JP2003086505A - 半導体装置の製造方法及び半導体製造装置 - Google Patents
半導体装置の製造方法及び半導体製造装置Info
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Abstract
て、TFTのトランジスタ特性を高レベルで均質化し、
特に周辺回路領域において移動度に優れ高速駆動が可能
なTFTを実現する。 【解決手段】 ガラス基板1上でa−Si膜2を線状
(リボン状)(図1(a))、又は島状(アイランド
状)(図1(b))にパターニングし、a−Si膜2の
表面又はガラス基板1の裏面に対し、CWレーザ3から
時間に対して連続的に出力するエネルギービームを矢印
の方向へ照射走査して、a−Si膜2を結晶化する。
Description
の製造方法、並びに半導体製造装置に関し、特に、無ア
ルカリガラス等の非晶質基板上に、各々複数の薄膜トラ
ンジスタを有してなる画素領域及びその周辺回路領域が
設けられてなる半導体装置、いわゆるシステム・オン・
パネルに適用して好適である。
Transistor)は、極めて薄く微細な動作半導体薄膜に形
成されるものであるため、近時の大面積化の要請を考慮
して大画面の液晶パネル等への搭載が検討されており、
特に、システム・オン・パネル等への適用が期待されて
いる。
カリガラス等の非晶質基板上に複数の多結晶半導体TF
T(特に多結晶シリコンTFT(p−SiTFT))を
形成する。この場合、半導体薄膜としてアモルファスシ
リコン(a−Si)膜を成膜した後、紫外波長・短パル
スのエキシマレーザを照射することで、ガラス基板に影
響を与えずa−Si膜のみを溶融結晶化させて動作半導
体薄膜として機能するp−Si膜を得る方法が主流であ
る。
ルの大面積化に対応した高出力且つ線状のビームを出射
するエキシマレーザが開発されているが、レーザ結晶化
によって得られるp−Si膜は照射エネルギー密度だけ
でなくビームプロファイルや膜表面の状態等の影響を受
け易く、結晶粒径の大きなものを大面積に均一に形成す
るのは難しかった。エキシマレーザによって結晶化した
試料をAFMで観察すると、図37に示すように、ラン
ダムに発生した核から等方的に成長した結晶粒はそれぞ
れ正多角形に近い形状を呈し、結晶粒同士が衝突する結
晶粒界に突起が見られ、結晶粒径は1μmに満たない。
化によって得られるp−Si膜を用いてTFTを作製し
た場合、チャネル領域には多数の結晶粒が含まれる。結
晶粒径が大きくチャネル内に存在する粒界が少ないと移
動度が大きく、チャネル領域となった部分の結晶粒径が
小さくチャネル内に粒界が多数存在すると、移動度が小
さくなる等のように粒径に依存してTFTのトランジス
タ特性のバラツキが生じ易いという問題がある。また、
結晶粒界には欠陥が多く、チャネル内部に粒界が存在す
ることによりトランジスタ特性が抑えられてしまう。こ
の技術により得られるTFTの移動度は150cm2/
Vs程度である。
であり、周辺回路一体型TFT−LCD、システム・オ
ン・パネル、システム・オン・ガラス等への適用に際し
て、TFTのトランジスタ特性を高レベルで均質化し、
特に周辺回路領域において移動度に優れ高速駆動が可能
なTFTを備えてなる半導体装置及びその製造方法、並
びに半導体製造装置を提供することを目的とする。
を高レベルで均質化し、特に周辺回路領域において移動
度に優れ高速駆動が可能なTFTを実現するに際して、
時間に対して連続的にエネルギーを出力するエネルギー
ビームの出力不足を補完して半導体薄膜の結晶化におけ
るスループットを向上させ、効率に優れた前記TFTを
実現することを可能とする半導体装置及びその製造方
法、並びに半導体製造装置を提供することを目的とす
る。
するため、以下に示す諸態様を備える。
数の薄膜トランジスタを有する画素領域及びその周辺回
路領域が設けられてなる半導体装置の製造方法であっ
て、少なくとも前記周辺回路領域について、当該周辺回
路領域に形成された半導体薄膜を時間に対して連続的に
エネルギーを出力するエネルギービームにより結晶化
し、前記各薄膜トランジスタの動作半導体薄膜とするこ
とを特徴とする。
としては、CWレーザ光、更には半導体励起の固体レー
ザ光(DPSSレーザ光)が好ましい。
ギーを出力するエネルギービームにより半導体薄膜を結
晶化することにより、結晶粒径を大粒径に、具体的には
エネルギービームの走査方向に沿って半導体薄膜の結晶
状態が結晶粒が長い流線形状のフローパターンに形成さ
れる。この場合の結晶粒径は、現在使用されているエキ
シマレーザ光により結晶化された場合の10〜100倍
の大きさとなる。
膜を前記基板上に線状又は島状にパターニングすること
が好適である。
分野において古くから研究が成されてきたが、ガラス基
板では熱的に耐えないものと考えられていた。確かに、
半導体薄膜としてa−Si膜が全面に成膜されている状
態でレーザ照射すると、a−Si膜の温度上昇と共にガ
ラス基板の温度も上昇し、クラック等のダメージが観察
される。本発明では、半導体薄膜を予め線状又は島状に
パターニングしておくことにより、ガラス基板の温度は
上がらず、クラックの発生や不純物の膜中への拡散等の
発生が防止される。これにより、ガラス等の基板にTF
Tの動作半導体薄膜を形成する際にも、CWレーザに代
表される時間に対して連続的にエネルギーを出力するエ
ネルギービームを不都合なく用いることが可能となる。
パターニングされた前記各半導体薄膜に対応したエネル
ギービームの照射位置合わせ用のマーカーが形成されて
いることが好適である。
ずれを抑止することができ、安定した連続ビームの供給
により、いわゆるラテラル成長が可能となり、大粒径の
結晶粒を有する動作半導体薄膜を確実に形成することが
可能となる。
ターニングされた前記各半導体薄膜に複数のスリットが
形成、又は前記各半導体薄膜上に複数の細線上の絶縁膜
が形成されており、前記スリットのほぼ長手方向に沿っ
てエネルギービームを照射することが好適である。
晶化の際に、前記スリット又は前記絶縁膜(以下、便宜
上単にスリットと記す)により周辺部から内側へ向かっ
て成長する結晶粒及び粒界がブロックされ、スリット間
には当該スリットと平行に成長する結晶粒のみが形成さ
れる。スリット間の領域が十分に狭ければ、この領域に
は単結晶が形成される。このように、スリットを大粒径
の結晶粒の形成を望む領域、例えばスリット間の領域が
薄膜トランジスタのチャネル領域となるように、当該ス
リットを形成することにより、チャネル領域を選択的に
単結晶状態とすることができる。
前記周辺回路領域とにおいて、時間に対して連続的にエ
ネルギーを出力する前記エネルギービームの照射条件が
異なるようにしたり、前記画素領域に形成された半導体
薄膜をパルス状にエネルギーを出力するエネルギービー
ムにより結晶化し、前記周辺回路領域に形成された半導
体薄膜を時間に対して連続的にエネルギーを出力するエ
ネルギービームにより結晶化(更に具体的には、前記画
素領域に形成された半導体薄膜を結晶化した後、前記周
辺回路領域に形成された半導体薄膜を結晶化)したり、
前記周辺回路領域に形成された半導体薄膜を時間に対し
て連続的にエネルギーを出力するエネルギービームによ
り結晶化して動作半導体薄膜とし、前記画素領域に形成
された半導体薄膜をそのまま動作半導体薄膜とすること
等が好ましい。
タは、画素領域のそれに比して要求精度が高く、作製の
際に最適化が必要となる。従って、確実に大粒径の結晶
粒を有する動作半導体薄膜の形成が可能であり、各薄膜
トランジスタの動作特性を高いレベルで均質化できる連
続的にエネルギーを出力するエネルギービームを特に周
辺回路領域に適用し、要求精度が緩和された画素領域に
は当該エネルギービームの照射時間を短縮したり、パル
ス状のエネルギービーム適用する等、周辺回路領域と画
素領域とで工程に差異を設ける。これにより、極めて効
率的に各場所の精度要求に見合った所望のシステム・オ
ン・パネルを実現することが可能となる。
数の薄膜トランジスタを有してなる画素領域及びその周
辺回路領域が設けられてなる半導体装置であって、少な
くとも前記周辺回路領域を構成する前記各薄膜トランジ
スタの動作半導体薄膜は、結晶粒が大きい流線形状のフ
ローパターンの結晶状態に形成されていることを特徴と
する。
ーンの流線形状に沿った大結晶粒状態、好ましくは単結
晶状態とすることができるため、例えば薄膜トランジス
タのチャネル領域を単結晶状態とすることが可能とな
り、トランジスタ特性の極めて高い高速駆動の薄膜トラ
ンジスタが実現する。
Si,O及びNを含む薄膜を有するバッファー層を介し
て前記半導体薄膜を形成し、前記半導体薄膜の水素濃度
を1×1020個/cm3以下、更に好ましくは前記薄膜
の水素濃度を1×1022個/cm3以下とする。
ギーを出力するエネルギービームによる結晶化を利用し
て薄膜トランジスタのトランジスタ特性を高レベルで均
質化するととともに、薄膜トランジスタをピンホールや
剥離が発生することなく安定に形成することが可能とな
り、極めて信頼性の高い薄膜トランジスタが実現され
る。
た半導体薄膜を結晶化するエネルギービームを出射する
半導体製造装置であって、前記エネルギービームを時間
に対して連続的に出力することが可能であり、照射対象
物に前記エネルギービームを走査する機能を有し、前記
エネルギービームの出力不安定性が±1%/hより小値
であることを特徴とする。
性を±1%/hより小値、更に好ましくは前記エネルギ
ービームの不安定性を示すノイズ(光ノイズ)を0.1
rms%以下とすることによって、安定した連続ビーム
の供給が可能となり、当該連続ビームの走査により、多
数の薄膜トランジスタの動作半導体薄膜を大粒径の結晶
状態(フローパターン)に各々均質に形成することが可
能となる。
に半導体製造装置であって、表面に半導体薄膜が形成さ
れた基板が設置され、前記基板を前記半導体薄膜の面内
方向で自在に移動可能とする設置手段と、エネルギービ
ームを時間に対して連続的に出力する機能を有するレー
ザ発振手段と、前記レーザ発振手段から出射された前記
