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JP2003128442A - 合わせガラス用中間膜 - Google Patents

合わせガラス用中間膜

Info

Publication number
JP2003128442A
JP2003128442A JP2001320713A JP2001320713A JP2003128442A JP 2003128442 A JP2003128442 A JP 2003128442A JP 2001320713 A JP2001320713 A JP 2001320713A JP 2001320713 A JP2001320713 A JP 2001320713A JP 2003128442 A JP2003128442 A JP 2003128442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main
laminated glass
interlayer film
intermediate film
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001320713A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Nakajima
稔 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2001320713A priority Critical patent/JP2003128442A/ja
Publication of JP2003128442A publication Critical patent/JP2003128442A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 扱き脱気法や真空脱気法等の予備圧着法に左
右されることなく優れた脱気性を発現し、且つ、モアレ
現象が出現しないか、又は、モアレ現象による不具合が
生じない合わせガラス用中間膜を提供する。 【解決手段】 熱可塑性樹脂シートの両面に刻線状の凹
凸からなる多数のエンボスが形成された合わせガラス用
中間膜であって、中間膜の長尺方向に対して角度が25
度以下となるように凹凸形状が両面に形成され、一方の
面の凹凸形状の配置間隔が他方の面の凹凸形状の配置間
隔の1.25〜1.75倍であり、且つ、両面の凹凸形
状の交差角度が0度又は5度以上である合わせガラス用
中間膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、刻線状の凹凸から
なるエンボスが形成された合わせガラス用中間膜に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガラス板の間に、可塑化ポリビニルブチ
ラール樹脂シートのような熱可塑性樹脂シートからなる
合わせガラス用中間膜を挟み互いに接着させて得られる
合わせガラスは、自動車、航空機、建築物等の窓ガラス
に広く使用されている。
【0003】この種の合わせガラスは、通常、少なくと
も2枚のガラス板の間に中間膜を挟み、これをニップロ
ールを通して扱くか(扱き脱気法)、又は、ゴムバッグ
に入れて減圧吸引し(真空脱気法)、ガラス板と中間膜
との間に残留する空気を脱気しながら予備圧着し、次い
で、例えばオートクレーブ内で加熱加圧して本圧着を行
う事により製造される。上記製造工程においては、ガラ
スと中間膜とを積層する際の脱気性が重要である。
【0004】通常、中間膜の両面には脱気性を良くする
ために微細な凹部と凸部とからなる多数のエンボスが形
成されている。上記凹凸部の形態としては、例えば、多
数の凸部とこれらの凸部に対応する多数の凹部とからな
る各種の凹凸模様や、多数の刻線状凸条部とこれらの凸
条部に対応する多数の刻線状凹溝部とからなる各種の凹
