JP2003072172A - プリンタ、及び、その制御方法 - Google Patents
プリンタ、及び、その制御方法Info
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Abstract
る。 【解決手段】 カスタマーエンジニア又はユーザ等が、
プリンタPRNのカッター補正値を設定する際には、プ
リンタPRNにずれ量読み取りパターンを印刷させる。
そして、ゼロ点となる基準線300の位置が、カッター
・ヘッドギャップ+カッター補正値になるように、印刷
用紙12を移動させた後、カッター50により切断を行
う。これにより、カスタマーエンジニア又はユーザ等
は、切断されたずれ量読み取りパターンの位置を読み取
って、そのままずれ量としてプリンタPRNに設定する
だけで、適正なカッター補正値を設定することができ
る。
Description
その制御方法に関し、特に、印刷媒体を切断するカッタ
ー等の切断手段を有する、プリンタ、及び、その制御方
法に関する。
印刷用紙として、印刷方向に連続的に形成された用紙を
巻き付けて構成されたロール紙を用いるものがある。こ
のようなロール紙をプリンタで印刷した場合、印刷終了
後にユーザが、適切な位置でロール紙を切断する必要が
ある。すなわち、カッターやはさみ等の切断器具を用い
て、ユーザが、印刷終了後に印刷用紙を切断する作業を
行う必要がある。
リンタの中には、自動的にロール紙を指定の箇所で切断
するカッターが、設けられているものもある。このよう
なタイプのプリンタの場合、ロール紙が切断されるべき
箇所にくると、カッターが自動的に動作して、ロール紙
を切断する。
タのカッターの取り付け精度は、必ずしも高いとは限ら
ない。例えば、カッターがオプション装着のプリンタの
場合、カッターを製品完成後に取り付けるので、カッタ
ーを実際に取り付けた位置と、プリンタに予め設定され
ている位置とに、僅かながら誤差が生じてしまうことも
ある。この誤差は、可能な限り小さい方が望ましい。
正するための補正機構を有するプリンタもある。この補
正機構を用いる場合、カスタマーエンジニア又はユーザ
等は、実際にロール紙に何らかの印刷を行った上で、プ
リンタに設けられているカッターを用いた切断を行い、
そのずれ量を物差し等で測定する。そして、その測定結
果に基づいて、そのずれ量を補正値としてプリンタに入
力する。補正値が入力されている場合には、プリンタ
は、この補正値に基づく補正した位置で、ロール紙の切
断を行う。
は、どれくらいの補正値をプリンタに入力すべきか、カ
スタマーエンジニアやユーザ等には分からず、適正な補
正値をプリンタに入力することが困難であった。また、
印刷された印刷用紙のずれ量を、物差し等で測定するの
も、煩わしいという問題もあった。
たものであり、カスタマーエンジニアやユーザ等が、ず
れ量を補正値として、プリンタに容易に入力できるプリ
ンタを提供することを目的とする。
め、本発明に係るプリンタは、連続的に形成されている
印刷媒体に印刷を行う、印刷手段と、前記印刷手段によ
る印刷にともなって、印刷媒体を、この印刷媒体が連続
的に形成されている連続方向に移動させる、印刷媒体移
動手段と、前記印刷媒体移動手段で移動した印刷媒体
を、前記連続方向と交差する方向に切断する、切断手段
と、前記切断手段が実際に取り付けられている位置と、
設計上の取り付け位置との誤差を、補正値として保持す
る、補正値保持手段と、前記切断手段が印刷媒体を切断
する際に、前記印刷媒体移動手段により、前記補正値に
基づく補正をした位置に印刷媒体を移動させた後、前記
切断手段に印刷媒体の切断を指示する、切断制御手段
と、前記補正値を設定する際に、入力すべきずれ量を特
定するための情報である入力ずれ量情報を印刷するとと
もに、前記補正値保持手段に保持されている補正値を用
いた補正をした上で、前記入力ずれ量情報のゼロ点とな
る基準線で切断を行うように前記切断手段に指示する、
入力ずれ量情報印刷切断手段と、を備えることを特徴と
