JP2003146398A - 燃料供給システム - Google Patents
燃料供給システムInfo
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Abstract
ルを用いて効率良く給油することを課題とする。 【解決手段】 給油装置10は、第1,第2の給油系統
12A,12Bと、第1,第2の制御部34A,34B
とを有している。第1の制御部34Aは、第2の制御部
34Bの給油制御に関係なく第1の給油ノズル16Aよ
り給油すべき第1のプリセット量を演算し、この演算値
に基づいて第1の給油ノズル16Aから吐出される給油
量を制御すると共に、第2の制御部34Bでは、第1の
制御部34Aの給油制御に関係なく第2の給油ノズル1
6Bより給油すべき第2のプリセット量を演算し、この
演算値に基づいて第2の給油ノズル16Bから吐出され
る給油量を制御している。そのため、第1,第2の給油
系統12A,12Bでは、夫々のプリセット値が給油終
了するまで、給油ノズル16A、16Bからの並行給油
を継続し、複数の燃料タンクへの給油時間を短縮して給
油効率を高めることができる。
Description
係り、特に複数の燃料供給系統から同時に燃料の供給を
行えるよう構成された燃料供給システムに関する。 【0002】 【従来の技術】例えば、長距離を走行する大型トラック
や観光バスなどの大型車両では、比較的容量の大きい燃
料タンクが複数個搭載されている。そのため、給油所で
は、給油時間の短縮化を図るため、1回の給油で複数の
燃料タンクへの給油が同時に行う給油方式の計量機を設
置する傾向にある。 【0003】このように、1台の大型車両に搭載された
複数の燃料タンクへの給油を並行して行う燃料供給シス
テムとしては、計量機に複数の給油系統を設けると共
に、複数の給油系統で給油された各給油量を合算し、合
算した総給油量を表示する合算給油機能を有するものが
ある。 【0004】従来の合算給油機能を有する給油システム
では、例えば、2つの燃料タンクの各給油口に2つの給
油系統に連通された給油ノズルを挿入してノズルレバー
を開弁位置に操作することで、2つの燃料タンクへ同時
に給油することが可能になる。このように、2つの給油
系統を使って1台の車両の燃料タンクに給油する場合、
各給油系統の給油量が個別に計測され、且つ各給油系統
の給油量が別の表示器に表示された場合、給油料金の精
算を行う際に各給油系統の給油量を足し合わせた合計値
を計算しなければならず、総給油量を計算した後、給油
料金を算出することになるので、給油料金の精算が煩わ
しかった。 【0005】そのため、従来の給油システムにおいて
は、1台の車両に対して2つの給油系統から同時に給油
する場合には、合算スイッチを操作することで、給油量
表示器に2つの給油系統で給油された合算給油量を表示
するように構成したものが開発されている。この給油シ
ステムでは、複数の給油ノズルで給油しても各給油ノズ
ルで給油した各給油量の合計値が表示されて精算が行わ
れる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の合算機能を
有する給油システムでは、各給油系統毎に給油すべき給
油量をプリセットして給油する場合、基本的には2つの
燃料タンクの給油口に挿入された2つの給油ノズルの夫
々からプリセットされた数量が燃料タンクに給油される
まで給油が行われる。ところが、給油ノズルは、自動満
タン検知機構により燃料タンク内の液面上昇に伴う泡
(特に軽油の場合泡発生量が多い)が検知されてしまう
と、内蔵された弁機構が自動的に閉弁することがあり、
プリセットされた数量を全て給油できない状態で給油が
停止してしまうことがある。 【0007】従って、従来は、各給油ノズルのプリセッ
ト給油が終了する前に給油ノズルの自動満タン検知機構
による自動閉弁が行われると、給油が中断してしまい、
給油所の作業員が給油ノズルを再操作して未給油分を給
油する必要があるので、給油に手間がかかるばかりか、
