JP2003157465A - 紙幣取扱装置 - Google Patents
紙幣取扱装置Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
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Landscapes
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】判別部のセンサの故障チェックを取引中に行
い、故障センサを取引動作毎に検知することが可能な紙
幣取扱装置を提供する。 【解決手段】紙幣を入出金する紙幣入出金口部1、紙幣
の金種、真偽を判別する紙幣判別部3、紙幣を一時的に
保管する一時保管庫4、紙幣を収納する紙幣収納庫5、
これらの部位間で紙幣を搬送する紙幣搬送路2、一時保
管庫に保管した紙幣を記憶する記憶部、及び装置全体を
制御する主制御部を備えた紙幣取扱装置であって、前記
主制御部は、前記収納庫に収納したテスト紙幣を前記搬
送路を介して紙幣判別部に供給し、前記判別部は前記テ
スト紙幣を利用して判別部を構成する複数種のセンサ毎
にその故障の有無を判別する故障検知手段を備え、該故
障検知手段は紙幣取扱装置による取引動作中に前記故障
の有無を判別する。
い、故障センサを取引動作毎に検知することが可能な紙
幣取扱装置を提供する。 【解決手段】紙幣を入出金する紙幣入出金口部1、紙幣
の金種、真偽を判別する紙幣判別部3、紙幣を一時的に
保管する一時保管庫4、紙幣を収納する紙幣収納庫5、
これらの部位間で紙幣を搬送する紙幣搬送路2、一時保
管庫に保管した紙幣を記憶する記憶部、及び装置全体を
制御する主制御部を備えた紙幣取扱装置であって、前記
主制御部は、前記収納庫に収納したテスト紙幣を前記搬
送路を介して紙幣判別部に供給し、前記判別部は前記テ
スト紙幣を利用して判別部を構成する複数種のセンサ毎
にその故障の有無を判別する故障検知手段を備え、該故
障検知手段は紙幣取扱装置による取引動作中に前記故障
の有無を判別する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は紙幣取扱装置に係
り、特に紙幣の金種、真偽、正損等を判別する紙幣判別
手段を備えた紙幣取扱装置に関する。
り、特に紙幣の金種、真偽、正損等を判別する紙幣判別
手段を備えた紙幣取扱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平11−110613号公報「現金
処理装置および現金処理システム」には、金融機関等で
使用される紙幣取扱装置が示されている。この装置では
保守点検時に搬送路にパトロール券を巡回させ、各種の
センサにより巡回するパトロール券を検知して各機構部
の動作に関するデータを取得することにより、センサ故
障の有無を判定行うことが示されている。
処理装置および現金処理システム」には、金融機関等で
使用される紙幣取扱装置が示されている。この装置では
保守点検時に搬送路にパトロール券を巡回させ、各種の
センサにより巡回するパトロール券を検知して各機構部
の動作に関するデータを取得することにより、センサ故
障の有無を判定行うことが示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現金自動取引装置等の
紙幣取扱装置は全世界で使用される。このため、日本円
紙幣だけでなく外国紙幣も取り扱える紙幣取扱装置が求
められている。しかし、多種ある外国紙幣を1台の現金
自動取引装置(ATM)で同時に取扱う場合、日本円紙
幣と違い、紙幣の大きさ、紙幣の特徴が様々な為、判別
部には多数の高精度なセンサが必要不可欠となる。特
に、ユーロ紙幣やヨーロッパの何カ国もの紙幣を1台の
紙幣取扱装置で同時に取扱う場合、各国の紙幣すべてが
判別できるだけのセンサ数が必要になるだけでなく、似
通った紙幣を正確に判別する為に、より精度の高いセン
サを搭載することとなり、センサの動作チェックも従来
より精度の高いものが必要不可欠になる。
紙幣取扱装置は全世界で使用される。このため、日本円
紙幣だけでなく外国紙幣も取り扱える紙幣取扱装置が求
められている。しかし、多種ある外国紙幣を1台の現金
自動取引装置(ATM)で同時に取扱う場合、日本円紙
幣と違い、紙幣の大きさ、紙幣の特徴が様々な為、判別
部には多数の高精度なセンサが必要不可欠となる。特
に、ユーロ紙幣やヨーロッパの何カ国もの紙幣を1台の
紙幣取扱装置で同時に取扱う場合、各国の紙幣すべてが
判別できるだけのセンサ数が必要になるだけでなく、似
通った紙幣を正確に判別する為に、より精度の高いセン
サを搭載することとなり、センサの動作チェックも従来
より精度の高いものが必要不可欠になる。
【0004】また、取引の前に判別部のセンサの動作チ
ェックを行う際、判別部には何も紙幣が通過していない
状態で行う従来の紙幣取扱装置においては、センサの点
灯又は消灯のチェック、又はセンサの最低出力値のチェ
ック程度しかチェックすることができない。特に磁気セ
ンサや反射型のセンサは、測定する対象がない場合は、
センサの出力もないため、センサの出力をチェックする
ことはできない。
ェックを行う際、判別部には何も紙幣が通過していない
状態で行う従来の紙幣取扱装置においては、センサの点
灯又は消灯のチェック、又はセンサの最低出力値のチェ
ック程度しかチェックすることができない。特に磁気セ
ンサや反射型のセンサは、測定する対象がない場合は、
センサの出力もないため、センサの出力をチェックする
