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JP2003077764A - 積層型固体電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

積層型固体電解コンデンサおよびその製造方法

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Publication number
JP2003077764A
JP2003077764A JP2001265515A JP2001265515A JP2003077764A JP 2003077764 A JP2003077764 A JP 2003077764A JP 2001265515 A JP2001265515 A JP 2001265515A JP 2001265515 A JP2001265515 A JP 2001265515A JP 2003077764 A JP2003077764 A JP 2003077764A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cathode
anode
exterior
laminated
external electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001265515A
Other languages
English (en)
Inventor
Keizo Nakagawa
圭三 中川
Mikiya Shimada
幹也 嶋田
Tsutomu Aisaka
勉 相阪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001265515A priority Critical patent/JP2003077764A/ja
Publication of JP2003077764A publication Critical patent/JP2003077764A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 箔状のコンデンサ素子における陽極引き出し
部の隙間を一定に維持し、外装被覆の成形時での外装用
の樹脂注入圧力に対して安定な姿勢を保持でき、生産歩
留まりの良い、小型で高精度な固体電解コンデンサを提
供することを目的とするものである。 【解決手段】 平板状のコンデンサ素子1を複数個積層
し、積層されたコンデンサ素子1の陽極引き出し部4が
導体層を介して、陽極接続用導電性弾性体により電気的
接続かつ機械的に一体化され、また陰極導電体層部分が
陰極金属体10により電気的接続かつ機械的に一体化す
るもので、各陽極引き出し部4の間に、ダミーのスペー
サ12を挿入して積層し、樹脂にて所定形状に外装被覆
16した後、陽極体の陽極引き出し部4の一部を露出さ
せて各々を接合し外部接続用電極を形成する構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大容量および低等
価直列抵抗(以下低ESRと称す)を実現できる積層型
固体電解コンデンサおよびその製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近では電子機器の小型化・高周波化が
進み、使用されるコンデンサも高周波で低インピーダン
スが実現できる導電性高分子を固体電解質に用いた固体
電解コンデンサが商品化されてきている。そしてこの固
体電解コンデンサは高導電率の導電性高分子を固体電解
質として用いているため、従来の駆動用電解液を用いた
湿式電解コンデンサや二酸化マンガンを用いた固体電解
コンデンサに比べて等価直列抵抗成分が低く、理想に近
い大容量でかつ小形の固体電解コンデンサを実現するこ
とができることからさまざまな改善がなされ、次第に市
場にも受け入れられるようになってきた。
【0003】また、コンピュータに使用するCPUの省
電力化と高速化に伴い、コンデンサに対して高速過渡応
答性が必要とされ、大容量でかつ低ESRであることが
必須の要件となってきており、これらの要望に応えるた
めに実装時の占有面積をできるだけ抑えたままで大容量
化と低ESR化を図るために、平板状の素子や薄型の焼
結体素子を積層する技術が実用化されてきているもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の固体電解コンデンサでは、CPUのバックアップ用と
して要求される容量を得るためには大容量のタンタル固
体電解コンデンサを5〜10個並列に接続して実装する
必要があり、このために実装に必要な占有面積が広くな
り、セットの小型化に限界があった。また、更にCPU
の高速化に伴って高周波でコンデンサに流れる電流も飛
躍的に大きくなり、コンデンサの等価直列抵抗(以下E
