JP2003081550A - 隣接エレベーター接近検知装置、隣接エレベーター接近検知システム及び隣接エレベーター接近検知方法 - Google Patents
隣接エレベーター接近検知装置、隣接エレベーター接近検知システム及び隣接エレベーター接近検知方法Info
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- JP2003081550A JP2003081550A JP2001271981A JP2001271981A JP2003081550A JP 2003081550 A JP2003081550 A JP 2003081550A JP 2001271981 A JP2001271981 A JP 2001271981A JP 2001271981 A JP2001271981 A JP 2001271981A JP 2003081550 A JP2003081550 A JP 2003081550A
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- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 エレベーターかごの上で作業する作業者と隣
接するエレベーターとの接近を確実に検知することので
きる隣接エレベーター接近検知装置を提供する。 【解決手段】 本発明の隣接エレベーター接近検知装置
3は、点検運転エレベーターを認識する点検運転エレベ
ーター認識部31と、この点検運転エレベーターと隣接
する隣接エレベーターを認識する隣接エレベーター認識
部32と、この隣接エレベーターの位置データと点検運
転エレベーターの位置データとを取得し、隣接エレベー
ターと点検運転エレベーターとが接近状態にあるか否か
を判定する接近判定部33と、この接近判定部33で接
近状態にあると判定されたときには、点検運転エレベー
ターの警告装置を起動させる警告信号を送信する警告部
34とを含むことを特徴とする。
接するエレベーターとの接近を確実に検知することので
きる隣接エレベーター接近検知装置を提供する。 【解決手段】 本発明の隣接エレベーター接近検知装置
3は、点検運転エレベーターを認識する点検運転エレベ
ーター認識部31と、この点検運転エレベーターと隣接
する隣接エレベーターを認識する隣接エレベーター認識
部32と、この隣接エレベーターの位置データと点検運
転エレベーターの位置データとを取得し、隣接エレベー
ターと点検運転エレベーターとが接近状態にあるか否か
を判定する接近判定部33と、この接近判定部33で接
近状態にあると判定されたときには、点検運転エレベー
ターの警告装置を起動させる警告信号を送信する警告部
34とを含むことを特徴とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、隣接するエレベー
ターの接近を検知する隣接エレベーター接近検知装置に
係り、特にエレベーターかごの上で作業する作業者に対
して隣接するエレベーターの接近を確実に検知すること
のできる隣接エレベーター接近検知装置に関する。
ターの接近を検知する隣接エレベーター接近検知装置に
係り、特にエレベーターかごの上で作業する作業者に対
して隣接するエレベーターの接近を確実に検知すること
のできる隣接エレベーター接近検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のエレベーターが設置されて
いる昇降路内において、エレベーターかごのかご上作業
を行う場合には、隣接するエレベーターは通常運転され
ているので、作業者のすぐ近くを隣接するエレベーター
が高速で通過していた。
いる昇降路内において、エレベーターかごのかご上作業
を行う場合には、隣接するエレベーターは通常運転され
ているので、作業者のすぐ近くを隣接するエレベーター
が高速で通過していた。
【0003】したがって、作業者は自分自身で目視ある
いはエレベーターの起動音を聞くことによって隣接する
エレベーターの接近を感知して安全を確保していた。
いはエレベーターの起動音を聞くことによって隣接する
エレベーターの接近を感知して安全を確保していた。
【0004】しかし、作業者自身の注意による安全確保
では、作業者が作業に集中していて隣接するエレベータ
ーの存在を忘れてしまうなどの危険があり、対人センサ
ーなどを設置することによって、そのような危険を防い
でいた。
では、作業者が作業に集中していて隣接するエレベータ
ーの存在を忘れてしまうなどの危険があり、対人センサ
ーなどを設置することによって、そのような危険を防い
でいた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、昇降路
内における作業環境は複雑な環境であるために、通常の
