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JP2003104631A - 原稿搬送装置 - Google Patents

原稿搬送装置

Info

Publication number
JP2003104631A
JP2003104631A JP2001306958A JP2001306958A JP2003104631A JP 2003104631 A JP2003104631 A JP 2003104631A JP 2001306958 A JP2001306958 A JP 2001306958A JP 2001306958 A JP2001306958 A JP 2001306958A JP 2003104631 A JP2003104631 A JP 2003104631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
document
original
drive
driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001306958A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Tamehira
正人 為平
Shinji Sugita
慎二 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001306958A priority Critical patent/JP2003104631A/ja
Publication of JP2003104631A publication Critical patent/JP2003104631A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 反転ローラとPSローラとを1つのモータで
駆動する構成において、裏面読取時のPSローラ駆動開
始直後における原稿搬送不良を確実に回避することがで
きる原稿搬送装置を提供する。 【解決手段】 排紙ローラ33は、モータ70の回転に
伴い、上記モータ70が正転駆動する場合には原稿3を
排紙方向に搬送する正転駆動を行い、上記モータ70が
逆転駆動する場合には原稿3を反転搬送路36へ搬送す
る逆転駆動を行う。一方、PSローラ32は、上記モー
タ70が正転駆動する場合には正転駆動して原稿3を原
稿読取位置に送り出し、上記モータ70が逆転駆動する
場合にはクラッチ71が解除されることにより回転を停
止する。この時、上記排紙ローラ33は、モータ70が
逆転駆動から正転駆動に切り替わる際に、モータ70の
正転駆動開始から所定時間遅れてモータ70から駆動力
が伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿移動型の原稿
読取装置において用いられるDSPF(Duplex Single P
ath Feeder) 方式の原稿搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写機の原稿台上に載置さ
れ、原稿トレイからの原稿を1枚ずつ自動的に原稿台上
に搬送する原稿搬送装置がある。このような原稿搬送装
置においては、両面原稿に対して、該原稿を原稿台上に
搬送しておもて面の読取りを行わせた後、該原稿をスイ
ッチバックさせて再度原稿台上へ送り込み、裏面の原稿
読取りを行わせるものもある。
【0003】上述のような両面原稿対応型の原稿搬送装
置では、原稿のスイッチバック機構において逆転駆動が
可能な反転ローラが用いられる。また、コピー像と原稿
との位置合わせには、通常、PS(Paper Stop)ローラが
用いられるが、該PSローラは、原稿を原稿読取位置に
送り出す時のタイミングを合わせるための停止動作を含
むため、上記反転ローラとは異なる制御が必要となる。
【0004】このように動作の異なる2種類のローラを
2つの異なるモータを使用して制御しようとする場合、
装置の大型化を招くと共に、同期制御等の制御が複雑と
なり、コストアップに繋がる。これに対し、特開200
0−89524号公報には、一つのモータで反転ローラ
およびPSローラを駆動する原稿搬送装置が開示されて
いる。
【0005】上記特開2000−89524号公報の原
稿搬送装置では、反転ローラである排紙ローラは、モー
タの回転に伴い、上記モータが正転駆動する場合には原
稿を排紙方向に搬送する正転駆動を行い、上記モータが
逆転駆動する場合には原稿を反転搬送路へ搬送する逆転
駆動を行う。一方、PSローラは、上記モータが正転駆
動する場合には正転駆動して原稿を原稿読取位置に送り
出し、上記モータが逆転駆動する場合にはクラッチが解
除されることにより回転を停止する。また、上記反転ロ
ーラには、ローラ対間を離間させることができるように
離間機構が備えられている。
【0006】上記構成の原稿搬送装置では、原稿の両面
読取りは以下の手順にて実行される。 PSローラおよび排紙ローラが共に正転駆動され、
原稿のおもて面の読込みが行なわれる。この時、モータ
は正転駆動である。 原稿のおもて面読込みが終了し、原稿の後端が排紙
ローラに挟まれた状態で、モータが逆転駆動に切り替わ
る。これにより、原稿は排紙ローラによる反転搬送を受
け、反転搬送路へ搬送される(スイッチバックされ
る)。この時、PSローラはクラッチの作用により停止
状態であり、原稿は搬送先端がPSローラに到達する。 モータが正転駆動に切り替わり、PSローラが原稿
を排紙方向に搬送し、原稿の裏面の読込みが行なわれ
る。この時、排紙ローラは、搬送開始の直後に離間機構
によってローラ対間が離間され、原稿に対し搬送方向と
逆方向の搬送力を及ぼさないようになっている。 原稿の搬送後端が搬送ローラを抜ける前に排紙ロー
ラの離間状態を解除し、原稿を排出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、以下に示すような問題が生じる。
【0008】すなわち、上記手順において、排紙ロ−
ラの離間は、PSローラの駆動開始前もしくは駆動開始
と同時に行なうと、PSローラに対して原稿先端が十分
に押し付けられずにPSローラに対する原稿のかみ込み
が十分でなくなり、斜め搬送や搬送不良を引き起こす虞
がある。このため、上記手順において、排紙ロ−ラの
離間はPSローラの駆動開始から少し時間(微小時間)
をおいてから実施される。
【0009】この時、排紙ローラの離間が行なわれるま
での間は、原稿に対してPSローラと排紙ローラとの両
方からそれぞれ逆方向の搬送力が与えられることとな
る。通常、PSローラによる搬送開始前の原稿は、搬送
路内である程度の撓みが与えられており、上述のように
PSローラおよび排紙ローラから逆方向の搬送力を与え
られても、その影響は上記撓みによって吸収される。
【0010】しかしながら、例えば、原稿が厚紙である
場合などには、PSローラによる搬送開始前の原稿に対
し十分な撓みを与えられない場合がある。このような場
合、PSローラの駆動開始直後における排紙ローラから
の逆方向の搬送力はPSローラの原稿かみ込みに悪影響
を与え、斜め搬送や搬送不良を引き起こす場合がある。
