[go: up one dir, main page]

JP2003039693A - インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Info

Publication number
JP2003039693A
JP2003039693A JP2001232917A JP2001232917A JP2003039693A JP 2003039693 A JP2003039693 A JP 2003039693A JP 2001232917 A JP2001232917 A JP 2001232917A JP 2001232917 A JP2001232917 A JP 2001232917A JP 2003039693 A JP2003039693 A JP 2003039693A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
preliminary ejection
recording
preliminary
time
recording medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001232917A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Kawatoko
徳宏 川床
Tetsuya Edamura
哲也 枝村
Yuji Konno
裕司 今野
Michihiko Masuyama
充彦 増山
Takayuki Ogasawara
隆行 小笠原
Hiroshi Tajika
博司 田鹿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2001232917A priority Critical patent/JP2003039693A/ja
Priority to US10/198,105 priority patent/US6808247B2/en
Publication of JP2003039693A publication Critical patent/JP2003039693A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑な制御なしに、異なる記録媒体それぞれ
に適した記録が常に行えるように、記録ヘッドの状態を
整える予備吐出を複雑な制御なしに行うことができ、ま
た、複雑な構成なしに、異なるサイズの記録媒体それぞ
れに適した予備吐出を行うことができ、かつスループッ
トが低下しないインクジェット記録装置を提供する。 【解決手段】 双方向記録を行う記録ヘッドの1往復を
均等に4分割し、この分割点を記録ヘッドが通過するの
に要する時間を予め測定しておく。記録媒体の特徴に応
じて予備吐出をさせたい予備吐口および何スキャンおき
の予備吐出かを検討し、前記測定した4分割点の測定デ
ータを基にして、各記録媒体の予備吐出の時間間隔を設
定する。記録時には、設定された時間間隔で予備吐出を
実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置及びインクジェット記録方法に関し、詳しくは、
予備吐出を行うインクジェット記録装置及びインクジェ
ット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】記録ヘッドを記録媒体上で走査させなが
ら記録動作を実行するシリアル走査型の記録装置はさま
ざまな画像形成に適応されている。特にインクジェット
方式を用いたものは、装置が小型な上に手軽にカラー記
録ができるなどの理由から近年急速に普及している。
【0003】インクジェット記録装置は、記録ヘッドに
構成される複数のノズルそれぞれからインク滴を吐出す
ることにより記録を行うものである。
【0004】このようなインクジェット記録装置は、画
像データによって吐出するノズルを決めているため、記
録中にあまり使用されないノズルは、内部のインクが蒸
発して粘度が上昇し、吐出時に正常な吐出ができなくな
るという問題があった。このような問題を回避するため
に、不使用ノズルにおいても一定時間ごとに予備吐出と
呼ばれる吐出動作を記録範囲外のインク吸収口(以下
「予備吐口」ともいう)に対して行い、常にノズル内の
インク粘度が必要以上に上昇しないようにしている。
【0005】また、近年の記録結果の高解像度化への要
求に伴い、各ノズルから吐出されるインクの量を少なく
することにより、着弾したドットの径を小さくし解像度
を向上させたものも提供されている。このようなノズル
の小液滴化により、ノズル内体積が小さくなると、常に
充填されているインクの量も減少しているため、より短
時間でインクが蒸発し粘度が増すことになる。したがっ
て、より頻繁に予備吐出を行わねばならなくなり、予備
吐出の時間間隔が短くなる傾向にある。つまり、記録動
作に直接関与しない予備吐出の回数が多くなればなるほ
ど、記録動作のスループットは低下することになる。
【0006】そこで、この予備吐出を効率よく行うため
に、従来から数多くの提案がされている。
【0007】たとえば、特開平06−115097号公
報に記載の発明では、予備吐口をキャリッジの助走開始
位置と同一位置に設けることにより予備吐出によるスル
ープット低下を防止する提案がなされている。
【0008】また、特開平06−126982号公報に
記載の発明では、前回の予備吐出からの時間と記録開始
までの時間とを比較して予備吐出を行うかどうか判断
し、より効率良く予備吐出を行うことを可能にしてい
る。また、特開平07−266578号公報に記載の発