凸模様があり、エンボス形状についても、粗さ、配置、
大きさ等種々の形状因子が開示されている。しかし、中
間膜の両面に規則的なエンボスが形成されると、互いの
回折面の干渉により、一般にモアレ現象と呼称される縞
状の回折像が出現する。特に、脱気性に優れている刻線
状の凹溝部が形成された場合にモアレ現象が出現し易
い。
【0005】上記モアレ現象は、外観の面から好ましく
ないばかりか、中間膜の裁断時や合わせ加工の作業時
に、キラキラと目につく干渉縞の変化等により、作業者
の目を疲れさせたり、乗物酔いのような症状を生じさ
せ、その結果、作業性の低下をもたらすという問題点が
ある。又、規則的に配置されたエンボスが片面のみに付
与された中間膜の場合であっても、それを複数枚重ね合
わせて作業する際には、やはりモアレ現象は出現し、同
様に作業性の低下を来すという問題点がある。
【0006】このため、例えば、特表平9−50807
8号公報には、凹凸形状において溝形状を規則的に配置
し、そのパターンを各面で交差角度25度以上に、より
好ましくは交差角度90度にすることによってモアレ現
象を解消する中間膜が開示されている。又、特開200
0−319045号公報には、中間膜の一方の面のエン
ボスの配置間隔と他方の面のエンボスの配置間隔とを異
なるように形成させることによってモアレ現象を解消す
る中間膜が開示されている。更に、特開2001−16
3641号公報には、中間膜の押し出し方向と凹溝との
交差角度を25度未満とすることによってモアレ現象を
解消する中間膜が開示されている。
【0007】特表平9−508078号公報に開示され
ている方法において、モアレ現象を解消するために交差
角度90度の刻線を付与した形状は、刻線角度45度の
ロールを用いて熱転写されることが公知である。しか
し、ロールの刻線角度が大きくなるほど転写が容易でな
くなる。一般には、転写の長尺方向に対して平行な縦刻
線形状が最も形成容易であり、横刻線形状は転写の際に
厳密な温度制御と高い圧力とを必要とする。
【0008】又、上記の各方法で得られた中間膜を合わ
せガラスに適用する際には、予備圧着工程における脱気
開始時の温度を厳密に制御しないと、合わせガラス構成
体(例えば、ガラス/中間膜/ガラス)の周縁部が先に
シールされる周縁部シール先行現象が発生し、合わせガ
ラス構成体内部の脱気が更に不充分になるという問題点
がある。
【0009】上記周縁部シール先行現象の発生を防止す
る手段として、溝形状の凹凸形状の大きさにより、脱気
を開始するときの温度を管理し、脱気開始時の合わせガ
ラス構成体圧着時にシール先行現象を防止したり、又、
エンボスの粗さを大きくする方法もあるが、この場合、
合わせガラス構成体の周縁部のシールを確実に行うため
には予備圧着工程における予備圧着温度を大幅に高める
必要が生じるという問題点がある。又、中間膜の両面の
刻線形状を成形性の観点から平行にすると、中間膜の自
着性が高くなって、膜取扱い性が悪くなるという問題点
がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題点に鑑み、扱き脱気法や真空脱気法等の予備圧着法
に左右されることなく優れた脱気性を発現し、且つ、モ
アレ現象が出現しないか、又は、モアレ現象による不具
合が生じない合わせガラス用中間膜を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よる合わせガラス用中間膜は、熱可塑性樹脂シートの両
面に刻線状の凹凸からなる多数のエンボスが形成された
合わせガラス用中間膜であって、中間膜の長尺方向に対
して角度が25度以下となるように凹凸形状が両面に形
成され、一方の面の凹凸形状の配置間隔が他方の面の凹
凸形状の配置間隔の1.25〜1.75倍であり、且
つ、両面の凹凸形状の交差角度が0度又は5度以上であ
ることを特徴とする。
【0012】又、請求項2に記載の発明による合わせガ
ラス用中間膜は、上記請求項1に記載の合わせガラス用
