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JP2003017555A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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Publication number
JP2003017555A
JP2003017555A JP2001198490A JP2001198490A JP2003017555A JP 2003017555 A JP2003017555 A JP 2003017555A JP 2001198490 A JP2001198490 A JP 2001198490A JP 2001198490 A JP2001198490 A JP 2001198490A JP 2003017555 A JP2003017555 A JP 2003017555A
Authority
JP
Japan
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region
insulating film
semiconductor substrate
forming
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001198490A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Uenishi
俊哉 植西
Satoshi Meguro
怜 目黒
Seiji Kubo
征治 久保
Masataka Kato
正高 加藤
Hideo Miura
英生 三浦
Norio Suzuki
範夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Priority to TW091112910A priority patent/TW548785B/zh
Priority to US10/170,359 priority patent/US6838374B2/en
Priority to KR1020020036905A priority patent/KR20030003087A/ko
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
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    • H01L21/71Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
    • H01L21/76Making of isolation regions between components
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    • H01L21/762Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers
    • H01L21/76224Dielectric regions, e.g. EPIC dielectric isolation, LOCOS; Trench refilling techniques, SOI technology, use of channel stoppers using trench refilling with dielectric materials
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱酸化工程で発生する素子分離溝の内壁の酸
化を抑制する。 【解決手段】 素子分離溝4の内部に埋め込まれた酸化
シリコン膜6の表面部分には、酸化剤に対する拡散係数
が小さい窒素導入層7が形成されている。この窒素導入
層7は、熱処理工程で気相中の酸化剤(酸素、水など)
が酸化シリコン膜6の内部に拡散するのを防ぐバリア層
として機能する。窒素導入層7は、基板1の全面に窒素
をイオン注入し、続いて基板1を熱処理して窒素を活性
化することによって形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造技術に関し、特に、半導体基板に形成
した溝の内部に絶縁膜を埋め込んだ素子分離溝を有する
半導体集積回路装置に適用して有効な技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の微細化に伴い、従来の選択
酸化(Local Oxidization of Silicon;LOCOS)法
に代わる新たな素子分離技術が採用されている。この素
子分離技術は、半導体基板に形成した溝の内部に酸化シ
リコン膜を埋め込むことによって素子分離溝を形成する
もので、STI(Shallow Trench Isolation;STI)な
どとも呼ばれている。
【0003】上記素子分離溝を形成するには、まず半導
体基板(以下、基板という)を熱処理してその表面に薄
い酸化シリコン膜(パッド酸化膜ともいう)を形成す
る。このパッド酸化膜は、後の工程で溝の内部に埋め込
んだ酸化シリコン膜をデンシファイ(焼き締め)する際
などに基板に加わるストレスの緩和と、酸化のマスクと
して使用する窒化シリコン膜を除去する際の活性領域の
保護を目的として形成される。
【0004】次に、パッド酸化膜の上部にCVD(Chemi
cal Vapor Deposition)法で窒化シリコン膜を堆積し、
フォトレジストをマスクにしたエッチングで素子分離領
域の窒化シリコン膜を除去する。この窒化シリコン膜
は、その下部の基板表面の酸化を防止する保護膜および
基板をエッチングして溝を形成する際のマスクとして使
用する。
【0005】次に、上記窒化シリコン膜をマスクにした
ドライエッチングで基板に溝を形成した後、基板を熱酸
化して溝の内壁に薄い酸化シリコン膜を形成する。この
酸化シリコン膜は、溝の内壁に生じたエッチングダメー
ジの除去と、後の工程で溝の内部に埋め込む酸化シリコ
ン膜のストレス緩和を目的として形成される。
【0006】次に、基板上にCVD法で酸化シリコン膜
を堆積して溝の内部に埋め込んだ後、基板を熱処理する
ことによって、この酸化シリコン膜をデンシファイ(焼
き締め)する。この焼締めは、溝の内部に埋め込んだ酸
化シリコン膜の膜質を改善するために行う。
【0007】次に、化学機械研磨(Chemical Mechanical
Polishing)法を用いて窒化シリコン膜の上部の酸化シ
リコン膜を除去し、溝の内部に酸化シリコン膜を残すこ
とによって、素子分離溝が完成する。その後、基板に溝
を形成する時のマスクに用いた窒化シリコン膜をウェッ
トエッチングで除去し、活性領域にMISFET(Metal
Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)
などの半導体素子を形成する。
【0008】ところが、上記のような方法で形成される
素子分離溝は、活性領域に半導体素子を形成する過程で
行われる何回かの熱酸化処理時に雰囲気中の酸化剤(酸
素や水など)が素子分離溝内に浸入してその内壁を酸化
し、そのときに形成される酸化シリコン膜の体積膨張に
起因して活性領域に圧縮応力が加わる結果、活性領域の
基板に結晶欠陥や転位が発生し、素子の特性が劣化する
という問題が指摘されている。素子分離溝の内壁が酸化
されることによって活性領域に加わる上記圧縮応力は、
半導体素子の微細化に伴って素子分離溝の幅が微細にな
るほど大きくなるため、半導体素子の微細化を推進する
上で大きな妨げとなる。
【0009】また、上記素子分離溝は、活性領域に半導
体素子を形成する過程で行われる何回かのフッ酸洗浄に
よって、溝に埋め込まれた酸化シリコン膜がエッチング
され、素子分離溝端部の酸化シリコン膜が下方に後退
(リセス)するために、活性領域の基板表面に形成され
たゲート絶縁膜が局所的に薄くなり、低いゲート電圧で
もドレイン電流が流れてしまうという問題(キンク特性
あるいはハンプ特性などと呼ばれる)が指摘されてい
る。
【0010】素子分離溝の内壁の酸化を抑制する対策と
しては、例えば米国特許第5447884号に記載され
ているように、素子分離溝の内壁に沿って薄い窒化シリ
コン膜を形成する技術が公知である。
【0011】また、特開2000−31267号公報
は、基板に溝を形成する時に用いたマスク用の窒化シリ
コン膜をウェットエッチングで除去する際、素子分離溝
の内壁に形成した酸化防止用の窒化シリコン膜が同時に
エッチングされ、素子分離溝の外周に溝が形成されてし
まうという問題を防ぐ対策として、マスク用の窒化シリ
コン膜に不純物をイオン注入してダメージを与えること
によって、そのエッチング速度を大きくする技術を開示
している。
【0012】特開2000−306990号公報は、上
記マスク用の窒化シリコン膜の下層に形成されたパッド
酸化膜をウェットエッチングで除去する際、素子分離溝
内の酸化シリコン膜がエッチングされて窪みが発生する
のを防ぐ対策として、マスク用の窒化シリコン膜を除去
した後、パッド酸化膜を除去する前に、素子分離溝内の
酸化シリコン膜を窒素雰囲気中で熱処理することによっ