SRと称す)が低くなければその発熱が大きくコンデン
サの故障の原因となり、従って実装占有面積を増やすこ
となく大容量で低ESRのコンデンサを提供することが
ますます必要となってきている。
【0005】これらの課題を解決する手段としては特開
2000−138138に記載の複数枚の平板状のコン
デンサ素子を端子部品により積層した積層ユニットを作
製し、これらを複数個接続した構造の固体電解コンデン
サを構成する技術が開発されている。
【0006】しかしながら上記平板状のコンデンサ素子
を複数枚積層した構造のものに関しては、電極引き出し
部となる陽極引き出し部に対して曲げ加工した端子部品
を用いてコンデンサ素子を積層するため、陽極引き出し
部の占有面積が大きくなり大容量化が困難であり、その
ため、端子部品を使用しないで陽極引き出し部を構成す
ることが考えられた。ところが、陽極引き出し部に対し
て端子部品を使用せずに、平板状(箔状)の各コンデン
サ素子間の隙間を一定に保持して維持することが困難で
あり、外装被覆の成形時における外装用の樹脂注入圧力
に対しても安定な姿勢を保持できないという課題があっ
た。
【0007】本発明はこのような従来の課題を解決しよ
うとするものであり、平板状(箔状)のコンデンサ素子
における陽極引き出し部の隙間を一定に維持し、かつ外
装被覆の成形時における外装用の樹脂注入圧力に対して
安定な姿勢を保持できて、生産歩留まりの良い、小型で
高精度の積層型固体電解コンデンサおよびその製造方法
を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は以下の構成を有する。
【0009】本発明の請求項1に記載の発明は、特に、
誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽極体と、導電性
高分子を含む固体電解質を有した陰極体と、前記陽極体
の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前記固体電解質を
重着させて前記陽極体と前記陰極体とを交互に複数層重
ねた素子積層体を被覆する外装と、前記素子積層体の複
数層の前記陽極体に電気的に接続させて前記外装の一端
側に設けた陽極外部電極と、前記素子積層体の複数層の
前記陰極体に電気的に接続させて前記外装の他端側に設
けた陰極外部電極とを備え、前記素子積層体の前記陽極
体と前記陰極体の少なくとも一方は、前記陽極外部電極
(または前記陰極外部電極)に接続する電極引き出し部
を有する板状の金属部材よりなり、前記電極引き出し部
に切欠きを形成した構成を有しており、これにより、外
装被覆を形成するための外装用の樹脂を、前記素子積層
体の板状の金属部材である前記電極引き出し部の切欠き
に確実に充填でき、外装被覆による気密性を確保できる
という作用効果が得られる。
【0010】本発明の請求項2に記載の発明は、特に、
誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽極体と、導電性
高分子を含む固体電解質を有した陰極体と、前記陽極体
の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前記固体電解質を
重着させて前記陽極体と前記陰極体とを交互に複数層重
ねた素子積層体を被覆する外装と、前記素子積層体の複
数層の前記陽極体に電気的に接続させて前記外装の一端
側に設けた陽極外部電極と、前記素子積層体の複数層の
前記陰極体に電気的に接続させて前記外装の他端側に設
けた陰極外部電極とを備え、前記素子積層体の前記陽極
体は、前記陽極外部電極に接続する電極引き出し部を有
する板状の金属部材よりなり、前記電極引き出し部に切
欠きを有し、かつ、前記陰極外部電極の表面を、前記陰
極体の前記固体電解質に当接させて電気的に接続した構
成を有しており、これにより、電極体の体積を最大限に
拡大できコンデンサ素子における電気的容量を大容量に
することができる作用効果が得られる。かつ、直接電気
外部に引き出すことができるため、接続抵抗の低い低E
SRコンデンサにできるという作用効果が得られる。
【0011】本発明の請求項3に記載の発明は、特に、
誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽極体と、導電性
高分子を含む固体電解質を有した陰極体と、前記陽極体
の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前記固体電解質を
重着させて前記陽極体と前記陰極体とを交互に複数層重
ねた素子積層体を被覆する外装と、前記素子積層体の複
数層の前記陽極体に電気的に接続させて前記外装の一端
側に設けた陽極外部電極と、前記素子積層体の複数層の
前記陰極体に電気的に接続させて前記外装の他端側に設
けた陰極外部電極とを備え、前記素子積層体の前記陰極
体は、前記陰極外部電極に接続する電極引き出し部を有
