JP2003075223A - 流量計 - Google Patents
流量計Info
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- JP2003075223A JP2003075223A JP2001266757A JP2001266757A JP2003075223A JP 2003075223 A JP2003075223 A JP 2003075223A JP 2001266757 A JP2001266757 A JP 2001266757A JP 2001266757 A JP2001266757 A JP 2001266757A JP 2003075223 A JP2003075223 A JP 2003075223A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被計測流体の容量流量を被計測流体の組成に
よることなく得る。 【解決手段】 被計測流体が流通する流路6に設けられ
た熱抵抗体11と、熱抵抗体11の加熱温度が所定値と
なるように熱抵抗体への供給電力を制御するとともに、
前記所定値を高低の2段階に切り替え自在な熱抵抗体制
御手段13と、熱抵抗体11よりも下流に設けられて被
計測流体の温度を検出する被計測流体温度検出手段12
とを具備する構成とする。熱抵抗体11から被計測流体
温度検出手段12への温度変化伝達は、被計測流体を熱
輸送物質とする熱輸送の速度すなわち被計測流体の流速
で律速される。加熱温度が切り換えられてから検出温度
が加熱温度の切り替えに応じて変化するまでの時間をカ
ウントするカウント手段5と、熱抵抗体と被計測流体検
出手段との距離で除して被計測流体の流速を演算する被
計測流体流速演算手段5とを設けることで容量流量を得
るようにする。
よることなく得る。 【解決手段】 被計測流体が流通する流路6に設けられ
た熱抵抗体11と、熱抵抗体11の加熱温度が所定値と
なるように熱抵抗体への供給電力を制御するとともに、
前記所定値を高低の2段階に切り替え自在な熱抵抗体制
御手段13と、熱抵抗体11よりも下流に設けられて被
計測流体の温度を検出する被計測流体温度検出手段12
とを具備する構成とする。熱抵抗体11から被計測流体
温度検出手段12への温度変化伝達は、被計測流体を熱
輸送物質とする熱輸送の速度すなわち被計測流体の流速
で律速される。加熱温度が切り換えられてから検出温度
が加熱温度の切り替えに応じて変化するまでの時間をカ
ウントするカウント手段5と、熱抵抗体と被計測流体検
出手段との距離で除して被計測流体の流速を演算する被
計測流体流速演算手段5とを設けることで容量流量を得
るようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容量流量を計測する
流量計に関する。
流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】流量計は流体の流量や流速の計測に用い
られるもので、特開平11−23335号公報には、被
計測流体が流通する流路の上流側と下流側とにそれぞれ
白金薄膜素子を設け、上流側白金薄膜素子には定電流を
流しておき、発生したジュール熱により被計測流体を介
して下流側の白金薄膜素子を加熱せしめる。上流側白金
薄膜素子への供給電力の測定により前記ジュール熱を求
め、両白金薄膜素子の電気抵抗値の測定により両白金薄
膜素子の温度を求め、求めた結果から所定の演算式によ
り流量を得るようにしている。特開平11−23335
号公報の技術では、特に、上流側白金薄膜素子を下流側
白金薄膜素子よりも上方位置に配置することで、被計測
流体の流量が少ないときに下流側白金薄膜素子の周囲に
熱が滞留して計測誤差が生じるのを防止している。
られるもので、特開平11−23335号公報には、被
計測流体が流通する流路の上流側と下流側とにそれぞれ
白金薄膜素子を設け、上流側白金薄膜素子には定電流を
流しておき、発生したジュール熱により被計測流体を介
して下流側の白金薄膜素子を加熱せしめる。上流側白金
薄膜素子への供給電力の測定により前記ジュール熱を求
め、両白金薄膜素子の電気抵抗値の測定により両白金薄
膜素子の温度を求め、求めた結果から所定の演算式によ
り流量を得るようにしている。特開平11−23335
号公報の技術では、特に、上流側白金薄膜素子を下流側
白金薄膜素子よりも上方位置に配置することで、被計測
流体の流量が少ないときに下流側白金薄膜素子の周囲に
熱が滞留して計測誤差が生じるのを防止している。
【0003】ところで、前記演算式は被計測流体の組成
によって異なるため、燃焼後の排出ガスのように組成が
変化するものについては十分な精度が得られない。
によって異なるため、燃焼後の排出ガスのように組成が
変化するものについては十分な精度が得られない。
【0004】特開平9−33473号公報には、ガス検
出センサにおいて、ガス検出部における検出結果が、ガ
ス濃度の変化によるものか、風の影響によるものかを判
別すべく、ガス検出部の近傍を通る風の流速を検出する