【0011】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、その目的は、反転ローラとPSローラ
とを1つのモータで駆動する構成において、裏面読取時
のPSローラ駆動開始直後における原稿搬送不良を確実
に回避することができる原稿搬送装置を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の原稿搬送装置
は、上記の課題を解決するために、原稿を原稿読取位置
へ搬送するための原稿搬送路と、片面の読取りが終了し
た原稿を反転させて再度原稿読取位置へ搬送する原稿反
転搬送路とを有すると共に、上記原稿搬送路と原稿反転
搬送路との合流地点下流側に配置され、正逆転駆動可能
な反転ローラと、上記原稿搬送路の原稿読取位置手前に
配置され、原稿読取位置手前で一旦停止させた原稿を所
定のタイミングで原稿読取位置へ送り出すPSローラと
を備えた原稿搬送装置において、上記反転ローラとPS
ローラとの両方に駆動力を与える一個の駆動源と、上記
駆動源と上記PSローラとの駆動力伝達経路を開閉する
クラッチとを備えており、上記反転ローラは、上記駆動
源が正転駆動する場合には原稿を排紙方向に搬送する正
転駆動を行い、上記駆動源が逆転駆動する場合には原稿
を原稿反転搬送路へ搬送する逆転駆動を行い、上記PS
ローラは、上記駆動源が正転駆動する場合には正転駆動
して原稿を原稿読取位置に送り出し、上記駆動源が逆転
駆動する場合には上記クラッチが解除されることにより
回転を停止すると共に、上記反転ローラは、上記駆動源
が逆転駆動から正転駆動に切り替わる際に、駆動源の正
転駆動開始から所定時間遅れて上記駆動源から駆動力が
伝達されることを特徴としている。
【0013】上記の構成によれば、反転ローラとPSロ
ーラとを1つのモータで駆動する際の原稿の裏面読取動
作時においては、駆動源の逆転駆動によって反転ローラ
を逆転駆動させ原稿をスイッチバック搬送してその搬送
先端をPSローラにかみ込ませた後、駆動源の回転が正
転駆動が切り替えられる。
【0014】この時、PSローラは駆動源の正転駆動に
対して殆ど遅延することなく正転駆動を開始し原稿を原
稿を原稿読取位置に送り出すが、上記反転ローラは駆動
源の正転駆動開始から所定時間遅れて上記駆動源から駆
動力が伝達されるため、すぐには駆動を開始しない。
【0015】このため、上記駆動源の正転駆動開始直後
において、原稿はPSローラのみからの駆動力を受ける
こととなり、反転ローラによる反対方向の搬送力を受け
て搬送不良が発生するといった不具合を回避することが
できる。
【0016】また、上記反転ローラは、上記駆動源の正
転駆動開始直後において、すぐには駆動を開始しないも
のの、原稿を挟んだまま停止する状態は保持することと
なる。このため、PSローラのニップ部に対して原稿先
端を押し当てる力は十分にを得ることができ、原稿のP
Sローラへの押し当て不足による搬送不良をも防止する
ことができる。
【0017】また、上記原稿搬送装置では、上記駆動源
の駆動力を上記反転ローラに伝達する駆動力伝達機構
は、上記駆動源に接続された駆動ギアと、該駆動ギアか
ら駆動力を伝達される反転ローラの駆動軸との間に、遊
びが設けられている構成であることが好ましい。
【0018】上記の構成によれば、上記駆動源が逆転駆
動から正転駆動に切り替わる際、上記駆動ギアが上記遊
び量の分だけ回転する間は、駆動ギアから駆動軸に対し
て駆動力の伝達が発生しない。
【0019】これにより、上記駆動源が逆転駆動から正
転駆動に切り替わる際に、上記反転ローラが駆動源の正
転駆動開始から所定時間遅れて駆動力を伝達されるとい
った作用を、簡易な構成により容易に得ることができ
る。
【0020】また、上記原稿搬送装置では、上記反転ロ
ーラは、該反転ローラを構成する駆動ローラと従動ロー
ラとの間を離接させる離間機構を有しており、原稿の裏
面の読取時には、上記駆動源が正転駆動を開始してから
上記反転ローラに駆動力が伝達されるまでの間の期間
で、上記反転ローラのローラ対間を離間させる構成であ
ることが好ましい。
【0021】上記の構成によれば、反転ローラに対して
駆動力が伝達される状態となった時でも、上記離間機構
によって反転ローラのローラ対間を離間させることによ
り、反転ローラの駆動力が原稿に伝達されなくなるの
で、原稿に対してPSローラおよび反転ローラによる逆
方向の搬送力が同時に働くことがなく、良好な原稿搬送
動作を得ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図13に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。尚、以下の実施の形態においては、本発明に係る原
稿搬送装置を両面印字可能な画像形成装置に適用した場
合を例示する。
【0023】上記画像形成装置の概略構成を図2を参照
して説明する。上記画像形成装置は、両面印字可能な画
像形成装置の本体である複写機1の上に本発明に係る原
稿搬送装置2が配置されているものであり、該原稿搬送
装置2は、原稿3を複写機1の原稿読取部4上へ自動送
りし、原稿3の両面の画像情報を読取可能とする。
【0024】上記複写機1は、上記原稿読取部4と、該
原稿読取部4にて読み取った原稿3の画像情報を記録用
紙7に印字する画像形成部5と、上記記録用紙7を収納
し、収納している記録用紙7を上記画像形成部5へ順次
給送する給紙部6とを有している。
【0025】上記原稿読取部4は、図1に示すように、
原稿3の面上を露光するランプリフレクタアセンブリ
8、原稿3からの反射光像を光電変換素子(以下、CC
Dと称する)11に導くための反射ミラー9aないし9
c、原稿3からの反射光を結像するための光学レンズ体
10、および上記光学レンズ体10によって結像された
反射光像を電気的画像信号に変換するCCD11から構
成される。原稿読取部4は、上述のようにして読み取っ
た原稿3の画像情報を、画像処理ユニット(図示せず)
を介して画像信号に変換し、図2上に実線で示すよう
に、上記画像信号に対応したレーザ光を半導体レーザ1
2によって画像形成部5の感光体13の表面に照射し、
該感光体13の表面に静電潜像を形成する。
【0026】画像形成部5は、ドラム状の感光体13
と、該感光体13の静電潜像をトナーにより可視像化す
る現像部14と、感光体13のトナーによる可視像を記
録用紙7に転写する転写部15と、感光体13表面の残
留トナーを除去するクリーニングユニット16と、感光
体13を所定の電位に帯電させる帯電部17と、記録用
紙7に転写したトナー像を熱と圧力により定着させる定
着部18と、感光体13上の残留電位を除去する除電部
(図示せず)とを備えている。
【0027】上記構成の複写機1において画像形成動作
を行う場合、記録用紙7は、給紙部6からピックアップ
ローラによってピックアップ搬送され、感光体13と転
写部15との間を通る記録用紙搬送路(主搬送路)19
へ搬送される。上記記録用紙搬送路19では、上記記録
用紙7は、入紙センサ(図示せず)によって該記録用紙
7の搬送が確認された後、第1のローラ20によって一
旦挟持される。すなわち、上記第1のローラ20は、画
