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JP2003119880A - 支 柱 - Google Patents

支 柱

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Publication number
JP2003119880A
JP2003119880A JP2001312992A JP2001312992A JP2003119880A JP 2003119880 A JP2003119880 A JP 2003119880A JP 2001312992 A JP2001312992 A JP 2001312992A JP 2001312992 A JP2001312992 A JP 2001312992A JP 2003119880 A JP2003119880 A JP 2003119880A
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JP
Japan
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cover
attached
arm
support column
main body
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Granted
Application number
JP2001312992A
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English (en)
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JP3844988B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Tanaka
康博 田中
Hiromichi Akamatsu
広道 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Kokuyo Co Ltd filed Critical Kokuyo Co Ltd
Priority to JP2001312992A priority Critical patent/JP3844988B2/ja
Publication of JP2003119880A publication Critical patent/JP2003119880A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3844988B2 publication Critical patent/JP3844988B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】床下や天井から引き出した配線を分類して収容
し得る有用な多数の配線案内機能を有する支柱を提供す
る。 【解決手段】支柱2に、床面Fに起立姿勢で配置される
支柱本体3と、支柱本体3に装着されるカバー6とを具
備させて、支柱本体3とそれに装着したカバー6との間
に、支柱本体3の長手方向に沿って延び相互に仕切られ
た複数の空間S1、S2を形成するべく、支柱本体3
を、その中核となる中心体4と、中心体4から外方に向
けて突出して上下に延びる複数のアーム5とから構成
し、各アームの5基端部51aと先端部52との間にお
ける中間位置に、カバー取付部53を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配線空間等として
利用することができ、またオプション部材を取り付ける
こともできる支柱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年のOA化の推進に伴って、オフィス
内には多くの配線が溢れかえるようになっている。特に
床下から立ち上げた配線や、天井から室内に引き下ろし
た配線の引き回しは、オフィス空間に見苦しい形で露出
しがちであり、配線が通路を横断していたり天井からぶ
ら下がっているとオフィスの機能低下や不慮の事故の原
因ともなりかねない。
