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JP2003150247A - 有軌道台車システム - Google Patents

有軌道台車システム

Info

Publication number
JP2003150247A
JP2003150247A JP2001353062A JP2001353062A JP2003150247A JP 2003150247 A JP2003150247 A JP 2003150247A JP 2001353062 A JP2001353062 A JP 2001353062A JP 2001353062 A JP2001353062 A JP 2001353062A JP 2003150247 A JP2003150247 A JP 2003150247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication line
communication
track
line
guided vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001353062A
Other languages
English (en)
Inventor
Homare Komoto
誉 幸本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2001353062A priority Critical patent/JP2003150247A/ja
Publication of JP2003150247A publication Critical patent/JP2003150247A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02T90/10Technologies relating to charging of electric vehicles
    • Y02T90/16Information or communication technologies improving the operation of electric vehicles

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信線の計算上の敷設長さと、実際の敷設長
さとの差が少なくて、配置した通信線を取り出すのが容
易となる有軌道台車システムを提供することが課題であ
る。 【解決手段】 軌道と、軌道に沿って物品を搬送する有
軌道台車と、一対の線材61を絶縁部材62により互い
に平行状態で被覆した通信線6と、軌道に沿って設けら
れ、通信線を支持する通信線支持部95とよりなり、上
記通信線支持部95は、通信線6を線材61の並列方向
に挿入可能な間隔をあけて対向配置される一対の壁面9
51と、少なくとも一方の壁面951に長手方向に沿っ
て連続的又は断続的に形成され、上記一対の線材61の
間にその頂部が嵌り込み可能に突出した突起部952と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、軌道と、軌道に沿
って物品を搬送する有軌道台車と、軌道に沿って設けら
れ、一対の線材を絶縁部材により互いに平行状態で被覆
した通信線を支持する通信線支持部と、有軌道台車に設
けられ通信線を介して有軌道台車を管理するコントロー
ラと通信する機上通信設備とを備えた有軌道台車システ
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機上通信設備を備えた有軌道台車
と、地上通信設備を備えるとともに、複数の有軌道台車
を管理するコントローラと、軌道に沿って配置された通
信線とを備え、機上通信設備と地上通信設備との間で通
信線を介して通信する有軌道台車システムが知られてい
る。通信線は、例えば、一対の線材を絶縁部材により互
いに平行状態で被覆したフィーダ線が用いられている。
通信線を支持する通信線支持部は、軌道の側部に断面コ
字形状になるよう長手方向に沿って凹設された溝に、例
えば、この溝の開口側下方の縁に、開口の高さの半分程
度の板材(落下防止片)を、上方に突出するように形成
したものが知られている。そして、落下防止片の上方に
形成されている隙間から、コ字形状の長孔にフィーダ線
を挿入することで、フィーダ線を配置する。配置したフ
ィーダ線は、落下防止片により落下するのが防止されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フィー
ダ線は、長孔に挿入するだけなので、上下の位置が定ま
らず、上下に波打って配置されることとなり、計算上の
敷設長さと、実際の敷設長さとの差が大きく異なるとい
う問題があった。また、レイアウト変更などにより敷設
し直す必要が出た場合、取り出すのが困難であった。本
