JP2003160893A - 電解槽電圧の管理方法 - Google Patents
電解槽電圧の管理方法Info
- Publication number
- JP2003160893A JP2003160893A JP2001361960A JP2001361960A JP2003160893A JP 2003160893 A JP2003160893 A JP 2003160893A JP 2001361960 A JP2001361960 A JP 2001361960A JP 2001361960 A JP2001361960 A JP 2001361960A JP 2003160893 A JP2003160893 A JP 2003160893A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- electrolytic cell
- electrolytic
- calculated
- resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 14
- 239000008151 electrolyte solution Substances 0.000 claims abstract description 15
- VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M Chloride anion Chemical compound [Cl-] VEXZGXHMUGYJMC-UHFFFAOYSA-M 0.000 claims abstract description 11
- 229910021645 metal ion Inorganic materials 0.000 claims abstract description 10
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 8
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 8
- 238000005868 electrolysis reaction Methods 0.000 claims description 22
- CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N Fe2+ Chemical compound [Fe+2] CWYNVVGOOAEACU-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 6
- 239000003792 electrolyte Substances 0.000 claims description 4
- 150000002500 ions Chemical class 0.000 claims description 4
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 4
- 238000007726 management method Methods 0.000 claims description 3
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 3
- 230000035699 permeability Effects 0.000 claims description 3
- 150000001805 chlorine compounds Chemical group 0.000 claims 1
- -1 chlorine ions Chemical class 0.000 abstract description 5
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 abstract description 4
- 229910052801 chlorine Inorganic materials 0.000 abstract description 2
- 239000000460 chlorine Substances 0.000 abstract description 2
- 239000000243 solution Substances 0.000 abstract description 2
- 239000002659 electrodeposit Substances 0.000 abstract 1
- 239000012528 membrane Substances 0.000 abstract 1
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 17
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 8
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 8
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 4
