JP2003087192A - 送信電力設定方法および基地局装置 - Google Patents
送信電力設定方法および基地局装置Info
- Publication number
- JP2003087192A JP2003087192A JP2001277540A JP2001277540A JP2003087192A JP 2003087192 A JP2003087192 A JP 2003087192A JP 2001277540 A JP2001277540 A JP 2001277540A JP 2001277540 A JP2001277540 A JP 2001277540A JP 2003087192 A JP2003087192 A JP 2003087192A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- upper limit
- transmission power
- limit value
- channel
- base station
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Transmitters (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 セル間において生じる同一無線チャネル
間での干渉を減らして無線チャネルの利用効率を高める
こと。 【解決手段】 上限値設定部103は、無線チャネルと
送信電力の上限値との対応関係を示すテーブルを予め記
憶しており、このテーブルを参照して無線チャネルごと
に送信電力の上限値を設定する。また、各セルに設けら
れた基地局の上限値設定部103はすべて、同一の内容
のテーブルを記憶しており、これにより、各基地局が使
用する複数の無線チャネルに対しては、各チャネルごと
に相互に同一の上限値が設定される。
間での干渉を減らして無線チャネルの利用効率を高める
こと。 【解決手段】 上限値設定部103は、無線チャネルと
送信電力の上限値との対応関係を示すテーブルを予め記
憶しており、このテーブルを参照して無線チャネルごと
に送信電力の上限値を設定する。また、各セルに設けら
れた基地局の上限値設定部103はすべて、同一の内容
のテーブルを記憶しており、これにより、各基地局が使
用する複数の無線チャネルに対しては、各チャネルごと
に相互に同一の上限値が設定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信電力設定方法
および基地局装置に関する。
および基地局装置に関する。
【0002】
【従来の技術】“笹岡秀一:移動通信(オーム社、pp.1
53−155(1998))”に記載されているように、セルラ
方式の移動体通信システムでは、いわゆるリユースパー
ティショニング(Reuse Partitioning:RP)“Halper
n,S.W.:Reuse Partitioning in Cellular Systems(Pr
oc.of VTC'83,pp.322−327(1983))”を構成するこ
とにより、無線チャネル(以下、単に「チャネル」とい
う。)の繰り返し利用を多くすることができ、システム
全体としてより多くの呼を収容できるようになる。
53−155(1998))”に記載されているように、セルラ
方式の移動体通信システムでは、いわゆるリユースパー
ティショニング(Reuse Partitioning:RP)“Halper
n,S.W.:Reuse Partitioning in Cellular Systems(Pr
oc.of VTC'83,pp.322−327(1983))”を構成するこ
とにより、無線チャネル(以下、単に「チャネル」とい
う。)の繰り返し利用を多くすることができ、システム
全体としてより多くの呼を収容できるようになる。
【0003】RPを構成することを目的とした自律分散
制御型のチャネル割当て法では、各セル内において基地
局が各チャネルのCIR(Carrier to Interference Ra
tio:希望波対干渉波比)を測定し、通信が行えるのに
必要なCIRの閾値を超えるチャネルを割当て可能なチ
ャネルと判定して割り当てる。自律分散制御型のチャネ
ル割当てのアルゴリズムとしては、例えば、ARP(Au
tonomous Reuse Partitioning)法やACCA(All-Cha
nnel Concentric Allocation)法等がある。
制御型のチャネル割当て法では、各セル内において基地
局が各チャネルのCIR(Carrier to Interference Ra
tio:希望波対干渉波比)を測定し、通信が行えるのに
必要なCIRの閾値を超えるチャネルを割当て可能なチ
ャネルと判定して割り当てる。自律分散制御型のチャネ
ル割当てのアルゴリズムとしては、例えば、ARP(Au
tonomous Reuse Partitioning)法やACCA(All-Cha
nnel Concentric Allocation)法等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記自律分散制御型の
