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JP2003016379A - アナログ乗算回路 - Google Patents

アナログ乗算回路

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Publication number
JP2003016379A
JP2003016379A JP2001199317A JP2001199317A JP2003016379A JP 2003016379 A JP2003016379 A JP 2003016379A JP 2001199317 A JP2001199317 A JP 2001199317A JP 2001199317 A JP2001199317 A JP 2001199317A JP 2003016379 A JP2003016379 A JP 2003016379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
mosfet
operational amplifier
arithmetic unit
gate voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001199317A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuhei Kawachi
周平 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
A and Cmos Communications Device Inc
A&CMOS Communication Device Inc
Original Assignee
A and Cmos Communications Device Inc
A&CMOS Communication Device Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by A and Cmos Communications Device Inc, A&CMOS Communication Device Inc filed Critical A and Cmos Communications Device Inc
Priority to JP2001199317A priority Critical patent/JP2003016379A/ja
Priority to US10/184,992 priority patent/US20030005018A1/en
Publication of JP2003016379A publication Critical patent/JP2003016379A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06GANALOGUE COMPUTERS
    • G06G7/00Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
    • G06G7/12Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers
    • G06G7/16Arrangements for performing computing operations, e.g. operational amplifiers for multiplication or division

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  • Amplifiers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な回路構成で、入力電流の所望の乗算出
力が得られるアナログ乗算回路を提供する。 【解決手段】 第1演算増幅器13及びMOS抵抗領域
で動作する第1MOSFET14を有するゲート電圧制
御部1と、第2演算増幅器32、第1抵抗31、電流ミ
ラー回路34及びMOS抵抗領域で動作する第2MOS
FET33を有する演算部3とを少なくとも有し、第1
MOSFET14に第1入力電流I1を、第1抵抗31
に第2入力電流I2をそれぞれ供給して、電流ミラー回
路34の出力側のトランジスタ36からI1とI2とを
乗算した出力電流IOUTを得るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力電流を乗算す
るアナログ乗算回路に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、TCXO(温度制御水晶発振
器)の温度制御や、セラミック発振器の温度制御等で
は、図8に符号Aで示すような2次関数特性や、図9に
符号Bで示すような3次関数特性等で表される温度特性
を有する信号を必要とする場合がある。
【0003】従来、図8に示したような2次関数特性A
を有する信号を得るにあたっては、例えば傾きの異なる
1次関数特性の3本の直線a,b,cを生成し、それぞ
れの交点で特性を切り替えることにより、太線A′で示
すような信号を得るようにして、2次関数特性Aを近似
している。
【0004】また、図9に示したような3次関数特性B
を有する信号を得るにあたっては、例えば傾きの異なる
1次関数特性の3本の直線d,e,fを生成し、同様に
それぞれの交点で特性を切り替えることにより、太線
B′で示すような信号を得るようにして、3次関数特性