する。
べきずれ量が数値で印刷された数値情報により構成され
るようにしてもよく、入力すべきずれ量を目盛で表現し
た目盛情報により構成されるようにしてもよい。
は、その実行命令を外部から入力された場合に、前記入
力ずれ量情報の印刷及び前記切断を行うようにしてもよ
い。
続されたコンピュータから入力されるようにしてもよ
い。
刷切断手段で印刷された前記入力ずれ量情報とその切断
位置とに基づいて知得した、ずれ量を入力させる、ずれ
量入力手段と、前記ずれ量入力手段で入力された前記ず
れ量を、既存の前記補正値に加算して、新たな補正値と
して前記補正値保持手段に保持させる、補正値更新手段
と、をさらに備えるようにしてもよい。
ル状に巻かれて構成されているロール紙であるようにし
てもよい。
的に形成されている印刷媒体に印刷を行う、印刷手段
と、前記印刷手段による印刷にともなって、印刷媒体
を、この印刷媒体が連続的に形成されている連続方向に
移動させる、印刷媒体移動手段と、前記印刷媒体移動手
段で移動した印刷媒体を、前記連続方向と交差する方向
に切断する、切断手段と、前記切断手段が実際に取り付
けられている位置と、設計上の取り付け位置との誤差
を、補正値として保持する、補正値保持手段と、前記切
断手段が印刷媒体を切断する際に、前記印刷媒体移動手
段により、前記補正値に基づく補正をした位置に印刷媒
体を移動させた後、前記切断手段に印刷媒体の切断を指
示する、切断制御手段と、を備えるプリンタの制御方法
であって、前記補正値を設定する際に、入力すべきずれ
量を特定するための情報である入力ずれ量情報を印刷す
る、入力ずれ量情報印刷工程と、前記補正値保持手段に
保持されている補正値を用いた補正をした上で、前記入
力ずれ量情報のゼロ点となる基準線で切断を行うように
前記切断手段に指示して、印刷媒体の切断を行う、切断
工程と、を備えることを特徴とする。
れ量情報とその切断位置とに基づいて知得した、ずれ量
を入力させる、ずれ量入力工程と、前記ずれ量入力手段
で入力された前記ずれ量を、既存の前記補正値に加算し
て、新たな補正値として前記補正値保持手段に保持させ
る、補正値更新工程と、を備えるようにしてもよい。
マーエンジニア又はユーザ等が、カッター取り付け位置
の誤差を調整するたの補正値をプリンタに設定しようと
する際には、プリンタに目盛及びそのずれ量が表示され
たずれ量読み取りパターンを印刷させて、これをカッタ
ーで切断させる。そして、カスタマーエンジニア又はユ
ーザ等は、そのずれ量読み取りパターンの切断位置を読
み取るだけで、容易に入力すべきずれ量を知得すること
ができ、容易にプリンタの補正値を設定することができ
るようにしたものである。より詳しくを、以下に説明す
る。
態に係るプリンタPRNの紙送り切断機構について説明
する。図1は、本実施形態に係るプリンタPRNの紙送
り切断機構を断面方向から説明する概念図であり、図2
は、これを上面方向から説明する概念図である。
形態に係るプリンタPRNはロール紙を印刷用紙として
用いることの可能なプリンタであり、ロール部10にロ
ール状に巻かれた印刷用紙が装着されている。そして、
このロール部10から印刷用紙の一端側が引き出される
ことにより、紙経路に印刷用紙12が供給される。な
お、本実施形態においては、印刷用紙12が紙経路に送
り出される方向を排紙方向といい、これとは反対に、ロ
ール部10に戻る方向を給紙方向ということとする。ま
た、この排紙方向及び給紙方向に沿う方向を、ロール紙
の連続方向ということとする。
給紙方向への移動は、ゴムローラー20とゴムローラ2
2とが駆動回転することにより、行われる。すなわち、
これらのゴムローラ20、22は駆動モータ24に駆動
接続されており、この駆動モータ24が駆動するとこの
ゴムローラ20、22も駆動する。
は、このゴムローラ20とプラスチック支持部26とで
挟まされいる。また、ゴムローラ22の位置では、印刷
用紙12は、このゴムローラ22とギザローラ28とで