センサーでは作業者と隣接するエレベーターとが接近し
ていることを必ずしも感知できない場合があるという問
題点があった。
内における作業環境は複雑な環境であるために、通常の
センサーでは作業者と隣接するエレベーターとが接近し
ていることを必ずしも感知できない場合があるという問
題点があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、エレベーターかごの上で作業する作
業者と隣接するエレベーターとの接近を確実に感知する
ことによって、作業者の注意力や作業環境に関係なく危
険を回避することのできる隣接エレベーター接近検知装
置を提供することにある。
あり、その目的は、エレベーターかごの上で作業する作
業者と隣接するエレベーターとの接近を確実に感知する
ことによって、作業者の注意力や作業環境に関係なく危
険を回避することのできる隣接エレベーター接近検知装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明である隣接エレベーター接近
検知装置は、複数のエレベーターが設置された昇降路内
で隣接するエレベーターの接近を検知する隣接エレベー
ター接近検知装置であって、点検運転状態にある点検運
転エレベーターを認識する点検運転エレベーター認識手
段と、この点検運転エレベーター認識手段で認識された
前記点検運転エレベーターに隣接する隣接エレベーター
を認識する隣接エレベーター認識手段と、この隣接エレ
ベーター認識手段で認識された前記隣接エレベーターの
位置データと前記点検運転エレベーターの位置データと
を取得し、前記隣接エレベーターと前記点検運転エレベ
ーターとが接近状態にあるか否かを判定する接近判定手
段と、この接近判定手段で接近状態にあると判定された
ときには、前記点検運転エレベーターの警告装置を起動
させる警告信号を送信する警告手段とを含むことを特徴
とする。
に、請求項1に記載の発明である隣接エレベーター接近
検知装置は、複数のエレベーターが設置された昇降路内
で隣接するエレベーターの接近を検知する隣接エレベー
ター接近検知装置であって、点検運転状態にある点検運
転エレベーターを認識する点検運転エレベーター認識手
段と、この点検運転エレベーター認識手段で認識された
前記点検運転エレベーターに隣接する隣接エレベーター
を認識する隣接エレベーター認識手段と、この隣接エレ
ベーター認識手段で認識された前記隣接エレベーターの
位置データと前記点検運転エレベーターの位置データと
を取得し、前記隣接エレベーターと前記点検運転エレベ
ーターとが接近状態にあるか否かを判定する接近判定手
段と、この接近判定手段で接近状態にあると判定された
ときには、前記点検運転エレベーターの警告装置を起動
させる警告信号を送信する警告手段とを含むことを特徴
とする。
【0008】この請求項1の発明によれば、エレベータ
ーかごの上で作業する作業者と隣接するエレベーターと
の接近を確実に検知することができるので、作業者の注
意力が低下した場合や作業環境が複雑な場合でも作業者
の安全を確保することができる。
ーかごの上で作業する作業者と隣接するエレベーターと
の接近を確実に検知することができるので、作業者の注
意力が低下した場合や作業環境が複雑な場合でも作業者
の安全を確保することができる。
【0009】請求項2に記載の発明である隣接エレベー
ター接近検知装置の点検運転エレベーター認識手段は、
前記複数のエレベーターにそれぞれ設置された点検運転
スイッチによって点検運転エレベーターを認識すること
を特徴とする。
ター接近検知装置の点検運転エレベーター認識手段は、
前記複数のエレベーターにそれぞれ設置された点検運転
スイッチによって点検運転エレベーターを認識すること
を特徴とする。
【0010】この請求項2の発明によれば、点検運転ス
イッチによって点検運転エレベーターの有無を認識して
動作を開始するので、作業者が隣接エレベーター接近検
知装置を起動する操作をする必要がなくなり、これによ
って作業者による起動忘れを防止することができる。
イッチによって点検運転エレベーターの有無を認識して
動作を開始するので、作業者が隣接エレベーター接近検
知装置を起動する操作をする必要がなくなり、これによ
って作業者による起動忘れを防止することができる。
【0011】請求項3に記載の発明である隣接エレベー
ター接近検知システムは、エレベーターかごの上で作業
する作業者に対して、隣接するエレベータの接近を知ら
せる警告装置が設置された複数のエレベーターと、この
複数のエレベーターの中で点検運転状態にある点検運転
エレベーターを認識するとともに、この点検運転エレベ
ーターに隣接する隣接エレベーターを認識し、前記隣接
エレベーターと前記点検運転エレベーターとが接近状態
にあるか否かを判定して接近状態にあると判定されたと
きには、前記点検運転エレベーターの前記警告装置を起
