JP2003095915A - 皮膚外用組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚を酸化傷害から守る抗酸化剤の働きを有
効に発揮させる基剤を開発し、若々しい健康な肌を維持
または回復させる皮膚外用組成物を提供すること。 【解決手段】 抗酸化剤と活性水素水とを含有すること
を特徴とする皮膚外用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、酸化による皮膚の
様々な傷害を防ぐ皮膚外用組成物に関する。

【０００２】

【従来の技術】皮膚は生体の最外層にあるため、紫外
線、フリーラジカル等による外界からの様々なストレス
を受けており、このような種々の酸化傷害は皮脂の過酸
化や皮膚の老化につながることから、従来より皮膚外用
剤に抗酸化剤を配合し酸化傷害を防御する試みがなされ
ている。

【０００３】一方、皮膚外用組成物に配合されるさまざ
まな薬剤は、他の成分との相乗効果や薬効を充分発揮し
得る基剤の選択によりより効果を発揮させる環境が重要
である。特開平１０−１８２３４７号公報においては、
ある種の薬剤が海洋深層水の中で効果を充分発揮する技
術を開示している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、その目的は、皮膚を酸化傷害から
守る抗酸化剤の働きを有効に発揮させる基剤を開発し、
若々しい健康な肌を維持または回復させる皮膚外用組成
物を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究を行った結果、抗酸化剤と活性
水素水とを併用すれば、一般に化粧料等の皮膚外用組成
物に用いられるイオン交換水、精製水等を用いたものに
比べて優れた抗酸化剤の効果が発揮され、上記課題が解
決されることを見出し、本発明を完成するに至った。

【０００６】すなわち、本発明は、抗酸化剤と活性水素
水とを含有することを特徴とする皮膚外用組成物であ
る。

【０００７】前記抗酸化剤としては、ビタミンＣ類及び
それらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンＥ類及びそ
れらの誘導体及び抗酸化効果を有する生薬及び／又はそ
の抽出物からなる群から選ばれた１種又は２種以上であ
ることが好ましい。

【０００８】前記ビタミンＣ類及びそれらの誘導体並び
にそれらの塩の好ましい例としては、アスコルビン酸リ
ン酸エステル塩及び／又はアスコルビン酸グルコシドが
挙げられる。

【０００９】また、前記ビタミンＥ類及びそれらの誘導
体の好ましい例としては、ｄｌ−α−トコフェロール、
ｄｌ−β−トコフェロール、ｄｌ−γ−トコフェロー
ル、ｄｌ−δ−トコフェロール及びトコフェロールエス
テルからなる群から選ばれた１種又は２種以上が挙げら
れる。

【００１０】さらに、前記抗酸化効果を有する生薬の好
ましい例としては、ローズマリー、セージ、オレガノ、
マジョラム、タイム、ワイルドタイム、クローブ、ナツ
メグ、ショウガ、ヨモギ、トウガラシ、コショウ、ブラ
ウンマスタード、ディル、パセリ、ミント、ローレル、
シソ、バジル、ターメリック、セーボリー、メーヌ、フ
ェネグリーク、フェンネル、クミン、コリアンダー、シ
ナモン、セロリシード、カシア、キャラウェイ、カルダ
モン、ベイリーブス、アニスシード、オールスパイス、
ニンジン、メリッサ、ヤシャジュツ、アセンヤク、カワ
ラヨモギ、ウイキョウ、バニラ、パプリカ、ヨクイニ
ン、木瓜（モッカ）、スホウ、キュレン、ジョンラブ、
イチョウ葉、緑茶、ウーロン茶、紅茶、プアール茶、コ
ンブ、ワカメ、アオノリ、ノリ、オウゴン、タイム及び
サイコからなる群から選ばれた１種又は２種以上が挙げ
られる。

【００１１】前記活性水素水は、天然活性水素水である
ことが好ましい。また、活性水素水は、抗酸化作用をも
った機能水であることができる。

【００１２】また、活性水素水の含有量は、抗酸化剤に
対して質量比で１／１０以上であることが好ましい。

【００１３】また、本発明においては、さらに、保湿
剤、紫外線吸収剤、美白剤、ビタミン類、ホルモン類、
アミノ酸類、抗炎症剤、清涼剤、イオウ、塩化リゾチー
ム、γ−オリザノール、ヒノキチオール、ビサボロー
ル、ユーカルプトーン、チモール及びサポニン類からな
る群から選ばれた１種又は２種以上を配合することがで
きる。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
詳述する。

【００１５】本発明において用いられる抗酸化剤として
は、皮膚外用組成物に配合できる抗酸化剤であれば特に
制限されない。抗酸化剤の例を挙げれば、例えば、ビタ
ミンＡ類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミ
ンＢ類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミン
Ｃ類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンＤ
類及びそれらの誘導体並びにそれらの塩、ビタミンＥ類
及びその誘導体、アミノ酸類、含硫有機化合物及びその
誘導体並びにそれらの塩、カロチノイド、フラン類、抗
酸化効果を有する生薬及び／又はその抽出物、その他、
ジブチルヒドロキシトルエン（ＢＨＴ）、ブチルヒドロ
キシアニソール（ＢＨＡ）、アスタキサンチン、１，４
−ジアジシクロオクタン、没食子酸エステル類、タンニ
ン類、フラボノイド等が挙げられる。

【００１６】これらのうち、ビタミンＡ類及びそれらの
誘導体並びにそれらの塩の例としては、レチノール、パ
ルミチン酸レチノール、酢酸レチノール等のレチノール
及びその誘導体、レチナール及びその誘導体、デヒドロ
レチナール等が挙げられる。

【００１７】ビタミンＢ類及びそれらの誘導体並びにそ
れらの塩の例としては、チアミン及びその誘導体、リボ
フラビン、酢酸リボフラビン、塩酸ピリドキシン、ピリ
ドキシンジオクタノエート等のピリドキシン類、フラビ
ンアデニンヌクレオチド、シアノコバラミン、葉酸類、
ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル等のニコチン酸
類、コリン類、イノシトール類、パントテン酸カルシウ
ム、Ｄ−パントテニルアルコール、パントテニルエチル
エーテル、アセチルパントテニルエチルエーテル等のパ
ントテン酸類等が挙げられる。

