JP2003106435A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
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Abstract
する自動変速機において、Nレンジ又はPレンジからR
レンジに切り換えたとしても、ショックや異音が発生す
ることなく、かつ、素早く切り換えることができる自動
変速機の変速制御装置を提供すること。 【解決手段】 複数の摩擦要素に締結指令を出力するこ
とで後退速を達成する変速制御手段を設けた自動変速機
の変速制御装置において、車速が所定値以下で、かつ、
レンジ信号がパーキングレンジ又はニュートラルレンジ
のときに、前記後退速を達成する複数の摩擦要素の1つ
を締結するセレクト制御手段を備えていることとした。
Description
に関与する複数の摩擦要素への締結圧を個々に制御する
ソレノイド油圧制御弁を設けた油圧回路構成を持つ自動
変速機の変速制御装置の技術分野に属する。
は、例えば、特開2000−240776号公報に記載
のものが知られている。
には、3個のクラッチC1,C2,C3と2個のブレー
キB1,B2と1個のワンウェイクラッチF1を用い、
前進6速のギア段を達成する自動変速機が記載されてい
る。この自動変速機は、公報図9の締結表に示すよう
に、第3クラッチC3と第2ブレーキB2を締結するこ
とで後退速を達成している。
自動変速機の変速制御装置にあっては、NレンジやPレ
ンジは締結要素が全て解放されているため、例えばNレ
ンジ又はPレンジからRレンジに切り換えると、第3ク
ラッチC3と第2ブレーキB2の2つの締結要素を締結
する必要があり、同様に、RレンジからNレンジ又はP
レンジに切り換えると、前記2つの締結要素を解放する
必要があるため、2つの締結要素の締結もしくは解放タ
イミングのズレによってショックや異音が発生するとい
う問題があった。特に、Nレンジ又はPレンジからRレ
ンジへの切換時には、アイドル回転時に前記2つの締結
要素を締結させるため、クラッチやブレーキのピストン
ストローク中に油の消費流量が増加し、油圧が低下する
ことによって締結時間が長くなってしまうという問題が
あった。
もので、その目的とするところは、Rレンジに少なくと
も2つの締結要素を締結する自動変速機において、Nレ
ンジ又はPレンジからRレンジに切り換えたとしても、
ショックや異音が発生することなく、かつ、素早く切り
換えることができる自動変速機の変速制御装置を提供す
ることにある。
め、請求項1に係る発明では、自動変速機の変速に関与
する複数の摩擦要素への締結圧を制御する油圧制御手段
を設けた油圧回路構成とし、変速判断時、前記油圧制御
手段に対し変速要求内容に応じた締結圧または解放圧の
制御指令を出力することで複数の前進ギア段を達成する
とともに、複数の摩擦要素に締結指令を出力することで
後退速を達成する変速制御手段を設けた自動変速機の変
速制御装置において、運転者が操作するシフトレバーの
レンジ位置を検出するレンジ位置検出手段と、車速が所
定値以下で、かつ、前記レンジ位置検出手段からのレン
ジ信号がパーキングレンジ又はニュートラルレンジのと
きに、前記後退速を達成する複数の摩擦要素の1つを締
結するセレクト制御手段とを備えていることを特徴とす
る。
載の自動変速機の変速制御装置において、前記セレクト
制御手段により締結される摩擦要素は、前進1速以外の
変速段で締結する摩擦要素であって、該摩擦要素が締結
した状態で、前進1速段で締結する摩擦要素が締結する
と、前進1速段以外の変速段を達成する摩擦要素とし、
前記レンジ位置検出手段が、ニュートラルレンジからド
ライブレンジへの切り換えを検出したとき、前進1速段
を達成する摩擦要素を締結することで前進1速段以外の
変速段を達成し、該変速段を経由して前記前進1速段以
外の変速段を達成する摩擦要素を解放することで、前進
1速段を達成する高速段経由手段を設けたことを特徴と
する。
と第1キャリアと第1リングギアとを有する単純遊星歯
車組と、第2サンギアと第2キャリアと第3サンギアと
第3キャリアと第3リングギアとを有するラビニヨ型複
合遊星歯車組と、前記第1サンギアを変速機ケースに固
定するメンバと、前記第1リングギアに直結されている
入力部材と、前記第1キャリアと第3サンギアとを選択
的に断接する第1クラッチと、前記第1キャリアと第2
サンギアとを選択的に断接する第2クラッチと、前記第
3キャリアと入力部材とを選択的に断接する第3クラッ
チと、前記第2キャリアと変速機ケースとを選択的に断
接する第1ブレーキと、前記第2サンギアと変速機ケー
スとを選択的に断接する第2ブレーキと、前記第3リン
グギアに直結されている出力部材とを備え、前記第1ク
ラッチと第2クラッチと第3クラッチと第1ブレーキと
第2ブレーキへの締結圧を個々に制御するソレノイド油
圧制御弁を設け、第1クラッチと第1ブレーキの締結に
より第1速、第1クラッチと第2ブレーキの締結により
第2速、第1クラッチと第2クラッチの締結により第3
速、第1クラッチと第3クラッチの締結により第4速、
第2クラッチと第3クラッチの締結により第5速、第3
クラッチと第2ブレーキの締結により第6速の前進ギア
段を達成するとともに、第1ブレーキと第2クラッチの
