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JP2003044235A - ホストベース印刷システムおよびその制御方法 - Google Patents

ホストベース印刷システムおよびその制御方法

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Publication number
JP2003044235A
JP2003044235A JP2001232762A JP2001232762A JP2003044235A JP 2003044235 A JP2003044235 A JP 2003044235A JP 2001232762 A JP2001232762 A JP 2001232762A JP 2001232762 A JP2001232762 A JP 2001232762A JP 2003044235 A JP2003044235 A JP 2003044235A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printer
bitmap
data
host
printing system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001232762A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Kanakubo
幸男 金窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001232762A priority Critical patent/JP2003044235A/ja
Publication of JP2003044235A publication Critical patent/JP2003044235A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適な色諧調数等のビットマップ展開条件を
自動的に決定することが可能なホストベース印刷システ
ムおよびその制御方法を提供すること。 【解決手段】 ユーザ設定された色階調数で生成された
ビットマップデータサイズが、予め見積もられた印刷可
能最大サイズを超えている場合(S26)、生成されたビッ
トマップデータを破棄し、設定されている色階調を1階
落としビットマップ展開し直す(S27)。そして、再度生
成したビットマップデータが印刷可能最大サイズになる
まで色階調を落とし、印刷可能なサイズになったところ
でそのビットマップデータをプリンタへ送信し印刷を実
行する(S28)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに接続さ
れるホストコンピュータが印刷データのビットマップデ
ータを生成しプリンタに転送するホストベース印刷シス
テムおよびその制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホストベース印刷システムでは、ホスト
から転送されたビットマップデータを受信すると、プリ
ンタのRAMに格納し、そのRAMからビットマップデ
ータをプリンタエンジンへビデオ信号として出力するの
が一般的である。ビットマップデータの転送を開始し、
ある程度プリンタのRAMに格納できたら、印刷を実行
しビデオデータの出力を開始させてしまい、その後はビ
ットマップデータを転送しながら、一方でビデオ出力も
行うことで、少ないRAM容量で印刷することも可能で
ある。また、ホストコンピュータでビットマップ展開
(レンダリングともよばれる。)を行うため、プリンタ
には高性能CPUを搭載する必要がなく、低コストで印
刷システムを提供することが可能である。
【0003】このような小容量のRAMしか搭載されて
いないホストベースプリンタの場合、ホストからプリン
タへのデータ転送速度が遅いと、印刷途中でプリンタへ
出力するビデオデータが無くなってしまい、印刷が失敗
して(途中で画像が切れて)しまうことがある。
【0004】特に、カラーレーザプリンタのようなカラ
ープリンタでは、1ピクセル(画素)単位毎に、複数の
階調/濃度(例えば256階調)を表現可能なものがあ
る。色階調数が高いほど高画質な画像を印刷することが
可能となるが、その分ビットマップデータ量が増大する
ため、低速なデータ転送では印刷失敗の可能性が高くな
る。
【0005】従来、カラーのホストベースプリンタにお
いては、印刷する色階調はユーザが、プリンタのフロン
トパネルや、ホストコンピュータ上のプリンタドライバ
の設定画面などから任意の値を選択していた。印刷デー
タは、その選択された色階調でビットマップ展開(レン
ダリング)され、生成されたビットマップデータをプリ
ンタへ転送し、印刷を実行していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
が可能な限り高画質での印刷を希望する場合、最も高画
質で印刷が成功する色階調数がいくつなのかを知るすべ
がないため、適当な色階調数を選択して実際に印刷をし
てみないと印刷に成功するか失敗するかは判断できない
という問題があった。
【0007】また、同じ印刷データでもホストコンピュ
ータや使用するインタフェースによって印刷可能な色階
調が違ってくるため、ユーザがある色階調で印刷が可能
かどうか予測をすることも難しいという問題があった。
【0008】さらに、解像度の設定においても上記と同
様の問題に直面する。
【0009】本発明はこのような従来例における問題点
に鑑みてなされたもので、最適な色諧調数等のビットマ
ップ展開条件を自動的に決定することが可能なホストベ