【００１８】ビタミンＣ類及びそれらの誘導体並びにそ
れらの塩の例としては、Ｌ−アスコルビン酸；パルミチ
ン酸Ｌ−アスコルビル、ジパルミチン酸Ｌ−アスコルビ
ル、イソパルミチン酸Ｌ−アスコルビル、ジイソパルミ
チン酸Ｌ−アスコルビル、テトライソパルミチン酸Ｌ−
アスコルビル、ステアリン酸Ｌ−アスコルビル、ジステ
アリン酸Ｌ−アスコルビル、イソステアリン酸Ｌ−アス
コルビル、ジイソステアリン酸Ｌ−アスコルビル、ミリ
スチン酸Ｌ−アスコルビル、ジミリスチン酸Ｌ−アスコ
ルビル、イソミリスチン酸Ｌ−アスコルビル、ジイソミ
リスチン酸Ｌ−アスコルビル、オレイン酸Ｌ−アスコル
ビル、ジオレイン酸Ｌ−アスコルビル、2−エチルヘキ
サン酸Ｌ−アスコルビル、ジ２−エチルヘキサン酸Ｌ−
アスコルビル等のアスコルビン酸アルキルエステル；Ｌ
−アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、Ｌ−アス
コルビン酸リン酸エステルカリウム、Ｌ−アスコルビン
酸リン酸エステルマグネシウム、Ｌ−アスコルビン酸リ
ン酸エステルカルシウム、Ｌ−アスコルビン酸リン酸エ
ステルアルミニウム等のアスコルビン酸リン酸エステル
塩；

【００１９】Ｌ−アスコルビン酸硫酸エステルナトリウ
ム、Ｌ−アスコルビン酸硫酸エステルカリウム、Ｌ−ア
スコルビン酸硫酸エステルマグネシウム、Ｌ−アスコル
ビン酸硫酸エステルカルシウム、Ｌ−アスコルビン酸硫
酸エステルアルミニウム等のアスコルビン酸硫酸エステ
ル；Ｌ−アスコルビン酸ナトリウム、Ｌ−アスコルビン
酸カリウム、Ｌ−アスコルビン酸マグネシウム、Ｌ−ア
スコルビン酸カルシウム、Ｌ−アスコルビン酸アルミニ
ウム等のアスコルビン酸塩；アスコルビン酸グルコシ
ド、アスコルビン酸ポリペプチド、メチルシラノールア
スコルベート、リン酸アスコルビルトコフェリルカリウ
ム等が挙げられる。

【００２０】これらのビタミンＣ類及びそれらの誘導体
並びにそれらの塩の中では、アスコルビン酸リン酸エス
テル塩及び／又はアスコルビン酸グルコシドが特に好ま
しい。

【００２１】ビタミンＤ類及びそれらの誘導体並びにそ
れらの塩の例としては、コレカルシフェロール、エルゴ
カルシフェロール等が挙げられる。

【００２２】ビタミンＥ類及びその誘導体の例として
は、ｄｌ−α−トコフェロール、ｄｌ−β−トコフェロ
ール、ｄｌ−γ−トコフェロール、ｄｌ−δ−トコフェ
ロール等のトコフェロール；酢酸−ｄｌ−α−トコフェ
ロール、ニコチン酸−ｄｌ−α−トコフェロール、リノ
ール酸−ｄｌ−α−トコフェロール等、コハク酸ｄｌ−
α−トコフェロール等のトコフェロールエステル；トコ
フェレス−５、トコフェレス−１０、トコフェレス−１
２等のトコフェロールのエチレンオキシド付加物；ユビ
キノン類等が挙げられる。

【００２３】これらのビタミンＥ類及びその誘導体の中
では、ｄｌ−α−トコフェロール、ｄｌ−β−トコフェ
ロール、ｄｌ−γ−トコフェロール、ｄｌ−δ−トコフ
ェロール及びトコフェロールエステルからなる群から選
ばれた１種又は２種以上が特に好ましい。

【００２４】アミノ酸類の例としては、ヒスチジン、ト
リプトファン、アラニン、アラニンのアルキルエステル
等が挙げられる。

【００２５】含硫有機化合物及びその誘導体並びにそれ
らの塩の例としては、Ｎ−アセチルシステイン、メチオ
ニン、システイン、ホモシステイン、グルタチオン、ヒ
ポタウリン、システイスルフィン酸、システイン酸、チ
オシステイン、タウリン、チオンタウリン、ジエンコー
ル酸、シスタチオニン、Ｓ−アリルシステイン、レンチ
オニン、エチオニン等の含硫アミノ酸及び含硫アミノ酸
含有化合物並びにそれらの中間代謝物；ジチオスレイト
ール、チオグリセリン、α−リボ酸等が挙げられる。

【００２６】カロチノイドの例としては、α−カロチ
ン、β−カロチン、γ−カロチン、リコピン、クリプト
キサンチン、ゼアキサンチン、イソゼアキサンチン、ロ
ドキサンチン、カプサンチン、クロセチン等が挙げられ
る。

【００２７】フラン類の例としては、２，５−ジメチル
フラン、２−メチルフラン、２，５−ジフェニルフラ
ン、１，３−ジフェニルイソベンゾフラン等が挙げられ
る。

【００２８】抗酸化効果を有する生薬の例としては、ロ
ーズマリー、セージ、オレガノ、マジョラム、タイム、
ワイルドタイム、クローブ、ナツメグ、ショウガ、ヨモ
ギ、トウガラシ、コショウ、ブラウンマスタード、ディ
ル、パセリ、ミント、ローレル、シソ、バジル、ターメ
リック、セーボリー、メーヌ、フェネグリーク、フェン
ネル、クミン、コリアンダー、シナモン、セロリシー
ド、カシア、キャラウェイ、カルダモン、ベイリーブ
ス、アニスシード、オールスパイス、ニンジン、メリッ
サ、ヤシャジュツ、アセンヤク、カワラヨモギ、ウイキ
ョウ、バニラ、パプリカ、ヨクイニン、木瓜（モッ
カ）、スホウ、キュレン、ジョンラブ、イチョウ葉、緑
茶、ウーロン茶、紅茶、プアール茶、コンブ、ワカメ、
アオノリ、ノリ、オウゴン、タイム及びサイコ等が挙げ
られる。

