JP2003159018A - 麺製造方法 - Google Patents
麺製造方法Info
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Landscapes
- Noodles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 調理時のほぐれ性と食感に優れた麺を低コス
トで製造するための方法を提供すること。 【解決手段】 常法により得られたα化処理前の麺線1
0に対し、第1工程として茹で湯の温度:95℃以上、茹
で時間:5秒〜10分間の条件で茹で処理を行い,第2工
程として蒸し温度:100〜120℃、蒸し時間:5秒〜10分
間の条件で蒸し処理を行い、第3工程として茹で湯の温
度:95℃以上、茹で時間:5秒〜10分間の条件で再度茹
で処理を行う。
トで製造するための方法を提供すること。 【解決手段】 常法により得られたα化処理前の麺線1
0に対し、第1工程として茹で湯の温度:95℃以上、茹
で時間:5秒〜10分間の条件で茹で処理を行い,第2工
程として蒸し温度:100〜120℃、蒸し時間:5秒〜10分
間の条件で蒸し処理を行い、第3工程として茹で湯の温
度:95℃以上、茹で時間:5秒〜10分間の条件で再度茹
で処理を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、うどん、そば、ラ
ーメンなどの麺を製造する方法に関する。
ーメンなどの麺を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】うどん、そば、ラーメンなど麺には様々
な種類があるが、これら麺類の食味を決定する重要な要
素となるのが「食感」である。麺の食感の特徴は「粘弾
性(もちもち感)」にあり、このような麺独特の食感を
生み出す元となるのが「澱粉(α澱粉、詳細は後述す
る)」である。このため、麺の主原料である小麦粉の約
70重量%が澱粉であるものの、最近の麺には、これとは
別に澱粉(馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉等)が添加されてい
る。このような添加した澱粉の麺に占める割合は、最も
多いもので30重量%程度にまで達する。
な種類があるが、これら麺類の食味を決定する重要な要
素となるのが「食感」である。麺の食感の特徴は「粘弾
性(もちもち感)」にあり、このような麺独特の食感を
生み出す元となるのが「澱粉(α澱粉、詳細は後述す
る)」である。このため、麺の主原料である小麦粉の約
70重量%が澱粉であるものの、最近の麺には、これとは
別に澱粉(馬鈴薯澱粉、甘藷澱粉等)が添加されてい
る。このような添加した澱粉の麺に占める割合は、最も
多いもので30重量%程度にまで達する。
【0003】ここで、麺の常法による作り方を説明す
る。まず、小麦粉又は小麦粉にそば粉等を混合した粉末
に水を加えて混捏し、そぼろ状の麺生地を作る。続い
て、このそぼろ状の麺生地を圧延して麺帯とし、麺帯を
細長く裁断して一定長の麺線とする。次に、こうして得
られた麺線に対して「茹で及び/又は蒸し処理(「α化
処理」と言う)」を施す。このような処理を施すことで
麺に含まれる澱粉がα化(澱粉が熱で変化して消化酵素
アミラーゼの作用を受ける状態となること)し、麺は食
することが可能な状態になる。この後、直ちに調理して
食する他、一定期間冷蔵や常温で保存した後に調理して
食する。なお、後者の場合、加熱殺菌や密封包装等の加
工を行って麺に保存性を付与するのが通常である。
る。まず、小麦粉又は小麦粉にそば粉等を混合した粉末
に水を加えて混捏し、そぼろ状の麺生地を作る。続い
て、このそぼろ状の麺生地を圧延して麺帯とし、麺帯を
細長く裁断して一定長の麺線とする。次に、こうして得
られた麺線に対して「茹で及び/又は蒸し処理(「α化
処理」と言う)」を施す。このような処理を施すことで
麺に含まれる澱粉がα化(澱粉が熱で変化して消化酵素
アミラーゼの作用を受ける状態となること)し、麺は食
することが可能な状態になる。この後、直ちに調理して
食する他、一定期間冷蔵や常温で保存した後に調理して
食する。なお、後者の場合、加熱殺菌や密封包装等の加
工を行って麺に保存性を付与するのが通常である。
【0004】しかし、上記α化処理を施した麺を調理す
る場合、以下に述べるような問題がある。
る場合、以下に述べるような問題がある。
