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JP2003129819A - 4サイクルエンジンのブリーザ装置 - Google Patents

4サイクルエンジンのブリーザ装置

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Publication number
JP2003129819A
JP2003129819A JP2001328240A JP2001328240A JP2003129819A JP 2003129819 A JP2003129819 A JP 2003129819A JP 2001328240 A JP2001328240 A JP 2001328240A JP 2001328240 A JP2001328240 A JP 2001328240A JP 2003129819 A JP2003129819 A JP 2003129819A
Authority
JP
Japan
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chamber
kick
oil
shaft
breather
Prior art date
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Application number
JP2001328240A
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English (en)
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JP3918505B2 (ja
Inventor
Motohide Kunimitsu
元秀 國光
Kazuto Nakamura
和人 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2001328240A priority Critical patent/JP3918505B2/ja
Priority to US10/267,163 priority patent/US6651635B2/en
Priority to DE10249165A priority patent/DE10249165B4/de
Publication of JP2003129819A publication Critical patent/JP2003129819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3918505B2 publication Critical patent/JP3918505B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M13/00Crankcase ventilating or breathing
    • F01M13/04Crankcase ventilating or breathing having means for purifying air before leaving crankcase, e.g. removing oil

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構造でブローバイガス中のオイル分の分
離を可能とした4サイクルエンジンのブリーザ装置を提
供するにある。 【解決手段】エンジン始動装置87はライダの踏力をク
ラッチ本体55を介してクランクシャフト42に伝達す
るキックアイドルギヤ90を備え、このキックアイドル
ギヤ90をその一端で回転一体に支持する中空のキック
アイドルシャフト94をミッション室40内のカウンタ
ーシャフト51の後上方に側面視で少なくともその一部
がクラッチ本体55と重なるように配置すると共に、キ
ックアイドルシャフト94内にブリーザ通路96を形成
し、このブリーザ通路96のキックアイドルギヤ90側
端部にブローバイガス吸入口103を、また、その反対
側端部にブローバイガス排出口97をそれぞれ設けたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4サイクルエンジ
ンのブリーザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンは、シリンダボア内で発生する
圧力を伴ったガスがピストンとシリンダボアとの間の隙
間を通って微量づつクランクケース内に漏出している。
また、クランクケース内のガスの圧力は、ピストンの摺
動に伴い絶えず変動するので、クランクケースが密封状
