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JP2003151532A - 電池またはコンデンサーの外装缶に充填液を注液する注液装置 - Google Patents

電池またはコンデンサーの外装缶に充填液を注液する注液装置

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Publication number
JP2003151532A
JP2003151532A JP2001350092A JP2001350092A JP2003151532A JP 2003151532 A JP2003151532 A JP 2003151532A JP 2001350092 A JP2001350092 A JP 2001350092A JP 2001350092 A JP2001350092 A JP 2001350092A JP 2003151532 A JP2003151532 A JP 2003151532A
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JP
Japan
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liquid injection
carrier
liquid
cans
filling
Prior art date
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Toyohide Kubo
豊秀 久保
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AWA ENG CO
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AWA ENG CO
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Filling, Topping-Up Batteries (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 広範囲な外形の電池またはコンデンサーの外
装缶に対応して、能率よく注液して搬送する。 【解決手段】 注液装置は、複数の外装缶1を所定の配
列で装着するキャリア2と、このキャリア2を移動させ
る供給排出機構3と、外装缶1の注液開口に注液ノズル
15を気密に密着させて注液する注液機構とを備える。
注液機構は、キャリア2に装着する外装缶1の個数より
も少ない複数の注液ノズル15を備え、各々の注液ノズ
ル15の先端を注液開口に連結できる相対位置に配設し
ている。さらに、注液機構は、キャリア2を水平方向に
移動させる水平移動機構を備える。注液装置は、各々の
注液ノズル15を注液開口に連結して、注液ノズル15
と同数の外装缶1に注液すると共に、水平移動機構でキ
ャリア2と注液ノズル15の位置を水平方向に移動させ
て、残りの外装缶1の注液開口を注液ノズル15に連結
して、全ての外装缶1に注液する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池またはコンデ
ンサーの外装缶に充填液を注液する注液装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液体を充填しているコンデンサーや電池
は、電極群を入れた外装缶に充填液を充填した後、外装
缶の注液開口を閉塞して製造される。外装缶に充填液を
充填するとき、電極群の隙間に充填液を含浸させるのに
時間がかかる。とくに、電極板を密に積層した電極群を
内部に収納した外装缶、たとえば、コンデンサーやリチ
ウムイオン二次電池の外装缶は、充填液の充填に極めて
時間がかかる。外装缶に充填液を供給しても、充填液が
電極群の隙間にスムーズに浸透されないからである。充
填液の浸透に時間がかかると、この間に、外装缶内に不
純物が侵入し易くなる弊害がある。この弊害を防止する
ために、充填液を充填した外装缶を最適な環境に調整さ
れたストックヤードに保存して静置する必要がある。さ
らに、静置する湿度等の環境が適正でないと、水分が浸
入して電気特性を低下させる等の弊害も発生する。さら
にまた、多量の外装缶を静置するために広いストックヤ
ードを必要とする。また、能率よくコンデンサーや電池
を多量生産できない欠点もある。
【0003】このため、従来は、垂直に立てた外装缶に
必要な所定の量の充填液を充填し、その後、長い時間静
置して、電極群の隙間に徐々に充填液を浸透させてい
た。この方法は、充填液を電極群に含浸させるのに時間
がかかって、能率よく充填液を充填できない欠点があ
る。さらに、この方法は、外装缶に所定量の充填液を充
填すると、充填液が外装缶から溢れる。外装缶に充填し
た充填液が漏れるのは、充填液の注液量を、電極群に含
浸された状態で適量になるように決定されるにもかかわ
らず、充填液が電極群の隙間に速やかに含浸しないた
め、外装缶から溢れてしまうためである。したがって、
図1に示すように、外装缶1の開口部に、封口ガスケッ
ト61で水密にカバー60を装着し、カバー60の内部
に、必要な量の充填液Sを充填して静置している。外装
缶1に一つずつカバー60を装着するには手間がかか
り、充填液Sを能率よく外装缶1に充填することを難し
くしている。また、充填液Sを電極群55の隙間に十分
に含浸させるために、例えば2時間静置しておく必要が
あり、極めて生産効率が悪い。多量生産するためには、
多くの設備が必要になり、カバー60の装着も大変な手
間となる。
【0004】充填液を速やかに電極群に含浸させるため
に、本発明者は、注液ノズルを外装缶の注液開口に気密
に押し付け、注液ノズルから外装缶に速やかに注液する
装置を開発した。この注液装置は、多数の外装缶に能率
よく注液するために、複数の注液ノズルを横1列に並べ
ている。複数の注液ノズルは一緒に上下に移動されて、
真下に並べて配置している複数の外装缶の注液開口に各
々連結される。この注液装置は、注液ノズルの数と同じ
数の外装缶に一緒に注液できるので、能率よく注液でき
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
注液ノズルを横1列に並べている注液装置は、注液ノズ
ルの間隔に併せて外装缶を配置する必要がある。この装