【００２９】これらの抗酸化効果を有する生薬の中で
は、ローズマリー、セージ、緑茶、ウーロン茶、オウゴ
ン、タイム、サイコが特に好ましい。前記生薬は、生薬
及び／又はその抽出物として用いられる。

【００３０】本発明においては、これらの抗酸化剤の中
で、ビタミンＣ類及びそれらの誘導体並びにそれらの
塩、ビタミンＥ類及びそれらの誘導体及び抗酸化効果を
有する生薬及び／又はその抽出物からなる群から選ばれ
た１種又は２種以上が効果をよく発揮するので好ましく
用いられる。本発明における抗酸化剤は、１種または２
種以上が任意に選択されて配合される。

【００３１】抗酸化剤は、皮膚上で抗酸化剤の効果を発
揮する量で、皮膚外用組成物の安全性及び使用性が満足
される量が配合される。したがって、抗酸化剤の配合量
は抗酸化剤の種類、配合される皮膚外用組成物によって
異なり一概に決めることはできないが、一般的には、皮
膚外用組成物全量中０．０００１〜１０．０質量％の範
囲で配合される。

【００３２】本発明において用いられる活性水素水と
は、抗酸化作用をもった機能水であり、老化や広範囲な
疾病の原因となっている活性酸素を消去する働きをも
つ。本発明における活性水素水は、抗酸化作用をもった
機能水であれば特に制限されない。活性水素水の例を挙
げれば、例えば、天然活性水素水、電解還元水等であ
る。これらの中で、天然活性水素水が特に本発明の効果
を発揮するので好ましい。

【００３３】本発明の活性水素水は、市販品を用いるこ
とが可能であり、市販品の例としては、例えば日田天領
水（株式会社天領水製）等が挙げられる。日田天領水
は、大分県日田市で採取される天然水であり、特に深井
戸等から採取される。また、海外にも天然に産する活性
水素水が知られており、ノルデナウの水（ドイツ）、ル
ルドの泉の水（フランス）、トラコテの水（メキシコ）
等が挙げられる。さらに、活性水素水は人工的につくる
ことも可能であり、一般に市販されている電解水生成器
により得られるアルカリイオン水（陰極側に生成する
水）が代表的なものである。電解水生成器としては多く
のものが市販されているが、日本トリム社製ＴＩ−７０
０型、ＴＩ−８００型の他、いずれのメーカーの電解水
生成器も使用可能である。

【００３４】活性水素水は皮膚外用組成物中の水の全量
として用いてもよいし、また一般のイオン交換水、精製
水等と混合されて用いてもよい。活性水素水の配合量
は、皮膚外用組成物全量中０．１〜９０質量％が好まし
い。配合量が、０．１質量％未満では本発明の効果を充
分発揮することができない。特に好ましい配合量は５〜
８０質量％である。また、活性水素水は抗酸化剤に対し
て質量比で１／１０以上配合されることが好ましい。さ
らに好ましくは、同量以上である。上限は、活性水素水
の配合量の範囲内である。さらに、イオン交換水、精製
水等の一般の水と併用する場合は、質量比で一般の水の
１／１０以上配合されることが好ましい。さらに好まし
くは、同量以上である。

【００３５】本発明の皮膚外用組成物には、上記した必
須構成成分の他に、通常化粧品、医薬部外品、医薬品等
に用いられる他の成分を必要に応じて、本発明の効果を
損なわない範囲で適宜配合することができる。特に、抗
酸化剤含有皮膚外用組成物が有する効果を有効に発揮さ
せるためには、保湿剤、紫外線吸収剤、美白剤、その他
の薬効成分等との併用配合が効果的である。これらの成
分の配合により、保湿効果、紫外線吸収効果、美白効
果、その他の薬効に対して相乗的な効果や皮膚保護効果
が得られる。

【００３６】保湿剤としては、例えば、ポリエチレング
リコール、グリセリン、１，３−ブチレングリコール、
エリスリトール、ソルビトール、キシリトール、マルチ
トール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ジグリセリン、ピロリドンカルボン酸（ナトリウ
ム）、乳酸（ナトリウム）、マルトース、Ｄ−マンニッ
ト、コンドロイチン硫酸ナトリウム、ヒアルロン酸ナト
リウム、アデノシンリン酸ナトリウム、グルコサミン、
シクロデキストリン等が挙げられる。保湿剤は、１種ま
たは２種以上が任意に選択されて配合することができ
る。

【００３７】紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミ
ノ安息香酸（以下、「ＰＡＢＡ」と略す）、ＰＡＢＡエ
チル、ＰＡＢＡグリセリル等の安息香酸系紫外線吸収
剤；アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線
吸収剤；サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サ
リチル酸ホモメンチル等のサリチル酸系紫外線吸収剤；
パラメトキシケイ皮酸イソプロピル、パラメトキシケイ
皮酸オクチル、パラメトキシケイ皮酸−２−エチルヘキ
シル、ジパラメトキシケイ皮酸モノ−２−エチルヘキサ
ン酸グリセリル、〔４−ビス（トリメチルシロキシ）メ
チルシリル−３−メチルブチル〕−３，４，５−トリメ
トキシケイ皮酸エステル等のケイ皮酸系紫外線吸収剤；
２，４−ジヒドロキシベンゾフェノン、２−ヒドロキシ
−４−メトキシベンゾフェノン、２−ヒドロキシ−４−
メトキシベンゾフェノン−５−スルホン酸、２−ヒドロ
キシ−４−メトキシベンゾフェノン−５−スルホン酸ナ
トリウム等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤；ウロカニ
ン酸、ウロカニン酸エチル、２−フェニル−５−メチル
ベンゾオキサゾール、２−（２'−ヒドロキシ−５'−メ
チルフェニル）ベンゾトリアゾール、４−tert−ブチル
−４'−メトキシジベンゾイルメタン等が挙げられる。
紫外線吸収剤は、１種または２種以上が任意に選択され
て配合することができる。