態であるとクランクケース内のガス、いわゆるブローバ
イガスの圧力がピストンの動きを妨げることになる。よ
ってクランクケース内のブローバイガスを外部に逃がす
と共に、ブローバイガス中に混入している噴霧状のオイ
ル分を分離するための手段、すなわちブリーザ装置を設
ける必要がある。
【0003】ブリーザ装置の一般的な構造例としては、
例えば特開平7−324614号公報に示すように、ブ
リーザ通路の一端をブリーザ室に連通させ、ブローバイ
ガスを減圧してブローバイガス中のオイル分の分離を図
るものや、特開平11−22443号公報に示すよう
に、中空のバランサシャフトの内部にブローバイガスを
導くと共にバランサウェイト等の円盤状部材を取り付
け、この円盤状部材内部に設けたオイル分離通路でブロ
ーバイガス中のオイル分の分離を図るものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最初の
従来例においては、ブリーザ室はある程度の容量がない
と十分な機能を果たせず、エンジンの大型化や重量の増
加を招く。また、ブリーザ室はオイル分を分離させるた
めに迷路構造を形成しなければならず、他にオリフィス
等も必要となって構造が複雑化する。さらに、分離され
た潤滑オイルが戻される側の圧力も大気圧より高いた
め、潤滑オイルの回収が困難である。
【0005】一方、二番目の従来例の場合、ブリーザ室
は不要となるが、バランサシャフトの外径やレイアウト
の自由度が低く、またバランサシャフトの構造も複雑化
する。
【0006】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、簡単な構造でブローバイガス中のオイル分の分
離を可能とした4サイクルエンジンのブリーザ装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る4サイクル
エンジンのブリーザ装置は、上述した課題を解決するた
めに、請求項1に記載したように、クランクケースの内
部を隔壁によってクランクシャフトが収納されるクラン
ク室とカウンターシャフトによって支持されたクラッチ
本体が収納されるミッション室とに区画し、これらの両
室にそれぞれ潤滑オイルを貯溜するオイルパンを設ける
と共に、上記クランク室内に一対のオイルポンプを備
え、一方のオイルポンプで上記クランク室内のオイルパ
ンから潤滑オイルを、他方のオイルポンプで上記ミッシ
ョン室内のオイルパンから潤滑オイルを吸入する一方、
ライダの踏力を複数個のギヤを介して上記クランクシャ
フトに伝達してエンジンを始動させるキック式エンジン
始動装置を備えた4サイクルエンジンにおいて、上記エ
ンジン始動装置はライダの踏力を上記クラッチ本体を介
して上記クランクシャフトに伝達するキックアイドルギ
ヤを備え、このキックアイドルギヤをその一端で回転一
体に支持する中空のキックアイドルシャフトを上記ミッ
ション室内の上記カウンターシャフトの後上方に側面視
で少なくともその一部が上記クラッチ本体と重なるよう
に配置すると共に、上記キックアイドルシャフト内にブ
リーザ通路を形成し、このブリーザ通路の上記キックア
イドルギヤ側端部にブローバイガス吸入口を、また、そ
の反対側端部にブローバイガス排出口をそれぞれ設けた
ものである。
【0008】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記キックアイドルギヤを上
記クラッチ本体に対向して配置し、このキックアイドル
ギヤに上記キックアイドルシャフト内部の上記ブリーザ
通路に連通する上記ブローバイガス吸入口を上記クラッ
チ本体に対向して設けたものである。
【0009】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記クランクケースの左側
面にこのクランクケースから隔離された発電機室を上記
クランクケース内の上記クランク室および上記ミッショ
ン室の両方に跨るように形成し、この発電機室内に発電
機を収納して発電機カバーで覆うと共に、上記発電機室
内の下方に上記クランク室内に繋がる第一の連通孔を、
上記発電機室内の上方に上記ミッション室内に繋がる第
二の連通孔をそれぞれ形成する一方、上記第二の連通孔
に上記発電機室内から上記ミッション室内への流体の移
動のみを許容する逆止弁を設けたものである。
【0010】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記第一の連通孔を少
なくとも上記クランク室側のオイルパン内に溜まる潤滑
