JP2003069658A - 通信用半導体集積回路および無線通信システム - Google Patents
通信用半導体集積回路および無線通信システムInfo
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- JP2003069658A JP2003069658A JP2001257943A JP2001257943A JP2003069658A JP 2003069658 A JP2003069658 A JP 2003069658A JP 2001257943 A JP2001257943 A JP 2001257943A JP 2001257943 A JP2001257943 A JP 2001257943A JP 2003069658 A JP2003069658 A JP 2003069658A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/18—Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
- H04L27/22—Demodulator circuits; Receiver circuits
- H04L27/227—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation
- H04L27/2271—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/0014—Carrier regulation
- H04L2027/0024—Carrier regulation at the receiver end
- H04L2027/0026—Correction of carrier offset
- H04L2027/003—Correction of carrier offset at baseband only
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/0014—Carrier regulation
- H04L2027/0083—Signalling arrangements
- H04L2027/0089—In-band signals
- H04L2027/0093—Intermittant signals
- H04L2027/0095—Intermittant signals in a preamble or similar structure
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Manipulation Of Pulses (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 FM変調方式の無線通信システム用の復調用
半導体集積回路において、精度の高い受信データの判定
を行なえる回路を実現する。 【解決手段】AD変換回路と復調回路と復調データから
所定パターンを認識し周波数オフセットを検出しデータ
判定レベルを生成するオフセットキャンセル回路120
と、生成された判定レベルに基づいて復調されたデータ
の判定を行なうデータ判定回路とを備えた通信用半導体
集積回路において、オフセットキャンセル回路をデジタ
ル回路で構成し、このオフセットキャンセル回路を、所
定のパターンを検出する回路21と、受信データの中心
レベルの検出回路22と、所定パターンの検出信号と検
出された中心レベルとからデータ判定回路で用いられる
判定レベル生成回路23とにより構成するようにした。
半導体集積回路において、精度の高い受信データの判定
を行なえる回路を実現する。 【解決手段】AD変換回路と復調回路と復調データから
所定パターンを認識し周波数オフセットを検出しデータ
判定レベルを生成するオフセットキャンセル回路120
と、生成された判定レベルに基づいて復調されたデータ
の判定を行なうデータ判定回路とを備えた通信用半導体
集積回路において、オフセットキャンセル回路をデジタ
ル回路で構成し、このオフセットキャンセル回路を、所
定のパターンを検出する回路21と、受信データの中心
レベルの検出回路22と、所定パターンの検出信号と検
出された中心レベルとからデータ判定回路で用いられる
判定レベル生成回路23とにより構成するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
の受信系回路における周波数オフセットの補正技術に関
し、例えば周波数ホッピング方式を採用した無線通信シ
ステムの受信系回路に設けられる周波数オフセットキャ
ンセル回路に利用して有効な技術に関する。
の受信系回路における周波数オフセットの補正技術に関
し、例えば周波数ホッピング方式を採用した無線通信シ
ステムの受信系回路に設けられる周波数オフセットキャ
ンセル回路に利用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】FM変調方式の無線通信によるデータ送
信では、送信データにより搬送波(キャリア周波数信
号)を周波数変調することで搬送波に信号成分を重畳し
てデータの送信を行っており、送信側は搬送波の生成と
信号成分の重畳を行なって送信し、受信側では受信信号
から搬送波成分を除去し信号成分の抽出を行なう。ま
た、受信側では、受信信号の周波数が搬送波の周波数よ
り高いか、低いかで“0”,“1”(周波数の高低と
“0”,“1”の対応は任意)のデータを復調する。上
記搬送波の生成及び除去は、一般に送信側、受信側それ
ぞれに設けられているVCO(電圧制御発振回路)の発
振信号を用いて行なわれる。
信では、送信データにより搬送波(キャリア周波数信
号)を周波数変調することで搬送波に信号成分を重畳し
てデータの送信を行っており、送信側は搬送波の生成と
信号成分の重畳を行なって送信し、受信側では受信信号
から搬送波成分を除去し信号成分の抽出を行なう。ま
た、受信側では、受信信号の周波数が搬送波の周波数よ
り高いか、低いかで“0”,“1”(周波数の高低と
“0”,“1”の対応は任意)のデータを復調する。上
記搬送波の生成及び除去は、一般に送信側、受信側それ
ぞれに設けられているVCO(電圧制御発振回路)の発
振信号を用いて行なわれる。
【0003】ところが、送信側と受信側のVCOはそれ
ぞればらつきを有しており、受信信号には周波数オフセ
ットが生じる。さらに、無線通信の仕様によっては、送
信側、受信側それぞれのVCOの発振周波数にある範囲
のオフセットが許されている場合がある。例えば、パソ
コンやプリンタなどの周辺装置間での無線通信によるデ
ータ送信に関する規定を定めているブルートゥース規格
では、初期オフセットして送信系が75kHz、受信系
は50kHzのオフセットが許容され、受信側では合計
125kHzのオフセットが許容されている。
ぞればらつきを有しており、受信信号には周波数オフセ
ットが生じる。さらに、無線通信の仕様によっては、送
信側、受信側それぞれのVCOの発振周波数にある範囲
のオフセットが許されている場合がある。例えば、パソ
コンやプリンタなどの周辺装置間での無線通信によるデ
ータ送信に関する規定を定めているブルートゥース規格
では、初期オフセットして送信系が75kHz、受信系
は50kHzのオフセットが許容され、受信側では合計
125kHzのオフセットが許容されている。
【0004】このような場合には、受信側でそのオフセ
ット成分を補正しないと“0”,“1”の判定しきい値
となる周波数値が決まらず受信データを正しく復調する
ことができない。図15には、オフセットが含まれてい
る信号波形の例が示されている。図15は、縦軸が周波
数変調方向、横軸が時間軸である。オフセットが含まれ
ていない場合は、周波数変調レベル“0”を基準にそれ
よりも変調レベルが高いか低いかでデータの“0”
“1”を判定することが可能であるが、図15の信号波
形では、オフセット成分の影響により受信信号全体の変
調レベルが+の方向にずれている。従って、図15のよ
うな波形に対しては、3.0のレベルに“0”“1”の
判定レベル(スレッショールド)を設定することで判定
を行なうのが望ましい。
ット成分を補正しないと“0”,“1”の判定しきい値
となる周波数値が決まらず受信データを正しく復調する
ことができない。図15には、オフセットが含まれてい
る信号波形の例が示されている。図15は、縦軸が周波
数変調方向、横軸が時間軸である。オフセットが含まれ
ていない場合は、周波数変調レベル“0”を基準にそれ
よりも変調レベルが高いか低いかでデータの“0”
“1”を判定することが可能であるが、図15の信号波
形では、オフセット成分の影響により受信信号全体の変
調レベルが+の方向にずれている。従って、図15のよ
うな波形に対しては、3.0のレベルに“0”“1”の
判定レベル(スレッショールド)を設定することで判定
を行なうのが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、無線通信の送受
信信号を変復調する信号処理用LSIは、一般にアナロ
グ回路を用いて構成されていた。しかし、アナログ回路
は、回路を構成する素子のばらつきにより回路特性がば
らつき、精度が低下するため、近年においては、回路の
デジタル化が進められている。そのため、上述のオフセ
ット除去もデジタル回路で実現するのが望ましい。特
に、ブルートゥースのようなスペクトラム拡散方式の無
線通信では、同一周波数帯、隣接周波数帯からの干渉波
の影響もあるので、干渉波の存在する中で高速にオフセ
ットの除去を行なえるデジタル回路を開発する必要があ
る。
信信号を変復調する信号処理用LSIは、一般にアナロ
グ回路を用いて構成されていた。しかし、アナログ回路
は、回路を構成する素子のばらつきにより回路特性がば
らつき、精度が低下するため、近年においては、回路の
デジタル化が進められている。そのため、上述のオフセ
ット除去もデジタル回路で実現するのが望ましい。特
に、ブルートゥースのようなスペクトラム拡散方式の無
線通信では、同一周波数帯、隣接周波数帯からの干渉波
の影響もあるので、干渉波の存在する中で高速にオフセ
ットの除去を行なえるデジタル回路を開発する必要があ
る。
【0006】さらに、ブルートゥース規格では、周波数
ホッピングによるスペクトラム拡散方式を採用してお
り、一定時間毎に伝送周波数帯が変化するため、伝送を
効率的に行なうためにもオフセットの除去を高速に行な
う必要がある。ちなみに、ブルートゥース規格では、
2.4GHz〜2.48GHzの周波数帯において、1
MHzごとの周波数ホッピングを行なって、隣接周波数
帯の信号同士の混信を防止するようにしている。
ホッピングによるスペクトラム拡散方式を採用してお
り、一定時間毎に伝送周波数帯が変化するため、伝送を
効率的に行なうためにもオフセットの除去を高速に行な
う必要がある。ちなみに、ブルートゥース規格では、
2.4GHz〜2.48GHzの周波数帯において、1
MHzごとの周波数ホッピングを行なって、隣接周波数
帯の信号同士の混信を防止するようにしている。
【0007】ところで、ブルートゥース規格では、伝送
パケットのフォーマットに関して、データ部の前に01
01(もしくは1010)からなる4ビットのプリアン
ブルパターンと呼ばれる0/1交番パターンを挿入する
ことが規定されている。従って、このプリアンブルパタ
ーンを検出しさらにその中心レベルを検出してそれをス
レッショールドとすることにより周波数のオフセットを
キャンセルし、その後のデータの“0”“1”の判定を
正確に行なうことができる。
パケットのフォーマットに関して、データ部の前に01
01(もしくは1010)からなる4ビットのプリアン
ブルパターンと呼ばれる0/1交番パターンを挿入する
ことが規定されている。従って、このプリアンブルパタ
ーンを検出しさらにその中心レベルを検出してそれをス
レッショールドとすることにより周波数のオフセットを
キャンセルし、その後のデータの“0”“1”の判定を
正確に行なうことができる。