Bを近似している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
に、1次関数同士の特性をそれらの交点(切り替わり
点)で切り替えてN次関数特性(Nは2以上の整数)を
近似すると、切り替わり点でN次関数特性が不連続にな
ると共に、その両側ではN次関数特性からのずれが大き
くなって、誤差が大きくなることが懸念される。
【0006】この不連続性や誤差を小さくするために
は、近似する1次関数特性の本数を増加すれば良いが、
このようにすると回路構成が複雑になることが懸念され
る。
【0007】従って、かかる点に鑑みてなされた本発明
の目的は、簡単な回路構成で、入力電流の所望の乗算出
力、例えば多項式で表される特性を連続的に誤差を小さ
く補正した出力が得られるアナログ乗算回路を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載のアナログ乗算回路の発明は、第1MOSF
ET及び第1演算増幅器を有し、第1MOSFETの第
1主電極を第1電源端子に、第2主電極を第1演算増幅
器の一方の入力端子に、ゲート電極を第1演算増幅器の
出力端子にそれぞれ接続して、第1電源端子と第1演算
増幅器の他方の入力端子との間の電圧に基づいて第1M
OSFETをMOS抵抗領域で動作させるゲート電圧制
御部と、第2MOSFET、第2演算増幅器、第1抵
抗、および一対のトランジスタの制御電極を共通接続し
た電流ミラー回路を有し、第2MOSFETの第1主電
極を第1電源端子に、第2主電極を第2演算増幅器の一
方の入力端子及び電流ミラー回路に、ゲート電極を上記
ゲート制御部の第1演算増幅器の出力端子にそれぞれ接
続し、第2演算増幅器の他方の入力端子と第1電源端子
との間に第1抵抗を接続し、第2演算増幅器の出力端子
を電流ミラー回路の一対のトランジスタの制御電極に接
続した演算部とを少なくとも有し、上記第1MOSFE
Tの第1主電極−第2主電極通路に第1入力電流を供給
すると共に、上記第1抵抗に第2入力電流を供給するこ
とにより、上記電流ミラー回路から上記第1入力電流と
上記第2入力電流とを乗算した出力電流を得るよう構成
したことを特徴とする。
【0009】請求項1の発明によると、第1演算増幅器
及びMOS抵抗領域で動作する第1MOSFETを有す
るゲート電圧制御部と、第2演算増幅器、第1抵抗、電
流ミラー回路及びMOS抵抗領域で動作する第2MOS
FETを有する演算部とを少なくとも有する簡単な回路
構成で、第2演算増幅器によりその両入力電圧が等しく
なるように、電流ミラー回路の一対のトランジスタの制
御電圧を制御することで、電流ミラー回路の出力側のト
ランジスタから第1入力電流I1と第2入力電流I2と
を乗算した出力電流を得ることが可能となり、I1=I
2とすることで、I1の出力電流を得ることが可能に
なると共に、その入力電流が1次の温度特性を有する場
合には温度の2乗に比例した出力電流を得ることが可能
となる。なお、本明細書において、MOSFETは、公
知のようにMOS形の電界効果トランジスタを指してい
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1のアナ
ログ乗算回路において、上記ゲート電圧制御部及び上記
演算部をそれぞれ2個有し、第1演算部の第2MOSF
ETのゲート電極を第1ゲート電圧制御部の第1演算増
幅器の出力端子に接続し、第2演算部の第2MOSFE
Tのゲート電極を第2ゲート電圧制御部の第1演算増幅
器の出力端子に接続し、第1演算部の電流ミラー回路の
出力電流を第2演算部の第1抵抗に供給して、上記第1
ゲート電圧制御部の第1MOSFETの第1主電極−第
2主電極通路に第1入力電流を供給し、上記第1演算部
の第1抵抗に第2入力電流を供給し、上記第2ゲート電
圧制御部の第1MOSFETの第1主電極−第2主電極
通路に第3入力電流を供給することにより、上記第2演
算部の電流ミラー回路から上記第1入力電流、上記第2
入力電流及び上記第3入力電流を乗算した出力電流を得
るよう構成したことを特徴とする。
【0011】請求項2の発明によると、ゲート電圧制御
部及び演算部をそれぞれ2個有する簡単な回路構成で、
第1演算部の第2演算増幅器によりその両入力電圧が等
しくなるように、該第1演算部の電流ミラー回路の一対
のトランジスタの制御電圧を制御し、かつ第2演算部の
第2演算増幅器によりその両入力電圧が等しくなるよう
に、該第2演算部の電流ミラー回路の一対のトランジス
タの制御電圧を制御することで、第2演算部の電流ミラ
ー回路の出力側のトランジスタから第1入力電流I1、
第2入力電流I2及び第3入力電流I3とを乗算した出
力電流を得ることが可能となり、I1=I2、I2=I
3あるいはI3=I1とすることで、I1×I3、I
×I1あるいはI3×I2の出力電流を得ること
が可能となり、I1=I2=I3とすることで、I1
の出力電流を得ることが可能になると共に、その入力電
流が1次の温度特性を有する場合には温度の3乗に比例
した出力電流を得ることが可能となる。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1のアナ
ログ乗算回路において、上記演算部を複数段有し、前段
の演算部の電流ミラー回路の出力電流を後段の演算部の
第1抵抗に供給して、最終段の演算部の電流ミラー回路
から上記第1入力電流を累乗した出力電流を得るよう構
成したことを特徴とする。
【0013】請求項3の発明によると、演算部を直列的
に多段接続する簡単な回路構成で、最終段の演算部の電
流ミラー回路から第1入力電流を累乗した出力電流を得