像形成部5において、感光体13の表面のトナー像が記
録用紙7に正確に転写するため、上記トナー像を含む画
像情報の先端と記録用紙7の先端とを合わせるように、
記録用紙7を所定のタイミングで画像形成部5に搬送す
るものであり、画像形成部5におけるPSローラとして
動作する。また、上記記録用紙7は、上記給紙部6以外
に手差しトレイ等からピックアップ搬送されるものであ
ってもよい。
【0028】上記記録用紙搬送路19を通過することで
画像形成が行われた記録用紙7は、正逆転可能な第2の
ローラ(排紙ローラ)21を正転駆動することにより排
紙部23へ送られる。この時、上記画像形成動作が片面
印字工程であれば、上記記録用紙7は、そのまま排紙部
23へ排出される。しかしながら、上記画像形成動作が
両面印字工程であれば、続いて上記記録用紙7の裏面に
印字するために、上記第2のローラ21が記録用紙7の
後端を挟んでいる状態でこれを反転駆動させ、該記録用
紙7を上記記録用紙搬送路19とループを形成する記録
用紙再搬送路24に送り込む。上記記録用紙再搬送路2
4には、記録用紙7の搬送を正常に補助するために第3
のローラ22が設けられている。
【0029】また、本複写機1には、記録用紙再搬送路
24の側面に配置されたサイドカバー25が軸26を支
点に回動自在に設けられており、上記記録用紙再搬送路
24または記録用紙搬送路19において紙詰まり等が生
じた場合には、該サイドカバー25を開放してジャム処
理を行う。
【0030】上記原稿搬送装置2は、図1に示すよう
に、原稿トレイ31、PS(Paper Stop)ローラ32、排
紙ローラ(反転ローラ)33、および排紙トレイ34を
備え、さらに搬送路としては、原稿3を原稿読取位置に
搬送する主搬送路(原稿搬送路)35、および両面読取
時にスイッチバックされた原稿3を再び主搬送路35に
送り込むための反転搬送路(原稿反転搬送路)36を有
している。また、上記排紙ローラ33は、駆動ローラお
よび従動ローラのローラ対間を離間するための離間機構
を有している。すなわち、上記離間機構によって排紙ロ
ーラ33のローラ対間が離間されている状態であれば、
該排紙ローラ33に駆動力が伝達されている状態であっ
ても、該排紙ローラ33は原稿3に対して搬送力を与え
ることはできない。
【0031】上記原稿トレイ31は、読み取ろうとする
複数枚の原稿を載置する。上記PSローラ32は、主搬
送路35内の原稿読取位置手前に配置され、主搬送路3
5に送り込まれてきた原稿3をここで一旦停止させた
後、原稿3の読取開始位置を制御するために所定のタイ
ミングで上記原稿読取位置へ原稿3を送り込む。上記排
紙ローラ33は、正逆転可能なローラであり、読取りが
終了した原稿を、排紙トレイ34に排出する、若しくは
反転搬送路36に送り込むために用いられる。上記排紙
トレイ34は、読取りが終了した原稿3の排出先であ
る。
【0032】上記原稿搬送装置2において、原稿3の片
面だけを読み取る場合には、原稿トレイ31から給紙し
た原稿3をピックアップローラ37および給紙ローラ3
8によって主搬送路35に送り込み、原稿読取位置にお
いて原稿3の読取りを行う。尚、上記給紙ローラ38は
給紙パッド39と当接しており、2枚以上の原稿3がピ
ックアップローラ37によって同時に送り出された場合
には、該給紙パッド39によって下側の原稿3の搬送が
規制されるので、原稿3を上から1枚ずつ順次送り出す
ことができる。
【0033】ここで、上記原稿読取位置とは、複写機1
の原稿読取部4におけるランプリフレクタアセンブリ8
の光が照射される位置である。すなわち、原稿読取部4
の上面には、ランプリフレクタアセンブリ8の位置に対
応してプラテンガラス27が設けられており、原稿読取
位置である該プラテンガラス27の上面を原稿3が移動
する時に、原稿面に光が照射され原稿3の下面に対して
読取りが行われる。また、上記原稿読取位置では、プラ
テンガラス27の上方に位置規制部材40が配置されて
おり、原稿3は、プラテンガラス27と位置規制部材4
0とを通過することにより、プラテンガラス27との最
適な位置関係を保つことができる。さらに、原稿搬送装
置2は原稿押さえ部材46により高さ規制されているた
め、上下方向に位置が変動しても、原稿3とプラテンガ
ラス27との距離を適切に保てるように、上記位置規制
部材40は円すいコイルばね41によって下方に付勢さ
れる。
【0034】こうして原稿読取りが行われた原稿3は、
搬送ローラ42および排紙ローラ33によって排紙トレ
イ34上に排出される。
【0035】また、原稿3の両面を読み取る場合には、
上述の片面読取時と同様の動作により、先ず、原稿3の
おもて面を原稿読取部4で読み取る。おもて面の読取り
が終了した原稿3は、排紙トレイ34側でなく中間トレ
イ43側へ送出される。すなわち、排紙ローラ33の下
流側には切替ゲート44が配置されており、該切替ゲー
ト44の位置により原稿3の送出先を排紙トレイ34と
中間トレイ43との間で切り替えることができる。
【0036】その後、原稿3の裏面を読み取るために、
原稿3が排紙ローラ33に挟まれている状態で該排紙ロ
ーラ33を逆転駆動し、該原稿3を反転搬送路36へ送
る。すなわち、排紙ローラ33の上流側において、主搬
送路35と反転搬送路36の合流箇所に切替ゲート45
が配置されており、中間トレイ43に送出される原稿3
の後端が該切替ゲート45の先端を超えた時点で、切替
ゲート45の位置を切り替え、排紙ローラ33を逆転駆
動すれば、原稿3は反転搬送路36へ送出される。
【0037】こうして反転搬送路36へ送出された原稿
3は、再び主搬送路35から原稿読取位置へ送られ、裏
面の読取りが終了した後、すぐに排出するとページ順が
乱れるので、再度スイッチバックを行った後、排紙トレ
イ34上に排出されるようにしてもよい。
【0038】原稿読取処理および画像形成処理には各々
2つの処理モードがあり、その内容を以下に説明する。
【0039】まず、図3のフローチャートを用いて本実
施の形態に係る画像形成装置の全体動作の説明を以下に
行う。
【0040】上記画像形成装置にコピー処理の印字要求
がなされると(S1)、この印字要求によって印字枚
数、印字倍率、記録用紙サイズ等々の設定が行われると
共に、原稿の読取モード選択(片面原稿・両面原稿)、
および印字モード選択(片面印字・両面印字)が行われ
る(S2)。
【0041】その後、原稿が原稿トレイ31に載置され
(S3)、原稿読取処理(S4)と印字処理(S7)が
並行処理される。原稿読取処理においては、すべての原
稿を読み取ったか否かの判定(S5)、および排紙トレ
イ34に原稿を排出したか否かの判定(S6)をおこな
い、S5、S6ともに終了した状態で原稿読取部4は該
当印字要求の1ジョブを終了する。また、印字処理にお
いては、次印字の有無判定(S8)、および排紙部23
に記録用紙の排出を完了したか否かの判定(S9)をお
こない、S8、S9ともに終了した状態で画像形成部5
は該当印字要求の1ジョブを終了する。このように並行
処理が行われる両処理の終了によって1ジョブの印字要
求は終了する。
【0042】このような状況における前記原稿の読取モ
ードについて、『片面読取処理』を図4のフローチャー
トに基づいて説明する。