て、そのエッチング速度を小さくする技術を開示してい
る。
【0013】上記した問題とは観点が異なるが、特開平
8−227938号公報は、基板上に堆積した酸化シリ
コン膜をエッチングして基板に達するスルーホールを形
成する際、マスクの合わせずれによってスルーホールの
一部が素子分離溝と重なり、素子分離溝内の酸化シリコ
ン膜がエッチングされてしまう問題を防ぐ対策として、
素子分離溝内の酸化シリコン膜の上層に窒化シリコン膜
を形成し、この窒化シリコン膜を上記スルーホールを形
成する際のエッチングストッパとする技術を開示してい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】近年、同一基板上にゲ
ート絶縁膜の厚さが異なる複数種類のMISFETを形
成するCMOSデバイスを初めとする、各種MOSデバ
イスの製造工程では、素子分離溝を形成してからMIS
FETを形成するまでの間に実施されるフッ酸洗浄や熱
酸化の工程が増加している。そのため、上記した従来方
法では、素子分離溝の内壁の酸化や、素子分離溝端部の
酸化シリコン膜の後退(リセス)を有効に抑制すること
が困難になり、これがMOSデバイスの信頼性や製造歩
留まりの低下を引き起こす要因となっている。
【0015】本発明の目的は、熱酸化工程で発生する素
子分離溝の内壁の酸化を有効に抑制する技術を提供する
ことにある。
【0016】本発明の他の目的は、フッ酸洗浄工程で発
生する素子分離溝端部の後退(リセス)を有効に抑制す
る技術を提供することにある。
【0017】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0018】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0019】本発明の半導体集積回路装置は、その主面
に、第1領域および前記第1領域によって平面的に囲ま
れた第2領域を有する半導体基板と、前記第2領域の前
記半導体基板主面上に形成された第1絶縁膜と、前記第
1絶縁膜上に形成された導体片と、前記導体片の両側の
前記半導体基板主面に形成された半導体領域と、前記第
1領域の前記半導体基板主面に形成され、前記第1絶縁
膜よりも厚い膜厚を有する酸化膜とを有し、前記酸化膜
の表面部分に窒素を導入したものである。
【0020】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、以下の工程を含んでいる。 (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、前記第1領
域に囲まれた第2領域の前記半導体基板主面に選択的に
第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1領域の前記
半導体基板表面に溝を形成する工程、(c)前記溝を埋
めるように、前記溝の内部および前記第1絶縁膜の上部
に第2絶縁膜を形成する工程、(d)前記第2絶縁膜に
研磨を施すことによって、前記溝の内部に選択的に前記
第2絶縁膜を残す工程、(e)前記溝の内部の前記第2
絶縁膜に窒素を導入する工程、(f)前記第2領域の前
記第1絶縁膜を除去する工程、(g)前記第2領域の前
記半導体基板表面に第3絶縁膜を形成する工程、(h)
前記第3絶縁膜上に導体片を形成する工程、(i)前記
第2領域において、前記導体片の両側の前記半導体基板
表面に不純物を導入する工程。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明す
るための全図において同一機能を有するものは同一の符
号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0022】(実施の形態1)本発明の実施の形態1で
ある相補型MISFET(CMOSFET)の製造方法
を図1〜図25を用いて説明する。
【0023】まず、図1に示すように、例えば1〜10
Ωcm程度の比抵抗を有するp型の単結晶シリコンからな
る基板1を約850℃で熱酸化してその表面に膜厚10
nm程度の薄い酸化シリコン膜(パッド酸化膜)2を形
成した後、酸化シリコン膜2の上部にCVD法で膜厚1
20nm程度の窒化シリコン膜3を堆積する。
【0024】酸化シリコン膜2は、基板1と窒化シリコ
ン膜3との界面に生じるストレスを緩和し、このストレ
スに起因して基板1の表面に転位などの欠陥が発生する
のを防ぐために形成する。窒化シリコン膜3は、素子分
離領域の基板1をエッチングして溝を形成する際のマス
クとして使用する。窒化シリコン膜3は、酸化されにく
い性質を持つので、その下部の基板1の表面が酸化され
るのを防ぐ保護膜としても使用される。
【0025】次に、図2に示すように、活性領域の窒化
シリコン膜3上に形成したフォトレジスト膜40をマス
クにして、素子分離領域の窒化シリコン膜3と酸化シリ
コン膜2とをドライエッチングすることにより、素子分
離領域の基板1の表面を露出させる。
【0026】次に、フォトレジスト膜40を除去した
後、図3に示すように、窒化シリコン膜3をマスクにし
て、素子分離領域の基板1をドライエッチングすること
により、深さ350nmの溝4aを形成する。
【0027】次に、SC−1液(アンモニア水/過酸化
水素水の混合液)、SC−2液(塩酸/過酸化水素水の
混合液)およびフッ酸(またはフッ酸/アンモニア水の
混合液)を使って、溝4aの内壁に露出した基板1の表
面を洗浄した後、図4に示すように、基板1を約800
〜900℃で熱酸化することによって、溝4aの内壁に
膜厚10nm程度の薄い酸化シリコン膜5を形成する。
酸化シリコン膜5は、溝4aの内壁に生じたドライエッ
チングのダメージを回復すると共に、後の工程で溝4a
の内部に埋め込む酸化シリコン膜6と基板1との界面に
生じるストレスを緩和するために形成する。
【0028】次に、図5に示すように、基板1上にCV
D法で膜厚450〜500nm程度の酸化シリコン膜6
を堆積する。酸化シリコン膜6は、例えば酸素とテトラ
エトキシシラン((C25)4Si)とをソースガスに用い
たCVD法のように、ステップカバレージのよい成膜方
法で堆積し、溝4aの内部を酸化シリコン膜6で完全に
埋め込むようにする。
【0029】次に、基板1を約900℃で熱処理し、酸
化シリコン膜6をデンシファイ(焼き締め)することに
よって、膜を緻密化した後、図6に示すように、溝4a
の上部に形成したフォトレジスト膜41をマスクにして
活性領域の酸化シリコン膜6を途中までドライエッチン
グすることにより、酸化シリコン膜6の表面の高さを活
性領域と素子分離領域とで略同一にする。なお、上記し
た酸化シリコン膜6のデンシファイは、このドライエッ
チングの後に行ってもよい。この場合は、酸化シリコン
膜6の膜厚がドライエッチング前よりも薄いので、デン
シファイの時間を短縮することができる。
【0030】次に、フォトレジスト膜41を除去した
後、図7に示すように、化学機械研磨(CMP)法を用
いて酸化シリコン膜6を研磨し、その表面を平坦化す
る。この研磨は、活性領域の基板1を覆っている窒化シ
リコン膜3をストッパに用いて行ない、窒化シリコン膜
3の表面が露出した時点、すなわち窒化シリコン膜3の
表面と溝4aの内部の酸化シリコン膜6の表面が同じ高
さになった時点を研磨の終点とする。
【0031】次に、図8および図9(図8の要部拡大
図)に示すように、溝4aの内部の酸化シリコン膜6の
表面をフッ酸またはフッ酸緩衝液(フッ酸/アンモニア
水の混合液)でウェットエッチングすることによって、
酸化シリコン膜6の表面を若干下方に後退させる。この
ウェットエッチングは必須の工程ではないが、酸化シリ
コン膜6の表面と基板1の表面との段差が大きい場合
は、次の工程で酸化シリコン膜6にイオン注入する窒素
が基板1の表面よりも深い領域まで達しない場合があ
る。従って、そのような場合には、上記のウェットエッ
チングで酸化シリコン膜6の表面を下方に後退させ、基
板1の表面との段差を小さくする。
【0032】次に、図10に示すように、基板1の全面
に窒素をイオン注入し、続いて基板1を熱処理して窒素
を活性化することにより、酸化シリコン膜6の表面部分
に窒素導入層7を形成する。このとき、窒素のドーズ量
は、1×1015/cm2以上とすることが望ましい。
【0033】基板1に窒素をイオン注入する際は、図1
1に示すように、窒素導入層7の底部が活性領域の基板
1の表面よりも低い位置まで達するように、かつ窒素導
入層7の表面から底部までの厚さが10nm以上となる
ように、窒素イオンの加速エネルギーをコントロールす
る。
【0034】なお、窒素イオンが活性領域の基板1の表
面に導入されると、後に形成されるMISFETのゲー
ト絶縁膜と基板1との界面に不所望な準位が形成され、
ゲート絶縁膜の耐圧を低下させたり、MISFETのし
きい値電圧を変動させたりすることがある。従って、基
板1に窒素をイオン注入する際は、窒素イオンが窒化シ
リコン膜3を貫通して基板1の表面に達しないように、
窒素イオンの加速エネルギーをコントロールする。
【0035】酸化シリコン膜6の表面部分に形成された
上記窒素導入層7は、酸化シリコン膜6を構成するSi
−O結合の一部をSi−N結合で置換した、いわゆるシ
リコンオキシナイトライド(SiON)に類似した構造