ことはできない。
【0005】また、前記パトロール券を巡回させる方式
は、センサ故障の有無を取引開始前にチェックする方式
であり、取引動作中にチェックするものではない。
は、センサ故障の有無を取引開始前にチェックする方式
であり、取引動作中にチェックするものではない。
【0006】更に、紙幣を連続して搬送し、この紙幣を
連続して判別しているときにセンサの出力異常が発生し
た場合、これを検知することはできない。また、例えば
200枚の紙幣を連続で判別するとき、センサは、判別
開始から終了まで点灯していることになる。この連続点
灯に伴い判別終了時点付近ではセンサ出力が低下し、紙
幣を誤判別することも考えられる。
連続して判別しているときにセンサの出力異常が発生し
た場合、これを検知することはできない。また、例えば
200枚の紙幣を連続で判別するとき、センサは、判別
開始から終了まで点灯していることになる。この連続点
灯に伴い判別終了時点付近ではセンサ出力が低下し、紙
幣を誤判別することも考えられる。
【0007】本発明の目的は、判別部のセンサの故障チ
ェックを取引動作中、すなわち利用者が紙幣取扱装置の
操作を開始してから取引処理を終了するまでの間に行
い、故障センサを取引動作毎に検知することが可能な紙
幣取扱装置を提供することにある。
ェックを取引動作中、すなわち利用者が紙幣取扱装置の
操作を開始してから取引処理を終了するまでの間に行
い、故障センサを取引動作毎に検知することが可能な紙
幣取扱装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような手段を採用した。
解決するために次のような手段を採用した。
【0009】紙幣を入出金する紙幣入出金口部、紙幣の
金種、真偽を判別する紙幣判別部、紙幣を一時的に保管
する一時保管庫、紙幣を収納する紙幣収納庫、これらの
部位間で紙幣を搬送する紙幣搬送路、一時保管庫に保管
した紙幣を記憶する記憶部、及び装置全体を制御する主
制御部を備えた紙幣取扱装置であって、前記主制御部
は、前記収納庫に収納したテスト紙幣を前記搬送路を介
して紙幣判別部に供給し、前記判別部は前記テスト紙幣
を利用して判別部を構成する複数種のセンサ毎にその故
障の有無を判別する故障検知手段を備え、該故障検知手
段は紙幣取扱装置による取引動作中に前記故障の有無を
判別する。
金種、真偽を判別する紙幣判別部、紙幣を一時的に保管
する一時保管庫、紙幣を収納する紙幣収納庫、これらの
部位間で紙幣を搬送する紙幣搬送路、一時保管庫に保管
した紙幣を記憶する記憶部、及び装置全体を制御する主
制御部を備えた紙幣取扱装置であって、前記主制御部
は、前記収納庫に収納したテスト紙幣を前記搬送路を介
して紙幣判別部に供給し、前記判別部は前記テスト紙幣
を利用して判別部を構成する複数種のセンサ毎にその故
障の有無を判別する故障検知手段を備え、該故障検知手
段は紙幣取扱装置による取引動作中に前記故障の有無を
判別する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図1か
ら図13を用いて説明する。
ら図13を用いて説明する。
【0011】図1は本発明の実施形態にかかる紙幣取扱
装置を示す図、図2は紙幣取扱装置の制御ブロックを示
す図である。これらの図において、1は入出金口部、2
は装置内の各部位に紙幣を搬送する搬送路、3は紙幣の
真偽、正損、金種などを判別する判別部、4は紙幣を一
時的に巻き取って保管する一時保管庫、5は紙幣を収納
するための収納庫、6は紙幣の通過を検知する通過セン
サ、7は紙幣の搬送方向を切り換えるゲート、8はリジ
ェクト紙幣を収納するためのリジェクト庫、9は後述す
るテスト紙幣を収納するためのテスト紙幣専用収納庫、
10は入出金時に開閉するシャッタ、13は入金された
紙幣入れる入金用スペース、14は出金する紙幣を入れ
る出金用スペース、11は入金用スペースと出金用スペ
ースを仕切る仕切板、12は入出金を押圧保持する押板
である。101は紙幣取扱装置の上位装置、102は上
位装置101と通信回線で接続するための上位回線制御
部、103は搬送路2を駆動する搬送路モータ制御部、
104は搬送路移動量計数部であり、搬送路2の移動量
を計数する。105はセンサ制御部であり、紙幣の通過
を検出する通過センサ等のセンサを制御する。106は
ゲート制御部であり、通過センサ6の検出信号および搬
送路移動量計数部が計数した搬送路2の移動量をもとに
ゲート7を切り換える。107は入出金口部を制御する
入出金口制御部、108は一時保管庫を制御する一時保
管庫制御部、109は収納庫制御部であり、リジェクト
庫および還流庫(紙幣収納庫5)を制御する。110は
紙幣の真偽、正損、金種などを判定する判別制御部、1
11は記憶部、112は紙幣取扱装置の各部位を制御す
る主制御部である。
装置を示す図、図2は紙幣取扱装置の制御ブロックを示
す図である。これらの図において、1は入出金口部、2
は装置内の各部位に紙幣を搬送する搬送路、3は紙幣の
真偽、正損、金種などを判別する判別部、4は紙幣を一
時的に巻き取って保管する一時保管庫、5は紙幣を収納
するための収納庫、6は紙幣の通過を検知する通過セン
サ、7は紙幣の搬送方向を切り換えるゲート、8はリジ
ェクト紙幣を収納するためのリジェクト庫、9は後述す
るテスト紙幣を収納するためのテスト紙幣専用収納庫、
10は入出金時に開閉するシャッタ、13は入金された
紙幣入れる入金用スペース、14は出金する紙幣を入れ
る出金用スペース、11は入金用スペースと出金用スペ