【0005】第1に、澱粉はα化することで水分と結合
し糊状になるが、α化処理した麺線の表面には、このよ
うな糊化した澱粉(α澱粉)の皮膜が形成される。この
ため、麺線同士の結着が発生し易く、上記の通り、更な
る澱粉を添加した最近の麺においては特にその傾向が強
い。しかし、このような「ほぐれの悪い」麺を均等に調
理することは難しいため、結果的に麺としての食味が損
なわれることも多い。
し糊状になるが、α化処理した麺線の表面には、このよ
うな糊化した澱粉(α澱粉)の皮膜が形成される。この
ため、麺線同士の結着が発生し易く、上記の通り、更な
る澱粉を添加した最近の麺においては特にその傾向が強
い。しかし、このような「ほぐれの悪い」麺を均等に調
理することは難しいため、結果的に麺としての食味が損
なわれることも多い。
【0006】第2に、α化処理後の経時変化により、α
澱粉が元の澱粉に戻る(β化)と共に、β化によって分
離された麺表面の水分が中心に浸透し、麺の水分勾配が
平均化する。その結果、α澱粉が生み出す粘弾性のある
食感や、水分勾配が生み出す麺の腰(歯ごたえのある食
感)が失われ、食味が損なわれることとなる。
澱粉が元の澱粉に戻る(β化)と共に、β化によって分
離された麺表面の水分が中心に浸透し、麺の水分勾配が
平均化する。その結果、α澱粉が生み出す粘弾性のある
食感や、水分勾配が生み出す麺の腰(歯ごたえのある食
感)が失われ、食味が損なわれることとなる。
【0007】そこで、このような問題を解決するため、
麺自体に油脂(グリセリン、モノグリセリン等)を添加
したり、コーティング剤(乳化剤など)で麺を捌いたり
することで麺線同士の結着を防ぐ製法や、α化処理した
麺を素早く冷凍することで澱粉のβ化を防ぐ製法がこれ
までに実施されている。
麺自体に油脂(グリセリン、モノグリセリン等)を添加
したり、コーティング剤(乳化剤など)で麺を捌いたり
することで麺線同士の結着を防ぐ製法や、α化処理した
麺を素早く冷凍することで澱粉のβ化を防ぐ製法がこれ
までに実施されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうした従来
の製法によった場合、コストが高くなるため麺の価格競
争力が低下してしまう。更に、そのような高いコストに
見合うだけの効果を得ることも困難である。本発明はこ
のような課題を解決するために成されたものであり、そ
の目的とするところは、調理時のほぐれ性と食感に優れ
た麺を低コストで製造するための方法を提供することに
ある。
の製法によった場合、コストが高くなるため麺の価格競
争力が低下してしまう。更に、そのような高いコストに
見合うだけの効果を得ることも困難である。本発明はこ
のような課題を解決するために成されたものであり、そ
の目的とするところは、調理時のほぐれ性と食感に優れ
た麺を低コストで製造するための方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係る麺製造方法は、常法により得ら
れたα化処理前の麺線に対して、 a)茹で湯の温度:95℃以上、茹で時間:5秒〜10分間の
条件で茹で処理を施す第1工程と、 b)上記茹で処理に続いて、蒸し温度:100〜120℃、蒸し
時間:5秒〜10分間の条件で蒸し処理を施す第2工程
と、 c)上記蒸し処理に続いて、更に茹で湯の温度:95℃以
上、茹で時間:5秒〜10分間の条件で茹で処理を施す第
3工程と、 を有することを特徴とする。
に成された本発明に係る麺製造方法は、常法により得ら
れたα化処理前の麺線に対して、 a)茹で湯の温度:95℃以上、茹で時間:5秒〜10分間の
条件で茹で処理を施す第1工程と、 b)上記茹で処理に続いて、蒸し温度:100〜120℃、蒸し
時間:5秒〜10分間の条件で蒸し処理を施す第2工程
と、 c)上記蒸し処理に続いて、更に茹で湯の温度:95℃以
上、茹で時間:5秒〜10分間の条件で茹で処理を施す第
3工程と、 を有することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】まず、前述の常法に従って麺線
(α化処理前のもの)を作り、これを素材として用い
る。このように、本発明に係る麺製造方法を実施する際
に素材とする麺線は通常のものでよく、ほぐれ性や食感
を向上させるための添加剤を含んだ特別の麺線であるこ
とを要しない。
(α化処理前のもの)を作り、これを素材として用い
る。このように、本発明に係る麺製造方法を実施する際