エネルギービームを光学的に複数の副ビームに分割する
ビーム分割手段とを備え、前記各副ビームを前記半導体
薄膜の各所定部位に対して相対的に走査し、前記各所定
部位を結晶化することを特徴とする。
各々の副ビームに対応した半導体薄膜における複数の所
定部位が同時に結晶化されるため、多数の薄膜トランジ
スタの動作半導体薄膜を大粒径の結晶状態(フローパタ
ーン)に各々均質に形成することができることに加え
て、エキシマレーザに比較して出力の低いCWレーザ等
のエネルギービームを時間に対して連続的に出力する機
能を有するレーザ発振手段でも、エキシマレーザに劣ら
ない極めて高いスループットを達成し、効率良く薄膜ト
ランジスタの結晶化を達成することが可能となる。
により、前記各薄膜トランジスタの形成部位のみを結晶
化に最適なエネルギー強度で照射し、且つ前記各薄膜ト
ランジスタの非形成部位を高速で通過するように制御す
ることが好適である。これにより、更に優れたスループ
ットが得られ、極めて効率的なトランジスタの結晶化が
実現する。
に半導体製造装置であって、表面に半導体薄膜が形成さ
れた基板が設置され、前記基板を前記半導体薄膜の面内
方向で自在に移動可能とする設置手段と、エネルギービ
ームを時間に対して連続的に出力する機能を有するレー
ザ発振手段と、前記エネルギービームの通過領域及び遮
断領域を有し、前記エネルギービームを断続的に通過さ
せる断続出射手段とを備え、前記基板を前記エネルギー
ビームに対して相対的に走査させながら、前記半導体薄
膜に前記エネルギービームを断続的に照射し、前記各薄
膜トランジスタの形成部位のみを選択的に結晶化するこ
とを特徴とする。
ネルギービームの透過を調節することにより、半導体薄
膜の所望部位を選択的に結晶化することができる。即
ち、いわゆるベタ状態の半導体薄膜の所望部位を断続的
に結晶化できるため、ビームの照射部位、即ち薄膜トラ
ンジスタの形成部位(リボン状又はアイランド状の形成
部位)を予め設けておく必要がなく、製造工程の削減化
及びスループットの向上が実現する。
の前記薄膜トランジスタの形成部位と異なる部位に前記
エネルギービームを断続的に照射し、所定形状に結晶化
されてなる前記薄膜トランジスタの位置合わせマーカー
を形成することが好適である。このように、薄膜トラン
ジスタの形成部位の結晶化に付随して位置合わせマーカ
ーを形成することにより、製造工程が削減され、効率良
く正確な薄膜トランジスタの形成が可能となる。
導体装置、及び半導体装置の製造方法も本発明に含まれ
る。
諸実施形態について図面を参照しながら詳細に説明す
る。
る結晶化− 先ず、本実施形態の主要構成、即ち、時間に対して連続
的にエネルギーを出力するエネルギービームを、ここで
は半導体励起(LD励起)の固体レーザ(DPSSレー
ザ)を利用した半導体薄膜の結晶化について開示する。
半導体薄膜、例えばアモルファスシリコン膜(a−Si
膜)に対して照射走査することにより、大粒径のポリシ
リコン結晶を形成することが可能である。このときの結
晶粒径は数μm程度となり、非常に大きな結晶を形成で
きる。この結晶粒径は現在使用されているエキシマレー
ザの10〜100倍の大きさになる。従って、高速動作
を必要とされる周辺回路部分のTFTには非常に有利で
ある。
iO2を形成したガラス基板1上でa−Si膜2を線状
(リボン状)(図1(a))、又は島状(アイランド
状)(図1(b))にパターニングし、a−Si膜2の
表面又はガラス基板1の裏面に対し、CWレーザ3から
時間に対して連続的に出力するエネルギービームを矢印
の方向へ照射走査する。この後、図3に示すように、リ
ボン状の半導体薄膜2(図3(a))、又はアイランド
状の半導体薄膜2(図3(b))をパターニング及びエ
ッチングして、各半導体薄膜2内にチャネル領域4を挟
みソース/ドレイン5となる領域を有するTFTのアイ
ランド領域6を形成する。
熱拡散により冷却速度が速いために微結晶が形成される
が、内部ではCWレーザ3の照射条件(エネルギー及び
走査速度)を適切に選ぶことにより冷却速度を十分に遅
くでき、数μm幅、数十μmの長さの結晶粒が形成され
る。これにより、チャネル部の結晶粒径を大きくでき
る。
ームによる結晶化技術は、SOI(Silicon On Insulat
or)の分野において古くから研究が成されてきたが、ガ
ラス基板では熱的に耐えられないと考えられていた。確
かに、a−Si膜が全面に成膜されている状態でレーザ
照射すると、a−Si膜の温度上昇と共にガラス基板の
温度も上昇し、クラック等のダメージが観察されるが、
a−Si膜を予めリボン状、アイランド状に加工してお
くことにより、ガラス基板の温度は上がらず、クラック
の発生や不純物の膜中への拡散等が発生しない。
るためには、エネルギービームの安定性が重要である。
半導体LD励起の固体レーザは、そのエネルギービーム
の不安定性を示すノイズ(光ノイズ)が、10Hz〜2
MHzの領域で0.1rms%以下、エネルギービーム
の出力不安定性が<±1%/hと他のエネルギービーム
に比べて格段に優れている。
ザ(DPSSレーザ)を利用した結晶化の具体例を示
す。当該固体レーザの波長は532nm(Nd:YVO
4の第2高調波、Nd:YAGの第2高調波など)であ
る。このエネルギービームの不安定性を示すノイズ(光
ノイズ)は、10Hz〜2MHzの領域で<0.1rm
s%、エネルギービームの出力の時間不安定性は<±1
%/hである。なお、波長はこの値に限定したものでは
なく、半導体薄膜が結晶化できる波長を利用すればよ
い。出力10Wであり、基板としては非晶質基板である
NA35ガラスを利用する。非晶質基板の材質はこれに
限定したものではなく、他の無アルカリガラス、石英ガ
ラス、シリコン単結晶、セラミックス、プラスチック等
でも良い。
2バッファ層を膜厚400nm程度に形成している。な
お、バッファー層はこれに限定したものではなく、Si
O2膜とSiN膜の積層構造でも良い。半導体薄膜はプ
ラズマCVDで形成したシリコン薄膜である。エネルギ
ー照射前に450℃、2時間の熱処理により水素出しの
熱処理を行っている。ここで、水素出しは熱処理に限定
したものではなく、エネルギービームを低エネルギー側
から次第に増加させながら、多数回照射して行っても良
い。本例では、ガラスを透過して裏面から照射している
が、これに限定したものではなく半導体薄膜側から照射
しても良い。
40μmの長尺線状ビーム(又は楕円ビーム)に成型さ
れている。ここで、エネルギービームのサイズ及び形状
はこれに限定されたものではなく、結晶化に必要な最適
な大きさに調整すればよい。例えば、ビーム形状として
は、長方形ビーム(又は楕円ビーム)、線状ビーム(又
は楕円ビーム)等が好適である。なお、長尺線状ビーム
(又は楕円ビーム)、長方形ビーム(又は楕円ビー
ム)、線状ビーム(又は楕円ビーム)は、ビーム内で均
一のエネルギー強度を有することが好ましいが、必ずし
も均一である必要はなく、ビームの中心位置が最高強度
を持つエネルギープロファイルでも良い。
域は図2のようにリボン状にa−Si膜2がパターニン
グされており、隣接するリボン状のa−Si膜2間は所
定距離に分離され、a−Si膜2の存在しない領域が存
在する。このようにa−Si膜2の配置を構成すること
により、NA35ガラス基板1に対する熱損傷を大幅に
低減することが可能となる。なお、a−Si膜はリボン
状に限定されたものではなく、アイランド形状としても
良い。
sとしてa−Si膜の結晶化を行なった結果を図4に示
す。結晶粒径5μm以上の結晶が形成されていることが
分かる。この結晶粒径サイズはエキシマレーザによる結
晶化の粒径サイズの10倍〜100倍の大きさに相当す
る。なお、走査方向に流れるような結晶粒が観測されて
いるが、このような結晶パターンを本例では「フローパ
ターン」と定義している。この名称はこれに限定したも
のではなく、本例で便宜的に命名したものである。フロ
ーパターンと別タイプの結晶粒径は、図5に示すよう
な、図37のエキシマレーザ結晶化のパターンに類似し
たパターンが形成される場合がある。本例では、この結
晶粒パターンを「エキシマパターン」と定義する。この
エキシマパターンは、エネルギー密度または走査速度
(あるいは両方)が不適切なことに起因して形成される
ものである。
が結晶化膜にどのような影響を与えるかという点につい
て観測した結果について説明する。本例では、NA35
ガラス基板1と半導体薄膜であるa−Si膜2との間に
は、PECVDで形成した膜厚400nm程度のSiO
2膜がバッファー層として存在する。なお、バッファー
層はこれに限定したものではなく、SiO2単独であれ
ば200nm以上、またはSiO2膜とSiN膜との積
層構造を利用しても良い。
中の不純物(アルミニウム、ボロン、ナトリウム、バリ
ウム)は結晶化した半導体薄膜内には存在しないことが
確認される。なお、データではアルミニウムが観測され
ているが、これはゴーストであり、実際にアルミニウム
が膜中に存在するわけではない。
果(断面TEMを観測した結果)を図7に示す。このよ
うに、ガラスとバッファー層との境界は明瞭であり、ガ
ラスに対する損傷がないことが確認できる。
mのDPSSレーザ1台を利用して結晶化したが、図2
のように半導体薄膜パターンの配列が既に分かっている
ときには複数のビームを形成し、各エネルギービームを
半導体薄膜領域に整合させて同時に照射しても良い。こ
のとき、複数のエネルギービーム発生装置を利用しても
良いし、また1台からエネルギービームを複数本に分離
しても良い。
て連続的に出力するエネルギービームを用いたnチャネ
ル薄膜トランジスタの作製例について説明する。図8〜
図11は、この薄膜トランジスタの製造方法を工程順に
示す概略断面図である。
であるNA35のガラス基板21を使用する。先ず、図
8(a)に示すように、ガラス基板21上に膜厚400
nm程度のSiO2バッファー層22と非晶質シリコン
薄膜(a−Si膜)を形成したパターニングSi薄膜を
形成し、水素出しのために450℃、2時間の熱処理を
行う。なお、水素出しは熱処理に限定したものではな
く、エネルギービームを低エネルギー側から次第に増加
