JP2003081082A - 倍力装置 - Google Patents
倍力装置Info
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- JP2003081082A JP2003081082A JP2001272480A JP2001272480A JP2003081082A JP 2003081082 A JP2003081082 A JP 2003081082A JP 2001272480 A JP2001272480 A JP 2001272480A JP 2001272480 A JP2001272480 A JP 2001272480A JP 2003081082 A JP2003081082 A JP 2003081082A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 38
- 238000002788 crimping Methods 0.000 claims description 2
- 238000003754 machining Methods 0.000 abstract description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 6
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 倍力装置の出力軸36の基部36Aを、
ロッド部材36Bと別体のホルダ43で形成するととも
に、ストッパ42をホルダと別体に形成する。そして、
ホルダは、ロッド部材に圧入される底部43Aと、この
底部からリヤ側に伸びる小径部43Bと、この小径部か
ら半径方向外方に伸びる段部43Cと、この段部からリ
ヤ側に伸びる大径部43Dとを備え、また、ストッパ
は、大径部内に圧入されて小径部よりも半径方向内方に
突出している。そして、小径部内のフロント側にコイル
ばね41を配置するとともにそのリヤ側にピストン40
を配置し、また大径部内のフロント側にストッパを配置
するとともにそのリヤ側にリアクションディスク35を
配置している。 【効果】 従来に比較して出力軸の基部の加工コストと
組み立てコストを同時に低減することできる。
ロッド部材36Bと別体のホルダ43で形成するととも
に、ストッパ42をホルダと別体に形成する。そして、
ホルダは、ロッド部材に圧入される底部43Aと、この
底部からリヤ側に伸びる小径部43Bと、この小径部か
ら半径方向外方に伸びる段部43Cと、この段部からリ
ヤ側に伸びる大径部43Dとを備え、また、ストッパ
は、大径部内に圧入されて小径部よりも半径方向内方に
突出している。そして、小径部内のフロント側にコイル
ばね41を配置するとともにそのリヤ側にピストン40
を配置し、また大径部内のフロント側にストッパを配置
するとともにそのリヤ側にリアクションディスク35を
配置している。 【効果】 従来に比較して出力軸の基部の加工コストと
組み立てコストを同時に低減することできる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のブレーキ等
に用いられる倍力装置に関し、より詳しくは、ブレーキ
ペダルの踏力(入力)が所定値以上となったら大きな出
力が得られるように構成した倍力装置に関する。
に用いられる倍力装置に関し、より詳しくは、ブレーキ
ペダルの踏力(入力)が所定値以上となったら大きな出
力が得られるように構成した倍力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、倍力装置として、次のような構成
を備えたものは知られている。シェル内に摺動自在に設
けたバルブボディと、このバルブボディに摺動自在に嵌
合されて入力軸と連動した弁プランジャと、リヤ側に向
けて開口し上記バルブボディに摺動自在に取付けられた
基部を有する出力軸と、上記出力軸の基部と上記弁プラ
ンジャのフロント側端面との間に設けられたリアクショ
ンディスクと、上記基部内に固定されて上記リアクショ
ンディスクのフロント側端面に当接するストッパと、上
記基部内に摺動可能に設けられ上記リアクションディス
クのフロント側端面に当接する当接部材と、この当接部
材をリヤ側に向けて付勢する付勢部材とを備えたものは
知られている(例えば、特開平10−16757号公
報)。このような構成によれば、倍力装置の作動開始後
における入力が小さい状態よりも入力が大きい状態にお
いてサーボ比が大きくなり、それによって、入力が小さ
い状態において良好なブレーキフィーリングを得ると同
時に、緊急ブレーキのような大きな制動力が必要な時に
も、充分な出力が得られるようになっている。
を備えたものは知られている。シェル内に摺動自在に設
けたバルブボディと、このバルブボディに摺動自在に嵌
合されて入力軸と連動した弁プランジャと、リヤ側に向
けて開口し上記バルブボディに摺動自在に取付けられた
基部を有する出力軸と、上記出力軸の基部と上記弁プラ
ンジャのフロント側端面との間に設けられたリアクショ
ンディスクと、上記基部内に固定されて上記リアクショ
ンディスクのフロント側端面に当接するストッパと、上
記基部内に摺動可能に設けられ上記リアクションディス
クのフロント側端面に当接する当接部材と、この当接部
材をリヤ側に向けて付勢する付勢部材とを備えたものは
知られている(例えば、特開平10−16757号公
報)。このような構成によれば、倍力装置の作動開始後
における入力が小さい状態よりも入力が大きい状態にお
いてサーボ比が大きくなり、それによって、入力が小さ
い状態において良好なブレーキフィーリングを得ると同
時に、緊急ブレーキのような大きな制動力が必要な時に
も、充分な出力が得られるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した公
報の倍力装置では、出力軸の基部を、軸方向に伸びるロ
ッド部材のリヤ側端部に一体に設けられて半径方向外方
に伸びる底部と、この底部と別体に形成されてリヤ側に
向けて伸びる円筒部材と、上記底部と円筒部材を連結す
る複数のボルトとから構成している。しかしながら、ボ
ルトは勿論のこと、ボルトのねじ部を挿通させるために
底部に穿設する挿通孔ならびに円筒部材にボルトのねじ
部を螺合させるために螺設するボルト孔の加工コストは
高く、またボルトで締め付けながらの組み立ては手間が
かかるため組み立てコストも高くつくといった欠点があ
る。本発明は、上述した事情に鑑み、従来に比較して出
力軸の基部の加工コストと組み立てコストを同時に低減
することができる倍力装置を提供するものである。
報の倍力装置では、出力軸の基部を、軸方向に伸びるロ
ッド部材のリヤ側端部に一体に設けられて半径方向外方
に伸びる底部と、この底部と別体に形成されてリヤ側に
向けて伸びる円筒部材と、上記底部と円筒部材を連結す
る複数のボルトとから構成している。しかしながら、ボ
ルトは勿論のこと、ボルトのねじ部を挿通させるために
底部に穿設する挿通孔ならびに円筒部材にボルトのねじ
部を螺合させるために螺設するボルト孔の加工コストは
高く、またボルトで締め付けながらの組み立ては手間が
かかるため組み立てコストも高くつくといった欠点があ
る。本発明は、上述した事情に鑑み、従来に比較して出
力軸の基部の加工コストと組み立てコストを同時に低減
することができる倍力装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した事情に鑑み、本