【0003】一方、最近では、オフィスの床面に起立さ
せた複数の支柱に横架材を支持させて、パネルや収納
棚、天板等のオプション部材を配置することで特定の作
業空間を形成するようにしたものが知られてきている。
このような構成の作業空間は、オフィスレイアウトをフ
レキシブルに行い得ることで注目されているが、作業空
間を構築する支柱に配線案内機能を持たせることによっ
て、配線を露出させないすっきりとしたオフィス空間を
形成することも考えられている。
【0004】その他にも、例えばデスクにはコンピュー
タや照明器具等、特に多くの配線を要する設備が配置さ
れることから、デスクの天板を支持する脚支柱の内部に
床下から立ち上げた配線を案内させるようにしたものも
考えられている。
【0005】このような構成の支柱や脚支柱では、その
内部を上下に連通して延びる一つの空洞として、その空
洞を配線案内路として利用したり、支柱(脚支柱を含
む)を支柱本体とその一縁部に沿って装着されるカバー
とから構成し、支柱本体とカバーとの間に配線案内路と
なる空間を形成するようにしたものが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、OA機器や
照明器具等の電力線、社内LAN等の通信線、OA機器
同士の接続ケーブルなど、多種類の配線が混在して同時
に使用される昨今の事情を考慮すると、上述のように配
線案内路を一つしか備えていない構成の支柱や脚支柱で
あると配線を種類や目的ごとに分類することが困難であ
るため、一見しただけではどれが何の配線であるのか判
断することが難しい。特に配線類には、それが使用され
る機器によって情報用又は通信用と電力用に分類され、
それらは弱電用と強電用とに区別されており、それぞれ
に対応するコンセントも区別して設けられているのが通
常である。そのため、配線類を無秩序に配線案内路に格
納するのではなく、種類ごとに異なる配線案内路に区別
して収納したい、できれば使用態様に応じてユーザー自
身で自由に配線を変更したいという、ユーザー側の要望
もある。さらに、支柱内部に形成した配線案内路に配線
を通したりその配線を取り出したりするには、支柱を持
ち上げたり傾けたりする必要が生じるため、作業が大が
かりとなり極めて煩雑である。
【0007】以上のような問題を解消するために本発明
は、床下や天井から引き出した配線類を分類して収容し
得る有用な配線案内機能を付与することを主たる目的と
した支柱を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の支柱
は、床面に起立姿勢で配置される支柱本体及びそれに装
着されるカバーとを備え、支柱本体とそれに装着したカ
バーとの間に、支柱本体の長手方向に沿って延び相互に
仕切られた複数の空間を形成するようにした基本的構成
を有し、支柱本体を、その中核となり床面に起立姿勢で
配置される中心体と、中心体から外方に向けて突出し中
心体に沿って上下に延びる複数のアームとから構成し、
各アームの基端部と先端部との間における中間位置に、
前記カバーを装着し得るカバー取付部を形成しているこ
とを特徴とするものである。
【0009】支柱としては、横架材等を支持して所定の
作業空間を形成する構造物の支柱、デスクやテーブルの
脚支柱、パーティションパネル等を支持する支柱など、
種々の支柱一般に適用することができるが、上記のよう
な構成の支柱であれば、支柱本体とカバーとの間におい
て相互に仕切られた複数の空間をそれぞれ配線案内路と
して利用することができるため、少なくとも床下から引
き出して立ち上げられる電力線や通信線等の複数種ある
配線類を好適に分類して収容しておくことができ、それ
らをカバーによって隠蔽することで外部から隠すことが
できるようになる。その結果、オフィス等の室内空間を
すっきりとさせることができ、作業効率の向上や事故の
防止を有効に図ることもできる。また、支柱が、その上
端部が天井付近まで届くようなものであれば、天井から
引き出した配線類も分類して収容することができるよう
になる。
【0010】特にアームの基端部と先端部との中間位置
にカバー取付部を形成しているため、アームの基端側及
び支柱本体とカバーとの間に形成される空間に加えて、
アームの先端側とカバーとの間にも新たに空間を形成す