する板状の金属部材よりなり、前記電極引き出し部に切
欠きを有し、かつ、前記陽極体は、板状の金属部材より
なり、複数の前記金属部材の端面に当接する導体層を介
して前記陰極外部電極に電気的に接続した構成を有して
おり、これにより、電極体の体積を最大限に拡大できコ
ンデンサ素子における電気的容量を大容量にすることが
できる作用効果が得られる。かつ、直接電気を外部に引
き出すことができるため、接続抵抗の低い低ESRコン
デンサにできるという作用効果が得られる。
【0012】本発明の請求項4に記載の発明は、特に、
陽極体は陽極外部電極に接続し、陰極体は陰極外部電極
に接続する電極引き出し部を有した板状の金属部材より
なり、かつ前記電極引き出し部に切欠きを有する請求項
1に記載してなる構成を有しており、これにより、電極
体の体積を最大限に拡大できコンデンサ素子における電
気的容量を大容量にすることができる作用効果が得られ
る。かつ、直接電気を外部に引き出すことができるた
め、接続抵抗の低い低ESRコンデンサにできるという
作用効果が得られる。
【0013】本発明の請求項5に記載の発明は、特に、
素子積層体は、少なくとも1つの切欠きを設けた電極引
き出し部を有する少なくとも2種類の陽極体(または陰
極体)を、順次交互に積層した請求項1に記載してなる
構成を有しており、これにより、外装被覆を形成するた
めの外装用の樹脂を、前記素子積層体の種類の異なる前
記電極引き出し部の切欠きに確実に充填でき、外装被覆
による気密性を確保できるという作用効果が得られる。
【0014】本発明の請求項6に記載の発明は、特に、
素子積層体は、互いに異なる一角に切欠きを設けた電極
引き出し部を有する2種類の陽極体(または陰極体)
を、順次交互に積層した構成をなす請求項1に記載して
なる構成を有しており、これにより、外装被覆を形成す
るための外装用の樹脂を、前記素子積層体の前記電極引
き出し部の一角の切欠きに確実に充填でき、外装被覆に
よる気密性を確保できるという作用効果が得られる。
【0015】本発明の請求項7に記載の発明は、特に、
誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽極体と、導電性
高分子を含む固体電解質を有した陰極体と、前記陽極体
の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前記固体電解質を
重着させて前記陽極体と前記陰極体とを交互に複数層重
ねた素子積層体を被覆する外装と、前記素子積層体の複
数層の前記陽極体に電気的に接続させて前記外装の一端
側に設けた陽極外部電極と、前記素子積層体の複数層の
前記陰極体に電気的に接続させて前記外装の他端側に設
けた陰極外部電極とを備え、前記素子積層体の前記陽極
体と前記陰極体の少なくとも一方は、前記陽極外部電極
(または前記陰極外部電極)に接続する電極引き出し部
を有する板状の金属部材よりなり、前記電極引き出し部
に薄肉部を設けたことを特徴とする構成を有しており、
これにより、素子積層体の各陽極体間(または各陰極体
間)の隙間を拡大でき、かつ、外装被覆を形成するため
の外装用の樹脂を、前記素子積層体の前記電極引き出し
部の間に確実に充填でき、外装被覆による気密性を確保
できるという作用効果が得られる。
【0016】本発明の請求項8に記載の発明は、特に、
誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽極体と、導電性
高分子を含む固体電解質を有する陰極体と、前記陽極体
の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前記固体電解質を
重着させて前記陽極体と前記陰極体とを交互に複数層重
ねた素子積層体を被覆する外装と、前記素子積層体の複
数層の前記陽極体に電気的に接続させて前記外装の一端
側に設けた陽極外部電極と、前記素子積層体の複数層の
前記陰極体に電気的に接続させて前記外装の他端側に設
けた陰極外部電極とを備えた積層型固体電解コンデンサ
において、前記陽極体と前記陰極体の少なくとも一方
は、前記陽極外部電極(または前記陰極外部電極)に接
続する電極引き出し部を有する板状の金属部材よりな
り、前記電極引き出し部を所定の間隔で積層配設するよ
うに前記電極引き出し部間にスペーサを設けながら前記
金属部材よりなる前記陽極体(または前記陰極体)を複
数層重ねて素子積層体を形成し、前記スペーサを設けた
前記電極引き出し部間を含む前記素子積層体を樹脂材で
被覆して所定形状の外装を形成し、前記スペーサを設け
た前記電極引き出し部の先端を除去して前記金属部材の
端面と前記陽極外部電極(または前記陰極外部電極)と
を電気的に接続させた構成を有しており、これにより、
前記のコンデンサ素子積層間の隙間を一定に維持でき、
外装被覆の成形時における外装用の樹脂注入圧力に対し
て安定な姿勢を保持できるという作用効果が得られる。
