JP2003126739A - トリガー式流体吐出器 - Google Patents
トリガー式流体吐出器Info
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Abstract
削減することにより、組み立て作業性の向上と共にコス
トの軽減を図る。 【解決手段】 本発明は、ボディ10内に設けたシリンダ
10sと、ボディ10sに対して回動自在に取り付けられた
トリガー11と、このトリガー11の動きに応じてシリンダ
10s内を摺動自在なピストン12とを備えるトリガーポン
プ1において、トリガー11は、ピストン12と係合し、こ
のピストン12をシリンダ10s内から引き戻すための付勢
力を発生する弾性部分11dを一体に備え、この弾性部分
11dの端部11d(e)をボディ10の内壁10wで保持したも
のである。弾性部分11dは、伸縮部ΔLを有するほぼリ
ング形状のものであり、弾性部分11dの端部11d(e)
は、ボディ10の内壁10wと接触するものであって、この
ボディ10の内壁10wは、弾性部分11dの上部および左右
部における移動を規制するガイド10w1,10w2を備え
る。
Description
シリンダと、ボディに対して回動自在に取り付けられた
トリガーと、このトリガーの動きに応じてシリンダ内を
摺動自在なピストンとを備えるトリガー式流体吐出器に
関するものである。
者がトリガー(引き金)に引っ掛けた指を引くことによ
ってポンプ作用を惹起し、容器本体内に充填された内容
物を排出するものである。
して例示したトリガーポンプと、このトリガーポンプを
取り付ける容器の口部とを示す分解断面図である。
吐出するスプレータイプであって、ボディ101に対し
てピンPo周りを回動自在に取り付けられたトリガー1
02と、ボディ101に形成されたシリンダ101s内
に密閉空間R1を形成しリターンスプリングSoの付勢力
によってトリガー102の一部102pと当接するシリ
ンダ101sに沿って摺動自在なピストン103と、ボ
ディ101内に形成された流路101r1内に配置され
内容物を吸い上げるディップチューブCoが取り付けら
れたインテイク104と、このインテイク104に設け
た座部104bに着座してボディ101で弾性的に支持
される排出弁としてのバルブ105と、このバルブ10
5と共にインテイク104内に密閉空間R2を形成して
吸入弁として機能するボールBoと、ボディ101内に
形成された密閉空間R2に充填された内容物を排出する
排出流路101r2の開口に取り付けられたスピンエレ
メント106と、このスピンエレメント106に取り付
けられたノズル107と、ボディ101を容器の口部1
20にパッキン108を介して取り付けるためのキャッ
プ109とからなる。
100の作用を説明する。
02を引くと、ピンPo周りを回動するトリガー102
の一部102pがピストン103をリターンスプリング
Soの付勢力に抗してシリンダ101s内に押し込ん
で、密閉空間R1内の空気をボディ101に設けた流通
穴101hおよびインテイク104に設けた流通穴10
4hを経てインテイク104内の密閉空間R2に供給す
る。
が上昇し、バルブ105をそのばね部105sの付勢力
に抗して上向きに押し上げてインテイク104に設けた
座部104bから離間させ、密閉空間R2内の空気を流
路101r1から流路101r2に排出し、その後、使用
者がトリガー102から手を離すと、バルブ105は、
そのばね部105sの付勢力によって再びインテイク1
04に設けた座部104bに着座する。このとき、ピス
トン103がリターンスプリングSoの付勢力によって
シリンダ101s内から引き戻されて密閉空間R1およ
び密閉空間R2内に負圧が生じるため、この負圧によっ
て、ボールBoがインテイク104から押し上げられる
と共に容器120内の内容物をディップチューブCoか
ら吸い上げて密閉空間R1および密閉空間R2内に導入す
る。
ピストン103が密閉空間R1および密閉空間R2内の内
容物を加圧するため、この加圧された内容物は、バルブ
105をそのばね部105sの付勢力に抗してインテイ
ク104の座部104bから押し上げて、排出流路10
1r2を経てスピンエレメント106およびノズル10
7間で旋回することによりノズル107の開口107a
から噴霧される。
た従来のトリガー式流体吐出器は、図12で説明の如
く、多数のパーツを組み合わせてなるものであるため、
パーツが増えるに伴って組み立て作業も繁雑化すると共