【0008】しかし、本発明者らがこの判定方式を検討
したところ、妨害波が存在すると受信信号波形の例を示
す図6のように、符号Aのプリアンブルパターン以外の
“0”または“1”のデータが連続する符号Bのような
部分に、プリアンブルパターンに類似したパターンが含
まれることがある。そして、オフセットキャンセル回路
がこのようなパターンをプリアンブルパターンと認識し
てしまうと、正しいオフセットキャンセルが行なえず、
その後のデータの“0”“1”の判定が誤ってしまうこ
とが分かった。
したところ、妨害波が存在すると受信信号波形の例を示
す図6のように、符号Aのプリアンブルパターン以外の
“0”または“1”のデータが連続する符号Bのような
部分に、プリアンブルパターンに類似したパターンが含
まれることがある。そして、オフセットキャンセル回路
がこのようなパターンをプリアンブルパターンと認識し
てしまうと、正しいオフセットキャンセルが行なえず、
その後のデータの“0”“1”の判定が誤ってしまうこ
とが分かった。
【0009】この発明の目的は、上記のような課題を解
決するためになされたもので、FM変調方式の無線通信
システムに使用する復調用半導体集積回路において、周
波数のオフセットをキャンセルする回路をデジタル回路
で構成し、これによって精度の高い受信データの判定を
行なえる通信用半導体集積回路を提供することにある。
この発明の他の目的は、誤った周波数のオフセットキャ
ンセルを防止し、これによって精度の高い受信データの
判定を行なえる通信用半導体集積回路を提供することに
ある。この発明のさらに他の目的は、特に周波数ホッピ
ング方式の無線通信システムを構成するのに好適な復調
用半導体集積回路を提供することにある。この発明の前
記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
決するためになされたもので、FM変調方式の無線通信
システムに使用する復調用半導体集積回路において、周
波数のオフセットをキャンセルする回路をデジタル回路
で構成し、これによって精度の高い受信データの判定を
行なえる通信用半導体集積回路を提供することにある。
この発明の他の目的は、誤った周波数のオフセットキャ
ンセルを防止し、これによって精度の高い受信データの
判定を行なえる通信用半導体集積回路を提供することに
ある。この発明のさらに他の目的は、特に周波数ホッピ
ング方式の無線通信システムを構成するのに好適な復調
用半導体集積回路を提供することにある。この発明の前
記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。すなわち、周波数変調方式で変調されたデ
ータを復調する復調回路と、復調されたデータから所定
のパターンを認識して周波数オフセットを検出してデー
タの判定レベルを生成するオフセットキャンセル回路
と、該オフセットキャンセル回路により生成された判定
レベルに基づいて上記復調回路により復調されたデータ
の“1”“0”の判定を行なうデータ判定回路とを備
え、データの先頭に所定のパターンを付加して送信する
ように規定された通信方式に従った通信システムに使用
される通信用半導体集積回路であって、上記オフセット
キャンセル回路をデジタル回路で構成し、例えばこのオ
フセットキャンセル回路を、上記所定のパターンを検出
する回路と、上記受信データの中心レベルを検出する回
路と、上記所定のパターンの検出信号と検出された中心
レベルとから上記データ判定回路で用いられる判定レベ
ルを生成する回路とにより構成されたものである。
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。すなわち、周波数変調方式で変調されたデ
ータを復調する復調回路と、復調されたデータから所定
のパターンを認識して周波数オフセットを検出してデー
タの判定レベルを生成するオフセットキャンセル回路
と、該オフセットキャンセル回路により生成された判定
レベルに基づいて上記復調回路により復調されたデータ
の“1”“0”の判定を行なうデータ判定回路とを備
え、データの先頭に所定のパターンを付加して送信する
ように規定された通信方式に従った通信システムに使用
される通信用半導体集積回路であって、上記オフセット
キャンセル回路をデジタル回路で構成し、例えばこのオ
フセットキャンセル回路を、上記所定のパターンを検出
する回路と、上記受信データの中心レベルを検出する回
路と、上記所定のパターンの検出信号と検出された中心
レベルとから上記データ判定回路で用いられる判定レベ
ルを生成する回路とにより構成されたものである。
【0011】上記した手段によれば、周波数のオフセッ
トをキャンセルする回路がデジタル回路で構成されるた
め、アナログ回路で構成した場合に生じる素子ばらつき
による回路特性のばらつきをなくし、精度の高い受信デ
ータの判定を行なうことができる。
トをキャンセルする回路がデジタル回路で構成されるた
め、アナログ回路で構成した場合に生じる素子ばらつき
による回路特性のばらつきをなくし、精度の高い受信デ
ータの判定を行なうことができる。
【0012】また、上記所定のパターンが“0”“1”
もしくは“1”“0”の交番パターンである場合に、上
記所定のパターンを検出する回路を、受信データの平均
レベルを検出するレベル平均化回路と、検出された平均
レベルと受信データとの交点の間隔を検出する交点間隔
検出回路とを備え、許容範囲内の交点間隔が所定数連続
したときに上記所定パターン検出信号を出力するように
構成する。これにより、受信データに含まれる疑似パタ
ーンによる誤った判定レベルの生成すなわち誤った周波
数のオフセットキャンセルを防止することができ、その
結果精度の高い受信データの判定を行なうことができ
る。
もしくは“1”“0”の交番パターンである場合に、上
記所定のパターンを検出する回路を、受信データの平均
レベルを検出するレベル平均化回路と、検出された平均
レベルと受信データとの交点の間隔を検出する交点間隔
検出回路とを備え、許容範囲内の交点間隔が所定数連続
したときに上記所定パターン検出信号を出力するように
構成する。これにより、受信データに含まれる疑似パタ
ーンによる誤った判定レベルの生成すなわち誤った周波
数のオフセットキャンセルを防止することができ、その
結果精度の高い受信データの判定を行なうことができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。図1には、本発明に係る通信用
半導体集積回路を利用して好適な無線通信システムの構
成例が示されている。図1において、ATは信号電波の
送受信用アンテナ、SWは送受信切替え用のスイッチ、
110はアンテナATより受信された信号を中間周波数
にダウンコンバートしてから復調、増幅しベースバンド
信号に変換する受信系回路、130は送信データを変調
してアンテナATより送信する送信系回路、300は送
信データの生成や受信データの処理を行なうベースバン
ド部である。
面に基づいて説明する。図1には、本発明に係る通信用
半導体集積回路を利用して好適な無線通信システムの構
成例が示されている。図1において、ATは信号電波の
送受信用アンテナ、SWは送受信切替え用のスイッチ、
110はアンテナATより受信された信号を中間周波数
にダウンコンバートしてから復調、増幅しベースバンド
信号に変換する受信系回路、130は送信データを変調
してアンテナATより送信する送信系回路、300は送
信データの生成や受信データの処理を行なうベースバン
ド部である。
【0014】受信系回路110は、アンテナATより受
信された信号を増幅する低雑音増幅回路(LNA)11
1と、LNAにより増幅された受信信号と送信側のVC
O(134)からの搬送波と同一周波数発振信号とを合
成することで中間周波数の信号にダウンコンバートする
ミクサ(MIX)113と、隣接チャネルからの漏洩信
号を除去して当該チャネルの信号成分を抽出するバンド
パスフィルタ114と、受信信号を所定の振幅まで増幅
する利得可変なプログラマブル・ゲイン・アンプ(AG
C)115と、アナログ受信信号をデジタル信号に変換
するAD変換回路116と、デジタルフィルタ117
と、受信データを復調する復調回路118と、復調され
た信号から“0”“1”データの判定を行なう判定回路
119とを備えており、判定回路119で判別されたデ
ータはベースバンド部300に渡される。また、受信系
回路110には、周波数オフセットを除去するオフセッ
トキャンセル回路120と、受信信号の振幅と目標振幅
との差を検出する誤差検出回路121と、検出された誤
差に応じてアンプ(AGC)115のゲイン制御信号を
生成して所定の出力振幅が得られるように制御するDA
変換回路122なども設けられている。判定回路119
は、オフセットキャンセル回路120により検出された
オフセット値に基づいて受信データの判定を行なう。
信された信号を増幅する低雑音増幅回路(LNA)11
1と、LNAにより増幅された受信信号と送信側のVC
O(134)からの搬送波と同一周波数発振信号とを合
成することで中間周波数の信号にダウンコンバートする
ミクサ(MIX)113と、隣接チャネルからの漏洩信
号を除去して当該チャネルの信号成分を抽出するバンド
パスフィルタ114と、受信信号を所定の振幅まで増幅
する利得可変なプログラマブル・ゲイン・アンプ(AG
C)115と、アナログ受信信号をデジタル信号に変換
するAD変換回路116と、デジタルフィルタ117
と、受信データを復調する復調回路118と、復調され
た信号から“0”“1”データの判定を行なう判定回路
119とを備えており、判定回路119で判別されたデ
ータはベースバンド部300に渡される。また、受信系
回路110には、周波数オフセットを除去するオフセッ
トキャンセル回路120と、受信信号の振幅と目標振幅
との差を検出する誤差検出回路121と、検出された誤
差に応じてアンプ(AGC)115のゲイン制御信号を
生成して所定の出力振幅が得られるように制御するDA
変換回路122なども設けられている。判定回路119
は、オフセットキャンセル回路120により検出された
オフセット値に基づいて受信データの判定を行なう。
【0015】送信系回路130は、ベースバンド部30
0からの入力矩形波信号(いわゆるベースバンド信号)
をサンプリングして変調のためのコードを生成するガウ
スフィルタ131と、該フィルタの出力をDA変換して
階段波形の信号を生成するDA変換回路132と、生成
された階段波形の信号を滑らかな波形にするローパスフ
ィルタ133と、ローパスフィルタ133の出力電圧に
より電圧制御発振回路(VCO)の発振周波数が制御さ
れることで変調を行なう変調回路としての周波数変換回
路134と、周波数変換された信号を受けてアンテナA
Tを駆動して信号電波の送信を行なうパワーアンプ13
5などから構成される。さらに、この実施例の送信系回
路130には、上記VCO(134)の出力を分周する
カウンタ136と、該カウンタ136の出力の位相と例
えば13MHzのような基準クロックCLKの位相とを
比較して位相差に応じた電圧を発生して上記VCO(1
34)の発振周波数を制御する位相比較回路137とが
設けられており、VCO(134)とカウンタ136と
位相比較回路137とでPLL(フェーズ・ルックド・
ループ)回路が構成され、キャリア周波数信号(搬送
波)を発生する。そして、送信データを反映しているロ
ーパスフィルタ133の出力電圧によりVCO(13
4)の発振周波数を変化させることでキャリア周波数信
号を変調させるように構成されている。
0からの入力矩形波信号(いわゆるベースバンド信号)
をサンプリングして変調のためのコードを生成するガウ
スフィルタ131と、該フィルタの出力をDA変換して
階段波形の信号を生成するDA変換回路132と、生成
された階段波形の信号を滑らかな波形にするローパスフ
ィルタ133と、ローパスフィルタ133の出力電圧に
より電圧制御発振回路(VCO)の発振周波数が制御さ
れることで変調を行なう変調回路としての周波数変換回