【0017】本発明の請求項9に記載の発明は、特に、
スペーサは、金属部材の電極引き出し部を曲げ加工して
構成した請求項8に記載してなる構成を有しており、こ
れにより、特に、別部品のスペーサを所定の位置に配設
することなく、前記金属部材の引き出し部を曲げ加工す
ることで、前記のコンデンサ素子積層体の各陽極体間
(または各陰極体間)の隙間を一定に維持でき、外装被
覆の成形時における外装用の樹脂注入圧力に対して安定
な姿勢を保持できるという作用効果が得られる。
【0018】本発明の請求項10に記載の発明は、特
に、電極引き出し部間にスペーサを設けて陽極体(また
は陰極体)を複数層重ねた素子積層体を形成した後、所
定の間隔で積層配設した前記電極引き出し部をバンドで
保持し、その後、前記素子積層体を樹脂材で被覆して所
定形状の外装を形成する請求項8に記載してなる構成を
有しており、これにより、外装被覆の成形時における外
装用の樹脂注入圧力に対して、陽極体(または陰極体)
を複数層重ねた素子積層体全体の姿勢を安定に保持でき
るという作用効果が得られる。
【0019】本発明の請求項11に記載の発明は、特
に、誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽極体と、導
電性高分子を含む固体電解質を有する陰極体と、前記陽
極体の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前記固体電解
質を重着させて前記陽極体と前記陰極体とを交互に複数
層重ねた素子積層体を被覆する外装と、前記素子積層体
の複数層の前記陽極体に電気的に接続させて前記外装の
一端側に設けた陽極外部電極と、前記素子積層体の複数
層の前記陰極体に電気的に接続させて前記外装の他端側
に設けた陰極外部電極とを備えた積層型固体電解コンデ
ンサにおいて、前記陽極体と前記陰極体の少なくとも一
方は、前記陽極外部電極(または前記陰極外部電極)に
接続する電極引き出し部を有する板状の金属部材よりな
り、前記電極引き出し部を薄肉処理した後、前記金属部
材よりなる前記陽極体(または前記陰極体)を複数層重
ねて素子積層体を形成し、薄肉処理した前記電極引き出
し部間を含む前記素子積層体を樹脂材で被覆して所定形
状の外装を形成し、前記電極引き出し部の先端を除去し
て前記金属部材の端面と前記陽極外部電極(または前記
陰極外部電極)とを電気的に接続させてなる構成を有し
ており、これにより、前記電極引き出し部の誘電体を形
成するエッチング処理された部分に対して、薄肉処理に
よりエッチング処理などにより形成された凹凸部分をつ
ぶすことで、表面状態を平らな状態にでき、外装被覆の
成形時における外装用の樹脂を前記電極引き出し部周辺
に空隙をつくることなく充填でき樹脂気密性を確保でき
る作用効果を有する。さらに、薄肉処理により積層間の
隙間を拡大することができ、前記素子積層体の前記電極
引き出し部(特に各陽極体間または各陰極体間)に確実
に充填でき、外装被覆による気密性を確保できるという
作用効果が得られる。また、薄肉処理により、前記電極
引き出し部の金属部材が加工硬化し、外装被覆の成形時
における外装用の樹脂注入圧力に対しても安定な姿勢を
保持できるという作用効果が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、実施の形
態1を用いて、本発明の特に請求項8,10に記載の発
明について説明する。
【0021】図1(a),(b)は本発明の実施の形態
における固体電解コンデンサの要部断面構造図、図2は
同平板状のコンデンサ素子を示す一部切欠き斜視図、図
3は同素子積層体の要部構成斜視図、図4は同陽極引き
出し部の積層における部分構成斜視図、図5は同固定保
持バンドを施した陽極引き出し部の積層における部分構
成斜視図、図6は同外装用の樹脂を施した陽極引き出し
部における切断面の要部構成斜視図、図7は同陽極部に
おける要部部分断面図、そして図8は同固体電解コンデ
ンサの要部斜視図である。
【0022】まず、電極体となる金属材である純度9
9.99%のアルミニウム箔の箔表面を公知の方法であ
る電解エッチングにより粗面化すなわち拡面化した後、
3%のアジピン酸アンモニウム水溶液中で13Vの電圧
を印加して30分間化成し、誘電体となる酸化アルミニ
ウムの化成皮膜を形成する。
【0023】このようにして作製した陽極体となる電極
体を例えば幅3.5mm、長さ6.5mmに切断し、図
2に示すように所定の位置にポリイミド粘着テープ2を
表裏面の両側から貼り付けて素子部3と電極引き出し部
となる陽極引き出し部4とに分け、前記のような切断に
より発生した断面部分を、再び3%のアジピン酸アンモ
ニウム水溶液中で13Vの電圧を印加し、断面を30分
間化成してから、素子部3に硝酸マンガン水溶液をディ
ップして300℃で熱分解し、導電性のマンガン酸化物
層を形成する。
【0024】さらに、ピロール0.1モルとアルキルナ