ることができ、それら多くの空間を配線案内路として好
適に用いることができるようになり、配線の種類ごとに
分類してそれぞれ別々の配線案内路に格納するようにす
ることで、多様な配線態様を実現することができるよう
になる。ここで、カバー取付部を形成する中間位置は、
アームのうち基端部と先端部とを除く何れの箇所であっ
てもよく、必ずしも基端部と先端部との中央であるとは
限らない。仮に、アームの基端部にカバー取付部を形成
したり、中心体にアームとは別個にカバー取付部を形成
したとすると、カバー取付部の先端部をアームの先端部
近傍まで延ばす必要が生じ、その場合にはカバー取付部
を作製するための材料がそれだけ多く必要となるためコ
スト高になり、またカバー取付部の水平方向長さが極端
に長いとカバーの装着時に変形が生じやすくなるなどの
不具合が考えられるが、本願発明のようにアームの中間
位置にカバー取付部を設定することで、このような不具
合は一挙に解消される。
【0011】特に支柱を設置した後でも、前記空間に配
線類を容易に出し入れでき、メンテナンスも容易に行い
得るようにするためには、カバーを支柱本体に着脱可能
に装着するようにすることが好ましい。さらに、カバー
の支柱本体に対する着脱を容易なものとするためには、
カバーを弾性変形可能な素材からなるものとして、その
弾性変形を利用して着脱するようにすることが有効であ
る。
【0012】配線案内路として有効に利用できる空間を
好適に形成するためのカバー側の支柱本体に対する好ま
しい取付態様としては、カバーを、隣接する一対のアー
ムにおいて相互に対面する位置にあるカバー取付部同士
に係合させて取り付け得るようにしたものが挙げられ
る。具体的には、カバーの幅方向中間部に、隣接するア
ームそれぞれのカバー取付部と係合し得る一対の被取付
部を内向きに突出させて形成するとよい。この場合、単
一のカバーを用いて一対のアーム間に複数の区画された
空間を形成するには、カバーの両側端部をアームの先端
部よりも前方に位置付けていることが有効である。一
方、このような支柱に、天板、棚、パネル、照明器具等
のオプション部材を取り付けて、会議室やグループある
いは個人用のスペースとしてフレキシブルなオフィス空
間を形成し得るようにするためには、カバーを装着した
状態で、隣接するカバー同士の間におけるアームの一部
にオプション部材取付部を形成することが有効である。
このようにすることで、支柱に形成した空間内の配線類
に影響を与えることなくオプション部材を取り付けるこ
とができるようになる。
【0013】このような場合、オプション部材の取付高
さ位置を自由に変更できるようにするためには、オプシ
ョン部材取付部が、上下に連続して延び外方に向けて開
口するようにアームの先端部に形成した連続溝を備える
ようにすることが望ましい。このような連続溝に対応し
て、簡単にオプション部材を取り付けられる好適な具体
的構成としては、連続溝がその開口縁部よりも内部の方
が幅寸法の広い形状を有し、連続溝の開口縁部を起立姿
勢で通過させて位置付けた内部で水平軸周りに一方向へ
回転させることによって開口縁部からの抜け出しが規制
されるナット部材に対して前記オプション部材を該オプ
ション部材側からネジ止めにより取り付け得るようにし
たものが挙げられる。
【0014】以上のような構成の支柱を、鉛直軸周りの
方向を問わずに配置し得るようにして、施工の簡便化を
図り得る具体例には、中心体の周囲に、それぞれ同一形
状をなす前記複数のアームを等間隔で突出させた構成の
ものが挙げられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0016】図1は、本実施形態の支柱2を床面Fに複
数起立状態で配置するとともに、隣接する支柱2の上端
部間に横架材8を支持させて形成した構造体1によっ
て、オフィス空間に所定の作業空間、いわゆる作業空間
モジュールを形成したものを示している。支柱2には、
オプション部材として棚用の円形天板10を取り付けら
れるようにしているが、オプション部材にはその他にも
デスク用の天板10xや照明器具10y等も取り付け得
ることができる。
【0017】まず、支柱2の具体的構成について説明す
る。