路134と、周波数変換された信号を受けてアンテナA
Tを駆動して信号電波の送信を行なうパワーアンプ13
5などから構成される。さらに、この実施例の送信系回
路130には、上記VCO(134)の出力を分周する
カウンタ136と、該カウンタ136の出力の位相と例
えば13MHzのような基準クロックCLKの位相とを
比較して位相差に応じた電圧を発生して上記VCO(1
34)の発振周波数を制御する位相比較回路137とが
設けられており、VCO(134)とカウンタ136と
位相比較回路137とでPLL(フェーズ・ルックド・
ループ)回路が構成され、キャリア周波数信号(搬送
波)を発生する。そして、送信データを反映しているロ
ーパスフィルタ133の出力電圧によりVCO(13
4)の発振周波数を変化させることでキャリア周波数信
号を変調させるように構成されている。
【0016】また、この実施例の無線通信システムで
は、上記カウンタ136に付随して設けられているレジ
スタに設定されているカウンタ136が計数すべきカウ
ント値をベースバンド部300からの設定で変更するこ
とにより、キャリア周波数を例えば1MHzのような単
位でずらして、いわゆる周波数ホッピングによるスペク
トラム拡散方式のデータ送信を行なうことができるよう
に構成されている。
は、上記カウンタ136に付随して設けられているレジ
スタに設定されているカウンタ136が計数すべきカウ
ント値をベースバンド部300からの設定で変更するこ
とにより、キャリア周波数を例えば1MHzのような単
位でずらして、いわゆる周波数ホッピングによるスペク
トラム拡散方式のデータ送信を行なうことができるよう
に構成されている。
【0017】図2には、上記受信系回路110を構成す
るオフセットキャンセル回路120の一実施例を示す。
この実施例のオフセットキャンセル回路120は、プリ
アンブルパターンを検出するプリアンブルパターン検出
回路21と、オフセットの初期値を算出する交点平均化
回路22と、該交点平均化回路22と上記プリアンブル
パターン検出回路21からの信号に基づいて受信データ
の“0”“1”判定のためのレベル(スレッショールド
値)DTLを生成する判定レベル演算回路23などから
構成されている。
るオフセットキャンセル回路120の一実施例を示す。
この実施例のオフセットキャンセル回路120は、プリ
アンブルパターンを検出するプリアンブルパターン検出
回路21と、オフセットの初期値を算出する交点平均化
回路22と、該交点平均化回路22と上記プリアンブル
パターン検出回路21からの信号に基づいて受信データ
の“0”“1”判定のためのレベル(スレッショールド
値)DTLを生成する判定レベル演算回路23などから
構成されている。
【0018】上記プリアンブルパターン検出回路21
は、復調回路118で復調された受信データRXDから
“0”“1”の交番パターンを検出するパターン認識回
路21Aと、交番パターンの周波数変調レベルを検出す
るレベル検出回路21Bと、パターン認識回路21Aの
出力とレベル検出回路21Bの出力の論理積をとってプ
リアンブルパターン検出信号DDDを出力する論理積回
路21Cとから構成されている。
は、復調回路118で復調された受信データRXDから
“0”“1”の交番パターンを検出するパターン認識回
路21Aと、交番パターンの周波数変調レベルを検出す
るレベル検出回路21Bと、パターン認識回路21Aの
出力とレベル検出回路21Bの出力の論理積をとってプ
リアンブルパターン検出信号DDDを出力する論理積回
路21Cとから構成されている。
【0019】交点平均化回路22は、後述のように受信
データRXDとこれを1シンボル期間遅延させたデータ
との交点を検出するとともにそれらの交点の平均値を算
出し、交点検出信号EEEと交点平均値FFFを生成し
て判定レベル演算回路23へ出力する。プリアンブルパ
ターンの中心レベルは最大ピークレベルと最小ピークレ
ベルの平均値として求めることもできるが、本発明者ら
は、この平均値は受信データRXDとこれを1シンボル
期間遅延させたデータとの交点のレベルとほぼ一致して
いることに着目して、この実施例では、受信データRX
Dとこれを1シンボル期間遅延させたデータとの交点の
レベルを検出し、これを判定レベルとすることとした。
データRXDとこれを1シンボル期間遅延させたデータ
との交点を検出するとともにそれらの交点の平均値を算
出し、交点検出信号EEEと交点平均値FFFを生成し
て判定レベル演算回路23へ出力する。プリアンブルパ
ターンの中心レベルは最大ピークレベルと最小ピークレ
ベルの平均値として求めることもできるが、本発明者ら
は、この平均値は受信データRXDとこれを1シンボル
期間遅延させたデータとの交点のレベルとほぼ一致して
いることに着目して、この実施例では、受信データRX
Dとこれを1シンボル期間遅延させたデータとの交点の
レベルを検出し、これを判定レベルとすることとした。
【0020】図3には、上記プリアンブルパターン検出
回路21を構成する上記パターン認識回路21Aのより
詳細な構成を示す。この実施例のパターン認識回路21
Aは、復調された受信データRXDを1シンボル期間遅
延させる遅延回路21A1と、該遅延回路21A1によ
り遅延されたデータRXD1と現在の受信データRXD
とから、図4に示すような2つのシンボルの変動幅Aが
予め定められた最小振幅よりも大きいか否か判定する最
小振幅判定回路21A2と、上記変動幅Aが予め定めら
れた最大振幅よりも小さいか否か判定する最大振幅判定
回路21A3と、2つのシンボルの交点Sに対する上側
のピークレベルBと下側ピークレベルCとの比B/Cが
所定の範囲内にあるか否か判定する上下対称性判定回路
21A4と、2つのシンボル間の振幅差Eが所定値以内
か否か判定するシンボル間振幅判定回路21A5と、2
つのシンボルの交点Sのレベル差Dが所定値以内か否か
判定する交点レベル差判定回路21A6と、上記各判定
回路の出力の論理積をとる論理積回路21A7とから構
成されており、すべての条件が成立した場合にハイレベ
ルのパターン認識信号AAAを出力するように構成され
ている。
回路21を構成する上記パターン認識回路21Aのより
詳細な構成を示す。この実施例のパターン認識回路21
Aは、復調された受信データRXDを1シンボル期間遅
延させる遅延回路21A1と、該遅延回路21A1によ
り遅延されたデータRXD1と現在の受信データRXD
とから、図4に示すような2つのシンボルの変動幅Aが
予め定められた最小振幅よりも大きいか否か判定する最
小振幅判定回路21A2と、上記変動幅Aが予め定めら
れた最大振幅よりも小さいか否か判定する最大振幅判定
回路21A3と、2つのシンボルの交点Sに対する上側
のピークレベルBと下側ピークレベルCとの比B/Cが
所定の範囲内にあるか否か判定する上下対称性判定回路
21A4と、2つのシンボル間の振幅差Eが所定値以内
か否か判定するシンボル間振幅判定回路21A5と、2
つのシンボルの交点Sのレベル差Dが所定値以内か否か
判定する交点レベル差判定回路21A6と、上記各判定
回路の出力の論理積をとる論理積回路21A7とから構
成されており、すべての条件が成立した場合にハイレベ
ルのパターン認識信号AAAを出力するように構成され
ている。
【0021】この回路により、プリアンブルパターンも
しくはこれに類似した“0”“1”の交番パターン(以
下、疑似プリアンブルパターンと称する)が受信された
ときにパターン認識信号AAAがロウレベルからハイレ
ベルに変化される。交番パターンが本来のプリアンブル
パターンか疑似プリアンブルパターンかは、上記パター
ン認識信号AAAと次に説明するレベル検出回路21B
からの出力信号とから論理積回路21Cで判定される。
上記遅延回路21A1は、例えばシンボルの伝送レート
が1Mbpsでシステムの基準クロックCLKが13M
Hzの場合には、復調された受信データRXDを13ク
ロックサイクル遅延させて出力する回路として構成され
る。
しくはこれに類似した“0”“1”の交番パターン(以
下、疑似プリアンブルパターンと称する)が受信された
ときにパターン認識信号AAAがロウレベルからハイレ
ベルに変化される。交番パターンが本来のプリアンブル
パターンか疑似プリアンブルパターンかは、上記パター
ン認識信号AAAと次に説明するレベル検出回路21B
からの出力信号とから論理積回路21Cで判定される。
上記遅延回路21A1は、例えばシンボルの伝送レート
が1Mbpsでシステムの基準クロックCLKが13M
Hzの場合には、復調された受信データRXDを13ク
ロックサイクル遅延させて出力する回路として構成され
る。
【0022】図5には、上記プリアンブルパターン検出
回路21を構成する上記レベル検出回路21Bのより詳
細な構成を示す。この実施例のレベル検出回路21B
は、受信データRXDのレベル幅を縮小するレベル縮小
回路21B1と、変調レベルの中点を算出するレベル平
均化回路21B2と、レベル縮小回路21B1で縮小さ
れたデータとレベル平均化回路21B2の出力との交点
を求めその交点間隔を算出し設定範囲内の交点間隔の連
続性を検出して連続検出中を示す信号CCCおよび連続
回数が所定数以上であることを示す信号BBBを出力す
る交点間隔検出回路21B3とから構成されている。
回路21を構成する上記レベル検出回路21Bのより詳
細な構成を示す。この実施例のレベル検出回路21B
は、受信データRXDのレベル幅を縮小するレベル縮小
回路21B1と、変調レベルの中点を算出するレベル平
均化回路21B2と、レベル縮小回路21B1で縮小さ
れたデータとレベル平均化回路21B2の出力との交点
を求めその交点間隔を算出し設定範囲内の交点間隔の連
続性を検出して連続検出中を示す信号CCCおよび連続
回数が所定数以上であることを示す信号BBBを出力す
る交点間隔検出回路21B3とから構成されている。
【0023】上記レベル縮小回路21B1は、図6に示
すような復調データRXDを全体的にほぼ比例縮小(約
7/10)して図7に示すような縮小データRXD2を
生成する。これにより、“0”“1”交番パターンと
“0”(または“1”)の連続パターンとの変調レベル
差が縮小され、プリアンブルパターンと疑似プリアンブ
ルパターンとの区別が容易となる。
すような復調データRXDを全体的にほぼ比例縮小(約
7/10)して図7に示すような縮小データRXD2を
生成する。これにより、“0”“1”交番パターンと
“0”(または“1”)の連続パターンとの変調レベル
差が縮小され、プリアンブルパターンと疑似プリアンブ
ルパターンとの区別が容易となる。
【0024】図8には、上記レベル検出回路21Bを構
成するレベル縮小回路21B1のより詳細な構成を示
す。この実施例のレベル縮小回路21B1には、FIR
(Finite Impulse Response)型フィルタが用いられて
いる。すなわち、入力データ(復調データRXD)を順
次取り込むフリップフロップFF0〜FF19からなる
シフトレジスタと、取り込まれたデータとフィルタ係数
Tapc0~Tapc19とを掛け算する乗算器MLT0〜MLT1
9と、これらの乗算結果を順次加算する加算器ADDと
から構成されている。特に制限されるものでないが、こ
の実施例のレベル縮小回路21B1は、タップ数を20
としたが、タップ数はこれに限定されるものでなく、必
要な縮小率に応じて任意の数を選択することができる。
また、タップ係数の設定も任意であり、所定のレベルの
近傍の縮小率が大きくなるようなタップ係数を設定する
ようにしてもよい。なお、この実施例のレベル縮小回路
21B1は、13MHzのような基準クロックCLKに
よって、フリップフロップFF0〜FF19がシフト動
作することによって、1/13μs毎に上記計算結果が
変化するようにされる。
成するレベル縮小回路21B1のより詳細な構成を示
す。この実施例のレベル縮小回路21B1には、FIR
(Finite Impulse Response)型フィルタが用いられて
いる。すなわち、入力データ(復調データRXD)を順
次取り込むフリップフロップFF0〜FF19からなる