発明の請求項1では、上述した従来の倍力装置と同一の
構成を有する倍力装置において、上記出力軸の基部を、
軸方向に伸びるロッド部材と別体のホルダで形成すると
ともに、上記ストッパを上記ホルダと別体に形成し、上
記ホルダを上記ロッド部材に固定される底部を有する有
底円筒状に形成し、この円筒状部の内側に上記ストッパ
を固定し、このストッパと上記底部との間に上記当接部
材と上記付勢部材を配置したものである。また、請求項
6の発明では、上述した従来の倍力装置と同一の構成を
有する倍力装置において、上記出力軸の基部を、軸方向
に伸びるロッド部材と別体のホルダで形成するととも
に、上記ストッパを上記ホルダと一体に形成し、上記ホ
ルダを上記ロッド部材に固定される円板部材とそれとは
別体の円筒部材で形成するとともに、上記ストッパを上
記円筒部材の内周面に形成し、このストッパと上記円板
部材との間に上記当接部材と上記付勢部材を配置したも
のである。さらに、本発明の請求項9では、上述した従
来の倍力装置と同一の構成を有する倍力装置において、
上記出力軸の基部を、軸方向に伸びるロッド部材と一体
にこのロッド部材のリヤ側端部に連設される底部と、そ
れに連設される円筒部で形成するとともに、上記ストッ
パを上記基部とは別体に形成し、上記ストッパを、上記
リアクションディスクのフロント側端面に当接する本体
部と、上記底部に当接する円筒部とで形成するととも
に、上記本体部と底部との間に上記当接部材と付勢部材
を配置したものである。
発明の請求項1では、上述した従来の倍力装置と同一の
構成を有する倍力装置において、上記出力軸の基部を、
軸方向に伸びるロッド部材と別体のホルダで形成すると
ともに、上記ストッパを上記ホルダと別体に形成し、上
記ホルダを上記ロッド部材に固定される底部を有する有
底円筒状に形成し、この円筒状部の内側に上記ストッパ
を固定し、このストッパと上記底部との間に上記当接部
材と上記付勢部材を配置したものである。また、請求項
6の発明では、上述した従来の倍力装置と同一の構成を
有する倍力装置において、上記出力軸の基部を、軸方向
に伸びるロッド部材と別体のホルダで形成するととも
に、上記ストッパを上記ホルダと一体に形成し、上記ホ
ルダを上記ロッド部材に固定される円板部材とそれとは
別体の円筒部材で形成するとともに、上記ストッパを上
記円筒部材の内周面に形成し、このストッパと上記円板
部材との間に上記当接部材と上記付勢部材を配置したも
のである。さらに、本発明の請求項9では、上述した従
来の倍力装置と同一の構成を有する倍力装置において、
上記出力軸の基部を、軸方向に伸びるロッド部材と一体
にこのロッド部材のリヤ側端部に連設される底部と、そ
れに連設される円筒部で形成するとともに、上記ストッ
パを上記基部とは別体に形成し、上記ストッパを、上記
リアクションディスクのフロント側端面に当接する本体
部と、上記底部に当接する円筒部とで形成するととも
に、上記本体部と底部との間に上記当接部材と付勢部材
を配置したものである。
【0005】上述した請求項1の構成によれば、出力軸
の基部を、ロッド部材に固定されてその内部にストッパ
が固定される円筒状部を有するホルダで形成しているの
で、底部と円筒部材ならびにこれらを連結するボルトで
出力軸の基部を形成していた従来に比較して加工コスト
を低減することができるし、また同時に組み立てコスト
を低減することができる。また、上述した請求項6の構
成によれば、出力軸の基部を、ロッド部材に固定される
円板部材とこれとは別体でその内周部にストッパ部を有
する円筒部材で構成されるホルダで形成しているので、
底部と円筒部材ならびにこれらを連結するボルトで出力
軸の基部を形成していた従来に比較して加工コストを低
減することができるし、また同時に組み立てコストを低
減することができる。さらに、上記請求項9の発明によ
れば、出力軸の基部を、ロッド部材に連設された底部と
その内部にストッパが配置される円筒部で形成している
ので、底部と円筒部材ならびにこれらを連結するボルト
で出力軸の基部を形成していた従来に比較して加工コス
トを低減することができるし、また同時に組み立てコス
トを低減することができる。
の基部を、ロッド部材に固定されてその内部にストッパ
が固定される円筒状部を有するホルダで形成しているの
で、底部と円筒部材ならびにこれらを連結するボルトで
出力軸の基部を形成していた従来に比較して加工コスト
を低減することができるし、また同時に組み立てコスト
を低減することができる。また、上述した請求項6の構
成によれば、出力軸の基部を、ロッド部材に固定される
円板部材とこれとは別体でその内周部にストッパ部を有
する円筒部材で構成されるホルダで形成しているので、
底部と円筒部材ならびにこれらを連結するボルトで出力
軸の基部を形成していた従来に比較して加工コストを低
減することができるし、また同時に組み立てコストを低
減することができる。さらに、上記請求項9の発明によ
れば、出力軸の基部を、ロッド部材に連設された底部と
その内部にストッパが配置される円筒部で形成している
ので、底部と円筒部材ならびにこれらを連結するボルト
で出力軸の基部を形成していた従来に比較して加工コス
トを低減することができるし、また同時に組み立てコス
トを低減することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下図示実施例に
ついて本発明を説明すると、図1において、フロントシ
ェル1とリヤシェル2とで構成した密封容器内は、その
中央部に設けたセンタープレート3によってフロント室
4とリヤ室5とに区画している。上記センタープレート
3とリヤシェル2との軸部には、概略筒状に形成したバ
ルブボディ6をシール部材7、8によって気密を保持し
て摺動自在に貫通させている。上記バルブボディ6に
は、上記フロント室4およびリヤ室5とに収納したフロ
ントパワーピストン11とリヤパワーピストン12とを
それぞれ連結するとともに、各パワーピストン11、1
2の背面にフロントダイアフラム13とリヤダイアフラ
ム14とをそれぞれ張設している。これにより、フロン
トダイアフラム13の前後に定圧室Aと変圧室Bを、ま
たリヤダイアフラム14の前後に定圧室Cと変圧室Dと
を形成している。上記2つの定圧室A、Cと2つの変圧
室B、Dおよび大気との間の流路を切換える弁機構15
はバルブボディ6内に設けている。この弁機構15は、
バルブボディ6の内周面に形成した環状の真空弁座16
と、この真空弁座16よりも内側でバルブボディ6に摺
動自在に設けた弁プランジャ17の右端に形成した環状
の大気弁座18と、さらにばね21の弾発力によって上
記両弁座16、18にリヤ側から着座する弁体22とを
備えている。上記真空弁座16とこれに接離する弁体2
2のシート部によって真空弁23を構成してあり、この
真空弁23よりも外側の空間はバルブボディ6に形成し
た第1定圧通路24と、この第1定圧通路24よりも外
側に形成した第2定圧通路25とを介して定圧室A、C
に連通させている。また上記定圧室Aは、負圧導入管
(図示せず)を介して図示しないエンジンのインテーク
マニホールドに連通させている。他方、大気弁座18と
これに接離する弁体22のシート部とによって大気弁2
7を構成してあり、この大気弁27と真空弁23との間
の空間は、バルブボディ6に形成した半径方向の第1変
圧通路28を介して変圧室Dに連通させ、さらに該変圧