中間膜において、熱可塑性樹脂シートの両面に主凹溝部
及び主凸条部からなる多数の刻線状エンボスが形成され
た合わせガラス用中間膜であって、上記主凹溝部は、溝
形状を有し、上記主凸条部は、頭頂に上記主凹溝部及び
主凸条部より微細な副凹部及び副凸部が形成された平面
部を有し、且つ、主凸条部の配置間隔(P)に対する主
凸条部頭頂の平面部の幅(W)の比率(W/P)が20
%以上であることを特徴とする。
【0013】又、請求項3に記載の発明による合わせガ
ラス用中間膜は、上記請求項1又は2に記載の合わせガ
ラス用中間膜において、熱可塑性樹脂シートに形成され
たエンボスの主凹溝部の溝深さ(Rzg)が、10〜3
0μmであることを特徴とする。
【0014】本発明の合わせガラス用中間膜に用いられ
る熱可塑性樹脂シートとしては特に限定されず、例え
ば、可塑化ポリビニルアセタール系樹脂シート、ポリウ
レタン系樹脂シート、エチレン−酢酸ビニル系樹脂シー
ト、エチレン−エチルアクリレート系樹脂シート、可塑
化塩化ビニル系樹脂シート等の従来から合わせガラスの
中間膜用として用いられている熱可塑性樹脂シートが挙
げられる。これらの熱可塑性樹脂シートは、接着性、耐
候性、耐貫通性、透明性等の中間膜として必要な基本性
能に優れており好適に用いられるが、なかでも可塑化ポ
リビニルブチラール樹脂シートに代表される可塑化ポリ
ビニルアセタール系樹脂シートがより好適に用いられ
る。
【0015】上記熱可塑性樹脂シートの膜厚は、、特に
限定されるものではないが、合わせガラス製造時に必要
な耐貫通性等を考慮して適宜設定されれば良く従来の中
間膜と同様に、0.2〜2mm程度であることが好まし
い。
【0016】本発明の合わせガラス用中間膜は、上記熱
可塑性樹脂シートの両面に刻線状の凹凸からなる多数の
エンボスが形成されてなる。上記エンボスの分布は規則
的に設けられていても良いし、不規則に設けられていて
も良い。
【0017】上記エンボスの形状は、特に限定されるも
のではなく、一般には、断面が三角形、四角形、截頭三
角形、截頭四角形等の形状や、頭部が山型や半球状とな
った形状等からなる多数の刻線状凸条部(以下、主凸条
部と言う)と、これらの主凸条部に対応する多数の刻線
状凹溝部(以下、主凹溝部と言う)とから構成される凹
凸模様とされ、特に主凹溝部が連続していることが好ま
しい。
【0018】本発明の合わせガラス用中間膜は、中間膜
の長尺方向に対して角度が25度以下となるように凹凸
形状(エンボス)が両面に形成され、一方の面の凹凸形
状の配置間隔が他方の面の凹凸形状の配置間隔の1.2
5〜1.75倍であり、且つ、両面の凹凸形状の交差角
度が0度又は5度以上であるようになされている。
【0019】上記の中間膜の表面の凹凸形状において、
ガラス板と中間膜との予備圧着工程での脱気の際の空気
の抜け易さは、凹凸形状の凹溝部の連続性、方向性及び
平滑性に密接な関係があり、主凸条部の間隔や配置は空
気の抜け易さに大きく影響しない。主凹溝部の形状と脱
気性との関係は以下のように考えられる。例えば山脈状
の主凸条部を設け、格子状に主凹溝部(脱気通路)を設
けた場合、山脈状の主凸条部に沿った方向に脱気した場
合は問題ないが、山脈状の主凸条部に対して直角に脱気
した場合、空気溜まりが発生し、脱気不良となる。
【0020】本発明では、中間膜の長尺方向(脱気方
向)に対し角度が25度以下となるように脱気通路とし
ての主凹溝部を含む凹凸形状が形成されているので、空
気の通路を確保することができ、良好な脱気性を得るこ
とができる。
【0021】一方、中間膜の両面(表裏)ともに主凹溝
部を長尺方向に配置すると、モアレ現象が出現し易くな
る。上記モアレ現象は、中間膜の両面における凹凸形状
の間隔や配置が同等であるときや、両面の主凹溝部の角
度が微少なズレを生じるときに出現し、特に、中間膜の
両面における主凹溝部の配置や間隔が同等の時に最も大
きくなる。
【0022】本発明者は、中間膜の両面の主凹溝部の角
度のズレが特定の場合にモアレ現象が出現すること、即