挟まれている。このため、ゴムローラ20、22が回転
すると、その摩擦により、印刷用紙12は排紙方向及び
給紙方向に移動する。本実施形態においては、印刷用紙
12を排紙方向に移動させる場合には、駆動モータ22
を時計方向に回転させ、印刷用紙12を給紙方向に移動
させる場合には、駆動モータ22を反時計方向に回転さ
せる。
出された印刷用紙12は、印刷ヘッド30の位置でイン
クを吐出する印刷が行われる。具体的には、印刷ヘッド
30はキャリッジ32に搭載されており、このキャリッ
ジ32がホームポジションからライトポジションに移動
することにより、また、ライトポジションからホームポ
ジションに移動することにより、印刷ヘッド30を用い
た印刷が行われる。印刷ヘッド30はこの移動の間、印
刷用紙12の印刷面(図1における上面)にインクを突
出して印刷を行う。
れた印刷用紙12は、ギザローラ28の位置に到達す
る。図1に示すように、本実施形態においては、ギザロ
ーラ28には、その周囲表面に、滑り止めのために歯車
状の溝が彫り込まれている。また、図2に示すように、
本実施形態においては、ギザローラ28はゴムローラ2
2に沿って4カ所設けられている。
送り出された印刷用紙12は、カッター50の位置に到
達する。カッター50は、印刷用紙12を切断するため
の刃部54と、この刃部54を支持する刃支持部52と
を備えている。このカッター50が印刷用紙12を切断
する際には、図1の点線で示す位置までカッター50が
下側に降下し、刃部54の先端が印刷用紙12の下側に
位置するようになる。この状態で、図2に示すように、
カッター50がホームポジションからライトポジション
まで移動することにより、刃部52により印刷用紙12
が切断される。つまり、印刷用紙12における連続方向
と交差する方向に、カッター50が移動することによ
り、切断動作が行われる。特に本実施形態においては、
カッター50は、連続方向と直交する方向に移動する。
給紙方向側には、カッター押さえ60、60が設けられ
ている。このカッター押さえ60、60は、通常の印刷
において印刷用紙12が排紙方向及び給紙方向に送られ
る際には、印刷用紙12の移動を妨げないように、印刷
用紙12を挟み込まない状態になっている。すなわち、
図1に示すように、印刷用紙12上側のカッター押さえ
60と、下側のカッター押さえ60とは、互いに離間さ
れた状態になっている。
からライトポジションに移動して印刷用紙12を切断す
る際には、上側のカッター押さえ60と下側のカッター
押さえ60との間が狭まり、印刷用紙12を挟み込んで
支持する状態になる。これにより、カッター50による
切断を、印刷用紙12がずれることなく円滑に行うこと
ができる。
印刷システムのプリンタPRNとホストコンピュータC
OMの構成を説明する。この図3は、本実施形態に係る
印刷システムが備えているプリンタPRNとホストコン
ピュータCOMのハードウェア構成を示すブロック図で
ある。
して、CPU100とRAM(Random Access Memory)
102と、ROM(Read Only Memory)104と、機械
制御部106と、EEPROM(Electrically Erasabl
e Programmable ROM)108と、インターフェース11
0とを備えており、これらは互いに内部バス120を介
して接続されている。
04に格納されている各種のプログラムを読み込んで、
これを実行する。また、実行に際して必要であれば、R
AM102やROM104やEEPROM108に格納
されているデータを読み出して、これを使用する。詳し
くは後述するが、本実施形態においては、EEPROM
108にカッター補正値が格納されており、CPU10
0や機械制御部106がカッター50を動作させる際に
は、このカッター補正値をEEPROM108から読み
出す。
動作させたり、停止させたりする必要があるときは、C
PU100は機械制御部106にその命令を送信する。
機械制御部106は、受信した命令に基づいて、必要な
