JP2003032088A - パワーオンリセット回路および該パワーオンリセット回路を有する電子回路 - Google Patents
パワーオンリセット回路および該パワーオンリセット回路を有する電子回路Info
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Abstract
替え時の電圧の変動による誤動作を防ぎ、電源再投入時
の電源電圧立ち上がりが緩やかな場合の誤動作を防ぐこ
とが可能なパワーリセット回路および電子機器を提供す
ること。 【解決手段】 動作電圧制御手段11と、第1のP型M
OSトランジスタP2と、第2のP型MOSトランジス
タP3と、第1のコンデンサC1と、直列接続された第
1〜第3のインバータ回路INV1〜INV3からな
り、該第1のインバータ回路INV1の入力が第1のコ
ンデンサの一方の端子に接続され、第3のインバータ回
路の出力が第2のP型MOSトランジスタのゲートに接
続されたインバータ手段と、第1のインバータ回路の入
力と第3のインバータ回路の入力の間に接続された第2
のコンデンサC2とを有し、第3のインバータの出力か
らパワーオンリセット信号を出力する。
Description
回路等の揮発性データを記憶する回路を備える半導体装
置において、電源投入時に回路を初期値に設定(初期
化)するための信号を出力するパワーオンリセット回路
に係り、特に、電源投入後の電源の切り替え等で発生す
る電圧の変動による誤動作、電源再投入時の電源電圧立
ち上がりが緩やかな場合の誤動作を防ぐことが可能なパ
ワーオンリセット回路および電子機器に関する。
を記憶する回路では、最初の電源投入時に回路を初期値
に設定(初期化)するすなわちパワーオンリセットする
必要がある。そのために用いられるパワーオンリセット
回路として、例えば特開平09−270686号公報に
開示されたものがある。
ンリセット回路100は、図13に示すように、抵抗R
11および容量C11からなる充電回路102と、P型
MOSトランジスタP11およびN型MOSトランジス
タN11からなるCMOSインバータ104と、P型M
OSトランジスタP12からなるスイッチ106と、P
型MOSトランジスタP13からなる動作電圧設定回路
108と、P型MOSトランジスタP14からなる放電
回路110と、N型MOSトランジスタN12およびN
13からなるクランプ回路112から構成される。
て生成した電圧をスイッチ106に印加し、また、動作
電圧設定回路108は、スイッチ106に印加される電
圧を制御する。放電回路110は、電源遮断後の放電を
行う。CMOSインバータ104は、充電回路102か
らの入力された信号をパワーオンリセット信号POCと
して外部の被リセット回路に出力する。
は、一定の電源電圧VCCが供給されている場合におい
て有効であるが、複数の電圧動作モード、例えば、通常
動作時(電源電圧VCC)と待機動作時(電源電圧VP
P)との2動作モード(電源電圧VCC>電源電圧VP
P)をスイッチ等で切換えて電源電圧を変更する場合、
電源電圧が変動することに起因して誤動作を起こすこと
があった。
て説明する。パワーオンリセット回路100において、
通常動作時(電源電圧VCC)にてパワーオンリセット
信号の出力が解除つまりCMOSインバータ104が
「L」レベルを出力した後の所定時間後に、待機動作モ
ード(電源電圧VPP)に切り換わった場合、その切り
換わり時点において、放電回路110のP型MOSトラ
ンジスタP14がオンし、CMOSインバータ104の
ノードB1は電源電圧VPPにまで放電される。
圧VCC)に切り換わった場合において、電源電圧VC
Cに立ち上がるまでの時間に対して、CMOSインバー
タ104のノードB1における電圧の立ち上がりは、容
量C11に起因する時定数CRにより遅れる。CMOS
インバータ104のノードB1に印加される電圧が、閾