明は、乾燥度合いの異なるインクを用いた際の予備吐出
を効率よく行う。このように予備吐出を効率よく行うた
めに様々な提案がなされている。
【0009】また、記録媒体の種類によっても予備吐出
は異なり、それぞれに合わせた予備吐出方法が提案され
ている。例えば、光沢紙のように、画像品位が重視され
る記録媒体に記録する時は、こまめに予備吐出を行う必
要がある。一方、普通紙のように、画像の問題が目立ち
にくい記録媒体に記録する時は、光沢紙ほど予備吐出を
行う必要はない。つまり、いずれの記録媒体に対しても
同じように予備吐出を行っていたのではインクの無駄と
なってしまうので、次のように予備吐出方法を使い分け
ていた。記録むらが目立ちにくい普通紙等に記録する場
合は記録スピードを重視した時間予備吐方法を用い、画
像品位が重視される光沢紙等に記録する場合は、1スキ
ャンごとに予備吐出を行う毎行予備吐方法が用いられて
きた。
【0010】図7は記録媒体ごとの予備吐設定の一例を
示す図である。
【0011】図8は記録ヘッドの1走査での移動を示す
図である。
【0012】光沢紙など画像品位を重視する記録媒体に
対しては、毎スキャン記録前に予備吐出を行う毎行予備
吐モードとする。図中、光沢紙の列に記される「毎行」
は毎行予備吐モードを示す。
【0013】なお、ここで画像品位を重視する記録媒体
とは、1スキャン内の時間経過では予備吐出をしなくて
も画像品位に問題はないが、そのまま2スキャン目を記
録した場合、1スキャンよりも画像品位が低下してしま
うようなものである。
【0014】毎行予備吐モードでの予備吐出は次のよう
に行われる。
【0015】図8に示すように、予備吐口がホームポジ
ション側と反ホームポジション側との2個所に設けられ
ているとする。往方向(0からXまでの移動)、復方向
(XからX+Yまでの移動)のいずれの移動も記録を行
う双方向記録の場合、まず、ホームポジションで予備吐
出を行ってから往方向の記録を行い、X地点まで移動し
たら、反ホームポジション側で再び予備吐出を行ってか
ら復方向の記録を行う。
【0016】一方、普通紙のように画像の問題が目立ち
にくい記録媒体の場合には、画像品位よりも記録スピー
ドを重視して、予備吐出を行う間隔を1スキャンおきで
はなく、それよりも間隔を開けた時間予備吐モードとす
る。図中「普通紙」の列に記される「10」は予備吐出
の間隔が10秒毎ということである。
【0017】また、時間予備吐モードには、さらに0,
1,2,3,4の5段階の切り換えを設けている。これ
は、数字が大きくなるにつれ画像品位を重視するという
ことを意味する。したがって、ユーザは同じ普通紙に記
録するにしてもスピードを重視するのか、あるいは画像
品位を重視するのかによって前述の5段階のいずれかを
選択すればよい。例えば、品位が「4」の場合、普通紙
でもスピードよりも画像品位を重視するので、予備吐出
の間隔を短くして5秒ごとにし、予備吐出の回数を多く
するように設定されている。
【0018】次にこの段階に応じた時間予備吐の方法に
ついて説明する。
【0019】例えば、記録ヘッドがホームポジション側
から記録をはじめるとして、ホームポジションをスター
トしてからの経過時間をカウントし、そのカウント値が
予め定められている予備吐設定時間に到達すると、その
ときのキャリッジの位置に応じた予備吐口で予備吐出が
行われる。
【0020】図7に示すように、普通紙の予備吐設定時
間が「10秒」であったとすると、ホームポジションを
スタートしてから10秒後に最初の予備吐出が行われる
ということになる。
【0021】このように時間予備吐出方法は、キャリッ
ジの移動に関係なく前回の予備吐出からの経過時間のみ
に関与して次の予備吐出タイミングを決定している。し
たがって、予備吐設定時間が長ければ長いほど、予備吐
出の間隔が開くことになり、記録媒体1頁分の記録をし
たときの予備吐出回数が減り、記録に要する時間が短く
なる。
【0022】ところで、インクジェット記録装置の多く
は記録幅がA4サイズまでとなっているが、一部の記録
装置ではさらにA3サイズまで記録できるものもある。
前述したように予備吐口は、記録ヘッドの走査方向の記
録可能範囲の外側に設けられている。したがって、この
ように記録幅が大きくなった記録装置では、たとえばA
4サイズの記録媒体に記録した場合も、予備吐動作時の
記録ヘッドの移動幅はA3サイズ以上となり、A4サイ
ズ以下しか記録できない記録装置に比べて記録速度が低
下してしまう。
【0023】このような問題を解決するために、特開平
05−069559号公報に記載されているように、予
備吐口をホームポジション、反ホームポジション以外に
さらに記録媒体の用紙サイズに応じた場所にそれぞれ設
けたインクジェット記録装置も提案されている。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、記録媒
体の種類に応じて、予備吐出方法を異ならせるために、
複数の予備吐モードを設けると、制御が複雑となり、好
ましくない。
【0025】また、用紙サイズに応じた場所にそれぞれ
予備吐口を設けた構成では、記録動作を行う度に、用紙
サイズなどによって使用する予備吐口位置を切り替える
必要があり、装置の構成や記録ヘッドの走査制御などが
複雑になってしまう。
【0026】本発明は上記従来の問題を鑑みてなされた
ものであり、複雑な制御なしに、異なる記録媒体それぞ
れに適した記録が常に行えるように、記録ヘッドの状態
を整える予備吐出を複雑な制御なしに行うことができ、
また、複雑な構成なしに、異なるサイズの記録媒体それ
ぞれに適した予備吐出を行うことができ、かつスループ