動させる警告信号を送信する隣接エレベーター接近検知
装置とを含むことを特徴とする。
ター接近検知システムは、エレベーターかごの上で作業
する作業者に対して、隣接するエレベータの接近を知ら
せる警告装置が設置された複数のエレベーターと、この
複数のエレベーターの中で点検運転状態にある点検運転
エレベーターを認識するとともに、この点検運転エレベ
ーターに隣接する隣接エレベーターを認識し、前記隣接
エレベーターと前記点検運転エレベーターとが接近状態
にあるか否かを判定して接近状態にあると判定されたと
きには、前記点検運転エレベーターの前記警告装置を起
動させる警告信号を送信する隣接エレベーター接近検知
装置とを含むことを特徴とする。
【0012】この請求項3の発明によれば、エレベータ
ーかごの上で作業する作業者と隣接するエレベーターと
の接近を確実に検知することができるので、作業者の注
意力が低下した場合や作業環境が複雑な場合でも作業者
の安全を確保することができる。
ーかごの上で作業する作業者と隣接するエレベーターと
の接近を確実に検知することができるので、作業者の注
意力が低下した場合や作業環境が複雑な場合でも作業者
の安全を確保することができる。
【0013】請求項4に記載の発明である隣接エレベー
ター接近検知方法は、複数のエレベーターが設置された
昇降路内で隣接するエレベーターの接近を検知する隣接
エレベーター接近検知方法であって、エレベーターかご
の上で作業する作業者に対して隣接するエレベータの接
近を知らせる警告装置を前記複数のエレベーターに設置
し、この複数のエレベーターの中で点検運転状態にある
点検運転エレベーターを認識するとともに、この点検運
転エレベーターに隣接する隣接エレベーターを認識し、
前記隣接エレベーターと前記点検運転エレベーターとが
接近状態にあるか否かを判定して接近状態にあると判定
されたときには、前記点検運転エレベーターの前記警告
装置を起動させる警告信号を送信することを特徴とす
る。
ター接近検知方法は、複数のエレベーターが設置された
昇降路内で隣接するエレベーターの接近を検知する隣接
エレベーター接近検知方法であって、エレベーターかご
の上で作業する作業者に対して隣接するエレベータの接
近を知らせる警告装置を前記複数のエレベーターに設置
し、この複数のエレベーターの中で点検運転状態にある
点検運転エレベーターを認識するとともに、この点検運
転エレベーターに隣接する隣接エレベーターを認識し、
前記隣接エレベーターと前記点検運転エレベーターとが
接近状態にあるか否かを判定して接近状態にあると判定
されたときには、前記点検運転エレベーターの前記警告
装置を起動させる警告信号を送信することを特徴とす
る。
【0014】この請求項4の発明によれば、エレベータ
ーかごの上で作業する作業者と隣接するエレベーターと
の接近を確実に検知することができるので、作業者の注
意力が低下した場合や作業環境が複雑な場合でも作業者
の安全を確保することができる。
ーかごの上で作業する作業者と隣接するエレベーターと
の接近を確実に検知することができるので、作業者の注
意力が低下した場合や作業環境が複雑な場合でも作業者
の安全を確保することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本実施形態に係る隣接エレ
ベーター接近検知システムの構成を図1に基づいて説明
する。
ベーター接近検知システムの構成を図1に基づいて説明
する。
【0016】図1に示すように、本実施形態の隣接エレ
ベーター接近検知システム1は、同一の昇降路内に設置
された複数のエレベーター2a、2b、2cと、隣接す
るエレベーターが接近していることを検知して点検作業
を行っている作業者に警告を発する隣接エレベーター接
近検知装置3とから構成されている。ただし、ここでは
3機のエレベーターが設置されている場合を例にして説
明するが、エレベーターの数は2機でもよいし、また3
機より多くてもよい。
ベーター接近検知システム1は、同一の昇降路内に設置
された複数のエレベーター2a、2b、2cと、隣接す
るエレベーターが接近していることを検知して点検作業
を行っている作業者に警告を発する隣接エレベーター接
近検知装置3とから構成されている。ただし、ここでは
3機のエレベーターが設置されている場合を例にして説
明するが、エレベーターの数は2機でもよいし、また3
機より多くてもよい。
【0017】ここで、各エレベーター2a,2b,2c
では、エレベーターかご4a,4b,4cとつり合いお
もり5a,5b,5cとを繋ぐスチールテープ6a,6
b,6cによって滑車7a,7b,7cが回転し、この
回転に伴ってロータリーエンコーダ8a,8b,8cが
パルスを出力する。
では、エレベーターかご4a,4b,4cとつり合いお
もり5a,5b,5cとを繋ぐスチールテープ6a,6