ることが可能になると共に、その入力電流が1次の温度
特性を有する場合には温度の累乗に比例した出力電流を
得ることが可能となる。
【0014】請求項4に記載の発明は、請求項1のアナ
ログ乗算回路において、上記演算部を複数段有し、前段
の演算部の電流ミラー回路の出力電流を後段の演算部の
第1抵抗に供給すると共に、各段の演算部の出力を加算
する加算回路を設け、該加算回路から上記第1入力電流
に関する多項式演算出力を得るよう構成したことを特徴
とする。
【0015】請求項4の発明によると、演算部を直列的
に多段接続すると共に、各段の演算部の出力を加算回路
で加算する簡単な回路構成で、加算回路から第1入力電
流に関する多項式演算出力を得ることが可能になると共
に、その入力電流が1次の温度特性を有する場合には温
度の多項式演算出力に比例した出力を得ることが可能と
なる。特に、多項式演算出力を電流出力として得る場合
には、各演算部の電流出力線を単に結線(ショート)す
ることにより、各演算部の出力電流を加算できるので、
加算回路を簡単にできる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
アナログ乗算回路において、上記ゲート電圧制御部は、
上記第1電源端子と第2電源端子との間に直列に接続し
た第2抵抗及び電流源を有し、これら第2抵抗と電流源
との接続点に該ゲート電圧制御部の第1演算増幅器の他
方の入力端子を接続したことを特徴とする。
【0017】請求項5の発明によると、ゲート電圧制御
部の第2抵抗と演算部の第1抵抗とを同じ温度特性の抵
抗とすることで、これら第1、第2抵抗の温度特性をキ
ャンセルすることができるので、第1、第2抵抗として
温度特性を有する安価な抵抗を使用することが可能とな
る。
【0018】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4に
記載のアナログ乗算回路において、上記ゲート電圧制御
部は、該ゲート電圧制御部の第1演算増幅器の他方の入
力端子と上記第1電源端子との間に接続した電圧源を有
することを特徴とする。
【0019】請求項6の発明によると、電圧源によって
ゲート電圧制御部の第1MOSFETのゲート電圧を得
るので、このゲート電圧を請求項5のように第2抵抗と
電流源とで得る場合と比較して、回路構成をより簡略化
することが可能となる。
【0020】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
アナログ乗算回路において、上記演算部の電流ミラー回
路の一対のトランジスタがそれぞれMOSFETからな
ることを特徴とする。
【0021】請求項7の発明によると、演算部の電流ミ
ラー回路の一対のトランジスタがそれぞれMOSFET
からなるので、ゲート電圧制御部の第1MOSFET及
び演算部の第2MOSFETとともに、同一半導体基板
に容易に形成することが可能となる。
【0022】請求項8に記載の発明は、請求項7のアナ
ログ乗算回路において、上記ゲート電圧制御部の第1M
OSFET及び上記演算部の第2MOSFETがpチャ
ネル形のMOSFETからなり、上記演算部の電流ミラ
ー回路の一対のMOSFETがそれぞれnチャネル形の
MOSFETからなることを特徴とする。
【0023】請求項8の発明によると、ゲート電圧制御
部の第1演算増幅器で制御される第1MOSFET及び
第2MOSFETがpチャネル形、演算部の第2演算増
幅器で制御される電流ミラー回路の一対のMOSFET
がnチャネル形となっているので、回路構成をより簡略
化することが可能となる。
【0024】請求項9に記載の発明は、請求項7のアナ
ログ乗算回路において、上記ゲート電圧制御部の第1M
OSFET及び上記演算部の第2MOSFETがnチャ
ネル形のMOSFETからなり、上記演算部の電流ミラ
ー回路の一対のMOSFETがそれぞれpチャネル形の
MOSFETからなることを特徴とする。
【0025】請求項9の発明によると、ゲート電圧制御
部の第1演算増幅器で制御される第1MOSFET及び
第2MOSFETがnチャネル形、演算部の第2演算増
幅器で制御される電流ミラー回路の一対のMOSFET
がpチャネル形となっているので、請求項8の発明と同
様に回路構成をより簡略化することが可能となる。
【0026】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は9のアナログ乗算回路において、少なくとも、上記ゲ
ート電圧制御部の第1MOSFET及び第1演算増幅器
と、上記演算部の第2MOSFET、第2演算増幅器及
び電流ミラー回路の一対のMOSFETとを同一半導体
基板に形成したことを特徴とする。
【0027】請求項10の発明によると、同一半導体基
板に、少なくとも第1MOSFET、第1演算増幅器、
第2MOSFET、第2演算増幅器及び電流ミラー回路
を形成するので、容易に集積化でき、乗算回路全体を小
型化することが可能となる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるアナログ乗算
回路の実施の形態について、図1〜図4を参照して説明
する。
【0029】(第1実施の形態)図1は第1実施の形態
を示す回路構成図である。このアナログ乗算回路は、ゲ
ート電圧制御部1、第1入力部2、演算部3及び第2入
力部4を有している。
【0030】ゲート電圧制御部1は、抵抗(第2抵抗)
11、電流源12、演算増幅器(第1演算増幅器)1
3、及びpチャネル形のMOSFET(第1MOSFE
T)14を有している。
【0031】抵抗11は、その一端をVDD(第1電源