【0043】前記原稿読取処理(S4)において、片面
読取処理が選択されると、原稿搬送装置2の切替ゲート
44がホームポジション1にあるか否かの判定が行われ
る(S11)。この時、ホームポジション1は前記図1
の実線に示す位置であり、読取終了後の原稿を排紙トレ
イ34に導くための配置であることは図1から明らかで
ある。S11において切替ゲート44がホームポジショ
ン1にない時は、該切替ゲート44をホームポジション
1に移動する(S19)。このように上記切替ゲート4
4の位置が決定した後に、ピックアップローラ37によ
って原稿がピックアップ搬送され(S12)、前述のよ
うにPSローラ32で一旦停止された後(S13)、原
稿読取タイミングに合わせて再搬送される(S14)。
【0044】搬送された原稿は原稿読取部4において画
像情報が読み取られる(S15)。この時、読み取られ
た原稿の画像情報を制御部におけるメモリに入力するか
否かの判定が行われる(S16)。この判定は前記S2
において印字枚数を設定した時のシングル印字かマルチ
印字かの枚数設定によって決定される。S16において
は、上記S2でマルチ印字が設定された時にはメモリ入
力が行われる。上記S2でシングル印字が設定された時
にはメモリ入力を行わず、読み取った原稿の画像情報を
制御部において画像処理した後に画像形成部5の半導体
レーザ12に送信する(S20)。このように画像処理
が行われている間に原稿は搬送ローラ42を介して可逆
回転可能な排紙ローラ33に搬送され、該排紙ローラ3
3の原稿排紙用回転と切替ゲート44の位置によって排
紙トレイ34に導かれる(S17)。そして、さらに読
み取るべき次原稿があるか否かの判定がされ(S1
8)、次原稿が無ければ処理を終了する。
【0045】以上のような原稿搬送装置2および原稿読
取部4の動作によって、片面原稿の読取りが行われる。
このような片面の読取処理は、原稿の片面にしか画像情
報がないときはもちろん、両面に画像情報があってもユ
ーザの読取要求が片面の画像情報を読み取る要求である
場合にも行われる。
【0046】次に、『両面読取処理』を図5および図6
のフローチャートに基づいて説明する。
【0047】前記原稿読取処理(S4)において、両面
読取処理が選択されると、両面原稿はピックアップロー
ラ37によってピックアップ搬送され(S31)、前述
のようにPSローラ32で一旦停止される(S32)。
次に、切替ゲート44がホームポジション2にあるか否
かの判定が行われる(S33)。この時、ホームポジシ
ョン2は図1の2点鎖線に示す位置であり、読取後の原
稿を中間トレイ43に導くための配置であることは図1
から明らかである。S33において切替ゲート44がホ
ームポジション2にない時は、該切替ゲート44をホー
ムポジション2に移動する(S54)。このように上記
切替ゲート44の位置が決定した後に、原稿は原稿読取
タイミングに合わせてPSローラ32により再搬送され
る(S34)。
【0048】搬送された原稿は原稿読取部4において原
稿のおもて面の画像情報が読み取られる(S35)。こ
の時読み取られたおもて面原稿の画像情報は制御部にお
けるメモリに入力される(S36)。この時、メモリさ
れるおもて面原稿の画像情報は画像処理された状態であ
る。このように画像処理およびメモリされる間に、上記
原稿は搬送ローラ42を介して可逆回転可能な排紙ロー
ラ33に搬送され、該排紙ローラ33の原稿排紙用回転
と切替ゲート44の位置とによって中間トレイ43に導
かれる(S37)。中間トレイ43に導かれた原稿は原
稿搬送方向の後端を上記排紙ローラ33に挟まれた状態
で一旦停止する(S38)。以上が、各両面原稿の第1
回目の搬送時に行われる" おもて面原稿読取搬送工程"
である。
【0049】その後、上記排紙ローラ33が前記S37
における回転方向とは逆の回転を行うことによって原稿
は反転搬送路36を介して搬送される(S39)。反転
搬送路36を搬送された原稿はPSローラ32で一旦停
止され(S40)、原稿読取タイミングに合わせて再搬
送される(S41)。搬送された原稿は原稿読取部4に
おいて原稿裏面の画像情報が読み取られる(S42)。
この時読み取られた裏面原稿の画像情報は、制御部にお
いて画像処理された後に画像形成部5の半導体レーザ1
2に送信される(S43)。このように画像処理および
送信される間に、原稿は搬送ローラ42を介して可逆回
転可能な排紙ローラ33に搬送され、該排紙ローラ33
の原稿排紙用回転と切替ゲート44の位置とによって中
間トレイ43に導かれる(S44)。中間トレイ43に
導かれた原稿は原稿搬送方向の後端を上記排紙ローラ3
3に挟まれた状態で一旦停止する(S45)。以上が、
各両面原稿の第2回目の搬送時に行われる" 裏面原稿読
取搬送工程" である。
【0050】さらに、一旦停止した原稿は、上記排紙ロ
ーラ33が前記S44における回転方向とは逆の回転を
行うことによって、反転搬送路36を介して搬送される
(S46)。このようにして搬送された原稿は、入紙検
知スイッチ47によって通過原稿の後端が該入紙検知ス
イッチ47を通過したか否かの判定が行われる(S4
7)。この時、原稿後端が入紙検知スイッチ47を通過
しており、さらに次原稿がある時(S48)には、この
次原稿はピックアップローラ37によってピックアップ
搬送され(S49)、PSローラ32で一旦停止され
(S50)、読取タイミングが来るまで待機する。この
ような次原稿の搬送中においても表裏を読み取られた後
の原稿は搬送路を搬送される。
【0051】このように、表裏の画像が読み取られた原
稿が上記搬送によって入紙検知スイッチ47を通過する
と、切替ゲート44がホームポジション1にあるか否か
の判定が行われる(S51)。この時、上記切替ゲート
44はS33においてホームポジション2に配置された
状態であるために、ホームポジション1に移動する(S
55)。このように切替ゲート44の位置が決定され
る。この間においても画像が読み取られた後の原稿は搬
送され、搬送ローラ42を介して可逆回転可能な排紙ロ
ーラ33に搬送され、該排紙ローラ33の原稿排紙用回
転と切替ゲート44の位置とによって排紙トレイ34に
排出される(S53)。この時、前記のように、PSロ
ーラ32で待機している次原稿は、読取りが終了してい
る通過原稿が原稿読取位置を通過したことが確認された
時点で(S52)再度搬送され、原稿の読取りが実行さ
れる。尚、このような次原稿についての処理は、S52
の後、S33に移行する。以上が、各両面原稿の第3回
目の搬送として行われる" 原稿の空搬送工程" である。
【0052】このような原稿搬送装置2、および原稿読
取部4の動作によって両面原稿の読取りが行われる。こ
のように、両面原稿の読取りには、“おもて面原稿読取
搬送”、“裏面原稿読取搬送”、および“原稿の空搬
送”の3工程の原稿搬送がある。このような搬送を行う
理由は、以下の通りである。すなわち、原稿読取りを行
うための“おもて面原稿読取搬送”、“裏面原稿読取搬
送”が必要であることは容易に理解できる。そして、
“裏面原稿読取搬送”工程が終了後に切替ゲート44の
位置を移動させて、裏面読取りが終了したばかりの原稿
を排紙トレイ34に排紙すると、複数枚の原稿を載置す
