
験>前記色濃度試験用試料の顔料分散レジスト硬化塗膜
層について、顕微分光測光装置「OSP−SP−20
0」を用いて、CIE発色系色度におけるY値を測定し
た(この場合のY値をY1とする)。次いで、前記硬化
塗膜を280℃で30分間加熱した後に、前記の装置を
用いて硬化塗膜のY値を測定した(この場合のY値をY
2とする)。Y1とY2との差ΔYにより硬化塗膜の耐
熱性を評価した。このΔYが0.5未満のものを○、
0.5以上のものを×とした。
験>前記色濃度試験用試料の顔料分散レジスト硬化塗膜
層について、顕微分光測光装置「OSP−SP−20
0」を用いて、CIE発色系色度におけるY値を測定し
た(この場合のY値をY1とする)。次いで、前記硬化
塗膜を280℃で30分間加熱した後に、前記の装置を
用いて硬化塗膜のY値を測定した(この場合のY値をY
2とする)。Y1とY2との差ΔYにより硬化塗膜の耐
熱性を評価した。このΔYが0.5未満のものを○、
0.5以上のものを×とした。
【0095】
【表1】
【0096】第1表の結果において、顔料(A)、重合
体(B)および化合物(C)を使用した顔料分散レジス
ト硬化塗膜層を有するカラーフィルターの緑色画素部
は、ハロゲン化銅フタロシアニンと黄色顔料を使用した
場合と比べて、x=0.260、y=0.630となる
膜厚が薄いことから色濃度に優れており、Y値が大きい
ことから透明性が高いことが明らかである。
体(B)および化合物(C)を使用した顔料分散レジス
ト硬化塗膜層を有するカラーフィルターの緑色画素部
は、ハロゲン化銅フタロシアニンと黄色顔料を使用した
場合と比べて、x=0.260、y=0.630となる
膜厚が薄いことから色濃度に優れており、Y値が大きい
ことから透明性が高いことが明らかである。
【0097】また、図1において、顔料(A)、重合体
(B)および化合物(C)を使用した顔料分散レジスト
硬化塗膜層を有するカラーフィルターの緑色画素部は、
ハロゲン化銅フタロシアニンと黄色顔料を使用した場合
と比べて、同一膜厚においてy値が大きいことから、色
純度においても優れていることが明らかである。
(B)および化合物(C)を使用した顔料分散レジスト
硬化塗膜層を有するカラーフィルターの緑色画素部は、
ハロゲン化銅フタロシアニンと黄色顔料を使用した場合
と比べて、同一膜厚においてy値が大きいことから、色
純度においても優れていることが明らかである。
【0098】さらに、第1表の結果において、顔料
(A)、重合体(B)および化合物(C)を使用した顔
料分散レジスト硬化塗膜層を有するカラーフィルターの
緑色画素部は、シクロカーボネート基を含有しない比較
用共重合体を使用した場合と比べて、ΔYが小さく0.
5未満であることから、耐熱性に優れていることが明ら
かである。
(A)、重合体(B)および化合物(C)を使用した顔
料分散レジスト硬化塗膜層を有するカラーフィルターの
緑色画素部は、シクロカーボネート基を含有しない比較
用共重合体を使用した場合と比べて、ΔYが小さく0.
5未満であることから、耐熱性に優れていることが明ら
かである。
【0099】
【発明の効果】本発明のカラーフィルター用顔料分散レ
ジストを用いることにより、緑色画素部に、色純度と色
濃度が高く、かつ透明性と耐熱性に優れた硬化塗膜層を
有するカラーフィルターが得られる。
ジストを用いることにより、緑色画素部に、色純度と色
濃度が高く、かつ透明性と耐熱性に優れた硬化塗膜層を
有するカラーフィルターが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 顔料分散レジスト硬化塗膜層の膜厚とy値と
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年12月26日(2001.12.