【００３８】美白剤としては、例えば、グラブリジン、
グラブレン、リクイリチン、イソリクイリチン及びこれ
らを含有するカンゾウ抽出物、ビタミンＣ及びその誘導
体並びにその塩、ハイドロキノン及びその誘導体並びに
その塩、システイン及びその誘導体並びにその塩、ルシ
ノール等レゾルシン類、グルタチオン、胎盤抽出物、ク
ララ抽出物、サンザシ抽出物、ヨクイニン抽出物、ユキ
ノシタ抽出物、コケモモ抽出物、ウワウルシ抽出物、ブ
ドウ抽出物、カミツレ抽出物、甘草抽出物、緑茶抽出
物、チンピ抽出物等が挙げられる。美白剤は、１種また
は２種以上が任意に選択されて配合することができる。

【００３９】薬剤成分としては、例えば、レチノール、
パルミチン酸レチノール、塩酸ピリドキシン、ニコチン
酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ビタミンＤ2 （エルゴ
カルシフェロール）、パントテン酸、ビオチン等のビタ
ミン類；エストラジオール、エチニルエストラジオール
等のホルモン類；アルギニン、アスパラギン酸、シスチ
ン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等
のアミノ酸類；アラントイン、アズレン、グリチルレチ
ン酸又はその誘導体、グリチルリチン酸（塩）等の抗炎
症剤；Ｌ−メントール、カンフル等の清涼剤、イオウ、
塩化リゾチーム、γ−オリザノール、ヒノキチオール、
ビサボロール、ユーカルプトーン、チモール、サイコサ
ポニン、ニンジンサポニン、ヘチマサポニン、ムクロジ
サポニン等のサポニン類、酵母多糖体類、カルボキシメ
チル化β−グルカン類等が挙げられる。薬剤は、１種ま
たは２種以上が任意に選択されて配合することができ
る。

【００４０】さらに、多様な薬効を有する各種の抽出物
を配合することができる。すなわち、ドクダミエキス、
オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキ
ス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキ
ス、キナエキス、ユキノシタエキス、コウホネエキス、
ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジ
オウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキ
ス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキ
ス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海草エキ
ス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴ
エキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、マロニエエ
キス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグルマ
ギクエキス、ハマメリスエキス、プラセンタエキス、胸
腺抽出物、シルク抽出液等を配合することができる。

【００４１】本発明の皮膚外用組成物には、さらに、例
えば油性成分、界面活性剤、増粘剤、水溶性高分子、皮
膜剤、３次元網目構造を有するシリコーン樹脂、シリコ
ーンゴム等のシリコーン等の非水溶性高分子、高分子エ
マルション、粉末、顔料、染料、レーキ、低級アルコー
ル、糖類、有機酸、有機アミン、金属イオン封鎖剤、ｐ
Ｈ調整剤、酸化防止剤、抗菌剤、防腐剤、収斂剤、清涼
剤、香料、色素、水等を必要に応じて、本発明の効果を
損なわない範囲で適宜配合することができる。

【００４２】上記任意配合成分のうち、油分の具体的な
例としては、例えば、マカデミアナッツ油、アボガド
油、トウモロコシ油、オリーブ油、ナタネ油、ゴマ油、
ヒマシ油、サフラワー油、綿実油、ホホバ油、ヤシ油、
パーム油、アマニ油、ツバキ油、ミンク油、サザンカ
油、ヒマシ油、キョウニン油、シナモン油、ブドウ油、
ヒマワリ油、アーモンド油、小麦胚芽油、米胚芽油、米
ヌカ油、大豆油、落花生油、茶実油、月見草油、卵黄
油、牛脚油、肝油、液状ラノリン、硬化ヤシ油、硬化
油、モクロウ、カカオ脂、牛脂、シアバター、硬化ヒマ
シ油、ミツロウ、キャンデリラロウ、カルナウバロウ、
イボタロウ、ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、
ホホバロウ等の油脂・ロウ・ワックス類；流動パラフィ
ン、スクワラン、プリスタン、オゾケライト、パラフィ
ン、イソパラフィン、セレシン、ワセリン、マイクロク
リスタリンワックス等の炭化水素；オレイン酸、イソス
テアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、ベヘン酸、ウンデシレン酸等の高級
脂肪酸；セチルアルコール、ステアリルアルコール、イ
ソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、オクチ
ルドデカノール、ミリスチルアルコール、セトステアリ
ルアルコール等の高級アルコール；

【００４３】イソオクタン酸セチル、ミリスチン酸イソ
プロピル、イソステアリン酸ヘキシルデシル、アジピン
酸ジイソプロピル、セバチン酸ジ−２−エチルヘキシ
ル、乳酸セチル、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−２−
エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジカプリン酸ネ
オペンチルグリコール、ジ−２−ヘプチルウンデカン酸
グリセリン、トリ−２−エチルヘキサン酸グリセリン、
トリ−２−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、
トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ
−２−エチルヘキサン酸ペンタンエリトリット等の合成
エステル油；

【００４４】ジメチルポリシロキサン、メチルフェニル
ポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン等の鎖状ポ
リシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、
デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシク
ロヘキサンシロキサン等の環状ポリシロキサン、アミノ
変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサ
ン、アルキル変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロ
キサン等の変性ポリシロキサン等のシリコーン油等が挙
げられる。油分は、１種または２種以上が任意に選択さ
れて配合することができる。

【００４５】界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッ
ケン（ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム
等）、ラウリル硫酸カリウム、アルキル硫酸トリエタノ
ールアミンエーテル、アシルメチルタウリン塩等のアニ
オン界面活性剤；塩化ステアリルトリメチルアンモニウ
ム、塩化ベンザルコニウム、ラウリルアミンオキサイド
等のカチオン界面活性剤；イミダゾリン系両性界面活性
剤（２−ココイル−２−イミダゾリニウムヒドロキサイ
ド−１−カルボキシエチロキシ２ナトリウム塩等）、ベ
タイン系界面活性剤（アルキルベタイン、アミドベタイ
ン、スルホベタイン等）等の両性界面活性剤；