ース印刷システムおよびその制御方法を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、例えば本発明のホストベース印刷システムは、以下
の構成を備える。すなわち、プリンタと、当該プリンタ
に接続されるホストコンピュータとを備え、当該ホスト
コンピュータが印刷データのビットマップデータを生成
し前記プリンタに転送するホストベース印刷システムで
あって、前記ホストコンピュータは、前記印刷データ
を、所定の階調数および解像度でビットマップ展開する
ビットマップ展開手段と、前記ビットマップ展開手段で
展開されたビットマップデータの前記プリンタへの転送
の可否を判断する判断手段と、前記判断手段で前記プリ
ンタへの転送が不可と判断されたときは、前記ビットマ
ップ展開手段に、現在の階調数および/または解像度か
ら所定数減じた階調数および/または解像度でビットマ
ップ展開を行わせる制御手段と、を備えることを特徴と
する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施形態を詳細に説明する。
【0012】<実施形態1> [レーザビームプリンタの説明(図1)]まず、本発明
を適用可能なカラーレーザビームプリンタの構成を図1
を参照して説明する。
【0013】図1において、711はスキャナであり、
画像信号を光信号に変換するレーザ出力部(不図示)、
多面体((例えば8面体)のポリゴンミラー712、こ
のミラー712を回転させるモータ(不図示)及びf/
θレンズ(結像レンズ)713などを有する。714
は、レーザ光の光路を変更する反射ミラー、715は感
光ドラムである。レーザ出力部から出射したレーザ光は
ポリゴンミラー712の一側面で反射され、f/θレン
ズ713及びミラー714を通って図示矢印方向に回転
している感光ドラム715の面を線状に走査(ラスタス
キャン)する。これによって、原稿画像に対応した静電
潜像が感光ドラム715の面上に形成されることにな
る。
【0014】また、717は一次帯電器、718は全面
露光ランプ、723は転写されなかつた残留トナーを回
収するクリーナ部、724は転写前帯電器であり、これ
らの部材は感光ドラム715の周囲に配設されている。
【0015】726はレーザ露光によって、感光ドラム
715の表面に形成された静電潜像を現像する現像器ユ
ニットであり、以下に示す構成よりなる。731Y,7
31M,731C,731Bkは感光ドラム715と接
して直接現像を行う現像スリーブ、730Y,730
M,730C,730Bkは予備トナーを保持しておく
トナーホッパー、732は現像剤の移送を行うスクリュ
ーであって、これらのスリーブ731Y〜731Bk、
トナーホッパー730Y〜730Bk及びスクリュー7
32により現像器ユニットの回転軸Pの周囲に配設され
ている。なお、前述した各構成要素の符号のY,M,
C,Bkは色を示している。つまり、“Y”はイエロ
ー、“M”はマゼンタ、“C”はシアン、“Bk”はブ
ラックである。イエローのトナー像を形成する時には、
本図の位置でイエロートナー現像処理を行う。
【0016】また、マゼンタのトナー像を形成するとき
は、現像器ユニット726を図の軸のPを中心に回転し
て、感光体715にマゼンタ現像器内の現像スリーブ7
31Mが接するようにする。シアン、ブラックの現像も
同様に作動する。
【0017】また、716は感光ドラム715上に形成
されたトナー像を用紙に転写する転写ドラムであり、7
19は転写ドラム716の移動位置を検出させるための
アクチュエータ板、720はこのアクチュエータ板71
9と近接することにより転写ドラム716がホームポジ
ション位置に移動したのを検出するポジションセンサ、
725は転写ドラムクリーナ、727は紙押えローラ、
728は徐電器、729は転写帯電器であり、これらの
部材719,720,725,727,729は転写ロ
ーラ716の周囲に配設されている。
【0018】一方、735,736は用紙(紙葉体)を
収納する給紙カセットであり、実施形態では給紙カセッ
ト735には例えばA4サイズの用紙、給紙カセット7
36にはA3サイズの用紙が収納されているものとす
る。737,738はカセット735,736から用紙
を給紙する給紙ローラ、739,740,741は給紙
および搬送のタイミングを取るタイミングローラであ
り、これらを経由して給紙搬送された用紙は紙ガイド7
49に導かれて先端をグリッパに但持されながら転写ド
ラム716に巻き付き、像形成過程に移行する。なお、
給紙カセット735,736のいずれを選択するかは、
主制御部31の指示により決定し、選択された給紙ロー
ラのみが回転するようになっている。
【0019】上記構成により、YMCK4色によるフル
カラー印刷を実現する。
【0020】[ホストベースカラー印刷システムの構成
(図2)]図2は本発明の実施形態におけるホストベー
スカラー印刷システムのブロック構成図である。ここで
は、図1に示したカラーレーザビームプリンタを用いる
ものして説明する。なお、本発明の機能が実行されるの
であれば、単体の機器であっても、複数の機器からなる
システムであっても、LAN等のネットワークを介して
処理が行われるシステムであっても本発明を適用できる
ことは言うまでもない。
【0021】図2において、3000はホストコンピュ
ータで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文
書処理プログラム等に基いて図形,イメージ,文字,表
(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するC
PU1を備え、システムバス4に接続される各デバイス
をCPU1が統括的に制御する。
【0022】また、このROM3のプログラム用ROM
には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフ
ォントデ−タ等を記憶し、ROM3のデ−タ用ROMは
上記文書処理等を行う際に使用する各種デ−タを記憶す
る。2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワークエリア
等として機能する。
【0023】5はキーボードコントローラ(KBC)
で、キーボード9や不図示のポインティングデバイス
(マウス)からのキー入力を制御する。6はCRTコン
トローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CR
T)10の表示を制御する。7はメモリコントローラ
(MC)で、ブートプログラム,種々のアプリケーショ
ン,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイル等
を記憶するハードディスク(HD)、フロッピー(登録
商標)ディスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセ
スを制御する。8はプリンタコントローラ(PRTC)
で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)
21を介してプリンタ1000に接続されて、プリンタ
コントローラ部1001との通信制御処理を実行する。
【0024】なお、CPU1は、例えばRAM2上に設
定された表示情報RAMへのアウトラインフォントの展
開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのW
YSIWYGを可能としている。また、CPU1は、C
RT10上の不図示のマウスカーソル等で指示されたコ
マンドに基づいて登録された種々のウインドウを開き、
種々のデータ処理を実行する。
【0025】プリンタ1000において、12はプリン
タCPUで、ROM13のプログラム用ROMに記憶さ
れた制御プログラム等に基づいてシステムバス15に接
続される各種のデバイスとのアクセスを統括的に制御
し、印刷部インタフェース(エンジンビデオI/F)16
を介して接続される印刷機構部(プリンタエンジン)1
7に出力情報としての画像信号を出力する。また、この
ROM13のプログラムROMには、後述する図4、図
5のフローチャートで示されるようなCPU12の制御
プログラム等を記憶する。
【0026】CPU12は入力部18を介してホストコ
ンピュータとの通信処理が可能となっており、プリンタ
内の情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に
構成されている。19はCPU12の主メモリ、ワーク
エリア等として機能するRAMで、図示しない増設ポー
トに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡
張することができるように構成されている。なお、RA
M19は、ホストコンピュータより受信した画像ビット
マップデータを格納しておくための描画メモリ、ビデオ
信号ON/OFF情報格納領域、その他のワーク領域等
に用いられる。110は操作パネルで操作のためのスイ
ッチおよびLED表示器等が配されている。
【0027】図3は、実施形態における印刷システムの
印刷機能の処理構成を示す機能ブロック図であり、前述
の図面と同一のものには同一の符号を付してある。
【0028】図3において、3000は例えばサーバま
たはクライアントとして機能するホストコンピュータで
あり、印刷データおよび制御コードからなる印刷情報を
プリンタ1000に出力する。
【0029】プリンタ1000は、機能的に大きく分け
てコントローラ部100、オペレーションパネル部11
0、印刷機構部17より構成されている。本実施形態で
はプリンタ1000として、具体的にはカラーレーザビ
ームプリンタ(カラーLBP)を想定している。なお、
本発明を適用可能なプリンタはLBPに限られるもので
はなく、インクジェットプリンタ、サーマル(熱転写)
プリンタなど他のプリント方式のプリンタでも良いこと
は言うまでもない。
【0030】プリンタ1000において、コントローラ
部100は、ホストコンピュータ3000との接続手段
であるインタフェース(I/F)部15、受信データ等
を一時的に保持管理するための受信バッファ101、送
信データ等を一時的に保持管理するための送信バッファ
102、印刷データの解析を司るコマンド解析部10
4、印刷制御処理実行部105、画像制御部103、出
力制御部107等を具備している。
【0031】インタフェース(I/F)部15はホスト
コンピュータ3000との印刷データの送受信を行う通
信手段である。このインタフェース(I/F)部15を
通して受信した印刷データは、そのデータを一時的に保
持する記憶手段である受信バッファ101に遂次蓄積さ
れ、必要に応じてコマンド解析部104または画像制御
部103によって読み出され処理される。コマンド解析
部104は、各印刷制御コマンド体系や印刷ジョブ制御
言語に準じた制御プログラムにより構成されており、こ
のコマンド解析部104で解析されたコマンドは、ビッ
トマップデータなどの画像データに関するものは、画像
制御部103に指示を与えて処理し、給紙選択やリセッ
ト命令などの描画以外のコマンドは、印刷制御処理実行
部105に指示を出し処理する。
【0032】画像制御部103では、転送されてきた画
像データコマンドデータからコマンド部分を外し、圧縮
されたイメージデータであれば、この画像制御部103
にて伸長処理が行われ、ビデオ出力バッファ106へ格
納する。この画像データ受信処理と印刷機構部(プリン
タエンジン)17へのビデオ信号の出力の追いかけっ
こ、つまりバンディング制御によってビデオ出力バッフ
ァが管理されていてもよいし、十分なメモリがある場合