風速検出素子を設けたものがある。かかる技術を応用し
て、熱抵抗体流量計に、ガス濃度の検出部を付設して、
被計測流体の組成を検出流量に反映することが考えられ
る。
出センサにおいて、ガス検出部における検出結果が、ガ
ス濃度の変化によるものか、風の影響によるものかを判
別すべく、ガス検出部の近傍を通る風の流速を検出する
風速検出素子を設けたものがある。かかる技術を応用し
て、熱抵抗体流量計に、ガス濃度の検出部を付設して、
被計測流体の組成を検出流量に反映することが考えられ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に容
量流量しか必要としない場合にまでガス濃度の検出部を
設けるとすれば、ガス濃度の検出部が追加されることで
構成が複雑化するとともに、そのことがコスト上昇とな
って跳ね返ってくる。
量流量しか必要としない場合にまでガス濃度の検出部を
設けるとすれば、ガス濃度の検出部が追加されることで
構成が複雑化するとともに、そのことがコスト上昇とな
って跳ね返ってくる。
【0006】また、ガス濃度の検出部付きの流量計とす
るにしても、被計測流体の成分ガスの種類によっては成
分ガスごとの濃度検出が困難な場合があり、ますます複
雑化する。例えば、燃料性のガスの場合、酸素の消費量
によりガス濃度を検出する方法があるが、炭化水素系の
ガスと水素とが混在するガスの場合には、さらに別の方
式で成分比を測定する必要がある。かかる測定用として
簡単で適当なものが存在しない。
るにしても、被計測流体の成分ガスの種類によっては成
分ガスごとの濃度検出が困難な場合があり、ますます複
雑化する。例えば、燃料性のガスの場合、酸素の消費量
によりガス濃度を検出する方法があるが、炭化水素系の
ガスと水素とが混在するガスの場合には、さらに別の方
式で成分比を測定する必要がある。かかる測定用として
簡単で適当なものが存在しない。
【0007】本発明は前記実情に鑑みなされたもので、
簡単に容量流量を検出することのできる熱抵抗体流量計
を提供することを目的とする。
簡単に容量流量を検出することのできる熱抵抗体流量計
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、被計測流体が流通する流路に設けられた熱抵抗体
と、熱抵抗体の加熱温度が所定値になるように熱抵抗体
への供給電力を制御するとともに、前記所定値を高低の
2段階に切り換え自在な熱抵抗体制御手段と、熱抵抗体
よりも下流に設けられて被計測流体の温度を検出する被
計測流体温度検出手段と、加熱温度が切り換えられてか
ら、被計測流体温度検出手段の検出温度が前記加熱温度
の切り換えに応じて変化するまでの時間をカウントする
カウント手段と、熱抵抗体と被計測流体温度検出手段と
の距離をカウント時間で除して被計測流体の流速を演算
する被計測流体流速演算手段とを具備する構成とする。
は、被計測流体が流通する流路に設けられた熱抵抗体
と、熱抵抗体の加熱温度が所定値になるように熱抵抗体
への供給電力を制御するとともに、前記所定値を高低の
2段階に切り換え自在な熱抵抗体制御手段と、熱抵抗体
よりも下流に設けられて被計測流体の温度を検出する被
計測流体温度検出手段と、加熱温度が切り換えられてか
ら、被計測流体温度検出手段の検出温度が前記加熱温度
の切り換えに応じて変化するまでの時間をカウントする
カウント手段と、熱抵抗体と被計測流体温度検出手段と
の距離をカウント時間で除して被計測流体の流速を演算
する被計測流体流速演算手段とを具備する構成とする。
【0009】熱抵抗体の加熱温度が変化すると、温度変
化は下流に伝わる。この温度変化の伝達は、輻射や伝導
よりも、これらによる熱交換で温度変化した被計測流体
が熱輸送物質として下流に移動することに大きく依存す
る。カウント手段におけるカウント時間はこの移動時間
である。しかして、被計測流体の組成によらずに被計測
流体の流速が得られる。容量流量は、この流速や、被計
測流体が流通する流路の形状のデータに基づいて算出し
得る。
化は下流に伝わる。この温度変化の伝達は、輻射や伝導
よりも、これらによる熱交換で温度変化した被計測流体
が熱輸送物質として下流に移動することに大きく依存す
る。カウント手段におけるカウント時間はこの移動時間
である。しかして、被計測流体の組成によらずに被計測
流体の流速が得られる。容量流量は、この流速や、被計
測流体が流通する流路の形状のデータに基づいて算出し
得る。
【0010】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
の構成において、前記熱抵抗体制御手段を、加熱温度が
2段階の前記所定値に交互に繰り返し切り換わるように
設定する。
の構成において、前記熱抵抗体制御手段を、加熱温度が
2段階の前記所定値に交互に繰り返し切り換わるように
設定する。
【0011】加熱温度が切り換わるごとに流量が得られ
るから、略リアルタイムでの計測が可能となり、流量が
経時変化する場合にも適用できる。
るから、略リアルタイムでの計測が可能となり、流量が
経時変化する場合にも適用できる。