ットが低下しないインクジェット記録装置を提供するこ
とを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、インクを吐出する吐出口を具えた記録ヘッ
ドを記録媒体上に走査させ、該走査の際に記録媒体に対
してインクを吐出して記録を行い、さらに複数の予備吐
出位置で予備吐出を行うインクジェット記録装置であっ
て、複数の記録モードを具えるインクジェット記録装置
において、前記記録ヘッドが走査において前記記録媒体
の所定位置を通過するのに要する時間データを用いて、
前記複数の予備吐出位置のうち、前記記録モードに応じ
て所定の予備吐出位置で予備吐出を行うように時間間隔
を設定する予備吐出時間設定手段と、前記記録ヘッドが
最後に予備吐出を行ってからの経過時間をカウントする
経過時間カウント手段と、前記経過時間カウント手段が
カウントした経過時間と前記予備吐出時間設定手段が設
定した時間間隔とを比較し、前記経過時間が前記時間間
隔に到達したら予備吐出指令を出力する比較手段とを具
えることを特徴とする。
【0028】以上の構成によれば、予備吐出時間設定手
段が設定する時間間隔で予備吐出を行うので、この時間
間隔を調整することで、記録媒体それぞれに適した予備
吐口で予備吐出を行うことができる。また、時間間隔に
ついては、実際に記録ヘッドが記録媒体上の所定位置を
通過するのに要する時間を事前に測定し、その値をもと
に記録時の記録ヘッドの動きを予測することにより、適
した値を設定することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について、以下
に図面を参照して説明する。
【0030】インクジェット記録装置はパーソナルコン
ピュータなどのホストコンピュータと接続され、ホスト
コンピュータからの記録指令及び記録データを受信する
と記録動作を開始する。
【0031】図1は、本実施形態のインクジェット記録
装置を示す斜視図である。
【0032】101はインクカートリッジである。イン
クカートリッジ101は、ブラック、シアン、マゼン
タ、イエローがそれぞれ詰め込まれたインクタンクと、
記録ヘッド102とより構成されている。記録ヘッド1
02は、複数の吐出口が配列されており、各吐出口より
インク滴を吐出することにより記録を行う。
【0033】103は紙送りローラで104の補助ロー
ラとともに記録紙Pを抑えながら図の矢印の方向に回転
し、記録媒体Pをy方向に随時送っていく。また105
は給紙ローラであり記録媒体の給紙を行うとともに、1
03、104と同様、記録媒体Pを抑える役割も果た
す。106はインクカートリッジ101を支持し、記録
時にはこれらを矢印x方向へ移動させるキャリッジであ
る。このキャリッジ106は、記録を行っていないとき
や記録ヘッドの回復作業などを行うときには、図中、点
線で示した位置のホームポジション(HP)に待機する
ようになっている。すなわち、記録開始前、ホームポジ
ションにあるキャリッジ106は、記録開始命令がくる
と、x方向に移動しながら、記録ヘッド102より記録
を行う。キャリッジ106が記録媒体Pの反対方向まで
移動すると、紙送りローラ103が所定量だけ記録媒体
を送る。このような記録と紙送りとを交互に繰り返すこ
とにより、記録媒体P前面に記録を行うことができる。
【0034】また、予備吐口は、ホームポジション(H
P)と主走査方向の反対側(以下、「反ホームポジショ
ン(反HP)」ともいう)の2個所に設けられており、
予備吐出はそこで行われる。なお、ホームポジション側
の予備吐口は点線で示す部分に、反ホームポジション側
の予備吐出口は2点鎖線で示す部分にそれぞれ設けられ
ている。
【0035】図2は、インクジェット記録装置の電気的
構成を示すブロック図である。
【0036】ホストコンピュータとデータの送受信を行
うインターフェース部201と、記録装置全体の制御を
行う制御部202と、記録ヘッドの駆動を行う記録ヘッ
ド駆動部203と、各種動作に必要なプログラムおよび
データを記憶する記憶部204と、予備吐出を制御する
各部とを具えている。
【0037】予備吐出を制御する各部分は、前回の予備
吐出からの経過時間をカウントする経過時間カウント部
205と、予め設定されている予備吐設定時間と経過時
間とを比較する比較部206と、比較部206が比較し
た結果に応じて制御部202に予備吐出の要求を行う予
備吐指令部207とを具えている。
【0038】以下に、本発明の予備吐出の制御の詳細に
ついて説明する。
【0039】(実施形態1)本実施形態では、予め、記
録媒体の種類に応じて予備吐出の間隔(予備吐設定時
間)が設定されている。これは、出荷時に設定されるも
のであってもよいし、プリンタドライバ等でユーザーが
自由に変更できるものであってもよい。
【0040】前述の通り、従来は、記録媒体の違いによ
って毎行予備吐と時間予備吐との2モードを設けていた
が、本実施形態では時間予備吐モードのみとし、予め設
定する予備吐出の間隔を工夫することにより、画像品位
重視の記録媒体に対しては、実質的に毎スキャンごとに
予備吐出が行われるようにする。
【0041】また、本実施形態では、予め設計時もしく
は工場出荷時などに、記録媒体の幅ごとに1往復の記録
に要する時間および1往復中の途中であるX/2,X,
X+Y/2,X+Yの位置(図8参照)にキャリッジが
到達するのに要する時間をそれぞれ計算もしくは測定
し、その測定結果をデータとして記憶部に保持させてお
く。
【0042】図3は、記憶部に保持されているA4、A
3サイズでの記録媒体上の各地点の到達時間を示す図で
ある。
【0043】キャリッジの定速部の移動速度を423.