発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目
して成されたものである。その課題は、通信線の計算上
の敷設長さと、実際の敷設長さとの差が少なくて、配置
した通信線を取り出すのが容易となる有軌道台車システ
ムを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、軌道と、軌道に沿って
物品を搬送する有軌道台車と、一対の線材を絶縁部材に
より互いに平行状態で被覆した通信線と、軌道に沿って
設けられ、通信線を支持する通信線支持部とよりなり、
上記通信線支持部は、通信線を線材の並列方向に挿入可
能な間隔をあけて対向配置される一対の壁面と、少なく
とも一方の壁面に長手方向に沿って連続的又は断続的に
形成され、上記一対の線材の間にその頂部が嵌り込み可
能に突出した突起部とを備えていることとした。
【0005】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、上記通信線支持部は、上記線材の並
列方向が鉛直方向となるように通信線を支持し、有軌道
台車に設けられている通信用アンテナが通信線の上方又
は下方となるように配置されることとした。
【0006】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明において、上記有軌道台車は、軌
道に沿って配置された給電線から非接触で電力を得る非
接触給電設備を備え、上記通信線支持部は、給電線を支
持する給電線ホルダに形成されていることとした。
【0007】請求項4に記載の発明では、請求項1から
請求項3のいずれかに記載の発明において、地上側に地
上通信設備を備えた地上コントローラと、有軌道台車側
に機上通信設備を備え、上記通信線は地上通信設備と機
上通信設備との間での通信を媒介することとした。
【0008】
【作用】従って、請求項1に記載の発明では、一対の線
材を平行にした状態で被覆した通信線を、通信線支持部
の一対の壁面に沿って、並列方向に真っ直ぐ挿入する。
さらに、一対の線材の間に突起部が嵌り込むまで通信線
を挿入することで、通信線が上下に移動するのを規制す
るとともに、通信線が壁面から落下するのを防止する。
さらに、突起部を長手方向に沿って連続的又は断続的に
形成することで、通信線を長手方向に渡って直線状に支
持する。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明の作用に加えて、一対の線材が鉛直方向となる
ように通信線を配置し、アンテナをその上方又は下方と
なるように配置することで、通信線から同心円上に広が
る信号波がお互いに強め合う位置にアンテナが配置され
る。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明の作用に加えて、給電設備を非接
触給電にし、その給電線を保持する給電線ホルダに、信
号線を保持する信号線保持部材を形成する。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項1から
請求項2のいずれかに記載の発明の作用に加えて、地上
コントローラの地上通信設備と、有軌道台車の機上通信
設備との間で、通信線を介して信号を送受信すること
で、例えば、搬送車の位置を確認したり、搬送指令を送
信したりする。
【0012】
【実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参照しな
がら説明する。図1は、本実施の形態の有軌道台車シス
テムの全体図であり、図2は、本実施の形態の有軌道台
車の正面縦断面図であり、図3は、本実施の形態の有軌
道台車の側面図であり、図4は、本実施の形態の有軌道
台車の通信線付近の拡大図である。本実施の形態の有軌
道台車システム1は、図1に示すように、天井から吊り
下げられている軌道2と、軌道2に沿って周回走行する
有軌道台車3と、複数の有軌道台車3を管理する地上コ
ントローラ4とを備えており、有軌道台車3は、軌道2
に沿って設けられている自動倉庫5に物品wを搬送する
ようになっている。自動倉庫5には、物品wを収納する
ための不図示の棚と、物品wを入出庫するためのステー
ション51とが設けられ、さらにステーション51と棚
との間で物品wを移載する不図示のスタッカークレーン
が設けられている。有軌道台車3と地上コントローラ4
との間で通信をするために、有軌道台車3に機上通信ユ
ニット31と、地上コントローラ4の情報を送受信する
ための地上通信ユニット41と、軌道2に沿って敷設し
た通信線6とが配設されている。有軌道台車3の走行経
路は、非常に長いために、複数のエリア(本実施の形態
では4つのエリア)に分割し、それに伴い、通信線6を
6a,6b,6c,6dに分割し、それぞれに地上通信
ユニット41a,41b,41c,41dを配置すると