フタレンスルフォン酸塩0.15モルを含有する水溶液
中に浸漬し、マンガン酸化物上の一部に作用電極を接触
させて2Vの定電圧で30分間電解重合させ、固体電解
質となるポリピロールの導電性高分子層5を均一に析出
させる。
【0025】以上のようにして作製した金属材の電極体
(陽極体)であるコンデンサ素子基材1aの素子部3
に、カーボンペイント層6および陰極導電体層である銀
ペイント層7よりなる陰極体を形成して、平板状のコン
デンサ素子1とするのである。
【0026】次に図1および図3に示すように、前記平
板状のコンデンサ素子1の所定枚数(例えば5〜20
枚)を、積層治具や積層機など(図示せず)により、素
子部3同士が重なり接合する部分に例えばエポキシ系の
接着剤11を塗布した後、陽極引き出し部4同士が重な
るように方向を揃えて、各々の素子部3を重ねて積層す
る。
【0027】そして、接着剤11を硬化させて各コンデ
ンサ素子1を接合(一体化)させ、素子積層体8とする
のである。
【0028】そして、素子積層体8における陰極体であ
る銀ペイント層7の中央部あるいは先端部側に、銀、
銅、鉄あるいはそれら合金の導体材でなる金属材などで
固定バンド9を金、銅あるいは銀ペイントなどよりなる
陰極接続用導電性弾性体11aを介して巻回し、固定バ
ンド9の下面で板状の銀、銅、鉄あるいはそれら合金の
導体材でなる金属材などで、外部接続用端子部を形成す
る陰極金属体10と接合し、コンデンサ素子1における
各々の銀ペイント層7(陰極体)を電気的接続し、かつ
機械的に一体化させる。
【0029】続いて図1、図4および図5に示すよう
に、素子積層体8を形成する所定枚数の平板状のコンデ
ンサ素子1における陽極引き出し部4の各々層間に、絶
縁体あるいは導電体のシート材でなるダミーのスペーサ
12を接着剤あるいは溶接工法などにより接合して整列
して積層する。
【0030】そして電極引き出し部のバンドとなる固定
保持バンド13にて前記積層箇所を巻回し、固定保持バ
ンド13の下部を成形用のコム14の一部に接合するこ
とにより所定位置に保持して、素子積層ユニット15を
完成させる。
【0031】次に、図1に示すように例えば、少なくと
も無機フィラーを70重量%以上含有するポリイミドや
エポキシ材による外装用の樹脂により、陰極金属体10
における外部接続用端子部および成形用のコム14の片
端を除く素子積層ユニット15を、所定形状である例え
ば四角柱体となるように外装となる外装被覆16を形成
するのである。
【0032】その後、図1および図6に示すように素子
積層ユニット15の右端部、すなわちダミーのスペーサ
12の無い陽極引き出し部4を機械的に切断して、陽極
引き出し部4の端面が露出してなる切断面17を設け
る。
【0033】続いて図1および図7に示すように、陽極
引き出し部4の各端面相互の電気的接続、および次の工
程で実施する金属間接合を確実とし接触抵抗を小さくす
るため、切断面17に導体層18を銅やニッケルによる
めっき層19や、接着剤を兼ねる陽極接続用導電性弾性
体であるところの導電性樹脂塗料の塗布や、金、銀ある
いは銅などの金属材を含有するペイント層20などによ
り形成する。
【0034】次に、銅、鉄、ニッケルあるいはそれら合
金の導体材でなる金属材で陽極外部電極となる陽極外部
接続用金属電極21を、導体層18を形成した端部に装
着し、加熱や紫外線照射などにより導体層18を硬化さ
せて、素子積層ユニット15の陽極体の端部に陽極外部
接続用金属電極21を固着して形成し、電気的接続かつ
機械的に一体化する。
【0035】そして、図1および図8に示すように、陰
極金属体10における外部接続用端子部を曲げ加工して
陰極外部電極となる陰極外部接続用金属電極22とす
る、固体電解コンデンサ23を形成する。
【0036】次に、固体電解コンデンサ23の陰極外部
接続用金属電極22を陰極とし、また陽極外部接続用金
属電極21を陽極として、所定の雰囲気で所定電圧およ
び所定時間エージングした後、例えば定格6.3V、3
75μFの製品である固体電解コンデンサを完成させる
のである。
【0037】なお、陰極金属体10の一部を曲げ加工し
てなる陰極外部接続用金属電極22に代えて、銅、鉄、
ニッケルあるいはそれら合金の導体材でなる金属材で陽
極外部接続用金属電極21と同じ陰極外部接続用金属電
極を、陰極金属体10を形成した端部に前記陽極と同じ
導体層18を介して装着し、加熱や紫外線照射などによ
り導体層18を硬化させて、電気的接続かつ機械的に一
体化する構成としてもよい。
【0038】なおまた、本実施の形態1では、金属電極
体すなわちコンデンサ素子基材1aの材質として、アル
ミニウム(箔)を使用する例について説明をしたが、弁
作用を有する金属材、例えば、タンタル粉焼結体が形成
されたタンタル箔あるいはニオブ箔であってもかまわな
い。
【0039】さらにまた、本実施の形態1では、積層す
るコンデンサ素子1は、1個毎製作する例を説明した