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- KZBUYRJDOAKODT-UHFFFAOYSA-N Chlorine Chemical compound ClCl KZBUYRJDOAKODT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 206010073261 Ovarian theca cell tumour Diseases 0.000 description 2
- 238000003487 electrochemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005363 electrowinning Methods 0.000 description 2
- 208000001644 thecoma Diseases 0.000 description 2
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- VEQPNABPJHWNSG-UHFFFAOYSA-N Nickel(2+) Chemical compound [Ni+2] VEQPNABPJHWNSG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910017052 cobalt Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010941 cobalt Substances 0.000 description 1
- GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N cobalt atom Chemical compound [Co] GUTLYIVDDKVIGB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000004070 electrodeposition Methods 0.000 description 1
- 238000000605 extraction Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 229910001453 nickel ion Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 1
- 230000010287 polarization Effects 0.000 description 1
- 238000006479 redox reaction Methods 0.000 description 1
- 238000007670 refining Methods 0.000 description 1
- 229910001415 sodium ion Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrolytic Production Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 操業条件の違い又は変化に対応した適切な電
解槽電圧を個別的に計算によって求め、その計算電圧値
と実際の測定電圧値との比較により、適切な操業ができ
且つ異常電圧を示す電解槽を簡単に発見することが可能
な電解槽電圧の管理方法を提供する。 【解決手段】 非鉄金属の塩化浴における電解槽電圧を
管理するにあたり、アノードとカソードの接触抵抗から
求めた電圧降下△Ea及び△Ec、電解液液抵抗から求
めた電圧降下△ELa及び△ELc、隔膜抵抗から求め
た電圧降下△Ef、非鉄金属イオンと塩素イオンを含む
電解液から目的金属が電析する際の理論電解電圧E
The、及び過電圧ηの合計として計算電圧E(ca)を予
め求めておき、この計算電圧(ca)と電解槽で実測した測
定電圧E(me)とを比較管理する。
解槽電圧を個別的に計算によって求め、その計算電圧値
と実際の測定電圧値との比較により、適切な操業ができ
且つ異常電圧を示す電解槽を簡単に発見することが可能
な電解槽電圧の管理方法を提供する。 【解決手段】 非鉄金属の塩化浴における電解槽電圧を
管理するにあたり、アノードとカソードの接触抵抗から
求めた電圧降下△Ea及び△Ec、電解液液抵抗から求
めた電圧降下△ELa及び△ELc、隔膜抵抗から求め
た電圧降下△Ef、非鉄金属イオンと塩素イオンを含む
電解液から目的金属が電析する際の理論電解電圧E
The、及び過電圧ηの合計として計算電圧E(ca)を予
め求めておき、この計算電圧(ca)と電解槽で実測した測
定電圧E(me)とを比較管理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ニッケル、コバル
ト、銅などの非鉄金属を塩化浴から電解採取又は電解精
製する際に、操業中の電極の接触不良やショート等の異
常を発見するために電解槽の電圧を管理する方法に関す
る。
ト、銅などの非鉄金属を塩化浴から電解採取又は電解精
製する際に、操業中の電極の接触不良やショート等の異
常を発見するために電解槽の電圧を管理する方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ニッケルなどの非鉄金属の電解採取又は
電解精製においては、数十から数百の電解槽で同時に操
業が行われる。これら多数の電解槽の中からアノードや
カソードの接触不良、あるいはショート等の異常を発見
するために、従来から電解槽の電圧を管理することが一
般的に行われている。
電解精製においては、数十から数百の電解槽で同時に操
業が行われる。これら多数の電解槽の中からアノードや
