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JP2003055577A - 改質無機フィラー - Google Patents

改質無機フィラー

Info

Publication number
JP2003055577A
JP2003055577A JP2001251888A JP2001251888A JP2003055577A JP 2003055577 A JP2003055577 A JP 2003055577A JP 2001251888 A JP2001251888 A JP 2001251888A JP 2001251888 A JP2001251888 A JP 2001251888A JP 2003055577 A JP2003055577 A JP 2003055577A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
fluorine
inorganic filler
filler
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001251888A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kawasaki
一良 川崎
Tatsuya Morikawa
達也 森川
Takafumi Yamasoto
隆文 山外
Hirofumi Nishibayashi
浩文 西林
Katsuhiko Tono
克彦 東野
Takeshi Noguchi
剛 野口
Mitsuru Kishine
充 岸根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2001251888A priority Critical patent/JP2003055577A/ja
Publication of JP2003055577A publication Critical patent/JP2003055577A/ja
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 230℃以上の高温での使用に耐えうる含フ
ッ素エラストマー成形品を提供する。 【解決手段】 一次平均粒子径が0.5μm以下の無機
フィラー(ただしカーボンフィラーは除く)であって、
その表面活性を低減化する処理がなされた改質無機フィ
ラー、架橋性基を有する含フッ素エラストマーおよび架
橋剤および/または架橋促進剤からなる架橋用含フッ素
エラストマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加工性(ゴム練
性)や架橋性を維持したまま良好なシール性および23
0℃を超える高温での使用に耐えうる含フッ素エラスト
マー成形品を与える架橋用含フッ素エラストマー組成
物、およびそれに用いる改質無機フィラーに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体製造の分野では、その製造工程で
パーティクルと称される微粒子状の異物の混入を避ける
ことが最重要課題の1つである。この課題は、たとえば
半導体製造装置のシールに使用されるO−リングなどの
シール材にも要求される。そこでシール材を構成してい
るエラストマー成形品に配合されているフィラーも超微
粒(一次平均粒子径0.005〜0.05μm)を使用
するときは、たとえプラズマ照射などの処理によってシ
ール材から外部に飛散したとしても、半導体に形成され
る微細パターンの線間距離(通常0.2μm以上)より
も小さく線間を埋めて結線を起こすことがないことか
ら、フィラーの微粒子化が検討されている。
【0003】また、半導体製造装置の分野では、耐プラ
ズマ性(プラズマ照射環境下で重量減少やパーティクル
の発生が少ない性質)が良好なことから、常用されてい
るカーボンブラックよりも酸化アルミニウムフィラーや
二酸化チタンフィラーが採用され始めている(たとえば
WO01/32782号パンフレット)。
【0004】以上の点とは別に、半導体製造に用いる装
置に対して最近230〜300℃という高温での加工処
理が要求されてきている。そうした高温での耐熱性を与
えるエラストマー成形品として、シラン系化合物で処理
された金属酸化物などの無機フィラーを配合した架橋用
エラストマー組成物が提案されている(特開2000−
290454公報)。しかし、この公報には無機フィラ
ーの重要性に関する記載はなく、また用途についても記
載はない。
【0005】また特表2000−502122公報に
は、二酸化チタンなどをフィラーとした組成物が提案さ
れているが、使用するフィラーの粒子径に関する記載は
ない。
【0006】さらにまた、WO01/32782号パン
フレットに微粒子状(一次平均粒子径0.005〜0.
05μm程度)の無機フィラーを配合した架橋用エラス
トマー組成物が記載されているが、230℃以上での特
性は評価されていない。
【0007】一般に架橋用のエラストマー組成物におい
て、配合する無機フィラーの粒子径が小さくなればなる
ほどその表面活性が強くなり、高温で使用した場合エラ
ストマーを劣化させてしまう。したがって、WO01/
32782号パンフレットに記載の架橋用エラストマー
組成物では230℃以上の高温環境下においてエラスト
マーが劣化し始め、圧縮永久歪みなどが大きくなり、シ
ール能力が低下してしまう(後述する比較例1および2
参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、230℃以
上の高温環境下での使用に耐え、かつパーティクルの発
生原因とならない無機フィラー(カーボンフィラーを除
く)、それを配合した架橋用エラストマー組成物、およ
びエラストマー成形品に関する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、一次平均粒子
径が0.5μm以下、さらには0.05μm以下の無機
フィラー(ただしカーボンフィラーは除く)であって、
その表面活性を低減化する処理がなされた改質無機フィ
ラーに関する。
【0010】表面活性低減化処理としては、たとえば無
機フィラーをフッ素化合物と接触させるフッ素化処理が
あげられる。
【0011】原料となる無機フィラーとしては、カーボ
ンブラックを除く無機フィラー、特に金属酸化物フィラ
ー、さらには酸化アルミニウムフィラーが好適である。
【0012】かかる改質無機フィラーのうち、下記条件
(1)で実施した酸素プラズマ照射およびNF3プラズ
マ照射において、それぞれのプラズマ照射の前後におけ