b,6cによって滑車7a,7b,7cが回転し、この
回転に伴ってロータリーエンコーダ8a,8b,8cが
パルスを出力する。
【0018】そして、このパルスを制御装置9a,9
b,9cが受信してカウントし、パルスのカウント値が
変化した量を演算して、この演算結果からエレベーター
かご4a,4b,4cの移動量を算出する。そして、制
御装置9a,9b,9cはこの移動量からエレベーター
かご4a,4b,4cの位置を判定し、位置データとし
て隣接エレベーター接近検知装置3に提供する。
b,9cが受信してカウントし、パルスのカウント値が
変化した量を演算して、この演算結果からエレベーター
かご4a,4b,4cの移動量を算出する。そして、制
御装置9a,9b,9cはこの移動量からエレベーター
かご4a,4b,4cの位置を判定し、位置データとし
て隣接エレベーター接近検知装置3に提供する。
【0019】制御装置9a,9b,9cには、通常運転
から点検運転に切り替えるための点検運転スイッチが設
置されており、この点検運転スイッチのON/OFFに
ついても隣接エレベーター接近検知装置3に提供する。
から点検運転に切り替えるための点検運転スイッチが設
置されており、この点検運転スイッチのON/OFFに
ついても隣接エレベーター接近検知装置3に提供する。
【0020】各エレベーターかご4a,4b,4cのか
ご上には作業者に隣接エレベーターの接近を知らせる警
告装置10a,10b,10cが設置されており、隣接
エレベーターが接近したときにはテールコード11a,
11b,11cを介して制御装置9a,9b,9cから
の信号を受信して作業者に警告を発する。
ご上には作業者に隣接エレベーターの接近を知らせる警
告装置10a,10b,10cが設置されており、隣接
エレベーターが接近したときにはテールコード11a,
11b,11cを介して制御装置9a,9b,9cから
の信号を受信して作業者に警告を発する。
【0021】ここで、警告装置10a,10b,10c
は、文字によって隣接エレベーターの接近を知らせる表
示装置でもよいし、また音声や警報音で接近を知らせる
音声装置でもよいし、また回転灯などの発光装置でもよ
い。
は、文字によって隣接エレベーターの接近を知らせる表
示装置でもよいし、また音声や警報音で接近を知らせる
音声装置でもよいし、また回転灯などの発光装置でもよ
い。
【0022】また、隣接エレベーター接近検知装置3
は、点検運転状態にある点検運転エレベーターを認識す
る点検運転エレベーター認識部31と、この点検運転エ
レベーターに隣接する隣接エレベーターを認識する隣接
エレベーター認識部32と、隣接エレベーターの位置デ
ータと点検運転エレベーターの位置データとを取得し
て、隣接エレベーターと点検運転エレベーターとが接近
状態にあるか否かを判定する接近判定部33と、この接
近判定部33で接近状態にあると判定されたときには、
点検運転エレベーターの警告装置を起動させるための警
告信号を送信する警告部34とを含んでいる。
は、点検運転状態にある点検運転エレベーターを認識す
る点検運転エレベーター認識部31と、この点検運転エ
レベーターに隣接する隣接エレベーターを認識する隣接
エレベーター認識部32と、隣接エレベーターの位置デ
ータと点検運転エレベーターの位置データとを取得し
て、隣接エレベーターと点検運転エレベーターとが接近
状態にあるか否かを判定する接近判定部33と、この接
近判定部33で接近状態にあると判定されたときには、
点検運転エレベーターの警告装置を起動させるための警
告信号を送信する警告部34とを含んでいる。
【0023】次に、本実施形態の隣接エレベーター接近
検知装置3による接近検知処理を図2に基づいて説明す
る。
検知装置3による接近検知処理を図2に基づいて説明す
る。
【0024】図2に示すように、まず隣接エレベーター
接近検知装置3は複数のエレベーター2a,2b,2c
の中で制御装置9a,9b,9cに設置されている点検
運転スイッチがONになっているエレベーターがあるか
否かを判定し、ONになっているエレベーターを点検運
転エレベーターと認識する(S201)。
接近検知装置3は複数のエレベーター2a,2b,2c
の中で制御装置9a,9b,9cに設置されている点検
運転スイッチがONになっているエレベーターがあるか
否かを判定し、ONになっているエレベーターを点検運
転エレベーターと認識する(S201)。
【0025】そして、点検運転エレベーターがない場合
には繰り返し判定を行い、点検運転エレベータがある場
合には、次に隣接エレベーターの認識を行う(S20
2)。
には繰り返し判定を行い、点検運転エレベータがある場
合には、次に隣接エレベーターの認識を行う(S20
2)。
【0026】例えば、エレベーター2aが点検運転状態
のときには、隣接エレベーターとしてエレベーター2b
を認識し、エレベーター2bが点検運転状態のときには