ち、上記角度が0度を超えて5度未満の場合にモアレ現
象が出現し、上記角度が0度又は5度以上の場合にはモ
アレ現象が出現しないことを見いだした。
【0023】モアレ現象の出現については以下のように
考えられる。図1は中間膜の両面における主凹溝部の間
隔が等しい場合の主凹溝部を表す模式図であり、図2は
中間膜の両面における主凹溝部の間隔が異なる(一方の
間隔が他方の間隔の1.6倍)場合の主凹溝部を表す模
式図である。図1においては、中間膜両面の主凹溝部の
角度のズレにより発現する形状が菱形となり、隣り合う
菱形が規則的に発現されるため、モアレ現象が出現す
る。一方、図2においては、中間膜両面の主凹溝部の角
度が若干のズレを生じても、中間膜両面の主凹溝部によ
り発現する形状が平行四辺形となり、隣り合う平行四辺
形にズレが生じて規則的に見えないため、モアレ現象は
出現しない。
【0024】本発明では、中間膜の一方の面の凹凸形状
の配置間隔を他方の面の凹凸形状の配置間隔の1.25
〜1.75倍とし、且つ、中間膜の両面の凹凸形状の交
差角度を0度又は5度以上とすることにより、モアレ現
象の出現を防止することができる。
【0025】中間膜の一方の面の凹凸形状の配置間隔が
他方の面の凹凸形状の配置間隔の1.25倍未満である
か、又は、1.75倍を超えると、凹凸形状の配置間隔
を変えた効果が少なくなって、モアレ現象の出現を充分
に防止することができない。
【0026】又、中間膜の両面の凹凸形状の交差角度が
0度を超えて5度未満であると、モアレ現象の出現を充
分に防止することができない。尚、上記交差角度が0度
となるように成形するのは非常に困難であり、経済的に
も不利であるので、通常は5度以上とすることが好まし
い。
【0027】一方、中間膜のエンボス形状(凹凸形状)
において、予備圧着時のエンボスの潰れ易さ(潰れ性)
には、エンボスの体積が大きく影響する。上記エンボス
の体積は、主凸条部の間隔や配置、主凸条部頭頂の平面
部の面積、及び、主凹溝部の溝深さによって決定され
る。
【0028】即ち、エンボスを構成する主凸条部の頭頂
の平面部の面積が広く、主凹溝部の溝深さが深いほどエ
ンボスの体積は大きくなる。このため、本発明の合わせ
ガラス用中間膜において、主凹溝部の形状としては、溝
形状を有している主凹溝部に対応する主凸条部の頭頂を
平面形状とすることにより、換言すれば、主凸条部の延
長方向に対して直交する断面を台形形状とすることによ
り、主凸条部頭頂の平面部の面積は大きくなり、それに
伴ってエンボスの体積も大きくなり、予備圧着工程にお
ける合わせガラス構成体(例えば、ガラス/中間膜/ガ
ラス)の周縁部シール先行現象の発生を効果的に抑制す
ることができる。従って、予備圧着工程において合わせ
ガラス構成体の中央部近傍に存在する空気も効果的に脱
気され得る。又、エンボスの体積を大きくすることによ
り、エンボスの平均表面粗さを相対的に小さくすること
ができる。予備圧着工程における周縁部シールに必要な
温度では、中間膜は充分に流動状態となり、エンボスの
平均表面粗さを相対的に小さくすれば、通常の温度で充
分に周縁部シールを行うことが可能となる。
【0029】又、上記エンボスを構成する主凸条部の頭
頂の平面部には、主凹溝部及び主凸条部より微細な副凹
部及び副凸部が形成されていることが好ましい。主凸条
部の頭頂を平面形状にすると中間膜の自着性が高くなる
ことがあるが、平面部に主凹溝部及び主凸条部より微細
な副凹部及び副凸部が形成されていることにより、中間
膜の自着性を抑制することができ、膜取扱い性が良好と
なる。
【0030】本発明の合わせガラス用中間膜は、上述の
ような構成となされているが、更に、主凸条部の配置間
隔(P)に対する主凸条部頭頂の平面部の幅(W)の比
率(W/P)が20%以上であるようになされているこ
とが好ましい。
【0031】上記W/Pが20%未満であると、エンボ
スの体積向上効果及びそれに伴う周縁部シール先行現象