【0018】この支柱2は、図2及び図8に示すよう
に、アルミ押し出し成形材を所定の長手寸法に切断する
ことによって長手方向に沿って各部等断面形状をなすよ
うにした支柱本体3と、その支柱本体3に着脱可能に装
着されるカバー6とからなるものである。
【0019】支柱本体3は、その中核部分をなし中心に
位置付けられる中心体4と、中心体4から四方に延ばし
た四本のアーム5とを一体成形したものである。中心体
4は、平断面視概略正方形の角パイプ状をなすもので、
支柱本体3に対応する長手寸法を有している。アーム5
は、いずれも同一形状を有し中心体4と略同一の長手寸
法を有しており、それぞれ中心体4の四つの起立壁41
における外向面により構成される各四隅をそれぞれ基端
部51aとして中心体4の平断面形状である正方形の対
角線に沿って外方に向けて延びる平板状のアーム本体5
1と、アーム本体51の先端部を二股に分岐させた一対
の先端部52と、アーム本体51の基端部51aと先端
部52との中間位置において外方に向けて相互に約90
°をなして開くように突出させた板状をなす一対のカバ
ー取付部53とを備えている。なお、この支柱本体3
は、図示しないが下端部において中心体4の中央部に挿
入した固定ナットに床面F側から突出させたボルトを止
着することにより床面Fに固定している。
【0020】先端部52は主として、アーム本体51の
先端から平面視クランク状をなして複数箇所で屈曲させ
た第1の起立壁521と、第1の起立壁521の基端部
から中心体4の一起立壁41と略平行するようにごく短
く延ばした第2の起立壁522とから構成される。ま
た、前記第1の起立壁521には、同一のアーム本体5
1から突出する他方の先端部52における第1の起立壁
521と相寄る方向に突出する板状の突出壁523を形
成して、これら突出壁523と二つの第1の起立壁52
1とによって囲まれる空間に平面視矩形状をなして上下
に延びる連続溝54を形成している。この連続溝54
は、前記一対の突出壁523の先端間を通じて外部に開
放されているため、その開口縁部54aよりも内部の方
が広がった形状となっている。また、連続溝54よりも
さらにアーム本体51側の部位は、アーム本体51の先
端と一対の第1の起立壁521の基端部とによって平面
視コ字形に囲まれ連続溝54に対して開放されて上下に
延びる溝部55を形成している。そして、これら突出壁
523、連続溝54及び溝部55によって、オプション
部材取付部Xを構成している。
【0021】カバー取付部53は、いずれもアーム本体
51の基端部から先端側へ向けて所定距離偏位した位置
においてそのアーム本体51と約45°の角度をなし
て、すなわち中心体4の起立壁41に対して略垂直に延
びる薄板状のものであり、その先端部の一部はさらに平
面視「く」の字形に屈曲させて、上下に延びる凹部53
aを形成している。
【0022】カバー6は、アーム5の一方の第2の起立
壁522の基端部からそれに隣接するアーム5の第2の
起立壁522までの幅寸法を有し支柱本体3よりも若干
短い高さ寸法を有するカバー本体61と、カバー本体6
1の後向面から前記中心体4に向けて突出させた一対の
突出壁62とを一体に成形した弾性変形可能な合成樹脂
製の部材である。カバー本体61は、外側に向けて凸と
なるように若干湾曲させており、両側端部を斜め後方に
向けて内側へ屈曲させた屈曲部61aを形成し、この屈
曲部61aをアーム5の第1の起立壁521の先端部な
いしは第2の起立壁522の基端部の前方に位置付ける
ようにしている。また、突出壁62は、隣接するアーム
5のカバー取付部53同士の対向面に沿ってそれぞれ延
びるもので、それらの先端部もそれぞれ外側方に向けて
屈曲させて爪部62aを形成しており、この爪部62a
をそれぞれカバー取付部53の凹部53aに係合させる
ようにしている。すなわち、この突出壁62は、カバー
6が支柱本体3に取り付けられる際の被取付部として機
能するものである。
【0023】このような構成に基づいて、一対の爪部6
2aをそれぞれアーム5のカバー取付部53に対して素
材の弾性を利用して係合させることによりカバー本体6
1を扁平に弾性変形させてカバー6を装着すると、中心
体4の一起立壁41、隣接する一対のアーム本体51の
基端部51a側、一対のカバー取付部53、カバー本体