カソードの接触不良、あるいはショート等の異常を発見
するために、従来から電解槽の電圧を管理することが一
般的に行われている。
【0003】従来の電解槽電圧の管理方法としては、1
日のある時刻における各電解槽電圧を定期的に測定し、
その測定値を取り込んだ一覧表を作成して、電解槽電圧
の測定値の最も高い槽及び最も低い槽、若しくは電解槽
電圧の推移をチェックしていた。これにより、電解槽電
圧が大幅に上昇し又は下降した電解槽については、アノ
ードやカソードの接触不良あるいはショート等の異常が
発生したと判断することができる。
日のある時刻における各電解槽電圧を定期的に測定し、
その測定値を取り込んだ一覧表を作成して、電解槽電圧
の測定値の最も高い槽及び最も低い槽、若しくは電解槽
電圧の推移をチェックしていた。これにより、電解槽電
圧が大幅に上昇し又は下降した電解槽については、アノ
ードやカソードの接触不良あるいはショート等の異常が
発生したと判断することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の管理方
法では、単に電解槽電圧の測定値の相対的な高低や推移
をチェックするに過ぎないため、操業条件に適した電解
槽電圧であるか判断する方法がなく、適切な電解槽電圧
の管理ができなかった。例えば、操業条件を変更した際
には、電解槽電圧の測定値が変更後の操業条件に対応し
た適切な値かどうかを判断することは困難であった。
法では、単に電解槽電圧の測定値の相対的な高低や推移
をチェックするに過ぎないため、操業条件に適した電解
槽電圧であるか判断する方法がなく、適切な電解槽電圧
の管理ができなかった。例えば、操業条件を変更した際
には、電解槽電圧の測定値が変更後の操業条件に対応し
た適切な値かどうかを判断することは困難であった。
【0005】また、多数の電解槽の操業条件に差がある
場合には、その中から高い確度で異常を発見することは
困難であった。例えば、電極枚数が少ない槽や、給液中
で非鉄金属イオン濃度が低い条件で操業している槽が、
常に高い電解槽電圧を示す槽として優先的にチェックさ
れてしまい、接触抵抗の上昇やショートが原因で電解槽
電圧に異常がある槽が見逃される可能性が大きかった。
場合には、その中から高い確度で異常を発見することは
困難であった。例えば、電極枚数が少ない槽や、給液中
で非鉄金属イオン濃度が低い条件で操業している槽が、
常に高い電解槽電圧を示す槽として優先的にチェックさ
れてしまい、接触抵抗の上昇やショートが原因で電解槽
電圧に異常がある槽が見逃される可能性が大きかった。
【0006】本発明は、このような従来の事情に鑑み、
操業条件の違い又は変化に対応した適切な電解槽電圧を
個別的に計算によって求め、その計算電圧値と実際の測
定電圧値との比較により、適切な操業ができ且つ異常電
圧を示す電解槽を簡単に発見することができる電解槽電
圧の管理方法を提供することを目的とする。
操業条件の違い又は変化に対応した適切な電解槽電圧を
個別的に計算によって求め、その計算電圧値と実際の測
定電圧値との比較により、適切な操業ができ且つ異常電
圧を示す電解槽を簡単に発見することができる電解槽電
圧の管理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明が提供する非鉄金属の塩化浴における電解槽
電圧の管理方法は、カソード及びアノードの電極接触抵
抗、電解液抵抗、及び隔膜抵抗からそれぞれ計算により
求めた電圧降下、非鉄金属イオンと塩素イオンを含む電
解液から目的金属が電析する際の理論電解電圧、及び過
電圧の合計として計算電圧E(ca)を予め求めておき、こ
の計算電圧E(ca)に対して電解槽で実測した測定電圧E
(me)を比較管理することを特徴とする。
め、本発明が提供する非鉄金属の塩化浴における電解槽
電圧の管理方法は、カソード及びアノードの電極接触抵
抗、電解液抵抗、及び隔膜抵抗からそれぞれ計算により
求めた電圧降下、非鉄金属イオンと塩素イオンを含む電
解液から目的金属が電析する際の理論電解電圧、及び過
電圧の合計として計算電圧E(ca)を予め求めておき、こ
の計算電圧E(ca)に対して電解槽で実測した測定電圧E
(me)を比較管理することを特徴とする。
【0008】また、上記本発明の電解槽電圧の管理方法
は、操業条件の異なる複数の電解槽について、それぞれ
予め求めた計算電圧E(ca)と各電解槽で実測した測定電
圧E(me)とを比較して、両者の差△Eが所定の値以上と
なった電解槽を検知することを特徴とするものである。
は、操業条件の異なる複数の電解槽について、それぞれ
予め求めた計算電圧E(ca)と各電解槽で実測した測定電
圧E(me)とを比較して、両者の差△Eが所定の値以上と
なった電解槽を検知することを特徴とするものである。
【0009】上記本発明の電解槽電圧の管理方法におい
て、前記電解液抵抗は、少なくとも非鉄金属イオン濃
度、塩素イオン濃度、SO4イオン濃度、Naイオン濃
度を含む塩化浴の液組成、通電電流、電極枚数、通電時
間、電極板面積、電解槽内温度をパラメータ―として計
算することを特徴とする。また、前記隔膜抵抗は、電解
槽内温度及び隔膜の通水度をパラメータ―として計算す
ることを特徴とする。
て、前記電解液抵抗は、少なくとも非鉄金属イオン濃
度、塩素イオン濃度、SO4イオン濃度、Naイオン濃
度を含む塩化浴の液組成、通電電流、電極枚数、通電時
間、電極板面積、電解槽内温度をパラメータ―として計