【0012】請求項3記載の発明では、請求項1または
2の発明の構成において、前記熱抵抗体制御手段に、前
記供給電力の大きさに応じた信号を出力する出力手段を
具備せしめ、前記カウント手段を、前記出力手段からの
出力信号が予め設定した値になると加熱温度が切り換え
られたものと判断するように設定する。
2の発明の構成において、前記熱抵抗体制御手段に、前
記供給電力の大きさに応じた信号を出力する出力手段を
具備せしめ、前記カウント手段を、前記出力手段からの
出力信号が予め設定した値になると加熱温度が切り換え
られたものと判断するように設定する。
【0013】熱抵抗体は熱容量が比較的大きく、加熱温
度の切り換えの応答性が十分ではない場合が多い。熱抵
抗体の加熱温度が一方の所定値から他方の所定値に向か
って変化するとき、温度に依存する熱抵抗体の抵抗値も
漸変することになるから、供給電力も漸変する。熱抵抗
体に一定の温度変化が生じた時点で加熱温度が切り換え
られたとみることで、計測精度を向上することができ
る。
度の切り換えの応答性が十分ではない場合が多い。熱抵
抗体の加熱温度が一方の所定値から他方の所定値に向か
って変化するとき、温度に依存する熱抵抗体の抵抗値も
漸変することになるから、供給電力も漸変する。熱抵抗
体に一定の温度変化が生じた時点で加熱温度が切り換え
られたとみることで、計測精度を向上することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面にしたがい、本発明の
流量計について説明する。図1は、流量計の全体構成を
示すもので、流量計は、熱抵抗体である加熱ヒータ11
および被計測流体温度検出手段である測温抵抗体12
が、加熱ヒータ11を上流側位置として、被計測流体が
流通する流路である配管6内に配設してある。配管6内
にはまた、加熱ヒータ11よりも上流側に温度補償用抵
抗器201が配設してある。加熱ヒータ11および温度
補償用抵抗器201は、白金線をセラミックスで被覆し
ガラスコーティングしたもので、実質的に同じものが用
いられており、共通のセンサホルダに互いに近接して取
り付けられ、この状態で配管6内に組付けられる。
流量計について説明する。図1は、流量計の全体構成を
示すもので、流量計は、熱抵抗体である加熱ヒータ11
および被計測流体温度検出手段である測温抵抗体12
が、加熱ヒータ11を上流側位置として、被計測流体が
流通する流路である配管6内に配設してある。配管6内
にはまた、加熱ヒータ11よりも上流側に温度補償用抵
抗器201が配設してある。加熱ヒータ11および温度
補償用抵抗器201は、白金線をセラミックスで被覆し
ガラスコーティングしたもので、実質的に同じものが用
いられており、共通のセンサホルダに互いに近接して取
り付けられ、この状態で配管6内に組付けられる。
【0015】加熱ヒータ11は、前記温度補償用抵抗器
201を含み構成される熱抵抗体制御手段であるヒータ
制御部13により給電制御される。ヒータ制御部13は
基本的な構成は熱抵抗体を用いた一般的な定温度型の流
量計のものである。すなわち、加熱ヒータ11を含む抵
抗線路21、温度補償用の抵抗器201を含む抵抗線路
22、固定抵抗器202により構成された抵抗線路2
3、固定抵抗器204,205により構成された抵抗線
路24の、4つの抵抗線路21〜24が実質的にブリッ
ジ回路2を形成しており、ブリッジ回路2は電流調整用
のトランジスタ25を介して図示しない給電源に接続さ
れる。
201を含み構成される熱抵抗体制御手段であるヒータ
制御部13により給電制御される。ヒータ制御部13は
基本的な構成は熱抵抗体を用いた一般的な定温度型の流
量計のものである。すなわち、加熱ヒータ11を含む抵
抗線路21、温度補償用の抵抗器201を含む抵抗線路
22、固定抵抗器202により構成された抵抗線路2
3、固定抵抗器204,205により構成された抵抗線
路24の、4つの抵抗線路21〜24が実質的にブリッ
ジ回路2を形成しており、ブリッジ回路2は電流調整用
のトランジスタ25を介して図示しない給電源に接続さ
れる。
【0016】ブリッジ回路2は、高感度化のため、直列
に接続されて抵抗線路22を構成する温度補償用抵抗器
201および抵抗器203に、オペアンプ208の出力
端子から給電されるようになっている。オペアンプ20
8は(+)入力端子に、加熱ヒータ11の両端間電圧が
一対の電圧分割抵抗器206,207により分割されて
入力しており、オペアンプ208の(−)入力端子はオ
ペアンプ208の出力端子と導通し電圧フォロア回路を
構成している。
に接続されて抵抗線路22を構成する温度補償用抵抗器
201および抵抗器203に、オペアンプ208の出力
端子から給電されるようになっている。オペアンプ20
8は(+)入力端子に、加熱ヒータ11の両端間電圧が
一対の電圧分割抵抗器206,207により分割されて
入力しており、オペアンプ208の(−)入力端子はオ
ペアンプ208の出力端子と導通し電圧フォロア回路を
構成している。
【0017】ブリッジ回路2への供給電流はオペアンプ
209により制御され、オペアンプ209からは制御電