ともに、これら地上通信ユニット41a,41b,41
c,41dと地上コントローラ4とを中継線42で接続
している。
【0013】地上コントローラ4で作成された、例えば
搬送指令などの情報(信号)は、地上通信ユニット41
から、中継線42を経て各地上通信ユニット41a,4
1b,41c,41dに送信され、各地上通信ユニット
41a,41b,41c,41dからそれぞれ通信線6
a,6b,6c,6dに送信される。有軌道台車3は、
この信号を有軌道台車3に搭載されている受信アンテナ
311により非接触で受信し、機上通信ユニット31に
取り込む。有軌道台車3からは、例えば、機上通信ユニ
ット31から有軌道台車3の位置情報を送信アンテナ3
12により非接触で通信線6に送信する。この位置情報
は、地上通信ユニット41a,41b,41c,41d
のいずれかで受信され、中継線42を経て地上通信ユニ
ット41に送信され、地上コントローラ4に取り込まれ
る。
【0014】有軌道台車3は、台車本体32と、物品載
置部33とを備えている。台車本体32には、基部フレ
ーム34と、基部フレーム34の前後の水平回動自在な
旋回フレーム35とが設けられ、基部フレーム34に
は、駆動輪36が設けられ、旋回フレーム35には、走
行輪37とガイド輪38と分岐輪39とが設けられてい
る。基部フレーム34をより詳しく説明すると、基部フ
レーム34は、前後方向の中央部に駆動輪36の一部が
通過可能な切り欠きを有し、切り欠きの前後の一方に支
持板341が立設され、支持板341に揺動板342の
一端が回動自在に軸支される。揺動板342には、不図
示の駆動モータが取り付けられ、駆動モータには、減速
機を介して駆動輪36が軸支される。基部フレーム34
の切り欠きの他方には圧縮バネ343が取り付けられ、
圧縮バネには、揺動板342の他端が固定されている。
そして、圧縮バネ343の押圧力により、後述する軌道
2の走行面に駆動輪36を付勢し、駆動輪36の駆動力
が走行面に確実に伝達されるようになっている。
【0015】旋回フレーム35は、断面がコ字形状の部
材で、一対の自由端側の外側に、走行輪37を垂直回転
自在に取り付け、走行輪37の前後にブラケット351
をそれぞれ取り付け、各ブラケット351に、ガイド輪
38を水平回転自在に取り付ける。また、一対の旋回フ
レーム35の自由端側の内側には、ブラケット352を
介して回転軸352が垂直回転自在にそれぞれ取り付け
られ、回転軸352には、90度位相が異なるように、
分岐輪39が固着されている。回転軸352には、不図
示のモータがギヤを介して取り付けられている。このモ
ータを正転又は逆転させることで、回転軸352を正転
又は逆転させ、一方側の分岐輪39を作用位置にすると
ともに、他方側の分岐輪39を作用位置から離れる(非
作用位置にする)ようする。この分岐輪39は、軌道2
に設けられている主軌道2aと、自動倉庫5に入出庫す
るための分岐軌道2bとを走行するためのもので、主軌
道2a及び分岐軌道2bには、それぞれ図示しないガイ
ド溝が設けられ、このガイド溝に分岐輪39が当接する
ことにより、分岐するようになっている。この分岐輪3
9を作用位置と、非作用位置とを切り替える機構は、任
意のもので良い。
【0016】図2の軌道2は、図1における分岐部2c
の前や合流部2dの後に設けられる中立部2e、2fを
示すものであり、後述するが、どちら側の分岐輪39で
も作用位置にすることができるように、ガイド溝に相当
する部分が大きな溝部25となっている。また、旋回フ
レーム35は、上部フレーム353を旋回自在に支持し
ている。この上部フレーム353には、物品載置部33
が取り付けられるとともに、詳しくは後述するが、受電
ユニット7のコア71が取り付けられる。
【0017】軌道2は、天井から吊り下げられている不
図示の吊り下げ部材に、不図示のハンガーが取り付けら
れ、このハンガーにより支持されている。軌道2は、そ
の中央に有軌道台車3の駆動輪36を走行させるための
主走行面21と、走行輪36を走行させるための副走行
面22と、ガイド輪38をガイドするガイド面23と、
詳しくは後述するが、給電線ホルダ9を支持するための
ホルダ支持部24とを備えている。軌道2は、主走行面
21の左右に溝部25を備え、溝部25の外側に副走行
面22を備えている。副走行面22の縁部には、上方に
立設したガイド面23が設けられ、ガイド面23の自由
端には逆L字形状の係合部を有するホルダ支持部24が
設けられている。
【0018】ここで、本実施の形態の有軌道台車3への
電力の給電方式について述べる。本実施の形態では、軌
道2に沿って配置された一対の給電線8に、高周波の定
電流を供給し、給電線8に発生する磁界から、有軌道台
車3に設けられた受電ユニット7により誘導起電力を利
用して電力を取り出すようになっている。受電ユニット
7には、3つの突出部を備えたE字形状のコア71と、
その中央の突出部に巻回されたピックアップコイル72