端子)に接続し、他端は電流源12を介して接地(第2
電源端子)すると共に、演算増幅器13の反転入力端子
に接続する。また、MOSFET14は、そのソース電
極(第1主電極)をVDDに、ドレイン電極(第2主電
極)を演算増幅器13の非反転入力端子に、ゲート電極
を演算増幅器13の出力端子にそれぞれ接続する。
【0032】第1入力部2は、ゲート電圧制御部1のM
OSFET14のドレイン電極と接地との間に形成し、
この第1入力部2に第1入力電流源5を接続して、MO
SFET14のドレイン−ソース通路に任意の特性を有
する第1入力電流I1を供給するようにする。
【0033】演算部3は、抵抗(第1抵抗)31、演算
増幅器(第2演算増幅器)32、pチャネル形のMOS
FET(第2MOSFET)33、及び電流ミラー回路
34を有しており、電流ミラー回路34はゲート電極を
共通接続した一対のnチャネル形のMOSFET35,
36を有している。
【0034】抵抗31は、その一端をVDDに接続し、
他端を演算増幅器32の反転入力端子に接続する。ま
た、MOSFET33は、そのソース電極(第1主電
極)をVDDに接続し、ドレイン電極(第2主電極)を
演算増幅器32の非反転入力端子に接続すると共に電流
ミラー回路34の入力側のMOSFET35のドレイン
−ソース通路を経て接地し、ゲート電極をゲート電圧制
御部1の演算増幅器13の出力端子に接続する。演算増
幅器32の出力端子は、電流ミラー回路34を構成する
MOSFET35,36のゲート電極に接続し、その電
流ミラー回路34の出力側のMOSFET36のドレイ
ン電極に接続した出力端子37を経て出力電流IOUT
を取り出すようにする。
【0035】第2入力部4は、演算部3の抵抗31の他
端と接地との間に形成し、この第2入力部4に第2入力
電流源6を接続して抵抗31に任意の特性を有する第2
入力電流I2を供給するようにする。
【0036】なお、少なくとも、ゲート電圧制御部1を
構成する演算増幅器13及びMOSFET14、演算部
3を構成する演算増幅器32、MOSFET33及び電
流ミラー回路34は、同一半導体基板に形成する。
【0037】上記構成において、ゲート電圧制御部1の
抵抗11の抵抗値(R11)及び電流源12の電流(I
0)で決まる抵抗11の端子間電圧(R11×I0)
は、演算増幅器13で制御されるMOSFET14及び
MOSFET33がMOS抵抗領域で動作するように、
例えば0.1V〜0.2V程度に設定すると共に、演算
部3の抵抗31の抵抗値(R31)は、MOSFET3
3がMOS抵抗領域で動作するように、第2入力電流I
2を考慮して設定する。
【0038】このように構成すると、第1入力電流I1
が入力されるゲート電圧制御部1では、MOSFET1
4の抵抗値をR14とすると、演算増幅器13の作用に
より、 R11×I0=R14×I1 ・・・(1) となる。また、第2入力電流I2が入力される演算部3
では、演算増幅器32の作用によりその両入力電圧が等
しくなるように、電流ミラー回路34の一対のMOSF
ET35,36のゲート電圧が制御されるので、MOS
FET33の抵抗値をR33、電流ミラー回路34の入
力側のMOSFET35を流れるドレイン電流をID3
5とすると、 R31×I2=R33×ID35 ・・・(2) となる。また、電流ミラー回路34の出力側のMOSF
ET36を流れるドレイン電流をID36とすると、演
算部3の出力端子37を経て取り出せる出力電流IOU
Tは、 IOUT=ID36 ・・・(3) となる。
【0039】ここで、電流ミラー回路34の入力側のM
OSFET35を流れるドレイン電流(ID35)と、
出力側のMOSFET36を流れるドレイン電流(ID
36)とが等しくなるように、それらのトランジスタサ
イズを設定すると、上記(3)及び(2)式から、 IOUT=R31×I2÷R33 ・・・(4) となる。
【0040】また、MOSFET14の抵抗値(R1
4)とMOSFET33の抵抗値(R33)とが等しく
なるように、それらのトランジスタサイズを設定する
と、上記(4)及び(1)式から、 IOUT=R31×I2÷(R11×I0÷I1) ・・・(5) となる。
【0041】更に、R11=R31となるように、抵抗
11及び31を設定すると、 IOUT=I1×I2÷I0 ・・・(6) となる。
【0042】従って、I0を一定にすれば、入力電流I
1,I2の乗算結果を得ることができる。また、I1=
I2とすると、I1の出力電流を得ることができ、I
1=I2=kT(1次の温度特性をもつ電流、T=
[℃]、kは定数)とすると、温度Tの2乗に比例した
出力電流を得ることができる。
【0043】このように、本実施の形態によれば、抵抗
11、電流源12、演算増幅器13、及びMOS抵抗領
域で動作するMOSFET14を有するゲート電圧制御
部1と、抵抗31、演算増幅器32、MOS抵抗領域で
動作するMOSFET33、及び電流ミラー回路34を
有する演算部3とを有する簡単な回路構成で、MOSF
ET14に第1入力電流I1を、抵抗31に第2入力電
流I2をそれぞれ入力して、演算増幅器32によりその
両入力電圧が等しくなるように、電流ミラー回路34の
一対のMOSFET35,36のゲート電圧を制御する
ことで、出力端子37を経て第1入力電流I1と第2入
力電流I2とを乗算した出力電流を得ることができる。
また、I1=I2とすることで、I1の出力電流を得
ることができると共に、その入力電流が1次の温度特性
を有する場合には温度の2乗に比例した出力電流を得る
ことができる。
【0044】また、ゲート電圧制御部1の演算増幅器1
3で制御されるMOSFET14,33をpチャネル形