算することを特徴とする。また、前記隔膜抵抗は、電解
槽内温度及び隔膜の通水度をパラメータ―として計算す
ることを特徴とする。
【0010】更に、上記本発明の電解槽電圧の管理方法
において、前記過電圧を前記各電圧降下及び理論電解電
圧の合計と、通常操業で測定された電解槽電圧との差と
して定め、その値を目的非鉄金属イオン濃度、通電電
流、及び電解槽内温度をパラメータ―として計算するこ
とを特徴としている。
において、前記過電圧を前記各電圧降下及び理論電解電
圧の合計と、通常操業で測定された電解槽電圧との差と
して定め、その値を目的非鉄金属イオン濃度、通電電
流、及び電解槽内温度をパラメータ―として計算するこ
とを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】電解槽電圧を決定する構成要因と
しては、図1に概念的に示すように、アノードの接触抵
抗による電圧降下△Ea、カソードの接触抵抗による電
圧降下△Ec、溶液中を電流が通過する際に発生する電
解液抵抗に起因するアノード電解浴での電圧降下△E
La及びカソード電解浴での電圧降下△ELcがある。
また、塩化浴からの電解採取ではアノードより塩素ガス
が発生するため、アノードは対極面が濾布によって覆わ
れたアノードボックス内に設置されており、この濾布に
よる隔膜抵抗に起因する電圧降下△Efが生じる。
しては、図1に概念的に示すように、アノードの接触抵
抗による電圧降下△Ea、カソードの接触抵抗による電
圧降下△Ec、溶液中を電流が通過する際に発生する電
解液抵抗に起因するアノード電解浴での電圧降下△E
La及びカソード電解浴での電圧降下△ELcがある。
また、塩化浴からの電解採取ではアノードより塩素ガス
が発生するため、アノードは対極面が濾布によって覆わ
れたアノードボックス内に設置されており、この濾布に
よる隔膜抵抗に起因する電圧降下△Efが生じる。
【0012】更に、アノード及びカソードの表面では、
電気化学反応に基づく電極電位EA及びECが生じる。
このアノードとカソードの電極電位は、各電極表面での
酸化還元反応の平衡電位E(eq)と過電圧ηの和として次
のように表される。 アノードの電極電位EA=EA(eq)+ηa カソードの電極電位EC=EC(eq)+ηc
電気化学反応に基づく電極電位EA及びECが生じる。
このアノードとカソードの電極電位は、各電極表面での
酸化還元反応の平衡電位E(eq)と過電圧ηの和として次
のように表される。 アノードの電極電位EA=EA(eq)+ηa カソードの電極電位EC=EC(eq)+ηc
【0013】従って、電解槽電圧Eは、上記の各電圧降
下△Ea、△Ec、△ELa、△E Lc及び△Efと、
電極電位の合計として以下のように表わすことができ
る。 E=△Ea+△Ec+△ELa+△ELc+△Ef+
{EA(eq)+ηa}−{EC(eq)+ηc}
下△Ea、△Ec、△ELa、△E Lc及び△Efと、
電極電位の合計として以下のように表わすことができ
る。 E=△Ea+△Ec+△ELa+△ELc+△Ef+
{EA(eq)+ηa}−{EC(eq)+ηc}
【0014】ここで、アノード電解浴とカソード電解浴
の液質は同じと考え、△EL=EL a+△ELcとす
る。また、平衡電極電位の差EA(eq)−EC(eq)、即ち
理論電解電圧をETheと表記する。更に、アノード及
びカソードの過電圧を総合して評価するために、過電圧
η=ηa−ηcとすると、電解槽電圧Eは以下のように
表わすことができる。 E=△Ea+△Ec+△EL+△Ef+EThe+η
の液質は同じと考え、△EL=EL a+△ELcとす
る。また、平衡電極電位の差EA(eq)−EC(eq)、即ち
理論電解電圧をETheと表記する。更に、アノード及
びカソードの過電圧を総合して評価するために、過電圧
η=ηa−ηcとすると、電解槽電圧Eは以下のように
表わすことができる。 E=△Ea+△Ec+△EL+△Ef+EThe+η
【0015】即ち、電解槽電圧Eは、アノード及びカソ
ードの電極接触抵抗による電圧降下△Ea及び△Ec、
電解液抵抗による電圧降下△EL、隔膜抵抗による電圧
降下△Ef、理論電解電圧EThe、及び過電圧ηの合
計として、計算により求めることができる。
ードの電極接触抵抗による電圧降下△Ea及び△Ec、
電解液抵抗による電圧降下△EL、隔膜抵抗による電圧
降下△Ef、理論電解電圧EThe、及び過電圧ηの合
計として、計算により求めることができる。
【0016】以下、各構成要因に電圧の計算方法につい
て更に詳細に説明する。 (1)電極接触抵抗による電圧降下(△Ea、△Ec) アノード及びカソードの接触抵抗値をそれぞれRa及び
Rcとし、通電電流をI、電極枚数をnとすると、アノ
ード及びカソードの接触抵抗による電圧はオームの法則
に従って次のように示される。 △Ea=Ra×I/n △Ec=Rc×I/n
て更に詳細に説明する。 (1)電極接触抵抗による電圧降下(△Ea、△Ec) アノード及びカソードの接触抵抗値をそれぞれRa及び
Rcとし、通電電流をI、電極枚数をnとすると、アノ
ード及びカソードの接触抵抗による電圧はオームの法則
に従って次のように示される。 △Ea=Ra×I/n △Ec=Rc×I/n
【0017】(2)隔膜抵抗による電圧降下(△Ef)
隔膜抵抗に起因する電圧降下もアノード及びカソードの
電極接触抵抗に起因する電圧降下と同様に、隔膜抵抗R
fと通電電流I及び電極枚数nによりオームの法則に従
