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JP2003127298A - 包装用ポリオレフィンフィルム及び包装体 - Google Patents

包装用ポリオレフィンフィルム及び包装体

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JP2003127298A
JP2003127298A JP2001250398A JP2001250398A JP2003127298A JP 2003127298 A JP2003127298 A JP 2003127298A JP 2001250398 A JP2001250398 A JP 2001250398A JP 2001250398 A JP2001250398 A JP 2001250398A JP 2003127298 A JP2003127298 A JP 2003127298A
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film
layer
heat
polyolefin film
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宏 佐藤
Eiichi Taguchi
栄一 田口
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Tohcello Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高温ヒートシールでの易開封性に優れた包装用
ポリオレフィンフィルムを提供する。 【解決手段】融点が158℃以上のプロピレン重合体
(A)20〜80重量%と密度が0.860〜0.93
0g/cmのエチレン系重合体(B)80〜20重量
%とのプロピレン重合体組成物から得られうる熱融着層
を備えていることを特徴とする包装用ポリオレフィンフ
ィルム、パン包装用ポリオレフィンフィルム及びそれを
用いた包装体に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温でのヒ−トシ
−ルでも易開封性に優れた包装用、中でもパン包装用に
好適な包装用ポリオレフィンフィルム及びそれを用いた
包装体に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共
重合体あるいはプロピレン・α−オレフィンランダム共
重合体等の熱融着層を備えた無延伸ポリプロピレンの単
層若しくは多層フィルムは、透明性、光沢性、剛性等に
優れ、且つ低温ヒートシール性、易剥離性を有している
ので、パンのピロー包装用を始め、菓子類、日用雑貨品
等の包装用フィルムとして広く用いられている。
【0003】しかしながら、かかる包装用フィルムは低
温でのヒートシール性及び易剥離性を有するものの、高
温でヒートシールした場合は、シール強度(剥離強度)
が高くなり、開封時包装が綺麗に開かない、或いは包装
が破け、被包装物が飛散る虞がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、高温
時でも易開封性に優れた、特にパン包装用に好適な包装
用ポリオレフィンフィルムを得ることを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【発明の概要】すなわち本発明は、融点が158℃以上
のプロピレン重合体(A)20〜80重量%と密度が
0.860〜0.930g/cmのエチレン系重合体
(B)80〜20重量%とのプロピレン重合体組成物か
ら得られうる熱融着層を備えていることを特徴とする包
装用ポリオレフィンフィルム及び当該包装用ポリオレフ
ィンフィルムにパンが封入され、ポリオレフィンフィル
ムを熱融着してなるパン包装体に関する。
【0006】
【発明の具体的説明】プロピレン重合体(A) 本発明に係わるプロピレン重合体(A)は、融点が15
8℃以上、好ましくは160℃以上である。かかる範囲
にあるプロピレン重合体(A)は、通常プロピレンの単
独重合体、若しくはプロピレンと他の少量、例えば1重
量%以下のエチレン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−
メチル−1−ペンテン、1−オクテン等の炭素数が2〜
10のα−オレフィンとの共重合体である。これらの中
でも、プロピレン単独重合体が、高温でヒートシールし
た場合の易開封性、耐ブロッキング性のバランスに優れ
るので好ましい。
【0007】又、かかるプロピレン重合体(A)のメル
トフローレート(ASTM D 1238、温度230
℃、荷重2160g:MFR―PP)は、フィルムとし
て使用できる範囲であれば特に制限はされないが、通
常、1〜20g/10分、好ましくは2〜10g/10
分の範囲にある。
【0008】エチレン系重合体(B) 本発明に係わるエチレン系重合体(B)は、密度が0.