給油開始から給油終了までの経過時間が長くなって給油
効率が低下するという問題があった。 【0008】また、従来は、2つの給油ノズルを用いて
同時に給油する場合、2つの燃料タンクへのプリセット
給油量が等しくなるように設定されるが、給油ノズルに
よって吐出量が異なることがあり、例えば、普通車用の
給油ノズルと、大型車両用の給油ノズル(吐出量が普通
車用の2〜3倍)と用いて同時に給油する構成では、大
型車両用の給油ノズルの方が先に満タン給油が終了とな
る。 【0009】そのため、2つの給油ノズルの吐出量が異
なる場合、吐出量の多い方の給油ノズルで給油された燃
料タンクが先に満タン検知されて給油ノズルが自動閉弁
され、その後も吐出量の少ない方の給油ノズルで給油さ
れた燃料タンクへのプリセット給油が終了するまで給油
が行われる。 【0010】通常、2つの燃料タンクへのプリセット給
油量が等しくなるように設定されるため、2つの給油ノ
ズルの吐出量が異なる場合には、吐出量の少ない方の給
油ノズルによるプリセット給油が終了するまで、給油時
間が余計にかかることになる。 【0011】また、2つの燃料タンクの残量が異なる場
合には、残量の少ない方の燃料タンクへ給油する給油ノ
ズルのプリセット値を多く設定する必要があるが、給油
操作を行う作業員には燃料タンクの残量の差異が分から
ないので、プリセット値を残量の差異に合わせて設定す
ることは難しい。 【0012】そのため、従来は、一方の給油ノズルが先
に満タン検知により自動閉弁した場合、他方の給油ノズ
ルがプリセット給油を終了するの待って、一方の給油ノ
ズルで給油できなかったプリセット値の残量を他方の給
油ノズルで給油する操作を行って2つの燃料タンクへの
総給油量をプリセット値の合計値と等しくなるように操
作する必要があり、給油操作が煩雑になると共に、作業
員が各給油ノズルの給油状態を常に監視して給油ノズル
が満タン検知して自動閉弁したのか、あるいはプリセッ
ト給油を終了して閉弁したのか判断しなければならず、
操作が面倒であった。 【0013】そこで、本発明は上記課題を解決した燃料
供給システムを提供することを目的とする。 【0014】 【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、以下のような特徴を有する。本発明は、プリ
セット設定器から入力されたプリセット値より複数の燃
料供給系統から供給された実流量を減算し、この値に1
以下の所定の定数を掛け合わせることにより当該燃料供
給系統より供給すべき燃料の供給量を演算するものであ
り、複数の燃料供給系統の夫々の給油量を他の燃料供給
系統の給油量に応じて制御して複数の燃料供給系統によ
る給油がほぼ同時に終了するようにして給油効率を高め
ることが可能になると共に、一方の燃料供給系統で燃料
供給が停止した場合には他方の燃料供給系統で燃料を供
給できるので、複数の燃料タンクに供給された総供給量
がプリセット値に達するまで燃料の供給を継続すること
が可能になる。 【0015】 【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の一実施
例について説明する。図1は本発明になる燃料供給シス
テムの一実施例を示す構成図である。図1に示されるよ
うに、燃料供給システムとしての給油装置10は、第
1,第2の給油系統12A,12Bを有している。装置
本体14の左側には、第1の給油系統12Aが設けら
れ、装置本体14の右側には、第2の給油系統12Bが
設けられている。各給油系統12A,12Bは、夫々同
一構成であるので、以下第1の給油系統12Aについて
説明し、第2の給油系統12Bについては、各符号にB
を付してその説明を省略する。 【0016】装置本体14の左側面には、給油ノズル1
6Aに接続された給油ホース18Aが引き出されてい
る。給油ノズル16Aは、通常、装置本体14の左側面
に設けられたノズル掛け20Aに掛止されており、例え
ば大型車両が給油所に到着すると、作業員は給油ノズル