機械部の制御を行う。例えば、カッター50を動作させ
て印刷用紙12を切断する命令を受信した機械制御部1
06は、そのために必要な制御信号を生成して、印刷用
紙12をカッター押さえ60、60で挟んだ状態で、カ
ッター50をホームポジションからライトポジションま
で移動させて、切断動作を実行させる。また、駆動モー
タ24を時計方向に600ステップ回転させる命令を受
信した機械制御部106は、そのために必要な制御信号
を生成して、駆動モータ24を時計方向に600ステッ
プ回転させる。
110を介して、ホストコンピュータCOMに接続され
ている。具体的には、プリンタPRNのインターフェー
ス110が、ホストコンピュータCOMのインターフェ
ース200に接続されている。プリンタPRNとホスト
コンピュータCOMとの間の接続は、USB等を用いた
ローカル接続であってもよいし、イーサネット(登録商
標)等を用いたネットワーク接続であってもよい。
ーフェース200と、CPU202と、RAM204
と、ROM206とを備えており、これらは相互に内部
バス210を介して接続されている。本実施形態におい
ては、ユーザは、通常、このホストコンピュータCOM
により印刷データを作成し、プリンタPRNにこの印刷
データを送信して、プリンタPRNで印刷する。
プリンタPRNが備える切断位置補正機構について説明
する。この図4は、本実施形態に係る切断位置補正機構
の概念を説明するための図である。
れた印刷用紙12は、印刷ヘッド30の位置で印刷が行
われ、カッター50の位置で切断が行われる。すなわ
ち、印刷位置と切断位置では、距離的な隔たりがある。
この距離的な隔たりを、本実施形態ではカッター・ヘッ
ドギャップと呼ぶこととする。このカッター・ヘッドギ
ャップは、本実施形態では6416/1440インチ
(約113.17mm)である。なお、本実施形態に係
るプリンタでは、印刷用紙12の移動を1/1440イ
ンチ(約0.018mm)単位で制御しているものとす
る。
は、EEPROM108にカッター補正値を記憶保持し
ている。このカッター補正値は、プリンタPRNが算出
した切断位置(つまり、設計上のカッター50の取り付
け位置)と、実際のカッター50の取り付け位置との誤
差を補正するための数値である。すなわち、プリンタP
RNが算出した切断位置に、カッター補正値を加算した
位置が、カッター50が切断動作をする位置になる。こ
の図4の例では、カッター補正値として、−10/14
40インチ(約−0.18mm)がEEPROM108
に格納されているものとする。
動の基準となるページトップの位置(垂直印刷位置)が
2000であったとする。そして、プリンタPRNの切
断しようとする位置が、ページトップから250/14
40インチ(約4.41mm)だけ排紙方向に進んだ位
置であるとする。この場合、プリンタは2000+25
0+6416−10=8656/1440インチの位置
に、印刷用紙12を移動した後、カッター50を動作さ
せればよいこととなる。
ニア又はユーザ等が、このずれ量を取得して、プリンタ
PRNにカッター補正値を設定入力する際の処理を説明
する。この図5は、カスタマーエンジニア又はユーザ等
が、ずれ量を知得して、プリンタPRNのカッター補正
値を設定入力する際のホストコンピュータCOM及びプ
リンタPRNの処理を説明するフローチャートである。
ジニア又はユーザ等は、ホストコンピュータCOMを操
作して、プリンタPRNにカッター調整コマンドを送信
する(ステップS10)。具体的には、カスタマーエン
ジニア又はユーザ等は、ホストコンピュータCOMを操
作して、ずれ量読み取りパターンを印刷させるためのカ
ッター調整コマンドを、プリンタPRNに送信するよう
に、ホストコンピュータCOMに指示をする。この指示
を受けたホストコンピュータCOMは、インターフェー
ス200を介して、プリンタPRNのインターフェース
110に、カッター調整コマンドを送信する。
ンタPRNは、ずれ量読み取りパターンを印刷用紙12