させながら、多数回照射して行っても良い。
するエネルギービームを用いてa−Si膜2を結晶化
し、動作半導体薄膜11を形成する。具体的には、例え
ば図2(a)のようにリボン状に半導体薄膜、ここでは
a−Si膜2を形成し、DPSSレーザを用いて、波長
532nm、エネルギービームの不安定性<0.1rm
s%ノイズ、出力不安定性<±1%/hとし、エネルギ
ービームサイズ400μm×40μmの線状ビームによ
り走査速度20cm/sでa−Si膜2を照射走査して
結晶化する。
たリボン状の半導体薄膜にTFTアイランド領域6を形
成する。このとき、リボン状の半導体薄膜の中心軸上に
TFTのチャネル領域4が位置するように加工する。即
ち、完成したTFTにおいて流れる電流はレーザ光の走
査方向と一致する。この場合、図2(a)の下部に示す
ように、リボン幅内に複数個(図示の例では3つ)のT
FTが形成されても良い。
導体薄膜11上に膜厚200nm程度にゲート酸化膜と
なるシリコン酸化膜23をPECVD法により形成す
る。このとき、他の手法、例えばLPCVD法又はスパ
ッタリング法等を利用しても良い。
00nm程度となるようにアルミニウム膜(又はアルミ
ニウム合金膜)24をスパッタリング法により成膜形成
する。
ニウム膜24をフォトリソグラフィー及びそれに続くド
ライエッチングにより電極形状にパターニングし、ゲー
ト電極24を形成する。
ニングされたゲート電極24をマスクとしてシリコン酸
化膜23をパターニングし、ゲート電極形状に倣ったゲ
ート酸化膜23を形成する。
電極24をマスクとして動作半導体薄膜11のゲート電
極24の両側部位にイオンドープする。具体的には、n
型不純物、ここではリン(P)を加速エネルギー20k
eV、ドーズ量4×1015/cm2の条件でイオンドー
プし、ソース/ドレイン領域を形成する。
ス/ドレイン領域のリンを活性化するためにエキシマレ
ーザ照射を行った後、図10(b)に示すように、全面
を覆うように膜厚300nm程度にSiNを堆積し、層
間絶縁膜25を形成する。
ト電極24上、動作半導体薄膜11のソース/ドレイン
領域上をそれぞれ露出させるコンタクトホール26を層
間絶縁膜25に開口形成する。
ンタクトホール26を埋め込むようにアルミニウム等の
金属膜27を形成した後、図11(c)に示すように、
金属膜27をパターニングし、それぞれコンタクトホー
ル26を通じてゲート電極24、動作半導体薄膜11の
ソース/ドレイン領域と導通する配線27を形成する。
しかる後、全面を覆う保護膜の形成等を経て、n型TF
Tを完成させる。
TFTを用いてTFT特性と結晶品質との関係について
調べた。実験結果を図12に示す。チャネル領域の結晶
パターンがフローパターンである方がエキシマレーザパ
ターンに比較して移動度が大きいことが分かる。最高移
動度は470cm2/Vsに達する。また、移動度はフ
ローパターン形状と強い相関があり、図13に示すよう
に、強く流れるフローパターン形状のほうが、弱いフロ
ーパターン形状よりも移動度が優れていることが確認さ
れた。
ば、TFTのトランジスタ特性を高レベルで均質化し、
特に周辺回路領域において移動度に優れ高速駆動が可能
なTFTが実現できる。これにより、当該TFTを多数
備えてなる高性能な周辺回路一体型TFT−LCD、シ
ステム・オン・パネル、システム・オン・ガラス等が実
現可能となる。
ガラス基板上の様子を示す概略平面図である。ここで
は、ガラス基板1上に半導体薄膜としてリボン状のa−
Si膜2が形成されており、各a−Si膜2に対応した
ガラス基板1端部に位置マーカー31が設けられてい
る。なお、図示の例ではリボン状のa−Si膜を示して
いるが、アイランド状のa−Si膜としても良い。
ルギービームの照射走査時に、位置マーカー31を目安
とすることにより照射位置を自動的に探索することがで
きる仕組みになっており、これにより照射位置を定めた
後、エネルギービームを走査することにより、結晶化を
行う。
置ずれを抑止することができ、安定した連続ビームの供
給により、いわゆるラテラル成長が可能となり、大粒径
の結晶粒を有する動作半導体薄膜を確実に形成すること
が可能となる。
の概略平面図である。先ず、図15(a)に示すよう
に、a−Si膜を略平行な2本のスリット32を有する
アイランド領域6を形成する。
Nd:YVO4レーザ(2ω、波長532nm)(また
は類似のレーザ)を、エネルギー6W、ビーム径400
μm×40μm、走査速度20cm/sでスリット32
の方向(矢印で表示)に照射走査する。表面からの照射
でも問題なく結晶化できるのは勿論であるが、裏面から
照射することによりサンプルホルダーも共に加熱される
ため、膜面側の保温効果が得られ、より良い結晶が得ら
れ易い。a−Si膜は溶融・結晶化するが、アイランド
領域6の周辺部は周囲への熱拡散により冷却速度が速い
ため、微結晶が形成されるが、内部ではCWレーザの照
射条件(エネルギーと走査速度)を適切に選ぶことによ
り冷却速度を十分に遅くでき、数μm幅、数十μmの長
さの結晶粒が形成される。
辺部から内側に向かって成長しチャネル領域を横切ろう
とする結晶粒及び粒界がスリット32によりブロッキン
グされ、スリット32間には当該スリット32と平行に
成長する結晶粒のみが形成される。スリット32の間隔
が十分に狭ければ、この領域は単結晶となる。このスリ
ット32は粒界のブロッキングの作用を持たせつつ、ス
リット32間の領域が微結晶化しないようにスリット3
2の各々のスリット幅をできるだけ細く形成することが
好ましい。また、スリット32の間隔はデバイスのチャ
ネル幅に合わせマージンを加えた程度にしておけば良
い。
ット32間の単結晶化された部分がチャネル領域4とな
るようにドライエッチングによりパターニングしてTF
Tを完成させる。
の方法により、ゲート絶縁膜及びゲート電極を形成し、
不純物の導入及び活性化後、ソース/ドレインを形成し
てTFTとすれば良い。
のチャネル領域に必要な部分に選択的に単結晶を得るこ
とができる。従って、このように形成された動作半導体
薄膜を用いて形成したTFTは、チャネル預域には一つ
の結晶粒しか存在しないので、その特性が向上すると共
に結晶性や結晶粒界に起因するバラツキが格段に低減さ
れる。また、ガラス基板上の各種プロセスが可能であ
り、低コストを維持したまま高性能且つ高付加価値のデ
ィスプレイを提供することが可能となる。
めの概略平面図及びA−A’に沿った概略断面図であ
る。先ず、ガラス基板1上に下地SiO2とa−Si膜
2を連続成膜した後、図16(a)に示すように、a−
Si膜2をアイランド状にパターニングする。
Si膜2上にCVD法等によりSiO2膜を50nm程
度の膜厚に成膜し、このSiO2膜を2本の平行な細線
パターン33に加工する。
Si膜2の表面からCWレーザを照射走査する。照射条
件は第1の実施形態の場合と同程度で良い。このとき、
レーザ加熱によりa−Si膜2が溶融、再結晶化する
が、上部に細線パターン33が存在するために溶融した
Siが表面張力によって集まり易く、細線パターン33
の下部に周囲とは独立したSiの細線33aが形成され
る。従って、このSi細線によりチャネルを横切ろうと
する結晶粒及び結晶粒界がブロックされる。その結果、
2本の細線パターン33の間には細線と平行に成長する
結晶粒のみが形成されることになる。
HF水溶液等により除去し、図16(d)に示すよう
に、細線パターン33間の単結晶化された部分がチャネ
ル領域4となるようにドライエッチングにより加工す
る。以降は、ゲート絶縁膜及びゲート電極を形成し、公
知の方法により、TFTを作製すれば良い。
のチャネル領域に必要な部分に選択的に単結晶を得るこ
とができる。従って、このように形成された動作半導体
薄膜を用いて形成したTFTは、チャネル預域には一つ
の結晶粒しか存在しないので、その特性が向上すると共
に結晶性や結晶粒界に起因するバラツキが格段に低減さ
れる。また、ガラス基板上の各種プロセスが可能であ
り、低コストを維持したまま高性能且つ高付加価値のデ
ィスプレイを提供することが可能となる。
であり、製造工程は何ら変わる所はないが、スリットの
形状が異なる点で相違する。本例のスリット形状を図1
7に示す。図15と異なるのは、2本のスリット32が
完全に平行ではなくレーザの走査方向に向かってやや広
がりを持たせてある点である。この形状では、周辺部か
ら斜めに内側に向かう結晶粒界をより効率的にブロッキ
ングできるうえ、図内下側から延びた結晶粒をネッキン
グの効果によってより選択し易い。以降のプロセスは、
変形例2と同様である。
めの概観図であり、(a)の上部がパターニング部位の
平面図を、下部がA−A’に沿った断面図を示し、
(b),(c)が(a)に続く製造工程を示す。
膜領域35に囲まれており、CWレーザの走査照射は薄
膜領域34の長手方向に沿って行なわれる(図18
(a)参照)。このとき、厚膜領域35は、その厚みの
ために熱容量が大きく、溶融した後に冷却速度が遅くな
る。従って、厚膜領域35は薄膜領域34に対して熱浴
の作用をする。これにより、結晶粒界の方向は、薄膜領
域34では、周辺の厚膜領域35へ向かって広がってゆ
く(図18(b)参照)。このことは、薄膜領域34で
は欠陥(結晶粒界)密度が減少することを意味する。即
ち、結晶の高品質化を実現できる。
ることにより、高性能なTFTを実現することが可能と
なる(図18(c)参照)。
実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態
で用いたDPSSレーザ装置の構成について説明する。
図19は、第2の実施形態のDPSSレーザ装置の全体
構成を示す概観図である。
起のDPSSレーザ41と、DPSSレーザ41から出
射したレーザ光を所定位置に照射するための光学系42
と、被照射対象となるガラス基板が固定され、水平・垂
直方向に駆動自在のXYステージ43とを備えて構成さ
れている。
ラス(無アルカリガラス)であり、レーザの波長は53
2nmを選択している。このエネルギービームの不安定
性を示すノイズ(光ノイズ)は、10Hz〜2MHzの