61の幅方向中央部、一対の突出壁62によって包囲さ
れそれぞれ上下に延びる四つの第1の空間S1が形成さ
れることになる。またこの第1の空間S1の両側部に
は、隣接する一対のアーム5間には、アーム本体51の
先端部側及び先端部52、カバー取付部53、カバー本
体61、突出壁62によって包囲される第2の空間S2
がそれぞれ形成される。このとき各アーム本体51は、
隣接する第1の空間S1同士を区画する隔壁として機能
し、またカバー取付部53及び突出壁62は、隣接する
第1の空間S1と第2の空間S2とを区画する隔壁とし
て機能している。なお、カバー本体61の屈曲部61a
と突出壁62との間には、カバー6を支柱本体3に装着
した状態でアーム5の第2の起立壁522の前面に前方
からわずかに接するように後方に向けて突出させた複数
のリブ63を設けており、カバー6の装着時における安
定化を図っている。また、床面Fにおける支柱2を配置
すべき個所には図示しないが配線引き出し用の穴を開け
て、その穴と支柱2の第1及び第2の空間S1、S2と
を連通させるようにしている。さらに、カバー6を装着
した状態では、カバー本体61の両側端部に形成した屈
曲部61aはアーム5の何れの部位にも接しておらず、
寧ろ第1の起立壁521の先端部ないし第2の起立壁5
22との間に若干の隙間sが生じている。
【0024】このような構成の支柱2に支持される横架
材8は、図3に示すように両側端部を開口させたチャネ
ル材であり、隣接する支柱2の上端部にそれぞれ取り付
けた連結部材9を介して両支柱2に支持されている。連
結部材9は、支柱2の上端部に取り付けた図示しないア
ジャスタ部材に対して上下移動させた任意の位置で固定
できるようになっており、隣接する支柱2同士の間で各
連結部材9を上下動作させることで横架材8を水平に保
つようにしている。そのために、連結部材9には隣接す
る支柱2に向けて突出する突起部91を形成しており、
これら突起部91に横架材8を上方から落とし込んで載
せるようにしている。また、横架材8の上面には、配線
類を載せられるように長手方向に延びる案内溝81を形
成している。そして、支柱2に形成された空間Sを、天
井付近の空間や横架材8の内部又は案内溝81に連通さ
せるように、連結部材9にはそれぞれ開口窓92、93
を形成している。なお、外部から連結部材9等を隠すた
め、支柱2の上端部には図1に示すようなコーナーカバ
ー13を被せている。
【0025】次に、支柱2の中間高さ位置において、オ
プション部材取付部Xに図1に示す円形天板10をオプ
ション部材として取り付ける場合について、図4〜図7
を参照して説明する。
【0026】この円形天板10は、支柱2を中心部に挿
通させた平面視ドーナツ形をなすもので、その形状を直
径方向に均等に二分割した形状の一対の天板要素10
a、10bを接合してなるものである。各天板要素10
a、10bは、オプション部材取付部Xにおける連続溝
54に位置付けたナット部材12にボルトBによって固
定される取付部材11によって支持されている。取付部
材11は、支柱2の隣接するカバー6の側端部間距離よ
りも若干小さい幅寸法を有する起立板111と、この起
立板111からV字形に広がって斜め上方に延びる二つ
の支持桿112、113と、各支持桿112、113の
上端部に略水平な姿勢で取り付けられ天板要素10a、
10bを下方から支持する水平板114とからなる。起
立板111には上端部及び下端部にそれぞれボルトBを
厚み方向に挿通し得る貫通孔111aを形成している。
支持桿112、113は起立板111に支持される基端
部の高さ位置を相互に異ならせるとともに、水平板11
4を前端部側、後端部側でそれぞれ支持するようにして
いる。水平板114は、平面視台形状をなすもので、下
方から天板要素10a、10bにネジ止めするようにし
ている。このような取付部材11を支柱2の四つのオプ
ション部材取付部Xにそれぞれ配置して、隣接する二つ
の取付部材11によって一つの天板要素10a、10b
をそれぞれ支持するようにしている。
【0027】一方、ナット部材12は、前記連続溝54
の開口縁部54aよりも若干小さい幅寸法と、連続溝5
4の内部における幅寸法に略等しい高さ寸法と、連続溝