シフトレジスタと、取り込まれたデータとフィルタ係数
Tapc0~Tapc19とを掛け算する乗算器MLT0〜MLT1
9と、これらの乗算結果を順次加算する加算器ADDと
から構成されている。特に制限されるものでないが、こ
の実施例のレベル縮小回路21B1は、タップ数を20
としたが、タップ数はこれに限定されるものでなく、必
要な縮小率に応じて任意の数を選択することができる。
また、タップ係数の設定も任意であり、所定のレベルの
近傍の縮小率が大きくなるようなタップ係数を設定する
ようにしてもよい。なお、この実施例のレベル縮小回路
21B1は、13MHzのような基準クロックCLKに
よって、フリップフロップFF0〜FF19がシフト動
作することによって、1/13μs毎に上記計算結果が
変化するようにされる。
【0025】図9には、図5のレベル検出回路21Bを
構成するレベル平均化回路21B2のより詳細な構成例
を示す。この実施例のレベル平均化回路21B2は、図
10に符号AVMで示されているような平均化レベルを
検出する回路である。具体的には、レベル縮小回路21
B1の出力データRXD2の増加方向のレベル平均値A
VHと、RXD2の減少方向のレベル平均値AVLとか
ら、それらの平均値AVMを求める。特に制限されるも
のでないが、この実施例のレベル平均化回路21B2
は、レベル縮小回路21B1の出力データRXD2の増
加方向については、レベルが大きくなる方向に対して高
いゲインで平均化し、逆方向には低いゲインで平均化し
てレベル平均値AVHを得る。これによって、出力デー
タRXD2の増加方向のレベル平均値は、図10の波形
AVHのように、出力データRXD2の波形の増加方向
には速やかに追従し減少方向には追従が遅れた波形とな
る。
構成するレベル平均化回路21B2のより詳細な構成例
を示す。この実施例のレベル平均化回路21B2は、図
10に符号AVMで示されているような平均化レベルを
検出する回路である。具体的には、レベル縮小回路21
B1の出力データRXD2の増加方向のレベル平均値A
VHと、RXD2の減少方向のレベル平均値AVLとか
ら、それらの平均値AVMを求める。特に制限されるも
のでないが、この実施例のレベル平均化回路21B2
は、レベル縮小回路21B1の出力データRXD2の増
加方向については、レベルが大きくなる方向に対して高
いゲインで平均化し、逆方向には低いゲインで平均化し
てレベル平均値AVHを得る。これによって、出力デー
タRXD2の増加方向のレベル平均値は、図10の波形
AVHのように、出力データRXD2の波形の増加方向
には速やかに追従し減少方向には追従が遅れた波形とな
る。
【0026】一方、レベル縮小回路21B1の出力デー
タRXD2の減少方向については、レベルが小さくなる
方向に対して高いゲインで平均化し、逆方向には低いゲ
インで平均化してレベル平均値AVLを得るようにして
いる。これによって、RXD2の減少方向のレベル平均
値は、図10の波形AVLのように、出力データRXD
2の波形の減少方向には速やかに追従し増加方向には追
従が遅れた波形となる。そして、これらの波形AVHと
AVLとの平均をとることで、平均レベルの波形AVM
が得られる。
タRXD2の減少方向については、レベルが小さくなる
方向に対して高いゲインで平均化し、逆方向には低いゲ
インで平均化してレベル平均値AVLを得るようにして
いる。これによって、RXD2の減少方向のレベル平均
値は、図10の波形AVLのように、出力データRXD
2の波形の減少方向には速やかに追従し増加方向には追
従が遅れた波形となる。そして、これらの波形AVHと
AVLとの平均をとることで、平均レベルの波形AVM
が得られる。
【0027】図9のレベル平均化回路21B2は、レベ
ル縮小回路21B1の出力データRXD2の増加方向の
レベル平均値AVHを保持するレジスタREG1と、レ
ベル縮小回路21B1の出力データRXD2の減少方向
のレベル平均値AVLを保持するレジスタREG2と、
これらのレジスタREG1,REG2に保持されている
それぞれの平均値とレベル縮小回路21B1からのデー
タRXD2とを比較するコンパレータCMP1,CMP
2とを備えている。レベル縮小回路21B1からのデー
タRXD2は、コンパレータCMP1でレジスタREG
1に保持されているそれまでの平均値AVHと大小関係
が判定され、RXD2が大きいときはコンパレータCM
P1の出力で制御されるセレクタSEL1によってRX
D2が上記レジスタREG1に取り込まれて保持され
る。
ル縮小回路21B1の出力データRXD2の増加方向の
レベル平均値AVHを保持するレジスタREG1と、レ
ベル縮小回路21B1の出力データRXD2の減少方向
のレベル平均値AVLを保持するレジスタREG2と、
これらのレジスタREG1,REG2に保持されている
それぞれの平均値とレベル縮小回路21B1からのデー
タRXD2とを比較するコンパレータCMP1,CMP
2とを備えている。レベル縮小回路21B1からのデー
タRXD2は、コンパレータCMP1でレジスタREG
1に保持されているそれまでの平均値AVHと大小関係
が判定され、RXD2が大きいときはコンパレータCM
P1の出力で制御されるセレクタSEL1によってRX
D2が上記レジスタREG1に取り込まれて保持され
る。
【0028】一方、コンパレータCMP2では、現在の
入力データRXD2とレジスタREG2に保持されてい
るそれまでの減少方向のレベル平均値AVLとの大小関
係が判定され、RXD2が小さいときはコンパレータC
MP2の出力で制御されるセレクタSEL2によってR
XD2が上記レジスタREG2に取り込まれて保持され
る。
入力データRXD2とレジスタREG2に保持されてい
るそれまでの減少方向のレベル平均値AVLとの大小関
係が判定され、RXD2が小さいときはコンパレータC
MP2の出力で制御されるセレクタSEL2によってR
XD2が上記レジスタREG2に取り込まれて保持され
る。
【0029】増加方向のレベル平均値の計算のため、乗
算器MLT21,MLT22と加算器ADD1が設けら
れている。また、減少方向のレベル平均値の計算のた
め、乗算器MLT23と加算器ADD2が設けられてい
る。このうち、乗算器MLT21は、増加方向と減少方
向のレベル平均値の計算で共用される。増加方向のレベ
ル平均値は、次式 (RXD2×Gst)+AVH−(AVH×Gst) で与えられる。ここで、AVHはレジスタREG1に保
持されている平均値、GstはセレクタSEL3を介し
て供給されるゲイン設定値である。また、減少方向のレ
ベル平均値は、次式 (RXD2×Gst)+AVL−(AVL×Gst) で与えられる。ここで、AVLはレジスタREG2に保
持されている平均値である。
算器MLT21,MLT22と加算器ADD1が設けら
れている。また、減少方向のレベル平均値の計算のた
め、乗算器MLT23と加算器ADD2が設けられてい
る。このうち、乗算器MLT21は、増加方向と減少方
向のレベル平均値の計算で共用される。増加方向のレベ
ル平均値は、次式 (RXD2×Gst)+AVH−(AVH×Gst) で与えられる。ここで、AVHはレジスタREG1に保
持されている平均値、GstはセレクタSEL3を介し
て供給されるゲイン設定値である。また、減少方向のレ
ベル平均値は、次式 (RXD2×Gst)+AVL−(AVL×Gst) で与えられる。ここで、AVLはレジスタREG2に保
持されている平均値である。
【0030】上記コンパレータCMP1が、レジスタR
EG1に保持されている平均値AVHよりもRXD2の
方が小さいと判定したときは、セレクタSEL1によっ
て加算器ADD1の加算結果がレジスタREG1に取り
込まれて保持される。一方、上記コンパレータCMP2
が、レジスタREG2に保持されている平均値AVLよ
りもRXD2の方が大きいと判定したときは、セレクタ
SEL2によって加算器ADD2の加算結果がレジスタ
REG1に取り込まれて保持される。そして、上記レジ
スタREG1とREG2に保持されている増加方向のレ
ベル平均値AVHと減少方向のレベル平均値AVLとが
加算器ADD3で加算され、その加算値を除算器DVD
1で1/2にした値(AVH+AVL)/2が平均レベ
ルAVMとして出力される。なお、上記セレクタSEL
3は、プリアンブルパターン検出前はゲインGstとし
て例えば1/64のような比較的高いゲインを選択し、
プリアンブルパターン検出後はゲインGstとして例え
ば1/256のような比較的低いゲインを選択すること
で、平均化の感度を切り替えるように制御される。
EG1に保持されている平均値AVHよりもRXD2の
方が小さいと判定したときは、セレクタSEL1によっ
て加算器ADD1の加算結果がレジスタREG1に取り
込まれて保持される。一方、上記コンパレータCMP2
が、レジスタREG2に保持されている平均値AVLよ
りもRXD2の方が大きいと判定したときは、セレクタ
SEL2によって加算器ADD2の加算結果がレジスタ
REG1に取り込まれて保持される。そして、上記レジ
スタREG1とREG2に保持されている増加方向のレ
ベル平均値AVHと減少方向のレベル平均値AVLとが
加算器ADD3で加算され、その加算値を除算器DVD
1で1/2にした値(AVH+AVL)/2が平均レベ
ルAVMとして出力される。なお、上記セレクタSEL
3は、プリアンブルパターン検出前はゲインGstとし
て例えば1/64のような比較的高いゲインを選択し、
プリアンブルパターン検出後はゲインGstとして例え
ば1/256のような比較的低いゲインを選択すること
で、平均化の感度を切り替えるように制御される。
【0031】また、この実施例のレベル平均化回路21
B2は、スタティック型の回路で構成されており、レジ
スタREG1とREG2が13MHzのような基準クロ
ックCLKによりセレクタSEL1とSEL2の出力を
それぞれ取り込むように動作することによって、1/1
3μs毎に上記平均化の計算結果AVMが変化するよう
にされる。
B2は、スタティック型の回路で構成されており、レジ
スタREG1とREG2が13MHzのような基準クロ
ックCLKによりセレクタSEL1とSEL2の出力を
それぞれ取り込むように動作することによって、1/1
3μs毎に上記平均化の計算結果AVMが変化するよう
にされる。
【0032】図11には、図5のレベル検出回路21B
を構成する交点間隔検出回路21B3のより詳細な構成
例を示す。この実施例の交点間隔検出回路21B3は、
図12に示すようなレベル縮小回路21B1で縮小され
た受信データRXD2と上記レベル平均化回路21B2
で算出された平均レベルAVMとの各交点S1,S2,
……の間隔T1,T2,……を検出して、各間隔が連続
して許容範囲内に入っているか判定し、所定個数以上連
続したことを示す信号BBBと連続検出中を示す信号C
CCとを出力するものである。そのため、交点間隔検出
回路21B3は、上記受信データRXD2と平均レベル
AVMの大小を比較するコンパレータCMP11と、該
コンパレータCMP11の判定結果を保持するフリップ
フロップFF21と、コンパレータCMP11の現在の
判定結果とフリップフロップFF21に保持されている
一つの前の判定結果との排他的論理和をとる論理回路E
OR1と、該論理回路EOR1の出力信号によって切替
えが行なわれるセレクタSEL11,SEL12などを
有する。
を構成する交点間隔検出回路21B3のより詳細な構成
例を示す。この実施例の交点間隔検出回路21B3は、
図12に示すようなレベル縮小回路21B1で縮小され
た受信データRXD2と上記レベル平均化回路21B2
で算出された平均レベルAVMとの各交点S1,S2,
……の間隔T1,T2,……を検出して、各間隔が連続
して許容範囲内に入っているか判定し、所定個数以上連
続したことを示す信号BBBと連続検出中を示す信号C
CCとを出力するものである。そのため、交点間隔検出
回路21B3は、上記受信データRXD2と平均レベル
AVMの大小を比較するコンパレータCMP11と、該
コンパレータCMP11の判定結果を保持するフリップ