26)
26)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】
(式中、MはAl、Si、Sc、Ti、V、Fe、C
o、Ni、Zn、Ga、Ge、Y、Zr、Nb、In、
Sn、Pbまたは2個の水素原子を表す。X1〜X16
は水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨ
ウ素原子を表し、これらハロゲン原子の総和は8〜16
の整数である。Yはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子、酸素原子または水酸基を表し、mは0〜2
の整数を表す。)
o、Ni、Zn、Ga、Ge、Y、Zr、Nb、In、
Sn、Pbまたは2個の水素原子を表す。X1〜X16
は水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨ
ウ素原子を表し、これらハロゲン原子の総和は8〜16
の整数である。Yはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子、酸素原子または水酸基を表し、mは0〜2
の整数を表す。)
【請求項10】 前記顔料(A)と、2−オキソ−1,
3−ジオキソラン−4−イル基および酸性基を有する重
合体(B)と、分子中に少なくとも2個のエチレン性不
飽和二重結合を有する化合物(C)と、顔料分散剤
(D)と、溶剤(E)と、光重合開始剤(F)とを必須
成分として含有してなり、かつ、顔料(A)の含有率が
4〜12重量%で、重合体(B)の含有率が3〜15重
量%で、化合物(C)の含有率が0.8〜23重量%
で、しかも、不揮発分の含有率が合計で20〜30重量
%である、請求項1〜5のいずれか1項記載のカラーフ
ィルター用顔料分散レジスト。
3−ジオキソラン−4−イル基および酸性基を有する重
合体(B)と、分子中に少なくとも2個のエチレン性不
飽和二重結合を有する化合物(C)と、顔料分散剤
(D)と、溶剤(E)と、光重合開始剤(F)とを必須
成分として含有してなり、かつ、顔料(A)の含有率が
4〜12重量%で、重合体(B)の含有率が3〜15重
量%で、化合物(C)の含有率が0.8〜23重量%
で、しかも、不揮発分の含有率が合計で20〜30重量
%である、請求項1〜5のいずれか1項記載のカラーフ
ィルター用顔料分散レジスト。
【請求項12】 基板上に、請求項1〜11のいずれか
1項記載のカラーフイルター用顔料分散レジストの硬化
塗膜層を有することを特徴とする、カラーフィルター。
1項記載のカラーフイルター用顔料分散レジストの硬化
塗膜層を有することを特徴とする、カラーフィルター。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】しかし、この感光性レジストに用いられる
緑色着色剤としては、従来のハロゲン化銅フタロシアニ
ン着色剤が用いられている。この従来型ハロゲン化銅フ
タロシアニン着色剤は、ハロゲンとして臭素を使用し、
臭素化率が高いほど黄味の強い緑色が得られることが知
られているが、この場合は赤味が強くなってしまうなど
色味が不安定である上に、透明度が低下するなどの課題
があった。
緑色着色剤としては、従来のハロゲン化銅フタロシアニ
ン着色剤が用いられている。この従来型ハロゲン化銅フ
タロシアニン着色剤は、ハロゲンとして臭素を使用し、
臭素化率が高いほど黄味の強い緑色が得られることが知
られているが、この場合は赤味が強くなってしまうなど
色味が不安定である上に、透明度が低下するなどの課題
があった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】また、(M)が原子価が4価以上の金属の
場合、下記一般式(3)の反応が進行して、HOXnP
cMO(XnPcMO)z−2XnPcMOHで表され
る多量体を形成することもある。 zXnPcM(OH)2 → HOXnPcMO(XnPcMO)z−2XnP cMOH + (z−2)/2・H2O (3)
場合、下記一般式(3)の反応が進行して、HOXnP
cMO(XnPcMO)z−2XnPcMOHで表され
る多量体を形成することもある。 zXnPcM(OH)2 → HOXnPcMO(XnPcMO)z−2XnP cMOH + (z−2)/2・H2O (3)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
G03F 7/004 501 G03F 7/004 501
505 505
7/027 502 7/027 502
7/033 7/033
(72)発明者 岸本 昌明
大阪府茨木市鮎川3−7−19
(72)発明者 山口 芳郎
大阪府吹田市岸部南3−34−2
Fターム(参考) 2H025 AA10 AB13 AC01 AD01 BC14
BC42 BC51 BC63 BC74 CA01
CA28 CB14 CB41 CB43 CC03
CC12 CC20 FA03 FA17 FA29
2H048 BA02 BA45 BA48 BB02 BB42
2H091 FA02 FB02 FB12 FC10 FD06
LA04 LA18
4J011 AA05 PA43 PA69 PB25
4J026 AA17 AA20 AA21 AA31 AA43
AA44 AA45 AA48 AA50 AA53
AA54 AA55 BA28 BA40 BA50
DB36 GA07
Claims (10)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるハロゲン化
フタロシアニン(a)を必須成分として含有する顔料
(A)、2−オキソ−1,3−ジオキソラン−4−イル
基および酸性基を有する重合体(B)、および、分子中
に少なくとも2個のエチレン性不飽和二重結合を有する
化合物(C)を含有することを特徴とする、カラーフィ
ルター用顔料分散レジスト。 【化1】 (式中、MはAl、Si、Sc、Ti、V、Fe、C
o、Ni、Zn、Ga、Ge、Y、Zr、Nb、In、