の発生防止効果が充分に得られないことがある。上記W
/Pが100%になると実質的に主凹溝部がなくなるた
め、W/Pは100%未満であることが好ましく、より
好ましくは90%以下である。又、主凸条部頭頂の平面
部の幅(W)は、中間膜全域にわたって一定の幅であっ
ても良いし、部分的に異なる幅、即ち、ランダムな幅で
あっても良い。
【0032】本発明のエンボスを構成する主凹溝部の溝
深さ(Rzg)は、特に限定されず、好ましくは、10
〜30μmであり、さらに好ましくは15〜25μmで
ある。主凹溝部の溝深さ(Rzg)が10μm未満であ
ると、エンボスの体積が小さくなって、予備圧着工程に
おけるガラス構成体の周縁部シール先行現象が発生し、
逆に主凹溝部の溝深さ(Rzg)が30μmを超える
と、エンボスの体積が必要以上に大きくなり過ぎて、予
備圧着工程においてガラス構成体の周縁部シールを行う
ために、より高い温度が必要となる。主凹溝部の溝深さ
(Rzg)を10〜30μmとすることにより、エンボ
スの体積は適正な大きさとなり、ガラス構成体の周縁部
シール先行現象を発生することなく、比較的低い予備圧
着温度でガラス構成体の周縁部をシールすることができ
る。更に、各主凹溝部の溝深さ(Rzg)は、全て同じ
深さであっても良いし、異なる深さであっても良く、こ
の主凹溝部に対応する各凸条部の高さも、全て同じ高さ
であっても良いし、異なる高さであっても良い。
【0033】上記主凹溝部の溝深さ(Rzg)は、汎用
の表面粗さ計を用いて測定されるデジタル信号をデータ
処理することによって容易に得ることができるが、本発
明においては、JIS B−0601「表面粗さ−定義
及び表示」に規定される、粗さ曲線の平均線(粗さ曲線
までの偏差の2乗和が最小になるように設定した線)を
基準とする溝深さを算出し、測定した溝数の溝深さの平
均値を主凹溝部の溝深さ(Rzg)とした。
【0034】上記エンボスの凹凸形状の寸法は、特に限
定されず、一般には、主凸条部の配置間隔(ピッチ)
は、10〜2000μmであることが好ましく、より好
ましくは50〜1000μmである。又、主凸条部の底
辺の長さは、概ね30〜1000μmであることが好ま
しい。
【0035】本発明の合わせガラス用中間膜の両面に凹
凸形状(エンボス)を形成するには、エンボスロール
法、カレンダーロール法、異形押出法等が採用される
が、なかでも、定量的に一定の刻線状の凹凸形状(エン
ボス)を得やすいことから、エンボスロール法が好適に
採用される。
【0036】本発明の合わせガラス用中間膜を用いて合
わせガラスを製造する方法としては、特に限定されず、
通常の合わせガラスの製造方法の場合と同様に、少なく
とも一対のガラス板間に中間膜を挟み、先ず予備圧着を
行って脱気及び仮接着をした後に、例えばオートクレー
ブ内で本圧着を行うことにより、所望の合わせガラスを
得ることができる。
【0037】例えば、合わせガラス用中間膜として、可
塑化ポリビニルブチラール樹脂シートからなる中間膜を
用いて合わせガラスを製造する場合は、具体的には、次
のように予備圧着と本圧着とを行えば良い。
【0038】予備圧着は、二枚の透明な無機ガラス板の
間に中間膜を挟み、この積層体をニップロールに通し、
例えば、圧力約196〜980kPa、温度約50〜1
00℃の条件で扱いて脱気しながら予備圧着する方法
(扱き脱気法)、又は、上記積層体をゴムバッグに入
れ、ゴムバッグを排気系に接続して約−53.2〜−9
9.8kPaの真空度(絶対圧力約47.9〜1.3k
Pa)となるように吸引減圧しながら温度を上げ、温度
約60〜100℃で予備圧着する方法(真空脱気法)等
により行われる。
【0039】次いで、予備圧着された積層体は、常法に
よりオートクレーブを用いるか又はプレスを用いて、例
えば、圧力約196〜1470kPa、温度約120〜
150℃で本圧着され、合わせガラスが製造される。
【0040】尚、上記ガラス板としては、無機ガラス板
のみならず、ポリカーボネート板、ポリメチルメタクリ