ースを仕切る仕切板、12は入出金を押圧保持する押板
である。101は紙幣取扱装置の上位装置、102は上
位装置101と通信回線で接続するための上位回線制御
部、103は搬送路2を駆動する搬送路モータ制御部、
104は搬送路移動量計数部であり、搬送路2の移動量
を計数する。105はセンサ制御部であり、紙幣の通過
を検出する通過センサ等のセンサを制御する。106は
ゲート制御部であり、通過センサ6の検出信号および搬
送路移動量計数部が計数した搬送路2の移動量をもとに
ゲート7を切り換える。107は入出金口部を制御する
入出金口制御部、108は一時保管庫を制御する一時保
管庫制御部、109は収納庫制御部であり、リジェクト
庫および還流庫(紙幣収納庫5)を制御する。110は
紙幣の真偽、正損、金種などを判定する判別制御部、1
11は記憶部、112は紙幣取扱装置の各部位を制御す
る主制御部である。
【0012】図3は図1に示す紙幣取扱装置を搭載する
現金自動取引装置を示す図、図4は現金自動取引装置の
制御ブロックを示す図である。現金自動取引装置は、通
帳を取り扱う通帳処理機構201、明細票を発行する明
細票発行機構202、磁気ストライプカードを取り扱う
カード取扱機構203、紙幣を入出金する紙幣取扱装置
204、利用者が操作を行う操作部205、これらを制
御する本体制御部206で構成される。また通信回線で
ホストコンピュータ207と接続され取引情報などの送
受信を行う。
現金自動取引装置を示す図、図4は現金自動取引装置の
制御ブロックを示す図である。現金自動取引装置は、通
帳を取り扱う通帳処理機構201、明細票を発行する明
細票発行機構202、磁気ストライプカードを取り扱う
カード取扱機構203、紙幣を入出金する紙幣取扱装置
204、利用者が操作を行う操作部205、これらを制
御する本体制御部206で構成される。また通信回線で
ホストコンピュータ207と接続され取引情報などの送
受信を行う。
【0013】図5は判別部3内に配置したセンサとその
配置を上から見た図である。紙幣を矢印の方向に搬送す
ると、カラーセンサ301、302、磁気センサ30
3、304、蛍光センサ305、306により紙幣の特
徴を取得することができる。
配置を上から見た図である。紙幣を矢印の方向に搬送す
ると、カラーセンサ301、302、磁気センサ30
3、304、蛍光センサ305、306により紙幣の特
徴を取得することができる。
【0014】図6は判別部3内に配置したセンサをチェ
ックするためのテスト紙幣であり、図1に示したテスト
紙幣専用収納庫9に収納されている。帯401はカラー
センサの出力レベル値が正常値となるように設定したカ
ラーの帯であり、帯402は磁気センサの出力レベル値
が正常値となるように設定した磁気の帯、帯403は蛍
光センサの出力レベル値が正常値となるように設定した
帯である。このテスト紙幣を判別部3に搬送すると、全
てのセンサが正常であれば、それぞれのセンサレベル値
は全て正常となり、異常センサがあれば、そのセンサの
センサレベル(出力レベル)値が異常となる。これによ
ってセンサの故障をチェックすることができる。
ックするためのテスト紙幣であり、図1に示したテスト
紙幣専用収納庫9に収納されている。帯401はカラー
センサの出力レベル値が正常値となるように設定したカ
ラーの帯であり、帯402は磁気センサの出力レベル値
が正常値となるように設定した磁気の帯、帯403は蛍
光センサの出力レベル値が正常値となるように設定した
帯である。このテスト紙幣を判別部3に搬送すると、全
てのセンサが正常であれば、それぞれのセンサレベル値
は全て正常となり、異常センサがあれば、そのセンサの
センサレベル(出力レベル)値が異常となる。これによ
ってセンサの故障をチェックすることができる。
【0015】図7は縦軸をセンサレベル値、横軸を時間
としたグラフであり、上述の図6で説明したテスト紙幣
が判別部3のセンサを通過している時の各センサ301
〜306(カラーセンサ、磁気センサ、蛍光センサ)の
センサレベルを示したものである。また、斜線を施した
面積は時間とレベルの積分値を示したものである。各セ
ンサのセンサレベルが最低正常値以上、最高正常値以下
にある面積501が全体の面積502と比較して一定割
合以上であれば、そのセンサを正常と判定し、一定割合
以下であれば異常と判定する。
としたグラフであり、上述の図6で説明したテスト紙幣
が判別部3のセンサを通過している時の各センサ301
〜306(カラーセンサ、磁気センサ、蛍光センサ)の
センサレベルを示したものである。また、斜線を施した
面積は時間とレベルの積分値を示したものである。各セ
ンサのセンサレベルが最低正常値以上、最高正常値以下
にある面積501が全体の面積502と比較して一定割
合以上であれば、そのセンサを正常と判定し、一定割合
以下であれば異常と判定する。
【0016】図8(a)は、センサがすべて正常である場
合の1$札、2$札を検出したときの各センサのセンサ
レベルを示したものである。この表より1$札と2$札
を検出したときのセンサレベルの違いは、センサ301
のセンサレベルだけである。図8(b)は、テスト紙幣搬
送後のセンサ故障チェックの結果を示した図である。白
色で表したセンサを異常センサとし、黒色で表したセン
サを正常センサとする。この場合、センサ301は異常
センサ、302〜306は正常センサである。この図に
示すようにセンサ301の異常によってセンサレベルが
正しく示せない場合、前記2つの金種(1$札、2$
札)を区別することができなくなる。すなわち、センサ