は、1ページ分が格納可能な領域をビデオ出力バッファ
として確保してもよい。
【0033】オペレーションパネル110は、プリンタ
の各種状態を設定・表示するためのものである。出力制
御部107は、ビデオ出力バッファ106に格納されて
いる画像ビットマップデータをビデオ信号に変換処理
し、印刷機構部(プリンタエンジン)17へ転送する。
印刷機構部17は受け取ったビデオ信号を記録紙に永久
可視画像形成するための機構である。
【0034】次にホストコンピュータ3000の構成に
ついて説明する。
【0035】ホストコンピュータ3000は、キーボー
ド9やマウス220と、ディスプレイモニタ10を合わ
せた一つのコンピュータシステムとして構成されてい
る。ホストコンピュータ3000は、Windows
(登録商標)、UNIX(登録商標)、MacOS(登
録商標)等のいずれかの基本OSの下で動作しているも
のとする。
【0036】ホストコンピュータ側について本発明に関
する機能的な部分にのみ着目して基本OS上での機能を
大きく分類すると、アプリケーションソフト201、基
本OSの一部であるグラフィックデバイスインタフェー
ス(以後、GDIと記す)202、そして本発明の自動
色階調制御205等の処理を行うプリンタドライバ20
3、プリンタドライバの生成したデータを一時的に格納
するプリントスプーラ204とに分けることができる。
【0037】なお、基本OSによってこれらの名称や機
能的な枠組みは若干異なる場合があるが、本発明でいう
各技術的手段が実現できるモジュールであれば、それら
の名称や枠組みは本発明にとってあまり大きな問題では
ない。GDIやプリンタドライバと呼ばれるモジュール
は、Windows98や WindowsNT固有のものであり、他の基
本OSにおいては、たとえば、グラフィックカーネルや
プリント・フィルタなど呼ばれるモジュールで実現可能
である。同様にプリント・スプーラ204においても、
プリント・キューと呼ばれるモジュールに処理を組み込
むことによって実現可能である。
【0038】なお、一般的に、これらの構成要素からな
るホストコンピュータ3000は、図2で示したCPU
1、RAM2、ROM3、外部メモリ11などのハード
ウェアの下で、基本ソフトと呼ばれるソフトウェア(B
IOS)がその制御を司り、その基本ソフトの下で応用
ソフトが動作するように構成されている。本発明に係る
自動色階調制御205を担うプリンタドライバ203
も、この応用ソフトの一つと位置付けられるものであ
る。また、アプリケーションソフト201は、例えば、
ワープロや表計算などの基本ソフトウェア上で動作する
応用ソフトウェアを指すものである。また、アプリケー
ションソフトは任意のタイミングで複数起動するもので
あり(主メモリ容量により変動する)、それらをアプリ
206として図示してある。
【0039】次に、アプリケーション201として任意
のイメージ編集ソフトを使用した場合を例にとり説明す
る。
【0040】アプリケーション201で、イメージの編
集作業を中心に行い、そのイメージを印刷するときに
は、マウス220などによってディスプレイモニタ10
上に表示される印刷メニューを選択して印刷を実行す
る。次に、アプリケーション201は、基本OSの一部
の機能であるGDI202をコールする。このGDI2
02は、画面表示や印刷出力などの表示デバイスや印刷
デバイスを司る基本関数群であり、各社各様のアプリケ
ーションソフトウェアは、この基本関数群を利用するこ
とで、機種(ハードウェア)に依存する部分を意識する
ことなく、アプリケーションソフトウェアを動作させる
ことが可能である。
【0041】次に、GDI202では、それぞれの印刷
装置の機種に依存する情報を管理するプリンタドライバ
203から印刷デバイス(この場合はプリンタ100
0)の持つ描画能力や印刷解像度などの情報を取り込
み、アプリケーションソフト201からコールされたA
PI関数を処理し、その処理内容に応じてプリンタドラ
イバがGDI202に対して提供する関数をコールす
る。この関数はあらかじめ決められたインタフェース
(Device Driver Interface通
称DDI)になっており、プリンタドライバの作成者は
このインタフェースから実際の印刷装置へのデータ変換
を中心にプリンタドライバを作成することとなる。
【0042】プリンタドライバ203は、GDI202
より受け取ったDDI情報と、それ自身が持つグラフィ
カル・ユーザ・インタフェース(GUI)によって設定
された印刷環境設定とに基づいて印刷データ(画像ビッ
トマップデータ)の生成処理207と、プリンタ制御コ
マンド生成処理208を実行して、プリントスプーラ2
04に送出する。さらにこれらのデータは、プリントス
プーラ204を経由し、I/F部8を経てプリンタ10
00へ送出されることになる。
【0043】続いて、上述した構成のホストベース印刷
システムにおける印刷成功/失敗の仕組みを説明する。
【0044】ホストコンピュータ(外部装置)で作成さ
れたビットマップデータは、画像が複雑でかつビットマ
ップ展開する際の解像度、色諧調が高いほど、そのデー
タ量が増大する。通常、ビットマップデータは転送時間
を短縮するためにデータ圧縮が施され、データ量を小さ
くした上でプリンタへ転送される。それでも、圧縮が良
く効かない写真画像などは、600dpi、64階調、A4サイズ
で数十Mバイトにも達してしまう。ここで、 外部装置−プリンタ間の入出力I/Fの転送速度> コン
トローラ−印刷機構部間のエンジンビデオI/Fの転送速
度 であれば、いくらデータ量が多くても印刷は必ず成功す
る。また、 外部装置−プリンタ間の入出力I/Fの転送速度< コン
トローラ−印刷機構部間のエンジンビデオI/Fの転送速
度 であっても、ビデオ出力バッファ106の容量が十分に