Sn、Pbまたは2個の水素原子を表す。X1〜X16
は水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子またはヨ
ウ素原子を表し、これらハロゲン原子の総和は8〜16
の整数である。Yはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、
ヨウ素原子、酸素原子または水酸基を表し、mは0〜2
の整数を表す。) - 【請求項2】 前記重合体(B)が、酸性基としてカル
ボキシル基を有する重合体である、請求項1に記載のカ
ラーフィルター用顔料分散レジスト。 - 【請求項3】 前記重合体(B)が、ビニル系重合体で
ある、請求項2に記載のカラーフィルター用顔料分散レ
ジスト。 - 【請求項4】 前記重合体(B)が、アクリル系重合体
である、請求項3に記載のカラーフィルター用顔料分散
レジスト。 - 【請求項5】 前記重合体(B)が、芳香環を有する
(メタ)アクリル酸エステルを必須成分として用いてな
る共重合体である、請求項4に記載のカラーフィルター
用顔料分散レジスト。 - 【請求項6】 前記一般式(1)で表されるハロゲン化
フタロシアニン(a)が、ハロゲン化ニッケルフタロシ
アニンまたはハロゲン化亜鉛フタロシアニンである、請
求項1〜5のいずれか1項記載のカラーフィルター用顔
料分散レジスト。 - 【請求項7】 前記ハロゲン化ニッケルフタロシアニン
またはハロゲン化亜鉛フタロシアニンが、8個以上の臭
素原子と1個以上の塩素原子でハロゲン化されたフタロ
シアニンである、請求項6項記載のカラーフィルター用
顔料分散レジスト。 - 【請求項8】 前記顔料(A)と、顔料分散剤(D)
と、溶剤(E)とを必須成分として混合して得られた顔
料分散組成物と、2−オキソ−1,3−ジオキソラン−
4−イル基および酸性基を有する重合体(B)と、分子
中に少なくとも2個のエチレン性不飽和二重結合を有す
る化合物(C)とを、必須成分として配合してなるもの
である、請求項1または6項記載のカラーフィルター用
顔料分散レジスト。 - 【請求項9】 前記顔料(A)と、2−オキソ−1,3
−ジオキソラン−4−イル基および酸性基を有する重合
体(B)と、分子中に少なくとも2個のエチレン性不飽
和二重結合を有する化合物(C)と、顔料分散剤(D)
と、溶剤(E)と、光重合開始剤(F)とを必須成分と
して含有してなり、かつ、顔料(A)の含有率が4〜1
2重量%で、重合体(B)の含有率が3〜15重量%
で、化合物(C)の含有率が0.8〜23重量%で、し
かも、不揮発分の含有率が合計で20〜30重量%であ
る、請求項1または6項記載のカラーフィルター用顔料
分散レジスト。 - 【請求項10】 基板上に、請求項1〜9のいずれか1
項記載のカラーフイルター用顔料分散レジストの硬化塗
膜層を有することを特徴とする、カラーフィルター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001362196A JP2003161823A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | カラーフィルター用顔料分散レジストおよびカラーフィルター |
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---|---|---|---|
JP2001362196A JP2003161823A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | カラーフィルター用顔料分散レジストおよびカラーフィルター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003161823A true JP2003161823A (ja) | 2003-06-06 |
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ID=19172735
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---|---|---|---|
JP2001362196A Pending JP2003161823A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | カラーフィルター用顔料分散レジストおよびカラーフィルター |
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---|---|
JP (1) | JP2003161823A (ja) |
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007284589A (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Dainippon Ink & Chem Inc | ポリハロゲン化亜鉛フタロシアニン顔料組成物及びカラーフィルタ |
JP2008122478A (ja) * | 2006-11-08 | 2008-05-29 | Fujifilm Corp | 緑色感光性樹脂組成物、感光性転写材料、カラーフィルタ基板及び表示装置 |
CN101441413A (zh) * | 2007-11-22 | 2009-05-27 | 东洋油墨制造株式会社 | 滤色器用绿色着色组合物和滤色器 |
JP2009163014A (ja) * | 2008-01-07 | 2009-07-23 | Toppan Printing Co Ltd | 液晶表示装置及び液晶表示装置用カラーフィルタ |
JP2012053278A (ja) * | 2010-09-01 | 2012-03-15 | Fujifilm Corp | 着色感光性組成物、カラーフィルタの製造方法、カラーフィルタ、および液晶表示装置 |
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