値電圧Vthに達するまでは、CMOSインバータ10
4の出力が「H」レベルとなりパワーオンリセット信号
を出力してしまうという不都合が生じる。
可能なパワーオンリセット回路を特願2001−066
555号(以下先願という)として先に出願した。図7
は、先願に係るパワーオンリセット回路を示す図であ
る。
は、P型MOSトランジスタP1とディプレッション型
N型MOSトランジスタND1からなる動作電圧設定回
路11と、P型MOSトランジスタP2,P3およびコ
ンデンサC1からなる充電回路2と、インバータ回路I
NV1,INV2,およびINV3とで構成されてい
る。インバータ回路INV3の出力POCがパワーオン
リセットのための信号で、POCがHレベルの時に回路
の初期化が行われる。各インバータ回路INV1〜IN
V3は、図13におけるCMOSインバータ104と同
様の構成を有する。
化するために閾値判定用としてのインバータを1個だけ
用いた構成で説明しているが、この構成はパワーオンリ
セット回路の最小構成の例であり、実際は図7に示すよ
うに波形(出力レベル)形成を含めて3個のインバータ
を用いている。従って、以下では、本発明の基礎となる
先願の代わりに図7に示す回路構成のパワーオンリセッ
ト回路の動作を説明する。
路10の各点(電源VCC,B点,C点,D点,PO
C)の電圧レベルの変化を説明するための図である。同
図において、区間は電源VCC投入時、区間は電源
VCCの電圧変動時、区間は電源VCCの瞬断時、区
間は電源VCCの電圧立ち下り後、緩やかに立ち上が
る時の各点の電圧レベルの変化を示している。また、実
線は電源電圧VCCの電圧レベル変化を、破線はB点の
電圧レベル変化を、点線はC点の電圧レベル変化を、一
点鎖線はD点の電圧レベル変化を、二点鎖線はパワーオ
ンリセット信号POCの電圧レベル変化を示している
(図9〜図12も同様)。
圧レベルの変化の説明>図9は、区間における電圧レ
ベルの変化を拡大して示した図である。電源VCC投入
後、P型MOSトランジスタの閾値電圧を上回ると、動
作電圧設定回路1のP型MOSトランジスタP1のA点
には電源VCCの電圧値に一定の差を持った電圧が出力
される。充電回路2のP型MOSトランジスタP2は前
記A点の電圧により一定のインピーダンスに制御され、
コンデンサC1の充電を開始する。
ンバータ回路INV1の出力C点はHレベル、インバー
タ回路INV2の出力D点はLレベル、インバータ回路
INV3の出力POCはHレベルとなり、パワーオンリ
セットが開始される。
1の閾値電圧を上回ると、インバータ回路INV1の出
力C点はLレベル、インバータ回路INV2の出力D点
はHレベル、インバータ回路INV3の出力POCはL
レベルとなり、パワーオンリセットが解除される。
ける電圧レベルの変化の説明>次に、電源VCCの電圧
変動時の動作について説明する。図10は、区間にお
ける電圧レベルの変化を拡大して示した図である。
出力CがLレベル、インバータ回路INV2の出力Dは
Hレベル、インバータ回路INV3の出力POCはLレ
ベルに変化することで、P型MOSトランジスタP3が
オンし、充電回路2のインピーダンスが低くなり、時定
数CRが短くなる。その結果、電源VCCの電圧変動と
充電回路2のB点の電圧変動が同程度となり、インバー
タ回路INV1の入力電圧は閾値を下回ることなくLレ
ベル出力が維持でき、誤動作を防ぐことができる。これ
によって、上述した特開平9−270686号公報のパ
ワーオンリセット回路における不都合を解消することが
可能となる。
ける電圧レベルの変化の説明>次に、電源VCCの電圧
瞬断時の動作について説明する。図11は、電源VCC
の電圧瞬断時(区間)における電圧レベルの変化を拡
大して示した図である。
点がP型MOSトランジスタP3により放電されてお
り、再度、電源VCCの電圧が急峻に立ち上がる際は、