レベル値が低くなる異常である場合は、1$札を検出し
たときのセンサレベル値が低くなり、2$札と間違えて
判別を行ってしまう。従って、取引中にテスト紙幣を搬
送し、全てのセンサレベルをチェックして、異常センサ
を検出するセンサ故障チェックを行うことにより、セン
サの異常によるこのような誤判別を防ぐことができる。
合の1$札、2$札を検出したときの各センサのセンサ
レベルを示したものである。この表より1$札と2$札
を検出したときのセンサレベルの違いは、センサ301
のセンサレベルだけである。図8(b)は、テスト紙幣搬
送後のセンサ故障チェックの結果を示した図である。白
色で表したセンサを異常センサとし、黒色で表したセン
サを正常センサとする。この場合、センサ301は異常
センサ、302〜306は正常センサである。この図に
示すようにセンサ301の異常によってセンサレベルが
正しく示せない場合、前記2つの金種(1$札、2$
札)を区別することができなくなる。すなわち、センサ
レベル値が低くなる異常である場合は、1$札を検出し
たときのセンサレベル値が低くなり、2$札と間違えて
判別を行ってしまう。従って、取引中にテスト紙幣を搬
送し、全てのセンサレベルをチェックして、異常センサ
を検出するセンサ故障チェックを行うことにより、セン
サの異常によるこのような誤判別を防ぐことができる。
【0017】図9は判別時にどのセンサを使用するかを
発券国毎に示した表である。○印が使用するセンサを示
し、×印は使用しないセンサを示す。センサ故障チェッ
クで異常なセンサを発見した場合、そのセンサを使用し
て判別を行う紙幣は判別を行えないが、使用しない紙幣
については、判別することが可能である。例えば、セン
サ303に異常が見つかったとすると、US$札は判別
時にセンサ303を使用するのでUS$札の判別を行う
ことはできない。一方、EU、及び中国の紙幣は、その
判別にセンサ303を使用しないので、センサ303に
異常が見つかった場合でも紙幣の判別を行うことが可能
である。
発券国毎に示した表である。○印が使用するセンサを示
し、×印は使用しないセンサを示す。センサ故障チェッ
クで異常なセンサを発見した場合、そのセンサを使用し
て判別を行う紙幣は判別を行えないが、使用しない紙幣
については、判別することが可能である。例えば、セン
サ303に異常が見つかったとすると、US$札は判別
時にセンサ303を使用するのでUS$札の判別を行う
ことはできない。一方、EU、及び中国の紙幣は、その
判別にセンサ303を使用しないので、センサ303に
異常が見つかった場合でも紙幣の判別を行うことが可能
である。
【0018】図10ないし図12は入金取引の紙幣搬送
処理を説明する為のフローチャートである。まず、利用
者の入金要求が上位装置101から上位回線制御部10
2を介して主制御部112へ送信されると、紙幣取扱装
置のシャッタ10を開いて利用者が入出金口部1の入金
用スペース13に紙幣を投入するのを待つ(ステップ6
01)。利用者が紙幣を投入すると、仕切板11を図示
右方向に移動させ、出金用スペース14を確保する(ス
テップ602)。主制御部112の制御によりシャッタ
10を閉じた後、収納庫制御部109の制御によりテス
ト紙幣専用収納庫9から図6に示したテスト紙幣を1
枚、搬送路2へ供給する(ステップ603)。搬送された
テスト紙幣が判別部3を通過している間にセンサ301
から306のセンサ故障チェックを行う。このときのセ
ンサ故障チェックの方法は図7で説明したチェック方法
とする(ステップ604)。
処理を説明する為のフローチャートである。まず、利用
者の入金要求が上位装置101から上位回線制御部10
2を介して主制御部112へ送信されると、紙幣取扱装
置のシャッタ10を開いて利用者が入出金口部1の入金
用スペース13に紙幣を投入するのを待つ(ステップ6
01)。利用者が紙幣を投入すると、仕切板11を図示
右方向に移動させ、出金用スペース14を確保する(ス
テップ602)。主制御部112の制御によりシャッタ
10を閉じた後、収納庫制御部109の制御によりテス
ト紙幣専用収納庫9から図6に示したテスト紙幣を1
枚、搬送路2へ供給する(ステップ603)。搬送された
テスト紙幣が判別部3を通過している間にセンサ301
から306のセンサ故障チェックを行う。このときのセ
ンサ故障チェックの方法は図7で説明したチェック方法
とする(ステップ604)。
【0019】次に、テスト紙幣を入出金口部1の出金用
スペース14へ収納する(ステップ605)。押板12を
移動させ入出金口部1の紙幣、及びテスト紙幣を押圧保
持させる(ステップ606)。ステップ604のセンサ故
障チェックの結果を判定し、全てのセンサのセンサレベ
ルが正常である場合は(図7で説明した面積チェック方
法で面積501が面積502の一定割合内にある場合)
はステップ608に進み、そうでない場合はステップ6
14に進む(ステップ607)。
スペース14へ収納する(ステップ605)。押板12を
移動させ入出金口部1の紙幣、及びテスト紙幣を押圧保
持させる(ステップ606)。ステップ604のセンサ故
障チェックの結果を判定し、全てのセンサのセンサレベ
ルが正常である場合は(図7で説明した面積チェック方
法で面積501が面積502の一定割合内にある場合)
はステップ608に進み、そうでない場合はステップ6
14に進む(ステップ607)。
【0020】次に、入金用スペース13の紙幣を入出金
口制御部107の制御により、一枚ずつ分離して搬送路
2へ供給する(ステップ608)。紙幣が判別部3に搬送