る重量減少または増加が1%以下、特に0.1%以下お
よび20%以下、特に2%以下、さらには1%以下のも
のが好ましい。 記 流量:16sccm 圧力:20ミリトール RF電力:800W 照射時間:30分間 周波数:13.56MHz
【0013】本発明の改質無機フィラーは、架橋用エラ
ストマー組成物、特に半導体製造装置用シール材の製造
用エラストマー組成物に配合されるときに、とりわけ有
用である。
【0014】本発明はまた、前記改質無機フィラー、架
橋性基を有する含フッ素エラストマー(以下、「架橋性
エラストマー」という)および架橋剤および/または架
橋促進剤からなる架橋用含フッ素エラストマー組成物に
関する。
【0015】架橋性含フッ素エラストマーとしては、架
橋性基を有するパーフルオロエラストマーが好適にあげ
られ、また、架橋性基を有する含フッ素エラストマーの
架橋性基としてはCN基またはCOOH基が好ましい。
【0016】前記架橋剤としては、式(1):
【0017】
【化11】
【0018】(式中、R1は−SO2−、−O−、−C
(=O)−、
【0019】
【化12】
【0020】炭素数1〜10のアルキリデン基、炭素数
1〜10のパーフルオロアルキリデン基または単結合
手;X1は−OH、−NH2、−SH、−NHR(Rは炭
素数1〜6の置換されていてもよい直鎖状もしくは分岐
鎖状のアルキル基)または−NHAr(Arは置換され
ていてもよいフェニル基またはナフチル基))で示され
る化合物、式(2):
【0021】
【化13】
【0022】(式中、R2は置換されていてもよい直鎖
状もしくは分岐鎖状のアルキリデン基、置換されていて
もよいアリーレン基、
【0023】
【化14】
【0024】(R3は−SO2−、−O−、−C(=O)
−、
【0025】
【化15】
【0026】または単結合手)で示される化合物、式
(3):
【0027】
【化16】
【0028】(式中、mは1〜10の整数)で示される
化合物、式(4):
【0029】
【化17】
【0030】(式中、X2は同じかまたは異なり、いず
れもHまたはNH2;pは1〜10の整数)で示される
化合物、および/または式(5):
【0031】
【化18】
【0032】(式中、X3は同じかまたは異なり、いず
れもHまたはNH2;Yは同じかまたは異なり、いずれ
もHまたはOH)で示される化合物が、高温においても
架橋構造が切れず耐熱性に優れることから、好適に使用
できる。
【0033】特に、前記式(1)において、R1
【0034】
【化19】
【0035】であり、X1
【0036】
【化20】
【0037】である架橋剤が好ましい。
【0038】また、架橋促進剤としては有機スズ化合物
が好適に採用される。
【0039】本発明はさらに、前記架橋用含フッ素エラ
ストマー組成物を架橋して得られる架橋含フッ素エラス
トマー成形品、特に半導体の製造装置のシールに用いる
成形品にも関する。
【0040】さらにまた、本発明は、前記成形品が組み
込まれた半導体製造装置にも関する。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の改質無機フィラーは、一
次平均粒子径が0.5μm以下、特に0.05μm(5
0nm)以下の微粒子無機フィラーの表面活性を低減化
したものである。半導体製造装置に使用するシール材な
どの成形品用としては、パーティクルの低減化の観点か
ら、より小さいものが好ましい。粒子径の下限は特に限
定されないが、製造上の理由から0.005μm(5n
m)以上である。
【0042】原料となる無機フィラーとしては、カーボ
ンブラックを除く各種の無機フィラーがあげられる。カ
ーボンブラックはO2プラズマおよびNF3プラズマなど
に対する重量減少が大きく、プラズマ照射処理を行なう
分野、特に半導体製造の分野での使用は回避すべきであ
る。
【0043】具体例としてはつぎのフィラーがあげられ
るが、これらに限定されるものではない。
【0044】金属酸化物フィラー:二酸化チタン、酸化
ケイ素、酸化アルミニウム、酸化亜鉛など 硫酸塩フィラー:硫酸バリウム、硫酸アルミニウムなど 炭酸塩フィラー:炭酸バリウムなど 金属水酸化物フィラー:水酸化アルミニウムなど
【0045】これらのうち、半導体製造装置用のシール
材用途には金属酸化物フィラー、特に高密度プラズマ照
射の耐性が優れる点から酸化アルミニウムが好ましい。
【0046】これらの無機フィラーは、微粒子であるが
故に大粒径の粒子よりも表面活性が高められている。問
題となり得る表面活性としては、たとえば各種触媒活
性、吸着活性などがあげられる。
【0047】本発明ではこれらの表面活性を低減化する
ことによって、230℃以上の高温において使用しても
マトリックスであるエラストマーなどを劣化することを
抑制できる。表面活性を低減化する処理(表面活性低減
化処理)としては、たとえばフッ素化合物と無機微粒子
フィラーとを接触させてフッ素化処理する方法があげら
れる。
【0048】無機微粒子フィラーをフッ素化合物と接触
させるとフィラーの表面活性が低減化されるメカニズム
は明らかではないが、フッ素化合物によりフィラー表面
の活性点がフッ素化されるため、あるいはフッ素化合物
が熱分解して生じたカーボンが活性点に吸着されるため
と推察される。
【0049】このフッ素化処理の条件は、使用するフッ
素化合物や対象となる無機フィラーの種類によって適宜
選定すればよい。また、フッ素化の程度も無機フィラー
の種類、使用目的、エラストマー組成物の加工性などを
考慮して決定すればよく、230℃以上の高温で無機微
粒子フィラーの表面活性が問題とならない程度でよい。
最低限、無機微粒子フィラーの表面活性点がフッ素化に
よりブロックされていればよく、フッ素化処理後に改質
無機フィラー中のフッ素原子含有量が測定限界以下とい
う場合もあり得る。フッ素化処理の効果は、後述する架
橋用エアストマー組成物から成形された成形品を230
℃以上の高温に曝した場合に、フッ素化処理していない
無機微粒子フィラーに比して劣化が生じていないことか
ら明確に判定できる。
【0050】また、場合によってはフッ素化が進行し過
ぎても別の問題が生じることがある。たとえば酸化アル
ミニウムフィラーの場合、フッ素化が進み過ぎると架橋
が阻害されることがあるので注意を要する。
【0051】使用するフッ素化合物としては、無機系の
フッ素化合物でも有機系のフッ素化合物でもよい。
【0052】無機系フッ素化合物としては、たとえばフ
ッ素ガス、フッ化水素、フッ化硫黄(たとえば四フッ化
硫黄、六フッ化硫黄など)、フッ化スルフリル、フッ化
チオニル、フッ化アンモニウム(たとえば酸性フッ化ア
ンモニウム、中性フッ化アンモニウムなど)があげら
る。