流がトランジスタ25のベースに入力している。オペア
ンプ209の一対の入力端子にはブリッジ回路2の2つ
の電圧出力、すなわち、加熱ヒータ11により構成され
た抵抗線路21と抵抗器202により構成された抵抗線
路23とで分割された電圧出力と、温度補償用抵抗器2
01を有する抵抗線路22と抵抗器204,205によ
り構成された抵抗線路24とで分割された電圧出力とが
入力しており、これらの電圧出力の差が0となるよう
に、すなわち、加熱ヒータ11の抵抗値が所定の値とな
るように供給電流がトランジスタ25で調整される。具
体的には、ブリッジ回路2の対角位置にある抵抗線路2
1,24の抵抗値の積と抵抗線路22,23の抵抗値の
積とが等しくなるように電流が流れる。加熱ヒータ11
の抵抗値は温度により変化するから、加熱ヒータ11の
温度が抵抗線路24で規定されることになる。
209により制御され、オペアンプ209からは制御電
流がトランジスタ25のベースに入力している。オペア
ンプ209の一対の入力端子にはブリッジ回路2の2つ
の電圧出力、すなわち、加熱ヒータ11により構成され
た抵抗線路21と抵抗器202により構成された抵抗線
路23とで分割された電圧出力と、温度補償用抵抗器2
01を有する抵抗線路22と抵抗器204,205によ
り構成された抵抗線路24とで分割された電圧出力とが
入力しており、これらの電圧出力の差が0となるよう
に、すなわち、加熱ヒータ11の抵抗値が所定の値とな
るように供給電流がトランジスタ25で調整される。具
体的には、ブリッジ回路2の対角位置にある抵抗線路2
1,24の抵抗値の積と抵抗線路22,23の抵抗値の
積とが等しくなるように電流が流れる。加熱ヒータ11
の抵抗値は温度により変化するから、加熱ヒータ11の
温度が抵抗線路24で規定されることになる。
【0018】この抵抗線路24は、前記のごとく抵抗器
204と抵抗器205との2つの抵抗器からなるが、一
方の抵抗器204は常時、抵抗線路22と接地間に介設
されている。また、他方の抵抗器205は一端は抵抗線
路22と接続されているが、他端は、リレー31のスイ
ッチ部311がb接点に切り替わったときにのみ接地す
るようになっており、抵抗線路24の抵抗値が、a接点
側の状態では、抵抗器204の抵抗値R1 となり、b接
点側の状態では、並列接続された両抵抗器204,20
5の合成抵抗値[(1/R1 )+(1/R2 )]-1とな
り、a接点側よりも低い値となる。したがって、リレー
スイッチ部311により、加熱ヒータ11の温度が切り
換えられる。a接点のときよりもb接点のときの方が、
加熱ヒータ11の温度は高い温度に制御されることにな
る。なお、温度補償用抵抗器201の作用で、被計測流
体の温度を基準とした加熱ヒータ11の加熱温度が高低
2段階の所定値に切り換えられることになる。
204と抵抗器205との2つの抵抗器からなるが、一
方の抵抗器204は常時、抵抗線路22と接地間に介設
されている。また、他方の抵抗器205は一端は抵抗線
路22と接続されているが、他端は、リレー31のスイ
ッチ部311がb接点に切り替わったときにのみ接地す
るようになっており、抵抗線路24の抵抗値が、a接点
側の状態では、抵抗器204の抵抗値R1 となり、b接
点側の状態では、並列接続された両抵抗器204,20
5の合成抵抗値[(1/R1 )+(1/R2 )]-1とな
り、a接点側よりも低い値となる。したがって、リレー
スイッチ部311により、加熱ヒータ11の温度が切り
換えられる。a接点のときよりもb接点のときの方が、
加熱ヒータ11の温度は高い温度に制御されることにな
る。なお、温度補償用抵抗器201の作用で、被計測流
体の温度を基準とした加熱ヒータ11の加熱温度が高低
2段階の所定値に切り換えられることになる。
【0019】また、オペアンプ209によるトランジス
タ25の制御で調整されるブリッジ回路2への電流は、
加熱ヒータ11の加熱温度が所定値のときに被計測流体
が加熱ヒータ11から吸熱する量に見合うだけのジュー
ル熱を加熱ヒータ11が発生するような電流である。し
たがって、リレースイッチ部311の切り替えで加熱ヒ
ータ11の加熱温度が切り換わると、抵抗線路23の両
端間電圧も高低2段階に切り換わり、加熱ヒータ11の
加熱温度が高くなるb接点側では大きな電圧値をとる。
抵抗線路23の両端間電圧は加熱ヒータ11への供給電
力に応じた信号となる。
タ25の制御で調整されるブリッジ回路2への電流は、
加熱ヒータ11の加熱温度が所定値のときに被計測流体
が加熱ヒータ11から吸熱する量に見合うだけのジュー
ル熱を加熱ヒータ11が発生するような電流である。し
たがって、リレースイッチ部311の切り替えで加熱ヒ
ータ11の加熱温度が切り換わると、抵抗線路23の両
端間電圧も高低2段階に切り換わり、加熱ヒータ11の
加熱温度が高くなるb接点側では大きな電圧値をとる。
抵抗線路23の両端間電圧は加熱ヒータ11への供給電
力に応じた信号となる。
【0020】この抵抗線路23の両端間電圧を増幅する
出力手段であるアンプ41の出力電圧(以下、ブリッジ
出力信号)Flow が、二値化回路42にて所定のスレッ