を有しており、酸素や水などの酸化剤に対する拡散係数
が非常に小さいという特徴がある。すなわち、酸化シリ
コン膜6の表面部分に形成された窒素導入層7は、酸化
性雰囲気中で基板1を熱処理する際、気相中の酸化剤が
酸化シリコン膜6の内部に拡散するのを抑制するバリア
層として機能し、溝4aの内壁の酸化を抑制する。
【0036】また、一部にSi−N結合を含む上記窒素
導入層7は、フッ酸に対するエッチングレートが酸化シ
リコンに比べて低いという特徴がある。すなわち、窒素
導入層7は、基板1の表面をフッ酸やフッ酸緩衝液でウ
ェット洗浄する際、酸化シリコン膜6の表面が過剰にエ
ッチングされるのを抑制するバリア層としても機能し、
上記ウェット洗浄で問題となる素子分離溝端部のリセス
を抑制する。
【0037】次に、図12に示すように、活性領域の基
板1を覆っている窒化シリコン膜3を熱リン酸で除去す
る。ここまでの工程により、素子分離領域の基板1に素
子分離溝4が形成される。なお、素子分離溝4の内部に
埋め込まれた酸化シリコン膜6の表面部分に形成された
前記窒素導入層7は、イオン注入で導入した窒素のピー
ク濃度が表面よりも深い位置に存在するので、その表面
近傍ではSi−O結合の割合が相対的に高く、内部では
Si−N結合の割合が相対的に高い。このため、窒化シ
リコン膜3を熱リン酸でエッチングする際、窒素導入層
7は僅かしかエッチングされないので、図13に拡大し
て示すように、窒化シリコン膜3を除去した直後の活性
領域の基板1の表面と窒素導入層7の表面との間には、
窒化シリコン膜3の膜厚にほぼ相当する段差が発生す
る。
【0038】次に、活性領域の基板1の表面に露出した
酸化シリコン膜2をフッ酸系のエッチング液(フッ酸ま
たはフッ酸緩衝液)で除去した後、図14に示すよう
に、基板1を約850℃で熱酸化することによって、活
性領域の基板1の表面に膜厚10nm程度の薄い酸化シ
リコン膜10を形成する。酸化シリコン膜10は、次の
工程で行なわれる不純物のイオン注入による基板1のダ
メージを低減するために形成する。
【0039】素子分離溝4の内部に埋め込まれた酸化シ
リコン膜6の表面部分には、酸化剤に対する拡散係数が
小さい窒素導入層7が形成されている。これにより、上
記酸化シリコン膜10を形成するための熱処理工程で気
相中の酸化剤(酸素、水など)が酸化シリコン膜6の内
部に拡散することが抑制されるので、素子分離溝4の内
壁の酸化を抑制することができる。
【0040】また、活性領域の基板1の表面の酸化シリ
コン膜2をフッ酸系のエッチング液で除去する際は、S
i−O結合を部分的に含んだ窒素導入層7も僅かにエッ
チングされ、活性領域の基板1の表面と窒素導入層7の
表面との段差が低減されるが、フッ酸に対するエッチン
グレートが酸化シリコンに比べて低い窒素導入層7が過
剰にエッチングされることはないので、素子分離溝4の
端部において酸化シリコン膜6が下方に後退(リセス)
する不具合を抑制することもできる。
【0041】次に、図15に示すように、pチャネル型
MISFETを形成する領域の基板1の表面をフォトレ
ジスト膜42で覆い、nチャネル型MISFETを形成
する領域の基板1の表面にホウ素をイオン注入する。続
いて、フォトレジスト膜42を除去した後、図16に示
すように、nチャネル型MISFETを形成する領域の
基板1の表面をフォトレジスト膜43で覆い、pチャネ
ル型MISFETを形成する領域の基板1の表面にリン
をイオン注入する。
【0042】次に、フォトレジスト膜43を除去した
後、図17に示すように、基板1を熱処理し、基板1に
導入した上記ホウ素およびリンを基板1の内部に拡散さ
せることによって、nチャネル型MISFETを形成す
る領域の基板1にp型ウエル8を形成し、pチャネル型
MISFETを形成する領域の基板1にn型ウエル9を
形成する。
【0043】次に、p型ウエル8、n型ウエル9のそれ
ぞれの表面に、次のような方法で膜厚の異なる2種類の
ゲート絶縁膜を形成する。まず、p型ウエル8、n型ウ
エル9のそれぞれの表面の酸化シリコン膜10をフッ酸
系のエッチング液で除去した後、図18に示すように、
基板1を約800℃で熱酸化することによって、p型ウ
エル8、n型ウエル9のそれぞれの表面に膜厚7〜8n
m程度の薄い酸化シリコン膜11aを形成する。この酸
化シリコン膜11aは、厚い膜厚のゲート絶縁膜の一部
として使用される。
【0044】素子分離溝4の内部に埋め込まれた酸化シ
リコン膜6の表面部分には、前記窒素導入層7が形成さ
れているので、上記酸化シリコン膜11aを形成する熱
処理時に素子分離溝4の内壁が酸化するのを抑制するこ
とができる。また、酸化シリコン膜10をフッ酸系のエ
ッチング液で除去する際は、窒素導入層7の表面も僅か
にエッチングされ、活性領域の基板1の表面と窒素導入
層7の表面との段差がさらに低減されるが、窒素導入層
7が過剰にエッチングされることはないので、素子分離
溝4の端部のリセスを抑制することができる。
【0045】次に、図19に示すように、厚いゲート絶
縁膜を形成する領域のp型ウエル8、n型ウエル9のそ
れぞれの表面をフォトレジスト膜44で覆い、薄いゲー
ト絶縁膜を形成する領域のp型ウエル8、n型ウエル9
のそれぞれの表面に形成された酸化シリコン膜11aを
フッ酸系のエッチング液で除去する。
【0046】次に、フォトレジスト膜44を除去し、続
いて薄いゲート絶縁膜を形成する領域のp型ウエル8、
n型ウエル9のそれぞれの表面と、厚いゲート絶縁膜を
形成する領域の酸化シリコン膜11aの表面とをフッ酸
系の洗浄液で洗浄した後、基板1を約800℃で熱酸化
する。これにより、図20に示すように、薄いゲート絶
縁膜を形成する領域のp型ウエル8、n型ウエル9のそ
れぞれの表面に膜厚5〜6nm程度の酸化シリコン膜か
らなるゲート絶縁膜12が形成される。また、厚いゲー
ト絶縁膜を形成する領域の酸化シリコン膜11aは、そ
の膜厚がさらに厚くなるので、この領域のp型ウエル
8、n型ウエル9のそれぞれの表面には、膜厚10nm
程度の酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜11が形成
される。
【0047】素子分離溝4の内部に埋め込まれた酸化シ
リコン膜6の表面部分には、前記窒素導入層7が形成さ
れているので、上記ゲート絶縁膜11、12を形成する
熱処理時に素子分離溝4の内壁が酸化するのを抑制する
ことができる。また、酸化シリコン膜11aをフッ酸系
のエッチング液で除去する際は、窒素導入層7の表面も
僅かにエッチングされ、活性領域の基板1の表面と窒素
導入層7の表面との段差がさらに低減されるが、窒素導
入層7が過剰にエッチングされることはないので、素子
分離溝4の端部のリセスを抑制することができる。
【0048】次に、図21に示すように、基板1上にC
VD法で多結晶シリコン膜14を堆積した後、n型ウエ
ル9の上部の多結晶シリコン膜14をフォトレジスト膜
45で覆い、p型ウエル8の上部の多結晶シリコン膜1
4にリンをイオン注入することによって、p型ウエル8
の上部にn型多結晶シリコン膜14を形成する。
【0049】次に、フォトレジスト膜45を除去した
後、図22に示すように、p型ウエル8の上部のn型多
結晶シリコン膜14nをフォトレジスト膜46で覆い、
n型ウエル9の上部の多結晶シリコン膜14にホウ素を
イオン注入することによって、n型ウエル9の上部にp
型多結晶シリコン膜14pを形成する。n型多結晶シリ
コン膜14nおよびp型多結晶シリコン膜14pは、M
ISFETのゲート電極材料として使用される。
【0050】次に、フォトレジスト膜46を除去した
後、図23に示すように、n型多結晶シリコン膜14
n、p型多結晶シリコン膜14pのそれぞれの上部に形
成したフォトレジスト膜47をマスクにしてn型多結晶
シリコン膜14nおよびp型多結晶シリコン膜14pを
ドライエッチングすることにより、ゲート電極14A、
14B、14C、14Dを形成する。
【0051】次に、ゲート電極14A、14B、14
C、14Dの上部のフォトレジスト膜47をアッシング
(灰化)処理で除去した後、基板1の表面に残ったドラ
イエッチング残渣やアッシング残渣を除去するために、
フッ酸系のエッチング液で基板1の表面を洗浄する。上
記n型多結晶シリコン膜14nおよびp型多結晶シリコ
ン膜14pのドライエッチングや、フッ酸系のエッチン
グ液を用いた洗浄を行うと、ゲート電極14A、14
B、14C、14Dの下部を除いた領域のゲート絶縁膜
11、12が削られると同時に、ゲート電極14A、1
4B、14C、14Dの側壁下部のゲート絶縁膜11、
12も等方的にエッチングされてアンダーカットが生じ
るために、ゲート絶縁膜11、12の耐圧が低下する。
そこで、基板1を熱酸化することによって、上記のエッ
チング(ドライエッチングおよびウェットエッチング)
で削られたゲート絶縁膜11、12を再生する。
【0052】このときも、酸化シリコン膜6の表面部分
に形成された窒素導入層7が、酸化シリコン膜6中への
酸化剤の拡散を抑制するので、素子分離溝4の内壁の酸
化が抑制される。また、フッ酸系のエッチング液によっ
て窒素導入層7が過剰にエッチングされることはないの
で、素子分離溝4の端部の酸化シリコン膜6が下方に後
退(リセス)する不具合も抑制される。
【0053】次に、図24に示すように、ゲート電極1