締結により後退速を達成する変速制御手段を設けた自動
変速機の変速制御装置において、運転者が操作するシフ
トレバーのレンジ位置を検出するレンジ位置検出手段
と、車速が所定値以下で、かつ、前記レンジ位置検出手
段からのレンジ信号がパーキングレンジ又はニュートラ
ルレンジのときに、第2クラッチを締結するセレクト制
御手段と、前記レンジ位置検出手段が、ニュートラルレ
ンジからドライブレンジへの切り換えを検出したとき、
第1クラッチを締結することで前進3速段を達成し、該
前進3速段を経由して第2クラッチを解放することで前
進1速段を達成する高速段経由手段と、を備えているこ
とを特徴とする。
は、セレクト制御手段において、車速が所定値以下で、
かつ、レンジ信号がパーキングレンジ又はニュートラル
レンジのときに、後退速を達成する複数の摩擦要素の1
つが締結されることで、パーキングレンジ又はニュート
ラルレンジからリバースレンジに切り換えたときに、1
つの摩擦要素のみ締結すればよく、ショックや異音が発
生することなく、かつ、素早く切り換えることができ
る。
置にあっては、セレクト制御手段により締結される摩擦
要素が、前進1速以外の変速段で締結する摩擦要素であ
って、この摩擦要素が締結した状態で、前進1速段で締
結する摩擦要素が締結すると、前進1速段以外の変速段
を達成する摩擦要素とされ、高速段経由手段において、
ニュートラルレンジからドライブレンジに切り換えたと
き、前進1速段で締結される摩擦要素とパーキングレン
ジ又はニュートラルレンジで締結される摩擦要素が締結
されることで達成される前進1速段以外の変速段を経由
して、パーキングレンジ又はニュートラルレンジで締結
される摩擦要素を解放することで、前進1速段が達成さ
れることで、請求項1に記載の効果に加えて、高速段を
経由して1速を達成することでイナーシャ分のトルク段
差が小さくでき変速ショックを低減することができると
ともに、締結要素を1要素づつ締結後解放すればよいた
め、タイミングずれによるショックも発生させることな
く少ない流量で高速段を経由して1速を達成することが
できる。
置にあっては、セレクト制御手段において、車速が所定
値以下で、かつ、レンジ信号がパーキングレンジ又はニ
ュートラルレンジのときに、第2クラッチが締結され、
高速段経由手段において、ニュートラルレンジからドラ
イブレンジに切り換えたとき、第1クラッチが締結され
ることで前進3速段を達成し、この前進3速段を経由し
て第2クラッチを解放することで前進1速段が達成され
ることで、ショックや異音が発生することなく、かつ、
素早く切り換えることができる。更に、高速段である前
進3速段を経由して前進1速段を達成することでイナー
シャ分のトルク段差が小さくでき変速ショックを低減す
ることができるとともに、締結要素を1要素づつ締結後
解放すればよいためタイミングずれによるショックも発
生させることなく少ない流量で高速段を経由して1速を
達成することができる。
は、車両はニュートラル状態(エンジンからの入力トル
クを出力することはなく、前進方向及び後退方向の移動
が可能な状態)になるので望ましい。更に、第2クラッ
チは、後退速の締結要素と共通であるため、ニュートラ
ルレンジ又はパーキングレンジにおいて締結しておくこ
とにより、ニュートラルレンジ又はパーキングレンジか
らリバースレンジに切り換えたときに、締結要素の締結
及び解放を1つづつ行うことができるため、タイミング
ずれによるショックも発生させるこなく少ない流量で後
退速を達成することができる。
の変速制御装置を実現する実施の形態を、第1実施例に
基づいて説明する。
1は第1実施例の変速制御装置が適用された前進6速後
退1速の自動変速機のギアトレーンを示すスケルトン図
である。この自動変速機は、ギアトレーンとして、1組
の単純遊星歯車組G1と1組のラビニヨ型複合遊星歯車
組G2の組み合わせが用いられている。単純遊星歯車組
G1は、第1サンギアS1と、第1キャリアC1と、第
1リングギアR1とを有して構成されている。ラビニヨ
型複合遊星歯車組G2は、第2サンギアS2と、第2キ
ャリアC2と、第3サンギアS3と、第3キャリアC3
と、第3リングギアR3とを有して構成されている。
ータを経過してエンジン駆動力が入力される入力軸IN
は、第1メンバM1を介して第1リングギアR1に直結
されると共に、第2メンバM2及びハイクラッチH/Cを
介して第3キャリアC3に連結されている。
とロークラッチLOW/Cと第5メンバM5を介して第3サ
ンギアS3に連結されていると共に、第3メンバM3と
3−5リバースクラッチ3-5R/Cと第6メンバM6を介し
て第2サンギアS2に連結されている。そして、前記第
6メンバM6は、2−6ブレーキ2-6/Bを介して変速機
ケースTCに固定されている。
を介して変速機ケースTCに固定されている。前記第2
キャリアC2は、第7メンバM7と、並列配置のロー&
リバースブレーキL&R/BとローワンウェイクラッチLOW/O
WCを介して変速機ケースTCに固定されている。前記第
3リングギアR3は、第8メンバM8を介して出力ギア
OUTに連結されている。
50のレンジ位置に基づき制御が行われ、例えばDレン
ジ位置にて車速とスロットル開度から決まる運転点と変
速スケジュールに基づき前進6速の自動変速制御が行わ
れ、Dレンジ位置からRレンジ位置へのセレクト操作に