チャネル割当て法を用いることによりチャネル利用効率
を高めることができるが、近年の移動体通信の加入者増
に伴い、チャネル利用効率をより高めることが求められ
ている。
チャネル割当て法を用いることによりチャネル利用効率
を高めることができるが、近年の移動体通信の加入者増
に伴い、チャネル利用効率をより高めることが求められ
ている。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、チャネル利用効率を高めることができる送信電力
設定方法および基地局装置を提供することを目的とす
る。
あり、チャネル利用効率を高めることができる送信電力
設定方法および基地局装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の送信電力設定方
法は、サービスエリアが複数のセルから構成される無線
通信システムにおける送信電力設定方法であって、複数
のセルのそれぞれに設けられた基地局において、無線チ
ャネルごとに送信電力の上限値が設定されており、他の
基地局が使用する無線チャネルと同一の無線チャネルに
対して同一の上限値が設定されているようにした。
法は、サービスエリアが複数のセルから構成される無線
通信システムにおける送信電力設定方法であって、複数
のセルのそれぞれに設けられた基地局において、無線チ
ャネルごとに送信電力の上限値が設定されており、他の
基地局が使用する無線チャネルと同一の無線チャネルに
対して同一の上限値が設定されているようにした。
【0007】この方法によれば、セル間において生じる
同一チャネル間での干渉を抑えることができるため、チ
ャネル利用効率を高めることができる。
同一チャネル間での干渉を抑えることができるため、チ
ャネル利用効率を高めることができる。
【0008】本発明の基地局装置は、複数の無線チャネ
ルを使用して複数の移動局と通信を行う基地局装置であ
って、複数の無線チャネルごとに定められた送信電力の
上限値であって、他の基地局装置が使用する無線チャネ
ルと同一の無線チャネルに対して同一の上限値を記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている、各無線
チャネルに対応する上限値以下の送信電力で信号を送信
する送信手段と、を具備する構成を採る。
ルを使用して複数の移動局と通信を行う基地局装置であ
って、複数の無線チャネルごとに定められた送信電力の
上限値であって、他の基地局装置が使用する無線チャネ
ルと同一の無線チャネルに対して同一の上限値を記憶す
る記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている、各無線
チャネルに対応する上限値以下の送信電力で信号を送信
する送信手段と、を具備する構成を採る。
【0009】この構成によれば、セル間において生じる
同一チャネル間での干渉を抑えることができるため、チ
ャネル利用効率を高めることができる。
同一チャネル間での干渉を抑えることができるため、チ
ャネル利用効率を高めることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明者らは、セル間において生
じる同一チャネル間での干渉に着目し、この干渉を減ら
すことによってチャネル利用効率を高めることができる
ことを見出し、本発明をするに至った。
じる同一チャネル間での干渉に着目し、この干渉を減ら
すことによってチャネル利用効率を高めることができる
ことを見出し、本発明をするに至った。
【0011】すなわち、本発明の骨子は、チャネルごと
に基地局間で同一の送信電力上限値を設定し、すべての
基地局がその上限値以下の送信電力で各チャネルを使用
して信号を送信することである。
に基地局間で同一の送信電力上限値を設定し、すべての
基地局がその上限値以下の送信電力で各チャネルを使用
して信号を送信することである。
【0012】以下、本発明の一実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の
形態に係る無線通信システムの概略図である。この無線
通信システムのサービスエリアはセル1〜3の複数のセ
ルから構成されており、セル1〜3には各々、基地局
(BS)1〜3が設けられている。また、基地局1〜3
はそれぞれ、複数のチャネルを使用して複数の移動局と
通信を行う。例えば、基地局1は、セル1内に位置する
移動局(MS)11および12と、異なるチャネルを使
用して通信を行う。各基地局が使用できるチャネルは予
め定められており、今ここでは、各基地局はそれぞれ、
チャネル1〜4の4つのチャネルを使用できるものとす
る。
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の一実施の
形態に係る無線通信システムの概略図である。この無線
通信システムのサービスエリアはセル1〜3の複数のセ
ルから構成されており、セル1〜3には各々、基地局
(BS)1〜3が設けられている。また、基地局1〜3
はそれぞれ、複数のチャネルを使用して複数の移動局と
通信を行う。例えば、基地局1は、セル1内に位置する
移動局(MS)11および12と、異なるチャネルを使