16Aをノズル掛け20Aから外し大型車両の燃料タン
クの給油口(図示せず)に挿入して給油を行う。ノズル
掛け20Aには、給油ノズル16Aの有無を検出するノ
ズルスイッチ21Aが設けられている。 【0017】また、給油ノズル16Aは、ノズル本体の
側面に設けられた継手に給油ホース18Aが接続されて
おり、給油ホース18Aは装置本体14内において、送
液管路22Aに接続されている。この送液管路22A
は、地下タンク(図示せず)まで延在して挿入されてお
り、その途中にはポンプ24A、ポンプモータ25A、
流量計26A、流量パルス発信器27A、電磁弁28A
が取り付けられている。 【0018】また、装置本体14の前面には、流量計2
6Aにより計測された瞬時流量を積算して得られる給油
量を表示する第1の給油量表示器30Aが配設されてい
る。また、1台の車両に対して第1,第2の給油系統1
2A,12Bを用いて同時に給油する場合に操作される
合算スイッチ32と、第1の給油系統12Aを制御する
第1の制御部34Aと、各給油系統12A,12Bで給
油する給油量を設定するプリセット設定器36と、第
1,第2の給油系統12A,12Bで給油された各給油
量を合算する合算表示制御部38と、合算表示制御部3
8で演算された合算給油量を表示する合算表示器40と
が設けられている。 【0019】プリセット設定器36は、プリセット給油
を行う場合のみ操作される。従って、給油を開始する前
にプリセット設定器36を操作してプリセット値が入力
されると、プリセット給油モードが設定される。 【0020】第1の給油系統12Aに設けられたノズル
スイッチ21A、ポンプ24A、ポンプモータ25A、
流量計26A、流量パルス発信器27A、電磁弁28
A、第1の給油量表示器30Aは、第1の制御部(制御
手段)34Aに制御される。 【0021】また、第2の給油系統12Bには、上記第
1の給油系統12Aと同様に給油ノズル16B、給油ホ
ース18B、ノズル掛け20B、ノズルスイッチ21
B、送液管路22B、ポンプ24B、ポンプモータ25
B、流量計26B、流量パルス発信器27B、電磁弁2
8B、第2の給油量表示器30Bが配設されており、各
機器は第2の制御部(制御手段)34Bに制御される。 【0022】第1の制御部34A及び第2の制御部34
Bは、各給油系統12A,12Bの各機器を個別に制御
しており、給油ノズル16A,16Bの満タン給油制御
あるいはプリセット給油制御を行う。また、第1の制御
部34A及び第2の制御部34Bは、合算スイッチ32
がオンに操作されたときは、同時に給油制御を行うと共
に、他方の給油系統の給油状況を確認しながら当該給油
経路の制御を行う。図2は第1の制御部34Aの構成を
示すブロック図である。 【0023】図2に示されるように、第1の制御部34
Aは、後述する給油制御処理を実行するCPU41と、
各データが記憶されるRAM42と、プリセット給油制
御プログラムが格納されたROM43と、信号の入出力
を行うI/Oインタフェース44とを有する。RAM4
2は、バッテリ45からの電源供給により記憶状態を維
持している。また、I/Oインタフェース44には、ノ
ズル掛け20Aのノズルスイッチ21Aと、流量計26
の流量パルス発信器27Aと、第1の給油量表示器30
Aと、電磁弁28Aと、合算スイッチ32と、プリセッ
ト設定器36が接続されている。 【0024】ROM43には、複数の燃料供給系統毎に
設けられ、当該燃料供給系統から供給すべき燃料のプリ
セット量を演算し、このプリセット量に基づき燃料の供
給を制御する制御プログラム(制御手段)が格納されて
いる。 【0025】尚、第2の制御部34Bは、上記第1の制
御部34Aと同一構成であるので、各符号にBを付して
その説明は省略する。 【0026】ここで、第1の制御部34A及び第2の制
御部34Bが実行する合算給油の給油制御について説明
する。 【0027】図3は第1の制御部34Aが実行する合算
給油の制御処理を説明するためのフローチャートであ