あれば、すべてのビットマップデータをビデオ出力バッ
ファ106に溜め込んでから、エンジンビデオI/F16
を通じて印刷機構部17へ転送すればよい。しかし、エ
ンジン17の印刷スピードが速くなると、 外部装置−プリンタ間の入出力I/Fの転送速度> コン
トローラ−印刷機構部間のエンジンビデオI/Fの転送速
度 にすることは難しく、十分なメモリを搭載することもコ
ストが高くなるため難しい。
【0045】そのため、ある程度のビデオ出力バッファ
(RAM)106を搭載し、外部装置(ホストコンピュー
タ3000)から転送されたビットマップデータをそこ
に格納していき、ビデオ出力バッファ106がフルにな
ったところで、印刷を開始する。
【0046】印刷が開始されるとエンジンビデオI/F1
6を通してビデオ出力バッファ106に蓄えられている
ビットマップデータが印刷機構部17へ転送されてい
く。つまり、印刷が開始後は、ビデオ出力バッファ10
6中のデータが印刷機構部17へ出力され、一方では外
部装置3000からデータがビデオ出力バッファ106
に入力されていくことになる。ここで、 外部装置−プリンタ間の入出力I/Fの転送速度< コン
トローラ−印刷機構部間のエンジンビデオI/Fの転送速
度 であれば、ビデオ出力バッファ106中のデータは徐々
に減少していくことになる。このビデオ出力バッファ1
06中のデータが0になる前に、外部装置3000から
ビットマップデータがすべて転送されてしまえば印刷は
成功するが、外部装置3000にまだビットマップデー
タが残っているのに、ビデオ出力バッファ106中のデ
ータが0になってしまった場合には、その時点で印刷画
像が切れてしまい、印刷に失敗することとなる。
【0047】[ホストコンピュータの動作の説明]図4
は、ホストコンピュータ3000とプリンタ1000の
両方の電源がONされたときに行われる、自動色階調制御
205(図3)の処理における初期化処理を示すフロー
チャートである。このフローチャートに対応するプログ
ラムは例えばROM3に記憶されており、電源ON時にR
AM2にロードされ、CPU1によって実行されるもの
である。
【0048】本実施形態では、ホストコンピュータ30
00とプリンタ1000の両方の電源がONされたとき
に、プリンタ1000のビデオ出力バッファのサイズ取
得と、プリンタ1000へのデータ転送スピードの計測
を行う。
【0049】ホストコンピュータ3000の電源がONさ
れ、プリンタドライバ203が起動されると、まず、ス
テップS11でプリンタ1000の電源がONされているか
(プリンタ1000と通信可能か)確認する。電源がOF
Fである場合はONされて通信が可能となるまで待機す
る。
【0050】電源がONされ通信が可能となった場合、ス
テップS12に進み、プリンタ1000へビデオ出力バッ
ファ106のサイズを取得するコマンドを送信する。次
に、ステップS13で、そのコマンドに対するプリンタ1
000からのステータスが送信されてくるのを待機し、
ステータスを受信したらステップS14に進む。ステップS
14では、取得したビデオ出力バッファ106のサイズを
RAM2に格納し保持しておく。
【0051】次に、データ転送スピードの計測を行う。
ステップS15で、計測開始のタイマをスタートさせる。
そしてステップS16で、ダミーデータをプリンタ100
0へ転送する。ダミーデータは一種のコマンドとしてイ
ンプリメントしておき、プリンタ1000はそのダミー
データを受信すると単に捨てるような仕組みを作ってお
けばよい。
【0052】次にステップS17で、ダミーデータ転送が
終了するのを待機し、転送が終了した時点でステップS1
8へ進み、時間計測のタイマを停止させる。そして、ス
テップS19で、計測された時間と転送したダミーデータ
のサイズとからホストコンピュータ3000とプリンタ
1000とが接続されているI/F8,15でのデータ転送ス
ピードを計算し、次のステップS110で、計算されたデー
タ転送スピードをRAM2に格納し保持しておく。
【0053】最後に、ステップS111で、RAM2に格納
されているプリンタ1000のビデオ出力バッファ10
6のサイズとデータ転送スピードとから、印刷に成功す
ると予測されるビットマップデータサイズを、以下の手
順に従って算出する。ただし、以下に示す手順は一例で
あって、これらの数値を元に計算(予測)するものであ
ればいかなる方法でもよい。
【0054】以下の説明において、ビデオ出力バッファ
106のサイズをVBSize、ホストコンピュータ3000−プ
リンタ1000間のデータ転送速度をDS、コントローラ100
−印刷機構部17間のエンジンビデオI/F16の転送速度
(ビデオ転送速度)をVS、とする。
【0055】ここで、ビデオ出力バッファ106が画像
データで満杯の状態で印刷を開始したとすると、ビデオ
出力バッファ106に蓄えられているデータは、次の速
度XSで減少していく。
【0056】XS = VS−DS
【0057】この速度でビデオ出力バッファに蓄えられ
ているデータが減少していき、0になった時点で印刷に
失敗するのであるから、逆に言うとそこが印刷可能な限
界のデータサイズとなる。よって、印刷可能なデータサ
イズ(DMax)は次の計算式で求めることができる。
【0058】 DMax = VBSize + (DS *(VBSize /XS))
【0059】ただし、一般的に画像データは圧縮されて
いるため、VS(つまりビデオ出力バッファ106から
出て行くデータの速度)は常に一定ではない。そのた
め、上記の予測値にある程度のマージン(α)を加味し
て、印刷可能な最大画像データサイズを求めることが望
ましい。
【0060】DMax = VBSize + (DS *(VBSize
/XS))+ α
【0061】以上が、本実施形態におけるホストコンピ
ュータ3000とプリンタ1000が共に電源ONされ