ショルドレベルで二値化される。ブリッジ出力信号Flo
w がスレッショルドレベルよりも高いときに「H」レベ
ルとなる。ここで、スレッショルドレベルはリレースイ
ッチ部311がa接点時のブリッジ出力信号Flow とb
接点時のブリッジ出力信号Flow との間に設定される。
二値化信号SigBはECU5のI/Oポートに入力す
る。
出力手段であるアンプ41の出力電圧(以下、ブリッジ
出力信号)Flow が、二値化回路42にて所定のスレッ
ショルドレベルで二値化される。ブリッジ出力信号Flo
w がスレッショルドレベルよりも高いときに「H」レベ
ルとなる。ここで、スレッショルドレベルはリレースイ
ッチ部311がa接点時のブリッジ出力信号Flow とb
接点時のブリッジ出力信号Flow との間に設定される。
二値化信号SigBはECU5のI/Oポートに入力す
る。
【0021】リレー31は、そのソレノイド312への
通電のオンとオフとを切り換えるトランジスタ32の制
御がECU5のI/Oポートから出力される制御信号S
igAでなされるようになっている。
通電のオンとオフとを切り換えるトランジスタ32の制
御がECU5のI/Oポートから出力される制御信号S
igAでなされるようになっている。
【0022】また、前記加熱ヒータ11よりも下流位置
に設けられた測温抵抗体12は、抵抗器43,44と直
列に接続されており、図示しない定電圧源から電圧が印
加されている。測温抵抗体12の抵抗値は、測温抵抗体
12位置を流れる被計測流体の温度に対応した抵抗値を
示し、被計測流体の温度の検出信号として、抵抗器44
の両端間電圧がアンプ45で増幅され、その出力信号は
温度検出信号H−Flow として二値化回路46にて所定
のスレッショルドレベルで二値化される。温度検出信号
H−Flow がスレッショルドレベルよりも高いときに
「H」レベルとなる。ここで、スレッショルドレベルは
リレースイッチ部311がa接点時の温度検出信号H−
Flow とb接点時の温度検出信号H−Flow との間に設
定される。二値化信号SigCはECU5のI/Oポート
に入力する。
に設けられた測温抵抗体12は、抵抗器43,44と直
列に接続されており、図示しない定電圧源から電圧が印
加されている。測温抵抗体12の抵抗値は、測温抵抗体
12位置を流れる被計測流体の温度に対応した抵抗値を
示し、被計測流体の温度の検出信号として、抵抗器44
の両端間電圧がアンプ45で増幅され、その出力信号は
温度検出信号H−Flow として二値化回路46にて所定
のスレッショルドレベルで二値化される。温度検出信号
H−Flow がスレッショルドレベルよりも高いときに
「H」レベルとなる。ここで、スレッショルドレベルは
リレースイッチ部311がa接点時の温度検出信号H−
Flow とb接点時の温度検出信号H−Flow との間に設
定される。二値化信号SigCはECU5のI/Oポート
に入力する。
【0023】前記二値化回路42,46は一般的なコン
パレータにより構成し得る。
パレータにより構成し得る。
【0024】本流量計の作動について説明する。図2、
図3、図4はECU5のCPUで実行される制御プログ
ラムを示し、図5は制御プログラムの作動中の装置各部
の状態を示すタイミングチャートである。メインルーチ
ンを示す図2においてステップS103以外の手順はブ
リッジ回路2、リレー31、トランジスタ32、アンプ
41および二値化回路42とともに構成する熱抵抗体制
御手段の一部としての手順である。
図3、図4はECU5のCPUで実行される制御プログ
ラムを示し、図5は制御プログラムの作動中の装置各部
の状態を示すタイミングチャートである。メインルーチ
ンを示す図2においてステップS103以外の手順はブ
リッジ回路2、リレー31、トランジスタ32、アンプ
41および二値化回路42とともに構成する熱抵抗体制
御手段の一部としての手順である。
【0025】メインルーチンのステップS101では制
御信号SigAを出力して(「H」レベルにして)、リレ
ースイッチ部311をa接点からb接点に切り替える。
これにより抵抗線路24の抵抗値が減少するので、加熱
ヒータ11の加熱温度が漸増する。ここで、加熱温度が
漸増するのは加熱ヒータ11の熱容量が比較的大きいた
めである。一方、これに伴ってブリッジ出力信号Flow
が二値化回路42のスレッショルドレベルに向かって漸
増する。
御信号SigAを出力して(「H」レベルにして)、リレ
ースイッチ部311をa接点からb接点に切り替える。
これにより抵抗線路24の抵抗値が減少するので、加熱
ヒータ11の加熱温度が漸増する。ここで、加熱温度が
漸増するのは加熱ヒータ11の熱容量が比較的大きいた
めである。一方、これに伴ってブリッジ出力信号Flow
が二値化回路42のスレッショルドレベルに向かって漸
増する。
【0026】続くステップS102では、二値化信号S
igBが入力したか否か(「H」レベルになったか否かを
判定する。肯定判断されるとステップS103でタイマ
カウントサブルーチンに移行する。
igBが入力したか否か(「H」レベルになったか否かを