に印刷する(ステップS11)。図6は、本実施形態に
係るプリンタPRNが印刷するずれ量読み取りパターン
の一例を示す図である。この図6に示すように、本実施
形態に係るずれ量読み取りパターンは、ゼロ点となる基
準線300と、正側の補正用目盛310と、負側の補正
用目盛320とが、印刷される。また、補正用目盛31
0、320には、入力すべきずれ量がミリ単位の数値で
印刷される。
RNは、ゼロ点となる基準線300を基準にして、カッ
ター・ヘッドギャップに、その時点でEEPROM10
8に格納されているカッター補正値を加えた距離だけ、
印刷用紙12を排紙方向に移動する(ステップS1
2)。次に、プリンタPRNは、カッター50により切
断を行う(ステップS13)。具体的には、カッター5
0をホームポジションからライトポジションに移動させ
て、印刷用紙12の切断を行い、再びカッター50をラ
イトポジションからホームポジションに戻す動作を行
う。この切断動作によれば、適正なカッター補正値がE
EPROM108に保持されていれば、その切断位置
は、ゼロ点となる基準線300の位置になるはずであ
る。
排出動作を行う(ステップS14)。具体的には、印刷
用紙12を所定量だけ排紙方向にさらに移動した後、カ
ッター50により印刷用紙12の切断を行う。
は、この印刷されたずれ量読み取りパターンを観察し、
カッター50の切断された位置を特定し、ずれ量を把握
する。例えば、図6において、印刷用紙12が一点鎖線
の位置で切断されていた場合には、カスタマーエンジニ
ア又はユーザ等は、そのずれ量が+2mmであると知る
ことができる。
カスタマーエンジニア又はユーザ等に、ずれ量を入力さ
せる(ステップS15)。すなわち、カスタマーエンジ
ニア又はユーザ等は、ホストコンピュータCOMを操作
して、ホストコンピュータCOMにずれ量を入力する。
この例では、+2mmをずれ量として入力する。ずれ量
が入力されたホストコンピュータCOMは、このずれ量
を、補正値変更コマンドとともに、プリンタPRNに送
信する(ステップS16)。
したプリンタPRNは、現時点のカッター補正値にこの
ずれ量を加えた値を、新たなカッター補正値にして、こ
れをEEPROM108に格納する(ステップS1
7)。図6の例では、+2mmの位置をカッター50が
切断したということは、あと2mmだけ排紙方向に印刷
用紙12を移動させれば、ゼロ点となる基準線300の
位置で切断が行われることを意味している。したがっ
て、既存のカッター補正値に、入力されたずれ量を加算
すれば、適正なカッター補正値が算出できるのである。
RNは、ミリ単位で受信したずれ量をインチ単位に換算
する。例えば、+2mmのずれ量を、113/1440
インチに変換する。そして、それまでのカッター補正値
である10/1440インチに、ずれ量である113/
1440インチを加算して、新たなカッター補正値とし
て123/1440インチを算出する。そして、この新
たなカッター補正値123/1440インチを、EEP
ROM108に格納する。なお、ミリ単位からインチ単
位への換算は、ホストコンピュータCOM側で行った上
で、プリンタPRNに送信するようにしてもよい。以上
により、本実施形態に係る印刷システムにおけるカッタ
ー調整処理が終了する。
テムによれば、カスタマーエンジニア又はユーザ等が、
プリンタPRNのカッター補正値を適正な値に設定しよ
うとする際には、プリンタPRNにずれ量読み取りパタ
ーンを印刷させて、これをカッター50を用いて切断さ
せる。そして、カッター50が切断した位置をずれ量読
み取りパターンから読み取って、この読み取った値をそ
のまま、ずれ量として、ホストコンピュータCOMに入
力すれば足りる。すなわち、図6に示すずれ量読み取り
パターンの切断された位置を読み取るだけで、ホストコ
ンピュータCOMに入力すべきずれ量を知得することが
できる。このため、カスタマーエンジニア又はユーザ等
がカッター補正値を設定する際に要する労力を、大幅に