るときに排紙トレイ34上で原稿の表裏順番が合わず頁
揃えができない状態となる。このような不都合を解消す
るために“原稿の空搬送”の工程が行われる。
【0053】つぎに、画像形成部5における『片面印字
処理』を図7のフローチャートに基づいて説明する。
【0054】前記印字処理(S7)において、片面印字
処理が選択されると、まず、1画像情報の印字が1枚か
複数枚かの判定が行われる(S61)。この時、1枚印
字であると判断された時には、シングルコピーとして読
み取られた画像情報をメモリに入力しないで、読取終了
後に画像処理を施された画像情報をダイレクトに印字す
る工程を取る。また、複数枚印字であると判断された時
には、マルチコピーとして読み取られた画像情報をメモ
リに入力し、各印字段階においてメモリに入力された画
像情報を呼び出して印字するメモリ印字工程を取る。
【0055】このような選択の中で、上記S61におい
て1枚印字と判定されると、記録用紙給紙用のピックア
ップローラによって記録用紙がピックアップ搬送され
(S62)、PSローラ20で一旦停止される(S6
3)。また、原稿読取部4において読み取られた原稿の
画像情報は、制御部において画像処理された後に半導体
レーザ12を用いて感光体13上に書き込まれる(S6
4)。このように書き込まれた画像情報と、記録用紙先
端のタイミングを合わせて記録用紙は再搬送される(S
65)。その後、転写工程、定着工程等を経て上記画像
情報は記録用紙上に印字され(S66)、印字のされた
記録用紙は排紙部23へ排出される(S67)。
【0056】一方、上記S61において複数枚印字と判
定されると、1枚印字の場合と同様に記録用紙給紙用の
ピックアップローラによって記録用紙がピックアップ搬
送され(S69)、前述のようにPSローラ20で一旦
停止する(S70)。また、原稿読取部4において読み
取られ制御部にメモリされている画像情報を呼び出し、
半導体レーザ12を用いて感光体13上に該画像情報が
書き込まれる(S71)。このように書き込まれた画像
情報と、記録用紙先端のタイミングを合わせて記録用紙
は再搬送される(S72)。その後、転写工程、定着工
程等を経て上記画像情報が記録用紙に印字され(S7
3)、印字の終了した記録用紙は排紙部23に排出され
る(S74)。その後、要求された1画像情報の複数枚
印字が終了したか否かの判定を行う(S75)。要求枚
数分の印字が終了していなければS69へと戻り同様の
処理が行われる。要求枚数分の印字が終了していれば次
印字の有無判定を行い(S68)、次印字があればS6
1に移行し、無ければ処理を終了する。
【0057】以上のような、画像形成部5の動作によっ
て片面印字が行われる。
【0058】次に、『両面印字処理』を図8のフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0059】前記印字処理(S7)において、両面印字
処理が選択されると、記録用紙給紙用のピックアップロ
ーラによって記録用紙がピックアップ搬送され(S8
1)、前述のようにPSローラ20で一旦停止する(S
82)。原稿読取部4において読み取られた原稿の裏面
画像情報は、制御部において画像処理された後に半導体
レーザ12を用いて感光体13上に書き込まれる(S8
3)。このように書き込まれた裏面画像情報と、記録用
紙先端のタイミングを合わせて記録用紙は再搬送される
(S84)。その後、転写工程、定着工程等を経て上記
裏面画像情報が記録用紙上に印字され(S85)、裏面
画像が印字された記録用紙は可逆回転可能な排紙ローラ
21を介して排紙部23に導かれる(S86)。この
時、排紙部23において、裏面画像情報を印字された記
録用紙は完全に排出されるのではなく、記録用紙の排出
方向に対する後端部が上記排紙ローラ21に挟まれた状
態で一旦停止される。以上が裏面印字工程であり、該裏
面印字工程は図5および図6のフローチャートに示す
『両面読取処理』の裏面原稿読取搬送工程と並行して行
われる。
【0060】その後、搬送路中に配置される主搬送路・
副搬送路分岐爪60(図2参照)を移動した(S87)
後に、前記排紙ローラ21が逆回転し、おもて面印字を
行うために記録用紙を副搬送路24に導く(S88)。
おもて面印字工程では、副搬送路24を通過した記録用
紙が主搬送路19と合流した後にPSローラ20で一旦
停止される(S89)。また、原稿読取部4において読
み取られた原稿のおもて面画像情報は、制御部において
画像処理された後、一旦メモリに入力された状態になっ
ている。おもて面印字時には、上記メモリからおもて面
画像情報が呼び出され、半導体レーザ12を用いて感光
体13上に該おもて面画像情報が書き込まれる(S9
0)。このように書き込まれたおもて面画像情報と、記
録用紙先端のタイミングを合わせて記録用紙が再搬送さ
れる(S91)。その後、転写工程、定着工程等を経て
上記おもて面画像情報が記録用紙に印字され(S9
2)、記録用紙は可逆回転可能な排紙ローラ21を介し
て排紙部23に導かれる(S94)。この時、S91か
らS92のステップを行っている間に、搬送路中に配置
される主搬送路・副搬送路分岐爪60を移動し、印字が
終了して主搬送路19を通過した記録用紙が排紙部23
側へ導かれるようにする(S93)。以上のおもて面印
字工程は、図5および図6のフローチャートに示す『両
面読取処理』の空搬送工程と並行して行われるものであ
り、これにより両面印字の動作時間を最小限に短縮する
ことができる。
【0061】以上のように、画像形成部5の動作によっ
て両面印字が行われる。
【0062】上記説明における片面・両面印字の相違点
としては片面印字は1枚印字/複数枚印字の処理が可能
であるが、両面印字においては複数枚印字の処理が行え
ないことにある。この原因は、制御部に配置されるメモ
リの容量、並びに画像形成部5の一部の搬送路が主搬送
路・副搬送路を兼用する記録用紙のスイッチバック方式
によって規制されるものである。
【0063】尚、上述の説明では、原稿搬送装置2の自
動搬送機構によって原稿3の読取りを行う動作を説明し
たが、原稿3が1枚だけで上記自動搬送機構を特に使用
する必要がない場合や、原稿3の材質が堅く自動搬送機
構の使用が困難な場合等には、上記自動搬送機構を使用
せずに原稿3の読取りを行うことも可能である。
【0064】このため、上記原稿搬送装置2は、図9に
示すように、複写機1に対して回動開閉可能に備えられ
ており、また、複写機1の上面には、読取可能な原稿3
の最大サイズに対応するテーブルガラス28が設けられ
ている。この場合、上記原稿搬送装置2を開放して、上
記テーブルガラス28上に原稿3を読取面を下にして載
置し、その後、原稿搬送装置2を閉じる。原稿搬送装置
2の下面には、弾性材46aおよび白色フィルム46b
からなる原稿押さえ部材46が形成されており、上記原
稿搬送装置2を閉じることにより、原稿3はテーブルガ
ラス28に押圧される。この状態で、原稿読取部4の、
ランプリフレクタアセンブリ8および反射ミラー9aな
いし9cによって構成された走査ユニットを原稿面に沿
って走査させることにより、上記原稿3の読取りが可能
となる。
【0065】これより、本発明の特徴点である上記構成