オイルの油面より上方に配設したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0012】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。また、図2は車体中央部分
の拡大左側面図である。そして、図3は車体中央部分の
拡大右側面図である。図1、図2および図3に示すよう
に、この自動二輪車1は、例えばセミダブルクレードル
フレーム型の車体フレーム2を有する。この車体フレー
ム2は、主に、ヘッドパイプ3、タンクレール4、ダウ
ンチューブ5、アンダーチューブ6、メインチューブ
7、リヤパイプ8およびシートレール9から構成され
る。
【0013】車体フレーム2の前頭部にはヘッドパイプ
3が設けられ、このヘッドパイプ3の後上部から後斜め
下方に向かってタンクレール4が延びる。また、ヘッド
パイプ3の後下部からダウンチューブ5が略下方に延設
され、このダウンチューブ5の下端にアンダーチューブ
6が接続される。アンダーチューブ6は、左右で一つの
対を成して一旦下方に向かって延び、途中で後方に向か
って折曲された後、略水平に延びる。また、タンクレー
ル4の後端には左右一対のメインチューブ7上端部が左
右に接続される。これらのメインチューブ7は略下方に
向かって延び、アンダーチューブ6の後端に接続され
る。
【0014】一方、タンクレール4の後端部には左右一
対のシートレール9の先端部が接続され、また、シート
レール9中央部付近から左右一対のリヤパイプ8がメイ
ンチューブ7下部に向かって前下方に延設される。
【0015】車体フレーム2の中央下部にはエンジン1
0が搭載される。エンジン10は、図2および図3に示
すように、その前部上側、前部下側および後部の三箇所
で車体フレーム2に固定される。具体的には、エンジン
10の前部上側はステー11を介してダウンチューブ5
に固着されると共に、エンジン10の前部下側は左右の
アンダーチューブ6の折曲部分で挟着される。
【0016】さらに、エンジン10の後部は左右のメイ
ンチューブ7によって挟着され、各取り付け部は側面視
で略二等辺三角形を形成する。そして、エンジン10は
その底面がアンダーチューブ6の下面より上方になるよ
うに配置されると共に、側面視でエンジン10の下部と
アンダーチューブ6の水平部分がオーバーラップ配置さ
れる。なお、タンクレール4の上方には燃料タンク12
が設置され、また、運転シート13およびリヤフェンダ
14がシートレール9に固定される。
【0017】ヘッドパイプ3にはステアリング機構15
が設けられる。このステアリング機構15には前輪16
を回動自在に支持するフロントフォーク17やハンドル
バー18等が設けられ、左右に回動自在に枢着される。
一方、メインチューブ7の下部に架設されたピボット軸
19にはスイングアーム20がピボット軸19廻りに回
動自在に枢着され、その後端部に駆動輪である後輪21
が軸支される。
【0018】図4は図3のIV−IV線に沿う断面図で
あり、図5は図3のV−V線に沿う断面図である。ま
た、図6は図3のVI−VI線に沿う断面図であり、図
7は図3のVII−VII線に沿う断面図である。
【0019】図1〜図7に示すように、エンジン10
は、例えば4サイクル単気筒エンジンであり、上から順
にヘッドカバー22、シリンダヘッド23およびシリン
ダブロック24から構成されるシリンダアッセンブリ2
5がエンジンケース26上にやや前傾した状態で載置さ
れる。
【0020】エンジンケース26は主に、車両の幅方向
に二分割される左右のクランクケース27と、クランク
ケース27の右側面に配置されるクラッチハウジング2
8と、クランクケース27の左側面に配置される発電機
カバー29とから構成される。クラッチハウジング28
および発電機カバー29はアンダーチューブ6の水平部
分上方に配置され、それぞれ車幅方向外側に向かって張
出する。
【0021】さらに、このエンジン10は、シリンダヘ
ッド23上部に吸気バルブ30aおよび排気バルブ30
b開閉用の二本のカムシャフト31をそれぞれのバルブ
30a,30b上方に設けて各バルブ30a,30bを
開閉するダブルオーバーヘッドカムシャフト31(DO
HC)型の動弁機構32を備えた4サイクルエンジンで
ある。
【0022】シリンダアッセンブリ25の前部にはエン
ジン排気系を構成するエキゾーストパイプ33およびマ
フラ34が接続される。また、シリンダアッセンブリ2
5の後部にはエンジン吸気系を構成するキャブレタ35
が接続され、さらにこのキャブレタ35の上流側には運
転シート13の下方に配置されたエアクリーナ36が接
続される。そして、ヘッドパイプ3の後下部、エンジン
10の前上部にはエンジン冷却系を構成する左右一対の
ラジエター37が配置される。
【0023】図2〜図4に示すように、クランクケース