室Dをバルブボディ6の軸方向に形成した第2変圧通路
31を介して変圧室Bに連通させている。さらに上記大
気弁27よりも内側の空間は、大気通路32を介して大
気に連通させ、この大気通路32にはフィルタ33を設
けている。上記弁プランジャ17のリヤ側の端部には入
力軸34を枢支連結してあり、この入力軸34の末端部
を図示しないブレーキペダルに連結している。他方、上
記弁プランジャ17のフロント側にはゴム製のリアクシ
ョンディスク35を配設してあり、このリアクションデ
ィスク35は出力軸36のリヤ側端部に形成した基部3
6A内に収納されている。なお、弁プランジャ17には
キー部材37を係合させてあり、それによって、弁プラ
ンジャ17がバルブボディ6から脱落するのを防止して
いる。上記バルブボディ6の内周部には、フロント側に
向けて突出する環状突起6Aを設けてあり、その外周部
に、出力軸36のリヤ側端部に設けられ、かつリヤ側に
向けて開口する基部36Aを摺動自在に嵌装している。
そして、基部36A内のリアクションディスク35は、
基部36Aの底部と環状突起6Aの端面との間に介在さ
せている。上記出力軸36のフロント側端部としてのロ
ッド部材36Bはフロントシェル1の軸部から外部に突
出させて、図示しないマスターシリンダのピストンに連
動させている。また、バルブボディ6とフロントシェル
1とにわたってはリターンスプリング38を弾装してあ
り、したがって、非作動状態のバルブボディ6等は、キ
ー部材37がリヤシェル2の壁面と当接する図示非作動
位置に停止している。この非作動状態では、真空弁23
は開放される一方、大気弁27は閉鎖されている。その
ため、定圧室A、Cと変圧室B、Dとが連通し、それら
各室内には負圧が導入されている。さらに、上記出力軸
36の基部36A内には、軸方向に摺動可能に設けられ
るとともにリアクションディスク35に当接する当接部
材としてのピストン40を設けてあり、このピストン4
0はリヤ側端面と基部36Aの底部とにわたって弾装し
た付勢部材としてのコイルばね41によりリヤ側に付勢
されてストッパ42に係合する図示非作動位置に停止し
ている。この非作動状態では、コイルばね41はピスト
ン40と基部36Aの間で圧縮されて所定のセット荷重
を保持している。そして、このストッパ42とピストン
40で実質的に基部36Aの底部を構成している。
ついて本発明を説明すると、図1において、フロントシ
ェル1とリヤシェル2とで構成した密封容器内は、その
中央部に設けたセンタープレート3によってフロント室
4とリヤ室5とに区画している。上記センタープレート
3とリヤシェル2との軸部には、概略筒状に形成したバ
ルブボディ6をシール部材7、8によって気密を保持し
て摺動自在に貫通させている。上記バルブボディ6に
は、上記フロント室4およびリヤ室5とに収納したフロ
ントパワーピストン11とリヤパワーピストン12とを
それぞれ連結するとともに、各パワーピストン11、1
2の背面にフロントダイアフラム13とリヤダイアフラ
ム14とをそれぞれ張設している。これにより、フロン
トダイアフラム13の前後に定圧室Aと変圧室Bを、ま
たリヤダイアフラム14の前後に定圧室Cと変圧室Dと
を形成している。上記2つの定圧室A、Cと2つの変圧
室B、Dおよび大気との間の流路を切換える弁機構15
はバルブボディ6内に設けている。この弁機構15は、
バルブボディ6の内周面に形成した環状の真空弁座16
と、この真空弁座16よりも内側でバルブボディ6に摺
動自在に設けた弁プランジャ17の右端に形成した環状
の大気弁座18と、さらにばね21の弾発力によって上
記両弁座16、18にリヤ側から着座する弁体22とを
備えている。上記真空弁座16とこれに接離する弁体2
2のシート部によって真空弁23を構成してあり、この
真空弁23よりも外側の空間はバルブボディ6に形成し
た第1定圧通路24と、この第1定圧通路24よりも外
側に形成した第2定圧通路25とを介して定圧室A、C
に連通させている。また上記定圧室Aは、負圧導入管
(図示せず)を介して図示しないエンジンのインテーク
マニホールドに連通させている。他方、大気弁座18と
これに接離する弁体22のシート部とによって大気弁2
7を構成してあり、この大気弁27と真空弁23との間
の空間は、バルブボディ6に形成した半径方向の第1変
圧通路28を介して変圧室Dに連通させ、さらに該変圧
室Dをバルブボディ6の軸方向に形成した第2変圧通路
31を介して変圧室Bに連通させている。さらに上記大
気弁27よりも内側の空間は、大気通路32を介して大
気に連通させ、この大気通路32にはフィルタ33を設
けている。上記弁プランジャ17のリヤ側の端部には入
力軸34を枢支連結してあり、この入力軸34の末端部
を図示しないブレーキペダルに連結している。他方、上
記弁プランジャ17のフロント側にはゴム製のリアクシ
ョンディスク35を配設してあり、このリアクションデ
ィスク35は出力軸36のリヤ側端部に形成した基部3
6A内に収納されている。なお、弁プランジャ17には
キー部材37を係合させてあり、それによって、弁プラ
ンジャ17がバルブボディ6から脱落するのを防止して
いる。上記バルブボディ6の内周部には、フロント側に
向けて突出する環状突起6Aを設けてあり、その外周部
に、出力軸36のリヤ側端部に設けられ、かつリヤ側に
向けて開口する基部36Aを摺動自在に嵌装している。
そして、基部36A内のリアクションディスク35は、
基部36Aの底部と環状突起6Aの端面との間に介在さ
せている。上記出力軸36のフロント側端部としてのロ
ッド部材36Bはフロントシェル1の軸部から外部に突
出させて、図示しないマスターシリンダのピストンに連
動させている。また、バルブボディ6とフロントシェル
1とにわたってはリターンスプリング38を弾装してあ
り、したがって、非作動状態のバルブボディ6等は、キ
ー部材37がリヤシェル2の壁面と当接する図示非作動
位置に停止している。この非作動状態では、真空弁23
は開放される一方、大気弁27は閉鎖されている。その
ため、定圧室A、Cと変圧室B、Dとが連通し、それら
各室内には負圧が導入されている。さらに、上記出力軸
36の基部36A内には、軸方向に摺動可能に設けられ
るとともにリアクションディスク35に当接する当接部
材としてのピストン40を設けてあり、このピストン4
0はリヤ側端面と基部36Aの底部とにわたって弾装し
た付勢部材としてのコイルばね41によりリヤ側に付勢
されてストッパ42に係合する図示非作動位置に停止し
ている。この非作動状態では、コイルばね41はピスト
ン40と基部36Aの間で圧縮されて所定のセット荷重
を保持している。そして、このストッパ42とピストン
40で実質的に基部36Aの底部を構成している。
【0007】しかして、本実施例では従来の倍力装置に
比較して出力軸36の基部36Aの加工コストと組み立
てコストを同時に低減するものである。すなわち、図2
に拡大して示すように出力軸36の基部36Aを、軸方
向に伸びるロッド部材36Bと別体のホルダ43で形成
する一方、ストッパ42を、このホルダ43と別体とし
たものである。なお、ホルダ43は加工コストの安いプ
レス加工で形成されている。上記ホルダ43は、半径方
向内方に向けて伸びてその内周面がロッド部材36Bの
外周面に圧入される底部43Aと、上記底部43Aの外
周部からリヤ側に向けて伸びる小径部43Bと、この小
径部43Bのリヤ側端部から半径方向外方に伸びる段部