領域で0.1rms%以下、出力の不安定性は<±1%
/hであり、エネルギービームの出力は10Wである。
なお、波長はこの値に限定したものではなく、シリコン
膜が結晶化できる波長を利用すればよく、ビームの出力
もこの値に限定したものではなく、適当な出力を有する
装置を利用すればよい。
m×40μmの線状ビーム(長方形ビーム)に成形され
ている。なお、エネルギービームのサイズ及び形状はこ
れに限定されたものではなく、結晶化に必要な最適な大
きさに調整すればよい。長尺方向のエネルギーバラツキ
は、中心を最大強度として40%以内である。
に垂直に設置される。本例では、第1の実施形態と同様
に、TFTが形成される半導体薄膜(a−Si膜)は、
図1のようにリボン状又はアイランド状とされており、
隣接するa−Si膜間は分離され、a−Si膜のない領
域が存在する。これは、本例で利用しているガラス基板
に対する熱損傷を低減するためのものである。
mである。本例では、モータ駆動のXYステージ43を
利用している。なお、XYステージ43の駆動機構はこ
れに限定したものではなく、15cm毎秒以上で駆動で
きれば、他のステージを利用することも可能である。な
お、エネルギービームの走査は、エネルギービームとX
Yステージ43とが相対的に走査されれば良く、エネル
ギービームそのものを走査しても良いし、ステージを走
査しても良い。
成する場合には、基板サイズが現状では400mm×5
00mm以上であるため、走査中の位置制御が重要であ
る。本例のXYステージ43では1m移動するあたりの
位置変動は10μm以内である。
ば、エネルギービームの出力不安定性を±1%/hより
小値、更に好ましくはエネルギービームの不安定性を示
すノイズ(光ノイズ)を10Hz〜2MHzの領域で
0.1rms%以下とすることによって、安定した連続
ビームの供給が可能となり、当該連続ビームの走査によ
り、多数のTFTの動作半導体薄膜を大粒径の結晶状態
(フローパターン)に各々均質に形成することが可能と
なる。
全体構成を図20に示す。ここでは、エネルギービーム
の不安定性が0.1rms%以下のノイズ、出力不安定
性が<±1%/h、出力が10WのDPSSレーザ41
を2台利用している。2台のDPSSレーザ41から出
射されたレーザ光は途中で一本に融合され、これにより
出力を向上させる構成とされている。
成形されており、第2の実施形態の場合よりも大面積を
照射できるようになっている。また、位置マーカーを読
み取り照射する機能を有することは第1の実施形態の場
合と共通である。
り、ガラス基板が水平に設置される。また、照射走査方
向は、磁気浮上タイプの移動機構を有しており、X軸方
向は通常のモーター駆動方式である。エネルギービーム
は垂直に照射される。
の実施形態の奏する諸効果に加え、複数(例示では2
台)のDPSSレーザ41を設けることにより、更に安
定した連続ビームの供給が可能となり、当該連続ビーム
の走査により、多数のTFTの動作半導体薄膜を大粒径
の結晶状態(フローパターン)に各々均質に形成するこ
とが可能となる。
全体構成を図21に示す。ここでは、変形例1と同様の
出力安定性及び出力等を有する2台のDPSSレーザ4
3を設け、それぞれ別々のエネルギービームとなって異
なる場所を照射する構成とされており、各々のエネルギ
ービームが照射位置を位置マーカーにより読み取る機能
を有している。
の実施形態の奏する諸効果に加え、複数(例示では2
台)のDPSSレーザ41を設けることにより、更に安
定した連続ビームを迅速に供給することが可能となり、
当該連続ビームの走査により、多数のTFTの動作半導
体薄膜を大粒径の結晶状態(フローパターン)に各々均
質に形成することが可能となる。
実施形態について説明する。ここでは、第2の実施形態
と同様に、DPSSレーザ装置の構成について説明し、
更にこれを用いた半導体薄膜の結晶化方法について述べ
る。本実施形態のDPSSレーザ装置は、以下に示すよ
うにエネルギービームを分割して用いる点で第2の実施
形態と異なる。
レーザ(DPSSレーザ)Nd:YVO4を利用した画
素部の結晶化の例を示す。なお、本例では画素部の結晶
化技術について言及するが、本発明は画素部の結晶化技
術に限定したものではなく、周辺回路の結晶化技術とし
て利用することができる。また、レーザはNd:YVO
4に限定したものではなく、類似のDPSSレーザ光
(たとえばNd:YAGなど)であれば良い。波長は5
32nmである。更に、波長はこれに限定したものでは
なく、シリコンが溶融する波長であればよい。このエネ
ルギービームの不安定性は、<0.1rms%のノイ
ズ、出力の時間不安定性は<±1%/h、出力10Wで
ある。
ガラス基板を利用している。非晶質基板はこれに限定し
たものではなく、他の無アルカリガラス、石英ガラス、
単結晶基板、セラミックス、プラスチックなどでも良
い。
からなるバッファー層を400nm程度の膜厚に形成し
ている。なお、バッファー層はこれに限定したものでは
なく、SiO2膜とSiN膜の積層構造としても良い。
半導体薄膜はプラズマCVD法で形成した150nm程
度の厚みのシリコン薄膜である。エネルギー照射前に5
00℃、2時間の熱処理により水素出しの熱処理を行っ
ている。なお、水素出しは熱処理に限定したものではな
く、エネルギービームを低エネルギー側から次第に増加
させながら、多数回照射して行っても良い。本例では、
半導体薄膜側から照射しているが、ガラスを透過して裏
面から照射しても良い。
構成の一部を示す概観図である。このDPSSレーザ装
置は、第2の実施形態と同様の固体半導体励起のDPS
Sレーザ41(不図示)と、DPSSレーザ41から出
射されたエネルギービームを複数、ここでは7つの副ビ
ームに光学的に分割するビーム分割手段である回折格子
51と、コリメータレンズ52と、分割された各ビーム
を集光する集光レンズ53と、被照射対象となるガラス
基板が固定され、水平・垂直方向に駆動自在の第2の実
施形態と同様のXYステージ43(不図示)とを備えて
構成されている。
格子51を設けたが、これに限定されることなく、例え
ばポリゴンミラーや可動ミラー、音響光学効果を利用し
たAO素子(Acoust-Optic Device)や電気光学効果を
利用したEO素子(Electro-Optic Device)を利用して
も良い。
ジスタを形成するに十分な大きさを有する80μm×2
0μmのサイズを有しており、重心に最大強度を有する
楕円型のビーム形状である。また、ビーム形状は楕円ビ
ームに限定されたものではなく、長尺線状ビーム(また
は長方形ビーム)でもよい。なお、エネルギービームの
サイズは本例のサイズに限定されたものではなく、画素
用のTFTが形成される大きさを有するものであればよ
い。
コン領域は、図23のようにリボン状にされており、半
導体薄膜リボン54と隣の半導体薄膜リボン54とは分
離されており、半導体薄膜の存在しない領域が存在す
る。これは本例で利用しているNA35ガラス基板に対
する熱損傷を低減するためのものである。
ものではなく、アイランド形状でも良い。また、画素用
TFTでは高性能なTFTを必要としないために結晶化
の際に周辺回路よりもビームエネルギー密度を減少させ
ることができる。従って、全面にアモルファスシリコン
が形成されている場合であってもガラスヘの損傷を与え
ることなく結晶化することが可能である。
用して、合計28個の副ビームを発生させた様子を示す
概観図である。本例における画素対応のTFTの結晶化
技術では、エネルギービームのスキャン速度は100c
m/sである。なお、スキャン速度はこの値に限定され
たものではなく、画素用のTFTとしての性能が得られ
る条件であれば良い。
ムを1セットとして平行移動し、次の28ラインを結晶
化させる。このようにして、スループットを向上させる
ことにより画素全面を結晶化させる。なお、本例では、
XYステージ43を高速に移動させることにより、全面
照射を行っているが、これに限定したものではなく、ス
テージを固定させ、28本(本発明では28本である
が、これに限定した本数ではないことは自明である)の
レーザビームをセットとしてスキャンさせてもよい。
限定されたものではなく、図24(a)のような照射方
法も好適である。この場合には、複数台のレーザ(図示
の例では2台)をそれぞれ複数のビーム(図示の例では
3本)に分割する。各々の副ビームはそれぞれが重なる
ことなく走査される。この場合には、走査毎の横方向の
移動が少なくて済む。
法も好適である。この場合には、1つのDPSSレーザ
41から1つのエネルギービームを形成していることが
特徴である。各々のDPSSレーザ41から出射される
エネルギービームは、それぞれが重なることなくスキャ
ンされる。このような照射方法は、エネルギーの高い結
晶化が必要な周辺回路の結晶化技術として有利である。
なお、当該技術が画素部分の結晶化技術として利用でき
ることは言うまでもない。
ラインにおける結晶粒を観測した結果、結晶粒径50n
mのポリシリコンが形成されたことが確認された。
る半導体薄膜を動作半導体膜として用いて、TFTの作
製した。TFTの製造方法は、第1の実施形態で説明し
た図8〜図11と同様である。本例では、半導体薄膜を
結晶化するに際して、幅50μmを有するリボン状に各
リボン間の間隔が画素のレイアウト整合するように半導
体薄膜を形成し、波長は532nm、出力10W、<
0.1rms%ノイズのエネルギービームの不安定性、
<±1%/hの出力不安定性、80μm×20μmのサ
イズの楕円形ビームに成型されたエネルギービームによ
り、100cm/sの走査速度で結晶化を行った。
様の工程を経て作製されたTFTについて、移動度を測
定したところ、約20cm2/Vsを示した。この値は
画素用のトランジスタとしては十分実用に耐える性能を
有している。
では、図25に示すように、半導体薄膜のTFTを形成
する領域のみを選択的に結晶化することにより効率的に
結晶化する方法を開示する。図26は、本例で用いるD
PSSレーザ装置の照明系を示す概観図である。
反射させる固定ミラー61と、固定ミラー61からの反