されると、判別制御部110は判別処理を行い、搬送さ
れた紙幣の真偽、正損、金種等を判定する。また、この
判定結果を記憶部111に記憶する(ステップ609)。
そして、前記判定結果を基に、正常券を一時保管庫4に
収納し(ステップ612)、異常券(偽券あるいは損
券)をリジェクト紙幣として出金用スペース14のテス
ト紙幣の後へ収納する。(ステップ611)。以上の操作
を入金用スペース13に紙幣がなくなるまで続ける(ス
テップ613)。
口制御部107の制御により、一枚ずつ分離して搬送路
2へ供給する(ステップ608)。紙幣が判別部3に搬送
されると、判別制御部110は判別処理を行い、搬送さ
れた紙幣の真偽、正損、金種等を判定する。また、この
判定結果を記憶部111に記憶する(ステップ609)。
そして、前記判定結果を基に、正常券を一時保管庫4に
収納し(ステップ612)、異常券(偽券あるいは損
券)をリジェクト紙幣として出金用スペース14のテス
ト紙幣の後へ収納する。(ステップ611)。以上の操作
を入金用スペース13に紙幣がなくなるまで続ける(ス
テップ613)。
【0021】ステップ604におけるセンサ故障チェッ
クの結果、センサレベル値が異常であれば、どのセンサ
が異常であるかを記憶部111に記憶する(ステップ6
14)。異常センサが存在する場合、図8で述べたよう
に誤判別を起こす可能性があるため、判別を行うことは
できない。ただし、図9で示したように異常センサを使
用せずに判別を行うことができる国の紙幣については判
別が可能となる。このため、前記記憶した異常センサ
と、予め記憶しておいた判別時に使用するセンサの表
(図9)とを照らし合わせ、どの国の紙幣が判別不可能
であるかを判断し、判別不可能な国の紙幣を記憶部11
1に記憶する(ステップ615)。
クの結果、センサレベル値が異常であれば、どのセンサ
が異常であるかを記憶部111に記憶する(ステップ6
14)。異常センサが存在する場合、図8で述べたよう
に誤判別を起こす可能性があるため、判別を行うことは
できない。ただし、図9で示したように異常センサを使
用せずに判別を行うことができる国の紙幣については判
別が可能となる。このため、前記記憶した異常センサ
と、予め記憶しておいた判別時に使用するセンサの表
(図9)とを照らし合わせ、どの国の紙幣が判別不可能
であるかを判断し、判別不可能な国の紙幣を記憶部11
1に記憶する(ステップ615)。
【0022】次に、入金用スペース13の紙幣を入出金
口制御部107の制御により、一枚ずつ搬送路2へ供給
する(ステップ616)。紙幣が判別部3に搬送された
時、判別制御部110の制御により判別処理を行い、搬
送された紙幣の真偽、正損、金種等を判定する。また、
この判別結果を記憶部111に記憶する(ステップ61
7)。そして、前記判定結果をもとに正常券を一時保管
庫4に収納し(ステップ620)、異常券(偽券、損
券)及び前記判別不可能な国の紙幣を出金用スペース1
4へ収納する (ステップ619)。以上の操作を入金用
スペースに紙幣がなくなるまで続ける(ステップ62
1)。
口制御部107の制御により、一枚ずつ搬送路2へ供給
する(ステップ616)。紙幣が判別部3に搬送された
時、判別制御部110の制御により判別処理を行い、搬
送された紙幣の真偽、正損、金種等を判定する。また、
この判別結果を記憶部111に記憶する(ステップ61
7)。そして、前記判定結果をもとに正常券を一時保管
庫4に収納し(ステップ620)、異常券(偽券、損
券)及び前記判別不可能な国の紙幣を出金用スペース1
4へ収納する (ステップ619)。以上の操作を入金用
スペースに紙幣がなくなるまで続ける(ステップ62
1)。
【0023】次に、仕切板11を退避させ、押板12を
押して、テスト紙幣とリジェクト紙幣を出金用スペース
14から入金用スペース13へ移動させ、テスト紙幣の
みを搬送路2へ搬送する。次いで仕切板11を元の位置
へ戻し、リジェクト紙幣を出金用スペース14に戻す。
このとき、出金用スペース14にはテスト紙幣がその先
頭にあり、その後にリジェクト紙幣があるとする(ステ
ップ622)。搬送されたテスト紙幣が判別部3を通過
している間にセンサ301ないし306のセンサ故障チ
ェックを行う。このときのセンサ故障チェックの方法は
図7で説明したチェック方法とする(ステップ623)。
センサ故障チェックの結果、センサレベル値が異常であ
るセンサが1つでもある場合、即ち、図7で説明した面
積チェック方法で面積501が面積502の一定割合内
にないセンサがあるか否かを判定し、センサレベル値が
異常であるセンサを発見した場合はステップ625に進
に、そうでない場合はステップ626に進む。異常セン
サを発見した場合は、異常センサを使用して判別した紙
幣を記憶部111に記憶する(ステップ625)。
押して、テスト紙幣とリジェクト紙幣を出金用スペース
14から入金用スペース13へ移動させ、テスト紙幣の
みを搬送路2へ搬送する。次いで仕切板11を元の位置
へ戻し、リジェクト紙幣を出金用スペース14に戻す。
このとき、出金用スペース14にはテスト紙幣がその先
頭にあり、その後にリジェクト紙幣があるとする(ステ
ップ622)。搬送されたテスト紙幣が判別部3を通過
している間にセンサ301ないし306のセンサ故障チ
ェックを行う。このときのセンサ故障チェックの方法は
図7で説明したチェック方法とする(ステップ623)。
センサ故障チェックの結果、センサレベル値が異常であ
るセンサが1つでもある場合、即ち、図7で説明した面