軽減することができる。
種々に変形可能である。例えば、上述した実施形態にお
いては、ずれ量読み取りパターンの印刷実行命令である
カッター調整コマンドを、ホストコンピュータCOMか
ら入力することとしたが、プリンタPRNのコントロー
ルパネル等を操作して、直接、プリンタPRNに入力す
るようにしてもよい。また同様に、上述した実施形態に
おいては、ずれ量をホストコンピュータCOMから入力
することとしたが、プリンタPRNのコントロールパネ
ル等から直接入力するようにしてもよい。
タマーエンジニア又はユーザ等が入力すべきずれ量を、
入力ずれ量情報として、補正用目盛310、320とそ
の数値の双方を印刷したが、いずれか一方のみを印刷す
るようにしてもよい。すなわち、入力ずれ量情報は、補
正用目盛310、320で構成してもよいし、補正用の
数値で構成してもよい。
的に形成されている印刷媒体として、ロール紙を例に説
明したが、印刷媒体はロール紙に限るものではなく、例
えばOHP透明シートなどが連続的に形成されている印
刷媒体に対しても、本発明を適用することができる。さ
らに、上述した実施形態においては、プリンタの一例と
して、インクジェットプリンタを説明したが、連続的に
形成されている印刷媒体に印刷を行うプリンタであれ
ば、本発明を適用することができる。
手段として、カッター50を例示したが、印刷用紙12
を切断する機能を有するものであれば、その切断手法や
切断器具はこれに限定されるものではない。
理については、これら各処理を実行するためのプログラ
ムをフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Di
sc-Read Only Memory)、ROM、メモリカード等の記
録媒体に記録して、記録媒体の形で頒布することが可能
である。この場合、このプログラムが記録された記録媒
体をプリンタPRNやホストコンピュータCOMに読み
込ませ、実行させることにより、上述した実施形態を実
現することができる。
タCOMは、オペレーティングシステムや別のアプリケ
ーションプログラム等の他のプログラムを備える場合が
ある。この場合、プリンタPRNやホストコンピュータ
COMの備える他のプログラムを活用し、記録媒体には
そのプログラムの中から、本実施形態と同等の処理を実
現するプログラムを呼び出すような命令を記録するよう
にしてもよい。
体の形ではなく、ネットワークを通じて搬送波として頒
布することも可能である。ネットワーク上を搬送波の形
で伝送されたプログラムは、プリンタPRNやホストコ
ンピュータCOMに取り込まれて、このプログラムを実
行することにより上述した実施形態を実現することがで
きる。
や、ネットワーク上を搬送波として伝送される際に、プ
ログラムの暗号化や圧縮化がなされている場合がある。
この場合には、これら記録媒体や搬送波からプログラム
を読み込んだプリンタPRNやホストコンピュータCO
Mは、そのプログラムの復号化や伸張化を行った上で、
実行する必要がある。
ンタよれば、カスタマーエンジニア又はユーザ等が、切
断手段が設けられている位置と、その設計上の位置との
誤差を補正するための補正値を設定する際の労力を、大
幅に軽減することができる。
送り切断機構を説明するための横断面方向からの概念
図。
送り切断機構を説明するための上面方向からの概念図。
タとホストコンピュータの構成を説明するためのブロッ
ク図。
値に基づく切断位置の補正の概要を説明する概念図。
ター補正値を設定する際に、ホストコンピュータとプリ
ンタの間で行われる処理を説明するフローチャートを示
す図。
読み取りパターンの一例を示す図。
Claims (9)
- 【請求項1】連続的に形成されている印刷媒体に印刷を
行う、印刷手段と、 前記印刷手段による印刷にともなって、印刷媒体を、こ
の印刷媒体が連続的に形成されている連続方向に移動さ
せる、印刷媒体移動手段と、 前記印刷媒体移動手段で移動した印刷媒体を、前記連続