と、ピックアップコイル72で取り出された電流を所定
の定電圧に変換する図示しない定電圧変換部とを備え、
定電圧変換部で得られた電力を、駆動輪36を駆動させ
る駆動モータや、機上通信設備31等に供給するように
なっている。
【0019】給電線8を支持する給電線ホルダ9は、樹
脂により一体成型され、一方の自由端に前記ホルダ支持
部24と係合する係合溝91を形成し、前記ガイド面2
3と略同じ面となるようにガイド面23上に立設した基
部92と、基部92から直交する方向(水平方向)で、
その自由端に給電線8を支持する一対の給電線支持部9
3と、基部92の他方の自由端に形成され、給電線支持
部93と同じ方向に突設している保護部94と、基部9
2と保護部94とが交差する付近に設けられ、通信線6
を保持する通信線保持部95とを備えている。給電線保
持部93は、支持している給電線8が前記E字形状のコ
ア71の一対の突出部により形成される空間73に配置
されるように基部92に立設される。さらに、給電線保
持部93は、その先端部931がC字形状になってお
り、その内面円弧部の直径は給電線8の直径よりやや小
さくなっている。このため、給電線8を先端部931の
開口より押し込むことで、先端部931が給電線8の直
径まで広がるとともに、樹脂の弾性力により給電線8を
保持するようになっている。
【0020】通信線保持部95は、図4に示すように、
上方に開口を有し、通信線6の幅より若干広い間隔を隔
てて設けられた一対の壁面951・951と、壁面95
1・951にそれぞれ形成された突起部952・952
とを備えている。突起部952は、例えば、通信線6の
挿入が容易なように、通信線6と接触する部位が半円形
に形成され、壁面951の長手方向に沿って連続的に形
成される。突起部952は、後述する通信線6の線材6
1・61の間に、その頂部が嵌り込むことができる程度
の大きさに形成されている。突起部952は、壁面95
1とともに、給電線ホルダ9を成型する際に、樹脂によ
り一体成型される。給電線ホルダ9に、通信線保持部9
5を形成するようにしたため、通信線保持部を給電線ホ
ルダと別設して、それをブラケットなどにより取り付け
た場合に比し、ブラケットなどの取り付け部材が不要と
なるとともに、ブラケットなどの組み付け工数も削減す
ることができ、通信線6を組み付けるための作業時間を
短縮することができる。また、突起部952を壁面95
1に設けたため、通信線6を真っ直ぐ挿入することがで
きる上、落下防止片などで通信線保持部95の開口が部
分的にふさがれることがない。このため、通信線保持部
95に通信線6を容易に挿入することができる。
【0021】通信線6は、例えば銅製の心線の周囲に絶
縁部材が被覆された一対の線材61・61を並設し、別
の絶縁部材62で全体を被覆したフィーダ線である。こ
の通信線6を、線材61と線材61との間63に上記突
起部952が嵌り込むように挿入することで、一対の突
起部952・952が弾性変形するとともに、通信線6
の絶縁部材62が弾性変形し、突起部952に沿って線
材61・61が上下に配置された状態で、通信線6が突
起部952に保持されるようになっている。さらに、突
起部952は、長手方向に沿って連続しているため、突
起部952により位置決めされる線材61の上下方向の
高さ位置を長手方向に沿って一定にすることができる。
このため、通信線6が上下に波打った状態で配置される
ことはなく、通信線6の計算上の敷設長さと、実際の敷
設長さとの差が少なくなる。
【0022】上記通信線6は、線材61・61がその並
列方向が鉛直方向となるように配置され、通信線6の直
ぐ上方に、有軌道台車3に設けられた前記機上通信設備
31の受信アンテナ311が配置されるようになってい
る。受信アンテナ311は、物品載置台33の底の部分
に、通信線保持部95と対向するとともに、送信アンテ
ナ312を間に挟むように前後一対配置され、どちらか
の受信状態が悪くなると、他方に切り替わるようになっ
ている。通信線6の信号であるが、波であるため、線材
61・61から同心円状に信号波が広がるようになって
いる。上下の線材61・61には、同じ強さの信号波が
+−状態で送信されるため、上下の信号波の位相が逆に
なり、重なった部分は、弱め合うことになる。つまり、
この重なった部分及びその近傍では、弱い信号波しか得
られないことになる。図4に示す1点鎖線は、信号波の
同じ強さの範囲を示すものである。一方、通信線6の上
又は下は、信号波が同位相のため、弱め合うことはな
く、逆に強め合うことになり、強い信号波を得ることが
できる。そこで、受信アンテナ311を通信線6の上に
配置することで、通信線6から発信される信号を確実に
捕捉することができる。さらに、通信線6は、突起部9
52により波打たないよう直線状に保持されているた
め、受信アンテナ311から通信線6までの距離も一定
となり、信号をより安定的に捕捉することができる。な