43Cと、この段部43Cの外周部からリヤ側に伸びる
大径部43Dとを備えており、上記小径部43Bと大径
部43Dでホルダ43の円筒状部43´が構成される。
そして、ホルダ43は、底部43Aのフロント側端面が
ロッド部材36Bの鍔部36bのリヤ側端面に当接する
位置まで圧入されてこれに連結固定されるようになって
おり、この組み付け後に、上記小径部43B内のフロン
ト側にロッド部材36よりも大径なコイルばね41を配
置するとともにこのリヤ側にピストン40を配置する。
また、上記ストッパ42は、断面方形のリング状に形成
されており、その外周面の外径は大径部43Dの内周面
の内径とほぼ同一に形成されるとともに内周面の内径は
小径部43Bの内径よりも小径に形成されている。これ
により、ストッパ42は、その外周面を大径部43Dの
内周面に圧接しながらホルダ43内に圧入されるととも
にそのフロント側端面が段部43Cのリヤ側端面に当接
する位置で固定される。そして、ホルダ43の小径部4
3B内にコイルばね41とピストン40を収容した状態
で大径部43Dのフロント側にストッパ42を圧入して
配置するとともにこのリヤ側にリアクションディスク3
5のフロント側端面をストッパ42のリヤ側端面に当接
させて配置する。これにより、基部36Aが図示した状
態に組み立てられる。ところで、ストッパ42の内周部
には、ピストン40の本体部40Aのリヤ側端面から突
出するリヤ側突出部40Bを摺動自在に嵌合させてあ
り、このリヤ側突出部40Bの端面がピストン40のリ
ヤ側端面としてリアクションディスク35のフロント側
端面に当接するようになっている。そして、このリヤ側
突出部40Bの端面は、本体部40Aがストッパ42に
当接した状態ではピストン40のリヤ側端面と面一にな
っている。また、ロッド部材36Bの延長軸線上には、
本体部40Aのフロント側端面から突出するフロント側
突出部40Cが所定の間隙を開けて対向させてあり、フ
ロント側突出部40Cは、ブレーキ倍力装置が作動して
全負荷点以降になったときにロッド部材36Bに当接す
るようになっている。これにより全負荷点以降でコイル
ばね41に大きな力がかからないようにしている。
比較して出力軸36の基部36Aの加工コストと組み立
てコストを同時に低減するものである。すなわち、図2
に拡大して示すように出力軸36の基部36Aを、軸方
向に伸びるロッド部材36Bと別体のホルダ43で形成
する一方、ストッパ42を、このホルダ43と別体とし
たものである。なお、ホルダ43は加工コストの安いプ
レス加工で形成されている。上記ホルダ43は、半径方
向内方に向けて伸びてその内周面がロッド部材36Bの
外周面に圧入される底部43Aと、上記底部43Aの外
周部からリヤ側に向けて伸びる小径部43Bと、この小
径部43Bのリヤ側端部から半径方向外方に伸びる段部
43Cと、この段部43Cの外周部からリヤ側に伸びる
大径部43Dとを備えており、上記小径部43Bと大径
部43Dでホルダ43の円筒状部43´が構成される。
そして、ホルダ43は、底部43Aのフロント側端面が
ロッド部材36Bの鍔部36bのリヤ側端面に当接する
位置まで圧入されてこれに連結固定されるようになって
おり、この組み付け後に、上記小径部43B内のフロン
ト側にロッド部材36よりも大径なコイルばね41を配
置するとともにこのリヤ側にピストン40を配置する。
また、上記ストッパ42は、断面方形のリング状に形成
されており、その外周面の外径は大径部43Dの内周面
の内径とほぼ同一に形成されるとともに内周面の内径は
小径部43Bの内径よりも小径に形成されている。これ
により、ストッパ42は、その外周面を大径部43Dの
内周面に圧接しながらホルダ43内に圧入されるととも
にそのフロント側端面が段部43Cのリヤ側端面に当接
する位置で固定される。そして、ホルダ43の小径部4
3B内にコイルばね41とピストン40を収容した状態
で大径部43Dのフロント側にストッパ42を圧入して
配置するとともにこのリヤ側にリアクションディスク3
5のフロント側端面をストッパ42のリヤ側端面に当接
させて配置する。これにより、基部36Aが図示した状
態に組み立てられる。ところで、ストッパ42の内周部
には、ピストン40の本体部40Aのリヤ側端面から突
出するリヤ側突出部40Bを摺動自在に嵌合させてあ
り、このリヤ側突出部40Bの端面がピストン40のリ
ヤ側端面としてリアクションディスク35のフロント側
端面に当接するようになっている。そして、このリヤ側
突出部40Bの端面は、本体部40Aがストッパ42に
当接した状態ではピストン40のリヤ側端面と面一にな
っている。また、ロッド部材36Bの延長軸線上には、
本体部40Aのフロント側端面から突出するフロント側
突出部40Cが所定の間隙を開けて対向させてあり、フ
ロント側突出部40Cは、ブレーキ倍力装置が作動して
全負荷点以降になったときにロッド部材36Bに当接す
るようになっている。これにより全負荷点以降でコイル
ばね41に大きな力がかからないようにしている。
【0008】(作動説明)以上の構成において、図1お
よび図2に示す非作動状態から図示しないブレーキペダ
ルが踏み込まれて入力軸34およびそれに連動した弁プ
ランジャ17が前進されると、真空弁23が閉鎖される
一方、大気弁27が開放される。これにより、各変圧室
B、D内に大気が導入されて、定圧室A、C内の負圧と
変圧室B、D内の大気圧との差圧によって、バルブボデ
ィ6および出力軸36等が前進されて、ブレーキ倍力装
置が作動される。このようにブレーキ倍力装置が作動さ
れると、出力軸36に作用する出力の反力によってリア
クションディスク35が軸方向に圧縮されるので、その
リヤ側端面がリヤ側に向けて膨出してプランジャ44を
介して弁プランジャ17のフロント側端面と当接する。
このブレーキ倍力装置の作動初期の段階では、ブレーキ
ペダルの踏力(入力)は小さいので、コイルばね41は
圧縮されておらず、ピストン40はストッパ42に当接
したままである。したがって、図3にPで示したジャン
ピングの時点、つまり上述したリアクションディスク3
5がプランジャ44を介して弁プランジャ17のフロン
ト側端面と当接した時点以降は、プランジャ44の断面
積とリアクションディスク35に当接したバルブボディ
6の環状突起6Aの断面積とによって決まる所定のサー
ボ比によって出力が上昇する。そして、上述したブレー
キ倍力装置の作動開始後にブレーキペダルの踏力(入
力)が増加してリアクションディスク35からの力によ
りピストン40をフロント側に押す力がコイルばね41
のセット荷重を上回ると、ピストン40がコイルばね4
1に抗してフロント側へ向けて移動を開始する(図3の
Q点)。この移動によりリアクションディスク35の一
部がストッパ42内に膨出するので、その分だけそれま
でに比較してリアクションディスク35の内圧の上昇が
緩やかになるので、PからQまでの間のサーボ比に比較
して、Qで示した時点の後には大きなサーボ比で出力が
上昇する。その後、全負荷になると、従来公知のように
出力と入力が1:1の比率で上昇する。したがって、本
実施例では、ブレーキペダルの踏力(入力)が所定値以
上となると、それまでのサーボ比よりもサーボ比が大き
くなるように構成されている。そのため、例えば大きな
制動力が必要な緊急ブレーキ等の場合に、ドライバーが
非力な女性等の場合であっても、小さな入力によって確
実に大きな出力を得ることができる。したがって、緊急