より後退1速の変速制御が行われる。この変速制御での
各摩擦要素の作動表を図2に示す。なお、図2におい
て、○印は締結、無印は解放、(○)の印は締結である
がエンジンブレーキ時に作動、○にハッチングの印はエ
ンジン駆動時に機械的に作動、太枠内の○は車速が所定
値以下の時に作動することを示す。
とロー&リバースブレーキL&R/Bとの締結により達成さ
れる。この場合、入力軸INから第1メンバM1を介し
て単純遊星歯車組G1を経て減速された回転が、第3メ
ンバM3からロークラッチLOW/C及び第5メンバM5を
介して第3サンギアS3に入力され、ローワンウェイク
ラッチLOW/OWCの係合により変速機ケースTCに固定さ
れた第2キャリアC2により反力を受けながら第3リン
グギアR3が減速回転し、第8メンバM8を介して出力
ギアOUTからは最大減速比による減速回転が出力され
る。なお、エンジンブレーキ時には、空転するローワン
ウェイクラッチLOW/OWCに代えてロー&リバースブレー
キL&R/Bが反力を受ける。
と2−6ブレーキ2-6/Bとの締結により達成される。こ
の場合、入力軸INから第1メンバM1を介して単純遊
星歯車組G1を経て減速された回転が、第3メンバM3
からロークラッチLOW/C及び第5メンバM5を介して第
3サンギアS3に入力され、2−6ブレーキ2-6/Bの締
結により変速機ケースTCに固定された第2サンギアS
2により反力を受けながら第3リングギアR3が減速回
転し、第8メンバM8を介して出力ギアOUTからは第
1速よりも小さい減速比による減速回転が出力される。
と3−5リバースクラッチ3-5R/Cとの締結により達成さ
れる。この場合、入力軸INから第1メンバM1を介し
て単純遊星歯車組G1を経て減速された回転が、第3メ
ンバM3からロークラッチLOW/C及び第5メンバM5を
介して第3サンギアS3に入力されると共に、第3メン
バM3から3−5リバースクラッチ3-5R/C及び第6メン
バM6を介して第2サンギアS2に入力され、ラビニヨ
型複合遊星歯車組G2が直結状態となるため、両サンギ
アS2,S3と同じ回転にて第3リングギアR3が回転
し、第8メンバM8を介して出力ギアOUTからは第2
速よりも小さい減速比による減速回転が出力される。
とハイクラッチH/Cとの締結により達成される。この場
合、一方で入力軸INから第1メンバM1を介して単純
遊星歯車組G1を経て減速された回転が、第3メンバM
3からロークラッチLOW/C及び第5メンバM5を介して
第3サンギアS3に入力され、他方で入力軸INから第
2メンバM2及びハイクラッチH/Cを介して入力軸IN
と同じ回転が第3キャリアC3に入力され、これら2つ
の入力回転の中間の回転により第3リングギアR3が回
転し、第8メンバM8を介して出力ギアOUTからは入
力回転よりも僅かに減速された減速回転が出力される。
ッチ3-5R/CとハイクラッチH/Cとの締結により達成され
る。この場合、一方で入力軸INから第1メンバM1を
介して単純遊星歯車組G1を経て減速された回転が、第
3メンバM3から3−5リバースクラッチ3-5R/C及び第
6メンバM6を介して第2サンギアS2に入力され、他
方で入力軸INから第2メンバM2及びハイクラッチH/
Cを介して入力軸INと同じ回転が第3キャリアC3に
入力され、これら2つの入力回転により拘束されて第3
リングギアR3が回転し、第8メンバM8を介して出力
ギアOUTからは入力回転よりも僅かに増速された回転
が出力される。
2−6ブレーキ2-6/Bとの締結により達成される。この
場合、入力軸INから第2メンバM2及びハイクラッチ
H/Cを介して入力軸INと同じ回転が第3キャリアC3
にのみ入力され、2−6ブレーキ2-6/Bの締結により変
速機ケースTCに固定された第2サンギアS2により反
力を受けながら第3リングギアR3が増速回転し、第8
メンバM8を介して出力ギアOUTからは第5速よりも
さらに増速された回転が出力される。
ッチ3-5R/Cとロー&リバースブレーキL&R/Bとの締結に
より達成される。この場合、入力軸INから第1メンバ
M1を介して単純遊星歯車組G1を経て減速された回転
が、第3メンバM3から3−5リバースクラッチ3-5R/C
及び第6メンバM6を介して第2サンギアS2に入力さ
れ、ロー&リバースブレーキL&R/Bの締結により変速機
ケースTCに固定された第2キャリアC2により反力を
受けながら第3リングギアR3が逆転し、第8メンバM
8を介して出力ギアOUTからは減速した逆回転が出力
される。
−5リバースクラッチ3-5R/Cが締結される。詳細につい
ては後述する。
び電子変速制御系を示す図3によりその構成を説明する
と、図3において、1はロークラッチLOW/Cの締結ピス
トン室、2はハイクラッチH/Cの締結ピストン室、3は
2−6ブレーキ2-6/Bの締結ピストン室、4は3−5リ
バースクラッチ3-5R/Cの締結ピストン室、5はロー&リ
バースブレーキL&R/Bの締結ピストン室である。前記ロ
ークラッチLOW/C、ハイクラッチH/C、2−6ブレーキ2-
6/B、3−5リバースクラッチ3-5R/C、ロー&リバース
ブレーキL&R/Bは、それぞれ締結ピストン室1〜5にD
レンジ圧あるいはRレンジ圧である締結圧を供給するこ
とで締結され、また、この締結圧を抜くことで解放され