置は、注液ノズルの最小間隔に制限を受ける。注液ノズ
ルの上方に、充填液を供給するためのシリンダー等の注
液に必要な機構を設けているからである。注液ノズルの
間隔が広くなると、外装缶の間隔も広くする必要があ
る。注液ノズルの真下に外装缶を配置して、全ての注液
ノズルを一緒に降下して、各々の外装缶の注液開口に連
結するからである。この注液装置は、注液ノズルの真下
に外装缶を配置するので、外装缶の大きさや形状に関係
なく、キャリアには一定の間隔で一定の個数の外装缶し
か装着できない。製造ラインに使用さるキャリアは、能
率よく外装缶を移送するために、できるかぎり多くの外
装缶を装着して移送している。このため、薄い角型電池
等は、ピッチをつめてキャリアに装着して移送してい
る。しかしながら、従来の注液装置は、注液ノズルの真
下に外装缶を配置する必要があるので、薄い角型電池の
外装缶をも注液ノズルのピッチに合わせてキャリアに装
着する必要がある。このため、薄い角型電池の外装缶等
は、注液装置に専用のキャリアに載せ代えてセットして
いるのが実状である。このため、薄い角型電池の外装缶
等にあっては、キャリアに装着するのに手間がかかる欠
点がある。また、注液装置に専用のキャリアに載せ代え
した外装缶は、次の工程で能率よく移送するために、ふ
たたび別のキャリアに接近させて載せ代えする必要があ
り、さらに手間がかかる欠点がある。したがって、従来
の注液装置は、種々の形状の外装缶に能率よく注液する
ことが難しく、注液する外装缶が変更されると、その作
業に手間がかかる欠点があった。
【0006】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、広
範囲な外形の外装缶に対応して、能率よく注液して搬送
できる電池またはコンデンサーの外装缶に電解液を注液
する注液装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の注液装置は、電
極群55を内蔵している複数の外装缶1を所定の配列で
装着しているキャリア2と、このキャリア2を供給位置
から注液位置に、さらに注液位置から排出位置に移動さ
せる供給排出機構3と、供給排出機構3でもって注液位
置に移動されたキャリア2に装着している外装缶1の注
液開口1Aに注液ノズル15を気密に密着させて、注液
ノズル15から外装缶1に注液する注液機構4とを備え
る。注液機構4は、キャリア2に装着している複数の外
装缶1の個数よりも少ない複数の注液ノズル15を備
え、各々の注液ノズル15の先端と、キャリア2に装着
されている外装缶1の注液開口1Aとの相対位置を、注
液ノズル15を注液開口1Aに連結できる位置に配設し
ている。さらに、注液機構4は、キャリア2を水平方向
に移動させて、全ての外装缶1を注液ノズル15に連結
できる位置に移動させる水平移動機構16を備える。注
液装置は、各々の注液ノズル15を外装缶1の注液開口
1Aに連結して、注液ノズル15の数と同じ数の外装缶
1に注液すると共に、水平移動機構16でキャリア2と
注液ノズル15のいずれか、または両方の位置を水平方
向に移動させて、残りの外装缶1の注液開口1Aを注液
ノズル15に連結して、全ての外装缶1に充填液Sを注
液する
【0008】注液装置は、キャリア2に一定のピッチで
複数の外装缶1を装着して、注液機構4の注液ノズル1
5の間隔を、キャリア2に並べて装着している外装缶1
の注液開口1Aのピッチの整数倍とすることができる。
さらに、注液装置は、注液ノズル15の数を、キャリア
2に装着している外装缶1の整数分の1とすることがで
きる。
【0009】キャリア2に装着する外装缶1は、電池の
外装缶あるいはコンデンサーの外装缶とすることができ
る。電池の外装缶は、角型電池または円筒型電池の外装
缶とすることができる。キャリア2は、外装缶1を1列
に並べて配設することができる。
【0010】供給排出機構3は、好ましくは、供給位置
に配設している供給コンベア8と、排出位置に配設して
いる排出コンベア9とを備え、供給コンベア8と排出コ
ンベア9とを互いに平行で水平面内で位置をずらせて配
設すると共に、供給コンベア8と排出コンベア9との間
に注液位置を配設することができる。さらに、供給排出
機構3は、好ましくは、供給コンベア8の注液位置から
排出コンベア9の排出位置にキャリア2を移送する横移
送機構10を備える。
【0011】さらに、注液装置は、キャリア2に位置決
嵌入部7を設けると共に、この位置決嵌入部7に嵌入さ
れてキャリア2を定位置に保持する往復運動機構19を
水平移動機構16に設けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための注液装置を例示するもの
であって、本発明は注液装置を下記のものに特定しな
い。
【0013】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決す
るための手段の欄」に示される部材に付記している。た
だ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に
特定するものでは決してない。
【0014】図1ないし図3に示す外装缶に充填液を注
液する注液装置は、複数の外装缶1を横一列に並べてい
るキャリア2と、このキャリア2を供給位置から注液位
置に、さらに注液位置から排出位置に移動させる供給排
出機構3と、この供給排出機構3で注液位置に移動され
たキャリア2に装着している外装缶1に注液する注液機
構4とを備える。
【0015】キャリア2に装着される外装缶1は、電池
の外装缶、またはコンデンサーの外装缶である。電池の
外装缶は、充填液を充填した後、注液開口1Aを閉塞し
てリチウムイオン二次電池とする。リチウムイオン二次
電池やコンデンサーは一対の電極を密に積層して外装缶
に入れているので、充填液の含浸に時間がかかる。この
ため、充填液を注液する工程の時間をいかにして短縮す
るかが、多量生産において極めて大切となる。ニッケル
−水素電池等の最近の電池は、大電流特性を向上させる
ために、薄い電極を密に集合して対向面積を広くする傾
向がある。このことは、充填液の注液時間を長くする。
このため、リチウムイオン二次電池やニッケル−水素電
池のみでなく他の電池の外装缶にも、速やかに充填液を
充填することが要求される。
【0016】図4の正面図と図5の平面図に示すキャリ
ア2は、角型電池の外装缶1を、互いに平行な姿勢で横