射光を更に所定方向に反射させ、照射領域を照射する移
動可能な稼動ミラー62とを備えて照明系Aが構成され
ており、各照明系Aが分割された副ビームごとに設けら
れている。
反射させる回動可能な固定ミラー63と、コリメータレ
ンズ64と、固定ミラー63からの反射光をコリメータ
レンズ64を介して集光し、照射領域を照射する集光レ
ンズ65とを備えて照明系Bが構成されており、各照明
系Bが分割された副ビームごとに設けられている。
と同時に、図26(a),(b)に示した光学系を分割
した各副ビームに装備させる。これらの光学系は個々の
TFTが形成される領域のみをスキャンする設計になっ
ている。即ち、副ビームの移動距離は高々100μmに
満たない。
画素位置でこれらのミラー光学系を繰り返しオンさせる
ことにより画素部分を結晶化させる。これによりスルー
プットの向上を図る。
形成されている場合、あるいはリボン形状、あるいは島
状形状、いずれにおいてもレーザ照射する部分は画素部
分のレイアウトと整合が保たれていることが必要である
ことは言うまでもない。
実施形態について説明する。ここでは、第2の実施形態
と同様に、DPSSレーザ装置の構成について説明し、
更にこれを用いた半導体薄膜の結晶化方法について述べ
る。本実施形態のDPSSレーザ装置は、以下に示すよ
うに任意の部位へ選択的にレーザ照射できる点で第2の
実施形態と異なる。
ンド状に加工するのではなく、a−Si膜はベタ状態の
ままでビーム径をアイランドの幅程度(〜100μm以
下)に絞り、XYステージを移動させながらエネルギー
ビームの照射を断続的に行う。これにより、結晶化領域
(溶融領域)は第1の実施形態におけるアイランドと同
等部分になる。従って、ガラス基板へのダメージや膜剥
がれの問題を回避することができる。
は集積度が高く、より結晶性の良い高移動度のTFTが
要求されるのに対し、画素領域はTFTに必要な領域が
飛び飛びに存在し、移動度もあまり要求されない。占有
面積は周辺回路領域よりも画素領域の方が遥かに広いの
で、画素領域では、XYステージを高速(〜数m/s)
でスキャンさせて、必要部位のみを飛び飛びに結晶化す
ることにより、スループットの大幅な向上が可能であ
る。
主要構成を示す概観図である。このDPSSレーザ装置
は、第2の実施形態と同様の固体半導体励起のDPSS
レーザ41と、コリメータ機能・集光機能等を有する光
学系71と、エネルギービームがガラス基板上のa−S
i膜70に到達するまでの光路上に設けられ、エネルギ
ービームの通過(オン)領域72a及び遮断(オフ)領
域72bを有し、矢印の方向へ回動させることによりエ
ネルギービームを断続的に通過させる断続出射手段であ
るチョッパー72と、オン領域72aを通過したエネル
ギービームをガラス基板の方向へ反射させるミラー73
と、水平・垂直方向に駆動自在の第2の実施形態と同様
のXYステージ43(不図示)とを備えて構成されてい
る。 このDPSSレーザ装置を用いて、CWレーザ
光、例えばNd:YAGレーザ光(2ω、波長532m
m)を、光学系72を通してビーム径20μm×5μm
のサイズに整形する。
例を示す概観図である。この場合、画素サイズは150
μm×50μmであり、TFT領域は10μm×15μ
mのサイズの広さがあれば良い。ガラス基板上にSiO
2バッファー層(膜厚200nm)、a−Si膜(膜厚
150nm)を連続成膜した後、チョッパー72を回動
することにより、エネルギービームを7.5μs/1
7.5μsの割合でオン/オフさせながら、走査速度
(XYステージ43の移動速度)を2m/sで照射す
る。このようにすると、a−Si膜のアイランド化の工
程を行うことなしに、ガラス基板ヘのダメージや膜剥が
れを起こさずに、a−Si膜の必要部分(例えば図27
中の結晶化領域74)のみを選択的に結晶化することが
できる。
形状の画素の短辺(隣接する画素TFT間の距離が短い
方向)に平行にレーザビームをスキャンすることが効果
的である。これは、レーザビームの断続的照射の場合に
限らず、例えば図1の場合のように連続的照射であって
も有効である。
なる部位にエネルギービームを断続的に照射し、所定形
状に結晶化されてなるTFTの位置合わせマーカー75
を形成し、これを指標としてa−Si膜の結晶化を実行
するようにすることが好適である。
行えば、CWレーザを用いて大粒径の結晶が得られ、且
つ、工程の増加や処理時間の増加を来たすことがない。
そのような大粒径の結晶を用いて形成したTFTは、そ
の特性が向上するとともに結晶起因のバラツキが低減さ
れる。従って、低コストを維持したまま高性能且つ高付
加価値の液晶表示装置を提供できる。
辺回路領域におけるTFTのa−Si膜の結晶化方法に
ついて説明する。周辺回路領域は、画素領域に比べて集
積度も高く、結晶性に対する要求も高い。TFTの形成
領域としては、例えば、50μm×200μmのサイズ
の結晶化領域を5μm間隔で形成し、その中に回路を作
り込めばよい。この場合、CWレーザを、光学系を通し
てビーム径50μm×5μmのサイズに整形する。ガラ
ス基板上にSiO2バッファー層(膜厚200nm)、
a−Si膜(膜厚150nm)を連続成膜した後、チョ
ッパー72を回動することにより、エネルギービームを
1ms/0.025msの割合でオン/オフさせなが
ら、スキャン速度(ステージの移動速度)20cm/s
で照射する。スキャン速度を20cm/s程度に遅くす
ると、流れるような長い結晶粒(フローパターン)が得
られ、高移動度のTFTを形成できる。このようにすれ
ば、a−Siアイランド化の工程を行わなくても、ガラ
ス基板ヘのダメージや膜剥がれを起こさずに、必要部分
に高品質の結晶を形成することができる。
をオン/オフする機構を有する断続出射手段として、小
さい穴とミラーの組み合わせてこれを実現する。図29
は、変形例2によるDPSSレーザ装置の主要構成を示
す概観図である。このDPSSレーザ装置は、DPSS
レーザ41及び光学系71に加え、チョッパー72の替
わりに、エネルギービームを所望の方向へ反射せる回動
自在なミラー77と、ミラー77で反射したエネルギー
ビームのうち、所定方向へ進行するもののみを通過させ
る小径の開孔76aの形成された遮蔽板76とが設けら
れている。この場合、ミラー77を回動させることによ
りエネルギービームを振り、開孔76aを通過した時だ
けオンとなる。なお、エネルギービームを振る機構とし
ては、ポリゴンミラーを用いてこれを回動させるように
しても良い。
PSSレーザ装置の主要構成を示す概観図である。この
DPSSレーザ装置は、第3の実施形態とほぼ同様の構
成を有するが、チョッパー72に加工が施され、それに
伴い複数のミラーが設置されている点で異なる。
域72aのうち、所定のものを光反射機能を有する遮蔽
板81で遮蔽し、遮蔽板81で反射したエネルギービー
ムを更に所定方向へ反射させる複数のミラー82が設け
られている。これにより、遮蔽板81で反射したエネル
ギービームは光路を変え、a−Si膜70における隣接
する列、更にはその隣接する列を照射するようにする。
図28のような画素サイズが50μm×150μm、T
FT領域のサイズが15μm×10μmの場合、1スキ
ャンの約2/3はオフ状態となるが、このオフの時間に
隣接する2列を照射すれば、1スキャンで3列照射で
き、処理時間は約1/3に短縮される。
間において、照射時間よりも非照射時間の方が数倍長い
ので、非照射時間にエネルギービームを次々と隣接する
列に高速で移動させる。これにより無駄な時間を削減す
ることができ、更にスループットの向上を図ることが可
能となる。
のエネルギービームを100μm以下に絞って断続的に
照射することにより、ガラス基板にダメージを与えるこ
となく、膜剥がれを起こすことなく、大粒径の結晶を形
成できる。また、1列を照射するときの非照射時間を利
用して隣接する数列を照射することにより、1スキャン
で数列分を結晶化でき、スループットも向上する。従っ
て、結晶粒界や結晶粒径に依存するTFT特性のバラツ
キを抑えることが可能となり、また、良好な素子特性が
得られるようになる。その結果、駆動回路一体型の高品
質な液晶表示装置の提供が可能となる。
PSSレーザ装置の主要構成を示す概観図である。この
DPSSレーザ装置は、変形例3とほぼ同様の構成を有
するが、チョッパー72の替わりにポリゴンミラーが設
けられている点で異なる。
ザ41及び光学系71に加え、チョッパー72の替わり
となるポリゴンミラー83と、ポリゴンミラー83で反
射するエネルギービームの進行方向に応じて、所定方向
のエネルギービームのみを通過させる複数(ここでは3
つ)の開孔84aの形成された遮蔽板84とが設けられ
て構成されている。
てエネルギービームを振り、a−Si膜70上における
3列分を1スキャンで照射する。但し、1列目を照射し
た分、XYステージ43は移動しているので、2列目の
照射位置(開孔84aの位置)はXYステージ43の移
動分だけ進んだ位置に設けておく必要がある。3列目も
同様に進んだ位置に照射する。
基板にダメージを与えることなく、膜剥がれを起こすこ
となく、大粒径の結晶を形成できるとともに、1列を照
射するときの非照射時間を利用して隣接する数列を照射
することにより、1スキャンで数列分を結晶化でき、ス
ループットの向上を図ることが可能となる。
1〜4においては、図27〜図31に示すように、スキ
ャンしながらX−Yステージを太矢印方向へ移動させ、
一列又は任意の複数列のスキャンを終えたら細矢印方向
へ移動させ、次のスキャンを行う。
実施形態について説明する。本実施形態では、TFTの
作製時において、第1〜第4の実施形態のようにCWレ
ーザを用いてa−Si膜の結晶化を行う際に、エネルギ
ービームによるバッファー層の温度上昇に起因して発生
するa−Si膜の膜剥がれを防止することに主眼をおい
た、好適なバッファー層を備えたTFTを開示する。
の不純物による汚染を防止するため、ガラス基板とa−
Si膜との間に形成されるバッファー層の材料としてS
iN又はSiONを用いることが効果的であることは知
られている。この成膜したままのバッファー層における