図11に示すように、インバータ回路INV2の出力D
点がHレベルに達するよりも早く、充電回路2のB点が
インバータ回路INV1の閾値電圧を下回るため、上述
の電源VCCの電圧投入時と同じ動作となる。
ンリセット回路は、複数の動作電源電圧にて動作する半
導体装置にて、電源投入時の回路のリセット動作、およ
び、電源投入後の電源の切り替え等で発生する電圧の変
動による誤動作を防ぐことを可能にしている。
示すパワーオンリセット回路では、電源VCCの電圧降
下時に充電回路2のコンデンサC1は放電されるが、ト
ランジスタP3の寄生ダイオードの動作下限電圧程度の
電圧は充電回路2のB点に残ってしまい、電源VCCが
緩やかに立ち上がった場合、パワーオンリセットが開始
されない場合がある。以下、この事情を説明する。
立ち上がった場合(区間)における電圧レベルの変化
の説明>図12は、電源VCCの電圧立ち下り後、緩や
かに立ち上がった場合(区間)における問題点を説明
するための図である。
除後のインバータ回路INV2の入力C点が0Vで、電
圧降下後の立ち上がり初期値が0Vであるのに対し、イ
ンバータ回路INV1の入力B点は電圧降下後の立ち上
がり初期値が高いため、インバータ回路INV2の閾値
電圧に対し、インバータ回路INV1の閾値電圧が見か
け上高くなり、インバータ回路INV1がHレベルを出
力するよりも先にインバータ回路INV2がHレベルを
出力してしまい、インバータ回路INV3の出力POC
がLレベルとなり、充電回路2のトランジスタP3をオ
ンすることでインピーダンスが低くなって時定数CRが
短くなり、即座にインバータ回路INV1の入力B点を
Hレベルにしてしまう。その結果、電源VCCの電圧降
下後、緩やかに立ち上がった場合、パワーオンリセット
が開始されないことが起るという問題を生じる。
がりが緩やかな場合に発生する誤動作を防ぐには、回路
が安定動作するまで、インバータ回路INV2の出力D
点をインバータ回路INV1の入力B点に対し低い電圧
に保つ必要がある。
作電源電圧で動作する半導体装置において、電源投入時
の回路のリセット動作、および、電源投入後の電源の切
り替え等で発生する電圧の変動による誤動作を防ぎ、さ
らに、電源再投入時の電源電圧立ち上がりが緩やかな場
合の誤動作を防ぐことが可能なパワーリセット回路(請
求項1〜3)および電子機器(請求項4)を提供するこ
とを目的とする。
に、本発明に係るパワーオンリセット回路(10)は、
電位供給電源(VCC)に接続され、動作電圧を制御す
る動作電圧制御手段(11)と、ソースが電位供給電源
(VCC)に、ゲートが動作電圧制御手段(11)に、
それぞれ接続された第1のP型MOSトランジスタ(P
2)と、ソースが電位供給電源に、ドレインが第1のP
型MOSトランジスタ(p2)のドレインに、それぞれ
接続された第2のP型MOSトランジスタ(P3)と、
一方の端子が第1,2のP型MOSトランジスタのドレ
インに、他方の端子が接地電位電源に、それぞれ接続さ
れた第1のコンデンサ(C1)と、直列接続された第1
のインバータ回路(INV1),第2のインバータ回路
(INV2),および第3のインバータ回路(INV
3)からなり、該第1のインバータ回路(INV1)の
入力が第1のコンデンサ(C1)の一方の端子に接続さ
れ、第3のインバータ回路(INV3)の出力が第2の
P型MOSトランジスタ(P3)のゲートに接続された
インバータ手段と、第1のインバータ回路(INV1)
の入力と第3のインバータ回路(INV3)の入力の間
に接続された第2のコンデンサ(C2)とを有し、第3
のインバータ回路の出力段からパワーオンリセット信号
を出力することを特徴としている(請求項1)。
供給電源(VCC)と接地電位電源の間に直列接続され
た第3のP型MOSトランジスタ(P1)と第1のディ
プレッション型のN型MOSトランジスタ(ND1)か