の原稿搬送装置2における駆動力伝達機構について、図
10(a)および(b)ないし図13を用いて詳細に説
明する。
【0066】上記駆動力伝達機構は、図10(a)およ
び(b)に示すように、大略的には、排紙ローラ33を
駆動する排紙ローラ駆動用ギア50、搬送ローラ42を
駆動する搬送ローラ駆動用ギア51、電磁クラッチ7
1、PSローラ駆動用クラッチプーリ57、PSローラ
32を駆動するPSローラ駆動用プーリ52、PSロー
ラ駆動用クラッチプーリ57およびPSローラ駆動用プ
ーリ52の間で駆動力を伝達するタイミングベルト5
3、および排紙ローラ駆動用ギア50および搬送ローラ
駆動用ギア51の間で駆動力を伝達する駆動伝達ギア5
5により構成される。
【0067】この構成においては、電磁クラッチ71の
ON、OFFによって、搬送ローラ駆動用ギア51によ
り駆動された搬送ローラ軸の回転(ここまではモータ動
作に連動)がPSローラ駆動用クラッチプーリ57に伝
達または非伝達される。また、上記排紙ローラ駆動用ギ
ア50は、モータ70の駆動軸に固定されたモータギア
54を介してモータ70と連結されている。
【0068】尚、駆動源であるモータ70とPSローラ
32の駆動軸を含むPSローラ駆動用プーリ52との間
の駆動力伝達経路を開閉するクラッチとしては、上記電
磁クラッチ71の代わりに、搬送ローラ駆動用ギア51
の内部に一方クラッチを用いる構成としてもよい。この
場合、モータ70の正転駆動時には、上記一方クラッチ
はモータ70の駆動力をそれ以降の駆動力伝達経路に伝
達するように作用し、モータ70の逆転駆動時には、一
方クラッチが空回りすることにより、モータ70の駆動
力を搬送ローラ駆動用ギア51以降の駆動力伝達経路に
伝達しない。すなわち、上記一方クラッチの作用によっ
ても、モータ70とPSローラ32との駆動力伝達経路
を開閉することができる。
【0069】片面原稿の読取り、もしくは両面原稿の裏
面読取りの終了後、原稿3を排紙する場合の動作につい
ては、図10(a)中の駆動力伝達機構を構成する各部
材はX方向に回転する。すなわち、モータ70を正回転
させると、排紙ローラ駆動用ギア50、搬送ローラ駆動
用ギア51、PSローラ駆動用クラッチプーリ57、お
よびPSローラ駆動用プーリ52の全てが正回転し、原
稿読取位置を通過した原稿3は排紙トレイ34上へ排紙
される。但し、この時、電磁クラッチ71はON状態で
あり、搬送ローラ駆動用ギア51とPSローラ駆動用ク
ラッチプーリ57とは、駆動が接続された状態となって
いる。
【0070】また、両面原稿の裏面を読み取る場合に
は、排紙ローラ33にその原稿3の後端部がチャックさ
れた状態で一旦停止させ、その後、モータ70を逆回転
させて排紙ローラ駆動用ギア50を図10(a)に示す
Y方向に回転させる。この動作により、原稿3は、反転
搬送路36へ送り込まれる。この時、電磁クラッチ71
はOFF状態であり、PSローラ32は回転していな
い。これにより、原稿3の先端はPSローラ32の先端
に当接して停止するので、PSローラ32による原稿3
の原稿読取位置への送り出しを、原稿読取部4の動作と
確実に同期させることができる。
【0071】このように搬送された裏面読取時の原稿3
には、反転搬送路36内で若干の弛みが発生する。すな
わち、PSローラ32まで搬送された原稿3に“斜め送
り”と呼ばれる斜行が生じた場合、PSローラ32で一
時停止され、再回転する時に上記“斜め送り”を補正す
る。
【0072】上記の状態で停止した原稿3を移動させる
ために、モータ70を正回転させると共に電磁クラッチ
56をON状態とすることによって、排紙ローラ駆動用
ギア50、PSローラ駆動用クラッチプーリ57、およ
びPSローラ駆動用プーリ52は、図10(a)に示す
X方向に回転する。この時、原稿3は、排紙ローラ33
とPSローラ32との両方から搬送力を受ける状態が続
くと、排紙ローラ33およびPSローラ32のそれぞれ
から互いに逆方向の搬送力を与えられることになるが、
原稿3の弛みが完全に無くなる前に、排紙ローラ33の
加圧を解除することによって、原稿3はPSローラ32
のみから搬送力を受け、原稿読取位置に搬送される。
【0073】しかしながら、従来の技術でも述べたよう
に、上記原稿3が厚紙等の場合には、反転搬送路36内
で原稿3に十分な弛みを生じさせることができないこと
があり得る。このような場合、モータ70を正回転駆動
させた直後、排紙ローラ33の加圧を解除する前に原稿
3の弛みが完全に無くなってしまい、原稿3が排紙ロー
ラ33およびPSローラ32の両方からの搬送力を受け
て斜め送り等の搬送不良が生じることがある。それ以外
にも、例えばハーフトーンのコピー原稿など、スベリの
生じやすい原稿においてもPSローラでのかみ込み不良
が発生し、斜め送り等の搬送不良が生じることがある。
【0074】また、上記排紙ローラ33の加圧を解除す
るタイミングを早くすることは、原稿3の搬送先端をP
Sローラ32に対して押し当てる力を弱めることとな
り、この場合もやはり、原稿3の搬送不良を引き起こす
要因となる。
【0075】このため、本実施の形態に係る原稿搬送装
置2では、両面原稿の裏面読取時において、モータ70
の正回転開始時に、PSローラ32の回転開始タイミン
グに対して排紙ローラ33の回転開始タイミングが遅れ
るようになっている。すなわち、PSローラ32はモー
タ70の回転開始から殆ど遅れることなく回転を開始す
るのに対し、排紙ローラ33はモータ70の回転開始か
ら所定時間遅れて回転を開始する。
【0076】上記作用を得るため、上記原稿搬送装置2
では、排紙ローラ33については排紙ローラ駆動用ギア
50と該排紙ローラ33の駆動軸との組み付け部分にお
いて遊びが設けられている。
【0077】具体的に説明すると、従来の構成において
は図11(a)および(c)に示すように、排紙ローラ
駆動用ギアと排紙ローラの駆動軸と嵌め合いはきつく、
モータ70の回転は遅延無く排紙ローラに伝達されるよ
うになっている。これに対し、本実施の形態にかかる原
稿搬送装置2の構成では、図11(b)および(d)に
示すように、排紙ローラ駆動用ギア50と該排紙ローラ
33の駆動軸との組み付け部分における嵌め合いはゆる
くなっている。
【0078】すなわち、上記原稿搬送装置2では、図1
1(d)に示すように、排紙ローラ33の駆動軸の嵌合
キー61の幅に対して、排紙ローラ駆動用ギア50に設
けられる軸受穴62の嵌合部62aの幅は広くなってお
り、その比は2:2.9である。このため、モータ70
の回転方向が逆転方向から正転方向に切り替わる際、モ
ータ70の回転開始に対して排紙ローラ駆動用ギア50
は直ちに回転を始めるが、該排紙ローラ駆動用ギア50
の回転が上記嵌合キー61および嵌合部62aを介して
排紙ローラ33に伝達するには、上記嵌合キー61およ
び嵌合部62aの間に設けられた上記遊びの回転量分だ
け遅延が生じる。
【0079】このように、排紙ローラ駆動用ギア50と
該排紙ローラ33の駆動軸との組み付け部分の嵌め合い
において遊びを設けることによって、PSローラ32に
よる搬送を開始される原稿に対してPSローラ32での
搬送力が十分に伝達され、搬送不良が生じることを抑制
できる。尚、本願発明者は、現行の装置(嵌め合い0.