判定する。肯定判断されるとステップS103でタイマ
カウントサブルーチンに移行する。
【0027】タイマカウントサブルーチンはステップS
201,S202,S203がカウント手段としての手
順である。先ずステップS201でTOを0にリセット
し、続くステップS202でタイマTOを「1」インク
リメントする。
201,S202,S203がカウント手段としての手
順である。先ずステップS201でTOを0にリセット
し、続くステップS202でタイマTOを「1」インク
リメントする。
【0028】ステップS203では二値化信号SigCが
入力したか否か(二値化信号SigCが「H」レベルにな
ったか否か)を判定する。否定判断されれば、所定周期
でタイマTOがインクリメントしていく。
入力したか否か(二値化信号SigCが「H」レベルにな
ったか否か)を判定する。否定判断されれば、所定周期
でタイマTOがインクリメントしていく。
【0029】前記加熱ヒータ11の温度上昇は測温抵抗
体12により検出されることになるが、ここで、加熱ヒ
ータ11から測温抵抗体12への温度変化の伝達は、加
熱ヒータ11の表面からの輻射、被計測流体中の熱伝
導、およびこれらの輻射、熱伝導で温度変化した被計測
流体を熱輸送物質とする熱輸送である。加熱ヒータ11
表面からの輻射は加熱ヒータ11の温度を常温(室温)
+(100〜200)°Cと低めに設定することで、無
視することができる。また、熱伝導は、温度200°C
からの1秒後の温度浸透深さを、空気の場合で式(1)
により概算すると、16mm程度であり非常に低速であ
るから、1m/s程度の流速域ではやはり無視すること
ができる。aは熱拡散率であり、tは時間である。な
お、aは温度が300Kにおいて22.07mm2 /s
である。したがって、加熱ヒータ11から測温抵抗体1
2への温度変化の伝達は、被計測流体を熱輸送物質とす
る熱輸送により律速されることになる。 δ=(12×a×t)1/2 =(12×22.07×1)1/2 ・・・(1)
体12により検出されることになるが、ここで、加熱ヒ
ータ11から測温抵抗体12への温度変化の伝達は、加
熱ヒータ11の表面からの輻射、被計測流体中の熱伝
導、およびこれらの輻射、熱伝導で温度変化した被計測
流体を熱輸送物質とする熱輸送である。加熱ヒータ11
表面からの輻射は加熱ヒータ11の温度を常温(室温)
+(100〜200)°Cと低めに設定することで、無
視することができる。また、熱伝導は、温度200°C
からの1秒後の温度浸透深さを、空気の場合で式(1)
により概算すると、16mm程度であり非常に低速であ
るから、1m/s程度の流速域ではやはり無視すること
ができる。aは熱拡散率であり、tは時間である。な
お、aは温度が300Kにおいて22.07mm2 /s
である。したがって、加熱ヒータ11から測温抵抗体1
2への温度変化の伝達は、被計測流体を熱輸送物質とす
る熱輸送により律速されることになる。 δ=(12×a×t)1/2 =(12×22.07×1)1/2 ・・・(1)
【0030】このため、ブリッジ出力信号Flow が漸増
するのと同様の傾向のカーブを描いて、温度検出信号H
−Flow が漸減するが、加熱ヒータ11と測温抵抗体1
2との距離に応じてブリッジ出力信号Flow に対して遅
延が生じる。ステップS203が肯定判断された時点に
おけるTOは、この遅延時間に等しい。なお、二値化回
路42,46のそれぞれのスレッショルドレベルは予め
実験等により最適化しておく。図5にタイマがカウント
している期間をTime により示している。
するのと同様の傾向のカーブを描いて、温度検出信号H
−Flow が漸減するが、加熱ヒータ11と測温抵抗体1
2との距離に応じてブリッジ出力信号Flow に対して遅
延が生じる。ステップS203が肯定判断された時点に
おけるTOは、この遅延時間に等しい。なお、二値化回
路42,46のそれぞれのスレッショルドレベルは予め
実験等により最適化しておく。図5にタイマがカウント
している期間をTime により示している。
【0031】ステップS204は被計測流体流速演算手
段としての手順で、式(2)により流速Vq を算出す
る。カウント値TOはそのインクリメント周期を乗じた
時間の次元を有する値に変換しておくのは勿論である。
式中、Lは加熱ヒータ11と測温抵抗体12との距離で
あり、予めROMに格納されている。 Vq =L/TO・・・(2)
段としての手順で、式(2)により流速Vq を算出す
る。カウント値TOはそのインクリメント周期を乗じた
時間の次元を有する値に変換しておくのは勿論である。
式中、Lは加熱ヒータ11と測温抵抗体12との距離で
あり、予めROMに格納されている。 Vq =L/TO・・・(2)
【0032】ステップS205では算出されたVq を図
示しないディスプレイ装置や記憶装置に出力し、メイン
ルーチンにリターンする(ステップS206)。
示しないディスプレイ装置や記憶装置に出力し、メイン
ルーチンにリターンする(ステップS206)。
【0033】メインルーチンのステップS104ではウ
ェイトルーチンに移行する。