水素濃度分布を調べた結果を図32に示す。
介して積層されたa−Si膜を、時間に対して連続的に
エネルギーを発生させるエネルギービーム、ここではC
Wレーザで結晶化すると、バッファー層がエネルギービ
ームを吸収して(または、a−Si膜の溶融時の熱伝導
により)、温度が上昇する。バッファー層中の水素濃度
が高いときには、水素のイフュージョンが生じてa−S
i膜にピンホールが発生して膜剥がれが生じる。また、
a−Si膜中の水素の濃度が高い時にもイフュージョン
が生じ、ピンホールが発生する。両者の水素濃度が高い
ときには、図33に示すように、ピンホールを起因とし
てa−Si膜の剥がれが生じる。このような現象は、従
来のエキシマレーザ結晶化に比較して、連続したエネル
ギービームを利用した場合に特に顕著に生じる。
うに、ガラス基板91上に膜厚400nm程度のSiN
又はSiONからなる薄膜92aとSiO2膜92bと
を積層してなるバッファー層92を介してa−Si膜9
3を形成し、CWレーザを用いてa−Si膜93の結晶
化を行うに際して、a−Si膜93及び前記薄膜の水素
濃度をそれぞれ調節する。具体的には、a−Si膜93
の水素濃度を1×10 20個/cm3以下、且つ薄膜92
aの水素濃度を1×1022個/cm3以下とする。ここ
で、SiO2膜92bを形成することにより、a−Si
膜93とバッファー層92との間の界面準位を低減でき
る。また、CWレーザのエネルギービーム照射時には、
基板裏面よりも基板表面から照射した方がSiNに直接
レーザ光が照射されないために好ましい。
a−Si膜中の適正水素濃度を調べた実験結果について
説明する。先ず、図34のようにガラス基板91上にP
−CVD法によりSiNからなる薄膜92aを膜厚50
nm程度に、SiO2膜92bを膜厚200nm程度に
順次成膜してバッファー層92を形成し、a−Si膜9
3を膜厚150nm程度に形成する。なお、上記の各膜
厚はこれらの値に限定されたものではない。
の熱処理によりa−Si膜93の脱水素化処理を行った
後、半導体励起(LD励起)の固体レーザ(DPSSレ
ーザ)Nd:YVO4により、出力6.5W、走査速度
20cm/s、波長532nm(Nd:YVO4の第2
高調波)の条件で結晶化を実行する。この走査はXYス
テージを移動させることにより行う。
ガラス基板/SiN/SiO2/a−Si構造のSIM
S分析の結果を示す特性図である。このSIMS分析で
は、500℃、2時間の熱処理によってa−Si膜93
中の水素濃度は1×1020個/cm3以下となることが
確認された。
微鏡写真である。a−Si膜93中の水素濃度を1×1
020個/cm3以下とすることでピンホールや剥がれの
無い良好な結晶が得られていることが判る。
ッファー層を構成するSiN薄膜中の適正水素濃度を調
べた実験結果について説明する。先ず、図34のように
ガラス基板91上にP−CVD法によりSiNからなる
薄膜92aを膜厚50nm程度に、SiO2膜92bを
膜厚200nm程度に順次成膜してバッファー層92を
形成し、a−Si膜93を膜厚150nm程度に形成す
る。なお、上記の各膜厚はこれらの値に限定されたもの
ではない。
の熱処理によりa−Si膜93の脱水素化処理を行う。
SIMS分析を行ったところ、SiN薄膜92a中の水
素濃度は1×1022個/cm3以下になることがSIM
S分析により確認された。更に、a−Si膜93中の水
素濃度は1×1020個/cm3以下になっている。
起(LD励起)の固体レーザ(DPSSレーザ)Nd:
YVO4により、出力6.5W、走査速度20cm/
s、波長532nm(Nd:YVO4の第2高調波)の
条件で結晶化を実行する。この走査はXYステージを移
動させることにより行う。その結果、図36に示すよう
に良好な結晶が得られた。
ば、時間に対して連続的にエネルギーを出力するエネル
ギービームによる結晶化を利用してTFTのトランジス
タ特性を高レベルで均質化するととともに、TFTをピ
ンホールや剥離が発生することなく安定に形成すること
が可能となり、極めて信頼性の高いTFTを実現する。
としてa−Si膜の例を挙げたが、初期膜は、LPCV
D法で成膜したp−Si膜、固相成長のp−Si膜、金
属誘起固相成長のp−Si膜等、いずれの場合にも適用
可能である。
て記載する。
ランジスタを有する画素領域及びその周辺回路領域が設
けられてなる半導体装置の製造方法であって、少なくと
も前記周辺回路領域について、当該周辺回路領域に形成
された半導体薄膜を時間に対して連続的にエネルギーを
出力するエネルギービームにより結晶化し、前記各薄膜
トランジスタの動作半導体薄膜とする工程を含むことを
特徴とする半導体装置の製造方法。
上に線状又は島状にパターニングされてなるものである
ことを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方
法。
された前記各半導体薄膜に対応したエネルギービームの
照射位置合わせ用のマーカーが形成されていることを特
徴とする付記2に記載の半導体装置の製造方法。
れた前記各半導体薄膜に複数のスリットが形成されてお
り、前記スリットのほぼ長手方向に沿ってエネルギービ
ームを照射することを特徴とする付記1に記載の半導体
装置の製造方法。
前記スリットは、両者の間隔が徐々に変化する非接触状
態に形成されていることを特徴とする付記4に記載の半
導体装置の製造方法。
記スリットが形成されており、エネルギービームの照射
により形成される前記スリット間における結晶化領域を
前記薄膜トランジスタのチャネル領域とすることを特徴
とする付記4に記載の半導体装置の製造方法。
れた前記各半導体薄膜上に複数の細線状の絶縁膜が形成
されており、前記絶縁膜のほぼ長手方向に沿ってエネル
ギービームを照射することを特徴とする付記1に記載の
半導体装置の製造方法。
る前記絶縁膜は、両者の間隔が徐々に変化する非接触状
態に形成されていることを特徴とする付記7に記載の半
導体装置の製造方法。
前記絶縁膜が形成されており、エネルギービームの照射
により形成される前記絶縁膜間における結晶化領域を前
記薄膜トランジスタのチャネル領域とすることを特徴と
する付記7に記載の半導体装置の製造方法
された前記各半導体薄膜は、膜厚の異なる部分を有する
ことを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方
法。
薄い部分は、膜厚の厚い領域により囲まれており、当該
膜厚の薄い部分の長手方向に沿ってエネルギービームを
走査することを特徴とする付記10に記載の半導体装置
の製造方法。
薄い部分に合わせてチャネル領域を形成することを特徴
とする付記10に記載の半導体装置の製造方法。
路領域とにおいて、時間に対して連続的にエネルギーを
出力する前記エネルギービームの照射条件が異なること
を特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
半導体薄膜をパルス状にエネルギーを出力するエネルギ
ービームにより結晶化し、前記周辺回路領域に形成され
た半導体薄膜を時間に対して連続的にエネルギーを出力
するエネルギービームにより結晶化することを特徴とす
る付記1に記載の半導体装置の製造方法。
半導体薄膜を結晶化した後、前記周辺回路領域に形成さ
れた半導体薄膜を結晶化することを特徴とする付記14
に記載の半導体装置の製造方法。
れた半導体薄膜を時間に対して連続的にエネルギーを出
力するエネルギービームにより結晶化して動作半導体薄
膜とし、前記画素領域に形成された半導体薄膜をそのま
ま動作半導体薄膜とすることを特徴とする付記1に記載
の半導体装置の製造方法。
れた半導体薄膜を結晶化する際に、時間に対して連続的
にエネルギーを出力する前記エネルギービームを利用し
て前記半導体薄膜の水素出しを行なうことを特徴とする
付記16に記載の半導体装置の製造方法。
路領域とにおいて、前記半導体薄膜の厚みが異なること
を特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
ルギーを出力する前記エネルギービームを、前記半導体
薄膜に対して走査させることを特徴とする付記1に記載
の半導体装置の製造方法。
辺に沿って、前記エネルギービームを走査させることを
特徴とする付記19に記載の半導体装置の製造方法。
ルギーを出力する前記エネルギービームの走査方向が前
記半導体動作膜のチャネルとなる部位の電流方向と平行
であることを特徴とする付記19に記載の半導体装置の
製造方法。
ルギーを出力する複数本の前記エネルギービームを用
い、同時に異なる位置に存する前記半導体薄膜を照射す
ることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方
法。
ルギーを出力する前記エネルギービームの走査速度が1
0cm/s以上であることを特徴とする付記19に記載
の半導体装置の製造方法。
ルギーを出力する前記エネルギービームの出力不安定性
が±1%/hより小値であることを特徴とする付記1に
記載の半導体装置の製造方法。
安定性を示すノイズ(光ノイズ)が0.1rms%以下
であることを特徴とする付記24に記載の半導体装置に
製造方法。
ルギーを出力する前記エネルギービームがCWレーザ光
であることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製
造方法。
LD励起の固体レーザ光であることを特徴とする付記2
6に記載の半導体装置の製造方法。
ルギーを出力する前記エネルギービームにより、前記動
作半導体薄膜の結晶状態を結晶粒が大きい流線形状のフ
ローパターンに形成することを特徴とする付記1に記載
の半導体装置の製造方法。
ス又はプラスチックからなり、エネルギービームを前記
基板の表面又は裏面から照射することを特徴とする付記
1に記載の半導体装置の製造方法。
学的に複数の副ビームに分割し、前記半導体薄膜の異な
る部位に前記各副ビームを同時に照射して結晶化するこ
とを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