らなり、第3のP型MOSトランジスタ(P1)と第1
のディプレッション型のN型MOSトランジスタ(ND
1)の共通接続点(A点)を第1のP型MOSトランジ
スタ(P2)のゲートに接続したことを特徴としている
(請求項2)。
り、第1のP型MOSトランジスタ(P2)のゲート電
圧を調整することにより電位供給電源(VCC)と第1
のコンデンサ(C1)との間のインピーダンスを変更可
能としたことを特徴としている(請求項3)。
ンリセット回路を組み込んだ電子機器である(請求項
4)。
を、図面を用いて詳細に説明する。図1〜図6は、本発
明のパワーオンリセット回路の実施例を説明するための
図であり、従来のパワーオンリセット回路を説明するた
めに用いた図7〜図12に対応している。
回路の一例を示す図である。同図に示すパワーオンリセ
ット回路は、P型MOSトランジスタP1とディプレッ
ション型のN型MOSトランジスタND1からなる動作
電圧設定回路1と、P型MOSトランジスタP2,P3
およびコンデンサC1からなる充電回路2と、インバー
タ回路INV1,INV2,INV3と、インバータ回
路INV1の入力とインバータ回路INV3の入力との
間に接続されたコンデンサC2とで構成されている。各
インバータ回路INV1〜INV3は、図13における
CMOSインバータ104と同様の構成を有する。
図13におけるCMOSインバータ104と同様の構成
を有する。インバータ回路INV3の出力POCがパワ
ーオンリセットのための信号(パワーオンリセット信
号)で、POCがHレベルの時に回路の初期化が行われ
る。本発明のパワーオンリセット回路と上記従来のパワ
ーオンリセット回路とで異なる点は、本発明ではインバ
ータ回路INV1の入力とインバータ回路INV3の入
力との間にコンデンサC2を接続した点である。
の動作を詳細に説明する。図2は、図1に示すパワーオ
ンリセット回路の各点(電源VCC,B点,C点,D
点,POC)の電圧レベルの変化を説明するための図で
ある。同図において、区間は電源VCC投入時、区間
は電源VCCの電圧変動時、区間は電源VCCの瞬
断時、区間は電源VCCの電圧立ち下り後、緩やかに
立ち上がる時、の各点の電圧レベルの変化を示してい
る。また、実線は電源電圧VCCの電圧レベル変化を、
破線はB点の電圧レベル変化を、点線はC点の電圧レベ
ル変化を、一点鎖線はD点の電圧レベル変化を、二点鎖
線はパワーオンリセット信号POCの電圧レベル変化を
示している(図3〜図6も同様)。
<電源VCC投入時(区間)における電圧レベルの変
化の説明>図3は、区間における電圧レベルの変化を
拡大して示した図である。電源VCC投入後、P型MO
Sトランジスタの閾値電圧を上回ると、動作電圧設定回
路1のP型MOSトランジスタP1のA点には電源VC
Cの電圧値に一定の差を持った電圧が出力される。ま
た、電源VCC投入後、インバータ回路INV1の出力
C点はHレベル、インバータ回路INV2の出力はLレ
ベル、インバータ回路INV3の出力はHレベルとな
り、パワーオンリセットが開始される。
スタP2は前記A点の電圧により一定のインピーダンス
に制御され、コンデンサC1およびC2の充電を開始す
る。その後、充電回路2のB点がインバータ回路INV
1の閾値電圧を上回ると、インバータ回路INV1の出
力C点はLレベル、インバータ回路INV2の出力D点
はHレベル、インバータ回路INV3の出力POCはL
レベルとなり、パワーオンリセットが解除される。この
時、充電回路2のB点とインバータ回路INV2の出力
D点は同電位となり、コンデンサC2に電荷はない状態
である。
ける電圧レベルの変化の説明>次に、電源VCCの電圧
変動時の動作について説明する。図4は、区間におけ
る電圧レベルの変化を拡大して示した図である。インバ
ータ回路INV3の出力POCがLレベルに変化するこ
とで、P型MOSトランジスタP3がオンし、充電回路