お、本実施の形態では、突起部952を一対の壁面95
1・951それぞれに形成したが、通信線6の挿入・取
り外しが容易なように、片側だけに設けるようにしても
良い。また、本実施の形態では、給電線ホルダ9及び通
信線保持部95を樹脂の一体成形とし、突起部952を
長手方向に沿って連続的に形成するようにしたが、断続
的に形成するようにしても良い。
【0023】
【効果】請求項1に記載の発明では、一対の線材を平行
にした状態で被覆した通信線を、通信線支持部の一対の
壁面に沿って並列方向に挿入することで、通信線支持部
に通信線を真っ直ぐ挿入することができるため、通信線
を容易に挿入したり取り出したりすることができる。ま
た、一対の線材の間に突起部が嵌り込むように通信線を
配置することで、通信線の位置決めと、落下防止を容易
にすることができる。そして、突起部を長手方向に沿っ
て連続的又は断続的に形成することで、通信線を突起部
に沿って直線状に配置することができる。このため、通
信線が上下に波打つことにより生じる、通信線の計算上
の敷設長さと、実際の敷設長さとの差を少なくすること
ができる。
【0024】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明の効果に加えて、上下の線材に送信された信号
波が強め合う位置である通信線の上方又は下方位置に、
アンテナを配置することで、信号をより確実に捕捉する
ことができる。
【0025】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
請求項2に記載の発明の効果に加えて、非接触給電の給
電線を保持する給電線ホルダに信号線を保持する信号線
保持部材を形成することで、給電線ホルダに通信線保持
部を取り付けるためのブラケットなどの部材を省くこと
ができるとともに、それを取り付けるための作業を省く
ことができ、信号線を取り付けるための作業時間を短縮
することができる。
【0026】請求項4に記載の発明では、請求項1から
請求項3のいずれかに記載の発明の効果に加えて、地上
コントローラの地上通信設備と、有軌道台車の機上通信
設備との間で、通信線を介して信号を送受信すること
で、例えば、搬送車の位置を容易且つ確実に確認した
り、搬送指令を容易且つ確実に送信したりすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の有軌道台車システムの全体図で
ある。
【図2】本実施の形態の有軌道台車の正面縦断面図であ
る。
【図3】本実施の形態の有軌道台車の側面図である。
【図4】本実施の形態の有軌道台車の通信線付近の拡大
図である。
【符号の説明】
1 有軌道台車システム 2 軌道 3 有軌道台車 4 地上コントローラ 6 通信線 61 線材 62 絶縁部材 95 通信線支持部 951 壁面 952 突起部 w 物品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道と、軌道に沿って物品を搬送する有
    軌道台車と、一対の線材を絶縁部材により互いに平行状
    態で被覆した通信線と、軌道に沿って設けられ、通信線
    を支持する通信線支持部とよりなり、上記通信線支持部
    は、通信線を線材の並列方向に挿入可能な間隔をあけて
    対向配置される一対の壁面と、少なくとも一方の壁面に
    長手方向に沿って連続的又は断続的に形成され、上記一
    対の線材の間にその頂部が嵌り込み可能に突出した突起
    部とを備えていることを特徴とする有軌道台車システ
    ム。
  2. 【請求項2】 上記通信線支持部は、上記線材の並列方
    向が鉛直方向となるように通信線を支持し、有軌道台車
    に設けられている通信用アンテナが通信線の上方又は下
    方となるように配置されることを特徴とする請求項1に
    記載の有軌道台車システム。
  3. 【請求項3】 上記有軌道台車は、軌道に沿って配置さ
    れた給電線から非接触で電力を得る非接触給電設備を備
    え、上記通信線支持部は、給電線を支持する給電線ホル
    ダに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載の有軌道台車システム。
  4. 【請求項4】 地上側に地上通信設備を備えた地上コン
    トローラと、有軌道台車側に機上通信設備を備え、上記
    通信線は地上通信設備と機上通信設備との間での通信を
    媒介するものであることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の有軌道台車システム。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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