る。 【0028】給油所の作業員は、大型車両が給油のため
給油装置10の前に停車すると、複数個の燃料タンクが
搭載されていることを確認して合算スイッチ32をオン
に操作してプリセット設定器36で当該給油系統12A
の目標給油量をプリセットする。そして、給油ノズル1
6Aをノズル掛け20Aから外して大型車両の燃料タン
クの給油口に挿入する。 【0029】図3に示されるように、ステップS11
(以下「ステップ」を省略する)で給油所の合算スイッ
チ32をオンに操作する。これで、第1の制御部34A
及び第2の制御部34Bは、合算給油モードが設定され
る。 【0030】次のS12で給油ノズル16Aがノズル掛
け20Aから外されてノズルスイッチ21Aがオフにな
ると、S13に進み、以下の演算式(1)により給油ノ
ズル16Aを用いた給油すべき第1のノズルプリセット
量QAを演算する。第1のノズルプリセット量QAは、
給油ノズル16Bの給油状態に応じて変化しており、そ
の時点での目標値である。 【0031】QA=Q1+(PQ−Q1−Q2)/2
…(1)(1)式において、Q1は現時点まで給油ノズ
ル16Aを用いて給油された積算給油量(L)、Q2は
現時点まで給油ノズル16Bを用いて給油された積算給
油量(L)、PQはプリセット設定器36で設定された
目標給油量である。この演算式では、プリセット設定器
36から入力されたプリセット値PQより複数の燃料供
給系統から供給された実流量Q1,Q2を減算し、この
値に1以下の所定の定数を掛け合わせることにより当該
燃料供給系統12Aより供給すべき燃料の供給量を演算
することができる。 【0032】次のS14では、給油ノズル16Aにより
燃料タンクへ給油された実給油量が上記演算式(1)に
より演算された第1のノズルプリセット量QAに達した
かどうかをチェックする。S14において、給油ノズル
16Aにより燃料タンクへ給油された実給油量が第1の
ノズルプリセット量QAに達したときは、プリセット給
油が終了したので、S20に移行してノズルスイッチ2
1Aがオンになったかどうかをチェックする。 【0033】そして、S20において、ノズルスイッチ
21Aがオフであるときは、上記S13に戻り、給油ノ
ズル16Aにより燃料タンクへ給油された実給油量が第
1のノズルプリセット量QAに達するまでS13以降の
処理を実行する。また、S20において、ノズルスイッ
チ21Aがオンであるときは、給油ノズル16Bがノズ
ル掛け20Aに戻されたものと判断して今回の給油制御
を終了する。 【0034】また、上記S14において、給油ノズル1
6Aにより燃料タンクへ給油された実給油量が第1のノ
ズルプリセット量QAに達していないときは、S15に
進み、給油ノズル16Aにより燃料タンクへ給油された
実給油量が第1のノズルプリセット量QAから2リット
ルを差し引いた値に達したかどうかをチェックする。 【0035】S15において、給油ノズル16Aにより
燃料タンクへ給油された実給油量が第1のノズルプリセ
ット量QAから2リットルを差し引いた値に達したとき
は、プリセット給油終了の直前であるのでS16に進
み、ポンプモータ25Aの回転を減速して流量を絞るこ
とで給油終了時の流量制御を行う。これにより、給油ノ
ズル16Aの閉弁動作に伴う行き過ぎ量の削減、及び弁
部の衝撃を緩和することができる。 【0036】また、S15において、給油ノズル16A
により燃料タンクへ給油された実給油量が第1のノズル
プリセット量QAから2リットルを差し引いた値に達し
ていないときは、S20に移行してノズルスイッチ21
Aがオンになったかどうかをチェックする。そして、S
20において、ノズルスイッチ21Aがオフであるとき
は、上記S13に戻り、給油ノズル16Aにより燃料タ
ンクへ給油された実給油量が第1のノズルプリセット量
QAに達するまでS13以降の処理を実行する。 【0037】また、S16で流量制御を行った後、S1
7に進み、給油ノズル16Aにより燃料タンクへ給油さ
れた実給油量が第1のノズルプリセット量QAから0.