4A、14Cのそれぞれの両側のp型ウエル8にn-
半導体領域15を形成し、ゲート電極14B、14Dの
それぞれの両側のn型ウエル9にp-型半導体領域16
を形成した後、ゲート電極14A、14B、14C、1
4Dのそれぞれの側壁に酸化シリコン膜からなるサイド
ウォールスペーサ17を形成する。n-型半導体領域1
5は、n型ウエル9の上部をフォトレジスト膜で覆い、
p型ウエル8にヒ素をイオン注入することによって形成
する。また、p-型半導体領域16は、p型ウエル8の
上部をフォトレジスト膜で覆い、n型ウエル9にホウ素
をイオン注入することによって形成する。サイドウォー
ルスペーサ17は、基板1上にCVD法で堆積した酸化
シリコン膜を異方性ドライエッチングすることによって
形成する。
【0054】次に、図25に示すように、ゲート電極1
4A、14Cのそれぞれの両側のp型ウエル8にn+
半導体領域18(ソース、ドレイン)を形成し、ゲート
電極14B、14Dのそれぞれの両側のn型ウエル9に
+型半導体領域19(ソース、ドレイン)を形成した
後、ゲート電極14A、14B、14C、14Dのそれ
ぞれの上部と、n+型半導体領域18(ソース、ドレイ
ン)、p+型半導体領域19(ソース、ドレイン)のそ
れぞれの表面にCo(コバルト)シリサイド層20を形
成することにより、nチャネル型MISFETQ1、Q2
およびpチャネル型MISFETQ3、Q4が完成する。
+型半導体領域18は、n型ウエル9の上部をフォト
レジスト膜で覆い、p型ウエル8にヒ素をイオン注入す
ることによって形成する。また、p+型半導体領域19
は、p型ウエル8の上部をフォトレジスト膜で覆い、n
型ウエル9にホウ素をイオン注入することによって形成
する。Co(コバルト)シリサイド層20は、n+型半
導体領域18、p+型半導体領域19のそれぞれの表面
のゲート絶縁膜11(または12)をフッ酸系のエッチ
ング液で除去し、続いて基板1上にスパッタリング法で
Co膜を堆積した後、基板1を熱処理し、その後、未反
応のCo膜をウェットエッチングで除去することによっ
て形成する。
【0055】本実施の形態によれば、MISFETを形
成する工程の途中で行われる何回かの熱酸化処理時に素
子分離溝4の内壁が酸化されることを有効に抑制するこ
とができるので、素子分離溝4の内壁の酸化に起因して
活性領域の基板1に加わる圧縮応力を低減することがで
きる。これにより、上記圧縮応力によって引き起こされ
る結晶欠陥や転位の発生が抑制され、リーク電流の増大
といった素子特性の劣化が抑制されるので、CMOSデ
バイスの信頼性および製造歩留まりが向上する。
【0056】また、本実施の形態によれば、MISFE
Tを形成する工程の途中で行われる何回かのフッ酸洗浄
によって、素子分離溝4の端部の酸化シリコン膜6が下
方にリセスする問題も改善できる。これにより、上記リ
セスによって引き起こされる寄生MOSの発生が抑制さ
れ、MISFETの特性が安定化するので、CMOSデ
バイスの信頼性および製造歩留まりが向上する。
【0057】(実施の形態2)本実施の形態2の製造方
法を図26〜図30を用いて説明する。まず、図26に
示すように、窒化シリコン膜3をマスクにしたドライエ
ッチングで基板1に溝4aを形成した後、基板1上に堆
積した酸化シリコン膜6を化学機械研磨(CMP)法で
平坦化する。ここまでの工程は、前記実施の形態1の図
1〜図7に示した工程と同じである。
【0058】次に、図27に示すように、溝4aの内部
の酸化シリコン膜6の表面をウェットエッチングして下
方に後退させた後、基板1上にCVD法で窒化シリコン
膜30を堆積する。窒化シリコン膜30は、溝4aの径
よりも充分小さい膜厚で堆積する。
【0059】図示のように、酸化シリコン膜6の表面が
窒化シリコン膜3の表面よりも下方に後退した状態で基
板1上に窒化シリコン膜30を堆積すると、窒化シリコ
ン膜3の側壁部、すなわち溝4aの周辺部における窒化
シリコン膜30の膜厚(基板1の主面に対して垂直な方
向の膜厚)は、他の領域に比べて厚くなる。
【0060】次に、図28に示すように、基板1の全面
に窒素をイオン注入する。このとき、窒素イオンが窒化
シリコン膜3を貫通して活性領域の基板1の表面に達し
ないように、窒素イオンの加速エネルギーをコントロー
ルすると、溝4aの周辺部は厚い膜厚の窒化シリコン膜
3で覆われているので、その下部の酸化シリコン膜6に
は窒素が導入されない。
【0061】次に、図29に示すように、基板1を熱処
理して窒素を活性化することにより、酸化シリコン膜6
の表面部分に窒素導入層7を形成する。この窒素導入層
7の窒素濃度は、溝4aの中央部で高く、活性領域の基
板1に近接する部分で低くなる。
【0062】次に、図30に示すように、基板1の全面
を覆っている窒化シリコン膜30と活性領域の基板1を
覆っている窒化シリコン膜3を熱リン酸で除去すること
により、素子分離領域の基板1に素子分離溝4が形成さ
れる。その後の工程は、前記実施の形態1と同じであ
る。
【0063】本実施の形態2によれば、窒素導入層7の
窒素濃度を活性領域の基板1に近接する部分で低くする
ことにより、後の熱処理工程で窒素導入層7中の窒素が
活性領域端部の基板1に拡散することを抑制できるの
で、活性領域端部近傍でゲート絶縁膜の耐圧が低下した
り、MISFETのしきい値電圧が変動したりする不具
合が生じ難くなる。
【0064】(実施の形態3)本実施の形態3の製造方
法を図31〜図33を用いて説明する。まず、図31に
示すように、窒化シリコン膜3をマスクにしたドライエ
ッチングで基板1に溝4aを形成した後、基板1を熱酸
化することによって、溝4aの内壁に薄い酸化シリコン
膜5を形成する。ここまでの工程は、前記実施の形態1
の図1〜図4に示した工程と同じである。
【0065】次に、図32に示すように、基板1上にC
VD法で膜厚5〜10nm程度の薄い窒化シリコン膜3
1を堆積する。続いて、図33に示すように、前記実施
の形態1と同様の方法で溝4aの内部に酸化シリコン膜
6を埋め込んでその表面を平坦化した後、酸化シリコン
膜6の表面部分に窒素導入層7を形成する。その後の工
程は、前記実施の形態1と同じである。
【0066】このように、本実施の形態3では、素子分
離溝4の内部に埋め込んだ酸化シリコン膜6の表面部分
に窒素導入層7を形成すると共に、素子分離溝4の内壁
に沿って窒化シリコン膜31を形成するので、熱酸化工
程における素子分離溝4の内壁の酸化を有効に抑制する
ことができる。
【0067】(実施の形態4)本実施の形態4の製造方
法を図34〜図36を用いて説明する。まず、図34に
示すように、窒化シリコン膜3をマスクにしたドライエ
ッチングで基板1に溝4aを形成した後、基板1を熱酸
化することによって、溝4aの内壁に薄い酸化シリコン
膜5を形成する。ここまでの工程は、前記実施の形態1
の図1〜図4に示した工程と同じである。
【0068】次に、図35に示すように、溝4aの内壁
に、窒素が含まれた層32を形成する。窒素が含まれた
層32は、例えば約10%のNOを含んだ900℃〜9
50℃のNO+N2混合ガス雰囲気中で基板1を熱処理
し、溝4aの内壁に窒素を偏析させることによって形成
する。窒素が含まれた層32は、1000℃〜1050
℃のN2Oガス雰囲気中で基板1を熱処理することによ
って形成することもできる。
【0069】次に、図36に示すように、前記実施の形
態1と同様の方法で溝4aの内部に酸化シリコン膜6を
埋め込んでその表面を平坦化した後、酸化シリコン膜6
の表面部分に窒素導入層7を形成する。窒素導入層7
は、前述したイオン注入法によって形成することができ
るが、他の方法として、基板1を高密度の窒素プラズマ
雰囲気に曝すことによって形成することもできる。ま
た、この窒素プラズマ処理を行った後、基板1を熱処理
して酸化シリコン膜6中の窒素を拡散させることによ
り、窒素導入層7の深さや窒素のプロファイルを調整す
ることも可能である。
【0070】このように、本実施の形態4では、素子分
離溝4の内部に埋め込んだ酸化シリコン膜6の表面部分
に窒素導入層7を形成すると共に、素子分離溝4の内壁
に、窒素が含まれた層32を形成する。この窒素が含ま
れた層32は、窒素導入層7と共に、酸化剤の拡散を抑
制するバリア層として機能するので、熱酸化工程におけ
る素子分離溝4の内壁の酸化を有効に抑制することがで
きる。
【0071】(実施の形態5)本実施の形態5の製造方
法を図37〜図41を用いて説明する。まず、図37に
示すように、窒化シリコン膜3をマスクにしたドライエ
ッチングで基板1に溝4aを形成した後、基板1上に堆
積した酸化シリコン膜6を化学機械研磨法で平坦化す
る。ここまでの工程は、前記実施の形態1の図1〜図7
に示した工程と同じである。
【0072】次に、図38に示すように、厚いゲート絶
縁膜を形成する領域の基板1をフォトレジスト膜48で
覆い、薄いゲート絶縁膜を形成する領域の基板1に窒素
をイオン注入する。このとき、窒素イオンが窒化シリコ
ン膜3を貫通して活性領域の基板1の表面に達するよう
に、窒素イオンの加速エネルギーをコントロールする。
【0073】次に、フォトレジスト膜48を除去した
後、図39に示すように、基板1を熱処理して窒素を活
性化することにより、薄いゲート絶縁膜を形成する領域
の溝4aの内部に埋め込まれた酸化シリコン膜6の表面