一列に並べている。キャリア2は、図6ないし図9に示
す配列で外装缶1を装着することもできる。図6のキャ
リア2は、複数の外装缶1を傾斜する姿勢で横一列に並
べている。図7のキャリア2は、複数の外装缶1を縦横
に並べている。図8のキャリア2は、円筒型電池やコン
デンサーに使用される円筒状の外装缶1を横一列に並べ
ており、図9のキャリア2は、円筒状の外装缶1を縦横
に並べている。
【0017】キャリア2は、図4と図5に示すように、
本体部5と、この本体部5の上に固定されて外装缶1を
脱着できるように挿入するホルダー部6とを備える。本
体部5は、外装缶1に注液するときに、キャリア2を正
確な位置に停止させる位置決嵌入部7を有する。位置決
嵌入部7は凹部で、図のキャリア2はふたつの位置に停
止されるので、ふたつの位置決嵌入部7を有する。ホル
ダー部6は、外装缶1を垂直に立てた姿勢で挿入して保
持するために、外装缶1の外形よりもわずかに大きい内
形の嵌入凹部6Aを垂直に設けている。図のキャリア2
は、ホルダー部6の嵌入凹部6Aに外装缶1を入れて、
一定の間隔で装着している。キャリア2には、注液ノズ
ル15のピッチの整数分の1の間隔で外装缶1を装着し
ている。図のキャリア2は、注液ノズル15のピッチの
1/2の間隔で外装缶1を装着している。
【0018】供給排出機構3は、供給位置に配設してい
る供給コンベア8と、排出位置に配設している排出コン
ベア9と、供給コンベア8の注液位置から排出コンベア
9の排出位置にキャリア2を移送する横移送機構10を
備える。供給コンベア8と排出コンベア9は、互いに平
行で水平面内で位置をずらせて配設しており、供給コン
ベア8と排出コンベア9との間に注液位置を設けてい
る。したがって、注液位置の両側に供給コンベア8と排
出コンベア9を配設している。供給コンベア8は、スト
ッパ11を備える。ストッパ11は、供給コンベア8で
移送されてくるキャリア2を供給位置に停止させる。供
給位置は、注液位置の真横に位置する。
【0019】横移送機構10は、キャリア2を横方向に
移送して、供給位置から注液位置に移送する。この横移
送機構10は、キャリア2を横方向に移送するアーム1
2と、このアーム12を前後方向と上下方向に移動させ
る水平シリンダー13と上下シリンダー14とを備え
る。アーム12は、図1に示すように、供給位置のキャ
リア2を嵌入して移送する移送凹部12Aを下面に有す
る。このアーム12は、移送凹部12Aに供給位置のキ
ャリア2を嵌入して移送するとき、先端で注液位置のキ
ャリア2を排出位置に押し出す。この横移送機構10
は、供給位置と注液位置にあるふたつのキャリア2を一
緒に注液位置と排出位置に移送できる。
【0020】この横移送機構10は、以下の動作をして
キャリア2を移送する。 図1の実線位置に待機するアーム12が水平シリン
ダー13で押し出される。押し出し位置は、移送凹部1
2Aを供給位置のキャリア2の真上とする位置である。 この位置に移動されたアーム12は、上下シリンダ
ー14で降下されて、移送凹部12Aに供給位置のキャ
リア2を嵌入する。この状態で、アーム先端の凸部12
Bは、注液位置と排出位置とのキャリア2の間に挿入さ
れる。 この状態で水平シリンダー13がアーム12を図の
鎖線で示す位置まで押し出すと、供給位置のキャリア2
は注液位置に、注液位置のキャリア2は排出位置に移送
される。 その後、上下シリンダー14がアーム12を上昇さ
せた後、水平シリンダー13がアーム12を実線で示す
待機位置に後退させる。
【0021】注液機構4は、外装缶1に充填液を注液す
る複数の注液ノズル15と、キャリア2を水平方向に移
動させて、外装缶1の注液開口1Aに注液ノズル15を
連結できる位置に移動させる水平移動機構16を備えて
いる。複数の注液ノズル15は上下台17に固定され
て、一緒に上下すると共に、一緒に外装缶1に注液す
る。図の注液機構4は、キャリア2に装着している外装
缶1の個数の半分の注液ノズル15を備える。図4と図
5のキャリア2は、16個の外装缶1を装着しているの
で、注液機構4は8個の注液ノズル15を備える。外装
缶1の半分の個数の注液ノズル15は、その中心間隔を
外装缶1の中心間隔の2倍としている。この注液機構4
は、1回の注液でひとつのキャリア2に装着している半
分の外装缶1、すなわち8個の外装缶1に注液する。し
たがって、2回の注液でキャリア2に装着している全て
の外装缶1である16個の外装缶1に注液できる。この
注液機構4は、1回目の注液が完了した後、注液ノズル
15と外装缶1との相対位置をキャリア2の縦方向にず
らせて、2回目で残り8個の外装缶1に注液する。注液
ノズル15と外装缶1の相対位置は、キャリア2と注液
ノズル15のいずれか、または両方をキャリア2の縦方
向に移動してずらせることができる。図の装置は、キャ
リア2を縦方向に移動して、注液ノズル15を隣の外装
缶1の注液開口1Aの真上に移動させる。ただ、図示し
ないが、注液ノズルをキャリアの縦方向に移動させて、
注液ノズルと注液開口との相対位置をずらせることもで
きる。ただし、本明細書において、キャリアの縦方向と
はキャリアの長手方向を意味し、キャリアの横方向と
は、キャリアの短手方向を意味するものとする。
【0022】注液機構は、3回に分けて注液して、ひと
つのキャリアに装着している全ての外装缶に注液するこ
ともできる。この注液機構は、ひとつのキャリアに装着
している外装缶の1/3の個数の注液ノズルを備える。
たとえば、キャリアに18個の外装缶を装着して、注液
ノズルの数を6個とする。この注液機構は、注液ノズル
の中心間隔を外装缶の中心間隔の3倍としている。この
注液機構は、1回の注液で1/3個の外装缶である6個
の外装缶に注液し、これを3回繰り返して全ての外装缶
である18個の外装缶に注液する。注液が完了する毎
に、キャリアまたは注液ノズルをキャリアの縦方向に移
動させる。キャリアの移動距離は、外装缶の間隔に等し
くする。注液機構が3回に分けて注液する注液装置は、
キャリアに3つの位置決嵌入部を設ける。
【0023】以上のように、注液ノズル15の数をキャ
リア2に装着している外装缶1の整数分の1(1/n)
とする注液機構4は、複数回(n回)で全ての外装缶1
に注液することができる。この注液機構4が、図4、図
5および図8に示すように、キャリア2に1列に並べて
いる外装缶1に注液する場合、注液ノズル15の中心間