にコストの上昇を招いてしまうという問題があり、特
に、リターンスプリングSoは、通常ステンレス等の金
属で構成されており、ピストン103およびシリンダ1
01s間に配置されるため、内容物に触れやすく、しか
も組み付けがし難く、さらには廃棄の際、樹脂パーツで
構成される他のパーツとの分別が必要となるという不都
合があった。
たものであって、トリガー式流体吐出器を構成するパー
ツ数を削減することにより、組み立て作業性の向上およ
びコストの軽減を図ると共に廃棄の容易性を確保するこ
とを目的とする。
め、第1発明であるトリガー式流体吐出器は、ボディ内
に設けたシリンダと、前記ボディに対して回動自在に取
り付けられたトリガーと、このトリガーの動きに応じて
前記シリンダ内を摺動自在なピストンとを備えるトリガ
ー式流体吐出器において、トリガーは、ピストンと係合
し、このピストンをシリンダ内から引き戻すための付勢
力を発生する弾性部分を一体に備え、この弾性部分の端
部をボディの内壁で保持したものであることを特徴とす
るものである。
上記第1発明において、弾性部分は、伸縮部を有するほ
ぼリング形状のものであることが好ましい。
上記第1または第2発明において、弾性部分の端部は、
ボディの内壁と接触するものであって、このボディの内
壁は、弾性部分の上部および左右部における移動を規制
するガイドを備えるものであることが好ましい。
上記第1乃至第3発明のトリガー式流体吐出器が、ピス
トンおよびシリンダ間に画成した密閉空間内に、シリン
ダからピストンを引き戻すことにより開放され密閉空間
内に流体を引き込むための吸入弁と、シリンダにピスト
ンを押し込むことにより開放され密閉空間内の流体を排
出するための排出弁とを備え、これら吸入弁および排出
弁が一体のパーツからなるものであることが好ましい。
上記第4発明のいずれか一発明において、ピストンは、
排出弁の着座する座部と、この座部から排出弁が離間す
ることによって密閉空間と連通する内部流路とを備える
ものであることが好ましい。
上記第4または第5発明において、ピストンは、スピン
エレメントを一体に備えるものであることが好ましい。
上記第1乃至第6発明のいずれか一発明において、ボデ
ィは、このボディを容器の口部に連結するための連結部
を一体に有するものであることが好ましい。
図面に基づき詳細に説明する。
トリガー式流体吐出器の一実施形態であるトリガーポン
プ1を取り付けた容器30を示す正面図および側面図で
あり、図3は、本実施形態にて、トリガー11のみを取
り付けた状態を示す正面図である。また図4は、図2の
トリガーポンプ1および容器30の口部30a付近を断
面で示した側面図であり、図5に、図4に示す領域Xに
おける拡大断面図を示す。
容物を霧状に吐出するスプレータイプであって、ボディ
10に対して回動自在に取り付けられたトリガー11
と、ボディ10に形成されたシリンダ10s内に密閉空
間R1を形成しシリンダ10sに沿って摺動自在なピス
トン12と、このピストン12をシリンダ10sから引
き戻して密閉空間R1内を減圧することにより開放され
該密閉空間R1内に流体を引き込むための吸入弁13
と、ピストン12をシリンダ10sに押し込んで密閉空
間R1内を加圧することにより開放され該密閉空間R1内
の流体を排出するための排出弁14とを一体にしたバル
ブパーツB1と、ピストン12に取り付けられたノズル
15と、ボディ10内に取り付けられ容器軸線に沿って
延在するディップチューブC1とからなる。
0の正面図および側面図と、ボディ10のA−A断面図
および底面図である。また図7(a),(b)はそれぞ
れ、容器30の口部30a周辺を示す正面図および側面
図である。図8(a),(b)はそれぞれ、トリガー1
1の背面図およびA−A断面図である。また図9(a)
〜(d)はそれぞれ、ピストン12の正面図および側面
図と、ピストン12のA−A断面図およびB−B断面図
である。図10(a),(b)はそれぞれ、ノズル15
の正面図およびノズル15のA−A断面図である。
に、後述するトリガー11の弾性部分11dを収納する
開空間R2および後述するピストン12を摺動自在に収
納するシリンダ10sと共に該シリンダ10sとディッ
プチューブC1とを連通させる流路10rが形成されて
おり、この流路10rの開口周辺部10aは、図5に示
す如く、シリンダ10sの内部に向かってシリンダ10
sの側面から突出して吸入弁13の着座する座部を構成
する。
(図12参照)の代わって、容器30の口部30aに連