部分に窒素導入層7を形成する。
【0074】次に、前記実施の形態1の図12〜図17
に示した工程に従い、窒化シリコン膜3の除去、ウエル
(p型ウエル8、n型ウエル9)の形成などを行った
後、図40に示すように、基板1を約800℃で熱酸化
することによって、厚いゲート絶縁膜を形成する領域の
p型ウエル8、n型ウエル9のそれぞれの表面に膜厚1
0nm程度の酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜33
を形成する。このとき、薄いゲート絶縁膜を形成する領
域のp型ウエル8、n型ウエル9のそれぞれの表面も酸
化されるが、この表面には窒素が導入されているので酸
化速度が低い。そのため、この表面には、上記ゲート絶
縁膜33よりも膜厚が薄い(例えば5〜6nm程度)酸
化シリコン膜からなるゲート絶縁膜34が形成される。
【0075】その後、図41に示すように、前記実施の
形態1の図21〜図25に示した工程に従い、nチャネ
ル型MISFETQ1、Q2およびpチャネル型MISF
ETQ3、Q4を形成する。
【0076】このように、本実施の形態5では、一回の
熱酸化工程で膜厚の異なる2種類のゲート絶縁膜33、
34を同時に形成するので、CMOSデバイスの製造工
程を短縮することができる。また、熱酸化処理およびフ
ッ酸洗浄の回数が減少するので、厚いゲート絶縁膜を形
成する領域の素子分離溝4に窒素導入層7を形成しなく
とも、素子分離溝4の内壁の酸化や、活性領域端部の基
板のリセスが低減される。
【0077】なお、例えば前記実施の形態1の図1〜図
17に示した工程に従って基板1にp型ウエル8および
n型ウエル9を形成した後、厚いゲート絶縁膜を形成す
る領域の基板1をフォトレジスト膜で覆い、薄いゲート
絶縁膜を形成する領域の基板1に選択的に窒素をイオン
注入することによっても、一回の熱酸化工程で膜厚の異
なる2種類のゲート絶縁膜33、34を同時に形成する
ことができる。
【0078】(実施の形態6)本実施の形態5の製造方
法を図42〜図48を用いて説明する。まず、図42に
示すように、窒化シリコン膜3をマスクにしたドライエ
ッチングで基板1に溝4aを形成した後、基板1上に堆
積した酸化シリコン膜6を化学機械研磨法で平坦化す
る。次に、溝4aの内部の酸化シリコン膜6の表面をフ
ッ酸系のエッチング液でウェットエッチングすることに
よって、酸化シリコン膜6の表面を若干下方に後退させ
る。ここまでの工程は、前記実施の形態1の図1〜図9
に示した工程と同じである。
【0079】次に、図43に示すように、基板1の全面
に窒素をイオン注入した後、図44に示すように、基板
1の全面にシリコン(Si)をイオン注入する。なお、
窒素とシリコンをイオン注入するときの順序は、任意で
よい。
【0080】次に、図45に示すように、基板1を熱処
理することによって、酸化シリコン膜6の表面部分に窒
素導入層7を形成する。この熱処理を行うと、酸化シリ
コン膜6の表面部分では、酸化シリコン膜6を構成する
Si−O結合の一部がSi−N結合で置換されてシリコ
ンオキシナイトライド(SiON)が生成すると同時
に、イオン注入によって導入された窒素とシリコンとが
反応してSi−N結合が生成する。その後の工程は、前
記実施の形態1と同じである。
【0081】このように、本実施の形態6では、溝4a
に埋め込まれた酸化シリコン膜6の表面部分に窒素とシ
リコンとをイオン注入し、熱処理によってこれらを反応
させる。このようにすると、窒素とシリコンの結合エネ
ルギーは、Si−O結合をSi−N結合で置換するエネ
ルギーよりも低いため、酸化シリコン膜6に窒素のみを
導入する場合に比べて、Si−N結合の濃度が高い窒素
導入層7を容易に形成することができ、溝4aの内壁の
酸化および活性領域端部のリセスをより有効に抑制する
ことが可能となる。
【0082】また、窒素の導入はイオン注入法の他、前
述した窒素プラズマ法を利用することも可能である。す
なわち、基板1の全面にシリコンをイオン注入した後、
またはそれに先立って基板1を窒素プラズマ雰囲気中に
曝し、その後、基板1を熱処理することによって窒素導
入層7を形成することもできる。
【0083】また、例えば図46に示すように、基板1
の全面にシリコンと窒素とをイオン注入した後、図47
に示すように、窒化シリコン膜3を熱リン酸で除去し、
その後、図48に示すように、基板1を熱処理すること
によって、酸化シリコン膜6の表面部分に窒素導入層7
を形成するなど、酸化シリコン膜6にシリコンと窒素を
導入した後の熱酸化工程を利用して窒素導入層7を形成
することもできる。この場合は、熱酸化工程で酸化シリ
コン膜6中に拡散する雰囲気中の酸化剤がシリコンと反
応して消費されるため、窒素の導入量を減らしたり、窒
素の導入を省略したりすることも可能である。
【0084】さらに、前記実施の形態2で説明した方法
で窒素導入層7の窒素濃度を活性領域の基板1に近接す
る部分で低くしたり、前記実施の形態3または実施の形
態4で説明した方法で、素子分離溝4の内壁に沿って窒
化シリコン膜31または窒素が含まれた層32を形成し
たりしてもよい。
【0085】以上、本発明者によってなされた発明を実
施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0086】例えば、素子分離溝内の酸化シリコン膜に
窒素をイオン注入する際、加速エネルギーを変えてイオ
ン注入し、その後、熱処理を行うことにより、酸化シリ
コン膜の内部に複数層の窒素導入層を形成することもで
きる。
【0087】窒素導入層を形成するための熱処理は、素
子分離溝内の酸化シリコン膜に窒素を導入した直後に行
う必要はなく、その後の熱処理工程を利用して行っても
よい。
【0088】前記実施の形態では、CMOSデバイスに
適用した場合について説明したが、フラッシュメモリ、
メモリ混載ロジックデバイスなど、膜厚が異なる複数の
ゲート絶縁膜を有する各種MOSデバイスなどに適用す
ることができる。
【0089】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0090】素子分離溝に埋め込んだ酸化シリコン膜の
表面部分に窒素を導入することにより、熱酸化工程で発
生する素子分離溝の内壁の酸化を有効に抑制することが
できる。
【0091】素子分離溝に埋め込んだ酸化シリコン膜の
表面部分に窒素を導入することにより、フッ酸洗浄工程
で発生する素子分離溝端部のリセスを有効に抑制するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図3】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図5】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図6】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図7】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体集積回路装
置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図であ
る。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図であ
る。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図であ
る。
【図14】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図15】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図16】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図17】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図18】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図19】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図20】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図21】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図22】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図23】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図24】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図25】本発明の一実施の形態である半導体集積回路
装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図である。
【図26】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図27】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図で