前記各副ビームにより、前記各薄膜トランジスタの形成
部位のみを結晶化に最適なエネルギー強度で照射し、且
つ前記各薄膜トランジスタの非形成部位を高速で通過す
ることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方
法。
薄膜トランジスタの形成部位において、結晶化のための
ビーム走査速度、エネルギー強度、及びビーム形状のう
ち少なくとも1種が異なることを特徴とする付記1に記
載の半導体装置の製造方法。
ルギービームを断続的に照射し、前記各薄膜トランジス
タの形成部位のみを選択的に結晶化することを特徴とす
る付記1に記載の半導体装置の製造方法。
前記薄膜トランジスタの形成部位の照射間隔期間に、前
記エネルギービームを高速で他の前記形成部位に移動さ
せ、当該他の前記形成部位を照射することを特徴とする
付記33に記載の半導体装置の製造方法。
トランジスタの形成部位と異なる部位に前記エネルギー
ビームを断続的に照射し、所定形状に結晶化されてなる
前記薄膜トランジスタの位置合わせマーカーを形成する
ことを特徴とする付記33に記載の半導体装置の製造方
法。
N、又は、Si,O及びNを含む薄膜を有するバッファ
ー層を介して前記半導体薄膜を形成して、前記半導体薄
膜の水素濃度を1×1020個/cm3以下とすることを
特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
1022個/cm3以下とすることを特徴とする付記36
に記載の半導体装置の製造方法。
を、当該半導体薄膜の形成後、又は前記半導体薄膜を形
成し所定のパターンを形成した後に行うことを特徴とす
る付記36に記載の半導体装置の製造方法。
半導体装置は、基板と、前記基板上に設けられ、複数の
薄膜トランジスタを有してなる画素領域と、前記基板上
に設けられ、複数の薄膜トランジスタを有してなる前記
画素領域の周辺回路領域とを含み、少なくとも前記周辺
回路領域を構成する前記各薄膜トランジスタの動作半導
体薄膜は、結晶粒が大きい流線形状のフローパターンの
結晶状態に形成されている。
粒がチャネル長よりも長いことを特徴とする付記39に
記載の半導体装置。
前記基板上に線状又は島状にパターニングされた各半導
体薄膜にエネルギービームが照射されてなるものである
ことを特徴とする付記40に記載の半導体装置。
グされた前記各動作半導体薄膜に対応して、当該動作半
導体薄膜を結晶化するためのエネルギービームの照射位
置合わせ用のマーカーが形成されていることを特徴とす
る付記41に記載の半導体装置。
路領域とにおいて、前記各動作半導体薄膜の厚みが異な
ることを特徴とする付記39に記載の半導体装置。
ラス、石英ガラス、セラミックス、プラスチック、及び
シリコン単結晶のうちから選ばれた1種であることを特
徴とする付記39に記載の半導体装置。
N、又は、Si,O及びNを含む薄膜を有するバッファ
ー層を介して前記半導体薄膜が形成されており、前記半
導体薄膜の水素濃度が1×1020個/cm3以下である
ことを特徴とする付記39に記載の半導体装置。
1022個/cm3以下であることを特徴とする付記45
に記載の半導体装置。
2/SiN又はSiO2/SiONの構造を有することを
特徴とする付記45に記載の半導体装置。
薄膜を結晶化するエネルギービームを出射する半導体製
造装置であって、前記半導体製造装置は、前記エネルギ
ービームを時間に対して連続的に出力することが可能で
あり、照射対象物に前記エネルギービームを相対的に走
査する機能を有し、前記エネルギービームの出力不安定
性が±1%/hより小値である。
辺に沿って、前記エネルギービームを走査させることを
特徴とする付記48に記載の半導体製造装置。
安定性を示すノイズ(光ノイズ)が0.1rms%以下
であることを特徴とする付記48に記載の半導体製造装
置。
査速度が10cm/s以上であることを特徴とする付記
48に記載の半導体製造装置。
するエネルギービームを出射することが可能であること
を特徴とする付記48に記載の半導体製造装置。
ルギーを出力する前記エネルギービームがCWレーザ光
であることを特徴とする付記48に記載の半導体製造装
置。
励起の固体レーザ光であることを特徴とする付記53に
記載の半導体製造装置。
ネルギービームの照射位置合わせ用のマーカーを照射前
に読み取って記憶し、その位置に合わせて前記エネルギ
ービームを照射することを特徴とする付記48に記載の
半導体製造装置。
前記半導体製造装置は、表面に半導体薄膜が形成された
基板が設置され、前記基板を前記半導体薄膜の面内方向
で自在に移動可能とする設置手段と、エネルギービーム
を時間に対して連続的に出力する機能を有するレーザ発
振手段と、前記レーザ発振手段から出射された前記エネ
ルギービームを光学的に複数の副ビームに分割するビー
ム分割手段とを備え、前記各副ビームを前記半導体薄膜
の各所定部位に対して相対的に走査し、前記各所定部位
を結晶化する。
辺に沿って、前記エネルギービームを走査させることを
特徴とする付記56に記載の半導体製造装置。
記各薄膜トランジスタの形成部位のみを結晶化に最適な
エネルギー強度で照射し、且つ前記各薄膜トランジスタ
の非形成部位を高速で通過することを特徴とする付記5
6に記載の半導体製造装置。
薄膜トランジスタの形成部位において、結晶化のための
ビーム走査速度、エネルギー強度、及びビーム形状のう
ち少なくとも1種が異なるように、前記各副ビームを照
射することを特徴とする付記56に記載の半導体製造装
置。
なり合わないように照射することを特徴とする付記56
に記載の半導体製造装置。
力不安定性が±1%/hより小値であることを特徴とす
る付記56に記載の半導体製造装置。
安定性を示すノイズ(光ノイズ)が0.1rms%以下
であることを特徴とする付記61に記載の半導体製造装
置。
前記半導体製造装置は、表面に半導体薄膜が形成された
基板が設置され、前記基板を前記半導体薄膜の面内方向
で自在に移動可能とする設置手段と、エネルギービーム
を時間に対して連続的に出力する機能を有するレーザ発
振手段と、前記エネルギービームの通過領域及び遮断領
域を有し、前記エネルギービームを断続的に通過させる
断続出射手段とを備え、前記基板を前記エネルギービー
ムに対して相対的に走査させながら、前記半導体薄膜に
前記エネルギービームを断続的に照射し、前記各薄膜ト
ランジスタの形成部位のみを選択的に結晶化する。
辺に沿って、前記エネルギービームを走査させることを
特徴とする付記63に記載の半導体製造装置。
記断続出射のタイミングを調節することにより、前記半
導体薄膜の隣接する前記薄膜トランジスタの形成部位の
照射間隔期間に、前記エネルギービームを高速で他の前
記形成部位に移動させ、当該他の前記形成部位を照射す
ることを特徴とする付記63に記載の半導体製造装置。
射された前記エネルギービームを光学的に複数の副ビー
ムに分割するビーム分割手段を更に備え、前記基板を前
記エネルギービームに対して相対的に走査させながら、
前記半導体薄膜に前記各副ビームを断続的に照射し、複
数の前記各薄膜トランジスタの形成部位を同時に結晶化
することを特徴とする付記63に記載の半導体製造装
置。
トランジスタの形成部位と異なる部位に前記エネルギー
ビームを断続的に照射し、所定形状に結晶化されてなる
前記薄膜トランジスタの位置合わせマーカーを形成する
ことを特徴とする付記63に記載の半導体製造装置。
力不安定性が±1%/hより小値であることを特徴とす
る付記63に記載の半導体製造装置。
安定性を示すノイズ(光ノイズ)が0.1rms%以下
であることを特徴とする付記68に記載の半導体製造装
置。
が設けられてなる半導体装置の製造方法であって、前記
製造方法は、前記半導体素子の半導体薄膜を、時間に対
して連続的にエネルギーを出力するエネルギービームに
より結晶化する工程を含む。
板上に線状又は島状にパターニングされてなり、当該各
半導体薄膜に前記エネルギービームを照射することを特
徴とする付記70に記載の半導体装置の製造方法。
−LCD、システム・オン・パネル、システム・オン・
ガラス等への適用に際して、TFTのトランジスタ特性
を高レベルで均質化し、特に周辺回路領域において移動
度に優れ高速駆動が可能なTFTを実現することが可能
となる。
タ特性を高レベルで均質化し、特に周辺回路領域におい
て移動度に優れ高速駆動が可能なTFTを実現するに際
して、時間に対して連続的にエネルギーを出力するエネ
ルギービームの出力不足を補完して半導体薄膜の結晶化
におけるスループットを向上させ、効率に優れた前記T
FTを実現することが可能となる。
の様子を示す概略平面図である。
子を示す顕微鏡写真である。
鏡写真である。
子を示すSEM写真である。
ンとなった半導体薄膜の様子を示すSEM写真である。
ある。
る。
順に示す概略断面図である。
の製造方法を工程順に示す概略断面図である。
Tの製造方法を工程順に示す概略断面図である。
FTの製造方法を工程順に示す概略断面図である。
を示す特性図である。
係を示す顕微鏡写真である。
状の各半導体薄膜及び位置マーカーを示す概略平面図で
ある。
薄膜の様子を示す概略平面図である。
薄膜の様子を示す概観図である。
薄膜の様子を示す概略平面図である。
薄膜の様子を示す概観図である。
を示す概観図である。
レーザ装置を示す概観図である。
レーザ装置を示す概観図である。
構成の一部を示す概観図である。
28個の副ビームを発生させた様子を示す概観図であ
る。
を示す概観図である。
択的に結晶化する様子を示す概観図である。
ーザ装置の照明系を示す概観図である。
主要構成を示す概観図である。
図である。
ーザ装置の主要構成を示す概観図である。
ーザ装置の主要構成を示す概観図である。
ーザ装置の主要構成を示す概観図である。
して用いた場合の当該バッファー層とSi層における水
素濃度分布を調べた結果を示す特性図である。
鏡写真である。
i膜が形成された様子を示す概略断面図である。
SiN/SiO2/a−Si構造のSIMS分析の結果
を示す特性図である。
る。
結晶化した様子を示すAFM写真である。
17)
導体製造装置
Claims (32)