3リットルを差し引いた値に達したかどうかをチェック
する。 【0038】S17において、給油ノズル16Aにより
燃料タンクへ給油された実給油量が第1のプリセット量
QAから0.3リットルを差し引いた値に達したとき
は、S18に進み、第2の給油系統12Bの給油ノズル
16Bにより燃料タンクへ給油が行われているかどうか
をチェックする。また、S17において、給油ノズル1
6Aにより燃料タンクへ給油された実給油量が第1のノ
ズルプリセット量QAから0.3リットルを差し引いた
値に達していないときは、S20に移行してノズルスイ
ッチ21Aがオンになったかどうかをチェックする。そ
して、S20において、ノズルスイッチ21Aがオフで
あるときは、上記S13に戻り、給油ノズル16Aによ
り燃料タンクへ給油された実給油量が第1のノズルプリ
セット量QAに達するまでS13以降の処理を実行す
る。 【0039】また、上記S18において、第2の給油系
統12Bの給油ノズル16Bにより燃料タンクへ給油が
行われていないときは、S19に進み、給油ノズル16
Bによる給油をロックして、給油ノズル16Bからの給
油を禁止させる。 【0040】また、上記S18において、第2の給油系
統12Bの給油ノズル16Bにより燃料タンクへ給油が
行われているときは、S20に進み、ノズルスイッチ2
1Aがオンになったかどうかをチェックする。そして、
S20において、ノズルスイッチ21Aがオフであると
きは、上記S13に戻り、給油ノズル16Aにより燃料
タンクへ給油された実給油量が第1のノズルプリセット
量QAに達するまでS13以降の処理を実行する。 【0041】また、S20において、ノズルスイッチ2
1Aがオンであるときは、給油ノズル16Bがノズル掛
け20Aに戻されたものと判断して今回の給油制御を終
了する。 【0042】図4は第2の制御部34Bが実行する合算
給油の制御処理を説明するためのフローチャートであ
る。 【0043】図4に示すS21〜S30の処理は、給油
ノズル16Aと給油ノズル16Bとを入れ替えることに
より、前述した図3に示すS11〜S20の処理と同じ
であるので、その説明は省略する。 【0044】このように、第1の制御部34Aは、第2
の制御部34Bの給油制御に関係なく第1の給油ノズル
16Aより給油すべき第1のプリセット量を演算し、こ
の演算値(第1のノズルプリセット量QA)に基づいて
第1の給油ノズル16Aから吐出される給油量を制御す
ると共に、第2の制御部34Bでは、第1の制御部34
Aの給油制御に関係なく第2の給油ノズル16Bより給
油すべき第2のプリセット量を演算し、この演算値(第
2のノズルプリセット量QB)に基づいて第2の給油ノ
ズル16Bから吐出される給油量を制御している。 【0045】そのため、第1,第2の給油系統12A,
12Bでは、夫々のプリセット値が給油終了するまで、
給油ノズル16A、16Bからの並行給油を継続し、複
数の燃料タンクへの給油時間を短縮して給油効率を高め
ることができる。 【0046】また、上記S13及びS23での演算によ
り他方の給油ノズル16Bまたは16Aの給油量をノズ
ルプリセット量QAまたはQBから差し引くことで、他
方の給油ノズルで給油された給油量が多いときにはその
分当該給油ノズルからの給油量が減少し、逆に、他方の
給油ノズルで給油された給油量が少ないときにはその分
当該給油ノズルからの給油量が増大することになる。 【0047】そのため、給油装置10では、複数の燃料
タンクへの給油を行う際に燃料タンクの残量の差異、あ
るいは給油ノズル16Aと16Bとの吐出能力の差異に
よる給油量の差が生じても一方の給油ノズルで給油でき
ない分を他方の給油ノズルで給油するようにプリセット
値を自動的に振り分けることができ、その結果、一方の
給油ノズルが先に満タン検知で自動閉弁した状態で他方
の給油ノズルがプリセット値の半分を給油したまま給油
停止してしまうといった問題を解消することができる。 【0048】尚、上記実施例では、軽油を複数の燃料タ
ンクに給油する場合を一例として挙げたが、これに限ら
ず、軽油以外の燃料(例えば、ガソリン、灯油、LP
G、CNG、燃料電池車に供給される水素等)を供給す
る燃料供給システムにも適用できるのは勿論である。 【0049】 【発明の効果】上述の如く、本発明によれば、プリセッ
ト設定器から入力されたプリセット値より複数の燃料供
給系統から供給された実流量を減算し、この値に1以下
の所定の定数を掛け合わせることにより当該燃料供給系
統より供給すべき燃料の供給量を演算するため、複数の
燃料供給系統の夫々の給油量を他の燃料供給系統の給油