ある。
【図28】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図で
ある。
【図29】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図で
ある。
【図30】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図で
ある。
【図31】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図32】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図で
ある。
【図33】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図で
ある。
【図34】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図35】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図で
ある。
【図36】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部拡大断面図で
ある。
【図37】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図38】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図39】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図40】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図41】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図42】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図43】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図44】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図45】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図46】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図47】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【図48】本発明の他の実施の形態である半導体集積回
路装置の製造方法を示す半導体基板の要部断面図であ
る。
【符号の説明】
1 半導体基板 2 酸化シリコン膜(パッド酸化膜) 3 窒化シリコン膜 4 素子分離溝 4a 溝 5 酸化シリコン膜 6 窒化シリコン膜 7 窒素導入層 8 p型ウエル 9 n型ウエル 10 酸化シリコン膜 11a 酸化シリコン膜 11、12 ゲート絶縁膜 14 多結晶シリコン膜 14n n型多結晶シリコン膜 14p p型多結晶シリコン膜 14A〜14D ゲート電極 15 n-型半導体領域 16 p-型半導体領域 17 サイドウォールスペーサ 18 n+型半導体領域 19 p+型半導体領域 20 Coシリサイド層 30、31 窒化シリコン膜 32 窒素が含まれた層 33、34 ゲート絶縁膜 40〜48 フォトレジスト膜 Q1、Q2 nチャネル型MISFET Q3、Q4 pチャネル型MISFET
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 征治 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 加藤 正高 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 (72)発明者 三浦 英生 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 鈴木 範夫 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5F032 AA35 AA44 AA45 AA46 AA54 AA76 AB03 BB01 CA03 CA17 CA20 DA02 DA23 DA24 DA33 DA53 DA57 DA58 DA60 DA74 5F048 AA04 AA07 AC03 BA01 BB06 BB07 BB08 BB12 BB16 BC06 BE03 BF06 BG14 DA25

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)その主面に、第1領域および前記
    第1領域によって平面的に囲まれた第2領域を有する半
    導体基板と、(b)前記第2領域の前記半導体基板主面
    上に形成された第1絶縁膜と、(c)前記第1絶縁膜上
    に形成された導体片と、(d)前記導体片の両側の前記
    半導体基板主面に形成された半導体領域と、(e)前記
    第1領域の前記半導体基板主面に形成され、前記第1絶
    縁膜よりも厚い膜厚を有する酸化膜とからなり、 前記酸化膜の表面部分には、窒素が導入されていること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記窒素は、前記第2領域の前記半導体
    基板主面よりも低い位置にまで導入されていることを特
    徴とする請求項1記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記酸化膜は、前記窒素が含まれていな
    い部分を有することを特徴とする請求項1記載の半導体
    集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記酸化膜に導入された前記窒素の濃度
    は、前記第1領域の中央部分で高く、前記第2領域に近
    接する部分では、それよりも低いことを特徴とする請求
    項1記載の半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 前記窒素が含まれていない部分の前記酸
    化膜と、前記第2領域との界面には、窒素が含まれた層
    が存在することを特徴とする請求項3記載の半導体集積
    回路装置。
  6. 【請求項6】 前記窒素が含まれていない部分の前記酸
    化膜と、前記第2領域との間には、窒化膜が存在するこ
    とを特徴とする請求項3記載の半導体集積回路装置。
  7. 【請求項7】 (a)その主面に、第1領域、前記第1
    領域によって平面的に囲まれた第2および第3領域を有
    する半導体基板と、(b)前記第2領域の前記半導体基
    板主面上に形成された第1絶縁膜と、(c)前記第3領
    域の前記半導体基板主面上に形成され、前記第1絶縁膜
    よりも膜厚が小である第2絶縁膜と、(d)前記第1絶
    縁膜上に形成された第1導体片と、(e)前記第2絶縁
    膜上に形成された第2導体片と、(f)前記第2領域に
    おいて、前記第1導体片の両側の前記半導体基板主面に
    形成された第1半導体領域と、(g)前記第3領域にお
    いて、前記第2導体片の両側の前記半導体基板主面に形
    成された第2半導体領域と、(h)前記第1領域の前記
    半導体基板主面に形成され、前記第1および第2絶縁膜
    よりも厚い膜厚を有する酸化膜とからなり、前記酸化膜
    の表面部分には、窒素が導入されていることを特徴とす
    る半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記酸化膜に導入された前記窒素の濃度
    は、前記第2領域に近接する部分が、前記第3領域に近
    接する部分よりも小であることを特徴とする請求項7記
    載の半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記窒素が導入された前記酸化膜の幅
    は、前記第2領域に近接する側が、前記第3領域に近接
    する側よりも大であることを特徴とする請求項7記載の
    半導体集積回路装置。
  10. 【請求項10】 前記窒素は、前記第2および第3領域
    の前記半導体基板主面よりも低い位置にまで導入されて
    いることを特徴とする請求項7記載の半導体集積回路装
    置。
  11. 【請求項11】 前記酸化膜は、前記窒素が含まれてい
    ない部分を有することを特徴とする請求項7記載の半導
    体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記酸化膜に導入された前記窒素の濃
    度は、前記第1領域の中央部分で高く、前記第2および
    第3領域に近接する部分では、それよりも低いことを特