ェイトルーチンに移行する。
【0034】ウェイトルーチンのステップS301では
TをCountに設定する。Countは予め設定したウェイト
時間に対応するカウント値である。
TをCountに設定する。Countは予め設定したウェイト
時間に対応するカウント値である。
【0035】続くステップS302でTを「1」デクリ
メントする。
メントする。
【0036】ステップS303ではTが負になったか否
かを判定する。否定判断されれば、所定周期でTがデク
リメントしていく。
かを判定する。否定判断されれば、所定周期でTがデク
リメントしていく。
【0037】ステップS303が肯定判断されると、す
なわち、Countに相当する時間が経過するとメインルー
チンにリターンする(ステップS304)。
なわち、Countに相当する時間が経過するとメインルー
チンにリターンする(ステップS304)。
【0038】メインルーチンのステップS105では、
制御信号SigAを「L」にしてリレースイッチ部311
をa接点に切り換える。これにより、抵抗線路24の抵
抗値が増大して再び、加熱ヒータ11の温度が低下する
とともに、ブリッジ出力信号Flow も漸減する。そし
て、温度検出信号H−Flow も応答遅れを伴うが、漸増
し、二値化信号SigCも「L」に戻る。
制御信号SigAを「L」にしてリレースイッチ部311
をa接点に切り換える。これにより、抵抗線路24の抵
抗値が増大して再び、加熱ヒータ11の温度が低下する
とともに、ブリッジ出力信号Flow も漸減する。そし
て、温度検出信号H−Flow も応答遅れを伴うが、漸増
し、二値化信号SigCも「L」に戻る。
【0039】続くステップS106で再びウェイトルー
チン(図3)が実行されて、Countに相当する時間が経
過するとメインルーチンにリターンする。そしてステッ
プS101以降の手順が繰り返される。このように、加
熱ヒータ11の温度が低温側と高温側とに交互に繰り返
される。
チン(図3)が実行されて、Countに相当する時間が経
過するとメインルーチンにリターンする。そしてステッ
プS101以降の手順が繰り返される。このように、加
熱ヒータ11の温度が低温側と高温側とに交互に繰り返
される。
【0040】これにより、2×Countに相当する時間に
温度変化の伝達時間を計測している時間を加えた程度の
時間で略周期的に容量流量が計測され、実質的にリアル
タイムでの計測が実現する。
温度変化の伝達時間を計測している時間を加えた程度の
時間で略周期的に容量流量が計測され、実質的にリアル
タイムでの計測が実現する。
【0041】本発明では、加熱ヒータ11から測温抵抗
体12への温度変化の伝達が被計測流体を熱輸送物質と
する熱輸送により律速されることを利用しているから、
被計測流体の組成が変化しても容量流量を高精度に計測
することができる。
体12への温度変化の伝達が被計測流体を熱輸送物質と
する熱輸送により律速されることを利用しているから、
被計測流体の組成が変化しても容量流量を高精度に計測
することができる。
【0042】なお、TOのカウント開始時点をブリッジ
出力信号Flow のスレッショルドレベルとの比較により
規定しているが、次の効果を奏する。加熱ヒータ11の
加熱温度は熱容量のため立ち上がりが急峻ではないため
リレースイッチ部311の切り替え用の制御信号SigA
でTOのカウント開始時点を規定すると、誤差が大きく
なる。本実施形態のごとくTOのカウント開始時点をブ
リッジ出力信号Flowのスレッショルドレベルとの比較
により規定することで、かかる加熱ヒータ11の加熱温
度の立ち上がり遅延時間に基因した誤差を抑制すること
ができるので精度を向上することができる。勿論、要求
される仕様によっては制御信号SigAが「H」レベルに
なった時点からTOのカウントを開始してもよい。
出力信号Flow のスレッショルドレベルとの比較により
規定しているが、次の効果を奏する。加熱ヒータ11の
加熱温度は熱容量のため立ち上がりが急峻ではないため
リレースイッチ部311の切り替え用の制御信号SigA
でTOのカウント開始時点を規定すると、誤差が大きく
なる。本実施形態のごとくTOのカウント開始時点をブ
リッジ出力信号Flowのスレッショルドレベルとの比較
により規定することで、かかる加熱ヒータ11の加熱温
度の立ち上がり遅延時間に基因した誤差を抑制すること
ができるので精度を向上することができる。勿論、要求
される仕様によっては制御信号SigAが「H」レベルに
なった時点からTOのカウントを開始してもよい。
【0043】また、各二値化回路42,46のスレッシ
ョルドレベルは一定値としているが、被計測流体の温度
や流量の変動幅が大きいときには、スレッショルドレベ
ルをリレースイッチ部311がa接点側若しくはb接点
側にあるときのブリッジ回路出力信号Flow の値に基づ
いてシフトするように構成してもよい。
ョルドレベルは一定値としているが、被計測流体の温度
や流量の変動幅が大きいときには、スレッショルドレベ
ルをリレースイッチ部311がa接点側若しくはb接点
側にあるときのブリッジ回路出力信号Flow の値に基づ