時における安全性を向上させることができる。また、図
3のPからQに至るブレーキ倍力装置の作動開始後の初
期の領域、つまり、走行車両が低速度、中速度領域にお
いてブレーキ倍力装置を作動させた際には、従来のブレ
ーキ倍力装置と同様のサーボ比で出力が上昇するので、
低速度、中速度領域においてドライバーのブレーキフィ
ーリングを悪化させるようなことはない。そして、本実
施例では、出力軸36の基部36Aを、加工コストの嵩
むボルトを用いずに構成しているのでボルトを用いて構
成する場合に比較して加工コストを低減することができ
るし、また、ホルダ43とストッパ42はいずれも圧入
作業による組み立てなのでボルトを用いて組み立てる場
合に比較して組み立てコストを低減することができる。
さらに、本実施例では、ストッパ42をホルダ43と別
体としたことで、ホルダ43を加工コストの安いプレス
加工で形成することで更なる加工コストの低減を図るこ
とができる。
よび図2に示す非作動状態から図示しないブレーキペダ
ルが踏み込まれて入力軸34およびそれに連動した弁プ
ランジャ17が前進されると、真空弁23が閉鎖される
一方、大気弁27が開放される。これにより、各変圧室
B、D内に大気が導入されて、定圧室A、C内の負圧と
変圧室B、D内の大気圧との差圧によって、バルブボデ
ィ6および出力軸36等が前進されて、ブレーキ倍力装
置が作動される。このようにブレーキ倍力装置が作動さ
れると、出力軸36に作用する出力の反力によってリア
クションディスク35が軸方向に圧縮されるので、その
リヤ側端面がリヤ側に向けて膨出してプランジャ44を
介して弁プランジャ17のフロント側端面と当接する。
このブレーキ倍力装置の作動初期の段階では、ブレーキ
ペダルの踏力(入力)は小さいので、コイルばね41は
圧縮されておらず、ピストン40はストッパ42に当接
したままである。したがって、図3にPで示したジャン
ピングの時点、つまり上述したリアクションディスク3
5がプランジャ44を介して弁プランジャ17のフロン
ト側端面と当接した時点以降は、プランジャ44の断面
積とリアクションディスク35に当接したバルブボディ
6の環状突起6Aの断面積とによって決まる所定のサー
ボ比によって出力が上昇する。そして、上述したブレー
キ倍力装置の作動開始後にブレーキペダルの踏力(入
力)が増加してリアクションディスク35からの力によ
りピストン40をフロント側に押す力がコイルばね41
のセット荷重を上回ると、ピストン40がコイルばね4
1に抗してフロント側へ向けて移動を開始する(図3の
Q点)。この移動によりリアクションディスク35の一
部がストッパ42内に膨出するので、その分だけそれま
でに比較してリアクションディスク35の内圧の上昇が
緩やかになるので、PからQまでの間のサーボ比に比較
して、Qで示した時点の後には大きなサーボ比で出力が
上昇する。その後、全負荷になると、従来公知のように
出力と入力が1:1の比率で上昇する。したがって、本
実施例では、ブレーキペダルの踏力(入力)が所定値以
上となると、それまでのサーボ比よりもサーボ比が大き
くなるように構成されている。そのため、例えば大きな
制動力が必要な緊急ブレーキ等の場合に、ドライバーが
非力な女性等の場合であっても、小さな入力によって確
実に大きな出力を得ることができる。したがって、緊急
時における安全性を向上させることができる。また、図
3のPからQに至るブレーキ倍力装置の作動開始後の初
期の領域、つまり、走行車両が低速度、中速度領域にお
いてブレーキ倍力装置を作動させた際には、従来のブレ
ーキ倍力装置と同様のサーボ比で出力が上昇するので、
低速度、中速度領域においてドライバーのブレーキフィ
ーリングを悪化させるようなことはない。そして、本実
施例では、出力軸36の基部36Aを、加工コストの嵩
むボルトを用いずに構成しているのでボルトを用いて構
成する場合に比較して加工コストを低減することができ
るし、また、ホルダ43とストッパ42はいずれも圧入
作業による組み立てなのでボルトを用いて組み立てる場
合に比較して組み立てコストを低減することができる。
さらに、本実施例では、ストッパ42をホルダ43と別
体としたことで、ホルダ43を加工コストの安いプレス
加工で形成することで更なる加工コストの低減を図るこ
とができる。
【0009】(第2実施例)次に、図4は本発明の第2
実施例を示すものであり、上記第1実施例では、小径部
43Bと大径部43Dで構成される円筒状部43´を有
するホルダ43で出力軸36の基部36Aを形成してい
たが、本実施例では、大径部43Dだけで構成される円
筒状部43´を有するホルダ43で形成している。ま
た、それに伴ないストッパ42は、リアクションディス
ク35のフロント側端面に当接する本体部42Aと、こ
の本体部42Aからフロント側に伸びる円筒状部42B
で形成されている。この本体部42Aおよび円筒状部4
2Bの外周面の外径は、ホルダ43の大径部36Dの内
周面の内径と同径に形成されている。そして、ストッパ
42の円筒状部42B内のフロント側にコイルばね41
を配置するとともにこのリヤ側にピストン40を配置
し、そして、これらコイルばね41とピストン40を組
付けた状態の円筒状部42Bをホルダ43の大径部36
D内に圧入するとともにこの円筒状部42Bのフロント
側端部がホルダ43の底部43Aに当接する位置までス
トッパ42を圧入して固定し、後に小径部42Aのリヤ
側にリアクションディスク35を配置する。これによ
り、基部36Aが図示した状態に組み立てられる。ま
た、本実施例では、第1実施例に比較してロッド部材3
6Bとホルダ43の連結をさらに強固にするために、ロ
ッド部材36Bのリヤ側の端部に、大径部36cを形成
するとともにこのリヤ側に小径部36dを形成する一
方、ホルダ43の底部43Aの内周部に、上記大径部3
6cに圧接嵌合される円筒部43aを連設するとともに
この円筒部43aの端部から半径方向内方に伸びて小径
部36dと大径部36cの段部に当接する鍔部43bを
形成している。なお、上述した以外の構成は第1実施例
と同様に構成されており、したがって、本実施例でも第
1実施例と同様の効果を得ることができる。
実施例を示すものであり、上記第1実施例では、小径部
43Bと大径部43Dで構成される円筒状部43´を有
するホルダ43で出力軸36の基部36Aを形成してい
たが、本実施例では、大径部43Dだけで構成される円
筒状部43´を有するホルダ43で形成している。ま
た、それに伴ないストッパ42は、リアクションディス
ク35のフロント側端面に当接する本体部42Aと、こ
の本体部42Aからフロント側に伸びる円筒状部42B
で形成されている。この本体部42Aおよび円筒状部4
2Bの外周面の外径は、ホルダ43の大径部36Dの内
周面の内径と同径に形成されている。そして、ストッパ
42の円筒状部42B内のフロント側にコイルばね41
を配置するとともにこのリヤ側にピストン40を配置
し、そして、これらコイルばね41とピストン40を組
付けた状態の円筒状部42Bをホルダ43の大径部36
D内に圧入するとともにこの円筒状部42Bのフロント
側端部がホルダ43の底部43Aに当接する位置までス
トッパ42を圧入して固定し、後に小径部42Aのリヤ
側にリアクションディスク35を配置する。これによ
り、基部36Aが図示した状態に組み立てられる。ま
た、本実施例では、第1実施例に比較してロッド部材3
6Bとホルダ43の連結をさらに強固にするために、ロ