る。なお、Dレンジ圧とは、マニュアルバルブ16を介
したライン圧であり、Dレンジ選択時のみ発生する。R
レンジ圧とは、マニュアルバルブ16を介したライン圧
であり、Rレンジ選択時のみ発生し、Rレンジ以外で
は、ドレンポートと接続しており、油圧は発生しない。
の締結圧を制御する第1油圧制御弁、7はハイクラッチ
H/Cへの締結圧を制御する第2油圧制御弁、8は2−6
ブレーキ2-6/Bへの締結圧を制御する第3油圧制御弁、
9は3−5リバースクラッチ3-5R/Cへの締結圧を制御す
る第4油圧制御弁、10はロー&リバースブレーキL&R/
Bへの締結圧を制御する第5油圧制御弁である。
元圧としソレノイド力により変速制御圧を作り出す第1
デューティソレノイド6aと、Dレンジ圧を元圧とし変
速制御圧とフィードバック圧を作動信号圧としてローク
ラッチ圧を調圧する第1調圧弁6bにより構成されてい
る。なお、第1デューティソレノイド6aは、ソレノイ
ドOFF時にロークラッチ圧をゼロとし、ソレノイドO
N時にはONデューティ比が増大するほどロークラッチ
圧を高くする。
元圧としソレノイド力により変速制御圧を作り出す第2
デューティソレノイド7aと、Dレンジ圧を元圧とし変
速制御圧とフィードバック圧を作動信号圧としてハイク
ラッチ圧を調圧する第2調圧弁7bにより構成されてい
る。なお、第2デューティソレノイド7aは、ソレノイ
ドON時(100%ONデューティ比)にハイクラッチ
圧をゼロとし、ONデューティ比が減少するほどハイク
ラッチ圧を高くし、ソレノイドOFF時にハイクラッチ
圧を最大圧とする。
元圧としソレノイド力により変速制御圧を作り出す第3
デューティソレノイド8aと、Dレンジ圧を元圧とし変
速制御圧とフィードバック圧を作動信号圧として2−6
ブレーキ圧を調圧する第3調圧弁8bにより構成されて
いる。なお、第3デューティソレノイド8aは、ソレノ
イドOFF時に2−6ブレーキ圧をゼロとし、ソレノイ
ドON時にはONデューティ比が増大するほど2−6ブ
レーキ圧を高くする。
元圧としソレノイド力により変速制御圧を作り出す第4
デューティソレノイド9aと、ライン圧を元圧とし変速
制御圧とRレンジ圧とフィードバック圧を作動信号圧と
して3−5リバースクラッチ圧を調圧する第4調圧弁9
bにより構成されている。なお、第4デューティソレノ
イド9aは、ソレノイドON時(100%ONデューテ
ィ比)に3−5リバースクラッチ圧をゼロとし、ONデ
ューティ比が減少するほど3−5リバースクラッチ圧を
高くし、ソレノイドOFF時に3−5リバースクラッチ
圧を最大圧とする。
を元圧としソレノイド力により変速制御圧を作り出す第
5デューティソレノイド10aと、Dレンジ圧またはR
レンジ圧を元圧とし変速制御圧とフィードバック圧を作
動信号圧としてロー&リバースブレーキ圧を調圧する第
5調圧弁10bにより構成されている。なお、第5デュ
ーティソレノイド10aは、ソレノイドOFF時にロー
&リバースブレーキ圧をゼロとし、ソレノイドON時に
はONデューティ比が増大するほどロー&リバースブレ
ーキ圧を高くする。
(油圧検出手段)、12は第2圧力スイッチ(油圧検出
手段)、13は第3圧力スイッチ(油圧検出手段)、1
4は第4圧力スイッチ(油圧検出手段)、15は第5圧
力スイッチ(油圧検出手段)、16はマニュアルバル
ブ、17はパイロット弁、19はライン圧油路、20は
パイロット圧油路、21はDレンジ圧油路、22はRレ
ンジ圧油路、23はD&Rレンジ圧油路、24はローク
ラッチ圧油路、25はハイクラッチ圧油路、26は2−
6ブレーキ圧油路、27は3−5リバースクラッチ圧油
路、28はロー&リバースブレーキ圧油路である。すな
わち、ロークラッチ圧油路24と、ハイクラッチ圧油路
25と、2−6ブレーキ圧油路26と、3−5リバース
クラッチ圧油路27と、ロー&リバースブレーキ圧油路
28とのそれぞれの油路に、締結圧の有無をスイッチ信
号(締結圧有りでON、締結圧無しでOFF)により検
出する第1〜第5圧力スイッチ11〜15が設けられて
いる。
ユニット(変速制御手段)、50はシフトレバーであ
る。シフトレバー50は、車両停車時に変速機出力軸を
ロックするPレンジ、後退速を達成するRレンジ、エン
ジンからの入力トルクを出力することはなく、前進方向
及び後退方向の移動が可能な状態を示すニュートラル状
態を達成するNレンジ、各前進変速段を達成するDレン
ジ、1速時においてロー&リバースブレーキL&R/Bを締
結するよう制御するエンジンブレーキレンジの各レンジ
を有している。また、このシフトレバー50はマニュア
ルバルブ16と連結されており、運転者がシフトレバー
50を操作することによって、マニュアルバルブ16の
位置が切り換わり、目的とする変速状態を達成するもの
である。
サ)、42はスロットル開度を検出するスロットルセン
サ、43はエンジン回転数を検出するエンジン回転セン
サ、44はタービン回転数を検出するタービン回転セン
サ(変速機入力軸回転センサ)、45はシフトレバー5
0のレンジ位置を検出するインヒビタスイッチ、46は
変速機内の油温を検出する油温センサであり、これらに
より電子変速制御系を構成する。そして、A/Tコント
ロールユニット40においては、各圧力スイッチ11,
12,13,14,15からのスイッチ信号及び各セン
サ・スイッチ類41,42,43,44,45,46か