27の内部は隔壁38によって前後に区画され、前方に
はクランク室39が、後方にはミッション室40がそれ
ぞれ形成される。また、クランクケース27の下部には
オイルパン41が形成され、潤滑オイルが一時的に貯溜
されると共に、クランクケース27同様上記隔壁38に
よって前後に区画される。
【0024】クランク室39内にはクランクシャフト4
2が車両の幅方向、すなわち車両の進行方向に対して直
角に配置される。また、シリンダブロック24の内部に
はピストン43を収容するシリンダボア44が形成され
ると共に、シリンダヘッド23にはこのシリンダボア4
4に整合する燃焼室45が形成され、この燃焼室45に
向かって外方より点火プラグ46が挿着される。
【0025】クランクシャフト42の略中央部に位置す
るクランクピン47にはコンロッド48の大端部48a
が連結され、また、コンロッド48の小端部48bには
ピストン43が連結される。そして、このピストン43
がシリンダボア44内をその軸方向に往復し、この往復
ストロークがコンロッド48を介してクランクシャフト
42に伝達され、クランクシャフト42を回転運動させ
る。
【0026】一方、ミッション室40内には減速装置で
あるトランスミッション機構49が設けられる。このト
ランスミッション機構49にはクランクシャフト42と
平行に配置され、クランクシャフト42からの駆動力が
クラッチ機構50を介して入力されるカウンターシャフ
ト51と、後輪21に駆動力を出力する駆動軸であるド
ライブシャフト52とが設けられる。
【0027】クランクシャフト42の一端、本実施形態
においては右端、にはプライマリードライブギヤ53が
回転一体に設けられると共に、カウンターシャフト51
にはこのプライマリードライブギヤ53に噛み合うプラ
イマリードリブンギヤ54がカウンターシャフト51に
回転自在に設けられ、プライマリードリブンギヤ54は
クラッチ機構50のクラッチ本体55に回転一体に固着
されてクランクシャフト42の回転駆動力をクラッチ機
構50に伝達する。
【0028】また、カウンターシャフト51とドライブ
シャフト52とには歯数の異なる複数枚のミッションギ
ヤ56…が設けられており、これらのミッションギヤ5
6…の組み合わせを変えて一次減速を行っている。
【0029】そして、ドライブシャフト52の一端はミ
ッション室40外に突出しており、この突出したドライ
ブシャフト52の端部にドライブスプロケット57が設
けられる。このドライブスプロケット57はドライブチ
ェーン58を介して後輪21に設けられたドリブンスプ
ロケット59に連結されており、このチェーン駆動で二
次減速を行ってエンジン駆動力を後輪21に伝達してい
る。
【0030】一方、クランクケース27の左側面にはこ
のクランクケース27から隔離された発電機室60が形
成される。また、この発電機室60は側面視でクランク
ケース27内のクランク室39およびミッション室40
の両方に跨るように形成される。そして、クランクシャ
フト42の左端は発電機室60内に突出し、この突出端
に発電機61が設けられる。そして、発電機室60は前
記発電機カバー29によって覆われると共に、クランク
シャフト42の発電機61内側にはカムドライブギヤ6
2が設けられる。
【0031】また、シリンダヘッド23に配置されたそ
れぞれのカムシャフト31の一端にはカムスプロケット
63が設けられ、これらのカムスプロケット63はカム
チェーン64を介してカムドライブギヤ62に作動連結
され、クランクシャフト42の回転がカムチェーン64
を介してカムシャフト31に伝達されることにより動弁
機構32が作動する。
【0032】クランクケース27の右側面には前記クラ
ッチハウジング28が配置され、その後部内方には前記
クラッチ本体55が収納されると共に、前部内方には補
機室65が形成され、この補機室65内に冷却水ポンプ
66および一対のオイルポンプ67,68が収納される
と共に、クラッチハウジング28には補機室65とは別
にフィルタ室69が形成され、その内部に図示しないオ
イルフィルタが収納される。なお、クラッチハウジング
28のクラッチ本体55収納部分は開口されており、着
脱自在のクラッチカバー70によって塞がれる。
【0033】図5に示すように、クランクケース27の
右側面とクラッチハウジング28の内面との間にはクラ
ンクシャフト42と平行に配置された冷却水ポンプシャ
フト71が軸支され、この冷却水ポンプシャフト71に
は前記プライマリードライブギヤ53に噛み合う冷却水
ポンプギヤ72ギヤが回転一体に設けられる。また、冷
却水ポンプギヤ72ギヤ側方のクラッチハウジング28
には冷却水ポンプ室73が形成され、この冷却水ポンプ
室73はクランクケース27に形成された冷却水通路7