フロップFF21と、コンパレータCMP11の現在の
判定結果とフリップフロップFF21に保持されている
一つの前の判定結果との排他的論理和をとる論理回路E
OR1と、該論理回路EOR1の出力信号によって切替
えが行なわれるセレクタSEL11,SEL12などを
有する。
【0033】上記コンパレータCMP11は、受信デー
タRXD2の方が平均レベルAVMよりも大きいときに
ハイレベルの信号を出力するものとすると、現在の判定
結果と一つの前の判定結果との排他的論理和をとる論理
回路EOR1の出力がロウレベルからハイレベルに変化
したということは、現在の判定結果と一つの前の判定結
果が異なるつまり図12において受信データRXD2を
示す線と平均レベルAVMを示す線とが交差したことを
意味する。
タRXD2の方が平均レベルAVMよりも大きいときに
ハイレベルの信号を出力するものとすると、現在の判定
結果と一つの前の判定結果との排他的論理和をとる論理
回路EOR1の出力がロウレベルからハイレベルに変化
したということは、現在の判定結果と一つの前の判定結
果が異なるつまり図12において受信データRXD2を
示す線と平均レベルAVMを示す線とが交差したことを
意味する。
【0034】上記セレクタSEL11の一方の入力端子
には“0”が入力され、他方の端子にはインクリメンタ
INC1の出力が入力されるとともに、セレクタSEL
11の出力端子にはレジスタREG11が接続され、こ
のレジスタREG11の保持値は上記インクリメンタI
NC1に供給されてループをなし、カウンタCOUNT
1を構成している。セレクタSEL11は、論理回路E
OR1の出力がロウレベルの期間はインクリメンタIN
C1の出力を選択し、論理回路EOR1の出力がハイレ
ベルのときは“0”を選択する。そのため、論理回路E
OR1が受信データRXD2と平均レベルAVMの交点
Si(i=1,2,……)を検出してその出力がロウレ
ベルからハイレベルに変化すると、セレクタSEL11
によってレジスタREG11に“0”が供給されてその
保持値は“0”にされる。そして、論理回路EOR1の
出力がロウレベルに変化すると、セレクタSEL11は
レジスタREG11にインクリメンタINC1の出力を
供給する状態となる。そして、レジスタREG11はク
ロックCLKによって入力を取り込むように構成されて
いるため、クロックCLKが入るたびにレジスタREG
11の保持値をインクリメンタINC1で「1」だけ加
算した値がレジスタREG11に取り込まれ、レジスタ
REG11はカウンタとして動作する。
には“0”が入力され、他方の端子にはインクリメンタ
INC1の出力が入力されるとともに、セレクタSEL
11の出力端子にはレジスタREG11が接続され、こ
のレジスタREG11の保持値は上記インクリメンタI
NC1に供給されてループをなし、カウンタCOUNT
1を構成している。セレクタSEL11は、論理回路E
OR1の出力がロウレベルの期間はインクリメンタIN
C1の出力を選択し、論理回路EOR1の出力がハイレ
ベルのときは“0”を選択する。そのため、論理回路E
OR1が受信データRXD2と平均レベルAVMの交点
Si(i=1,2,……)を検出してその出力がロウレ
ベルからハイレベルに変化すると、セレクタSEL11
によってレジスタREG11に“0”が供給されてその
保持値は“0”にされる。そして、論理回路EOR1の
出力がロウレベルに変化すると、セレクタSEL11は
レジスタREG11にインクリメンタINC1の出力を
供給する状態となる。そして、レジスタREG11はク
ロックCLKによって入力を取り込むように構成されて
いるため、クロックCLKが入るたびにレジスタREG
11の保持値をインクリメンタINC1で「1」だけ加
算した値がレジスタREG11に取り込まれ、レジスタ
REG11はカウンタとして動作する。
【0035】レジスタREG11の後段には、レジスタ
REG11の保持値と許容範囲の最大値MAXとを比較
するコンパレータCMP12と、レジスタREG11の
保持値と許容範囲の最小値MINとを比較するコンパレ
ータCMP13とが設けられている。このうちコンパレ
ータCMP12はレジスタREG11の保持値が最大値
MAXよりも小さいときにハイレベルを出力し、コンパ
レータCMP13はレジスタREG11の保持値が最小
値MINよりも大きいときにハイレベルを出力する。コ
ンパレータCMP12とCMP13の後段にはそれらの
出力の論理積をとる論理積回路AND1が設けられてお
り、レジスタREG11の保持値である交点間隔Tiが
許容範囲に入っているときに論理回路AND1の出力は
ハイレベルとなる。
REG11の保持値と許容範囲の最大値MAXとを比較
するコンパレータCMP12と、レジスタREG11の
保持値と許容範囲の最小値MINとを比較するコンパレ
ータCMP13とが設けられている。このうちコンパレ
ータCMP12はレジスタREG11の保持値が最大値
MAXよりも小さいときにハイレベルを出力し、コンパ
レータCMP13はレジスタREG11の保持値が最小
値MINよりも大きいときにハイレベルを出力する。コ
ンパレータCMP12とCMP13の後段にはそれらの
出力の論理積をとる論理積回路AND1が設けられてお
り、レジスタREG11の保持値である交点間隔Tiが
許容範囲に入っているときに論理回路AND1の出力は
ハイレベルとなる。
【0036】この論理回路AND1の出力は、セレクタ
SEL12の前段に設けられているセレクタSEL13
の制御信号となる。このセレクタSEL13の一方の入
力端子には“0”が入力され、他方の端子にはインクリ
メンタINC2の出力が入力されるとともに、後段のセ
レクタSEL12の出力端子にはレジスタREG12が
接続され、このレジスタREG12の保持値は上記イン
クリメンタINC2に供給されてループをなし、カウン
タCOUNT2を構成している。セレクタSEL13
は、論理回路AND1の出力がロウレベルの期間は
“0”を選択し、ハイレベルのときはインクリメンタI
NC2の出力を選択する。
SEL12の前段に設けられているセレクタSEL13
の制御信号となる。このセレクタSEL13の一方の入
力端子には“0”が入力され、他方の端子にはインクリ
メンタINC2の出力が入力されるとともに、後段のセ
レクタSEL12の出力端子にはレジスタREG12が
接続され、このレジスタREG12の保持値は上記イン
クリメンタINC2に供給されてループをなし、カウン
タCOUNT2を構成している。セレクタSEL13
は、論理回路AND1の出力がロウレベルの期間は
“0”を選択し、ハイレベルのときはインクリメンタI
NC2の出力を選択する。
【0037】また、セレクタSEL12は、論理回路E
OR1が受信データRXD2と平均レベルAVMの交点
Siを検出していない期間中はその出力のロウレベルに
よってレジスタREG12の保持値をレジスタREG1
2の入力に戻すように動作し、論理回路EOR1が交点
Siを検出してその出力がハイレベルになるとセレクタ
SEL13の出力を選択する。そのため、セレクタSE
L13は、交点間隔Tiが許容範囲から外れて論理回路
AND1の出力がロウレベルになっているとセレクタS
EL12に“0”を供給し、論理回路EOR1が交点S
iを検出してその出力がハイレベルになった時点でセレ
クタSEL12が切り替わり、レジスタREG12にそ
の“0”が供給されてレジスタREG12の保持値は
“0”にリセットされる。
OR1が受信データRXD2と平均レベルAVMの交点
Siを検出していない期間中はその出力のロウレベルに
よってレジスタREG12の保持値をレジスタREG1
2の入力に戻すように動作し、論理回路EOR1が交点
Siを検出してその出力がハイレベルになるとセレクタ
SEL13の出力を選択する。そのため、セレクタSE
L13は、交点間隔Tiが許容範囲から外れて論理回路
AND1の出力がロウレベルになっているとセレクタS
EL12に“0”を供給し、論理回路EOR1が交点S
iを検出してその出力がハイレベルになった時点でセレ
クタSEL12が切り替わり、レジスタREG12にそ
の“0”が供給されてレジスタREG12の保持値は
“0”にリセットされる。
【0038】一方、交点間隔Tiが許容範囲に入ってい
ると論理回路AND1の出力がハイレベルになり、セレ
クタSEL12(レジスタREG12)にインクリメン
タINC2の出力を供給する状態となる。そして、論理
回路EOR1が交点Siを検出してその出力がハイレベ
ルになった時点でセレクタSEL12が切り替わり、レ
ジスタREG12にインクリメンタINC2の出力が供
給されている。そのため、交点間隔Tiが許容範囲に入
っている状態が連続していると、論理回路EOR1が交
点Siを検出するたびにレジスタREG12の保持値を
インクリメンタINC2で「1」だけ加算した値がレジ
スタREG12に取り込まれる。これによって、レジス
タREG12は、連続して交点間隔Tiが許容範囲に入
っている回数を計数するカウンタとして動作する。
ると論理回路AND1の出力がハイレベルになり、セレ
クタSEL12(レジスタREG12)にインクリメン
タINC2の出力を供給する状態となる。そして、論理
回路EOR1が交点Siを検出してその出力がハイレベ
ルになった時点でセレクタSEL12が切り替わり、レ
ジスタREG12にインクリメンタINC2の出力が供
給されている。そのため、交点間隔Tiが許容範囲に入
っている状態が連続していると、論理回路EOR1が交
点Siを検出するたびにレジスタREG12の保持値を
インクリメンタINC2で「1」だけ加算した値がレジ
スタREG12に取り込まれる。これによって、レジス
タREG12は、連続して交点間隔Tiが許容範囲に入
っている回数を計数するカウンタとして動作する。
【0039】レジスタREG12の後段には、レジスタ
REG12の各ビットの論理和をとる論理回路OR11
と、レジスタREG12の保持値と設定値“n”とを比
較するコンパレータCMP14とが設けられている。交
点間隔Tiが許容範囲に入っている回数が連続するとレ
ジスタREG12のいずれかのビットは“1”になって
いるので、論理回路OR11の出力は、交点間隔Tiが
許容範囲に入っているものが連続していることを表わす
連続検出信号CCCとなる。一方、この実施例では、レ
ジスタREG12の保持値と設定値“n”とを比較する
コンパレータCMP14の比較設定値“n”は「2」と
されており、これによりコンパレータCMP14は交点
間隔Tiが許容範囲に入っている回数が2回以上連続す
ると、その出力BBBがハイレベルに変化される。
REG12の各ビットの論理和をとる論理回路OR11
と、レジスタREG12の保持値と設定値“n”とを比
較するコンパレータCMP14とが設けられている。交
点間隔Tiが許容範囲に入っている回数が連続するとレ
ジスタREG12のいずれかのビットは“1”になって
いるので、論理回路OR11の出力は、交点間隔Tiが
許容範囲に入っているものが連続していることを表わす
連続検出信号CCCとなる。一方、この実施例では、レ
ジスタREG12の保持値と設定値“n”とを比較する
コンパレータCMP14の比較設定値“n”は「2」と
されており、これによりコンパレータCMP14は交点
間隔Tiが許容範囲に入っている回数が2回以上連続す
ると、その出力BBBがハイレベルに変化される。
【0040】ここで、許容範囲内の交点間隔が連続して
いる受信データには、プリアンブルパターンや疑似プリ
アンブルパターンが含まれる。コンパレータCMP14
の比較設定値“n”を「2」としたのは、ブルートゥー
スの規格における正規のプリアンブルパターンが入力さ
れたときの許容範囲内の交点間隔が連続数は「4」であ
るためである。従って、ブルートゥース規格では、設定
値“n”は「2」「3」「4」のいずれかとされる。設
定値が「1」では通常のデータもプリアンブルパターン
の一部として検出してしまうおそれがある。設定値を
「3」または「4」でなく「2」とすることにより、プ
リアンブルパターンか否かを早い段階で判定することが
できる。