らの信号を入力し、これらの入力情報と予め設定された
変速制御則やフェールセーフ制御則等に基づいて演算処
理を行い、第1デューティソレノイド6aと、第2デュ
ーティソレノイド7aと、第3デューティソレノイド8
aと、第4デューティソレノイド9aと、第5デューテ
ィソレノイド10aに対して演算処理結果に沿ったソレ
ノイド駆動信号が出力される。
トロールユニット40で実行されるNレンジ又はPレン
ジセレクト制御処理の流れを示すフローチャートで、以
下、各ステップについて説明する。
う。
ジ又はPレンジかどうかを判断し、P,Nレンジであれ
ばステップ103へ進み、それ以外は通常の変速制御を
行う。
る。
ンジ信号がDレンジだったかどうかを判断し、Dレンジ
であればステップ105へ進み、それ以外(すなわちR
レンジ)であればステップ106へ進む。
どうかを判断し、車速が所定値以下であればステップ1
06へ進み、車速が所定値以上であればステップ112
へ進む。なお、この所定値はクリープ車速、例えば10
km/hに設定する。
ッチ3-5R/Cを締結する。
ジかどうかを判断し、Dレンジであればステップ108
へ進み、それ以外はステップ115へ進む。
定値以下かどうかを判断し、所定値以下であればステッ
プ109へ進み、所定値以上であればステップ111へ
進む。
の駆動力が所定値以下かどうかを判断し、所定値以下で
あればステップ110へ進み、所定値よりも大きいとき
はステップ111へ進む。
締結を完了したのを検出したら、3−5リバースクラッ
チ3-5R/Cを解放することで3速経由の1速とし、通常変
速制御を行う。なお、このロークラッチの締結の完了
は、タービン回転速度が所定値以下になったのをもって
完了と判断している。
を締結し、3速として以後は通常変速制御を行う。
ジかどうかを判断し、Dレンジであれば通常変速制御を
行い、Dレンジでなければステップ113へ進む。
ジかどうかを判断し、Rレンジであればステップ114
へ進み、それ以外はステップ105に戻る。
ト制御を行う。
ジかどうかを判断し、Rレンジであればステップ116
へ進み、それ以外はステップ107へ戻る。
ッチL&R/Bを締結し、リバース制御を行う。
て、Nレンジ又はPレンジで3−5リバースクラッチ3-
5R/Cを締結することによる有利な点を以下に説明する。
られたときは、1つの締結要素、具体的にはロー&リバ
ースブレーキL&R/Bのみを締結すればよいため、流量不
足による締結の遅れや、締結タイミングのずれが発生し
ない。
に記載の技術のように、N又はPレンジからDレンジに
切り換えられたときのショックを低減するために高速段
を経由して1速に変速する場合、ロークラッチLOW/Cを
締結して3速に変速後、3−5リバースクラッチ3-5R/C
を解放して1速に変速すればよいため、合計2つの締結
要素を一要素ずつ締結及び解放すればよく、流量不足に
よる締結時間が長くなるのを防止できるばかりでなく、
同時に2つの締結要素の締結及び解放、いわゆる掛け換
え制御がないため、タイミングずれによるショックは発
生しない。
ーキL&R/Bを締結することも考えられる。しかしなが
ら、Dレンジに切り換えられたときに高速段を経由して
1速に変速しようとしたときには、ロー&リバースブレ
ーキL&R/Bを解放しつつ少なくとも2つの締結要素を同
時締結して高速段に変速後、少なくとも1つの締結要素
を解放して1速に変速しなければならないため、次の点
で不利である。
要となるとともに、高速段への変速時には2つの同時締
結が発生し流量不足によって変速時間が長くなる虞があ
る。
の解放を同時に行わなければならず、タイミングずれに
よるショック及び異音が発生する虞がある。
Dレンジに切り換えられたときに、3速段を経由して1
速を達成することによる有利な点を、他の変速段を経由
した場合と比較して説明する。図5は仮に2速、3速、
4速にそれぞれ変速した後に1速に変速する場合を想定
したときのメンバの動きを表す対比図である。
OW/Cを締結して2速変速後、2−6ブレーキ2-6/Bを解
放して1速へ変速することとなる。したがって、 ロークラッチLOW/Cが締結できないときには、車両は
ニュートラル状態(エンジンからの入力トルクを出力す
ることはなく、前進方向及び後退方向の移動が可能な状
態)になることが望ましいが、ニュートラル状態にはな
らないため(前進方向の移動は可能であるが、ローワン
ウェイクラッチLOW/OWCがあり後退方向の移動不可
能)、望ましいとは言えない。 2−6ブレーキ2-6/Bは、Rレンジの締結要素と共通
ではないため、N又はPレンジにおいて、2−6ブレー
キ2-6/B又はRレンジの締結要素のうちの1つを締結し
ても、N又はPレンジからRレンジ又はDレンジに切り
換えたときに、2つの締結要素の締結及び1つの締結要
素の解放が同時に発生してしまう。
クラッチLOW/Cを締結して3速変速後、3−5リバース
クラッチ3-5R/Cを解放して1速へ変速することとなる。
したがって、 ロークラッチLOW/Cが締結できないときには、車両は
ニュートラル状態(エンジンからの入力トルクを出力す
ることはなく、前進方向及び後退方向の移動が可能な状
態)になるので望ましい。 3−5リバースクラッチ3-5R/Cは、Rレンジの締結要
素と共通であるため、N又はPレンジにおいて締結して