って以下の式で示される。 △Ef=Rf×I/n また、隔膜抵抗Rfは、電解槽内温度及び隔膜の通水度
によって変化し、以下の式で表される。 Rf=a×電解槽内温度+b×通水度+c
電極接触抵抗に起因する電圧降下と同様に、隔膜抵抗R
fと通電電流I及び電極枚数nによりオームの法則に従
って以下の式で示される。 △Ef=Rf×I/n また、隔膜抵抗Rfは、電解槽内温度及び隔膜の通水度
によって変化し、以下の式で表される。 Rf=a×電解槽内温度+b×通水度+c
【0018】(3)電解液抵抗による電圧降下(△
EL) 電解液中でイオンが移動する時、即ち電流が流れる時に
液の流れ・対流はないものと仮定すると、電解液抵抗を
RL、通電電流をI及び電極枚数をnとしたとき、電解
液にはオームの法則で表わされる以下の電位差が生じ
る。 △EL=RL×I/n また、電解液抵抗RLは、電解液の比抵抗ρ、電極板面
積S、電極間距離dと下記関係式で表される。ここで、
電解液の比抵抗ρは電解液の組成と温度から、及び電極
間距離dは通電電流と通電時間から、それぞれ求めるこ
とができる。 RL=ρ×d/S
EL) 電解液中でイオンが移動する時、即ち電流が流れる時に
液の流れ・対流はないものと仮定すると、電解液抵抗を
RL、通電電流をI及び電極枚数をnとしたとき、電解
液にはオームの法則で表わされる以下の電位差が生じ
る。 △EL=RL×I/n また、電解液抵抗RLは、電解液の比抵抗ρ、電極板面
積S、電極間距離dと下記関係式で表される。ここで、
電解液の比抵抗ρは電解液の組成と温度から、及び電極
間距離dは通電電流と通電時間から、それぞれ求めるこ
とができる。 RL=ρ×d/S
【0019】(4)理論電解電圧(EThe)
ニッケル電解を例に挙げると、アノード電極表面では塩
素イオンが酸化されて塩素ガスが発生し、カソード電極
表面ではニッケルイオンが電気ニッケルとして電析す
る。この電気化学反応が起こっているとき、アノード平
衡電位EA(eq)及びカソード平衡電位EC(eq)は、それ
ぞれ下記数式1及び数式2により求められることが知ら
れている。
素イオンが酸化されて塩素ガスが発生し、カソード電極
表面ではニッケルイオンが電気ニッケルとして電析す
る。この電気化学反応が起こっているとき、アノード平
衡電位EA(eq)及びカソード平衡電位EC(eq)は、それ
ぞれ下記数式1及び数式2により求められることが知ら
れている。
【0020】
【数1】
【0021】
【数2】
【0022】理論電解電圧ETheとは、このアノード
平衡電位EA(eq)とカソード平衡電位EC(eq)の差
であって、この理論電解電圧以上の電位をかけなければ
ニッケルの電解が成り立たない電圧のことである。つま
り、理論電解電圧ETheは、下記数式3により求める
ことができる。
平衡電位EA(eq)とカソード平衡電位EC(eq)の差
であって、この理論電解電圧以上の電位をかけなければ
ニッケルの電解が成り立たない電圧のことである。つま
り、理論電解電圧ETheは、下記数式3により求める
ことができる。
【0023】
【数3】
【0024】(5)過電圧(η)
過電圧ηは、アノード及びカソード電極電位の平衡電位
からのずれ、即ち分極の程度で電流を流す駆動力を意味
し、ターフェルの式に示されるように電流との関係で表
わされるものである。
からのずれ、即ち分極の程度で電流を流す駆動力を意味
し、ターフェルの式に示されるように電流との関係で表
わされるものである。
【0025】本発明においては、前述した(1)〜
(3)の各電圧降下及び(4)の理論電解電圧の合計
と、通常の実操業の電解槽で測定された電解槽電圧との
差をもって過電圧ηと定義し、目的とする非鉄金属イオ
ン濃度、通電電流、電解槽内温度の3種のパラメータに
回帰する以下の式を用いて計算する。 η=a×非鉄金属イオン濃度+b×通電電流+c×電解
槽内温度+d
(3)の各電圧降下及び(4)の理論電解電圧の合計
と、通常の実操業の電解槽で測定された電解槽電圧との
差をもって過電圧ηと定義し、目的とする非鉄金属イオ
ン濃度、通電電流、電解槽内温度の3種のパラメータに
回帰する以下の式を用いて計算する。 η=a×非鉄金属イオン濃度+b×通電電流+c×電解
槽内温度+d
【0026】上記の通り、電解槽電圧を決定する全ての
構成要因に基づいて、アノード及びカソードの接触抵抗
による電圧降下△Ea及び△Ec、電解液抵抗による電
圧降下△EL、隔膜抵抗による電圧降下△Ef、理論電
解電圧EThe、過電圧(η)を、それぞれ(1)〜
(5)に従って実際の操業条件より計算し、これらの値
の合計として計算電圧E(ca)を求めることができる。
構成要因に基づいて、アノード及びカソードの接触抵抗
による電圧降下△Ea及び△Ec、電解液抵抗による電
圧降下△EL、隔膜抵抗による電圧降下△Ef、理論電
解電圧EThe、過電圧(η)を、それぞれ(1)〜
(5)に従って実際の操業条件より計算し、これらの値
の合計として計算電圧E(ca)を求めることができる。
【0027】本発明においては、このようにして求めた
計算電圧E(ca)を、電解槽で実測した測定電圧E(me)と
比較し、両者の差に基づいて電解槽電圧を管理する。そ
のため、両者の差を小さく維持することで常に適切な操
業を行うことができ、また操業条件を変更した場合に
も、変更後の操業条件に対して適切な電解槽電流となっ
ているか直ちに判断することができる。
計算電圧E(ca)を、電解槽で実測した測定電圧E(me)と
比較し、両者の差に基づいて電解槽電圧を管理する。そ