積チェック方法で面積501が面積502の一定割合内
にないセンサがあるか否かを判定し、センサレベル値が
異常であるセンサを発見した場合はステップ625に進
に、そうでない場合はステップ626に進む。異常セン
サを発見した場合は、異常センサを使用して判別した紙
幣を記憶部111に記憶する(ステップ625)。
【0024】次に、一時保管庫4に保管しておいた紙幣
を一枚ずつ搬送路2へ供給する(ステップ626)。搬送
された紙幣がステップ625で記憶した、異常センサを
使用して判別した紙幣であるか否かを判別し(ステップ
627)、異常センサを使用して判別した紙幣である場
合は、リジェクト紙幣として出金用スペース14に収納
し(ステップ628)、そうでない場合は正常券として
収納庫5に収納する。また紙幣がテスト紙幣である場合
はテスト紙幣専用収納庫9に収納する(ステップ62
9)。以上の操作を一時保管庫に紙幣がなくなるまで続
ける(ステップ630)。
を一枚ずつ搬送路2へ供給する(ステップ626)。搬送
された紙幣がステップ625で記憶した、異常センサを
使用して判別した紙幣であるか否かを判別し(ステップ
627)、異常センサを使用して判別した紙幣である場
合は、リジェクト紙幣として出金用スペース14に収納
し(ステップ628)、そうでない場合は正常券として
収納庫5に収納する。また紙幣がテスト紙幣である場合
はテスト紙幣専用収納庫9に収納する(ステップ62
9)。以上の操作を一時保管庫に紙幣がなくなるまで続
ける(ステップ630)。
【0025】次に、出金用スペース14に紙幣があるか
否かを判別し、紙幣がある場合は利用者に紙幣を返却し
(ステップ632)、ない場合は取引を終了する(ステ
ップ631)。出金用スペース14に紙幣がある場合、
シャッタ10を開いて利用者へ紙幣を返却し、操作部2
05に返却理由を表示する。
否かを判別し、紙幣がある場合は利用者に紙幣を返却し
(ステップ632)、ない場合は取引を終了する(ステ
ップ631)。出金用スペース14に紙幣がある場合、
シャッタ10を開いて利用者へ紙幣を返却し、操作部2
05に返却理由を表示する。
【0026】返却理由がセンサ異常の場合、図13
(a)に示す表示をおこなう。また、センサ異常が検出
された取引の次の取引からは、操作部205に図13
(b)の表示を行い利用者に異常が生じていること、及
び取扱いのできる金種を知らせる。なお、図10ないし
図12に示すフローチャートには表記していないが、セ
ンサ異常が検出された場合、ホストコンピュータ207
へセンサ異常を報告する。ホストコンピュータ側では、
この報告により、速やかにセンサ異常を知ることができ
る。
(a)に示す表示をおこなう。また、センサ異常が検出
された取引の次の取引からは、操作部205に図13
(b)の表示を行い利用者に異常が生じていること、及
び取扱いのできる金種を知らせる。なお、図10ないし
図12に示すフローチャートには表記していないが、セ
ンサ異常が検出された場合、ホストコンピュータ207
へセンサ異常を報告する。ホストコンピュータ側では、
この報告により、速やかにセンサ異常を知ることができ
る。
【0027】また、このフローチャートは、入出金紙幣
を搬送路2へ搬送する前及び後に判別部3のセンサ故障
の有無をチェックするものであるが、ステップ605で
テスト紙幣を一時保管庫4へ収納後すぐにテスト紙幣専
用収納庫9に戻すとともに、ステップ622〜625、
627、628を削除することにより、紙幣を搬送路2
へ搬送する前のみでセンサ故障チェックを行うこともで
きる。
を搬送路2へ搬送する前及び後に判別部3のセンサ故障
の有無をチェックするものであるが、ステップ605で
テスト紙幣を一時保管庫4へ収納後すぐにテスト紙幣専
用収納庫9に戻すとともに、ステップ622〜625、
627、628を削除することにより、紙幣を搬送路2
へ搬送する前のみでセンサ故障チェックを行うこともで
きる。
【0028】また、センサ故障チェックを一取引に一回
行うのではなく、取引指定回数毎あるいは、指定稼働時
間毎などに行うことも可能である。
行うのではなく、取引指定回数毎あるいは、指定稼働時
間毎などに行うことも可能である。
【0029】また、本実施形態によれば、紙幣搬送前及
び後で同じテスト紙幣を用いてセンサ故障チェックを行
うため、紙幣搬送前後のセンサ出力値を比較することに
よりセンサの故障の有無を判定することも可能となる。
び後で同じテスト紙幣を用いてセンサ故障チェックを行
うため、紙幣搬送前後のセンサ出力値を比較することに
よりセンサの故障の有無を判定することも可能となる。
【0030】また、センサ故障チェックは入金取引だけ
でなく、出金取引でも行うことができる。すなわち、テ
スト紙幣専用収納庫9からテスト紙幣を搬送路2に供給
し、判別部3でセンサ故障チェックを行い、正常と判定
されたセンサのみで判別できる国の紙幣を確定した後、
テスト紙幣を一時保管庫4へ収納する。
でなく、出金取引でも行うことができる。すなわち、テ
スト紙幣専用収納庫9からテスト紙幣を搬送路2に供給
し、判別部3でセンサ故障チェックを行い、正常と判定
されたセンサのみで判別できる国の紙幣を確定した後、
テスト紙幣を一時保管庫4へ収納する。
【0031】その後、正常なセンサで判別できる国の紙
幣のみを収納庫5から取り出して判別を行い、正常券を
出金用スペース14に収納する。次いで一時保管庫4の
テスト紙幣を用いて判別部3のセンサ故障チェックを再
度行う。その後、前記出金用スペース14の紙幣を再び
搬送させ、前記再度のセンサ故障チェックによって見つ