3mm/s(1200dpi格子に対して吐出周波数2
0KHzで記録した場合)とすると、キャリッジが定速
に達するまでの時間および定速から停止までの時間を
0.06Sとし、記録幅をA4(210mm)では、移
動距離X/2、X、X+Y/2、X+Yでのそれぞれの
時間は、0.31、0.62、0.92、1.23秒とな
る。
【0044】本実施形態では、予め測定したキャリッジ
が各地点に到達する時間をもとにして、それぞれの予備
吐設定時間を次のように設定する。
【0045】図4は、本実施形態の予備吐設定時間を示
す図である。
【0046】画質を重視する光沢紙の場合は、予備吐設
定時間を図5で示すX/2〜X+Y/2の間にくるよう
に設定する。つまり、図3で示す0.25〜0.75往復
の地点で、A4幅記録では、キャリッジ速度423.3
mm/sで計算すると0.31〜0.92秒となる。本実
施形態では図4に示すように、光沢紙の場合、時間予備
吐の間隔を「0.9」と設定する。つまり、0.9秒間
隔で予備吐出を行うと、以下に示す処理により、時間予
備吐モードながら、事実上毎行予備吐出を行うことにな
る。
【0047】図5は、本実施形態の予備吐出処理を示す
フローチャートである。
【0048】ホストコンピュータから記録指令を受ける
(ステップ501)と、制御部は予め給紙部などにセッ
トされている記録媒体の種類に応じた予備吐設定時間デ
ータ(図4参照)を記憶部より読み出す(ステップ50
2)。そして、ホストコンピュータからの画像データに
基づいた記録動作を開始し(ステップ503)、それと
ともに経過時間カウント部は経過時間をカウントし始め
る(ステップ504)。
【0049】そして、1行の記録が終了したとき(ステ
ップ505)、例えば、キャリッジがホームポジション
側からスタートしたならば、反ホームポジション側まで
到達したときなどに、比較部は、そこまでカウントして
きた経過時間が予め設定されている予備吐設定時間を越
えたか否かを判断する(ステップ506)。経過時間が
予備吐設定時間を越えていたならば、キャリッジが到達
した側に設けられている予備吐口で予備吐出を行う(ス
テップ507)。一方、越えていない場合は、経過時間
に所定量αを加算した値と予備吐設定時間とを比較し
(ステップ508)、経過時間に所定量αを加算した値
が予備吐設定時間を越えていたならば、予備吐出を行う
(ステップ509)。越えていなければ、予備吐出を行
わずに次の行の記録を行う(ステップ510)。なお、
所定量αは、図3に示す各地点の到達時間と兼ね合わせ
て決めたものである。本実施形態では、キャリッジがX
/2〜X〜X+Y/2の地点で経過時間が予備吐設定時
間に到達すると想定される場合は、反ホームポジション
側で予備吐出を行い、X+Y/2〜X+Y(0)〜X/
2の地点で経過時間が予備吐設定時間に到達すると想定
される場合は、ホームポジション側で予備吐出を行うよ
うにしている。したがって、キャリッジが反ホームポジ
ション側に到達した時にこの先のX〜X+Y/2の地点
で経過時間が予備吐設定時間に到達するかどうか、ま
た、キャリッジがホームポジション側に到達した時にこ
の先の0〜X/2の地点で経過時間が予備吐設定時間に
到達するかどうかをそれぞれ予測しなければならない。
この予測の方法として、本実施形態は、キャリッジの0
〜X〜Yの往復移動を4等分した1区間を移動するのに
要する時間相当の値をαとして経過時間に加算したもの
と予備吐設定時間とを比較している。
【0050】また、ステップ507、509で予備吐出
を行った場合は、カウントしてきた経過時間をいったん
リセットする(ステップ511)。そして、画像データ
をすべて記録し終わるまで(ステップ512)、ステッ
プ504に戻って記録および予備吐出を繰り返す。
【0051】上記の光沢紙の場合、予備吐設定時間は
0.9秒(図4参照)である。この場合の予備吐出は次
のようになる。
【0052】例えばA4サイズ記録の場合、キャリッジ
がホームポジション側をスタートして往方向の記録を行
い、反ホームポジジョン側に到達したときの経過時間
は、0.62秒となる(図3参照)。したがって、経過
時間は予備吐設定時間を越えていないので、さらに経過
時間+αと予備吐設定時間とを比較する。例えばαを
0.31秒とすると、0.62+0.31=0.93>
0.9となるので、キャリッジが現在いる反ホームポジ
ション側の予備吐口で予備吐出を行う。そして、今まで
カウントしてきた経過時間の値をリセットし、復方向の
記録を行う。すると、ホームポジション側に到達したと
きの経過時間は約0.62秒となる。同様に経過時間と
予備吐設定時間を比較し、さらに経過時間+αと予備吐
設定時間とを比較すると、約0.62+0.31=約
0.93>0.9となるので、ホームポジション側の予
備吐口でも予備吐出を行う。つまり、制御は時間予備吐
出方法を用いているが、設定時間を「0.9秒」とする
ことで、事実上、毎行予備吐出を行うことになる。
【0053】なお、本実施形態では、経過時間が上記設
定した「0.9秒」近傍に達するまで予備吐出は行わな