レート板等の有機ガラス板も使用することができる。
又、合わせガラスの積層構成は、ガラス板/中間膜/ガ
ラス板からなる通常の三層構成のみならず、例えば、ガ
ラス板/中間膜/ガラス板/中間膜/ガラス板等からな
る多層構成であっても良い。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明を更に詳しく説明するため
以下に実施例を挙げるが、本発明はこれらの実施例にの
み限定されるものではない。
【0042】(実施例1) 〔中間膜の作製〕ポリビニルブチラール樹脂(平均重合
度1700、残存アセチル基1モル%、ブチラール化度
65モル%)100重量部に、可塑剤としてトリエチレ
ングリコール−ジ−2−エチルブチレート40重量部を
混合し、この混合物を押出機により溶融混練し押出金型
よりシート状に押出して、厚み0.76mmのポリビニ
ルブチラール樹脂シートを成形した。次いで、表1及び
図3に模式図を示した一対のエンボスロール(A、a)
を用いて、上記ポリビニルブチラール樹脂シートの両面
に、凹溝部を有する合わせガラス用中間膜を作製した。
尚、図3の模式図は、刻線状の凹凸形状からなるエンボ
ス模様は省略してある。
【0043】〔合わせガラスの作製〕上記で得られた中
間膜を用いて、下記の二つの方法(扱き脱気法、真空脱
気法)で予備圧着を行い、ついで本圧着を行って合わせ
ガラスを作製した。 (1)扱き脱気法 中間膜を二枚の透明なフロートガラス板(縦30cm、
横30cm、厚み3mm)の間に挟み、はみ出た部分を
切り取り、得られた積層体を加熱オーブン内で、積層体
の温度(予備圧着温度)が60℃、70℃及び80℃と
なるように加熱した後、ニップロール(エアーシリンダ
ー圧力343kPa、線速度10m/分)に通して予備
圧着を行った。 (2)真空脱気法 中間膜を二枚の透明なフロートガラス板(縦30cm、
横30cm、厚み3mm)の間に挟み、はみ出た部分を
切り取り、得られた積層体をゴムバッグ内に移し、ゴム
バッグを真空系に接続し、積層体の温度(予備圧着温
度)が60℃、80℃及び100℃となるように加熱す
ると同時に−79.8kPa(絶対圧力21.3kP
a)の減圧下で10分間保持した後、大気圧に戻して予
備圧着を行った。 (3)本圧着 上記(1)及び(2)の方法で予備圧着された積層体
を、それぞれオートクレーブ中で、温度140℃、圧力
127kPaの条件下に10分間保持した後に、50℃
まで温度を下げ大気圧に戻すことにより本圧着を行っ
て、合わせガラスを作製した。
【0044】〔評価〕上記で得られた中間膜のそれぞれ
の面のエンボスの平均粗さ(Rz)及び平均配置間隔
(Sm)の測定、モアレ現象の出現の有無の観察、合わ
せガラスのベークテストを下記の方法で行った。その結
果を表1に示した。 (Rzの測定)デジタル型の触針電気式表面粗さ計(P
erthometer S3P)及び上記表面粗さ計の
表面形状解析装置(SAS−2010、名神工機社製)
により、触針の先端幅5μm、対面頂90度の条件で、
JIS B−0601「表面粗さ−定義及び表示」に準
拠して、中間膜のそれぞれの面のエンボスのRzを測定
した。 (Smの測定)顕微鏡で観察して、中間膜のそれぞれの
面のエンボスの平均配置間隔を測定した。 (モアレ現象の出現の有無)中間膜をゆっくりと連続的
に移動させながら、目視で観察し、モアレ現象の出現の
有無を確認した。 (合わせガラスのベークテスト)合わせガラスを140
℃のオーブン中で2時間加熱した後に取り出して3時間
放置した。合わせガラスの外観を目視で観察し、合わせ
ガラスに発泡(気泡)が生じた枚数を調べて脱気性の評
価とした。尚、テスト枚数は100枚とした。
【0045】(実施例2)実施例1において、エンボス
ロール(B、b)を用いたこと以外は実施例1の場合と
同様にして、合わせガラスの作製及び評価を行った。そ
の結果を表1に示した。
【0046】(実施例3)実施例1において、エンボス
ロール(C、c)を用いたこと以外は実施例1の場合と