量に応じて制御して複数の燃料供給系統による給油がほ
ぼ同時に終了するようにして給油効率を高めることがで
きると共に、一方の燃料供給系統で燃料供給が停止した
場合には他方の燃料供給系統で燃料を供給できるので、
複数の燃料タンクに供給された総供給量がプリセット値
に達するまで燃料の供給を継続することができ、その結
果、複数の燃料タンクへの燃料供給時間を短縮して燃料
供給効率を高めることができる。
す構成図である。 【図2】第1の制御部34Aの構成を示すブロック図で
ある。 【図3】第1の制御部34Aが実行する合算給油の制御
処理を説明するためのフローチャートである。 【図4】第2の制御部34Bが実行する合算給油の制御
処理を説明するためのフローチャートである。 【符号の説明】 10 給油装置 12A,12B 給油系統 14 装置本体 16A,16B 給油ノズル 18A,18B 給油ホース 20A,20B ノズル掛け 21A,21B ノズルスイッチ 22A,22B 送液管路 24A,24B ポンプ 25A,25B ポンプモータ 26A,26B 流量計 27A,27B 流量パルス発信器 28A,28B 電磁弁 30A,30B 給油量表示器 32 合算スイッチ 34A,34B 制御部 36 プリセット設定器 38 合算表示制御部 40 合算表示器 41 CPU 42 RAM 43 ROM 44 I/Oインタフェース
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数の燃料供給系統と、 該複数の燃料供給系統から供給すべき燃料の合算値を表
示するための合算表示器と、 前記複数の燃料供給系統からの合算供給方式を指定する
ための指定手段と、 前記複数の燃料供給系統から供給すべき燃料の供給量を
プリセットするためのプリセット設定器と、 前記複数の燃料供給系統毎に設けられ、当該燃料供給系
統から供給すべき燃料のプリセット量を演算し、このプ
リセット量に基づき燃料の供給を制御する制御手段と、
を備えてなり、 前記制御手段は、前記プリセット設定器から入力された
プリセット値より前記複数の燃料供給系統から供給され
た実流量を減算し、この値に1以下の所定の定数を掛け
合わせることにより当該燃料供給系統より供給すべき燃
料の供給量を演算することを特徴とする燃料供給システ
ム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001346572A JP2003146398A (ja) | 2001-11-12 | 2001-11-12 | 燃料供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001346572A JP2003146398A (ja) | 2001-11-12 | 2001-11-12 | 燃料供給システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003146398A true JP2003146398A (ja) | 2003-05-21 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001346572A Pending JP2003146398A (ja) | 2001-11-12 | 2001-11-12 | 燃料供給システム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003146398A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010116192A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Honda Motor Co Ltd | 車両用燃料供給装置 |
-
2001
- 2001-11-12 JP JP2001346572A patent/JP2003146398A/ja active Pending
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JP2010116192A (ja) * | 2008-11-13 | 2010-05-27 | Honda Motor Co Ltd | 車両用燃料供給装置 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070116 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070522 |