いので、記録領域の大きさによっては毎行予備吐ではな
く何行かに1回の予備吐出となる。
【0054】また、本実施形態で示す時間予備吐出の処
理シーケンスは一例であり、本発明はこのシーケンスに
限らず、事実上、毎行予備吐出を行うようなシーケンス
であればいかなるシーケンスであってもよい。
【0055】(実施形態2)実施形態1では、各記録媒
体ごとに予め予備吐設定時間を定めている(図4参
照)。
【0056】ところで、A3サイズとA4サイズの両方
を記録できる図1の装置では、A4サイズの記録端から
反HP側の予備吐口まで距離がある。例えばA4サイズ
の記録媒体の予備吐出位置が反HP側であれば、キャリ
ッジは余分に移動しなければならなくなり、A4サイズ
のみを記録する装置に比べてスループットが低下してし
まうのは先にも延べたとおりである。そこで、本実施形
態では記録媒体の種類だけでなくサイズによる予備吐出
位置も考慮に入れた予備吐設定時間を説明する。
【0057】なお、インクジェット記録装置の構成およ
び、時間予備吐出の処理シーケンスは実施形態1と同様
とする。
【0058】図6は本実施形態の予備吐設定時間を示す
図である。
【0059】本実施形態では、予備吐設定時間をA4サ
イズではHP側で、A3サイズでは反HP側で経過時間
が到達するような共通の時間に設定する。具体的には、
「光沢紙・品位0〜3」の場合を見ると、予備吐設定時
間は「1.1」である。これは、図3で示した移動時間
に当てはめると、記録データがA3サイズの場合には
0.5往復〜0.75往復(X〜X+Y/2の地点)で
達する時間である。したがって、A3サイズではキャリ
ッジが反HP側にきたときに、この先のX〜X+Y/2
の地点で経過時間が1.1秒に到達することが予測され
るので、反HP側で予備吐出を行うことになる。
【0060】一方、A4サイズの場合には、0.75往
復〜1往復(X+Y/2〜X+Yの地点)で達する時間
なので、HP側で予備吐出を行うことになる。このよう
に、各地点の移動時間を基にして、同じ記録媒体でもA
4サイズの場合はHP側で予備吐出が行えるような設定
時間を計算して求める。本実施形態では、A4サイズで
はX+Y/2〜X+Y(0)〜X/2の地点で到達する
時間でかつ、A3サイズではX/2〜X〜X+Y/2の
地点で到達する時間を設定すればよい。
【0061】これにより、図5に示す単一の処理シーケ
ンスで各サイズの記録媒体を処理しているのもかかわら
ず、サイズごとに予備吐出を行う予備吐口を異ならせる
ことができる。A4サイズではホームポジション側で予
備吐出を行うようにしているので、A4幅記録の際に反
HP側予備吐口までキャリッジが移動することがなく、
スループット低下を抑えることができる。
【0062】なお、「光沢紙・品位4」では設定時間は
「0.9」となっている。0.9秒間隔とすることで実
施形態1で示したように事実上毎行予備吐出を行うこと
になり、常にノズルの状態を良好に保つことを確実にし
ている。
【0063】また、コート紙などインクの打ち込み量が
多いにもかかわらず紙の強度が少ない記録媒体では、多
量のインクが打ち込まれると、記録媒体がカールして端
部がうきあがってしまい、浮いた部分が記録ヘッドの表
面と擦ったり、ひどい場合にはサイドにあたって巻き込
んだりする場合がある。特に記録媒体がサイドにあたっ
て巻き込まれる事は、記録ヘッドの移動が困難となるた
めに確実に回避することが重要である。予備吐出などで
記録ヘッドが反HP側へ移動するなどして、記録媒体と
離れてしまうと、端部がカールした際にサイドに巻き込
む確率が高くなる。したがって、このような記録媒体と
記録ヘッドの激突を避けるためには記録媒体端部から記
録ヘッドが大きく外れて移動しないほうがよい。この様
にするためには、A3、A4記録幅に対して共にHP側
で予備吐出を行うように設定すればよい。
【0064】本実施形態では、コート紙の品位「0〜
3」では、常にHP側で予備吐出が行われるように時間
を「1.4」に設定している。この値は、A4幅では1
往復〜1.25往復つまり0〜X/2の地点で達する時
間であり、A3幅では0.75往復〜1往復つまりX+
Y/2〜X+Yの地点で達する時間である。したがっ
て、いずれも予備吐出はHP側で行われることになる。
【0065】また、余白なし記録など記録媒体の端部ま
で記録する場合にもカールの発生がおきやすいため、余
白無し記録であるかどうかでHP側予備吐を行うように
時間設定を行うようにしても良い。また、記録媒体の先
後端が特にカールしやすいために、記録媒体の先後端の
み予備吐時間を変えることも有効である。
【0066】このように、本発明を用いることで、複雑
な制御なしに、予備吐設定時間を自由に設定するだけ
で、複数ある予備吐口の中から、記録媒体の種類やサイ
ズに応じて適する予備吐口を選択し、そこで予備吐出を
行うことができる。
【0067】ここでは、HP側から記録ヘッドが記録を
開始して前回予備吐からの経過時間が設定された予備吐
設定時間をこえると予想される時の記録ヘッドの位置
が、1往復を4つに分けた場合の0〜0.25往復と0.