    徴とする請求項7記載の半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記窒素が含まれていない部分の前記
    酸化膜と、前記第2および第3領域との界面には、窒素
    が含まれた層が存在することを特徴とする請求項11記
    載の半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 前記窒素が含まれていない部分の前記
    酸化膜と、前記第2および第3領域との間には、窒化膜
    が存在することを特徴とする請求項11記載の半導体集
    積回路装置。
  15. 【請求項15】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、前記第1領
    域に囲まれた第2領域の前記半導体基板主面に選択的に
    第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1領域の前記
    半導体基板表面に溝を形成する工程、(c)前記溝を埋
    めるように、前記溝の内部および前記第1絶縁膜の上部
    に第2絶縁膜を形成する工程、(d)前記第2絶縁膜に
    研磨を施すことによって、前記溝の内部に選択的に前記
    第2絶縁膜を残す工程、(e)前記溝の内部の前記第2
    絶縁膜に窒素を導入する工程、(f)前記第2領域の前
    記第1絶縁膜を除去する工程、(g)前記第2領域の前
    記半導体基板表面に第3絶縁膜を形成する工程、(h)
    前記第3絶縁膜上に導体片を形成する工程、(i)前記
    第2領域において、前記導体片の両側の前記半導体基板
    表面に不純物を導入する工程。
  16. 【請求項16】 前記窒素の導入は、イオン注入法によ
    って行うことを特徴とする請求項15記載の半導体集積
    回路装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 前記窒素の導入を行った後、前記半導
    体基板に熱処理を施すことを特徴とする請求項16記載
    の半導体集積回路装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 前記窒素の導入は、プラズマ雰囲気中
    で行うことを特徴とする請求項15記載の半導体集積回
    路装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 前記工程(d)と前記工程(e)の間
    に、前記溝の内部に残った前記第2絶縁膜にエッチング
    を施す工程を含むことを特徴とする請求項18記載の半
    導体集積回路装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、第2領域の
    前記半導体基板主面上に選択的に窒化シリコン膜を形成
    する工程、(b)前記第1領域の前記半導体基板表面に
    溝を形成する工程、(c)前記溝を埋めるように、前記
    溝の内部に第1酸化シリコン膜を形成する工程、(d)
    前記溝の内部の前記第1酸化シリコン膜に窒素を導入す
    る工程、(e)前記第2領域の前記窒化シリコン膜を除
    去する工程、(f)前記第2領域の前記半導体基板表面
    に第2酸化シリコン膜を形成する工程、(g)前記第2
    酸化シリコン膜上に導体片を形成する工程、(h)前記
    第2領域において、前記導体片の両側の前記半導体基板
    表面に不純物を導入する工程。
  21. 【請求項21】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法:(a)半導体基板主面の第1領域を露出
    し、前記第1領域に囲まれた第2領域の前記半導体基板
    主面に選択的に第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記
    第1領域の前記半導体基板表面に溝を形成する工程、
    (c)前記溝を埋めるように、前記溝の内部および前記
    第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成する工程、(d)
    前記第2絶縁膜に研磨を施すことによって、前記溝の内
    部に選択的に前記第2絶縁膜を残す工程、(e)前記溝
    の内部の前記第2絶縁膜に、イオン注入法によって窒素
    を導入する工程、(f)前記第2領域の前記第1絶縁膜
    を除去する工程、(g)前記第1絶縁膜が除去された前
    記第2領域の前記半導体基板表面に第3絶縁膜を形成す
    る工程、(h)前記第3絶縁膜上に導体片を形成する工
    程、(i)前記第2領域において、前記導体片の両側の
    前記半導体基板表面に不純物を導入する工程。
  22. 【請求項22】 前記窒素の導入を行った後、前記半導
    体基板に熱処理を施すことを特徴とする請求項21記載
    の半導体集積回路装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、前記第1領
    域に囲まれた第2領域および第3領域の前記半導体基板
    主面に選択的に第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記
    第1領域の前記半導体基板表面に溝を形成する工程、
    (c)前記溝を埋めるように、前記溝の内部および前記
    第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成する工程、(d)
    前記第2絶縁膜に研磨を施すことによって、前記溝の内
    部に選択的に前記第2絶縁膜を残す工程、(e)前記第
    1領域の前記第2絶縁膜に窒素を導入する工程、(f)
    前記第2領域および第3領域の前記第1絶縁膜を除去す
    る工程、(g)前記第2領域および第3領域の前記半導
    体基板表面に第3絶縁膜を形成する工程、(h)前記第
    2領域に前記第3絶縁膜を残し、前記第3領域の前記第
    3絶縁膜を選択的に除去する工程、(i)前記半導体基
    板に酸素雰囲気中で熱処理を施すことによって、前記第
    2領域の前記半導体基板表面に第4絶縁膜を形成し、前
    記第3領域の前記半導体基板表面に前記第4絶縁膜より
    も膜厚が小さい第5絶縁膜を形成する工程、(j)前記
    第4絶縁膜上に第1導体片を形成し、前記第5絶縁膜上
    に第2導体片を形成する工程、(k)前記第2領域にお
    いて、前記第1導体片の両側の前記半導体基板表面に不
    純物を導入し、前記第3領域において、前記第2導体片
    の両側の前記半導体基板表面に不純物を導入する工程。
  24. 【請求項24】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、前記第1領
    域に囲まれた第2領域および第3領域の前記半導体基板
    主面に選択的に第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記
    第1領域の前記半導体基板表面に溝を形成する工程、
    (c)前記溝を埋めるように、前記溝の内部および前記
    第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成する工程、(d)
    前記第2絶縁膜に研磨を施すことによって、前記溝の内
    部に選択的に前記第2絶縁膜を残す工程、(e)前記溝
    の内部の前記第2絶縁膜に窒素を導入する工程、(f)
    前記第2領域および第3領域の前記半導体基板表面に第
    3絶縁膜を形成する工程、(g)前記第2領域に前記第
    3絶縁膜を残し、前記第3領域の前記第3絶縁膜を選択
    的に除去する工程、(h)前記半導体基板に酸素雰囲気
    中で熱処理を施すことによって、前記第2領域の前記半
    導体基板表面に第4絶縁膜を形成し、前記第3領域の前
    記半導体基板表面に前記第4絶縁膜よりも膜厚が小さい
    第5絶縁膜を形成する工程、(i)前記第4絶縁膜上に
    第1導体片を形成し、前記第5絶縁膜上に第2導体片を
    形成する工程、(j)前記第2領域において、前記第1
    導体片の両側の前記半導体基板表面に不純物を導入し、
    前記第3領域において、前記第2導体片の両側の前記半
    導体基板表面に不純物を導入する工程。
  25. 【請求項25】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、前記第1領
    域に囲まれた第2領域および第3領域の前記半導体基板
    主面に選択的に第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記
    第1領域の前記半導体基板表面に溝を形成する工程、
    (c)前記溝を埋めるように、前記溝の内部および前記
    第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成する工程、(d)