とし、演算部3の演算増幅器32で制御される電流ミラ
ー回路34の一対のMOSFET35,36をnチャネ
ル形としたので、回路構成を簡略化することができると
共に、少なくとも、ゲート電圧制御部1の演算増幅器1
3及びMOSFET14と、演算部3の演算増幅器3
2、MOSFET33及び電流ミラー回路34の一対の
MOSFET35,36とを同一半導体基板に形成した
ので、容易に集積化でき、乗算回路全体を小型化するこ
とができる。
【0045】(第2実施の形態)図2は本発明によるア
ナログ乗算回路の第2実施の形態を示す回路構成図であ
る。本実施の形態は、第1ゲート電圧制御部1a及び第
2ゲート電圧制御部1bと、第1演算部3a及び第2演
算部3bとを有し、第1入力電流I1、第2入力電流I
2及び第3入力電流I3の乗算を行なうようにしたもの
である。
【0046】第1ゲート電圧制御部1a及び第2ゲート
電圧制御部1bは、それぞれ第1実施の形態で説明した
ゲート電圧制御部1と同様に構成し、第1演算部3a及
び第2演算部3bも、それぞれ第1実施の形態で説明し
た演算部3と同様に構成する。ここでは、図1で説明し
たゲート電圧制御部1の構成要素と同一作用をなす第1
ゲート電圧制御部1a及び1bの構成要素にはそれぞれ
同一符号にサフィックスa及びbを付し、演算部3の構
成要素と同一作用をなす第1演算部3a及び3bの構成
要素には同様に同一符号にサフィックスa及びbを付し
て、その詳細な説明を省略する。
【0047】図2において、第1ゲート電圧制御部1
a、第1入力部2、第1演算部3a及び第2入力部4は
図1と同様に接続して、第1入力部2に接続した第1入
力電流源5から第1入力電流I1を供給し、第2入力部
4に接続した第2入力電流源6から第2入力電流I2を
供給する。
【0048】また、第2ゲート電圧制御部1b及び第2
演算部3bは、図1と同様に接続して、第2ゲート電圧
制御部1bのMOSFET14bのソース電極と接地と
の間の第3入力部7に第3入力電流源8を接続して、M
OSFET14bのドレイン−ソース通路に任意の特性
を有する第3入力電流I3を供給し、第2演算部3bの
抵抗31bには、第1演算部3aの出力電流Iaを供給
する。
【0049】本実施の形態によると、第1演算部3aの
出力端子37aから得られる出力電流Iaは、第1実施
の形態で説明したように、電流源12aの電流をI0と
すると、 Ia=I1×I2÷I0 ・・・(7) となる。
【0050】また、第2演算部3bの出力端子37bか
ら得られる出力電流IOUTは、第2ゲート電圧制御部
1bの抵抗11bの抵抗値と第2演算部3bの抵抗31
bの抵抗値とを等しくし、第2ゲート電圧制御部1bの
MOSFET14bの抵抗値と第2演算部3bのMOS
FET33bの抵抗値とを等しくし、第2ゲート電圧制
御部1bの電流源12bの電流をI0′とすると、同様
に、 IOUT=I3×Ia÷I0′ ・・・(8) となるので、上記(7)式を(8)式に代入すると、 IOUT=I1×I2×I3÷I0÷I0′ ・・・(9) となる。
【0051】従って、I0,I0′を一定にすれば、入
力電流I1,I2,I3の乗算結果を得ることができ
る。また、I1=I2、I2=I3あるいはI3=I1
とすることで、I1×I3、I2×I1あるいはI
×I2の出力電流を得ることができ、I1=I2=
I3とすることで、I1の出力電流を得ることができ
ると共に、その入力電流が1次の温度特性を有する場合
には温度Tの3乗に比例した出力電流を得ることができ
る。
【0052】このように、本実施の形態によると、第
1,第2ゲート電圧制御部1a,1b及び第1,第2演
算部3a,3bを有する簡単な回路構成で、入力電流I
1,I2,I3の乗算結果を得ることができる。
【0053】なお、図2において、電圧制御部及び演算
部の組を順次追加し、各組のゲート電圧制御部に入力電
流を供給し、演算部に前段の演算部の出力電流を供給す
ることにより、最終段の演算部から入力電流I1,I
2,I3,I4,・・・,Inの乗算結果を得るよう構
成することもできる。
【0054】(第3実施の形態)図3は本発明によるア
ナログ乗算回路の第3実施の形態を示す回路構成図であ
る。本実施の形態は、図1に示した構成において、演算
部3の後段に同様の構成の演算部を追加したものであ
る。ここでは、説明の便宜上、前段の演算部を第1演算
部3aとして図1の演算部3と同一作用をなす構成要素
には同一符号にサフィックスaを付し、後段の演算部を
第2演算部3bとして同様にサフィックスbを付して、
その詳細な説明を省略する。
【0055】第2演算部3bは、MOSFET33bの
ゲート電極をゲート電圧制御部1の演算増幅器13の出
力端子に接続し、抵抗31bには第1演算部3aの出力
電流Iaを供給する。
【0056】かかる構成において、ゲート電圧制御部
1、第1演算部3a及び第2演算部3bでは、第1実施
の形態で説明したと同様に、 R11×I0=R14×I1 ・・・(1) R31a×I2=R33a×ID35a ・・・(10) R31b×ID36a=R33b×ID35b ・・・(11) となり、第2演算部3bの出力端子37bを経て取り出
せる出力電流IOUTは、 IOUT=ID36b ・・・(12) となる。
【0057】ここで、第2増幅部3bにおいて、ID3
5b=ID36b、となるようにMOSFET35b及
び36bのトランジスタサイズを設定すると、上記(1
2)及び(11)式から、 IOUT=R31b×ID36a÷R33b ・・・(13) となる。
【0058】同様に、第1演算部3aにおいて、ID3
5a=ID36a、となるようにMOSFET35a及