【0053】有機系フッ素化合物としては、フッ素化炭
化水素、含窒素または含酸素フッ素化炭化水素などがあ
げられる。
【0054】フッ素化炭化水素としては、たとえば炭素
数8以下、好ましくは4以下の飽和または不飽和炭化水
素であって、1個または2個以上の水素原子がフッ素原
子に置換されているものがあげられる。具体例として
は、たとえばCF4、CHF3、CF3CF3、CHF2
3、CHF2CHF2などのフルオロアルカン類;CF2
=CF2(テトラフルオロエチレン)、CF3CF=CF
2(ヘキサフルオロプロピレン)などのフルオロアルカ
ン類があげられる。これらのうち、反応が容易に生じる
点から、CF4などのパーフルオロアルカン類、ヘキサ
フルオロプロパン(HFP)などのパーフルオロアルケ
ン類が好ましい。
【0055】含窒素または含酸素フッ素化炭化水素とし
ては、たとえば式(1): CnabX (1) (式中、Xは酸素原子または窒素原子、nは1〜8、特
に1〜4の整数、aは1〜2n+mの整数、bは0〜2
n+m−1(ただし、mはXが酸素原子のときは2、窒
素原子のときは3)で示される化合物があげられる。具
体例としては、たとえばヘキサフルオロアセトン、ヘキ
サフルオロ−1,2−エポキシエタン、デカフルオロエ
ーテル、トリ(トリフルオロメチル)アミン、テトラフ
ルオロエチルメチルエーテルなどがあげられる。
【0056】限定されるものではないが、半導体製造装
置のシール材用途に特に好ましいフッ素化処理酸化アル
ミニウムフィラーを得る処理方法を例示する。
【0057】フッ素化合物としてフッ化水素、フッ化ア
ンモニウムを使用する場合は、酸化アルミニウム微粒子
を20〜450℃にてフッ素化合物と接触させればよ
い。
【0058】フッ素化合物としてフッ化硫黄、フッ化フ
ルフリル、フッ化チオニルを使用する場合は、接触温度
として300〜500℃が採用される。
【0059】HFPなどの有機フッ素化合物を使用する
場合は、100〜600℃、好ましくは150〜450
℃で酸化アルミニウム微粒子と接触させればよい。
【0060】他の表面活性低減化処理法としては、たと
えば無機フィラーを150〜600℃の温度で炭化水素
化合物と接触させる方法、シランカップリング剤などで
無機フィラーを表面処理する方法などがあげられる。た
だ、シランカップリング剤で表面処理する方法は、高温
下またはプラズマ照射雰囲気下で使用するとシランカッ
プリング剤に由来するアウトガスが発生するため、高度
のクリーン化が要求される半導体製造装置の分野での使
用には不向きである。
【0061】かくして得られる本発明の改質無機フィラ
ーは、前述のとおり、酸素プラズマ照射およびNF3
ラズマ照射によっても重量変化が小さく、耐プラズマ性
に優れたものである。
【0062】本発明はまた、本発明の改質無機フィラー
(A)と架橋性含フッ素エラストマー(B)と架橋剤(C)お
よび/または架橋促進剤(D)とからなる架橋用エラス
トマー組成物に関する。
【0063】改質無機フィラー(A)の配合量は、架橋
性含フッ素エラストマー(B)100重量部に対して1
〜150重量部、好ましくは1〜50重量部である。少
なすぎると無機フィラーの添加効果が奏されず、多すぎ
ると成形品のシール性が低下し、硬度も大きくなってし
まう。
【0064】含フッ素エラストマー(B)の架橋性基と
してはカルボキシル(COOH)基、アルコキシカルボ
ニル(COOR)基、ニトリル(CN)基、ヨウ素原子
または臭素原子などがあげられるが、架橋時に耐熱架橋
構造を取り得るCOOH基、COOR基またはCN基が
好ましく、特に耐熱性に優れた架橋構造を与えるCOO
H基またはCN基が好適である。
【0065】含フッ素エラストマーの具体例としては、
式(I): X1−[A−(Y)pq−X2 (I) または式(II): X1−[A−(Y1pq−[B−(Y2rs−X2 (II) (式中、X1およびX2は重合時の開始剤や連鎖移動剤を
変えることにより、また末端基を修飾することにより任
意に変えることができ、特に限定されるものではない
が、たとえば、同じかまたは異なり、いずれもカルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、ニトリル基、ヨウ素
原子、臭素原子またはスルホン酸基などがあげられる。
Y、Y1およびY2は同じかまたは異なり、いずれも側鎖
にカルボキシル基、アルコキシカルボニル基またはニト
リル基を有する2価の有機基、Aはエラストマー性含フ
ッ素ポリマー鎖セグメント(以下、「エラストマー性セ
グメントA」という)、Bは非エラストマー性含フッ素
ポリマー鎖セグメント(以下、「非エラストマー性セグ
メントB」という)、pは0〜50の整数、qは1〜5
の整数、rは0〜10の整数、sは1〜3の整数であ
る、ただしX1、X2、Y、Y1またはY2のいずれか一つ
はニトリル基、カルボキシル基またはアルコキシカルボ
ニル基であり、Y、Y1およびY2はAまたはBのセグメ
ント中にランダムに入っていてもよい)で示され、架橋
部位としてカルボキシル基、ニトリル基および/または
アルコキシカルボニル基を主鎖の末端および/または分
岐鎖に有する架橋可能な含フッ素エラストマーが好まし
い。
【0066】エラストマー性セグメントAとしては、た
とえば式(III):
【0067】
【化21】
【0068】(式中、m/n=95〜50/5〜50
(モル%)、Rfは炭素数1〜20のフルオロポリオキ
シアルキル基または炭素数1〜8のパーフルオロアルキ
ル基)で示される2元共重合体ゴム、もしくは式(I
V):
【0069】
【化22】
【0070】(式中、l/m/n=95〜35/0〜3
0/5〜35(モル%)、Rfは炭素数1〜20のフル
オロポリオキシアルキル基または炭素数1〜8のパーフ
ルオロアルキル基)で示される3元共重合体ゴムなどの
パーフルオロエラストマーセグメント、または式
(V):
【0071】
【化23】
【0072】(式中、m/n=85〜60/15〜40
(モル%))で示される2元共重合体ゴム、式(VI):
【0073】
【化24】
【0074】(式中、l/m/n=85〜20/0〜4
0/15〜40(モル%))で示される3元共重合体ゴ
ム、式(VII):
【0075】
【化25】
【0076】(式中、l/m/n=95〜45/0〜1
0/5〜45(モル%)、Z1、Z2およびZ3はそれぞ
れ独立してフッ素原子または水素原子、Rfは炭素数1
〜20のフルオロポリオキシアルキル基または炭素数1
〜8のパーフルオロアルキル基)で示される3元共重合
体ゴム、もしくは
【0077】
【化26】
【0078】(l/m/n=1〜80/0〜80/10
〜50(モル%)、Rfは前記と同じ)などの非パーフ