いる受信データには、プリアンブルパターンや疑似プリ
アンブルパターンが含まれる。コンパレータCMP14
の比較設定値“n”を「2」としたのは、ブルートゥー
スの規格における正規のプリアンブルパターンが入力さ
れたときの許容範囲内の交点間隔が連続数は「4」であ
るためである。従って、ブルートゥース規格では、設定
値“n”は「2」「3」「4」のいずれかとされる。設
定値が「1」では通常のデータもプリアンブルパターン
の一部として検出してしまうおそれがある。設定値を
「3」または「4」でなく「2」とすることにより、プ
リアンブルパターンか否かを早い段階で判定することが
できる。
【0041】図13は、図2のオフセットキャンセル回
路120を構成する交点平均化回路22の構成例を示
す。この実施例の交点平均化回路22は、許容範囲内の
交点間隔が連続している期間における受信データRXD
とそれを1シンボル期間遅延させたデータとの交点の検
出レベルが大きく変化するのを抑制するための回路であ
る。そのため、この実施例の交点平均化回路22は、復
調回路118で復調された受信データRXDを1シンボ
ル期間すなわち基準クロックCLKの13サイクル分だ
け遅延させる遅延回路DLYと、該遅延回路DLYで遅
延された1シンボル前のデータRXD1と現在の受信デ
ータRXDとを比較するコンパレータCMP21と、該
コンパレータCMP21の判定結果を保持するフリップ
フロップFF22と、コンパレータCMP21の現在の
判定結果とフリップフロップFF22に保持されている
一つの前の判定結果との排他的論理和をとる論理回路E
OR2と、該論理回路EOR2の出力信号によって切替
えが行なわれるセレクタSEL22などを有する。
路120を構成する交点平均化回路22の構成例を示
す。この実施例の交点平均化回路22は、許容範囲内の
交点間隔が連続している期間における受信データRXD
とそれを1シンボル期間遅延させたデータとの交点の検
出レベルが大きく変化するのを抑制するための回路であ
る。そのため、この実施例の交点平均化回路22は、復
調回路118で復調された受信データRXDを1シンボ
ル期間すなわち基準クロックCLKの13サイクル分だ
け遅延させる遅延回路DLYと、該遅延回路DLYで遅
延された1シンボル前のデータRXD1と現在の受信デ
ータRXDとを比較するコンパレータCMP21と、該
コンパレータCMP21の判定結果を保持するフリップ
フロップFF22と、コンパレータCMP21の現在の
判定結果とフリップフロップFF22に保持されている
一つの前の判定結果との排他的論理和をとる論理回路E
OR2と、該論理回路EOR2の出力信号によって切替
えが行なわれるセレクタSEL22などを有する。
【0042】上記コンパレータCMP21は現在の受信
データRXDの方が1シンボル前のデータRXD1より
も大きいときにハイレベルの信号を出力するものとする
と、現在の判定結果と一つの前の判定結果との排他的論
理和をとる論理回路EOR2の出力がロウレベルからハ
イレベルに変化したということは現在の判定結果と一つ
の前の判定結果が異なるつまり図4において受信データ
RXDを示す線と1シンボル前のデータRXD1を示す
線とが交差したことを意味する。
データRXDの方が1シンボル前のデータRXD1より
も大きいときにハイレベルの信号を出力するものとする
と、現在の判定結果と一つの前の判定結果との排他的論
理和をとる論理回路EOR2の出力がロウレベルからハ
イレベルに変化したということは現在の判定結果と一つ
の前の判定結果が異なるつまり図4において受信データ
RXDを示す線と1シンボル前のデータRXD1を示す
線とが交差したことを意味する。
【0043】上記セレクタSEL22の一方の入力端子
には前段のセレクタSEL21の出力が入力され、他方
の端子には後段のレジスタREG21の保持値が帰還入
力されるとともに、前段のセレクタSEL21の一方の
入力端子には受信データRXDが入力され、他方の入力
端子には受信データRXDとレジスタREG21の保持
値とを加算器ADD2で加算した値を除算器DVD2で
1/2にした値が入力されている。そして、上記セレク
タSEL21は、図11の交点間隔検出回路21B3か
らの許容範囲内の交点間隔が連続していることを示す連
続検出信号CCCがロウレベル(すなわち交点間隔非連
続)であるときは受信データRXDを選択し、連続検出
信号CCCがハイレベルすなわち交点間隔が連続してい
るときは除算器DVD2の出力を選択する。そのため、
論理回路EOR2がRXDとRXD1の交点Sを検出し
た時点で許容範囲内の交点間隔が連続していない場合
(“0”“1”交番パターン以外のデータが入力されて
いる場合)には、セレクタSEL21,SEL22を介
して受信データRXDがレジスタREG21に初期値と
して設定される。一方、論理回路EOR2が交点Sを検
出した時点で許容範囲内の交点間隔が連続している場合
には、入力されている現在の受信データRXDとレジス
タREG21に保持されている値とを加算して「2」で
割った値すなわち平均値が、セレクタSEL21,SE
L22を介してレジスタREG21に保持される。さら
に、論理回路EOR2がRXDとRXD1の交点Sを検
出していない場合には、セレクタSEL22はレジスタ
REG21の出力を選択するため、レジスタREG21
は前回算出した平均値をそのまま保持し続けるようにさ
れる。
には前段のセレクタSEL21の出力が入力され、他方
の端子には後段のレジスタREG21の保持値が帰還入
力されるとともに、前段のセレクタSEL21の一方の
入力端子には受信データRXDが入力され、他方の入力
端子には受信データRXDとレジスタREG21の保持
値とを加算器ADD2で加算した値を除算器DVD2で
1/2にした値が入力されている。そして、上記セレク
タSEL21は、図11の交点間隔検出回路21B3か
らの許容範囲内の交点間隔が連続していることを示す連
続検出信号CCCがロウレベル(すなわち交点間隔非連
続)であるときは受信データRXDを選択し、連続検出
信号CCCがハイレベルすなわち交点間隔が連続してい
るときは除算器DVD2の出力を選択する。そのため、
論理回路EOR2がRXDとRXD1の交点Sを検出し
た時点で許容範囲内の交点間隔が連続していない場合
(“0”“1”交番パターン以外のデータが入力されて
いる場合)には、セレクタSEL21,SEL22を介
して受信データRXDがレジスタREG21に初期値と
して設定される。一方、論理回路EOR2が交点Sを検
出した時点で許容範囲内の交点間隔が連続している場合
には、入力されている現在の受信データRXDとレジス
タREG21に保持されている値とを加算して「2」で
割った値すなわち平均値が、セレクタSEL21,SE
L22を介してレジスタREG21に保持される。さら
に、論理回路EOR2がRXDとRXD1の交点Sを検
出していない場合には、セレクタSEL22はレジスタ
REG21の出力を選択するため、レジスタREG21
は前回算出した平均値をそのまま保持し続けるようにさ
れる。
【0044】従って、連続検出信号CCCがハイレベル
の期間は、交点検出毎に交点平均値が出力され、ロウレ
ベルの期間は交点検出毎にその交点値が出力される。こ
の実施例の交点平均化回路22は、上記論理回路EOR
2の出力を交点検出信号EEEとして、またレジスタR
EG21に保持されている値を交点平均値FFFとして
次段の判定レベル演算回路23へ出力する。なお、フリ
ップフロップFF22は基準クロックCLKによってラ
ッチ動作するため、交点検出信号EEEは、受信データ
RXDと1シンボル前のデータRXD1との交点を検出
した1クロック周期の間だけハイレベルとなる。
の期間は、交点検出毎に交点平均値が出力され、ロウレ
ベルの期間は交点検出毎にその交点値が出力される。こ
の実施例の交点平均化回路22は、上記論理回路EOR
2の出力を交点検出信号EEEとして、またレジスタR
EG21に保持されている値を交点平均値FFFとして
次段の判定レベル演算回路23へ出力する。なお、フリ
ップフロップFF22は基準クロックCLKによってラ
ッチ動作するため、交点検出信号EEEは、受信データ
RXDと1シンボル前のデータRXD1との交点を検出
した1クロック周期の間だけハイレベルとなる。
【0045】図14は、図2のオフセットキャンセル回
路120を構成する判定レベル演算回路23の構成例を
示す。この実施例の判定レベル演算回路23は、当該回
路から出力される判定レベルDTLをフィードバックし
た値と入力受信データRXDとを比較するコンパレータ
CMP31、“0”変調側平均レベルAV0を保持する
レジスタREG31、“1” 変調側平均レベルAV1
を保持するレジスタREG32、上記コンパレータCM
P31の出力に応じてレジスタREG31の保持値また
はレジスタREG32の保持値を選択して次段の平均化
回路AVEに供給するセレクタSEL31、同じく上記
コンパレータCMP31の出力に応じて平均化回路AV
EまたはレジスタREG31の保持値を選択するセレク
タSEL32、平均化回路AVEの出力またはレジスタ
REG32の保持値を選択するセレクタSEL33など
を有する。平均化回路AVEは、現在の入力受信データ
RXDと“0”変調側平均レベルAV0との平均値、ま
たはRXDと“1”変調側平均レベルAV1との平均値
を計算する回路であり、加算器と除算器とで構成するこ
とができる。
路120を構成する判定レベル演算回路23の構成例を
示す。この実施例の判定レベル演算回路23は、当該回
路から出力される判定レベルDTLをフィードバックし
た値と入力受信データRXDとを比較するコンパレータ
CMP31、“0”変調側平均レベルAV0を保持する
レジスタREG31、“1” 変調側平均レベルAV1
を保持するレジスタREG32、上記コンパレータCM
P31の出力に応じてレジスタREG31の保持値また
はレジスタREG32の保持値を選択して次段の平均化
回路AVEに供給するセレクタSEL31、同じく上記
コンパレータCMP31の出力に応じて平均化回路AV
EまたはレジスタREG31の保持値を選択するセレク
タSEL32、平均化回路AVEの出力またはレジスタ
REG32の保持値を選択するセレクタSEL33など
を有する。平均化回路AVEは、現在の入力受信データ
RXDと“0”変調側平均レベルAV0との平均値、ま
たはRXDと“1”変調側平均レベルAV1との平均値
を計算する回路であり、加算器と除算器とで構成するこ
とができる。
【0046】この実施例の判定レベル演算回路23は、
図13の交点平均化回路22から供給される交点平均値
FFFにそれぞれ“0”変調側オフセット+Cstと
“1”変調側オフセット−Cstを与えるオフセット付与
回路OSA1,OSA2や、該オフセット付与回路OS
A1,OSA2の出力または上記セレクタSEL32,
SEL33で選択された値を選択して上記レジスタRE
G31,REG32に供給するセレクタSEL34,S
EL35、レジスタREG31の保持値とレジスタRE
G32の保持値を加算する加算器ADD31、加算結果
を1/2にする除算器DVD31も備える。オフセット
付与回路OSA1,OSA2は、レジスタREG31,
REG32に最初の平均値を与えるのに使用される。
図13の交点平均化回路22から供給される交点平均値
FFFにそれぞれ“0”変調側オフセット+Cstと
“1”変調側オフセット−Cstを与えるオフセット付与
回路OSA1,OSA2や、該オフセット付与回路OS
A1,OSA2の出力または上記セレクタSEL32,
SEL33で選択された値を選択して上記レジスタRE
G31,REG32に供給するセレクタSEL34,S
EL35、レジスタREG31の保持値とレジスタRE
G32の保持値を加算する加算器ADD31、加算結果
を1/2にする除算器DVD31も備える。オフセット
付与回路OSA1,OSA2は、レジスタREG31,
REG32に最初の平均値を与えるのに使用される。
【0047】上記のように、交点平均化回路22で算出
された交点平均値FFFと入力受信データRXDとの平