いてシフトするように構成してもよい。
【0044】また、加熱ヒータ11が低温側から高温側
に切り換わる温度変化の伝達を測温抵抗体12で検出す
る構成としているが、加熱ヒータ11が高温側から低温
側に切り換わる温度変化の伝達を測温抵抗体12で検出
する構成としてもよい。
に切り換わる温度変化の伝達を測温抵抗体12で検出す
る構成としているが、加熱ヒータ11が高温側から低温
側に切り換わる温度変化の伝達を測温抵抗体12で検出
する構成としてもよい。
【0045】また、本実施形態では熱抵抗体制御手段と
して定温度型流量計の構成を用いているが、加熱ヒータ
の加熱温度が所定値になるように熱抵抗体への供給電力
を制御するとともに、前記所定値を高低の2段階に切り
換え自在な構成であればよく、加熱ヒータの抵抗値をそ
の印加電圧と供給電流とに基づいて演算し、供給電流を
制御するようにしてもよい。
して定温度型流量計の構成を用いているが、加熱ヒータ
の加熱温度が所定値になるように熱抵抗体への供給電力
を制御するとともに、前記所定値を高低の2段階に切り
換え自在な構成であればよく、加熱ヒータの抵抗値をそ
の印加電圧と供給電流とに基づいて演算し、供給電流を
制御するようにしてもよい。
【0046】被計測流体温度検出手段も、測温抵抗体に
限らず他の温度検出手段を用いることができる。
限らず他の温度検出手段を用いることができる。
【図1】本発明の流量計の構成図である。
【図2】前記流量計のCPUで実行される制御プログラ
ムの第1のフローチャートである。
ムの第1のフローチャートである。
【図3】前記流量計のCPUで実行される制御プログラ
ムの第2のフローチャートである。
ムの第2のフローチャートである。
【図4】前記流量計のCPUで実行される制御プログラ
ムの第3のフローチャートである。
ムの第3のフローチャートである。
【図5】前記流量計の作動を説明するタイミングチャー
トである。
トである。
11 加熱ヒータ(熱抵抗体)
12 測温抵抗体(被加熱流体温度検出手段)
13 ヒータ制御部(熱抵抗体制御手段)
2 ブリッジ回路
41 アンプ(出力手段)
5 ECU(カウント手段、被加熱流体流速演算手段)
6 配管(流路)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 三浦 晋平
愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動
車株式会社内
Fターム(参考) 2F035 EA04 EA05 EA09
Claims (3)
- 【請求項1】 被計測流体が流通する流路に設けられた
熱抵抗体と、 熱抵抗体の加熱温度が所定値になるように熱抵抗体への
供給電力を制御するとともに、前記所定値を高低の2段
階に切り換え自在な熱抵抗体制御手段と、 熱抵抗体よりも下流に設けられて被計測流体の温度を検
出する被計測流体温度検出手段と、 加熱温度が切り換えられてから、被計測流体温度検出手
段の検出温度が前記加熱温度の切り換えに応じて変化す
るまでの時間をカウントするカウント手段と、 熱抵抗体と被計測流体温度検出手段との距離をカウント
時間で除して被計測流体の流速を演算する被計測流体流
速演算手段とを具備することを特徴とする流量計。 - 【請求項2】 請求項1記載の流量計において、前記熱
抵抗体制御手段を、加熱温度が2段階の前記所定値に交
互に繰り返し切り換わるように設定した流量計。 - 【請求項3】 請求項1または2いずれか記載の流量計
において、前記熱抵抗体制御手段に、前記供給電力の大
きさに応じた信号を出力する出力手段を具備せしめ、 前記カウント手段を、前記出力手段からの出力信号が予
め設定した値になると加熱温度が切り換えられたものと
判断するように設定した流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001266757A JP2003075223A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001266757A JP2003075223A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003075223A true JP2003075223A (ja) | 2003-03-12 |
Family
ID=19092991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001266757A Withdrawn JP2003075223A (ja) | 2001-09-04 | 2001-09-04 | 流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003075223A (ja) |
-
2001
- 2001-09-04 JP JP2001266757A patent/JP2003075223A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081104 |