び36aのトランジスタサイズを設定すると、上記(1
3)及び(10)式から、 IOUT=R31b÷R33b×R31a×I2÷R33a ・・・(14) となる。
【0059】また、R14=R33a=R33b、とな
るようにそれらのトランジスタサイズを設定すると、上
記(14)及び(1)式から、 IOUT=R31b×R31a×I2÷(R11×I0÷I1) ・・・(15) となり、更にR11=R31a=R31b、となるよう
に抵抗11,31a,31bを設定すると、 IOUT=I1×I2÷I0 ・・・(16) となる。
【0060】従って、最終的に出力端子37bからは、
I1を2乗した電流にI2を掛けた出力電流を得ること
ができ、I1=I2とするとI1の出力電流を得るこ
とができ、I1=I2=kTとすると、温度Tの3乗に
比例した出力電流を得ることができる。また、演算部を
さらに多段接続することにより、入力電流I1を更に累
乗した出力電流を得ることができる。
【0061】(第4実施の形態)図4は本発明によるア
ナログ乗算回路の第4実施の形態を示す回路構成図であ
る。本実施の形態は、図3に示した構成において、第2
演算部3bの後段に同様に構成した第3演算部3cを追
加して、第2演算部3bの出力電流Ibを第3演算部3
cの抵抗31cに供給すると共に、第1演算部3aの出
力電流Ia、第2演算部3bの出力電流Ib及び第3演
算部3cの出力電流Icを加算回路41に供給して加算
するようにしたものである。なお、第3演算部3cにお
いて、図1の演算部3と同一作用をなす構成要素には同
一符号にサフィックスcを付して、その詳細な説明を省
略する。
【0062】第3演算部3cのMOSFET33cのゲ
ート電極は、第1,第2演算部2a,2bのMOSFE
T33a,33bのゲート電極と同様に、ゲート電圧制
御部1の演算増幅器13の出力端子に接続する。また、
加算回路41に供給する第1,第2演算部3a,3bの
出力電流Ia,Ibはそれぞれ出力用のMOSFET4
2a,42bを介して取り出し、出力電流Icは第3演
算部3cの電流ミラー回路34cを構成するMOSFE
T36cから取り出すようにする。なお、MOSFET
42aのゲート電極は、第1演算部3aの演算増幅器3
2aの出力端子に接続し、MOSFET42bのゲート
電極は、第2演算部3bの演算増幅器32bの出力端子
に接続する。
【0063】かかる構成において、上述した実施の形態
と同様に、ID35a=ID36a、ID35b=ID
36b、ID35c=ID36c、となるように各演算
部の電流ミラー回路34a,34b,34cを構成する
MOSFET35a,36a;35b,36b;35
c,36cのトランジスタサイズを設定すると共に、R
14=R33a=R33b=R33c、となるようにゲ
ート電圧制御部1のMOSFET14及び第1〜第3演
算部3a〜3cのMOSFET33a〜33cのトラン
ジスタサイズを設定し、かつ、R11=R31a=R3
1b=R31c、となるようにゲート電圧制御部1の抵
抗11及び第1〜第3演算部3a〜3cの抵抗31a〜
31cを設定すると、I1≠I2の場合には、加算回路
41からは、 IOUT=(I1+I1+I1)×I2 で表されるI1に対する3次多項式解の出力電流IOU
Tを得ることができ、I1=I2の場合には、 IOUT=I1+I1+I1 で表されるI1に対する4次多項式解の出力電流IOU
Tを得ることができる。また、入力電流が1次の温度特
性を有する場合には、温度Tの3次あるいは4次の多項
式特性を有する出力電流を得ることができる。
【0064】このように、本実施の形態によると、1つ
のゲート電圧制御部1に第1〜第3演算部3a〜3cを
多段接続して、各演算部の出力を加算回路41で加算す
るという簡単な回路構成で、入力電流I1に対する3次
あるいは4次多項式解の出力電流IOUTや、温度Tの
3次あるいは4次多項式特性を有する出力電流、すなわ
ち多項式で表される特性を連続的に誤差を小さく補正し
た出力電流を得ることができる。しかも、多項式解を電
流出力で得るようにしているので、MOSFET42
a,42b及びMOSFET36cのドレイン電極にそ
れぞれ接続された電流出力線を単に結線(ショート)す
ることにより、各演算部の出力電流を加算でき、加算回
路41を簡単にできる。
【0065】なお、本実施の形態では演算部を3段接続
したが、2段接続にして、同様に2次あるいは3次の多
項式解の出力電流や、温度Tの2次あるいは3次の多項
式特性を有する出力電流を得たり、4段以上接続して、
4次あるいは5次以上の多項式解の出力電流や、温度T
の4次あるいは5次以上の多項式特性を有する出力電流
を得ることもできる。
【0066】本発明は、上記実施の形態に限定されるこ
となく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
ある。例えば、上記実施の形態では、ゲート電圧制御部
1のMOSFET14に与える電圧を抵抗11及び電流
源12により得るようにしたが、図5に示すように、演
算増幅器13の反転入力端子とVDDとの間に電圧源4
5を接続して得るよう構成することもできる。
【0067】また、ゲート電圧制御部1の演算増幅器1
3によりMOS抵抗領域で動作するように制御するMO
SFETは、nチャネル形のMOSFETとすることも
できる。この場合、例えばゲート電圧制御部1では図6
及び図7に示すように、VDDを第2電源端子、接地を
第1電源端子として、MOSFET14のドレイン電極
を演算増幅器13の非反転入力端子に接続すると共に、
入力電流I1を与える入力電流源12を介してVDDに