ルオロエラストマーセグメントであってもよい。
【0079】また、分岐鎖に架橋点を導入するための
Y、Y1、Y2としては、たとえば
【0080】
【化27】
【0081】で示されるニトリル基含有単量体、カルボ
キシル基含有単量体、アルコキシカルボニル基含有単量
体などがあげられ、通常、ニトリル基含有単量体、カル
ボキシル基含有単量体などが好適である。
【0082】非エラストマー性セグメントBとしては、
フッ素原子を含み前記エラストマー性を有していなけれ
ば基本的には限定されず、非エラストマー性セグメント
Bをブロック共重合することによりえようとする特性・
機能に合わせて選択すればよい。なかでも、機械的物性
を付与するためには結晶融点が150℃以上である結晶
性ポリマー鎖セグメントであることが好ましい。
【0083】非エラストマー性セグメントBを構成しう
る単量体のうち含フッ素単量体としては、たとえばTF
E、クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、パーフ
ルオロ(アルキルビニルエーテル)(PAVE)、ヘキ
サフルオロプロピレン(HFP)、CF2=CF(C
2pX(pは1〜10の整数、XはFまたはCl)、
パーフルオロ−2−ブテンなどのパーハロオレフィン
類;フッ化ビニリデン、フッ化ビニル、トリフルオロエ
チレン、
【0084】
【化28】
【0085】(X5およびX6はHまたはF、qは1〜1
0の整数)、CH2=C(CF32などの部分フッ素化
オレフィン類の1種または2種以上があげられる。ま
た、これらと共重合可能な単量体、たとえばエチレン、
プロピレン、塩化ビニル、ビニルエーテル類、カルボン
酸ビニルエステル類、アクリル類の1種または2種以上
も共重合成分として使用できる。
【0086】これらのうち、耐薬品性、耐熱性の点か
ら、主成分に用いる単量体としては含フッ素オレフィン
単独または含フッ素オレフィン同士の組合せ、エチレン
とTFEの組合せ、エチレンとCTFEの組合せが好ま
しく、特にパーハロオレフィンの単独またはパーハロオ
レフィン同士の組合せが好ましい。
【0087】具体的には、 (1)VdF/TFE(0〜100/100〜0)、特
にVdF/TFE(70〜99/30〜1)、PTFE
またはPVdF; (2)エチレン/TFE/HFP(6〜60/40〜8
1/1〜30)、3,3,3−トリフルオロプロピレン
−1,2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフル
オロプロピレン−1/PAVE(40〜60/60〜4
0); (3)TFE/CF2=CF−Rf 3(非エラストマー性
を示す組成範囲、すなわち、CF2=CF−Rf 3が15
モル%以下。Rf 3は1個以上のエーテル型酸素原子を有
していてもよい直鎖状または分岐鎖状のフルオロ−もし
くはパーフルオロアルキル基、またはフルオロ−もしく
はパーフルオロオキシアルキル基である。); (4)VdF/TFE/CTFE(50〜99/30〜
0/20〜1); (5)VdF/TFE/HFP(60〜99/30〜0
/10〜1); (6)エチレン/TFE(30〜60/70〜40); (7)ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTF
E); (8)エチレン/CTFE(30〜60/70〜40)
などがあげられる。なお、カッコ内はモル%を示す。こ
れらのうち、耐薬品性と耐熱性の点から、特にPTFE
およびTFE/CF2=CF−Rf 3(Rf 3は前記と同
じ)の非エラストマー性の共重合体が好ましい。
【0088】また、非エラストマー性セグメントBを構
成しうる単量体として、各種架橋のために前記した硬化
部位を与える単位Y2を5モル%以下、好ましくは2モ
ル%以下導入してもよい。
【0089】非エラストマー性セグメントBのブロック
共重合は、たとえばエラストマー性セグメントAの乳化
重合に引き続き、単量体を非エラストマー性セグメント
B用に変えることにより行なうことができる。
【0090】非エラストマー性セグメントBの平均分子
量は、1,000〜1,200,000、好ましくは
3,000〜400,000と広い幅で調整できる。
【0091】また、エラストマー性セグメントAの構成
単位の90モル%以上、特に95モル%以上をパーハロ
オレフィン単位とすることによりエラストマー性セグメ
ントAに確実に非エラストマー性セグメントBをブロッ
ク共重合でき、しかも非エラストマー性セグメントBの
分子量(重合度)を大きくすることができる。
【0092】エラストマーの末端基であるX1、X2とし
ては、前記のとおり特に限定されないが、カルボキシル
基、アルコキシカルボニル基またはニトリル基であるこ
とが好ましく、末端基にカルボキシル基を導入する方法
としては、後述する酸処理法があげられる。
【0093】前記含フッ素エラストマーは、乳化重合
法、懸濁重合法、溶液重合法などの重合法により製造す
ることができる。
【0094】重合開始剤としては、好ましくはカルボキ
シル基またはカルボキシル基を生成し得る基(たとえば
酸フルオライド、酸クロライド、CF2OH。これらは
いずれも水の存在下にカルボキシル基を生ずる)をエラ
ストマー末端に存在させ得るものが用いられる。具体例
としては、たとえば過硫酸アンモニウム(APS)、過
硫酸カリウム(KPS)などがあげられる。
【0095】また、分子量の調整に通常使用される連鎖
移動剤を使用してもよいが、末端に導入されるカルボキ
シル基を生成し得る基の割合が低下するため、できるだ
け使用しない方がよい。ただし、連鎖移動剤が前記基を
エラストマー末端に存在させ得るものであれば、この限
りではない。連鎖移動剤を使用しない場合、分子量は重
合を低圧、たとえば2MPa・G未満、好ましくは1M
Pa・G以下で行なうことにより調整すればよい。その
他の重合条件は、特に制限されないが、カルボキシル基
を末端および/または分岐鎖に有する重合生成物を後述
する酸処理を経ずに得るためには、重合系のpHを3以
下の強酸性とするのが好ましい。
【0096】かくして得られた重合生成物は重合条件に
よっては遊離のカルボキシル基が含まれていないものも
あるが、それらもつぎの酸処理を施すことにより、遊離
のカルボキシル基に変換することができる。
【0097】本発明で用いる含フッ素エラストマーは、
重合生成物を酸処理することにより、重合生成物に存在
しているカルボン酸の金属塩やアンモニウム塩などの基
をカルボキシル基に変換することが好ましい。酸処理法
としては、たとえば塩酸、硫酸、硝酸などにより洗浄す
るか、これらの酸で重合反応後の混合物の系をpH3以