が、連結あるいは連続した複数のコンデンサ素子1を同
時に重ねて積層した後、個別のコンデンサ素子1、ある
いは素子積層体8に分割する方法としてもよく、陰極金
属体10をリードフレーム構成として連続生産してもよ
い。
【0040】(実施の形態2)次に実施の形態2を用い
て、本発明の特に請求項1,2,3,4,5,6に記載
の発明について説明する。図9は本発明の実施の形態2
における平板状のコンデンサ素子を示す一部切欠き斜視
図、図10は同積層構成を説明する部分斜視図、そして
図11は同固体電解コンデンサの要部断面構造図であ
る。
【0041】図9に示すように、コンデンサ素子1にお
ける陽極引き出し部4の一部を、例えば幅寸法の1/2
〜2/3程度切断して切欠きとなる切欠き部26を設け
る。すなわち、陽極引き出し部4を固体電解質と接触し
ない凸状部27を有する形状とするのである。
【0042】そして、切欠き部26、凸状部27の位置
が図10に示すように交互となるように積層して、前記
で説明した素子積層体8とし、そして図11に示すよう
に固定バンド9を、陰極接続用導電性弾性体11aなど
介して巻回し、固定バンド9の下面で外部接続用端子部
をも形成する板状の陰極金属体10と接合し、コンデン
サ素子1における銀ペイント層7各々を電気的接続し、
かつ機械的に一体化させる。
【0043】その後、実施の形態1と同じ方法により固
体電解コンデンサ23を完成させるのであり、陽極引き
出し部4の厚み方向の積層間隔がアルミニウム箔1層分
拡大することになり、外装用の樹脂を低圧力で確実に陽
極引き出し部4の層間に充填することができ、かつ外装
用の樹脂における注入圧力で、積層された平板状のコン
デンサ素子1の変形や露出の発生を防止することがなく
なるのである。
【0044】なお、前記切欠き部26は1箇所でなく複
数個、すなわち凸状部27を2個以上複数個とし、各々
の凸状部27が相互に重ならない交互の積層構成として
も良い。
【0045】さらに、前記においては陽極体における陽
極引き出し部4の加工形状に関して説明したが、陰極体
に関してもその一端を固体電解質と接触しない1あるい
は複数の凸状部を有する形状とし、以下同様の構成、方
法により固体電解コンデンサを形成しても良い。
【0046】(実施の形態3)次に、実施の形態3を用
いて、本発明の特に請求項9に記載の発明について説明
する。図12は本発明の実施の形態3における陽極引き
出し部の折り返し加工を説明する部分斜視図である。
【0047】すなわち、図12に示すようにコンデンサ
素子1における陽極引き出し部4の一部(先端)を曲げ
加工し、折り返し密着させることにより形成する折り返
し部24を、前記実施の形態1で説明したダミーのスペ
ーサ12の代わりとするのであり、別個にダミーのスペ
ーサ12を挿入し積層する必要がなくなり、簡単な構成
と工程で素子積層ユニットを形成することができる。
【0048】(実施の形態4)次に実施の形態4を用い
て、本発明の特に請求項7,11に記載の発明について
説明する。図13は本発明の実施の形態4におけるプレ
ス加工した陽極引き出し部の積層部分断面図である。
【0049】すなわち、コンデンサ素子1における陽極
引き出し部4の一部である先端あるいは中央部分を、プ
レス加工により厚みが元の2/3〜1/2程度に圧縮変
形(薄肉処理)した圧縮部25とするのであり、素子積
層ユニット15において陽極引き出し部4の積層間の間
隙が広くなり、外装用の樹脂を陽極引き出し部4の各層
間に確実に充填することができるのである。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明による固体電解コン
デンサによれば、生産工程において平板状のコンデンサ
素子における陽極引き出し部の隙間を一定に維持するこ
とができ、かつ外装被覆の成形時における外装用の樹脂
注入圧力に対して、安定な姿勢を保持することもでき、
生産歩留まりの良い、小型で高精度な固体電解コンデン
サを実現できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における固体電解コンデン
サの要部断面構造図
【図2】同平板状のコンデンサ素子を示す一部切欠き斜
視図
【図3】同素子積層体の要部構成斜視図
【図4】同陽極引き出し部の積層における部分構成斜視
【図5】同固定保持バンドを施した陽極引き出し部の積
層における部分構成斜視図
【図6】同外装用の樹脂を施した陽極引き出し部におけ
る切断面の要部構成斜視図
【図7】同陽極部における要部部分断面図
【図8】同固体電解コンデンサの要部斜視図
【図9】本発明の実施の形態2における平板状のコンデ
ンサ素子を示す一部切欠き斜視図
【図10】同積層構成を説明する部分斜視図
【図11】同固体電解コンデンサの要部断面構造図
【図12】本発明の実施の形態3における陽極引き出し
部の折り返し加工を説明する部分斜視図