通信が可能となったときに実行される初期化ロジックの
説明である。
【0062】続いて、図5のフローチャートを用いて、
実際に印刷が実行されたとき、本実施形態における自動
色階調制御205の処理のメイン処理について説明す
る。このフローチャートに対応するプログラムもROM
3に記憶されており、電源ON時にRAM2にロードさ
れ、CPU1によって実行されるものである。
【0063】まず、ステップS21にて印刷実行が指示さ
れると、ステップS22でアプリケーションから出力され
た印刷データをビットマップ展開(レンダリング)す
る。このとき、ビットマップ展開する解像度、および色
階調はオペレーション・パネル110、もしくはプリン
タドライバ203の設定画面からユーザにより指定され
た値を使用することができる。
【0064】次に、ステップS23で、生成されたビット
マップデータに所定の圧縮を行い、ビットマップデータ
サイズを縮小させる。データの圧縮方法はどのようなも
のでもよく、また特に圧縮しなくてもよい。
【0065】ステップS24では、自動高品位モードがON
/OFFどちらの設定になっているかをチェックする。設
定方法はユーザがオペレーション・パネル110やドラ
イバ設定画面などから行えるようにしておくのがよい。
自動高品位モードがOFFされている場合は、ただちにス
テップS28へ進み、生成されたビットマップデータをプ
リンタへ送信し印刷を実行する。ただしこの場合には、
印刷に失敗する可能性がある。設定されている階調数に
よって生成されたビットマップデータがそのサイズのま
ま印刷できるかは保証されないからである。
【0066】一方、ステップS24で自動高品位モードがO
Nされている場合は、ステップS25へ進み、初期化処理
(図4のフロー)で求めた印刷可能な最大画像データサ
イズと、生成されたビットマップデータサイズとを比較
する。ステップS26で、 印刷可能な最大データサイズ ≧ ビットマップデータサ
イズ であれば、印刷可能と判断してステップS28へ進み、そ
のビットマップデータをプリンタ1000へ送信し印刷
を実行する。一方、 印刷可能な最大データサイズ < ビットマップデータサ
イズ であった場合、生成されたビットマップデータを破棄
し、ステップS27へ進み、設定されている色階調を一段
階落とし(すなわち、低階調にし)、印刷データをビッ
トマップ展開(レンダリング)し直す。ここでは色階調
を一段階落とすということにしたが、2段階、3段階落
とすことにしてもよい。そして、ビットマップデータが
生成されると、ステップS23に戻る。以降、印刷可能な
ビットマップデータサイズになるまで、ステップS23か
らステップS27を繰り返し実行し、印刷可能なビットマ
ップデータサイズになったらステップS28でビットマッ
プデータをプリンタ1000へ送信し印刷を実行する。
【0067】以上、従来のユーザによる色階調設定で
は、どの色階調まで印刷が成功するのか、実際に印刷し
てみなければわからないため、印刷が成功するまで段階
的に色階調を落として印刷をする必要があり、無駄な印
刷を行っていたという問題があった。
【0068】しかし、上述した実施形態によれば、印刷
可能な最大ビットマップデータサイズを求め、印刷可能
なビットマップサイズになるまで色階調を段階的に落と
し印刷を実行するので、印刷の無駄もなく、印刷可能な
最高品質の色階調で自動的に印刷を実行可能とすること
が可能になった。
【0069】<実施形態2>上述した実施形態1では、
印刷可能なビットマップデータサイズになるまで、色階
調を段階的に落とし、自動的に印刷可能な最高品位の印
刷を実行していた。しかし、場合によっては色階調を落
とすよりも、解像度を落とすほうが画質の劣化が少ない
こともある。階調数を落とすかわりに解像度を落として
ビットマップ展開(レンダリング)をすることによって
も、ビットマップデータサイズを減少させることが可能
である。そこで、本実施形態では、印刷可能なビットマ
ップデータサイズになるまで、色階調だけでなく解像度
を段階的に落とすことにより、自動的に印刷可能な最高
品位の印刷を実行する。どのような順序で色階調/解像
度を段階的に落としていくかは、予め決めておくことが
好ましい。例えば、図6のテーブルに示すような順序に
設定しておく。なお、図6に示すテーブルは例えばRO
M3に記憶されているものとする。
【0070】本実施形態によれば、色階調だけでなく解
像度との関係も含めて印刷品位の制御を行うため、より
細かく印刷可能な最高品位で印刷させることが可能にな
る。
【0071】<実施形態3>上述した実施形態1、2で
は、印刷可能なビットマップデータサイズになるまで、
色階調および/または解像度を段階的に落とし、自動的
に印刷可能な最高品位の印刷を実行していた。実施形態
3では、プリンタドライバが複数のディザパターンを持
っているものとする。それらのディザパターンは、例え
ば、印刷結果は非常に高品位な画像を提供することがで
きる反面、圧縮のかかりにくいもの(ビットマップデー
タサイズが大きくなる)、逆に、提供できる画質は劣る
が圧縮が非常に効くもの(ビットマップデータが小さく
なる)、また、その中間のもの、といった特徴あるディ
ザパターンを複数用意しておく。
【0072】そして、自動高品位モードが選択され印刷
が実行された場合、最初は最高品位のディザパターンを
使用してビットマップ展開する。生成されたビットマッ
プデータのサイズが印刷可能ビットマップデータサイズ
を超えていたら、別のディザパターンに変えて再度ビッ
トマップ展開する。
【0073】本実施形態によれば、ユーザが指定した色
階調/解像度を変えることなく、使用するディザパター
ンを順次変えてビットマップ展開(レンダリング)をす
ることにより、印刷可能な最高品位の画質で自動的に印
刷を実行可能とする効果がある。
【0074】