【００４６】ソルビタン脂肪酸エステル類（ソルビタン
モノステアレート、セスキオレイン酸ソルビタン等）、
グリセリン脂肪酸類（モノステアリン酸グリセリン
等）、プロピレングリコール脂肪酸エステル類（モノス
テアリン酸プロピレングリコール等）、硬化ヒマシ油誘
導体、グリセリンアルキルエーテル、ＰＯＥソルビタン
脂肪酸エステル類（ＰＯＥソルビタンモノオレエート、
モノステアリン酸ポリオキエチレンソルビタン等）、Ｐ
ＯＥソルビット脂肪酸エステル類（ＰＯＥ−ソルビット
モノラウレート等）、ＰＯＥグリセリン脂肪酸エステル
類（ＰＯＥ−グリセリンモノイソステアレート等）、Ｐ
ＯＥ脂肪酸エステル類（ポリエチレングリコールモノオ
レート、ＰＯＥジステアレート等）、ＰＯＥアルキルエ
ーテル類（ＰＯＥ２−オクチルドデシルエーテル等）、
ＰＯＥアルキルフェニルエーテル類（ＰＯＥノニルフェ
ニルエーテル等）、プルロニック型類、ＰＯＥ・ＰＯＰ
アルキルエーテル類（ＰＯＥ・ＰＯＰ２−デシルテトラ
デシルエーテル等）、テトロニック類、ＰＯＥヒマシ油
・硬化ヒマシ油誘導体（ＰＯＥヒマシ油、ＰＯＥ硬化ヒ
マシ油等）、ショ糖脂肪酸エステル、アルキルグルコシ
ド等の非イオン界面活性剤等が挙げられる。界面活性剤
は、１種または２種以上が任意に選択されて配合するこ
とができる。

【００４７】増粘剤・水溶性高分子としては、例えば、
アラビアゴム、トラガントガム、ガラクタン、キャロブ
ガム、グアーガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチ
ン、寒天、クインスシード（マルメロ）、アルゲコロイ
ド（褐藻エキス）、デンプン（コメ、トウモロコシ、バ
レイショ、コムギ）等の植物系高分子、デキストラン、
サクシノグルカン、プルラン等の微生物系高分子、カル
ボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデン
プン等のデンプン系高分子、コラーゲン、カゼイン、ア
ルブミン、ゼラチン等の動物系高分子、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸
ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム等のセルロース系高分
子、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリ
コールエステル等のアルギン酸系高分子、ポリビニルメ
チルエーテル、カルボキシビニルポリマー（ＣＡＲＢＯ
ＰＯＬ等）等のビニル系高分子、ポリオキシエチレン系
高分子、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体系高分子、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチル
アクリレート、ポリアクリル酸アミド、ポリクォータニ
ウム５１等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミン、
カチオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸アルミニウム
マグネシウム、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸
等の無機系高分子等が挙げられる。増粘剤・水溶性高分
子は、１種または２種以上が任意に選択されて配合する
ことができる。

【００４８】粉末・顔料としては、例えば、マイカ、タ
ルク、カオリン、合成雲母、炭酸カルシウム、炭酸マグ
ネシウム、無水ケイ酸（シリカ）、酸化アルミニウム、
硫酸バリウム（以上体質顔料）；ベンガラ、黄酸化鉄、
黒酸化鉄、酸化コバルト、群青、紺青等の着色顔料；酸
化チタン、酸化亜鉛（以上白色顔料）；雲母チタン、魚
燐箔、オキシ塩化ビスマス（以上真珠光沢顔料）；窒化
ホウ素；赤色２２８号、赤色２２６号、青色４０４号
（有機顔料）；ポリエチレン末、ポリメタクリル酸メチ
ル、ナイロン粉末、オルガノポリシロキサンエラストマ
ー（以上粉末）等が挙げられる。顔料・粉末は、１種ま
たは２種以上が任意に選択されて配合することができ
る。

【００４９】染料・レーキとしては、例えば、黄色５
号、赤色５０５号、赤色２３０号、赤色２２３号、橙色
２０１号、赤色２１３号、黄色２０４号、黄色２０３
号、青色１号、緑色２０１号、紫色２０１号等の染料；
赤色２０２号、赤色２０４号等のレーキが挙げられる。
染料・レーキは、１種または２種以上が任意に選択され
て配合することができる。、

【００５０】低級アルコールとしては、例えば、エチル
アルコール、プロパノール、イソプロパノール等が挙げ
られる。

【００５１】さらに、コレステロール，シトステロー
ル，フィトステロール，ラノステロール等のステロール
類；

【００５２】エデト酸ナトリウム塩，ポリリン酸ナトリ
ウム，メタリン酸ナトリウム，リン酸等の金属イオン封
鎖剤；２−アミノ−２−メチル−１−プロパノール、２
−アミノ−２−メチル−１，３−プロパンジオール、水
酸化カリウム、水酸化ナトリウム、Ｌ−アルギニン、Ｌ
−リジン、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム等の
中和剤；乳酸，クエン酸，グリコール酸，コハク酸，酒
石酸，ｄｌ−リンゴ酸，炭酸カリウム，炭酸水素ナトリ
ウム，炭酸水素アンモニウム等のｐＨ調整剤を配合する
ことができる。

【００５３】また、安息香酸，サリチル酸，石炭酸，ソ
ルビン酸，パラオキシ安息香酸エステル，パラクロルメ
タクレゾール，ヘキサクロロフェン，塩化ベンザルコニ
ウム，塩化クロルヘキシジン，トリクロロカルバニリ
ド，感光素，フェノキシエタノール等の抗菌剤等を配合
することができる。

【００５４】本発明の皮膚外用組成物は前記成分を配合
して常法にしたがって処理することにより得ることがで
きる。本発明の皮膚外用組成物は、医薬品，医薬部外品
（軟膏剤等）及び化粧品〔洗顔料，乳液、クリーム、ジ
ェル、エッセンス（美容液）、パック・マスク等の基礎
化粧品；ファンデーション、口紅、アイシャドー等のメ
ーキャップ化粧品；芳香化粧品，ボディ化粧品等〕の形
態に広く適用可能である。そして、これらの形態に、本
発明皮膚外用組成物の取り得る形態が限定されるもので
はない。

【００５５】また、剤型も、溶液系、可溶化系、乳化
系、粉末系、粉末分散系、油液系、ゲル系、軟膏系、エ
アゾール系、水−油２層系、水−油−粉末３層系等、幅
広い剤型を採り得る。

【００５６】

【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。配合量は質量％である。実施例の説明に先立ち本発
明で用いた効果試験方法について説明する。