860〜0.930g/cm、好ましくは0.865
〜0.915g/cmの範囲にあるエチレンの単独重
合体あるいはエチレンと0.5〜20モル%のプロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペン
テン、1−オクテン、1−デセン等の炭素数が3〜10
のα−オレフィンとのランダム共重合体である。密度が
0.860g/cm未満のものは、プロピレン重合体
(A)と混合して熱融着層として用いた際にヒートシー
ル強度が低下する虞があり、一方、密度が0.930g
/cmを越えるものは、プロピレン重合体(A)と混
合して熱融着層として用いた際に、易剥離性を有する包
装体が得られない虞がある。
【0009】これらの中では、エチレンと炭素数4以上
のα―オレフィンとのランダム共重合体、中でもシング
ルサイト触媒等を用いて得られるランダム共重合体が好
ましい。又、かかるエチレン・α−オレフィンランダム
共重合体は、通常、その融点が40〜130℃、好まし
くは60〜125℃、分子量分布(重量平均分子量:M
wと数平均分子量:Mnとの比:Mw/Mnで表示)が
通常1.5〜4.0、好ましくは1.8〜3.5、X線
による結晶化度が3〜60%、好ましくは5〜50%の
範囲にある。又、本発明に係わるエチレン系重合体
(B)のメルトフローレート(ASTM D1238
温度190℃、荷重2160g:MFR―PE)は、フ
ィルムとして使用できる範囲であれば特に制限はされな
いが、通常1〜10g/10分、好ましくは2〜6g/
10分の範囲にある。上記のようなエチレン・α−オレ
フィンランダム共重合体は、チーグラー触媒、シングル
サイト触媒等を用いた従来公知の製造法により調整する
ことができる。たとえばエチレン・α−オレフィンラン
ダム共重合体は、遷移金属のメタロセン化合物を含む触
媒を用いて調整することができる。このメタロセン化合
物を含む触媒は、(a)遷移金属のメタロセン化合物
と、(b)有機アルミニウムオキシ化合物と、(c)担
体とから形成されることが好ましく、さらに必要に応じ
て、これらの成分と(d)有機アルミニウム化合物およ
び/または有機ホウ素化合物とから形成さていてもよ
い。なお、このようなメタロセン化合物を含むオレフィ
ン重合用触媒、および触媒を用いたエチレン・α−オレ
フィンランダム共重合体の調整方法は、たとえば特開平
8−269270号公報に記載されている。
【0010】プロピレン系重合体(C) 本発明に係わるプロピレン系重合体(C)は、プロピレ
ンの単独重合体あるいは、プロピレンとエチレン、1―
ブテン、1−ヘキセン、4−メチルー1−ペンテン、1
−オクテン、1−デセン等の炭素数2〜10のα―オレ
フィンとのプロピレンを主成分とするランダム若しくは
ブロック共重合体である。共重合体の場合は、通常プロ
ピレン含有量が50重量%以上、好ましくは60重量%
以上の共重合体である。単独重合体か共重合体を用いる
かは、要求される外観によって適宜選択でき、例えば、
透明な包装用ポリオレフィンフィルムを得るには、単独
重合体あるいはランダム共重合体を選択し、不透明な包
装用ポリオレフィンフィルムを得るにはブロック共重合
体を夫々選択すれば良い。
【0011】かかるプロピレン系重合体(C)のMFR
―PPは、フィルムとして使用できる範囲であれば特に
制限はされないが、通常、0.5〜20g/10分、好
ましくは1〜10g/10分の範囲にある。
【0012】プロピレン重合体組成物 本発明に係るプロピレン重合体組成物は、前記プロピレ
ン重合体(A)が20〜80重量%、好ましくは25〜
70重量%及び前記エチレン系重合体(B)が80〜2
0重量%、好ましくは75〜30重量%の範囲にある。
プロピレン重合体(A)が20重量%未満では得られる
フィルムの剛性、滑性、耐ブロッキング性に劣る虞があ
り、又、熱融着層として用いた場合には、易開封性が得
られるヒートシール温度幅が狭くなるとともに高温での
ヒートシール強度が強くなり易開封性に劣る虞がある。
一方、80重量%を超えると易開封性が得られるヒート
シール温度幅が狭くなるとともに高温でのヒートシール
強度が強くなり易開封性に劣る虞がある。
【0013】本発明に係わるプロピレン重合体(A)、
エチレン系重合体(B)あるいはその組成物及びプロピ
レン系重合体(C)には、本発明の目的を損なわない範
囲で、通常用いられる酸化防止剤、耐候安定剤、帯電防
止剤、防曇剤等の添加剤を必要に応じて配合することが
できる。特に、アンチブロッキング剤、スリップ剤を配
合することによって、フィルム成形時、ラミネート加工
時、包装作業時等における加工性や作業性を向上させる
ことができる。
【0014】包装用ポリオレフィンフィルム 本発明の包装用ポリオレフィンフィルムは、前記プロピ
レン重合体組成物から得られうる熱融着層を備えてな
る。かかる熱融着層は、ヒートシール部の収縮を防ぐた
めに通常延伸はされない、即ち無延伸フィルムであるこ
とが好ましい。
【0015】本発明の包装用ポリオレフィンフィルム
は、前記プロピレン重合体組成物から得られうる熱融着
層のみから構成されていても良いし、前記プロピレン系
重合体(C)からなるフィルム層との積層フィルムであ
っても良い。又、本発明の包装用ポリオレフィンフィル
ムには、更に他の基材層と積層して用いても良い。かか
る基材層としては、通常包装材料として使用されている
種々材料、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリブテン
フィルム及びポリメチルペンテンフィルム等のポリオレ
フィンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム
及びポリカーボネートフィルム等のポリエステルフィル
ム、ナイロンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリ塩
化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリ
ビニルアルコールフィルム、エチレン・ビニルアルコー
ル共重合体フィルム、ポリメチルメタクリレートフィル
ム、エチレン・酢酸ビニル共重合体フィルム等の熱可塑
性樹脂製フィルム、アルミニューム箔、紙等が挙げられ
る。かかる熱可塑性樹脂製フィルムからなる基材は無延
伸であっても一軸あるいは二軸延伸フィルムであっても
良い。勿論、基材は一層でも二層以上としても良い。
【0016】本発明の包装用ポリオレフィンフィルムの
厚さは、被包装材料によって種々決定されるが、通常2
0〜100μm、好ましくは20〜40μmの範囲にあ
る。又、プロピレン系重合体(C)からなるフィルム層
(補強層)との積層フィルムとする場合は、通常、熱融
着層及び補強層の厚さは、通常夫々2〜20μm、13
〜80μm、好ましくは2〜10μm、13〜30μm
の範囲にある。又、補強層を二層にして、中間層を設け
る場合は、夫々2〜20μm、10〜96μm及び2〜
20μm、好ましくは2〜10μm、10〜36μm及
び2〜10μmの範囲にある。
【0017】本発明の包装用ポリオレフィンフィルムは
種々公知の方法で製造できる。例えば、熱融着層のみか
らなる単層フィルムを得る場合は、通常のインフレーシ
ョンフィルム成形法、T−ダイフィルム成形法を採用す
れば良いし、補強層及び/又は基材層との積層フィルム
を得る場合には、予め熱融着層、補強層及び基材層、必
要に応じて中間層となるフィルムを別個に成形した後、
貼り合わせる方法、複数の押出機で各層を形成する重合
体を個別に溶融して一つのダイから積層フィルムとす
る、所謂共押出成形法により、製造できる。中でも、共
押出成形法が、積層フィルムを容易に成形でき、且つ得
られる積層フィルムも層間接着性に優れるので好まし
い。本発明の包装用ポリオレフィンフィルムは用途に応
じて、直接あるいは基材層の表面に一般的な包装用グラ
ビアインキで印刷しても良い。
【0018】パン包装体 本発明のパン包装体は、前記プロピレン重合体組成物か
らなる熱融着層を有するフィルムあるいはプロピレン系
重合体(C)からなるフィルム層からなる補強層を備え
た積層フィルムからなる包装用ポリオレフィンフィルム
にパンが封入され、包装用ポリオレフィンフィルムが熱
融着されてなる。被包装物であるパンを封入する方法と
しては、横ピロー包装機を採用し得る。包装体の形状
は、パンを収納できる形状であれば特に限定はされな
い。
【0019】
【実施例】次に本発明を、実施例を通して説明するが、
本発明はそれら実施例によって限定されるものではな
い。
【0020】特性値は以下の方法で測定した。 (1) ヒートシール強度(N/15mm):熱融着層
面を重ね合せ、表記載の温度、幅5mmのシールバーに
より、0.2MPaの圧力で0.3秒間シールした後放
冷した。これから15mm幅の試験片を切り取りクロス
ヘッド速度500mm/minでヒートシール部を剥離
し、その強度をヒートシール強度とした。ヒートシール
性の評価は、エッジ切れせずに剥離し且つ適度な強度範
囲である2.0〜10N/15mm未満を示すものを
○、剥離はするが強度不足のものを△、剥離せずエッジ
切れするものを×、熱融着しないものを−とした。
【0021】本実施例及び比較例で使用した原料は次の
通りである。 (1)プロピレン単独重合体(PP) 融点:163℃、MFR―PP:7g/10分 (2)プロピレン・α−オレフィンランダム共重合体
(R−PP) エチレン含有量:2.7重量%、ブテンー1含有量:
1.5重量%、融点138℃、MFR7g/10分 (3)エチレン・1−オクテンランダム共重合体(シン
グルサイト触媒重合:PE−1) 密度:0.870g/cm、融点:66℃、結晶化
度:8%、エチレン含有量:85.6モル%、MFR―
PE:4.0g/10分 (4)エチレン・1―ヘキセンランダム共重合体(シン
グルサイト触媒重合直鎖状低密度ポリエチレン:PE−
2) 密度:0.903g/cm、融点:96℃、結晶化
度:40%、エチレン含有量:94.1モル%、MF
R:4.0g/10分
【0022】実施例1 PP:72重量%とPE−1:28重量%とを混合した
ポリオレフィン組成物からなる熱融着層と、PP:10
0重量%を中間層並びに補強層に用いて、別々の押出機
に供給し、Tダイ法によって熱融着層/中間層/補強層
からなる構成の3層共押出フイルムを得た。フィルムの
総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着層:中間層:補
強層=4.5μm:21μm:4.5μmであった。
【0023】実施例2 実施例1で用いた熱融着層を形成するポリオレフィン組
成物を、PP:62重量%とPE−1:38重量%とを
ドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える以外
は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得た。
フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着層:
中間層:補強層=4.5μm:21μm:4.5μmで
あった。
【0024】実施例3 実施例1で用いた熱融着層を形成するポリオレフィン組
成物を、PP:50重量%とPE−2:50重量%とを
ドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える以外