接続するようにし、ソース電極を接地する。なお、図6
はゲート電圧を抵抗11と電流源12とで得る場合を示
しており、図7はゲート電圧を電圧源45で得る場合を
示している。また、このようにMOS抵抗領域で動作さ
せるMOSFETをnチャネル形とする場合には、演算
部3の電流ミラー回路34を構成する一対のMOSFE
T35,36はpチャネル形とするのが回路構成上、好
ましい。
【0068】更に、多項式解の出力電流は、各演算部の
出力電流を同一方向として加算回路41で加算する構成
に限らず、任意の段の演算部の出力電流の方向を、電流
ミラー回路を付加して反転してから、同様に電流出力線
を結線した加算回路41で加算することもできる。この
ようにすれば、例えば図4において中段の演算部3bの
出力電流の方向を反転した場合には、加算回路41か
ら、 IOUT=(I1−I1+I1)×I2 あるいは、 IOUT=I1−I1+I1 で表される出力電流IOUTを得ることができる。
【0069】また、電流ミラー回路を付加して出力電流
の方向を反転するのに代えて、MOS抵抗領域で動作さ
せるMOSFETがpチャネル形で、電流ミラー回路を
構成する一対のMOSFETがnチャネル形からなる演
算部と、これとは逆にMOS抵抗領域で動作させるMO
SFETがnチャネル形で、電流ミラー回路を構成する
一対のMOSFETがpチャネル形からなる演算部とを
組み合わせて、同様に加算回路41で電流方向が逆方向
の出力電流を含む加算演算を行なうように構成すること
もできる。
【0070】更に、演算部の電流ミラー回路を構成する
一対のMOSFETの電流比率は、1対1に限らず、例
えばトランジスタサイズを異ならせて任意の電流比率と
することもでき、これにより出力電流に重み付けを与え
ることもできる。
【0071】また、入力電流の乗算結果(累乗、多項式
解を含む)は、電流として得る場合に限らず、電流出力
を抵抗を用いて電圧に変換して、電圧出力として得るよ
う構成することもできる。
【0072】更に、演算部の電流ミラー回路は、MOS
FETに限らず、バイポーラトランジスタを用いて構成
することもできる。
【0073】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、第1演
算増幅器及びMOS抵抗領域で動作する第1MOSFE
Tを有するゲート電圧制御部と、第2演算増幅器、第1
抵抗、電流ミラー回路及びMOS抵抗領域で動作する第
2MOSFETを有する演算部とを少なくとも有し、第
1MOSFETに第1入力電流を、第1抵抗に第2入力
電流を供給する簡単な回路構成で、電流ミラー回路の出
力側のトランジスタから第1入力電流I1と第2入力電
流I2とを乗算した出力電流を得ることができ、I1=
I2とすることで、I1の出力電流を得ることができ
ると共に、その入力電流が1次の温度特性を有する場合
には温度の2乗に比例した出力電流を得ることができ
る。
【0074】また、ゲート電圧制御部及び演算部の組を
複数組み合わせる簡単な回路構成で、3以上の入力電流
の乗算出力を得たり、1つのゲート電圧制御部に演算部
を複数段接続する簡単な回路構成で、第1入力電流を累
乗した出力を得ることができると共に、温度の累乗に比
例した出力電流を得ることができる。
【0075】更に、1つのゲート電圧制御部に演算部を
複数段接続すると共に、各演算部の出力を加算する簡単
な回路構成で、第1入力電流に関する多項式解の出力を
得ることができると共に、第1入力電流が1次の温度特
性を有する場合には温度の多項式解に比例した出力を得
ることができ、多項式で表される特性を連続的に誤差を
小さく補正した出力を得ることができる。
【0076】従って、例えば2次関数特性や、3次関数
特性等で表される温度特性を有する信号を必要とするT
CXOの温度制御や、セラミック発振器の温度制御等に
有効に応用できると共に、演算をリアルタイムで行なう
ことができるので、例えばセンサの出力を演算して2足
ロボットをリアルタイム制御する等のリアルタイムの演
算を必要とするシステムにも有効に応用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアナログ乗算回路の第1実施の形
態を示す回路構成図である。
【図2】同じく、第2実施の形態を示す回路構成図であ
る。
【図3】同じく、第3実施の形態を示す回路構成図であ
る。
【図4】同じく、第4実施の形態を示す回路構成図であ
る。
【図5】本発明によるアナログ乗算回路を構成するゲー
ト電圧制御部の変形例を示す回路構成図である。
【図6】同じく、他の変形例を示す回路構成図である。
【図7】同じく、更に他の変形例を示す回路構成図であ
る。
【図8】従来の2次関数特性信号の生成方法を説明する
ための図である。
【図9】同じく、従来の3次関数特性信号の生成方法を
説明するための図である。
【符号の説明】
1 ゲート電圧制御部 1a 第1ゲート電圧制御部 1b 第2ゲート電圧制御部 2 第1入力部 3 演算部 3a 第1演算部 3b 第2演算部 3c 第3演算部 4 第2入力部 5 第1入力電流源 6 第2入力電流源 7 第3入力部 8 第3入力電流源 11,11a,11b 抵抗(第2抵抗) 12,12a,12b 電流源 13,13a,13b 演算増幅器(第1演算増幅器) 14,14a,14b MOSFET(第1MOSFE
T) 31,31a,31b,31c 抵抗(第1抵抗) 32,32a,32b,32c 演算増幅器(第2演算
増幅器) 33,33a,33b,33c MOSFET(第2M