54の奥行き寸法に略等しい厚み寸法を有し、中央部に
前記ボルトBの先端部を止着し得るネジ孔12aを形成
した板状の部材であって、正面視した場合長方形の一対
角部分を斜めに切除したような扁平な六角形状をなして
いる。そして、図7に示すように、このナット部材12
を長手方向を上下方向に一致させた姿勢で連続溝54の
開口縁部54aを通過させて連続溝54内に位置付け、
その位置で同図に矢印a方向で示すように時計回りに回
転させて姿勢を水平軸周りに90°変更した状態にし
て、前記取付部材11の起立板111の貫通孔111a
に挿入したボルトBをナット部材12のネジ孔12aに
止着するようにしている。この状態で、ナット部材12
と起立板111との間に突出壁523を共締めにして挟
み込んでいる。なお、ここでは一つの起立板111に対
してナット部材12を二個使用している。また、ボルト
Bの先端部Baは連続溝54の奥方の溝部55内に逃が
すようにしている。さらに、ボルトBの頭部と起立板1
11との間には、リング状の座金Wを配置している。
【0028】以上のように、本実施形態の支柱2は、支
柱本体3とそれに装着したカバー6との間に、上下に延
び相互に仕切られた複数の空間S1、S2を形成してい
るので、図8に想像線で示すように、床面Fから立ち上
げたり天井から引き下ろした電力線や通信線等の種々の
配線類H1、H2をそれら各空間S1、S2に分類して
通すことができ、各空間S1、S2を好適な配線案内路
として利用することが可能である。この場合、例えば第
1の空間S1には電力供給用の強電配線H1を格納する
とともに、第1の空間S2には情報通信用の弱電配線H
2を格納し、それらをカバー取付部53及び突出壁62
によって仕切るようにすることで、種類別の配線を容易
に行うことができる。また、図1に示すように、カバー
6に、カバー本体61の一部を切り欠いてその位置に電
力用コンセントC1や情報コンセントC2等を設け、支
柱2の内部で前記配線類H1、H2とコンセント類C
1、C2とを接続することで、配線関係において使い勝
手が良く外観も優れた極めて有用な支柱2を構成するこ
とができる。特に本実施形態の支柱2は、横架材8等と
共にオフィス内の作業空間を形成する構造物1に適用し
ているため、特に多くの配線類Hを使用することが予想
されるが、このような支柱2によって配線類H1、H2
を分類して案内しそれらをカバー6によって隠蔽するこ
とで、オフィス空間をすっきりとしたものとすることが
でき、作業効率の向上や事故の防止を有効に図ることが
可能である。また、支柱2に案内させた配線類Hを横架
材8にも案内させて、他の支柱2へと引き回すことも可
能である。
【0029】また、カバー6は支柱本体3に着脱できる
ため、支柱本体3の設置後でもカバー6を取り外せば前
記空間Sに収容された配線類Hが露出されることにな
り、容易に配線作業やメンテナンスを行うことができ
る。さらにこのカバー6は、合成樹脂製の弾性変形可能
な素材からなるものであるので、その弾性変形を利用す
れば容易に支柱本体3に着脱することができ、また装着
後は簡単には脱落しないようにすることもできる。
【0030】支柱本体3の具体的構成は、その中核とな
る中心体4と、中心体4から外方に向けて突出する四つ
のアーム5とから構成したものであり、アーム5の延出
方向における中間位置にカバー取付部53を形成して、
隣接するアーム5のカバー取付部53同士にカバー6を
装着するようにしているため、簡単な構成の支柱本体3
にカバー6を容易に装着することができ、また支柱本体
3とカバー6との間に好適な空間S1を形成しつつアー
ム本体51に隣接する空間S同士を仕切る隔壁としての
機能を付与することが容易である。
【0031】より具体的には、カバー6側には被取付部
たる突出壁62を一対形成してこれをカバー取付部53
に係合させるようにしており、さらにカバー本体61の
両側端部をアーム5の先端部の前方に位置付けているた
め、カバー6を支柱本体3に装着すると、前記空間(第
1の空間)S1に加えてその両側方に第2の空間S2を
も形成することができる。したがって、支柱2には、第
1の空間S1が4つ、第2の空間S2が8つ形成され
る。すなわち、一つの支柱本体3と4つのカバー6によ