用して通信を行う。各基地局が使用できるチャネルは予
め定められており、今ここでは、各基地局はそれぞれ、
チャネル1〜4の4つのチャネルを使用できるものとす
る。
【0013】図2は、本発明の一実施の形態に係る基地
局装置の構成を示すブロック図である。図1に示す基地
局1〜3は、すべて同一の構成を採る。
局装置の構成を示すブロック図である。図1に示す基地
局1〜3は、すべて同一の構成を採る。
【0014】ここで、チャネルとは、基地局と移動局と
の間で通信を行うために設定される無線通信路のことを
いう。具体的には、FDMA(Frequency Division Mul
tiple Access)の場合なら特定の周波数帯域のことであ
り、TDMA(Time Division Multiple Access)の場
合なら特定のタイムスロットのことであり、CDMA
(Code Division Multiple Access)の場合なら特定の
符号系列のことである。以下、CDMAを一例に挙げて
説明する。
の間で通信を行うために設定される無線通信路のことを
いう。具体的には、FDMA(Frequency Division Mul
tiple Access)の場合なら特定の周波数帯域のことであ
り、TDMA(Time Division Multiple Access)の場
合なら特定のタイムスロットのことであり、CDMA
(Code Division Multiple Access)の場合なら特定の
符号系列のことである。以下、CDMAを一例に挙げて
説明する。
【0015】図2において、変調部101、拡散部10
2、および電力制御部104から構成される部分はチャ
ネル数分(ここでは4つ)備えられる。信号1〜4は、
変調部101で位相変調等の所定の変調処理を施された
後、チャネルごとに備えられた拡散部102によってそ
れぞれ異なる拡散符号によって拡散される。拡散後の信
号は、電力制御部104に入力される。
2、および電力制御部104から構成される部分はチャ
ネル数分(ここでは4つ)備えられる。信号1〜4は、
変調部101で位相変調等の所定の変調処理を施された
後、チャネルごとに備えられた拡散部102によってそ
れぞれ異なる拡散符号によって拡散される。拡散後の信
号は、電力制御部104に入力される。
【0016】上限値設定部103は、チャネルごと(す
なわち、拡散符号ごと)に送信電力の上限値を設定す
る。具体的には、上限値設定部103は、図3に示すよ
うな、チャネルと送信電力の上限値との対応関係を示す
テーブルを予め記憶しており、このテーブルを参照して
チャネルごと(すなわち、拡散符号ごと)に送信電力の
上限値を設定する。今ここでは、チャネル番号が大きく
なるほど、送信電力の上限値を高く設定するものとす
る。
なわち、拡散符号ごと)に送信電力の上限値を設定す
る。具体的には、上限値設定部103は、図3に示すよ
うな、チャネルと送信電力の上限値との対応関係を示す
テーブルを予め記憶しており、このテーブルを参照して
チャネルごと(すなわち、拡散符号ごと)に送信電力の
上限値を設定する。今ここでは、チャネル番号が大きく
なるほど、送信電力の上限値を高く設定するものとす
る。
【0017】また、基地局1〜3の上限値設定部103
はすべて、同一の内容のテーブルを記憶している。これ
により、各基地局が使用できる4つのチャネル1〜4に
対しては、各チャネルごとに相互に同一の上限値が設定
される。つまり、基地局1〜3の間で同一のチャネルに
対しては同一の上限値が設定される。
はすべて、同一の内容のテーブルを記憶している。これ
により、各基地局が使用できる4つのチャネル1〜4に
対しては、各チャネルごとに相互に同一の上限値が設定
される。つまり、基地局1〜3の間で同一のチャネルに
対しては同一の上限値が設定される。
【0018】チャネルごとに備えられた電力制御部10
4では、各チャネルで送信される信号の送信電力が、上
限値設定部103で設定された上限値以下に制御され
る。このとき、電力制御部104は、上限値以下の範囲
で送信電力を変化させてもよく、また、上限値で送信電
力を固定としてもよい。
4では、各チャネルで送信される信号の送信電力が、上
限値設定部103で設定された上限値以下に制御され
る。このとき、電力制御部104は、上限値以下の範囲
で送信電力を変化させてもよく、また、上限値で送信電
力を固定としてもよい。
【0019】それぞれ上限値以下に送信電力が制御され
たチャネル1〜4の信号は、多重部105で多重された
後、送信RF部106でD/A変換やアップコンバート
等の所定の無線処理を施されてアンテナ107から送信
される。
たチャネル1〜4の信号は、多重部105で多重された
後、送信RF部106でD/A変換やアップコンバート
等の所定の無線処理を施されてアンテナ107から送信
される。
【0020】ここで、本実施の形態では、チャネルごと
に異なる送信電力の上限値を設定するため(図3)、設
定する上限値の高さにより各チャネルの信号が届く範囲
を設定することができる。例えば、図4を参照するに、
範囲Aに位置する移動局に対してチャネル1、2、3、
4の信号を受信可能となるように上限値を設定し、範囲