【他の実施形態】上述したように、本発明の目的は、前
述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログ
ラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、
システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは
装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒
体に格納されたプログラムコードを読み出し実行するこ
とによっても、達成される。この場合、記憶媒体から読
み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の
機能を実現することになり、そのプログラムコードを記
憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、
コンピュータが読み出したプログラムコードを実行する
ことにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけ
でなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピ
ュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(O
S)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処
理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も
含まれることは言うまでもない。
【0075】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0076】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した図4および図5のフロー
チャートに対応するプログラムコードが格納されること
になる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
最適な色諧調数等のビットマップ展開条件を自動的に決
定することが可能なホストベース印刷システムおよびそ
の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能なカラーレーザビームプリン
タの構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態におけるホストベースカラー
印刷システムのブロック構成図である。
【図3】本発明の実施形態における印刷システムの印刷
機能の処理構成を示す機能ブロック図である。
【図4】実施形態1における自動色階調制御処理におけ
る初期化処理を示すフローチャートである。
【図5】実施形態1における自動色階調制御処理におけ
るメイン処理を示すフローチャートである。
【図6】実施形態2における色階調/解像度を落とす順
序を規定するテーブルの一例を示す図である。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンタと、当該プリンタに接続され
    るホストコンピュータとを備え、当該ホストコンピュー
    タが印刷データのビットマップデータを生成し前記プリ
    ンタに転送するホストベース印刷システムであって、 前記ホストコンピュータは、 前記印刷データを、所定の階調数および解像度でビット
    マップ展開するビットマップ展開手段と、 前記ビットマップ展開手段で展開されたビットマップデ
    ータの前記プリンタへの転送の可否を判断する判断手段
    と、 前記判断手段で前記プリンタへの転送が不可と判断され
    たときは、前記ビットマップ展開手段に、現在の階調数
    および/または解像度から所定数減じた階調数および/
    または解像度でビットマップ展開を行わせる制御手段
    と、 を備えることを特徴とするホストベース印刷システム。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、 前記プリンタが印刷可能なビットマップデータの最大サ
    イズを算出する算出手段と、 前記ビットマップ展開手段で展開されたビットマップデ
    ータのサイズと、前記算出手段で算出された前記最大サ
    イズとを比較する比較手段と、 を備え、 前記ビットマップ展開手段で展開されたビットマップデ
    ータのサイズが前記最大サイズを超えるときに、前記プ
    リンタへの転送が不可と判断することを特徴とする請求
    項1に記載のホストベース印刷システム。
  3. 【請求項3】 前記算出手段は、前記ホストコンピュー
    タから転送されてくるビットマップデータを一時記憶す
    る前記プリンタにおけるビデオ出力バッファの容量と、
    前記プリンタ−前記ホストコンピュータ間のデータ転送
    速度とに基づいて前記最大サイズを算出することを特徴
    とする請求項2に記載のホストベース印刷システム。
  4. 【請求項4】 前記ホストコンピュータは、 前記ビデオ出力バッファの容量を取得する取得手段と、 前記データ転送速度を計測する計測手段と、 前記取得手段で取得された前記ビデオ出力バッファの容
    量、および、前記計測手段で計測された前記データ転送
    速度、を記憶する記憶手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項3に記載のホスト
    ベース印刷システム。
  5. 【請求項5】 前記計測手段は、 所定サイズのダミーデータを前記プリンタに転送し、当