4に繋がる。
【0034】冷却水ポンプシャフト71の右端は冷却水
ポンプ室73の外方に向かって突出し、この突出端にイ
ンペラ75が取り付けられて冷却水ポンプ66本体が構
成される。冷却水ポンプ室73の近傍には前記フィルタ
室69が配置され、このフィルタ室69と冷却水ポンプ
室73とは例えばアルミニウムで一体に形成されたカバ
ー部材77によって塞がれると共に、このカバー部材7
7には冷却水ユニオン78が設けられ、この冷却水ユニ
オン78から前記ラジエター37に向かって冷却水ホー
ス79が延設される(図3参照)。
【0035】図3、図5および図6に示すように、クラ
ンクケース27内には一対のオイルポンプ67,68が
設けられる。一方は汲み上げ用のスカベンジポンプ6
7、他方は潤滑用のフィードポンプ68であり、いずれ
のオイルポンプ67,68もオイルポンプアイドルギヤ
80を介してクランクシャフト42の右端部に設けられ
たオイルポンプドライブギヤ81に作動連結される。
【0036】スカベンジポンプ67は、図6に示すよう
に、クランク室39側のオイルパン41F内に配置され
たオイルストレーナ82Fから潤滑オイルを汲み上げ、
例えばミッション室40内上部に設けられたオイル通路
83からカウンターシャフト51やドライブシャフト5
2等のトランスミッション機構49各部に潤滑オイルを
滴下させる。そして、トランスミッション機構49各部
を潤滑した潤滑オイルはミッション室40側のオイルパ
ン41R内に溜まる。
【0037】一方、フィードポンプ68は、図5に示す
ように、ミッション室40側のオイルパン41R内に配
置されたオイルストレーナ82Rから潤滑オイルを吸入
し、詳細には図示しないが、例えばオイルフィルタ室6
9を経てクランクシャフト42やピストン43、動弁機
構32の各部に潤滑オイルを導く。そして、上述した各
部を潤滑した潤滑オイルは一部が前記発電機室60内に
落下すると共に、大部分はクランク室39内を自然落下
し、クランク室39側のオイルパン41F内に溜まる。
【0038】他方、図2に示すように、発電機室60内
の下方にはクランク室39内に繋がる第一の連通孔84
が形成される。そして、この第一の連通孔84は少なく
ともクランク室39側のオイルパン41F内に溜まる潤
滑オイルの油面85より上方に配設される。また、発電
機室60内の上方にはミッション室40内に繋がる第二
の連通孔86が形成される。
【0039】本実施形態記載のエンジン10にはライダ
の踏力をクランクシャフト42に伝達してエンジン10
を始動させるキック式エンジン始動装置87が備えられ
る。この始動装置87は、キックペダルアーム88、キ
ックドライブギヤ89、キックアイドルギヤ90および
キックドリブンギヤ91を主な構成部材として備える。
【0040】図3および図7に示すように、クランクケ
ース27の後部右側にはキックドライブシャフト92が
カウンターシャフト51と平行に、すなわちクランクシ
ャフト42と平行に配置される。キックドライブシャフ
ト92はその一端がクランクケース27に、他端がクラ
ッチハウジング28によって軸支され、その一部がクラ
ッチハウジング28より外方に突出する。また、キック
ドライブシャフト92にはキックドライブギヤ89が遊
転自在に設けられる。
【0041】キックドライブシャフト92の突出部には
ヒンジ部材93を介してキックペダルアーム88の基端
部が取り付けられ、キックペダルアーム88の自由端部
をライダが足で踏み降ろすことによりキックドライブギ
ヤ89が回転する。
【0042】車両の側面視でカウンターシャフト51の
後上方には中空のキックアイドルシャフト94がカウン
ターシャフト51と平行に、且つ少なくともその一部が
クラッチ本体55と重なるように配置され、クランクケ
ース27によって片持ち状態で回転自在に軸支される。
【0043】また、キックアイドルシャフト94のクラ
ッチ本体55側端部にはキックアイドルギヤ90がクラ
ッチ本体55に対向して配置され、キックアイドルシャ
フト94と一体または一体的に形成される。そして、こ
のキックアイドルギヤ90は上記キックドライブギヤ8
9に作動連結される。
【0044】さらに、クラッチ本体55に回転一体に固
着されたプライマリードリブンギヤ54にはキックドリ
ブンギヤ91が一体に設けられ、このキックドリブンギ
ヤ91にキックアイドルギヤ90が作動連結する。
【0045】キックドライブシャフト92とこのキック
ドライブシャフト92に遊転自在に設けられたキックド
ライブギヤ89との間にはラチェット機構110が設け
られる。ラチェット機構110は、キックドライブギヤ
89からキックアイドルギヤ90にのみ回転が伝わるよ