2のインピーダンスが低くなり、時定数CRが短くな
る。その結果、電源VCCの電圧変動と充電回路2のB
点の電圧変動が同程度となり、インバータ回路INV1
の入力電圧(B点の電圧)は閾値を下回ることがなくな
るため出力POCはLレベルが維持され、誤動作を防ぐ
ことができる。また、充電回路2のB点とインバータ回
路INV2の出力D点は同電位のため、コンデンサC2
に電荷はない状態である。
ける電圧レベルの変化の説明>次に、電源VCCの電圧
瞬断時の動作について説明する。図5は、区間におけ
る電圧レベルの変化を拡大して示した図である。電源V
CCの電圧降下時に充電回路2のB点がP型MOSトラ
ンジスタP3により充分放電されているため、再度、電
源VCCの電圧が急峻に立ち上がる際は、インバータ回
路INV2の出力D点がHレベルに達するよりも早く、
充電回路2のB点がインバータ回路INV1の閾値電圧
を下回るため、上述した区間の電源VCCの電圧投入
時と同じ動作となる。
に立ちあがる時(区間)の電圧レベルの変化の説明>
トランジスタP3の寄生ダイオードがオフする電圧に達
すると、コンデンサC1の電荷を放電するパスがなくな
り、放電が微小になる。その時のインバータ回路INV
2の出力(D点)は、インバータ回路INV1の入力
(B点)をコンデンサC2とインバータ回路INV2の
出力(D点)の寄生容量にて容量分圧された電圧となる
(図6の区間−1参照)。再度電源VCCが投入され
るが、トランジスタの閾値電圧以下ではインバータ回路
INV2の出力D点の電荷を放電させるに充分な動作が
できず、D点の電圧上昇は微小となる(図6の区間−
2参照)。
圧以上で回路が安定動作を開始すると、インバータ回路
INV1の入力B点に対しインバータ回路INV3の入
力D点が低いため、インバータ回路INV2は出力D点
の電荷を放電させなければならずHレベルの立ち上がり
が鈍るのに対し、寄生容量のみのインバータ回路INV
3の出力POCは早くHレベルとなりパワーオンリセッ
トが開始される(図6の区間−3参照)。
ータ回路INV1の入力B点が閾値電圧を下回ると出力
C点はHレベル、インバータ回路INV2の出力D点は
Lレベルとなり、B点とD点の間(コンデンサC2の両
端)に電位差が生じるため、さらに時定数CRが長くな
り、その結果、電源VCCの電圧立ち下がり後、緩やか
に立ち上がる場合にも安定してパワーオンクリア期間を
得ることができる(図6の区間−4参照)。
リセット回路によれば、電源VCC投入時の電圧立ち上
がりの緩急に影響されず、また、電源VCCの電圧変動
による誤動作を起こさず、さらに、電源再投入時の電源
電圧立ち上がりが緩やかな場合にも誤動作を起こさない
ようにすることができる。
3.3Vの2つの電源電圧モードを有する半導体装置を
例として、その動作を説明したが、2つ以上の複数の電
源電圧モードを有する装置のいずれに適用しても、同様
の効果を奏することができる。
トランジスタP2のゲートにかかる電圧により、そのイ
ンピーダンスを変更することで、ノードBにかかる電圧
を変化させることができるようになる。これにより容量
C1の充電を適当に設定することができるようになる。
た例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲において種々の変更が可能である。例えば、動作電
圧制御回路1は、上述のような構成例に限定されるもの
ではなく、充電回路2のP型MOSトランジスタP2の
ゲートにかかる電圧を制御できる構成であればよい。
ンリセット回路は、モジュールとして、あるいはそのモ
ジュールを有する半導体装置等として、様々な形態で各
種電子機器に組み込むことができ、これにより、電源V
CC投入時の電圧立ち上がりの緩急に影響されず、ま
た、電源VCCの電圧変動による誤動作を起こさず、さ
らに、電源再投入時の電源電圧立ち上がりが緩やかな場