75〜1往復の場合にはHP側予備吐口、0.25〜
0.75往復の場合には反HP側予備吐口を使用するも
のとした。しかし、もっと処理シーケンスを簡素化する
ために0〜0.5往復では反HP側予備吐口、0.5〜
1往復ではHP側予備吐口で予備吐出を行うとしても本
発明を適応可能であることは言うまでも無い。
【0068】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるために
利用されるエネルギとして熱エネルギを発生する手段
(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エ
ネルギによりインクの状態変化を生起させる方式の記録
ヘッド、記録装置において優れた効果をもたらすもので
ある。かかる方式によれば記録の高密度化,高精細化が
達成できるからである。
【0069】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書,同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型,
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一対一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成
長,収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも1つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書,同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0070】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口,液路,電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書,米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0071】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0072】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0073】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0074】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個数設けられるものであっても
よい。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては
黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘ
ッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるか
いずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色
によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0075】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付与時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0076】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0077】
【発明の効果】本発明を用いることにより、毎行予備吐
・時間予備吐のモード切替を不要にし、予備吐を時間予
備吐モードのみの簡単な構成としたうえで、複雑な制御
なしに、予備吐設定時間を自由に設定するだけで、複数
ある予備吐口の中から、記録媒体の種類やサイズに応じ
て適する予備吐口を選択し、そこで予備吐出を行うこと
ができる。
【0078】この予備吐設定時間の設定値を記録媒体の
種類に応じて設定することにより、事実上毎行予備吐出
を行うように設定することができる。
【0079】また、本発明を用いることにより、A3サイ
ズが記録可能な記録装置でのA4サイズ記録時におけるス
ループット低下を防ぐことができるのは言うまでもな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるインクジェット記録
装置を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施形態における電気的構成を示すブ
ロック図である。
【図3】A4,A3サイズでの記録媒体上の各地点の記
録ヘッド到達時間と予備吐出を行う予備吐口とをまとめ
た図である。
【図4】本発明の実施形態における予備吐設定時間を示
す図である。
【図5】本発明の実施形態における予備吐出を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の他の実施形態における予備吐設定時間
を示す図である。
【図7】従来の予備吐設定時間を示す図である。
【図8】記録ヘッドの1走査での移動を示す図である。
【符号の説明】
101 インクカートリッジ 102 記録ヘッド 103 紙送りローラ 104 補助ローラ 105 給紙ローラ 106 キャリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 裕司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 増山 充彦 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 小笠原 隆行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 田鹿 博司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA14 EB11 EB38 EC24 EC36 EC54 EC80 FA11

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する吐出口を具えた記録ヘ
    ッドを記録媒体上に走査させ、該走査の際に記録媒体に
    対してインクを吐出して記録を行い、さらに複数の予備
    吐出位置で予備吐出を行うインクジェット記録装置であ
    って、複数の記録モードを具えるインクジェット記録装
    置において、 前記記録ヘッドが走査において前記記録媒体の所定位置
    を通過するのに要する時間データを用いて、前記複数の
    予備吐出位置のうち、前記記録モードに応じて所定の予
    備吐出位置で予備吐出を行うように時間間隔を設定する
    予備吐出時間設定手段と、 前記記録ヘッドが最後に予備吐出を行ってからの経過時
    間をカウントする経過時間カウント手段と、 前記経過時間カウント手段がカウントした経過時間と前
    記予備吐出時間設定手段が設定した時間間隔とを比較
    し、前記経過時間が前記時間間隔に到達したら予備吐出
    指令を出力する比較手段とを具えることを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記予備吐出時間設定手段は、画像品位
    を重視する記録媒体に対しては、予備吐出を行う時間間
    隔を短く設定することを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記予備吐出時間設定手段は、記録速度
    を重視する記録媒体に対しては、予備吐出を行う時間間
    隔を長く設定することを特徴とする請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記予備吐出時間設定手段は、さらに前
    記記録媒体の大きさそれぞれに応じて、それぞれに適し
    た予備吐出位置で予備吐出が行われるように時間間隔を
    設定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記予備吐出は、ホームポジションと、
    前記記録ヘッド走査方向の該ホームポジションと対峙す
    る反ホームポジションとに設けた予備吐出位置で行わ
    れ、 前記予備吐出時間設定手段は、前記記録媒体の大きさに
    応じて、ホームポジション側あるいは反ホームポジショ
    ン側の適した側の前記予備吐出位置で予備吐出が行われ
    るように時間間隔を設定することを特徴とする請求項4
    に記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記予備吐出時間設定手段は、前記記録
    媒体に対して記録ヘッドの走査方向の余白がないように
    記録を行う余白無し記録モードの場合は、前記ホームポ
    ジション側の前記予備吐出位置でのみ予備吐出が行われ
    るように時間間隔を設定することを特徴とする請求項5
    に記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記記録ヘッドは、インク中に気泡を発