に素材とする麺線は通常のものでよく、ほぐれ性や食感
を向上させるための添加剤を含んだ特別の麺線であるこ
とを要しない。
【0011】もっとも、麺線にはそれ以外の成分が含ま
れていても差し支えない。例えば、アルコールを0.7〜5
重量%及び植物性油脂を0.7〜5重量%含んだものを用い
てもよい。
れていても差し支えない。例えば、アルコールを0.7〜5
重量%及び植物性油脂を0.7〜5重量%含んだものを用い
てもよい。
【0012】このようにして得られた麺線に対し、第1
工程として、茹で処理を行う。その際の条件は、茹で湯
の温度:95℃以上、茹で時間:5秒〜10分間とする。こ
の条件下で茹で処理を施すことにより、麺に含まれる澱
粉はα化し、麺線の表面がα澱粉でコーティングされ
る。茹で処理の条件を上記の通り設定するのは、次のよ
うな理由に基づく。
工程として、茹で処理を行う。その際の条件は、茹で湯
の温度:95℃以上、茹で時間:5秒〜10分間とする。こ
の条件下で茹で処理を施すことにより、麺に含まれる澱
粉はα化し、麺線の表面がα澱粉でコーティングされ
る。茹で処理の条件を上記の通り設定するのは、次のよ
うな理由に基づく。
【0013】80℃以上で加熱すると、麺に含まれる澱粉
はα化する。その一方で、澱粉のα化に要する時間は、
麺が余分な水分を吸収して腰がなくなるのを防ぐため、
可能な限り短いことが要求される。そこで、茹で湯の温
度が高くなるに従いα化所要時間は短くなるところ、発
明者が行った実験によると、茹で湯の温度は95℃以上で
あることを要し、それよりも低い温度であると、時間を
要し過ぎて麺の腰が失われることが判明した。他方、茹
で時間については、一定の温度における澱粉のα化所要
時間は、麺線の太さや分量に応じて変化するため、上記
のような幅を持たせておくことが必要となる。なお、望
ましくは、この茹で処理時の湯の温度を98℃以上とし、
茹で時間をその範囲内でやや短めとする。
はα化する。その一方で、澱粉のα化に要する時間は、
麺が余分な水分を吸収して腰がなくなるのを防ぐため、
可能な限り短いことが要求される。そこで、茹で湯の温
度が高くなるに従いα化所要時間は短くなるところ、発
明者が行った実験によると、茹で湯の温度は95℃以上で
あることを要し、それよりも低い温度であると、時間を
要し過ぎて麺の腰が失われることが判明した。他方、茹
で時間については、一定の温度における澱粉のα化所要
時間は、麺線の太さや分量に応じて変化するため、上記
のような幅を持たせておくことが必要となる。なお、望
ましくは、この茹で処理時の湯の温度を98℃以上とし、
茹で時間をその範囲内でやや短めとする。
【0014】なお、アルコール及び植物性油脂を添加し
た麺線を素材として用いた場合、麺に含まれたアルコー
ルが上記茹で処理によって気化することにより、麺線の
表面に10μm以下の微細穴が形成される。この微細穴
は、以下に述べる第2工程において重要な役割を果た
す。なお、この微細穴は、同じく麺に含まれた植物性油
脂の作用により、塞がることがない。
た麺線を素材として用いた場合、麺に含まれたアルコー
ルが上記茹で処理によって気化することにより、麺線の
表面に10μm以下の微細穴が形成される。この微細穴
は、以下に述べる第2工程において重要な役割を果た
す。なお、この微細穴は、同じく麺に含まれた植物性油
脂の作用により、塞がることがない。
【0015】第2工程として、上記茹で処理を施した麺
線に対して蒸し処理を行う。その際の条件は、蒸し温
度:100〜120℃、蒸し時間:5秒〜10分間とする。こう
して蒸し処理を施すことで、麺に含まれる蛋白質(グル
テン)が硬化して繊維状になり、麺表面を覆う。上記蒸
し処理の条件は、麺に含まれるグルテンを硬化させるた
めに要求されるところに従っている。なお、食感の点よ
り、蒸気の温度を103℃以下に抑え、処理時間を上記範
囲内で長めとするのがより好ましい。
線に対して蒸し処理を行う。その際の条件は、蒸し温
度:100〜120℃、蒸し時間:5秒〜10分間とする。こう
して蒸し処理を施すことで、麺に含まれる蛋白質(グル
テン)が硬化して繊維状になり、麺表面を覆う。上記蒸
し処理の条件は、麺に含まれるグルテンを硬化させるた
めに要求されるところに従っている。なお、食感の点よ
り、蒸気の温度を103℃以下に抑え、処理時間を上記範
囲内で長めとするのがより好ましい。
【0016】アルコール及び植物性油脂を添加した麺線