合にも誤動作を起こさない電子機器が実現できる。
電源VCC投入時の電圧立ち上がりの緩急に影響され
ず、また、電源VCCの電圧変動による誤動作を起こさ
ず、さらに、電源再投入時の電源電圧立ち上がりが緩や
かな場合に誤動作を起こさないパワーオンリセット回路
(請求項1〜3)および電子機器(請求項4)が実現で
きる。
示す図である。
(電源VCC,B点,C点,D点,POC)の電圧レベ
ルの変化を説明するための図である。
ける電圧レベルの変化を拡大して示した図である。
)における電圧レベルの変化を拡大して示した図であ
る。
)における電圧レベルの変化を拡大して示した図であ
る。
やかに立ち上がった場合(区間)における問題点を説
明するための図である。
ある。
源VCC,B点,C点,D点,POC)の電圧レベルの
変化を説明するための図である。
る電圧レベルの変化を拡大して示した図である。
)における電圧レベルの変化を拡大して示した図であ
る。
)における電圧レベルの変化を拡大して示した図であ
る。
やかに立ち上がった場合(区間)における問題点を説
明するための図である。
めの図である。
P型MOSトランジスタ N11,N12,N13:N型MOSトランジスタ ND1:ディプレッション型のN型MOSトランジスタ INV1〜INV3:インバータ回路 C1,C2,C11:容量 A〜D,B1,B2:ノード(点) POC:パワーオンリセット信号(インバータINV3
の出力)
Claims (4)
- 【請求項1】 電源投入時にパワーオンリセット信号を
出力し回路の初期設定を行うパワーオンリセット回路で
あって、 電位供給電源に接続され、電圧を制御する動作電圧制御
手段と、 ソースが前記電位供給電源に、ゲートが前記動作電圧制
御手段に、それぞれ接続された第1のP型MOSトラン
ジスタと、 ソースが前記電位供給電源に、ドレインが前記第1のP
型MOSトランジスタのドレインに、それぞれ接続され
た第2のP型MOSトランジスタと、 一方の端子が前記第1,2のP型MOSトランジスタの
ドレインに、他方の端子が接地電位電源に、それぞれ接
続された第1のコンデンサと、 直列接続された第1のインバータ回路,第2のインバー
タ回路,および第3のインバータ回路からなり、該第1
のインバータ回路の入力が前記第1のコンデンサの前記
一方の端子に接続され、前記第3のインバータ回路の出
力が前記第2のP型MOSトランジスタのゲートに接続
されたインバータ手段と、 前記第1のインバータ回路の入力と前記第3のインバー
タ回路の入力の間に接続された第2のコンデンサとを有
し、 前記第3のインバータ回路の出力段からパワーオンリセ
ット信号を出力することを特徴とするパワーオンリセッ
ト回路。 - 【請求項2】 請求項1記載のパワーオンリセット回路
であって、 前記動作電圧制御手段は、前記電位供給電源と前記接地
電位電源の間に直列接続された第3のP型MOSトラン
ジスタと第1のディプレッション型のN型MOSトラン
ジスタからなり、第3のP型MOSトランジスタと第1
のディプレッション型のN型MOSトランジスタの共通
接続点を前記第1のP型MOSトランジスタのゲートに
接続したことを特徴とするパワーオンリセット回路。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のパワーオンリセ
ット回路において、 前記動作電圧制御手段により、前記第1のP型MOSト
ランジスタのゲート電圧を調整することにより前記電位
供給電源と前記第1の容量との間のインピーダンスを変
更可能としたことを特徴とするパワーオンリセット回
路。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載のパ
ワーオンリセット回路を有する電子機器。
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