おくことにより、N又はPレンジからRレンジ又はDレ
ンジに切り換えたときに、締結要素の締結及び解放を1
つずつ行うことができる。
を締結して4速変速後、ハイクラッチを解放して1速へ
変速することとなる。したがって、 ロークラッチLOW/Cが締結できないときには、車両は
ニュートラル状態(エンジンからの入力トルクを出力す
ることはなく、前進方向及び後退方向の移動が可能な状
態)になるので望ましいものの、第2サンギヤS2及び
第3サンギヤS3が高回転となり、耐久性の悪化を招く
虞がある。 ロークラッチLOW/C締結時に第3サンギヤS3と第1
キャリヤC1の回転差が大きく、締結要素の耐久性の悪
化を招く虞がある。 ハイクラッチH/Cは、Rレンジの締結要素と共通では
ないため、N又はPレンジにおいて、ハイクラッチH/C
又はRレンジの締結要素のうちの1つを締結しても、N
又はPレンジからRレンジ又はDレンジに切り換えたと
きに、2つの締結要素の締結及び1つの締結要素の解放
が同時に発生してしまう。
ラッチ3-5R/Cを締結して5速変速後、ハイクラッチH/C
及び3−5リバースクラッチ3-5R/Cを解放するとともに
ロークラッチLOW/Cを締結して1速へ変速することとな
る。したがって、 3−5リバースクラッチ3-5R/Cは、Rレンジの締結要
素と共通であるため、N又はPレンジにおいて締結して
おくことにより、N又はPレンジからRレンジ又はDレ
ンジに切り換えたときに、同時に2つの締結要素を締結
することはないが、5速から1速へ変速するときには、
2つの締結要素の解放と1つの摩擦要素の締結を同時に
行わなければならないため、タイミングずれによるショ
ックが発生する虞がある。
/Bを締結して6速変速後、ハイクラッチH/C及び2−6
ブレーキ2-6/Bを解放するとともにロークラッチLOW/Cを
締結して1速へ変速することとなる。したがって、 2−6ブレーキ2-6/B又はハイクラッチH/Cは、Rレン
ジの締結要素と共通ではないため、N又はPレンジにお
いて、2−6ブレーキ2-6/B又はRレンジの締結要素の
うちの1つを締結しても、N又はPレンジからRレンジ
又はDレンジに切り換えたときに、2つの締結要素の締
結及び1つの締結要素の解放が同時に発生してしまう。
にあっては、PレンジまたはNレンジにおいて、3−5
リバースクラッチ3-5R/Cを締結しておくことが望まし
い。そして、Pレンジ又はNレンジからDレンジに切り
換えるときは、一旦3速を経由し、その後1速に変速す
ることが望ましい。これにより、例えば特開昭63−3
03251号公報に記載の技術のように、高速段を経由
して1速を達成することで変速ショックを低減するとと
もに、Dレンジ又はRレンジのどちらが選択されても1
つの締結要素にのみ油圧を供給することで目標の変速段
を達成することが可能となり、少ない流量で達成するこ
とができる。
→P,Nセレクト時、P,N→Rセレクト時、D→P,
Nセレクト時、P,N→Dセレクト時に分けて説明す
る。
にRレンジであり、その後P,Nレンジがセレクトされ
た場合は、ステップ101→ステップ102→ステップ
103→ステップ104→ステップ106へと進み、3
−5リバースクラッチ3-5R/Cが締結される。この場合、
ステップ103において締結要素は解放されるが、Rレ
ンジで締結されている3−5リバースクラッチ3-5R/Cは
締結したままでも良い。
ジからRレンジがセレクトされる場合は、フローチャー
ト上で二通りの場合が考えられる。1つは、通常変速制
御時のレンジ信号がDレンジであって、P,Nレンジが
セレクトされた後、車速が所定値以下に下がることなく
再度Rレンジがセレクトされた場合である。この場合は
ステップ113においてRレンジが選択された信号を検
出し、車速が所定値よりも大きいためステップ114に
おいてリバースインヒビット制御が行われる。この制御
は車速が所定値以上のときにRレンジを選択したとして
も、変速機保護及び安全性の確保のために後退速の締結
要素に対する油圧の供給を禁止する制御であり、一般に
知られた制御であるため、詳細は省略する。他方は、通
常変速制御時のレンジ信号がDレンジであって、車速が
所定値以下の場合と、通常変速時のレンジ信号がRレン
ジの場合である。このときは、ステップ106で3−5
リバースクラッチ3-5R/Cが締結されており、ステップ1
15においてRレンジが選択された信号を検出し、ステ
ップ116においてロー&リバースブレーキL&R/Bを締
結し、リバース制御を行う。
にDレンジであり、その後Nレンジがセレクトされた場
合は、ステップ101→ステップ102→ステップ10
3→ステップ104→ステップ105へと進み、車速が
所定値以下かどうかを判定する。車速が所定値以下の場
合はステップ106において3−5リバースクラッチ3-
5R/Cを締結する。車速が所定値よりも高い状態で3−5
リバースクラッチ3-5R/Cを締結すると、その後の操作に
よっては締結タイミングずれによる急減速が発生する可
能性があるので、車速が所定値以下になるまでは3−5
リバースクラッチ3-5R/Cを締結しない。車速が所定値よ
りも高い状態でNレンジが維持されていれば、車速が所
定値以下になるまでステップ105→ステップ112→
ステップ113→ステップ105を繰り返す。
レンジがセレクトされる場合は、フローチャート上で二