均値の計算を行なうようにしているのは、プリアンブル
パターンに基づいて判定レベルを決定した後でも送信側
の搬送波の周波数が次第にずれることがあるので、デー
タを受信している間においても変調レベルの変動に応じ
て判定レベルを修正するためである。また、オフセット
付与回路OSA1,OSA2でオフセットを与えた値を
最初にレジスタREG31,REG32に設定するとと
もに、“0”変調側平均レベルAV0と“1”変調側平
均レベルAV1とに分けて入力受信データRXDとの平
均値の計算を行なうようにしているのは、受信データR
XDの変調レベルの平均値の収束を早くするためであ
る。
された交点平均値FFFと入力受信データRXDとの平
均値の計算を行なうようにしているのは、プリアンブル
パターンに基づいて判定レベルを決定した後でも送信側
の搬送波の周波数が次第にずれることがあるので、デー
タを受信している間においても変調レベルの変動に応じ
て判定レベルを修正するためである。また、オフセット
付与回路OSA1,OSA2でオフセットを与えた値を
最初にレジスタREG31,REG32に設定するとと
もに、“0”変調側平均レベルAV0と“1”変調側平
均レベルAV1とに分けて入力受信データRXDとの平
均値の計算を行なうようにしているのは、受信データR
XDの変調レベルの平均値の収束を早くするためであ
る。
【0048】なお、変調レベルのプラス側とマイナス側
の2系統でそれぞれ平均レベルを検出してさらにその平
均をとるようにした上記方式は、本発明にとって必須の
構成ではなく、一系統のみとすることもできる。その場
合、レジスタREG31(もしくはREG32)に最初
に設定する平均値(FFF)にはオフセットCstを与え
る必要はない。つまり、一系統とした場合には、オフセ
ット付与回路OSA1,OSA2は不用とされる。さら
に、図14の判定レベル演算回路23には、AGC回路
115におけるゲインが収束する前に、交点平均化回路
22による受信データRXDとそれを1シンボル期間遅
延させたデータとの交点検出毎に交点平均化回路22か
らの交点平均値FFFをレジスタREG31,REG3
2に取り込ませるために、論理積回路AND31と論理
和回路OR31とフリップフロップFF31と論理積回
路AND32および論理和回路OR32が設けられてい
る。
の2系統でそれぞれ平均レベルを検出してさらにその平
均をとるようにした上記方式は、本発明にとって必須の
構成ではなく、一系統のみとすることもできる。その場
合、レジスタREG31(もしくはREG32)に最初
に設定する平均値(FFF)にはオフセットCstを与え
る必要はない。つまり、一系統とした場合には、オフセ
ット付与回路OSA1,OSA2は不用とされる。さら
に、図14の判定レベル演算回路23には、AGC回路
115におけるゲインが収束する前に、交点平均化回路
22による受信データRXDとそれを1シンボル期間遅
延させたデータとの交点検出毎に交点平均化回路22か
らの交点平均値FFFをレジスタREG31,REG3
2に取り込ませるために、論理積回路AND31と論理
和回路OR31とフリップフロップFF31と論理積回
路AND32および論理和回路OR32が設けられてい
る。
【0049】これらのうち、論理積回路AND31は、
プリアンブルパターン検出回路21から供給されるプリ
アンブルパターン検出信号DDDと誤差検出回路121
から供給されるゲイン収束信号GCDとを入力とする。
また、論理和回路OR31は論理積回路AND31の出
力とフリップフロップFF31の出力を入力とする。さ
らに、論理積回路AND32はフリップフロップFF3
1の反転出力/Qと交点平均化回路22からの交点検出
信号EEEを入力とする。そして、論理和回路OR32
は論理積回路AND32の出力とプリアンブルパターン
検出信号DDDとを入力とする。
プリアンブルパターン検出回路21から供給されるプリ
アンブルパターン検出信号DDDと誤差検出回路121
から供給されるゲイン収束信号GCDとを入力とする。
また、論理和回路OR31は論理積回路AND31の出
力とフリップフロップFF31の出力を入力とする。さ
らに、論理積回路AND32はフリップフロップFF3
1の反転出力/Qと交点平均化回路22からの交点検出
信号EEEを入力とする。そして、論理和回路OR32
は論理積回路AND32の出力とプリアンブルパターン
検出信号DDDとを入力とする。
【0050】これによって、例えば図15の期間Taの
ようなプリアンブルパターン入力前であってゲイン収束
もしていない受信開始直後の状態においては、ゲイン収
束信号GCDがハイレベルにされることはないので、フ
リップフロップFF31はロウレベルを保持しその反転
出力/Qがハイレベルにされることで、論理積回路AN
D32が開かれた状態とされる。そのため、交点平均化
回路22から交点検出信号EEEが入力されるたびに、
論理和回路OR32を介してセレクタSEL34,SE
L35をオフセット付与回路OSA1,OSA2側に切
り替える。その結果、交点検出毎に交点平均化回路22
からの交点平均値FFFにオフセット+Cst,−Cstを
付与した値がレジスタREG31,REG32に取り込
まれ、さらにその後この値と入力受信データRXDとの
平均をとった値がレジスタREG31,REG32に取
り込まれ、それに基づいて判定レベルDTLが形成され
る。
ようなプリアンブルパターン入力前であってゲイン収束
もしていない受信開始直後の状態においては、ゲイン収
束信号GCDがハイレベルにされることはないので、フ
リップフロップFF31はロウレベルを保持しその反転
出力/Qがハイレベルにされることで、論理積回路AN
D32が開かれた状態とされる。そのため、交点平均化
回路22から交点検出信号EEEが入力されるたびに、
論理和回路OR32を介してセレクタSEL34,SE
L35をオフセット付与回路OSA1,OSA2側に切
り替える。その結果、交点検出毎に交点平均化回路22
からの交点平均値FFFにオフセット+Cst,−Cstを
付与した値がレジスタREG31,REG32に取り込
まれ、さらにその後この値と入力受信データRXDとの
平均をとった値がレジスタREG31,REG32に取
り込まれ、それに基づいて判定レベルDTLが形成され
る。
【0051】次に、AGC回路115におけるゲイン収
束が行なわれる図15の期間Tbにおいては、途中でゲ
イン収束信号GCDがハイレベルにアサートされる。た
だし、これによって図14の判定レベル演算回路23の
動作は変化しない。続いて、プリアンブルパターンが入
力される図15の期間Tcにおいては、途中でプリアン
ブルパターン検出信号DDDがハイレベルにアサートさ
れる。すると、論理積回路AND31の出力がハイレベ
ルに変化し、フリップフロップFF31の状態が反転し
て反転出力/Qはロウレベルに変化し、論理積回路AN
D32はその出力がロウレベルに固定され、交点平均化
回路22からの交点検出信号EEEを遮断した状態にな
る。
束が行なわれる図15の期間Tbにおいては、途中でゲ
イン収束信号GCDがハイレベルにアサートされる。た
だし、これによって図14の判定レベル演算回路23の
動作は変化しない。続いて、プリアンブルパターンが入
力される図15の期間Tcにおいては、途中でプリアン
ブルパターン検出信号DDDがハイレベルにアサートさ
れる。すると、論理積回路AND31の出力がハイレベ
ルに変化し、フリップフロップFF31の状態が反転し
て反転出力/Qはロウレベルに変化し、論理積回路AN
D32はその出力がロウレベルに固定され、交点平均化
回路22からの交点検出信号EEEを遮断した状態にな
る。
【0052】一方、プリアンブルパターン検出信号DD
Dがハイレベルにアサートされることにより、論理和回
路OR32を介してセレクタSEL34,SEL35は
オフセット付与回路OSA1,OSA2側に切り替えら
れる。これによって、プリアンブルパターン検出信号D
DDがハイレベルの間、交点平均化回路22から供給さ
れる交点平均値FFFにオフセット+Cst,−Cstを付
与した値がレジスタREG31,REG32に供給され
る。そして、プリアンブルパターン検出信号DDDがロ
ウレベルにネゲートされた後は、セレクタSEL34,
SEL35がセレクタSEL33,SEL34側に切り
替えられる。その結果、本来のデータが入力される図1
5の期間Tdにおいては、レジスタREG31またはR
EG32の値と入力受信データRXDとの平均をとった
値がレジスタREG31またはREG32に取り込ま
れ、それに基づいて判定レベルDTLが形成される。
Dがハイレベルにアサートされることにより、論理和回
路OR32を介してセレクタSEL34,SEL35は
オフセット付与回路OSA1,OSA2側に切り替えら
れる。これによって、プリアンブルパターン検出信号D
DDがハイレベルの間、交点平均化回路22から供給さ
れる交点平均値FFFにオフセット+Cst,−Cstを付
与した値がレジスタREG31,REG32に供給され
る。そして、プリアンブルパターン検出信号DDDがロ
ウレベルにネゲートされた後は、セレクタSEL34,
SEL35がセレクタSEL33,SEL34側に切り
替えられる。その結果、本来のデータが入力される図1
5の期間Tdにおいては、レジスタREG31またはR
EG32の値と入力受信データRXDとの平均をとった
値がレジスタREG31またはREG32に取り込ま
れ、それに基づいて判定レベルDTLが形成される。
【0053】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例においては、送信系回路と受信系回路とが1つ
の半導体チップ上に形成されたものについて説明した
が、受信系回路と送信系回路とがそれぞれ別個の半導体
チップ上に形成された半導体集積回路にも本発明を適用
することができる。
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、上
記実施例においては、送信系回路と受信系回路とが1つ
の半導体チップ上に形成されたものについて説明した
が、受信系回路と送信系回路とがそれぞれ別個の半導体
チップ上に形成された半導体集積回路にも本発明を適用
することができる。
【0054】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるブルー
トゥース規格の無線通信システムに使用される通信用半
導体集積回路に適用した場合について説明したが、本発
明はそれに限定されるものでなく、データの先頭に
“0”“1”交番パターンを設けて通信を行なうFM変
調方式の無線通信システムに用いられる半導体集積回路
の受信系回路一般に利用することができる。
なされた発明をその背景となった利用分野であるブルー
トゥース規格の無線通信システムに使用される通信用半
導体集積回路に適用した場合について説明したが、本発
明はそれに限定されるものでなく、データの先頭に
“0”“1”交番パターンを設けて通信を行なうFM変
調方式の無線通信システムに用いられる半導体集積回路
の受信系回路一般に利用することができる。
【0055】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、FM変調方式の無線通信シ
ステムに使用する復調用半導体集積回路において、周波
数のオフセットをキャンセルする回路をデジタル回路で
構成することができるようになり、これによって精度の
高い受信データの判定を行なえるとともに、受信データ
に含まれる疑似パターンによる誤った周波数のオフセッ
トキャンセルを防止し、これによって精度の高い受信デ
ータの判定を行なえるようになる。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。すなわち、FM変調方式の無線通信シ
ステムに使用する復調用半導体集積回路において、周波
数のオフセットをキャンセルする回路をデジタル回路で
構成することができるようになり、これによって精度の
高い受信データの判定を行なえるとともに、受信データ