Bに位置する移動局に対してチャネル2、3、4の信号
を受信可能となるように上限値を設定し、範囲Cに位置
する移動局に対してチャネル3、4の信号を受信可能と
なるように上限値を設定し、範囲Dに位置する移動局に
対してチャネル4の信号を受信可能となるように上限値
を設定する。そして、チャネル割当てを、例えば以下の
ようにして行う。
に異なる送信電力の上限値を設定するため(図3)、設
定する上限値の高さにより各チャネルの信号が届く範囲
を設定することができる。例えば、図4を参照するに、
範囲Aに位置する移動局に対してチャネル1、2、3、
4の信号を受信可能となるように上限値を設定し、範囲
Bに位置する移動局に対してチャネル2、3、4の信号
を受信可能となるように上限値を設定し、範囲Cに位置
する移動局に対してチャネル3、4の信号を受信可能と
なるように上限値を設定し、範囲Dに位置する移動局に
対してチャネル4の信号を受信可能となるように上限値
を設定する。そして、チャネル割当てを、例えば以下の
ようにして行う。
【0021】すなわち、(1)基地局が、各チャネルの
上限値以下の送信電力の既知信号(パイロット信号)を
移動局に送信する。既知信号は、それぞれ各チャネルに
対応している。(2)移動局は、受信したチャネル数分
の既知信号の受信品質(例えば、CIR)を測定する。
そして、移動局は、所要の品質を満たしているチャネル
のうち、最も受信品質が低いチャネルを基地局に通知す
る。(3)基地局は、移動局から通知されたチャネルを
その移動局に割り当てる。
上限値以下の送信電力の既知信号(パイロット信号)を
移動局に送信する。既知信号は、それぞれ各チャネルに
対応している。(2)移動局は、受信したチャネル数分
の既知信号の受信品質(例えば、CIR)を測定する。
そして、移動局は、所要の品質を満たしているチャネル
のうち、最も受信品質が低いチャネルを基地局に通知す
る。(3)基地局は、移動局から通知されたチャネルを
その移動局に割り当てる。
【0022】このようにしてチャネル割当てを行うと、
割り当てられるチャネルはセル内での移動局の存在位置
により決定される。図4を参照するに、範囲Aに位置す
る移動局はチャネル1、2、3、4の信号を受信可能で
あり、それらのチャネルはすべて所要の品質を満たすこ
とになるが、その中でチャネル1の信号の上限値が最も
低いので、移動局での受信品質はチャネル1の信号が最
も低くなる。よって、範囲Aに位置する移動局にはチャ
ネル1が割り当てられる。同様に、範囲Bに位置する移
動局はチャネル2、3、4の信号を受信可能であり、そ
れらのチャネルはすべて所要の品質を満たすことになる
が、その中でチャネル2の信号の上限値が最も低いの
で、移動局での受信品質はチャネル2の信号が最も低く
なる。よって、範囲Bに位置する移動局にはチャネル2
が割り当てられる。以下、範囲C、Dについても同様で
ある。これにより、セル1内に基地局1を中心とした同
心円状の内部セルが形成される。
割り当てられるチャネルはセル内での移動局の存在位置
により決定される。図4を参照するに、範囲Aに位置す
る移動局はチャネル1、2、3、4の信号を受信可能で
あり、それらのチャネルはすべて所要の品質を満たすこ
とになるが、その中でチャネル1の信号の上限値が最も
低いので、移動局での受信品質はチャネル1の信号が最
も低くなる。よって、範囲Aに位置する移動局にはチャ
ネル1が割り当てられる。同様に、範囲Bに位置する移
動局はチャネル2、3、4の信号を受信可能であり、そ
れらのチャネルはすべて所要の品質を満たすことになる
が、その中でチャネル2の信号の上限値が最も低いの
で、移動局での受信品質はチャネル2の信号が最も低く
なる。よって、範囲Bに位置する移動局にはチャネル2
が割り当てられる。以下、範囲C、Dについても同様で
ある。これにより、セル1内に基地局1を中心とした同
心円状の内部セルが形成される。
【0023】図4ではセル1を例に挙げているが、基地
局1〜3の間では同一のチャネルに対しては同一の上限
値が設定されるため、他のセルでのチャネル割当てもセ
ル1と同様に行われる。このように、チャネルごとに異
なる送信電力の上限値を設定することで、上述したよう
な簡単なチャネル割当て法によってRPを構成すること
ができる。また、CDMAでは同一周波数帯で複数の移
動局に対する信号が同時に送信されるため、チャネルご
とに異なる送信電力の上限値を設定することで、同一セ
ル内において、送信電力が高いチャネルに対する送信電
力が低いチャネルからの干渉が減少する。よって、送信
電力の上限値が高いチャネルを使用する移動局ほど従来
に比べ受信品質が向上する。
局1〜3の間では同一のチャネルに対しては同一の上限
値が設定されるため、他のセルでのチャネル割当てもセ
ル1と同様に行われる。このように、チャネルごとに異
なる送信電力の上限値を設定することで、上述したよう
な簡単なチャネル割当て法によってRPを構成すること
ができる。また、CDMAでは同一周波数帯で複数の移
動局に対する信号が同時に送信されるため、チャネルご
とに異なる送信電力の上限値を設定することで、同一セ
ル内において、送信電力が高いチャネルに対する送信電