同様にして、合わせガラスの作製及び評価を行った。そ
の結果を表1に示した。
【0047】(比較例1)実施例1において、エンボス
ロール(D、d)を用いたこと以外は実施例1の場合と
同様にして、合わせガラスの作製及び評価を行った。そ
の結果を表2に示した。
【0048】(比較例2)実施例1において、エンボス
ロール(E、e)を用いたこと以外は実施例1の場合と
同様にして、合わせガラスの作製及び評価を行った。そ
の結果を表2に示した。
【0049】(比較例3)実施例1において、エンボス
ロール(F、f)を用いたこと以外は実施例1の場合と
同様にして、合わせガラスの作製及び評価を行った。そ
の結果を表2に示した。
【0050】
【表1】
【0051】
【表2】
【0052】(実施例4〜実施例6、並びに、比較例4
及び比較例5)
【0053】種々のエンボス形状が付与できるように、
種々のエンボスロールを用意した(表3記載)。熱可塑
性樹脂シートとして、主凸条部頭頂に種々の形状の副凹
凸部が形成された平面部を有するRZN膜(可塑化ポリ
ビニルブチラール樹脂シート、積水化学工業社製)を用
意した。エンボスロールとゴムロールとからなる一対の
ロールを凹凸形状転写装置として用い、上記RZN膜を
この凹凸形状転写装置に下記転写条件で通し、両面にエ
ンボス形状を有する合わせガラス用中間膜を作製した。 〔転写条件〕RZN膜の温度:常温、RZN膜の副凹凸
部の転写温度:130℃、エンボスロール温度:130
℃、線速:10m/分、プレス線圧:500kPa
【0054】実施例4〜実施例6、並びに、比較例4及
び比較例5で得られた合わせガラス用中間膜について、
実施例1と同様の方法で中間膜のそれぞれの面のエンボ
スのRzを測定した。又、顕微鏡で観察して、中間膜の
それぞれの面のエンボスの主凸条部の幅及び主凹溝部の
幅を測定し、下式によりW/Pを算出した。更に、前記
と同様の方法でモアレ現象の出現の有無を確認した。そ
の結果を表3に示した。 W/P(%)=100×(主凸条部の幅−主凹溝部の
幅)/主凸条部の幅
【0055】上記で得られた中間膜を用いて、実施例1
と同様にして下記の二つの方法(扱き脱気法、真空脱気
法)で予備圧着を行い、ついで本圧着を行って合わせガ
ラスを作製した。但し、真空脱気法において、ゴムバッ
グの初期温度は、25℃、35℃及び45℃で行った。
【0056】次いで、上記で得られた合わせガラスを1
40℃のオーブン中で2時間加熱した後に取り出して3
時間放置した。合わせガラスの外観を目視で観察し、合
わせガラスに発泡(気泡)が生じた枚数を調べて脱気性
の評価とした。尚、テスト枚数は100枚とした。その
結果は表3に示した。
【0057】
【表3】
【0058】(実施例7〜実施例9、並びに、比較例6
及び比較例7)
【0059】種々のエンボス形状が付与できるように、
種々のエンボスロールを用意した(表4記載)。熱可塑
性樹脂シートとして、主凸条部頭頂に種々の形状の副凹
凸部が形成された平面部を有するRZN膜(可塑化ポリ
ビニルブチラール樹脂シート、積水化学工業社製)を用
意した。エンボスロールとゴムロールとからなる一対の
ロールを凹凸形状転写装置として用い、上記RZN膜を
この凹凸形状転写装置に下記転写条件で通し、両面にエ
ンボス形状を有する合わせガラス用中間膜を作製した。 〔転写条件〕RZN膜の温度:常温、RZN膜の副凹凸
部の転写温度:130℃、エンボスロール温度:130
℃、線速:10m/分、プレス線圧:500kPa
【0060】実施例7〜実施例9、並びに、比較例6及
び比較例7で得られた合わせガラス用中間膜について、
上記主凹溝部の溝深さ(Rzg)は、デジタル型の触針
電気式表面粗さ計(Perthometer S3P)
及び上記表面粗さ計の表面形状解析装置(SAS−20
10、名神工機社製)により、触針の先端幅5μm、対
面頂90度の条件で測定を行い、JIS B−0601
「表面粗さ−定義及び表示」に規定される、粗さ曲線の