隔を外装缶1の中心間隔の整数倍(n倍)とする。図6
に示すように、キャリア2が複数の外装缶1を傾斜する
姿勢で1列に並べている場合、注液ノズル15の中心間
隔を外装缶1の注液開口1Aの間隔の整数倍(n倍)と
する。
【0024】注液機構4は、複数回に分けてキャリア2
に装着している全ての外装缶1に注液するので、注液ノ
ズル15の数は、ひとつのキャリア2に装着している外
装缶1の個数よりも少ない。ひとつの注液ノズル15
が、ひとつのキャリア2に装着している複数の外装缶1
に注液するからである。注液機構4は、各々の注液ノズ
ル15の先端、すなわち、下端を、キャリア2に装着し
ている外装缶1の注液開口1Aの真上に位置させる。各
々の注液ノズル15の先端と、キャリア2に装着されて
いる外装缶1の注液開口1Aとの相対位置を、注液ノズ
ル15の下端を注液開口1Aに連結できる位置とするた
めである。外装缶1の注液開口1Aの真上に位置する注
液ノズル15は、垂直に降下して、注液開口1Aに連結
される。
【0025】この注液機構4は、各々の注液ノズル15
の下端を外装缶1の注液開口1Aに連結して、注液ノズ
ル15の数と同じ数の外装缶1に注液した後、キャリア
2と注液ノズル15のいずれか、または両方の位置を水
平方向に移動させて、残りの外装缶1の注液開口1Aに
注液ノズル15の下端を連結して、キャリア2に装着し
ている全ての外装缶1に注液する。
【0026】注液ノズル15とキャリア2との相対位置
をずらせるために、注液機構4は水平移動機構16を備
える。図3は、キャリア2を縦方向に移動させる水平移
動機構16を示す。この水平移動機構16は、キャリア
2の両端を押圧する一対の押圧シリンダー16Aを備え
る。一対の押圧シリンダー16Aは、いずれか片方で定
位置まで押圧し、他方で所定の圧力で押圧して位置決め
する。たとえば、図において右側の押圧シリンダー16
Aを定位置まで押し出してキャリア2を第1の停止位置
とし、左側の押圧シリンダー16Aで定位置まで押し出
してキャリア2を第2の停止位置に停止させる。
【0027】さらに、水平移動機構16は、キャリア2
を第1の停止位置と第2の停止位置で、正確に位置決め
して停止させるために、キャリア2の位置決嵌入部7に
嵌入ロッド18を嵌入させてキャリア2を定位置に保持
する往復運動機構19を備える。図の往復運動機構19
は、注液ノズル15を上下に移動させる上下台17に嵌
入ロッド18を固定している。嵌入ロッド18は、注液
ノズル15と一緒に降下されて、キャリア2の位置決嵌
入部7に案内されて、キャリア2を定位置に固定する。
この往復運動機構19は、注液ノズル15と嵌入ロッド
18を一緒に降下させるので、嵌入ロッド18でキャリ
ア2を定位置に保持して、注液ノズル15の下端を正確
に外装缶1の注液開口1Aに案内できる。ただ、嵌入ロ
ッド18は、必ずしも注液ノズル15と一緒に降下させ
る必要はない。往復運動機構は、装置のフレームに上下
に移動できる嵌入ロッドを設け、これをキャリアの位置
決嵌入部に案内して、キャリアを定位置に停止すること
もできる。図4と図5に示すキャリア2は、注液機構4
で2回に分けて全ての外装缶1に注液するので、キャリ
ア2の両端部に、それぞれ2個ずつの位置決嵌入部7を
設けている。各2個の位置決嵌入部7は、水平移動機構
16でキャリア2を移動する方向に離して設けている。
2個の位置決嵌入部7の間隔は、外装缶1の中心間隔と
等しくしている。
【0028】以上の注液機構4は、以下の工程で、注液
位置にあるキャリア2に装着している外装缶1に注液す
る。 (1) 横移送機構10で注液位置に移送されたキャリア
2が、水平移動機構16の押圧シリンダー16Aに押さ
れて第1の停止位置に停止される。 (2) 上下台17が降下されて、往復運動機構19の嵌
入ロッド18がキャリア2の位置決嵌入部7に案内され
る。嵌入ロッド18は、キャリア2を正確に定位置に保
持する。嵌入ロッド18と一緒に、上下台17に固定し
ている注液ノズル15も降下される。 (3) 降下した各々の注液ノズル15は、下端の注液孔
を外装缶1の注液開口1Aに連結する。注液ノズル15
の下端は、液漏れしないように、外装缶1の注液開口1
Aに気密に連結される。 (4) 注液ノズル15が、所定量の充填液を排出して、
外装缶1に定量の充填液を注液し、その後、注液ノズル
15は充填液の排出を停止する。 (5) 上下台17が上昇して、注液ノズル15と嵌入ロ
ッド18を上昇させる。 (6) 水平移動機構16がキャリア2を縦に移動させ
る。水平移動機構16は、キャリア2を押圧していた押
圧シリンダー16Aを切り換えて、キャリア2を第2の
停止位置に停止させる。第2の停止位置は、充填液が充
填されない外装缶1の注液開口1Aを注液ノズル15の
真下に位置させる。 (7) 上下台17が降下して、嵌入ロッド18をキャリ
ア2の位置決嵌入部7に案内させると共に、注液ノズル
15の下端を充填液を充填していない外装缶1の注液開
口1Aに連結する。この状態で、注液ノズル15は定量
の充填液を排出して、外装缶1に注液し、その後、充填
液の排出を停止する。 (8) 上下台17が上昇して、注液ノズル15を外装缶
1から分離する。 (9) 横移送機構10でもって、供給位置のキャリア2
が排出位置に送り出されると共に、供給位置のキャリア
2が供給位置に送りこまれる。
【0029】その後、(1)〜(9)の動作を繰り返して、キ
ャリア2に装着している外装缶1に注液される。
【0030】さらに、注液機構4は、図7と図9に示す
ように、複数の外装缶1を縦横に装着しているキャリア
2に注液するとき、キャリア2または注液ノズル15を
キャリア2の横方向に移動させて、注液ノズル15を横
に隣接する外装缶1の注液開口1Aの真上に移動させ
る。
【0031】図7に示すキャリア2は、縦方向に4列、
横方向に4列、合計16個の外装缶1を装着している。
このキャリア2に注液する注液機構は、4個の注液ノズ
ルを備え、これらの注液ノズルの中心間隔を、図の矢印
で示すように、キャリア2の縦方向に装着された外装缶
1の注液開口1Aの間隔と等しくする。この注液機構
は、縦方向に配列された第1列の外装缶1への注液が完
了すると、注液ノズルと外装缶1との相対位置をキャリ
ア2の横方向にずらせて、第2列の外装缶1に注液す
る。その後、第3列と第4列の外装缶1に注液して全て
の外装缶1への注液を完了する。この注液機構は、キャ
リア2を縦方向に移動させることなく、横方向にのみ移