力が低いチャネルからの干渉が減少する。よって、送信
電力の上限値が高いチャネルを使用する移動局ほど従来
に比べ受信品質が向上する。
【0024】このように、本実施形態では、各基地局が
チャネルごとに送信電力の上限値を設定する。しかも、
すべての基地局間において、同一のチャネルに対しては
同一の送信電力の上限値を設定する。このようにして送
信電力の上限値を設定することにより、簡単にRPを構
成することができる。また、セル間において生じる同一
チャネル間での干渉を抑えることにより、チャネル利用
効率を高めることができる。また、送信電力の上限値を
低く設定するほど、信号の送信にかかる消費電力を減ら
すことができる。
チャネルごとに送信電力の上限値を設定する。しかも、
すべての基地局間において、同一のチャネルに対しては
同一の送信電力の上限値を設定する。このようにして送
信電力の上限値を設定することにより、簡単にRPを構
成することができる。また、セル間において生じる同一
チャネル間での干渉を抑えることにより、チャネル利用
効率を高めることができる。また、送信電力の上限値を
低く設定するほど、信号の送信にかかる消費電力を減ら
すことができる。
【0025】なお、上記説明では、各チャネルの送信電
力の上限値をそれぞれ異なるものとして説明したが、使
用できるチャネルの中で同一の上限値を持つチャネルが
存在してもよい。
力の上限値をそれぞれ異なるものとして説明したが、使
用できるチャネルの中で同一の上限値を持つチャネルが
存在してもよい。
【0026】また、1つの移動局に対して複数のチャネ
ルを割り当てて通信を行う場合には、それらのチャネル
のうちで最低の上限値となる上限値以下の送信電力で複
数のチャネルの信号を送信する。このようにすることに
より、他セルへの干渉をさらに減らすことができる。
ルを割り当てて通信を行う場合には、それらのチャネル
のうちで最低の上限値となる上限値以下の送信電力で複
数のチャネルの信号を送信する。このようにすることに
より、他セルへの干渉をさらに減らすことができる。
【0027】また、本発明におけるチャネルとは、特定
の周波数帯域、特定のタイムスロットおよび特定の符号
系列をそれぞれ組み合わせたものでもよい。例えば、特
定の周波数帯域と特定の符号系列とを組み合わせたもの
もチャネルであり、また、特定の周波数帯域、特定のタ
イムスロットおよび特定の符号系列を組み合わせたもの
もチャネルである。
の周波数帯域、特定のタイムスロットおよび特定の符号
系列をそれぞれ組み合わせたものでもよい。例えば、特
定の周波数帯域と特定の符号系列とを組み合わせたもの
もチャネルであり、また、特定の周波数帯域、特定のタ
イムスロットおよび特定の符号系列を組み合わせたもの
もチャネルである。
【0028】また、本発明をマルチキャリア変調方式の
一つであるOFDM(Orthogonal Frequency Division
Multiplexing)方式に適用し、各サブキャリアごとに送
信電力の上限値を設定することも可能である。この場
合、各サブキャリアが本発明でいうチャネルに相当す
る。さらに、1つの移動局に対して複数のサブキャリア
が割り当てられる場合には、その複数のサブキャリアの
送信電力の上限値を同一に設定する。この場合、複数の
サブキャリアで構成されるサブキャリア群が本発明でい
うチャネルに相当する。例えば、OFDM信号が16サ
ブキャリアで構成され、4つの移動局に4サブキャリア
ずつ割り当てられる場合には、本発明では、4サブキャ
リアで構成されるサブキャリア群を1チャネルとみなす
ことができる。
一つであるOFDM(Orthogonal Frequency Division
Multiplexing)方式に適用し、各サブキャリアごとに送
信電力の上限値を設定することも可能である。この場
合、各サブキャリアが本発明でいうチャネルに相当す
る。さらに、1つの移動局に対して複数のサブキャリア
が割り当てられる場合には、その複数のサブキャリアの
送信電力の上限値を同一に設定する。この場合、複数の
サブキャリアで構成されるサブキャリア群が本発明でい
うチャネルに相当する。例えば、OFDM信号が16サ
ブキャリアで構成され、4つの移動局に4サブキャリア
ずつ割り当てられる場合には、本発明では、4サブキャ
リアで構成されるサブキャリア群を1チャネルとみなす
ことができる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
セル間において生じる同一チャネル間での干渉を減らし
てチャネル利用効率を高めることができる。
セル間において生じる同一チャネル間での干渉を減らし
てチャネル利用効率を高めることができる。
【図1】本発明の一実施の形態に係る無線通信システム
の概略図
の概略図
【図2】本発明の一実施の形態に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
を示すブロック図
【図3】チャネルと送信電力の上限値との対応関係を示
すテーブルの一例
すテーブルの一例
【図4】本発明の一実施の形態に係る無線通信システム
において形成される内部セルの概念図
において形成される内部セルの概念図
101 変調部
102 拡散部