平均線(粗さ曲線までの偏差の2乗和が最小になるよう
に設定した線)を基準とする溝深さを算出し、測定した
溝数の溝深さの平均値を主凹溝部の溝深さ(Rzg)と
した。又、顕微鏡で観察して、中間膜のそれぞれの面の
エンボスの主凸条部の幅及び主凹溝部の幅を測定し、下
式によりW/Pを算出した。更に、前記と同様の方法で
モアレ現象の出現の有無を確認した。その結果は表4に
示した。 W/P(%)=100×(主凸条部の幅−主凹溝部の
幅)/主凸条部の幅
【0061】上記で得られた中間膜を用いて、実施例1
と同様にして下記の二つの方法(扱き脱気法、真空脱気
法)で予備圧着を行い、ついで本圧着を行って合わせガ
ラスを作製した。但し、真空脱気法において、ゴムバッ
グの初期温度は、40℃、50℃及び60℃で行った。
【0062】次いで、上記で得られた合わせガラスを1
40℃のオーブン中で2時間加熱した後に取り出して3
時間放置した。合わせガラスの外観を目視で観察し、合
わせガラスに発泡(気泡)が生じた枚数を調べて脱気性
の評価とした。尚、テスト枚数は100枚とした。その
結果を表4に示した。
【0063】
【表4】
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明による合わせ
ガラス用中間膜は、中間膜の両面に刻線状の凹凸形状が
特定の位置に設けられているので、扱き脱気法や真空脱
気法等の予備圧着方法に左右されることなく優れた脱気
性を発現し、且つ、モアレ現象が出現しないか、又は、
モアレ現象による不具合が生じない合わせガラス用中間
膜である。
【図面の簡単な説明】
【図1】中間膜の両面における主凹溝部の間隔が等しい
場合の主凹溝部の模式図である。
【図2】中間膜の両面における主凹溝部の間隔が異なる
場合の主凹溝部の模式図である。
【図3】実施例1で用いた一対のロールの模式図であ
る。
【図4】実施例2で用いた一対のロールの模式図であ
る。
【図5】実施例3で用いた一対のロールの模式図であ
る。
【図6】比較例1で用いた一対のロールの模式図であ
る。
【図7】比較例2で用いた一対のロールの模式図であ
る。
【符号の説明】
11 一方の面の主凹溝部 12 他方の面の主凹溝部 13 一方の面の主凹溝部 14 他方の面の主凹溝部 θ 刻線角度 w 刻線間隔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂シートの両面に刻線状の凹
    凸からなる多数のエンボスが形成された合わせガラス用
    中間膜であって、中間膜の長尺方向に対して角度が25
    度以下となるように凹凸形状が両面に形成され、一方の
    面の凹凸形状の配置間隔が他方の面の凹凸形状の配置間
    隔の1.25〜1.75倍であり、且つ、両面の凹凸形
    状の交差角度が0度又は5度以上であることを特徴とす
    る合わせガラス用中間膜。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂シートの両面に主凹溝部及
    び主凸条部からなる多数の刻線状エンボスが形成された
    合わせガラス用中間膜であって、上記主凹溝部は、溝形
    状を有し、上記主凸条部は、頭頂に上記主凹溝部及び主
    凸条部より微細な副凹部及び副凸部が形成された平面部
    を有し、且つ、主凸条部の配置間隔(P)に対する主凸
    条部頭頂の平面部の幅(W)の比率(W/P)が20%
    以上であることを特徴とする請求項1に記載の合わせガ
    ラス用中間膜。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂シートに形成されたエンボ
    スの主凹溝部の溝深さ(Rzg)が、10〜30μmで
    あることを特徴とする請求項1又は2記載の合わせガラ
    ス用中間膜。
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