【００５７】（評価方法） （１）肌荒れ改善 皮膚のかさつきを自覚するボランティア１５名により、
顔に１ヶ月間連用（朝晩各１回）させ、１ヶ月後の改善
の有無をボランティアに確認し、参加者中の改善者の割
合を改善度（％）とした。

【００５８】（２）しわ改善 皮膚のしわを自覚するボランティア１５名により、顔に
６ヶ月間連用（朝晩各１回）させ、６ヶ月後の改善の有
無をボランティアに確認し、参加者中の改善者の割合を
改善度（％）とした。

【００５９】（３）使用感 肌のうるおい感の評価項目について、２０名の専門パネ
ルによる使用テストを行い、下記の評価点基準に基づい
て評価した。次いで、各人がつけた評価点を合計し、下
記評価基準に基づいて評価した。

【００６０】（評価点基準） ５点：非常に優れている。 ４点：優れている。 ３点：普通。 ２点：劣る。 １点：非常に劣る。 （評価基準） ◎：合計点が８０点以上である。 ○：合計点が６０点以上８０点未満である。 △：合計点が４０点以上６０点未満である。 ×：合計点が４０点未満である。

【００６１】（実施例１〜３、比較例１〜３）表１に示
す処方のローションを以下の方法で調製した。（１）、
（２）に（４）、（５）、（８）を溶解した（水相）。
一方、（７）に（３）、（６）を溶解した（アルコール
相）。このアルコール相に前記水相を添加後、ろ過を行
った。

【００６２】

【表１】

【００６３】（実施例４〜６、比較例４〜６）表２に示
す処方のローションを実施例１〜３及び比較例１〜３の
方法に準じて調製した。

【００６４】

【表２】

【００６５】（実施例７〜９、比較例７〜９）表３に示
す処方の乳液を以下の方法で調製した。（１）及び
（２）の一部に、（８）、（９）の一部、（１０）、
（１１）、（１５）を添加し、７０℃に調整した（水
相）。一方、（４）〜（７）を加熱溶解して、７０℃に
調整した（油相）。これを先の水相に添加して予備乳化
した。この予備乳化物の乳化粒子をホモミキサーで均一
にした後、撹拌冷却を行って、４０℃以下で、（１）及
び（２）の一部に溶解した（３）と（９）の一部に湿潤
した（１２）〜（１４）を加え、さらに室温まで冷却
し、乳液を得た。

【００６６】

【表３】

【００６７】（実施例１０〜１１、比較例１０〜１２）
表４に示す処方のクリームを以下の方法で調製した。
（１）及び（２）に、（３）、（１０）、（１１）を添
加し、７０℃に調整した（水相）。一方、（４）〜
（９）を加熱溶解して、７０℃に調整した（油相）。こ
れを先の水相に添加して予備乳化した。この予備乳化物
の乳化粒子をホモミキサーで均一にした後、撹拌冷却を
行って、室温まで冷却し、クリームを得た。

【００６８】

【表４】

【００６９】（注）日本トリム社製ＴＩ−７００型使用

【００７０】（評価結果）上記の評価テストについての
結果を表５〜８に示した。

【００７１】

【表５】

【００７２】

【表６】

【００７３】

【表７】

【００７４】

【表８】

【００７５】表５〜８から分かるように、本発明に係
る、抗酸化剤と活性水素水とを配合したローション、乳
液、クリーム等の皮膚外用組成物（実施例１〜１１）
は、いずれも皮膚のかさつきに対して効果を発揮し肌荒
れを改善し、しわに対しても改善効果がみられる等優れ
た機能を発揮し、さらに肌のうるおい感にも優れてい
た。

【００７６】これらに対して、抗酸化剤と活性水素水の
いずれか一方、あるいは両方が配合されていない比較例
１〜１２の皮膚外用組成物は、いずれも本発明の効果を
発揮し得ないことが分かる。

【００７７】以下、種々の処方の本発明皮膚外用組成物
を実施例として示す。なお、いずれも常法により製造し
た。また、上記の効果試験をこれらにおいて行ったとこ
ろ、いずれも優れた結果が得られた。

【００７８】 〔実施例１２〕ローション 配合成分 配合量（質量％） （１）セージ抽出物 ０．１ （２）活性水素水（日田天領水） １．０ （３）精製水 ８３．１９ （４）グリセリン ４．０ （５）１，３−ブチレングリコール ４．０ （６）エタノール ７．０ （７）ポリオキシエチレン（１０）オレイルアルコール ０．５ （８）フェノキシエタノール ０．０５ （９）クエン酸 ０．０１ （１０）クエン酸ソーダ ０．１ （１１）香料 ０．０５

【００７９】 〔実施例１３〕クリーム 配合成分 配合量（質量％） （１）ＢＨＴ ０．０１ （２）ｄｌ−α−トコフェロール ０．１ （３）活性水素水（トラコテの水） ０．５ （４）精製水 ３３．５６ （５）セトステアリルアルコール ３．５ （６）スクワラン ４０．０ （７）ミツロウ ３．０ （８）還元ラノリン ５．０ （９）エチルパラベン ０．３ （１０）ポリオキシエチレン(20) ２．０ ソルビタンモノパルミチン酸エステル （１１）ステアリン酸モノグリセリド ２．０ （１２）香料 ０．０３ （１３）１，３−ブチレングリコール ５．０ （１４）グリセリン ５．０

【００８０】 〔実施例１４〕 クリーム 配合成分 配合量（質量％） （１）ニンジン抽出物 ０．２ （２）β−カロチン ０．０５ （３）活性水素水（ルルドの泉の水） ０．１ （４）精製水 ３３．８２ （５）セトステアリルアルコール ３．５ （６）スクワラン ４０．０ （７）ミツロウ ３．０ （８）還元ラノリン ５．０ （９）フェノキシエタノール ０．３ （１０）ポリオキシエチレン(20) ２．０ ソルビタンモノパルミチン酸エステル （１１）ステアリン酸モノグリセリド ２．０ （１２）香料 ０．０３ （１３）１，３−ブチレングリコール ５．０ （１４）グリセリン ５．０