    前記第2絶縁膜に研磨を施すことによって、前記溝の内
    部に選択的に前記第2絶縁膜を残す工程、(e)前記第
    3領域の前記半導体基板表面に窒素を導入する工程、
    (f)前記第2領域および第3領域の前記第1絶縁膜を
    除去する工程、(g)前記第1絶縁膜が除去された前記
    半導体基板表面を酸素雰囲気中で熱処理することによっ
    て、前記第2領域の前記半導体基板表面に第3絶縁膜を
    形成し、前記第3領域の前記半導体基板表面に前記第3
    絶縁膜よりも膜厚が小さい第4絶縁膜を形成する工程、
    (h)前記第3絶縁膜上に第1導体片を形成し、前記第
    4絶縁膜上に第2導体片を形成する工程、(i)前記第
    2領域において、前記第1導体片の両側の前記半導体基
    板表面に不純物を導入し、前記第3領域において、前記
    第2導体片の両側の前記半導体基板表面に不純物を導入
    する工程。
  26. 【請求項26】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、前記第1領
    域に囲まれた第2領域および第3領域の前記半導体基板
    主面に選択的に第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記
    第1領域の前記半導体基板表面に溝を形成する工程、
    (c)前記溝を埋めるように、前記溝の内部および前記
    第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成する工程、(d)
    前記第2絶縁膜に研磨を施すことによって、前記溝の内
    部に選択的に前記第2絶縁膜を残す工程、(e)前記第
    1領域の前記第2絶縁膜に窒素を導入する工程、(f)
    前記第3領域の前記半導体基板表面に窒素を導入する工
    程、(g)前記第2領域および第3領域の前記第1絶縁
    膜を除去する工程、(h)前記半導体基板に酸素雰囲気
    中で熱処理を施すことによって、前記第2領域の前記半
    導体基板表面に第3絶縁膜を形成し、前記第3領域の前
    記半導体基板表面に前記第3絶縁膜よりも膜厚が小さい
    第4絶縁膜を形成する工程、(i)前記第3絶縁膜上に
    第1導体片を形成し、前記第4絶縁膜上に第2導体片を
    形成する工程、(j)前記第2領域において、前記第1
    導体片の両側の前記半導体基板表面に不純物を導入し、
    前記第3領域において、前記第2導体片の両側の前記半
    導体基板表面に不純物を導入する工程。
  27. 【請求項27】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、前記第1領
    域に囲まれた第2領域の前記半導体基板主面に選択的に
    第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1領域の前記
    半導体基板表面に溝を形成する工程、(c)前記溝を埋
    めるように、前記溝の内部および前記第1絶縁膜の上部
    に第2絶縁膜を形成する工程、(d)前記第2絶縁膜に
    研磨を施すことによって、前記溝の内部に選択的に前記
    第2絶縁膜を残す工程、(e)前記第2絶縁膜にエッチ
    ングを施すことによって、前記第2絶縁膜の表面を前記
    第1絶縁膜の表面よりも低くする工程、(f)前記第1
    および第2絶縁膜の上部に第3絶縁膜を形成する工程、
    (g)前記第3絶縁膜を通じて、前記第1領域の前記第
    2絶縁膜に窒素を導入する工程、(h)前記第2領域の
    前記第1および第3絶縁膜を除去する工程、(i)前記
    第2領域の前記半導体基板表面に第4絶縁膜を形成する
    工程と、(j)前記第2領域の前記第4絶縁膜上に導体
    片を形成する工程、(k)前記第2領域において、前記
    導体片の両側の前記半導体基板表面に不純物を導入する
    工程。
  28. 【請求項28】 前記第1絶縁膜の側壁に沿って形成さ
    れた前記第3絶縁膜の下部には、前記窒素が導入されな
    いことを特徴とする請求項27記載の半導体集積回路装
    置の製造方法。
  29. 【請求項29】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、前記第1領
    域に囲まれた第2領域の前記半導体基板主面に選択的に
    第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1領域の前記
    半導体基板表面に溝を形成する工程、(c)窒素を含む
    雰囲気中で、前記半導体基板に熱処理を施す工程、
    (d)前記溝を埋めるように、前記溝の内部および前記
    第1絶縁膜の上部に第2絶縁膜を形成する工程、(e)
    前記第2絶縁膜に研磨を施すことによって、前記第1領
    域に選択的に前記第2絶縁膜を残す工程、(f)前記第
    1領域の前記第2絶縁膜に窒素を導入する工程、(g)
    前記第1絶縁膜が除去された前記第2領域の前記半導体
    基板表面に第3絶縁膜を形成する工程、(h)前記第3
    絶縁膜上に導体片を形成する工程、(i)前記第2領域
    において、前記導体片の両側の前記半導体基板表面に不
    純物を導入する工程。
  30. 【請求項30】 前記工程(e)と工程(f)との間
    に、(j)前記第2絶縁膜にエッチングを施すことによ
    って、前記第2絶縁膜の表面を前記第1絶縁膜の表面よ
    りも低くする工程、(k)前記第1および第2絶縁膜の
    上部に第4絶縁膜を形成する工程、を有し、前記第2絶
    縁膜への前記窒素の導入は、前記第4絶縁膜を介して行
    うことを特徴とする請求項29記載の半導体集積回路装
    置の製造方法。
  31. 【請求項31】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、前記第1領
    域に囲まれた第2領域の前記半導体基板主面上に選択的
    に第1窒化膜を形成する工程、(b)前記第1領域の前
    記半導体基板表面に溝を形成する工程、(c)前記溝の
    表面に第1酸化膜を形成する工程、(d)前記第1酸化
    膜の上部に第2窒化膜を形成する工程、(e)前記溝を
    埋めるように、前記溝の内部および前記第1窒化膜の上
    部に第2酸化膜を形成する工程、(f)前記第2酸化膜
    に研磨を施すことによって、前記第1領域に選択的に前
    記第2酸化膜を残す工程、(g)前記第1領域の前記第
    2酸化膜に窒素を導入する工程、(h)前記第1および
    第2窒化膜が除去された前記第2領域の前記半導体基板
    表面に第3酸化膜を形成する工程、(i)前記第3酸化
    膜上に導体片を形成する工程、(j)前記第2領域にお
    いて、前記導体片の両側の前記半導体基板表面に不純物
    を導入する工程。
  32. 【請求項32】 前記工程(e)と工程(f)との間
    に、(k)前記第2酸化膜にエッチングを施すことによ
    って、前記第2酸化膜の表面を前記第1窒化膜の表面よ
    りも低くする工程、(l)前記第1および第2窒化膜の
    上部と、前記第2酸化膜の上部に絶縁膜を形成する工
    程、を有し、前記第2酸化膜への前記窒素の導入は、前
    記絶縁膜を介して行うことを特徴とする請求項31記載
    の半導体集積回路装置の製造方法。
  33. 【請求項33】 以下の工程を含む半導体集積回路装置
    の製造方法: (a)半導体基板主面の第1領域を露出し、前記第1領
    域に囲まれた第2領域の前記半導体基板主面に選択的に
    第1絶縁膜を形成する工程、(b)前記第1領域の前記
    半導体基板表面に溝を形成する工程、(c)前記溝を埋
    めるように、前記溝の内部および前記第1絶縁膜の上部
    に第2絶縁膜を形成する工程、(d)前記第2絶縁膜に
    研磨を施すことによって、前記溝の内部に選択的に前記
    第2絶縁膜を残す工程、(e)前記溝の内部の前記第2
    絶縁膜に窒素とシリコンとを導入する工程、(f)前記
    第2領域の前記第1絶縁膜を除去する工程、(g)前記
    第2領域の前記半導体基板表面に第3絶縁膜を形成する
    工程、(h)前記第3絶縁膜上に導体片を形成する工
    程、(i)前記第2領域において、前記導体片の両側の
    前記半導体基板表面に不純物を導入する工程。
  34. 【請求項34】 前記窒素の導入は、イオン注入法また
    はプラズマ雰囲気中で行い、前記シリコンの導入は、イ
    オン注入法で行うことを特徴とする請求項33記載の半
    導体集積回路装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 前記窒素およびシリコンの導入を行っ
    た後、前記半導体基板に熱処理を施すことを特徴とする
    請求項33記載の半導体集積回路装置の製造方法。
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