結するための連結部10cを一体に有する。連結部10
cは、従来と同様、スクリュー嵌合するものであっても
よいが、本実施形態の連結部10cは、容器30に対す
る位置決めを行うものとして、図6,7に示す如く、容
器30の口部30aに設けた凸部30pが嵌合する開口
10nを有する。この場合、図1〜3に示す如く、容器
30の凸部30pを開口10nに嵌合させるだけで容器
30に対する取り付けと共にその位置決めを行うことが
でき、しかも、開口10nから露出した容器30の凸部
30pを容器内側に押圧すれば、ボディ10を容器30
から取り外すことができる。
30aに設けた凸部30pに嵌合するものであれば、開
口10nに代えて、ボディ10の側面が開口されていな
い凹部を設け、容器30の凸部30pと嵌合させてもよ
い。また反対に、連結部10cに、容器30の口部30
aに設けた開口または凹部に嵌合する凸部を設けてもよ
い。
が指を引っ掛けるグリップ11gと、ボディ10に対し
て回動するためのピン部11pとを有する。またピン部
11pおよびグリップ11g間に、組み付け時にピスト
ン12が貫通するピストン導入部11hと、後述のピス
トン12に設けたピン12pが係合するピン穴11nが
形成されている。さらに、ピストン導入部11hには、
後述のピストン12に一体成形されたガイド板12gを
案内するレール部11rが一体成形されており、ピン穴
11hの周辺には、ピストン12のピン12pを組み付
けやすくするための切り欠き部11cが形成されてい
る。
方に設けたピン部11p付近に、ピストン12をシリン
ダ10s内から引き戻すための付勢力を発生する弾性部
材11dを一体に備え、その端部11d(e)は、図5に
示す如く、ボディ10の上部に形成された開空間R2の
内壁11wで保持されている。弾性部材11dは、ピン
部11p付近に限らず、他の部分に成形してもよいが、
ピン部11p付近に設けた場合、効率的に付勢力が得ら
れ、ボディ10の内部に収納するためのレイアウト上も
最も好ましい。
縮部ΔLを有するほぼリング形状であるが、例えば、棒
状に突出させた一部を折り曲げたり波形またはコイル形
にしたものや、ほぼリング形状のみのもの若しくはこう
したリング形全体をほぼくの字形に湾曲させた形状のも
のや、パンタグラフのような形状のものであってもよ
い。
dは、図5に示す如く、その端部11d(e)がボディ1
0の内壁10wと接触するものであって、ボディ10の
内壁10wは、弾性部分11dの端部11d(e)付近
に、その上部を押圧して弾性部分11dにおける上下方
向の移動を規制するガイド10w1と、その左部および
右部に向かって延在して弾性部分11dにおける左右方
向の移動を規制する2つのガイド10w2とを一体に備
える。
1の操作に応じてシリンダ10s内を摺動するものであ
り、図9に示す如く、その外周部にトリガー11に形成
したピン穴11nに係合するピン12pと、シリンダ1
0sの内周面と接触するシリンダ側摺動部12fを備え
る一方、その内周部には、環状溝12n(図5参照)に
て区切られた排出弁14の着座する座部12aと、この
座部12aから排出弁14が離間することによって密閉
空間R1(図5参照)と連通して従来のボディ101に
設けた排出流路101r2(図12参照)として機能す
る内部通路12rとを備える。またピストン12は、ノ
ズル15を取り付ける先端部12eに従来のスピンエレ
メント106(図12参照)を一体に備えている。な
お、ピストン12の内部には、その軸線方向に延在する
ストッパ12sを有し、このストッパ12sを、排出弁
14、即ちバルブパーツB1に形成した窪み(ストッパ
面)14s(図5参照)に当接させることにより、シリ
ンダ10s内でのピストン12の押し込み位置を規制し
ている。
向きに広がった環状の弾性部材である弁体からなる吸入
弁13と、同じく外向きに広がった環状の弾性部材であ
る弁体からなる排出弁14とを一体成形したものであ
る。このバルブパーツB1は、図5に示す如く、ピスト
ン12およびシリンダ10s間に取り付けると、吸入弁
13は、その弾性力によってボディ10に設けた開口周
辺部10aに接触して流路10rから密閉空間R1を封
鎖し、排出弁14も、その弾性力によってピストン12
の座部12aに接触して内部通路12rから密閉空間R
1を封鎖する。このため、ピストン12をシリンダ10
sから引き戻して密閉空間R1を減圧すると、吸入弁1
3は、密閉空間R1内の負圧によって、ボディ10に設
けた開口周辺部10aから離間して密閉空間R1を開放