動して全ての外装缶1に注液できる。図のキャリア2
は、両端部にそれぞれ4個の位置決嵌入部7を設けてい
る。4個の位置決嵌入部7は、キャリア2を移動する横
方向に離して設けている。4個の位置決嵌入部7の間隔
は、横方向に隣接する外装缶1の中心間隔と等しくして
いる。
【0032】さらに、図9に示すキャリア2は、縦方向
に8列、横方向に2列、合計16個の外装缶1を装着し
ている。このキャリア2に注液する注液機構は、4個の
注液ノズルを、図の矢印で示す間隔で配設している。こ
の注液機構は、キャリア2または注液ノズルをキャリア
2の縦横の方向に移動させて、縦横に配列された全ての
外装缶1に注液する。この注液機構は、4個の注液ノズ
ルで、縦方向に配列された8個の外装缶1に、2回に分
けて注液する。したがって、第1列と第2列に配列され
た各8個の外装缶1をそれぞれ2回ずつ、合計4回に分
けて注液する。図のキャリア2は、両端部にそれぞれ4
個の位置決嵌入部7を設けている。4個の位置決嵌入部
7は、キャリア2を移動する縦横の方向に離して設けて
いる。縦方向に離して設けられる2個の位置決嵌入部7
の間隔は、縦方向に隣接する外装缶1の中心間隔と等し
くしており、横方向に離して設けられる2個の位置決嵌
入部7の間隔は、横方向に隣接する外装缶1の中心間隔
と等しくしている
【0033】本発明の注液装置は、注液機構4を特定す
るものでないが、以下の注液機構4で極めて能率よく速
やかに注液できる。
【0034】図10に示す外装缶に充填液を充填する注
液機構は、外装缶1内の気体を排気して減圧するケース
減圧機構21と、外装缶1に充填する充填液Sを蓄える
一時貯溜室20と、この一時貯溜室20を閉鎖して減圧
する貯溜室減圧機構22とを備える。
【0035】ケース減圧機構21は、内部に気体排気路
25を有する排気シリンダー23と、排気シリンダー2
3に連通されて外装缶1内の気体を排気するケース減圧
機24を備える。
【0036】排気シリンダー23は、細長い円筒状で、
垂直の姿勢に配設されている。排気シリンダー23は、
下端を弁体27で閉塞すると共に、内部に軸方向に延長
された内側ピストン26を挿通している。内側ピストン
26は、排気シリンダー23の内径よりも小さな外径の
ピストンである。排気シリンダー23は、内側ピストン
26を同軸に挿通しており、排気シリンダー23の内側
であって、ピストンの外側を気体排気路25としてい
る。
【0037】さらに、排気シリンダー23は、上端縁か
ら延長して外筒28を連結している。外筒28は、外周
を貫通して排気部29を設けており、この排気部29を
ケース減圧機24に連結している。ケース減圧機24
は、真空ポンプ24Aと電磁弁24Bと流量調整弁24
Cとを備える。ケース減圧機24は、電磁弁24Bを制
御して、気体排気路25を介して外装缶1内の空気を排
気して、外装缶1内を減圧できるようにしている。ケー
ス減圧機24は、外装缶1を、ほぼ真空状態まで減圧す
る。真空状態まで減圧される外装缶1は、電極群55の
隙間に存在する空気の大部分が排気される。
【0038】外筒28の上端部には、内側ピストン26
を排気シリンダー23内で上下に移動させるピストン移
動機構30を連結している。ピストン移動機構30は、
内側ピストン26を上下に移動させるエアーシリンダー
31と、このエアーシリンダー31に供給するエアーを
調整するエアー調整機32を備える。エアーシリンダー
31は、ロッド31Aの先端を内側ピストン26の上端
に固定しており、空気圧でロッド31Aを伸縮させて内
側ピストン26を上下に移動させる。エアー調整機32
は、エアー源32Aと電磁弁32Bと流量調整弁32C
とを備える。エアー調整機32は、エアーシリンダー3
1に供給または排気する空気を制御して、内側ピストン
26に連結されたロッド31Aを伸縮させる。このピス
トン移動機構30は、エアーシリンダー31がロッド3
1Aを伸長すると内側ピストン26を押し下げて、ロッ
ド31Aを収縮すると内側ピストン26を引き上げるよ
うにしている。ただ、ピストン移動機構は、エアーシリ
ンダーに代わって油圧シリンダーを使用することもでき
る。
【0039】内側ピストン26の下端は、排気シリンダ
ー23の下端に連結された弁体27まで延長されてお
り、上下に移動する内側ピストン26の下端面と弁体2
7とで開閉弁33を構成している。弁体27は、中心に
通気孔27Aを開口しており、この通気孔27Aを開閉
弁33を介して気体排気路25に連通している。開閉弁
33は、内側ピストン26が降下されて、内側ピストン
26の下端面が弁体27の上面に当接すると、通気孔2
7Aが閉塞されて閉弁する。逆に、開閉弁33は、内側
ピストン26が上昇されると、内側ピストン26の下端
面が弁体27から離れて開弁され、通気孔27Aを気体
排気路25に連通する。開閉弁33は、内側ピストン2
6と弁体27との当接面にパッキンを設けて、より気密
に開閉できる。
【0040】排気シリンダー23は、上部に第1保持ア
ーム34を連結している。排気シリンダー23は、この
第1保持アーム34を介して第1上下移動機構(図示せ
ず)に連結されている。第1上下移動機構は、第1保持
アーム34を上下方向に移動させて、排気シリンダー2
3を垂直の姿勢で上下に移動させる。
【0041】貯溜室減圧機構22は、充填液Sの一時貯
溜室20を設けている充填シリンダー35と、この充填
シリンダー35の上方開口部を気密に閉塞する閉塞蓋3
6と、一時貯溜室20の空気を減圧する貯溜室減圧機3
7を備える。
【0042】充填シリンダー35は、内側に一時貯溜室
20を形成する上側外管35Aと、この充填外管35A
の下端部の内側に連結される内側連結管35Bと、充填
外管35Aの下端に連結されて、充填外管35Aとで内
側連結管35Bを固定する下側外管35Cとを備える。
【0043】上側外管35Aは、円筒状の筒体で、内側
に一時貯溜室20を設けている。上側外管35Aは、内
径を、ケース減圧機構21の排気シリンダー23の外径
よりも大きくしており、内側に排気シリンダー23の下
部を挿入している。上側外管35Aは、排気シリンダー
23を同軸に配設しており、上側外管35Aの内側であ
って排気シリンダー23の外側の空間を一時貯溜室20
としている。一時貯溜室20は、上方を開口しており、
この開口部を充填液Sの供給部20Aとしている。
【0044】内側連結管35Bは、上部に、排気シリン