ッド部材36Bのリヤ側の端部に、大径部36cを形成
するとともにこのリヤ側に小径部36dを形成する一
方、ホルダ43の底部43Aの内周部に、上記大径部3
6cに圧接嵌合される円筒部43aを連設するとともに
この円筒部43aの端部から半径方向内方に伸びて小径
部36dと大径部36cの段部に当接する鍔部43bを
形成している。なお、上述した以外の構成は第1実施例
と同様に構成されており、したがって、本実施例でも第
1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0010】(第3実施例)次に、図6は本発明の第3
実施例を示すものであり、上記第2実施例ではストッパ
42をホルダ43の大径部43D(円筒状部43´)内
に圧入することでストッパ42をホルダ43に対して固
定していたが、本実施例では、ストッパ42をホルダ4
3の大径部43D内に嵌合するだけにとどめ、ホルダ4
3の大径部43Dの内周面に形成した係合突部43Eと
ストッパ42の円筒状部42Bの外周面に形成した係合
凹部42Cを係合させることで固定するようにしたもの
である。すなわち、ストッパ42の本体部42Aと円筒
状部42Bの外周面の外径は、ホルダ43の大径部43
Dの内周面の内径よりもやや小さく形成してあり、スト
ッパ42の円筒状部42Bの外周面の所定位置に係合凹
部42Cを数箇所形成している。そして、このストッパ
42をホルダ43の大径部43D内に円筒状部42Bの
フロント側端面が底部43Aに当接するまで挿入し、そ
の状態で大径部43Dの係合凹部42Cに対応する位置
を数箇所組成変形させて半径方向内方に突出する係合突
部43Eを形成する。これにより係合突部43Eと係合
凹部42Cが係合してストッパ42のホルダ43に対す
る位置が固定される。なお、上述した以外の構成は第2
施例と同様に構成されており、したがって、本実施例で
も第2実施例と同様の効果を得ることができ、しかもホ
ルダ43内にストッパ42を組付ける際に大径部43D
の内周面が傷つくのを防止することができるので、ひい
てはリアクションディスク35の外周面が傷つくのを防
止することができる。
実施例を示すものであり、上記第2実施例ではストッパ
42をホルダ43の大径部43D(円筒状部43´)内
に圧入することでストッパ42をホルダ43に対して固
定していたが、本実施例では、ストッパ42をホルダ4
3の大径部43D内に嵌合するだけにとどめ、ホルダ4
3の大径部43Dの内周面に形成した係合突部43Eと
ストッパ42の円筒状部42Bの外周面に形成した係合
凹部42Cを係合させることで固定するようにしたもの
である。すなわち、ストッパ42の本体部42Aと円筒
状部42Bの外周面の外径は、ホルダ43の大径部43
Dの内周面の内径よりもやや小さく形成してあり、スト
ッパ42の円筒状部42Bの外周面の所定位置に係合凹
部42Cを数箇所形成している。そして、このストッパ
42をホルダ43の大径部43D内に円筒状部42Bの
フロント側端面が底部43Aに当接するまで挿入し、そ
の状態で大径部43Dの係合凹部42Cに対応する位置
を数箇所組成変形させて半径方向内方に突出する係合突
部43Eを形成する。これにより係合突部43Eと係合
凹部42Cが係合してストッパ42のホルダ43に対す
る位置が固定される。なお、上述した以外の構成は第2
施例と同様に構成されており、したがって、本実施例で
も第2実施例と同様の効果を得ることができ、しかもホ
ルダ43内にストッパ42を組付ける際に大径部43D
の内周面が傷つくのを防止することができるので、ひい
てはリアクションディスク35の外周面が傷つくのを防
止することができる。
【0011】(第4実施例)次に、図6は本発明の第4
実施例を示すものであり、上記第1実施例ないし第3実
施例では、出力軸36の基部36Aをホルダ43で形成
していたが、本実施例では、ロッド部材36Bのリヤ側
の端部に連結されて半径方向外方に伸びる段付の円板部
材45と、この円板部材45の外周部に連結されてリヤ
側に伸びる段付の円筒部材46とで形成したものであ
る。すなわち、円板部材45は、ロッド部材36のリヤ
側端部に形成した小径部36dに圧入されるとともにこ
の小径部36dとロッド部材36Bの本体部36B´と
の段部に当接する円筒部45Aと、この円筒部45Aの
フロント側端部から半径方向外方に向けて伸びる鍔部4
5Bと、上記円筒部材45Aのフロント側の開口を閉鎖
する壁部45Cを備えている。他方、円筒部材46は、
円板部材45の鍔部45Bの外周部に連結されてリヤ側
に伸びる小径部46Aと、この小径部46Aのリヤ側の
端部から半径方向内方に伸びるストッパ部46Bと、こ
のストッパ部46Bのリヤ側の端部の外周部分からリヤ
側に伸びる薄肉な大径部46Cとを備えている。上記小
径部46Aのフロント側の端部には、その内周部分に円
板部材45の鍔部45Bの外周部と同径に切欠いた切欠
き部46Gを形成してあり、この切欠き部46Gを鍔部
45Bに圧入することで両部材45、46を一体に形成
している。そして、本実施例では、上記小径部46A内
のリヤ側にピストン40を配置するとともにこのフロン
ト側にコイルばね41を配置する。そして、このように
ピストン40とコイルばね41を組み付けた状態で、円
筒部材46の切欠き46Gを円板部材45の鍔部45B
に圧入するとともに大径部46C内にリアクションディ
スク46のフロント側端面がストッパ部46Bのリヤ側
端面に当接する位置に配置し、最後に円板部材45の円
筒部45Aをロッド部材36の小径部36dに圧入す
る。これにより、基部36Aが図示した状態に組み立て
られる。なお、上述した以外の構成は第1施例と同様に
構成されており、したがって、本実施例でも第1実施例
と同様の効果を得ることができる。そして、本実施例で
は、ロッド部材36Bのリヤ側端部に第1実施例のよう
に鍔部36bや第2実施例のように大径部36cを形成
する必要がないことからロッド部材36Bの加工コスト
を低減することができるので、第1実施例ないし第2実
施例に比較してさらに加工コストを低減することができ
る。
実施例を示すものであり、上記第1実施例ないし第3実
施例では、出力軸36の基部36Aをホルダ43で形成
していたが、本実施例では、ロッド部材36Bのリヤ側
の端部に連結されて半径方向外方に伸びる段付の円板部
材45と、この円板部材45の外周部に連結されてリヤ
側に伸びる段付の円筒部材46とで形成したものであ
る。すなわち、円板部材45は、ロッド部材36のリヤ
側端部に形成した小径部36dに圧入されるとともにこ
の小径部36dとロッド部材36Bの本体部36B´と
の段部に当接する円筒部45Aと、この円筒部45Aの
フロント側端部から半径方向外方に向けて伸びる鍔部4
5Bと、上記円筒部材45Aのフロント側の開口を閉鎖
する壁部45Cを備えている。他方、円筒部材46は、
円板部材45の鍔部45Bの外周部に連結されてリヤ側
に伸びる小径部46Aと、この小径部46Aのリヤ側の
端部から半径方向内方に伸びるストッパ部46Bと、こ
のストッパ部46Bのリヤ側の端部の外周部分からリヤ
側に伸びる薄肉な大径部46Cとを備えている。上記小
径部46Aのフロント側の端部には、その内周部分に円
板部材45の鍔部45Bの外周部と同径に切欠いた切欠
き部46Gを形成してあり、この切欠き部46Gを鍔部
45Bに圧入することで両部材45、46を一体に形成
している。そして、本実施例では、上記小径部46A内
のリヤ側にピストン40を配置するとともにこのフロン