【００８１】 〔実施例１５〕乳液 配合成分 配合量（質量％） （１）ＢＨＡ ０．００５ （２）チオタウリン ０．２ （３）活性水素水（アルカリイオン水）（注） ８５．４６５ （４）ステアリン酸 １．５ （５）セチルアルコール ０．５ （６）ミツロウ ２．０ （７）ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル １．０ （８）グリセリンモノステアリン酸エステル １．０ （９）プロピレングリコール ５．０ （１０）エタノール ３．０ （１１）エチルパラベン ０．３ （１２）香料 ０．０３ （注）日本トリム社製ＴＩ−８００型使用

【００８２】 〔実施例１６〕乳液 配合成分 配合量（質量％） （１）ニコチン酸アミド ０．０２ （２）酢酸レチノール ０．０１ （３）活性水素水（日田天領水） ３５．０ （４）精製水 ５０．６４ （５）ステアリン酸 １．５ （６）セチルアルコール ０．５ （７）ミツロウ ２．０ （８）ポリオキシエチレン(10)モノオレイン酸エステル １．０ （９）グリセリンモノステアリン酸エステル １．０ （１０）プロピレングリコール ５．０ （１１）エタノール ３．０ （１２）エチルパラベン ０．３ （１３）香料 ０．０３

【００８３】 ［実施例１７］ジェル 配合成分 配合量（質量％） （１）塩酸ピリドキシン ０．１ （２）活性水素水（日田天領水） ２２．０１ （３）精製水 ５０．０ （４）９５％エチルアルコール １０．０ （５）ジプロピレングリコール １５．０ （６）ポリオキシエチレン（５０モル） オレイルアルコールエーテル ２．０ （７）カルボキシビニルポリマー ０．０５ （８）苛性ソーダ ０．１５ （９）メチルパラベン ０．３ （１０）香料 ０．３９

【００８４】 〔実施例１８〕軟膏 配合成分 配合量（質量％） （１）ウーロン茶抽出物 ０．０５ （２）コンブ抽出物 ０．１ （３）メリッサ抽出物 ０．０５ （４）活性水素水（ノルデナウの水） １．３ （５）精製水 ２０．０ （６）ステアリルアルコール １８．０ （７）モクロウ ２０．０ （８）ポリオキシエチレン（１０）モノオレイン酸エステル ０．２５ （９）グリセリンモノステアリン酸エステル ０．２５ （１０）ワセリン ４０．０

【００８５】 〔実施例１９〕パック 配合成分 配合量（質量％） （１）ヒスチジン ０．３ （２）活性水素水（トラコテの水） ６０．０ （３）精製水 ４．９ （４）ポリビニルアルコール １５．０ （５）ポリエチレングリコール ３．０ （６）プロピレングリコール ７．０ （７）エタノール ９．７ （８）メチルパラベン ０．０５ （９）香料 ０．０５

【００８６】 〔実施例２０〕固形白粉 配合成分 配合量（質量％） （１）シソ抽出物 ０．５ （２）ヨモギ抽出物 ０．５ （３）活性水素水（ルルドの泉の水） ２．０５ （４）タルク ８１．４ （５）ステアリン酸 １．５ （６）ラノリン ５．０ （７）スクワラン ５．０ （８）ソルビタンセスキオレイン酸エステル ２．０ （９）トリエタノールアミン １．０ （１０）顔料 １．０ （１１）香料 ０．０５

【００８７】 ［実施例２１］乳化型ファンデーション 配合成分 配合量（質量％） （粉体部） （１）二酸化チタン ９．３ （２）塩化コバルト １．０ （３）セリサイト ５．４ （４）カオリン ３．０ （５）黄色酸化鉄 ０．８ （６）ベンガラ ０．３ （７）黒色酸化鉄 ０．２ （油相） （８）デカメチルシクロペンタシロキサン １１．５ （９）流動パラフィン ４．５ （１０）ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン ４．０ （水相） （１１）バニラ抽出物 ０．４ （１２）活性水素水（日田天領水） ４０．０ （１３）精製水 １２．０ （１４）１，３−ブチレングリコール ４．５ （１５）ソルビタンセスキオレイン酸エステル ３．０ （１６）フェノキシエタノール ０．０５ （１７）香料 ０．０５

【００８８】 ［実施例２２］エッセンス 配合成分 配合量（質量％） （１）酢酸−ｄｌ−α−トコフェロール ０．１ （２）マジョラム抽出物 ０．２ （３）活性水素水（日田天領水） ２２．１ （４）精製水 残量 （５）ソルビトール ８．０ （６）１，３−ブチレングリコール ４．３ （７）ＰＥＧ１５００ ７．０ （８）ヒアルロン酸ナトリウム ０．１ （９）エタノール ７．０ （１０）ＰＯＥ（１０）オレイルアルコールエーテル １．０ （１１）オリーブ油 ０．２ （１２）香料 適量 （１３）フェノキシエタノール 適量 （１４）褪色防止剤 適量 （１５）緩衝剤 適量

【００８９】 ［実施例２３］クレンジングフォーム 配合成分 配合量（質量％） （１）アスコルビン酸グルコシド １．０ （２）活性水素水（日田天領水） ９．８９ （３）精製水 ４０．０ （４）グリセリン 残量 （５）ＰＥＧ４００ １５．０ （６）ジプロピレングリコール ９．０ （７）Ｎ−ココイル−Ｎ−メチルタウリン ５．０ （８）ＰＯＥ・ＰＯＰブロックポリマー ５．０ （９）ＰＯＥ（１５）オレイルアルコールエーテル ３．０ （１０）ラノリン誘導体 ２．０ （１１）フェノキシエタノール ０．０５ （１２）ＨＥＤＴＡ−３Ｎａ ０．０１ （１３）香料 ０．０５ （１４）色素 適量

【００９０】 ［実施例２４］シャンプー 配合成分 配合量（質量％） （１）パセリ抽出物 ０．０２ （２）活性水素水（アルカリイオン水）（注） ５４．９８ （３）ラウリルポリオキシエチレン（３モル） ３０．０ 硫酸エステルナトリウム塩（３０％水溶液） （４）ラウリル硫酸エステルナトリウム塩 １０．０ （５）ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 残量 （６）グリセリン １．０ （７）香料 適量 （８）色素 適量 （９）安息香酸Ｎａ ０．１ （１０）エデト酸２Ｎａ ０．１ （１１）ｐＨ調製剤 適量 （注）日本トリム社製ＴＩ−７００型使用