を素材として用いた場合には、上記の通り、第1工程を
経ることで麺線の表面に微細穴が形成されるため、この
第2工程において熱が麺線内部まで短時間で確実に伝達
する結果となる。このような結果は、食感の点からも望
ましい。
を素材として用いた場合には、上記の通り、第1工程を
経ることで麺線の表面に微細穴が形成されるため、この
第2工程において熱が麺線内部まで短時間で確実に伝達
する結果となる。このような結果は、食感の点からも望
ましい。
【0017】第3工程として、上記蒸し処理を施した麺
線に対し、再度茹で処理を行う。その際の条件は、茹で
湯の温度:95℃以上、茹で時間:5秒〜10分間としてお
くことが必要である。こうして再度茹で処理を施すこと
で、製造完了直後の麺線がほぐれた状態になる(従っ
て、α化処理後の経時変化による麺線同士の結着も発生
し難くなる)と共に、麺の水分量が調整されて食感にと
って最適な数値となる。なお、上記茹で処理の条件は、
麺の最終的なほぐしと水分調整のために要求されるとこ
ろに従っている。茹で処理時の湯温及び時間のより望ま
しい範囲については、上記第1工程の場合と同様であ
る。
線に対し、再度茹で処理を行う。その際の条件は、茹で
湯の温度:95℃以上、茹で時間:5秒〜10分間としてお
くことが必要である。こうして再度茹で処理を施すこと
で、製造完了直後の麺線がほぐれた状態になる(従っ
て、α化処理後の経時変化による麺線同士の結着も発生
し難くなる)と共に、麺の水分量が調整されて食感にと
って最適な数値となる。なお、上記茹で処理の条件は、
麺の最終的なほぐしと水分調整のために要求されるとこ
ろに従っている。茹で処理時の湯温及び時間のより望ま
しい範囲については、上記第1工程の場合と同様であ
る。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る製法に従って製造した麺に
おいては、α澱粉が麺線の表面をコーティングすると共
に、そのコーティング層の上を硬化したグルテン繊維の
層が覆うことになる(「ハードα化コーティング」と呼
ぶ)。このため、糊化したα澱粉の皮膜を介して麺線同
士が結着することがなく、調理時のほぐれ性に優れてい
る。更に、グルテン繊維がα澱粉を覆うため、α化処理
後の経時変化による澱粉のβ化を防止することができる
と共に、麺の水分勾配も維持することができる。従って
また、麺の粘弾性のある食感や腰が失われることもな
い。
おいては、α澱粉が麺線の表面をコーティングすると共
に、そのコーティング層の上を硬化したグルテン繊維の
層が覆うことになる(「ハードα化コーティング」と呼
ぶ)。このため、糊化したα澱粉の皮膜を介して麺線同
士が結着することがなく、調理時のほぐれ性に優れてい
る。更に、グルテン繊維がα澱粉を覆うため、α化処理
後の経時変化による澱粉のβ化を防止することができる
と共に、麺の水分勾配も維持することができる。従って
また、麺の粘弾性のある食感や腰が失われることもな
い。
【0019】アルコール及び植物性油脂を含んだ麺線を
素材として用いた場合には、植物性油脂の作用により澱
粉のβ化の進行及び水分移行が遅くなるため、より好適
である。
素材として用いた場合には、植物性油脂の作用により澱
粉のβ化の進行及び水分移行が遅くなるため、より好適
である。
【0020】
【実施例】本発明に係る麺製造方法の一実施例を、図1
を参照しながら説明する。図1は、本実施例を実施する
ために使用する装置の一例を示したものである。
を参照しながら説明する。図1は、本実施例を実施する
ために使用する装置の一例を示したものである。
【0021】この装置は、第1茹で槽13、蒸し槽1
4、第2茹で槽15、これらの槽を順次経て第1茹で槽
13へと帰還するコンベア12(麺線10を収容するた
めのバケットをコンベア12に設けてもよい)、及び、
コンベア12を送り、その方向を変えるために各所に配
置された複数のホイールを備える。蒸し槽14の上方に
は蓋18を設け、その裾が第1及び第2茹で槽13,1
5の湯面下に入るようにして水封する。これにより、蒸
し槽14内の蒸気を保持する。また、この蓋18にダン
パ19を設け、これにより槽内の蒸気圧力及び温度を調
節するようにしてもよい。
4、第2茹で槽15、これらの槽を順次経て第1茹で槽
13へと帰還するコンベア12(麺線10を収容するた
めのバケットをコンベア12に設けてもよい)、及び、
コンベア12を送り、その方向を変えるために各所に配