ト側にコイルばね41を配置する。そして、このように
ピストン40とコイルばね41を組み付けた状態で、円
筒部材46の切欠き46Gを円板部材45の鍔部45B
に圧入するとともに大径部46C内にリアクションディ
スク46のフロント側端面がストッパ部46Bのリヤ側
端面に当接する位置に配置し、最後に円板部材45の円
筒部45Aをロッド部材36の小径部36dに圧入す
る。これにより、基部36Aが図示した状態に組み立て
られる。なお、上述した以外の構成は第1施例と同様に
構成されており、したがって、本実施例でも第1実施例
と同様の効果を得ることができる。そして、本実施例で
は、ロッド部材36Bのリヤ側端部に第1実施例のよう
に鍔部36bや第2実施例のように大径部36cを形成
する必要がないことからロッド部材36Bの加工コスト
を低減することができるので、第1実施例ないし第2実
施例に比較してさらに加工コストを低減することができ
る。
【0012】(第5実施例)次に、図7は本発明の第5
実施例を示すものであり、上記第4実施例では円板部材
45と円筒部材46を圧入で連結するようにしていた
が、本実施例では圧入に加えて円周方向における所定位
置を部分的にナーリングで連結している(1箇所のみ図
示)。すなわち、円板部材45の鍔部45Bの外周部の
一部にフロント側に向けて斜めとなったテーパ溝45D
を形成する。そして、円板部材45の鍔部45Bの外周
部に段付筒状部46の切欠き46部Gを圧入した後、切
欠き部46Gの一部にテーパ部45Dに密着して半径方
向内方に折り曲がった爪部46Hを形成する。これによ
りナーリングが完成する。なお、上述した以外の構成は
第4実施例と同様に構成されており、したがって、本実
施例でも第4実施例と同様の効果を得ることができる
し、また圧入に加えてナーリングでも円板部材45と円
筒部材46を連結しているので、第4実施例に比較して
若干加工コストは高くなるもののより強固に連結するこ
とができる。
実施例を示すものであり、上記第4実施例では円板部材
45と円筒部材46を圧入で連結するようにしていた
が、本実施例では圧入に加えて円周方向における所定位
置を部分的にナーリングで連結している(1箇所のみ図
示)。すなわち、円板部材45の鍔部45Bの外周部の
一部にフロント側に向けて斜めとなったテーパ溝45D
を形成する。そして、円板部材45の鍔部45Bの外周
部に段付筒状部46の切欠き46部Gを圧入した後、切
欠き部46Gの一部にテーパ部45Dに密着して半径方
向内方に折り曲がった爪部46Hを形成する。これによ
りナーリングが完成する。なお、上述した以外の構成は
第4実施例と同様に構成されており、したがって、本実
施例でも第4実施例と同様の効果を得ることができる
し、また圧入に加えてナーリングでも円板部材45と円
筒部材46を連結しているので、第4実施例に比較して
若干加工コストは高くなるもののより強固に連結するこ
とができる。
【0013】(第6実施例)次に、図8は本発明の第6
実施例を示すものであり、上記第5実施例では円板部材
45と円筒部材46を圧入と部分的なナーリングで連結
するようにしていたが、本実施例ではナーリングに変え
て円周方向における所定位置を部分的にカシメで連結し
ている(1箇所のみ図示)。すなわち、円板部材45の
鍔部45Bの外周部の一部を半径方向内方に切欠いて凹
部45Eを形成する。そして、円板部材45の鍔部45
Bの外周部に段付筒状部46の切欠き46部Gを圧入し
た後、切欠き部46Gの一部に上記凹部45E内に突出
し、かつ該凹部45Eの側面に対して圧接するV字状の
爪部46Jを形成する。これにより、カシメが完了す
る。なお、上述した以外の構成は第5実施例と同様に構
成されており、したがって、本実施例でも第5実施例と
同様の効果を得ることができるし、またカシメで円板部
材45と円筒部材46を連結しているので、第5実施例
に比較して両部材をさらに強固に連結することができ
る。
実施例を示すものであり、上記第5実施例では円板部材
45と円筒部材46を圧入と部分的なナーリングで連結
するようにしていたが、本実施例ではナーリングに変え
て円周方向における所定位置を部分的にカシメで連結し
ている(1箇所のみ図示)。すなわち、円板部材45の
鍔部45Bの外周部の一部を半径方向内方に切欠いて凹
部45Eを形成する。そして、円板部材45の鍔部45
Bの外周部に段付筒状部46の切欠き46部Gを圧入し
た後、切欠き部46Gの一部に上記凹部45E内に突出
し、かつ該凹部45Eの側面に対して圧接するV字状の
爪部46Jを形成する。これにより、カシメが完了す
る。なお、上述した以外の構成は第5実施例と同様に構
成されており、したがって、本実施例でも第5実施例と
同様の効果を得ることができるし、またカシメで円板部
材45と円筒部材46を連結しているので、第5実施例
に比較して両部材をさらに強固に連結することができ
る。
【0014】(第7実施例)次に、図9は本発明の第7
実施例を示すものであり、上記第2実施例および第3実
施例では基部36A(ホルダ43)とロッド部材36B
を別体に形成しいたが、本実施例では基部36Aとロッ
ド部材36Bを一体に形成したものである。基部36A
は、ロッド部材36Bのリヤ側端部から半径方向外方に
伸びる底部36fと、この底部36fの外周部からリヤ
側に伸びる円筒部36gを備えている。また、基部36
Aの変更に伴ない軸方向寸法の長いコイルばね41に替
えて軸方向寸法の短い皿ばね41を用いている。他方、
ピストン40についても本体部40Aとリヤ側突出部4
0Cの軸方向寸法を短縮、特に皿ばね41を用いたこと
でリヤ側突出部40Cの軸方向寸法が短縮されている。
なお、上述した以外の構成は第2,第3実施例と同様に
構成されており、したがって、本実施例でも第2,第3
実施例と同様の効果を得ることができるし、しかも基部
36Aとロッド部材36Bを一体成形しているのでさら
に加工コストと組み立てコストを低減することができ
る。
実施例を示すものであり、上記第2実施例および第3実
施例では基部36A(ホルダ43)とロッド部材36B
を別体に形成しいたが、本実施例では基部36Aとロッ
ド部材36Bを一体に形成したものである。基部36A
は、ロッド部材36Bのリヤ側端部から半径方向外方に
伸びる底部36fと、この底部36fの外周部からリヤ
側に伸びる円筒部36gを備えている。また、基部36
Aの変更に伴ない軸方向寸法の長いコイルばね41に替
えて軸方向寸法の短い皿ばね41を用いている。他方、
ピストン40についても本体部40Aとリヤ側突出部4
0Cの軸方向寸法を短縮、特に皿ばね41を用いたこと
でリヤ側突出部40Cの軸方向寸法が短縮されている。
なお、上述した以外の構成は第2,第3実施例と同様に
構成されており、したがって、本実施例でも第2,第3
実施例と同様の効果を得ることができるし、しかも基部
36Aとロッド部材36Bを一体成形しているのでさら
に加工コストと組み立てコストを低減することができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来に
比較して出力軸の基部の加工コストと組み立てコストを
同時に低減することができるという効果が得られる。
比較して出力軸の基部の加工コストと組み立てコストを
同時に低減することができるという効果が得られる。
【図1】本発明の一実施例を示すブレーキ倍力装置の断
面図。
面図。
【図2】図1の要部の拡大図。