下にする方法が適当である。
【0098】この酸処理は、重合反応混合物から重合生
成物を凝析により単離する際の凝析手段として適用する
のが、工程の簡略化の点から好ましい。または、重合混
合物を酸処理し、その後凍結乾燥などの手段で重合生成
物を単離してもよい。さらに超音波などによる凝析や機
械力による凝析などの方法も採用できる。
【0099】また、ヨウ素や臭素を含有する含フッ素エ
ラストマーを発煙硫酸により酸化してカルボキシル基を
導入することもできる。
【0100】含フッ素エラストマー(B)に導入する架
橋性基がCOOH基またはCN基である場合、架橋性基
の量は架橋密度を適正にする点から0.1モル%以上、
好ましくは0.3〜5モル%、さらに好ましくは0.3
〜3モル%である。
【0101】本発明の含フッ素エラストマーは架橋剤を
使用しない架橋方法、たとえば電子線照射法、放射線照
射法、紫外線照射法などの高エネルギー線照射法で架橋
することもできるが、加工性や成形品の耐熱性を向上さ
せる点からCN基、COOH基などの架橋性基と反応可
能な架橋剤を配合する。
【0102】COOH基またはCN基、さらにはCOO
R基と反応可能な具体的な架橋剤としては、式(1)〜
(5)として前述した架橋剤が好ましくあげられる。
【0103】式(1)の架橋剤の具体例としては、たと
えば2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘキサフルオロプロパン(一般名:ビス(アミノフ
ェノール)AF)、2,2−ビス(3−アミノ−4−メ
ルカプトフェニル)ヘキサフルオロプロパン、テトラア
ミノベンゼン、ビス−3,4−ジアミノフェニルメタ
ン、ビス−3,4−ジアミノフェニルエーテル、2,2
−ビス(3,4−ジアミノフェニル)ヘキサフルオロプ
ロパン、2,2−ビス[3−アミノ−4(N−メチルア
ミノ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビ
ス[3−アミノ−4(N−フェニルアミノ)フェニル]
ヘキサフルオロプロパン2,2−ビス[3−アミノ−4
(N−メチルアミノ)フェニル]ヘキサフルオロプロパ
ン、2,2−ビス[3−アミノ−4(N−フェニルアミ
ノ)フェニル]ヘキサフルオロプロパンなどがあげられ
る。
【0104】式(2)の架橋剤の具体例としては、たと
えば2,2−ビス[N−(2−アミノフェニル)−(3
−アミノフェニル)]ヘキサフルオロプロパン、2,2
−ビス[N−(2−アミノフェニル)−(4−アミノフ
ェニル)]ヘキサフルオロプロパンなどがあげられる。
【0105】式(3)の架橋剤の具体例としては、たと
えば
【0106】
【化29】
【0107】などがあげられる。
【0108】式(4)の架橋剤の具体例としては、たと
えばパーフルオロアジピン酸ビスアミドラゾン、パーフ
ルオロスベリン酸ビスアミドラゾンなどがあげられる。
【0109】式(5)の架橋剤の具体例としては、たと
えば
【0110】
【化30】
【0111】などがあげられる。
【0112】これらのうち、成形品の耐熱性、耐薬品性
を向上させる点から式(1)および(2)の架橋剤、と
りわけ2,2−ビス[3−アミノ−4(N−フェニルア
ミノ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビ
ス[N−(2−アミノフェニル)−(3−アミノフェニ
ル)]ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス[N−
(2−アミノフェニル)−(4−アミノフェニル)]ヘ
キサフルオロプロパンが好ましい。
【0113】架橋剤(C)の配合量は、好ましくはエラ
ストマー100重量部に対して0.1〜10重量部、好
ましくは0.5〜5重量部である。
【0114】さらに要すれば、架橋剤(C)に代えて、
または加えて架橋促進剤(D)を配合してもよい。架橋
促進剤(D)としては、たとえば有機スズ化合物や15
0〜200℃でアンモニアガスを発生させる有機および
/または無機のアンモニウム塩などがあげられ、特に耐
熱性を有する架橋構造を与える点から有機スズ化合物が
好ましい。
【0115】架橋促進剤の配合量は、好ましくはエラス
トマー100重量部に対して0.1〜10重量部、好ま
しくは0.5〜5重量部である。
【0116】また、架橋系として前記のほかにトリアリ
ルイソシアヌレート類を用いたトリアジン架橋系、パー
オキサイド架橋系、ポリオール架橋系なども採用でき
る。なかでも、トリアリルイソシアヌレートの3個のア
リル基中の水素原子をフッ素原子に置換したフッ素化ト
リアリルイソシアヌレート(US4,320,216他)は耐熱性
に優れた成形品を与える点から好ましい。
【0117】本発明の組成物において、必要に応じて架
橋用含フッ素エラストマー組成物に配合される通常の添
加物、たとえば充填剤、加工助剤、可塑剤、着色剤など
を配合することができ、前記のものとは異なる常用の架
橋剤や架橋促進剤を1種またはそれ以上配合してもよ
い。また、本発明の効果を損なわない範囲において、公
知のフッ素ゴムを混合してもよい。
【0118】本発明の組成物は、上記の各成分を、通常
のゴム用加工機械、たとえば、オープンロール、バンバ
リーミキサー、ニーダーなどを用いて混合することによ
り調製することができる。この他、密閉式混合機を用い
る方法やエマルジョン混合から共凝析する方法によって
も調製することができる。
【0119】上記組成物から予備成形体を得る方法は通
常の方法でよく、金型にて加熱圧縮する方法、加熱され
た金型に圧入する方法、押出機で押出す方法など公知の
方法で行なうことができる。ホースや電線などの押出製
品の場合は押出後も形を保持することが可能なので、架
橋剤を使用せずに押出した予備成形体をそのまま用いる
ことができる。もちろん架橋剤を使用してスチームなど
による加熱架橋を施した予備成形体を用いることも可能
である。またO−リングなどの型物製品で未架橋状態で
は離型後も形を保持することが困難な場合は、架橋剤を
使用してあらかじめ架橋した予備成形体を用いることに
より実施可能となる。
【0120】本発明はかくして得られる架橋物(成形
品)にも関する。
【0121】本発明の成形品は高い機械的強度や耐熱性
を有している。それ以上に、驚くべきことに特にシール
材として不可欠なシール性を評価する基準である圧縮永
久歪みが230℃以上という高温時においても小さくな
っている。
【0122】本発明の成形品を、たとえばWO99/4
9997号パンフレット記載の特殊な洗浄法、すなわち
超純水により洗浄する方法、洗浄温度で液状のクリーン
な有機化合物や無機水溶液により洗浄する方法、乾式エ