かった異常センサを使用して判別した紙幣をリジェクト
紙幣としてリジェクト庫5に収納し、正常券のみを出金
用スペース14に再度収納して利用者に出金する。
幣のみを収納庫5から取り出して判別を行い、正常券を
出金用スペース14に収納する。次いで一時保管庫4の
テスト紙幣を用いて判別部3のセンサ故障チェックを再
度行う。その後、前記出金用スペース14の紙幣を再び
搬送させ、前記再度のセンサ故障チェックによって見つ
かった異常センサを使用して判別した紙幣をリジェクト
紙幣としてリジェクト庫5に収納し、正常券のみを出金
用スペース14に再度収納して利用者に出金する。
【0032】以上の説明では、テスト紙幣専用収納庫9
を設けたが、テスト紙幣を収納庫5の紙幣に先頭に一枚
のみ収納しておくことで、テスト紙幣専用収納庫9を省
略することができる。また、図9では、発券国毎にどの
センサを使用するか表示したが、発券国毎ではなく、金
種ごとに行うことも可能である。
を設けたが、テスト紙幣を収納庫5の紙幣に先頭に一枚
のみ収納しておくことで、テスト紙幣専用収納庫9を省
略することができる。また、図9では、発券国毎にどの
センサを使用するか表示したが、発券国毎ではなく、金
種ごとに行うことも可能である。
【0033】以上説明したように本実施形態によれば、
判別部のセンサの故障チェックを取引動作中、すなわち
利用者が紙幣取扱装置の操作を開始してから取引処理を
終了するまでの間の取引ごとに、例えば開始直後、取引
中あるいは終了直前に行うことができるため、経年変化
又は故障等によりセンサ出力が変動した場合、センサの
出力異常として取引を中止できる。また、センサの検出
感度の低下を早期に検出することが可能であり、検出レ
ベルの特徴が似通った紙幣に対するセンサ感度低下に伴
う誤判別を防止することができる。
判別部のセンサの故障チェックを取引動作中、すなわち
利用者が紙幣取扱装置の操作を開始してから取引処理を
終了するまでの間の取引ごとに、例えば開始直後、取引
中あるいは終了直前に行うことができるため、経年変化
又は故障等によりセンサ出力が変動した場合、センサの
出力異常として取引を中止できる。また、センサの検出
感度の低下を早期に検出することが可能であり、検出レ
ベルの特徴が似通った紙幣に対するセンサ感度低下に伴
う誤判別を防止することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、判
別部のセンサの故障チェックを取引動作中に行うので、
故障センサを取引動作毎に検知することが可能な紙幣取
扱装置を提供することができる。
別部のセンサの故障チェックを取引動作中に行うので、
故障センサを取引動作毎に検知することが可能な紙幣取
扱装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施形態にかかる紙幣取扱装置を示す
図である。
図である。
【図2】紙幣取扱装置の制御ブロックを示す図である。
【図3】紙幣取扱装置を搭載する現金自動取引装置を示
す図である。
す図である。
【図4】現金自動取引装置の制御ブロックを示す図であ
る。
る。
【図5】判別部内に配置したセンサとその位置を上から
見た図である。
見た図である。
【図6】テスト紙幣を示す図である。
【図7】センサレベル値の時間変化を示す図である。
【図8】各センサのセンサレベル及び故障チェックの結
果を示す図である。
果を示す図である。
【図9】判別時に使用するセンサを発券国毎に示す図で
ある。
ある。
【図10】入金取引における紙幣搬送処理を説明するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図11】入金取引における紙幣搬送処理を説明するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図12】入金取引における紙幣搬送処理を説明するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図13】操作部に表示する表示画面を示す図である。
1 入出金口部
2 搬送路
3 判別部
4 一時保管庫
5 収納庫
6 通過センサ
7 ゲート
8 リジェクト庫
9 テスト紙幣専用週洋子収納庫
10 シャッタ
11 仕切板
12 押板
13 入金用スペース
14 出金用スペース
101 上位装置
102 上位回線制御部
103 搬送路モータ制御部
104 搬送路移動量計数部
105 センサ制御部
106 ゲート制御部
107 入出金口部制御部
108 一時保管庫制御部
109 収納庫制御部
110 判別制御部
111 記憶部
112 主制御部
201 通帳処理機構
202 カード取扱機構
203 明細票発行機構
204 紙幣取扱装置
205 操作部
206 本体制御部
207 ホストコンピュータ
Claims (5)
- 【請求項1】 紙幣を入出金する紙幣入出金口部、紙幣
の金種、真偽を判別する紙幣判別部、紙幣を一時的に保
管する一時保管庫、紙幣を収納する紙幣収納庫、これら
の部位間で紙幣を搬送する紙幣搬送路、一時保管庫に保
管した紙幣を記憶する記憶部、及び装置全体を制御する
主制御部を備えた紙幣取扱装置であって、 前記主制御部は、前記収納庫に収納したテスト紙幣を前
記搬送路を介して紙幣判別部に供給し、前記判別部は前
記テスト紙幣を利用して判別部を構成する複数種のセン
サ毎にその故障の有無を判別する故障検知手段を備え、
該故障検知手段は紙幣取扱装置による取引動作中に前記