って合計12の配線案内路として利用し得る空間H1、
H2が得られるので、種類ごとに分別した配線の格納が
極めて好適に行える。特にカバー6の突出壁62とカバ
ー取付部53とを相対向させているため、カバー6の装
着時にはカバー6を取付方向すなわち中心体4側へ押圧
するだけの極めて簡単な動作で突出壁62とカバー取付
部53とが係合することになり、容易に装着作業を行う
ことができる。逆に、カバー6の取り外しも極めて容易
に行うことができる。
【0032】一方、隣接するアーム5同士の間に露出さ
れるアーム5の先端部には、カバー6を装着した状態で
前記円形天板10等のオプション部材を取り付け得るオ
プション部材取付部Xを形成しているので、支柱2の配
線案内機能には影響を与えることなく、しかもその都度
カバー6を取り外すこともなく円形天板10等を支柱2
に取り付けて、極めて使い勝手のよいオフィス空間を容
易に構築できる。
【0033】さらに、このオプション部材取付部Xは、
外方に向けて開口し上下に延びる連続溝54を備えてい
るため、その連続溝54に対して自由な高さ位置に円形
天板10等を取り付けられることになり、オフィス空間
のレイアウトの変更も容易である。そして、連続溝54
を開口縁部54aよりも内部の幅寸法の方を広げて、そ
の開口片部54aを通過させたナット部材12を連続溝
54の内部で水平軸周りに一方向へ回転させることによ
って開口縁部54aから抜け出ないようにした上で、ナ
ット部材12に円形天板10等のオプション部材をボル
トBで止着するようにしているため、支柱2に対する自
由な高さ位置で円形天板10等を極めて簡単且つ安定的
に取り付けることが可能である。
【0034】さらに支柱本体3は、中心体4の周囲に同
一形状の四つのアーム5を等間隔で突出させているの
で、支柱2を鉛直軸周りの方向を問わずに配置すること
ができ、また支柱2の周囲にいずれも同じ状態で横架材
8や円形天板10等を支持させることができるようにな
り、施工作業の簡便化や部材の共通化を図ることが可能
である。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限られず、例
えばオプション部材として前記円形天板10の他に、図
1に示すようなデスク用の天板10xや照明器具10y
等、種々のものを円形天板10と同様の構成によって取
り付けることができる。
【0036】さらに本発明の支柱は、デスクの天板を支
持する脚支柱やパーティションパネルの支柱等、いわゆ
る支柱一般に適用することができるものである。その
他、支柱本体やカバーの形状や構成、カバー取付部のア
ームに対する突出方向や配置位置等、各部の具体的構成
についても上記実施形態に限られるものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、支柱
を、床面に起立姿勢で配置される支柱本体と、該支柱本
体に装着されるカバーとの間に、支柱本体の長手方向に
沿って延び相互に仕切られた複数の空間を形成し、それ
ら空間を配線案内路として利用し得るようにしたもので
ある。そして、カバーを装着するに当たって、支柱本体
の中核となる中心体から外方に向けて突出し中心体に沿
って上下に延びる複数のアームを設け、各アームの基端
部と先端部との間における中間位置にカバー取付部を形
成した構成を有している。このため、支柱として横架材
等を支持して所定の作業空間を形成する構造物の支柱や
デスクやテーブルの脚支柱等として適用すれば、少なく
とも床下から引き出して立ち上げられる電力線や通信線
等の種々の配線類を好適に分類して収容しカバーによっ
て隠蔽した状態にして、オフィス等の室内空間をすっき
りとさせることができ、さらには作業効率の向上や事故
の防止を有効に図ることが可能である。さらに、支柱
が、床面から天井付近まで延びるものであれば、同様に
天井から引き出した配線類も分類して収容することがで
きる。特にカバー取付部は、アームの中間位置に設けら
れていることから、アームの基端側及び支柱本体とカバ
ーとの間にや、アームの先端側とカバーとの間に数多く
の空間を形成することができ、それらの空間を配線案内
路として好適に用いることができるようになり、配線の
種類ごとに分類してそれぞれ別々の配線案内路に格納す