【図13】本発明の実施の形態4におけるプレス加工し
た陽極引き出し部の積層部分断面図
【符号の説明】
1 コンデンサ素子 1a コンデンサ素子基材 2 ポリイミド粘着テープ 3 素子部 4 陽極引き出し部 5 導電性高分子層 6 カーボンペイント層 7 銀ペイント層 8 素子積層体 9 固定バンド 10 陰極金属体 11 接着剤 11a 陰極接続用導電性弾性体(銀ペイント) 12 スペーサ 13 固定保持バンド 14 コム 15 素子積層ユニット 16 外装被覆 17 切断面 18 導体層 19 めっき層 20 ペイント層 21 陽極外部接続用金属電極 22 陰極外部接続用金属電極 23 固体電解コンデンサ 24 折り返し部 25 圧縮部 26 切欠き部 27 凸状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 9/04 328 9/05 G (72)発明者 相阪 勉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽
    極体と、導電性高分子を含む固体電解質を有した陰極体
    と、前記陽極体の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前
    記固体電解質を重着させて前記陽極体と前記陰極体とを
    交互に複数層重ねた素子積層体を被覆する外装と、前記
    素子積層体の複数層の前記陽極体に電気的に接続させて
    前記外装の一端側に設けた陽極外部電極と、前記素子積
    層体の複数層の前記陰極体に電気的に接続させて前記外
    装の他端側に設けた陰極外部電極とを備え、前記素子積
    層体の前記陽極体と前記陰極体の少なくとも一方は、前
    記陽極外部電極(または前記陰極外部電極)に接続する
    電極引き出し部を有する板状の金属部材よりなり、前記
    電極引き出し部に切欠きを有したことを特徴とする積層
    型固体電解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽
    極体と、導電性高分子を含む固体電解質を有した陰極体
    と、前記陽極体の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前
    記固体電解質を重着させて前記陽極体と前記陰極体とを
    交互に複数層重ねた素子積層体を被覆する外装と、前記
    素子積層体の複数層の前記陽極体に電気的に接続させて
    前記外装の一端側に設けた陽極外部電極と、前記素子積
    層体の複数層の前記陰極体に電気的に接続させて前記外
    装の他端側に設けた陰極外部電極とを備え、前記素子積
    層体の前記陽極体は、前記陽極外部電極に接続する電極
    引き出し部を有する板状の金属部材よりなり、前記電極
    引き出し部に切欠きを有し、かつ、前記陰極外部電極の
    表面を、前記陰極体の前記固体電解質に当接させて電気
    的に接続した構成をなす積層型固体電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽
    極体と、導電性高分子を含む固体電解質を有した陰極体
    と、前記陽極体の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前
    記固体電解質を重着させて前記陽極体と前記陰極体とを
    交互に複数層重ねた素子積層体を被覆する外装と、前記
    素子積層体の複数層の前記陽極体に電気的に接続させて
    前記外装の一端側に設けた陽極外部電極と、前記素子積
    層体の複数層の前記陰極体に電気的に接続させて前記外
    装の他端側に設けた陰極外部電極とを備え、前記素子積
    層体の前記陰極体は、前記陰極外部電極に接続する電極
    引き出し部を有する板状の金属部材よりなり、前記電極
    引き出し部に切欠きを有し、かつ、前記陽極体は、板状
    の金属部材よりなり、複数の前記金属部材の端面に当接
    する導体層を介して前記陰極外部電極に電気的に接続し
    た構成をなす積層型固体電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 陽極体は陽極外部電極に接続し、陰極体
    は陰極外部電極に接続する電極引き出し部を有した板状
    の金属部材よりなり、かつ前記電極引き出し部に切欠き
    を有する請求項1記載の積層型固体電解コンデンサ。
  5. 【請求項5】 素子積層体は、少なくとも1つの切欠き
    を設けた電極引き出し部を有する少なくとも2種類の陽
    極体(または陰極体)を、順次交互に積層した構成をな
    す請求項1記載の積層型固体電解コンデンサ。
  6. 【請求項6】 素子積層体は、互いに異なる一角に切欠
    きを設けた電極引き出し部を有する2種類の陽極体(ま