通りの場合が考えられる。1つは、Nレンジがセレクト
された後、車速が所定値以下に下がることなく再度Dレ
ンジがセレクトされた場合である。この場合はステップ
112においてDレンジが選択された信号を検出し、通
常変速制御に移行する。他方は、Nレンジがセレクトさ
れた後、車速が所定値以下に下がった場合であり、ステ
ップ107→ステップ108へと進むことで、そのとき
の運転者の操作や車両諸元によって2つの制御が行われ
る。すなわち、ステップ108において、スロットル開
度が所定値以下かどうかを判断する。スロットル開度が
所定値よりも大きいときは、発進時のエンジンから自動
変速機への入力トルクが大きいため、スムーズに発進す
るために、ステップ111においてロークラッチLow/C
を締結することで3速発進を行い、その後は通常変速制
御を行う。スロットル開度が所定値以下であればステッ
プ109へ進み、車両諸元より変速後(Dレンジ切換
後)の駆動力が所定値以下かどうかを判断する。すなわ
ち、スロットル開度が所定値以下であっても、車両諸元
(エンジン回転数等)によっては駆動力が高い場合があ
るため、そのときはステップ111においてロークラッ
チLow/Cを締結することで3速発進を行い、その後は通
常変速制御を行う。そして、変速後の駆動力が所定値以
下であれば1速発進で問題ないため、ロークラッチLow/
Cを締結することで3速を経由し、すぐに3−5リバー
スクラッチ3-5R/Cを解放することで1速発進を行い、そ
の後通常制御を行う。これにより、車両の状態に応じて
クリープトルクを選択することが可能となり、よりスム
ーズな発進制御を行うことができる。
自動変速機の変速制御装置にあっては、車速が所定値以
下で、かつ、レンジ信号がPレンジ又はNレンジのとき
に、3−5リバースクラッチ3-5R/Cが締結され、Nレン
ジからDレンジに切り換えたとき、ロークラッチLow/C
が締結されることで3速を達成し、この3速を経由して
3−5リバースクラッチ3-5R/Cを解放することで1速が
達成されることで、ショックや異音が発生することな
く、かつ、素早く切り換えることができる。更に、高速
段である3速を経由して1速を達成することで変速ショ
ックを防止するとともに、少ない流量で高速段を経由し
て1速を達成することができる。
5リバースクラッチ3-5R/Cが締結されているため、Pレ
ンジ又はNレンジからRレンジに切り換えられたとき、
ロー&リバースブレーキL&R/Bのみを締結すればよいた
め、流量不足によって締結時間が長くなるのを防止する
ことができる。
て説明する。基本的構成は第1実施例と同様であるた
め、異なる点についてのみ説明する。第2実施例の自動
変速機は、シフトレバー50のレンジ位置に基づき制御
が行われ、例えばDレンジ位置にて車速とスロットル開
度から決まる運転点と変速スケジュールに基づき前進6
速の自動変速制御が行われ、Dレンジ位置からRレンジ
位置へのセレクト操作により後退1速の変速制御が行わ
れる。この変速制御での各摩擦要素の作動表を図6に示
す。なお、図6において、○印は締結、無印は解放、
(○)の印は締結であるがエンジンブレーキ時に作動、
○にハッチングの印はエンジン駆動時に機械的に作動、
太枠内の○は車速が所定値以下の時に作動することを示
す。
3−5リバースクラッチ3-5R/Cを締結していたが、第2
実施例では、Nレンジ又はPレンジでロー&リバースブ
レーキL&R/Bを締結している点が異なる。このように、
ロー&リバースブレーキL&R/Bを締結しておくことで、
Nレンジ又はPレンジからRレンジへシフトしたとき
に、3−5リバースクラッチ3-5R/Cのみを締結すればよ
いため、流量不足によって締結時間が長くなるのを防止
することができる。
の変速制御装置を第1実施例に基づき説明してきたが、
具体的な構成については、この第1実施例に限られるも
のではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要
旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容され
る。第1及び第2実施例では、P及びNレンジの両方で
締結要素を締結しているが、N又はPレンジのどちらか
で締結していればよいことは言うまでもない。
進6速後退1速の自動変速機への適用例を示したが、前
進4速や前進5速や前進7速等の自動変速機に対しても
適用することができる。
速後退1速の自動変速機のギアトレーンを示すスケルト
ン図である。
る変速制御での各摩擦要素の作動表を示す図である。
る油圧回路及び電子変速制御系を示す図である。
行されるNレンジ又はPレンジセレクト制御処理の流れ
を示すフローチャートである。
速、3速、4速にそれぞれ変速した後に1速に変速する
場合を想定したときのメンバの動きを表す対比図であ
る。
る変速制御での各摩擦要素の作動表を示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 自動変速機の変速に関与する複数の摩擦
要素への締結圧を制御する油圧制御手段を設け、変速判
断時、前記油圧制御手段に対し変速要求内容に応じた締
結圧または解放圧の制御指令を出力することで複数の前
進ギア段を達成するとともに、複数の摩擦要素に締結指
令を出力することで後退速を達成する変速制御手段を設