置された複数のホイールを備える。蒸し槽14の上方に
は蓋18を設け、その裾が第1及び第2茹で槽13,1
5の湯面下に入るようにして水封する。これにより、蒸
し槽14内の蒸気を保持する。また、この蓋18にダン
パ19を設け、これにより槽内の蒸気圧力及び温度を調
節するようにしてもよい。
【0022】ここで、本装置を使用してラーメン麺を製
造する方法を順に説明する。
造する方法を順に説明する。
【0023】小麦粉と澱粉を8対2の割合で混ぜ、これに
水(45重量%)と塩(4重量%)とを加えて麺線10を
作る。こうして作られた麺線10を連続的に投入口11
に投入する。投入された麺線10は投入口11の下方に
位置したコンベア12上に落下し、第1茹で槽13へと
搬送される。
水(45重量%)と塩(4重量%)とを加えて麺線10を
作る。こうして作られた麺線10を連続的に投入口11
に投入する。投入された麺線10は投入口11の下方に
位置したコンベア12上に落下し、第1茹で槽13へと
搬送される。
【0024】第1茹で槽13には99.9℃に保持された
(沸騰状態にある)熱湯が蓄えられていて、この熱湯の
中をコンベア12が屈曲しながら通過する。この通過の
過程で、コンベア12に載置された麺線10に対して茹
で処理が施される。その際の茹で時間は、麺線10の太
さや分量に応じて5秒〜10分間とする。この茹で時間
は、コンベア12が熱湯の中を通過する距離及び/又は
速度を変更することにより調節することができる。な
お、図1に示す通り、熱湯の中を通過するコンベア12
の近傍に、蒸気(100〜120℃)を噴出する蒸気噴出手段
131を設けてもよい。このような蒸気噴出手段131
を設けた場合には、茹で処理に要する時間が短縮され
る。
(沸騰状態にある)熱湯が蓄えられていて、この熱湯の
中をコンベア12が屈曲しながら通過する。この通過の
過程で、コンベア12に載置された麺線10に対して茹
で処理が施される。その際の茹で時間は、麺線10の太
さや分量に応じて5秒〜10分間とする。この茹で時間
は、コンベア12が熱湯の中を通過する距離及び/又は
速度を変更することにより調節することができる。な
お、図1に示す通り、熱湯の中を通過するコンベア12
の近傍に、蒸気(100〜120℃)を噴出する蒸気噴出手段
131を設けてもよい。このような蒸気噴出手段131
を設けた場合には、茹で処理に要する時間が短縮され
る。
【0025】なお、第1茹で槽13では、槽に熱湯を蓄
えてそこに麺を通す代わりに、コンベア12の近傍に熱
湯(99.9℃)を噴出する熱湯噴出手段を設けるようにし
てもよい。澱粉添加量の少ない麺の場合には、このよう
な熱湯噴出手段による茹で処理でも十分効果が得られ
る。
えてそこに麺を通す代わりに、コンベア12の近傍に熱
湯(99.9℃)を噴出する熱湯噴出手段を設けるようにし
てもよい。澱粉添加量の少ない麺の場合には、このよう
な熱湯噴出手段による茹で処理でも十分効果が得られ
る。
【0026】第1茹で槽13において茹で処理を施され
た麺線10は、引き続き、蒸し槽14へと搬送される。
た麺線10は、引き続き、蒸し槽14へと搬送される。
【0027】蒸し槽14では、蒸気噴出手段141より
高温の蒸気を噴出させ、槽内の温度を100〜120℃(好ま
しくは103℃以下)としておく。この雰囲気内をコンベ
ア12が蛇行しながら通過することで、コンベア12上
の麺線10に対し蒸し処理が施される。蒸し時間は、麺
線10の太さや分量に応じて5秒〜10分間となるように
しておく。この蒸し時間も、コンベア12が槽内を通過
する距離及び/又は速度を変更することにより調節する
ことができる。
高温の蒸気を噴出させ、槽内の温度を100〜120℃(好ま
しくは103℃以下)としておく。この雰囲気内をコンベ
ア12が蛇行しながら通過することで、コンベア12上
の麺線10に対し蒸し処理が施される。蒸し時間は、麺
線10の太さや分量に応じて5秒〜10分間となるように
しておく。この蒸し時間も、コンベア12が槽内を通過
する距離及び/又は速度を変更することにより調節する
ことができる。
【0028】なお、蒸し槽14の底部に熱湯を蓄え、そ
の中にコンベア12の一部を浸漬させてもよい。この
時、熱湯の中を通過するコンベア12の近傍に、蒸気
(100〜120℃)を噴出する第2蒸気噴出手段を設けても
よい。これにより、蒸し槽14内に充満する蒸気量が増
えると共に、茹で処理も蒸し処理に並行して行われるこ