隣接エレベーターとしてエレベーター2a、2cを認識
する。
のときには、隣接エレベーターとしてエレベーター2b
を認識し、エレベーター2bが点検運転状態のときには
隣接エレベーターとしてエレベーター2a、2cを認識
する。
【0027】そして、隣接エレベーター接近検知装置3
は、点検運転エレベーターと隣接エレベーターの各制御
装置9からエレベーターかご4の位置データを受信して
位置を判定する(S203)。
は、点検運転エレベーターと隣接エレベーターの各制御
装置9からエレベーターかご4の位置データを受信して
位置を判定する(S203)。
【0028】例えば、エレベーター2bの位置を判定す
る場合には、エレベーターかご4bとつり合いおもり5
bとを繋ぐスチールテープ6bによって滑車7bが回転
し、この回転に伴ってロータリーエンコーダ8bがパル
スを出力する。このパルスを制御装置9bが受信してカ
ウントし、このカウント値が変化した量を演算して、演
算結果からエレベーターかご4bの移動量を算出する。
この移動量から制御装置9bはエレベーターかご4bの
位置を判定し、位置データとして隣接エレベーター接近
検知装置3に提供する。
る場合には、エレベーターかご4bとつり合いおもり5
bとを繋ぐスチールテープ6bによって滑車7bが回転
し、この回転に伴ってロータリーエンコーダ8bがパル
スを出力する。このパルスを制御装置9bが受信してカ
ウントし、このカウント値が変化した量を演算して、演
算結果からエレベーターかご4bの移動量を算出する。
この移動量から制御装置9bはエレベーターかご4bの
位置を判定し、位置データとして隣接エレベーター接近
検知装置3に提供する。
【0029】こうして点検運転エレベーターと隣接エレ
ベーターとから位置データを受信した隣接エレベーター
接近検知装置3は、受信した位置データに基づいて点検
運転エレベーターと隣接エレベーターとの距離を算出し
(S204)、この算出した距離から点検運転エレベー
ターと隣接エレベータとが接近しているか否かを判定す
る(S205)。
ベーターとから位置データを受信した隣接エレベーター
接近検知装置3は、受信した位置データに基づいて点検
運転エレベーターと隣接エレベーターとの距離を算出し
(S204)、この算出した距離から点検運転エレベー
ターと隣接エレベータとが接近しているか否かを判定す
る(S205)。
【0030】例えば、制御装置9bから受信した位置デ
ータによって、エレベーターかご4bが5階で停止して
いると隣接エレベーター接近検知装置3が認識している
場合に、エレベーターかご4aまたはエレベーターかご
4cが5階以上の階に向かって下から移動している場合
には隣接エレベーター接近検知装置3は接近していると
判定する。同様に、エレベーターかご4aまたはエレベ
ーターかご4cが5階以下の階に向かって上から移動し
ている場合にも隣接エレベーター接近検知装置3は接近
していると判定する。その他、エレベーターかご4a、
4cが停止していてエレべーターかご4bが移動してい
る場合にも、同様に接近の判定を行う。
ータによって、エレベーターかご4bが5階で停止して
いると隣接エレベーター接近検知装置3が認識している
場合に、エレベーターかご4aまたはエレベーターかご
4cが5階以上の階に向かって下から移動している場合
には隣接エレベーター接近検知装置3は接近していると
判定する。同様に、エレベーターかご4aまたはエレベ
ーターかご4cが5階以下の階に向かって上から移動し
ている場合にも隣接エレベーター接近検知装置3は接近
していると判定する。その他、エレベーターかご4a、
4cが停止していてエレべーターかご4bが移動してい
る場合にも、同様に接近の判定を行う。
【0031】このようにして、隣接エレベーター接近検
知装置3が接近していると判定したときには、点検運転
エレベーターに対して警告信号を送信し(S206)、
この警告信号を受信した点検運転エレベーターの制御装
置9はテールコード11を介して点検運転エレベーター
のかご上にある警告装置10を起動させてかご上の作業
者に対して警告を発する(S207)。
知装置3が接近していると判定したときには、点検運転
エレベーターに対して警告信号を送信し(S206)、
この警告信号を受信した点検運転エレベーターの制御装
置9はテールコード11を介して点検運転エレベーター
のかご上にある警告装置10を起動させてかご上の作業
者に対して警告を発する(S207)。
【0032】そして、この警告が発せられるか、あるい
はステップS205で隣接エレベーターが接近していな
いと判定されたときには、次に隣接エレベーター接近検
知装置3は点検運転が継続しているか否かを判定する
(S208)。この判定は、点検運転エレベーターの制
御装置9に設置されている点検運転スイッチがONにな
っているか否かによって判定する。