    生させ、該気泡の生成圧力により所定量のインクを吐出
    することにより記録を行うことを特徴とする請求項1な
    いし6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 インクを吐出する吐出口を具えた記録ヘ
    ッドを記録媒体上に走査させ、該走査の際に記録媒体に
    対してインクを吐出して記録を行い、さらに複数の予備
    吐出位置で予備吐出を行うインクジェット記録装置であ
    って、複数の記録モードを具えるインクジェット記録装
    置を用いたインクジェット記録方法において、 前記記録ヘッドが走査において前記記録媒体の所定位置
    を通過するのに要する時間データを用いて、前記複数の
    予備吐出位置のうち、前記記録モードに応じて所定の予
    備吐出位置で予備吐出を行うように時間間隔を設定する
    予備吐出時間設定工程と、 前記記録ヘッドが最後に予備吐出を行ってからの経過時
    間をカウントする経過時間カウント工程と、 前記経過時間カウント工程にてカウントされた経過時間
    と前記予備吐出時間設定工程にて設定された時間間隔と
    を比較し、前記経過時間が前記時間間隔に到達したら予
    備吐出指令を出力する比較工程とを具えることを特徴と
    するインクジェット記録方法。
  9. 【請求項9】 前記予備吐出時間設定工程は、画像品位
    を重視する記録媒体に対しては、予備吐出を行う時間間
    隔を短く設定することを特徴とする請求項8に記載のイ
    ンクジェット記録方法。
  10. 【請求項10】 前記予備吐出時間設定工程は、記録速
    度を重視する記録媒体に対しては、予備吐出を行う時間
    間隔を長く設定することを特徴とする請求項8に記載の
    インクジェット記録方法。
  11. 【請求項11】 前記予備吐出時間設定工程は、さらに
    前記記録媒体の大きさそれぞれに応じて、それぞれに適
    した予備吐出位置で予備吐出が行われるように時間間隔
    を設定することを特徴とする請求項8に記載のインクジ
    ェット記録方法。
  12. 【請求項12】 前記予備吐出は、ホームポジション
    と、前記記録ヘッド走査方向の該ホームポジションと対
    峙する反ホームポジションとに設けた予備吐出位置で行
    われ、 前記予備吐出時間設定工程は、前記記録媒体の大きさに
    応じて、ホームポジション側あるいは反ホームポジショ
    ン側の適した側の前記予備吐出位置で予備吐出が行われ
    るように時間間隔を設定することを特徴とする請求項1
    1に記載のインクジェット記録方法。
  13. 【請求項13】 前記予備吐出時間設定工程は、前記記
    録媒体に対して記録ヘッドの走査方向の余白がないよう
    に記録を行う余白無し記録モードの場合は、前記ホーム
    ポジション側の前記予備吐出位置でのみ予備吐出が行わ
    れるように時間間隔を設定することを特徴とする請求項
    12に記載のインクジェット記録方法。
JP2001232917A 2001-07-31 2001-07-31 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 Pending JP2003039693A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001232917A JP2003039693A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
US10/198,105 US6808247B2 (en) 2001-07-31 2002-07-19 Ink jet recording apparatus and ink jet recording method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001232917A JP2003039693A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003039693A true JP2003039693A (ja) 2003-02-13

Family

ID=19064761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001232917A Pending JP2003039693A (ja) 2001-07-31 2001-07-31 インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6808247B2 (ja)
JP (1) JP2003039693A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005238712A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Canon Inc 記録装置及び回復制御方法
JP2005297230A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェット記録装置
US7374267B2 (en) 2004-06-08 2008-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
US7448721B2 (en) 2004-06-08 2008-11-11 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
JP2012045848A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Canon Inc プリント装置およびその制御方法
JP2013022885A (ja) * 2011-07-23 2013-02-04 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2013075397A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Brother Industries Ltd 液体吐出装置
JP2015074130A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置及び液滴吐出方法
JP2015182224A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 セイコーエプソン株式会社 印刷システム、印刷制御装置、及び、印刷制御方法

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20050062791A1 (en) * 2002-07-09 2005-03-24 Yuji Yakura Image forming device and control method therefor
JP2004230816A (ja) * 2003-01-31 2004-08-19 Canon Inc 温度検出方法
JP3800193B2 (ja) 2003-03-27 2006-07-26 ブラザー工業株式会社 画像形成装置及びプリントヘッドの回復吐出方法
ATE490870T1 (de) * 2003-09-18 2010-12-15 Fujifilm Corp Tintenstrahlaufzeichnungsgerät und steuerungsverfahren zum vorab-ausstossen
US7648216B2 (en) * 2006-08-30 2010-01-19 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method for printing on a print media
JP4986599B2 (ja) * 2006-12-18 2012-07-25 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP5235714B2 (ja) * 2009-02-24 2013-07-10 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
US8328311B2 (en) * 2009-08-11 2012-12-11 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus and printing method
JP6203025B2 (ja) 2013-12-10 2017-09-27 キヤノン株式会社 記録装置および記録データの処理方法
JP6347116B2 (ja) 2014-02-19 2018-06-27 セイコーエプソン株式会社 印刷装置および印刷方法
US10166763B2 (en) 2014-06-18 2019-01-01 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus, printing method and storage medium
JP2016074152A (ja) 2014-10-07 2016-05-12 キヤノン株式会社 記録装置及びその駆動方法