103 上限値設定部
104 電力制御部
105 多重部
106 送信RF部
107 アンテナ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 須増 淳
神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1
号 松下通信工業株式会社内
(72)発明者 三好 憲一
神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1
号 松下通信工業株式会社内
Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21
5K060 BB05 CC04 CC11 DD04 HH31
HH32 LL01 LL16
5K067 AA03 CC10 EE02 EE10 EE22
GG08 HH23
Claims (2)
- 【請求項1】 サービスエリアが複数のセルから構成さ
れる無線通信システムにおける送信電力設定方法であっ
て、 複数のセルのそれぞれに設けられた基地局において、 無線チャネルごとに送信電力の上限値が設定されてお
り、他の基地局が使用する無線チャネルと同一の無線チ
ャネルに対して同一の上限値が設定されている、 ことを特徴とする送信電力設定方法。 - 【請求項2】 複数の無線チャネルを使用して複数の移
動局と通信を行う基地局装置であって、 複数の無線チャネルごとに定められた送信電力の上限値
であって、他の基地局装置が使用する無線チャネルと同
一の無線チャネルに対して同一の上限値を記憶する記憶
手段と、 前記記憶手段に記憶されている、各無線チャネルに対応
する上限値以下の送信電力で信号を送信する送信手段
と、 を具備することを特徴とする基地局装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001277540A JP2003087192A (ja) | 2001-09-13 | 2001-09-13 | 送信電力設定方法および基地局装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001277540A JP2003087192A (ja) | 2001-09-13 | 2001-09-13 | 送信電力設定方法および基地局装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003087192A true JP2003087192A (ja) | 2003-03-20 |
Family
ID=19102051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001277540A Pending JP2003087192A (ja) | 2001-09-13 | 2001-09-13 | 送信電力設定方法および基地局装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003087192A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005122616A1 (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 通信端末装置、基地局装置及び無線通信システム |
WO2006043588A1 (ja) * | 2004-10-19 | 2006-04-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | 基地局装置、無線通信システムおよび無線送信方法 |
WO2008013283A1 (fr) * | 2006-07-28 | 2008-01-31 | Kyocera Corporation | Procédé de communication sans fil, appareil de commande de station de base et terminal de communication sans fil |
WO2008013259A1 (fr) * | 2006-07-28 | 2008-01-31 | Kyocera Corporation | Procédé de communication sans fil et terminal de communication sans fil |
JP2010034756A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Kyocera Corp | 基地局、サーバ及び通信システム |
JP2010193507A (ja) * | 2003-11-06 | 2010-09-02 | Panasonic Corp | セルラ無線通信システムにおける干渉均衡化のための、チャネル割り当て中の送信電力範囲設定 |
JP2010220228A (ja) * | 2003-11-06 | 2010-09-30 | Panasonic Corp | セルラ無線通信システムにおける干渉均衡化のための、チャネル割り当て中の送信電力レベル設定 |