ダー23の下端部が挿入される挿入部38を有し、下部
には、外装缶1に充填液Sを供給する注液部39を有す
る。内側連結管35Bは、挿入部38の内径を、上側外
管35Aの内径よりも細く成形している。挿入部38の
内径は、排気シリンダー23の下端を挿入できるよう
に、排気シリンダー23の外径よりもやや大きく設計し
ている。内側連結管35Bは、挿入部38の上部の内面
を、上方に向かって次第に太くなるテーパー状として上
側外管35Aの内側面に連結すると共に、挿入部38の
下部の内面を、下方に向かって次第に細くなるテーパー
状として、下端を注液部39に連通している。この注液
部39は、下方に延長された細長い管で、外装缶1に充
填液Sを注液する注液ノズル15を構成している
【0045】充填シリンダー35に挿入される排気シリ
ンダー23は、充填シリンダー35の内部で軸方向に上
下に移動できるように配設される。上下に移動する排気
シリンダー23と内側連結管35Bは、一時貯溜室20
を注液部39に連通する開閉弁40を備える。開閉弁4
0は、排気シリンダー23の下端に連結された弁体27
と、挿入部38の下部に設けられた弁座41とで構成さ
れる。挿入部38は、下部に設けられたテーパー面を、
排気シリンダー23の下端に連結した弁体27が当接す
る弁座41としている。図に示す開閉弁40は、弁座4
1をテーパー面としているので、弁体27も、弁座41
のテーパー面に沿う、先細のテーパー形状としている。
さらに、弁体27は、外周面にOリング42を配設して
おり、弁体27と弁座41とを確実に、気密に閉塞でき
るようにしている。この構造の開閉弁40は、排気シリ
ンダー23を上昇させて、弁体27が弁座41から離れ
ると開弁し、排気シリンダー23を降下させて、弁体2
7が弁座41に当接する状態では閉弁する。
【0046】注液ノズル15は、注液部39が中心に連
結されており、下端縁が外装管1の注液開口1Aに連結
されて充填液Sを外装缶1に注液する。注液ノズル15
は、開閉弁40を介して一時貯溜室20に連通されると
共に、開閉弁33を介して排気シリンダー23の気体排
気路25に連通される。注液ノズル15は、開閉弁33
が閉弁されて開閉弁40が開弁された状態で一時貯溜室
20に連通されて、一時貯溜室20に充填された充填液
Sを外装缶1に供給する。また、注液ノズル15は、開
閉弁40が閉弁されて開閉弁33が開弁された状態で気
体排気路25に連通されて、外装缶1から空気を排気す
る。
【0047】さらに、注液ノズル15は、下端部に、注
液部39に対して弾性的に上下に移動する可動連結部4
3を設けている。可動連結部43は、内側連結管35B
の注液部39の外側であって、下側外管35Cの内側に
配設されている。可動連結部43は、下端に外装缶1の
注液開口1Aに気密に密着されるパッキン44を有し、
この部分を下側外管35Cから下方に突出させている。
さらに、可動連結部43は、弾性体45を介して内側連
結部35Bに連結されている。図に示す弾性体45は、
押しバネで、可動連結部43を下方に弾性的に押し出し
ている。この構造の可動連結部43は、充填シリンダー
35の下側外管35Cに対して出入して、外装缶1に当
接して押圧された状態で外装缶1の注液開口1Aを気密
に密閉できる。ただ、注液ノズルは、弾性的に出入りす
る可動連結部を設けることなく、下端にパッキンを設け
て、直接に外装缶の注液開口に密着させることもでき
る。
【0048】閉塞蓋36は、充填シリンダー35の上方
に位置して、上下方向に移動できるように配設されてい
る。図に示す閉塞蓋36は、排気シリンダー23の外周
に沿って配設された筒体で、この筒体を貫通している排
気シリンダー23に沿って上下方向に移動できるように
している。この構造の閉塞蓋36は、排気シリンダー2
3をガイドに併用しながら閉塞蓋36を上下に移動でき
る。逆に、排気シリンダー23を上下に移動させるとき
は、この筒状の閉塞蓋36がガイドの働きをする。
【0049】閉塞蓋36は、下端に充填シリンダー35
の上方開口部を気密に閉塞する閉塞部36Aを有する。
閉塞部36Aは、下方に突出する凸部を有し、この凸部
を充填シリンダー35の開口部に挿入できるようにして
いる。閉塞部36Aの凸部は、外周にOリング46を備
え、充填シリンダー35の開口部を閉塞する状態で、気
密に閉塞できるようにしている。閉塞蓋36は、第2保
持アーム47で保持されており、この第2保持アーム4
7を第2上下移動機構(図示せず)に連結して、上下に
移動できるようにしている。閉塞蓋36は、第2上下移
動機構で駆動されて一時貯溜室20の上方開口部を閉塞
し、あるいは開放する。
【0050】さらに、充填シリンダー35は、一時貯溜
室20を貯溜室減圧機37に連結するために、上側外管
35Aの上端部の外周を貫通して吸引部48を設けてお
り、この吸引部48を貯溜室減圧機37に連結してい
る。貯溜室減圧機37は、真空ポンプ37Aと電磁弁3
7Bと流量調整弁37Cとを備える。貯溜室減圧機37
は、電磁弁37Bを制御して、一時貯溜室20から空気
を排気して一時貯溜室20内を減圧できるようにしてい
る。貯溜室減圧機37は、一時貯溜室20を外装缶1内
よりも高い圧力に減圧する。外装缶1内の充填液Sが減
圧によって沸騰するのを防止すると共に、外装缶1と一
時貯溜室20との圧力差で、速やかに充填液Sを外装缶
1に充填するためである。したがって、貯溜室減圧機3
7は、減圧によって充填液Sが沸騰しない範囲で一時貯
溜室20を減圧する。
【0051】充填シリンダー35は、下側外管35Cを
上下台17に固定すると共に、この上下台17を第3保
持アーム49に連結している。上下台17は、第3保持
アーム49を介して第3上下移動機構(図示せず)に連
結されている。第3上下移動機構は、第3保持アーム4
9を上下方向に移動させて、充填シリンダー35を垂直
の姿勢で上下に移動させる。
【0052】以上の構造の注液機構4は、以下のように
して外装缶1に充填液Sを充填する。 図3に示すように、外装缶1のセットされたキャリ
ア2を充填シリンダー35の下部に位置させる。このと
き、充填シリンダー35は上昇位置にある。
【0053】 排気シリンダー23を降下させて、一
時貯溜室20の底部の開閉弁40を閉弁する。閉塞蓋3
6を上昇させて、一時貯溜室20の上方を開放する。一
時貯溜室20に所定量の充填液Sを供給する。充填液S
は、例えば、供給ノズル51から供給される。供給ノズ