【００９１】 ［実施例２５］リンス 配合成分 配合量（質量％） （１）オウゴン抽出物 １．０ （２）活性水素水（日田天領水） １０．０ （３）精製水 ７８．８ （４）シリコーン油 ３．０ （５）流動パラフィン １．０ （６）セチルアルコール １．５ （７）ステアリルアルコール １．０ （８）塩化ステアリルトリメチルアンモニウム ０．７ （９）グリセリン 残量 （１０）香料 適量 （１１）色素 適量 （１２）防腐剤 適量

【００９２】 ［実施例２６］育毛トニック 配合成分 配合量（質量％） （１）ミント抽出物 ０．５ （２）ワカメ抽出物 １．０ （３）活性水素水（日田天領水） ３６．０ （４）エタノール 残量 （５）センブリエキス ０．５ （６）ヒノキチオール ０．２ （７）ビタミンＢ_６ ０．２ （８）ビタミンＥニコチネート ０．２ （９）プロピレングリコール ２．０ （１０）香料 適量 （１１）香料可溶化剤 適量

【００９３】 ［実施例２７］浴用剤 配合成分 配合量（質量％） （１）ワイルドタイム抽出物 ０．３ （２）活性水素水（日田天領水） ７．７ （３）精製水 ５．０ （４）塩化ランタン 残量 （５）塩化マンガン １５．０ （６）塩化ストロンチウム ８．０ （７）コハク酸 ２２．０ （８）潤滑剤 適量 （９）色素 適量 （１０）香料 適量

【００９４】

【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
肌荒れ、しわを改善し、肌のうるおいを保つ等若々しい
健康な肌を維持または回復させる皮膚外用組成物が得ら
れる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ａ６１Ｋ 7/50 Ａ６１Ｋ 7/50 (72)発明者 増田 優 神奈川県横浜市都筑区早渕２−２−１ 株 式会社資生堂リサーチセンター（新横浜) 内 (72)発明者 荒木 秀文 神奈川県横浜市都筑区早渕２−２−１ 株 式会社資生堂リサーチセンター（新横浜) 内 (72)発明者 佐田 昭子 神奈川県横浜市都筑区早渕２−２−１ 株 式会社資生堂リサーチセンター（新横浜) 内 Ｆターム(参考） 4C083 AA082 AA111 AA112 AA122 AB032 AB051 AB052 AB111 AB212 AB222 AB232 AB242 AB282 AB432 AC012 AC022 AC072 AC102 AC122 AC132 AC182 AC242 AC262 AC292 AC302 AC312 AC442 AC471 AC472 AC482 AC532 AC542 AC581 AC692 AC792 AC852 AD052 AD092 AD152 AD162 AD172 AD212 AD411 AD512 AD531 AD551 AD611 AD622 AD632 AD641 AD642 AD661 AD662 BB46 BB51 CC04 CC05 CC12 CC23 CC25 CC37 CC38 CC39 DD22 DD23 DD27 DD31 DD41 EE06 EE07 EE12 EE22

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 抗酸化剤と活性水素水とを含有すること
   を特徴とする皮膚外用組成物。
2. 【請求項２】 抗酸化剤が、ビタミンＣ類及びそれらの
   誘導体並びにそれらの塩、ビタミンＥ類及びそれらの誘
   導体及び抗酸化効果を有する生薬及び／又はその抽出物
   からなる群から選ばれた１種又は２種以上である請求項
   １記載の皮膚外用組成物。
3. 【請求項３】 ビタミンＣ類及びそれらの誘導体並びに
   それらの塩が、アスコルビン酸リン酸エステル塩及び／
   又はアスコルビン酸グルコシドである請求項２記載の皮
   膚外用組成物。
4. 【請求項４】 ビタミンＥ類及びそれらの誘導体が、ｄ
   ｌ−α−トコフェロール、ｄｌ−β−トコフェロール、
   ｄｌ−γ−トコフェロール、ｄｌ−δ−トコフェロール
   及びトコフェロールエステルからなる群から選ばれた１
   種又は２種以上である請求項２記載の皮膚外用組成物。
5. 【請求項５】 抗酸化効果を有する生薬が、ローズマリ
   ー、セージ、オレガノ、マジョラム、タイム、ワイルド
   タイム、クローブ、ナツメグ、ショウガ、ヨモギ、トウ
   ガラシ、コショウ、ブラウンマスタード、ディル、パセ
   リ、ミント、ローレル、シソ、バジル、ターメリック、
   セーボリー、メーヌ、フェネグリーク、フェンネル、ク
   ミン、コリアンダー、シナモン、セロリシード、カシ
   ア、キャラウェイ、カルダモン、ベイリーブス、アニス
   シード、オールスパイス、ニンジン、メリッサ、ヤシャ
   ジュツ、アセンヤク、カワラヨモギ、ウイキョウ、バニ
   ラ、パプリカ、ヨクイニン、木瓜（モッカ）、スホウ、
   キュレン、ジョンラブ、イチョウ葉、緑茶、ウーロン
   茶、紅茶、プアール茶、コンブ、ワカメ、アオノリ、ノ
   リ、オウゴン、タイム及びサイコからなる群から選ばれ
   た１種又は２種以上である請求項２記載の皮膚外用組成
   物。
6. 【請求項６】 活性水素水が、天然活性水素水である請
   求項１乃至５のいずれか一項に記載の皮膚外用組成物。
7. 【請求項７】 活性水素水が、抗酸化作用をもった機能
   水である請求項１乃至６のいずれか一項に記載の皮膚外
   用組成物。
8. 【請求項８】 活性水素水の含有量が、抗酸化剤に対し
   て質量比で１／１０以上である請求項１乃至７のいずれ
   か一項に記載の皮膚外用組成物。
9. 【請求項９】 さらに、保湿剤、紫外線吸収剤、美白
   剤、ビタミン類、ホルモン類、アミノ酸類、抗炎症剤、
   清涼剤、イオウ、塩化リゾチーム、γ−オリザノール、
   ヒノキチオール、ビサボロール、ユーカルプトーン、チ
   モール及びサポニン類からなる群から選ばれた１種又は
   ２種以上を配合することを特徴とするの請求項１乃至８
   のいずれか一項に記載の皮膚外用組成物。