とになるため、蒸し処理に要する時間が短縮される。
の中にコンベア12の一部を浸漬させてもよい。この
時、熱湯の中を通過するコンベア12の近傍に、蒸気
(100〜120℃)を噴出する第2蒸気噴出手段を設けても
よい。これにより、蒸し槽14内に充満する蒸気量が増
えると共に、茹で処理も蒸し処理に並行して行われるこ
とになるため、蒸し処理に要する時間が短縮される。
【0029】蒸し槽14において蒸し処理を施された麺
線10は、引き続き、第2茹で槽15へと搬送される。
線10は、引き続き、第2茹で槽15へと搬送される。
【0030】第2茹で槽15には99.9℃に保持された
(沸騰状態にある)熱湯が蓄えられており、この中をコ
ンベア12が屈曲しながら通過することで、コンベア1
2上の麺線10に対し茹で処理が施される。その際の茹
で時間は、第1茹で槽13の茹で処理と同様、5秒〜10
分間となるようにしておく。また、第1茹で槽13と同
様、熱湯の中を通過するコンベア12の近傍に、蒸気
(100〜120℃)を噴出する蒸気噴出手段151を設けて
もよい。これにより、同じく、茹で処理に要する時間が
短縮される。また、第2茹で槽15に熱湯を蓄える代わ
りに、コンベア12の近傍に熱湯(99.9℃)を噴出する
熱湯噴出手段を設けるようにしてもよい。
(沸騰状態にある)熱湯が蓄えられており、この中をコ
ンベア12が屈曲しながら通過することで、コンベア1
2上の麺線10に対し茹で処理が施される。その際の茹
で時間は、第1茹で槽13の茹で処理と同様、5秒〜10
分間となるようにしておく。また、第1茹で槽13と同
様、熱湯の中を通過するコンベア12の近傍に、蒸気
(100〜120℃)を噴出する蒸気噴出手段151を設けて
もよい。これにより、同じく、茹で処理に要する時間が
短縮される。また、第2茹で槽15に熱湯を蓄える代わ
りに、コンベア12の近傍に熱湯(99.9℃)を噴出する
熱湯噴出手段を設けるようにしてもよい。
【0031】第2茹で槽15において茹で処理を施され
た麺線10は、回収口16の上方でコンベア12から解
放される。こうして解放された麺線10は、回収口16
を通ってトレイ等の容器(図示せず)に回収される。も
ちろん、容器に回収することなく、そのまま引き続い
て、密封包装等の加工を行ってもよい。
た麺線10は、回収口16の上方でコンベア12から解
放される。こうして解放された麺線10は、回収口16
を通ってトレイ等の容器(図示せず)に回収される。も
ちろん、容器に回収することなく、そのまま引き続い
て、密封包装等の加工を行ってもよい。
【0032】なお、麺線10を解放したコンベア12
は、ホイール171〜174によって投入口の下方へと
順次送られ、そこで再度麺線10を載置する。以降は、
上記製造工程と同じパターンを繰り返す。
は、ホイール171〜174によって投入口の下方へと
順次送られ、そこで再度麺線10を載置する。以降は、
上記製造工程と同じパターンを繰り返す。
【0033】本実施例に係る製法に従って製造した麺を
調理したところ、従来の麺であれば麺線が3〜7本ずつ
塊状をなしていてほぐれ性が悪かったのに対し、そのよ
うなこともなく完全にほぐれるようになった。食感につ
いても、α化処理直後の最良の状態が維持されていた。
調理したところ、従来の麺であれば麺線が3〜7本ずつ
塊状をなしていてほぐれ性が悪かったのに対し、そのよ
うなこともなく完全にほぐれるようになった。食感につ
いても、α化処理直後の最良の状態が維持されていた。
【図1】 本発明に係る麺製造方法を実施するための装
置の概略構成図。
置の概略構成図。
10…麺線
11…投入口
12…コンベア
13…第1茹で槽
131…蒸気噴出手段
14…蒸し槽
141…蒸気噴出手段
15…第2茹で槽
151…蒸気噴出手段
16…回収口
171〜174…ホイール
18…蓋
Claims (3)
- 【請求項1】 常法により得られたα化処理前の麺線に
対して、 a)茹で湯の温度:95℃以上、茹で時間:5秒〜10分間の
条件で茹で処理を施す第1工程と、 b)上記茹で処理に続いて、蒸し温度:100〜120℃、蒸し
時間:5秒〜10分間の条件で蒸し処理を施す第2工程
と、 c)上記蒸し処理に続いて、再度、茹で湯の温度:95℃以
上、茹で時間:5秒〜10分間の条件で茹で処理を施す第
3工程と、 を有することを特徴とする麺製造方法。 - 【請求項2】 第1工程及び第3工程における湯温を98