うにするものであって、例えば図7に示すように、キッ
クドライブギヤ89に隣接してキックドライブシャフト
92上に設けられたラチェットホイール111を備え
る。また、キックドライブギヤ89およびラチェットホ
イール111の対向する面にはそれぞれラチェット爪1
12,113が形成される。
【0046】ラチェットホイール111はキックドライ
ブシャフト92上に捩りスプライン結合されており、通
常はラチェットホイール111用のリターンスプリング
114によってキックドライブシャフト92上をキック
ドライブギヤ89とは反対側に付勢されている。また、
キックペダルアーム88はキックドライブシャフト92
上に設けられたキックペダルアーム88用のリターンス
プリング115によって踏み降ろされる前の位置に維持
される。
【0047】キックペダルアーム88が踏み降ろされて
キックドライブギヤ89が一方向に回転するとラチェッ
トホイール111はキックドライブシャフト92上を回
転しながらキックドライブギヤ89に向かって転動し、
捩りスプラインの終点においてラチェットホイール11
1のラチェット爪112がキックドライブギヤ89のラ
チェット爪113に噛み合ってキックドライブシャフト
92の回転をキックドライブギヤ89に伝達する。な
お、図7はキックドライブギヤ89とラチェットホイー
ル111とがラチェット爪112,113によって噛み
合った状態を示す。
【0048】すなわち、ライダがキックペダルアーム8
8の自由端部を足で踏み降ろすと、その踏力はキックド
ライブシャフト92、ラチェットホイール111、キッ
クドライブギヤ89、キックアイドルギヤ90、キック
ドリブンギヤ91、プライマリードリブンギヤ54そし
てプライマリードライブギヤ53の順に伝わってクラン
クシャフト42に伝達される。
【0049】キックペダルアーム88の踏み降ろしが終
わるとキックペダルアーム88はリターンスプリング1
15によって元の位置に戻されてキックドライブシャフ
ト92を反対方向に回転させ、この回転に伴ってラチェ
ットホイール111はキックドライブギヤ89から切り
離されるので、キックドライブギヤ89はエンジン10
始動後も回転し続けることはなく、キックアイドルギヤ
90およびアイドルシャフト94のみが回転し続ける。
【0050】ところで、このエンジン10にはクランク
ケース27内にて発生するブローバイガスを外部に逃が
すと共に、ブローバイガス中に混入している噴霧状のオ
イル分を分離するためのブリーザ手段が備えられる。
【0051】図8は図7のVIII矢視図である。図7
および図8に示すように、中空状キックアイドルシャフ
ト94のクラッチ本体55側(クラッチ本体55収納部
分側)端部は栓95によって塞がれると共に、反対側端
部は開口状態のままクランクケース27外に突出し、そ
の内部にブリーザ通路96を形成する。また、キックア
イドルシャフト94のクランクケース27外に突出した
部分であるブリーザ通路96の出口すなわちブローバイ
ガス排出口97はブローバイガス出口室98によって囲
まれ、このブローバイガス出口室98にはこのブローバ
イガス出口室98内外を連通するブリーザユニオン99
が設けられる。
【0052】一方、クラッチ本体55に対向して配置さ
れたキックアイドルギヤ90は、図8に示すように、例
えばキックアイドルシャフト94周縁のボス部100
と、ギヤの歯(図8においては図示を省略)が設けられ
た外縁部101と、これらのボス部100と外縁部10
1とを連結する複数本のスポーク部102とから構成さ
れ、例えばこれらのスポーク部102にはキックアイド
ルシャフト94内部のブリーザ通路96に連通するブロ
ーバイガス吸入口103がクラッチ本体55に対向して
設けられる。
【0053】図9は、図2のIX−IX線に沿う断面図
である。図2および図9に示すように、前記発電機室6
0内の上方に形成された発電機室60内とミッション室
40内とを連通させる第二の連通孔86には逆止弁であ
る例えばリードバルブ104が設けられる。このリード
バルブ104は、発電機室60内からミッション室40
内への流体の移動のみを許容するものであり、ミッショ
ン室40内から発電機室60内への流体の移動は阻止さ
れる。
【0054】なお、図9に示すリードバルブ104は流
体の圧力によって開いている状態を示しており、エンジ
ン10停止中はその弾力によって第二の連通孔86を塞
ぐ。また、リードバルブ104の最大開度はリードバル
ブ104と共締めされるストッパ105によって設定さ
れる。
【0055】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0056】ライダがキックペダルアーム88を踏み降
ろすことによりエンジン10が始動する。エンジン10