故障の有無を判別することを特徴とする紙幣取扱装置。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、 前記故障故障検知手段は、センサ出力の時間積分値が設
定値外にあることをもとにセンサの故障を検知すること
を特徴とする紙幣取扱装置。 - 【請求項3】 請求項1ないし請求項2の何れか1の記
載において、 前記故障検知手段が検知した故障センサの種類に応じて
特定種類の紙幣の取引を止めることを特徴とする紙幣取
扱装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか1の記
載において、 前記主制御部は、前記紙幣判別部により紙幣を判別する
前、及び後に前記テスト紙幣を前記紙幣判別部に供給す
ることを特徴とする紙幣取扱装置。 - 【請求項5】 請求項3の記載において、 前記主制御部は、紙幣の種類と、該紙幣の判別に際して
利用すべき前記センサの種別を記憶する記憶手段を備え
たことを特徴とする紙幣取扱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354980A JP2003157465A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 紙幣取扱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001354980A JP2003157465A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 紙幣取扱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003157465A true JP2003157465A (ja) | 2003-05-30 |
Family
ID=19166751
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001354980A Pending JP2003157465A (ja) | 2001-11-20 | 2001-11-20 | 紙幣取扱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003157465A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009020190A1 (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-12 | Kabushiki Kaisha Nippon Conlux | 紙幣識別装置およびその制御方法 |
JP2010039965A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 紙葉類取引装置の保守監視システム |
US7784680B1 (en) * | 2002-10-31 | 2010-08-31 | Diebold Self-Service Systems, Division Of Diebold, Incorporated | Delayed annunciation of receipt jam for automated banking machine |
JP2016071504A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 富士通フロンテック株式会社 | 帳票取扱装置及び帳票取扱装置の診断方法 |
JP2017224036A (ja) * | 2016-06-13 | 2017-12-21 | 富士電機株式会社 | 金銭処理装置 |
-
2001
- 2001-11-20 JP JP2001354980A patent/JP2003157465A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7784680B1 (en) * | 2002-10-31 | 2010-08-31 | Diebold Self-Service Systems, Division Of Diebold, Incorporated | Delayed annunciation of receipt jam for automated banking machine |
WO2009020190A1 (ja) * | 2007-08-09 | 2009-02-12 | Kabushiki Kaisha Nippon Conlux | 紙幣識別装置およびその制御方法 |
JP5155316B2 (ja) * | 2007-08-09 | 2013-03-06 | 株式会社日本コンラックス | 紙幣識別装置およびその制御方法 |
JP2010039965A (ja) * | 2008-08-08 | 2010-02-18 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 紙葉類取引装置の保守監視システム |
JP2016071504A (ja) * | 2014-09-29 | 2016-05-09 | 富士通フロンテック株式会社 | 帳票取扱装置及び帳票取扱装置の診断方法 |
JP2017224036A (ja) * | 2016-06-13 | 2017-12-21 | 富士電機株式会社 | 金銭処理装置 |
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