はステップS205で隣接エレベーターが接近していな
いと判定されたときには、次に隣接エレベーター接近検
知装置3は点検運転が継続しているか否かを判定する
(S208)。この判定は、点検運転エレベーターの制
御装置9に設置されている点検運転スイッチがONにな
っているか否かによって判定する。
【0033】そして、点検運転が継続しているときには
ステップS203に戻って引き続き隣接エレベーターの
接近検知処理を続け、点検運転が継続していないときに
は通常運転に復帰して(S209)本実施形態の隣接エ
レベーター接近検知装置3による接近検知処理は終了す
る。
ステップS203に戻って引き続き隣接エレベーターの
接近検知処理を続け、点検運転が継続していないときに
は通常運転に復帰して(S209)本実施形態の隣接エ
レベーター接近検知装置3による接近検知処理は終了す
る。
【0034】このように、本実施形態の隣接エレベータ
ー接近検知装置3は、点検運転エレベータと隣接エレベ
ーターとの距離を算出して接近しているか否かを判定す
るので、作業者と隣接エレベータとの接近を確実に検知
することができる。
ー接近検知装置3は、点検運転エレベータと隣接エレベ
ーターとの距離を算出して接近しているか否かを判定す
るので、作業者と隣接エレベータとの接近を確実に検知
することができる。
【0035】したがって、作業者の注意力が低下した場
合や作業環境が複雑な場合でも作業者の安全を確保する
ことができる。
合や作業環境が複雑な場合でも作業者の安全を確保する
ことができる。
【0036】また、本実施形態の隣接エレベーター接近
検知装置3は、制御装置9に設置されている点検運転ス
イッチによって点検運転エレベーターの有無を認識して
動作を開始するので、作業者が隣接エレベーター接近検
知装置3を起動する操作をする必要がなくなり、これに
よって作業者による隣接エレベーター接近検知装置3の
起動忘れを防止することができる。
検知装置3は、制御装置9に設置されている点検運転ス
イッチによって点検運転エレベーターの有無を認識して
動作を開始するので、作業者が隣接エレベーター接近検
知装置3を起動する操作をする必要がなくなり、これに
よって作業者による隣接エレベーター接近検知装置3の
起動忘れを防止することができる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の隣接エレ
ベーター接近検知装置によれば、エレベーターかごの上
で作業する作業者と隣接するエレベーターとの接近を確
実に検知することができるので、作業者の注意力が低下
した場合や作業環境が複雑な場合でも作業者の安全を確
保することができる。
ベーター接近検知装置によれば、エレベーターかごの上
で作業する作業者と隣接するエレベーターとの接近を確
実に検知することができるので、作業者の注意力が低下
した場合や作業環境が複雑な場合でも作業者の安全を確
保することができる。
【図1】本発明による隣接エレベーター接近検知システ
ムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
ムの一実施形態の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した隣接エレベーター接近検知装置に
よる接近検知処理を説明するためのフローチャートであ
る。
よる接近検知処理を説明するためのフローチャートであ
る。
1 隣接エレベーター接近検知システム
2a、2b、2c エレベーター
3 隣接エレベーター接近検知装置
4a,4b,4c エレベーターかご
5a,5b,5c つり合いおもり
6a,6b,6c スチールテープ
7a,7b,7c 滑車
8a,8b,8c ロータリーエンコーダ
9a,9b,9c 制御装置
10a,10b,10c 警告装置
11a,11b,11c テールコード
31 点検運転エレベーター認識部
32 隣接エレベーター認識部
33 接近判定部
34 警告部
Claims (4)
- 【請求項1】 複数のエレベーターが設置された昇降路
内で隣接するエレベーターの接近を検知する隣接エレベ
ーター接近検知装置であって、 点検運転状態にある点検運転エレベーターを認識する点
検運転エレベーター認識手段と、 この点検運転エレベーター認識手段で認識された前記点
検運転エレベーターに隣接する隣接エレベーターを認識
する隣接エレベーター認識手段と、 この隣接エレベーター認識手段で認識された前記隣接エ
レベーターの位置データと前記点検運転エレベーターの
位置データとを取得し、前記隣接エレベーターと前記点
検運転エレベーターとが接近状態にあるか否かを判定す
る接近判定手段と、 この接近判定手段で接近状態にあると判定されたときに
は、前記点検運転エレベーターの警告装置を起動させる
警告信号を送信する警告手段とを含むことを特徴とする