のため、両者の差を小さく維持することで常に適切な操
業を行うことができ、また操業条件を変更した場合に
も、変更後の操業条件に対して適切な電解槽電流となっ
ているか直ちに判断することができる。
【0028】また、操業条件の異なる複数の電解槽を同
時に操業している場合おいても、それぞれ予め求めた計
算電圧E(ca)と各電解槽で実測した測定電圧E(me)とを
比較して、両者の差が所定の値以上となった電解槽を検
知することにより、アノードやカソードの接触不良ある
いはショート等の異常が発生した電解槽を容易に発見す
ることが可能である。尚、接触不良あるいはショート等
の異常は、電解槽が一つのみの場合も両者の差から容易
に発見できることは言うまでもない。
時に操業している場合おいても、それぞれ予め求めた計
算電圧E(ca)と各電解槽で実測した測定電圧E(me)とを
比較して、両者の差が所定の値以上となった電解槽を検
知することにより、アノードやカソードの接触不良ある
いはショート等の異常が発生した電解槽を容易に発見す
ることが可能である。尚、接触不良あるいはショート等
の異常は、電解槽が一つのみの場合も両者の差から容易
に発見できることは言うまでもない。
【0029】
【実施例】ニッケルを塩化浴から電解採取する工場にお
いて、操業している全ての電解槽について測定電圧値を
毎朝5時に取込み、同時にその時のNi濃度、通電電
流、電解槽内温度、通電時間等の操業条件から前述の計
算式(1)〜(5)に基づいて計算した計算電圧値E(c
a)を各電解槽について求めた。各電解槽について測定電
圧E(me)と計算電圧E(ca)との差△E(△E=E(me)−
E(ca))を一覧表に作成し、電解槽電圧が異常に高いか
又は異常に低い電解槽のチェックを行った。
いて、操業している全ての電解槽について測定電圧値を
毎朝5時に取込み、同時にその時のNi濃度、通電電
流、電解槽内温度、通電時間等の操業条件から前述の計
算式(1)〜(5)に基づいて計算した計算電圧値E(c
a)を各電解槽について求めた。各電解槽について測定電
圧E(me)と計算電圧E(ca)との差△E(△E=E(me)−
E(ca))を一覧表に作成し、電解槽電圧が異常に高いか
又は異常に低い電解槽のチェックを行った。
【0030】このようにして電解槽電圧を管理しながら
操業を行った結果、下記表1に示すように、129号槽
において12月9〜11日にかけて測定電圧E(me)と計
算電圧E(ca)との差△Eが異常に高い日が続いた。12
9号槽を点検してみると、カソードビームが発熱し、表
面が酸化により黒色化しており、接触抵抗が増加してい
ることが判明した。カソードビームを交換することによ
り、12月12日から電解槽電圧は正常値に戻った。
操業を行った結果、下記表1に示すように、129号槽
において12月9〜11日にかけて測定電圧E(me)と計
算電圧E(ca)との差△Eが異常に高い日が続いた。12
9号槽を点検してみると、カソードビームが発熱し、表
面が酸化により黒色化しており、接触抵抗が増加してい
ることが判明した。カソードビームを交換することによ
り、12月12日から電解槽電圧は正常値に戻った。
【0031】
【表1】
【0032】また、下記表2に示すように、130号槽
において5月19日から△Eが徐々に上昇したため、5
月21日にカソードビームを交換したところ、一時的に
電解槽電圧が低下したものの再び異常電圧値を示した。
更に130号槽を点検したところ、カソードビームを置
くコマ型台座のニッケルめっきが剥離しており、コマ型
台座とカソードビームの間の接触抵抗が上昇したため、
電解槽電圧が高くなっていたことが判明した。そこで5
月24日に台座を交換することにより、電解槽電圧は正
常値に戻った。
において5月19日から△Eが徐々に上昇したため、5
月21日にカソードビームを交換したところ、一時的に
電解槽電圧が低下したものの再び異常電圧値を示した。
更に130号槽を点検したところ、カソードビームを置
くコマ型台座のニッケルめっきが剥離しており、コマ型
台座とカソードビームの間の接触抵抗が上昇したため、
電解槽電圧が高くなっていたことが判明した。そこで5
月24日に台座を交換することにより、電解槽電圧は正
常値に戻った。
【0033】
【表2】
【0034】更に、下記表3に示すように、207号槽
において8月12日より△Eが通常より低い値を示し
た。そこで8月15日にカソードを引揚げてみると、ニ
ッケルが濾布を巻き込んで電着することによりショート
している部分が見つかった。8月15日から新しいアノ
ードボックスを用いることにより、電解槽電圧は正常値
に戻った。
において8月12日より△Eが通常より低い値を示し
た。そこで8月15日にカソードを引揚げてみると、ニ
ッケルが濾布を巻き込んで電着することによりショート
している部分が見つかった。8月15日から新しいアノ
ードボックスを用いることにより、電解槽電圧は正常値
に戻った。
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、電解槽電圧に影響を与
える操業条件を全て考慮して計算電圧を求めているた
め、その計算電圧値と実際の測定電圧値を比較するだけ
で、適切な操業ができ、しかも異常を示す電解槽を簡単
且つ的確に発見することができる。特に本発明に係わる
計算電圧によれば、実際の電解槽電圧が計算電圧よりも
高い値を示す原因は電極接触抵抗の上昇によるもののみ
となるため、異常の原因発見も極めて容易である。