は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得た。
フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着層:
中間層:補強層=4.5μm:21μm:4.5μmで
あった。
【0025】実施例4 実施例1で用いた熱融着層を形成するポリオレフィン組
成物を、PP:40重量%とPE−2:60重量%とを
ドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える以外
は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得た。
フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着層:
中間層:補強層=4.5μm:21μm:4.5μmで
あった。
【0026】比較例1 実施例1で用いた熱融着層を形成するポリオレフィン組
成物を、PP:100重量%に代える以外は実施例1と
同様に行い、3層共押出フイルムを得た。フィルムの総
厚は30μmで、各層の厚みは熱融着層:中間層:補強
層=4.5μm:21μm:4.5μmであった。
【0027】比較例2 実施例1で用いた熱融着層を形成するポリオレフィン組
成物を、R−PP:100重量%に代える以外は実施例
1と同様に行い、3層共押出フイルムを得た。フィルム
の総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着層:中間層:
補強層=4.5μm:21μm:4.5μmであった。
【0028】比較例3 実施例1で用いた熱融着層を形成するポリオレフィン組
成物を、R−PP:72重量%とPE−1:28重量%
とのドライブレンドしたポリオレフィン組成物に代える
以外は実施例1と同様に行い、3層共押出フイルムを得
た。フィルムの総厚は30μmで、各層の厚みは熱融着
層:中間層:補強層=4.5μm:21μm:4.5μ
mであった。
【0029】各実施例及び比較例で得られたフィルムと
被着体とのヒートシール強度の測定結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明の熱融着層が特定のプロピレン重
合体(A)とエチレン系重合体(B)から形成されてな
る包装用ポリオレフィンフィルムは、高温での易開封性
に優れた特徴を有しているので、例えば、二軸延伸フィ
ルムと同等の高温下でヒートシールしてもシール部が完
全にシールされることがないので、高温でのヒートシー
ルが可能である。又、かかる条件下で包装されたパン・
お菓子・日用品雑貨等の被包装物を取出す際にも、包装
袋のフィルムを破ることなく、ヒートシール部を容易に
開封できる。本発明の包装用ポリオレフィンフィルム
は、パン、お菓子等に限らずあらゆる被包装物の包装用
フィルムとして用い得るが、特に菓子パン等の軟らかい
被包装物の包装用として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65D 85/50 B65D 85/50 A 4F100 C08J 5/18 CES C08J 5/18 CES 4J002 C08L 23/04 C08L 23/04 23/10 23/10 Fターム(参考) 3E035 AA20 BC02 CA07 3E067 AA11 AB01 BA17A BB15A BB16A BB25A CA24 EA06 EA11 3E086 AC07 BA04 BA15 BB51 CA01 3E096 BA28 CA11 CA12 EA02X EA04X EA11X FA30 4F071 AA15 AA20 AA76 AA82 AA84 AF59 AH04 BA01 BB06 BC01 4F100 AK04A AK07A AK07B AK07C AK62A AL03A AL05A BA02 BA03 BA10A BA10C BA15 EH20 GB15 GB23 JA13A JL12A JL14 4J002 BB05X BB12W BB14W GF00 GG02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】融点が158℃以上のプロピレン重合体
    (A)20〜80重量%と密度が0.860〜0.93
    0g/cmのエチレン系重合体(B)80〜20重量
    %とのプロピレン重合体組成物から得られうる熱融着層
    を備えていることを特徴とする包装用ポリオレフィンフ
    ィルム。
  2. 【請求項2】エチレン系重合体(B)がシングルサイト
    触媒等を用いて得られるエチレン・α−オレフィンラン
    ダム共重合体である請求項1記載の包装用ポリオレフィ
    ンフィルム。
  3. 【請求項3】熱融着層が、プロピレン系重合体(C)層
    と積層されてなる請求項1若しくは2記載の包装用ポリ
    オレフィンフィルム。
  4. 【請求項4】包装用ポリオレフィンフィルムが無延伸フ
    ィルムである請求項1〜3の何れかに記載の包装用ポリ
    オレフィンフィルム。
  5. 【請求項5】包装用ポリオレフィンフィルムがパン包装
    用である請求項1〜4の何れかに記載の包装用ポリオレ
    フィンフィルム。
  6. 【請求項6】請求項1〜4の何れかに記載の包装用ポリ
    オレフィンフィルムにパンが封入され、ポリオレフィン
    フィルムを熱融着してなるパン包装体。
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