ル51は、先端を充填シリンダー35上端の開口部であ
る供給部20Aに位置させることができるように、供給
ノズル移動機構(図示せず)に連結される。また供給ノ
ズル51は、充填液Sの貯蔵タンク(図示せず)に連結
されており、貯蔵タンクから充填液Sが定量供給され
る。充填される充填液Sの量は、一本の外装缶1に必要
とされる量とする。一時貯溜室20に供給された充填液
Sは、開閉弁40が閉弁されているので注液ノズル15
から下に落ちることがなく、一時貯溜室20に溜まる。
【0054】 一時貯溜室20に所定量の充填液Sが
充填されると、図12に示すように、閉塞蓋36を充填
シリンダー35に向かって降下させて、充填シリンダー
35の上方開口部を閉塞蓋36で閉塞する。一時貯溜室
20が密閉された状態で、一時貯溜室20内の空気を貯
溜室減圧機37で排気して減圧する。このとき、貯溜室
減圧機37は、一時貯溜室37を完全な真空状態にまで
は減圧しない。貯溜室減圧機37は、減圧によって充填
液Sが沸騰しない範囲で減圧する。貯溜室減圧機37
は、たとえば、大気圧から730〜710mmHg圧力
が低下するまで減圧する。一時貯溜室20内を減圧する
ことによって、一時貯溜室20に蓄えられる充填液Sに
含まれる気泡は浮上して排気される。
【0055】 図13に示すように、充填シリンダー
35と閉塞蓋36と排気シリンダー23とを、外装缶1
に向かって一緒に降下させる。すなわち、充填シリンダ
ー35の上端が閉塞蓋36で密閉された状態で、かつ、
第2開閉弁40が排気シリンダー23で閉弁された状態
で、充填シリンダー35と閉塞蓋36と排気シリンダー
23が一体となって降下される。降下する充填シリンダ
ー35は、注液ノズル15の下端に設けられた可動連結
部43が外装缶1に当接して注液開口1Aを閉塞する。
【0056】 図14に示すように、内側ピストン2
6を上昇させて、開閉弁33を開弁する。この状態で気
体排気路25は、開閉弁33と注液ノズル15を介して
外装缶1の内部に連通される。気体排気路25が外装缶
1に連通された状態で、外装缶1内の空気をケース減圧
機24で排気して減圧する。このとき、ケース減圧機2
4は、ほぼ真空状態まで減圧する。真空状態まで減圧さ
れる外装缶1は、この工程で、電極群55の隙間に存在
する空気の大部分が排気される。また、気体排気路25
が一時貯溜室20に連通されていないので、減圧によっ
て充填液Sが沸騰することはない。外装缶1が所定の圧
力まで減圧されると、内側ピストン26を降下させて開
閉弁33を閉弁する。
【0057】 図15に示すように、排気シリンダー
23を上昇させて開閉弁40を開弁する。一時貯溜室2
0の充填液Sは、注液ノズル15を通過して、外装缶1
に流入される。この状態で、注液ノズル15から外装缶
1に充填液Sを速やかに注入するために、貯溜室減圧機
37は、一時貯溜室20を大気に開放する。一時貯溜室
20が大気開放されると、外装缶1内を減圧しているの
で、一時貯溜室20内の充填液Sは、上面と下面の圧力
差で速やかに外装缶1に流入される。さらに、外装缶1
は、真空状態まで減圧されて、電極群55の隙間の空気
が除去されている。このため、充填液Sは、外装缶1内
の空気に邪魔されることなくスムーズに電極群55の隙
間に入り込み、極めて効率よく浸透される。
【0058】貯溜室減圧機37は、一時貯溜室20を大
気に開放することもできるが、ドライエアーの空気源、
あるいは、窒素ガス等の不活性なガス源に連結すること
もできる。さらに、貯溜室減圧機は、加圧ガス源を連結
して、一時貯溜室を加圧することもできる。この注液機
構4は、一時貯溜室を大気圧よりもさらに高い圧力に加
圧するので、一時貯溜室の充填液をより短時間で外装缶
1に圧入できる。
【0059】 所定量の充填液Sが外装缶1内に供給
されると、図15に示すように、充填シリンダー35を
上昇させる。このときの、外装缶1内の圧力は、大気圧
に近い気圧となっている。したがって、注液ノズル15
の可動連結部43を注液開口1Aから離して外装缶1を
大気に開放しても、ほとんど圧力変化はなく、外装缶1
内の充填液Sが外装缶1から飛び出すことがない。
【0060】
【発明の効果】本発明の注液装置は、広範囲な外形の外
装缶に対応して、能率よく注液して搬送できる特長があ
る。それは、本発明の注液装置が、複数の外装缶を所定
の配列で装着しているキャリアと、キャリアに装着して
いる複数の外装缶の個数よりも少ない複数の注液ノズル
を有する注液機構とを備え、この注液機構は、各々の注
液ノズルの先端を外装缶の注液開口に連結できる位置に
配設すると共に、水平移動機構でキャリアを水平方向に
移動させて、全ての外装缶を注液ノズルに連結できるよ
うにしているからである。この構造の注液装置は、各々
の注液ノズルを外装缶の注液開口に連結して、注液ノズ
ルの数と同じ数の外装缶に注液すると共に、水平移動機
構でキャリアと注液ノズルのいずれか、または両方の位
置を水平方向に移動させて、残りの外装缶の注液開口を
注液ノズルに連結して、全ての外装缶に充填液を注液で
きる。したがって、薄い角型電池の外装缶であっても、
注液ノズルのピッチに合わせてキャリアに装着すること
なく、すなわち、従来のように専用のキャリアに載せ代
えてセットすることなく、省スペースにキャリアに装着
して、しかも効率よく全ての外装缶に充填液を注液でき
る。このように、本発明の注液装置は、種々の形状の外
装缶に対応して、極めて能率よく注液して搬送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の注液装置を示す断面図
【図2】本発明の一実施例にかかる注液装置を示す一部
断面概略側面図
【図3】図2に示す注液装置の供給排出機構を示す概略
平面図
【図4】図2に示す注液装置のキャリアと注液機構を示
す概略正面図
【図5】図4に示すキャリアの拡大平面図
【図6】キャリアの他の一例を示す平面図
【図7】キャリアの他の一例を示す平面図
【図8】キャリアの他の一例を示す平面図
【図9】キャリアの他の一例を示す平面図
【図10】注液機構の一例を示す断面図
【図11】図10に示す注液機構が充填液を外装缶に注
液する工程を示す断面図
【図12】図10に示す注液機構が充填液を外装缶に注
液する工程を示す断面図
【図13】図10に示す注液機構が充填液を外装缶に注
液する工程を示す断面図
【図14】図10に示す注液機構が充填液を外装缶に注
液する工程を示す断面図