JP6360410B2 (ja) 2014-10-07 2018-07-18 キヤノン株式会社 記録装置及びその駆動方法
JP7094812B2 (ja) 2018-07-17 2022-07-04 キヤノン株式会社 記録装置、記録方法、およびプログラム
JP2020037209A (ja) 2018-09-03 2020-03-12 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置、インクジェット記録方法、およびプログラム
JP2022050012A (ja) 2020-09-17 2022-03-30 キヤノン株式会社 記録装置、制御方法、および搬送装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1127227A (en) 1977-10-03 1982-07-06 Ichiro Endo Liquid jet recording process and apparatus therefor
US4330787A (en) 1978-10-31 1982-05-18 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording device
US4345262A (en) 1979-02-19 1982-08-17 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording method
US4463359A (en) 1979-04-02 1984-07-31 Canon Kabushiki Kaisha Droplet generating method and apparatus thereof
US4313124A (en) 1979-05-18 1982-01-26 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording process and liquid jet recording head
US4558333A (en) 1981-07-09 1985-12-10 Canon Kabushiki Kaisha Liquid jet recording head
JPS59123670A (ja) 1982-12-28 1984-07-17 Canon Inc インクジエツトヘツド
JPS59138461A (ja) 1983-01-28 1984-08-08 Canon Inc 液体噴射記録装置
JP2971635B2 (ja) 1991-09-11 1999-11-08 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
KR0132709B1 (ko) * 1992-09-03 1998-04-11 미따라이 하지메 잉크 제트 기록장치
JPH06115097A (ja) 1992-10-02 1994-04-26 Canon Inc インクジェット記録装置
JP3287484B2 (ja) 1992-10-19 2002-06-04 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
JP3259748B2 (ja) 1994-03-31 2002-02-25 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置
JPH08118674A (ja) 1994-10-20 1996-05-14 Canon Inc インクジェット記録方法及び装置
DE69535997D1 (de) 1994-12-29 2009-10-08 Canon Kk Tintenstrahlkopf mit verschiedenen Heizelementen pro Düse und Tintenstrahldrucker unter Verwendung desselben
JP3161534B2 (ja) * 1998-11-27 2001-04-25 セイコーエプソン株式会社 インクジェット式記録装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005238712A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Canon Inc 記録装置及び回復制御方法
JP4630558B2 (ja) * 2004-02-27 2011-02-09 キヤノン株式会社 記録装置及び回復制御方法
JP2005297230A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Konica Minolta Medical & Graphic Inc インクジェット記録装置
JP4529522B2 (ja) * 2004-04-07 2010-08-25 コニカミノルタエムジー株式会社 インクジェット記録装置
US7374267B2 (en) 2004-06-08 2008-05-20 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
US7448721B2 (en) 2004-06-08 2008-11-11 Canon Kabushiki Kaisha Inkjet printing apparatus and inkjet printing method
JP2012045848A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Canon Inc プリント装置およびその制御方法
JP2013022885A (ja) * 2011-07-23 2013-02-04 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2013075397A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Brother Industries Ltd 液体吐出装置
JP2015074130A (ja) * 2013-10-08 2015-04-20 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出装置及び液滴吐出方法
JP2015182224A (ja) * 2014-03-20 2015-10-22 セイコーエプソン株式会社 印刷システム、印刷制御装置、及び、印刷制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20030025745A1 (en) 2003-02-06
US6808247B2 (en) 2004-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003039693A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JPH11207948A (ja) 記録装置及び記録制御方法
JP2001171153A (ja) インクジェット記録装置
JP2002166536A (ja) インクジェット記録装置
JP2002137372A (ja) 記録装置及び記録装置の消費電力低減方法
US7168779B2 (en) Image processing to mask low drop volume defects in inkjet printers
JPH07314734A (ja) インクジェット記録装置
JP2002001928A (ja) 記録装置
JP3382525B2 (ja) インクジェット記録装置および記録制御方法並びに記録制御プログラムを記録した記録媒体
JP2002361895A (ja) 記録装置及び記録装置の制御方法
JP2003089196A (ja) インクジェット記録装置及び該装置におけるインクの温度制御方法
JPH08108532A (ja) インクジェット記録装置
JP3205440B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2008260220A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JPH0858081A (ja) インクジェットプリント装置
JP2001219548A (ja) インクジェット記録装置
JP4280453B2 (ja) 記録装置及び記録ヘッドの温度管理方法
JPH06305159A (ja) インクジェット記録装置
JP2004122533A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2001088289A (ja) インクジェットプリント装置および該装置用プリントヘッド
JP2004001416A (ja) インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2005238608A (ja) インクジェット記録装置
JP3047979B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2002240252A (ja) 記録装置及び温度制御方法
JP4018436B2 (ja) 画像記録装置およびその制御方法