ッチング洗浄する方法、抽出洗浄する方法にしたがって
処理することにより極めて高度にクリーン化され、しか
もアウトガス量が少なく耐プラズマ性に優れた半導体製
造装置用の成形品が得られる。
【0123】たとえば上記洗浄後、窒素ガス気流下で2
00℃にて24時間加熱した成形品(O−リング:AS
−568A−214)を前記の照射条件(1)で酸素
(O2)プラズマおよびNF3プラズマを照射したときの
重量変化がいずれも5%以下、好ましくは3%以下とす
ることができる。
【0124】さらに、酸素プラズマ照射後のO−リング
をつぎの条件(2)で測定したときのO−リング(AS
−568A−214)1個あたりの発生パーティクル数
が50×1014個以下、好ましくは30×1014個以下
というクリーンな成形品を提供できる。
【0125】(条件(2))前記の照射条件(1)で酸
素プラズマを照射して得られた被験O−リング(AS−
568A−214)を超純水中に入れ、25℃にて1時
間超音波を当ててパーティクルを超純水中に遊離させ、
この超純水中に遊離した粒子径が0.2μm以上の粒子
(パーティクル)の数を微粒子測定器法により調べる。
【0126】本発明の架橋性エラストマー組成物は半導
体製造装置用の成形品、特に高度なクリーンさが要求さ
れる半導体製造装置、特に高密度プラズマ照射が行なわ
れる半導体製造装置の封止用のシール材の製造に好適に
使用できる。シール材としてはO−リング、角−リン
グ、ガスケット、パッキン、オイルシール、ベアリング
シール、リップシールなどがあげられる。
【0127】そのほか、半導体製造装置に使用される各
種のエラストマー製品、たとえばダイヤフラム、チュー
ブ、ホース、各種ゴムロールなどとしても使用できる。
また、コーティング用材料、ライニング用材料としても
使用できる。
【0128】なお、本発明でいう半導体製造装置は、特
に半導体を製造するための装置に限られるものではな
く、広く、液晶パネルやプラズマパネルを製造するため
の装置など、高度なクリーン度が要求される半導体分野
において用いられる製造装置全般を含むものである。
【0129】具体的には、次のような半導体製造装置が
例示される。
【0130】(1)エッチング装置 ドライエッチング装置 プラズマエッチング装置 反応性イオンエッチング装置 反応性イオンビームエッチング装置 スパッタエッチング装置 イオンビームエッチング装置 ウェットエッチング装置 アッシング装置
【0131】(2)洗浄装置 乾式エッチング洗浄装置 UV/O3洗浄装置 イオンビーム洗浄装置 レーザービーム洗浄装置 プラズマ洗浄装置 ガスエッチング洗浄装置 抽出洗浄装置 ソックスレー抽出洗浄装置 高温高圧抽出洗浄装置 マイクロウェーブ抽出洗浄装置 超臨界抽出洗浄装置
【0132】(3)露光装置 ステッパー コータ・デベロッパー
【0133】(4)研磨装置 CMP装置
【0134】(5)成膜装置 CVD装置 スパッタリング装置
【0135】(6)拡散・イオン注入装置 酸化拡散装置 イオン注入装置
【0136】
【実施例】つぎに本発明を実施例をあげて説明するが、
本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
【0137】製造例1(CN基含有含フッ素エラストマ
ーの製造) 着火源をもたない内容積6リットルのステンレススチー
ル製オートクレーブに、純水2リットルおよび乳化剤と
して
【0138】
【化31】
【0139】20g、pH調整剤としてリン酸水素二ナ
トリウム・12水塩0.18gを仕込み、系内を窒素ガ
スで充分に置換し脱気したのち、600rpmで撹拌し
ながら、50℃に昇温し、テトラフルオロエチレン(T
FE)とパーフルオロ(メチルビニルエーテル)(PM
VE)の混合ガス(TFE/PMVE=25/75モル
比)を、内圧が0.78MPa・Gになるように仕込ん
だ。ついで、過硫酸アンモニウム(APS)の527m
g/mlの濃度の水溶液20mlを窒素圧で圧入して反
応を開始した。
【0140】重合の進行により内圧が、0.69MPa
・Gまで降下した時点で、CF2=CFOCF2CF(C
3)OCF2CF2CN(CNVE)4.6gを窒素圧
にて圧入した。ついで圧力が0.78MPa・Gになる
ように、TFEを9.4gおよびPMVE10.6gを
それぞれ自圧にて圧入した。以後、反応の進行にともな
い同様にTFE、PMVEを圧入し、0.69〜0.7
8MPa・Gのあいだで、昇圧、降圧を繰り返すと共
に、TFEとPMVEの合計量が140g、260g、
380g、および500gとなった時点でそれぞれCN
VE4.6gを窒素圧で圧入した。
【0141】重合反応の開始から20時間後、TFEお
よびPMVEの合計仕込み量が600gになった時点
で、オートクレーブを冷却し、未反応モノマーを放出し
て固形分濃度21.2重量%の水性分散体2650gを
得た。
【0142】この水性分散体のうち2400gを水72
00gで希釈し、3.5重量%塩酸水溶液5600g中
に、撹拌しながらゆっくりと添加した。添加後5分間撹
拌した後、凝析物をろ別し、得られたポリマーをさらに
4kgのHCFC−141b中にあけ、5分間撹拌し、
再びろ別した。この後このHCFC−141bによる洗
浄、ろ別の操作をさらに4回繰り返したのち、60℃で
72時間真空乾燥させ、500gのCN基含有含フッ素
エラストマー凝析物を得た。
【0143】19F−NMR分析の結果、このエラストマ
ーのモノマー単位組成は、TFE/PMVE/CNVE
(異性体混合物)=59.2/40.0/0.8モル%
であった。
【0144】実施例1(フッ素化処理酸化アルミニウム
フィラーの製造) 酸化アルミニウムフィラー(住友化学工業(株)製のA
KP−G008、比表面積:80m2/g、一次平均粒
子径:0.02μm、結晶型:θ型単斜晶系)60gを
1リットルの四つ口フラスコに入れ、ポリテトラフルオ
ロエチレン製の攪拌翼で攪拌しながら250℃にて1時
間窒素ガスを20ml/minの流量で流して窒素雰囲
気とした。ついでガスをヘキサフルオロプロピレンに変
え、250℃にて20ml/minの流量で流して酸化
アルミニウムフィラーと接触させた。15分後、再びガ
スを窒素ガスに戻し、室温まで降温してフッ素化処理さ
れた酸化アルミニウムフィラー(Al−1)を製造し
た。
【0145】実施例2(フッ素化処理酸化アルミニウム
フィラーの製造) ヘキサフルオロプロピレンと酸化アルミニウムフィラー
との接触時間を7時間としたほかは実施例1と同様にし
てフッ素化処理された酸化アルミニウムフィラー(Al
−2)を製造した。
【0146】実施例3(フッ素化処理された二酸化チタ
ンフィラーの製造) 二酸化チタンフィラー(日本アエロジル(株)製のP2