℃以上とし、第2工程における蒸し温度を101〜103℃と
することを特徴とする請求項1に記載の麺製造方法。 - 【請求項3】 アルコールを0.7〜5重量%及び植物性油
脂を0.7〜5重量%含有した上記麺線を用いることを特徴
とする請求項1又は2に記載の麺製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001360381A JP2003159018A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 麺製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001360381A JP2003159018A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 麺製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003159018A true JP2003159018A (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=19171204
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001360381A Pending JP2003159018A (ja) | 2001-11-27 | 2001-11-27 | 麺製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003159018A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013125529A1 (ja) * | 2012-02-20 | 2013-08-29 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺線蒸煮方法及び麺線蒸煮装置 |
WO2018221415A1 (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-06 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 蒸煮装置 |
CN109619410A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-04-16 | 北京金田麦国际食品有限公司 | 一种面条熟化方法、采用该方法制造湿面与制造方法 |
-
2001
- 2001-11-27 JP JP2001360381A patent/JP2003159018A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013125529A1 (ja) * | 2012-02-20 | 2013-08-29 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺線蒸煮方法及び麺線蒸煮装置 |
JPWO2013125529A1 (ja) * | 2012-02-20 | 2015-07-30 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 麺線蒸煮方法及び麺線蒸煮装置 |
US10130204B2 (en) | 2012-02-20 | 2018-11-20 | Nissin Foods Holdings Co., Ltd. | Noodle-steaming method and noodle-steaming device |
WO2018221415A1 (ja) * | 2017-05-29 | 2018-12-06 | 日清食品ホールディングス株式会社 | 蒸煮装置 |
CN109619410A (zh) * | 2018-12-20 | 2019-04-16 | 北京金田麦国际食品有限公司 | 一种面条熟化方法、采用该方法制造湿面与制造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050120 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050208 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050621 |