JP2011097626A (ja) * | 2010-12-20 | 2011-05-12 | Kyocera Corp | 無線通信方法及び無線通信端末 |
-
2001
- 2001-09-13 JP JP2001277540A patent/JP2003087192A/ja active Pending
Cited By (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012095324A (ja) * | 2003-11-06 | 2012-05-17 | Panasonic Corp | セルラ無線通信システムにおける干渉均衡化のための、チャネル割り当て中の送信電力範囲設定 |
JP2010193507A (ja) * | 2003-11-06 | 2010-09-02 | Panasonic Corp | セルラ無線通信システムにおける干渉均衡化のための、チャネル割り当て中の送信電力範囲設定 |
JP2010220228A (ja) * | 2003-11-06 | 2010-09-30 | Panasonic Corp | セルラ無線通信システムにおける干渉均衡化のための、チャネル割り当て中の送信電力レベル設定 |
US8437768B2 (en) | 2003-11-06 | 2013-05-07 | Panasonic Corporation | Interference balancing in a wireless communication system |
JP2012085336A (ja) * | 2003-11-06 | 2012-04-26 | Panasonic Corp | セルラ無線通信システムにおける干渉均衡化のための、チャネル割り当て中の送信電力レベル設定 |
US8571567B2 (en) | 2004-06-10 | 2013-10-29 | Pansonic Corporation | Communication terminal device, base station device and radio communication system in which a random access channel is accessed by employing an initial access code randomly selected from a selected group of initial access codes |
KR101406626B1 (ko) | 2004-06-10 | 2014-06-11 | 고도 가이샤 아이피 브릿지 1 | 무선 통신 장치, 통신 단말 장치, 기지국 장치, 무선 통신 시스템, 무선 통신 방법 및 집적 회로 |
WO2005122616A1 (ja) * | 2004-06-10 | 2005-12-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 通信端末装置、基地局装置及び無線通信システム |
US9215733B2 (en) | 2004-06-10 | 2015-12-15 | Godo Kaisha Ip Bridge 1 | Communication terminal device, base station device and radio communication method |
WO2006043588A1 (ja) * | 2004-10-19 | 2006-04-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | 基地局装置、無線通信システムおよび無線送信方法 |
US8477694B2 (en) | 2004-10-19 | 2013-07-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Base station apparatus, wireless communication system, and wireless transmission method |
US8477746B2 (en) | 2004-10-19 | 2013-07-02 | Sharp Kabushiki Kaisha | Base station apparatus, wireless communication system, and wireless transmission method |
JP2008035290A (ja) * | 2006-07-28 | 2008-02-14 | Kyocera Corp | 無線通信方法及び無線通信端末 |
KR101030890B1 (ko) | 2006-07-28 | 2011-04-22 | 교세라 가부시키가이샤 | 무선 통신 방법, 기지국 제어 장치 및 무선 통신 단말 |
US8442574B2 (en) | 2006-07-28 | 2013-05-14 | Kyocera Corporation | Radio communication method and radio communication terminal |