隣接エレベーター接近検知装置。 - 【請求項2】 前記点検運転エレベーター認識手段は、
前記複数のエレベーターにそれぞれ設置された点検運転
スイッチによって点検運転エレベーターを認識すること
を特徴とする請求項1に記載の隣接エレベーター接近検
知装置。 - 【請求項3】 エレベーターかごの上で作業する作業者
に対して、隣接するエレベータの接近を知らせる警告装
置が設置された複数のエレベーターと、 この複数のエレベーターの中で点検運転状態にある点検
運転エレベーターを認識するとともに、この点検運転エ
レベーターに隣接する隣接エレベーターを認識し、前記
隣接エレベーターと前記点検運転エレベーターとが接近
状態にあるか否かを判定して接近状態にあると判定され
たときには、前記点検運転エレベーターの前記警告装置
を起動させる警告信号を送信する隣接エレベーター接近
検知装置とを含むことを特徴とする隣接エレベーター接
近検知システム。 - 【請求項4】 複数のエレベーターが設置された昇降路
内で隣接するエレベーターの接近を検知する隣接エレベ
ーター接近検知方法であって、 エレベーターかごの上で作業する作業者に対して隣接す
るエレベータの接近を知らせる警告装置を前記複数のエ
レベーターに設置し、 この複数のエレベーターの中で点検運転状態にある点検
運転エレベーターを認識するとともに、この点検運転エ
レベーターに隣接する隣接エレベーターを認識し、 前記隣接エレベーターと前記点検運転エレベーターとが
接近状態にあるか否かを判定して接近状態にあると判定
されたときには、前記点検運転エレベーターの前記警告
装置を起動させる警告信号を送信することを特徴とする
隣接エレベーター接近検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001271981A JP2003081550A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 隣接エレベーター接近検知装置、隣接エレベーター接近検知システム及び隣接エレベーター接近検知方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001271981A JP2003081550A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 隣接エレベーター接近検知装置、隣接エレベーター接近検知システム及び隣接エレベーター接近検知方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003081550A true JP2003081550A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=19097418
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001271981A Pending JP2003081550A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 隣接エレベーター接近検知装置、隣接エレベーター接近検知システム及び隣接エレベーター接近検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003081550A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011213477A (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-27 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータシステム |
CN106698135A (zh) * | 2015-11-17 | 2017-05-24 | 北京数码视讯科技股份有限公司 | 一种电梯监控的方法及监控平台 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001271981A patent/JP2003081550A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011213477A (ja) * | 2010-04-02 | 2011-10-27 | Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd | エレベータシステム |
CN106698135A (zh) * | 2015-11-17 | 2017-05-24 | 北京数码视讯科技股份有限公司 | 一种电梯监控的方法及监控平台 |
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