作動中、キックアイドルギヤ90はキックアイドルシャ
フト94と共に常時回転する。
【0057】エンジン10の作動中はシリンダボア44
内で発生する圧力を伴ったガスがピストン43とシリン
ダボア44との間の隙間を通って微量づつクランクケー
ス27のクランク室39内に漏出する。潤滑オイルが噴
霧状で混入しているこのガス、すなわちブローバイガス
はクランク室39から第一の連通孔84を経てクランク
ケース27の左側面に形成された発電機室60内に流入
し、さらに、第二の連通孔86からブローバイガスはそ
の圧力でリードバルブ104を押し開けてミッション室
40内に流入する。
【0058】そして、ミッション室40内に流入したブ
ローバイガスは、キックアイドルギヤ90に設けられた
ブローバイガス吸入口103からブリーザ通路96に流
入し、ブローバイガス出口室98に設けられたブリーザ
ユニオン99から図示しないブリーザホースを介してエ
アクリーナ36に還流され、新気と共に燃焼室45に送
り込まれて再燃焼されることにより大気の汚染が防止さ
れるようになっている。
【0059】ブローバイガス吸入口103を有するキッ
クアイドルギヤ90およびブリーザ通路96を有するキ
ックアイドルシャフト94を少なくともその一部が側面
視でクラッチ本体55と重なるように配置し、さらにブ
ローバイガス吸入口103をクラッチ本体55に対向し
て配置したので、ブローバイガス中に混入している噴霧
状のオイル分はブローバイガス吸入口103からブリー
ザ通路96に流入する以前にクラッチ本体55やキック
アイドルギヤ90の回転による遠心力によってブローバ
イガスから十分に分離され、オイル分の無いブローバイ
ガスのみがエアクリーナ36に還流される。
【0060】その結果、従来必要であったオイル分分離
用のブリーザ室が不用になり、エンジン10のコンパク
ト化および軽量化が可能になると共に、構造も簡素化す
る。また、分離されたオイル分はそのまま自然落下する
ことによりミッション室40側のオイルパン41R内に
戻される。
【0061】また、ピストン43の摺動に伴い絶えず変
動するクランクケース27内一次圧縮の変動は中空のキ
ックアイドルシャフト94内に形成されたブリーザ通路
96によって吸収できる。ブリーザ通路96の内径はク
ランクケース27全体の容積に対し非常に小さいため、
ブリーザ通路96がオリフィスの機能を果たすと共に、
キックアイドルシャフト94であるがためにその外径等
の寸法を比較的自由に変更でき、よって一次圧縮の変動
吸収の度合いを任意に設定可能になる。
【0062】さらに、ブリーザ通路96を有するキック
アイドルシャフト94を車両の側面視でカウンターシャ
フト51の後上方に配置したことにより、ブリーザ通路
96はミッション室40側のオイルパン41R内の潤滑
オイルと十分に離れるので、オイル分を含まないブロー
バイガスを取り込むことができると共に、急停止時や万
一自動二輪車1が転倒してもオイルパン41R内の潤滑
オイルがブリーザ通路96から外部に流出することはな
い。
【0063】さらにまた、発電機室60内の下方にクラ
ンク室39内に繋がる第一の連通孔84を、発電機室6
0内の上方にミッション室40内に繋がる第二の連通孔
86をそれぞれ形成すると共に、第二の連通孔86に発
電機室60内からミッション室40内への流体の移動の
みを許容する逆止弁である例えばリードバルブ104を
配置したことにより、エンジン10各部を潤滑して発電
機室60内に落下した潤滑オイルをクランク室39側の
オイルパン41Fに戻すことが可能になるとともに、ク
ランク室39内からミッション室40内にブローバイガ
スを導く際、潤滑オイルがミッション室40内に流入せ
ず、また、リードバルブ104によってミッション室4
0内のブローバイガスがクランク室39内に逆流しな
い。
【0064】そしてまた、第一の連通孔84を少なくと
もクランク室39側のオイルパン41F内に溜まる潤滑
オイルの油面85より上方に配設したことにより、クラ
ンク室39側オイルパン41F内の潤滑オイルが発電機
室60内に流入することが防止される。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る4サ
イクルエンジンのブリーザ装置によれば、簡単な構造で
ブローバイガス中のオイル分を分離でき、その結果、従
来必要であったオイル分分離用のブリーザ室が不用とな
ってエンジンのコンパクト化および軽量化、構造の簡素
化が図られる。
【0066】また、クランク室内からミッション室内に
ブローバイガスを導く際、潤滑オイルがミッション室内
に流入したり、ミッション室内のブローバイガスがクラ
ンク室内に逆流したりしない。