るなど、多様な配線態様の実現が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を適用したオフィス空間の
概観を示す斜視図。
【図2】同実施形態の上端部近傍を一部分解して示す斜
視図。
【図3】同実施形態に横架材を支持させた状態を一部省
略して示す斜視図。
【図4】同実施形態に天板を取り付けた状態を示す部分
的な正面図。
【図5】図4におけるA−A線断面図。
【図6】図5の一部を拡大して示す断面図。
【図7】同天板の取付状態を示す分解斜視図。
【図8】同実施形態に配線類を格納した状態を示す概略
的断面図。
【符号の説明】
2…支柱 3…支柱本体 4…中心体 5…アーム 6…カバー 10…オプション部材(円形天板) 12…ナット部材 53…カバー取付部 54…連続溝 62…被取付部(突出壁) X…オプション部材取付部
フロントページの続き Fターム(参考) 2E125 AA06 AA08 AA16 AB05 AB16 AC14 AC19 AG03 AG12 CA05 CA13 EA01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面に起立姿勢で配置される支柱本体と、
    該支柱本体に装着されるカバーとを具備してなり、支柱
    本体とそれに装着したカバーとの間に、支柱本体の長手
    方向に沿って延び相互に仕切られた複数の空間を形成す
    るようにしたものであって、支柱本体を、該支柱本体の
    中核となり床面に起立姿勢で配置される中心体と、中心
    体から外方に向けて突出し中心体に沿って上下に延びる
    複数のアームとから構成し、各アームの基端部と先端部
    との間における中間位置に、前記カバーを装着し得るカ
    バー取付部を形成していることを特徴とする支柱。
  2. 【請求項2】カバーをカバー取付部に着脱可能に装着し
    得るようにしていることを特徴とする請求項1記載の支
    柱。
  3. 【請求項3】カバーが弾性変形可能な素材からなるもの
    であり、その弾性変形を利用してカバーを支柱本体に着
    脱するようにしていることを特徴とする請求項2記載の
    支柱。
  4. 【請求項4】カバーを、隣接する一対のアームにおいて
    相互に対面する位置にあるカバー取付部同士に係合させ
    て取り付け得るようにしていることを特徴とする請求項
    1、2又は3記載の支柱。
  5. 【請求項5】カバーの両側端部間における幅方向中間部
    に、前記隣接するアームそれぞれのカバー取付部と係合
    し得る一対の被取付部を内向きに突出させて形成してい
    ることを特徴とする請求項4記載の支柱。
  6. 【請求項6】カバーの両側端部を、前記アームの先端部
    よりも前方に位置付けていることを特徴とする請求項5
    記載の支柱。
  7. 【請求項7】カバーを装着した状態で、隣接するカバー
    の側端部同士の間におけるアームの一部にオプション部
    材取付部を形成していることを特徴とする請求項6記載
    の支柱。
  8. 【請求項8】オプション部材取付部が、上下に連続して
    延び外方に向けて開口するようにアームの先端部に形成
    した連続溝を具備していることを特徴とする請求項7記
    載の支柱。
  9. 【請求項9】前記連続溝がその開口縁部よりも内部の方
    が幅寸法の広い形状を有し、連続溝の開口縁部を起立姿
    勢で通過させて位置付けた内部で水平軸周りに一方向へ
    回転させることによって開口縁部からの抜け出しが規制
    されるナット部材に対して前記オプション部材を該オプ
    ション部材側からネジ止めにより取り付け得るように構
    成していることを特徴とする請求項8記載の支柱。
  10. 【請求項10】中心体の周囲に、それぞれ同一形状をな
    す前記複数のアームを等間隔で突出させていることを特
    徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9
    記載の支柱。
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