し、ピストン12をシリンダ10sに押し込んで密閉空
間R1を加圧すると、排出弁14は、密閉空間R1内で圧
縮された圧力によって、その弾性力に抗してピストン1
2の座部12aから離間して密閉空間R1を開放する。
1、ピストン12およびバルブパーツB1を組み付け順
に配置した分解図を示す。この図に示す如く、上記した
4つの部品は、ボディ10の内部にほぼ一直線上に組み
付けられる。
作用を詳細に説明する。
方向にトリガー11を引くと、トリガー11の動きに応
じてピストン12がトリガー11の弾性部分11dの弾
性力に抗してシリンダ10s内に押し込まれて密閉空間
R1内を加圧する。
し、排出弁14をその弾性力に抗して押し戻してピスト
ン12に設けた座部12aから離間させ、密閉空間R1
内の空気を内部流路12rからノズル15へ排出し、そ
の後、使用者がトリガー11から手を離すと、排出弁1
4は、その弾性力によって再び座部12aに着座する。
このとき、トリガー11と共にピストン12が弾性部分
11dの弾性力によってシリンダ10s内から引き戻さ
れて密閉空間R1内に負圧が生じるため、この負圧によ
って、吸入弁13をその弾性力に抗して引き離して開口
周辺部10aから離間させると共に容器30内の内容物
をディップチューブC1から吸い上げてボディ10に設
けた流路10rを介して密閉空間R1内に導入する。
ストン12が密閉空間R1内の内容物を加圧するため、
この加圧された内容物は、排出弁14をその弾性力に抗
してピストン12に設けた座部12aから押し開いて、
ピストン12の内部流路12rを経てピストン先端部1
2eおよびノズル15で旋回することによりノズル15
の開口15aから噴霧される。
係るトリガーポンプ1は、トリガー11がピストン12
をシリンダ10s内から引き戻すための付勢力を発生す
る弾性部分11dを一体に備え、この弾性部材11dの
端部11d(e)をボディ10の内壁10wで保持したこ
とにより、内容物に触れやすく、しかも組み付けがし難
い金属製のリターンスプリングSoを削減することがで
きる。従って本実施形態によれば、トリガー11および
弾性部分11dの共通化によって削減されたリターンス
プリングSo分だけ、組み立て作業性の向上と共にコス
トの軽減を図ることができる。
リガー11と一体にしたから、ボディ10、トリガー1
1、ピストン12、バルブパーツB1、ノズル15およ
びディップチューブC1のパーツ全てが樹脂からなるト
リガーポンプ1とすることができるため、製造および廃
棄が容易である。特に、トリガーポンプ1を構成するパ
ーツの全てを同一の樹脂で構成することにより、異樹脂
の分別も不要となり、リサイクルに好適である。なお、
トリガー11に用いられる樹脂は、例えば、コスト面を
考慮した場合にはPP(ポリプロピレン)を用い、耐久
性を考慮した場合にはPOM(ポリアセタール)を用い
るなど、パーツ毎の使い分けが可能である。
は、伸縮部ΔLを有するほぼリング形状であるから、弾
性部分11dが収縮しても、その収縮方向以外の向きに
はほとんど変形しないため、ボディ10内に形成した開
空間R2では、弾性部分11dでの変形量を保障するた
めのスペースがほとんど必要ない。このため、トリガー
ポンプ1の小型化と共に樹脂量を抑えることによる省資
源化が図れる。
dの端部11d(e)は、図5に示す如く、ボディ10の
内壁10wと接触するものであって、このボディ10の
内壁10wは、弾性部分11dの上部および左右部にお
ける移動を規制するガイド10w1,10w2を備えるも
のであるから、ボディ10の内壁11wを弾性部分11
dの端部11d(e)に対して接着剤などを用いて固定す
る必要がないため、組み付け作業が簡単で、しかも、一
部パーツに成分などが異なる異樹脂を用い、その分別が
必要となった場合には分解が容易である。
図4,5に示す如く、吸入弁13および排出弁14を一
体のバルブパーツB1にしたことにより、トリガーポン
プ1を構成するパーツ数、具体的に図12の従来技術と
比較すると、インテイク104と、バルブ105または
ボールBoのいずれか1方との計2つを削減することが
できる。従って本実施形態によれば、吸入弁13および
排出弁14の共通化によって削減されたパーツ分だけ、
組み立て作業性の向上と共にコストの軽減を図ることが
できる。なお、本実施形態では、図12の従来技術に比
べて、少なくとも、インテイク104分だけ樹脂量を軽
減することができる。
弁14を、環状の弾性部材からなる弁体からなるものに