    該転送にかかる所要時間を計測する手段を備え、 前記所要時間に基づいて前記データ転送速度を算出する
    ことを特徴とする請求項4に記載のホストベース印刷シ
    ステム。
  6. 【請求項6】 プリンタと、当該プリンタに接続される
    ホストコンピュータとを備え、当該ホストコンピュータ
    が印刷データのビットマップデータを生成し前記プリン
    タに転送するホストベース印刷システムの制御方法であ
    って、 前記ホストコンピュータは、 前記印刷データを、所定の階調数および所定の解像度で
    ビットマップ展開するビットマップ展開ステップと、 前記ビットマップ展開ステップで展開されたビットマッ
    プデータの前記プリンタへの転送の可否を判断する判断
    ステップと、 前記判断ステップで前記プリンタへの転送が不可と判断
    されたときは、前記ビットマップ展開ステップに戻って
    現在の階調数および/または解像度から所定数減じた階
    調数および/または解像度でビットマップ展開を行わせ
    る制御ステップと、 を有することを特徴とするホストベース印刷システムの
    制御方法。
  7. 【請求項7】 前記判断ステップは、 前記プリンタが印刷可能なビットマップデータの最大サ
    イズを算出する算出ステップと、 前記ビットマップ展開ステップで展開されたビットマッ
    プデータのサイズと、前記算出ステップで算出された前
    記最大サイズとを比較する比較ステップと、 を有し、 前記ビットマップ展開ステップで展開されたビットマッ
    プデータのサイズが前記最大サイズを超えるときに、前
    記プリンタへの転送が不可と判断することを特徴とする
    請求項6に記載のホストベース印刷システムの制御方
    法。
  8. 【請求項8】 前記算出ステップは、前記ホストコンピ
    ュータから転送されてくるビットマップデータを一時記
    憶する前記プリンタにおけるビデオ出力バッファの容量
    と、前記プリンタ−前記ホストコンピュータ間のデータ
    転送速度とに基づいて前記最大サイズを算出することを
    特徴とする請求項7に記載のホストベース印刷システム
    の制御方法。
  9. 【請求項9】 前記算出ステップに先立って、 前記ビデオ出力バッファの容量を取得する取得ステップ
    と、 前記データ転送量を計測する計測ステップと、 を更に有することを特徴とする請求項8に記載のホスト
    ベース印刷システムの制御方法。
  10. 【請求項10】 前記計測ステップは、 所定サイズのダミーデータを前記プリンタに転送し、当
    該転送にかかる所要時間を計測するステップを有し、 前記所要時間に基づいて前記データ転送速度を算出する
    ことを特徴とする請求項9に記載のホストベース印刷シ
    ステムの制御方法。
  11. 【請求項11】 コンピュータ装置が実行可能なプログ
    ラムであって、当該プログラムを実行したコンピュータ
    装置を、請求項1から5のいずれか1項に記載のホスト
    ベース印刷システムにおけるホストコンピュータとして
    機能させることを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載のプログラムを格納
    した記憶媒体。
  13. 【請求項13】 プリンタと、当該プリンタに接続され
    るホストコンピュータとを備え、当該ホストコンピュー
    タが印刷データのビットマップデータを生成し前記プリ
    ンタに転送するホストベース印刷システムであって、 前記ホストコンピュータは、 複数種類のディザパターンを記憶する記憶手段と、 前記印刷データを、前記複数種類のディザパターンのう
    ちの所定のディザパターンを用いてビットマップ展開す
    るビットマップ展開手段と、 前記ビットマップ展開手段で展開されたビットマップデ
    ータの前記プリンタへの転送の可否を判断する判断手段
    と、 前記判断手段で前記プリンタへの転送が不可と判断され
    たときは、前記ビットマップ展開手段に、異なるディザ
    パターンを用いてビットマップ展開を行わせる制御手段
    と、 を備えることを特徴とするホストベース印刷システム。
  14. 【請求項14】 プリンタと、当該プリンタに接続され
    るホストコンピュータとを備え、当該ホストコンピュー
    タが印刷データのビットマップデータを生成し前記プリ
    ンタに転送するホストベース印刷システムの制御方法で
    あって、 前記ホストコンピュータは、 前記印刷データを、メモリに記憶された複数種類のディ
    ザパターンのうちの所定のディザパターンを用いてビッ
    トマップ展開するビットマップ展開ステップと、 前記ビットマップ展開ステップで展開されたビットマッ
    プデータの前記プリンタへの転送の可否を判断する判断
    ステップと、 前記判断ステップで前記プリンタへの転送が不可判断さ
    れたときは、前記ビットマップ展開ステップに戻って異
    なるディザパターンを用いてビットマップ展開を行わせ
    る制御ステップと、 を有することを特徴とするホストベース印刷システムの
    制御方法。
  15. 【請求項15】 コンピュータ装置が実行可能なプログ
    ラムであって、当該プログラムを実行したコンピュータ
    装置を、請求項13に記載のホストベース印刷システム
    におけるホストコンピュータとして機能させることを特
    徴とするプログラム。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載のプログラムを格納
    した記憶媒体。
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