【図15】図10に示す注液機構が充填液を外装缶に注
液する工程を示す断面図
【符号の説明】
1…外装缶 1A…注液開口 2…キャリア 3…供給排出機構 4…注液機構 5…本体部 6…ホルダー部 6A…嵌入凹部 7…位置決嵌入部 8…供給コンベア 9…排出コンベア 10…横移送機構 11…ストッパ 12…アーム 12A…移送凹部 1
2B…凸部 13…水平シリンダー 14…上下シリンダー 15…注液ノズル 16…水平移動機構 16A…押圧シリンダー 17…上下台 18…嵌入ロッド 19…往復運動機構 20…一時貯溜室 20A…供給部 21…ケース減圧機構 22…貯溜室減圧機構 23…排気シリンダー 24…ケース減圧機 24A…真空ポンプ 2
4B…電磁弁 24C…流量調整弁 25…気体排気路 26…内側ピストン 27…弁体 27A…通気孔 28…外筒 29…排気部 30…ピストン移動機構 31…エアーシリンダー 31A…ロッド 32…エアー調整機 32A…エアー源 3
2B…電磁弁 32C…流量調整弁 33…開閉弁 34…第1保持アーム 35…充填シリンダー 35A…上側外管 3
5B…内側連結管 35C…下側外管 36…閉塞蓋 36A…閉塞部 37…貯溜室減圧機 37A…真空ポンプ 3
7B…電磁弁 37C…流量調整弁 38…挿入部 39…注液部 40…開閉弁 41…弁座 42…Oリング 43…可動連結部 44…パッキン 45…弾性体 46…Oリング 47…第2保持アーム 48…吸引部 49…第3保持アーム 51…供給ノズル 55…電極群 60…カバー 61…封口ガスケット S…充填液

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極群(55)を内蔵している複数の外装缶
    (1)を所定の配列で装着しているキャリア(2)と、このキ
    ャリア(2)を供給位置から注液位置に、さらに注液位置
    から排出位置に移動させる供給排出機構(3)と、供給排
    出機構(3)でもって注液位置に移動されたキャリア(2)に
    装着している外装缶(1)の注液開口(1A)に注液ノズル(1
    5)を気密に密着させて、注液ノズル(15)から外装缶(1)
    に注液する注液機構(4)とを備え、 注液機構(4)が、キャリア(2)に装着している複数の外装
    缶(1)の個数よりも少ない複数の注液ノズル(15)を備え
    ると共に、各々の注液ノズル(15)の先端と、キャリア
    (2)に装着されている外装缶(1)の注液開口(1A)との相対
    位置を、注液ノズル(15)を注液開口(1A)に連結できる位
    置に配設しており、 さらに、注液機構(4)は、キャリア(2)を水平方向に移動
    させて、全ての外装缶(1)を注液ノズル(15)に連結でき
    る位置に移動させる水平移動機構(16)を備えており、 各々の注液ノズル(15)を外装缶(1)の注液開口(1A)に連
    結して、注液ノズル(15)の数と同じ数の外装缶(1)に注
    液すると共に、水平移動機構(16)でキャリア(2)と注液
    ノズル(15)のいずれか、または両方の位置を水平方向に
    移動させて、残りの外装缶(1)の注液開口(1A)を注液ノ
    ズル(15)に連結して、全ての外装缶(1)に注液するよう
    にしてなる電池またはコンデンサーの外装缶に充填液を
    注液する注液装置。
  2. 【請求項2】 キャリア(2)に一定のピッチで複数の外
    装缶(1)を装着しており、注液機構(4)の注液ノズル(15)
    の間隔が、キャリア(2)に並べて装着している外装缶(1)
    の注液開口(1A)のピッチの整数倍としている請求項1に
    記載の電池またはコンデンサーの外装缶に充填液を注液
    する注液装置。
  3. 【請求項3】 キャリア(2)に一定のピッチで複数の外
    装缶(1)を装着しており、注液機構(4)の注液ノズル(15)
    の間隔が、キャリア(2)に並べて装着している外装缶(1)
    の注液開口(1A)のピッチの整数倍で、注液ノズル(15)の
    数がキャリア(2)に装着している外装缶(1)の整数分の1
    である請求項2に記載の電池またはコンデンサーの外装
    缶に充填液を注液する注液装置。
  4. 【請求項4】 キャリア(2)に装着される外装缶(1)が電
    池の外装缶である請求項1に記載の電池またはコンデン
    サーの外装缶に充填液を注液する注液装置。
  5. 【請求項5】 キャリア(2)に装着される外装缶(1)が角
    型電池または円筒型電池の外装缶である請求項4に記載
    の電池またはコンデンサーの外装缶に充填液を注液する
    注液装置。
  6. 【請求項6】 キャリア(2)に装着される外装缶(1)がコ
    ンデンサーの外装缶である請求項1に記載の電池または
    コンデンサーの外装缶に充填液を注液する注液装置。
  7. 【請求項7】 キャリア(2)が外装缶(1)を1列に並べて
    配設している請求項1に記載の電池またはコンデンサー
    の外装缶に充填液を注液する注液装置。
  8. 【請求項8】 供給排出機構(3)が、供給位置に配設し
    ている供給コンベア(8)と、排出位置に配設している排
    出コンベア(9)とを備え、供給コンベア(8)と排出コンベ
    ア(9)とが互いに平行で水平面内で位置をずらせて配設
    されると共に、供給コンベア(8)と排出コンベア(9)との
    間に注液位置を配設している請求項1に記載の電池また
    はコンデンサーの外装缶に充填液を注液する注液装置。
  9. 【請求項9】 供給排出機構(3)が、供給コンベア(8)の
    注液位置から排出コンベア(9)の排出位置にキャリア(2)
    を移送する横移送機構(10)を備える請求項8に記載の電
    池またはコンデンサーの外装缶に充填液を注液する注液
    装置。
  10. 【請求項10】 キャリア(2)が位置決嵌入部(7)を有す
    ると共に、水平移動機構(16)がこの位置決嵌入部(7)に
    嵌入されてキャリア(2)を定位置に保持する往復運動機
    構(19)を有する請求項1に記載の電池またはコンデンサ
    ーの外装缶に充填液を注液する注液装置。
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