- 【請求項1】 基板上に、各々複数の薄膜トランジスタ
を有する画素領域及びその周辺回路領域が設けられてな
る半導体装置の製造方法であって、 前記画素領域及び前記周辺回路領域のうち、少なくとも
前記周辺回路領域に形成された半導体薄膜を時間に対し
て連続的にエネルギーを出力するエネルギービームによ
り結晶化し、前記各薄膜トランジスタの動作半導体薄膜
とすることを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記画素領域と前記周辺回路領域とにお
いて、時間に対して連続的にエネルギーを出力する前記
エネルギービームの照射条件が異なることを特徴とする
請求項1に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記画素領域に形成された半導体薄膜を
パルス状にエネルギーを出力するエネルギービームによ
り結晶化し、前記周辺回路領域に形成された半導体薄膜
を時間に対して連続的にエネルギーを出力するエネルギ
ービームにより結晶化することを特徴とする請求項1に
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記周辺回路領域に形成された半導体薄
膜を時間に対して連続的にエネルギーを出力するエネル
ギービームにより結晶化して動作半導体薄膜とし、前記
画素領域に形成された半導体薄膜をそのまま動作半導体
薄膜とすることを特徴とする請求項1に記載の半導体装
置の製造方法。 - 【請求項5】 時間に対する連続的にエネルギーを出力
する前記エネルギービームがCWレーザ光であることを
特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の半導体
装置の製造方法。 - 【請求項6】 前記エネルギービームを光学的に複数の
副ビームに分割し、前記半導体薄膜の異なる部位に前記
各副ビームを同時に照射して結晶化することを特徴とす
る請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置の製
造方法。 - 【請求項7】 前記エネルギービーム又は前記各副ビー
ムにより、前記各薄膜トランジスタの形成部位のみを結
晶化に最適なエネルギー強度で照射し、且つ前記各薄膜
トランジスタの非形成部位を高速で通過することを特徴
とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置
の製造方法。 - 【請求項8】 少なくとも2種類の前記各薄膜トランジ
スタの形成部位において、結晶化のためのビーム走査速
度、エネルギー強度、及びビーム形状のうち少なくとも
1種が異なることを特徴とする請求項1〜7のいずれか
1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 前記半導体薄膜に前記エネルギービーム
を断続的に照射し、前記各薄膜トランジスタの形成部位
のみを選択的に結晶化することを特徴とする請求項1〜
8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項10】 前記半導体薄膜の隣接する前記薄膜ト
ランジスタの形成部位の照射間隔期間に、前記エネルギ
ービームを高速で他の前記形成部位に移動させ、当該他
の前記形成部位を照射することを特徴とする請求項9に
記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項11】 前記半導体薄膜の前記薄膜トランジス
タの形成部位と異なる部位に前記エネルギービームを断
続的に照射し、所定形状に結晶化されてなる前記薄膜ト
ランジスタの位置合わせマーカーを形成することを特徴
とする請求項9又は10に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項12】 前記基板上に、Si及びN、又は、S
i,O及びNを含む薄膜を有するバッファー層を介して
前記半導体薄膜を形成して、 前記半導体薄膜の水素濃度を1×1020個/cm3以下
とすることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項
に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項13】 前記薄膜の水素濃度を1×1022個/
cm3以下とすることを特徴とする請求項12に記載の
半導体装置の製造方法。 - 【請求項14】 前記半導体薄膜の脱水素化を、当該半
導体薄膜の形成後、又は前記半導体薄膜を形成し所定の
パターンを形成した後に行うことを特徴とする請求項1
2又は13に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項15】 基板上に、各々複数の薄膜トランジス
タを有してなる画素領域及びその周辺回路領域が設けら
れてなる半導体装置であって、 少なくとも前記周辺回路領域を構成する前記各薄膜トラ
ンジスタの動作半導体薄膜は、結晶粒が大きい流線形状
のフローパターンの結晶状態に形成されていることを特
徴とする半導体装置。 - 【請求項16】 前記フローパターンの結晶粒がチャネ
ル長よりも長いことを特徴とする請求項15に記載の半
導体装置。 - 【請求項17】 前記基板上に、パターニングされた前
記各動作半導体薄膜に対応して、当該動作半導体薄膜を
結晶化するためのエネルギービームの照射位置合わせ用
のマーカーが形成されていることを特徴とする請求項1
5又は16に記載の半導体装置。 - 【請求項18】 基板上に形成された半導体薄膜を結晶
化するエネルギービームを出射する半導体製造装置であ
って、 前記エネルギービームを時間に対して連続的に出力する
ことが可能であり、照射対象物に対して前記エネルギー
ビームを相対的に走査する機能を有し、前記エネルギー
ビームの出力不安定性が±1%/hより小値であること
を特徴とする半導体製造装置。 - 【請求項19】 前記エネルギービームの不安定性を示
すノイズ(光ノイズ)が0.1rms%以下であること
を特徴とする請求項18に記載の半導体製造装置。 - 【請求項20】 前記エネルギービームの走査速度が1
0cm/s以上であることを特徴とする請求項18又は
19に記載の半導体製造装置。 - 【請求項21】 表面に半導体薄膜が形成された基板が
設置され、前記基板を前記半導体薄膜の面内方向で自在
に移動可能とする設置手段と、 エネルギービームを時間に対して連続的に出力する機能
を有するレーザ発振手段と、 前記レーザ発振手段から出射された前記エネルギービー
ムを光学的に複数の副ビームに分割するビーム分割手段
とを備え、 前記各副ビームを前記半導体薄膜の各所定部位に対して
相対的に走査し、前記各所定部位を結晶化することを特
徴とする半導体製造装置。 - 【請求項22】 前記各副ビームにより、前記各薄膜ト
ランジスタの形成部位のみを結晶化に最適なエネルギー
強度で照射し、且つ前記各薄膜トランジスタの非形成部
位を高速で通過することを特徴とする請求項21に記載
の半導体製造装置。 - 【請求項23】 少なくとも2種類の前記各薄膜トラン
ジスタの形成部位において、結晶化のためのビーム走査
速度、エネルギー強度、及びビーム形状のうち少なくと
も1種が異なるように、前記各副ビームを照射すること
を特徴とする請求項21又は22に記載の半導体製造装
置。 - 【請求項24】 前記各副ビームを互いに重なり合わな
いように照射することを特徴とする請求項21〜23の
いずれか1項に記載の半導体製造装置。 - 【請求項25】 前記エネルギービームの出力不安定性
が±1%/hより小値であることを特徴とする請求項2
1〜24のいずれか1項に記載の半導体製造装置。 - 【請求項26】 前記エネルギービームの不安定性を示
すノイズ(光ノイズ)が0.1rms%以下であること
を特徴とする請求項25に記載の半導体製造装置。 - 【請求項27】 表面に半導体薄膜が形成された基板が
設置され、前記基板を前記半導体薄膜の面内方向で自在
に移動可能とする設置手段と、 エネルギービームを時間に対して連続的に出力する機能
を有するレーザ発振手段と、 前記エネルギービームの通過領域及び遮断領域を有し、
前記エネルギービームを断続的に通過させる断続出射手
段とを備え、 前記基板を前記エネルギービームに対して相対的に走査
させながら、前記半導体薄膜に前記エネルギービームを
断続的に照射し、前記各薄膜トランジスタの形成部位の
みを選択的に結晶化することを特徴とする半導体製造装
置。 - 【請求項28】 前記基板の走査速度及び前記断続出射
のタイミングを調節することにより、前記半導体薄膜の
隣接する前記薄膜トランジスタの形成部位の照射間隔期
間に、前記エネルギービームを高速で他の前記形成部位
に移動させ、当該他の前記形成部位を照射することを特
徴とする請求項27に記載の半導体製造装置。 - 【請求項29】 前記レーザ発振手段から出射された前
記エネルギービームを光学的に複数の副ビームに分割す
るビーム分割手段を更に備え、 前記基板を前記エネルギービームに対して相対的に走査
させながら、前記半導体薄膜に前記各副ビームを断続的
に照射し、複数の前記各薄膜トランジスタの形成部位を
同時に結晶化することを特徴とする請求項27又は28
に記載の半導体製造装置。 - 【請求項30】 前記半導体薄膜の前記薄膜トランジス
タの形成部位と異なる部位に前記エネルギービームを断
続的に照射し、所定形状に結晶化されてなる前記薄膜ト
ランジスタの位置合わせマーカーを形成することを特徴
とする請求項27〜29のいずれか1項に記載の半導体
製造装置。 - 【請求項31】 前記エネルギービームの出力不安定性
が±1%/hより小値であることを特徴とする請求項2
7〜30のいずれか1項に記載の半導体製造装置。 - 【請求項32】 前記エネルギービームの不安定性を示
すノイズ(光ノイズ)が0.1rms%以下であること
を特徴とする請求項31に記載の半導体製造装置。
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