1mm)において搬送不良の生じやすい種々の原稿に対
して、上記嵌め合いの遊びを増加(嵌め合い0.4m
m,0.5mm,0.8mm)させることによって搬送
不良が低減されることを確認している。
【0080】上記構成の原稿搬送装置2による原稿3の
両面読取動作の裏面読取時における原稿搬送動作を、図
12および図13を用いて以下に詳細に説明する。図1
2は、反転搬送時における原稿3搬送先端の搬送位置を
示すものであり、縦軸に搬送路内での位置、横軸に時間
を示す。また、図13は、モータ70,PSローラ3
2,および排紙ローラ33の制御動作を示すタイミング
チャートである。
【0081】図12および図13に示すように、上記原
稿3の裏面読取動作は時刻t1 において開始されもので
あり、時刻t1 においてモータ70は逆転駆動を開始
し、原稿用紙は排紙ローラ33の反転駆動によって反転
搬送路36へ搬送される。上記排紙ローラ33の反転駆
動による原稿3の搬送動作において、時刻t1 から時刻
2 までの間は加速区間であり、時刻t2 を越えてから
原稿3の搬送速度が一定となる。尚、図13において、
モータ70および排紙ローラ33の回転は、+が正転駆
動状態、−が逆転駆動状態を示している。
【0082】この一定速度の搬送中において、原稿3の
搬送先端は入紙検知スイッチ47によって搬送路の通過
が検出される。入紙検知スイッチ47による原稿3の検
知タイミング(pin on)は時刻t3 であり、すなわち、
時刻t3 において入紙検知スイッチ47の検出信号であ
るPIN信号がOFFからONに切り替わる。また、上
記原稿搬送装置2では、以降の時刻t4 ないし時刻t8
での動作は、時刻t3からの経過時間に基づいて制御さ
れるものとする。
【0083】次に、時刻t4 から時刻t5 にかけてはモ
ータ70の停止のための減速区間となる。ここで、図1
3の記載では、モータ70が停止される時刻t5 におい
て、原稿3先端の搬送位置はPSローラ32の位置より
ΔLだけ超過している。但し、実際には、モータ70の
逆転駆動時には、PSローラ32は電磁クラッチ71の
作用により停止しており、原稿3の先端がPSローラ3
2のニップ部に接触達した時点で原稿3の先端はそれ以
上移動しない。そのため、上記ΔLの搬送量は、搬送路
内における原稿3の撓み量として蓄えられる。
【0084】次に、時刻t6 においてモータ70が正転
駆動を開始することにより、原稿3を原稿読取位置に搬
送するための搬送動作が開始される。尚、PSローラ3
2は、先の時刻t5 においてモータ70の停止と同時に
電磁クラッチ71がONに切り替えられており、時刻t
6 ではモータ70の駆動と同時に、遅延することなく正
転駆動を開始する。
【0085】一方、排紙ローラ33は、モータ70の時
刻t6 での駆動開始に対し(ここで、上記排紙ローラ3
3は駆動ローラと従動ローラとのローラ対からなるもの
であり、モータ70からの駆動力は駆動ローラにのみに
与えられる)、上述した排紙ローラ駆動用ギア50と該
排紙ローラ33の駆動軸との組み付け部分における遊び
によりΔtの遅延が生じて駆動が開始される。但し、上
記排紙ローラ33の駆動が開始されるタイミングは、該
排紙ローラ33の圧力が解除される(駆動ローラと従動
ローラとが離間される)時刻t7 よりも遅いタイミング
に設定されており、排紙ローラ33の駆動ローラにおけ
る駆動が開始されてもこれによって原稿3に搬送力が付
与されるものではない。
【0086】また、図示はしていないが、上記排紙ロー
ラ33の圧力解除状態は、原稿3の搬送後端が入紙検知
スイッチ47により検出された時点(すなわち、PIN
信号がONからOFFに切り替わる時点)で解かれるも
のとする。これによって排紙ローラ33は裏面読取りが
終了した原稿3を排紙部へ排紙することができる。
【0087】したがって、上記原稿搬送装置2では、裏
面読取時におけるモータ70の正転駆動開始直後におい
て、排紙ローラ33による反対方向の搬送力が原稿3に
対して作用することはなく、原稿3の搬送不良を防止す
ることができる。
【0088】また、排紙ローラ33の圧力解除はモータ
70の駆動開始、すなわちPSローラ32の駆動開始か
ら所定時間後とすることができるため、PSローラ32
の駆動開始直後において原稿3の先端をPSローラ32
のニップ部に対して押し当てる力を十分に得ることがで
き、原稿3のPSローラ32への押し当て不足による搬
送不良も防止できる。
【0089】
【発明の効果】本発明の原稿搬送装置は、以上のよう
に、上記反転ローラとPSローラとの両方に駆動力を与
える一個の駆動源と、上記駆動源と上記PSローラとの
駆動力伝達経路を開閉するクラッチとを備えており、上
記反転ローラは、上記駆動源が正転駆動する場合には原
稿を排紙方向に搬送する正転駆動を行い、上記駆動源が
逆転駆動する場合には原稿を原稿反転搬送路へ搬送する
逆転駆動を行い、上記PSローラは、上記駆動源が正転
駆動する場合には正転駆動して原稿を原稿読取位置に送
り出し、上記駆動源が逆転駆動する場合には上記クラッ
チが解除されることにより回転を停止すると共に、上記
反転ローラは、上記駆動源が逆転駆動から正転駆動に切
り替わる際に、駆動源の正転駆動開始から所定時間遅れ
て上記駆動源から駆動力が伝達される構成である。
【0090】それゆえ、反転ローラとPSローラとを1
つのモータで駆動する際の原稿の裏面読取動作時におい
て、上記駆動源の正転駆動開始直後、原稿はPSローラ
のみからの駆動力を受けることとなり、反転ローラによ
る反対方向の搬送力を受けて搬送不良が発生するといっ
た不具合を回避できるといった効果を奏する。
【0091】また、上記反転ローラは、上記駆動源の正
転駆動開始直後において、原稿を挟んだまま停止する状
態を保持するため、PSローラのニップ部に対して原稿
先端を押し当てる力は十分にを得ることができ、原稿の
PSローラへの押し当て不足による搬送不良をも防止す
ることができるといった効果を併せて奏する。
【0092】また、上記原稿搬送装置では、上記駆動源
の駆動力を上記反転ローラに伝達する駆動力伝達機構
は、上記駆動源に接続された駆動ギアと、該駆動ギアか
ら駆動力を伝達される反転ローラの駆動軸との間に、遊
びが設けられている構成であることが好ましい。
【0093】それゆえ、上記駆動源が逆転駆動から正転
駆動に切り替わる際、上記駆動ギアが上記遊び量の分だ
け回転する間は、駆動ギアから駆動軸に対して駆動力の