したことにより、共通化した吸入弁13および排出弁1
4は、一体成形が可能になると共に、その構造が簡素に
なるため、簡単且つ安価に製造することができる。
して、吸入弁13または排出弁14の少なくとも一方
を、コイル状の弾性部材またはアーム状の弾性部材に支
持された弁体からなるものとしてもよい。
4,5に示す如く、排出弁14の着座する座部12a
と、この座部12aから排出弁14が離間することによ
って密閉空間R1と連通する内部流路12rとを備える
ものとしたことにより、排出すべき液体または気体が流
通する排出流路と、ピストン12を収納するシリンダ1
0sとを共通化して、その分の樹脂量、具体的に図12
の従来技術と比較すると、シリンダ101sを成形する
分の樹脂量を軽減することができるから、さらなるコス
トの軽減が図れると共に減量化にも役立つ。
ストン12はスピンエレメント106(図12参照)を
一体に備えるものであるから、ピストン12およびスピ
ンエレメント106の共通化によって削減されたパーツ
分だけ、組み立て作業性の向上と共にコストの軽減を図
ることができる。
0の口部30aに連結するための連結部10cを一体に
有するものとしたことにより、トリガーポンプ1を構成
するパーツ数を削減することができる。従って本実施形
態のボディ10によれば、従来のキャップ109(図1
2参照)およびボディ10の共通化によって削減された
パーツ分だけ、組み立て作業性の向上と共にコストの軽
減を図ることができる。
の凸部30pおよびボディ10に設けた開口10nによ
る嵌合または、容器30の凸部30pおよびボディ10
に設けた凹部による嵌合などの容器30に対する位置決
めを行うものとしたことにより、容器30に対するトリ
ガーポンプ1の取り付けと共にその位置合わせも容易に
なるから、さらなる組み立て作業性の向上が図れる。
態を示したに過ぎず、当業者によれば、請求の範囲にお
いて種々の変更を加えることができ、例えば、上記トリ
ガーポンプ1は、ピストン12とスピンエレメントとを
一体に有しないで、乳液などの内容物をそのまま排出す
るタイプであってもよい。
は、トリガーがピストンをシリンダ内から引き戻すため
の付勢力を発生する弾性部分を一体に備え、この弾性部
材の端部をボディの内壁で保持したことにより、内容物
に触れやすく、しかも組み付けがし難いリターンスプリ
ングを削減することができる。従って第1発明によれ
ば、トリガーおよび弾性部分の共通化によって削減され
たリターンスプリング分だけ、組み立て作業性の向上と
共にコストの軽減を図ることができる。
一体にしたから、全てのパーツが樹脂からなるトリガー
式流体吐出器にできるため、製造および廃棄が容易であ
る。特に、構成パーツの全てを同一樹脂(例えば、ポリ
プロピレン)で構成することにより、成分などが異なる
異樹脂の分別も不要となり、リサイクルに好適である。
ガーと一体の弾性部分は、伸縮部を有するほぼリング形
状であるから、弾性部分が収縮しても、その収縮方向以
外の向きにはほとんど変形しないため、ボディ内では、
弾性部分での変形量を保障するためのスペースがほとん
ど必要ない。このため、トリガー式流体吐出器の小型化
と共に樹脂量を抑えることによる省資源化が図れる。
いて、トリガーと一体の弾性部分における端部は、ボデ
ィの内壁と接触するものであって、このボディの内壁
は、弾性部分の上部および左右部における移動を規制す
るガイドを備えるものであるから、ボディの内壁を弾性
部分の端部に対して接着剤などを用いて固定する必要が
ないため、組み付け作業が簡単で、しかも、一部パーツ
に異樹脂を用い、その分別が必要となった場合には分解
が容易である。
形成された密閉空間内に流体を引き込むための吸入弁
と、密閉空間内の流体を排出するための排出弁とを一体
のパーツにしたことにより、トリガー式流体吐出器を構
成するパーツ数を削減することができる。従って第4発
明によれば、吸入弁および排出弁の共通化によって削減
されたパーツ分だけ、組み立て作業性の向上と共にコス
トの軽減を図ることができる。
ピストンを、排出弁の着座する座部と、この座部から排
出弁が離間することによって密閉空間と連通する内部流
路とを備えるものとしたことにより、排出すべき液体ま
たは気体が流通する流路と、ピストンを収納するシリン
ダとを共通化して、その分の樹脂量を軽減することがで
きるから、さらなるコストの軽減が図れると共に減量化
にも役立つ。
いて、上記ピストンはスピンエレメントを一体に備える