KR100995191B1 (ko) | 2006-07-28 | 2010-11-17 | 교세라 가부시키가이샤 | 무선 통신 방법 및 무선 통신 단말 |
WO2008013259A1 (fr) * | 2006-07-28 | 2008-01-31 | Kyocera Corporation | Procédé de communication sans fil et terminal de communication sans fil |
WO2008013283A1 (fr) * | 2006-07-28 | 2008-01-31 | Kyocera Corporation | Procédé de communication sans fil, appareil de commande de station de base et terminal de communication sans fil |
JP2010034756A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Kyocera Corp | 基地局、サーバ及び通信システム |
JP2011097626A (ja) * | 2010-12-20 | 2011-05-12 | Kyocera Corp | 無線通信方法及び無線通信端末 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US12278777B2 (en) | Distributed resource unit configurations | |
US11956179B2 (en) | Duplicated data sequence transmissions with reduced peak to average power ratio | |
US7366223B1 (en) | Modifying hopping sequences in wireless networks | |
CN1132334C (zh) | 在蜂窝网中实现多载波的系统和方法 | |
JP3874991B2 (ja) | 無線基地局およびそのフレーム構成方法 | |
US8180354B2 (en) | Method for allocating radio resource in multi-carrier time division duplex mobile communication system | |
US20100260163A1 (en) | OFDMA communication apparatus | |
CN101193086B (zh) | 一种正交频分复用系统频率规划的方法 | |
CA2543607A1 (en) | Layered reuse for a wireless communication system | |
GB2378860A (en) | Time slot allocation within a frame of a multicarrier TDMA system | |
WO2012165067A1 (ja) | 無線リソース割当方法及び無線リソース割当装置、並びに通信システム | |
TW200536293A (en) | Variable bandwidth in a communication system | |
US20100296596A1 (en) | Wireless Communication Apparatus And Method For Wireless Communication | |
KR101366478B1 (ko) | 서브 캐리어 배열 영역 분할 방법 및 정보 배치 시스템 | |
CN1985539A (zh) | 基站装置和无线通信方法 | |
JP2003087192A (ja) | 送信電力設定方法および基地局装置 | |
JP3007626B2 (ja) | 移動セルラ電気通信ネットワ―ク | |
WO2008035716A1 (en) | Communication system, its base station, and communication method | |
WO2024168735A1 (zh) | 无线传输方法、装置、设备及存储介质 | |
WO2024145929A1 (zh) | 资源确定方法及装置、终端设备、网络设备 | |
JP2008288781A (ja) | 無線通信装置、無線通信システムおよび無線通信方法 | |
KR100538026B1 (ko) | 빔 형성 시스템에서의 셀 공통 정보 전송 방법 | |
KR100698463B1 (ko) | 제 1 국과 복수의 제 2 국을 포함하는 셀룰러 무선 통신 시스템 및 이러한 셀룰러 무선 통신 시스템을 동작시키는 방법 | |
US20070191017A1 (en) | Apparatus and method for simultaneously receiving two neighboring frequency assignments in a cellular system | |
JP2009060179A (ja) | 通信装置および通信方法 |