える操業条件を全て考慮して計算電圧を求めているた
め、その計算電圧値と実際の測定電圧値を比較するだけ
で、適切な操業ができ、しかも異常を示す電解槽を簡単
且つ的確に発見することができる。特に本発明に係わる
計算電圧によれば、実際の電解槽電圧が計算電圧よりも
高い値を示す原因は電極接触抵抗の上昇によるもののみ
となるため、異常の原因発見も極めて容易である。
【0037】また、本発明に係わる計算電圧は操業条件
に対応した理想に近い電解槽電圧を表すので、実際の操
業を行わずに様々な操業条件に応じた電解槽電圧の予測
が可能であって、特に実操業と大きく異なる条件におけ
る電解槽電圧を推定する場合においても高い信頼性を有
している。
に対応した理想に近い電解槽電圧を表すので、実際の操
業を行わずに様々な操業条件に応じた電解槽電圧の予測
が可能であって、特に実操業と大きく異なる条件におけ
る電解槽電圧を推定する場合においても高い信頼性を有
している。
【図1】電解槽電圧を決定する構成要因の概念図であ
る。
る。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 家守 伸正
愛媛県新居浜市西原町3−5−3 住友金
属鉱山株式会社別子事業所内
Fターム(参考) 4K058 AA13 AA25 BA17 BA21 BB03
BB04 CA04 CA05 CA07 FB01
FB03
Claims (5)
- 【請求項1】 非鉄金属の塩化浴における電解槽電圧を
管理する方法において、カソード及びアノードの電極接
触抵抗、電解液抵抗、及び隔膜抵抗からそれぞれ計算に
より求めた電圧降下、非鉄金属イオンと塩素イオンを含
む電解液から目的金属が電析する際の理論電解電圧、及
び過電圧の合計として計算電圧E(ca)を予め求めてお
き、この計算電圧E(ca)に対して電解槽で実測した測定
電圧E(me)を比較管理することを特徴とする電解槽電圧
の管理方法。 - 【請求項2】 操業条件の異なる複数の電解槽につい
て、それぞれ予め求めた計算電圧E(ca)と各電解槽で実
測した測定電圧E(me)とを比較して、両者の差△Eが所
定の値以上となった電解槽を検知することを特徴とす
る、請求項1に記載の電解槽電圧の管理方法。 - 【請求項3】 前記電解液抵抗は、少なくとも非鉄金属
イオン濃度、塩素イオン濃度、SO4イオン濃度、Na
イオン濃度を含む塩化浴の液組成、通電電流、電極枚
数、通電時間、電極板面積、及び電解槽内温度をパラメ
ータ―として計算することを特徴とする、請求項1又は
2に記載の電解槽電圧の管理方法。 - 【請求項4】 前記隔膜抵抗は、電解槽内温度及び隔膜
の通水度をパラメータ―として計算することを特徴とす
る、請求項1〜3のいずれかに記載の電解槽電圧の管理
方法。 - 【請求項5】 前記過電圧を前記各電圧降下及び理論電
解電圧の合計と、通常操業で測定された電解槽電圧との
差として定め、その値を目的非鉄金属イオン濃度、通電
電流、及び電解槽内温度をパラメータ―として計算する
ことを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の電
解槽電圧の管理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001361960A JP2003160893A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 電解槽電圧の管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001361960A JP2003160893A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 電解槽電圧の管理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003160893A true JP2003160893A (ja) | 2003-06-06 |
Family
ID=19172541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001361960A Pending JP2003160893A (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 電解槽電圧の管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003160893A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014028045A1 (en) * | 2012-08-17 | 2014-02-20 | Alcoa Inc. | Systems and methods for preventing thermite reactions in electrolytic cells |
-
2001
- 2001-11-28 JP JP2001361960A patent/JP2003160893A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014028045A1 (en) * | 2012-08-17 | 2014-02-20 | Alcoa Inc. | Systems and methods for preventing thermite reactions in electrolytic cells |