OSFET) 34,34a,34b,34c 電流ミラー回路 35,35a,35b,35c MOSFET 36,36a,36b,36c MOSFET 37,37a,37b 出力端子 41 加算回路 42a,42b MOSFET 45 電圧源

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1MOSFET及び第1演算増幅器を
    有し、第1MOSFETの第1主電極を第1電源端子
    に、第2主電極を第1演算増幅器の一方の入力端子に、
    ゲート電極を第1演算増幅器の出力端子にそれぞれ接続
    して、第1電源端子と第1演算増幅器の他方の入力端子
    との間の電圧に基づいて第1MOSFETをMOS抵抗
    領域で動作させるゲート電圧制御部と、 第2MOSFET、第2演算増幅器、第1抵抗、および
    一対のトランジスタの制御電極を共通接続した電流ミラ
    ー回路を有し、第2MOSFETの第1主電極を第1電
    源端子に、第2主電極を第2演算増幅器の一方の入力端
    子及び電流ミラー回路に、ゲート電極を上記ゲート制御
    部の第1演算増幅器の出力端子にそれぞれ接続し、第2
    演算増幅器の他方の入力端子と第1電源端子との間に第
    1抵抗を接続し、第2演算増幅器の出力端子を電流ミラ
    ー回路の一対のトランジスタの制御電極に接続した演算
    部とを少なくとも有し、 上記第1MOSFETの第1主電極−第2主電極通路に
    第1入力電流を供給すると共に、上記第1抵抗に第2入
    力電流を供給することにより、上記電流ミラー回路から
    上記第1入力電流と上記第2入力電流とを乗算した出力
    電流を得るよう構成したことを特徴とするアナログ乗算
    回路。
  2. 【請求項2】 上記ゲート電圧制御部及び上記演算部を
    それぞれ2個有し、第1演算部の第2MOSFETのゲ
    ート電極を第1ゲート電圧制御部の第1演算増幅器の出
    力端子に接続し、第2演算部の第2MOSFETのゲー
    ト電極を第2ゲート電圧制御部の第1演算増幅器の出力
    端子に接続し、第1演算部の電流ミラー回路の出力電流
    を第2演算部の第1抵抗に供給して、 上記第1ゲート電圧制御部の第1MOSFETの第1主
    電極−第2主電極通路に第1入力電流を供給し、上記第
    1演算部の第1抵抗に第2入力電流を供給し、上記第2
    ゲート電圧制御部の第1MOSFETの第1主電極−第
    2主電極通路に第3入力電流を供給することにより、上
    記第2演算部の電流ミラー回路から上記第1入力電流、
    上記第2入力電流及び上記第3入力電流を乗算した出力
    電流を得るよう構成したことを特徴とする請求項1に記
    載のアナログ乗算回路。
  3. 【請求項3】 上記演算部を複数段有し、前段の演算部
    の電流ミラー回路の出力電流を後段の演算部の第1抵抗
    に供給して、最終段の演算部の電流ミラー回路から上記
    第1入力電流を累乗した出力電流を得るよう構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載のアナログ乗算回路。
  4. 【請求項4】 上記演算部を複数段有し、前段の演算部
    の電流ミラー回路の出力電流を後段の演算部の第1抵抗
    に供給すると共に、各段の演算部の出力を加算する加算
    回路を設け、該加算回路から上記第1入力電流に関する
    多項式演算出力を得るよう構成したことを特徴とする請
    求項1に記載のアナログ乗算回路。
  5. 【請求項5】 上記ゲート電圧制御部は、上記第1電源
    端子と第2電源端子との間に直列に接続した第2抵抗及
    び電流源を有し、これら第2抵抗と電流源との接続点に
    該ゲート電圧制御部の第1演算増幅器の他方の入力端子
    を接続したことを特徴とする請求項1〜4に記載のアナ
    ログ乗算回路。
  6. 【請求項6】 上記ゲート電圧制御部は、該ゲート電圧
    制御部の第1演算増幅器の他方の入力端子と上記第1電
    源端子との間に接続した電圧源を有することを特徴とす
    る請求項1〜4に記載のアナログ乗算回路。
  7. 【請求項7】 上記演算部の電流ミラー回路の一対のト
    ランジスタがそれぞれMOSFETからなることを特徴
    とする請求項1〜6に記載のアナログ乗算回路。
  8. 【請求項8】 上記ゲート電圧制御部の第1MOSFE
    T及び上記演算部の第2MOSFETがpチャネル形の
    MOSFETからなり、上記演算部の電流ミラー回路の
    一対のMOSFETがそれぞれnチャネル形のMOSF
    ETからなることを特徴とする請求項7に記載のアナロ
    グ乗算回路。
  9. 【請求項9】 上記ゲート電圧制御部の第1MOSFE
    T及び上記演算部の第2MOSFETがnチャネル形の
    MOSFETからなり、上記演算部の電流ミラー回路の
    一対のMOSFETがそれぞれpチャネル形のMOSF
    ETからなることを特徴とする請求項7に記載のアナロ
    グ乗算回路。
  10. 【請求項10】 少なくとも、上記ゲート電圧制御部の
    第1MOSFET及び第1演算増幅器と、上記演算部の
    第2MOSFET、第2演算増幅器及び電流ミラー回路
    の一対のMOSFETとを同一半導体基板に形成したこ
    とを特徴とする請求項8または9に記載のアナログ乗算
    回路。
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