【図3】図1に示したブレーキ倍力装置の入力と出力と
の関係を示す図。
の関係を示す図。
【図4】本発明の第2実施例を示す要部の断面図。
【図5】本発明の第3実施例を示す要部の断面図。
【図6】本発明の第4実施例を示す要部の断面図。
【図7】本発明の第5実施例を示す要部の断面図。
【図8】本発明の第6実施例を示す要部の断面図。
【図9】本発明の第7実施例を示す要部の断面図。
6…バルブボディ
17…弁プランジャ
34…入力軸
35…リアクションディスク
36…出力軸
36A…基部
36B…ロッド部材
40…ピストン(当接部材)
41…コイルばね、皿ばね(付勢部材)
42…ストッパ
43…ホルダ
Claims (9)
- 【請求項1】 シェル内に摺動自在に設けたバルブボデ
ィと、このバルブボディに摺動自在に嵌合されて入力軸
と連動した弁プランジャと、リヤ側に向けて開口し上記
バルブボディに摺動自在に取付けられた基部を有する出
力軸と、上記出力軸の基部と上記弁プランジャのフロン
ト側端面との間に設けられたリアクションディスクと、
上記基部内に固定されて上記リアクションディスクのフ
ロント側端面に当接するストッパと、上記基部内に摺動
可能に設けられ上記リアクションディスクのフロント側
端面に当接する当接部材と、この当接部材をリヤ側に向
けて付勢する付勢部材とを備えた倍力装置において、 上記出力軸の基部を、軸方向に伸びるロッド部材と別体
のホルダで形成するとともに、上記ストッパを上記ホル
ダと別体に形成し、 上記ホルダを上記ロッド部材に固定される底部を有する
有底円筒状に形成し、この円筒状部の内側に上記ストッ
パを固定し、このストッパと上記底部との間に上記当接
部材と上記付勢部材を配置したことを特徴とする倍力装
置。 - 【請求項2】 上記ホルダの上記円筒状部は、上記底部
につながる小径部と、そのリヤ側の大径部を有し、上記
ストッパは、上記小径部と大径部との間の段部に当接し
た位置で上記ホルダに固定されることを特徴とする請求
項1に記載の倍力装置。 - 【請求項3】 上記ストッパは、上記リアクションディ
スクのフロント側端面に当接する本体部を有する円筒状
に形成し、この円筒状部のフロント側端部を上記底部に
当接した位置で上記ホルダに固定されることを特徴とす
る請求項1に記載の倍力装置。 - 【請求項4】 上記ストッパは、上記ホルダの上記円筒
状部の内面に圧入することにより固定されることを特徴
とする請求項2又は請求項3に記載の倍力装置。 - 【請求項5】 上記ストッパは、その外周面に設けた係
合凹部と上記ホルダの上記円筒状部の内周面に設けた係
合突部とが係合して上記ホルダに固定されることを特徴
とする請求項2又は請求項3に記載の倍力装置。 - 【請求項6】 シェル内に摺動自在に設けたバルブボデ
ィと、このバルブボディに摺動自在に嵌合されて入力軸
と連動した弁プランジャと、リヤ側に向けて開口し上記
バルブボディに摺動自在に取付けられた基部を有する出
力軸と、上記出力軸の基部と上記弁プランジャのフロン
ト側端面との間に設けられたリアクションディスクと、
上記基部内に固定されて上記リアクションディスクのフ
ロント側端面に当接するストッパと、上記基部内に摺動
可能に設けられ上記リアクションディスクのフロント側
端面に当接する当接部材と、この当接部材をリヤ側に向
けて付勢する付勢部材とを備えた倍力装置において、 上記出力軸の基部を、軸方向に伸びるロッド部材と別体
のホルダで形成するとともに、上記ストッパを上記ホル
ダと一体に形成し、 上記ホルダを上記ロッド部材に固定される円板部材とそ
れとは別体の円筒部材で形成するとともに、上記ストッ
パを上記円筒部材の内周面に形成し、このストッパと上
記円板部材との間に上記当接部材と上記付勢部材を配置
したことを特徴とする倍力装置。 - 【請求項7】 上記円板部材と上記円筒部材とは、圧入
又はカシメにて連結されていることを特徴とする請求項
6に記載の倍力装置。 - 【請求項8】 上記ホルダと上記ロッド部材とは、圧入
により連結されていることを特徴とする請求項2ないし
請求項7のいずれかに記載の倍力装置。 - 【請求項9】 シェル内に摺動自在に設けたバルブボデ
ィと、このバルブボディに摺動自在に嵌合されて入力軸
と連動した弁プランジャと、リヤ側に向けて開口し上記
バルブボディに摺動自在に取付けられた基部を有する出
力軸と、上記出力軸の基部と上記弁プランジャのフロン
ト側端面との間に設けられたリアクションディスクと、
上記基部内に固定されて上記リアクションディスクのフ
ロント側端面に当接するストッパと、上記基部内に摺動
可能に設けられ上記リアクションディスクのフロント側
端面に当接する当接部材と、この当接部材をリヤ側に向
けて付勢する付勢部材とを備えた倍力装置において、 上記出力軸の基部を、軸方向に伸びるロッド部材と一体
にこのロッド部材のリヤ側端部に連設される底部と、そ
れに連設される円筒部で形成するとともに、上記ストッ
パを上記基部とは別体に形成し、 上記ストッパを、上記リアクションディスクのフロント
側端面に当接する本体部と、上記底部に当接する円筒部
とで形成するとともに、上記本体部と底部との間に上記
当接部材と付勢部材を配置したことを特徴とする倍力装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272480A JP2003081082A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001272480A JP2003081082A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 倍力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003081082A true JP2003081082A (ja) | 2003-03-19 |
Family
ID=19097848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001272480A Withdrawn JP2003081082A (ja) | 2001-09-07 | 2001-09-07 | 倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003081082A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005162200A (ja) * | 2003-12-01 | 2005-06-23 | Robert Bosch Gmbh | プッシュロッドと一体化したプラスチック材料製減圧ピストンを持つブレーキサーボ機構 |
-
2001
- 2001-09-07 JP JP2001272480A patent/JP2003081082A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005162200A (ja) * | 2003-12-01 | 2005-06-23 | Robert Bosch Gmbh | プッシュロッドと一体化したプラスチック材料製減圧ピストンを持つブレーキサーボ機構 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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