CN104471116A (zh) * | 2012-08-17 | 2015-03-25 | 美铝公司 | 用于防止电解池中的铝热反应的系统和方法 |
AU2013303221B2 (en) * | 2012-08-17 | 2015-11-19 | Alcoa Usa Corp. | Systems and methods for preventing thermite reactions in electrolytic cells |
RU2626517C2 (ru) * | 2012-08-17 | 2017-07-28 | Алкоа Инк. | Системы и способы для предотвращения термитных реакций в электролизерах |
US9982355B2 (en) | 2012-08-17 | 2018-05-29 | Alcoa Usa Corp. | Systems and methods for preventing thermite reactions in electrolytic cells |
CN104471116B (zh) * | 2012-08-17 | 2019-01-01 | 美铝美国公司 | 用于防止电解池中的铝热反应的系统和方法 |
US12006581B2 (en) | 2012-08-17 | 2024-06-11 | Elysis Limited Partnership | Systems and methods for preventing thermite reactions in electrolytic cells |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9255338B2 (en) | Permanent system for continuous detection of current distribution in interconnected electrolytic cells | |
CN1322170C (zh) | 增进电解中电流效率的方法 | |
US9957628B2 (en) | System for evaluation of current distribution in electrodes of electrochemical plants | |
US20220243346A1 (en) | System and method for controlling a multi-state electrochemical cell | |
US10047449B2 (en) | Device and method for electrolytically coating an object | |
AU2002350349A1 (en) | Method for the improvement of current efficiency in electrolysis | |
JP2017524074A (ja) | 金属を電解採取するためのセル | |
JP2003160893A (ja) | 電解槽電圧の管理方法 | |
US20230392272A1 (en) | Electrochemical cell and process for producing metal and chlorine gas | |
JP6726411B2 (ja) | 電解精錬設備に用いる電源制御装置および電源制御方法 | |
JP2019167564A (ja) | 電解設備 | |
WO2010118533A1 (en) | Method and system for electrolyser single cell current efficiency | |
CN109055999A (zh) | 一种基于温度的快速判断电极短路的方法及系统 | |
JP3371443B2 (ja) | 短絡検出方法 | |
JP5406073B2 (ja) | 銅の電解精製装置及びそれを用いた銅の電解精製方法 | |
JP2792414B2 (ja) | 電気メッキ用貴金属系不溶性電極の寿命判定方法および装置 | |
JPH05156482A (ja) | 金属の電解精製における品質管理方法 | |
RU2359072C1 (ru) | Способ съема информационных параметров алюминиевых электролизеров | |
JP2019044221A (ja) | 銅電解精製の操業方法 | |
Morales et al. | Sliding window trend analysis: a method for short and open circuit detection in copper electrorefining | |
JP2025521984A (ja) | 電解槽の電流効率を推定するためのシステム及び方法 | |
JPH1025589A (ja) | 電解槽の短絡発生箇所の検出方法 | |
Nora | THE DE NORA SOLUTION–PART I, DSA® ANODES FOR COPPER ELECTROWINNING | |
JP2003119587A (ja) | 銅の電解精製方法 | |
JPS5835275B2 (ja) | アルミニウムデンカイソウノセイギヨホウ |