伝達が発生せず、上記反転ローラが駆動源の正転駆動開
始から所定時間遅れて駆動力を伝達されるといった作用
を、簡易な構成によって容易に得ることができるといっ
た効果を奏する。
【0094】また、上記原稿搬送装置では、上記反転ロ
ーラは、該反転ローラを構成する駆動ローラと従動ロー
ラとの間を離接させる離間機構を有しており、原稿の裏
面の読取時には、上記駆動源が正転駆動を開始してから
上記反転ローラに駆動力が伝達されるまでの間の期間
で、上記反転ローラのローラ対間を離間させる構成であ
ることが好ましい。
【0095】それゆえ、反転ローラに対して駆動力が伝
達される状態となった時でも、上記離間機構によって反
転ローラのローラ対間を離間させることにより、反転ロ
ーラの駆動力が原稿に伝達されなくなるので、原稿に対
してPSローラおよび反転ローラによる逆方向の搬送力
が同時に働くことがなく、良好な原稿搬送動作を得るこ
とができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、原稿搬
送装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】上記原稿搬送装置と複写機とを組み合わせてな
る画像形成装置の概略構成を示す説明図である。
【図3】図2に示す画像形成装置における、コピーモー
ド時の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す原稿搬送装置における、片面原稿読
取処理時の動作を示すフローチャートである。
【図5】上記原稿搬送装置における、両面原稿読取処理
時の動作の一部を示すフローチャートである。
【図6】上記原稿搬送装置における、両面原稿読取処理
時の動作の一部を示すフローチャートである。
【図7】図2に示す画像形成装置の画像形成部におけ
る、片面原稿印字処理時の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】上記画像形成部における、両面原稿印字処理時
の動作を示すフローチャートである。
【図9】上記原稿搬送装置を複写機に対して開放状態と
した場合を示す説明図である。
【図10】図10(a)および(b)は、モータの駆動
力をPSローラおよび排紙ローラに伝達するための駆動
力伝達機構を示す説明図である。
【図11】上記駆動力伝達機構における、排紙ローラ駆
動用ギアと排紙ローラの駆動軸との組み付け部分を示す
説明図であり、(a)および(c)は従来構成、(b)
および(d)は本実施の形態に係る構成である。
【図12】反転搬送時における原稿の搬送先端の搬送位
置を示す説明図である。
【図13】反転搬送時におけるモータ,PSローラ,お
よび排紙ローラの制御動作を示すタイミングチャートで
ある。
【符号の説明】
2 原稿搬送装置 3 原稿 4 原稿読取部 32 PSローラ 33 排紙ローラ(反転ローラ) 35 主搬送路(原稿搬送路) 36 反転搬送路(原稿反転搬送路) 50 排紙ローラ駆動用ギア(駆動ギア) 70 モータ(駆動源) 71 電磁クラッチ(クラッチ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/04 H04N 1/12 Z 5C072 Fターム(参考) 2H076 BA24 BA42 BA46 BA58 BA63 3F053 BA03 BA12 BA14 LA03 LB02 3F100 AA03 EA02 EA03 EA06 EA14 3F102 AA05 AB01 BA11 BB02 DA08 EA03 EC02 FA07 5C062 AA05 AB02 AB30 AB32 AB46 AC09 AC11 AC71 AD06 AF06 5C072 AA01 BA13 BA20 NA01 NA07 RA05 WA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を原稿読取位置へ搬送するための原稿
    搬送路と、 片面の読取りが終了した原稿を反転させて再度原稿読取
    位置へ搬送する原稿反転搬送路とを有すると共に、 上記原稿搬送路と原稿反転搬送路との合流地点下流側に
    配置され、正逆転駆動可能な反転ローラと、 上記原稿搬送路の原稿読取位置手前に配置され、原稿読
    取位置手前で一旦停止させた原稿を所定のタイミングで
    原稿読取位置へ送り出すPSローラとを備えた原稿搬送
    装置において、 上記反転ローラとPSローラとの両方に駆動力を与える
    一個の駆動源と、 上記駆動源と上記PSローラとの駆動力伝達経路を開閉
    するクラッチとを備えており、 上記反転ローラは、上記駆動源が正転駆動する場合には
    原稿を排紙方向に搬送する正転駆動を行い、上記駆動源
    が逆転駆動する場合には原稿を原稿反転搬送路へ搬送す
    る逆転駆動を行い、 上記PSローラは、上記駆動源が正転駆動する場合には
    正転駆動して原稿を原稿読取位置に送り出し、上記駆動
    源が逆転駆動する場合には上記クラッチが解除されるこ
    とにより回転を停止すると共に、 上記反転ローラは、上記駆動源が逆転駆動から正転駆動
    に切り替わる際に、駆動源によるPSローラの正転駆動
    開始から所定時間遅れて上記駆動源から駆動力が伝達さ
    れることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】上記駆動源の駆動力を上記反転ローラに伝
    達する駆動力伝達機構は、上記駆動源に接続された駆動
    ギアと、該駆動ギアから駆動力を伝達される反転ローラ
    の駆動軸との間に、遊びが設けられていることを特徴と
    する請求項1に記載の原稿搬送装置。
  3. 【請求項3】上記反転ローラは、該反転ローラを構成す
    る駆動ローラと従動ローラとの間を離接させる離間機構
    を有しており、 原稿の裏面の読取時には、上記駆動源が正転駆動を開始
    してから上記反転ローラに駆動力が伝達されるまでの間
    の期間で、上記反転ローラのローラ対間を離間させるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の原稿搬送装
    置。
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