5、比表面積:50m 2/g、一次平均粒子径:0.0
21μm)60gを1リットルの四つ口フラスコに入
れ、ポリテトラフルオロエチレン製の攪拌翼で攪拌しな
がら250℃にて1時間窒素ガスを20ml/minの
流量で流して窒素雰囲気とした。ついでガスをヘキサフ
ルオロプロピレンに変え、250℃にて20ml/mi
nの流量で流して酸化アルミニウムフィラーと接触させ
た。7時間後、再びガスを窒素ガスに戻し、室温まで降
温してフッ素化処理された酸化アルミニウムフィラー
(Al−1)を製造した。
【0147】実施例4〜5および比較例1 製造例1で得られた末端にカルボキシル基を有するCN
基含有含フッ素エラストマーと前記ジャーナル・オブ・
ポリマー・サイエンスのポリマー・ケミストリー編、Vo
l.20、2381〜2393頁(1982)に記載の方
法で合成した架橋剤である2,2−ビス[3−アミノ−
4−(N−フェニルアミノ)フェニル)ヘキサフルオロ
プロパンと充填材として表1に示すフッ素化処理酸化ア
ルミニウムフィラー(Al−1およびAl−2)または
未処理酸化アルミニウムフィラー(AKP−G008)
とを重量比100/4.25/15で混合し、オープン
ロールにて混練して架橋可能なフッ素ゴム組成物を調製
した。
【0148】このフッ素ゴム組成物を180℃で表1に
記載の条件でプレスして架橋を行なったのち、さらにオ
ーブン中で290℃で18時間のオーブン架橋を施し、
厚さ2mmの架橋物およびO−リング(AS−568A
−214)の被験サンプルを作製した。この架橋物の架
橋性、常態物性および圧縮永久歪みについて測定した。
結果を表1に示す。
【0149】(架橋性)各架橋用組成物についてJSR
型キュラストメーターII型により、表1に記載の温度に
て加硫曲線を求め、最低粘度(νmin)、最高粘度
(νmax)、誘導時間(T10)および最適加硫時間
(T90)を求める、
【0150】(常態物性)JIS K6301に準じて
厚さ2mmの架橋物の常態(25℃)での100%モジ
ュラス、引張強度、引張伸びおよび硬度(Shore
A硬度)を測定する。
【0151】(圧縮永久歪み)JIS K6301に準
じてO−リング(AS−568A−214)の230
℃、275℃および300℃における70時間後の圧縮
永久歪みを測定する。
【0152】
【表1】
【0153】実施例6および比較例2 製造例1で得られた末端にカルボキシル基を有するCN
基含有含フッ素エラストマーと前記ジャーナル・オブ・
ポリマー・サイエンスのポリマー・ケミストリー編、Vo
l.20、2381〜2393頁(1982)に記載の方
法で合成した架橋剤である2,2−ビス[3−アミノ−
4−(N−フェニルアミノ)フェニル)ヘキサフルオロ
プロパンと充填材として表2に示すフッ素化処理二酸化
チタンフィラー(Ti−1)または未処理二酸化チタン
フィラー(P25)とを重量比100/4.05/30
で混合し、オープンロールにて混練して架橋可能なフッ
素ゴム組成物を調製した。
【0154】このフッ素ゴム組成物を180℃で表2に
記載の条件でプレスして架橋を行なったのち、さらにオ
ーブン中で290℃で18時間のオーブン架橋を施し、
厚さ2mmの架橋物およびO−リング(AS−568A
−214)の被験サンプルを作製した。この架橋物の架
橋性、常態物性および圧縮永久歪みについて実施例4と
同様にして測定した。結果を表2に示す。
【0155】
【表2】
【0156】実施例7(プラズマ照射前後におけるフィ
ラーの重量変化の測定) 実施例1〜2で製造したフッ素化処理酸化アルミニウム
フィラー(Al−2)、未処理の酸化アルミニウムフィ
ラー(AKP−G008)および未処理の酸化アルミニ
ウムフィラー((株)龍森製のAdoma Fine AO-802、
比表面積:6〜8m2/g、平均粒子径:0.7μm、
結晶型:α型)について、アルミニウム製の容器に入れ
つぎに示す条件でプラズマ照射(酸素プラズマおよびN
3プラズマ)に供し、照射前後の重量変化を調べた。
結果を表3に示す。
【0157】照射条件 使用ガス:O2、NF3 ガス流量:16sccm RF出力:800W 圧力:20ミリトール 照射時間:30分間 周波数:13.56MHz
【0158】照射操作 プラズマ照射装置のチャンバー内の雰囲気を安定させる
ために、チャンバー前処理として5分間かけて実ガス空
放電を行なう。ついでサンプルを入れたアルミニウム製
の容器をRF電極の中心部に配置し、上記の条件下でプ
ラズマを照射する。
【0159】重量測定 ザートリウス(Sertorious)・GMBH製の電子分析天
秤2006MPE(商品名)を使用し、0.01mgま
で測定し0.01mgの桁を四捨五入する。
【0160】
【表3】
【0161】この結果から、フッ素化処理をしても酸化
アルミニウムフィラーの特徴である酸素(O2)および
NF3の両プラズマに対する遮蔽効果が維持できること
が分かる。
【0162】比較例3 フィラーとして未処理の酸化アルミニウムフィラー(A
O−802)を使用したほかは実施例4と同様にしてO
−リングを作製した。
【0163】実施例8(O−リングのプラズマ照射試験
における重量変化) 実施例5で製造したO−リング(フッ素化処理酸化アル
ミニウムAl−2使用)を充分に多量のH2SO4/H2
2(6/4重量比)混合液中で100℃にて15分間
攪拌下で洗浄し、ついで5%HFにより25℃にて15
分間洗浄し、さらに純水により100℃にて2時間煮沸
洗浄したのち、窒素ガス気流下で200℃にて24時間
乾燥して、被験サンプルを作製した。
【0164】この被験サンプルについて、実施例7と同
じ照射条件でプラズマ照射して照射前後の重量変化を調
べた。
【0165】比較のために、比較例1(未処理酸化アル
ミニウムAKP−G008使用)および比較例3(未処
理酸化アルミニウムAO−802使用)で製造したO−
リングを上記と同様に洗浄乾燥処理した被験サンプルに
ついても、プラズマ照射前後の重量変化を調べた。結果
を表4に示す。
【0166】
【表4】
【0167】実施例9(O−リングのプラズマ照射試験
後におけるパーティクル発生数) 実施例8でプラズマ照射された各被験サンプルを超純水
中に入れ、25℃にて1時間超音波を当ててパーティク
ルを超純水中に遊離させた。この超純水中に遊離した粒
子径が0.2μm以上の粒子(パーティクル)の数を以
下に示す微粒子測定器法により調べた。結果を表5に示
す。表5中のパーティクル数はO−リング1個当たりの
パーティクル数である。
【0168】(微粒子測定器法)センサー部に流入させ
たパーティクルを含む超純水に光を当て、液中パーティ
クルカウンター(リオン(株)製のKL−22)により