    たは陰極体)を、順次交互に積層した構成をなす請求項
    1記載の積層型固体電解コンデンサ。
  7. 【請求項7】 誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽
    極体と、導電性高分子を含む固体電解質を有した陰極体
    と、前記陽極体の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前
    記固体電解質を重着させて前記陽極体と前記陰極体とを
    交互に複数層重ねた素子積層体を被覆する外装と、前記
    素子積層体の複数層の前記陽極体に電気的に接続させて
    前記外装の一端側に設けた陽極外部電極と、前記素子積
    層体の複数層の前記陰極体に電気的に接続させて前記外
    装の他端側に設けた陰極外部電極とを備え、前記素子積
    層体の前記陽極体と前記陰極体の少なくとも一方は、前
    記陽極外部電極(または前記陰極外部電極)に接続する
    電極引き出し部を有する板状の金属部材よりなり、前記
    電極引き出し部に薄肉部を設けたことを特徴とする積層
    型固体電解コンデンサ。
  8. 【請求項8】 誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する陽
    極体と、導電性高分子を含む固体電解質を有する陰極体
    と、前記陽極体の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の前
    記固体電解質を重着させて前記陽極体と前記陰極体とを
    交互に複数層重ねた素子積層体を被覆する外装と、前記
    素子積層体の複数層の前記陽極体に電気的に接続させて
    前記外装の一端側に設けた陽極外部電極と、前記素子積
    層体の複数層の前記陰極体に電気的に接続させて前記外
    装の他端側に設けた陰極外部電極とを備えた積層型固体
    電解コンデンサにおいて、前記陽極体と前記陰極体の少
    なくとも一方は、前記陽極外部電極(または前記陰極外
    部電極)に接続する電極引き出し部を有する板状の金属
    部材よりなり、前記電極引き出し部を所定の間隔で積層
    配設するように前記電極引き出し部間にスペーサを設け
    ながら前記金属部材よりなる前記陽極体(または前記陰
    極体)を複数層重ねて素子積層体を形成し、前記スペー
    サを設けた前記電極引き出し部間を含む前記素子積層体
    を樹脂材で被覆して所定形状の外装を形成し、前記スペ
    ーサを設けた前記電極引き出し部の先端を除去して前記
    金属部材の端面と前記陽極外部電極(または前記陰極外
    部電極)とを電気的に接続させて構成する積層型固体電
    解コンデンサの製造方法。
  9. 【請求項9】 スペーサは、金属部材の電極引き出し部
    を曲げ加工して構成した請求項8記載の積層型固体電解
    コンデンサの製造方法。
  10. 【請求項10】 電極引き出し部間にスペーサを設けて
    陽極体(または陰極体)を複数層重ねた素子積層体を形
    成した後、所定の間隔で積層配設した前記電極引き出し
    部をバンドで保持し、その後、前記素子積層体を樹脂材
    で被覆して所定形状の外装を形成する請求項8記載の積
    層型固体電解コンデンサの製造方法。
  11. 【請求項11】 誘電体となる陽極酸化皮膜層を有する
    陽極体と、導電性高分子を含む固体電解質を有する陰極
    体と、前記陽極体の前記陽極酸化皮膜層に前記陰極体の
    前記固体電解質を重着させて前記陽極体と前記陰極体と
    を交互に複数層重ねた素子積層体を被覆する外装と、前
    記素子積層体の複数層の前記陽極体に電気的に接続させ
    て前記外装の一端側に設けた陽極外部電極と、前記素子
    積層体の複数層の前記陰極体に電気的に接続させて前記
    外装の他端側に設けた陰極外部電極とを備えた積層型固
    体電解コンデンサにおいて、前記陽極体と前記陰極体の
    少なくとも一方は、前記陽極外部電極(または前記陰極
    外部電極)に接続する電極引き出し部を有する板状の金
    属部材よりなり、前記電極引き出し部を薄肉処理した
    後、前記金属部材よりなる前記陽極体(または前記陰極
    体)を複数層重ねて素子積層体を形成し、薄肉処理した
    前記電極引き出し部間を含む前記素子積層体を樹脂材で
    被覆して所定形状の外装を形成し、前記電極引き出し部
    の先端を除去して前記金属部材の端面と前記陽極外部電
    極(または前記陰極外部電極)とを電気的に接続させて
    構成する積層型固体電解コンデンサの製造方法。
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