に含まれる疑似パターンによる誤った周波数のオフセッ
トキャンセルを防止し、これによって精度の高い受信デ
ータの判定を行なえるようになる。
【図1】本発明に係る復調用半導体集積回路を利用して
好適な無線通信システムの構成例を示すブロック図であ
る。
好適な無線通信システムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図2】受信系回路を構成するオフセットキャンセル回
路の一実施例を示す回路図である。
路の一実施例を示す回路図である。
【図3】プリアンブルパターン検出回路を構成する上記
パターン認識回路のより詳細な構成例を示すブロック図
である。
パターン認識回路のより詳細な構成例を示すブロック図
である。
【図4】復調データとそれを1シンボル期間遅延させた
データとの関係を示す波形図である。
データとの関係を示す波形図である。
【図5】プリアンブルパターン検出回路を構成するレベ
ル検出回路のより詳細な構成例を示すグラフである。
ル検出回路のより詳細な構成例を示すグラフである。
【図6】復調データの一例を示す波形図である。
【図7】図6の復調データを縮小処理した波形を示す波
形図である。
形図である。
【図8】レベル検出回路を構成するレベル縮小回路のよ
り詳細な構成例を示すブロック図である。
り詳細な構成例を示すブロック図である。
【図9】レベル検出回路を構成するレベル平均化回路の
より詳細な構成例を示すブロック図である。
より詳細な構成例を示すブロック図である。
【図10】レベル平均化回路の出力の波形を示す波形図
である。
である。
【図11】レベル検出回路を構成する交点間隔検出回路
のより詳細な構成例を示すブロック図である。
のより詳細な構成例を示すブロック図である。
【図12】交点間隔回路による交点間隔の検出の仕方を
示す波形図である。
示す波形図である。
【図13】オフセットキャンセル回路を構成する交点平
均化回路のより詳細な構成例を示すブロック図である。
均化回路のより詳細な構成例を示すブロック図である。
【図14】オフセットキャンセル回路を構成する判定レ
ベル演算回路のより詳細な構成例を示すブロック図であ
る。
ベル演算回路のより詳細な構成例を示すブロック図であ
る。
【図15】実施例のオフセットキャンセル回路による判
定レベルの生成の仕方を示す波形図である。
定レベルの生成の仕方を示す波形図である。
AT 送受信用アンテナ
SW 送受信切替え用のスイッチ
110 受信系回路
111 低雑音増幅回路(LNA)
113 ミクサ(MIX)
114 バンドパスフィルタ
115 プログラマブル・ゲイン・アンプ(AGC)
116 AD変換回路
117 デジタルフィルタ
118 復調回路
119 “0”“1”判定回路
120 オフセットキャンセル回路
121 誤差検出回路
122 DA変換回路
130 送信系回路
21 プリアンブルパターン検出回路
22 交点平均化回路
23 判定レベル演算回路
21A パターン認識回路
21B レベル検出回路
21C 論理積回路
21B1 レベル縮小回路
21B2 レベル平均化回路
21B3 交点間隔検出回路
300 ベースバンド部
131 ガウスフィルタ
132 DA変換回路
133 ローパスフィルタ
134 周波数変換回路(VCO)
135 パワーアンプ
136 カウンタ
137 位相比較回路
フロントページの続き
(72)発明者 志田 雅昭
東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地
株式会社日立製作所中央研究所内
(72)発明者 河合 和彦
東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株
式会社日立製作所半導体グループ内
Fターム(参考) 5K004 AA04 EA10 EC00 EG11
5K022 EE04 EE31
Claims (10)
- 【請求項1】 アナログ受信信号をデジタル信号に変換
するAD変換回路と、変換されたデータを復調する復調
回路と、デジタル回路で構成され前記復調回路により復
調されたデータから所定のパターンを認識して周波数オ
フセットを検出してデータの判定レベルを生成するオフ
セットキャンセル回路と、該オフセットキャンセル回路
により生成された判定レベルに基づいて上記復調回路に
より復調されたデータの判定を行なうデータ判定回路と
を備え、データの先頭に所定のパターンを付加して送信
するように規定された通信方式に従った通信システムに
使用される通信用半導体集積回路。 - 【請求項2】 上記オフセットキャンセル回路は、上記
所定のパターンを検出する第1回路と、受信したデータ
の中心レベルを検出する第2回路と、上記第1回路の検
出信号と上記第2回路で検出された中心レベルとから復
調されたデータの判定を行なうデータ判定回路で用いら
れる判定レベルを生成する第3回路を有することを特徴
とする請求項1に記載の通信用半導体集積回路。 - 【請求項3】 上記第2回路は、上記復調回路により復
調されたデータと該データを1シンボル期間遅延させた
データとの交点のレベルを検出し、検出した交点レベル
の平均値を上記中心レベルとして出力するように構成さ
れていることを特徴とする請求項2に記載の通信用半導
体集積回路。 - 【請求項4】 上記第1回路は、受信したデータに含ま
れる上記所定のパターンを認識するパターン認識回路
と、受信したデータの平均レベルを検出するレベル検出
回路とを有し、上記パターン認識回路の認識結果と上記
レベル検出回路の検出結果とから所定パターン検出信号
を生成することを特徴とする請求項2に記載の通信用半
導体集積回路。 - 【請求項5】 上記レベル検出回路は、受信したデータ
のレベルを所定の比率で縮小するレベル縮小回路を備
え、該レベル縮小回路で縮小されたデータから受信デー
タの平均レベルを検出することを特徴とする請求項4に
記載の通信用半導体集積回路。 - 【請求項6】 上記所定のパターンが交番パターンであ
り、上記レベル検出回路は、受信したデータの平均レベ
ルを検出するレベル平均化回路と、検出された平均レベ
ルと受信データとの交点の間隔を検出する交点間隔検出
回路とを備え、許容範囲内の交点間隔が所定数連続した
ときに上記所定パターン検出信号を出力するように構成
されていることを特徴とする請求項4に記載の通信用半
導体集積回路。 - 【請求項7】 上記レベル平均化回路は、 受信したデータの増加方向については、レベルが大きく
なる方向に対して高いゲインで平均化し、逆方向には低
いゲインで平均化して第1のレベル平均値を得、 受信したデータの減少方向については、レベルが小さく
なる方向に対して高いゲインで平均化し、逆方向には低
いゲインで平均化して第2のレベル平均値を得、 上記第1のレベル平均値と第2のレベル平均値との平均
をとって受信データの平均レベルとすることを特徴とす
る請求項6に記載の通信用半導体集積回路。 - 【請求項8】 上記第3回路は、上記第2回路からの上
記中心レベルに所定値を加算した値を第1初期値とし、
上記中心レベルから所定値を減算した値を第2初期値と
し、受信したデータのレベル増加方向については上記第
1初期値と受信データとの平均をとり、また受信したデ
ータのレベル減少方向については上記第2初期値と受信
データとの平均をとり、これら2つの平均をさらに平均
したものを判定レベルとして出力するように構成されて
いることを特徴とする請求項2に記載の通信用半導体集
積回路。 - 【請求項9】 受信したアナログ信号をデジタル信号に
変換するAD変換回路と、変換されたデータを復調する
復調回路と、デジタル回路で構成され前記復調回路によ
り復調されたデータから所定のパターンを認識して周波
数オフセットを検出してデータの判定レベルを生成する
オフセットキャンセル回路と、該オフセットキャンセル
回路により生成された判定レベルに基づいて上記復調回
路により復調されたデータの判定を行なうデータ判定回
路と、搬送波を生成する発振回路と、デジタル送信デー
タをアナログ信号に変換するDA変換回路と、変換され
たアナログ信号で上記搬送波を周波数変換して変調を行
なう変調回路とを備えた通信用半導体集積回路 - 【請求項10】 請求項1〜9に記載の通信用半導体集
積回路と、送受信用のアンテナと、該アンテナと上記通
信用半導体集積回路が有する復調回路を含む受信系回路
または変調回路を含む送信系回路との接続を切り替える
送受信切替え手段と、上記送信系回路に渡す送信データ
を生成するとともに上記受信系回路からから受け取った
受信データの処理を行なうベースバンド回路とを備えた
ことを特徴とする無線通信システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001257943A JP2003069658A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 通信用半導体集積回路および無線通信システム |
US10/200,339 US7136433B2 (en) | 2001-08-28 | 2002-07-23 | Frequency offset cancellation circuit for data determination in FM wireless communications |
US11/580,009 US7386067B2 (en) | 2001-08-28 | 2006-10-13 | Frequency offset cancellation circuit for data determination in wireless communications |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001257943A JP2003069658A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 通信用半導体集積回路および無線通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003069658A true JP2003069658A (ja) | 2003-03-07 |
Family
ID=19085537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001257943A Withdrawn JP2003069658A (ja) | 2001-08-28 | 2001-08-28 | 通信用半導体集積回路および無線通信システム |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JP2003069658A (ja) |
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-
2001
- 2001-08-28 JP JP2001257943A patent/JP2003069658A/ja not_active Withdrawn
-
2002
- 2002-07-23 US US10/200,339 patent/US7136433B2/en not_active Expired - Lifetime
-
2006
- 2006-10-13 US US11/580,009 patent/US7386067B2/en not_active Expired - Lifetime
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---|---|
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US7136433B2 (en) | 2006-11-14 |
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US20070030928A1 (en) | 2007-02-08 |
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