その透過光や散乱光の量を電気的に計測する方法であ
る。
【0169】
【表5】
【0170】
【発明の効果】本発明によれば、230℃以上の高温で
の使用に耐えうる含フッ素エラストマー成形品を提供す
ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08J 5/00 CEW C08J 5/00 CEW 4J002 C08K 5/00 C08K 5/00 4J037 9/04 9/04 C08L 101/04 C08L 101/04 C09C 1/00 C09C 1/00 1/40 1/40 3/08 3/08 C09K 3/10 C09K 3/10 M (72)発明者 山外 隆文 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 西林 浩文 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 東野 克彦 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 野口 剛 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 (72)発明者 岸根 充 大阪府摂津市西一津屋1番1号 ダイキン 工業株式会社淀川製作所内 Fターム(参考) 4F071 AA10 AA26 AA26X AA27 AA27X AA75 AB18 AC12 AE02 AE17 AG05 AG16 AH12 4G042 DA03 DB33 DC03 DD04 DE04 DE12 4G047 CA01 CB04 CB08 CC03 CD04 4G076 AA02 AB02 AB11 BF06 CA02 CA26 DA02 4H017 AA03 AA24 AB12 AC03 AD01 AE00 AE05 4J002 BD121 BD151 BP031 DE006 DE146 EN077 ER007 EZ018 FB046 FB086 FD016 FD147 FD158 GQ01 GQ05 4J037 AA08 AA11 AA18 AA22 AA24 AA25 CA05 CB01 DD05 EE02 EE28 EE44 FF21

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次平均粒子径が0.5μm以下の無機
    フィラー(ただしカーボンフィラーは除く)であって、
    その表面活性を低減化する処理がなされた改質無機フィ
    ラー。
  2. 【請求項2】 表面活性低減化処理が、無機フィラーを
    フッ素化合物と接触させる処理である請求項1記載の改
    質無機フィラー。
  3. 【請求項3】 無機フィラーが金属酸化物フィラーであ
    る請求項1または2記載のフッ素化処理フィラー。
  4. 【請求項4】 金属酸化物フィラーが酸化アルミニウム
    フィラーである請求項3記載のフッ素化処理フィラー。
  5. 【請求項5】 無機フィラーの一次平均粒子径が0.0
    5μm以下である請求項1〜4のいずれかに記載の改質
    無機フィラー。
  6. 【請求項6】 下記条件(1)で実施した酸素プラズマ
    照射およびNF3プラズマ照射において、それぞれのプ
    ラズマ照射の前後における重量減少または増加が1%以
    下および20%以下である請求項1〜5のいずれかに記
    載の改質無機フィラー。 記 流量:16sccm 圧力:20ミリトール RF電力:800W 照射時間:30分間 周波数:13.56MHz
  7. 【請求項7】 架橋用エラストマー組成物に配合される
    請求項1〜6のいずれかに記載の改質無機フィラー。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載の改質無
    機フィラー、架橋性基を有する含フッ素エラストマーお
    よび架橋剤および/または架橋促進剤からなる架橋用含
    フッ素エラストマー組成物。
  9. 【請求項9】 架橋性基を有する含フッ素エラストマー
    が、架橋性基を有するパーフルオロエラストマーである
    請求項8記載の組成物。
  10. 【請求項10】 架橋性基を有する含フッ素エラストマ
    ーの架橋性基がCN基またはCOOH基である請求項8
    または9記載の組成物。
  11. 【請求項11】 前記架橋剤が、式(1): 【化1】 (式中、R1は−SO2−、−O−、−C(=O)−、 【化2】 炭素数1〜10のアルキリデン基、炭素数1〜10のパ
    ーフルオロアルキリデン基または単結合手;X1は−O
    H、−NH2、−SH、−NHR(Rは炭素数1〜6の
    置換されていてもよい直鎖状もしくは分岐鎖状のアルキ
    ル基)または−NHAr(Arは置換されていてもよい
    フェニル基またはナフチル基))で示される化合物、式
    (2): 【化3】 (式中、R2は置換されていてもよい直鎖状もしくは分
    岐鎖状のアルキリデン基、置換されていてもよいアリー
    レン基、 【化4】 (R3は−SO2−、−O−、−C(=O)−、 【化5】 または単結合手)で示される化合物、式(3): 【化6】 (式中、mは1〜10の整数)で示される化合物、式
    (4): 【化7】 (式中、X2は同じかまたは異なり、いずれもHまたは
    NH2;pは1〜10の整数)で示される化合物、およ
    び/または式(5): 【化8】 (式中、X3は同じかまたは異なり、いずれもHまたは
    NH2;Yは同じかまたは異なり、いずれもHまたはO
    H)で示される化合物である請求項8〜10のいずれか
    に記載の組成物。
  12. 【請求項12】 架橋剤が、前記式(1)において、R
    1が 【化9】 であり、X1が 【化10】 である架橋剤である請求項11記載の組成物。
  13. 【請求項13】 架橋促進剤が有機スズ化合物である請
    求項8〜12のいずれかに記載の組成物。
  14. 【請求項14】 請求項8〜13のいずれかに記載の架
    橋用含フッ素エラストマー組成物を架橋して得られる架
    橋含フッ素エラストマー成形品。
  15. 【請求項15】 半導体の製造装置のシールに用いる請
    求項14記載の成形品。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の成形品が組み込まれ
    た半導体製造装置。
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