けた自動変速機の変速制御装置において、 運転者が操作するシフトレバーのレンジ位置を検出する
レンジ位置検出手段と、 車速が所定値以下で、かつ、前記レンジ位置検出手段か
らのレンジ信号がパーキングレンジ又はニュートラルレ
ンジのときに、前記後退速を達成する複数の摩擦要素の
1つを締結するセレクト制御手段とを備えていることを
特徴とする自動変速機の変速制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の自動変速機の変速制御
装置において、 前記セレクト制御手段により締結される摩擦要素は、前
進1速以外の変速段で締結する摩擦要素であって、該摩
擦要素が締結した状態で、前進1速段で締結する摩擦要
素が締結すると、前進1速段以外の変速段を達成する摩
擦要素とし、 前記レンジ位置検出手段が、ニュートラルレンジからド
ライブレンジへの切り換えを検出したとき、前進1速段
を達成する摩擦要素を締結することで前進1速段以外の
変速段を達成し、該変速段を経由して前記前進1速段以
外の変速段を達成する摩擦要素を解放することで、前進
1速段を達成する高速段経由手段を設けたことを特徴と
する自動変速機の変速制御装置。 - 【請求項3】 第1サンギアと第1キャリアと第1リン
グギアとを有する単純遊星歯車組と、 第2サンギアと第2キャリアと第3サンギアと第3キャ
リアと第3リングギアとを有するラビニヨ型複合遊星歯
車組と、 前記第1サンギアを変速機ケースに固定するメンバと、 前記第1リングギアに直結されている入力部材と、 前記第1キャリアと第3サンギアとを選択的に断接する
第1クラッチと、 前記第1キャリアと第2サンギアとを選択的に断接する
第2クラッチと、 前記第3キャリアと入力部材とを選択的に断接する第3
クラッチと、 前記第2キャリアと変速機ケースとを選択的に断接する
第1ブレーキと、 前記第2サンギアと変速機ケースとを選択的に断接する
第2ブレーキと、 前記第3リングギアに直結されている出力部材とを備
え、 前記第1クラッチと第2クラッチと第3クラッチと第1
ブレーキと第2ブレーキへの締結圧を個々に制御するソ
レノイド油圧制御弁を設け、 第1クラッチと第1ブレーキの締結により第1速、第1
クラッチと第2ブレーキの締結により第2速、第1クラ
ッチと第2クラッチの締結により第3速、第1クラッチ
と第3クラッチの締結により第4速、第2クラッチと第
3クラッチの締結により第5速、第3クラッチと第2ブ
レーキの締結により第6速の前進ギア段を達成するとと
もに、第1ブレーキと第2クラッチの締結により後退速
を達成する変速制御手段を設けた自動変速機の変速制御
装置において、 運転者が操作するシフトレバーのレンジ位置を検出する
レンジ位置検出手段と、 車速が所定値以下で、かつ、前記レンジ位置検出手段か
らのレンジ信号がパーキングレンジ又はニュートラルレ
ンジのときに、第2クラッチを締結するセレクト制御手
段と、 前記レンジ位置検出手段が、ニュートラルレンジからド
ライブレンジへの切り換えを検出したとき、第1クラッ
チを締結することで前進3速段を達成し、該前進3速段
を経由して第2クラッチを解放することで前進1速段を
達成する高速段経由手段と、 を備えていることを特徴とする自動変速機の変速制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001302949A JP2003106435A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001302949A JP2003106435A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003106435A true JP2003106435A (ja) | 2003-04-09 |
Family
ID=19123105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001302949A Pending JP2003106435A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003106435A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102844592A (zh) * | 2010-03-30 | 2012-12-26 | 爱信艾达株式会社 | 自动变速器的控制装置 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001302949A patent/JP2003106435A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102844592A (zh) * | 2010-03-30 | 2012-12-26 | 爱信艾达株式会社 | 自动变速器的控制装置 |
US8394001B2 (en) | 2010-03-30 | 2013-03-12 | Aisin Aw Co., Ltd. | Automatic transmission control device |
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