方向と交差する方向に切断する、切断手段と、 前記切断手段が実際に取り付けられている位置と、設計
上の取り付け位置との誤差を、補正値として保持する、
補正値保持手段と、 前記切断手段が印刷媒体を切断する際に、前記印刷媒体
移動手段により、前記補正値に基づく補正をした位置に
印刷媒体を移動させた後、前記切断手段に印刷媒体の切
断を指示する、切断制御手段と、 前記補正値を設定する際に、入力すべきずれ量を特定す
るための情報である入力ずれ量情報を印刷するととも
に、前記補正値保持手段に保持されている補正値に基づ
く補正をした上で、前記入力ずれ量情報のゼロ点となる
基準線で切断を行うように前記切断手段に指示する、入
力ずれ量情報印刷切断手段と、 を備えることを特徴とするプリンタ。 - 【請求項2】前記入力ずれ量情報は、入力すべきずれ量
が数値で印刷された数値情報により構成されている、こ
とを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。 - 【請求項3】前記入力ずれ量情報は、入力すべきずれ量
を目盛で表現した目盛情報により構成されている、こと
を特徴とする請求項2に記載のプリンタ。 - 【請求項4】前記入力ずれ量情報印刷切断手段は、その
実行命令を外部から入力された場合に、前記入力ずれ量
情報の印刷及び前記切断を行う、ことを特徴とする請求
項1乃至請求項3のいずれかに記載のプリンタ。 - 【請求項5】前記入力ずれ量情報印刷切断手段の実行命
令は、当該プリンタに接続されたコンピュータから入力
される、ことを特徴とする請求項4に記載のプリンタ。 - 【請求項6】前記入力ずれ量情報印刷切断手段で印刷さ
れた前記入力ずれ量情報とその切断位置とに基づいて知
得した、ずれ量を入力させる、ずれ量入力手段と、 前記ずれ量入力手段で入力された前記ずれ量を、既存の
前記補正値に加算して、新たな補正値として前記補正値
保持手段に保持させる、補正値更新手段と、 をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5
のいずれかに記載のプリンタ。 - 【請求項7】前記印刷媒体は、印刷用紙がロール状に巻
かれて構成されているロール紙である、ことを特徴とす
る請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のプリンタ。 - 【請求項8】連続的に形成されている印刷媒体に印刷を
行う、印刷手段と、 前記印刷手段による印刷にともなって、印刷媒体を、こ
の印刷媒体が連続的に形成されている連続方向に移動さ
せる、印刷媒体移動手段と、 前記印刷媒体移動手段で移動した印刷媒体を、前記連続
方向と交差する方向に切断する、切断手段と、 前記切断手段が実際に取り付けられている位置と、設計
上の取り付け位置との誤差を、補正値として保持する、
補正値保持手段と、 前記切断手段が印刷媒体を切断する際に、前記印刷媒体
移動手段により、前記補正値に基づく補正をした位置に
印刷媒体を移動させた後、前記切断手段に印刷媒体の切
断を指示する、切断制御手段と、 を備えるプリンタの制御方法であって、 前記補正値を設定する際に、入力すべきずれ量を特定す
るための情報である入力ずれ量情報を印刷する、入力ず
れ量情報印刷工程と、 前記補正値保持手段に保持されている補正値を用いた補
正をした上で、前記入力ずれ量情報のゼロ点となる基準
線で切断を行うように前記切断手段に指示して、印刷媒
体の切断を行う、切断工程と、 を備えることを特徴とするプリンタの制御方法。 - 【請求項9】印刷された前記入力ずれ量情報とその切断
位置とに基づいて知得した、ずれ量を入力させる、ずれ
量入力工程と、 前記ずれ量入力手段で入力された前記ずれ量を、既存の
前記補正値に加算して、新たな補正値として前記補正値
保持手段に保持させる、補正値更新工程と、をさらに備
えることを特徴とする請求項8に記載のプリンタの制御
方法。
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