ものであるから、ピストンおよびスピンエレメントの共
通化によって削減されたパーツ分だけ、組み立て作業性
の向上と共にコストの軽減を図ることができる。
れか一発明において、上記ボディを容器の口部に連結す
るための連結部を一体に有するものとしたことにより、
流体吐出器を構成するパーツ数を削減することができ
る。従って第7発明によれば、ボディおよびキャップの
共通化によって削減されたパーツ分だけ、組み立て作業
性の向上と共にコストの軽減を図ることができる。
取り付けた容器を示す正面図である。
た容器を示す側面図である。
状態を示す正面図である。
部30a付近を断面で示した側面図である。
す。
および側面図と、ボディのA−A断面図および底面図で
ある。
を示す正面図および側面図である。
図およびA−A断面図である。
図および側面図と、ピストンのA−A断面図およびB−
B断面図である。
図およびノズルのA−A断面図である。
パーツを組み付け順に配置した分解図である。
たトリガーポンプと、このトリガーポンプを取り付ける
容器の口部とを示す分解断面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 ボディ内に設けたシリンダと、前記ボデ
ィに対して回動自在に取り付けられたトリガーと、この
トリガーの動きに応じて前記シリンダ内を摺動自在なピ
ストンとを備えるトリガー式流体吐出器において、 前記トリガーは、前記ピストンと係合し、このピストン
を前記シリンダ内から引き戻すための付勢力を発生する
弾性部分を一体に備え、この弾性部分の端部を前記ボデ
ィの内壁で保持したものであることを特徴とするトリガ
ー式流体吐出器。 - 【請求項2】 前記弾性部分は、伸縮部を有するほぼリ
ング形状のものである請求項1に記載のトリガー式流体
吐出器。 - 【請求項3】 前記弾性部分の端部は、前記ボディの内
壁と接触するものであって、このボディの内壁は、前記
弾性部分の上部および左右部における移動を規制するガ
イドを備えるものである請求項1または2に記載のトリ
ガー式流体吐出器。 - 【請求項4】 前記トリガー式流体吐出器は、前記ピス
トンおよび前記シリンダ間に画成した密閉空間内に、前
記シリンダから前記ピストンを引き戻すことにより開放
され前記密閉空間内に流体を引き込むための吸入弁と、
前記シリンダに前記ピストンを押し込むことにより開放
され前記密閉空間内の流体を排出するための排出弁とを
備え、これら吸入弁および排出弁が一体のパーツからな
るものである請求項1乃至3のいずれか一項に記載のト
リガー式流体吐出器。 - 【請求項5】 前記ピストンは、前記排出弁の着座する
座部と、この座部から前記排出弁が離間することによっ
て前記密閉空間と連通する内部流路とを備えるものであ
る請求項4に記載のトリガー式流体吐出器。 - 【請求項6】 前記ピストンは、スピンエレメントを一
体に備えるものである請求項4または5に記載のトリガ
ー式流体吐出器。 - 【請求項7】 前記ボディは、このボディを容器の口部
に連結するための連結部を一体に有するものである請求
項1乃至6のいずれか一項に記載のトリガー式流体吐出
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001323831A JP3929281B2 (ja) | 2001-10-22 | 2001-10-22 | トリガー式流体吐出器 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2003126739A true JP2003126739A (ja) | 2003-05-07 |
JP3929281B2 JP3929281B2 (ja) | 2007-06-13 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012179519A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | トリガー式液体噴出器 |
JP2016209871A (ja) * | 2015-05-07 | 2016-12-15 | ライオン株式会社 | 噴出器 |
-
2001
- 2001-10-22 JP JP2001323831A patent/JP3929281B2/ja not_active Expired - Fee Related
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