【0067】さらに、クランク室側オイルパン内の潤滑
オイルの発電機室内への流入が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る4サイクルエンジンのブリーザ装
置の一実施形態を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】車体中央部分の拡大左側面図。
【図3】車体中央部分の拡大右側面図。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図。
【図6】図3のVI−VI線に沿う断面図。
【図7】図3のVII−VII線に沿う断面図。
【図8】図7のVIII矢視図。
【図9】図2のIX−IX線に沿う断面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 10 4サイクルエンジン 27 クランクケース 28 クラッチハウジング 29 発電機カバー 38 隔壁 39 クランク室 40 ミッション室 41F,41R オイルパン 42 クランクシャフト 49 トランスミッション機構 51 カウンターシャフト 55 クラッチ本体 60 発電機室 61 発電機 67 スカベンジポンプ(オイルポンプ) 68 フィードポンプ(オイルポンプ) 84 第一連通孔 85 クランク室側のオイルパン内に溜まる潤滑オイル
の油面 86 第二連通孔 87 キック式エンジン始動装置 90 キックアイドルギヤ 94 キックアイドルシャフト 96 ブリーザ通路 97 ブローバイガス排出口 103 ブローバイガス吸入口 104 リードバルブ(逆止弁)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケースの内部を隔壁によってク
    ランクシャフトが収納されるクランク室とカウンターシ
    ャフトによって支持されたクラッチ本体が収納されるミ
    ッション室とに区画し、これらの両室にそれぞれ潤滑オ
    イルを貯溜するオイルパンを設けると共に、上記クラン
    ク室内に一対のオイルポンプを備え、一方のオイルポン
    プで上記クランク室内のオイルパンから潤滑オイルを、
    他方のオイルポンプで上記ミッション室内のオイルパン
    から潤滑オイルを吸入する一方、ライダの踏力を複数個
    のギヤを介して上記クランクシャフトに伝達してエンジ
    ンを始動させるキック式エンジン始動装置を備えた4サ
    イクルエンジンにおいて、上記エンジン始動装置はライ
    ダの踏力を上記クラッチ本体を介して上記クランクシャ
    フトに伝達するキックアイドルギヤを備え、このキック
    アイドルギヤをその一端で回転一体に支持する中空のキ
    ックアイドルシャフトを上記ミッション室内の上記カウ
    ンターシャフトの後上方に側面視で少なくともその一部
    が上記クラッチ本体と重なるように配置すると共に、上
    記キックアイドルシャフト内にブリーザ通路を形成し、
    このブリーザ通路の上記キックアイドルギヤ側端部にブ
    ローバイガス吸入口を、また、その反対側端部にブロー
    バイガス排出口をそれぞれ設けたことを特徴とする4サ
    イクルエンジンのブリーザ装置。
  2. 【請求項2】 上記キックアイドルギヤを上記クラッチ
    本体に対向して配置し、このキックアイドルギヤに上記
    キックアイドルシャフト内部の上記ブリーザ通路に連通
    する上記ブローバイガス吸入口を上記クラッチ本体に対
    向して設けた請求項1記載の4サイクルエンジンのブリ
    ーザ装置。
  3. 【請求項3】 上記クランクケースの左側面にこのクラ
    ンクケースから隔離された発電機室を上記クランクケー
    ス内の上記クランク室および上記ミッション室の両方に
    跨るように形成し、この発電機室内に発電機を収納して
    発電機カバーで覆うと共に、上記発電機室内の下方に上
    記クランク室内に繋がる第一の連通孔を、上記発電機室
    内の上方に上記ミッション室内に繋がる第二の連通孔を
    それぞれ形成する一方、上記第二の連通孔に上記発電機
    室内から上記ミッション室内への流体の移動のみを許容
    する逆止弁を設けた請求項1または2記載の4サイクル
    エンジンのブリーザ装置。
  4. 【請求項4】 上記第一の連通孔を少なくとも上記クラ
    ンク室側のオイルパン内に溜まる潤滑オイルの油面より
    上方に配設した請求項3記載の4サイクルエンジンのブ
    リーザ装置。
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